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日本大陸を考察・ネタスレ その209

1ホワイトベアー:2024/05/07(火) 17:40:18 HOST:om126179173060.19.openmobile.ne.jp
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。

尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。

投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。

――【過去スレ】――

前スレ:日本大陸を考察・ネタスレ その208
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1707833158/

日本大陸を考察・ネタスレ その207
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1705061114/
日本大陸を考察・ネタスレ その206
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1701593863/

日本大陸を考察・ネタスレ その205
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1698308741/l30

日本大陸を考察・ネタスレ その204
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1695363997/

日本大陸を考察・ネタスレ その204
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1691853220/l30

日本大陸を考察・ネタスレ その203
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1688900622/

日本大陸を考察・ネタスレ その202
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1686148756/

日本大陸を考察・ネタスレ その201
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1681452528/

( 中 略 )
日本大陸を考察・ネタスレ その100
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1486648659/
( 中 略 )
日本大陸を考察・ネタスレ その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1429444031/

・日本大陸×創作物クロスネタスレ
最新スレ:日本大陸クロススレ その241
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1707833158/


( 中 略 )
日本大陸クロススレ その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1507471275/

・全ての始まり
ネタの書き込み25(>>204から日本大陸ネタがスタート)

2ホワイトベアー:2024/05/07(火) 17:40:52 HOST:om126179173060.19.openmobile.ne.jp
書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)
0――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。

1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
 その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」例えば「関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利する」といった事象を妨げない限りにおいて、日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
 ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
 史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。

2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの1回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。

3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、
 気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、
 すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。

3ホワイトベアー:2024/05/07(火) 17:41:26 HOST:om126179173060.19.openmobile.ne.jp
4――【クロスについて】
・此方で投稿可能なクロス作品は基本商業作品とのクロスを基本としており大陸の別の世界線同士や提督たち憂鬱との作品は本スレにお願いします。
・架空戦記に関しては商業作品とのクロスの場合は此方に成ります。
・ゲートネタに関してはそのゲート自体に何らかの原作関連(ゲート自衛隊のゲートやスーパーロボット大戦のクロスゲート等)で無い限りは本スレでの投稿をお願いします。
 又、ゲートが繋がった先が上記同様何らかの版権作品の場合は此方に成ります。
・日本大陸ネタ同士のクロス及び他作品の兵器を採用するなど、多少のネタを借りる程度の物は含まないものとします。

5――【混乱防止のために】
・混乱を避けるため真面目な想定ではなくネタとして発議する際には「【ネタ】」印を添付する。
・歌詞に関してはearth氏に迷惑を掛ける可能性が有る為、替え歌等関係なく記載しない様にお願いします。
・また、に追記する事項についてもよく目を通し、注意を払いましょう

6――【書き込みをする前に】
※この項目は仮の注意事項ですが、文言に目を通し、理解したうえで掲示板で語り合いましょう。
※必要に応じて修正等を加えていくことでより良い掲示板としましょう。

・既に固まっている作品の設定にはよく目を通し、分からなければ質問しましょう。
・作品の根幹設定や事象の前提条件や背景を議論するのは自由ですが、無闇に否定したり、作者や作品を攻撃するのはやめましょう。
・作品についての裁量権はその作品の作者にあります。採用しない、却下とされた場合には潔く諦めましょう。
・作者の意見を無視したり、自他問わず意見の採用を強要するのはマナー違反でNGです。
・作者の方々も、採用できない、受け入れられない意見についてはしっかりと拒否を示しましょう。

4名無しさん:2024/05/09(木) 12:37:42 HOST:M111237081245.v4.enabler.ne.jp
立て乙です
>>前スレ1000
日本とは別ベクトルで環境が多彩な国ですので、ガバにして環境耐性上げないと全国配備できないんですわ・・・>ロシア

5名無しさん:2024/05/09(木) 17:17:30 HOST:KD106146076023.au-net.ne.jp
ロシアには伝統の泥将軍も居るしなアメリカも多彩な環境やが兵器の壊れ易さは何やろ?

6名無しさん:2024/05/09(木) 17:34:39 HOST:sp49-106-130-174.ksi01.spmode.ne.jp
>>5
アメリカは壊れたら埋めるからな。ヤキマ演習でアメリカ陸軍は戦車が壊れたらその場で埋めて
演習に参加した自衛隊を唖然とさせたとか。

なお、アメリカ海兵隊は演習で埋めた戦車を掘り起こして自分の物にしてる

7戦車の人:2024/05/09(木) 17:55:10 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
立て乙です。
因みに日本の弾薬、信管の開発と製造技術はなかなか優秀なものだそうです。
まあ…機関銃はちょっとアレですがねえ。

8奥羽人:2024/05/10(金) 23:17:10 HOST:M014009102000.v4.enabler.ne.jp
30分頃に投稿します

9奥羽人:2024/05/10(金) 23:33:00 HOST:M014009102000.v4.enabler.ne.jp
近似世界【17世紀の殖産興業】


「今から大体50年後、西暦でいう1640年頃までに旋盤的な工作機械を実用化して欲しい」

天下統一直後、技術系の夢幻会メンバーが言われた事を要約すると、この一文に集約された。
この言葉を言われたメンバーはさぞ驚いたことだろう。
何せ、史実において最初に金属加工用機械旋盤が開発されたのが1870年代。実に約200年は技術を先取りしろとのご要望だ。

性急に過ぎるのではないか?
当たり前にそういった声は出たものの、詳しい話をすれば、17世紀の戦乱を乗り切る為にはどうしても必要なのだという。

具体的には、清への備えである。

大清帝国……当時の後金は後に明へと侵攻し、1630年代に中原を陥落させ、40年代には明を滅ぼして中華に覇権を打ち立てるのが史実の流れだ。
そして、夢幻会は最終的に清が次代の中華を名乗る事は認めつつも、清の勢いを抑制して日本が東洋における覇権を確立するまでの時間を稼ぎ、あわよくば中原から朝鮮と華南を切り離して防壁とする事を考えていた。
そのためには、明という衰退しきった帝国を介護しながら、地上戦にて清軍を撃破する必要がある。
末期の腐敗した清はともかく、17世紀の清は勢いのある新進気鋭の新興帝国。
北方騎馬民族特有の強力な弓騎兵に、降伏した漢人を吸収して火薬兵器や大砲も使いこなす清軍の実力は、到底侮るべきではない。

まともにやり合えば苦戦は免れない、となれば、国力を生かせる火力戦に持ち込み騎馬民族の戦技を発揮される前に蹴散らすしかない。
そこで必要になるのが、大量の高性能な大砲。
故に、夢幻会は大砲を量産できる工作機械を求めるのだ。

この話に、技術者メンバーはひとまず胸を撫で下ろした。
それなら史実1760年代のグリボーバルシステムで使われた水力・人力式中ぐり盤で事足りるし、100年程先取りすれば良いだけだ、と。

10奥羽人:2024/05/10(金) 23:34:04 HOST:M014009102000.v4.enabler.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・
【鉄鋼業】

産業化を進めるにあたり、鉄の生産力を増強する必要があることは言うまでもない。
良い鉄が無ければ良い武器も、良い機械も作れないのである。

鉄だけではない。
未来知識の転生チートで無双が難しいのは、過去には未来知識を生かす事ができる素材が存在していない故、未来技術の再現が不可能な為。
技術と素材は両輪であり、どちらか片方を突出させることは現実的ではない。
つまりは、技術チートの為により良い素材を作り出す必要があり、その為に、素材技術の歴史を早回しで辿らなければいけないのだ。

1595年、石炭と鉄鉱石の産地が比較的近い岩手南部と北九州にて国家事業としての製鉄所の建造が始まる。
並列して行われた治水によって強力な送風動力源として水車を安定的に利用できる体勢を整え、未だに中世的な側面を残す日本の製鉄産業を一気に近世欧州レベルまでステップアップさせようとするつもりである。
また、史実では18世紀半ばに実用化される反射炉とパドル法の研究開発にも着手し、少量ながら鋼の生産能力の構築も始まった。
もし、他の技術者チームが早々に中ぐり盤を実用化し“スチームシリンダー”製造の目処がついた場合、蒸気機関の早期実用化と共に、19世紀の技術である高炉法、転炉法、そして平炉法への転換を目指すことも既に視野に入れていた。
もっとも、もし仮にそれが実現したとして、「昭」号計画との兼ね合いから100年位は秘匿技術とされるであろうが……秘匿されようが何だろうが、国家の屋台骨となる鉄が大量に産み出される事には変わり無い。

大規模製鉄所の稼働で得られた知見は他の金属の工業的生産にも応用され、17から18世紀において日本の冶金技術の急速な向上が実現することとなり、日本産の金属は他国産の同素材と比較してより有用な機械的性質を持つようになっていく。
また、それらの産み出された最新の材料は真っ先に技術チームの元へ送り届けられ、「次の世代の工業機器」の開発へと生かされていくことになる。

技術チームは金属加工業において、夢幻会は各種工作機械の実用化を急いだ。
当面の本命となる旋盤や中ぐり盤に加え、各種産業に必要となるだろうネジを生産するためのネジ切り盤の研究も、この頃には既に始まっていた。
これらの研究を十全に活用するには、実用的な蒸気機関が必要であり、そちらの研究開発も既に行われていた。
初期の試作においては、シリンダーの精度や部品の強度等の不足によって事故や失敗が相次いでいたが、それでも蒸気機関実用化の為の知見は徐々に蓄積されており、今暫く時間は掛かるだろうが一歩一歩確実に完成へ向けて前進を始めていた。

11奥羽人:2024/05/10(金) 23:36:08 HOST:M014009102000.v4.enabler.ne.jp

・・・・・・・・・・・・・・・・
【化学工業】

日本における化学工業の必要性は、戦争への備えから始まった。
地質学的に銃器向きの燧石が入手しずらい日本では、次世代の主力火器であるフリントロック式マスケットの大量生産にはどうしても限界があると考えられた。
そこで、火皿に乗せるものを黒色火薬ではなく、更に次の技術であるパーカッション式で利用される雷汞……つまり衝撃で起爆する薬品を使って発射薬に点火させようという発想が生まれるに至る。
また、その発射薬においても黒色火薬だけではなく、一足先に無煙火薬を実用化できれば諸外国と同じような銃器を使っていたとしても優位に立てる。
他には、敵の戦列艦を燃やす為に火中車の弾頭に充填するより良い焼夷材が求められたり、もしくはピクリン酸やニトログリセリンにできないかとも考えていた。



閑話休題



近代とそれ以前の産業を比較して、何故中世から一足飛びに近代産業を作ることは出来ないのか、とは考えたことはあるだろうか?
その答えの一つとして「近代工業には圧倒的に多種の原料が必要となる」というものがある。

例えば、銃砲弾の発射に使われる火薬。
古来から使用されてきたブラックパウダーこと黒色火薬の原料は、硝石、木炭、硫黄の三つである。
日本においては木炭と硫黄は比較的簡単に手に入り、硝石こそ生成に多少の工夫が必要なものの、一度古土法か硝石丘法かで作ってしまえば、後は掘り出してそのまま利用できる。
つまり、自然環境から取ってきた物を混合して比較的簡単に製造が可能なのだ。

対して、黒色火薬の次に利用されたコルダイトの原料は、ニトログリセリン、ニトロセルロース、ワセリン、アセトンである。
この内、ニトログリセリンの生成にはグリセリン、硝酸、硫酸が必要であり、グリセリンの生産には大豆油や獣脂が、硝酸の生産には硝石と硫酸が、硫酸の生産には硝石と硫黄が必要となる。
ニトロセルロースも、硝酸と硫酸の他にセルロースが必要となり、木綿の大量生産を行わなければならない。
ワセリンを得るには石油の蒸留が必要で、アセトンを得るには木材を乾留して得られる木タールの蒸留、もしくはブドウ糖のバクテリア発酵が必要となる。
また、大抵の材料は精製して物質を選り分ける関係上、工程を経る度に量は減少していく。

纏めると、コルダイト火薬の生産には最低でも油脂、硝石、硫黄、木綿、石油、木材と、それら材料を大量かつ安全に処理する化学プラントが必要となるのである。

12奥羽人:2024/05/10(金) 23:37:23 HOST:M014009102000.v4.enabler.ne.jp
つまるところ近代化学工業は、大量の原材料を運搬し、ありとあらゆる原料から、ありとあらゆる素材を作り出し、ありとあらゆる用途に活用しなければならないのだ。
古くは錬金術師達の試行錯誤によって地道に築きあげられてきたこれら化学の道筋だが、夢幻会には未来知識という反則技がある。
つまり、どういった加工でどのような物質が生まれ、それを何に活用できるかのカンニングペーパーは既に手元にある。

例えば、石炭を乾留してコークスにする時、副産物として硫黄、コールタール、ピッチ、硫酸、アンモニアなどが発生することを夢幻会は知っている。
これらの物質は他の用途にも活用できるものであり、回収することによって他の産業を回すことができる。
また、東南アジア地域で建造された工場では、大量のヤシから採取した油脂を分解して爆薬や医薬品の原材料となるグリセリンを得ると共に、副産物の脂肪酸を利用して石鹸の生産も行っている。
もちろん、石鹸作りに必要な水酸化ナトリウムを海水と硫酸と石炭と石灰石から作り出す過程で出る塩化水素も回収され、他の用途に活用されている。

…………こういった効率的な産業を目指した副作用として、あれよあれよという間に付属工場が膨れ上がり、なるべく技術を隠蔽したい夢幻会の悩みの種になることも多かったが。

他にも、化学工業に必要な原材料を世界中からかき集めることも怠らなかった。
代表的なのは、チリ硝石の先制採掘だ。
フィリピン副王領を巡る日西二十年戦争(1628〜1648)に便乗して南太平洋航路を開拓し、当時スペインの植民地だったペルー副王領アタカマ砂漠付近を強襲し、一部を占領。
スペイン艦隊を蹴散らして占領地に近寄られないようにしつつ、世界の誰にも知られない内に硝石の安定的かつ大量の供給を達成した。
また、当時スペインと同君連合だったポルトガルのアフリカ〜インド洋沿岸部に点在する植民拠点も次々と制圧していき、欧州への経路を確保すると共に、周辺勢力との交易で多種多様の素材を入手していった。


・・・・・・・・・・・・・・・・
【軽工業】

繊維工業や製紙業なども、設備を近代化・合理化させつつ徐々に規模を拡大させていった。
特に、製紙業においては世界に先駆けていち早く木材パルプを使用する製紙ラインを実用化している。
紙の大量生産は行政や官僚機構の運営能率を向上させることに繋がり、強固な主権国家体勢を築き上げる一助となったのは言うまでもない。

また、従来の品目で重要視されたのは陶磁器と生糸であった。
これらは元来、明で大量に生産されて欧州に輸出されていたものだったが、中華の海禁政策や政情不安、戦役等の混乱によって中華からの輸出量が低下。
よって、近場にある日本にその穴埋めが求められたのだった。
こういった伝統工芸品類は工業化の余地に乏しく、旧来の手法を拡大するのが精一杯だったが、それでも製造過程において未来の化学的知見などといった役立てられそうな事を役立てて、品質の改良に繋げていった。
生糸は16世紀末時点では明産と比較して一歩劣る品質だったものの、17世紀前半中には既に横並び、もしくは優位な品質を達成しており、貴重な外貨獲得元として日本製陶磁器や絹織物が大量に欧州へと輸出された。




・・・・・・・・・・・・・・・・




大まかな夢幻会の目標としては、清との決戦までにナポレオン戦争期レベルの陸海軍を編成することにあり、そして、その目標はほぼ達成できる見込みであった。

13奥羽人:2024/05/10(金) 23:42:23 HOST:M014009102000.v4.enabler.ne.jp
以上となります。転載大丈夫です。

近世に入ると物を作るのに必要な材料の種類が爆発的に増えて、Aが欲しいからBとCが必要で、そのBを作るのにDとE、Cを作るのにFとGが……というように大変なことになります。
これを乗り越えるには少数のチート転生者には荷が重く、やはり夢幻会という頭数が居る所は強いなと思いますね。

14戦車の人:2024/05/11(土) 00:59:51 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
作成乙でした。
何と言うかチートというより、あらかじめ予習した知識を用い、
ちゃんと段階を踏んで工業化を果たしたんだなあという感想が。
プロセスをちゃんと踏んだ実績は強いですよね。

15弥次郎:2024/05/11(土) 10:16:28 HOST:softbank126036058190.bbtec.net
乙であります
多少の無茶をしてでも先取りする価値はありますからな
何せ転生者からすればあれがないこれがない、の状態がずっと続いてストレスでしょうし

16New:2024/05/11(土) 20:06:21 HOST:fp7452c2bb.oski305.ap.nuro.jp
乙先に何が必要でどうすればいいか解っていれば日本人気質的に後はひたすら邁進するから
ブレイクスルーに必要なリソースも時間も大幅短縮できるな

17ホワイトベアー:2024/05/11(土) 20:12:38 HOST:om126156181197.26.openmobile.ne.jp
乙でした。
本来なら様々な試行錯誤の末に辿り着く答えを先に知っている。
これこそが夢幻会の持つ圧倒的なアドバンテージ、まさに知は力なりですね

18635スマホ:2024/05/11(土) 20:41:48 HOST:119-171-251-20.rev.home.ne.jp
乙です。
コルダイト…某ゾンビのメイドマックスで知ったなあ…。

そういえばポリコーラル世界産みたいな対戦車ミサイル載せたウラルサイドカー(メタルギア3に出てるやつ)がウクライナ戦で確認されたそうで…。
このサイドカー使った給油車両も見受けられるとか。
何でも出てくるなあウクライナ戦争。
ttps://i.imgur.com/0XWwGoM.jpeg

19奥羽人:2024/05/11(土) 21:11:50 HOST:sp49-109-150-30.tck02.spmode.ne.jp
>>14
階段を飛ばすことはできないが、駆け足でのぼることはできるという訳です。
これでも20世紀以降の近代産業と比べれば大分始めやすい部類なんですよね

>>15
不便な生活を脱する為にはとにかく時計の針を進める他にありませんから


>>16
本来100年単位で普及と試行錯誤を待たなきゃ次の発想が出てこないのが現実なので、反則レベルです

>>17
使っている内に問題が出てきてそれをどうすれば解決できるか、というのが普通の流れですが、夢幻会は出来る前に予想される問題の内容と解決法を知っていますからね、チートです

>>18
いわゆる無煙火薬ですね

20戦車の人:2024/05/11(土) 21:18:07 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
ああ、段を飛ばすのではなく駆け足。
そうですね、その表現がすごく腑に落ちました。
20世紀以降は…我が国とか戦争に負けて四半世紀程度で、
とんでもねえ粗鋼生産量と造船量を達成しましたしね。

21名無しさん:2024/05/11(土) 21:32:01 HOST:sp49-98-141-91.msd.spmode.ne.jp
>>18
いっぽうウクライナは電動バイクにジャベリン積んだ

22基盤屋:2024/05/11(土) 23:30:15 HOST:13.196.151.153.ap.dti.ne.jp
乙です

そうなんですよね、中世までのは思いつきさえすれば割とどうにか出来る技術が多いんですよね
(ネットの中世風ファンタジー小説などで転生チートが出来るのはそのおかげ)
一方で、そこから「工業」に着手しようとすると、急激に必要なものが多くなるという……

憂鬱本編でも軽く触れられてましたが、そのあたりを追い付くには本当に莫大なコストと時間がかかる
史実だと江戸時代はその直前で停滞してしまったが故の苦労がありますが、近似世界だと早い段階から着手できる+ショートカットできるのはあまりに強い

23奥羽人:2024/05/12(日) 00:12:00 HOST:M014009102000.v4.enabler.ne.jp
>>22
必要な原材料の範囲や必要量も一気に増えていくので、近代工業は難易度が格段に上昇してます
史実はまぁ手探りなのによくここまで行けたなと実感しますね

24奥羽人:2024/05/12(日) 00:20:06 HOST:M014009102000.v4.enabler.ne.jp
近似世界【大日本海上帝国の崩壊】

17世紀後半から19世紀初頭、日西戦争の折に制圧したインド洋、アフリカ沿岸のスペイン・ポルトガル植民地を貿易経済圏下に組み込んだ日本は、海上帝国としての最盛期を迎えた。
マラッカから始まりインドのゴア、東アフリカのソコトラ島やモザンビーク、大西洋岸のアンゴラやギニア、カーボベルデ等の東アジア〜欧州の要所に拠点を構えた。
また、太平洋側では現在のチリ北部のアタカマ郡やロサンゼルス、パナマ等に港を構えて資源の調達や捕鯨拠点として活用していた。
日本はこれら割譲もしくは購入した沿岸拠点から近隣勢力との貿易を行うことで多大な利益を上げ、三大洋にまで拡大した貿易網で築き上げた海上覇権と、世界的な交易体制下で栄えていた。
しかし、19世紀に入ると産業革命を迎えた欧州諸国による追い上げが始まることになる。

1820年、南米諸国がスペインからの独立を図ったイスパノアメリカ独立戦争において、独立を願う現地住民の声に押された結果としてロサンゼルスとアタカマ郡が日本の手から離れ、前者はメキシコ帝国、後者はペルー・ボリビア連合に吸収された。

1824年の英-ビルマ戦争と1840年のアヘン戦争、1856年のアロー戦争は、従来は日本のテリトリーの奥深くと考えられていた東アジア大陸部に対する英・仏による大規模な軍事介入であり、これは日本の海洋覇権に対する挑戦として受け止められた。

1857年のインド大反乱によってインド全域が英国の直接統治下に入ると、その中に点在する日本の拠点港湾は事実上意味を成さなくなった。

1858年のダナン危機においては、日本の勢力圏下とされた越南にフランスが艦隊を派遣して日本とにらみ合いになる等、列強諸国は日本の覇権に対してより大胆な挑戦を図り始めていた。

1860年には、北京条約にて清がロシア帝国に対して外満州(沿海州)を割譲。太平洋地域におけるロシアの海洋侵出を見過ごす結果となる。

1875年にイギリスがスエズ運河の筆頭株主となり、欧州-アジア航路の主導権を握る。

1880年代から始まったアフリカ分割の結果、日本の取引相手だった現地勢力の多くが欧州諸国の統治下へと組み込まれてしまい、アフリカ沿岸部の拠点港もそれら植民地体制下に入っていく。

1883年にフランスがマダガスカルに侵攻し、日本が支援していた現地勢力を解体。これによって日本はアフリカの主要な拠点を殆ど喪失することとなった。

1890年代には列強諸国の中国分割が進み、欧州諸国の租借地が次々と作られていった。
列強による清の分割を事実上静観していたことは、東洋における日本の覇権が揺らいでいる証左と見られていた。

1900年にはロシアが北清事変(義和団の乱)を契機に満州全域を支配下に置き、朝鮮半島へ進出する機会を伺い始めていた。
シベリア鉄道の全線開通と事実上の攻守同盟である清露密約は、ロシアが外交的に強気となった源だった。

1902年、日英同盟締結。
翌年にはロシアが鴨緑江を越境して韓国領土内に進出し、軍事拠点を設置。
ここに至って日本とロシアの関係は破断し、日露戦争へと向かうことになる。




・・・・・・・・・・・・・・・・
【実の所……】

日本「国境整理です」

イギリス「日本が『中国空いてるぞチャンスや』って無言で圧力掛けてきました」

その他「上手く乗せられたみたいです」

25奥羽人:2024/05/12(日) 00:21:33 HOST:M014009102000.v4.enabler.ne.jp
短いですが、過去作を見て直しててなんとなくロシアがケンカ売ってくる理由が弱いなと思ったので書いてみました。

26戦車の人:2024/05/12(日) 00:57:17 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
作成乙でした。
これ外貨や資源を稼ぐだけ稼ぎ、上手いタイミングで損切りしましたね。
黄金銭闘士のアトモスフィアですわ…

27ハニワ一号:2024/05/12(日) 09:28:52 HOST:124-144-118-196.rev.home.ne.jp
乙です。
ロサンゼルスはともかくアタカマ郡は日本から独立した事を後悔してそうw
現在のアタカマ郡の住民「ご先祖の馬鹿野郎!!独立をしなかったら今でも日本の一部だったのに・・・」となってそう。

28New:2024/05/12(日) 11:09:04 HOST:fp7452c2bb.oski305.ap.nuro.jp
乙海外領土をこれだけ損切りしたらまあロシアなら来るわな。

29モントゴメリー:2024/05/12(日) 11:18:07 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
奥羽人氏乙です。
これから外出なので、ちゃんとした感想は帰宅後でご容赦を

私の方も投稿させていただきます。

30モントゴメリー:2024/05/12(日) 11:21:22 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
5. 設計
5.1. 船体全景
リシュリュー級戦艦の艦首はシアーとフレアが付いたクリッパー型の優美な姿であり、少し進むと波除けが配置されている。
波除けの直後には1番主砲塔があり、その後方に一定の間隔を開けて2番主砲塔が鎮座している。
その後方には1番副砲塔が配置されており、そこから艦中央部には艦橋が置かれている。
艦底部に設置されたビルジキールの先端は2番砲塔の下にあり、そこから後部艦橋直下まで続いている。
また、艦首部の錨鎖庫の後方にワイン専用倉庫というフランス艦らしい区画も存在する。
後部艦橋は煙突と一体化したMACK型となっており、後部射撃指揮所もここに位置する。
これら艦橋を囲む様に、高角砲塔群が配置される。
そこから艦尾へ進むと2番副砲塔があり、その先に3番主砲塔が存在する。
最後にカタパルト2基と飛行甲板という配置である。
また、全体を通して生産性向上のための工夫が見て取れる。
例えば高角砲や機銃のスポンソンは従来の円形から直線を組み合わせた多角形型に変更されている。
また船体そのものも、性能に悪影響を与えない範囲であるが極力直線化がなされている。
このような措置は駆逐艦などにはよく見られるが、戦艦ではリシュリュー級以外にはほとんど見られない。
欧州標準型戦艦として量産が前提だったリシュリュー級の特色と言える。

5.2. 船体規模
欧州標準型戦艦計画が策定された際、決定された要目は以下の通りである。

・基準排水量6万トン前後
・主砲は41㎝砲9門から12門
・最高速力30ノット以上

生半可な航空攻撃など跳ね返すほどの基礎体力は必要であるが、“量産”を前提とするならば野放図に巨大化させる訳には行かない。
その相反する2つの要素を可能な限り両立した結果の船体規模が基準排水量6万トン前後である。
主砲に関しては、情報部から大英帝国の新造戦艦が16インチ砲9門前後という報告がもたらされたため、それに優越する性能が求められたが故である。
なお、主砲に関しては日本より技術協力として45口径46㎝砲の設計図を提供可能であるという提案がなされた。
戦艦が『最終兵器』と信仰されたいたこの時代に、フランスがこの申し入れにどれだけ衝撃を受けたかは後世の人間には想像し難いかもしれない。
しかし日本側からしたら、既に主力は空母機動部隊への転換を半ば終えている状態であったためそれほどの覚悟があった訳では無かった。
(さらに言うなら、既により大威力の51㎝砲の開発が試作段階まで進んでいた)
しかしフランス側は、この申し入れに関しても熟慮の上で謝絶している。
46㎝砲の威力は絶大である。それ自体は喉から手が出るほど欲しい。
しかし、事前検討の結果46㎝砲を導入すると費用が莫大なものとなり“量産”に支障が出るほどだという予測が導き出された。
何せ砲そのものの製造設備から用意しなければならないし、砲弾などの消耗品も同様である。
それに対して、41㎝砲は「ノルマンディー」級戦艦の近代化改修を目的に既に製造が開始されており、製造設備も消耗品もそのまま活用できる。
そして、決め手となったのが検討会議においてとある出席者が放った

「『宰相』閣下には、祖国が鍛え上げた剣こそが相応しい」

という言葉だった。
こうしてリシュリュー級の主砲は決定された。
そして、「フランスより大きい主砲を積め!!」という軍艦大好き皇帝の厳命の下「ビスマルク」級には43㎝砲8門が
「フン族共に負けてたまるかい!!イタリアはモノ作りの国やで!?」と咆哮した某統領の指導で「カブール」級には46㎝砲6門が搭載されることになる。
速力については、大西洋上での機動戦を考慮しつつ、艦隊決戦時には敵艦隊を優越できることを念頭に設定された。
即ちリシュリュー級は、決戦時の主力となる「戦艦」としても、空母や巡洋艦と共に行動する「巡洋戦艦」としても運用できる「高速戦艦」となるべく誕生したのである。

31モントゴメリー:2024/05/12(日) 11:22:19 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
5.3. 主砲
主砲は、50口径41cm砲が搭載された。
本砲の砲弾重量は1112㎏で、初速は830m/sと英国海軍の50口径16インチ砲よりも1割以上高速である。
これにより射撃精度と射程が向上し、装甲貫通力も強化されている。
無論完全無欠ではなく、落下角度が浅くなることで遠距離射撃時の貫通力が低下してしまうという欠点が存在する。
しかしこれに関しては運用で十分補える範囲だとして特に問題視はされなかった。
フランス海軍はドクトリン的に近距離射撃を重視していたからであるが、それはそれとして向上した射撃精度を活用して距離3万m前後での砲撃戦の研究も盛んに行われた。
なお日本からは、全長を拡大した大質量砲弾の採用が勧められたが、やっぱりここでもフランスは謝絶している。
理由はフランス海軍が重視する近距離砲戦では逆に威力が下がることと、折角向上した射撃精度が低下してしまう点が嫌われたからである。
また、国産砲弾の時点で初期型の16インチ級砲弾よりも1割弱は重量を拡大させてあるのでこれ以上は過剰だとも判断されたのである。
なお、ここまで幾度も「近距離射撃を重視している」と述べたが、高初速の恩恵により最大射程は4万mの越え、大和型戦艦と比肩する能力を持っている。

5.4. 主砲塔
主砲塔は4連装方式とし、これを3基搭載している。
4連装砲塔は「ノルマンディー」級戦艦(34㎝12門)から「リヨン」級戦艦(38㎝16門)と発展してきたフランスの伝統的な方式である。
その構造は「連装砲塔を2基組み合わせて、その中間に被害抑制用の仕切り板として装甲板を設置した」と言うものである。
この方式は同格の連装砲塔2基を搭載するより重量がかさんでしまうが、通常方式の4連装砲塔よりも信頼性が高くなる。
その他機構は基本的に同時代の各国戦艦と同様であるが、特筆すべき点として、他国では0度から5度程度の仰角範囲でのみ装填が可能であるのに対し、リシュリュー級は全仰角範囲(-5〜+35度)での装填が可能である。
装填速度は就役時点で30秒、戦中の改装で20秒まで短縮された。
砲塔防御は全面530㎜、側面375㎜、後面330㎜、天蓋部は最大250㎜と41㎝級戦艦としては最高水準の防御力を誇る。
またバーベット部は500㎜であり、弾薬・装薬庫も弾薬を上層の甲板に配置し、装薬を下層甲板に配置するという誘爆時の抗堪性を考慮した配置となっている。

32モントゴメリー:2024/05/12(日) 11:24:08 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
今回は以上です。
陣龍氏支援のリシュリュー級、その続きです。
またキリのいい所で2500字突破したのでこの段階で投稿しました。

今回のパートは概要説明と主砲関連ですね。

33名無しさん:2024/05/12(日) 12:28:35 HOST:opt-133-123-181-224.client.pikara.ne.jp
乙です
ワイン倉庫とな。
そこに誰か入ってそう

34New:2024/05/12(日) 13:56:31 HOST:fp7452c2bb.oski305.ap.nuro.jp


35名無しさん:2024/05/12(日) 16:30:56 HOST:sp1-73-22-71.nnk01.spmode.ne.jp
>>33
ポーラ「ここは、天国ですぅ」

36モントゴメリー:2024/05/12(日) 18:13:15 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>33
こっちの世界でもちゃんとあるのである…>リシュリューのワイン倉庫

37モントゴメリー:2024/05/12(日) 18:28:38 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
改めて奥羽人氏乙です。

グリボーバル・システムを出すとは、流石奥羽人氏、通ですな。

>ネジを生産するためのネジ切り盤の研究
一応、史実で最初のネジ製造用の機械は1568年にフランスのベッソンが発明してますんで
天下統一時点でそれは導入できますね。

あと、本当にネジを大量生産したいならば鍛造による加工が必須ですが
あれは蒸気機関がないと厳しいですからね…。

38名無しさん:2024/05/12(日) 18:29:12 HOST:opt-133-123-181-224.client.pikara.ne.jp
史実世界にもワイン倉庫あったんだ、
知らんかった。

酒を禁じてるのはアメリカだけ?

39モントゴメリー:2024/05/12(日) 18:37:18 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>38
フランス人が数か月もワインを絶てる訳ないやろ(真顔)

>アメリカ
なお、アメリカ海軍の医務室には「鎮痛剤」や「消毒薬」が常備されております。
…ブドウや麦が原料のやつが

40名無しさん:2024/05/12(日) 19:04:18 HOST:opt-133-123-181-224.client.pikara.ne.jp
シンタロー、軽トラ乗れるんだ

41ホワイトベアー:2024/05/13(月) 10:46:05 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
奥羽人氏乙でした。
確かにここまで領土や勢力圏が縮小化されていたら老いた大国として認識されますよね。

モントゴメリー 氏乙でした。
戦艦は国家の顔であり、外交等で他国の貴賓を招くこともあるでしょうしワイン倉庫が置かれているのもある意味で当然ですな

42ホワイトベアー:2024/05/13(月) 10:46:39 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
11時頃から日米枢軸ネタを投稿します。

43ホワイトベアー:2024/05/13(月) 11:26:33 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
では投稿を開始します。

44ホワイトベアー:2024/05/13(月) 11:27:14 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
対馬型海防艦
基準排水量:2,200トン
満載排水量:3,100トン
全長:114 m
全幅:13.4 m
機関方式:CODOG方式
主機
  :MT12Deディーゼルエンジン×2基
  :MT26ガスタービンエンジン×2基
電源
  :KM27‐02ガスタービン主発電機×2基
  :KM20ディーゼル主発電機×2基
  :MT11ディーゼル非常発電機×1基
推進機:スクリュープロペラ×2軸
速力:最大30kt(公称)
乗員:約90名
兵装
 :62口径76mm単装速射砲×1基
 :21連装近接防空ミサイル発射機×1基
 :20mm多銃身近接防御機関砲×1基
 :50口径12.7mm遠隔式無人機関砲銃座×4基
 :垂直発射型ミサイル発射機×16セル
 :三連装短魚雷発射管×2基
 :4連装艦対艦発射筒×2基
レーダー
 :AN/SPY-40N(対空捜索用)
 :OPS-30A(水上捜索用)
 :OPS-19C(航海用)
ソナー
 :OQS-40
 :OQR-39C
電子戦・対抗手段
 :NOLQ-32Co電子戦システム
 :27式6連装チャフ発射機×4基 
艦載機
 :回転翼哨戒機×1機
同型艦×60隻

45ホワイトベアー:2024/05/13(月) 11:28:39 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
概要
対馬型海防艦は大日本帝国海軍が運用しているコルベットの艦級。
アラスカ県や南洋県、アイスランド特別共同統治区、グリーンランド特別共同統治区、キプロス特別自治区、スエズ運河地域、トルーシャ・オマーン首長領など日本の海外領土や共同統治領での近海・沿岸海域の防衛と海上警備を担う艦艇として計画され、1942年から1950年までの間に60隻が建造された。

沿岸域での作戦活動を前提とした艦艇で、航続距離と居住性を一定程度犠牲にすることで比較的小型な船体に重武装を施すことができた。
また、本型は海上警備の役割も想定されておるため臨検用に7メートル級の複合型高速艇 2隻を搭載可能な他、海軍海兵隊2個歩兵分隊を乗員とは別に乗船させることができる。

日本海軍の公的資料及び日本海軍研究所発刊の海軍艦艇年鑑では海防艦(コルベット)と位置づけられている本型であるが、その船体規模の大きさからUSNIのコンバットフリートやジェーン海軍年鑑、IISSのミリタリー・バランスなどではフリゲートとして扱われている。

来歴
日本は日本本土と言われる日本亜大陸群とその付属諸島の他、世界各地に領土を保有しており、こうした海外領土に起点する領海であっても一般的な海上警備・海難救助は海上保安庁の管轄下にある沿岸警備隊が管轄していた。

平時における海上警備ならば何ら問題はなかったが、沿岸警備隊の戦力の中核を担う巡視船はその大半が商船構造が採用されている。有事の際に軍艦が出てきてしまえばひとたまりもない。

そのため海軍も一定の戦力を各海外領土や信託統治領、共同統治領に配置していたが、海外領土防衛部隊には一線級の戦力は回されず、丁型護衛駆逐艦や奄美型海防艦など火砲と雷装を主装備した旧式艦艇が海外領の沿岸防衛戦力として配備されていた。
世界大戦後しばらくは技術格差もあって旧式艦艇でも十分ばパフォーマンスを発揮できたが、しかし1920年代に入ると欧州列強海軍でもミサイル兵装を装備した艦艇や高速潜水艦の配備が進んでいくなど近代化が著しく進み、火砲と魚雷を主兵装とする旧来の艦艇では有事の際対応困難となっていた。

こうした戦略環境の変化を受けて、海軍軍令部は海外領土防衛部隊にもミサイル艦を配備することを決定した。
従来の方針を大きく変える軍令部の決定は軍事費の拡大を招くとして政府部内や議会から強い反発を招いたが、ミサイル艦に対して砲装艦が如何に無力なのかは日本政府は誰よりも理解していたため最終的に海軍軍令部の新方針は承認された。

政府の承認が下りた1938年には、次期主力海防艦として戦術情報処理装置や個艦防空ミサイル・システム、近接防空システムを搭載することなどを盛り込んだ提案依頼書が公表される。
次期主力海防艦事業には日本企業のみならず同盟国や友好国企業の参加も認められ、最終的にはアメリカの造船メーカーであるBath Iron Worksの案が採択された。

46ホワイトベアー:2024/05/13(月) 11:29:13 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
設計
船型は遮浪甲板型を基本としつつ、上部構造物は艦橋から煙突、後部に備えたヘリコプター格納庫まで艦の前後にわたってほぼ一体化されている。
これにより船体を小型化させながらも、居住性や各種倉庫類の規模を一定程度維持することに成功した。

船体構造物は単艦の建造費の圧縮や排水量低減のため、上部構造物の大半でアルミニウム合金が使用されているが、バイタルパートは別個装甲化されており、弾庫区画と主要な電子・指揮区画には19mmの、主機関管制室上には16mmの鋼板装甲が付与されている。

船体後部にはヘリコプターの運用を可能とするためにヘリコプター甲板とヘリ格納庫が設けられ、1機の中型ヘリコプターを搭載・運用することを可能とする。

主機方式は機械的な信頼性の高さと、航続距離と加速/高速性との両立を図るためCODOG方式を採用している。
CODOG方式は低速・巡航時はディーゼルエンジンにより走行(航行)を行い、高速走行(航行)時にはガスタービンエンジンに切替える方式である。
対馬型海防艦では高速機としてMT12Deガスタービンエンジンを、巡航機としてはMT264サイクル直列12気筒ディーゼルエンジンを搭載した。
主発電機として出力1,000キロワットの川崎KM27‐02ガスタービン主発電機と出力500キロワットのKM20ディーゼル主発電機を前後の機械室に1基ずつ、計2基ずつ配置する。

装備

C4I
本型はコストの観点から日本海軍が運用している戦闘艦艇としては珍しくイージス・システムを搭載しておらず、変わって戦闘システムとしては三菱電機がイージス・システムの技術をスピンオフして開発されたFCS-38を採用している。

戦術情報処理装置には30式情報処理装置(CDS-30)を装備し、これによりイージス・システムほどではないが各種レーダーやデータリンクからの情報を基に各種戦闘システムをより高度な統合的な運用を可能とし、戦闘時の意思決定の迅速化及び共同交戦能力の付与がなされている。

対空センサーにはパッシブ・フェーズドアレイ(PESA)アンテナを用いた多機能レーダーであるAN/SPY-40Nを、対水上捜索用にはCバンドを使用しシースキマーなどの探知にも使えるOPS-30Aを装備する他、航海用レーダーには日本無線電気製のOPS-19Cを装備する。
ソナーに関しては艦首装備式のOQS-40、曳航式のOQR-39Cを搭載した。


電子戦兵装
電子戦装備としては、電子戦支援と電子攻撃の機能を兼ね備えたNOLQ-26シリーズをコルベット向けにスケールダウンさせたNOLQ-32Coを装備し、コルベットながらも電子防御・電子攻撃を可能としている。

その他にチャフやフレアなどのデコイを展開して電子妨害を行う27式6連装チャフ発射機を両舷に1基ずつ搭載している。

47ホワイトベアー:2024/05/13(月) 11:29:53 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
武器システム
艦砲の構成は従来の海防艦のものが踏襲され、62口径76mm単装速射砲1門が船首楼甲板上に配置されている。

艦橋構造物前方には駆逐艦やフリゲートなどに搭載されている『36式垂直発射機(VLS-36)』をスケールダウンさせた『38式垂直発射機(VLS-38)』が16セル配置され、VLS内には個艦防空ミサイルである『35式艦対空ミサイル(SAM−35)』もしくはその発展形である『48式艦対空ミサイル(SAM−48)』を搭載している。

ミサイルや主砲の射撃管制装置は『AN/SPY-22N』に組み込まれた。
ただ『AN/SPY-22N』が使用不可能となった場合に備え、砲・SAM双方を管制できる『FCS−31』を2基搭載するほか、主砲は光学方位盤と射撃盤などを利用した光学照準射撃も可能としている。

近接防空兵器には近接防空ミサイルであるSAM-42(42式近接防空ミサイル)を21発収める近接防空ミサイル発射機を1基、20mm多銃身近接防御機関砲1基と日本海軍中小戦闘艦艇の基本的なものが踏襲されている。

小型船舶対策として12.7ミリ機関銃を装備するRWSを船体各所に4基装備している。
また、これとは別に不審船対策用の非殺傷兵装として、2基の遠隔式高圧放水銃を装備するなど軍艦としては非常にユニークな装備も搭載した。

艦対艦ミサイルには、日本海軍中小快速艦艇の標準装備である40式艦対艦誘導弾(SSM-40B)を収めた4連装発射筒2基か搭載され、発射管制用の艦上装置としてSSMS-40Bも搭載している。

対潜装備としては対潜魚雷を搭載可能な324mm3連装短魚雷発射管を両舷艦内区画内に各1基ずつ装備するのみで、日本海軍の戦闘艦としては唯一最低限の兵装しか有していない。
そのため対潜能力の大半を艦載する回転翼機に大きく依存している。

船体装備ソナーは可変深度ソナーであるはOQS-62-2と、曳航ソナーであるOQS-62-1を組み合わせ、バイ/マルチ・スタティック対応機能を強化したOQR-62Cを採用している。
また、マルチスタティック・オペレーションへの対応もなされ、部隊全体での対潜能力の向上も図られた。
対魚雷防御としては曳航デコイである曳s航具6型に加え、投射型静止式ジャマーや自走式デコイを各1基ずつ搭載している。

自走式デコイや三連装魚雷発射管はRCS低減のため平時は艦内に収納され、使用する際にスクリーンを開放する方式を採用した。


航空機
日本海軍の海防艦としては初めて哨戒ヘリコプター用の格納庫が設けられ、航空艤装として艦尾甲板に機体移送軌条を2条設けた発着艦支援装置を備えたヘリコプター甲板が設けられ、最大で1機の哨戒ヘリコプターを搭載して運用できる。


運用
1942年度海軍整備計画から建造が開始された本型は、上記のように丁型護衛駆逐艦や奄美型海防艦の後継艦として海外領土防衛部隊である三桁番号の護衛隊に配備が進められた。

海外領土での沿岸防衛及び領域保全という役割から就役当初は日本本土での知名度はそこまで高くなかった。
しかし、1958年より日米統治領アイスランドとイギリスとの間で勃発したいわゆる第一次タラ戦争と呼ばれる漁業権争いに、イギリス側が自国の漁船保護のために漁船団に軍艦の護衛をつけてきたことや放水銃などの非殺傷装備を搭載していたことから投入され、沿岸警備隊の巡視船と共同でイギリス漁船団へ海水を容赦なく浴びせたり、漁船から体当たりを喰らったりと活躍したことで日本本土でも一躍有名となる。
(余談であるがイギリス漁船団の護衛をイギリス海軍が担当していたのは、単純にイギリスでは領海警備や沿岸警備も海軍の職責だったからである。漁船団の護衛を担った部隊も対艦兵装は56口径40mm連装機銃を3基搭載するのみのブラックウッド級コルベット6隻からなるイギリス海軍海洋資源警護戦隊北極方面隊だった)

1970年代からは本型の対潜能力を向上させた発展型である佐渡型海防艦の建造が開始されたことで順次退役していき、1987年に全艦退役した。

48ホワイトベアー:2024/05/13(月) 11:30:36 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
以上になります。wikiへの転載はOKです。

49New:2024/05/13(月) 12:31:11 HOST:fp7452c2bb.oski305.ap.nuro.jp
乙漁業を巡る争いで割と出動数多そうだな

50ホワイトベアー:2024/05/13(月) 16:29:46 HOST:om126179188250.19.openmobile.ne.jp
>>49
太平洋からインド洋、地中海、果には大西洋まで広大な海域を有していますからね>>日米枢軸日本

戦艦や空母、巡洋艦や駆逐艦などよりも活躍している艦船となっております。

52モントゴメリー:2024/05/13(月) 21:12:47 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
ホワイトベアー氏乙です。

巡防艦が「フリゲート」の訳語になったので、海防艦は制式に「コルベット」になりましたか。

53奥羽人:2024/05/13(月) 21:30:59 HOST:sp49-109-150-112.tck02.spmode.ne.jp
>>26
日本が上手く行き過ぎてても悪影響がでるので、とりあえず利を取ってから名は売り渡しておいたみたいな感じでした

>>27
南米はしばらく軍事独裁やら経済不振とかゴタゴタしてますからね、おそらく独立肯定派と否定派が世代単位で交互にブーム来てそうな気がします

>>28
瀕死の病人(外見)

>>37
古い時代の野戦砲もなかなか奥深いですよね

夢幻会的に工作機械は基本全金属製みたいな印象がありましたので……

>>41
帝国としては年代的にオランダやオスマンと同世代みたいなことろありますので、そろそろ衰退しててもおかしくないかな〜という印象でした(印象だけ)

54奥羽人:2024/05/13(月) 21:39:15 HOST:sp49-109-150-112.tck02.spmode.ne.jp

>>32
乙です。
4連装砲3基はなかなかやる気が溢れる装備ですね。12門艦。

>>48
乙です。
使い勝手の優しそうな艦で、もしかしたら将来は他国に払い下げされてそうだったりもしますね

55モントゴメリー:2024/05/13(月) 22:05:34 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>41
砲艦外交と言っても、圧力かけるだけが仕事じゃありませんからな。

>>54
主砲の門数は陣龍氏のご指定ですんで、どれくらい整合性を高く保てるかを工夫しました。
まあ、4連装4基16門艦は既に書いたことあったので新鮮でしたね。

56モントゴメリー:2024/05/14(火) 00:26:40 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
寝る前に

1斉射当たりの投射弾質量比較

拙作リシュリュー戦記世界リシュリュー級:1112㎏×12=13344㎏
                大和型:1460kg×9= 13140kg

57ホワイトベアー:2024/05/14(火) 07:57:22 HOST:om126194249038.10.openmobile.ne.jp
>>52
乙ありです。
YES!!
実は海防艦=コルベットにしたくてフリゲートに付ける名前何にしようかな〜と悩んでいたところ、ノックス級の関連項目から成功級巡防艦の名前を見つけたので巡防艦をフリゲートの語訳として採用しました。

>>54
佐渡型の就役に伴い退役した艦艇が東南アジアや南アメリカ諸国に払下げられるなんてこともあるでしょうね。
あとは原型のフリーダム級哨戒艦の派生型を採用している国も多いと思ってます。

58名無しさん:2024/05/14(火) 17:10:30 HOST:KD106133115122.au-net.ne.jp
>>38
アメリカ連邦議会「酒なんて百害あって一利なし」禁酒法制定
米海軍「解りました酒は完全排除で」
日米枢軸世界は酒販売続けてるからアメリカ海軍水兵良かったな

59モントゴメリー:2024/05/15(水) 00:02:49 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
しかし、私にしろホワイトベアー氏にしろ、投稿してもほとんど反応がないでは
第二梯団(感想返しからの話題ふくらまし)を出撃させられないぞ……。

60基盤屋:2024/05/15(水) 00:15:19 HOST:13.196.151.153.ap.dti.ne.jp
史実含め兵器兵装のスペックにあまりにも疎いもので、気の利いたコメントが出来ないのです……
乙です言うくらいしか

まあ、このところずっと首都圏近郊の路線図を描き続けていて完成しない(投稿ネタに出来ていない)のもあるのですが
史実路線ですらあまりにも多い……

61635スマホ:2024/05/15(水) 00:23:59 HOST:119-171-251-20.rev.home.ne.jp
>>59
反応遅れすまぬ…すまぬ…。
昨日は雨の中の外仕事で疲れ果ててしまって。

奥羽人氏乙です。
崩壊というか再構築?

モントゴメリー氏乙です。
一点豪華主義や職人芸ではない正しくフランスの工業力の証たる工業製品ですな。
同じく量産型戦艦というと新・旭日のミッキーマウス級戦艦が思い浮かびますがアレはアイオワ級を短くした船体と小さい排水量で16インチ6門搭載して散布界が広いですがこちらではそんなことはなさそうですね。

ホワイトベアー氏も乙です。
某連邦軍の良くも悪くも特徴がないのが特徴な機体の如く秀でたところなくとも欠点らしい欠点もない艦。
海防艦以外にも仕様変えたバリエーションが生まれそうです。

>鋼板装甲
装甲と相まって堅牢さから対馬型が簡単に沈むかという言葉もうまれそうな。

62ホワイトベアー:2024/05/15(水) 19:08:02 HOST:om126194253176.10.openmobile.ne.jp
>>58
艦内の自販機でアルコールが売っている稀有な米軍ですからねぇ>>日米枢軸アメリカ海軍
無論、職務中に呑んでるのバレたら査問委員会にご案内されますが

>>60
乙ありです。
新たな路線の完成を楽しみに待ってます

>>61
乙ありです。
日米枢軸世界でもアメリカ有数の造船企業でありつづけているバス鉄工所が設計しただけあって、低コストを目標としながらも決して安物な艦艇ではない優秀な船として仕上がりました。

>>海防艦以外にも仕様変えたバリエーションが生まれそうです。

日本海軍が役割で艦種を設定している影響で海防艦(コルベット)とされておりますが、船体規模で見れば史実あぶくま型護衛艦を超える立派なフリゲートな上に、原型艦が日米枢軸アメリカ海軍が運用し、積極的に輸出もしているフリーダム級哨戒艦なので、いくつかのバリエーションが存在しているでしょうね

63モントゴメリー:2024/05/15(水) 20:49:43 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>60
いえいえ。
何か気になったことがあったら気軽に聞いてください。

戦前の時点で、路線総延長がアメリカと同等という鉄道王国ですからね、日本…。
(アメリカが手抜きしてる面もあるけど)

>>61
同志もベルリン攻防戦に参加していたのか…!!>雨に撃たれながら仕事

>正しくフランスの工業力の証たる工業製品ですな
戦艦は国家の象徴ですからね。
ちなみに、イタリアは逆に職人魂を総動員してカブール級を建造しています。
(某統領「工業力ではかなわんけど、モノ作りの国イタリアの心意気なめたらアカンで!!」)

>散布界
装薬の改良で何とかしました。

64635スマホ:2024/05/15(水) 21:09:09 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
>>63
ベルリン攻防戦というより端から真珠湾で大損害(よりによって仕事量激増の日)の上に更に損害による戦力低下(悪天候と働かない上司)被った珊瑚海海戦後の米海軍か…(リカバリー出来たけどヤバかった)

65基盤屋:2024/05/15(水) 21:58:30 HOST:13.196.151.153.ap.dti.ne.jp
>>62
ありがとうございます。どうにか完成させたいですね。
地図で描くと「やっぱりここ欲しくない?」みたいなのが出てきますね……
意外なところが繋がってなかったりするので驚いたりとか

>>63
ありがとうございます。
皆さんああやってスペックシートに起こせるのがすごいなあって

いったん「一都六県+近郊のみ、史実1940年代までに既設あるいは計画済のもの」だけで描いてますが、これでも恐ろしい量あるという
そこに架空線やら未成線やら廃線やらを描いてるので大混乱です

66モントゴメリー:2024/05/15(水) 23:47:16 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>65
>皆さんああやってスペックシートに起こせるのがすごいなあって

「彼ら」が語りかけてくる言葉に身をゆだねるのです……。

67奥羽人:2024/05/16(木) 21:05:12 HOST:sp49-109-149-229.tck02.spmode.ne.jp
2130頃に投稿します

68奥羽人:2024/05/16(木) 21:32:34 HOST:sp49-109-150-146.tck02.spmode.ne.jp
近似世界 1647年【広州の戦い】



【広州の戦い】
広州の戦い(广州之战)は、南明戦争中の1647年12月15日から始まる、現在の南明国広州市にあった広州城で起こった戦闘。
日本・南明連合軍が侵攻してきた清軍に完勝し、華南地域における南明と清の拮抗状態を決定付けた。


戦争:南明戦争
年月日:1647年12月15日
場所:南明、広州
結果:日本・南明の勝利


【交戦勢力】
南明 : 清
日本 :

【指揮官・指導者】
李定国  : 呉三桂
松平定綱 :

【戦力】
明軍 約2万5千人 : 清軍約15万人
日本軍 約10万人 :

【損害】
不明 : 不明(5割超の甚大な損害)



【背景】
1645年、中原を制圧していた順を滅亡させ北京を占領した清は、明の全域を制圧するべく、元は明の将軍だったが清に降伏した呉三桂を指揮官として南下を開始。
対する南明側は、肇慶で即位した永暦帝と、広州で即位した紹武帝による権力争いが続いていた。
日本は、ヨーロッパで続いていた三十年戦争終結の目処がつき、その視線を東アジアへと戻した。
鄭芝龍及び崔芝より送られた日本乞師の使者に応え、台湾島に集結させていた軍勢を広州へと上陸させていた。

明の二重権力体制を見てまともな政治的判断を期待できないと考えた日本軍は、半ば南明側を無視する形で防衛設備の増築や港の整備に着手。
大軍で乗り込んできた日本を押さえつけることができない南明側は、日本の動きを黙認するしかなかった。

69奥羽人:2024/05/16(木) 21:33:58 HOST:sp49-109-150-146.tck02.spmode.ne.jp

【戦闘】
江西方面から南下してきた清軍は、珠江方面を除く広州城の東西北に布陣して城を包囲。珠江を渡河して南側も包囲しようとしたものの、川を制圧していた日本軍の軍船に阻止されて叶わなかった。
この時布陣した清軍は全体が緑営(清に帰順した漢人部隊)であり、八旗(満州人部隊)は一人も居らず士気は低かった。
清軍指揮官の呉三桂は渡河を諦め、迅速な城の奪取を決意。20門の紅夷砲(球形弾カノン砲)によって城壁を破壊しようと、砲兵隊を城壁東側に接近させた。

清軍が大砲の発射準備を進めているところで、城内の日本軍が先制して砲撃を開始。約40門の野砲の砲弾が清軍の隊伍に命中して多数の死傷者が発生した。また、集中射撃を受けた清の砲兵隊は、大砲を捨てて壊乱した。

呉三桂は砲撃から逃れる為、歩兵部隊に広州城壁への突撃を命令するも、城内に配置された20門以上の臼砲によって清の先鋒集団は攪乱させられた。
近づくことに成功した兵らには、城壁の上からマスケット銃の一斉射撃が浴びせられ、清軍は城壁前の堀を越えることもできなかった。
清軍は城門を突破する為に盾の付いた攻城兵器をも投入したものの、日本軍の火中車によって焼き払われる結果に終わった。
攻撃の失敗を悟った呉三桂は、全軍に日本軍野砲の射程外まで後退することを指示し、城壁から2〜3キロメートル程度離れた所に陣を敷き直した。
また、日明軍も珠江を遡上してきた日本軍の船から武器と火薬、食糧を荷揚げして次の戦いに備えた。

翌日、清軍は仕寄り道と呼ばれる塹壕を城に向かって掘り始めた。
塹壕を掘りつつ竹束や分厚い木の盾を配置していき、城からの砲火を防ぎつつ接近する算段であった。
更に、日明側が塹壕への攻撃に注力できないよう、不規則なタイミングで他方向から散発的な襲撃を行ったり、ハンドカノンや大砲の射撃で注意を引くなどした。

しかし清軍の前進の最中、朝鮮方面から10万人の日本軍が山海関を突破し華北へ侵入した事と、天津が日本の戦列艦と臼砲艦による艦砲射撃を受けて幾らかの兵が上陸したとの報告が呉三桂に届けられた。
漢民族を除いた八旗の兵力は6万人程度であり、この北京攻略こそ日本軍の本命であると呉三桂は確信し、撤退を決意した。

翌日、肇慶府に駐留していた日本軍が広州に到着し、兵を退かせている最中の清軍側面から重装ライフル騎兵による急襲を実行。
軽騎兵隊も機動力による一撃離脱を繰り返して清軍を混乱させた所に、日本軍の肇慶隊本隊5万人が到着。
マスケット銃を猛射しながら前進する日本軍の前に、撤退の最中で統制が取れていなかった清軍は隊伍を崩して壊走。広州城から出てきた部隊との挟撃に合い、清軍兵はその半数以上が戦死か行方不明となった。

70奥羽人:2024/05/16(木) 21:36:35 HOST:sp49-109-150-146.tck02.spmode.ne.jp
【影響】
緑営の壊滅と、朝鮮への対策を新たに立てなければならない清は、南明へ侵攻する余裕を失った。
このため華南では清と南明の勢力が拮抗し、この均衡は鄭成功の北伐失敗まで続く。
また、この時から清朝内部では日本に対する厭戦気分が湧くこととなり、後の日清単独講和に繋がった。

71奥羽人:2024/05/16(木) 21:41:19 HOST:sp49-109-150-146.tck02.spmode.ne.jp
以上です。転載大丈夫です。

Wikipedia風。
初期内政の総仕上げ的なやつでした。ここでは中華の大陸はよく沼に例えられますが、必要によっては足を取られない程度に渡ることも…

72New:2024/05/16(木) 22:25:04 HOST:fp7452c2bb.oski305.ap.nuro.jp


73モントゴメリー:2024/05/16(木) 23:14:40 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
乙です。
明軍が完全に空気だ…。

あと清側も塹壕を使った攻城戦など、出来ることはすべてやってますね。

74戦車の人:2024/05/17(金) 00:09:18 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
作成乙でした。
これは17世紀のマジノ線…というか火力永久陣地ですね。
更には要塞と同様の火砲を搭載した艦船による艦砲射撃。
徹底した火力及び築城ドクトリンの遵守ですねえ。

75基盤屋:2024/05/17(金) 00:12:28 HOST:13.196.151.153.ap.dti.ne.jp
乙です

連合軍……連合軍とはいったい……?

76名無しさん:2024/05/17(金) 00:45:34 HOST:i114-191-65-85.s41.a038.ap.plala.or.jp
>>73 >>75
南明は奥羽人氏も書いてる永暦帝と紹武帝の対立以前にも隆武帝と朱以海の権力争いもあって
明王朝崩壊からずっと不安定な状態が続いてたから空気化するのはしゃーない
日本も建前はともかく実質的な上下関係を分からせる為にあえて南明を無視した部分があるかもだけど

77名無しさん:2024/05/17(金) 12:09:37 HOST:KD106146072006.au-net.ne.jp
…これ満洲しか支配出来てないのか清朝はロシア帝国にモンゴル、沿海州奪われるの早く成りそう

78奥羽人:2024/05/17(金) 12:25:57 HOST:sp49-109-150-87.tck02.spmode.ne.jp
>>73
一応味方とはいえ末期の中華王朝であることには変わりないので……
史実でも清軍は最初騎馬民族らしい即決が多かったんですが、後半になるにつれて包囲してじっくり攻める事が増えてきたそうです。おそらく緑営兵が増えたからかもしれません

>>74
ついでに城周辺の測量と地図作成も済ませておりまして、この時代からすると正確な砲撃が可能となっております。

>>75
名目上は明朝が主役ということで

>>76
二人も皇帝が居て両方から違う話をされたら戦うどころではないので、いっそ両方無視するしかありませんでしたね

>>74
今の段階だと福建〜重慶のラインを境に南北って感じですね

79モントゴメリー:2024/05/17(金) 23:22:20 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>74
>戦車の人氏

┃電柱┃_・)ジー

80戦車の人:2024/05/18(土) 00:18:56 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>79
はい?

81モントゴメリー:2024/05/18(土) 00:24:26 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>80
>>30-31

82ハニワ一号:2024/05/18(土) 02:46:21 HOST:124-144-118-196.rev.home.ne.jp
乙です。
明側は滅亡の危機なのに一致団結できず権力争いをしているとかそら史実で明は滅亡しますわ・・・。

83635スマホ:2024/05/18(土) 07:37:51 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
乙です。17世紀に塹壕戦…。


そういやどうもロシア君、戦時体制移行に成功した上に経済が上向いてるのも事実らしいですな。
ガスが売れたので粘れたのと軍事ケインズ経済への移行完了したという意見ありましたがこれ本当ならば余裕持って総力戦体制な日蘭とかだとどんだけぶん回せるのか…。
無論コケたらお終いな上に軍需による民需圧迫がありますが…ロシアの様な国家体制では死の商人云々もあり得るんだとか。
無論、西側諸国ではそんなことありませぬが。

84戦車の人:2024/05/18(土) 09:12:53 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>81
ああ、はい。そういえば感想を描いてませんでした。いやこれは失礼を…

フランス海軍てのは意外と近接戦闘が主眼だったんですかね。
こういう主砲の選択肢もありなんだなと考えさせられました。
そしてワイン蔵常備には佐渡先生もニッコリですわw

それとこちらの世界ではノルマンディー、そしてリヨンという大型戦艦もいるんですね。
38サンチ砲4連装4基とは…5万トン位ありそうな。
後は毎回ドゥーチェが関西のノリの良いおっちゃんめいた、いい味出してますよねw

85戦車の人:2024/05/18(土) 09:16:10 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
ただリシュリュー以降の大型戦艦だったら46サンチ砲、
3連装3基くらい搭載できませんかね。ドゥーチェ?
94式45口径46サンチ砲とか、あれ18インチクラスとしては結構手堅く軽く纏まってますし。

うーん、このドゥーチェと戦艦談義しながら飲むお酒は美味しそうです。
後でアメーとりっちゃんに「誰がそのお金を出すのかしら?」と〆られそうですがw

86名無しさん:2024/05/18(土) 11:38:01 HOST:KD106133101120.au-net.ne.jp
>>84
フランス海軍もエランヴェタールか

87戦車の人:2024/05/18(土) 11:49:13 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>86
彼らはなかなか優秀ですし、造艦技術も結構なものを持っていますよ。
第二次世界大戦では…そもそも政府の腰が定まらないことで、酷い目に遭いましたが。

88奥羽人:2024/05/18(土) 14:28:11 HOST:sp49-109-148-68.tck02.spmode.ne.jp
>>82
末期の中華王朝がグダグダなのは恒例行事ということで……

>>83
攻城戦の塹壕、史実戦国時代でもありましたし、明清交替後半の清軍もやってたりするんですよね

89モントゴメリー:2024/05/18(土) 14:36:45 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>84
>フランス海軍てのは意外と近接戦闘が主眼だったんですかね。
WW1におけるアドリア海での海戦では、オートリア帝国海軍との戦闘で「6700m」まで近づくまで発砲しなかったほどですんで。

>ノルマンディー級・リヨン級
我々の世界では幻となった彼女たちはこんな感じです。

ノルマンディー級
排水量:25,230トン
主砲:45口径34㎝4連装砲3基
速力:最高21ノット

リヨン級
排水量:25,230トン
主砲:45口径34㎝4連装砲4基
速力:最高23ノット

リシュリュー戦記世界では、両級ともに就役しリヨン級は主砲を強化いたしました。
(両級とも排水量も増えます)

>ドゥーチェ
いにしえのネット架空戦記の作法に則り
「イタリア人=似非関西弁」
としましたww

90モントゴメリー:2024/05/18(土) 16:04:10 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>85
>3連装3基くらい搭載できませんかね
アメ―「ドゥーチェ、無茶言い張りなさんな」
りっちゃん「リットリオ級2隻でも大分背伸びしてるんですよ!!
      この上巡洋艦や空母まで整備しているんですからね!?」

リシュリュー戦記世界では

・41㎝12門、「標準型」のリシュリュー級
・排水量(or全長)と主砲口径(43㎝)は一番だけど、門数が少ない(8門)ビスマルク級
・排水量も門数も一番少ないけど(6門)、1発当たりの威力は最大(46㎝)のカブール級

の「宰相級戦艦」が欧州最強戦艦の座を争っております。
(カブールはやっぱりロリ巨乳じゃないとね)

91戦車の人:2024/05/18(土) 19:06:21 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>89-90
第二次世界大戦でもそうでしたが、理論上は20キロ以上先を想定した戦艦でも、
実際に戦ったらとんでもない至近距離だったとか、よくありましたよね。
そしてノルマンディーとリヨンは…あれ、リヨンて38サンチ4連装4基だったような?

そうでしたか。流石にリシュリューサイズの戦艦をもう2隻は無理でしたか。
つまり46サンチ砲を必要最低限乗せるのに丁度いい、割と小柄な戦艦なんですね。
何でしょう、関数電卓を片手に詰め寄るりっちゃんの姿がありありとw

92モントゴメリー:2024/05/18(土) 19:24:43 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>91
>リヨン級
リシュリュー戦記世界では38㎝砲にランクアップしてますね。

>イタリア
WW1では中立国となり荒稼ぎしたので、こっちよりも国力は大幅強化されておりますが、それでも限度がね…。
「量産型」という言葉に隠れてますが、リシュリュー級も6万トン級の「巨竜」なのです。
それが2隻と、巡洋艦以下の軽快艦艇と空母まで整備しなけりゃいけませんからね。

>りっちゃん
アイマス架空戦記シリーズは、我々の青春でした……。

93戦車の人:2024/05/18(土) 19:44:59 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
まあ懐かしいですよねえ。
鈴木貫太郎Pの作品がお気に入りでした。

94ホワイトベアー:2024/05/18(土) 19:49:36 HOST:om126193171171.23.openmobile.ne.jp
今でもたまに見ますよ>>アイマス架空戦記
個人的にはシュペーのやつが好きでした

95戦車の人:2024/05/18(土) 19:55:25 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
ぺんごPの作品ですね。
りっちゃんの従兄弟が出てきたり、RSBCオマージュだったり…

96ホワイトベアー:2024/05/18(土) 19:59:13 HOST:om126193171171.23.openmobile.ne.jp
実はアレで播磨の存在を知りましたw
本当に今でも続きを待ってます

97戦車の人:2024/05/18(土) 20:15:21 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
いやあ…まさかサイレントハンターで播磨を作るとは思いませんでしたw
あの人の作品はキャラクターを含め面白かったですねえ、もう10年前なんだよなあ。

98ホワイトベアー:2024/05/18(土) 20:24:31 HOST:om126193171171.23.openmobile.ne.jp
>>97
あれって潜水艦ゲーのハズですもんねw

>>もう10年前なんだよなあ。
やめてくれ戦車の人氏 その術は俺に効く

99モントゴメリー:2024/05/18(土) 20:37:05 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>98
こんな言葉を知ってる?
「紳士というものは『老い』すらも楽しむ者だ」
(紅茶キメながら)

100戦車の人:2024/05/18(土) 21:52:46 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>98
そうなんですよねえ、いや本当ユーザーMOD作成者の人って凄いですよね。
そちらは全然お若いじゃないですかw

101ホワイトベアー:2024/05/18(土) 22:03:52 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
>>99
ただなぁ
今の老人達を見てると身体にガタが来る前に死んだほうがいっそ幸せなのでは?と思えるんだよな……

>>100
MOD次第ではゲームそのものが変わるものもありますからねぇw

>>そちらは全然お若いじゃないですかw
もうすぐ20代半ばに差し掛かる立派なおっさんですよ………
学生時代に戻りたい…

102635:2024/05/18(土) 22:19:29 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
>>101
一回り以上若いねえ…(年内に三十路終了のお知らせ)

103モントゴメリー:2024/05/18(土) 22:25:39 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>101
>20代半ばに差し掛かる立派なおっさんですよ
そのセリフはここの住民の大半を敵に回しますぞw

あと、政府の基準では35歳までは「青年」なのだ。

104名無しさん:2024/05/18(土) 22:42:44 HOST:d61-11-182-236.cna.ne.jp
ああ、ホワイトベアーさんが血気盛んというかパワフルなのは若さもあったんですね……納得

105名無しさん:2024/05/18(土) 22:44:57 HOST:opt-183-176-44-232.client.pikara.ne.jp
 人間、若い頃と変わらず鍛錬しておれば35歳でも20歳と体型が変わりませんし、体力も持久力も瞬発力も少ししか落ちませんよ。

 在宅介護などで鍛錬の量が減れば、人力飛行機みたいに一気に降下して来ますが。若い頃のように一挙に快復は困難で、徐々に年単位で復する事となりますが。

 40代で技が円熟した頃になると、それで体力の低下を補えると勘違いしてしまう人が多いようですが……力に依らない技は、力いっぱいの稽古で体の体力も尽きるからこそ常人が到達できる代物なので、鍛錬の量が減ればたちどころに。

 歳と共に体力も頭脳も衰えていく事を自覚しながら、それを補って体を損ねないように前より鍛錬するようにしないと、若い頃のままの鍛錬でも体を損ねてしまいますが。

106モントゴメリー:2024/05/18(土) 22:46:26 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>104
若さとはパワーなのだ。
そして、他者と衝突することも若い内は必要なのです。

107名無しさん:2024/05/18(土) 22:48:21 HOST:d61-11-182-236.cna.ne.jp
>>106
それはそう

108戦車の人:2024/05/18(土) 23:42:46 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>101
いやいや…本当にお若いじゃないですか、これからですよ。
私なんぞ最近、細かい文字を見る時にある程度距離を置かないと、
焦点が合いませんでねえ…老眼が始まりましたw

>MOD次第
Fallout4のクエストMODとか、ストーリーそのものを変えてしまう大規模なやつも多いんですよね。
どれも本当に世界観をよく作り込んで、ゲーム原作を愛しているのが伺えます。

109モントゴメリー:2024/05/19(日) 00:37:02 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>83
死の商人()にが一番喜ぶのは「冷戦」なのだ。

定期的に兵器が更新されるので一定の需要がコンスタントに期待できるし
技術開発費も比較的潤沢に供給される。

これが「熱戦」になると、人件費(=戦死者の補充)に予算が多く振り向けられてしまうし
『少しでも安く、たくさん作れ』という圧力が国からかかるのだ……。

なお、歴史上で”工業製品”として成功した(=黒字になった)兵器は
「ステンサブマシンガン」が唯一だとも言われています…。

110635:2024/05/19(日) 17:37:26 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
なおステンちゃん、アメちゃんの倉庫で埃被ってたの大改修され高額なMP5の代わりに新規導入されたトコがあるとか。

111モントゴメリー:2024/05/19(日) 18:36:32 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>110
アメリカ製兵器で言えば、パラグアイではM3軽戦車が2016年に現役復帰して2024年現在でも現役なのだ…。

112名無しさん:2024/05/19(日) 18:45:25 HOST:opt-133-123-181-224.client.pikara.ne.jp
>>111
シャーマンの方は退役したとか

113名無しさん:2024/05/19(日) 18:45:47 HOST:182-165-56-211f1.osk3.eonet.ne.jp
予備兵器送りにされたスチェッキン・マシンピストルが冷戦後にロシア警察へ大量導入されたって話は有名ですなぁ
警察向けSMGが新規開発された後も安く調達できて拳銃とほぼ同じ操作で扱えるからと人気なのだとか

114ホワイトベアー:2024/05/19(日) 19:04:13 HOST:om126253221087.31.openmobile.ne.jp
>>102
635氏のような大人に慣れればいいのですが……

>>103
マジか、アラサーも青年だったんだ……
初めて知りました

>>104
若い…若いですかね……?

>>108
今でも目と体力は衰えを感じてますので、これ以上は考えたくない……(涙)

>>mod
本当に多種多様なModがありますからね
実はそういったModが楽しみで、ゲームは据置機ではなくSteam版を愛用しております

115ホワイトベアー:2024/05/19(日) 19:09:58 HOST:om126253221087.31.openmobile.ne.jp
>>102
M3短機関銃もフィリピン軍が2004年から新規配備を開始したとか……

116奥羽人:2024/05/19(日) 19:12:05 HOST:sp49-109-151-242.tck02.spmode.ne.jp
私は年齢の話になったら必ず17歳のJKって答えるようにしてます()

1930頃に投稿します

117奥羽人:2024/05/19(日) 19:28:32 HOST:sp49-109-151-242.tck02.spmode.ne.jp
近似世界 1904年 【日露開戦】


「首相、日本が戦争を決意しました」
「……そうか」

大英帝国の中心点、ダウニング街10番地にて。
超然とした雰囲気の長身の紳士、アーサー・バルフォア首相が、部下からの報告を聞いていた。

1902年、極東にて南下政策を続けるロシア帝国は欲望のまま、遂には鴨緑江を越えて朝鮮半島に侵入。
賄賂か工作か、同時に朝鮮王室では静かに政変が進行。彼らの大部分は、ロシア帝国への親しみの余りに自らの国を売り渡すような者達へと取って変わられていた。
勿論、日本はこのロシアの暴走を非難、撤兵を要求したが、そこから2年たった1904年現在も朝鮮から露兵が減るどころか、着々と保護国化が進行している状況だった。
元より日本は、朝鮮半島を手の届く所に置いておきたいと考るものの、その中に手を突っ込むことは忌避している様子で……今回はその隙を突かれた形となっている。


「……では、同盟国の健闘を祈るとしよう」


英国は日本と同盟を結んでおり、立場的には日本の支援を行わなければいけない位置に居る。
とはいえ、肩を並べて戦う攻守同盟ではなく、あくまでも他人の戦争に近かった。
そうして半ば、英国政府もこの戦争を望んでいる節があった。

19世紀を通して、英国の対日債務は段々と膨れ上がっていった。
日本人が気前よく貸し付ける大金は、英国が世界帝国となる為には必要不可欠だったのだ。
しかしそれは、財政という面において日本人に首根っこを捕まれることと同じである。
その末路が悲惨であることは、欧州諸国から債務管理局を通して好き勝手に手を突っ込まれているオスマン帝国を見れば一目瞭然であろう。

帝国として見れば、早くに没落したオランダや瀕死の病人であるオスマン帝国とは違い、「“老いた剣牙虎”日本」は未だに金を持ったままだ。
だが、それもこれまでだろう。

社会が立ち遅れて矛盾が吹き出し始めたロシア帝国。
インド洋や新大陸から追い出された老いた大日本帝国。
老人達の戦いは、ロシアは海を渡れず日本は極東からシベリアの凍土を越えて欧露までは来れず、両者共に莫大な距離の壁を挟んで泥沼と化すだろう。
そうなれば月日と共に戦費は瞬く間に膨れ上がり、国家の屋台骨は軋み始める。
戦争遂行の為の過酷な資金調達は経済を直撃し、やがてそのしわ寄せは国民へと及ぶ。
いずれは国民の動揺と反発から社会不安へと波及し、大日本帝国の“帝国”としての余力と寿命を削り取るだろう。

そして、自ら以外の列強が没落するのは、帝国にとって好都合だ。
その為に日本をグレートゲームに引き込み、ロシアと対峙させたのだから。

アフリカ分割が頭打ちになった以上、残る“非文明圏”東洋へと手を伸ばすのは列強として必然であり、力を失った日本に変わって、より先進的な文明諸国である我々が彼らを保護する。
そういった野望は、英国の他にもフランスやドイツ、そしてアメリカも脳裏に浮かべていたことだった。



・・・・・・・・・・・・・・・・

118奥羽人:2024/05/19(日) 19:29:45 HOST:sp49-109-151-242.tck02.spmode.ne.jp


ロシア帝国が極東での南下政策に力を入れ始めたのは、バルカン方面での行き詰まりによるものだった。
露土戦争の講和条約であるサン・ステファノ条約で南方に領土を拡張したのは良かったが、オーストリアや英国の干渉で結ばれたベルリン条約によって、それらの土地は放棄させられた。
しかし、ロシアにとって不凍港の獲得は悲願であり、故に彼らは東へと活路を見出だした。

1900年に清で発生した義和団の乱は、ロシアによって正に渡りに船と言えた。
混乱の収拾という大義名分を掲げて満州へ侵攻し、そのまま植民地化を既成事実としようと画策した。
この露骨な動きを各国は非難するものの、一番力を持っていた英国はボーア戦争によって身動きがとれず、逆にロシアは足元を見るかのように駐留兵力を増強した。

とはいえ、時の皇帝ニコライ2世も、極東総督アレクセーエフも、日本から仕掛けてくる可能性は低いと考えていた。
シベリア鉄道と東清鉄道の完成によって、ロシア帝国は莫大な量の兵力を極東に送り込むことが可能となった。
また、露清密約によって日本が敵として攻めてくる場合は清も日本に宣戦布告する手筈となっている。密約ではあるが、聡い日本の密偵共に幾らかは既に漏れているだろうし、それはそれで問題点ない。どちらにせよ、清の莫大な兵力が日本の敵となるのだから。

また、当の日本自体も世界に覇を唱えていたのは今も昔。
ここ半世紀で欧州諸国の追い上げに合い、新大陸から追い出されたのを切っ掛けに、英仏独にアフリカを奪われ、インドを手放し、やがては隣にあるはずの清までもが蚕食されている。
欧州の清への航路は同時に、日本が自らのテリトリーとする南洋地域へと繋がる海域でもある。
そんな自らの生命線に土足で入り込まれても、日本は何も言わなかった。
いや、言ったのかもしれないが、それに欧州列強を思いとどまらせるだけの力は無かった。
一時は世界の海を支配した日本艦隊もその残影は既に無く、戦艦保有量は英国53隻、仏国29隻、露国20隻、独国18隻で、ようやく日本が14隻だ。

そんな日本と良く似た国を、ロシアは知っている。
つい最近下したばかりの“オスマン帝国”である。
彼の「瀕死の病人」も、最盛期の面影は今は無く、列強によって削り取られていくだけの老人に過ぎない。
なればこそ日本も同じく、東進してくる欧州列強に怯え、何とか穏やかに取りなしてもらうよう願い出てくるだけの老人であることは容易に想像がつく。
故に、全てはきっと我が国の思い通りに進むだろう。



その時、ロシア極東総総督府の雰囲気が慌ただしくなった。


「総督!総督!旅順港が────」



・・・・・・・・・・・・・・・・


1904年2月。

大日本帝国海軍連合艦隊がウラジオストック港および旅順港に沖合いに進出、露軍10インチ沿岸砲の射程外から戦艦戦隊による艦砲射撃を実行。

浮揚修理や兵装転用が不可能なように数時間かけて執拗に行われた砲撃は、旅順港内外に存在した露海軍艦艇を完膚なきまでに破壊、撃沈。

更に、装甲巡洋艦(重巡)以下で構成された戦隊が日本海全域で露艦艇の“狩り出し”を開始。

週内にロシア帝国海軍太平洋艦隊は「消滅」した。

119奥羽人:2024/05/19(日) 19:32:44 HOST:sp49-109-151-242.tck02.spmode.ne.jp
以上となります。転載大丈夫です。

ああ信頼できる味方国が居ないなぁ!!

120戦車の人:2024/05/19(日) 19:42:15 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
投下乙でした。
老いたサーベルタイガーではなく、ダイエットに成功したバリバリの現役なんですよねえ…
36サンチ砲や41サンチ砲搭載戦艦を山程持ってるのに、衰えたと考える英国の判断は一体。

>>114
20代や30代の間は大丈夫です、まだ無理が効きますし体を鍛え直すことも。
40を超えると一気にガタが来ます、噴出します、衰えます(白目

121名無しさん:2024/05/19(日) 19:59:46 HOST:124x36x91x24.ap124.ftth.ucom.ne.jp
投稿乙です。

旅順港壊滅と太平洋艦隊消滅を号砲として、以前投稿された内容の様にロシアは蹂躙され首都に銃口を突き付けられながら講和をすると。

斜陽の老国家がまさか、欧州が帝国主義に突入し始めた頃には既に勢力圏の再編と将来の不良債権の整理をしているとか普通は思わないよなあ。スリム化と強靭化を進めているのに他国から見れば弱体化に見えるとか酷い詐欺()ですよ。

122New:2024/05/19(日) 20:20:53 HOST:182-164-219-99f1.osk1.eonet.ne.jp
乙。殴ってきた相手殴り返したら死んじゃったけど仕方ないという声が聞こえてくる。
ついでにいうとロンドン市場やニューヨークあたりも市場も死んでるかも

123名無しさん:2024/05/19(日) 20:38:11 HOST:FL1-125-192-218-160.ngn.mesh.ad.jp

明日の欧米の証券市場の天気は人間です、傘を忘れない様にしましょう

124陣龍:2024/05/19(日) 21:20:20 HOST:124-241-072-209.pool.fctv.ne.jp
皆様乙でした。返信するのにも一決心とか必要になるねんな

>>リシュリュー
単純な主砲口径と主砲弾重量等では大和型に軍配が上がるも、実際の海戦では全く劣らず渡り合える新時代戦艦
緒戦でこの【宰相】によって良い様に爆沈させられた英巡戦コンビはどんな悲鳴と絶望の電文を本国へ送ったのやら
ライフルでボール紙を撃ち抜く有様の海戦も起きてる事かと

そしてドイツでは多分軍艦スキー皇帝と一緒になってビスマルク級の就役に万歳三唱()してるちょび髭が居そうである

>>対馬型海防艦
海外コメント『こんな○○が居てたまるか』シリーズの何代目かになりそう感の躍進した装備の艦艇
相手方がミサイルを投入して来てるんで普通の艤装と言えばそうなんですが

>>近似世界
今の今まで溜まっていたマグマが大噴火をしたような日本の世界史に対する殴り込みの号砲
見た目上の勢力圏縮小などで世論の雰囲気も史実維新っぽい感になってると海外が思い込んでいたら
別にそんな事無かった的オチになってそう

125奥羽人:2024/05/19(日) 21:22:44 HOST:sp49-109-149-48.tck02.spmode.ne.jp
>>120
まぁそこは欺瞞もありましたし、額面の数もあまりに小さかったですし……例え海を制してもモスクワまではあまりにも遠いということで、現代のナポレオン遠征になるだろうと


>>121
19世紀の帝国主義はとにかく膨張一筋でしたから、自ら縮小するなどそもそも概念に無いですので。
まぁその分オーストリアやアラスカの開発を進めて確固たるサプライチェーンを構築してるとかは地味なことですしねぇ

>>122
>>123
事前の下馬評は「海は日本が有利だが陸で息切れする。ロシアの大軍勢が到着したら日本は海沿いまで追い詰められるが、そこでロシアも息切れする」

126戦車の人:2024/05/19(日) 21:24:20 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>125
損切りが上手なのと同時に「能ある鷹は爪を隠す」ですね、この世界の日本は。
日露戦争が終わった後の欧米の市場、どうなったことやらw

127奥羽人:2024/05/19(日) 21:31:05 HOST:sp49-109-149-48.tck02.spmode.ne.jp
>>124
列強「この帝国主義の時代になにもできてないとか、日本の政治権力はガタガタなんやろなぁ…」

128弥次郎:2024/05/19(日) 21:47:23 HOST:softbank126036058190.bbtec.net
乙であります
一方的に痛めつけられる怖さと痛さを(ry
だけどこれって戦争なのよね! >週内にロシア帝国海軍太平洋艦隊は「消滅」した。

129モントゴメリー:2024/05/19(日) 23:40:35 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
奥羽人氏乙です。

実際、「不良債権」とは言うものの、海外領地に利権を持つ人間も数多いたはずですから
どうやって彼らを説得したか気になりますね。

……ハーメルンの某小説みたいに説得(切腹)ではないと思いますが。

130モントゴメリー:2024/05/19(日) 23:48:53 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>124
実際に大和型と殴り合ったら、防御力の面で確実に不利ですが
リシュリュー級の最大の強みは6隻という「数」ですからね。
(従姉妹入れたら10隻)
あとは、32ノットという韋駄天ぶりもですか。

>英巡戦コンビはどんな悲鳴と絶望の電文を本国へ送ったのやら
フッドの方は電文を送る間も無く轟沈ですな。
(無慈悲)

>ビスマルク級の就役に万歳三唱()してるちょび髭
お得意の弁舌を振るってビス子を讃える姿が見える見えるw

131奥羽人:2024/05/20(月) 08:50:18 HOST:sp49-109-149-207.tck02.spmode.ne.jp
>>129
貿易港を起点にした現地小王国や部族との技術プランテーションが主でしたから名目上は貿易で、それらアフリカ諸勢力が欧州列強の統治下に入ることで植民地政府の締め付けなんかで自然と採算が取れなくなっていきます。
夢幻会系の貿易商が撤退するのに続いてそれなりに撤退する人が出てきますし、一部やる気のある人は取引相手を植民地政府に変えて事業を続けるんじゃないでしょうか。

132奥羽人:2024/05/20(月) 08:51:11 HOST:sp49-109-149-207.tck02.spmode.ne.jp
×技術プランテーション

擬似プランテーション

133奥羽人:2024/05/20(月) 08:52:38 HOST:sp49-109-149-207.tck02.spmode.ne.jp
>>128
日本「久しぶりに目を覚ましてみた結果」

134ハニワ一号:2024/05/20(月) 09:36:23 HOST:124-144-118-196.rev.home.ne.jp
乙です。
予測を大きく外した欧米の市場を陰で夢幻会が荒稼ぎしてそうw

135名無しさん:2024/05/20(月) 17:23:58 HOST:KD106133162017.au-net.ne.jp
>>119
アメリカ合衆国、ドイツ帝国、清王朝(何方も殺し合って破滅しろ)
イギリス「日本軍頑張れー」
フランス「ロシア頑張れーくたばれ黄色い猿」

136ホワイトベアー:2024/05/20(月) 21:41:21 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
乙でした。
(日露戦争時に超弩級戦艦を複数投入したら)まあ、そうなるなぁ。

キバオウの言葉が脳裏に浮かぶぜ

137ホワイトベアー:2024/05/20(月) 21:59:01 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
>>120
イヤァァァァァ
先生、歳を取りたくないです……

>>124
1940年代になるとライプツィヒ級ミサイル巡洋艦やZ38型防空駆逐艦、サウサンプトン級巡洋艦、ダイドー級防空巡洋艦、バトル級ミサイル(教導)駆逐艦などのマズルカやシーダート相当のミサイルを標準装備した軍艦が登場して来来ますからね……

ただ、排水量がフリゲートレベルなので「また日本の艦種詐欺か」と欧州列強の海軍関係者は突っ込んでそうですがw

138基盤屋:2024/05/20(月) 22:03:09 HOST:13.196.151.153.ap.dti.ne.jp
乙です。

もしかしなくてもこの世界の日本、日清戦争やってなくて実力が知られていない……?
朝鮮に手を突っ込んでなくて台湾は端っから日本領で衝突する理由がなく、清が実力知ってたら密約なぞ結ぶわけもないですし

139635:2024/05/21(火) 15:45:25 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
乙です。l
某ASRock男が浮かんだ。

日本「そんなに僕たちの本気が見たいのか!!」


>>114
立派な大人ではありませんよ。私は。

140奥羽人:2024/05/21(火) 21:30:54 HOST:sp49-109-148-21.tck02.spmode.ne.jp
>>134
おぉエコノミックアニマル…

>>135
生き馬の目を抜く外交世界

>>136
陸から攻めにくいなら海上から破壊すればいいじゃない(尚沿岸砲の抵抗は無意味なものとする)

>>138
日清やってないですね〜
朝鮮は17世紀に切り離し済みなので衝突する理由がありませんでしたし。
ロシアの軍事力と清の頭数を合わせて日本を圧倒できるみたいな考えかもしれません

>>139
尚日本は自爆しない模様

141名無しさん:2024/05/22(水) 12:25:51 HOST:KD106146108144.au-net.ne.jp
>>139
此奴をCICから叩き出せ

142奥羽人:2024/05/23(木) 20:28:57 HOST:sp49-109-150-228.tck02.spmode.ne.jp
2040頃に投稿します、

143奥羽人:2024/05/23(木) 20:42:17 HOST:sp49-109-150-228.tck02.spmode.ne.jp


「どんな些細な報告でもいい!早急に事態を把握しなければならん!!」


1970年代後半
とある日本大陸世界にて。

よくも悪くもなくほどほどに世界との付き合いを続けていた日本の、何の変哲も無い筈だったとある日中。

突如、地面が揺れた。

どこかを震源とする地震ではない、日本の国土の、その全体が揺れていた。
震度自体は強くてもせいぜい2程度であり、揺れそのものなら日本社会の耐震システムを以て余裕で耐えられる程度に過ぎないが……その揺れは、日本全国各地で均等に発生した。

数秒後、唐突に始まる強烈な電波障害。
無線通信の一切が途絶し、有線機器ですら強いノイズが走る程の超高エネルギーEMPに似た空間放射が発生。

次の瞬間、空が極彩色の光で溢れかえった。

……十数秒の完全な情報的孤立の後、それら怪現象は跡形もなく消え去った。
まるで、初めから何事も無かったかのように。

「状況確認を急がせろ!!」
「空軍に連絡だ!戦闘機からの報告は!?」
「核爆発でないことは明白ですが…今は何とも…」

通信が回復したのを切っ掛けに、急速な現状確認を進めていく日本政府や各種機関。
空軍基地から戦闘機がスクランブル発進し、空からの目を以て何か異変が無いかと探し回り、陸軍が突発的な大規模災害に備えて厳戒態勢を取る。

「こちらワカサギリーダー、現在宮城県沖合いを飛行中だった筈だが……管制、当機の現在位置を教えてくれ」

「ここ、確かに海だったよな…?」

『ワカサギ、国籍不明機が接近中!方位────』

・・・・・・・・・・・・・・・・


──そうして、一応の現状が政府首脳部に集められた。

「……総理、結論から申しあげますと、北海道および東北の東に出現した未知の陸地は……イベリア半島とフランス本土であることが確認されました」

「欧州各国の当局に確認を取ったところ、我々に異変が発生したのと同時刻に同じような現象が起きたとのことです」

「現時点で判明したことをまとめると……我が国の国土は、異変発生と同時に西太平洋から消失、大西洋沿岸部に転移したということになります」

「SFかよ…」

「現在、ポルトガル、スペイン、フランス、イギリス、アイルランドと暫定的な国境画定交渉を始めています」

「太平洋地域で作戦中だった艦隊に帰投命令を出していますが、大西洋までの航海となると燃料や物資が足りません、至急補給艦艇を派遣してください」


“転移”の影響は絶大だった。
日本国土の跳躍に伴い発生した海面変動は、大型の津波となって太平洋と大西洋の沿岸部を直撃。
地続き、あるいは距離が近すぎた為に津波の被害を受けなかった西欧を除き、世界各国が大なり小なり被害を被った。

特に、アメリカ合衆国。
ニューヨークを始めとする東海岸に数mの津波が到達して混乱状態に陥った所に、時間差で太平洋を横断してきた津波が西海岸を直撃。
両岸から発せられるSOSを前に、アメリカ政府は暫く右往左往することとなる。

地政学的変化から来る政治的・経済的混乱が先進国を中心に炸裂し、一時は宗教やカルト思想すら巻き込んだ騒乱にまで発展した。

とはいえ、致命傷とはならなかったのが幸いか。
確かに世界は十年単位の損害を受けたものの、それは逆に、十年単位で取り組めば治せる傷でもあるということだ。

幸い、日本と世界の関係は悪くなく、手を取り合って復興に取り組む事は難しくなかった。

……平穏が続けば、の話だが。


・・・・・・・・・・・・・・・・




『東ドイツ、チェコスロバキア、ユーゴスラビアに大規模なWTO軍の集結を確認……通信量も格段に増加しています』

144奥羽人:2024/05/23(木) 20:44:53 HOST:sp49-109-150-228.tck02.spmode.ne.jp
以上となります。転載大丈夫です。
ひょんなことから西欧と陸続きになった日本大陸です。海流とか気候とかは奇跡的になんかいい感じに回復可能なレベルに収まってます

145トゥ!ヘァ!:2024/05/23(木) 20:47:11 HOST:FL1-133-209-169-212.kng.mesh.ad.jp
乙です

地続きってことはイベリアかフランスとどっかの土地が繋がっている感じですかね?

しかしここでソ連が動くのかぁ。

146基盤屋:2024/05/23(木) 21:02:20 HOST:156.146.231.153.ap.dti.ne.jp
乙です

アメリカは津波で混乱中で、日本は転移で混乱中(のはず)
そりゃもちろんソ連からすれば反撃されるリスクがかなり低いんで大チャンスではあるんですが

147奥羽人:2024/05/23(木) 21:14:23 HOST:sp49-109-150-228.tck02.spmode.ne.jp
>>145
ビスケー湾やケルト海に北海道・東北がハマった形になります。
全盛期ソ連地上軍がアップを始めました。

>>146
丁度ソ連も史実でも失速しはじめていた頃で、西側の回復が進めばあらゆる分野で逆転もしくは追い付けなくなる見通しが立った頃合いです

148トゥ!ヘァ!:2024/05/23(木) 21:16:13 HOST:FL1-133-209-169-212.kng.mesh.ad.jp
ビスケー湾の漁師は廃業不可避(白目)

フランス「おらの家のカキがぁあああ!!」

149奥羽人:2024/05/23(木) 21:42:30 HOST:sp49-109-150-228.tck02.spmode.ne.jp
>>148
生き残ったとしてギリギリビスケー塩湖

150トゥ!ヘァ!:2024/05/23(木) 21:44:34 HOST:FL1-133-209-169-212.kng.mesh.ad.jp
カキの生産は地中海側で行うしかなくなるンゴねえ…

日本も隣接してしまった部分地域の漁業は合掌…

151モントゴメリー:2024/05/23(木) 21:47:13 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
乙です。

すなわち、
「ポルトガル、スペイン、フランス、イギリス、アイルランド」
と陸続きになっちゃったんですね()

152モントゴメリー:2024/05/23(木) 21:47:49 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
ageます

153奥羽人:2024/05/23(木) 22:19:50 HOST:sp49-109-150-228.tck02.spmode.ne.jp
>>151
北海道が西欧とめり込む形で接続しちゃいましたね

154弥次郎:2024/05/23(木) 22:20:38 HOST:softbank126036058190.bbtec.net
乙です
これは、いかんですよ…
WTOというかソ連からすれば一気に貫通してしまえるのでは?と欲望が湧きますよこれ

155New:2024/05/23(木) 22:28:43 HOST:182-164-219-99f1.osk1.eonet.ne.jp
乙70年代後半だと東側全体の経済に陰り見せ始める頃だからワンチャン狙うか

156戦車の人:2024/05/23(木) 22:43:06 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
乙でした。
これはいけません、何がまずいって津波の激甚被害もそうですが…
ロシア人があらぬ野望を抱きそうなのがまずいです。

157モントゴメリー:2024/05/23(木) 22:44:14 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>154
・日本で一番怖い艦隊戦力は現在遊兵化
・アメリカは東西両海岸に大被害で機能マヒ

西側1位と2位の国家が機能不全になったら、そりゃあ「チャンス」と思いますわ。

158奥羽人:2024/05/23(木) 22:46:14 HOST:sp49-109-150-228.tck02.spmode.ne.jp
>>154
>>155
>>156
うまく行けば北海道経由で英国にも上陸できる可能性がありますからね、ソ連にとってはチャンスといっても過言ではないかもしれません

159戦車の人:2024/05/23(木) 22:46:48 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
後は連邦を構成している外地領土とも大きく離れてしまったのが…

160トゥ!ヘァ!:2024/05/23(木) 22:47:31 HOST:FL1-133-209-169-212.kng.mesh.ad.jp
何なら日本本土をそのまま占領する絶好の機会でもありますしね。

161モントゴメリー:2024/05/23(木) 22:48:06 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>156
>津波被害
東日本大震災の教訓から考えると、アメリカの犠牲者
どんなに楽観的に考えても3万人は下らないかと…

162モントゴメリー:2024/05/23(木) 22:54:42 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
あと、これ…
日本本土にあるICBMは使用不能になってますね。

もう一度全てのミサイルの弾道を再計算&再プログラミングしないと目標に届きません。

163トゥ!ヘァ!:2024/05/23(木) 22:56:25 HOST:FL1-133-209-169-212.kng.mesh.ad.jp
こうなったら昔の重砲や列車砲引っ張り出した方が早いかもしれませんねぇ。

164モントゴメリー:2024/05/23(木) 23:00:11 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>163
戦略原潜のミサイルなら何とかなるでしょうが、そのほとんどは太平洋で迷子状態。
…戦略爆撃機が核戦力の最後の砦ですな。

165トゥ!ヘァ!:2024/05/23(木) 23:01:35 HOST:FL1-133-209-169-212.kng.mesh.ad.jp
>>164
まさか戦略爆撃機部隊がメイン軸として復活する状況が来るとはのぉ。

166奥羽人:2024/05/23(木) 23:02:38 HOST:sp49-109-150-228.tck02.spmode.ne.jp
どこの世界だとしても一応力を入れている筈の海軍戦力が一気に価値低下しちゃったのが痛いかもしれません

167モントゴメリー:2024/05/23(木) 23:04:12 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>165
ソ連が誘惑にかられた理由もわかりますわ。

西側の核戦力の数割が使用不能状態になっているんですから、復活する前に叩きたくなるのも人情です。

168トゥ!ヘァ!:2024/05/23(木) 23:05:03 HOST:FL1-133-209-169-212.kng.mesh.ad.jp
>>167
戦略爆撃機部隊くらいならソ連お得意の対空ミサイルでどうにかできなくもない範囲ですしね。

少なくとも今ならある程度押し込むことができる。

169635スマホ:2024/05/23(木) 23:05:07 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
乙です。
ホタテ戦争に日本が介入しそうだと思いました(小並感)

そういや末期戦故に仕方ないのでしょうがウクライナのエースパイロットが戦術航空旅団の参謀長と副司令兼ねてるの見て某智謀大統領と某参謀総長が復帰すれば戦車乗りのエースになるのもあり得なくもないなと思った次第。

准将でエースとか総帥が機動兵器乗るとかは創作じゃ良くありますがエースが参謀長で副司令とか創作だよ(笑)と言われそうなの出てくるからリアルってほんと凄いですね。

170モントゴメリー:2024/05/23(木) 23:08:53 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>169
>参謀長と副司令兼ねてる
「ライン」と「スタッフ」を兼任したらアカンやろ…()

171635スマホ:2024/05/23(木) 23:13:44 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
>>170
人手不足(末期戦)やし…モントゴメリー氏のセリフお借りするならばリアル高射砲塔が迫りつつあるあの国なのです。
しかもそんな人が撃墜されお亡くなりである…。

172モントゴメリー:2024/05/23(木) 23:40:18 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>171
(奥羽人氏に敬意を表し、この話の続きは明日にしましょう)

173奥羽人:2024/05/24(金) 07:58:58 HOST:sp49-109-150-202.tck02.spmode.ne.jp
ブルターニュ半島と知床辺りが繋がるとして、北海道中部の山脈とピレネー山脈で防衛する形になりそうですかね

174ポートラム:2024/05/24(金) 09:31:46 HOST:133.106.60.133
>>162
ロフテッド軌道で再計算だろうなぁ、戦略原潜のみが頼りに

175ポートラム:2024/05/24(金) 09:32:56 HOST:133.106.60.133
国鉄が線路つなごうぜで大変だろうね

176トゥ!ヘァ!:2024/05/24(金) 14:47:33 HOST:FL1-133-209-169-212.kng.mesh.ad.jp
>>173
そうですね。あそこら辺が守りやすいですし。

ただソ連は空挺と揚陸戦力にも長けているので地中海方面にも気を配らないといけなさそうです。

北海方面は…まぁ素直にイギリスと駐留米軍に頑張ってもらうか。

177戦車の人:2024/05/24(金) 17:28:12 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
ただアメリカは津波でとんでもないことになってますし、
世界トップクラスの日本海軍だって、途中で補給を受けないと大西洋まで回せません。
何より外地領土を担保する軍事力を容易に動かせないってのもありますし…

幸いSSBNは健在でしょうから仮にソ連が下手なことをしようとしたとき、
ばぁくだん攻勢を開始するだろう、週に一つゥ…!と抑止力はまだ生きてますけど。

178奥羽人:2024/05/24(金) 19:14:54 HOST:sp49-109-150-22.tck02.spmode.ne.jp
日本大陸地図をそのままはめこんでみました

ttps://imepic.jp/20240524/690390

179戦車の人:2024/05/24(金) 19:16:45 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
…これ、欧州の海運とか水産資源。滅茶苦茶になってませんか?

180基盤屋:2024/05/24(金) 19:44:35 HOST:156.146.231.153.ap.dti.ne.jp
北大西洋海流が中南米に届かなくなって欧州凍っちゃうやつでは……?

181モントゴメリー:2024/05/24(金) 20:40:00 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
あと、ブリテン島の主要港湾が大西洋への出口を塞がれとる……。

182トゥ!ヘァ!スマホ:2024/05/24(金) 21:05:54 HOST:sp49-105-93-175.tck01.spmode.ne.jp
まあ海流すべてが消えるわけではないので極端な環境変化は流石に起きないのでは?

>>179
せやで。ビスケー湾あたり全滅ですし、ドーバー海峡はドーバー湾になるので。

日本もフランスやスペインと地続きになった部分は物理的に壊滅でしょうし。

183奥羽人:2024/05/24(金) 21:07:42 HOST:sp49-109-150-22.tck02.spmode.ne.jp
一応少しは変わりますが、日本の北側を沿うようにして北大西洋海流の流れはほぼ変わらないと思います。
寸断されるのはカナリア海流ですが…おそらく日本にぶつかって北大西洋海流に一本化されるのではないでしょうか。

沿岸漁業は壊滅的かもしれませんね。
あと英海軍は頑張って北海経由かアイリッシュ海をいかなければ…

184トゥ!ヘァ!スマホ:2024/05/24(金) 21:08:39 HOST:sp49-105-93-175.tck01.spmode.ne.jp
>>178
フランスともがっちり繋がってますね。
ここの防衛どうするべ……

アイルランドと繋がったので馬の交流は楽になったな!ヨシ!!

ビスケー湾ちょっと残っている…
ビスケー湖というべきか、ビスケー海というべきか…

185トゥ!ヘァ!スマホ:2024/05/24(金) 21:10:54 HOST:sp49-105-93-175.tck01.spmode.ne.jp
>>183
日本の気候は大きく変わりそうですね。

まあ立地が完全に変わるので仕方ありませんが…

しかしこれ北海道や東北は暖かくなりそうですなぁ。

186モントゴメリー:2024/05/24(金) 21:11:31 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>182
ノルウェー海流はまだ何とかなるでしょうが、カナリア海流は完全にアウトですな、これ…。
まあ、「海流の変化は考慮しない」というのがこの作品の前提ですが

187奥羽人:2024/05/24(金) 21:15:55 HOST:sp49-109-150-22.tck02.spmode.ne.jp
>>184
西ドイツ〜パリ〜釧路までほとんど山無いですからねぇ……
一個山を越えさせて衝力の鈍ったソ連地上軍を日NATO連合軍で迎え撃つ帯広決戦とか

188トゥ!ヘァ!スマホ:2024/05/24(金) 21:16:45 HOST:sp49-109-131-216.tck02.spmode.ne.jp
しかしこれアフリカとも接続している…
この立地は宮城県あたりかな?

>>186
海流以外にも日本も気候がガラッと変わるので北の方を中心にインフラなどが大変なことになっていそうでありますね。

189トゥ!ヘァ!スマホ:2024/05/24(金) 21:18:41 HOST:sp49-109-131-216.tck02.spmode.ne.jp
>>187
最悪はフランスと北海道全土を使った縦深防御でしょうかねぇ…

転移の影響で雪などが溶けて北海道は泥沼地獄になっているでしょうし。

190戦車の人:2024/05/24(金) 21:38:19 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>182
これ地味に日本大陸世界の中で、一番の危機じゃないですかね…

191トゥ!ヘァ!スマホ:2024/05/24(金) 21:44:20 HOST:sp49-109-131-216.tck02.spmode.ne.jp
>>190
まあ地続きでソ連軍団に侵攻される可能性が一番高いレベル状況ですからのぉ。

アメリカ役に立たなそうですし。

なので徹底的な航空戦力による阻止攻撃が必須。
西独君とフランス君には涙を飲んでもらう。

192モントゴメリー:2024/05/24(金) 21:52:47 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>191
言うても、ソ連君の事前想定では「2週間でパリまで」がゴールですんで
(全てが上手く行ってもピレネー山脈まで)
北海道までは兵站が持たないかと

193トゥ!ヘァ!スマホ:2024/05/24(金) 21:54:54 HOST:sp49-109-131-216.tck02.spmode.ne.jp
>>192
フランスのガソスタで燃料補給ゾイ!(ドイツ軍並感)

しかし明らかに日本狙っていそうな動きなんで劇中のソ連は何かしら自信があるのかもしれませんね。

もしくは当初の予定通り取りあえずパリで止まるつもりなのか。

194奥羽人:2024/05/24(金) 22:00:56 HOST:sp49-109-150-22.tck02.spmode.ne.jp
>>192
パリまでだいたい700km、帯広まではだいたい1500kmなので二倍になりますねぇ


転移のどさくさに紛れてか、しばらくたった後に焦ってかは決めてませんが……70年代後から80年代のソ連っていろいろ危うくなって、このままじゃいずれ西側に対して決定的な遅れを取る、みたいな考えがあったらしいんで、追い付けなくなる前に一発逆転みたいな感じに考えてます

195トゥ!ヘァ!スマホ:2024/05/24(金) 22:09:06 HOST:sp49-109-131-216.tck02.spmode.ne.jp
>>194
急いで物資を極東から欧州に運んで泥縄的でもいいから日本本土まで侵攻…

って感じになるかもですね。

足りない分は現地徴収だ!!

実際のところ北海道までを制圧すれば地続きでアイルランドにまで攻め込めるので、ソ連からすれば出来れば北海道まで取りたいところ…

196モントゴメリー:2024/05/25(土) 00:06:23 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>169
>某智謀大統領と某参謀総長が復帰すれば戦車乗りのエースになるのもあり得なくもない

参謀総長の方はまだ現役ですし。
FFRの国防参謀総長は「大統領への助言」が主な職務ですので、平時はそこまで忙しくありません。
なので、空いた時間で若者相手に腕を磨いております。

合法ロリ大統領に関しては、「大統領専用車両」のラインナップに『主力戦車』があるのだ…。

197モントゴメリー:2024/05/25(土) 21:32:27 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
私も投稿いたします。
校正出来次第、行きます。

198モントゴメリー:2024/05/25(土) 21:34:59 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
幼き日の記憶

フランス連邦共和国(FFR)、Hexagone(六角形=FFRヨーロッパ州)のとある所。
その酒場には老人たちが集まり、ワインを傾け談笑していた。
彼らは同じ意匠の、そして年季の入った軍服に袖を通していた。
その姿を見た他の客たちは、好意的な視線を送り何人かはその輪の中に入ろうと近づく。
しかし、彼らの胸にあるそれを見た瞬間、そうした若者たちは最大限の敬意を表しつつ離れていくのである。
老人たちの軍服は海軍の、それも大戦中の共和国海軍のものであり、それだけでも敬意を表されるに値する。
しかし、胸元の“それ”は別格であった。
それ——第二次ゼーラント沖海戦参戦記章——は現在のFFRにおいては勲章に匹敵する価値あるものなのである。
これに比肩する栄誉は、エスト・デ・パリ解放作戦参戦記章やリシュリュー刀など片手で数えられるほどしかない。
更に言うなら、老人たちのものはその記章の中でもまた格別なものだった。
その記章にはRの文字と、それに続き数字が刻まれていた。
これを持つことが出来るのは、あの日『我らが指揮官』、戦艦リシュリューに乗りこんでいた者だけなのである。
他国の人間からすれば、勲章と違い年金も付与されないただの記念品であるが、フランス人にとってはレジオン・ドヌール勲章よりも尊いものなのである。

「おじいさま方!!」

そんな酒場に見合わない厳かな空気に、これまた酒場にそぐわない幼い声が響く。

「おお、マリー!今日も可愛いな」
「もう、お世辞がお上手なんだからっ」

幼女はおませな口調で返す。

「いやいや、本心じゃよ。あと10年くらいしたらフランス1の美人になるじゃろうて。
…ワシが30歳若ければなぁ」
「残念ですがその予測は外れますわ。『フランス1の美女』の座は私の予約席ですから」

そう老人に返したのは、今酒場に入って来たばかりの少女——こちらも酒場にはまだ早い——である。

「アナイス姉さま、遅いじゃないの」
「貴方が急ぎすぎなのよマリー」

今日のアナイスはマリーの保護者的立ち位置である。
(2人がペアを組めば必然的にそうなるであろうが)
幼女と少女の掛け合いを見ながら老人は大笑する。

「お前も相変わらずだなアナイスよ。
 お前さんを忘れていた詫びに一杯おごってやろう。……一杯だけだからな?」
「では、“赤”を♪」

未成年者に酒を勧め、未成年者も平然とそれを受け取るという背徳的な光景であるが、それをとがめるものはいない。
この当時は、まだ戦前の「ゆるい」空気が残っていた最後の時代なのである。

199モントゴメリー:2024/05/25(土) 21:35:56 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
「マリーも飲む?」
「遠慮するわ。私は姉さまみたいな『悪い子』じゃないもの。
…それよりもおじいさま。また“お話”を聞かせてくださいな!!」

マリーは子供特有の無邪気さと無鉄砲さで「英雄」たちに接する。
周囲の大人たちがハラハラする中、老人たちはむしろ楽しそうである。
…しかし、そこは老人。
老人とは、子供と『遊ぶ』ことが何よりも楽しいのである。

「ん〜?話と言ってもなぁ?最近は物忘れが激しくてのぉ。昔のことがよく思い出せんのだわい」
「もー!なんでそんなイジワルいうのよ!?」

プンスコするマリーに対し、老人の一人が(人の悪い)笑みを浮かべてこう言った。

「“あの歌”を聞いたら思い出せるかもしれんのぉ?」

それを聞いたマリーは破顔し

「もう、それを早く言ってよ!それくらいお安い御用だわ!!
私もおじいさまたちの演奏を聴きたかったしね」
「そう言ってくれると嬉しいのぉ。…じゃあ、皆よ。一丁やるか!!」

その掛け声を合図に老人たちはフルートやギター、ヴァイオリンを取り出す。
古来から、海の男にとって音楽と楽器は切っても切れない縁である。
老人たちもその例に漏れず、中々の演奏技術を持っていた。
演奏が始まり、マリーが歌い始めた。

ブレストの傍(そば)               昨年(さくねん)の7月のある朝
ボカージュから出(い)でた娘(こ)が       俺に微笑みかけたんだ
可憐な二つの裸足から白金(しろかね)の毛先まで   妖精のような美しさに心撃ち抜かれたんだ

デン・ヘルダーからスカパ・フロー ノーフォークから横須賀まで
旗立てても見つからないさ 彼女ほどの乙女は

手拍子の中、歌は2番に入る。

走り去る彼女を眺め     頭を掻きながら
側仕えの娘(こ)に尋ねる 「あの白金の乙女は?」
幼女は胸を張り叫ぶ    「あの方こそ我が道標(しるべ)!
戦艦リシュリュー      このブレストの輝ける星!!」

デン・ヘルダーからスカパ・フロー ノーフォークから横須賀まで
旗立てても見つからないさ 彼女ほどの乙女は

アナイスが馬手にワイングラスを、弓手にビデオカメラを持ちながらそれを観ていたことにマリーは気が付かなかった——。




——時は流れ、パリはエリゼ宮にて。

「この時のマリーは可愛かったわねぇ。今みたいに腹黒くなくて」
「アナイス姉さま止めてください!!!!」

“同志”たちだけの宴の席で、マリー・マフタン大統領は顔を真っ赤にして転げまわることになった。

200モントゴメリー:2024/05/25(土) 21:36:57 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
同志635のエラン・ヴィタールを受けて、こちらも返礼しようとしていましたが、ようやく時間が取れました。

『ブレストの輝ける星』
以前書いた歌詞はそのまま和訳したやつでしたが、今回は“旋律対応”!
つまりそのまま歌えるのだ!!
さあ、みんな歌ってみよう!?

つttps://www.youtube.com/watch?v=l4GRx0s9ZN8

201名無しさん:2024/05/25(土) 21:48:49 HOST:p6280002-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
たまげたなぁ…

202New:2024/05/25(土) 22:17:51 HOST:182-164-219-99f1.osk1.eonet.ne.jp


203モントゴメリー:2024/05/25(土) 22:22:16 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>201
くろうま氏にお褒めいただき光栄の極み

>>202
どうも

204635:2024/05/25(土) 22:25:14 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
乙です。
この後、二人の少女は転属する彼らを見送る側へとなるのでしょうな。
遺言は『ブレストの輝ける星』で転属を祝って欲しいとかありそうだ。
なお、長生きした我らが指揮官の戦友を送る場合の弊害。

お話より数十年後のエリゼ宮。


「マリー様、アナイス参謀総長。此度転属された我らが指揮官の戦友より見送って欲しいとの御遺言が。」

「そう…久々ねマリー…。」

「最後は十年前だったかしら?それで遺言は?」

「それが…あの…。」

「どうしたの?」「我らが指揮官の戦友の遺言だもので出来る限りはするわ。」

「あの…その…ブレストの輝ける星を葬式で歌ってほしいと…。」

「……。」←マリーちゃん、ょぅι゛ょ歳+数十歳

「……。」←アナイスちゃん、マリーちゃんより年上+数十歳


公開処刑である。

205モントゴメリー:2024/05/25(土) 23:27:58 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>204
「返歌」が遅くなり申し訳ございません、同志よ。
(ネタスレでやるのが自然ですが、内容的には大陸スレが適切と判断しました)

>長生きした我らが指揮官の戦友を送る場合
爺さんたち確信犯やなww
そう言えば同志の作品だと、第二次美魔女化改装時点でも一定数が存命でしたね>我らが指揮官の戦友
(まあ、樺太防衛戦に参戦した我が祖父が今年まで健在でしたから不自然ではありませんが)

>公開処刑である。
同志の作品みたいな状況になったら、逆に「今歌わずにいつ歌うのよ!?」と開き直って熱唱するかもですねw

206戦車の人:2024/05/25(土) 23:49:59 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
乙でした。
伝説の老兵からすればマリー様も、本当に可愛い孫みたいなものだったんでしょうねえ…
まさか後々大統領になるとはw

207モントゴメリー:2024/05/25(土) 23:54:01 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>206
大人たちは「敬して遠ざける」で全然構ってくれないので寂しかったところに
中央突破してきてくれるのですからね、嬉しかったでしょう>マリーたち

>まさか後々大統領になるとはw
なお見た目はほとんど変化しない模様ww
(FFR脅威のアンチエイジング技術)

208635スマホ:2024/05/25(土) 23:56:19 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
>>205
>「今歌わずにいつ歌うのよ!?」
マリーも一般的FFR国民としての羞恥心はありそうなのでその台詞出るのは我らが指揮官の戦友最後の願いだからとヤケクソになってるかと。

209モントゴメリー:2024/05/26(日) 00:04:56 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>208
アナイスちゃん「じゃあ、マリー頑張ってね!!」(窓から逃亡しようとする)
マリーちゃん「お待ちなさい、『ベルナルド総参謀長』?」(服を掴む)
アナイスちゃん「あの時みたいにマリー一人で歌いなさいよ!?」
マリーちゃん「『戦力の逐次投入は敗北への片道切符』でしょう?それに、姉さまの方が歌上手いじゃない」(ハイライトオフ)

210モントゴメリー:2024/05/26(日) 00:53:32 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
作中のイメージ映像に一番近いのはこれかな?

つttps://www.youtube.com/watch?v=mkTI1L2Ap3s

あと、歌詞の解説。
サビの部分は、以前の説明の様に
「デン・ヘルダー(蘭)やスカパ・フロー(英)、ノーフォーク(米)そして横須賀(日)。
すなわち世界の列強海軍全てを見渡してもリシュリューに勝る艦は存在しないのだと声高に宣言している」

のですが、”旗立てても”つまり「征服しても」見つからないと言っていますが
敵である蘭帝(デン・ヘルダー)や日本(横須賀)はともかく、味方であるはずの英国(スカパフロー)や米国(ノーフォーク)まで
ナチュラルにそう言っちゃう所に当時のフランス海軍の心境が現れております。

211戦車の人:2024/05/26(日) 01:11:03 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>207
一人の子どもとして接してくれた、自分の立場を気にしないで話をしてくれた。
そういう大人は嬉しいですよね、マリー様が懐くはずです。
え、マジで!?<外見に変化がない

212名無しさん:2024/05/26(日) 02:20:26 HOST:182-165-56-211f1.osk3.eonet.ne.jp
>>210
リシュリュー教の御陰でイル・ド・フランスやノルマンディーの件を未だに恨んでおりますからなぁ>FFR
降伏した米英艦をうっかり沈めたのを「イル・ド・フランスやノルマンディーの復讐だ!」とか言って正当化してるお国ですし

213名無しさん:2024/05/26(日) 14:15:35 HOST:KD106146119028.au-net.ne.jp
まあ史実のジョージワシントンはフランス軍の斥候隊を宣戦する前に皆殺しにしてるからな


ジョージワシントン「生贄の獣【インディアン】を支援するフランス野郎は根絶やしだ」

214モントゴメリー:2024/05/26(日) 14:23:36 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>212
国際法上、敵に降伏した味方の艦船を攻撃するのは(色々条件が付くけど)合法です。

今までの貴方の発言から、私が嫌いなのは重々承知しているので今まで黙ってましたが
相手を攻撃するなら相手の行動をよく知ってからやりなさい。

この愚か者が。

215戦車の人:2024/05/26(日) 14:39:29 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
そういえばふとマリー様で思ったのですが…
大統領の朝昼晩の献立ってどんな感じなんでしょうね。
今でも戦車兵時代を忘れないよう、極端に華美なものではないのかな?
フランス料理だから美味しそうですけど、レーションもかなり豪華でしたし。

216モントゴメリー:2024/05/26(日) 14:50:15 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>215
こんな感じです。

つネタ161_モントゴメリーさま_銀河連合日本×神崎島ネタSS 635氏支援ネタ——「さらば、“刺激無き”日よ」——
ttps://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/8162.html

『シャワーで汗と硝煙を落とした後はpetit dejeune(朝食)である。
FFR大統領、「Notre Commandant」代行の食事である。
それは豪華な、フランス料理の粋を集めた5皿のフルコース……ではない。
バゲット(日本人は「フランスパン」と呼ぶ)とカフェ・オ・レのみの質素なものだ。
マリーが努めてそうしているわけではなく、フランスの朝食というものはこんなものなのだ。
petit dejeune(小さな昼食)の名前の通り“おまけ“みたいな感覚なのである。
固形物をとらず、カフェ・オ・レのみで済ませる者も多い。
そもそも、café au laitとは朝の空きっ腹には刺激が強すぎるコーヒーを牛乳で和らげるために「フランス人が」発明した飲み物だ。
このように標準的な朝食であるが、よく見てみればマリーの個性も見て取れる。
バゲットにはジャムや蜂蜜がたっぷり、カフェ・オ・レにもミルクと砂糖がなみなみである。
甘党の彼女らしいが、メイドや側近たちは気が気でない。
今少し控えて頂けないかと諫めて来るがマリーはどこ吹く風である。』

217戦車の人:2024/05/26(日) 15:03:02 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
おお、日本で言うフランスパンとカフェオレ…ですかね。
私も胃腸が弱くコーヒーは(味は好きなんですが)胃が痛くなりまして、
ミルクで緩和するって習慣、昔からフランスであったんですね。
毎朝鍛錬を欠かさない拳銃射撃、これは後々の設定で加わった10ミリ強装弾でしょうか。

218モントゴメリー:2024/05/26(日) 15:17:09 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>217
なお休日はこんな感じです。

つ大陸194_モントゴメリーさま_日蘭世界IF 仏帝連合ネタ試案——「賑やかな休日」——
ttps://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/8091.html

『シャワーで汗と硝煙を落とした後は朝食である。
普段ならばバゲットとカフェオレで済ますところだが、今日は休日。
少し贅沢にパン・オ・ショコラ とショコラショーだ。
ショコラの甘味を堪能しつつ、マリーは今日の予定を想起する。』

>これは後々の設定で加わった10ミリ強装弾でしょうか。
ですね。
ちなみに、運動エネルギーでは「最強の短機関銃」ことMP7の4.6×30mm弾に2倍以上なのだ…。
(貫通力は直径が小さい方が有利なので詳細に計算しないとわかりませんが)

219戦車の人:2024/05/26(日) 15:24:01 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>219
おお…チョコレートの菓子パンとショコラショーですか。
メインと飲み物でチョコがダブってしまった(ゴローちゃん並感
10ミリ強装弾って確かノーマオートクラスだと、本当に運動エネルギーでかいですからね。
確か原作のマリー様、どっちかと言えば小柄なので…大型自動拳銃がある意味で映えますね。

220635スマホ:2024/05/26(日) 15:31:36 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
ちなみに10mmオート弾は装填可能な拳銃と共に大型野生動物(ヘラジカ、クマ)からの自衛用としてアラスカ警察やノルウェー国境警備隊されてるくらいの威力はある。

9パラでも北米の大型熊殺傷した事例あるけど強装弾な上にクマが10発程撃ち込んで走って逃げてから息絶えたからバックアップと自衛用にはこちらの方が良いかと。

これらからすると支那中央地域のラリってるの相手にも十分な効果が見込めるかと。

221戦車の人:2024/05/26(日) 15:36:11 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
実包の種類によっては1000ジュール超えてますね、運動エネルギー…
アーマーベストに対してどうかは兎も角、
セクトのような薬物キメてそうな連中を一撃で阻止するには、強力そうです。
こいつを使う拳銃となるとグロック20相当ですかね、最近のストライカー式ですと。

222635スマホ:2024/05/26(日) 15:49:43 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
>>221
以前も書きましたが野生動物相手には最低でも30-06スプリングフィールドが欲しいところ。
人間も動物としては大型に属するので30ウィンチェスターマグナ厶や338ラプアマグナムクラス使う火器が欲しいですね。
338ノルママグナム使うsig mg338機関銃とかラリった人間の突撃の群れも粉砕出来るでしょうな。

223戦車の人:2024/05/26(日) 16:03:13 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>222
ちょっと弾薬は重くなりますが、突撃破砕射撃にはすごく便利でしょうね<SIG338
ただM4カービンの「威力不足」が実は命中弾を得ておらず、
ACOGなど照準補助装置を用いてから、次々有効弾を出した…ってのも本当なんですかね?

224名無しさん:2024/05/26(日) 19:02:41 HOST:182-165-56-211f1.osk3.eonet.ne.jp
歩兵火器が自動化されると命中までに消費する弾薬数(=外れる弾数)が跳ね上がりましたからな
特に初陣のナム戦はジャングルで枝葉に当たって弾道がずれるという小口径高速弾と相性が極めて悪い環境でしたし
>>214
合法か非合法かの以前に、曲がりなりにも同じ連合国の艦を誤射で沈めておいて「うちの客船に酷い事した復讐じゃ!(要約)」とさも狙って沈めたかの様な物言いを公言するのは国家としてどうなのでしょうか

225モントゴメリー:2024/05/26(日) 19:06:47 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>224
同盟国の、それも民間船舶を国際法を無視して接収するのは国家としてどうなのでしょうね?

226モントゴメリー:2024/05/26(日) 19:08:47 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
あとね、そのエピソード書いたの私ではなく同志635の作品なんですよ。

私が嫌いだから私の作品を攻撃するのは理解しますし、全力が迎え撃ちますが
関係ない同志まで攻撃するのは止めていただきたいですな。

227635:2024/05/26(日) 19:31:55 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
>>224
>合法か非合法かの以前に、曲がりなりにも同じ連合国の艦を誤射で沈めておいて「うちの客船に酷い事した復讐じゃ!(要約)」とさも狙って沈めたかの様な物言いを公言するのは国家としてどうなのでしょうか
その話が公式に出てくるとすればまだ関係あった戦後すぐの話じゃなくてどう考えてもFFRによるローデシア切り取りやBCによるFFR内反政府勢力への物資提供で英仏関係が完全に拗れた戦後数十年後、
FFR国教が定着する1980年代以降の話なので完全にイギリスがフランスの敵になってるころの話でしょうな。

>「うちの客船に酷い事した復讐じゃ!(要約)」
国家としてどうなのかと言っても同様の発言は現代の独立国でも同様の発言するのあり得る話ですからねえ…ましてや不倶戴天となったのならば尚更。
イラン、イスラエル、ウクライナ、ロシアはそれが平常運転でしょ?
先進国でもトランプさんとか平気で言いそうですし、ドイツでも極右認定した人物を逮捕した際に政治家が平気でそんなこと言ったりしてますよ。


後、そんなFFRでもねえ…リアルのどの国家よりマシなんですよ。
強権を用いて国土の全てを文化や言語をフランスに染め抜きましたが国内を安定、発展させた上に貧困をほぼ根絶させ国民に権利と自由を与えたというのは国家として偉業なんですよ。
国際法の遵守きちんとするだけ立派なんですよ守らない国の方が大半ですし…ホント、リアルってクソ。

228モントゴメリー:2024/05/26(日) 19:36:25 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>227
FFRも「理想の国家」かもしれませんが、「無謬」でも「無欠」でもありませんからね。
それは人間が運営している限りどうしようもないのです。

229戦車の人:2024/05/26(日) 19:41:05 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>227
何だったら個人でも道交法や迷惑条例さえ守らない人、結構いますからねえ…
そういえばFFRの自動車メーカーってどんなのがあるんでしょう?
やっぱりルノーとかプジョーが元気なんですかね。そして併合されるダチア・サンデロとかw

230モントゴメリー:2024/05/26(日) 19:47:53 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>229
>ルノー
外国人のイメージ「ルノー?ああ、フランスの『戦車メーカー』だね」

という『三菱枠』になっております。
戦後一貫してFFRのMBTはルノー製なので…。
あと、一般車の輸出入が少ないのでそっちのイメージが薄い
(実際はそっちも色々作っているんですが…)

231名無しさん:2024/05/26(日) 19:49:37 HOST:KD106130196238.au-net.ne.jp
乗用車は不明だが、トラックはソミュアが強そう(大元はトラックメーカー)

232戦車の人:2024/05/26(日) 19:52:05 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>230-231
MHI枠ですかあ、FFRのルノーは…
ということは車両も多岐にわたり開発能力はあるんでしょうけど、
日蘭世界ってそれぞれ、自分の勢力圏で経済が回せますものね。
あ、調べたらソミュアってハーフトラックも作ってましたか。

233635:2024/05/26(日) 19:53:02 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
>>230
実際、FFR以外だとテキサスと全勢力からの輸入車がある朝鮮王国くらいでしょうね。FFRの車が普通に走ってるの。
それ以外だと好事家が個人輸入したとか朝鮮王国系の代理店経由とかくらいしか輸入手段がない…後、維持費が高い(部品輸入費用と整備出来る人間が極小)。

234名無しさん:2024/05/26(日) 19:55:20 HOST:KD106130196168.au-net.ne.jp
南米のいくつかの国とローデシア王国もあるにはある

235モントゴメリー:2024/05/26(日) 21:00:10 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>233
日蘭日本だと「外車が欲しい!!」と思ってもベンツ(独)やフィアット(伊)で良いやん、になりますしね…。

236名無しさん:2024/05/26(日) 21:54:36 HOST:KD106130196224.au-net.ne.jp
さらに言えば、それらよりも先に蘭車が来そうですしね

237635スマホ:2024/05/26(日) 23:06:51 HOST:119-171-249-59.rev.home.ne.jp
ただそれでも好事家というものは欲しい物は欲しい物で日本国内にも少ないながらもFFR製の車はあるでしょうな。

238モントゴメリー:2024/05/26(日) 23:27:12 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>236
フォッカーとかが乗用車作るのかな?

>>237
あとは各企業や国営機関が調査用に真っ先に輸入しそうですね。

239モントゴメリー:2024/05/26(日) 23:47:56 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
まあ、FFR単体でも人口4億人越えですから、こっちの欧州連合に匹敵する規模。
内需もそれに準じるので国内でも産業を回せますがね。
(エストシナ植民地を含めるともっと人口増える)

240陣龍:2024/05/27(月) 07:56:54 HOST:124-241-072-209.pool.fctv.ne.jp
国籍無差別全世界の名車やスポーツカー、スーパーカーが一堂に会するモータースポーツの大祭典は
朝鮮王国でしか見られないか(´・ω・`)

…お宝〇定団で戦前輸入されたフランス自動車(稼働状態)とか出て来たらどれ程の値段になる事やら

241名無しさん:2024/05/27(月) 10:45:21 HOST:sp49-106-115-197.ksi01.spmode.ne.jp
>>240
ルノーft戦車稼働状態のが日本の何処かのマニアとか持ってそう

242名無しさん:2024/05/27(月) 11:09:58 HOST:KD106130196028.au-net.ne.jp
セクト戦初期はフランス軍の補修部品を日本や朝鮮で
作っていた可能性あるから図面からの復元や当時の実車は確かにあるかもしれない

243名無しさん:2024/05/27(月) 16:50:45 HOST:212.196.128.101.dy.bbexcite.jp
>>240
モータースポーツ自体は技術振興や宣伝を目的に国策でやるかもしれないので
OCUやFFRといった垣根を超えて互いに招致はやってるんじゃないですかね?
それに意外と中立国は多いから他の国でも開催余地はあるかと

・中立 ※一部推定を含む
 ・ 朝鮮帝国
 ・ スイス
 ・ ノルウェー
 ・ デンマーク
 ・ モナコ(周辺一帯がOCUイタリアに割譲されたが、FFR寄り中立で独立を維持しているかもしれない)
 ・ アンドラ(位置的におそらくOCU/FFRの間で中立)
 ・ エチオピア
 ・ ブータン(若干BCインドの影響を受けているかもしれない)
 ・ チベット(若干OCUの影響を受けているかもしれない)
 ・ バングラデシュ(従来はOCU/BCの影響大。内戦直前の革命政府はCIS/FFR寄り。内戦後は国際連盟暫定統治)

・中立(歴史経緯的にOCUないし親蘭的な中立国)
 ・ スウェーデン王国
 ・ アイルランド(戦後、OCUの政策で北アイルランドを編入)
 ・ コルシカ共和国(戦後、OCUの政策で分離独立)
 ・ バルチスタン藩王国連合(インド核危機後に分離独立。OCUペルシャ寄りの中立)
 ・ 中央アメリカ連邦共和国

・中立(嘆きの牢獄三羽烏)
 ・ ルクセンブルク
 ・ セルビア
 ・ モンテネグロ(上記二つよりは海に面するだけややマシ)

244モントゴメリー:2024/05/27(月) 21:35:30 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>243
ル・マン24時間レース「いらっしゃい!!」
パリ・ダカールラリー「自然環境はともかく、治安は見違えるほどに改善したぜ!!」
(「世界一過酷なレース」と言われる理由の半分は治安関係)

245名無しさん:2024/05/28(火) 08:37:36 HOST:KD106130196021.au-net.ne.jp
技術宣伝を目的とした国際レースだと
史実みたいな枠以外に
「人の手で運転する」
「競争相手に加害してはいけない」
「車体の限界寸法や重量を規定して階級分け」
それ以外は自由!なレースがあるかもしれない

246名無しさん:2024/05/30(木) 17:27:43 HOST:sp1-73-12-109.nnk01.spmode.ne.jp
>>245
レシプロ飛行機のアンリミテッドネタは度々あったな
試作機F4Uで、エアレースに日本相手に勝利したりとか

247名無しさん:2024/05/31(金) 17:07:26 HOST:KD106146056076.au-net.ne.jp
朝鮮戦争のドラマでコルセア戦闘機でミグ15撃墜してる動画有ったなー

248名無しさん:2024/05/31(金) 17:52:45 HOST:sp49-106-130-9.ksi01.spmode.ne.jp
>>247
史実なんだよなあ
(韓国義勇空軍兵士が、飛行場を空襲にきたミグ15をムスタングで撃墜する捏造ドラマはあったが)

249635スマホ:2024/06/01(土) 20:58:10 HOST:119-171-231-99.rev.home.ne.jp
機動力以て防御力とするとかいう戦後第2世代MBTのお題目あり、
当たらなければどうということはないとか創作の言葉ありましたがリアルの映像で迫撃砲や自爆ドローンを鈍重なMARPで走りながら回避し続けるのとか見るとナニコレ…となりますな。
今までもあったのが出てなかっただけなのか…。
案外FFRの超人的技巧とかも比較的あり得ることなのかも。

250モントゴメリー:2024/06/01(土) 21:14:20 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>249
「優れた兵士は優れた兵器に勝るのだ!!」
(『黒騎士物語』より引用)

251戦車の人:2024/06/02(日) 01:30:11 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>250
「でもテクノロジーだよな」(バトルオーバー北海道・斎藤中隊長)

252名無しさん:2024/06/02(日) 09:54:41 HOST:KD106146070063.au-net.ne.jp
来るなら来てみろイワン(ソ連軍)め日本人の意地を見せてやるby防衛省長官

253奥羽人:2024/06/02(日) 09:59:47 HOST:sp49-109-150-166.tck02.spmode.ne.jp
>>249
情報化社会になって色々見えやすくなったのはありそうですね


1010頃に投稿します

254名無しさん:2024/06/02(日) 12:05:06 HOST:opt-133-123-181-224.client.pikara.ne.jp
奥羽人さん、暗殺されたかな?

255モントゴメリー:2024/06/02(日) 12:29:55 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>254
いや、空から落ちて来たロボットが再起動して通信回線が破壊されたのかもしれない
(天空の城並感)

256奥羽人:2024/06/02(日) 12:38:24 HOST:sp49-109-151-188.tck02.spmode.ne.jp
ちょっとエアちゃんにボコボコにされてました

257奥羽人:2024/06/02(日) 12:38:55 HOST:sp49-109-151-188.tck02.spmode.ne.jp

「東洋故の特殊事情によるもの」

これは、日露戦争における欧州列強の観戦武官が戦争全体を総括して出した結論である。
当戦争は、後の第一次世界大戦で開花する戦術的、戦略的要素が初出してきた戦争である。
しかし後の戦争にて欧州列強は、当戦争の惨禍を拡大再生産したような惨状を引き起こしており、ここで得られた戦訓は生かされていないように見える。
では、何故そうなったのかを見ていこう。


・・・・・・・・・・・・・・・・

【ハルビンの戦い】

日露開戦以降、戦局は大まかに「退く露軍を追う日本軍」という形で推移していた。
以前に行われた幾らかの会戦では日本軍の勝利が続いたものの、露軍は損害を出しつつも早期撤退によって包囲殲滅は回避しながら満州の奥へ奥へと戦場は移っていった。


1904年11月。
いよいよ冬の寒さも本格的になってくる頃、日露両軍は満州最後の重要拠点、ハルビンへと集結した。
特に露軍は、総司令官クロパトキンの描いた計画……日本軍との全面直接対決を極力避けた上でシベリア鉄道の輸送力を活用し、兵力と物資の蓄積を図りつつ、日本軍を北方に吊り上げて補給路が伸びきり疲労が激しくなった所を一挙に殲滅するという作戦に従い、着々とハルビンの要塞化を推し進めていた。
ハルビン周辺には既に36万の露軍兵士が展開しており、続く40万の増援部隊がシベリア鉄道を経由して続々と到着していた。
彼らはハルビンを中心に多数の堡塁と塹壕、永久陣地からなる三重の防衛ラインを構築しており、その防御力は往時の旅順要塞にも匹敵し、正面からの攻勢ではどれ程の損害を積み上げたとしても攻略は不可能に思えるものだった。

対して日本軍は3個軍60万人を、長春市からのラインを中心に側面へと伸びるように展開させていた。
既に遼東半島や山海関に伸びる南満州鉄道と接続する港湾を抑えており、大量の工兵部隊や機関車、自動貨車を投入して前線への物資供給能力を増強。
補給線が延びきって疲弊した日本軍を叩くという露軍の目論見は、既に半分崩れていた。

そうして日本軍の展開が完了した
26日、日本軍の各正面より準備砲撃が始まった。
野砲、重砲併せて約5000門の火砲が火を吹き、数日かけて200万発の砲弾を露軍防衛線に投射。
特に41糎短榴弾砲や28糎列車榴弾砲の砲弾は、コンクリートや表土で固められた堡塁に対しても効果的であり、その一際大きな炸裂音は露軍兵士を震え上がらせたという。

258奥羽人:2024/06/02(日) 12:39:47 HOST:sp49-109-151-188.tck02.spmode.ne.jp

30日朝、所定の砲撃を完了させた日本軍は、ハルビン南西より独立戦車旅団と数個の歩兵師団を前進させる。
一号戦車(*1)の横隊を先頭にして隠れるように歩兵隊が防衛線に接近すると、生き残った露軍の機関銃と軽野砲による猛射を受けた。
市街正面に展開した第9師団は、戦車と砲撃によって出来たクレーターに身を隠して応射するも一時間後に後退を開始。
また、松花江沿いに前進していた第11師団も生き残った露軍堡塁の抵抗に合い、突破できずに後退している。

《*1:一号戦車。箱形戦闘室の正面にケースメイト式57ミリ海軍砲もしくは75ミリ山砲一門と機関銃、側面に機関銃4丁。正面装甲30〜40ミリ。290hpガソリンエンジン。塹壕突破用ではなく散兵線を構成する歩兵の代替戦力として設計された》

準備砲撃が不十分だと考えた日本軍は同日中に砲撃を再開。新たに発見された堡塁や陣地を目標に加えて、12月6日までに追加で200万発の砲弾を発射。
砲撃では通常榴弾の他、防衛線の補修を妨害するために榴散弾や噴進弾を加えて昼夜問わず行われた。

4日に東の金龍山方面から日本軍側面に対して露軍数個師団が逆襲を行ったものの、これを察知していた日本側は事前に野戦築城からなる防衛線を構築。
山地を迂回した為に重火力を発揮できない露軍を1000門近い野砲と無数の機関銃で迎え撃ち、1万2千人程度の損害を与えて撃退した。
5日には尚志市を経由して更に日本軍の南方へと回り込もうとした露軍騎兵隊を戦車旅団が迎撃。機関銃と榴散弾の猛攻撃によってこれを壊滅させている。

6日昼に第二次砲撃を完了した日本軍が再度前進を開始。
この時も残存した露軍歩兵と軽砲による迎撃を受けたものの、その抵抗力は明らかに脆弱となっていた。
日本軍は一端前進を停止し、短射程の野砲と噴進臼砲を前線後部まで進出させて露軍抵抗地点に対して集中攻撃を実行。
歩兵隊と戦車は砲撃支援の下、防衛線に向かって漸進していった。
そうして夕方頃までには全正面にて外郭防衛線を突破、制圧。

同日、ハルビン西方で200門の野戦砲と400門の噴進砲から支援を受けつつ秋山戦車旅団と歩兵数個連隊が松花江を渡河。軍団規模の露軍部隊がこれを迎え撃ち、両軍は河畔で激戦を繰り広げた。
日本軍は多方向から攻撃を行う露軍への対処に苦戦したものの、火力差を生かして徐々に前進。
数時間後に損害に耐えきれなくなった露軍が後退し始め、日本軍は前進を再開してそのまま東清鉄道周辺を制圧、チチハルとハルビン間の接続を断った。

東側を除く全面から包囲された露軍は、残存戦力を纏めてウラジオストク、ハバロフスク方面へと撤退を開始。
クロパトキン司令官もハバロフスクへと脱出した。
日本軍は終戦までに西は満州里からイルクーツク近郊、東はアムール川まで進出して露極東軍を完全に遊兵化させた。


・・・・・・・・・・・・・・・・


「日本軍はハルビンに地獄を作り出し、我々はあの業火の下で人が耐えているとは到底信じられなかった」

「タタールのくびきは蘇った。馬を戦車に、弓を大砲に代えて」

この欧州観戦武官の証言のように、日露戦争は日本が新兵器と大火力によって巨大なロシアの陸軍を圧殺した戦いと見られる事が多い。
ここから得られた知見は欧州列強で一部参考にされたものの、全体としては極東の特殊性として語られる事が多かった。

なぜなら当時、日本以外の国では日本並みの砲火力を用意することは不可能。
そして、欧州列強の軍は遅れ気味のロシア軍よりはスマートに戦える筈だと考えてたからだ。

しかしこれは後の第一次大戦で無謀な突撃を繰り返し、ヴェルダン要塞の戦いでは各国が2400万発もの砲弾を撃ち込むようになった事を考えた場合、あまりにも自軍を過大評価、同時に過小評価していたと言わざるおえないだろう。

259奥羽人:2024/06/02(日) 12:42:53 HOST:sp49-109-151-188.tck02.spmode.ne.jp
以上となります

欧米「日本軍以外にあんなの出来るヤツいないだろ!いい加減にしろ!」


260名無しさん:2024/06/02(日) 12:55:45 HOST:opt-183-176-44-232.client.pikara.ne.jp
 乙です。

 これ、史実で観戦武官が本国に要塞攻めや野戦について目撃した報告(塹壕と鉄条網と機関銃の有効性、騎兵突撃の地位低下など)が、極東の特殊事情だと顧みられなかったようになる可能性ありますかね?

 確か、史実では「鉄の規則と精神と肉体の欧州の白人を、軟弱な規律と精神と劣等な肉体の黄色人種と同一視するな」でしたか。

 尤も、フランスは違う意味で「やはり銃砲より銃剣突撃こそ最後の決め手」みたいな自国のドクトリンを確信したという説も。

261名無しさん:2024/06/02(日) 12:59:07 HOST:opt-183-176-44-232.client.pikara.ne.jp
↑訂正。

☓これ、史実で
○こちらも史実同様に

262奥羽人:2024/06/02(日) 13:19:46 HOST:sp49-109-151-188.tck02.spmode.ne.jp
>>260
史実では人種差別的偏見からの視点でしたが、こちらはどちらかというと「ここまで被害が拡大したのは極東というフィールドで大火力の日本軍と拙い実力のロシア軍が衝突した為であり、実力の近しい欧州諸国の戦争ではこれ程悲惨な事態は起きないだろう」という楽観ですね。

263奥羽人:2024/06/02(日) 13:23:46 HOST:sp49-109-151-188.tck02.spmode.ne.jp
あぁ、でも塹壕や鉄条網が効力を発揮する様を見せる前に砲弾で全て吹き飛んでるので、そういった意味では効力が理解されない可能性はありますね。
逆に、戦車や自動車を大量に用いて圧殺する手法はWW1でドイツが真似して実践し多大な結果を挙げます

264弥次郎:2024/06/02(日) 13:25:45 HOST:softbank126036058190.bbtec.net
乙であります

流石南北戦争とか日露戦争と同じことをWW1で繰り返した欧州諸国だ、面構えが違う(白目
まずはそのド派手なレッドコートを脱いで、このスコップとワイヤーカッター付きの銃剣を持つことから始めようか

265New:2024/06/02(日) 15:20:32 HOST:121-84-151-156f1.osk1.eonet.ne.jp
乙正しくレベル(工業)上げて物理(火力)で殴ってるから余計参考にしてはいけない扱いになったかな。

266戦車の人:2024/06/02(日) 15:57:16 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
投下乙でした、秋山戦車旅団というパワーワード。
史実の日露戦争の戦訓もスルーされましたが、
こっちでは「あんな火力と兵站準備できるか!」でしたかw

267基盤屋:2024/06/02(日) 16:30:31 HOST:156.146.231.153.ap.dti.ne.jp
乙です

「欧州諸国の軍の実力が近しいということは、今出来てないだけで出来るようになるのも同時期なのでは?」
「そしてお互いにこの火力をぶつけ合えるようになっているということは、お互いにこの露軍と同じくらいの被害が出るのでは?」
というところに思い至らない辺りが、先入観の悲しいところですね……

268奥羽人:2024/06/02(日) 18:06:11 HOST:sp49-109-150-46.tck02.spmode.ne.jp
>>264
しかし、例え努力したところで当時の投入できる技術力ではどう頑張ったとして状況を打開できるとも言えない罠

>>265
西欧列強では完全武装のプロに素人の集団を何の策もなく突っ込ませたから悲惨なことになった、みたいな扱いになってしまいました

>>266
秋山好古率いる騎兵第一旅団は既に騎兵なのは名前だけで、立派な装甲旅団になってました
ロシア軍の素人集団が罠を張り巡らせた日本人のホームに飛び込んだせいだと考えた訳ですね欧米諸国は……
あとほぼ同時期に直隷平野で清軍も同じ感じで叩き潰してるので、事実上の二正面作戦でした。

>>267
欧州でハーバーボッシュ法によるアンモニア合成が工業的に安定する1910年代まで硝石の輸入量が火薬生産量のボトルネックになってましたので、そもそもあんなに砲弾を用意できるようになるとは本人達も予想してなかったのもあるんですよね

269モントゴメリー:2024/06/02(日) 21:05:58 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
乙です。

ロシア側も第一次攻勢は押し返しており、一方的な展開ではありませんね。
あと包囲殲滅される前に脱出してるし、日本側としては「あと一歩足りなかった!!」的な感想ですかね。

270名無しさん:2024/06/02(日) 22:29:37 HOST:opt-183-176-44-232.client.pikara.ne.jp
 同時代の欧米が無意識なのか意図的なのか、ロシア軍を酷評して安心しようとするのに対して。

 敵対した日本側が、下手をするとロシア側よりもロシア軍を高く評価しているかも。ある意味、敵が弱敵ではなく雄敵であったと看做すのは古今東西の通例ですが。

271モントゴメリー:2024/06/02(日) 22:50:09 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>270
日本側「200万発も砲弾叩き込んだのに、まだ組織的抵抗してくるのか!?」

ですかねぇ。
あと、WW1を「祖父さんたちの戦争(南北戦争)を繰り返してやがる…」と表現したアメリカ人ならば
「親父たちがやりたかった戦争はこれだ!!」
とか言いそうです。

272奥羽人:2024/06/03(月) 08:39:25 HOST:sp49-109-149-46.tck02.spmode.ne.jp
>>269
綺麗な包囲殲滅はできなかったので、次善策の露本土のシベリア鉄道を寸断してアムール川以東を事実上孤立化する戦略に移りましたので、面倒を増やされた感覚ですかね。

273奥羽人:2024/06/03(月) 08:41:11 HOST:sp49-109-149-46.tck02.spmode.ne.jp
>>270
時勢的に200万発では足りないと考えてたのが夢幻会くらいしかいないので、実際にロシア兵と対峙した日本軍将兵の殆どは粘り強さについて高い評価をくだしているかもしれません

274名無しさん:2024/06/03(月) 12:33:59 HOST:KD106146096087.au-net.ne.jp
史実でもロシア兵は損耗率が80%近くに成っても退却せず戦ってたからな

275名無しさん:2024/06/03(月) 19:28:32 HOST:opt-133-123-181-224.client.pikara.ne.jp
>>274
スターリン「うらやましい。我がソ連兵士の根性がそれぐらいあれば、ファシストは早く撃退できたであろう」

276名無しさん:2024/06/03(月) 23:27:05 HOST:i114-191-65-85.s41.a038.ap.plala.or.jp
>>275
ヴォロシーロフ「てめーが粛清やりすぎた結果だっつったろーが」

277名無しさん:2024/06/04(火) 12:37:15 HOST:KD106146117239.au-net.ne.jp
>>271
南北戦争でも北軍はアホほど砲弾を撃ち込んだんやその数3億発

ヴォローシロフてめー赤軍粛清の口火切ったのはガルマル赤軍政治委員やトハチェフスキー元帥抑えられないてめーやろが

278ホワイトベアー:2024/06/04(火) 20:04:01 HOST:om126157239102.27.openmobile.ne.jp
遅ればせながら乙でした。
流石はロシア軍、驚異的な粘り強さを見せましたな。

そしてこうした戦闘も俺等に200万発も撃てる金ねーよっ!(涙)って言う意味で極東特有の事情と評された訳ですかw
……貧乏は嫌いだ

279ホワイトベアー:2024/06/04(火) 20:04:45 HOST:om126157239102.27.openmobile.ne.jp
21時頃に日米枢軸ネタを投稿します。

280ホワイトベアー:2024/06/04(火) 21:29:01 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
では投稿を開始します。

281ホワイトベアー:2024/06/04(火) 21:29:40 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
日米枢軸ルート 第38話改訂版

『コンブル=アン=バロアの戦い』での予想外の損害は連合国軍の主導権を握っていた日本軍上層部に大きな衝撃を与え、現場の一部からは作戦の見直しを図るべきではないかという声も出てしまう。

しかし彼らのさらに上、連合国軍総司令部や日米両国の政治家達はそうした声を一顧だにせず攻勢の継続を指示する。
『サン・ミヒエ』はムーズ県の中心にある都市である。フランス北部に築かれたドイツ帝国軍の防衛線『ジークフリート線(連合国軍名称:ファルケンハイン線)』の最重要拠点『ベルダン』の南側に位置している。
さらにその気になれば東部合同軍の最終目標でもある『メス』を直撃することも可能な位置にあるなど、ミーズ県における交通の要所の一つであもあった。
そうであるからこそ同都市は連合国軍に最重要攻略目標の1つと定められていた。いまさら攻勢を中止できるわけもなかったのだ。

とは言えなんの対策もなく攻勢を継続した訳ではない。
本来の作戦計画では、東部合同軍主力である第7-1任務部隊はベルダン方面での攻勢を担当することとなっていた。
そのため『サン・ミヒエル』への攻勢は『コンブル=アン=バロア』を陥落させた第7装甲騎兵連隊も属する第7-2任務部隊(第2機甲師団・第7歩兵師団・第7装甲騎兵連隊・第15装甲騎兵連隊・第72野戦砲兵旅団)が担当する予定であった。

当時の日本陸軍の師団編制は、満州戦争時に採用していた戦闘コマンド編成をさらに洗練したビルディングブロック編成を採用していた。
これは欧州列強やアメリカで一般的な恒常的に同じ部隊で編成される連隊や旅団を基幹としたものではなく、師団内に特定の所属部隊を持たない四つの旅団司令部を設置し、任務ごとに師団内の戦闘部隊を適宜に各旅団司令部の司令部に置くことで柔軟な運用を可能としたものだ。
具体的な編制は機甲師団が6個の戦車大隊と5個歩兵大隊、歩兵師団でも5個の戦車大隊と6個の歩兵大隊をその指揮下に置いている。
また日本軍は歩兵部隊への火力支援用に歩兵大隊の指揮下に騎兵中隊を配置している。

1個戦車大隊は58両の戦車(と7両の戦闘偵察車)から、1個中隊は13両の戦車から編制されているため、機甲師団なら348両の戦車と65両の軽戦車を、歩兵師団でも290両の戦車と78両の軽戦車を抱えていた。

装甲騎兵連隊は連隊を名乗りながらその実旅団規模の部隊で、機甲戦力として129両の戦車を保有している。
これらを合わせると第7-2任務部隊だけで900両近い戦車を有しているのだ。

主力ではないと言っても第7-2任務部隊もまた日本陸軍第7軍から抽出された戦力を中核として編成されている。
そのため装備も小銃や装甲車、火砲、戦車などの正面装備はもちろん、貨車や工車、支援車両や設備などの補助・後方支援装備、戦闘服や防弾衣、鉄帽などの個人装備に至るまで優良装備が配備されていた。

具体的には機甲師団では、105mmライフル砲を主砲とし後に世界初の主力戦車と評されることになる12式重戦車が各戦車大隊で充足していた。
歩兵師団は未だ旧式の8式中戦車が主力を担っていたが、それでも当時の8式中戦車は前面51 mmの装港と52口径76.2mmの主砲を持つA3型と呼ばれるタイプで、旧式と言えどもドイツ帝国戦車部隊にとっては死神でしかなかい。

日本軍の機甲師団では歩兵部隊の足として、86.8口径25mm機関砲を主砲として装備し最大で38mmの装甲を持つ12式歩兵戦闘車が1個師団あたり608両も配備されている。さらに師団偵察部隊には別途13式歩兵戦闘車の派生型である13式偵察戦闘車が約40両配備されている。

これらの戦闘車は流石に現在欧州列強の主力を担う中戦車と比べるとその性能は劣っている。それでも大戦初期に活躍した欧州列強の中戦車に匹敵する性能を誇っていた。
欧州基準としては十分戦車として扱える装甲戦闘車両が戦車とは別に650両近く配備されているのだ。
英仏独の軍人たちが1個機甲師団の装甲戦力を第7軍の総機甲戦力と勘違いしたと言う逸話が残るほど、日本と欧州列強の機甲戦力の規模は隔絶していた。

連合国軍総司令部が第7-2任務部隊だけでも十分だと思ってしまったのも理解できるだろう。
しかし東部合同軍司令官ジョン・パーシング大将とその幕僚達は『コンブル=アン=バロアの戦い』での反省から生半可な兵力での攻勢は被害を拡大させるだけだと理解させられた。
そのためさらなる戦力の増強を決定し、戦略予備として待機していたAEF第3軍団(第4機甲師団、第26歩兵師団、第80歩兵師団)を増援として第7-2任務部隊に送り込む。

282ホワイトベアー:2024/06/04(火) 21:30:11 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
AEF第3軍団は世界大戦勃発後にアメリカ陸軍内で新規編成された部隊で構成されており、部隊編成も機甲師団ではコンバットコマンド編成が採用されていたが、歩兵師団では従来型のそれが採用されていた。
将兵の練度も世界大戦参戦後に入隊した者が大半を占めていたため、日本陸軍の最精鋭部隊が集まる第7軍や西部戦線を生き抜いてきたドイツ帝国軍と比べると遥かに劣っていると言わざるをえない。

ただ装備に関しては、銃器は76式半自動小銃を参考に開発された『M1910半自動小銃』や日本の『6式汎用機関銃』のライセンス版である『M1909汎用機関銃』、カモミール製の分隊支援火器である『M1914軽機関銃』などで統一され、さらにカモミール製の携帯式対戦車兵器である『AT9』無反動砲、ナイロン製の『M1911防弾ベスト』など他の歩兵用装備も配備されている。

重装備に関しても、戦車部隊は当時のアメリカ軍の主力戦車である『M34 パーカー』と、その発展型として開発された『M44 グラント』で編成されている。

『M44 グラント』は8割近い部品を『M34』と共有しながら、最大の装甲圧を持つ砲塔前面は120mm、車体前面は上部が傾斜60度、下部が40度の傾斜を持つ厚さ90mmの装甲が与えられ、主砲も54.6口径85mm戦車砲を搭載する強力な戦車だ。

歩兵部隊や砲兵部隊でも、20名の兵員を輸送可能な『M50』装甲車や『M152』155mm重自走榴弾砲など、1910年代より配備が開始された兵器が優先的に配備され、歩兵師団を名乗りながら機甲師団並みの機甲兵力を有していた。
トラックや四輪駆動車、各種工車などの車両に関しては日本製もしくは日本企業製ものも多く配備されており、兵の練度不足は装備で補うと言わんばかりに各種装備は充実していた。

同時に戦域に対して航空機の数が不足していると判断した連合国軍総司令部は、新たに米陸軍航空軍第14戦闘爆撃航空団と第19戦闘爆撃航空団、第26戦闘爆撃航空団を東部合同軍の支援に当てた。

これらの部隊にはアメリカの航空機メーカーであるリパブリック社が三菱と共同で開発し、アメリカ陸軍航空軍とアメリカ海軍が採用した『P-7 グレース』が主力戦闘攻撃機として配備されていた。
グレースはレシプロ機で、カモミールが開発した最新鋭ジェット戦闘機である『P-38 フレスコ』と比べると旧式と言わざるを得ない。
それでも中翼単葉形式や逆ガル翼を採用し、セミ・ファウラー式フラップ、エルロン・フラップも搭載したことで欧州列強の航空機と比べると高い運動性を有していた優秀な戦闘機であった。
固定兵装として翼内に20mm機銃を2挺装備するほか、胴体には最大 800 kg爆弾1発、または250 kg爆弾2発、翼下には最大で 60 kg爆弾4発または対地攻撃ロケット弾10発を搭載可能とするなど兵装積載量も高かった。
戦闘機としてのみならず攻撃機としても使える本機の増援は東部合同軍地上部隊の頼もしい騎兵であった。

対するドイツ帝国軍であるが、彼らもまた『サン・ミヒエル』一帯の重要性は十分に理解していた。
ゆえにレコンキスタ作戦発動前からサン・ミヒエル防衛隊には増援として、第13混成軍団A分遣隊を送り込む。
同部隊はオブラートに包まず言えば敗残兵を寄せ集めて編成された部隊で、部隊間の連携は未だ改善の余地が多く存在していた。
それでもカイザーシュラハトに参加し、さらに生き残った将兵が大半なだけあって練度も決して低くない。
また彼らの大半は日本軍が唯一都市部への無差別空爆を実施した4都市の住民達が占め、恨みを根付かせていた故に不利な戦況でありながらも士気も極めて高かった。

部隊内訳としては1個機甲師団、7個歩兵師団、2個後備師団、1個歩兵旅団を中核とし、司令部直轄の重砲兵旅団、高射砲兵旅団、さらに独立戦車旅団も複数属している。
当時のドイツ帝国軍の1個装甲師団は、戦車大隊2個からなる戦車連隊を2個と2個連隊の機械化歩兵、機械化された各種支援部隊を加えて編成されていた。

装備も充実しており、このときドイツ帝国軍は先の戦いに配備されていた装備はもちろん、日米軍将兵からドアノッカーと馬鹿にされていたPaK 11 37mm対戦車砲ではなく、最新のPak 17 88mm対戦車砲までも配備されていた。
Pak 17はドイツ帝国軍が開戦時から運用していたFlaK 8 56口径88mm高射砲を原型に開発された強力な対戦車砲で、8式中戦車なら距離2000メートルでも正面から撃破可能で、日本軍自慢の12式重戦車ですら至近距離なら正面から撃破することも不可能ではない。

防衛陣地に関しても複雑に掘られた塹壕陣地に8.8 cm Kw FlaK 18などが備えられた対戦車陣地や対空陣地、日本軍の12式重戦車すらも戦闘不能できる対戦車地雷原を組み込む極めて強力な防衛線を構築ししている。
どれだけ日本軍が協力であっても真っ当な手段で攻勢に出ればただでは済まないとドイツ帝国側はもちろん連合国軍も考えていた

283ホワイトベアー:2024/06/04(火) 21:31:32 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
戦闘の火蓋を落としたのは、やはりというべきか攻勢側に立つ連合国軍側であった。
先の戦いの反省から連合国軍は天候が良好になってから航空隊と砲兵隊を総動員してドイツ帝国軍の防衛線全域に対して徹底的な砲空爆を実施、圧倒的な鉄量を短期間のうちに叩き込んだ。

ここまではドイツ帝国軍の予想の範囲内で、ドイツ帝国軍の兵員は直ちに塹壕内のシェルターに退避、重装備も塹壕陣地内に分散配置することで砲空爆の被害を最小限に抑えることに成功する。
しかし、ここからはドイツ帝国軍にとってもそして連合国軍総司令部および東部合同軍司令部にとっても予想外の事態がおきた。
砲撃終了直後にドイツ帝国軍の防衛線に対して第7‐2任務部隊が攻撃を開始したのだ。

この言い方ではあまり不思議なことと思わない人間もいるだろう。自軍の砲撃による誤爆を恐れることなく全力でドイツ軍の防衛線最外郭へ突撃したと言えばその狂気度がわかるだろう。
ドイツ帝国軍としても、まさかここまでバカ正直に正面から攻勢をかけて来るとは思っていなかった(実際連合国軍総司令部も第2機甲師団に期待していたのは陽動であった)。
そのため砲撃を塹壕内のシェルターで凌ぎ、砲爆撃が終わってから防衛体制を固めるつもりであったのだが、実際には砲爆撃終了から間髪入れずに連合国軍の攻勢を受けてしまい、空爆や砲撃を凌ぐために塹壕内に退避していたドイツ帝国軍将兵達は防衛線を固める間もなく戦車と機械化歩兵に蹂躙されるしかなかった。

ただドイツ帝国軍は世界大戦を3年以上に渡って戦い抜いてきた歴戦の組織である。
その中で浸透戦術や電撃戦といった戦術への理解も深めており、サン=ミヘル一帯の防衛線は5層に渡って構築され、連合国軍砲兵隊の砲撃範囲内にある最外郭の第一防衛線はその中でもっとも防御が薄いようになっていた。

第2防衛線以降に展開しているドイツ帝国軍部隊も航空戦力による攻撃を受け、少なくない数の重装備の大半を破壊されていた。
しかし大量に配備されていた歩兵用対戦車火器は、小型であるがゆえにそれを装備する部隊とともに塹壕内で爆撃の被害を免れ、砲撃の射程範囲外であったことから対戦車砲を中心とした重装備類も少なくない数が依然として稼働状態にあった。
そしてそれらを装備するムーズ方面の部隊はドイツ軍でも数少なくなった練兵済みの兵士達からなる部隊だ。

彼らは第1防衛線で稼いだ時間を最大限活かして日米軍部隊との接敵までの僅かな防衛体制の再構築に成功。
第2防衛線の突破にかかった第7-2任務部隊に対して生き残った対戦車砲や機関銃陣地から猛烈な反撃を加える。

第7-2任務部隊は大口を開いておいてこの始末の航空部隊への罵倒を飲み込んで直ちに攻撃ヘリ部隊と攻撃機部隊に支援を要請。
攻撃ヘリコプターや攻撃機で反撃で判明したドイツ帝国軍の対戦車・機関銃陣地を潰し、機械化されていた砲兵部隊の重砲が防衛線を射程範囲内に収め容赦のない火力投射を加えたことで第2防衛線に取り付く事に成功した。
しかしそこで待っているのは、すでに戦闘態勢を整えている歩兵部隊(短機関銃&自動小銃装備)と塹壕陣地であった。

複雑に構築されたドイツ軍の防衛陣地とそこに籠るドイツ帝国軍歩兵部隊を攻略することには機甲戦力のみでは不可能であり、『12式重戦車』や『T-44』、『12式歩兵戦闘車』『M50装甲兵員輸送車』の支援の下に日米軍も歩兵部隊を投入せざるをえなかった。
いくら装備の差があるとは言え日米軍歩兵も人間である。小銃弾が当たれば死ぬし爆発で吹き飛んでくる破片だけでも重症を負う。
戦車部隊や装甲車部隊も歩兵部隊を支援するために比較的至近距離での、言い換えればドイツ帝国軍の歩兵携帯型対戦車兵器の有効射程範囲での戦闘を余儀なくされた

自分たちが築いた陣地内かつ至近距離での戦闘に持ち込めたことでドイツ帝国軍は、日米軍の装備が持つ神通力を大きく削ぐことに成功し、参戦からレコンキスタ作戦開始までの戦闘で負った損害よりも多くの損害を日米軍に負わせた。
しかしそれでも万全の航空支援や装甲部隊、砲兵隊の支援を全面に受けれる日米軍との差を埋めきることはできず、日米軍の圧力を前にドイツ帝国軍第2防衛線も3日間で突破を許してしまう。

日米軍と自軍の戦力差を理解していたつもりのドイツ帝国軍であったが、それでもこれほど早く防衛線が突破されることは予想外の出来事だった。
このままでは『サン・ミヒエ』は愚か『メス』まで奪われかねない。そう焦ったドイツ帝国軍は予備戦力である近衛騎兵軍団と第3騎兵軍団を動かした。

284ホワイトベアー:2024/06/04(火) 21:32:48 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
これらの2個装甲軍団にはドイツ帝国軍でも数少ない『Pkw37中戦車G型』が定数配備されていた。
同戦車は英仏の新型戦車に対抗するために開発された中戦車で、装甲は前面50mm、側面25 mmと開戦時に主力であった『Pkw27』とは比べ物にならないほど強化されている。
主砲も50口径57mm戦車砲を搭載するなど従来のドイツ帝国軍戦車とは比べ物にならないほど強力な対装甲車両攻撃力を持つ。
またこれとは別に各師団や軍団は直下に対戦車大隊を有しており、34口径75mm砲を装備し日本軍の『8式中戦車』にも対抗可能な『Jpkw16』駆逐戦車が定数配備されていた。
砲兵部隊も機械化が行なわれており、『Pkw37』のシャーシを利用し105mm榴弾砲や75mm榴弾砲を搭載した自走砲が配備されていた。

文字通りドイツ帝国最大最強の機甲戦力が動いたのだ。
この移動によって時間を稼いでいるうちに防衛線を下げることを考えていた。しかしドイツ帝国軍の予備戦力動員は連合国軍にとって望んでいたもので、この隙を待っていたとばかりに日本陸軍第7軍主力を中核とした第7‐1任務部隊がベルダン方面で攻勢を開始。ムーズ方面の戦いは新しい段階を迎える。

285ホワイトベアー:2024/06/04(火) 21:41:37 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
以上になります。
ウィキへの転載はOKです

286New:2024/06/04(火) 21:44:13 HOST:121-84-151-156f1.osk1.eonet.ne.jp
乙ガチガチの陣地で相手を防ごうとするドイツと陣地ごと耕そうとする日米の戦いか

287戦車の人:2024/06/04(火) 21:47:28 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
乙でした。
日米が最精鋭の機甲軍を投入したのと同様、ドイツ軍も最後の精鋭を投じましたか。
浸透戦術の長けているということは、逆手に取った陣地防御も熟知してますよね。
その上で成形炸薬弾を用いた歩兵対戦車装備に晒される…これは怖い。

288ホワイトベアー:2024/06/04(火) 22:50:27 HOST:om126157229194.27.openmobile.ne.jp
>>286
機甲戦力主体の日米軍にとって、幾重もの防御陣地や塹壕が張り巡らされたドイツ帝国軍陣地は自慢の衝撃力を発揮できない相性最悪の戦場ですからね。
それを砲弾でなんとかしようとした訳です。

>>287
機甲部隊にもっとも効果的に対応できる遊撃戦力は同じく機甲部隊のみですので、ドイツ帝国軍でも数少ない無傷の機甲軍団が動くことになりました

塹壕陣地特有の複雑な構造から装甲車両に接近する難易度が低くしかも死角も多くある戦場で、歩兵用対戦車兵器を大量に装備する歩兵部隊と殴りあう訳ですからね。
装甲部隊によっては悪夢でしかありません。

289戦車の人:2024/06/04(火) 23:01:47 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
>>288
12式重戦車やM44戦車(T-44モチーフ?)なら、それでもドイツ新型戦車を圧倒できるでしょうが、
装甲兵車に乗ってる機動歩兵などはそうじゃないですしね…
そして対戦車戦闘への最適化が恐ろしく早い、史実以上のブレイクスルーが随所で生じてますね。

290ホワイトベアー:2024/06/04(火) 23:10:40 HOST:om126157229194.27.openmobile.ne.jp
>>289
ドイツ帝国軍の最新鋭戦車でも史実一式中戦車相当ですので、おっしゃるとおり日米の戦車部隊からしたら敵ではないですが歩兵戦闘車を相手にするには脅威ですからな

>>そして対戦車戦闘への最適化が恐ろしく早い、史実以上のブレイクスルーが随所で生じてますね。
西部戦線や東部戦線で膨大な戦訓を得てますからね>>ドイツ帝国軍
伊達に世界大戦初期から同盟国軍、協商国軍ともに機甲部隊や航空機を使って西部戦線異状なししてる訳ではないのです。

291戦車の人:2024/06/04(火) 23:39:02 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
この世界大戦が余りに悲惨に過ぎたがゆえ、そして軍事技術が極端に進んだことが、
枢軸世界では第二次以降の世界大戦だけは避けようってのが、せめてもの救いですかね…
あんなもの、無ければ無いほうが良いですし。

292635:2024/06/05(水) 07:02:36 HOST:119-171-231-99.rev.home.ne.jp
乙です。
ドイツが溶ける溶ける(人員と車両が)。それはそれとて予想外の被害が出れば日本は顔を青くしそうである。(近代化するほど兵士の値段は上がる)

293名無しさん:2024/06/05(水) 12:25:17 HOST:KD106146085042.au-net.ne.jp
ヴィルヘルム2世「数個師団が壊滅?新鋭戦車も大損害」
ベートマン首相「国内は空爆に曝され既にルール工業地帯は灰燼にきしております鉄道線も爆撃で寸断されつつ有ります最早和平し」
ルーデンドルフ参謀「文官は惰弱で困るまだキール軍港には水兵が残っています彼らをイギリスに向け出撃させましょう」

294名無しさん:2024/06/05(水) 21:57:38 HOST:softbank126130233020.bbtec.net
>>293
ルーデンドルフのセリフを聞いて、そりゃヒトラーがプロイセン将校を粛清したくなる気持ちがわかりますわ。

295ホワイトベアー:2024/06/05(水) 22:35:26 HOST:softbank060067081109.bbtec.net
>>291
意地を張り続けた先にある地獄をこれでもかと見せつけられましたからねぇ……>>日米枢軸欧州列強
それでも自力で勝利を掴み利益を出せていたらまた違いましたが、美味しいところは全て日米に持ってかれましたので第二どめの世界大戦だけは避けようっていう共通見解を欧州列強は持てました。

>>292
ドイツ人と日本人だと命の価格が違いすぎますからねぇ
たぶん日米本国では厭戦感情が高まるでしょうね。

>>293
プロイセン皇太子「壊滅したのは数個師団じゃなくて数個軍団だ。現実逃れはやめろ見苦しいぞ親父」

296モントゴメリー:2024/06/05(水) 23:19:18 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
ホワイトベアー氏乙です

全ての道が終わるところ
道は戻れど 時は進む
血は燃え 果て散る
暗き無人の地を ひた進む
一人とて祖国の地は踏まず
(「Wo alle Straßen enden(全ての道が終わる所)」より)

297モントゴメリー:2024/06/05(水) 23:49:59 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
こっちも寝る前に投稿いたします。

本来はSSの後書き設定集だったのですが、そっちの方が先に完成&2000文字突破なので
独立して作品化いたします。

298モントゴメリー:2024/06/06(木) 00:01:06 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
・銀髪のラ・ピュセル(La Pucelle aux cheveux argentés)

FFRが開発した人型ロボットの名称。後述する理由から全て女性型である。
人型ロボットの分野では、日本が圧倒的な情熱を以て開発競争で首位を独走している状態である。
よって、特許関連も日本がほぼ独占しているのが現状であり、OCU陣営はまだ良いとして他陣営の開発に対して大きな足枷となっていた。
各国はこの特許の壁を迂回すべく様々な方策を考案していくことになる。
この光景は最早(日蘭)世界の様式美となりつつあるが、FFRが導き出した「別解」は動力面に関する分野であった。
蓄電池による電動駆動のみではなく、エンジンを搭載した複合動力式としたのである。
「エンジン」と言っても採用したのはMHD発電機であり、新開発の「超電導コイル」と組み合わせたその発電効率は理論上70%を超える。
最大出力は2000kWを発揮するが、大きさと重量は同等の従来型発電機の1/10以下にまで削減している。
具体的な大きさは、外径約500mm、全長約600mmである。これを胸部に配置している。
体積的に搭載可能というのはわかったが、出力が過剰ではないか?という声は開発時点から挙がってはいた。
しかし、この発電機はラ・ピュセルたち開発の中心となった企業の製品であったためその声は看過された。
政府もその方針を追認する。
件の発電機は政府機関、特に軍でも採用されているものであるため、量産効果で価格低減が実現できるならば好都合であったためだ。
また広く普及すれば、市井に交換部品や扱いを習熟した技術者が多数備蓄されるという点も軍は重視した。
更に、「重要区画は集中した方が防御しやすいよね」という開発陣の意向により、燃料タンクも胸部に設置された。
ラ・ピュセルたちが女性型しか存在しないのは、このように純然たる技術的要因からきている。
なお、防御面の性能はPeRoを始めとするFFRが誇る材料工学と避弾経始に優れる形状により、(理想的な条件ならば)20mm機関砲の直撃に耐え得る。
専用の増加装備(防弾・防刃仕様の下着、人間用を流用)を追加した場合は、25㎜機関砲が直撃した場合でもタンクは破損するが機関部は保護できる。
このように性能自体は日本製ロボットと遜色ない、一部では凌駕しているがFFRの技術不足により小型化に失敗。
胸部の外周は、タンクを最小限の規模にしても100cm、標準型で120cmとなってしまった。
更に、発電機と燃料タンクだけ搭載すれば良いというわけではない。
蓄電池も搭載しなければならないし、コイルを超電導状態に維持するための冷凍機やMHD発電に使用する液体金属を加熱するための加熱機も必要である。
こういった要素を胴体部の配置した結果、全長(つまり身長)の短縮化にも失敗する。
この問題に対してFFR技術陣が導き出した解決策は「逆に考えよう。“大きいことは良いことだ”と」であった。
こうして彼女たちの高さは標準で200cm、低い個体でも190cmを下回ることは無くなった。

299モントゴメリー:2024/06/06(木) 00:02:12 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
彼女たちの外見的特徴として大きさと並んで挙げられるのが頭髪である。
「銀髪の」と称されるように、それは美しく輝く長い銀髪であった。
これも技術的要因から来ていて、この髪一本一本は放熱器の役割を担っているのである。
機関部が存在する以上、排熱は避けて通れない問題であった。その問題に対し、FFR技術陣は実にエスプリに満ちた芸術的な解答を見つけたのである。
また、蓄電池にFeLuZnを採用したため、空気(酸素)を内部に取り込む必要があるが、これは吸排気機構を装備することで解決した。
すなわち、彼女たちは人間と同じように「息をする」のである。
放熱器と言っても、生身の人間の傍で運用されるのが前提であるので、緊急時の最大出力での稼働時などを除けば素手でその“髪“に触っても火傷をしないように配慮されている。
(手を深く突っ込んだり、顔を埋めたりした場合はその限りではないので注意である)
各部冷却には水冷方式を採用し、ポンプで制御している。つまり、彼女たちの手元に指を添えれば「脈」を数えることも可能である。
水冷用の水は口腔から補充可能。これは内部洗浄にも活用される。

燃料は複数の液体燃料に対応している。
市販のガソリンや軽油はもちろん、FFR規格の航空燃料も使用可能である。
その中でも特筆すべきものとしては、「度数40以上のアルコール飲料」も燃料と出来る事である。
これにより、FFR市民とラ・ピュセルたちは同じテーブルを囲んで「命の水」を共有し、同じ喜びを分かち合うことができるのである。
余談であるが、彼女たちが登場した直後、統合参謀本部から“燃料に使用可能な酒類一覧”という資料が発表されたが、何故この資料が軍部から出たのかは不明である。

名前の由来についてであるが、La Pucelleはフランス語で「使用人」を意味する単語である。
日本人が一番連想しやすい単語で言えば「メイド」が最も近いであろうか。
しかしながらこのラ・ピュセルという単語は、『我らが指揮官』のもう一つの姿であり、『先生』の名の由来となったジャンヌ・ダルクの異称でもあり「乙女」と言う意味もある。
(「オルレアンの乙女」)
フランス人にとっては決して軽い言葉ではない。むしろ敬称に近く、彼女たちを軽んじているわけでは絶対にないのである。

彼女たちラ・ピュセルたちは発表直後、FFR国内で急速に普及していった。
導入費用は中級乗用車の上位から高級乗用車の下位に匹敵し、決して安価とは言い難いものだったが、逆に言えばそれらの購買層ならば手が届くのである。
彼女たちの「能力」について述べるならば、人間の行う作業の大半は代替可能である。
それのみならず、その強大な発電量を活用し、災害時や戦時には“自走式発電所”としても活用できる。
またそこから由来する出力も桁違いであるため、簡易重機としての使用も期待できる。
さらに最高速度は二足歩行という高速機動には不利な形態にも関わらず、60km/hを発揮する。
しかし当然ながら平時は各種法令の制限速度に抑制される。
また、その出力に関しても酒類を燃料とする場合は燃費の問題から500kWを上限とする運用が推奨されている。
(最大出力での運用も不可能ではないが、その場合燃費以外にも各機器の寿命に悪影響を及ぼす)
この様に決して完璧とは言えないが、その様な面も含めてFFR国民からは「同胞」として受け入れられつつある。
特に平時の兵員数を制限されている軍部(総人口の約0.5%、約200万人)からは熱視線を向けられており、陸軍の後方勤務や海軍艦艇の応急修理要員へ採用されている。
(浮いた人員は戦闘配置へ転換)

300モントゴメリー:2024/06/06(木) 00:03:04 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
日蘭世界、そのFFRにおけるアンドロイドですね。
彼女たちの『哲学』について、書きたいことは山ほどありますが、整理できていないので詳細は明日として今日は最低限の説明を。
採用した発電機ですが、あの大きさで2000kWとは既にこっちでも実用化されているスペックであります。
正確にはモーターですが、モーターと発電機は原理的には同じので、そこに日蘭世界のHMD発電をミックスしました。
また、「酒で動くエンジン」も実用化されておりまして、バイクなどが市販されております。
彼女たちは「SF」かもしれませんが、その65%くらいは「サイエンス舐めるなファンタジー」であります。
まあ、制限運用の500kWではRX-78ガンダムの36%、最大出力の2000kWでもRX-93νガンダムの67%しかないのですが…。宇宙世紀は遠い。

銀髪は作中でも申した通り技術的理由ですが、第三帝国氏のエラン・ヴィタールに影響を受けたのは否定できませんw
あと、最高速度に関しては特に指標はないのですが、弥次郎お父様が大昔に

『時速60㎞で走れて、ウマ耳と尻尾が付いたメイドさんが欲しい……』

と仰っていたので、「需要ある所に商機あり」ということでこうなりました。
(ウマ耳と尻尾は専門外なので今回は不採用ですが、何か技術的合理性考えて後日オプション部品とします)

301New:2024/06/06(木) 00:09:16 HOST:121-84-151-156f1.osk1.eonet.ne.jp
乙胸部凄いw長身だとBloodborneの人形か時計塔のマリアみたいな感じだな

302モントゴメリー:2024/06/06(木) 00:16:12 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
>>301
FFRの皆さん「小型出来なかったんだから仕方ないじゃん……」(技術的敗北)

あ、ラ・ピュセルたちのイメージとしてこんな感じですかな。

つttps://kyonyufantasyburst.wikiru.jp/?%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8A

この子の胸部装甲と身長を1.2倍した感じです。

303SARUスマホ:2024/06/06(木) 17:37:49 HOST:KD106128188096.au-net.ne.jp
八尺ならぬ七尺様……
フランスに仇為す者に取って恐怖の対象である事には変わらないか(ぉ

304戦車の人:2024/06/06(木) 17:47:36 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp
投下乙でした。
まさか発電機構と燃料を一箇所に纏めたほうが合理的で、
非常時の自走式発電機というちゃんと合理的な理屈をつけた上で、
銀髪巨乳を実現するとはたまげたなあ…w

305SARUスマホ:2024/06/06(木) 18:04:34 HOST:KD106128188096.au-net.ne.jp
忘れてた
投下乙です

見た目ARIELの八尺(実寸七尺)様ですね解ります

306635:2024/06/06(木) 18:25:46 HOST:27-143-182-101.rev.home.ne.jp
乙です。
>ラ・ピュセル
中身にリシュリューの一部とか女神らの一部込めた特別仕様居ないでしょうな(汗)

>発電機
胸部肥大化の理由はしょうがあるめえ。

>燃料
民生向けは非常時除いて臭いや衛生面でガソリンなど石油系の使用は控えるでしょうね。
その分人間と同じもの使用出来るのは利点ですね。

>同胞
銃や戦車が戦友なFFRの文化ですから転属した彼女らも戦友として霧の向こうで迎えられるのでしょうな(転属初期の困惑している元帥や提督は見ないものとする)

>ウマ耳、尻尾
耳は感覚補助機構やセンサーでしょうな。ラッパ型レーダーなんか馬の耳みたいな形してますしその辺では?
後、尻尾に関してはバランサーでしょう。実際に人間に取り付けてバランスを補助するロボットの研究がありますので。
ゴツイですが思った以上に滑らかで驚きます。
ttps://www.youtube.com/watch?v=Tr1-IhEhXYQ


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