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TSFのSS「ターニング・ポイント」
14
:
luci★
:2016/11/16(水) 01:54:49 ID:???0
腰が冷えて寒い、というのが高遠の感想だった。恐らくコンクリートの上に直に座らされている。そしてタイラップで固められた腕は、配管か何かに括り付けられ、腕は万歳するように挙げられている。下ろそうとしても留め具でもあるのか引っかかってしまう。
(――うでの感覚がなくなってきた……)
どのくらい時間が経ったのかも分からず、そしてあの男の目的も分からず、高遠の耳には大きく鳴り響く自分の心音が聞こえるように思えていた。
男は高遠を拉致してすぐ、ガムテープを渡し、高遠が自分から口を塞ぐよう指示し、マスクを着けさせた。そしてよくあるアイマスクで両目を塞ぐと上からガムテープを貼った。その上 濃いサングラスを着けさせた。こうすると外見からはあまり違和感がない。手首は男がタイラップで締め上げた。これで助けを呼ぶことも、安全そうな場所に逃げることも実質不可能になった。
その高遠を小声で指示を出しながら誘導し、地下の駐車場まで連れて来ていた。
「これからしばらくドライブだ。後で着いたらじっくり聞くことがある」
大きめのRV車の後部座席、の下、床面に高遠を突き飛ばすと、その細い足首をタイラップで締め上げた。そして数十分か数時間か。
(一体、私をどうしようっていうんだ?)
拉致されるようなことはしていない。もちろん、人も殺していない。高遠にはこの二日、全く訳が分からない状況だった。
真っ暗な状態は、気分を最悪なイメージへと誘っていく。もしかしたらここで死ぬのではないか、と。
「待たせたな」
金属がさびて軋む音と共に男の声が耳に入った。その音に高遠の身体は驚きの表情を見せた。
「お前がアユムタカトオをなぜ殺したか。そして昨日の夜、研究室から何を持って出たのか。じっくり聞かせてもらおう……いや、今無理に話さなくていい。まずはこちらが質問する。お前は身体でそれに答えてもらおうじゃないか。――このくらいの訓練は受けてるだろう?」
次第に近づく足音。それに高遠は恐慌状態に近くなっていた。
「――うぅぅあうう。ぉおうあ」
じたばたと動くけれど、男の目からみた女の身体は髪が降り乱れるくらいで大して動いていない。
「ひっ?!」
高遠は事態を飲み込めずにいた。なにがしかの拷問でも受けるのかと思っていた。痛いのは嫌だな、などと半分自分のことではないように思ってもいた。しかし、男の手が服の上から胸を触るに至って、漸く、自分の身にこれから何が起きようとしているのかは、徐々に飲み込み始めていた。
(気持ち悪い、私は男だ、ぞ――あぅ?)
揉みしだく手が、その頂点にある乳首に攻撃目標を変えた。むず痒いような感覚が両方の乳首から下半身へ、そしてお腹の方へと流れてくる。
「んんんっ」
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