■尿道留置カテーテル関連感染の起炎菌の由来 ① 内因性(患者自身の腸内細菌叢や外陰部や皮膚) ② 外因性(他の患者や医療従事者からの交差感染、採尿バッグから排液する際の汚染など)
■尿道留置カテーテル関連感染症の起炎菌 ① 短期間の留置では大腸菌などの腸内細菌が多い。 ② 長期間(1 ヶ月以上)の留置では緑膿菌やセラチア、黄色ブドウ球菌など抗菌薬耐性菌がふえてくる。また、複数菌 感染が増加する。 ■尿道留置カテーテルにより微生物が膀胱内に侵入する経路 カテーテルの外側を通る経路 ① カテーテル挿入時に尿道から膀胱内に微生物が押し込まれる。 ② 会陰部や直腸に定着している微生物がカテーテルと尿道の間隙を通って侵入する。