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クエスト修練場

15 GM ◆xNINjA/Ii6 :2017/09/02(土) 01:21:03
>>12-14

【Ⅱ-Ⅰ 礼節には歓待を】

君達は恐らく、この場において最も大人数であろうパーティーだ。
と同時に、最も意思疎通の取れた団結力のあるパーティーとも言えるだろう。
周囲では同行者の半数ほどがまだ周囲の探索を続け、
残りも経路を決めかねている様子。

そんな中、君達の決断はとにかく早かった。
ノアの提案にシェリスがいち早く賛同し、間を置かずに残りのメンバーたちも首肯する。

「いいぜ、団長」
「団長に賛成」
「俺の闘志だって副長に負けねえ」

…いつの間にそんな役割にされたのか。
ともあれ、団長ノアと副長シェリス率いる一団は城門へと歩を進めてゆく。
仲が良いのか悪いのか、ああだこうだと侵入経路の是非を問い合う
戦士達と騎士達の言い争いを背後に聞き流して…。


背丈の倍ほどもある重厚な門は、一行が近づいただけで招くように開かれた。
次いで、落とし格子の錆びついた鎖が軋む音を立てて巻き上げられ…
短い通路の先に、朽ちてはいるが立派な庭園が見えた。

「罠の気配はねえな。…つーか、便利なーこれ」
「まあ、そんな類の相手でもないだろうけどよ。…便利か?」
「今のとこは悪いモンも感じねえな。…誰彼構わず開くのはなあ」
「向こうにその気が無くてもこっちにゃ致命傷って事もある。
 …まあ礼儀知らずは通れねえんじゃね?」

狩人が鋭い視線を周囲へ走らせながら先を歩き、
聖職者が護符や聖水を各々持って左右を固める。
軽口は相変わらずだが、その動作に一切の油断は無い。
中心にいる二人にとっては、重装歩兵の方陣よりも余程に頼もしく思える「団員達」だった。

と――いよいよ陽が稜線へと沈み始め、宵闇が城内に迫ってきた時。

「おい…マジか」
「何でもアリだな…」

ボウ、と音を立て、石壁の燭台に次々と炎が灯ってゆく。
…無論、松明など燃えさし一つすら見当たらない。

「まあ、ランタン要らずってのは有難いけどよ」

辺りを見ると、どうやら建物の中も同様に明かりが灯っているようだ。
噴水の向こうにある一番立派な建物が、恐らく本館であろう。
遠目にも分かる豪奢な扉、優雅に聳える尖塔、そして…。

「…出たよ。こんな時間のこんな場所に、お決まりの連中が」

美麗なる武具を身に纏った、髑髏の番兵。
数はおよそ十数体。
いつの間に――と目を凝らそうとした、その瞬きの間にもう十数体。
都合三十ほどの骸の兵が、整然とこちらへ歩みを進めてくる。

「…恨みつらみってのは感じねえな。つっても、良い連中って訳じゃねえけど」

そう言って聖水を振りまき、メイスを構える聖職者。

「逃げりゃ追っては来ねえだろうが…どうするよ?
 ぐるっと回って裏から行くか?」


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