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【パラレル】ときめき★ドラキュラ学園【専門】

102刻印・月輪 ひとつ屋根の下 1話(6/24):2013/09/22(日) 13:34:07
 ぶつぶつと呟き行動に嫌悪を持ちながらも、顔を赤らめ自分には向けてくれない翳りの
ある真っ直ぐな視線を他人に向けている事にネイサンは嫉妬を覚え始めた。
 ようするに彼は介抱する側にヒューがいるのと、それを傍から見ているしかない自分の状態
が気に入らないのだ。
――どうしてあいつは俺以外の人間に対して、普通の行動と言動が出来るくせに(注:で
きてない、できてない)俺に対しては子供染みた理由で怒り出すのか解らない。
嫌っているという単純な理由なら近づかないけど、そうでもないようだから困る。
例えば学部は違っても、講義が一緒になった時はいつも隣に座って、答えに詰まった時は
いつもノートの端に答えを書いて助けてくれるけど、問題はその後にお礼をしようとあい
つが好きなプリンがある店や、アルバスがバイトをしている古書店(俺は別に行きたくないが、
ヒューは古い本の手触りと書香?とやらの雰囲気が好みらしく、いつもより穏やかになる)な
んかに連れて行ったりするけど、終始顔を赤らめてこっちを見てくれないどころか家に帰
ると不機嫌になる。
「何か気に障ったか?」と理由を聞けば「お前の知った事ではない」とそっけなく返され
る。
この前、剣を振り回して追いかけられた時もそうだ。
その日はあいつが炊事当番だったけど、臨時講義があって受講前の時間に弟子全員と師匠
達に「今日は無理だから出前を取ってくれ。代金は俺のバイト代から出す」とメールを送
ってきたが全員給料日前で余計な金はないのは判っているから、一番に帰ってきた俺が夕
飯を作ってあいつを出迎えたら「余計な事を!」とものすごい剣幕で怒鳴り散らされた。


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