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日本大陸を考察・ネタスレ その116

1名無しさん:2017/06/22(木) 19:07:25
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。

尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。
投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していればクロス、オリジナル、共に自由です。
日本大陸の設定は日本大陸スレのみの設定であり他スレへの持ち出しは厳禁です。


>>2以下に公式想定および諸注意(転載)があります。ご参照ください。
次スレは>>980が立てること、できない場合はスレ作成を依頼して下さい。

前スレ:日本大陸を考察・ネタスレ その115
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1497352661

日本大陸を考察・ネタスレ その114
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1495898479/
日本大陸を考察・ネタスレ その113
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1494263761/
日本大陸を考察・ネタスレ その112
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1493390996/
日本大陸を考察・ネタスレ その111
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1492353479/
日本大陸を考察・ネタスレ その110
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1491659226/
( 中 略 )
日本大陸を考察・ネタスレ その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1429444031/


ネタの書き込み25(204から日本大陸ネタがスタート。763より独立スレ開設を宣言)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9191/1356692784/

21:2017/06/22(木) 19:08:00
上手く立てられたと思いますが問題はありますか?

3名無しさん:2017/06/22(木) 19:12:16
前スレの名前が修正されていないのと>>2にテンプレコピペしてないこと以外は大丈夫

41:2017/06/22(木) 19:27:37
【書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)

0 ――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。

1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
 その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」たとえば関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利するといった事象を妨げない限りにおいて日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
 ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
 史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。

2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの一回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。

3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。

4――【追記】
混乱を避けるため真面目な想定ではなくネタとして発議する際には「【ネタ】」印を添える事

51:2017/06/22(木) 19:28:47
3レス目ですが追加してみました。
前スレの名前の修正と言うのは何でしょうか?

6名無しさん:2017/06/22(木) 19:30:25
ごめんなさいこっちの勘違いでふ
前スレ欄は間違ってないです

7弥次郎:2017/06/22(木) 20:40:11
立て乙です

事後報告になりますが、前スレにこのスレへの誘導しておきました

8リラックス:2017/06/22(木) 20:43:43
○リー「立て乙です、今あなたの後ろにいるの」

9名無しさん:2017/06/22(木) 20:52:59
立て乙です。

10New:2017/06/22(木) 20:55:35
立て乙・・●リーさんは対処法のせいですっかり残念なキャラに・・・・

11トゥ!ヘァ!:2017/06/22(木) 20:57:49
テリーさんかな?(すっとぼけ)
きっとモンスターマスターだね!!(DQM並感)

12名無しさん:2017/06/22(木) 21:13:26
放出系の念能力者か遠隔操作型のスタンドでしょう…

13名無しさん:2017/06/22(木) 21:14:42
カリーさんでしょう

14名無しさん:2017/06/22(木) 21:16:22
電話が未発見のSCPだったのかも…
もしそうだとすれば使った人間もセットで確保しなければ!

15ナイ神父Mk-2:2017/06/22(木) 21:20:19
盾乙です。そう言えばふとオーブと言うかセイランに関して思ったんですが普通遠征に信用できない
兵士なんぞ連れて行かないじゃないかと思うのですが、今回の欧州奪還作戦では艦載機パイロットも
みんなアスハ派に成るんですよね。なのでこの場合ってセイラン派の兵士はオーブ本土で新兵器
開発や他のアスハ派兵士の監視や大洋州連合地域の統治に人員がさかれて遠征部隊の分を
用意できなかった形に成るんですかね?

16名無しさん:2017/06/22(木) 21:24:35
海軍とムラサメパイロットにセイラン派がいなかったんじゃないかな?
ここで例のサポタージュが発生して本格的にセイランが目覚めるのも良いかと

17弥次郎:2017/06/22(木) 21:26:58
数少ない自派閥の兵士を大洋州の監視とムラサメの改良と自国防衛にと分散せざるを得なくて、
連合の目もあるから恐らくアスハ派も自重して大丈夫だろうと欧州には多くを送らなかった可能性は十分ありえますね
アスハ派から見れば自分達を捨て駒にしたと映るかもしれませんけど…

18名無しさん:2017/06/22(木) 21:34:11
どうだろ?
軍人としては武勲の立て所と自ら志願して、派遣軍に入らないセイラン派を臆病者呼ばわりした可能性もあるが

19ナイ神父Mk-2:2017/06/22(木) 21:51:33
アスハ派として有りそうなのはオーブの理念を無視して他国に侵攻した事か
自派閥の兵士に安全な任務(他国の占領や新型機テスト)をさせて自分達に
危険な任務(海外派遣)をさせて始末しようとしている。と言った辺りですかね?
こう考えたのなら御自慢の空母を態と沈めて残りの兵力はテロリストに付いて行った
事にも説明が・・・付くと良いなあ

20弥次郎:2017/06/22(木) 21:51:58
>>18
なるほど、そういう解釈もありますか…
でも、オーブの理念的に武勲を立てる場とは言い難いですよね
実質外征なわけですし…

21名無しさん:2017/06/22(木) 21:53:45
祖国防衛ならともかく外征で武勲がどうこうはアスハ派はまず考えないだろうな

22名無しさん:2017/06/22(木) 21:56:31
セイランは仕事で戦争やってるから理想でやってるアスハ派から嫌がられたのかも…

23名無しさん:2017/06/22(木) 21:57:04
オーブは海軍はアスハ派の牙城で、宇宙軍はサハク派の牙城としなってるらしいが
その場合、原作に出ていた月のイズモ級2隻はアスハ派が持っていくには無理になるか
サハク派が間違いなく手中に収めてミハシラに置いてるだろうし

24名無しさん:2017/06/22(木) 21:58:41
空軍と陸軍はどうなってんだ?>派閥

25リラックス:2017/06/22(木) 22:04:26
何処まで無能だ貴様らの辺りで理解しようという努力をするとSAN値がヤバいと危機感を感じるのは間違っているのだろうか

26ナイ神父Mk-2:2017/06/22(木) 22:10:27
>>25
まあ、間違っては居ないぶっちゃけカガリがルージュで出てきたあのシーンって本人なのか如何か
外からはどうやっても判断付かないのに連中カガリと確信しているし

27名無しさん:2017/06/22(木) 22:14:10
セイランに従わなくて済む理由なら何でも良かろうなのだ!

28名無しさん:2017/06/22(木) 23:20:07
>>27
もう軍人でもなんでもなく、ただのヒャッハー!じゃないかW

29名無しさん:2017/06/22(木) 23:41:38
ヒャッハーな世紀末の皆様「ひどい中傷と侮辱だ。訴訟も(ry」

30yukikaze:2017/06/23(金) 00:54:29
日露戦争史 第7章投下します。

日露戦争史 第7章 旅順開城

「第三軍団は203高地を主攻とする。これは軍団長命令である。直ちに準備に取り掛かれ」

野津中将の命令に対し、部屋は一瞬のうちに凍りついた。
いや凍りつかざるを得なかったというのが正しいか。
それほどまでに、この老人の発した命令は、部屋の人間に衝撃を与えるものであった。

「閣下・・・今、なんと」

若干の震えを帯びていることを自覚しながら、上原参謀長は敢えて軍団長に聞き返す。
無論、その行為は、軍の統率上絶対にしてはならない行為(明確な法令上の違反でない限り
上級司令部の意見に疑義を挟むなど、軍の根幹にかかわるため)なのだが、上原には
そんなことに構っている余裕はどこにもなかった。

「おはんは・・・軍団長の命令を否定するのか」

野津の声は極めて厳しいものであった。冷たさすらあった。
場合によっては、この時点で参謀長解任すらしかねない雰囲気であった。

「いいえ。しかし、軍団長の決定の理由が分かり申さん。分からんままでは作戦は立てられません。
分かったふりをして間違いを犯すわけにはいかんのです」

上原は、頭を下げながらも、野津の真意に対して問いただした。
今のままでは、軍団長と旗下師団長との間で溝ができかねず、そんなことになれば、攻略に係る
以前の状況になってしまうのだ。参謀長としてそれだけは避けたかった。

「わかった。なら、おいがいっきかすっで、最後まで黙って聞きやい」

野津は、一息溜息を吐くと、上原と同様、納得していない面々の顔を見て、理由を述べ始める。

「まず、大孤山方面から攻めるには兵が足らん。こっちに後2個師団。またはロスケの兵が
1個師団少なければ、違ってはおったが、あの連携した保塁群を陥落させ且つ維持するには、
持ち駒がなさすぎる」

「次に、おい達の最終目的は、旅順要塞の陥落ではあるが、同時に旅順艦隊を追い出すことでもある。
あん艦隊さえいなければ、陸軍はさらに輸送船を効率的に使える。つまり、要塞よりも先に、
あん艦隊をどうにかせんといかん」

「3つ目は、ロスケの総大将は、海軍提督であるということよ。艦隊が一方的に打ち据えられると
言う状況に耐えられるち思うか。脱出を命じようにも、ロスケにあるのは貧弱な施設しかないウラジオ
のみ。つまり、203高地奪回に向けて、要塞の守備兵を動かさざるを得ないということじゃ」

「最後に、大孤山の兵は、戦意に満ちておったが、203高地方面の兵は、搦め手であるせいか、どこか
気が緩んじょった。相手のよわか所をつくは戦の常道。これが軍団司令官の決心の所以である」

そう言うと、野津はじろりと参列者を見回していた。
これで理解できんような馬鹿は第三軍団には不要と言わんばかりの態度に対し、第1師団長がおずおずと
挙手をし、発言を求めた。

「203高地の攻勢理由は理解できました。その上でお尋ねします。大孤山及び水師営保塁の部隊の
牽制にはいかほど手当をするつもりでありましょうか」
「大孤山は、お前の第1師団を使う。3個連隊をそれぞれ、大孤山、団山子、大八里庄に布陣。第二
騎兵旅団と共同して、敵部隊の浸透を防げ。砲兵師団1個を直援につくっで、大丈夫じゃろ。水師営
は、小川、おはんの第8師団を総予備とするで牽制せい」
「お待ちください、閣下。我が第8師団は、総予備ではなく先陣で」
「心配せんでよか。第13師団と第22師団と言えども、203高地の攻略には損害を受け、一時的に
休息が必要じゃ。その間、203高地を守るのはお前と第8師団じゃ。ロスケの軍勢相手に一番きつい
戦を与えてやるから満足せい」

事もなげに言う野津に対し、小川は「それならば」と、満足した顔で引き下がった。
第13師団及び第22師団長は「こいつら正気か?」と言わんばかりの感情を内心抱いていたが、あの北京での
戦以来、共に冷や飯を食らい続けていた野津や小川の間には、余人では立ち入れぬほど深い信頼関係
が構築されていた。

「他に質問はあるか? なければ準備に取り掛かれ」

その声に、全員が起立し、敬礼を以て答えた。

31yukikaze:2017/06/23(金) 00:55:09
日本側が旅順攻略に関する作戦案を纏めていた時、ロシア側も又、防衛計画の策定に余念がなかった。
もっとも、ロシア側に関しては、策定と言うより確認の度合いが強かったのではあるが。

「では当初計画通り、我々は、要塞正面である東鶏冠山堡塁及び水師営保塁を中心とした防衛線を
引くことにする」

旅順総督兼要塞司令官であるスミルノフ中将の宣言に、食って掛かったのは、参加者全員の予想通り
シベリア第四師団長のアレクサンドル・フォーク少将であった。

「この兵力配置で、日本軍が203高地に全軍上げて攻め込んだらどうするつもりなのですか。203高地は
旅順艦隊の死命を決しかねない場所ですぞ」

そう力説するフォークであったが、会議室に集った面々は、スタルク司令長官を除いては、全員
白けきった顔であった。

「ほう。では君は、我々が203高地に君が満足できるだけの兵力を配備する代わりに、東鶏冠山堡塁が
落とされて、望台まで占領されて、艦隊どころか要塞全域まで、日本軍の観測を許す羽目になったら
どう責任を取るのかね?」

スミルノフの指摘に対し、フォークは一瞬言葉を詰まらせるものの、すぐに声を張り上げて反論した。

「東鶏冠山堡塁及び水師営保塁は、複数の保塁が連携しあっています。つまり、少数の兵であっても
充分に守れるということです。しかし203高地方面は違います。他の保塁からの援護射撃は受けられる
が、相互の側防射ができません。これは工事を指揮したコンドラチェンコ少将が一番知っているでしょう」

フォークから名を出された、コンドラチェンコ少将は、一瞬嫌な顔をしたものの、フォークの意見に
対して返答を始める。

「確かにフォーク少将の言葉にも一理あります。203高地の前進陣地は、地形上の問題から、相互の側防射
ができない状況になっています。必然的に、東鶏冠山堡塁方面及び水師営保塁方面と比べると、保塁防衛
に人員が必要なのも事実です」

その言葉にしてやったりとするフォークであるが、コンドラチェンコは、つまらなさそうな顔で言葉を
続ける。

「ですが・・・一体フォーク少将は、どれだけの兵力を欲するのですか? 貴官が有している2個連隊
があれば、充分に守り切れるだけの防御陣地を構築したと自負しているのですが。しかも貴官がふんばって
いる間に、水師営保塁方面を守備するコンドラトウイッチ少将旗下の1個旅団や東シベリア兵第5連隊
同じく3個補充大隊が、大案子山保塁群から増援に向かうようになっているのです。これ以上
何を望むというのですか」

最後には呆れを隠そうともしないコンドラチェンコの声に、部屋の全員が、彼の意見に同意するかのように
フォークに対して冷たい視線を向けていた。

「そもそもフォーク少将。貴官は不平ばかり言っているが、南山で貴官が油断さえしなければ、
そもそもこうした事態は起きなかったのではないかね。お蔭で1個旅団喪失しているではないか」

コンドラトウイッチ少将の揶揄しきった声に、フォークは憎悪に満ちた顔でコンドラトウイッチを睨む。

「偉そうに言っているが、貴様は旅順で昼寝をしていただけではないか。南山で俺達がどれだけ
地獄を見たと思っているんだ」
「ふむ。地獄とやらを見たのはナディン少将だろう。何しろ彼に防御を任せて、貴官は第一旅団と
ともに撤退したからな。援軍にいこうにも、司令官が逃げ出してはなあ」

肩をすくめながら揶揄するコンドラトウイッチに、フォークは顔を真っ赤にさせて掴みかかろうとするが
「いい加減にせんかフォーク少将。敗戦の将が見苦しい」という、スミルノフ中将の叱責により、
屈辱に満ちたまま立ち尽くしざるを得なかった。

「それほどまでに貴官が、防衛が難しいというのなら仕方がない。コンドラトウイッチ少将。すまんが
貴官の旅団を203高地方面の防衛に回してくれ。その代り、フォーク少将の第一旅団並びに、東シベリア
兵第5連隊、3個補充大隊については、貴官が適宜運用してくれて構わない」
「私から兵を取り上げると言われるのか!!」

そう絶叫するフォークであったが、もはや誰も彼には取り合わなかった。
もはや彼は、旅順要塞内においては『負け犬』以外の何物でもなかったからだ。
呆然とする彼を尻目に、淡々と防衛計画の細部が煮詰められているのだが、後にロシアの公刊戦史は
『フォークをここで放置してしまったのが、最大の敗因となった』と、評価することになる。

32yukikaze:2017/06/23(金) 00:56:00
1904年8月27日。
第三軍団が旅順を攻囲しておよそ2か月後のこの日。
それまで散発的な砲撃戦以外、静けさを保っていた旅順要塞全域で砲声がとどろくことになる。

「大孤山保塁。通信が途絶しました」
「東鶏冠山堡塁に猛烈な砲撃が集中しています」
「水師営保塁方面からも、要塞砲クラスの砲撃が加えられているとのことです」

各保塁から齎される報告に、スミルノフ中将は、傍らに控えている参謀長のレイス大佐に顔を向ける。

「マカーキども。意外と砲を持ってきたのだな」
「マカーキも、肉弾では落とせないと思ったのでしょう。少しは知恵があるようです」
「まあ、母なるロシアに戦いを挑んだ時点で、その知恵も程度が知れるがな」

含み笑いをしながら、スミルノフは直ちに対抗砲撃を行うように命令する。
幾らマカーキ製の低性能砲とはいえ、撃たれっぱなしであるのは、心理上問題がある。

「203高地方面はどうなっているか」
「はっ。現在のところ、敵軍に全くの動きなしとのことです」

レイスの問いかけに対し、通信担当の兵は即座に返答する。

「参謀長は気になるのかね?」
「いえ。ただ参謀長として、念の為に確認しただけです。どうやら203高地はあくまで牽制かと」
「当然だな。あんなところを攻めても要塞には影響はない。攻め口は、やはり」
「水師営保塁方面を落として、二龍山、松樹山保塁を抜き、後方から望台を狙いますか」
「大孤山から東鶏冠山堡塁の方面が一番強固だからな。望台を落とすとなると・・・」

スミルノフは、机に拡げられている地図の地点を指でなぞりながら、日本側の動きを予測する。

「まあ兵力差を考えるとそうなるか」
「ええ。そうなります」

そう言って2人は含み笑いをする。
ロシア側が予測した主な攻勢面は2つ。
1つは大孤山保塁から東鶏冠山堡塁を抜けて望台に抜ける方法。
もう1つは、水師営保塁から二龍山、松樹山保塁を抜き、後方から望台を狙う方法である。
そして、コサック騎兵を使った威力偵察から、日本軍は、水師営保塁及び二龍山保塁を主攻と
考えていると見込まれていた。

「しかしマカーキどもも愚かだな。わざわざ塹壕線を掘ってくるなど、主攻部分を教えるような
ものではないか」
「ええ。要塞攻略の根底は、強襲か奇襲。やつらはヴォーバンの時代から進化していないようですな」
「坑道戦術も使ってくるようだが、なにこちらが爆破してやればいい。機関銃もたんまり用意している」

盛大なる歓迎会の結果を予想し、2人は可笑しくてたまらぬと言わんかのように、笑みを浮かべる。
恐らく、今回の攻勢で、日本の攻囲軍は大打撃を受けるのは間違いなかった。
後は、その気に乗じてこちらが攻めれば、旅順の士気はさらに上がるであろう。

もっとも、彼らの甘美な夢は、2時間後に完膚なきまでに粉砕されることになる。
間断ない砲撃によって、旅順要塞守備隊の面々の意識が、東鶏冠山堡塁及び水師営保塁に完全に向いた
その瞬間、第13師団及び第22師団が、重砲兵旅団2個の全力支援のもとに、203高地方面を強襲。
両師団合計で戦死者1,500、負傷者4,000と、両師団に対して無視できない損害が発生するも、
日本側は203高地を完全占領することに成功したのであった。

33yukikaze:2017/06/23(金) 00:56:55
「貴官らはは私を散々罵ってくれたが、敢えて言いましょう。貴官らは何を学んでおられたのですか、と」

203高地陥落から2日経ってから開かれた作戦会議で、フォーク少将はこれまでの憤懣を全てぶつけるか
のような口ぶりで、並み居る将官を嘲っていた。

「コンドラチェンコ少将。あなたは『予備兵力があるから大丈夫だ』と、太鼓判を押しましたな。
それなのになぜ203高地にマカーキの旗が堂々と翻っているのですかな」

作戦会議をオペラ会場か何かと間違えているのか、と、不快感を覚えたコンドラチェンコであったが、
ここで口を開くと、確実にフォークの思うつぼであるため、沈黙を守っていた。

「コンドラトウイッチ少将。貴官は『またも』昼寝をしていたのですか。いやはや前線指揮官とも
有ろう者が、嘆かわしい」

フォークの嘲りに、コンドラトウイッチは、怒りで体を震わせていたが、自分の旗下の旅団が
敗北を喫していたという事実の前では、どうにもならなかった。

「まだ要塞の外郭が落とされただけだ。要塞の中枢は問題ない」
「ええ。中枢は問題ないでしょう。中枢はね」

要塞砲兵隊司令官ベールイ少将の反論に対し、フォークは、馬鹿にしながら、彼の言葉を反復する。

「で・・・ベールイ少将は、203高地の観測点から、敵部隊の砲撃が艦隊に降り注いでいる訳ですが
どう対処されるのでしょうか」

嫌らしい笑みを浮かべながらそう迫るフォークに、ベールイは顔をしかめる。
本音を言えば「そんなもん知るか。むしろ艦隊の兵力を陸戦隊として使えばいい」なのだが、
そんなことを言った瞬間、フォークから『失言』として甚振られるのがオチである。

「恐れ多くも皇帝陛下の財産で有られる艦船が一方的に打ち据えられる。いやはや、これを皇帝陛下
が聞けばどう思うことやら。アレクセーエフ総督もさぞや御不快に思われるでしょうな」

フォークの指摘に対し、スミルノフ以下の陸軍の面々は必死になって怒りを押し殺し、スタルク
司令長官は、そんなスミルノフの姿に、親の仇を見るかのような目で睨みつけていた。

「スタルク司令長官。どうも私の言葉では響かないようです。長官から一言あれば」
「よろしい」

重々しく頷くスタルクの姿に、スミルノフ達は瞬時に悟った。こいつらできていやがる、と。

「アレクセーエフ総督は、大変不快に思われています。旅順要塞司令部は、フォーク少将の懸念に
何の対策もとらずに、旅順を危機にさらしている、と。スミルノフ司令官以下の将兵は、ロシア陸軍
の栄光を示せ、とも。ああ・・・この意見については、グリッペンベルグ総司令官も賛同しておりますぞ」

得意げに言うスタルクに、フォーク以外の人間は『何を偉そうに言ってやがる。お前は引きこもっている
だけであろうが』と、心中、罵り声を上げていたのだが、もはや自分達が追いつめられている事を悟っていた。

「これより、防衛に必要な最小限の兵力を除いて、全軍を上げて、203高地を奪回する。指揮は儂が取る。
コンドラトウイッチ少将の軍が先鋒。コンドラチェンコ少将を予備とする」
「両将軍を引き抜いた穴はどうされるので」
「・・・・・・フォーク少将。貴官がここで采配したまえ」

歯を食いしばるような声で、スミルノフは告げた。
あくまで一時的な代理だ。これが終われば体よく飼い殺しにすればよいと、必死になって自分を納得
させているスミルノフの姿に、フォークは見下したような視線を向けていたが、事実上、旅順要塞
ナンバー2になったことに心からの満足を覚えていた。

数時間後、秘蔵のワインを飲みながら悦に入っているフォークに、彼の副官がおずおずと尋ねる。

「あの・・・少将閣下。203高地は奪回できますよね」

その言葉に、フォークは、ふんと鼻を鳴らす。

「さあな。別にどうでもいいことだ」
「え・・・」

予想外の発言に驚愕する副官を尻目に、フォークはワインの香りを楽しみつつ答える。

「貴様も理解しているだろう。『要塞戦』と言う消耗戦を。しかも、やつらは道具が扱えるのだ。
機関銃と言う道具をだ。大量の砲撃と機関銃の銃弾が待ち構えている場所に強襲? 自殺行為以外の
何物でもない」

何でもないかのようにそう答えるフォークに、副官の顔は青ざめる。
フォークの言葉が正しいならば、203高地に攻め込んだ部隊は壊滅するということではないか。

34yukikaze:2017/06/23(金) 00:57:37
「まあスミルノフも馬鹿ではないから、直に学習はするだろう。腐っても要塞司令官までなった
男だ。コンドラチェンコもいるしな。そうだな・・・攻め込む1万5千人の内、半分以上は助かるかも
しれんな。運が良ければ」

何が楽しいのか、くつくつと笑うフォークに、副官は、自分が悪魔か何かと話しているんじゃないか
という錯覚を覚えていた。

「そうだ。『武運長久を祈る』と、心配の言葉でもかけてやるか。奴らも張り切るだろう」

その声音で、副官は理解せざるを得なかった。
この男は味方の『武運長久』など欠片も願っていないことを。
むしろその言葉をかけることによって、203高地攻略を指揮する3将軍の退路を断つつもりでいるのだ。

「閣下・・・恐れながら、攻略軍が消耗した場合、要塞の守備兵に不足が・・・」

フォークの企みを何とか修正しようとした副官であったが、フォークは副官の指摘を鼻で笑っていた。

「成程。俺の1個旅団と、コンドラチェンコの1個連隊、それに3個補充大隊だけでは不足すると
言いたいんだな」
「はい。旅順要塞は広大です。仮に外周陣地を放棄したとしても、それだけの数では・・・」

だが、副官が言い終らないうちに、フォークは哄笑する。

「貴様、どこに目をつけている。兵員はいるではないか。それも1万人もだ」
「1万!! 閣下まさか民間・・・」
「阿呆。船を失って極潰しの海兵がいるだろうが。十分に弾除けになる」

それを聞いて、今度こそ副官は絶句した。
悪魔だこの男は。自らの栄達の為には、ありとあらゆるものを利用しようというのか。
陸戦の訓練を受けていない海兵など、それこそいい弾除けでしかない。
だが、この男にとってはそんな事実ですら『関係がない』ものなのだろう。

「スミルノフも気張ってくれよ。できればマカーキの軍勢も同じくらい消耗させてくれ。その方が
次期要塞司令官の俺の手間が省けるんだ」

満足げにワインを飲むフォークを見て、副官は思わざるを得なかった。
ああ・・・難攻不落の旅順は、陥落してしまうんだ。
他ならぬ味方の手によって・・・


「終ったの・・・」

昨日までの激闘が嘘のように静まり返った203高地において、老将はポツリとつぶやいた。

「終り・・・ですか」

どこか疑問の残る声色を感じ、野津中将は、どこか呆れたような口調で、義理の息子に応える。

「勇作。おはんは本当に戦を知らんなあ」

幾分憐みの籠った目で見つめつつも、上原にしか聞こえない声で話す辺り、野津も上原の面目に
気を使ってはいるようだ。

「すみません」

幾分背を縮め、恐懼して答える上原であったが、不思議と反発はなかった。
何しろ目の前の義父は、日清戦争で西郷の怒りに触れていなければ、今頃満州総軍の総大将になっても
おかしくない男なのだ。
更に言えば、激怒した西郷も、野津の戦術眼を貶したことは一度足りとてない。

「よう見てめ。旅順要塞を。戦気が欠片も感じられん。どんな堅固な要塞も、守る人間のやる気がなければ
張子の虎じゃ」

上原自身はどう頑張っても見えない何かを、この義父は何でもないことのように感じとれるらしい。
まあそうでもなければ、2日2夜続いた203高地の防衛戦において、自ら増援部隊を率いて、第八師団と
ともに敵侵攻部隊に対して壊滅的な打撃を与えるなんてことはしないだろう。
何しろ『兵隊。あそこに撃て』と、敵が突撃しそうな個所を見つけては阻止してのけるんだから、
終った時には『ありゃあ軍神だ』『今楠木だ』なんて、兵達が拝みかねない程の有様だったんだから。

「敵は早晩降伏すると?」
「さあのう。そいは分からん。だが、昨日のようなしぶとい戦をすることはないじゃろ」

どこか悲しそうに、老将は203高地の斜面を見る。
大分片づけられはしていたものの、そこには無数の砲弾の跡と、機関銃の弾幕によってバタバタとなぎ倒され
ていたロシア兵の亡骸が横たわってた。

35yukikaze:2017/06/23(金) 00:58:07
「よか兵児でごわした」
「はい」

全く同感であった。
攻め込んできたロシア兵は驚くほど勇敢であった。
どれだけ機関銃でなぎ倒されても、時には味方の砲撃に巻き込まれようとも、ロシア兵は恐れることなく
突撃を繰り返し、2重に張り巡らした防衛線の半ばまで突き進み、消滅した。
恐らくよほど兵から信望のある将官が指揮をしていたのであろう。
少なくとも並みの将であれば、3度目の突撃位で完全に兵達の士気は打ち砕かれていたであろうし、
あわや防衛網が決壊しそうになった瞬間、前線でサーベルを持って叱咤した指揮官が、こちらの機関銃で
狙い撃ちにされて戦死した後は、これまでの奮戦が嘘のように敵軍は瓦解していった。

「これ以降はどうなさいますか」
「もはや旅順艦隊は壊滅をした以上、203高地を巡る戦はないじゃろう。敵軍の恐らくは1個師団以上が
壊滅した以上、残っている部隊は1個旅団あればよかほうじゃろ。第1師団に坑道戦術を取らせ、望台
を落とす。火砲も水師営方面への牽制を除いて、全て東に回せ。予備兵力のない要塞など、その規模
故に却って負担になる」
「了解しました。できれば第八師団は再編の為に後方に下げたいのですが」
「よか。流石は奥羽の精鋭よ。援兵が来るまでの間、1個連隊で1個師団以上の敵兵の突撃を
何度も防いでのけたわ。そいでもずんばい死なせてしもうた」

203高地を巡る攻防はそれだけ熾烈であった。
死者3,500人、負傷者数を併せると1万名近い数を損耗したのである。
無論これだけの大要塞を攻略するとなると、戦前の予想ではその数倍は必要になるとされていたことを
考えれば、むしろ『よくぞこの程度で抑えた』と、激賞を受けるレベルなのだが、そんなことを言っても
この老人は決して喜ばないことを、上原は理解していた。
参謀長であり婿である自分にできることは、旅順開城までの被害を少しでも減らすことに他ならなかったし
それこそが自分に与えられる役割でもあった。

「勇作・・・旅順に使者を送れ」
「どのような用件で?」
「弔いじゃ。せめてこやつらの信じる教義で弔うのが礼じゃろ。坊主を借りて来い。希望があれば
代表者の参列も許すと」
「わかりました」

上原は深々と一礼をすると、すぐに野津の命令を果たすべく司令部に戻った。
この勇者達にはそれ位のことはしてやるだけの義理はあったのだ。

結論から言うと、この野津達の配慮は無駄になった。
水師営保塁に籠っていた現地指揮官はかなり好意的な反応を示し、『司令部に掛け合い高位の司祭と
司令部からも代表を出すよう要請する』と請け負ったものの、数刻後、頬を腫らした顔で
『貴公らの好意は有難いがお受けすることはできない』といい、何度かの説得にも、涙を流しつつ
無言で拒絶をしていた。
報告を受けた野津は『よか。そいなら、あん連中もこっそりと弔いができるよう、ふとか声を出せる
人間を集めて、讃美歌じゃったか。そいを歌わせ。あん兵児達も、仲間が冥福を祈ってくれりゃあ
迷わず成仏でくっじゃろ』といい、小声で『むごかことを・・・。どこの誰かは知らんが、こげん
ことをして誰がついていくか』と、評したとされる。
恐らく野津の頭には、司令部の誰かが、今回の攻勢の失敗を突きつけられたくないために、わざと
無視したという構図が浮かんでいたのであろう。
実際には、それよりもはるかに性質が悪く、作戦に参加した部隊が壊滅し、信頼する両将軍を失い
絶望したスミルノフ司令官が、責任を取って自殺したことにより、要塞の実権を獲得した
フォークが『そんな無駄なことをするよりも防備を固めろ』と命じたからであったのだが、仮に
そのことを野津が知れば、間違いなく軽蔑していたであろう。

もっとも、フォークの行動を一番軽蔑していたのは、他ならぬロシアの兵達であった。
彼はそのツケを否と言うほど味わうことになる。

36yukikaze:2017/06/23(金) 00:58:40
1904年10月1日。
全世界は難攻不落の大要塞と喧伝された旅順要塞の陥落のニュースに驚愕することになる。
アレクセーエフ総督は『バカな・・・あの大要塞が』と、旅順艦隊壊滅の報を聞いた時以上の衝撃を受け、
グリッペンベルグは『フォークの無能が。大言壮語しておいてこのざまか』と、手に持ったグラスを
床に叩きつけ、旅順要塞の面々を『ロシアの面汚しが』と、散々に罵倒することになる。
無論、それ以上に激怒したのはニコライ二世で、『アレクセーエフもグリッペンベルグも勝手に戦争を
始めた挙句、ロシアの名誉を泥に沈めおって』と、凄まじい剣幕で呪いの声を上げ、両名の更迭
及び後任として、ウクライナにいたクロパトキン大将を指名することを御前会議で言うほどであった。
(流石にこれは、戦争中なのに指揮官更迭はあまりにも拙いということで止み沙汰になった。)

逆に日本は、『大要塞陥落』というニュースに日本全国で提灯行列がおき、どちらかというと低迷
していた内閣支持率や、外国からの国債購入希望及び株価が一気に上がるという状態を引き起こすことになる。
当然、この快挙を成し遂げた野津中将は、全国から『軍神』『中将を大将に。いやむしろ元帥に』という
声が沸き起こることになり、兵部省も『もう吉之助さあも許すだろう』という大久保の意見も受け
明治天皇の勅使の元、野津を大将に進級することになる。(これは野津が拒絶しないようにするためであり
野津も『勅使派遣』で、『西郷元帥に許しを得ていないから』という理由で、進級を拒絶することを断念
している)

もっとも、第三軍団にしてみれば、203高地攻略まではともかくそれ以降は消化試合のような気分であった
とされている。
何しろ、坑道からの爆破で防壁を崩してのち突撃して見れば、守備していた兵達は、形だけの抵抗をした後
あっさりと手を上げ降伏していったからだ。
最初は「何があったんだ? まさか罠か?」と、あまりの攻略の容易さに顔を見合わせていた日本の参謀達も、
捕虜から事情を聞かされたことで疑問が氷解することになる。

曰く、自分達は旅順艦隊に配属された水兵であり、弾除け扱いでここに配属された。
曰く、武器弾薬も碌に用意されず、小銃は3人に1個。
曰く、食料も最低限で、この2週間は、水のようなスープとカビの生えた燻製肉だけ。

あまりの酷さに事情聴取した士官が『今すぐこいつらにまともな飯食わせろ』と叫んだ程であったが、
水兵よりはマシな状況の陸軍兵においては、また違った理由があった。

『何で強固な抵抗をしないかって? バカヤロウ、お前らに説教されなくても分かっているわ。
この旅順要塞は俺達の魂だ。たとえ飢えていても、素手でも、最後の最後まで抵抗するさ。
だがなあ・・・それは、あのフォークのクソ野郎が指揮官じゃなければだ。あの野郎はなあ・・・
203高地で死んだ戦友を弔うことすら許さず、しかもモノ扱いしやがったんだ。
誰があんな野郎を一日でも長く指揮官にさせたいと思うか。あいつには汚辱を与えてやるんだ』

血の涙を流しながら訴える指揮官の姿に、日本側は要塞の陥落を確信したという。

結局、ごく僅かな抵抗を排除した第三軍団は、9月初めには望台を占領し、事実上、旅順要塞の
死命を決することに成功している。
にも関わらず降伏に時間がかかったのは、フォーク司令官のぐずぐずした態度によるものであり、
最終的には、要塞砲兵隊のベールイ少将が『あんな馬鹿にこれ以上要塞を好き勝手される位なら
自分達で決着をつけた方がマシだ』と、独断で海岸側の保塁を一斉に爆破した後、日本側に降伏。
狼狽したフォークは、ベールイに全責任を負わせたのちに降伏しようと画策するも、彼の態度に
我慢の限界を覚えていた将兵に袋叩きにされ、ボロ雑巾のように捨てられることになった。

旅順は、フォークの副官が慨嘆したように、内部の崩壊により瓦解したのであった。
かつての小田原城のように。

37名無しさん:2017/06/23(金) 01:01:26
 時代が異なると価値観も異なりますから。

 歴史学では良く、後世の価値観で歴史を「反革命」「民主主義に反する」「人道に対する罪」などと論じがちですが。

 幕末の志士にしろ明治以降の歴史上の出来事と選択にしろ、江戸時代の忠孝(朱子学)を基とする価値観から論ずれば悪罵の限りを尽くされましょうし。

 「資治通鑑」で司馬光が中国史で悪逆非道の限りを尽して、特に報いも受けなかった奴(偶に滅んだ奴もいるけど)を列挙したら、全294巻の大作になりましたし。

38yukikaze:2017/06/23(金) 01:09:19
これにて投下終了。
おい・・・あまりにも地味すぎるじゃねえかと言う人。
だってしょうがねえだろ。ロシア軍が何度も突撃するのを機関銃でばたばたと
薙ぎ倒すのがエンドレスで続く描写なんで、書いているこっちもしんどいし
ついでに言えば、坑道戦術も地味だしなあ。

野津の狙いは『旅順艦隊を囮にすることで、203高地を消耗戦の場に引きずり込む』こと。
史実の第一回総攻撃よりある程度は抑えましたが、それでも急造の陣地であったことと
日本側の将兵の練度が日清より幾分劣ること、何より死を覚悟したロシア側の攻勢により
予想以上の被害が出ることに。(ただしまともに要塞攻略するとなるとこれ以上の損害が
出るのは想定されていましたが)

まあ史実でもスミルノフやコンドラチェンコは攻勢防御を好んでおり、第一回総攻撃で日本側が獲得した
陣地に対して、コンドラチェンコは独断で逆襲して兵を壊滅させるなんて事していますんで、フォークの煽りもあれ
何度も突撃(味方に被害受けるのを覚悟の上の支援砲撃も含む)させていたかと。

フォークは『これ銀英伝か?』と思われたかもしれませんが、史実でもこんなもんです。
まあステッセルと仲の悪かったスミルノフの証言ですので、幾分割り引かないといけませんが
要塞攻防戦で、基本的に予備扱いされているわ、自分が詰めている箇所が本丸だとか言っているのを見ると
自己中心的な性格と用兵の拙さが見て取れます。

今回の要塞陥落で、アレクセーエフ達に対する皇帝の心証は最悪レベルであり、彼らを精神的に追い詰める
ことになります。
お蔭で日本側はかなり苦労する羽目になるのですが・・・

3937:2017/06/23(金) 01:40:58
 せっかくの投稿を妨げる形(その前の雑談に加わるつもりでした)になってしまい、申し訳もござらぬ。

 割腹するのが謝罪の通例なれど、それでは面白味に欠け申さば、とある未来の精神病院より抜け出して武装商船に乗り込んでいた将(大将首ならぬ元准将首)の御首級でお詫びを。

つ 「折敷に乗せられた、同盟軍准将の上着で包まれたスイカ状の何か」

40名無しさん:2017/06/23(金) 05:20:43
妖怪首置いてけ

41リラックス:2017/06/23(金) 06:35:03
乙です。力押しとも搦め手とも違う、巧みな戦い方という感じの旅順攻略戦、楽しませていただきました。

しかし、ここから敵の総督が精神的に追い込まれた結果日本軍が苦労するとは皮肉ですね…… 次回も楽しみにしております。

42ham ◆sneo5SWWRw:2017/06/23(金) 07:27:41
>>30-36,>>38
乙です。
旅順要塞が内ゲバで陥落ですか。
つくづくロシアは最悪手を選んで負けていきますね。
自業自得な働く馬鹿総督も、ここまで追い詰められたら、そりゃ、なにか投機的作戦を立案するでしょうね。
さてさて、どんな作戦を立てるやら・・・?

43トゥ!ヘァ!スマホ:2017/06/23(金) 07:46:50
乙です

この人が銀英伝のフォークのモデルなのではなかろうかw

しかし弔いすらやらせなとら酷いのとを…

44名無しさん:2017/06/23(金) 08:02:47
乙です
近代要塞といっても籠城だからポッキリ行くとあっけないね・・・
このフォーク少将、銀英伝のフォーク准将が憑依しているのではなかろうかw

45霧の咆哮:2017/06/23(金) 08:19:24


こいつまさか銀英伝のフォークの元ネタかww
それ位酷い無能っぷり。

所詮管轄や派閥が違う海軍の兵を肉盾にするのは、まだ良いにしても。
同じ陸軍の兵からの指示を失うような真似するって正気なのかこいつ。
それで籠城戦で何で勝てると思った。

46ナイ神父Mk-2:2017/06/23(金) 08:24:16
乙です。ダメだ脳内映像が完全にフォーク准将になる・・・
籠城戦って割と高い確率で内部分裂が問題に成るのに兵士の
不和を加速させるような言動をする指揮官とかそら、こうなりますわな

47名無しさん:2017/06/23(金) 08:33:03
戦術上ではお互いにミスの連発は当然なので
当初の目的選定の優劣が重要ですな
RTSでも戦術ミスは当たり前で
戦闘前の準備と戦闘中の戦略目標の柔軟な変更が大事だし…

フォークは人心掌握が苦手なだけで将としては別に間違っていないかも

48リラックス:2017/06/23(金) 08:38:19
海軍の人員に関しては同じこと考えてる人が作中にもいたしね
自身の将兵からの人望の無さが此処まで響くとは実際に目の当たりにしてようやく気付けたんだろうなぁ

49New:2017/06/23(金) 09:05:38
乙。要塞は強化できても上下の信頼関係が破たんすればこうなるわな・・・
・・・敵より味方倒したくなるとか(汗)
日本側は何とか要塞落としたけど「もう要塞攻略とか糞だな」と言わんばかりの
被害に頭抱えてそう。

50名無しさん:2017/06/23(金) 09:27:23
千早城「籠城戦に大事なものは」
吉田郡山城「天の時よりも、地の利よりも」
熊本城「人の和だよね」

月山富田城「……」
大坂城「……」

鶴ヶ城「……団結していても、援軍のない籠城戦は自害と同義語」

江戸城「……戦う事すら出来なかった城は、負け犬にすらなれないんだぞ」

51名無しさん:2017/06/23(金) 09:31:24
小田原城「……」
たけし城「……」

52名無しさん:2017/06/23(金) 09:57:38
蘭帝「戦わざるを得ないところ全部に戦わざるを得ないような戦備を添えて配置するんだゾ」
史実フランス「無茶言うな(マジノ線)」

53チキチキ:2017/06/23(金) 09:59:49
フランスくんのグダグダ感すこ

54名無しさん:2017/06/23(金) 10:05:38
日蘭世界フランス「だからあんだけ列車砲揃えたのに(絶望)」

実際、あの世界の日蘭の主要要塞じゃなければ破砕できたであろう

55名無しさん:2017/06/23(金) 10:36:07
徳川家康「コンスタンティノープル以東、最大の要塞。世界で最も金銀を蓄えた宝物庫。十万の大軍を三年は余裕で飽食させる穀倉。海内の流通の中心。

そのような難攻不落の要塞と雖も、陥落させる事は出来るのだ!」

豊臣秀吉「……」

※流石に焔硝は途中で欠乏したそうです。朝鮮の役と関ケ原を経て火器の増大と大型化で天正年間の想定よりも使用料が増大していたので。
 もっとも、籠城していた大坂方よりも包囲していた東軍の方が弾薬も糧食も欠乏していたそうですが。

56ham ◆sneo5SWWRw:2017/06/23(金) 11:19:28
>>51
たけし城を混ぜるなwww

57名無しさん:2017/06/23(金) 11:21:46
>>50
稲葉山城「天下の名城扱いの割りに結構落とされるんだよなぁ…俺」

58名無しさん:2017/06/23(金) 11:38:11
>>57
だって作られた当時ならともかく城として活躍することになった時代だともう旧式化していますからね。
ある意味で作られた当時は優れた性能を持つ名戦車だったのに進歩についていけなくて旧式化した日本の八九式中戦車に似ているところがありますね。

59名無しさん:2017/06/23(金) 12:43:31
>>57
水を確保するには雨水貯めるか下から水を運ぶしかない、なので長期間包囲されると詰む

稲葉山城には大人数が籠れるような場所もなけりゃ入れるような場所も無い
間道が地元住民に知れ渡っている、ていうか当時の殆どの大名や武将も間道の場所を知ってる

60yukikaze:2017/06/23(金) 12:47:56
>>41
アレクセーエフ達も後がなくなりますからねえ。
おかげでよりアグレッシブに行動することになります。

>>42
難攻不落の要塞が陥落する一つのテンプレですからねえ<内部崩壊
最悪手を打つというよりも、各自バラバラで戦争しているんで、各人にとっては
最適解でも、戦争においては大失敗という構図ですし。

>>43->>46
多分、この少将が銀英伝の元ネタなんじゃないかと。
あと、この人籠城戦に勝てるとは思っていません。『負けない』と思っています。

>>47
史実見ても要塞戦闘の本質は理解していたようです。
ただ自己本位なところが強すぎて、要塞陥落の要因になっていますが。

>>49
さあどうでしょうか・・・

61名無しさん:2017/06/23(金) 13:05:42
>>59
間道を周知されている以外は山城全般に言える弱点ですな
万単位で戦が行われるようになると、惣構えを持った平城じゃないと準備不足の相手以外には・・・

62名無しさん:2017/06/23(金) 14:47:41
高松城「俺なんて、沈みかけたんだぞ!」

63名無しさん:2017/06/23(金) 14:54:26
>>62
帰雲城「いいじゃないかその程度……」

※地震で山体ごと崩れて城主一族と城下町が消滅

64弥次郎:2017/06/23(金) 16:06:57
乙です

203高地陥落、そして崩れ落ちるように旅順も陥落と……
堅牢さゆえに油断しきっていたロシア側の不手際と、そこを思い切って攻めた采配がうまく合致した勝利ですな
真似しようとしても真似できない、巧みさがありますね。防衛を行う兵士の“士気”を察知することばかりは機械ではできませんし、
ある種の生体式士気感知レーダーといいますか、その面目躍如といったところか…
犠牲が無かったわけではないですが、史実よりましというのは救いでしょうか?

しかし、これでも史実とあんまり変わっていないことを考えるとやはり現実は小説よりも奇なりと思いますね

65名無しさん:2017/06/23(金) 17:13:31
>>63
秀吉に挨拶しに行ったり他国へ行ってた一門衆や家臣が4名だけ生き残ったのでセーフ

66名無しさん:2017/06/23(金) 17:19:28
>>65
致命傷だったんだよなぁ

史実だと城と城下町で五百人亡くなったが
単純な大陸日本算だと五倍で二千五百人生き埋めか……

67名無しさん:2017/06/23(金) 17:25:51
>>66
数千人も人が一瞬でいなくなったら
別の意味で祟られそう

68ひゅうが:2017/06/23(金) 17:51:26
乙です。
さすが、維新の動乱を経験した筋金入りは違うな…
そして、史実では日露双方が敵兵を弔うのに心を砕いたというエピソードがここで裏返ってくるとは…
これもまたひとつの「近代」ですな。
彼はWW1の西部戦線におけるフランス軍ならまだよかった(よくない)けれども、ここは1904年の極東、特にロマンを重視する民族同士の激突ですからねぇ…
ま、ロマン優先にしても決戦主義に凝り固まった挙げ句進め一億火の玉だしますから善し悪しですけど。

重ね重ね乙でした。

69ひゅうが:2017/06/23(金) 17:54:20
あ、「彼は」を「フォークは」に変えた方がいいですな。これだと野津大将がということになってしまいかねません。

70名無しさん:2017/06/23(金) 17:59:09
>>62

 その日が祝い事なので、一族の過半が城に集まっていて領民も可能な限り帰郷していたので、本当に一門・家臣・領民の99%以上が全滅という悲劇。

 辛うじて生き残った四人が見たものは、山体崩壊による天然ダムの造りだした泥の湖に沈む故郷という地獄絵図。

71名無しさん:2017/06/23(金) 18:52:56
流石丸々全部ドリフターズに参加できると言われるだけはあるな

72ナイ神父Mk-2:2017/06/23(金) 18:56:09
取り合えず大陸SEEDの外伝ネタが完成した為、問題が無ければ
19:00に投下を行いたいと思います。

73ナイ神父Mk-2:2017/06/23(金) 19:00:22
時間に成りましたので投下させて頂きます。

74ナイ神父Mk-2:2017/06/23(金) 19:00:57
大陸SEED ゲート編 外伝ネタ 

掲示板にて CE73年版

オーブについて語るスレ1114

 1名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  此処はオーブについて語るスレです。オーブに関わる内容なら何でも有りですが必要以上に貶す事だけは避けましょう。
  又、ゲート出現によって繋がった先のオーブに関しても話題もOKです。

1000名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  そう言えば外交使節に同行したVoWのカメラマンがオーブの主張誘拐のニュースやっていたけど、あれから何か続報有った?

1001名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  今の所向うのオーブの公式発表以降は無いけど今の所正体不明だっけ?

1002名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  >>1000
  今の所は何も無い、VoWもなんも掴めて居ないらしい

1003名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  写っている写真だとザフトのフリーダムと大西洋のアークエンジェルだろ?関連性がまるで解らん
  
1004名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  だよな、何でザフトと連合の機体が一緒に居るんだろ?

1005名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  案外向うのジャンク屋が犯人だったりしてwww

1006名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  >>1005
  いや、流石に其れは無いだろ、仮にもザフトの最新鋭機だった奴だぞ?幾らなんでも其れは無い
  
1007名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  >>1005
  いや幾らジャンク屋でも・・・

1008名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  でも実際勢力バラバラの機体が一緒とかありえなくね?

1009名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  007でも有るまいし、流石にAAみたいな高性能艦早々奪われるとか無いだろ
  
1010名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  そう言えば攫われた代表ってカガリって名前だっけ?こっちと同じなら今18歳位だよね・・・

1011名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  え、何?あっちのオーブ18歳の娘が政治家っやってんの?
  
1012名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  象徴扱いとか?

1013名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  流石に未成年の子供に政治任せるとかwww・・・無いよね・・・

1014名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  元プラント国民だけど流石に18歳で国家運営に関わるとかザフトでも無かったかな?
  
1015名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  何でザフトの野郎が此処に居るんですかね?

75名無しさん:2017/06/23(金) 19:01:14
>>57
しかも「戦国の風雲児」二人のデビューにおける前座扱いなんだよね

76ナイ神父Mk-2:2017/06/23(金) 19:01:40
1016名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  >>1015
  喧嘩腰は板のルールに引っ掛かるから注意しろよ

1017名前:ライオンベビー[sage]投稿日73年X月XX日
  おはようございます
   
1018名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  どちらさん?

1019名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  このスレでコテハンつけてるとか・・・
  
1020名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  >>1018 
  >>1019
  この人かなりの古株だぞ?少なくともこのスレが
  一桁辺りの時にはもう居たからな?

1021名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  此処2週間で一気に20スレ位加速したから知らない人も多いんで無い?

1022名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  元オーブ在住の人で最近家の都合で大洋に移住したらしい
  そのせいで暫く繋がらなかったんだっけ?
  
1023名前:ライオンベビー[sage]投稿日73年X月XX日
  ここ数年勉強が忙しくて・・・

1024名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  あれ、ライオンベビーさん学生だったの?

1025名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  勉強に忙しいとなると受験勉強とか?

1026名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  受験なら仕方が無い

1027名前:ライオンベビー[sage]投稿日73年X月XX日
  一応受験生ですけど進路は決まっていますね。忙しかったのは大洋に移住したせいで
  環境が激変したからです。
  
1028名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  環境変わると大変ですからねえ・・・

1029名前:ライオンベビー[sage]投稿日73年X月XX日
  所でさっきまで読み専になっていたんですが、この情報マジですか?

1030名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  >>1029
  VoWと連合の両方からの情報だから確かだと思う
  
1031名前:ライオンベビー[sage]投稿日73年X月XX日
  マジなのか・・・18歳に政治やらせるとか・・・
  
1032名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  >>1031
  いや、流石に神輿だと思うぞ?

77ナイ神父Mk-2:2017/06/23(金) 19:02:13
1033名前:ライオンベビー[sage]投稿日73年X月XX日
  ・・・首長って一応政務の代表でも有るんですよなのでこの場合政務とかにも加わっている筈ですね

1034名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  あんまりオーブの事詳しく無いけどそうだったんだ・・・

1035名前:名無しの連合国民[sage]投稿日73年X月XX日
  え?ってことは向うのオーブほんとに18歳の高校生に政権預けてるの




                             新着レスを表示する

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一人で生活するには広すぎる部屋でカガリはPCの画面から視線を外すと先ほど自分で淹れた紅茶を一口含んで喉を潤す。時計を見れば
既に夜の12時を過ぎており、比較的閑静な住宅街に建つこの寮の外は東京とは言え既に真っ暗になっていた。

「18歳で首長の座にか・・・」

誰に語るでも無しにポツリと出たカガリの一言は今の自分を見ての物だった。あの大戦に置いて敗れて以降、カガリはこの寮にて
通常の義務教育の他、施政者に成るべく帝王学を学んできたが、それでも自分が他国のTOP達の或いはあの時庁舎に集まっていた
氏族達のような振る舞いが出来るかはカガリには想像が着かなかった。しかし、ゲートの向こうの自分は首長になり国を治めている
と言う。

(向こうとこっちでは歴史が違う、同じ存在とは言え自分とは経験が違うんだろう・・・けど、若し同じならどうなる?)

あの時の直情の侭に動く自分で有ったなら、そう考えるとカガリは途端に向うのオーブが不安に成った。あの時キサカが止めなければ
悪夢染みた戦場に出ようとした様に、又直情の侭に行くのでは無いかと、其処まで考えてカガリは頭を振ってその考えを消した。
此の侭考え続ければ間違いなく堂々巡りになるとして、その後カガリは座っていた席より離れると其の侭奥の寝室へと消えて行った。

しかし、今日久しぶりに開いた掲示板で確認した向こうのオーブの情報を見て以降心配は、嫌な予感は増大して行く。そして其れは
数ヵ月後、調度向うの連合が欧州奪還作戦を発動し、それに呼応してオーブ軍が向かった大西洋に現れたアークエンジェルと
自身の機体と同じ紋章を付けたストライクルージュが戦いの場に介入したという情報によって的中する事となり、其れを見たカガリも
人事とは思えず同じ自分が引き起こした事態を見て、自身の将来へと不安を感じていく事となる。

78ナイ神父Mk-2:2017/06/23(金) 19:03:50
以上ですWIKIへの転載は自由です。取り合えず前からいわれている大陸側の
原作キャラの描写を入れさせて貰いました。個人描写が苦手なので大半
掲示板ネタで申し訳有りませんが・・・

79名無しさん:2017/06/23(金) 19:24:37
向こうにも自分が居るのに気づいた人はウォッチしてそうね
キラは多分向こうの自分はジェネシス戦で戦死したと考えてそう
ラクスは向こうの自分に付いたプロデューサーに失望でしょう…あの衣装は無いわ

80名無しさん:2017/06/23(金) 19:34:28
乙です。
つーかkガリさん何やってんすかww

81名無しさん:2017/06/23(金) 19:43:07
乙です
カガリって昔から大洋連合の大手掲示板内のオーブスレにコテハンでいるのチャレンジャーすぎないw
昔からの住人からはライオンベイビーさん昔と比べて結構丸くなったよね、みたいなこと言われてたりしたんだろうかw

82弥次郎:2017/06/23(金) 19:45:29
おつです

連合の艦艇ととザフトの高級機を持つ正体不明の武装組織が国家元首を拉致とか、やっぱりやばいですよね(汗
そしてなぜか追跡しないしとめもしないオーブ軍ってホントオーブ…
傍から見れば、原作を知らなければ色々と憶測も飛び交いますよね

しかし、1000スレを超えていてカガリが古参ということは、オーブにいた時から既に覗いていたんでしょうか?

83名無しさん:2017/06/23(金) 19:49:33
乙です。
カガリさん大胆ですなあ、これは将来大物になるわ(適当)
他の原作キャラがコテハンつけるとしたらどんな感じになるかなあ

84New:2017/06/23(金) 19:55:13
乙。カガリは向こうの自分のせいでライフポイントを削られていくなw

85名無しさん:2017/06/23(金) 19:57:18
妹loveな兄
しかしストライクとかあの一党ホント最低だよな、いや他意はないけどさ

匿名希望妻
これはいけない
正しい道を歩む人たちが誤解されているようです
夫と協力して彼らの正義を皆に知らしめる必要がありますね


こんな感じかな?

86トゥ!ヘァ!スマホ:2017/06/23(金) 20:08:59
乙です
大陸世界のカガリは順調に成長しているようで。

他の原作キャラもこの手の掲示板を覗いたり、書き込んだりしていそうですねw

87リラックス:2017/06/23(金) 20:12:07
乙です。カガリ(大陸)はウズミの養子になった己の運命を呪ってくれ、原作側は知らん

>>85、あの世に繋がってないか

88名無しさん:2017/06/23(金) 20:28:11
大洋在住のシスコン高校生「ザフトのあのGのパイロット、俺じゃないか?」
大陸シン君もどこかの掲示板でつぶやいているかもしれない
スレの元プラント国民さんは残念だけどさすがに二年じゃネガティブな反応も仕方ない

89名無しさん:2017/06/23(金) 20:30:16
原作世界のプラントの掲示板が凄そう
大陸世界では戦える男が死に絶えたとか
戦争中盤から完全に技術で負け始めたとか

こっちでも下手すりゃそうなりそうだし

90ナイ神父Mk-2:2017/06/23(金) 21:06:08
取り合えず感想返信をば

>>79
あの微妙に和風っぽい衣装ですね・・・こっちだと何だろう
中の人繋がりで羽付いたゴスロリとか?

>>80
話を書いている内にスレ民になってしまいましたwww

>>81
一応グローバル化社会の後ですし同じ日本語圏と考えると
ネットが繋がっていても可笑しくは無いかと・・・

>>82
大陸種だとまるで共通点が無い艦とMSですからそりゃ憶測を呼びます。

>>84
まあ、若しかしたら自分も遣らかすかもしれないと考えると不安にも成ります。
何せ世界が違うとは言え現在進行形で自分がやらかして居るんですから・・・

>>86
他のキャラだとやっていそうな筆頭はキラで継いでシン辺りですかね?
後は虎さんとか?

>>87
まあ、流石に赤ん坊の時に決まった事は本人の責任ではないですからねえ・・・

>>89
原作プラントは其処まで自由な発言ができるか疑問が・・・

91名無しさん:2017/06/23(金) 21:15:43
>>71さん。

 そうか。一国一城が丸ごと、城下町の領主から領民まで悉く犠牲になったので、丸ごとオルテ辺りに転移すれば国内でも有数の金山と硝石の産地を有する(元々山奥の秘境なので)殆どの産物が自給自足できる(例外は海産物と塩ぐらい)小国が…。
 
 それも、各種の職人付で。

 即座に第六天魔王に乗っ取られそうですがww

92名無しさん:2017/06/23(金) 21:18:33
>>91
帰雲城が崩壊したのは、本能寺の変の4年後だよ。

93ham ◆sneo5SWWRw:2017/06/23(金) 21:24:55
乙です。
カガリはなにやってるんだかww
しばらくは、原作世界の自分の行動に悶絶しているでしょうね。


そういえば、大陸世界でカガリを保護してるけど、キラの扱いはどうなるかな?
キラがカガリの弟という証拠は、カガリを保護して大洋に移る際、
転生者たちが引っ越しのドサクサやガサ入れで、手に入れるでしょうし。
カガリ曰く実の弟のキラの存在が明かされたら、
アスハがカガリの替わりに神輿にしかねないので、
キラも同様に保護かもなぁ。

94霧の咆哮:2017/06/23(金) 21:28:39


こういう掲示板ネタも変わり種で面白いなww

>>93
アスハ派がキラを神輿何て無理無理
どうやって大西洋のエース(予備役入り)を神輿にする。
そもそもキラがカガリの双子だなんて、種運命時期で公表されてキラが准将入りするまではオーブでも知られてないだろうし

95名無しさん:2017/06/23(金) 21:31:32
あー・・・そうなると、原作側の情勢を調べていた大陸側の大洋以外の上層部は、原作キラが正式にオーブ入りする辺りからいくらか遅れて、大陸キラ=カガリの双子と判明するのか
オーブに潜らせてるスパイから
キラが所属している大西洋上層部に取って特に寝耳に水なネタだが

96名無しさん:2017/06/23(金) 21:33:29
キラの両親からすると、アスハの失脚から、キラの出生に関しては墓まで持っていくつもりが、まさかのゲートのせいで数年後にバレると言う意味わからない事態か

97名無しさん:2017/06/23(金) 21:35:28
結局ラクスはどちらが本物かわからないまま…
まぁ普通に考えてアイドルが政治やるわけ無いから
プラント在住の方が本物でしょう

98チキチキ:2017/06/23(金) 21:37:57
ぱいおつが大きいほうだろ

99名無しさん:2017/06/23(金) 21:42:41
>>97
ありがたいことに私の住む世界が間違っている、平和の敵であると君たちの歌姫が保障してくれるという訳ですね。
よろしい。ならば私も問いましょう。あなたたちのの歌姫の正気はいったいどこの誰が保障してくれたのですか?   ーー大陸世界の歌姫ーー

100名無しさん:2017/06/23(金) 21:45:24
ラクシズとプラントそのものは大して量が多く無いからあまり気にしなくて良いと思うが…
問題は新ロゴスの方、数の多さはそのまま厄介さに繋がる




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