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はるこ。がまた、駄作書いてます。...JUMP
1
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 01:38:22 ID:Rgg/Y6Xo
どーも、はるこ。でーす←
シェルターでも書いてた者です。
こっちは、短編で攻めていこうかなと思います。
本格更新は、2月20日からです!
2
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 01:41:19 ID:Rgg/Y6Xo
やぶ×いの
「生まれ変わって、君に逢いたい」
3
:
no name
:2013/02/10(日) 01:44:35 ID:Rgg/Y6Xo
本気でいたって、認められないものはある。
ねぇ。
次の世界で、また逢える?
この気持ちの認められる世界で...
また、逢いましょう。
4
:
no name
:2013/02/10(日) 02:10:59 ID:Rgg/Y6Xo
※2人は高校生の設定です。
伊野尾side
「薮せんぱーい、伊野尾でーす」
生徒会室の戸を開ける。
それと言うのも放課後、副会長の俺は会長の薮先輩の呼び出しを食らったから。
「あ、いのちゃん」
俺のことを見て、目を細めてニコっと笑った。
「二人だけだから、いいよ」
「うん、分かった」
俺らはカレカノの関係。
禁断の恋…。
俺も微笑みかえして、それぞれの席に座った。
「で、どーして呼び出されたの」
「...さぁ」
「えー、頼りないなぁ、もぅ。
俺、先生に聞いてくる」
鞄を床に置いて、立ち上がる。
「すぐ、来るって」
薮は、俺の手首を掴んだ。
駄目だよ、その上目遣い。
反則だって...。
「ほら、二人きり、なんだよ?」
楽しまなきゃ、とでも言うように、俺の唇を奪う。
パシャ。
廊下から、シャッター音がした。
薮を振り払って、音のした方を見た。
5
:
はるこ。
◆OQwoBEnXrk
:2013/02/10(日) 02:12:36 ID:Rgg/Y6Xo
すいません、上2つは私です。
6
:
はるこ。
◆OQwoBEnXrk
:2013/02/10(日) 02:13:50 ID:Rgg/Y6Xo
あ、トリップ、間違えた!!
すいません、上3つは私です!
7
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 02:31:39 ID:Rgg/Y6Xo
トリップ、なおってませんでした...。
全部本人なので、ご安心を。
人影はない。
ただ、少し戸が開いていた。
「いのちゃん?どうした?」
薮は、音に気づいていなかったようだ。
「なんでもない...。
でも、ここ、学校だから」
「ごめん」
薮はあっさり謝った。
俺も、このときは特に気に止めなかった。
あの音が今後、あんな騒動を引き起こすなど、
思いもしなかった...。
その後、先生呼び出しの理由を聞きにいった。
なぜか「呼んだっけ?覚えてないから帰っていいぞ」と、言われたが。
「なんだったんだろな」
一緒の帰り道、薮がぼそっと言った。
「うーん...」
一瞬、まさかの考えが頭をよぎる。
「あの先生って確か、
『カップルぶち壊しマシーン』って、言わない?」
流行や噂にかなり疎い俺でも知ってる、ってことは、
かなり有名な話のはず。
「言うね。でも、関係あるかな」
「え、だって...。
俺ら、カップルでしょ?」
8
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 02:38:38 ID:Rgg/Y6Xo
少し不安になった俺の頬を、薮の細い指がつまんだ。
「そうじゃねーよ」
「ふぇ?ひゃあ、らに」(へ?じゃあ、なに)
「付き合ってる、ってバラしてないよな?」
軽く頷く。
これは、二人だけの秘密。
誰にも、言ってない。
言っちゃ、いけないから...。
9
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 02:52:14 ID:Rgg/Y6Xo
薮sibe
翌日。
教室に入ると、痛いほどじっと、クラスメイトに見つめられる。
席について黒板を見ると、その理由が分かった。
A4プリントがマグネットではり付けてある。
真ん中には、俺といのちゃんのキス写真が印刷されていた。
俺は鞄を放り出して、2年の教室に走った。
『2-A』の教室を覗く。
いのちゃんは、同じように黒板にはられた写真のまえで、
クラスの全員の視線を受けながら、立ちすくんでいた。
俺は、咄嗟にいのちゃんの手首を掴んで教室を飛び出していた。
朝は人のいない生徒会室に、逃げ込んだ。
「どう、しようッ...」
戸を閉めた途端、いのちゃんが崩れ落ちた。
10
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 03:07:01 ID:Rgg/Y6Xo
床に座り込んだいのちゃんの頭を、そっと撫でる。
「ごめん、いのちゃん、俺のせいだ...」
きっと、昨日の写真だ。
俺のせいだ。
いのちゃんの瞳からは、涙が溢れ出した。
「やぶ...、どうすれば、いい...?」
「...会わなきゃ、いい」
「ぇ...」
いのちゃんが、驚き顔で俺を見つめる。
俺だって、言いたくない。
いのちゃんと会えないなんて、苦しすぎる。
けど...。
「ほとぼりが覚めるまで、こうするしかない...」
嫌々頷いたいのちゃんと、3つの約束を交わした。
*何があっても、付き合ってると言わないこと。
*暫くは、会話は挨拶だけにすること。
*辛くなったらすぐメールすること。
「いいな?特に3つ目は絶対、な」
「ん...じゃあね、薮」
「おぅ、頑張れよ...」
いのちゃんがここを出てった3分後に、俺も教室に向かった。
11
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 03:28:07 ID:Rgg/Y6Xo
伊野尾side
写真がはり出されてから、3週間。
冷たい視線は、嫌がらせやイジメに変わっていった。
机に油性ペンで書かれた「きもい」「きえろ」の文字。
毎日、一人で消すたび、ひどくミジメになった。
薮に言えば、彼にも辛い思いをさせてしまう。
あいつは、人一倍、責任感の強いやつだから...。
毎日エスカレートしていくイジメ。
今日は何されるんだろう...?
恐怖に怯えながらも、出席日数のために、
学校には行かなくてはならなかった。
「っ...」
連れこまれたトイレで、制服を剥がされる。
...初めては薮に、って、決めてたのに。
12
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 03:56:54 ID:Rgg/Y6Xo
「おら、くわえろ」
イジメの主犯の、名前もわからないやつのモノが、口に押し込まれる。
「フェラぐらい、したことあんだろ?」
「ぅぐッ...ぅ、」
したことないものをしろ、って言われたって、
やりたくたってできる訳ない。
今回は、やりたくも無いんだし。
「下手くそ、もういい。
俺の前で一人でヤれ」
やっと口から離れたと思ったら、そう言われる。
「嫌なら、これ、先輩に送るぞ」
見せられた携帯の画面には、さっきの全裸の俺がモノをくわえていた。
いつの間に撮られたんだろうか。
「どうする?」
薮にあんな姿見せて、悲しまれたくない...。
仕方なく俺は、自分の下半身に手を伸ばした。
何でこんなやつらの前で!という思いはあった。
けど、上下させる手はしだいに
「仕方なく」から、
「快感のため」動いていた。
13
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 04:21:51 ID:Rgg/Y6Xo
「んぁッ...ふぁ...」
自分の手だから、動きの予測はつく。
けれど、絶えることなく押し寄せる、快感の波。
手の動きが早くなる。
頭の中一杯に薮の姿があった。
「ふぁ...も、だめ...イ、く...っ
ふああぁぁっ」
手から白い液が漏れる。
それを見て、思い出した。
薮以外の前で、何やってんだ、俺...。
意識が朦朧として、息も上がってる俺の体が浮く。
後孔に、さっきくわえたモノが、あてがわれた。
「い、嫌!それだけは、嫌!!駄目、
あああぁぁっ!!!」
慣らされていないのに、奥まで押し込まれる。
「痛い!!嫌あぁ!!!あぁっ!」
痛みが体中を支配する。
俺のナカで猛獣が、
優しくする気など一切なく、暴れ回る。
「痛ぃ、はぁッ...あぁっ!!」
薮、助けて!!
そう言ったら君は、絶対来てくれる。
でも、こんな惨めな姿、見せられない...。
「締め付けんな!力抜けよ!!」
声が遠い...。
駄目だ、俺、もう...。
14
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 04:34:09 ID:Rgg/Y6Xo
「ん...」
目が覚めたのは、ベッドの上。
回りは水色のカーテンで仕切られていた。
「気付いた?」
誰かの声がする。
少なくとも、薮でも、さっきのあいつでもない。
カーテンを開きながら、入ってきたのは、
養護の先生だった。
「大変だったみたいね」
声を聞きながら、体を起こす。
腰がひどく痛んだ。
「安心して、薮くんには、言ってないから」
「ん...」
薮の名前を聞いたとたん、涙が溢れた。
俺、薮のこと、裏切っちゃった...。
薮...逢いたいよ...、
薮の温もりが、恋しい...。
15
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 04:54:55 ID:Rgg/Y6Xo
薮side
3週間、たっただろうか。
イジメを受けたのは、初めてだった。
イジメっていったって、なにもされない。
...要するに、無視されている。
こっちが何を言っても、聞こえないフリをされるのだ。
俺は、何も話さなくなっていた。
ただ、一人を除いて。
「やぁぶせんぱぁーいっ!!」
ニコニコしながら、こっちに手を振るのは、
中等科2年の山田。
(中高一貫校の設定です)
中等科にまでは、話が回ってないらしく、
いつものように、俺を慕ってくれていた。
「最近、伊野尾先輩と一緒じゃないんですね」
「っ、あぁ、ちょっと、揉めちゃって」
...かなり、不自然な様子だろう。
「そうなんですか?」
気づいてない...かな?
「ってか、その格好は何なんだよ」
「あぁ、これ...」
山田の格好はと言うと、
女子の制服を着て、ロングヘアの茶髪のウィッグをつけていた。
「文化祭で女装・男装をするみたいで...。
変ですよね?変ですよね!?」
16
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 05:00:34 ID:Rgg/Y6Xo
必死で「変」を求める山田。
しかし。
「可愛いよ」
「えぇ!?」
驚く山田もまた...w
帰り際に
「襲われないように、気を付けろよ」
と言って、山田に手を振った。
「どういう意味ですか!!」
叫び声がやけに大きく、聞こえた。
この行動が、君を傷付けるなんて、
想像できなかったんだ。
ごめん。
謝ったって、謝りきれないよ...。
17
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 06:45:36 ID:Rgg/Y6Xo
伊野尾side
たった独りの帰り道。
中等科と高等科を結ぶ道の上にいた君を見つけた。
茶髪のロングで、中等科の女子制服を着た、背の低い子と、
楽しそうに話している姿を。
嘘。
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だぁっ...。
こんなに必死に薮を求めてたのは、俺だけ...?
薮は結局、誰だって良かったの...?
薮なんか、嫌いだ。
嫌い、嫌い、嫌い、嫌い、嫌い...。
嘘。
好き、だよ。
けれど、その想いを伝える術をあいにく持ち合わせていないから。
その場から逃げ出すことしか、できなかった...。
18
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 07:06:44 ID:Rgg/Y6Xo
家に帰って、どれだけ泣いただろう。
挙げ句の果てに、涙を枯らしてしまった。
薮...こっち見てほしかった。
じゃあな、って手を振ってくれたらそれだけで
どんなに傷が癒えただろう。
薮に想ってもらえないのなら、俺はもういいよ...。
ペン立てから、カッターナイフを取った。
これで、楽に、なれるでしょ...?
19
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 07:18:14 ID:Rgg/Y6Xo
薮side
「薮」
電話をかけてきたのは、光だった。
1学年下だけど、幼馴染み。
敬語を使うことを知らない仲だった。
いのちゃんとは、クラスメイトのはず。
「何?」
「いのちゃんが、リスカしたって」
光は震える声をしていた。
「今病院だから、早く来てやれよ!!」
慌てて家を出た。
信号待ちのたび、短い文で、いくつもメールを送った。
いのちゃん、今行くから。
待ってて...!!
...ごめん、無理かもしんない...
いのちゃん、逢いたいよ...
20
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 07:38:41 ID:Rgg/Y6Xo
光side
今日、欠席だったいのちゃん。
理由を聞いて、急いでいた。
放課後すぐ、下駄箱を駆け抜ける。
「光先輩!!」
滅多に後輩から声をかけられない俺は
その高い声に慌てて振り返った。
「山田?何だよ?」
「どうしたんですか!そんなに急いで!」
一瞬、言うのをためらった。
けど、同じダンス部仲間だし、仲もいい。
「いのちゃんが、入院してるんだよ」
「俺も、お見舞い、行きます!!」
っと、案の定そう言われて、二人で病院へ向かった。
21
:
no name
:2013/02/10(日) 07:53:20 ID:Rgg/Y6Xo
伊野尾side
助かった、のかな。
あのまま、放っておかれることを、望んでた。
ベッドの上で、何をするでもなく、携帯電話を開閉した。
これ、薮の癖で、
この音がするのが、少し、安心を与えてくれた。
「いのちゃんっ!」「伊野尾先輩!」
二人の声と同時に、光と山田が入ってくる。
「リスカした、って聞いた」
「ん...」
「どうしてそんなこと、したんですか」
「薮に浮気、された」
「浮気...?
二人、付き合ってたんですか?」
山田には、言ってなかったっけ...。
「そ。
中等科のさ、茶髪のロングの髪の子と、楽しそうに話してた」
22
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 08:00:28 ID:Rgg/Y6Xo
「茶髪でロング...?そんなの、いません」
山田は眉間にシワを寄せながら言った。
「でも、確かに見た。昨日の放課後に。
そうじゃなきゃ、こんなこと、しない...」
薮がもう、俺を想って無いから、だから...。
「もしかしたら、俺かも知れないです」
山田から、女装の経緯を聞かされた。
もし、それが本当なら、おれ...。
「いのちゃん」
光が、微笑んだ。
「薮に連絡するよっ」
「うん...」
23
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 08:14:32 ID:Rgg/Y6Xo
数分の間に、携帯が何度もメールを受信する。
全て、薮からのものだった。
『すぐいくから』
『まっててあとすこし』
『ふあんにさせてごめん』
『すきだよ』
『あいしてるよ』
顔が自然と綻んだ。
薮、俺も愛してるよ...。
しかし、そこでメールは途切れてしまった。
遠くから、救急車が近づいてくる。
そして、この病院に入っていった。
「見に行ってくる」
野次馬な光と、それについていった山田。
一人になると、変な胸騒ぎがして、止まなかった。
携帯が手の中で着信を知らせる。
薮からのメールじゃない。
なぜか、直感でそう思った。
「光だ...」
24
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 08:24:12 ID:Rgg/Y6Xo
『薮が事故った!!もうダメみたい』
頭を強打したような衝撃に襲われる。
どうして神様は、ここまで俺らの恋を許さないんですか...?
薮...君がいくなら
俺もいくよ...。
部屋に備え付けの、果物ナイフを手に取った。
薮、愛してる...。
なにがあったって、ずっと...。
ナイフの切っ先を胸の中心に当てる。
来世で、また逢おう...?
今度はちゃんと、堂々と恋、しようね。
手に力を込めた。
愛してる...愛してるよ、薮...。
25
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 08:33:09 ID:Rgg/Y6Xo
こうして、17歳の二人の少年の
儚い命が散った___。
そしてただ一つ、誰も知らない事実があるとすれば、
二人の少年は、空の彼方で愛し合っていること…………。
「やぶ、ずっと、あいしてる」
「おれもだよ、いのちゃん」
-fin-
26
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/10(日) 08:41:23 ID:Rgg/Y6Xo
…どうしよう。
激しく意味が解らないww
しかも、全然、救いようのないラストですし。
作者は基本的に、ネクラなので、こういう分野が好きなんですよ。
こんなんでよければ、これからもお願い致しますorz
27
:
有貴
:2013/02/10(日) 10:35:25 ID:CCWL/WLM
はるこちゃーーん‼
お久しぶり(・∀・)
移動したんだね♪ 続き待ってます☆
28
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 01:25:48 ID:Rgg/Y6Xo
有貴ちゃん
お久しぶりー♪
こっちでも、よろしくね!
29
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 01:30:41 ID:Rgg/Y6Xo
もうすぐ、あの時期ですね。
カップルは急増して、恋人は浮かれる…。
、ということで。
バレンタインデー・スペシャル!!
まずは、
伊野尾×薮 です。
30
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 01:42:02 ID:Rgg/Y6Xo
伊野尾side
「チョコ、薄力粉、砂糖を混ぜて…」
只今、人生初のケーキ作り中です。
だって、明日は2月14日。
セント・バレンタインでしょ?
俺の恋人・薮宏太の為に、愛のたっぷりつまったケーキをあげるんだ!
「オーブン180度で…」
あとは、焼き上がりを待つだけ。
「よしっ、上手くいってくれ」
オーブンに手を合わせて、呟く。
このときは、まだ知らない。
このケーキが、あんな間違いを侵しているとは…。
31
:
霖萸
:2013/02/11(月) 01:43:35 ID:dDMG1v.Q
初めまして
はるこ。さん!
私こうゆうせつない感じの
小説大好きです!
あと、薮kのこと好きなんで
この2人がメインで嬉しかったです☆
小説書くの大変だと思いますけど
頑張ってください♪応援してます!!
32
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 01:54:51 ID:Rgg/Y6Xo
翌日。
まだかなー、まだかなー。
いつもみたいに、駅前で薮と待ち合わせ。
早く渡したくて、30分も早く来ちゃった(>_<)←
「あっ」
向こうから走ってくる薮を見つけて、手を振った。
薮もニコニコしながら振りかえしてくれる。
「いのちゃん、お待たせ」
薮は、そう言いながら俺の頬を触った。
「大丈夫、全然待ってない」
「嘘」
「えっ」
俺の嘘は、あっさりと見破られた。
「ほっぺた、冷たいよ」
そう言いながら、自分のしていた黒いマフラーを、俺に巻いた。
「あ、ありがと…」
そのマフラーは、薮の匂いがした。
33
:
no name
:2013/02/11(月) 02:02:26 ID:Rgg/Y6Xo
31さん
ありがとうございます!
私も、薮くん大好きです!
応援ありがとうございます。
あと、失礼ですが、お名前の読み方を教えて下さい(> <)
私、語彙が少ないもので…。
申し訳ありません!
34
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 02:22:38 ID:Rgg/Y6Xo
↑↑31は、はるこ。です↑↑
薮の家へ、二人で並んで歩く。
「今日、寒い」
俺は、薮の右手を握った。というより、掴んだ。
寒い、なんて手を繋ぐ為の口実。
どこぞやのA岡D貴さん(←)みたいに『手ぇ、繋ご?』なんて
恥ずかしすぎて言えません…。(俺だって、言わねぇよ By A岡D貴)
「うん、寒い」
薮は、俺の右手に指を絡ませる。
薮の手は、俺より少し、暖かかった。
35
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 04:04:57 ID:Rgg/Y6Xo
「今、コーヒー淹れてくるから、部屋で待ってて」
「うん」
薮の家の階段を上がって、左の部屋に入る。
いつもより少し、片付いていた。
一人で床に座るのも落ち着かなくて、鞄をおいて本棚を見た。
『彼女もメロメロ!!デートスポット』
『恋人と行きたい観光地』
『二人旅行ならココ!!彼女と名所巡り』
たくさんの旅行ガイドを見つけて、少し嬉しくなる。
薮、いつもここでデートプラン立ててんのかな…。
「あっ、いのちゃんっ!!」
部屋に入ってきた薮が、マグカップを机に置いて、
慌てて「ここは見ちゃ駄目」と言って、手で隠した。
それって、明らかに「ここに怪しい物があります」ってことでしょ。
「見せてよ」
「駄目ー!」
「見ーせーて!」
薮の手をどかして、素早く1冊の本を取った。
36
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 04:17:20 ID:Rgg/Y6Xo
「駄目だってばぁ…」
薮の言葉を無視して、その本を開く。
「薮…」
「ん?」
「何これ……」
その本には
俺とのツーショット写真がたくさん貼り付けてあった。
「付き合ってから、今までの…。
写真、なくしたら嫌だし…」
薮は、顔を真っ赤にしながら言った。
…嬉しーね、こーゆーの。
愛してくれてるんだな、って実感する。
「っほら、もう終わり。
コーヒー、冷めちゃうよ」
俺の手からフォトアルバムを取り上げて、本棚に戻した。
「っそうだ、俺、薮に渡す物がある」
37
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 04:34:42 ID:Rgg/Y6Xo
「ん?」
「はいっ」
持って来ていた、赤い紙袋を手渡す。
「ありがとう。
見ていい?」
「もちろん」
薮は、紙袋の中からラッピングされたカップケーキを出した。
「ケーキとか、初めて作ったから、自信ないけど…」
「いただきまーす」
俺の言葉を聞いてるのか、よくわからないまま、
カップケーキをかじった。
「…っぅ…」
薮の眉間に皺がよる。
まさか。
「薮、一口ちょうだい」
手に持っていた、食べかけのカップケーキを奪って、
俺も一口かじった。
「…っうぁ、まずぃ…」
これは、お約束の
『塩と砂糖を間違える』
ってやつだ。
口に残っているのを、コーヒーで流し込む。
薮は、俺が持っているケーキをとって、また食べ始めた。
「塩辛いケーキ、初めて食った」
そう言って、笑いながら。
38
:
no name
:2013/02/11(月) 04:45:39 ID:Rgg/Y6Xo
「薮、それ不味いから、食わなくていいよ…」
奪い返そうとすると、手を振り払われる。
「大丈夫。
美味しいよ」
…は?
味オンチ…ってこと、ないよな?
「薮、嘘ならいいよ」
「嘘じゃない。
いのちゃんが気持ち込めて作ってくれたんだから
美味しいに決まってるよ」
「やぶ…」
最後の一口を口に放り込む、薮。
「ごちそうさま」
そう、笑顔で言った。
「来年はもっと、うまく作るね」
「うん。楽しみにしてる」
薮の手が、俺の頭を撫でた。
「そうそう、俺も準備してたんだよね…。
いのちゃん、ドライブ行こ」
「えっ、待って!」
薮に手首を掴まれて立ち上がる。
薮は左手の人指し指でキーをくるくる回していた。
39
:
百花
:2013/02/11(月) 10:03:25 ID:T/8vYUwM
はじめまして♪
実はシェルターのときからずっとみてました。
JUMP大好きです♪
更新頑張ってください♪
40
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 14:07:04 ID:Rgg/Y6Xo
百花さま
はじめまして!
見ていて下さって嬉しいです。
私もJUMP大好きです♪
応援ありがとうございます!
41
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 14:28:45 ID:Rgg/Y6Xo
二人で、薮の車に乗り込む。
薮は運転席に、俺は助手席に。
「シートベルトした?」
自分でベルトを少し引いて確かめる。
「うん、OK」
その上から、薮の手が重なった。
「うん、ちゃんとついてる」
いつもこうやって確認してくれる。
『大切ないのちゃんを危険な目に遭わせる訳にいかないでしょ』って、言って。
「あ、それから、目隠ししててくれる?」
「えっ、あ、ちょ…」
薮が俺にアイマスクをつけた。
「真っ暗だよ、嫌だぁ…」
外そうとすると、『駄目っ』て言って、手を振り払われる。
「ちょっとだけ、な」
頬に優しいキスが落ちる。
「…うん」
そうして車は発進した。
42
:
霖萸
:2013/02/11(月) 16:41:25 ID:dDMG1v.Q
霖萸で“りんゆ”って読みます!
スミマセン面倒な名前で;
いのやぶめっちゃキュンキュンします♪
いのちゃん砂糖と塩間違えるって可愛すぎます///
あと、リクエストしたいんですけど
良いですか?
43
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 19:13:27 ID:Rgg/Y6Xo
霖萸さま
教えて頂き、ありがとうございます。
素敵な名前だと思います♪
リクエストもOKですが、
いつから書けるか分かりません;
それでも、待ってて下さるなら、大歓迎です!
44
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 19:24:16 ID:Rgg/Y6Xo
「いのちゃん、到着したよ」
車が15分くらい走った頃に、言われた。
「これ、取ってもいい?」
「もうちょっと、待って」
「えー?」
ドアの開閉音がする。
えっ、薮?
どこ行っちゃうの!?
「いのちゃん、おいで」
薮に手をそっと取られる。
俺は目隠しされたまま、車を降りた。
「少し、歩くよ」
「うん…」
真っ暗で、姿が見えないから、
薮の温かい手とその声だけで薮の存在を感じてた。
「薮ぅ…」
「ん?」
「…手、離さないでよ」
「だいじょーぶ、離してって言っても離さない」
45
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/11(月) 19:49:27 ID:Rgg/Y6Xo
自然と、笑みが零れる。
「?
…何、ニヤニヤしてんの」
「ふふっ、何でもない」
ずっと、俺を引っ張ってた薮が立ち止まった。
「着いた?」
「うん。今、外すね」
薮が、アイマスクを取ってくれる。
目をゆっくり開いて、顔をあげた。
「わぁ……」
目の前にあったのは。
「ここのイルミネーション、綺麗だろ?」
「うんっ!凄いっ、凄いよっ!!」
光るクジラや木やメリーゴーランド。
言葉じゃ伝えきれないほど、綺麗!
「いのちゃん、こっち向いて」
薮の声に振り向く。
ひざまずく薮の後ろに、チャペルのオブジェがあった。
「いのちゃん」
声をかけられて、薮を見る。
「…」
沈黙が、胸を騒がせる。
46
:
霖萸
:2013/02/11(月) 20:36:16 ID:dDMG1v.Q
素敵な名前だなんて;
ありがとうございます♪
1作品目みたいな切ない感じの
ひかやぶが見たいです!!
2作品とも薮kが攻めみたいな
感じだったんで薮kの受けがいいです!
(無理だった薮kが攻めでもいいです)
はるこ。さんが書ける時まで
いつまでも待ってます!
はるこ。さんの小説
ついつい見いっちゃいます!!
これからも頑張って下さい!
応援してます♪
47
:
聖龍★七星龍
:2013/02/11(月) 23:03:52 ID:uPIx.NZY
jumpに興味を示した事無い
私がまさかのこの小説に泣かされるとは…
はるこ。さんの小説素晴らしいです。
1作品目の様なシネタ結構好きだったりします。
これからも頑張って下さい。
48
:
やま
:2013/02/12(火) 13:18:20 ID:mtvmxTE.
お久しぶりです。
「みのる」って名前覚えていますか?
以前、やまちねの小説にコメントしたみのるです。
こちらに移動してきたんですね。
小説楽しみにしています。
49
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/12(火) 23:56:18 ID:Rgg/Y6Xo
霖萸さま
薮くんの病系(記憶がなくなっていく)になりますが、いいでしょうか?
病系が苦手なら、また考えます(><)
待ってくれてるなんて、嬉しいです!
頑張ります!!
50
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 00:00:30 ID:Rgg/Y6Xo
聖龍★七星龍さま
ありがとうございます。
そう言って貰えたのは初めてなので嬉しいです!
これからも頑張ります。
51
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 00:03:31 ID:Rgg/Y6Xo
やま様
お久しぶりです。
もちろん覚えています!
無断で移動して、すみませんm(_ _)m
期待に答えられるように、頑張ります!!
52
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 00:25:31 ID:Rgg/Y6Xo
「…これからも、ずっと
そばにいてくれますか?」
ゆっくり開いた手の中には、小さな白い箱。
その中央に、シルバーのリングが入っていた。
…ぇ、これ…プロポーズ……?
「…でも、俺なんか…」
籍だって入れられないし、子供だって…。
「いのちゃんじゃないと、意味ない」
それでも、そう言ってくれた…。
「いのちゃん、もう一回聞くよ?
ずっと側にいてください」
「っはい、もちろんっ!!」
嬉しい…それなのに……
どうしてこんなに涙が出てくるんだろう…?
「ほら。手、出して」
薮が俺の手を取る。
薬指で輝く指輪。
「いのちゃん、愛してる。
これまでも、これからも、ずっと…」
53
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 00:32:28 ID:Rgg/Y6Xo
薮に言われると、
どんなに手垢のついた言葉だって、
いとおしく聞こえた。
抱きしめられて、
薮の鼓動も匂いも、誰より近くで感じてた。
「薮…愛してる……っん…」
この甘いキスの味が
10年先も、100年先も
ずっと味わってたいな…。
-fin-
54
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 00:37:10 ID:Rgg/Y6Xo
バレンタイン、全く関係なくなってますねw。
まー、なんとかハッピーエンド?なので、
よかったです(^^;)
55
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 03:18:39 ID:Rgg/Y6Xo
*訂正*
53 キスの味が
↓
キスの味を
すいませんm(_ _)m
56
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 03:26:08 ID:Rgg/Y6Xo
バレンタインデー・スペシャル
続いて 有岡×山田
57
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 03:37:32 ID:Rgg/Y6Xo
有岡side
「大ちゃんっ、これ、あげる」
いとしの山田から突然差し出された、紙袋。
「え?
今日…なんか、記念日だった?」
なんて聞いてしまう俺は、どうしようもなく、疎いやつ。
「2月14日。
セント.バレンタイン、でしょ?」
「あぁ、そうか、そうだった」
子供の頃から、なぜか無縁で
『わーい、お菓子だー』くらいしか思ってなかったから、
山田と恋人同士になって五度目の2月14日も、
うっかり忘れてしまっていた。
「まー、大ちゃんらしくていいけどね」
「ありがと。これ、開けていい?」
「どーぞ」
答えを聞く前に、既にリボンをほどいていた手。
袋の中には、小さなハート型のチョコレートが
いくつも入っていた。
「食べてみて。自信あるから」
58
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 03:50:27 ID:Rgg/Y6Xo
そう、笑顔で言った山田にイタズラを仕掛けてみたくなった。
「じゃあ、山田が毒味して」
「えぇ?別に、何にも…」
「んっ」
ピンク色をしたチョコを唇に挟んで、山田に突き出した。
「っやだぁ、恥ずかしい」
二人以外誰もいない俺の部屋で
どうして恥ずかしいのさ。
山田の近くににじり寄って、唇にチョコをつけた。
「んー」
ちょっと催促すると、おずおずと唇を動かした。
そんな山田の唇を俺の唇で覆う。
舌を絡ませると、二人の体温で溶けたチョコの味が広がった。
チョコが溶けてなくなるまで続いたキス。
山田はすっかり、息を荒げていた。
「どー?」
「ん…おいひぃ…」
59
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 03:59:25 ID:Rgg/Y6Xo
真っ赤な頬をした山田は、
照れ隠しなのか、床を見つめながら言った。
「うん、美味しい」
袋の中から、もう一粒取って、口に入れた。
口の中で溶けたチョコから、オレンジのソースが出てくる。
確か、初めて山田にもらったチョコは、溶かして固めただけだった。
その次は、シリアル入り、
その次は、ガトーショコラ、
去年はトリュフだったっけ。
「料理の腕、上がったよな」
「ん、さんきゅ」
まだ少し、桃色をしている山田の頬。
なんだか可愛くなって、音を立ててキスをする。
「俺もー」
山田の唇が俺に当たって、やっぱり音をたてた。
60
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 04:15:55 ID:Rgg/Y6Xo
少し肩を掴んで、胡座をかいてる山田に乗ってみる。
「山田ぁ」
「ん?」
「してもいい?」
声は出さずに、ニコッと微笑んで頷く山田。
手に力をかけると、抵抗することなく、床に倒れた。
両頬に軽いキスを2つして、唇を合わせる。
「んっ…ぁんっ……ふぁ……」
舌を絡めて、山田から呼吸を奪う。
酸素を求める唇を捕らえ続けた。
「んっ…はぁ、はぁっ」
頬がさっきよりも紅く染まる。
Yシャツを脱がせながら、舌を首筋に這わせた。
白い肌の上の突起を見つけて、口にくわえる。
「っん、ぁ…ぅ」
それから、空いている手でベルトをはずして、
ジーパンの中に手を入れた。
61
:
no name
:2013/02/13(水) 04:33:08 ID:Rgg/Y6Xo
「ん…もう元気だよ?」
「ゃぁ、言わないでぇ…」
下着を押し上げて、染みまでつくっている山田のモノを
下着を下げて、露にさせた。
「ん…だいちゃぁ……」
「ん?」
名前を呼ばれて、顔を見つめる。
「服、脱いでぇ…」
そういえば、まだボタンひとつも外してなかった。
「じゃー、脱がせて」
「ふぇ…?口、止めてよぉ」
「駄ー目。出来るでしょ」
「っん…はぁ、ぁぅ…ん」
突起を舐め回されながら、山田がボタンを外していく。
スウェットまで脱がされたところで、
俺は手で山田モノを扱き始めた。
「んっ、ぁ…ぅ」
声を押さえようと、山田は口を手で押さえり。
「やまだ、声、聞かせろって」
「やだぁ…変、らもん……」
「俺、聴きたいなぁ」
「ん…」
おずおずと、山田の手が俺の背中に動く。
62
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 04:48:42 ID:Rgg/Y6Xo
「そう、いい子…」
そこから、手から口に代えて、裏筋を舐めた。
「っふぁ……ゃぁ…あっん……」
舌の速度を早めると
口の中で更に大きさを増していく。
「ぁ…だ、ぃちゃ、イく、イっちゃぅ…っ
や、ふああぁぁっ…!」
口の中に生温かい液が放たれる。
「っん、く」
若干口から漏れたが
苦味のある液体の殆どが喉を通った。
「だぃちゃ…駄目ぇ…」
「ん、美味しかった…」
痙攣している山田の太股を開いて、M字にさせる。
シーツに溢れた液を潤滑油がわりに指に絡ませて、
穴へと2本同時に突っ込む。
「あっ、やだぁ、急すぎっ…」
「だって俺、もたねぇもんっ…」
63
:
no name
:2013/02/13(水) 05:03:50 ID:Rgg/Y6Xo
自分のモノは、はち切れそうなほどパンパンで
山田のをしっかりほぐす余裕もなかった。
「射れるよっ…」
「えっ、は、早ぃ…っつあぁっ」
「はぁ、はぁ…締め付け、キツっ…」
「だ、て、だいちゃ、の…おっきぃ…」
山田の苦しそうな顔など無視で、射れていく。
「動く、よっ…」
全部が山田に飲み込まれたところで、
休む間もなく、腰を振りだす。
「んっ、あぅっ、ふぅ、ぁぁっ」
「ココ、だろ?」
ピンポイントで狙って、突いていく。
「っふ、あぁん、あ…そこ、らめぇ…」
「っや、まだぁ…」
「んぁっ、りょ、すけって…ぅあぁっ、んっ…」
「ん、りょぉす、けぇ…あぁっ、」
背中にかかっている手の力が強くなる。
「だいちゃぁ、ふあぁ…イきそ…っん」
「ん…俺も…一緒に、イくよ…?」
「っん…」
64
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 05:18:12 ID:Rgg/Y6Xo
ギリギリまでモノを抜いて、
一気にポイントを突いた。
「っふああぁぁぁっ」
「ん、ああぁぁっ、ぁっ」
山田のは俺の腹に、俺のは山田の中に放たれる。
「だいちゃぁ…はぁっ…たまってた、の…?」
山田の中に収まりきらなかった白濁液が、床に落ちる。
「ん…ちょっと…な」
汗だくの山田の頭を撫でた。
「ん…あぃがと、だいちゃ…」
そのまま、眠ってしまった山田を起こさないように、
山田に指を突っ込んで、後処理を始めた。
昔は、一回だけで、気を失うことが殆どで…
いつからか、山田からせがんできたり、
山田がしてくれることもあった…。
「んぅー、だいちゃぁー…」
気付かないうちに、大人になってたね。
もう、ハタチになるもんな。
そう思ったら、無防備に眠ってる山田が更にいとおしく思えた。
額にそっと、キスをした。
「やまだ、だいすき…」
「ぅん…」
65
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 05:21:41 ID:Rgg/Y6Xo
分かってんだか、分かってないんだか。
できたら、もう少しの間…
可愛い山田でいてほしい。
君が大人になってしまう、その前に。
もう少し、俺が可愛がってあげるからな。
-fin-
66
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 05:26:57 ID:Rgg/Y6Xo
だから、バレンタイン…ww
そーいや、真面目に裏書いたの、初めてかも。
床でしてるのに、途中でシーツが登場してるのは
見逃してください(^^;)
67
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/13(水) 09:33:42 ID:Rgg/Y6Xo
私情により、2日ほどお休みします。
ごめんなさいm(_ _)m
68
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/16(土) 01:13:50 ID:Rgg/Y6Xo
どうも、こんばんぬぅっ
2日ぶりのはるこ。です♪
やっと、入試が終わりました。いろんな意味でw
ということで、バンバン更新したいです。はい。
よろしくお願い致しますm(_ _)m
69
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/16(土) 01:17:43 ID:Rgg/Y6Xo
では、霖萸さまからのリクエストにおこたえして。
光×薮 「追憶」
70
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/16(土) 01:23:58 ID:Rgg/Y6Xo
心に大きな穴が開いた。
そんな気がした。
泣けたら少しは楽になるのかもしれない。
けど、本当に悲しい時って、涙、出ないんだ。
「だいすき…やぶ…」
冷たくなっていく彼に呟く。
もう、届かない言葉。
もっと、いっぱい言ってればよかったのに。
だいすき、やぶ。
これからも、ずっと………。
71
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/02/16(土) 09:38:48 ID:dfIzAQEw
初めまして♪
前作から見てました本当にすぅうっっごく面白いです!!!///
これからも頑張ってください応援してます!!(o^∀^o)
あと…
駄作じゃないです!!!!!!!!(°□°;)
72
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/16(土) 23:04:41 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
はじめまして!!
面白いなんて、超嬉しいですっ
これからも、頑張ります♪
駄作じゃない、ですと?
眼科に行ったほうがいいですよっ!
73
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/16(土) 23:05:51 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
はじめまして!!
面白いなんて、超嬉しいですっ
これからも、頑張ります♪
駄作じゃない、ですと?
眼科に行ったほうがいいですよっ!
74
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/16(土) 23:06:59 ID:Rgg/Y6Xo
↑ごめんなさい、ダブりましたっ↑
75
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/16(土) 23:27:02 ID:Rgg/Y6Xo
-1年前-
「ねー、俺の携帯知らない?」
「携帯?分かんない。鳴らそうか」
「うん、頼む」
携帯のアドレス帳から薮の名前を呼び出して、電話をかけた。
結構近くで、受信音が聞こえた。
「あつ、ここだ」
「どこ?」
「あった、鞄の中だぁ。
ありがと、光」
にっ、と笑う薮を見ながら携帯を閉じた。
このままの毎日が、ずっと続いてほしかった。
こんな日が来るなんて、思いもしなかったんだ___。
76
:
霖萸
:2013/02/16(土) 23:35:32 ID:dDMG1v.Q
リクエストこたえてくれてありがとうございます!
とっても嬉しいです☆
薮kが記憶をなくしちゃうんですよね…?
最初の方読んだだけて悲しくなっちゃいます><
こういう感じの待ってました!!
これから楽しみにしてます!
ひかやぶ頑張って下さい♪応援してます☆
77
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/16(土) 23:56:31 ID:Rgg/Y6Xo
あの日から、少し後のこと。
「あっ、電話っ」
薮と2人暮らしの広めの家に電話の音が響く。
洗濯物を干していた手を止めて、電話に出た。
…つっても、家の固定電話に電話って、勧誘が殆どなんだけど。
すぐに電話を切るつもりで、窓を開けっぱなしで電話に出た。
「はい。…っえ、事故!?」
薮が交通事故に遭った、と聞いて、
慌てて外出準備をして、病院に向かった。
「全然平気だよ、心配しすぎ」
病室で、ベッドに座った薮が笑って言う。
怪我、って言っても腕とか脛とかを擦りむいただけ。
なんだか、気が抜けたような思いだった。
「…なのに、入院?」
「うん。なんか、検査で引っ掛かったらしい」
「ふーん」
なんて、軽く言ってみたけど本当は、
気が気でならなかった。
78
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 00:54:03 ID:Rgg/Y6Xo
霖萸さま
いえいえ、こちらこそ喜んでくれて嬉しいです。
はい、頑張ります!
ありがとうございます♪
79
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 01:12:39 ID:Rgg/Y6Xo
その翌日。いや、翌々日、なのかな。
夜中、寂しく一人で寝ていたら、物音がした。
ど、泥棒!?
クローゼットから手錠(薮用←)を取り出して、
音のする方へ向かった。
…ぇ?
「……やぶ…」
「…っ」
リビングにいたのは、大きなバッグを抱えた薮だった。
「なんで…病院は?
体、大丈夫なのか?
どうして、連絡しなかったんだよっ」
俺が問い詰めると、背を向けたままボソつと呟いた。
「ごめん…光、別れてほしい」
80
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 01:23:46 ID:Rgg/Y6Xo
「答えろよっ!!
何でここにいるんだよっ」
薮は、はぁ、と溜め息をついて、面倒臭そうに答えた。
「今日、夕方に退院してたの。
怪我はもう、大丈夫。
連絡は…したくなかったから」
「なんで別れ話になるんだよっ」
「…もう聞かないで。
俺、ここ、出てくから」
それ以上、なにも聞かなかった。
いや…聞けなかった。
呆気にとられてたのか、なんなのか、
今思い出しても、分からない。
ただ、口は重く、動かせないまま、
荷造りしている薮を見つめていた。
81
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 01:33:55 ID:Rgg/Y6Xo
数週間、経っただろうか。
一人で暮らすには大きすぎる部屋を引き払って、実家暮らしをしていた。
仕事が休みのある日の午後。
何を思うでもなく、小さな一人旅をしていた。
自然と向かっていたのは、薮と二人でよく行った、大きな公園。
何で、ここに足が進んだんだろう…。
きっと、必然で…何かが引きつけていたんだと思う。
季節ごとに、花の見所のある公園だった。
花畑を前に、写真を撮っている人と目が合う。
それは、薮だった…。
82
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 01:44:08 ID:Rgg/Y6Xo
「ひかる……」
カメラを抱えて逃げ出そうとする薮の手首を、ぐっ、と掴んだ。
「なんで、逃げるんだよ」
「ちょっと、放して、頼むから、ねぇっ」
「じゃあ、別れた理由、離せよ」
「一緒にいたくないのっ」
は?
…冗談だろ?
だって、事故の前日はあんなに…。
「もういい?」
「いいわけねぇだろ、なぁ」
俺が大声を張り上げたせいか、周りかたじろじろと見られてる。
とりあえず、逃げなきゃ。
手首を掴んだまま、薮を引きずるようにして逃げ出した。
83
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 02:31:59 ID:Rgg/Y6Xo
公園の駐車場で、薮の車を見つける。
その車に、薮の背中を叩きつけた。
「お願い、光、嫌だっ」
「うるさいっ」
離せ離せ、ともがく薮に、無理矢理キスをした。
舌を絡めても、前のように絡めかえしてくれなかった。
でも、久しぶりの薮の味。
「ひかる…なんで…」
唇を離して薮を見ると、頬に涙が伝っていた。
「っ、そんなに、嫌?」
強がりは、見せかけだけだった。
薮に泣かれるほど嫌われていたこと、分からなかった……。
「違う…嫌われたいの…」
「え?」
嫌われたい…?
「何で俺が、薮を嫌いになんなきゃいけない訳…?」
84
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 02:44:27 ID:Rgg/Y6Xo
「俺の側に光がいれば、きっと、光に、辛い思いさせる…」
「どういうことだよ」
ただごとじゃない、と思って、なるべく優しい声色で聞いた。
「とりあえず、車、乗って…」
薮は、ポケットからキーを取り出して、俺を助手席に座らせた。
「…これ……」
渡された茶封筒には、紙が何枚か入っていた。
「読んで、光がどうしたいか、決めて」
潤んだままの瞳で言われる。
俺は、言われた通り、それを読んだ。
それから、薮の頬に優しくキスをした。
「どうして…光、こんな俺と、どうして…」
「それでもいい。
薮の近くにずっといたい」
『若年性アルツハイマー』
余命1年…物事や人を徐々に思い出せなくなる……それでも、いい。
「薮とずっと、ずっと一緒にいる」
85
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/02/17(日) 09:23:53 ID:dfIzAQEw
>>73
今さっき眼科に行って来ました!!
そしたら私の目は正常でごさいましたよ!!!(°□°;)
86
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/02/17(日) 09:44:44 ID:dfIzAQEw
あ…もうすごく感動します…(ρ_;)
光くん…優しいですね
87
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 11:57:58 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
どうしましょう。
氷雪さまみたいに上手い人に誉められるなんて、嬉しいです!!
光くん、優しくしちゃいましたっ
攻めなのか、微妙になってますね(笑)
88
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 13:31:05 ID:Rgg/Y6Xo
「怪我してなかったら、薮の病気、気付かなかっただろうな」
「もとからあんな性格だから?
それはヒドいよ」
二人で泣き笑いする時間。
あと、何回来てくれるのかな。
あと、何回、一緒に笑い合えるかな…?
「一緒に家に来て。
今日、親いなくて一人なの」
「いいけど。久々に、しちゃう?
忘れられなくしてやるよ」
「ぇー、激しいのは勘弁して」
「あはは、冗談っ。
今夜は二人きりでゆっくりしよう」
その夜は、空いてた時間を埋めるように、いっぱい話したね。
今でも覚えてる。
何度も存在を確かめ合うようにしたキスの一つひとつさえ、
大事な想い出だよ__。
89
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 13:45:37 ID:Rgg/Y6Xo
それから、毎日のようにデートしたんだ。
いつも、俺の職場の近くの広場で薮が待ってて、二人でいろんな場所に行った…。
「光っ、今日どこ行くの?」
「ちょっと遠出しようか。週末だし」
「うん、楽しみっ」
バスに乗って行った、遊園地。
黒い闇に、ぽっかり浮かび上がる東京タワー。
外国人が集まる浅草。
二人で見上げた東京スカイツリー。
でも、どんな所よりお気に入りだった、あの公園…。
90
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 13:56:47 ID:Rgg/Y6Xo
「ね、左手、出して」
「え?」
「いいから」
おずおずと差し出された手の薬指に
シルバーのリングをはめた。
「ほら…お揃い」
俺も、薮に左手を見せる。
同じ指に、同じデザインのリングがはまっている。
「光っ…どうして…」
「約束、したでしょ。
いつか、同姓結婚が認められたら…って。
その、先取り」
「そー、だっけ…」
「うん…薮が覚えてなくても、俺は覚えてる」
薮を抱きしめた。
離れないように、強く、優しく。
生きられる時間が限られてるなら、
できる限り薮と一緒にいたい。
そんな思いを込めて…。
91
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 14:11:43 ID:Rgg/Y6Xo
何ヵ月、経っただろう。
薮と、いろんな場所に行った。
たくさん、写真も撮った。
数えきれない程、想い出を創った__。
「薮、来たよ」
「あっ、おにーちゃん」
その間、確実に病魔は、薮を蝕んでいた。
俺を自分の兄と、間違えるほど。
「ぉ、おぅ、来たよ」
机の上には、折り紙や画用紙、色鉛筆が散乱してる。
「おにーちゃん、あそぼ」
『幼児退行』
…ぅん、分かってた。
分かってたんだ。
「おにーちゃん?」
どんな薮だって、受け止めなきゃ。
「…っ」
「おにーちゃん、なかないで」
ごめん、薮。
今だけ、お前の優しさに甘えさせて…。
92
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 14:27:34 ID:Rgg/Y6Xo
大きくて、温かい手。
頭を少し乱暴に撫でるその手は、
薮の性格の象徴だ。
俺がどんなに振り回しても、嫌な顔ひとつせず、
いつもついて来てくれた。
だから、今度は、
俺の番なんだ。
「こう、なにして遊ぶ?」
わざと、薮の家族からの呼び名を使った。
俺が、受け入れる為にも。
「おりがみ。かみひこーきつくって」
「紙飛行機な。見てろよ」
緑の折り紙を何度か折っていく。
薮…いや、こうは、じーっと俺の手元を見つめていた。
93
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 14:37:43 ID:Rgg/Y6Xo
「ほれ、出来た」
「わぁ、すごいっ!かっこいーっ」
くすぐったいくらいに誉めてくれる。
投げると、ひゅんっ、と空気を切るように飛んだ。
でも、いつも『こう』の状態なわけじゃない。
普通に22歳の薮の時だってある。
だから…辛くなる…。
次第に『こう』の割合が高くなって、
『薮』でいることが少なくなる。
だんだん、別れが近づく…。
94
:
no name
:2013/02/17(日) 16:40:02 ID:Rgg/Y6Xo
今日も、薮のもとに向かう。
俺のこと、分かってくれるかな…。
「来たよ」
「おー、光っ、待ってたよ」
ドアを開けると
『薮』はニコニコしながら手を振っていた。
正直、よかった、って思った。
どんな薮だって受け止める、っていったって、怖かったから…。
俺が薮の隣に座ると、腕を絡めて俺を見た。
「ね、光ぅ」
「何?」
「一つ、お願いがあって…」
薮は俺の耳元で『抱いて』と、呟いた。
「優しく、出来ないかもよ?」
「光だって、溜まってんでしょ」
「ん…まぁ…」
95
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 17:04:42 ID:Rgg/Y6Xo
そりゃ、1日の大半を自分を子供だと思い込んで過ごして、
俺を兄だと思い込んでる『こう』に、
さすがに手は出せなかったから…。
久々に会った『薮』を襲いたいって衝動もあった。
「俺、光を感じたいの。
もう、きっと、こんなこと、無理だと思うから…」
だから、と言いかけた唇を、俺の唇で押さえた。
「いいの…?」
「うん。
なるべく…なるべく優しくするから…」
頷いた薮を見て、
優しく体をベッドへ押し倒した。
96
:
瑠佳
:2013/02/17(日) 17:36:07 ID:I1te8W0o
はるこ。さん
初めまして 瑠佳です!
はるこ。さんの小説ずっと見てました!
はるこ。さんの小説大好きです!
突然なんですがシェルターでは書かないんですか?
続きが気になります!
小説頑張って下さい!
97
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 17:53:02 ID:Rgg/Y6Xo
瑠佳さま
嬉しいです!ありがとうございます。
シェルターは、申し訳ないんですが、更新しません。
今度、削除依頼もするつもりです。
もし機会があったら、こっちで続けようと思っています。
ただ、昔書いていたのを写すのはいいのかな、という思いもあるので…。
前の山田×知念の病気の部分を
光×薮に変えたのが(丸写しではないですが)、
今回の作品なので、同じ様な展開になると思います。
応援ありがとうございます、頑張ります!!
長文失礼致しました。
98
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/02/17(日) 19:25:23 ID:dfIzAQEw
>>87
なっ…
ななななななななななななななななになななななななななななななななななななななな何を言っておられるんですかはるこ。様!!!(°□°;)
はるこ。様の方が上手いに決まっているではございませんかっ!
光くん…切ないです…何か読んでいくと胸がきゅうってなります…(ρ_;)
99
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 20:19:23 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
いえいえ、そんなに誉めないで下さいよ///
氷雪さまの小説、凄く良いじゃないですか!
私、長編で話を書いてると、
だんだん破綻してきちゃうので(笑)
氷雪さまの小説、面白いですよ♪
なんか、光くんが、可哀想になってきちゃったんですよ…。
救いのあるラストを書かなきゃって思ってます!
100
:
瑠佳
:2013/02/17(日) 20:26:45 ID:I1te8W0o
はるこ。さんへ
もう書かないんですか…
あの無理は承知ですが削除しないでいただけませんか?
私あの小説大好きなんです!
何回も読んでるのにまた読んでしまいます!
あの小説からいろいろ学んだこともあるのでどうか削除しないで下さい!!!
続きを見れないのは残念だけどもし書く機会があったら書いて下さい!
101
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 21:08:02 ID:Rgg/Y6Xo
瑠佳さま
ごめんなさい!!
分かりました、またこっちで書きます。
こんなに、誉めてもらえるなんて、思ってなかったので…。
暇ができて、PCが使えるようになったら
(いまは3DSで更新してます)
コピペして、こっちにのせますね!
102
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 21:11:56 ID:Rgg/Y6Xo
うあああああぁぁ((殴
スレが100だあぁぁ!!!
いやぁ、ありがたいです。
皆さんの応援のお陰です。
たくさんのコメントが私の励みです!
これからも、頑張りますっ
103
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 21:36:47 ID:Rgg/Y6Xo
ネルシャツのボタンを上から外していく。
なんだか、久々の感覚にドキドキしてた。
「光…
俺がいなくなったら…いや、光を思い出せなくなったら…
光は、どうする…?」
「さぁ…」
考えたこと、なかった。
いや、考えるのを避けてたのかな…。
肋骨が浮きでる細い体があらわれる。
堪らず、ぎゅっ、と抱きしめた。
「光…温かいよ…」
「うん…温かい…」
「俺、ちゃんと生きてる…」
「うん…生きてる…っ」
薮の鼓動が聞こえる。
こんなこと、最期…なのかな…?
104
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/17(日) 21:59:44 ID:Rgg/Y6Xo
「…っぁ」
右の鎖骨の辺りに顔を埋めて、傷痕を付けた。
「ごめん、痛かったか?」
「ん、平気」
薮がにっ、と目を細めて笑った。
「薮も、つけて」
「ん…」
鈍い痛みがする。
「お揃いだね」
薮がつけた傷痕は、同じ位置にあった。
「うん…」
それから、優しいキスを交わす。
「今日の光、なんか変」
「変?」
「前は血が出るほど、激しくされたこともあったのに」
そういや、そうだ。
変わったのかな、俺も。
「手錠は?」
「お前、Mかよ。付けたい?」
「ち、違うって。いつも、無理矢理…」
105
:
瑠佳
:2013/02/17(日) 22:30:58 ID:I1te8W0o
はるこ。さんへ
ホントですか!?
ありがとうございます!
3DSなんですか。私も3DSです!
頑張ってください!
106
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 09:43:31 ID:Rgg/Y6Xo
瑠佳さま
はい、喜んでくださって嬉しいです!
頑張ります
107
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 09:54:24 ID:Rgg/Y6Xo
焦って顔を真っ赤にする薮を、もう一度、
ぎゅっ、っと抱きしめた。
「たまには、ゆっくりってのも、いいんじゃない?」
「うん、お願いします」
薮と目を合わせて、微笑んでから、
頬にキスを落とす。
それから、首、鎖骨、胸と行って、飾りを舐め回した。
それと同時に、スウェットに手を入れる。
「っぁ…ひかるぅ…」
かたくなってるモノを愛撫して、
スウェットを一気に引き剥がした。
「ん?どうした?」
手から口へ交代して、舐め回す。
「ひぁっ、ゃん…」
108
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 14:46:13 ID:Rgg/Y6Xo
「ひかぅを、ぁん……感じれるの、ふぁ…
しあわせ、ぁっ…なんだな、て…」
喘ぎながら、途切れ途切れにそう伝えてくる。
後ろに指を突っ込んでかきまわす。
喘ぎ声がいっそう、大きくなる。
「俺も、幸せだよ…」
「ゃんっ、しゃべん、なぃで…ぁっ」
口を離して、薮の体を抱き上げる。
「軽いよ、薮…」
「痩せたかも…」
きっと、1日中家にいて、あんまり食わないんだろう。
「射れていい?」
薮は、俺の胸に顔をつけて少し頷いた。
いやらしく水音をたてながら二人が繋がっていく。
109
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 14:54:24 ID:Rgg/Y6Xo
「っん…ぁ…っ」
「痛ぃ、か?」
ちょっと、可笑しいかな。
薮の声を無視してたことだってあったのに。
「だいじょぶ…」
優しくしよう、なんて、変な俺。
「動く、よっ」
「ん…ぁっ、ぅんっ…ひゃんっ…」
喘ぎ声と水音ばかりが部屋に響く。
お互いの熱を感じるだけで、幸せだった。
あぁ、このまま、時間が止まってくれれば…。
「ぁんっ、だめ、イっちゃぅ…」
「もう少し待って…」
110
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 15:23:22 ID:Rgg/Y6Xo
「ん、もぉ、無理ぃ…」
「ぁ…俺も、だめ…」
口づけをして、そのまま二人で果てた。
「はぁ…はぁ…」
なんとか、薮をベッドに寝かせて、自身を抜く。
受け止めきれなかった白い液が溢れ出した。
「やぶ…」
「ぅん?」
薮と目を合わせる。
細い腕が伸びてきて、俺の頬に触れた。
「なんで…泣くの…?」
え…?
泣いてる…?
「ん、泣いてない…っ」
口の中に、塩味が広がる。
頬を伝って、唇から涙が滴った。
111
:
no name
:2013/02/18(月) 16:42:48 ID:Rgg/Y6Xo
薮の腕が背中に回る。
気付いたら、薮に抱きしめられていた。
堪えていた涙が、遠慮なく溢れてくる。
薮は、ただ、優しく俺の背中を叩く。
ようやく、さっきの問いが出た。
「薮がいなくなったら...俺、後、追っちゃうかもしんない...」
背中にあった手が止まる。
薮は、俺の頬に優しくキスをした。
あのときの俺には、薮のいない世界が考えられなかった。
…ううん、今だって、信じられないよ...。
でも、この後すぐだった。
今日の午後6時、携帯にメールが入っていた。
『もう限界だと思います』
薮の家族からだった。
112
:
no name
:2013/02/18(月) 16:55:09 ID:Rgg/Y6Xo
仕事の後だったから、急いで病院に向かった。
でも。
病室に入ったとき、既に薮は白い布を被っていた。
「光くんが来る、少し前にね…」
薮ママがそう言って、布を外してくれた。
触れた頬はまだ、生温かった。
「ゃぶ...」
2人っきりになった病室。
硬く閉じた彼の瞼は、もう二度と開かない。
やっぱ、俺、耐えらんないよ…。
「光くん…?」
「あ…」
顔を上げると、薮ママが一冊のノートを差し出していた。
113
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 17:19:28 ID:Rgg/Y6Xo
↑↑上もはるこ。です↑↑
「何ですか?これ…」
「分からないけど…さっき看護婦さんから渡されたの」
橙色の表紙には、『光へ』と、確かに薮の字で書かれていた。
薮ママが退室してから、そのノートを開いた。
1ページずつ写真が貼ってある。
全て2人でデートに行った時の写真だ。
しかも、必ず植物と。
何か、意味があるんだろうか。
アカマツ
リンドウ
ガクアジサイ
ドウダンツツジ
ウメ
ヒイラギナンテン
カシワ
ルリヤナギ
ハス
イチジク
キンカン
デイジー
114
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 17:30:17 ID:Rgg/Y6Xo
すいません、他の物と混同してました!!
*訂正*
ドウダンツツジ→トチノキ
デイジー→テイカカズラ
115
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 17:44:41 ID:Rgg/Y6Xo
そんな、花の名前の頭文字を繋ぐ。
すると。
「ぁ…」
分かった…分かったよ、薮が伝えたかったこと…。
その途端、涙が溢れた。
薮がこの世にいないことを受け止められた瞬間でもあった。
『ありがとう 光は生きて』
後を追っちゃいけない。
俺は、薮の分まで生きるんだ___。
116
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 17:58:29 ID:Rgg/Y6Xo
-1年後-
「上がって、いのちゃん」
「お邪魔しまーす。
わ、意外と綺麗」
「意外、ってなんだよ」
笑いながら、『彼女』のいのちゃんにツッコむ。
一応、片付けたから、誉められると嬉しいの。
「…光?この写真…」
「あ…」
片付け忘れてた、遺影がわりの薮の写真。
いのちゃんは、その写真を持って、じっと見つめた。
横の花瓶には、昨日買ってきた花がささっている。
「前のひと?」
「うん、もういないけど…。
ごめん、気ぃ悪くした…?」
いくら生きてなくたって、前のひとの写真なんか、見たくないよな…。
「ううん、大丈夫」
いのちゃんは、優しく笑って、写真をもとの位置に戻した。
117
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 18:08:14 ID:Rgg/Y6Xo
「それより、光が優しいんだな、って、安心した」
「ん…ありがと。
いのちゃんが、そうやって言ってくれる優しい人で、
俺もよかったよ」
それから、目を合わせて笑いあった。
薮へ。
俺は薮のいない世界で精一杯生きていくよ。
薮の分まで生きて、羨ましがられるほど、幸せになってみせます。
きっと、何度となく思い出して、会いたくなっても、絶対、後は追いません。
いつか、じいさんになったら会いに行くから
それまで、バイバイ。
最後に。
薮、ありがとう。
-fin-
118
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 18:17:50 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
霖萸さま、いかかでしたでしょうか?
あんまり、記憶をなくすところがメインではないですね(^^;)
切ないかどうかも、かなり微妙でしたし…。
文章がつたなくって、本当に申し訳ないですm(_ _)m
それでは、はるこ。でした。
119
:
百花
:2013/02/18(月) 18:17:56 ID:T/8vYUwM
はるこ。さん、小説書くの上手すぎです!!
こういう話今まであまり読んだことなかったので、新鮮でした(泣)
応援してます♪
120
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 19:27:54 ID:Rgg/Y6Xo
百花さま
いえいえ、上手いなんてとんでもない…。
百花さんの小説見てますよ!
凄く面白くて、好きなんです!
私も応援してます。
お互い頑張りましょう!
121
:
百花
:2013/02/18(月) 19:48:56 ID:T/8vYUwM
>>120
ほんとですか!?
ありがとうございます♪
はい、頑張りましょう!
さま付けなんて止めて下さい。
よかったら仲良くしてもらえませんか?
122
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 20:26:31 ID:Rgg/Y6Xo
百花ちゃん
『ちゃん』付けで呼びますね♪
大歓迎です!よろしくお願いします!!
123
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 20:30:32 ID:Rgg/Y6Xo
それでは、初の7オンリーメインです♪
山田×知念
「初恋って、叶いますか?」
124
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/18(月) 20:33:33 ID:Rgg/Y6Xo
『初恋は叶わない』って、よく言うよね。
じゃあ、この気持ちは?
この気持ち、届きませんか…?
125
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/02/18(月) 21:40:40 ID:dfIzAQEw
はるこ。様
やぶひかの小説すごく…すごく素敵でした…小説を読んでここまで涙を流したことはありません
本当に素敵な小説をありがとうございました
あと、私の素晴らしくおかしな文才を誉めていただきありがとうございます!!!(≧∇≦)
続き頑張ってください応援してます♪
126
:
霖萸
:2013/02/18(月) 22:37:51 ID:dDMG1v.Q
とっても良かったです!
感動しました!!
はるこ。さんは小説書くの上手いですね!
尊敬しちゃいます!
また時間が出来たらでいいので
1作目みたいな学園系の書いて下さい!お願いします!
これからもファイトです!
応援してます☆
127
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/19(火) 07:47:28 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
いえ、こちらこそ喜んでいただいて嬉しいです。
応募ありがとうございます、頑張ります!!
128
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/19(火) 07:50:12 ID:Rgg/Y6Xo
霖萸さま
いえいえ…、わたしなんて、尊敬に値する人間じゃありません。
分かりました、学園で、誰×誰がいいですか?
これからもよろしくお願いします!
129
:
霖萸
:2013/02/19(火) 16:59:41 ID:dDMG1v.Q
ありがとうございます!
出演者は薮kが出ていれば相手は誰でもいいです!!
すみません!薮kばっかりで;
小説楽しみにしてます♪
頑張って下さい☆
130
:
ひー
◆2nWshnhXe2
:2013/02/20(水) 21:34:42 ID:8N6q9feI
あの 少年愛にいた方ですか?
あの助けてください
名なしさんにひどく決めつけられて嫌な気分です…
131
:
ひー
◆2nWshnhXe2
:2013/02/20(水) 22:08:14 ID:8N6q9feI
すみません なかったことにしてくださいm(__)m
132
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/21(木) 22:24:31 ID:Rgg/Y6Xo
霖萸さま
分かりました!!
じゃあ、これから書きます!!
133
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/21(木) 22:28:01 ID:Rgg/Y6Xo
ではでは、やまちねをほとんど書いておりませんが、
リクエストにおこたえして
薮×高木
「恋したって、いいじゃない」
134
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/21(木) 22:43:57 ID:Rgg/Y6Xo
薮side
「おーい、これ、落としたぞ」
廊下で生徒手帳を拾った。
その前を歩く彼に声をかけたんだが…反応なし。
生徒手帳で名前を確認する。
高木 雄也…俺と同じ、3年。
「おい、高木ってば」
走って近付いても、無視される。
ちょっとイラっとして、後ろから軽くタックルした。
「あっ」
二人で転んで、廊下に倒れこむ。
そんなに強く、ぶつかった訳じゃないんだけど…。
軽く目を開くと、高木の顔が目の前にあった。
それこそ、キスできそうな距離。
「ごめんっ」
うっかり乗ってしまっていた高木から降りて、生徒手帳を差し出した。
「これ、お前のだろ」
ずっと目を見開いていた高木は、ゆっくり右手を出して、生徒手帳を取った。
なぜか、パクパクと口を動かしていた。
135
:
no name
:2013/02/21(木) 22:57:32 ID:Rgg/Y6Xo
変なやつ。
『ありがとう』くらい、言ったっていいじゃないか__。
その謎が解けたのは、あれから数日後のことだった。
彼と会ったのは、電車の中。
本を読んでいたから、話しかけなかったんだが…、
途中でアナウンス入った。
「人身事故が発生したため、運行を休止します。
○○駅から、振り替え運行のバスが…」
ここから、バスを使わないと遅刻しそうなんだけど、
彼は気付いていないようだった。
「おい、高木」
軽く肩を叩いて、話しかける。
この間のように、驚き顔をしていた。
「電車が遅れてるから、バス乗んねぇと、遅刻するぞ」
そう言っても、頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。
彼はスクールバッグから無地のノートと、青いシャーペンを俺に差し出した。
136
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/21(木) 23:03:51 ID:Rgg/Y6Xo
ノートの上のほうには、『かいて』と書かれていた。
よく分からないまま、さっき言ったことをノートに書く。
書き終わったノートを見せると、うん、と言うように頷いて
電車から出た。
一緒にバスに乗り込んむと、彼がとんとん、と腕を叩いてきた。
「ん?」
ノートを俺に手渡す。
さっきのノートの新しいページに、何か書いてあった。
『耳、聞こえないから』
137
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/22(金) 20:31:24 ID:Rgg/Y6Xo
そうか…後ろから声をかけて、無反応だったのも、
口パクで何かを伝えようとしたことも、説明がつく。
俺は内ポケットからシャーペンを取り出して、ノートに書き込んだ。
『生まれつき?』
高木もそれを読んで書き入れる。
『1才のときに病気になってから』
『授業は大丈夫?』
『黒板うつしたら なんとかなる
口を見れば だいたい何言ってるか分かるし』
それからバスを降りるまで30分、ノートで話したんだ。
『手話は?』『大変じゃない?』
138
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/22(金) 22:13:24 ID:Rgg/Y6Xo
不思議だったのは、こんなことを聞かれたから。
『ところで、名前は?』
俺ら、名前も知らないで(俺は知ってるけど)話してたんだ。
139
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/22(金) 23:36:50 ID:Rgg/Y6Xo
それなのに。
ずぅっと昔から知ってたような安心感、
それから胸踊るようなトキメキを
確かに感じていたんだ。
バスが停まる。
高木にブレザーを引っ張られて、学校前のバス停で降りた。
それから、一緒に教室に向かう。
朝の通学ラッシュのガヤガヤという、何でもない音が
隣の高木には聞こえていないと思っても、よく分からなかった。
140
:
有貴
:2013/02/22(金) 23:58:39 ID:1E73.aUg
なんか、ゆーやん切ないな……こういうのも見てみたいけど♪(←おい、変態w)
薮ちゃんも大変だね…でも、頑張れ‼
そして、はるこちゃん久しぶり(*´ー`)ノ
しばらくコメ出来なくてゴメンなさいm(_ _)m
更新、楽しみにしてます☆
141
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/23(土) 02:01:31 ID:Rgg/Y6Xo
有貴ちゃん
お久しぶり!
二人に大変な思いさせちゃうよ♪
コメントありがとう!!
頑張りますっ
142
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/23(土) 02:16:17 ID:Rgg/Y6Xo
意外にも、俺と高木は隣のクラスだった。
またな、と手を振って、自分の教室に入る。
もう既に大勢が来ていて、すぐにホームルームが始まった。
聞こえない、って何なんだろう。
高木は普段、どんな生活をしてるんだろう……。
自分でも不思議な程に、興味を持っていた。
それが聾(ろう)のことに対してなのか、
高木に対してなのかは、俺には分からない。
ただ、知りたくて。
その日の休み時間、図書室へ行った。
そこでまた、彼と会った。
彼は、俺に気付くとニコっ、と笑って手を振った。
143
:
慶応法学部☆
:2013/02/23(土) 09:24:23 ID:/Jjj3tRU
はるこ。さんの小説スキです
私、あなたの大ファンです‼‼
144
:
Microsoft
:2013/02/23(土) 22:47:14 ID:5LzFKDaM
障害物大好きです*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
続き待ってます\(^o^)/
145
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/23(土) 23:30:11 ID:Rgg/Y6Xo
慶応法学部☆さま
だ、大ファンなんてっ!!
嬉しい限りです、ありがとうございます!
146
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/23(土) 23:30:55 ID:Rgg/Y6Xo
Microsoftさま
本当ですか。同じです^^
はい、頑張ります!
147
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/23(土) 23:56:43 ID:Rgg/Y6Xo
高木が内ポケットからメモ帳を取り出す。
『よく来るの?』
差し出されたシャーペンで、その下に書き込んでいく。
『たまに来る』
『調べものなら、手伝うよ。俺はよく来るから』
じゃあ、と言葉に甘えることにした。
『手話を調べたかったけど、高木が教えて』
それを見ると、目を大きく見開いて、
それから口許を緩めて笑ってから、頷いた。
「や、ぶ、こ、う、た」
手話で一文字ずつ綴っていく。
一番に教えてくれたのは、俺の名前の綴り方。
高木の目の回るような速さに比べるとずっとゆっくりだけど、
その5文字を綴った後、高木は大袈裟に褒めてくれた。
148
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 00:12:11 ID:Rgg/Y6Xo
それから、一週間。
毎日高木に習っていたおかげか、
メモ帳を挟んで会話することはなくなっていた。
それからもう一つ___、
日に日に、高木に会うと心臓が跳ねるようになる自分に気付く。
ある日の帰り、一緒に電車に乗っているときだった。
数日前から予定はしていたけど、
実際にその時になると…やばいぐらい、緊張。
会話していた手が、止まってしまった。
高木が、俺の顔を覗き込む。
その瞳を見て、もう一度、手を動かした。
『俺は、高木が』
右手の親指と人差し指を開いて顎にあて、
斜め前に出しながら指先を合わせる。
これは――
――『好き』
高木はそれをみて、目を見開いた。
それから、『俺も好き』と綴って、恥ずかしそうに頬を赤らめた。
149
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 00:23:05 ID:Rgg/Y6Xo
高木side
恋に臆病になってた、いや__人と接することさえ怖くなっていた、
そんな俺の心を、そっと溶かしたのは薮くんだった。
成長するにつれ、自分と他人の違いを痛いほど理解してしまい、
会話のできない俺は、人から逃げてた...。
でも。
『俺も好き』
そう、素直に言えた__。
薮くんの両手が、俺の頬を包む。
「.....」
彼の唇は『あいしてる』と動いた。
それからその唇は、優しく俺の唇に触れた。
今なら、開き直って言える。
聾だから、なんだっていうんだ。
同性だから、なんだっていうんだ。
恋したって、いいじゃない?
‐fin‐
150
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 00:36:38 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
障がい系、苦手な方がいらしたら、すいませんっ!
でも、次回作も障がい系の予定です…。
今回のは、かなり微妙なところで終わってますし、
題名も、かなりこじつけで...申し訳ありませんでしたOTZ
151
:
有貴
:2013/02/24(日) 01:00:36 ID:xMRNM8vc
はるこちゃん、完結おめでとう☆
今回も面白かったです‼
障がい者系、良いな。…っと思ったよヽ(´∀`)ノ
こういうの読むのは、はるこちゃんの小説が初めてだから☆
本当に最後は、ハッピーエンドで良かった〜(●'w'●)
そして、薮くん、ゆーやん、別に恋したって良いんだよ‼←えっw
障がい者だからって差別はしないよ♪
152
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 01:23:47 ID:Rgg/Y6Xo
有貴ちゃん
ありがとーう☆
面白いなんて、とんでもない...。
有貴ちゃんの小説のほうが、ずっと面白いよ!!
でも、良いな、って思ってくれたのは、正直嬉しいよ♪
153
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 02:18:47 ID:Rgg/Y6Xo
ではでは、続いて。
病系になってしまうので、苦手な方はUターンせよっ←
薮×光
「ヒカリ」
154
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 02:22:24 ID:Rgg/Y6Xo
光side
神様の馬鹿。
何度、そう思ったことだろう。
俺ら2人に叩きつけられた過酷な運命、
どうしろ、っていうの?
薮、ずっと側にいるから。
だから、怖がらなくて、いいからね__。
155
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 02:35:39 ID:Rgg/Y6Xo
「薮、飯できたよ」
「おぉ、うまそ」
2人で暮らし始めて、数ヶ月が経ちました。
あくまで順調で(たまに喧嘩はするけど)、
もしどちらかが女ならば、普通の夫婦生活に見える暮らしでした。
あんな悲劇が起こるなんて、思いもしなかったから...。
「っ痛!!」
薮が足元のコードに足を引っ掛けて、転倒する。
慌てて走りよって、薮を起こした。
「大丈夫!?怪我は…」
「平気だよ」
にっこり笑ってそう言う。
それなら平気だろう、と信じて、俺も笑顔で返した。
「最近、多くない?」
薮がおっちょこちょいなのは昔から。
だけど、ここ数ヶ月…そう、同居し始めてから、
よく転んだり、落し物が見つからない、とか言ってます。
「そう?気のせいでしょ」
そう言って、箸を握った。
「1回病院に…」
「っるさい!いいっていったら、いいんだよ!」
薮が、珍しく怒鳴って、身体が一瞬、震える。
俺の顔を見て、即座に「ごめん」と言っていたが。
156
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 02:41:53 ID:Rgg/Y6Xo
俺が心配しすぎるのも分かってる。
でも、心配しなきゃいけない理由だってあるんだから…。
薮は、先天性の遺伝疾患を患っていた。
『網膜色素変性症』と言って、次第に視力が落ちていく病気。。。
本人がそれを認めたくないのも、もちろん知っているから…
だから、それ以上は何も言わなかった。
157
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 03:00:50 ID:Rgg/Y6Xo
そして、あの日から少し後の、ある夜だった。
いつものように、ふかふかのダブルベッドに押し倒される。
薮は、間接照明を残して、部屋中の照明を切った。
橙色に照らされて、ぼんやりと薮の姿が見える。
ぐっ、っと顔を近付けられて、キスを期待して、目を閉じた。
…が、唇は合わさらなかった。
ゆっくり、目を開いてみる。
薮は、俺の顔をじぃーっと凝視していた。
「薮?何なの…」
「俺…光の顔、見えないよ…っ」
鳥目は、病気の初期症状の一つだ。
これまでは、そんなに酷くなかったけど…進行しだしたんだろうか。
薮は、俺の上から降りて、照明をつけた。
俺が体を起こすと、背を向けて蹲っていた。
「光...俺、明日、病院行くから」
震えるような声に聞こえたのは、気のせいだったんだろうか?
158
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 03:13:13 ID:Rgg/Y6Xo
その翌日。
俺は、良くない知らせを抱えて、家に帰ってきた。
病院に行くために一日休みを取っていた薮は、
「おかえり」と、迎えてくれた。
食卓で、2人で向き合って話をする。
薮も、おそらく俺も、喜ばしい顔はしていない。
「今日、病院はどうだった?」
「…進行してて、3年以内に失明するかも、って」
薮の目からは、涙が落ちた。
表情を変えることなく、ただ零れて、食卓に落ちた。
薮は「大丈夫」を繰り返しながら、顔の前で手を振って見せた。
今度は、俺も話さなきゃいけないんだけど…
ここで、このことを話すのは大分酷なように思えた。
でも…話さなきゃ…。
「俺、会社さ…仙台支社に転勤になっちゃったんだよね…」
3年間のみ、なんだけど。
でも、この3年間は一番側にいたい。
きっと不安になってしまう薮の、支えになりたいのに…。
159
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 03:17:58 ID:Rgg/Y6Xo
でも、薮は。
「じゃあ、遠距離恋愛だけど、お互い頑張らなきゃな」
そうやって、笑って言った。
無理して、笑わないで…。
そう言えば、薮を傷付けてしまうと思って、知らないふりをした。
160
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 03:28:32 ID:Rgg/Y6Xo
あれから2ヶ月、仙台へ発つ日がやって来た。
「いい?ちゃんと片付けないと怪我するから、気をつけて」
「分かってるよ、何回聞かされたと思ってんだよ」
新幹線のプラットホームまで来た薮に、お説教を食らわせる。
本当に大丈夫なのか、色々心配だから…。
「大丈夫、心配すんな」
俺の心を見透かしたのか、
そう言って俺の頭を大きな手でぽんぽん、っとした。
「やぶ…」
そしたら、急に寂しくなって荷物を放り出して、薮に抱きついた。
薮の甘い匂い、声、温もり。。。
しばらく、それを感じられないなんて…嫌だよ…。
「大丈夫、大丈夫」
薮は優しい声でそう言って、遮光用のサングラスを外した。
それから、俺の唇と薮の唇がそっと重なる。
凄く、凄く、甘いキスだった。。。
161
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 03:33:44 ID:Rgg/Y6Xo
新幹線が止まる。
俺はデッキに立って、手を振った。
「じゃあね。
お盆休みには、帰るから」
「うん、じゃあな。…頑張れよ」
「薮も…頑張って」
「おう!」
扉が閉まる。
ゆっくりと、新幹線は仙台へ向かい出す。
俺は薮が見えなくなるまで、手を振り続けた。
163
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 20:16:17 ID:Rgg/Y6Xo
急に時間飛びますよ!
あれから2年と少しが経った。
その間、薮の病気は、ゆっくりながらも確実に進行していた。
盆正月は会っているとはいえ、年に数回しか会えない俺にとって、
会う度に、俺が見えなくなっていく薮を見るのは、苦しかった。
ようやく、今年の夏には東京に帰れる、っていう2月。
外回りの途中、突然電話がかかってきた。
「はい、もしもし」
「あ、光っ」
電話の先から聞こえてきたのは、誰より愛しい人の声。
164
:
no name
:2013/02/24(日) 20:34:53 ID:Rgg/Y6Xo
「薮!!どうしたの?」
「今、仙台駅にいるんだ。
ただ、迷っちゃって…」
今は定時後だ。直帰していいって言われているし。
俺は、走って駅に向かった。
新幹線口の改札の近くで、サングラスをかけた、長身の彼を見つける。
「薮っ」
声に気付いたのか、サングラスを外してキョロキョロしだした。
「ここだよ、薮」
彼の右手をそっと握る。
薮は、俺にぐっと顔を近づけて、俺を見た。
「光だ」
目を細めてにこっと笑う。
この笑顔は、3年前と何も変わっていなかった。
165
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 20:46:40 ID:Rgg/Y6Xo
「来るなら、連絡してよぉ」
「ごめんごめん、でも...
連絡したら『危ない』って言うと思ったから」
薮はもう、殆ど見えていないはずだ。
この状態で新幹線に乗るなんて、危険。
現に、薮の着ているダウンジャケットは、転んだせいか埃まみれだった。
「でも、どうして急に…」
薮は、サングラスをかけ直して、うつむいた。
166
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 21:09:11 ID:Rgg/Y6Xo
「今、光に会わなかったら、
二度と光の顔、見れない気がした…」
薮は、俺を優しく抱きしめた。
「ごめんな、光…」
「ん...」
あぁやって言われてしまうと、もう注意する気にならなかった。
「…家、おいで。俺んとこ、狭いけど」
そう言うと、薮は腕の呪縛を解いた。
「寒いな、仙台って」
「東北だからね。雪も、かなり積もってるよ」
二人で手を繋いで歩く、帰り道。
夜になれば零下になってしまうここでも、
薮の手大きな手は、温かかった。
167
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 22:31:16 ID:Rgg/Y6Xo
「お邪魔しまーす」
俺の家__といっても1DKの狭いアパート__に、
初めて2人で入った。
コーヒーを淹れて、ソファーに座る薮の前に置く。
俺も薮の隣に座った。
「光、」
「ん?」
呼ばれて振り向くと、
その瞬間、薮の腕に包まれた。
「好きだよ、光…」
優しく耳許で囁かれる。
その甘い声は、僅かながら震えていた。
168
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 23:14:19 ID:Rgg/Y6Xo
「やぶ...?」
泣いているの…?
「ひかる...顔、見せて...」
薮のセーターに顔を擦りながら、彼を見上げる。
彼の頬には、涙が伝っていた。
「光、好きだ...」
「俺もだよ、薮...」
唇と唇が重なる。
薮は、優しく舌を絡めとった。
そのキスは、少し塩辛かった。
もう一度、俺を抱きしめて、薮が言った。
「怖いよ…」
169
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/24(日) 23:43:42 ID:Rgg/Y6Xo
「こわい…?」
「夜になると、なんも見えないんだよ。
この世界に、一人っきりになったみたいで、
怖くて仕方なくなるんだ...」
「やぶ...」
彼の背中に、腕を回す。
胸に顔を押し付けると、薮の鼓動が聞こえた。
見えない恐怖は、俺には分からない。
けど...俺が側にいてその恐怖が和らぐなら、
ずっと、側にいたい。
でも...。
「じゃあな。
夏から東京暮らしだろ?」
「うん...。薮も、気を付けて」
あれから、2日。
薮は、新幹線で東京に帰っていった。
彼が言った通り、彼が俺を見たのは、
この日が最後だったそうだ。
170
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/25(月) 00:00:53 ID:Rgg/Y6Xo
7月。
ようやく、東京に戻ってこれた。
新幹線口の改札の先で、
サングラスをかけた薮を見つける。
彼の手には、白杖(はくびょう)が握られていた。
「薮っ!!」
前みたいに、そっと右手をとる。
「光?」
もう、俺の顔を近くでじっと見つめることはなかった。
でも、手で俺の鼻や頬を触ってから、
「光だ」
と、嬉しそうに言った。
171
:
no name
:2013/02/26(火) 21:15:47 ID:Rgg/Y6Xo
「ただいまー」
久々に帰ってきたこの家は、優しい香りで充満していた。
「光、先にシャワー、浴びてきな」
「うん」
シャワーを長しながら、身体中を洗っていく。
薮と過ごす夜は、約一年ぶりだ。
2月に会ったときは、手を出して来なかったんだ。
…なんでだったんだろう?
172
:
no name
:2013/02/26(火) 21:23:53 ID:Rgg/Y6Xo
寝室のダブルベッドの上で、部屋を見回した。
ちゃんと片付けをしないと危ないことに気付いたのか、
3年前より、綺麗になっていた。
「ひかる?光、どこー?」
173
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/26(火) 21:31:45 ID:Rgg/Y6Xo
↑↑上、2つともはるこ。です↑↑
ついでに、172が短いのは、火曜曲!を見てたから。
金八先生特集をやってたから、小さな光くんが出るかな、って期待してたら、
第6シーズンまでしか出なかった(; _ ;)
無駄レス失礼しました。。。
174
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/26(火) 21:47:40 ID:Rgg/Y6Xo
薮が壁を片手で触りながら寝室に入ってくる。
「ここだよ」
腕を引いてベッドに座ると、薮は腕や肩を伝って俺の頬を触った。
それから、両手で壊れやすいものを包むような手つきで頬を挟んで、
互いの唇を近づけた。
「んぅ…んっ、ふぁ…」
呼吸さえ奪うように、キスをする。
時に甘く、時に痛く、3年間を空白を埋めるように__。
「はぁっ、はぁ――ッ」
息を荒げて、薮を見つめる時には、
薮に馬乗りにされていた。
けれど、俺から衣服を奪う気配はない。
「やっぱ、俺が下かな…」
「え?」
175
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/26(火) 22:58:56 ID:Rgg/Y6Xo
俺が攻めろ、ってこと?
「やだぁ...」
「…だって、」
薮は、一瞬困ったような顔をして、俺を抱きしめた。
それから、耳元で囁くように言った。
「怖い…光を傷つけそうで…」
抱きしめる力が強くなる。
薮は、優しいから…。
だから、怖いんだろう。
見えない状態で、っていうのは確かに俺も怖い。
けど…。
「薮の全てを受け止めたいんだ…お願い」
176
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/26(火) 23:48:34 ID:Rgg/Y6Xo
「光...」
Yesの代わりか、頬に優しくキスが落ち、
バスローブが剥がれた。
薮の手は、俺の胸の先端を捕らえ、それをいじり始める。
「んっ...ぅん...っ」
溢れそうになる声を必死で堪える。
久しぶりに感じる薮の手に、体が過敏に反応しすぎて
何て言ってしまうか、分からないから。
「光、声出して」
薮は、分かっていたようだった。
「だって、ぁん…恥ずかしーよぉ…」
その間も手は止まらない。
「姿が見えない分、たくさん可愛い声が聞きたいんだ…」
177
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/26(火) 23:58:55 ID:Rgg/Y6Xo
「ん…」
それから、もう一度激しいキスを交わす。
「ねぇ、薮、下もぉ…」
「はいはい」
胸にあった手が、腹・腰・太股を伝って、下に降りていく。
手探りなのは分かるけど、焦らされているようだった。
「ん、固っ」
薮が俺の欲望を掴んで言う。
俺を煽ったのか、単なる感想なのか。
いずれにせよ、恥ずかしい…。
と思っていたら、薮はソレを上下させ始めた。
178
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/27(水) 00:15:00 ID:Rgg/Y6Xo
「ひゃぁ、ん、やんっ…イっちゃぅ…っ」
白濁液は勢いよく飛び出して、薮の手から溢れた。
「すっげー量…溜まってたんだ」
「ん…」
薮は、細い指にその液を絡ませ、俺のアナを探る。
見つけたそこに、ゆっくり入ってきた。
「ふぇ、やぁんっ…」
かきまわす指は次第に増えて、何度もポイントばかり攻めた。
もう、既に頭ん中はぐしゃぐしゃ。
「はぁ…薮、早くぅ…」
薮をもっと感じたい、それだけだった。
求めると、薮は優しく俺を抱きしめた。
「痛くなったら、すぐ言って」
「うん…っ」
179
:
no name
:2013/02/27(水) 00:44:57 ID:Rgg/Y6Xo
薮は、指に沿わせて自身を射れる。
全部が俺に埋まると、休む間もなく動き出した。
「ん、ふぁ、やぁん…」
熱くて大きなモノが、ポイントをまた何度も突く。
そして、薮を締め付けるたび、ナカの薮が大きくなっていく。
ぐちゃぐちゃになった頭ん中でも、
ただ薮が愛おしい気持ちが膨らんでいく。
「ぁぅ…も、らめぇ…」
「ぁんっ、俺もっ…イきそぉ…っ」
最後のひと突きで、二人でほぼ同時に果てた。
「はぁ、はぁっ…」
息を荒げて、二人でベッドで向かい合う。
「はぁ、ひ、かる…?」
薮の言葉に顔を向ける。
焦点の合わない目は、宙をさまよっていた。
輝きを失ったこの瞳には、
もう二度と灯りは点らない。
「こんな俺でも…愛してくれる…?」
そんなの、簡単。
当たり前でしょ?
俺は薮の目になるから。
だって、俺は
薮の“光”でしょ?
-fin-
180
:
no name
:2013/02/27(水) 00:50:10 ID:Rgg/Y6Xo
…はい、あとがき。
裏の下手くそさにびっくりですよね。
それから、長い!!
これ、短編なのかなぁって思います。
あと、ラストの意味、分かりましたか?
「光」を「ヒカル」と読むか「ヒカリ」と読むかで意味が変わってきます。
かなり分かりにくいですね;
今回も駄作でしたm(_ _)m
181
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/27(水) 00:55:55 ID:Rgg/Y6Xo
リクエスト、お待ちしております!!
*誰×誰を攻め×受けの順で書いてください。
*シーンを細かく指定して下さると嬉しいです。
*玩具系は苦手です。かなり、酷い文になります。
*基本がBEST担なので、全体的に7よりBESTが得意です。
それでは、お待ちしております。。。
182
:
魅那
:2013/02/27(水) 04:34:36 ID:eT2vGgmc
はじめまして
今日、初めてはるこさんの作品読みました。
光×薮の「追憶」 すごく感動しました。
リクエストなんですが
高木×伊野尾で
兄弟愛ものを書いてください!
高木k(兄)に恋する伊野尾k(弟)で
高木kには恋人(薮k)がいるのを知りつつ
諦めきれないで高木kに想いを伝える
…みたいな設定でお願いします。
待ってます♪
183
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/27(水) 07:55:50 ID:Rgg/Y6Xo
魅那さま
はじめまして。
感動してくださって、ありがとうございます。
リクエスト、了解しましたっ!
184
:
有貴
:2013/02/27(水) 18:33:18 ID:F.yUsHOQ
はるこちゃん、完結おめでとう‼
光くんは最後まで可愛いなぁ……//←
薮ちゃんはやっぱり攻めが似合うね☆
いやぁ〜今回も面白かったぁ〜ヽ(´∀`)ノ
最後の「光」のヒカリとヒカルが素晴らしいです‼
かけが上手い‼
私じゃ絶対思いつかないな……。
はるこちゃん、凄い‼
次回作も楽しみにしてます☆
185
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/27(水) 18:57:37 ID:Rgg/Y6Xo
有貴ちゃん
ありがとうっ!!
やっぱり、薮ぅは攻めだよねっ♪←
だから、総受けとか面白そうだけど、
それを書けるほどの文章力がない…;
面白いって思って貰えたなら、嬉しいよ!
凄いなんて…有貴ちゃんの方が何百倍も凄いよっ!
186
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/27(水) 21:42:23 ID:Rgg/Y6Xo
ではでは、魅那さまのリクエストにおこたえして。
高木×伊野尾(薮×高木)
「それでも、好きで。」
187
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/27(水) 23:01:34 ID:Rgg/Y6Xo
「えー?嘘ぉ?」
「本当だよ、有り得ないっしょ」
「何それぇ、嘘だぁ」
高校からの帰宅途中、家の前でばったりあった、
手を繋いだ2人組。
いつもより甘えた声を出す兄ちゃんの雄也と、
その『彼氏』の薮さん。
「あ、慧くんだ」
薮さんが気付いて、俺に向かって手を振った。
「こんにちは」
少し頭を下げて、挨拶した。
兄ちゃんが薮さんを初めて家に連れてきたのが、
去年のクリスマスだったっけ。
玄関の鍵を開けて、家に3人で入る。
2人はそのまま2階の兄ちゃんの部屋に向かった。
俺の部屋も2階なんだけど、あえて1階のリビングで勉強する。
2人が楽しそうに会話してるのを聞けば、
嫌でもイライラしてしまうから。
188
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/27(水) 23:16:54 ID:Rgg/Y6Xo
ゴーン、ゴーンと、時計の鐘が6回鳴る。
もう6時か。
化学の参考書を閉じて、エプロンをする。
帰りに買ってきた食材で、夕食作りを始めた。
トントントン、と人参を切る音が続く。
大学受験生になった俺が家事をしなきゃいけないのは、
母親が遊び人だから。
そりゃ、一人で二人の息子を19と18まで育て上げて、
大学受験もさせてくれることには、感謝してるけどさ…。
「慧くん、手伝うよ」
「今日の晩飯なにー?」
薮さんと兄ちゃんがキッチンに入ってくる。
189
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/27(水) 23:29:49 ID:Rgg/Y6Xo
「カレーだよ。
じゃ、ジャガイモ切ってもらおうかな」
断る理由もなく、そう言った。
「おっけーっ」
芋を3つ渡すと、二人で楽しそうに、話しながら包丁を握った。
「薮くん、不器用だなぁ」
「うるせぇよ、高木のは?」
「俺の方が上手いよぉ」
2人が楽しそうに笑ってると、嫌になってきてしまう。
嫉妬、なのかな…。
でも、どうして?
190
:
no name
:2013/02/27(水) 23:41:34 ID:Rgg/Y6Xo
具やカレールーを鍋に突っ込んで、煮詰める。
カレーの香りが部屋に充満するように、
2人の話を聞きながら、胸が苦しくなっていった。
「ごめん、俺、ご飯いらない」
「えっ、おいっ」
兄ちゃんが呼び止めるのを無視して、
完成したカレーを放置して部屋にこもった。
なんで、こんなに苦しくなるんだろう。
なんで、こんなに辛いんだろう…。
191
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 00:49:02 ID:Rgg/Y6Xo
気を紛らわしたくて、勉強しようと思ったけど、
筆箱をリビングに置きっぱなしにしてしまっていた。
仕方なく、取りに行った。
けれど、リビングの細く開く戸の先は。
「あっ、や、ぶくん…ぅんっ」
乱れた兄ちゃんが零す喘ぎ声と、いやらしい水音で溢れかえっていた。
二人の姿は見れないけれど、扉の磨りガラス越しに、
抱き合う二人のシルエットが映し出されていた。
薮さんに俺の兄ちゃんを取られることの悔しさと、
大事な人がそばにいない喪失感に、
頑張って塞き止めてた心のストッパーが外れてしまいそうだった。
嗚呼、きっとこれが『好き』なんだ。
兄ちゃんを俺だけの物にしたくて、
兄ちゃんには、俺だけを見て欲しくて…。
192
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 00:55:22 ID:Rgg/Y6Xo
いっそ、そのストッパーを外してしまえば、
素直に気持ちを言えるんだろうか。
そんなストッパーなんて、叩き割ってしまえば、
こんなに苦しく想い続けることはないんだろうか。
でも。
今の俺には、到底できなかった。
理系思考の脳みそで、確率やなんとかばかり気にして、
ストッパーを叩き壊すような真似など、できない。
だから俺は。
この場から、立ち去るのみだった。
193
:
no name
:2013/02/28(木) 01:02:59 ID:Rgg/Y6Xo
けど、自分の心からは、逃げられないんだ。
『好き』って叫びたくて、でも怖くて。
そんな弱虫な俺は、泣いた。
何で、兄ちゃんを好きになってしまったんだろう。
何で、『好き』って言えないんだろう。
好きだ、兄ちゃん、好きだよぉ…。
心の中で、叫び続けていた。
194
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 01:12:42 ID:Rgg/Y6Xo
「け…て…けい、起きて、慧」
ひっきりなしに体を叩かれ、目が覚めた。
「にーちゃん…?」
重い瞼を必死で開く。
けど、瞳を直視するなんて、できなかった。
「朝飯出来たから、早く着替えて」
兄ちゃんは、そう言い残して部屋を出ていった。
制服に着替えてリビングに降りると、
薮さんと兄ちゃんが二人で仲良く食パンをかじっていた。
「おはよう、慧くん」
「おはようございます」
軽く頭を下げてから、俺の席に着いた。
そうだよ。
兄ちゃんには、ちゃん彼氏がいるんだ。
二人は愛し合ってるんだから…部外者が勝手に想っちゃ
いけないんだ。
195
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 01:19:11 ID:Rgg/Y6Xo
兄ちゃんに対しての『好き』は、
決して兄弟間の愛情を超えるものじゃない。
自分で、分かってないフリして、そう思い込んで。
恋心から逃げて勉強にのめり込んだ。
少しでも間があれば、兄ちゃんのこと、思い出すから、
必死でペンを動かした。
196
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 01:56:02 ID:Rgg/Y6Xo
そんな日々が数ヶ月続いていた。
けれど、ある日。
その日は朝から調子が悪かった。
ただ、家事も勉強もしなくちゃいけなくて、忙しくて。
そのうち治る、って思ってた。
そろそろ夕食の準備を始めなきゃ、って思って椅子から立ち上がったとき。
「んっ…!!」
急に視界が歪んで、平衡感覚がなくなって、その一瞬後
がしゃんっ!!と派手な音をたてていた。
体は、絨毯の上に横たわってしまって、足には力が入らない。
そこに、大きな足音をたてて飛び込んで来たのは。
「にーちゃん…っ」
「慧っ!?大丈夫か!?」
兄ちゃんは、俺の首と膝の下に腕を入れて、俺を抱えあげた。
「熱あんじゃんっ」
「ん……」
抱えあげられた俺は、兄ちゃんに首をもたれかけて、目を閉じた。
197
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 02:15:54 ID:Rgg/Y6Xo
今だけ…今だけ、甘えたい…。
兄ちゃんは、俺をゆっくりベッドに下ろして、
ちょっと待ってろ、と言い残して一階に向かった。
下で、二人が話してる声がかすかに聞こえる。
こんな時でも、薮さんの方が大事なんだ…。
…当たり前、だよね。
俺は弟、薮さんは彼氏だもん。
少し寂しくなりながら、天井を見つめた。
せめて、兄ちゃんが戻ってくるまで、眠りたくなかった。
「慧、薬飲もう」
そう言いながら部屋に入ってきた兄ちゃんは、手に薬や体温計を抱えていた。
フラフラする体を支えてもらいながら、風邪薬を流し込む。
「辛いか?」
「ん…だいじょぶ…」
198
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 02:21:16 ID:Rgg/Y6Xo
またゆっくりと横になっても、兄ちゃんはずっと側にいた。
あまり、自分から聞きたくはなかったけど、あのこと、を聞いた
「にーちゃん、やぶさん、は…?」
意識せずと、息が荒い。
知らない内に、熱に犯されていた。
「帰ってもらったよ。
今は慧の方が大事」
受験生だもんな、と付け加え笑っていた。
199
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 02:25:48 ID:Rgg/Y6Xo
もう、なんか、熱で頭がぼーっっとする。
そっと、おでこなんか撫でられると、
嬉しくて茹で上がってしまいそう。
「少し、寝な」
「んぅ…」
目を閉じると、兄ちゃんの手は、
一定のリズムで、俺をあやすように叩き続けた。
いつしか俺は夢の中へと落ちていた。
200
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 02:27:56 ID:Rgg/Y6Xo
来たあああああぁぁぁ((殴
ついに200っ!!
いやぁ、過去最長((笑))
どれもこれも、読んでくださる読者の皆さんのお陰です!
これからもよろしくお願いしますっ♪
201
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 08:48:34 ID:Rgg/Y6Xo
誰かが隣にいる。
少し、首を曲げると、顔が見えた。
「慧」
優しく俺の名前を呼ぶのは。
「おにーちゃんっ」
腕を回して、ぎゅっ、と抱きつくと、
「慧」
愛しそうに、俺の頭を優しく撫でた。
「おにーちゃん、好き」
ふわふわしてた気持ちは、
ひとつの言葉になって、零れ落ちた。
「おにーちゃん、好きだよ…」
202
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 08:54:58 ID:Rgg/Y6Xo
目が覚めた。
ってことは、夢だったんだ…。
朧な夢で、でもその中でただ名前を呼ぶ声が愛しくて…。
「慧」
この声さえ、夢のリフレインと思ってしまいそうだった。
「慧、お粥、食うか?」
でも。
「あ、おにーちゃん」
俺を呼んだのは、現実の兄ちゃんだった。
優しく微笑んで、茶碗の乗ったお盆を机に置いた。
203
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 08:56:46 ID:Rgg/Y6Xo
*訂正*
201・202では、
「兄ちゃん」が「お兄ちゃん」になってますね;
すいませんorz
204
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 14:18:36 ID:Rgg/Y6Xo
どうもー、合格発表から帰ってきました。
結果は…
合格でございましたっ!!
これから、心おきなく更新できます(*´▽`*)
それでは、今後ともはるこ。をよろしくお願い致します。。。
205
:
ありやま
:2013/02/28(木) 22:07:38 ID:PDptul6.
初めて、読んでとっても良かったです!!
いのありをお願いしたいです!!
内容は、お任せしてもいいですか??
206
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/02/28(木) 22:20:09 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
ありがとうございますっ!
リクエスト、了解しました♪
207
:
no name
:2013/02/28(木) 22:32:51 ID:Rgg/Y6Xo
「慧、あーんして」
蓮華に乗ったお粥が口に運ばれる。
少し照れ臭いけど、嬉しい。
「あー」
素直に口を開けて、お粥を口に入れた。
「あ、熱っ」
「ごめん、慧」
側にあった麦茶で、お粥を流し込む。
次の一口は、兄ちゃんがしっかり息を吹きかけて、冷ましてくれた。
「どう?」
「ん、おいひぃ」
208
:
no name
:2013/02/28(木) 23:51:18 ID:Rgg/Y6Xo
「ねぇ、慧」
食べ終わった茶碗を片付けながら、兄ちゃんが呼ぶ。
「なに?」
「なんか、夢でも見てた?
ずぅっと、『兄ちゃん、兄ちゃん』って言ってたよ」
嘘、口に出てたんだ…。
恥ずかしくなりながら、夢の話などできないまま、
兄ちゃんの話をやりすごすしかなかった。
209
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/03/01(金) 18:09:42 ID:Rgg/Y6Xo
あれから、数日後。
『人気急上昇中の若手俳優・有岡大貴さんに独占インタビューしました!!』
俺は、テレビを見ながら洗濯物を畳んでいた。
「ただいまー」
「お邪魔しまーす」
兄ちゃんが、薮さんと一緒に家にきた。
それから俺の前に、二人で並んで正座で座った。
「…?
何?二人とも」
手を動かしながら、二人を見る。
「あのな、慧」
兄ちゃんが、話し始めたとき。
「たっだいまぁーー!!!」
玄関からそんな大声が聞こえた。
210
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/01(金) 18:20:23 ID:Rgg/Y6Xo
この声は…アイツが帰ってきたぞ。
「慧兄ぃ、雄也兄ぃ、ただいまっ」
そう言いながらリビングに入ってきたのは。
「大ちゃんっ、帰ってくるなら連絡くらいしてよ!」
そう、芸能界入りするため高校で上京した末の弟、
有岡大貴。
「ごめんごめん、急に会いたくなっちゃった」
彼は、そう言って俺に抱きついた。
211
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/01(金) 20:21:28 ID:Rgg/Y6Xo
「おかえり。いつまでいるの?」
「明日の午後には帰るんだ…ごめん」
しょげてしまった大ちゃんの頭をポンポン、と軽く叩いた。
「ううん、大丈夫」
大ちゃんは顔を赤くして、ほっぺたを触った。
「…っあ、あの、雄兄ぃの隣の人は?」
照れ隠しかのか、焦ってそう言う。
212
:
たかふみ
:2013/03/01(金) 20:55:26 ID:mtvmxTE.
やまから名前変えました。
はるこ。さん!私にその文才分けてください…切ないの書くと私の場合ドロドロの昼ドラか!って言いたくなる展開になるんです…。
なんでーーーー!!!!
もう…はるこ。さん…ヤバイです。
切ないの書くの上手すぎます。
213
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/01(金) 22:14:47 ID:Rgg/Y6Xo
たかふみ様
改めまして、こんにちは!
私に分ける文才なんてないですよっ!!
切ないのってなると、私の場合、大体片方がいなくなっちゃうんですよ。
私は、ドロドロの方が面白いと思いますよ(書けないけど)。
誉めすぎですって(照)
そんなに誉めても、何も出てきませんよ(笑)
214
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/01(金) 22:25:23 ID:Rgg/Y6Xo
「っあー、あの人はぁ…」
何て説明しよう?
てか、言っていいのかな?
って、迷っていたら、兄ちゃんが
「俺の『彼氏』の薮くん。
こっちは、弟の大貴、今高2だよ」
前半は大ちゃん、後半は薮さん向かって言った。
「彼氏…え、じゃあ、あーゆーコト、も?」
…なんか、いかにも高校生の好きそうな話(ま、俺も高校生だけど)。
「え…あの…」
大ちゃんの言った『あーゆーコト』の意味が分かったのか、
薮さんが頬を赤くして、もじもじしだす。
「こら、そんなことを聞かないっ!
で、話って?」
と、一言かけて、大ちゃんが帰ってきて乱された話を本題に戻した。
215
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/01(金) 22:37:48 ID:Rgg/Y6Xo
「あぁ…俺ら、この春から同居することにしたんだ」
兄ちゃんが、茶髪をいじりながら言った。
同居…ってことは。
「ここ、いなくなるの…?」
「うん。慧一人で寂しくなるなら、お前も一人暮らしすればいいし…」
違う、そういう問題じゃなくて、
とも言えなくて。
「…うん、頑張って。
薮さん、兄ちゃんをよろしくお願いします」
俺は、薮さんに軽く頭を下げた。
これまでは、ひとつ屋根の下にいられるだけでいい、って思ってた。
でも…いなくなっちゃうんだ…。
「慧兄ぃ?慧兄ぃってば!!」
耳元で大声で呼ばれて、ふと我に帰る。
「っな、何?大ちゃん」
兄ちゃんと薮さんは、すでに二階に上がっていた。
216
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/01(金) 22:55:40 ID:Rgg/Y6Xo
「雄也兄ぃのこと、」
それを聞くだけで、心臓が跳ねる。
俺は、本当に好きなんだ。
「慧兄ぃは好き、なんでしょ?」
あまりの驚きに、大ちゃんの顔を凝視した。
「何で…何で、気付いたの…?」
「…んまー、色々と。告っちゃえよ」
大ちゃんは、投げやりに言い放った。
「そんなっ、簡単じゃないもん…」
単純明快な大ちゃんの思考回路が羨ましいよ…。
「俺だって、簡単に言ってる訳じゃないもん」
そう言った大ちゃんは、俺に顔を近づけた。
ちゅ、と小さな音が響く。
「え…?」
217
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/01(金) 23:00:47 ID:Rgg/Y6Xo
大ちゃんの大きな瞳が、俺をじっと見つめる。
真っ直ぐに、涙が零れ落ちていた。
…今の、って。
キス…だよね…。
まさか…大ちゃんは俺のこと…。
「慧兄ぃ。
黙ってたって、何も変わらないよ」
「…うん」
大ちゃん、ありがとう。
今度は俺の番なんだ。
218
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/02(土) 00:14:12 ID:Rgg/Y6Xo
3か月後。
「おかえり、慧。どうだった?」
「合格、合格だよっ」
第一志望の大学の合格通知を兄ちゃんに見せた。
「…っ凄ぇ、凄ぇな!!」
「慧兄ぃ、やったね!!」
遊びに来てた大ちゃんも、一緒に喜んでくれた。
それから、「今だよ」と耳打ちされた。
兄ちゃんは、今日が引っ越しだ。
午後には薮さんが迎えにくる。
チャンスは、今しかない。
219
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/02(土) 00:20:16 ID:Rgg/Y6Xo
「兄ちゃん」
「ん?」
優しく、俺を見つめてくれる。
少しづつ、心臓の動きが早くなる。
大ちゃんは、そっと部屋から出ていった。
少し冷たい息を吸い込んだ。
「兄ちゃん、俺、兄ちゃんが好きだ!!
だから…だから、行かないで!
ずっと一緒にいて…!」
220
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/02(土) 00:25:52 ID:Rgg/Y6Xo
ふわりと香る、兄ちゃんの匂い。
俺は、兄ちゃんに、抱きしめられていた。
「俺も、好きだよ…。
あの風邪の日、名前を呼んだ慧が愛しくて仕方なかったんだ…」
それから、俺の顔を眺めた。
「駆け落ち、しちゃおうか」
「うんっ」
兄ちゃんが、俺の手首を掴んで部屋の外に出た。
「慧兄ぃ、雄也兄ぃ、頑張れ!!」
大ちゃんの叫びが聞こえる。
221
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/02(土) 00:30:22 ID:Rgg/Y6Xo
「兄ちゃん」
「慧」
好きだよ、兄ちゃん。
駄目って解ってたって、
どれだけ逃げたって、
それでも、好きだった。
だから、きっと。
これから、何があったって。
「兄ちゃん、愛してる」
-fin-
222
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/02(土) 00:33:34 ID:Rgg/Y6Xo
あ・と・が・き。
ふははww
意味不明な物になってますね…。
リクエストして下さった魅那さま、いかがでしたか?
文章が拙くって、申し訳ありませんでした!
223
:
魅那
:2013/03/02(土) 01:31:23 ID:eT2vGgmc
ありがとうございます。
大ちゃんのくだりのところで
おもわず涙が…
私のリクエストを書いてくれて
すごく嬉しいです♪
また、リクエストします。
そのときもよろしくお願いします。
224
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/02(土) 08:29:58 ID:Rgg/Y6Xo
魅那さま
大ちゃんを出さないと、どうにもならなくなっちゃったもんで…(失笑)
喜んでもらえたなら、嬉しいです♪
こちらこそ、よろしくお願いします!!
225
:
ちぇりー
:2013/03/02(土) 15:13:13 ID:32KIhih6
うわぁぁぁんっ!!!((泣)
はるこ。さん神ですねっ!!
3DSで読ませてもらっております。
小説であまり泣かない私が、思わず
泣いちゃいました(´`*)
障害系とか、兄弟愛が大好きなので
超良かったです(^^)
更新頑張って下さいっ!!
応援してますよ!!\(`∀´*)フレーフレー!!
226
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/02(土) 19:57:19 ID:Rgg/Y6Xo
ちぇりー様
神だなんて!とんでもありませんっ!!
でも、喜んでもらえたなら嬉しいです!
応援ありがとうございます、
頑張ります!
227
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/02(土) 22:46:09 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様のリクエストにお答えしまして。
伊野尾×有岡
「カノンにのせて...」
228
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 00:24:08 ID:Rgg/Y6Xo
「そ、み ふぁ そ、み ふぁ そ、そ ら し ど れ み ふぁ…」
大ちゃんが、拙く『カノン』のメロディーを紡ぎだす。
狭い俺の部屋で反響して、俺に届いた。
「…やめてよ」
いつもなら愛おしく聞こえるその音も、
今の俺には苛立ちの原因にしかならなかった。
「どうして?」
押しっぱなしのファの鍵盤が、音を立てる。
少しずつ消える音に、無邪気な大ちゃんの声が重なった。
「もう聞きたくない」
大ちゃんの手を鍵盤から振り払って、
ピアノに鍵をかけた。
229
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 00:31:06 ID:Rgg/Y6Xo
「なんで?」
少し怒った声で大ちゃんが言った。
「関係ない。帰って」
「…」
少しきつく言うと、大ちゃんは鞄を持って黙って部屋を出て行った。
「…はぁ」
まだ、大ちゃんの体温の残るピアノ椅子に座る。
鍵をかけたピアノの蓋に、自分が写った。
何、やってんだろ。
全ては、あの失敗からだった。
230
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 01:18:13 ID:Rgg/Y6Xo
大事な、コンクール。
いろんな人たちの期待を背負っていた。
それなのに…。
「あ…ッ」
緊張のし過ぎで、手の震えが止まらなくて…。
まったく、どうしようもないミスだった。
いつもなら、出来ていたのに…。
231
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 01:25:45 ID:Rgg/Y6Xo
それ以来、3日くらい、ピアノが弾けてないんだ。
誰かに責められたわけじゃない。
皆「仕方ないよ」、って言ってくれるのに、
後ろ指を指されているように思ってしまうんだ…。
「ねぇ、何か弾いて」
翌日も、怒鳴りつけた事を覚えてないかのように
けろっとした顔で、大ちゃんがやってきた。
「やだ。もうこりごり」
ピアノの鍵を探して部屋中をほっつき回ってる大ちゃんを、
手首を掴んで壁に追い込んだ。
232
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 01:33:36 ID:Rgg/Y6Xo
「…っん」
唇を無理矢理合わせて、大ちゃんの口内に舌を押し込んだ。
「っはぁ、はぁ…」
頬を紅くして、荒く呼吸をする大ちゃんを見て、
とてつもない罪悪感を抱いた。
それと同時に、
大ちゃんの事を考えもせずに、傷つけてしまった自分が嫌いになった。
「いのちゃん…どうしたの」
綺麗な瞳が、俺を見つめる。
もしかしたら…こいつは本当に分かってないんだろうか。
233
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 01:43:09 ID:Rgg/Y6Xo
怒鳴りつけたことも、俺が傷つけたことも。
幼い子供のままの、純粋に人を信じる綺麗な瞳は、
ただ、じっと、俺だけを見つめていた。
「…っぅ...」
涙が零れる。嗚咽が漏れる。
大ちゃんは、そんな俺をそっと撫でていた。
「いのちゃん…本当は、ピアノ、好きなんでしょ」
「っん」
弾きたいのに、弾けない。
弾くのが怖い…。
「片思いしてるときと、一緒だね。
好きなのに、好きって言えなくて、
だからこそ、見るたびに苦しくなる…そうでしょ」
234
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 01:54:01 ID:Rgg/Y6Xo
「うん…」
まったくその通りだ。
素直な感情表現が苦手で、大ちゃんに好きって言えなくて…。
「でも、好きって言ったら、世界が変わった。
いのちゃん、弾いてよ」
大ちゃんは、俺の白い手を優しく握った。
「そ、み ふぁ そ、み ふぁ そ、そ ら し ど れ み ふぁ…」
「ミ、ド レ ミ、ミ ファ ソ ラ ソ ファ ソ、ド シ ド…」
大ちゃんの後ろに座って、一緒に『カノン』を弾いていた。
優しい旋律と、大ちゃんの髪の匂いが心を溶かす。
やっぱり、実感した。
心から、好きなんだ。
ピアノも、大ちゃんも。
だから、カノンにのせて、伝えます。
「だいちゃん、あいしてる」
‐fin‐
235
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 01:57:25 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
ありやま様。いかがでしたでしょうか?
短いですねぇ...しかも、甘系です(笑)
なんとなく、優しい作品にしたかったので、
こんなぱっとしない感じになっちゃいました。。。
どうか、またリクエストをお待ちしています。。。
236
:
ありやま
:2013/03/03(日) 18:22:02 ID:PDptul6.
すごく、よかったですっ!!
見てて、ほのぼのしました笑
やまありの裏をお願いしたいです!!
すぐで、すいません!!
237
:
智:★
:2013/03/03(日) 20:14:58 ID:yNZhV4rk
こんばんは!読みました〜!
もう『追憶』はもう切なくて…(泣)
よかったらリクエストさせて下さい!
薮光コンビでメンバーも間に入れないくらい大喧嘩してしまう話が読みたいです。
238
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 21:50:05 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
ありがとうございます!!
喜んでくださって嬉しいです。
リクエスト、了解しました♪
謝ることはないですよ!
239
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/03(日) 21:53:22 ID:Rgg/Y6Xo
智:★様
こんばんは、
読んで下さり、ありがとうございます!
リクエスト、了解しました!
ただ、もらった順なので
2番目になってしまいますが、よろしくお願いします!
240
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/04(月) 00:07:19 ID:Rgg/Y6Xo
続いて、ありやま様のリクエストにお応えして。
山田×有岡
「俺がキレイにしてあげる」
241
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/04(月) 07:49:56 ID:Rgg/Y6Xo
「じゃーな、山田。先帰ってるから」
「おー、また家でな」
涼介と大貴が同居していることは、JUMPメンバーも公認のこと。
242
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/03/04(月) 19:34:19 ID:dfIzAQEw
しばらくコメしてなくて本当にすみませんでした…(ρ_;)
やっぱりはるこ。さんの小説は面白いです!!!私の目はやはり正常でございましたよ!!!(`∇´ゞ
次はありやまですね!タイトル名がもう…///鼻血ぶー状態になりそうです(笑)
これからも頑張ってください♪
あっリクしてもよろしいですか??
薮くん×裕翔くんで、玩具も使った激裏←(きもっ)お願いします!!!
リクが終わったらでいいですよ!いつでも待ってます(^_^)v
243
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/04(月) 22:41:15 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
いえいえ、大丈夫ですよ♪
でも、私が上手いなんて、あり得ないですよ(笑)
はい、頑張りますね!
リクエストOKですが、受けた順なので3番目になっております。
待っててくれて、ありがとうございます!
244
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/04(月) 22:51:28 ID:Rgg/Y6Xo
こんばんぬ、はるこ。です。
実は今日、「閃光スクランブル」と、「ピンクとグレー(漫画版)」買っちゃいました!!
ミーハーだと思いつつも…w
あんまり詳しく話してしまうとネタバレになっちゃいますが、少し紹介を。
不倫してる女性アイドルと、そのパパラッチの話です。
基本的には、お互いの目線で話が進んでいきます。
イメージとしては、全体的に淡い青やアサギ色の印象でした。
シゲのネガティブな部分が表れてるのかな、と最初は錯覚したけど、
誰にでもある、不安・苦しみを美しく描き出していると思います。
…と、あまり偉そうに書くと、NEWS嬢さん達に怒られそうなので、
ここらで止めておきます(笑)
この作品、ぜひ読んでみては?
245
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/04(月) 22:55:41 ID:Rgg/Y6Xo
いつもなら、二人で手を繋いで帰るところだけど、
今日は、涼介がバンドメンバーとの打ち合わせがあるから、
大貴は独りで帰ることになった。
このことを、二人が後悔するのはもう少しあとのこと……。
246
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/04(月) 23:25:02 ID:Rgg/Y6Xo
「ふん、ふん、ふーん♪」
涼介は鼻歌を歌いながら家路を歩いていた。
今日は既に大貴との夜が予定されているからだ。
「…あれ?」
涼介は、二人の暮らすアパートの一室を見て、首をかしげた。
大貴を先に帰したはずなのに、電気がついていない。
合鍵を使って室内に入った。
部屋中を探しても、その姿はなかった。
涼介は、まさか、と思いたち、血の気が引くような感覚になった。
まさか…事故なんてこと…。
247
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/04(月) 23:33:59 ID:Rgg/Y6Xo
涼介は、震災時用の懐中電灯を握り、
杞憂であってくれ、と願いながら家の周りを見て回った。
こっちにはいない。こっちにも…。
警察に通報した方がいいんじゃないか…、と思い始めた時。
目の端に、何かが映った。
何か、とは。
人の手のような物だった。
涼介は、一瞬感じた悪寒を振り払って、それを照らした。
「っ!!」
そこにいたのは。
普段見慣れた、愛しい彼、大貴。
うつ伏せになっていた彼は、殆ど衣服を纏っておらず、
顔は苦痛に歪んでいた。
「大ちゃん!!」
涼介が何度呼び掛けても、揺すっても、反応がない。
248
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/04(月) 23:50:59 ID:Rgg/Y6Xo
辺りには、精液と思われる液体が飛び散っている。
この状況を見れば、大体何があったかは予測がつくが、
余裕の無かった涼介にはそれができなかった。
涼介は、自分の着ていたロングコートを大貴にかけて、彼をおぶった。
「やまだ…やまだぁ…」
彼は、譫言を言っていた。
涼介は、譫言と分かっていても、胸が締め付けられる思いだった。
249
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 00:00:36 ID:Rgg/Y6Xo
大貴をゆっくりベッドにおろした涼介は、
ぬるま湯に浸したタオルで、彼の全身を拭っていた。
泥ハネ、掠り傷、精液等…彼の身体中に、痛めつけられた痕が残っている。
頬の傷に触れると、大貴はびくっ、と身を震わせた。
「大ちゃん?気付いた?」
涼介が、ゆっくり目を開く大貴に話し掛ける。
大貴の大きな瞳が涼介を捕らえると、
一気に潤んでいった。
「ん…」
涼介は、ただ無言で大貴を抱き締めた。
何を言ったらいいか、分からなかったし、
何を言っても、届かない気がしたからだ。
「やまだぁ…」
250
:
no name
:2013/03/05(火) 00:10:00 ID:Rgg/Y6Xo
弱々しく涼介を呼ぶその声は、震えていた。
大貴の涙が、涼介のグレーのパーカーを
濃い色に染めていく。
「俺、おれっ、」
何かを話そうとするものの、呼吸の整わない大貴。
涼介は、ゆっくりとその背を叩きながら、顔を見た。
「山田っ、俺、れ...レイプ、された...」
それを言った直後、大貴は大声をあげて、
うわあぁぁ、と泣き喚いた。
「ごめん…山田、ごめん…」
謝罪の言葉ばかり述べる唇を、涼介は自らの唇で封じた。
251
:
no name
:2013/03/05(火) 00:19:08 ID:Rgg/Y6Xo
「謝らないで。大ちゃんは悪くない」
「でも…んっ」
もう一度、今度はさっきより深いキス。
大貴は、先程まで寝かされていたベッドに押し倒された。
「はぁっ…山田、駄目ぇ……」
大貴は、呼吸を整えながら、涼介の腕を掴んだ。
涼介は、意外と強い力に顔をしかめる。
「どうして、駄目なんだよ」
腕を振り払って、大貴の肩を掴む。
「だって、汚いから…汚れたから……。
俺は山田に抱いてもらう資格なんてないんだ…!!」
252
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 00:32:29 ID:Rgg/Y6Xo
「大ちゃん…」
涼介は、大貴の背中に腕を回した。
「大丈夫。
俺がキレイにしてあげるよ...」
涼介は、傷のひとつひとつに、キスを落としていった。
大貴には、その度に小さな痛みが走るのだけど、
涼介の唇が、苦しい思い出を浄化してくれる気がした。
大貴の肩から腰にかけてを、涼介の手がゆっくりと撫でた。
その感触に、さっきの感覚がフラッシュバックする。
途端に、大貴の体は震え出して、涼介にしがみついた。
「大丈夫、俺だ」
それに気付いた涼介は、優しく耳元で語りかけた。
大貴が涼介を抱く力は、弱くなる。
涼介は、額に優しくキスを落として、
彼の下半身に手を伸ばした。
253
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 01:11:20 ID:Rgg/Y6Xo
涼介が、大貴の自身を上下させると、
もっと、と言わんばかりに先走りが溢れた。
涼介は扱き上げるたびに、膨らみを増す大貴が愛しくて仕方なかった。
絶頂に達し、涼介の手に零れた白濁液を指に絡めて、
大貴のナカに侵入させた。
「んっ…」
若干、表情を歪めた大貴にキスを与えながら、
指をかき回していく。
「射れていいか...?」
涼介が問うと、涙を溜めた瞳の大貴が
「痛くしないで」と答えた。
254
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 01:22:44 ID:Rgg/Y6Xo
涼介の熱いモノが、大貴の入り口に触れる。
「んっ…!!」
指より大きくて、熱を帯びた自身が大貴に埋まっていく。
「動くぞ…っ」
涼介は、少しずつ腰を揺さぶった。
一瞬の痛みに耐えれば、とめどない快感が襲いかかる。
「んっ、ぁっ、ゃんっ」
「だい、ちゃぁ…も、無理ぃ…」
涼介の与える刺激と大貴の声の恥じらいに、
互いに欲望が膨れ上がっていく。
「やまだぁ…イきそぉ…っ」
「一緒に…イこ…?」
大貴は頷く代わりに、涼介に抱きついた。
最後の一突きで、二人はほぼ同時に果てた。
大貴は、気を失ってしまっていた。
255
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 01:27:58 ID:Rgg/Y6Xo
涼介は、大貴の汗ばんだ前髪に、手櫛を通した。
大貴が、微笑むような表情をしているのを見て、
涼介も、笑顔になった。
そして。
大貴を、笑顔でイかせられるのなんて、
俺だけだから。
なんてね☆
-fin-
256
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 01:37:33 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
ありやま様、いかがでしたか?
えーと…裏が下手なのは相変わらずですね(^^;)
それから、初めての作風なんですよ。
第3者サイドで書いたら、文ばっかりになっちゃった…。
私のことが嫌いでも、JUMPのことは嫌いにならないでくだs((殴
257
:
智:★
:2013/03/05(火) 02:14:32 ID:yNZhV4rk
こんばんは!
やまちゃんキザですねぇ(^w^)でもそんなやまちゃん好きです!
あのリクエストした薮光のケンカ話のやつなんですけど、もし大丈夫ならリクエスト内容追加させて下さい!
出来れば、ジャンプメンバーはケンカを止めずにアワアワしてたり様子をみたりって感じにしてして頂けたら嬉しいなって思ってます。
もし止めキャラが出てくるならジャンプ以外の人にお願いします…。
いや無理なら無理はしないで下さいね8(◎o◎)8
258
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 07:57:54 ID:Rgg/Y6Xo
智:★さま
はい、ちょっとカッコいい台詞を言わせたかったので(笑)
追加の件、了解しました。
私、JUMP以外は良く知らないので、
止め役はいなくなってしまうので、
ご了承ください。。。
259
:
ありやま
:2013/03/05(火) 18:12:37 ID:PDptul6.
ありがとうございましたっ!すっごくよかったです!!
はるこさんて、3Pとか書けますか??
260
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 19:05:07 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
3Pかぁ…書いたこと、ありませんね。。。
どんな感じでしょうか?
261
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 19:11:50 ID:Rgg/Y6Xo
続きまして、智:★様のリクエストです。
薮×光
「愛ing?」
262
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 19:30:22 ID:Rgg/Y6Xo
今日は、ヤンヤンJUMPの収録、なのですが。
「…」
「…」
楽屋の中の空気が重い…。
原因は簡単、俺と光が喧嘩したから。
それの原因も明確で、
俺がエンゲージリングがわりのシルバーリングを失くしたから。
…結局、全部俺が悪いんだよね、うん。
光は、そのリングを触りながら、うつむいていた。
263
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 20:10:08 ID:Rgg/Y6Xo
謝らなきゃいけない、って思いつつも、
そんなに上手くはいかない。
昔は恥ずかしいながらも言えていた『愛してる』も、
関係が10年を超えると、言えなくなってしまう。
勿論、光のことは今でも愛してるよ?
けど…。
言うのが照れ臭くて、恥ずかしくて。
そのうち、『愛してる』って先に言ったら負けのような気がして。
「薮、早く」
「ん」
ぶっきらぼうに光が言って、
俺も投げやりに答えていた。
264
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 20:51:29 ID:Rgg/Y6Xo
翌日。雑誌の撮影です。
「薮ちゃん、まだ仲直りしてねーの?」
離れたところに座る俺と光を見て、山田が聞いた。
「うん…」
光は、相変わらずリングに触れて、寂しそうな顔をしていた。
流石に、悪いコトしたな…とは、思ってるけど、
リングが見つからないんだよね…。
265
:
たかふみ
:2013/03/05(火) 21:53:39 ID:mtvmxTE.
はるこ。さん
わー!!ありやま…ちびコンビ。
なんなんでしょうか、あの二人の破壊力は。
そして、やぶひか!昨日のQ様でお兄ちゃんが「藪、字きたなっ!」って言っていたのを一瞬にして消えた(笑)
お兄ちゃんの発言で喧嘩したなんて言いませんよ。
本当にはるこ。さんの小説素晴らしすぎます!
266
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 22:08:28 ID:Rgg/Y6Xo
既に、喧嘩してから10日。
…こんなに(仕事以外で)光と話さなかったの、
これまでで初めてかもしれない。
仕事の帰り、一人で家に帰るのも哀しくて、
毎日、コンビニで何時間も潰していた。
今日も、週刊誌や弁当と、
雨が降って来たのを見てビニール傘を買って家路につく。
帰り道、見慣れた背中を見つけて、傘を上にかざした。
「!!」
驚き顔で振り向いたのは、案の定光だった。
「ん」
話すとぎこちなくなるのを分かっていたから、
それだけ言って、傘を突き出した。
267
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 22:31:03 ID:Rgg/Y6Xo
たかふみ様
ちびコンビって言うと、二人に怒られますよ(笑)
破壊ですか…、破壊してますか?
やぶひかの話は、喧嘩のネタで悩んだんですよ。
素晴らしいなんて、とんでもない!
でも、喜んでもらえたなら嬉しいです♪
268
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 22:45:55 ID:Rgg/Y6Xo
「待って」
「んっ」
受け取ろうとしない光に、無理矢理傘を握らせて、
その場を走り去った。
家に着き、びしょびしょの髪を、タオルで乱暴に拭く。
脳に焼き付いて離れなかったのは、光の顔。
彼の瞳を寂しげな色に染めているのは、確実に俺だ。
そう思うと尚更、もっとちゃんと話しておけば、と思ってしまうんだ。
ピンポーン
玄関のチャイムがなる。
画面に映し出されたのは、
紛れもない、光だった。。。
269
:
たかふみ
:2013/03/05(火) 22:50:18 ID:mtvmxTE.
はるこ。さん
わわ!私なんかに様つけないでください。
やぶひかって喧嘩するイメージないんですよね〜。
してそうなの、けーとと山ちゃんな感じが…。
ちびコンビ怒られますかね?(笑)
270
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 22:58:06 ID:Rgg/Y6Xo
たかふみさん
じゃあ、「さん」に変えますね!
やぶひかは、いい感じの一定の距離感がありそうですよね。
私は、喧嘩といえば山ちゃんと龍太郎ですね。
兄弟喧嘩みたいな、くだらない喧嘩って感じで(笑)
二人とも、身長気にしてるみたいなので(笑)
怒られそうです(笑)
271
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 23:07:13 ID:Rgg/Y6Xo
「傘、返す」
ビニール傘を俺に押し付ける光。
ブロンズのような髪は、雨にあたったらしく艶やかだった。
「あがれよ、風邪引くぞ」
肩に掛けてあったタオルを光の頭に被せて、部屋に入れた。
何で、俺はこんなに不器用なんだろう。。。
「悪かったよ」
光の髪を拭きながら、言った。
「悪かった、リング失くしたこと」
「もう怒ってないよ」
意外にも、光はそう言っていた。
「薮が忘れっぽいのは知ってたし、
失くすのも、なんとなく分かってたし」
272
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 23:39:15 ID:Rgg/Y6Xo
酷いことをサラっと言ったあと、でも、と付け加えた。
「試したかった、本当は。
俺のこと、愛してくれてるか、不安だったから…」
それから、ポケットに手を突っ込んで、何かを出した。
左手の上のリングの内側には、「Kota.Y」と刻んであった。
「これ…光が見つけてくれたの?」
光は、ううん、と言いながら、首を横に振った。
「俺が隠した。ごめんなさい…」
急に抱きついた光に戸惑いながら、俺も腕を回した。
しばらく、そうやって抱擁しあったあと、
光は、俺の左手薬指にリングをはめた。
それから、光は耳元で、こう囁いた。
「ねぇ、愛してる?」
「勿論」
その返答には、頬を膨らせた。
違うでしょ、と言いたげな顔で見つめられて、
俺は言った。
「愛してるよ、光」
-fin-
273
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/05(火) 23:45:28 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
智:★様、いかがでしたか?
大喧嘩かどうかは、若干違う気がしますし(^^;)
微妙な終わりですし…。
ご期待に添えなかったら、申し訳ありません!!
最後にもう一度。
はるこ。のことが嫌いでも、JUMPを嫌いになr((殴
274
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 00:09:51 ID:Rgg/Y6Xo
続いて、氷雪さまからのリクエスト。
薮×裕翔
「薮くんは要注意人物!?」
275
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 00:16:55 ID:Rgg/Y6Xo
「山ちゃーん」
裕翔が、山田に張り付いて、何かをお願いしている。
その何かとは。
「今日、親が弟連れてスキー行ってるんだ。
なんかご飯作りに来てよぉ」
裕翔がせびるも、山田は、
「今日は大ちゃんとの約束があるから」
と、振り払われていた。
それを聞いて、この俺が動かない筈がない。
ちょうど、光がドラマの最中で
俺も溜まってるし…。
俺は、零れそうな笑みを押さえて、裕翔に声をかけた。
「今日、家来るー?」
276
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 00:24:42 ID:Rgg/Y6Xo
「お邪魔しまーす…」
裕翔は、ゆっくりと足を踏み入れた。
そういえば、裕翔が俺ん家入るの、初めてだっけ。
その後、俺はパスタを振る舞った。
そんなに出来は良くなかったけど、
裕翔はニコニコしながら平らげてくれたんだ。
「ふーっ、お腹一杯」
無防備に腕を広げた裕翔。
「えー、俺もっと食いたい」
「薮くんって、結構食うんだね」
何も知らずにまだにこやかな裕翔の上に乗っかった。
「裕翔、お前を喰っちゃおう」
その瞬間、裕翔の笑顔が凍りついた。
277
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 00:30:56 ID:Rgg/Y6Xo
俺は、手早く裕翔の衣服を剥ぎ取り、
腕は手錠で拘束した。
それから、一つの箱を持ってくる。
「…何、それ」
怯えるような瞳で、裕翔が聞く。
「これ?オモチャ箱」
『大人の』ね__。
俺は、まだ反応を見せていない裕翔の自身の根元を、
紐でくくりつけた。
「さぁ、楽しい夜の始まりだよ……」
278
:
no name
:2013/03/06(水) 00:41:20 ID:Rgg/Y6Xo
「何するの…」
不安げに聞く裕翔の口にキスをする。
甘く、激しく、艶やかに。
「っふ、ぁん……ぁ」
キスひとつで官能的な声をだす裕翔。
その声が、俺に今夜の満足を予測させた。
そして、オモチャ箱から、バイブを取り出す。
俺の唇の離れた口で湿らせてから、
裕翔の秘部にあてた。
「んっ、やだぁ…」
手が使えない為に、裕翔は身を捩らせて抵抗する。
279
:
no name
:2013/03/06(水) 00:55:31 ID:Rgg/Y6Xo
それも空しく、バイブは裕翔に埋もれていく。
「んっ、あぁ…っ」
全部埋まったところで、スイッチをオンに切り替えた。
裕翔のナカで、機械が裕翔を犯し始める。
「っぁ、ぅん、んっ…や、だぁ……」
声を漏らしながら、俺に抵抗する。
それがまた可愛いから、もう一つ、細いバイブを埋めた。
「やぁっ、まだ、いれぅの…んっ」
「もっと可愛く鳴いて…」
もう一つもスイッチを入れる。
さっき以上の刺激に、裕翔はすぐに腰を浮かした。
「ぁっ、イっちゃう、らめぇ…っ
んぁっ…!!」
が、白い液は溢れなかった。
「んっ、これ…」
快感を逃がせず、もどかしげな顔をする。
「空イキだよ。気持ちいいでしょ?」
「や、らぁ…空イキ、きらぃ…」
280
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 01:06:06 ID:Rgg/Y6Xo
呂律の回らなくなってきた裕翔。
けど、まだ続行!!
「んっ、ぁっ、や、らぁ…っ」
またもや一人で腰を振りだす。
高く上げた裕翔の腰が踊る。
何度も俺の前で空イキを繰り返していた。
「やぶ、くぅ…も、むりぃ……」
うん、裕翔の可愛いイキ顔も充分見られたし。
「いいよ、射れたげる…」
「ぇ…」
「『え』って…終わるとでも思った?
」
裕翔は、素直に涙目で頷く。
俺は裕翔に向かって、優しく微笑んだ。
でもきっと、今の裕翔には悪魔の笑みに見えただろう。
「俺も、気持ちよくさせてくれよ…」
281
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 01:18:17 ID:Rgg/Y6Xo
俺も、欲望を剥き出しにさせ、裕翔に言った
「裕翔…気持ちよくして…」
恐る恐る口に運ぶ裕翔。
俺は、そんな彼の後頭部を掴んで、押し付けた。
「っん!!ふぐぅっ、んっ」
裕翔の苦しそうな顔がまたそそる…。
俺はそのまま、腰を踊らせた。
「んぐぅっ、ふがっ、ぐふっ」
裕翔の目の端から、涙が落ちた。
裕翔は分かってないな。
その顔が余計、裕翔を苛めたくなるんだよ…。
「んっ、ゆぅとぉ…っ」
必死で俺の自身をくわえている裕翔の口内をかき混ぜる。
俺は、自身を口から抜いて、
下の口に刺さっているバイブを勢いよく抜いた。
そして。
「んっ!!はぁっ、やぶ、くぅん…!!」
裕翔のアナに俺の自身を埋めた。
282
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 01:29:46 ID:Rgg/Y6Xo
「はぁ…やぶくんの…あつくて、
おぉきぃよ…」
締め付ける裕翔だが、無視してねじこませていく。
「あっ、うぅっ…」
全て埋まったことを裕翔に伝え、
もう一度、腰振りの再開。
「あっ、らめっ、んっ…」
過度に反応するポイントを発見して、
激しく腰を打ち付けていく。
「ん、あ、あぁぁっ!!」
イったかな。
けど、俺は容赦なく踊り続ける。
「空イキ…やらょぉ…」
裕翔が涙目で訴える。
ここでイかせたら、いい反応が見られる!!と思って、
俺は紐をほどいた。
「…しょーがないなぁ」
「んっ、あああぁぁぁぁっっっ!!!」
裕翔は、開放された途端に、半端じゃない量の白濁液を噴き上げた。
283
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 01:35:21 ID:Rgg/Y6Xo
そして、イったばかりの震える体に、
ラストスパートの追い打ちをかける。
「あっ、んっ、ぅあっ、ぁっ…」
あ、駄目、俺も限界…!!
最後のひと突き、ギリギリまで抜いた自身で、
一気にポイントを突いた。
俺は、裕翔のナカに液を放った。
裕翔は俺の腕の中で、気を失っていた…。
284
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 01:40:12 ID:Rgg/Y6Xo
翌朝。
「いったぁい…」
裕翔は起きると同時に声を上げた。
腰を擦りながら、俺を少し睨み付けていた。
「ごめんな、激しくしすぎた」
「本当だよ。…でも」
裕翔は、耳許で、『気持ちよかったよ』と囁いた。
よし、次のターゲット決定。
次は…君かもよ★
-fin-
285
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 01:48:15 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
氷雪さま、いかがでしたか?
裏の下手くそさにビックリですね…(失笑)
最後をどうしていいか、分からなくなっちゃったんですよ…。
どうしようもない作品で、すみません!
またリクエストしてくださいね!
286
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 01:49:59 ID:Rgg/Y6Xo
こんどこそ、初の7メインで!
山田×森本
「願い」
287
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 01:56:45 ID:Rgg/Y6Xo
♪1、2、3、4、 1、2、3、4、 ...
「はい、今日はここまで!」
近所のダンススクールに通いはじめて、早4年。
「森本!!あんた、一人だけ遅れてたよ!」
「はいっ」
俺と、同じグループの人とでは、実力に大きな差があった。
辞めちゃおうかな…。
なんて、思い始めていた。
カラカラカラ…という音が、遠くから近付いてくる。
その音は、俺らのレッスンルームの前で止まった。
「姉ちゃん!!忘れ物だよっ」
大声で叫んでいたのは、車椅子に乗った青年だった。
288
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 02:02:50 ID:Rgg/Y6Xo
髪は綺麗なブラウン、
瞳はくりっと大きくて、
真っ白で透き通るような肌だった。
「あぁ…ありがとう」
彼が姉ちゃん、と読んだ、俺らのダンス講師が、その青年のもとに向かう。
「ううん、へーき」
眩しく彼が笑う。
彼が渡したのは、なにかの書類だったようだ。
「じゃ」
彼はそう言い残して、なれた手つきで車椅子を操って、帰っていった。
キレーな人。
それが、彼の第一印象だった。
289
:
no name
:2013/03/06(水) 02:08:40 ID:Rgg/Y6Xo
それから、彼は頻繁にダンススクールにやってきていた。
俺も、彼に会うためにダンススクールに通い続けていた。
そんな、ある日。
「はい、お疲れ。今日は終わりね」
この日は、講師にやけに元気が無かった。
いつもなら、こっぴどく怒られるのに、それが無いのは助かったが。
そして、講師が帰っていったあと、鏡の前で俺一人で練習していると、
どこからか、視線を感じた。
鏡越しに、入り口に人影が見えた。
俺は驚いて振り返った。
何故なら。
いつものあの青年が、自分の足で立っていたからだ。
290
:
no name
:2013/03/06(水) 02:16:09 ID:Rgg/Y6Xo
「あの、足は…」
言ってから気が付く。
これって、失礼じゃないか。
けど、彼は優しく微笑んで、「もう平気」と言った。
「ところで、君の名前は?」
「森本 龍太郎です。そっちは?」
「やまちゃん」
あの講師の名前は「山田」だから、
彼は、弟で間違い無さそうだ。
ただ、彼は正式な名前を言わなかった。
その事を聞くと、忘れた、と言っていた。
…まさか、自分の名前を忘れる人がいるんだろうか。
でも、もしかしたら言いたくないのかも、と思って
それ以上触れなかった。
291
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 02:23:11 ID:Rgg/Y6Xo
「ねぇ、一緒に踊ってもいい?」
彼が、笑って言った。
「はい」
眩しく、直視できないんだ。
「タメ語でいいよ」
「はい、あっ、うんっ!」
間違いに顔を火照らせつつ、鏡の前に彼と並んだ。
「ワン、トゥー、スリー、フォーっ」
今日習ったダンスをさらっていく。
俺の隣で山ちゃんも、力一杯踊っていた。
「楽しいっ」
踊り終えて、彼は直後にそう言った。
『楽しい』か…。
最初は感じてたものの、
技術が要求されるようになるうち、忘れていった感情。
292
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 02:34:37 ID:Rgg/Y6Xo
そうだよ、ダンスは楽しいんだ…。
そのことに気付けた次のレッスンでは、一緒のグループの光くんに
「龍太郎の表情がよかった」
と、誉めてもらえた。
その日も居残って、練習をしていると、
山ちゃんがやってきて、二人で踊っていた。
ただ、不思議なのは、山ちゃんはいつも、講師が帰った後に現れること。
姉弟なら、顔くらい合わせればいいのに…。
また、その次のレッスンでは。
「最近、龍太郎上手くなったな。
何か、やってる?」
講師から、そう誉められて、
居残って山ちゃんと練習していることを話した。
「えっ!?」
講師は怪訝そうな表情をする。
この姉弟は仲が悪いんだろうか、と一瞬思ったが、違った。
告げられたのは。
「あの子は、もうこの世にもういないんだ」
293
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 02:41:48 ID:Rgg/Y6Xo
「どういうこと、ですか」
「3週間前、弟はトラックに車椅子ごと跳ねられたんだ。
助からなかったんだ…。
なのに…どうして!?」
その日も、教室に居残っていた。
今日は、講師と二人で。
「龍太郎っ!」
彼が現れる。
「山ちゃん、来ました」
「え?どこ?」
講師は辺りをキョロキョロした。
けど、目の前に山ちゃんはいる。
山ちゃん悲しそうに笑って言った。
「龍太郎にしか、見えないんだ」
「どうして?」
「俺は…思い残したことがあったから、ここに留まっているから…」
294
:
no name
:2013/03/06(水) 02:53:02 ID:Rgg/Y6Xo
「思い残したこと…?」
「うん」
彼は、こくりと頷いた。
「龍太郎」
白い手が、俺の手を包む。
温度ものない手だった。
「一目君を見たとき、恋に落ちたんだ。
厳しく叱られても、凛としている様子に惹かれたんだ。
好きだ、龍太郎」
そんな…同じ気持ち、だったんだね…。
「俺も、俺も山ちゃんが好きだよ…。
明るく笑ってた山ちゃんが、好きなんだ…!」
「龍太郎…っ」
目を合わせて互いに微笑む。
どちらともなく唇が近付き、触れあった。
「龍太郎…俺、もう、消えなきゃ」
握っていた手は、既に透き通っている。
「願いが叶ったから…もう、思い残すことはないからね…
成仏できそうだよ…」
「嫌だ!逝かないで!!」
分かってる。こんなの、ワガママだ。
でも…折角、両想いになれたのに…。
「龍太郎、ありがとう!!
一緒に踊れて、楽しかったよ!!」
295
:
ありやま
:2013/03/06(水) 19:09:31 ID:PDptul6.
う〜ん。。。
いのちゃんと山田君が攻めで、大ちゃんの受けがいいんですけど・・・
できなかったら、大丈夫ですっ!
296
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 19:45:33 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
OKです!
ですが、出来たら詳しく教えて頂けると有難いです。
どういう経緯で、とか
入れて欲しい台詞やシーンなど…。
面倒だったら結構です。
宜しくお願いします!
297
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 20:03:21 ID:Rgg/Y6Xo
山ちゃんの姿が消えて、
何かがカチャン、と音をたてて床に落ちた。
恐る恐る拾い上げたそれは、
星のモチーフのペンダントだった。
口の中に塩味が広がって、泣いていることに気が付いた。
講師は、俺の性格を知ってか、見て見ぬフリをしていた。
「龍太郎くん…あの子、何か、言ってた?」
背後から講師に話しかけられる。
俺は涙ながら、山ちゃんの最後の一言を告げた。
「そう…願いが叶ったのね……」
「『願い』…ですか」
何を願っていたんだろうか…。
そんな思いで聞いた。
「あの子は、生まれつき足が不自由だったの。
一人で歩くことも、立つことも…
ダンスなんて、できない子だったの」
298
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 20:30:54 ID:Rgg/Y6Xo
講師は目を潤ませ始めた。
「あの子とって、踊ることは夢だったの。
だから…ありがとう、龍太郎」
「…っ」
涙は、止まることを知らず、零れ続けた。
山ちゃん…好きだよ…。
ダンスが楽しいことに気付かせてくれた、山ちゃん。
一緒に練習して笑いあったこと、
握ってくれた手の感触、
最初で最後の優しいキス、
きっと、忘れないから…!!
299
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 20:47:57 ID:Rgg/Y6Xo
一年後。
「あー、きんちょーしてきたー…」
ダンスコンクールの控え室で、知念くんが震えていた。
「龍太郎、緊張しないの…?」
「する、っちゃするけど。
でも、楽しみが大きいかな」
笑って見せると、光くんは「負けてらんねー」って言った。
胸元で、星が輝く。
それは、お守りがわりの山ちゃんの形見のペンダント。
山ちゃん、見てて。
お前の分まで、夢を叶えてやるからな!!
-fin-
300
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 20:49:43 ID:Rgg/Y6Xo
来たああああぁぁぁ((殴
300だあぁっ!!
読者の皆さん、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いしますっ♪
301
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 20:53:56 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
300のレスで叫んだ←ので、一つ飛んでしまいました(笑)
そして、終わらせ方無理矢理ですいませんm(_ _)m
山ちゃんは成仏できない亡霊だったんです。
よくよく考えると、ちょっと怖い話でした。。。
302
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 21:38:14 ID:Rgg/Y6Xo
続きまして。
知念×薮 & 山田×知念
「僕は俺に恋をした。」
303
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 21:54:43 ID:Rgg/Y6Xo
高校2年の秋。
「へぇ。涼介、音大行くの?凄ぉ」
「凄くねぇよ、別に。
知念だって、国立大だろ?凄ぇじゃん」
涼介は焼きそばパン、僕はメロンパンをかじりながら、
来週提出の進路調査のプリントを見せあっていた。
「家系の問題だよ、俺は」
涼介は、両親ともオーケストラの団員だ。
きっと、幼い頃から音楽に囲まれて育って来たんだろうな…。
「知念の方が、ずっと頭いいし」
僕は、涼介が持っているイチゴオレを取り上げて、飲んだ。
「そんなの、僕はずっと前から知ってる」
もう一口、ストローを吸うとずずっと鳴って、空になったのを知らせた。
「俺の分も残しとけよ」
「いでっ」
額に、鈍い痛み。
涼介が、イチゴオレの紙パックで僕を軽くぶったから。
「馬鹿んなったら、涼介のせいにしてやるっ」
ちょっと眉間にシワを寄せて言うと、
涼介は「はいはい」って言って笑った。
304
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 22:00:01 ID:Rgg/Y6Xo
ふと、睡魔__とは少し違う、けどそうとしか言えない眠気__に襲われ、
瞼が重くなる。
「りょーすけ、ねむぃ…」
なんとかそう言って、涼介の肩にもたれかかった。
「うん、少し寝な」
優しくそう言う声を聞く頃には、
僕は暗い世界に堕ちていた。
305
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/03/06(水) 22:01:14 ID:dfIzAQEw
>>285
返信遅れてすみません…;;
リク本当にありがとうございました♪
ヤバいです…はるこ。様…
ものすごぉおおおおおおおおおおおおく面白かったです…!!!(°□°///)
変態にしか聞こえないと思うのですが、大興奮鼻血ブー状態でした!!///
私の大好きな要素が全部入ってて、こんな小説が読みたかったって言うのがそのまま小説されたようですごく嬉しかったです(≧∇≦)
紐でくくりつけたところがもう鼻血がブって…///
またリクエストさせてくださいね!
本当にありがとうございました&これからも頑張ってください♪
306
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 22:20:36 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
コメントありがとうございます!!
喜んでもらえて、嬉しいです♪
でも、そんなに鼻血出しちゃ駄目ですよっ(焦)
はい、喜んで!
これからも宜しくお願いします!
307
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 22:33:07 ID:Rgg/Y6Xo
「っん…」
目が覚める。
僕は、自分の机に突っ伏していた。
「りょーすけ…」
自分の隣に座る涼介に話しかける。
涼介の手は、僕の髪に触れていた。
「知念か?」
「うん…僕、どうなってた?」
「宏太さんが出てきてた。丸々2時間」
「ん…」
まだ、うまく動かない脳ミソをなんとか解した。
僕は、一昨年…中学の終わり頃、
自分の中に、自分でない別の人格が生まれた。
いわゆる、『二重人格』。
その、第二の人格が『宏太』だ。
原因は、イジメと家庭崩壊によるストレスだと思われている。
「宏太さん、真面目な人でよかったな」
涼介の言う通り、ノートにはきちっと板書されていた。
でも、人格が入れ替わっている間の記憶がないのは、かなり不便だった。
308
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/06(水) 23:52:47 ID:Rgg/Y6Xo
「宏太さんも僕なのに、殆ど分からないんだ」
僕が宏太さんについて知ってるのって…
自称22歳とか、天然とか…そんなもん。
少なくとも、僕の一部なのに。
「まぁ…会えないもんな」
きっと、このことに関しては
会って話せる涼介の方が詳しい。
頷きながら言った涼介に、悔しくも同感だった。
「あ、交換日記みたいなの、してみろよ」
交換日記か…。
直接ではないけど、彼と会話できる方法の一つだし…。
その日の放課後、涼介に進められるままにノートを買って、
最初のページに僕からのメッセージを書き記した。
『こんにちは、コウタさん。
ぼくがこの体の主人格の知念侑李です。
これを見たら、返事を書いてください』
309
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 00:38:42 ID:Rgg/Y6Xo
「んっ…」
次に目を覚ましたのは、学校だった。
「知念だな?」
そう聞かれて、僕は頷いた。
涼介だけは、僕らを間違えたためしがなかった。
彼曰く、なんとなく、でも決定的に違う部分があるそう。
「そーいえば、日記に書き込んだ、って言ってたよ」
鞄を漁っていたら、昨日のノートを発見した。
「涼介、あった」
こっちを覗く涼介たちともに恐る恐る、
ノートを開いた。
310
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 08:01:00 ID:Rgg/Y6Xo
『こんにちは、侑李くん
オレのことは、なんてよんでもいいし
敬語もナシでいいからね!
またね。 宏太』
ちょっと癖っぽいけど、見慣れた字が並ぶ。
「やっぱ、優しい人じゃん」
山ちゃんが安心と優越が混じったような声で言った。
「うん!僕も返事書かなきゃ」
311
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 18:19:42 ID:Rgg/Y6Xo
*ストーリーには無関係です*
3DSの「とびだせ どうぶつの森」プレーヤーさん必見つ!!
夢の「ともだち村」(はるこ。の村)で
Hey!Say!JUMPのステージ衣装や
ドラマの関連のマイデザインが手に入ります。
「ふどうこうこうのせいふく」
「カトレアのせいふく」
「ひゃっかりょうらんのふく」
「あおスパンコールのふく」
今のところ、この4つです。
夢番地は「3200-0904-1116」です。
ぜひ、来てください!!
無駄レス、失礼しました。
312
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 18:26:25 ID:Rgg/Y6Xo
『返事 ありがとう
宏ちゃんって呼ぶね。
ボクが14才のときに宏ちゃんが出てきたけど
どうしてか分かる? 侑李』
僕は、人と話すのは苦手だけど、
こういう会話は楽しんでることに気付いた。
「知念、着替えいこうぜ」
「あ、うん」
僕は、涼介に声をかけられて、
3限の体育のために、更衣室に向かった。
313
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 19:45:52 ID:Rgg/Y6Xo
秋とは言え、まだ暑いこの季節。
僕は傷だらけの肌の上に長袖のジャージを羽織った。
「暑くねぇの? それ」
「暑いけど、でも…」
傷を晒すのは、嫌だもん。
心配されて、面倒なことになるのも避けたい。
「まぁ、いいけど。行くぞ」
チャイムが鳴る前に向かうために、僕は涼介と
グラウンドに走っていった。
314
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 20:01:47 ID:Rgg/Y6Xo
サッカーゴールの前で、構える。
僕はじゃんけんで負けて、キーパーになってしまった。
「知念、獲れっ!」
涼介の叫び声が聞こえて、
速度が上がったボールが飛んでくる。
僕はそれを受け止めた。ものの…。
やば...頭、フラフラする...。
「知念っ!!!」
視界が歪み、僕はその場に倒れこんでしまった。
「ちょ、しっかりしろっ」
涼介の声が聞こえて、体が浮く。
細目を開けると、涼介の顔が間近にあった。
僕は、そのまま意識を手放した。
315
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 20:19:11 ID:Rgg/Y6Xo
消毒液の匂いと、心地いい温度に目が覚める。
「っん…
りょ、すけ…」
額に触れる湿っぽい手は、涼介の手だった。
「気付いたな。
どっか痛いトコ、あるか?」
「ん、へーき」
言いながら、上体を起こした。
まだ少し目眩がして、こめかみを押さえた。
ここは…保健室かな?
青いカーテンで、ベッドの周りが囲われていた。
「教室、戻れるか?」
普段、真面目に授業さえ聞かない涼介が、
真面目くさって聞くのが少し可笑しくて、
「うん」って笑いながら言った。
316
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 21:44:07 ID:Rgg/Y6Xo
ベッドから立ち上がるとき、またフラついた僕の手を
涼介が握って支えてくれた。
「大丈夫かっ!?」
大丈夫、って答えようとすると、
腹部が鈍く痛んで、ぐぅぅ、と鳴った。
「腹、減ってんの?」
「…うん」
あまりの恥ずかしさに頬が熱くなる。
「昨日の昼から、なんも食べてないの…」
僕の意識の中では、だけど。
でも、身の回りで食べ物が減った様子はないから、
宏太さんも食べて無いんだろう。
「何で?」
涼介は、僕に向き合って 両手を握った。
「家、帰れなかったし、バイトもなかった…」
317
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 22:06:11 ID:Rgg/Y6Xo
僕の食事のほとんどは、バイト先のパン屋で貰う売れ残り。
昨日は家に帰るのが辛くて、一晩中公園にいたから、
水以外、何も口にしていなかった。
「涼介…今日、一緒に家に来て…」
返事を聞く前に、僕は例の眠気に引き込まれていた。
目を覚ますと、僕はバイト先のパン屋のスタッフルームにいた。
「あ、起きた」
「うん…」
眠気を振り払う為に目をこする。
僕に話しかけてきたのは、ここの息子の龍太郎だ。
「ねぇ、僕の仕事は…」
「シフトが終わってから寝てたから、平気だよ」
龍太郎はそう言ってから、思い出したように言った。
「店先で山田、って人、待ってるみたい…」
318
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 22:21:58 ID:Rgg/Y6Xo
慌ててエプロンを脱いで、ネクタイを締めた。
鞄を抱えて外に出ると、冷たい風が僕を撫でた。
「涼介っ!!」
壁に持たれかかってる彼を見つけて、名前を呼ぶ。
「寒いのに、待たせてごめん」
申し訳なくなって言うと、
「馬鹿は風邪 引かねーから、平気」
って、笑って言っていた。
「知念、帰ろ」
背中を見せて歩いていく涼介の後を、
ゆっくり着いていった。
319
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 22:46:31 ID:Rgg/Y6Xo
僕んちは母子家庭で、二人暮らし。
僕を虐待してたお父さんは、お母さんが刺した。
正当防衛が認められたものの、お母さんはそれ以来、
狂ってしまったんだ。。。
「知念、俺もついて行こうか?」
僕は、少し迷ってから、首を横に振った。
「ここで、待ってるから」
涼介に背中を押してもらったけど…
無理だった。
変わってしまったお母さんから逃げた僕は、
涼介に抱きついていた。
320
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 22:49:19 ID:Rgg/Y6Xo
長くなりそうな予感。。。
お付き合いくださいm(_ _)m
321
:
no name
:2013/03/07(木) 22:51:54 ID:Rgg/Y6Xo
「知念」
「言わないで」
涼介の声に、即座に答えた。
今喋ったら、泣いてるのがばれるから。
322
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 23:40:37 ID:Rgg/Y6Xo
涼介は、黙って僕を抱き締めてくれた。
「だいじょーぶ、だいじょーぶ…」
小さな声で、そう呟きながら。
「今日は、うちに泊まれば?」
涼介が、言った。
「えっ」
突然なんて迷惑だし、それに…、
って、言い訳を考えていると、涼介んちに着いていた。
その日、宏太さんが書いた日記を読んだ。
『オレも分からない。ごめん
ところで、家でのこと、悩んでたら言ってよ。
お前には オレがついてるから
宏太』
あ__やば、また泣いてる…。
守ってくれる人がいる心強さに、一日に二度も泣くなんて…。
なんか、僕らしくないな...。
323
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/07(木) 23:49:01 ID:Rgg/Y6Xo
僕は、正直に書いた。
過去のことも、全部、全部...。
これまで涼介しか知らなかったことまで書いた。
翌日、学校で目が覚めると、必ず書き込んであるんだ。
彼は、僕を全て受け止めて、守ってくれる、
涼介以外では唯一の存在だった。
そのノートを読むのは、毎日の楽しみだった。
文通みたいな…そんな気持ちかな。
でも、はまりすぎて、のめり込みすぎて。
僕は、好きになっていたんだ。
ノートでしか会話したことない、
そして、これからも決して会うことのない
『宏太』に......。
324
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 00:01:13 ID:Rgg/Y6Xo
「っ、馬っ鹿じゃねーの!?」
涼介に相談すると、珍しくキレられた。
…受け止めてくれると思ってたのに。
「違う人格でも、宏太さんはお前だぞ。
お前、おかしいよ...」
そんなの、分かってる。けど...
「...」
僕が下を向くと、涼介は短い溜め息をついた。
「俺、何にキレてんだろ…ごめん」
急な謝罪に答えが見つからず、「何で」と聞いてしまっていた。
涼介は、僕をじっと見つめた。
「な、何…」
綺麗な茶色の瞳が、瞼に隠れる。
僕も、つられて目を閉じると、
唇に不思議な感覚が走った。
「!?」
今の、き...キス......なのか...?
「そーゆーことだから、じゃ」
そーゆーこと、の意味を聞こうとしている時には
涼介の姿は見えなくなっていた。
325
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 01:18:35 ID:Rgg/Y6Xo
『宏ちゃん 今日、涼介にキスされたんだ
これまで親友だと思ってたのに
どうしていいか 分からないよ』
『知念のことは、本気で好きみたい
お前のしたいようにすればいい
オレは応援するからな』
返信を読んで、パタンとノートを閉じた。
「はぁ…」
<溜め息をつくと 幸せが逃げる>って言うけど、
僕は、一体いくつの幸せを逃してしまったんだろう。
そりゃ、涼介は大事な人だけど。
好きなのは、宏ちゃん。
でも、宏ちゃんは僕。
僕じゃないけど、この体を共有する、僕なんだ。
もー、意味分かんない。。。
鏡の奥には僕がいた。
僕は宏ちゃんで、宏ちゃんは僕で、
けど、どちらでもなくて。
僕は、悩んだ挙げ句、こう書いた。
『宏ちゃん
僕は宏ちゃんが好き って言ったら、どうする?』
326
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 01:26:50 ID:Rgg/Y6Xo
それが、精一杯だった。
本当は、どうする?なんて、聞くつもりなかったけど、
書くのが怖かったんだ。
僕は眠りに落ちた。
涙が零れていた、なんて誰にも言えない。
「んー…」
目が覚める。またもや、学校で。
けど、隣に涼介はいなかった。
欠席なのかな…。
ノートを取り出して、恐々開いた。
見るのは怖いけど、興味もあった。
それに、心のどこかで期待してたんだ。
僕は、甘かった__。
『それなら 交換日記をやめよう
オレに恋したって、
オレは嬉しいけれど
知念のためにならないから』
327
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 01:40:24 ID:Rgg/Y6Xo
きっと、この後の僕は相当 挙動不審だったろう。
泣きながら学校を出て、
無意識に涼介の家に向かっていたんだ。
ぴんぽーん
インターフォンを押して、しばらくして涼介は出てきた。
熱でもあるのか、頬は紅く、目は潤んでいる。
でも、そんなことお構い無しに、涼介に抱きついた
涼介は、少しよろけてから、僕をしっかりした腕で包んだ。
「全部、宏太さんから聞いた」
それだけ言って、僕の手を叩く手は、温かかった。
328
:
はるこ。
◆qLaWbQZdPc
:2013/03/08(金) 07:48:50 ID:Rgg/Y6Xo
涼介の熱めの体温が、Tシャツ越しに僕の頬に触れた。
ドキン、ドキン、っ脈打ってるのが聞こえる。
「だいじょーぶ…」
涼介は優しく言って、僕を抱き締め続けた。
小さい頃からずっと一緒だった涼介は、
僕の全て…僕より僕を知っていたから、
だから、彼にだけは全てを投げ出して、飛び込めるんだ。
例え、下心があったって。
キスだって…吃驚したけど、嫌じゃなかったんだ。
むしろ、暖かい涼介を思い出したくて、
僕は涼介にキスをねだっていた。
329
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 08:08:03 ID:Rgg/Y6Xo
↑↑すいません、トリップ間違えたっ↑↑
僕は、きっと逃げてるだけなんだ。
宏ちゃんとの恋なんて、叶わないから、
側で甘えさせてくれる涼介を、
好きになったフリをしてるだけ。
…でも。
「んっ、んぅ…ぁっ…」
蜂蜜みたいに、
蕩けそうな、甘ったるいキスに
溺れていったんだ。
「りょ…すけぇ……ふぁ…」
「んっ…ち、ねん……ぁっ」
涼介は、力強く僕を縛っていた腕を急に緩めた。
「はぁ…りょーすけ…?」
「ごめん、やっぱ駄目だ」
何が駄目なの、って聞く前に僕は気付いた。
涼介の下腹部が、膨れ上がってることに。
330
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 08:23:06 ID:Rgg/Y6Xo
「僕がヌいてあげようか」
「っいい、そんなのっ」
頬を紅く染める涼介の腰を優しく撫であげてみる。
「んっ…駄目ぇ……止めてよぉ…」
体をビクッと反応させた涼介が面白くて、
今度は太股に触れた。
「駄目、んぅっ…戻れなくなる……」
ううん、もうここまで来たら、引き返せない。
それなら、前に進むのみ。
「どーせ僕をオカズにオナるんでしょ?
そんなん嫌だもん。
そんなら、僕がイかしたい」
何、言ってんだろ。
よく分からないまま、紡がれる言葉。
でも、自分が思ってることと一緒。
嗚呼。
きっと、本能のままに、涼介の全てを欲しているんだ。
331
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 08:35:19 ID:Rgg/Y6Xo
「上がって…」
涼介は、僕を部屋に案内した。
幼い頃から、ずっと側にあった匂いで埋め尽くされてる部屋に。
「戻れなくなるよ。俺も、お前も」
「いいよ…」
いっそ、戻れなくなってしまえば
涼介、って罠に囚われてしまえば、
きっと、宏ちゃんへの恋心だって、いつか消える。
他の人への気持ちがあるまま抱くなんて
卑劣だ、って分かってて。
「んっ…ふぁ、ち…ねん……」
さっきと逆の、僕のキスで掻き乱される涼介は
何故だか凄く、儚く美しかった。
「んっ、ぁっ…」
首の後ろに、涼介の腕が回る。
涼介の自身は、触ってくれと言わんばかりに膨れてる。
僕は、涼介の口内の舌を動かしたまま、
スウェットに手を忍ばせた。
332
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 21:38:44 ID:Rgg/Y6Xo
「んっ…あぁっ」
軽く握ってみる。
あんな強気な涼介が、僕の手で喘ぐなんて…。
妙に嬉しくて、ソレをそのまま上下させた。
「はぁっ…っ…ぁっ、」
自棄になってるのは、自分でも分かってる。
だからこそ、今は他のことを忘れていたかった。
「やっ…イ、イくっ…」
その声を聞いて、手を止める。
どうして?、と言う顔で涼介が見つめた。
「簡単には、イかせないよ…あっ」
333
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 22:37:45 ID:Rgg/Y6Xo
一瞬、自分の身に何が起こったか、判断できなかった。
ただ…涼介は勝ち誇った顔で僕を見下ろしていた。
要するに。さっきと上下が逆転している。
「ほら、早く。くわえろよ」
驚きで緩んでいた口に、涼介の自身を突っ込まれた。
そして、涼介の腰が踊る。
「っ、ぐッ…んぐっ…」
「はぁっ、良い…ぁ、イく…っ」
苦くて生温かい液が、口内に放たれる。
受け止めきれなかった液が、口から零れ落ちた。
「飲め」
「っう…」
睨みつけられて、僕は飲み込むしかなかった。
「涼介…終ろーよ…」
「嫌」
そう言った涼介は、僕のベルトを取って、制服を剥ぎ取った。
ヤバい。
こんな予定じゃ、なかった。
本当は…涼介を弄んで、イかせて、帰るはずだった。
「涼介…本当に僕ら、戻れなくなる…」
「良いって言ったの、お前だろ?」
そう言って涼介は、僕の自身に触れた。
334
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/03/08(金) 23:27:31 ID:dfIzAQEw
知念くん…切ないですね(ρ_;)ちょっとホロっときちゃいました
でも…山田くんなかなかのSですね…///
飲めってセリフが何か個人的に好きです(笑)
続き楽しみに待ってます♪
335
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/03/08(金) 23:36:33 ID:dfIzAQEw
あっはるこ。様リクエストよろしいですか?(´∀`*)
ありやまで、もうありえねぇだろ…ってくらいのS(山田くん)M(大ちゃん)激裏お願いしてもよろしいでしょうか?
…また私の変態さが滲みでてしまいました///
ほかのリクや、今お書きになっている小説が終わってからでいいです♪
お願いします♪
336
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/08(金) 23:42:11 ID:Rgg/Y6Xo
「ぁ、んっ…ぅっ…」
涼介は、下を扱きながら、僕に口づけをした。
何度も、何度も。
涼介の手から与えられる快感に、僕は乱されていった。
「気持ちいいだろ」
「うっ…ん、あぁぁっ」
あまりの快感に、僕は涼介の手の中に吐き出す。
「ふふっ、いい子…」
涼介はというと、そう言いながら指に絡みつく液を
ピンク色の舌で愛おしそうに舐めた。
「はぁ…何、してんの…」
信じられない。
僕の体から出た液が涼介の体に入るなんて。
涼介はまたニヤリと笑って、後孔に触れた。
「駄目…駄目、本当に…駄目…っ」
僕は、震える手で、必死で涼介を掴もうとした。
でも、すぐに捕らわれてしまう。
何で、駄目なの。
どうせ、もう戻れやしない。
「抵抗しても無駄だから」
涼介の指は、僕の中に埋まっていった。
337
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 00:00:35 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
そうですね…何を書いても切なくなっちゃうんですよ(笑)
結構悩みだったりします(笑)
リクエストもOKです!(2番目になります)
あと、どんなのがいいかを詳しく教えて下さると、嬉しいです。
頑張ります!!
338
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 00:20:22 ID:Rgg/Y6Xo
「あっ、んっ…嫌だぁ…」
異物感もすぐ、快感に変わった。
涼介に、一際反応してしまうところを執拗に攻められる。
「ほら、指3本目だよ」
涼介は笑いながら言う。
「いいから、早くぅ…」
僕はもう、なんでもよかったんだ。
恥なんてなく、涼介を求めた。
正直、涼介が欲しかったのか、快感が欲しかったのかは分からない。
「射れて欲しいの?」
何も考えず、頷いていた。
もう、この際誰だってよかったのかも知れない。
涼介の熱を帯びたモノが、僕の入り口に触れる。
じゅぶ、と卑猥な音が響く。
僕と涼介は、繋がっていった。
「はぁっ…ほら、全部入った…」
「んっ…」
指よりずっと大きいモノが、僕を埋めている。
苦痛は大きかったけれど、涼介が動くと、それはすぐに消えた。
代わりに、身体中に走る耐えがたい快感に、
僕は声を漏らしていた。
339
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 00:35:07 ID:Rgg/Y6Xo
「あッ、ん、ゃんっ…はぁっ、ん…」
さっき指で攻めたところを、大きな涼介の自身に攻められる。
声なんて、我慢出来る筈がない。
イったばかりだと言うのに、
僕の欲望はまた大きく膨れていた。
「ぁン、ちねん…っ、気持ちぃ…」
涼介の腰のスピードが早まる。
二人の喘ぎ声が交わる中、
耐えきれなくなった二人はほぼ同時に果てた。
後処理の為に、また指が入る。
「ごめん」
涼介は、呟くように言った。
静かな部屋の中でも、聞き取るので精一杯だった。
「俺、最低だな…ごめんな…」
涼介の声は震えている。
泣いてるの…?
「でも…本気で好きなんだ…。
今は好きじゃなくてもいい、俺、ずっと待ってるから、
知念が俺だけを見てくれるように、頑張るから…」
340
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 00:50:19 ID:Rgg/Y6Xo
あれから2週間、雪が舞う季節。
涼介とは、あれ以来会話していなかった。
『宏太』と涼介がどうしているかも知らない。
交換日記もやめてしまった。
公園で寝るのが危険な季節だから、家には帰るけど、
お母さんも変わっていない。
「ただいまー」
家は暗かった。
お母さん、どこ行ったんだろ。
いっそ、いないならそれでもいいんじゃないか…。
って考えてたら、がしゃんっ、って大きな音がした。
「侑李なんか、産むんじゃなかった」
お母さんの叫び声が聞こえて、頭に激痛が走る。
ずきん、ずきん、って波打つような痛みを手で押さえる。
僕はその場に崩れ落ちた。
そこからの意識は、なかった__。
341
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 01:06:25 ID:Rgg/Y6Xo
眩しさに抵抗しながら、目を開く。
目に飛び込んだのは、白い天井。
圧迫される左手は、涼介が握っていた。
「りょ、しゅけ…」
上手く喋れない。
どうして?
「知念…!?気付いたかっ、大丈夫か!?」
涼介が大声を張り上げたから、少し頭が痛む。
「ん…ぼく…」
「3日、眠り続けていたんだ」
何があったか、その後に聞いた。
お母さんは、ワインボトルで僕を殴ったそうだ。
涼介は、お母さんの叫び声を聞いて、来てくれたそうだ。
そして、脳が傷ついて、喋りにくくなった。
お母さんは、警察に連行されたとか。
342
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 01:21:27 ID:Rgg/Y6Xo
これから、どうすればいいの…?
涙が伝って、訳分からなくて、
涼介に抱きついて泣いていた。
「知念…だいじょーぶ……」
優しく言ってくれる声が聞こえる。
「りょー、しゅけぇ…」
今はただ、その声と温度に甘えたかった。
数日後。
入院している僕に毎日のように涼介は会いに来てくれていた。
「知念、今日は会わせたい人、連れてきたんだ」
「だぇ?」(誰?)
涼介の後に入ってきたのは、僕のお母さんだった。
343
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 01:31:17 ID:Rgg/Y6Xo
「ぉかーしゃ…」
「…」
互いに見つめあって、黙りこむ。
嫌な沈黙が支配している。
「知念、何でも言いな」
涼介は、そう言って僕らを見た。
僕にとって、人を信じるのは難しいこと。
でも…、もう一度だけ…。
二人を信じたい。
僕を救ってくれたお母さんと、涼介を。
「ぉかーしゃ、産んでくぇて、あぃあとぉ…
ぼくをまもってくぇて…あいあとぅ」
お母さん、産んでくれて、ありがとう。
守ってくれて、ありがとう…。
344
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 01:33:11 ID:Rgg/Y6Xo
*訂正*
最後の行
「守ってくれて」の前に「僕を」
細かくて、すいませんorz
345
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 01:42:13 ID:Rgg/Y6Xo
あれから、2年。
宏ちゃんは、出てこなくなった。
何故かは分からなかったけれど…
きっと、お母さんを信じることができたからだ、って思ってる。
涼介と手を繋いで歩く帰り道。
あの時、涼介の声は誰より心強かった。
もう、体を重ねて嫌悪に浸ることもない。
だって、今ははっきり言えるんだ。
「りょぉしゅけ」
「ん?」
「あいしてぅ」
-fin-
346
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 01:57:55 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
またもや、無理矢理な終わらせ方ですねぇ…w
しかも、長いし。
裏は…少しは上手くなったかな?
347
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 02:52:18 ID:Rgg/Y6Xo
続きまして。ありやま様のリクエスト。
伊野尾&山田×有岡
「攻め講座 初級編。」
348
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 03:00:50 ID:Rgg/Y6Xo
ある楽屋にて。
「ねぇ、いのちゃぁん」
ゲームをしてると、伊野尾は誰かに呼び止められた。
その、誰かとは。
「ん?山田、何?」
「ちょっと、相談」
山田は伊野尾の隣に座って、耳元でコソコソ話を始めた。
「大ちゃんを攻めたいんだけど…どうしたらいい?」
山田はいつも受け側らしく、
「たまには、男らしく攻めたいっ!!」
だそう。
伊野尾は、その話に興味を持って
「いいよ、俺が教えてあげる」
なんて、言ったのだった。
349
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 03:19:31 ID:Rgg/Y6Xo
「山田ぁ、来たぞーっ」
大貴は、山田を襲う気マンマンで山田宅へやってきた。
今日は家に家族がいない、と聞かされてるから、
当然、二人っきりだと思っていた。
しかし。
「山田、頑張って!」
「おうっ」
山田の隣には。
「何故、いのちゃんがいるーー!?」
「大ちゃんっ、今日は俺が襲うっ!!」
大貴を目前に、堂々と言った山田。
「へぇ、できんの?」
上から目線のその口ぶりに、山田は頬を膨らませた。
「馬鹿にすんなっ」
山田はちょっと怒りながら、大貴の肩を押して、ベッドに座らせた。
「じゃあ、お手並み拝見かな」
大貴は強い力に少し吃驚しながらも、まだ余裕だった。
350
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 03:30:43 ID:Rgg/Y6Xo
山田は、大貴の下顎をぐっ、と持ちあげて、唇を重ねた。
山田が積極的に舌を絡めるも、まだ大貴の方が優勢。
「んっ、ふぁ…んぁ、ぅ…」
声をあげていたのは、山田の方だった。
「駄目だな。見てて」
見かねた伊野尾は、山田に代わり、大貴と唇を重ねる。
大貴が舌を絡めると逃げ、大貴が諦めかけると絡める。
「ぁっん…っふぅ、ぁ…」
伊野尾のテクニックに、大貴は声を漏らしていた。
「いのちゃん、すげー」
乱れた大貴の姿に喜んだ山田は、嬉しそうに言った。
「次は、どうしよっか?」
大貴を押し倒しながら、山田が聞く。
もう大貴は、どうとでもなれ!、という気持ちだった。
「どこでもいいよ」
それを聞いて、山田は大貴のシャツを捲った。
351
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 03:41:44 ID:Rgg/Y6Xo
「ここはどう?」
胸の突起を少しつついてみせる。
「ぁっ、いぃ…」
その声を聞いて、二人はニヤリと笑った。
そして、山田は右の胸をくわえ、伊野尾は左をいじった。
「っぁ、だめっ…」
山田が吸ったり、舌でこねくるたび、声をあげる。
「駄目?こんなに反応してるのに?」
山田は、飾りを甘噛みした。
「っふぁんっ…ぁ…」
伊野尾も指で摘まんで、引っ張って刺激を与える。
二人からの刺激で、大貴の欲望はすっかり膨れ上がっていた。
それに耐えられなくなった大貴は。
「ぁんっ…山田ぁ、下、もぉ…」
352
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 03:51:27 ID:Rgg/Y6Xo
おねだりに舞い上がった山田としては、
今すぐにでも触りたかったが、
「焦らせ、焦らせ!!」
と、胸をいじる伊野尾に囁かれて、
山田は、腰から太股にかけてを優しく撫でた。
「やだぁ、触ってぇ…山田ぁ、んっ…」
大貴の欲望が疼く。
ジーパンに締め付けられているのが、苦しくて仕方なかった。
「じゃあ、どこか教えてよ…」
「そこぉ…んっ」
右手で股間を指差す。
けど、山田は知らないフリしてまた聞いた。
「どこぉ?」
「だからぁ…はぁっ、ココ…」
大貴は山田の手を持って、ジーパンの上から欲望に触れさせた。
「ふふ、ココかぁ…」
山田は不敵な笑みを浮かべながら、欲望をそっと撫でた。
353
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 04:01:10 ID:Rgg/Y6Xo
「いのちゃん、どうしよう?」
そう聞いた山田に、伊野尾はあっさり言った。
「口に入れちゃえば?」
大貴は目を見開いて抵抗する。
「駄目、フェラは、だぁ…んっ」
伊野尾は、煩いぞ、と注意するように、
はしたなく雫を零れさせる口を、自らの唇で塞いだ。
「じゃ、俺もーっ」
山田は楽しげに言って、
ベルトを外し、上を向く欲望を取り出し、口に加えた。
舌を器用に使って、ソレを舐め回していく。
「んっ、ふぅっ、んぐっ…」
伊野尾とのキスで口を塞がれ、
山田の口内の欲望はどんどん膨れ、
大貴は乱れていった。
354
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 04:15:18 ID:Rgg/Y6Xo
「んっ、ふんっ、ぅ……!!!!!」
「んっっ!!」
山田の口内で、大貴は破裂させるように欲を吐き出した。
「んっ、く」
山田はなんとか飲みこんで、大貴の耳許で笑みながら、囁いた。
「すっげー、濃くて美味しぃ」
ようやく口を解放された大貴は、
息を荒げながら、「言うな」と言った。
「そろそろ、アナをほぐして」
「はぁい」
伊野尾の指示を聞いて、大貴と自分の指をローションで覆う。
ひんやりして身震いした大貴に、山田はおかまいなく指を突っ込んだ。
「っん、あっ…」
指を掻き回して、アナを広げていく。
「あぁんっ、ぁっ…やぁだ、そこ、ばっかぁ…」
ポイントを見つけて、そこだけを攻めていく山田。
「すっげー、広がってるよ、大ちゃんっ」
355
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 04:24:38 ID:Rgg/Y6Xo
「言わないで、んっ、ぅ、っ」
大貴は、瞼をキツく閉じ、シーツを握り締めて、
襲いかかる快感の波に耐えていた。
「射れちゃおうかな」
山田の指を4本飲み込み、ヒクつかせている大貴のアナに
山田の欲望をあてがわせる。
「あっ、熱いよぉっ、山田ぁ、んっ…」
ずぶ、じゅぶ、という水音が部屋中に広がる。
最初こそ痛んだものの、大貴は快感の中にいた。
「あー、俺も限界」
そう言った伊野尾が狙ったのは。
「っ!?いっ、いのちゃ…」
アナに指を突っ込まれて、大貴に乗っていた山田。
山田は、快感を与えられてくたくたと崩れ落ちた。
356
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 04:35:19 ID:Rgg/Y6Xo
「射れるから、力抜いて」
「ぇっ!?あぁぁっ、痛い、痛いぃっ」
ろくに慣らされずに、伊野尾が入ってきたせいで、
千切れてしまいそうなほどの激痛が、山田に走った。
伊野尾は、繋がりの部分を揺さぶりはじめる。
痛みはすぐに消え、とめどない快感に変わっていった。
「あっ、ぁんっ、はぁっ…」
「んっ、ふぁぅっ、ぅんっ…」
伊野尾に合わせて山田の腰が動く。
それが、大貴にも刺激を与えていた。
「あぁっん、山田ぁ、らめぇっ…ああぁぁぁ!!」
大貴が欲をぶちまける。
急な締め付けにより、山田も呆気なくイった。
357
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 04:42:32 ID:Rgg/Y6Xo
「まだまだっ、んっ」
イったばかりで山田の震える体のナカを、
伊野尾は無理矢理掻き混ぜた。
「ぁっ、ぁっ…」
山田の断続的な喘ぎ声が響く。
唇の端から、雫が零れ落ちる。
「イくっ、んっ!!」
伊野尾も、山田のナカに熱を放った。
こうして3人は眠りに堕ちた。
山田は思った。
『もう二度と3人でヤらねぇ…!!!』
と。
-fin-
358
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 04:48:32 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
ありやま様、いかがでしたか?
初めて書いた3Pです。
最終的に、伊野尾×山田×有岡みたいになりましたが(笑)
コメント、待ってます!!
359
:
ありやま
:2013/03/09(土) 11:29:59 ID:PDptul6.
ありがとございますっ!すっごいよかったです!!
なかなか、ない組み合わせだったので、うれしかったです!!
360
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 18:40:00 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
喜んでもらえて、何よりです♪
これからも、よろしくお願いします!!
361
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 20:59:10 ID:Rgg/Y6Xo
続いて、氷雪さまのリクエストです。
山田×有岡
「君を壊してしまおうか」
362
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 21:16:46 ID:Rgg/Y6Xo
家に帰ってきた大ちゃん。
首根っこ掴んで、壁に叩きつけた。
「いのちゃんと二人で遊びに行ったって、本当?」
「っん、本当、だけど…」
大ちゃんは、顔を歪めていた。
「何をしたの?キス?それとも…ヤったの?」
「違う、そんな関係じゃない!!」
必死で否定する彼の瞳には、涙が浮かんでいた。
「じゃあ、何したの?」
「っ、それは…」
言葉を詰まらせた大ちゃん。
何かあるに違いない。
「大ちゃん…正直に言わないと、苦しい思いするの、分かる?」
俺は、膝で大ちゃんの自身を踏み潰した。
「あぁっ、嫌ぁ、痛いっ!!」
「じゃあ、言えばぁ?」
挑発する口調で言うも、口を割る様子はない。
「へぇ…じゃあ、
大ちゃんが壊れるまで、
おしおき、しちゃおっか」
俺は、片方の口角を上げて、笑った。
363
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 21:41:37 ID:Rgg/Y6Xo
大ちゃんの前髪を掴んで、ベッドに投げ飛ばす。
「んっ、痛ぁっ」
そのまま、大ちゃんに乗って両手に手錠をかけた。
「やめて! 山田っ、やめてぇっ!!」
足もバタつかせるもんだから、それもロープで縛る。
「山田、嫌だぁっ!!」
「まだ、縛られたい?」
俺が睨みながら言うと、大ちゃんは口をぎゅっ、と結んだ。
さぁ、何をして、壊そうか?
引き出しを漁って、たくさんの道具の中から、幾つか選んだ。
「これ、好きでしょ?」
「っ!!」
大ちゃんは、俺の手元を見て、目を見開いた。
俺が手に持っていたのは、バイブ。
しかも、超太いやつ。
俺は、大ちゃんが下半身に纏っているものを全て剥がして、
ローション無しでバイブを押し込んだ。
364
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/09(土) 22:03:21 ID:Rgg/Y6Xo
「あっ、ああ"ぁーーっ!!!」
激痛に身を捩らせながら、叫び声をあげる大ちゃん。
「うるせぇっ」
怒鳴りつけて、彼の口にタオルを噛ませた。
「んっ、ん"んーっ!!」
それでも、叫び続ける大ちゃんに、バイブを全て埋めて、
いきなり、スイッチを『強』に入れる。
「っん"、んぐっ、んっ」
痛みから逃げようと、身を捩らせるけど、
そのせいで、快感のポイントに当たったらしく、
声色は急に甘くなる。
「んっ、ふぅっん、ぅんっ…」
みるみるうちに、大ちゃんの欲望は反り返り、
赤く熱を帯びていった。
俺は、一本も指を触れてないのに。
「大ちゃん、機械なんかで感じちゃって…
ほんっと、ドMだなぁ…ふふっ」
365
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/10(日) 00:21:44 ID:Rgg/Y6Xo
「んっ、んぅっ、んーっ…!!!」
大ちゃんの体が、びくん、と反りかえる。
その途端、大ちゃんは白濁液を溢れさせた。
「もう、イったの? つまんねー」
「っん、んふっ」
俺は、手に持っていた細めのバイブも、大ちゃんに押し込んだ。
既に機械に犯されていたソコに入れるのは簡単で、
呑み込ませてすぐ、スイッチをいれた。
「んっ、ぅんっ、っ…」
イったばかりで敏感になっている体で、バイブが暴れている。
しかも、2本で不規則に刺激を与えられるから、
大ちゃんの苦痛と快感は相当だろう。
俺は、そんな大ちゃんをいい気味で見下ろしていた。
366
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/10(日) 01:15:38 ID:Rgg/Y6Xo
なんか、大ちゃんの台詞が一部「ナメコ」みたいになってるw
「んふんふ」って(笑)
ってか、エロいっすね。
もう少し続きまーす←
367
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/10(日) 01:31:14 ID:Rgg/Y6Xo
それから、大ちゃんは、3回欲を吐いて、疲れきっていた。
でも、やめる気はない。
俺は今日はじめて、大ちゃんの欲望に触れて
それを上下させ始めた。
「っん…んっ、ふ…」
頬を真っ赤に染めて、喘ぎ続ける。
大ちゃんの欲望は、俺の手の中で膨れ上がっていく。
俺の自身も、痛いほどに膨らんでいる。
大ちゃんのナカを苛め続ける2本のバイブを引き抜き、
代わりに俺の自身をあてがわせた。
入り口は既に柔らかく、俺を受け入れる用意がされている。
卑猥な水音が、俺と大ちゃんが繋がっていくのを知らせた。
「んっ、ふぅんっ、ん…っ」
大ちゃんが俺の全部を呑み込むと、
俺は、腰を振り始めた。
368
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/10(日) 01:50:14 ID:Rgg/Y6Xo
大ちゃんの声を聞くため、俺は口のタオルを外した。
「ふあっ、ん、山田ぁっ…んっ」
大ちゃんは、俺の名前を呼びながら、喘いだ。
「山田っ、あぁんっ、ごめっ、な…?」
「大ちゃ…ぁ、イくぅ…っ」
ピッチを早めて、追い詰めていく。
奥を勢いよく突くと、大ちゃんがイった。
そして、締め付けに耐えられず、
俺も大ちゃんのナカに白濁液を流し込んだ。
「や、まだぁ……はぁ…」
流石にいたたまれなくなって、手錠とロープを外した。
手首には、暴れたせいで傷が出来ていた。
「ごめんな、大ちゃん…」
今にも眠ってしまいそうな大ちゃんの頭を撫でる。
大ちゃんは、俺の顔を見て、何かに手を伸ばした。
「これ…はぁっ、山田に……」
大ちゃんは、震える手で上着を探って、俺に腕を回した。
「んぅ…」
369
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/10(日) 02:06:10 ID:Rgg/Y6Xo
「これ、俺に?」
俺の首には、一連のネックレスが付けられていた。
「うん。ホワイトデーだから…」
「ありがとう…」
大ちゃんの頬に、優しくキスを落とした。
「いのちゃんとね、買いに行ってたの…」
「え?」
じゃあ、いのちゃんと出掛けたのって…
俺の為…?
「ごめん」
大ちゃんの話を聞こうとしなくて、ごめん。
酷いことして、ごめん。
大ちゃん、本当に…
「ごめんな…」
大ちゃんに腕を絡めて、もう一度キスをした。
今度は、深く、甘く…。
すぅ、すぅ…
可愛い寝息が聞こえる。
目を開くと、大ちゃんは眠っていた。
370
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/10(日) 02:09:30 ID:Rgg/Y6Xo
大ちゃん、
俺は、どうしようもなく子供だけど、
勘違いして、大ちゃんを傷付けるかもしれないけど、
どうか、認めて欲しいんだ。
いつか、大人になったら、
きっと、恩返しをするからね。
だから、これからもよろしく。
-fin-
371
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/10(日) 02:13:42 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
氷雪さま、いかがでしたか?
延々と裏だったので、HPが…w
もう、下手過ぎますね……。
SMとか、初めてだったので、酷くてごめんなさいm(_ _)m
良ければ、またリクエスト下さい!!
残りヒットポイント2なので、今日はこれまでっ(笑)
それでは。。。
372
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/10(日) 02:16:04 ID:Rgg/Y6Xo
っていうか、これ、SMって言えませんね!!
申し訳ありませんっ|壁|OTZ=3
373
:
智:★
:2013/03/10(日) 02:18:56 ID:yNZhV4rk
こんばんは(^O^)
リクエスト書いて頂きありがとうございました!
もう薮君ドンマイで光は健気で…。
言いずらいけど言わなきゃいけないことってありますよぇとか思ってみたり…。
あっそうそう私の事は智でいいですよ(^-^)
374
:
ありやま
:2013/03/10(日) 11:00:03 ID:PDptul6.
薮君攻めの高木君受けの
激しめの裏お願いできますか??
375
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/03/10(日) 20:55:46 ID:dfIzAQEw
>>371
せっ…攻められてる大ちゃんはちょっと可哀想だったんですけど、でも…私が求めていたのはこれでございますよはるこ。様!!!///
リク本当にありがとうございます!またお願いしますね(*^o^*)
376
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 00:16:12 ID:Rgg/Y6Xo
智さん
どういたしまして。
喜んで頂けて、何よりです!!
そうなんですよ…好き、とか、愛してる、って、
照れますからね(笑)
377
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 00:17:50 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
はい、分かりましたっ!
どんな感じがいい、とかはありますか?
378
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 00:21:37 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
自分でも、「ちょっと、苛めすぎかな」とか、思ってたんですよ(苦笑)
でも、喜んで頂けて、何よりです!
あの、私に「様」付けは結構ですよ!
そんな凄くないし…、
適当に呼んで下さっていいですから!
はい、またお願いします♪
379
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 18:33:50 ID:Rgg/Y6Xo
では、ありやま様の返答待ちの間に。。。
知念×山田
「"メルト"」
380
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 18:40:07 ID:Rgg/Y6Xo
眩しい太陽に、起こされる朝。
真っ先に浮かぶのは、
太陽より眩しい君の笑顔。
「涼介」って、そう呟くだけで、微笑んでしまうんだ。
思い切って、髪型を変えた。
君に気付いて貰いたくて。
「どうしたの?」って、聞かれたくて。
制服のブレザーの下には、普段のカーディガンなんて着ない。
今日は、グレーのパーカー。
新しい鞄も買ったんだ。
今日の僕は、特別オシャレでしょ?
381
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 18:46:11 ID:Rgg/Y6Xo
学校で、君を見かけた。
笑顔で「おはよ」って、言ってくれた。
本当は、たくさん話したかったけど
照れて、「おはよう」って返すので精一杯だったんだ。
だって、君の笑顔が太陽なら、
僕は、まるでチョコレート。
君に照らされると、とろとろと溶けてしまいそうになるの。
382
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 18:54:07 ID:Rgg/Y6Xo
いつも、後ろの席から君の背中を見るだけ。
綺麗なブラウンの髪の君に恋焦がれてる毎日。
ずっと、君ばかり見てるけど、
君がこっちを見たら、目を逸らすんだ。
目なんか合わせられないよ。
だって、溶けてしまう。
383
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 18:57:51 ID:Rgg/Y6Xo
恋に恋なんて、しないよ。
君を想うこの気持ちは本当。
君のことってなると、
些細なことで喜んで、些細なことで悲しくなる。
だって
君のことが
……好きなの
384
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 19:04:21 ID:Rgg/Y6Xo
天気予報が、嘘をついた。
朝は、「今日は1日中晴れます」って言ってたのに、
下校時刻、急に降ってきた土砂降りの雨。
鞄には、ちゃんと入ってる青い折り畳みの傘。
でも、こんなの…嬉しくない。
これがなかったら、君の傘に「入れて」って、言えたのに。
悲しくなって、はぁっ、って溜め息をついた。
そんなとき、後ろから声が聞こえた。
385
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 19:48:40 ID:Rgg/Y6Xo
「しょうがないから入ってやる」って言って、
僕の傘に入ってきて、傘を握った君。
隣にいる君が、太陽のような笑顔を見せた。
その途端、心の奥で、ことん、って何かが鳴った。
恋に落ちた音がした__。
君が隣にいる、ってだけで、息が詰まりそう。
君に触れてる右手が震える。
心臓が壊れそうなほどに高鳴る。
はんぶんこの傘の下、ここだけ、雨に当たらない空間。
まるでこの世界で二人っきりみたい。
手を伸ばせば届く距離に君がいる。
どうしよう…!
386
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 19:53:10 ID:Rgg/Y6Xo
想いよ届け、君に。
神様、お願い。
時間を止めて!!
僕、泣いてしまいそうだよ!
死んでしまいそうだよ!
だって、こんなに近くに君がいることが嬉しすぎるから。
こんなに近くで君が笑っていることが、嬉しすぎるから__。
387
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 20:01:05 ID:Rgg/Y6Xo
もうすぐ、駅に着いてしまう。
もう、この傘の下では会えないね。
君は、こんなに近くにいるのに
凄く遠いよ…。
だから、ずっと君のそばにいたいから、
手をつないで歩きたい!
なんて、口にできない言葉が
小さな胸の中だけで反響する。
でも、
もうバイバイしなくちゃいけないの?
寂しくなって、言った。
ううん、思わず、言ったんだ。
「今すぐ、僕を抱きしめて!
…なんてね」
-fin-
388
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 20:08:34 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
いやぁ、文ばっかり。
そして、甘い!
そして…煮えきらない最後(笑)
実なこのお話、ある曲をもとにしました。
ある曲とは…初音ミクの「メルト」です!
神曲なので、聞いてみて下さいね♪
389
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/03/11(月) 21:02:12 ID:dfIzAQEw
でわ、はるこんさんと呼ばせていただきますね♪
メルト知ってますよ!!あれは本当に神曲ですよね*
でもメルトをこんな風な小説にしてくださったはるこんさんも神ですよo(^∀^)o
390
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/11(月) 22:33:17 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
はい、どうぞっ!
知ってますか!凄いですよね♪
私が神?
駄作の神でしょうか?(笑)
391
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/12(火) 17:11:17 ID:Rgg/Y6Xo
えぇと、ありやま様からご返答がないので、書きますっ。
薮×高木
「届かなくて、届けられなくて」
392
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/12(火) 17:29:08 ID:Rgg/Y6Xo
がちゃ、って玄関の扉の開く音がした。
俺は子犬のように、彼のもとへ飛んでいく。
「薮くん、おかえりっ」
抱きついて、彼を見上げる。
「『薮くん』じゃないだろ?」
彼の細い指が俺の唇をなぞった。
一瞬、何のことだか分からなかったけど、
思い出して言い直した。
「こっ...こーた、おかえり」
恥ずかしくて、赤くなって言うと、
薮くん…いや、宏太は、にこっと笑ってくれた。
「うん、ただいま、雄也」
強く抱きしめられて、一瞬窒息しそうになる。
けど、優しい香りに包まれて、体の芯まで暖かくなった。
「おかえり、こーたぁ」
393
:
ありやま
:2013/03/12(火) 18:05:54 ID:PDptul6.
あっ!すいません!!なかなか見れなくて・・・
このまま、進めちゃってください!!本当すいませんっ!
394
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/12(火) 19:42:41 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
いえいえ、大丈夫ですよ!
構わないなら、このまま書きます♪
395
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/12(火) 20:33:49 ID:Rgg/Y6Xo
「飯、出来てる?」
彼は、鼻を動かしながら言った。
部屋中は、カレーの匂いがするんだろう。
飯、ね。
作ってるけどさ。
「…うん。食べる?」
「うんっ」
また、にこっと笑って、言っていた。
396
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/12(火) 21:13:18 ID:Rgg/Y6Xo
温めなおしたカレーライスを二つ、食卓に置く。
「いっただっきまーす」
「いただきます」
薮くんは、ニコニコしながら美味しそうに平らげてくれた。
でも、足りない。
薮くんのキスが欲しい!!
なんて、言い出せなくて。
2人でテレビを見て、風呂にも入って。
それなのに、何事もなく一日が終わる。
俺は、薮くんをどれくらい知ってるだろう。
薮くんは、俺をくんをどれくらい知ってるだろう。
薮くん、俺が寂しい思いしてるの、分かってる…?
397
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/12(火) 23:27:44 ID:Rgg/Y6Xo
ほら、もうすぐ付き合い始めて5年の記念日だよ。
君に俺は、見えてるのかな?
今日は、俺の方が帰りが遅かったのかな。
部屋には、灯りが付いている。
「ただいま」
ドアを開けば、愛しい君の声が聞こえる。
「あ、雄也おかえり」
…これで、満足すべき?
でも、慣れすぎちゃったから…もっと、求めちゃうんだ。
「宏太ぁ、じゅーでんーっ」
充電は、キス、って意味なんだ。
直接的にいうの、恥ずかしいからね。
「はいはい」
彼は、俺に触れるだけのキスをくれた。
満足すべき?
足りないよ。
でも、嫌われたくないから。
「ありがと」
って、言ったんだ。
398
:
no name
:2013/03/12(火) 23:34:17 ID:Rgg/Y6Xo
「言っとくけど。
お前らさぁ、そんなんじゃ終わるぞ」
光くんに、そう忠告された。
終わる。か。
薮くんとの関係が終わる?
俺にとってそれは、凄く曖昧で、形にならない言葉だった。
ずっと、こんなんが続いていい訳じゃない。
不満だよ。
不満だけど…
ぶつかってしまえば、終わっちゃうでしょ?
399
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/13(水) 11:05:28 ID:Rgg/Y6Xo
今日は、5周年だから。
頑張って、ご馳走を作ったんだ。
「早く帰ってきてくれるかな…」
呟いたのが聞こえたように、握りしめた携帯が震えた。
『ごめん!飲み会に誘われたから、今日は晩飯いらない。』
嘘でしょ?
今日、大切な日なのに…。
俺が、初めて薮くんに作った手料理は、チョコだったよね。
美味しそうに食べてくれるのが嬉しかった。
400
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/13(水) 11:09:36 ID:Rgg/Y6Xo
400来たあああぁぁぁ
いい加減、しつこいな(笑)
とりあえず、ありがとうございます!
401
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/13(水) 11:20:48 ID:Rgg/Y6Xo
独りで、二人で食べる為に作ったハンバーグを食べるなんて、嫌。
薮くんが笑って食べてくれるから、
俺も美味しく食べられるのに。
独りで、何時間待っただろう。
がちゃ、ってドアが開く。
薮くんが帰ってきた途端、
怒りと共に、冷えきったハンバーグを薮くんにぶつけていた。
「え…た、高木!?」
「薮くんの馬鹿!
もう知らねぇ、大っ嫌い!!」
「…何のこと」
ほら、忘れてる。
これじゃずっと、俺の片想いじゃんか。
「記念日じゃん…」
旅行に行こう、なんて言わないよ。
ただ、一緒にご飯を食べたいだけ。
それでも、ワガママ?
402
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/14(木) 00:14:26 ID:Rgg/Y6Xo
「っぁ…」
ふいに飛び込んだ薮くんの香り。
あ、抱き締められてるの…?
「ごめん…ごめんな……」
その声を聞いた途端、これまで悩んでたことが全部、
どうでもよくなったんだ。
薮くんの背中に手を回す。
体温と香りが身体中を駆け巡って、俺を暖めた。
「薮くん…」
「違うだろ?」
彼の優しげな瞳が、俺を見つめる。
それだけで、嬉しくなってしまうんだ。
「宏太ぁ…充電ー」
「分かってる」
唇が、そっと触れ合う。
ずっとそればっかりで不安になって、俺が舌を入れると、
待ってました、とばかりに宏太に取られる。
宏太の味に溺れてる内に、
俺は、背中からソファーに倒されていた。
403
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/14(木) 00:35:00 ID:Rgg/Y6Xo
「1週間分…」
「溜まってた?」
また、激しく、深いキス。
1週間、どんな思いで耐えてたことか。
不安で、泣きそうにもなって。
俺は彼に出逢ってから、どれだけ弱虫になってしまったんだろう。
彼の両手が俺の頬をそっと挟んだ。
「…っん」
また、優しくキスを落とす。
キスばっかり…。
「ねぇ」
「ん?」
「シてくんないの?」
俺がそう言うと、手を俺のシャツにかけた。
いつもそうだよね。
キスだって、Hだって。
俺が求めないと、宏太は何もしてくれないよね。
「本当に俺のこと、好き…?」
「勿論」
ほら。
好き、とか、愛してる、って言ってくれたこと、ある?
404
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/14(木) 16:52:57 ID:Rgg/Y6Xo
好きな人からの愛を求めるのは、我が儘かな?
「っん…っ」
薮くんの細い指が、すーっ、と俺の自身を服の上からなぞった。
キスだけで反応した自分が悔しい。
もっと、キスしてほしい。
…何て言ったら、駄目だよね。
「んっ、ぁ、っ」
薮くんが、俺の胸の先端に触れた。
405
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/15(金) 00:20:05 ID:Rgg/Y6Xo
そこをいじりながら、ベルトを外して、下着の中に手を入れてくる。
「あっ…ん、」
1週間、宏太に飢えていた俺は、
たちまち、自身を反り返らせた。
それでも宏太は、焦らすように俺の胸ばかり触っている。
「こぉた…下も…」
「はいはい」
満足気にニヤリと笑って、両手でモノを愛撫し始めた。
その後、宏太はそれを口に含む。
それを上下させられれば、意識しなくとも声が撒き散らされる。
「あっ、ん、ふぁ…ぁっ」
自分の声の癖に、それを聞くと興奮していた。
「あっ、やべ…」
絶頂に手が届きそうになった瞬間、宏太は動きを止めた。
「まだ、イかせねーよ」
また、ニヤリと笑う。
宏太は、自身の付け根を持って、再び揺らし始めた。
こういう時ばかり積極的になる宏太。
俺は嫌いじゃないけど、
それだからセフレとしか思われてないんじゃないかって、不安になる。
406
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/17(日) 22:19:53 ID:Rgg/Y6Xo
「ぁンっ、ぁっ…っぅん……あぁっ」
ひんやりしたものが、アナに触れる。
その直後、骨張ってる指が滑るように侵入してきた。
「あんっ…やぁっ……」
「ここかぁ…」
薮くんは呟いた。
顔は間違いなくニヤリ顔だろう。
その途端。
「あっ、ぁ、らめぇっ、そこぁ…っ」
ある一点を突き続ける。
これ、俺の声?
信じられないくらい、甘い声。
薮くんの口と手が同時に俺を犯し続ける。
もう、おかしくなりそう。
溶けて溺れてしまうよ…。
いや、もう、溺れてる。
薮くんの海に、溺れてしまってるんだ。
だって、どれだけ辛くても嫌いになれなかったから。
「や、ぶくぅ…」
407
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/17(日) 22:53:52 ID:Rgg/Y6Xo
「ちがうよ…」
そーだ、違う…。
もう…混乱して、自分がどうなってるかすら、よくわからない。
「こーたぁ……
い、れて…はぁっ……ん」
「いいよ…乱してあげるから……」
宏太は、俺を四つん這いにさせた。
けど、もう体には力が入らず、くたくたと崩れ落ちる。
宏太は、そんな俺の腰を無理矢理持ち上げて、
熱く大きいモノをあてがった。
「んっ…!!」
じゅぶ、って音と共に、一瞬の苦痛。
けど、踊る腰に全てかき消される。
恨みも、苦しみも、全て…。
「んっ、ぁっ…」
集中的に、さっきのポイントばかり攻められる。
「あんっ、はぁ…っん」
「ハァ…ハァ……」
宏太の熱い吐息が、肩に落ちる。
もう、駄目。
何も考えられなくて、
ただ宏太に堕ちていく…。
「っん…っ」
「っぁ…ああぁぁっ……!!」
一気に最奥を突かれる。
ナカに注ぎ込まれるどろどろしたものも勢いが途切れぬうちに、
意識はどこかへ飛んでいった......。
408
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/17(日) 23:13:01 ID:Rgg/Y6Xo
「んぅー…」
瞼を透過する太陽光と、腰の鈍い痛みに目が覚めた。
耳の裏に、小さな吐息を感じる。
俺はヌルヌルのソファーで、
すぅすぅと寝息をたてる宏太に抱きしめられていた。
顔が見たくて振り向こうとしたら、宏太と目が合う。
「おはよ、こーた」
「ゆーや、おはよ」
微笑み合って、キスをする。
優しくて、心地いい。
「思い出した。5年目だね…ごめん」
申し訳なさそうな顔をする宏太。
少し、可愛く見えた。
「もういいよ、宏太だもん。
でも……」
「でも?」
「ひとつ、約束して…」
409
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/17(日) 23:20:42 ID:Rgg/Y6Xo
「俺、ずっと寂しかったよ…だから」
毎日ちゅう、しようね。
ぎゅっ、て抱きしめてね。
愛してる、って言ってね。
「…恥ずかしいから、言えなくて。
寂しい思いさせて、ごめんな。
愛してるよ、雄也」
抱きしめられて、キスが落ちる。
410
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/17(日) 23:24:11 ID:Rgg/Y6Xo
不器用な二人で、
上手く届けられない言葉ばかりだけど。
「ゆーや、愛してる」
「愛してるよ、こーた」
ずっと、想いはひとつです。
-fin-
411
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/18(月) 00:36:42 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
ありやま様、いかがでしたか?
更新が遅くなって、申し訳ありませんでしたOTZ=3
それにしても、相も変わらず下手ですね(失笑)
こんなはるこ。で良ければ、またリクエスト下さいっ!!
412
:
ありやま
:2013/03/18(月) 15:21:07 ID:PDptul6.
ありがとうございます!!なかなか更新がなくて
ちょっと心配していました!!最近このコンビにはまってしまってww
とっても良かったです❤
413
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/19(火) 19:05:49 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
更新が遅くなってごめんなさい!
部活の定期演奏会等で忙しいし、疲れてて…。
喜んで頂けて、嬉しいです!!
414
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/19(火) 19:07:26 ID:Rgg/Y6Xo
では、続きまして。
薮×光
「最初で最期の最高の。」
415
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/19(火) 19:27:58 ID:Rgg/Y6Xo
「本当ごめんな、心配かけて」
サッカーに全てを懸けた高校生活。
最後の夏の引退試合にて、名誉の骨折です…。
まぁ、勝ったから結果オーライなんだけど。
「ううん、別に暇だし」
同じクラスの高木が、色々持ってお見舞いに来てくれた。
「高3の夏に暇、ってどうよ」
「だって俺、進学しねぇもん。それよりさぁ」
耳貸して、と言われて囁かれたのは、こんな話。
416
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/20(水) 01:11:12 ID:Rgg/Y6Xo
「この病院ってさ、処刑場の跡だったんだって。
成仏できない霊がうようよしてて、
夜中になると出てくるらしいよ。
カーテンの下から這い出てきて、患者を襲うんだって」
一瞬の沈黙。
妙な寒気。
「ちょ、怖いこと言うなよ!!
こっちは1週間も入院なんだぞっ」
怖くなって高木に言うと、
高木は笑っていた。
「まぁ平気だって。じゃーな」
「おう、じゃぁな」
手を振りながら出ていった高木に、手を振りかえす。
あんなの、ただの脅しだろ。
そう思って、大して気には留めなかった。
417
:
ありやま
:2013/03/20(水) 09:41:51 ID:PDptul6.
定期演奏会お疲れ様です!!
疲れてるとこすいませんでした!!
ところで、はるこ。さんは、今いくつですか??
ちなみに、私は中一です!!
418
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/20(水) 21:49:38 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
いやいや、全然大丈夫ですよ〜!
今中3で、今年高校生になります!
もっと中学にいたいから、ありやま様が羨ましいですっ(> <)
419
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/21(木) 10:11:47 ID:Rgg/Y6Xo
その日の夜。
消灯時間になると、4人の相部屋の全てのカーテンが閉まった。
でも、消灯早すぎて、寝れねぇよ!!
でも、寝てないと怒られるんだろうなぁ…。
ってな感じで、布団の中で寝たフリをしていた。
そうこうしてて、いい感じに眠気がやって来たとき。
「ぅ…う"ぅっ……」
自分の右隣から、そんな唸り声が聞こえてきた。
確か…『処刑場の跡だった』って、言ってたよな?
そのことを思い出したときには、眠気は去っていた。
布団に潜り込んで、必死で目を閉じる。
けど、その唸り声は大きくなるばかり。
どんっ、と物音がしたあと、カーテンが揺れて、
床とカーテンの隙間から、手が見えた。
『カーテンの下から這い出てきて、患者を襲う』って、これか!?
「う"ーっ…っ……」
怖い。けど、興味が無くもない。
そっとベッドから降りて、
無事だった右足だけで跳んで、カーテンに近付く。
勇気を振り絞って、勢いよくカーテンを開いた。
420
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/21(木) 10:32:04 ID:Rgg/Y6Xo
ざっ
カーテンを開いた先にいたのは隣にいた患者さん。
床に転がった彼は、
左手で自分の胸の辺りをぎゅっ、と掴んで悶えていた。
右手は、助けを求めるかのように、俺の方に伸びている。
名前は…何だったっけ。
いや、今は早く助けなきゃっ!!
彼のベッドのナースコールを押して、先程まで悶えていた彼を揺すった。
もう声はあげず、手の力も緩んでいた。
「大丈夫!?しっかりして!!」
体を揺すって声を掛けているうち、
先生とか看護婦さんがやってきて、処置が始まった。
「光君、光君、分かるかな?」
「注射するから、少し痛いよ〜」
そんな声が飛び交うのを、俺はずっと見つめていた。
421
:
ありやま
:2013/03/21(木) 15:15:31 ID:PDptul6.
そうなんですか!!もう、卒業ですか・・・
おめでとうございますっ!
422
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/21(木) 21:28:52 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
はい、4月の頭に卒業しました。
でも今週の土曜日まで部活なんですけどね(笑)
ありがとうございます!
423
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/21(木) 22:35:31 ID:Rgg/Y6Xo
翌日の朝、目が覚めて気になったのは、昨日の彼。
途中で看護婦さんに「寝てなさい」って、言われちゃったけど。
閉まったままの青いカーテンの隙間から覗く。
ベッドで寝ていた彼と、目が合った。
「あの…」
酸素マスク越しに、くぐもった声。
「何?」
彼は左手を布団から出して、マスクを顎まで下げた。
「昨日は、ありがとうございました」
にこっ、と笑う。
「あのくらいいいんだ」
こっちも笑いかえす。
「ところで、名前は?」
「八乙女 光。そっちは?」
「薮 宏太。よろしくな」
「うん。よろしく」
右手を差し出す。
握った彼の手は、少し冷たかった。
424
:
はるこ。
:2013/03/25(月) 18:00:37 ID:Rgg/Y6Xo
それから、彼とはよく話すようになった。
退院しても、しょっちゅう、いや毎日彼の見舞いに行った。
薮「よぅ、光!」
光「また来たの?暇だなぁ」
薮「余計なお世話だよっ」
彼の額にデコピンを食らわせる。
光は、左手で額を押さえながら、
「行きたいとこ、あるんだけど」と言った。
425
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/25(月) 18:12:50 ID:Rgg/Y6Xo
あ、トリップ入れ忘れてましたm(_ _)m
車椅子を押して、彼に言われた場所に向かう。
高い場所のせいか、風が涼しかった。
薮「なんで、屋上?」
光「さぁな…けど、ここ好きだから。
昔っから、よく病室抜け出して来てた」
空を見上げながら言う。
俺も光と同じ高さで見た。
濃くもない、薄くもない、吸い込まれてしまいそうな深い青色だった。
薮「昔?いつから入院してんの」
光「ずーっとだよ。先天性の病気だからさ。
病院の外にいる時間のほうが、少ない気がする」
薮「ふぅん…」
俺って、結構のらりくらりと生きてきたけど、それって幸せなんだな…。
光の顔を見つめる。
綺麗な横顔に見惚れていると、頬の辺りで何かが光った。
薮「光?どこか、痛い?」
光「?別に、平気だけど…」
薮「じゃあ、どうして泣いてるの」
光「ぁ…っ」
そっと頬に触れて、涙を拭ってやる。
それなのに、光の瞳からは次から次へと涙が溢れていった。
426
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/26(火) 00:33:37 ID:Rgg/Y6Xo
「おれ、俺さ、もうすぐ、死ぬんだと思う」
嗚咽混じりに、光が言った。
絶対、聞きたくない言葉だった。
「そういうこと、言うなって」
「でも、自分のことだからさ、分か、ん…っ」
これ以上、光の言葉を聞くのが怖くて、キスで口を封じた。
光は嫌がるだろう、と思っていたが、無抵抗だった。
俺の錯覚でなければ、喜んでたようにも見えた。
「…悪ぃ、いきなり」
「…ん」
光は、さっきまで俺の唇の触れていた唇に、自分の指を滑らせていた。
「もしかして、キス、したことない?」
「…ぅん」
顔を真っ赤にして、こくり、と頷いた。
この時から、俺らの中の何かが変わっていった。
男同士の、友達以上恋人未満。
そんな、禁断の関係に俺らはなっていった。
427
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/29(金) 15:44:44 ID:Rgg/Y6Xo
小さなこの町が、うっすらと雪化粧をする頃。
「あー、また来たぁ」
ベッドの上でたくさんの管に繋がれてる光が、俺をうっとおしがるように言う。
「光だって会いたかったろ?どうせ個室、暇なんだろうし」
「まぁ、暇だけど。会いたかったわけじゃないかな」
「生意気な奴だな」
額をつんっ、と小突く。
ちょっと頬を膨らせてから、笑った。
個室に移ってからは外に出ることもできなくなっただろうに、
会いたくない、っていうのは大学受験生は勉強してろ、って事なんだろう。
自分のことで精一杯のくせに、人まで気を回す。そういう奴。
「薮はさ…」
彼の細い腕が、宙を彷徨う。
それから、俺の唇に人差し指で触れた。
「ん?」
「俺の死期が近いから、毎日来るの?」
彼の目が、見れなかった。
でも、彼もそうすることを望んでたはずだ。
だって、涙声だから。
428
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/29(金) 15:50:57 ID:Rgg/Y6Xo
「別に…そうじゃない。光に会いたいから、来てるだけ」
「そっか…」
窓の外に目を向ける。
暗い空から舞い降りる綿雪が、町を白くしていった。
「…早く帰らないと、電車、動かなくなるよ」
「だな…」
いや、もう遅い。
この大雪じゃ、バスも電車も運行停止だろう。
「何してんの、帰れよ。本当にやばいって」
ぼーっ、としたまま動かない俺を見た光が、本格的に焦り始める。
「もう無理。交通機関ストップしてる」
「馬鹿…泊まれば」
光は、呆れたように言っていた。
「おー…」
429
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/29(金) 16:07:19 ID:Rgg/Y6Xo
「…今日は、寝たくない。薮と夜通しで話したい」
光が、ぼそり、と呟くように言った。
「馬鹿言うな、体調崩すぞ」
「じゃあ、一生のお願い使うから!」
一生のお願い、って、ガキかよ。
…なんて、言えなかった。
きっと、こいつの一生は僅かなんだ。
「…わーった、わかったよ」
光は、勝ち誇ったように、安心したように、微笑んでいた。
430
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/03/29(金) 20:52:45 ID:Rgg/Y6Xo
「眠いんだろ?無理しないで寝ろって」
「嫌、まだ話す…」
明らかに眠い、って目をして訴える。
時刻は…まだ、1時頃。
遅いときは4時位まで起きてる俺としてはまだ平気だけど、
普段消灯が早い光にとっては、充分遅い時間。
「ねぇ、薮…」
「ん?」
光の手が伸びてくる。
俺の後頭部を掴んで、彼は自分の唇に寄せた。
彼なりの、必死のキスだった。
顔を上げたとき、彼の頬は涙で濡れていた。
「薮…もう、来なくていいからね」
「でもっ」
気遣ってくれてるのは、知ってる。
第一志望の大学がC判定なの、自分のせいにしてるのも知ってる。
だから…
「駄目、俺は光がいなきゃ、駄目…!!」
「でも…こんな人間のために、一生を左右するかも、しれないよ?」
「それでもいいっ」
「俺が!俺が、駄目なんだっ」
光の弱々しい必死の叫びが、病室にこだました。
431
:
no name
:2013/03/31(日) 22:24:21 ID:Rgg/Y6Xo
3月も終わる頃、受験が終わったのを見抜いたように、光からメールが来た。
『こわいよ あいたい』
平仮名だけで綴られたメール。
怖い?何が?…なんて、聞き返す前に受験会場を飛び出していた。
------------------------------------------------------
「光っ!!」
病室の扉を勢いよく開く。
ご法度だと分かりつつ、大声で名前を呼んだ。
「やぶ…」
432
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/02(火) 13:50:56 ID:Rgg/Y6Xo
数多くの管、その中にいる痩せ細った光。
「ごめ…な……」
「大丈夫、心配すんな」
細い手を優しく握る。
光の瞳から、ゆっくりと一筋の涙が落ちた。
「あ…いた、かったよ…」
「うん、ごめんな」
「ん…っ」
唇を重ねて、お互いの温度を確認するように舌を絡めた。
「っふぁ…」
「苦しかった?ごめん…」
光は微笑んで、首を横に振った。
どうか、この笑顔が最後になりませんように…。
そう願いながら、手術室に入っていく君を見送った。
433
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/04(木) 03:26:50 ID:Rgg/Y6Xo
集中治療室の中、管に繋がれている君。
規則正しい電子音と、僅かに上下する胸だけが、
彼がなんとか命を繋ぎ止めている証だった。
もう、あれから1週間。
君に生きてほしいから、
こんな無力な俺でも何かできないか、っていろんなことをしたのに。
千羽鶴もお百度参りも。
それなのに。
桜が花を開く頃、君は静かに深い眠りについた。
頬を伝った涙が、宙で消える。
光に逢いたい。
たくさん話せなくてごめんね、って言いたいよ…。
病院の屋上、壊れてるフェンスをくぐり抜けた。
「ひかる…」
会いに行くからね。
一歩、踏み出す。
嗚呼、空が広いな。
このままもう一歩進めば…。
びゅうっ…
「んっ…」
急に吹いた、強い風。
そのせいで、屋上の内側に突き倒された。
434
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/04(木) 23:00:39 ID:Rgg/Y6Xo
空が、青い。
吸い込まれてしまいそうな程に…。
「ひかる…」
光は、ここに吸い込まれていったのかな…?
だとしたら、今の風、光なの…?
ひゅう…
もう一度、今度は優しく吹いた。
頬に落ちた涙を乾かすように。
泣くな、って言いたいの?
そんなん、無理だよ…。
空を見ながら、泣き続けた。
涙は、とどまるところを知らず、
ただ、ただ、流れていった…。
435
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/04(木) 23:11:44 ID:Rgg/Y6Xo
光side
こっち(天国)にきて、3か月。
今でも、薮を想い続ける日々が続いていた。
会いたい。
上から見てるだけじゃ、足りないよ…。
あの日、薮が死のうとしたのを止めたのは、俺なのに。
ただの友達に戻れたら、どれだけいいだろう。
好き、って気持ちを忘れられたら、どれだけいいだろう…。
毎日毎日、考えちゃいけない、って思いながら、君を想ってしまうんだ。
逢いたいのに、逢いたくない。
忘れたいけど、忘れたくない。
一体どっちなのか、自分ですら分からないよ…。
膝を抱えて、下界を覗いた。
君は、大学生になった。
もう、君の中の俺は「終わった」んだ。
君から貰った持ちきれないほどの愛を捨てればいいの?
そんなこと、できないよ…。
436
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/04(木) 23:20:56 ID:Rgg/Y6Xo
いつも、君のことばかり想って、
君がくれた思い出に泣くんだ。
ただ一方的に君を想い続けるのがいいのかすら、分からないよ…。
君は少しずつ前に進んでいくのに、
俺は君がくれた愛を抱えて、ここで泣き続けるんだ。
君が俺を振り返ることなんてない、って、分かってる。
でも、待たせて。
待つだけなら、構わないだろ?
俺と君との間には、一生縮まらない隙間ができる。
俺にどうしろ、って言うんだ?
もっと、好きだ、と言えば良かった。
もう少し弱虫じゃなければ、隙間は小さくて済んだかな…?
437
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/04(木) 23:25:35 ID:Rgg/Y6Xo
君の代わりに誰かを愛すなんて、できないんだ。
俺には君しかいないから。
お願い、待たせて。
君が振り向いてくれなくたって、ずっと背中を見てるから。
君を待ち続けるからさ…。
幸せになって…。
これまでも、これからも大好きだから。
-fin-
438
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/04(木) 23:31:24 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
どうも、おはこんにばんぬー、はるこ。です♪
お久しぶりですね。
更新、お待たせしてすいませんm(_ _)m
…え、待ってない?ですよね p(。。)
今回は…暗いなー。
薮くんだけで完結させようと思ったけど、
GUMIちゃんの「天ノ弱」って曲が良すぎて、光くんを入れました。
ちなみに、ボカロです。
ボカロ厨とか、言わないで下さいOTL
それでは、ありがとうございました。
次回作、どーしよー…。
439
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 02:36:19 ID:Rgg/Y6Xo
次回作、季節もので。
山田×知念で
「桜咲く頃」
440
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 02:39:04 ID:Rgg/Y6Xo
「知念、何やってんの」
家のベランダの柵に凭れかかってる知念。
声をかけると、振り向いて、ニコっ、と笑った。
「桜、見てた」
同棲し始めて一年。
この小さなアパートに決めたのは、この桜が大きな理由だった。
441
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 02:45:58 ID:Rgg/Y6Xo
「なぁ、一緒に住まない?」
俺がそう持ちかけたのは、高校を卒業する少し前。
「…何で?」
「いや、その…毎日、一緒に居れるし…」
「エッチもしやすいもんね」
彼は無邪気に微笑んで言う。
「やめろよ、莫迦!」
「涼介、顔真っ赤。茹でダコみたい」
きゃっきゃ、と楽しそうに知念が笑う。
恥ずかしいけど、笑ってくれるならいい。
「どこにする?TV局が近いトコがいーよな」
「あー、ここ!桜が綺麗!」
「桜ね。いいんじゃない?位置的にも」
「じゃあ、決定!」
案外あっさり決まった。
知念が…っていうか、俺らが桜を好むのにだって、理由はある。
何か、いつも、桜が近くにあったんだよな。
俺が知念に告白したのは入学式。
あの日も桜が綺麗だった。
「オトナ」になったのも、桜が咲いてた頃。
442
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 02:55:09 ID:Rgg/Y6Xo
「4周年だね」
回想に耽ってると、知念がこっちを向いて言った。
「え?」
「付き合い始めて。もう4年だよ」
「だなー。今度、花見にでも行くか」
「行く!」
満開の桜の木の下、桜のように笑う君と。
鞄に二人分のお弁当入れて、近くの公園に向かう。
自分の右側を歩く知念。
何度も俺の手をノックするように叩いてくる。
「手ぇ、繋ぎたいならそう言えよ」
彼の左手を握って、指を絡める。
「だって、恥ずかしいよ…」
「何で」
「それは…涼介の莫迦っ」
いつも、恥ずかしがると顔を真っ赤にしながら俺を罵倒する。
「可愛いな」
「…ありがと」
少し褒めると、また更に顔を赤くして、そっぽを向いた。
443
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 03:10:22 ID:Rgg/Y6Xo
桜の大木の下にレジャーシート敷いて、弁当を並べる。
俺のお手製なんだ。
「わ、おいしそ!」
「だろ?食っていいよ」
「頂きます!ん〜やっぱ、おいしー」
卵焼きを口に頬張って、可愛く笑う。
君がそうやって笑ってくれるなら、早起きなんて苦じゃない。
「ふー、お腹一杯」
「だなぁ。あ…」
木に凭れかかる知念の唇に、スパゲッティの橙色がついて、
ちょうど口紅のようになっていた。
「なに?」
「ケチャップが…」
ぎゅっ、と知念を抱き寄せる。
桜の木の陰で、俺の舌で知念の唇を綺麗に舐めとった。
「涼介?ちょっ…」
喋った隙に、舌を入れる。
抵抗できなくなったのか、それとも抵抗していないのか、
知念は、素直に俺に身を任せていた。
444
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 07:41:22 ID:Rgg/Y6Xo
「んっ…」
柔らかい唇を甘噛みすると、可愛い吐息を溢す。
必死で吸い付こうとする知念が愛しい。
「…っ、ん…」
彼の体を、桜の大木に押し付ける。
薄く目を開くと、頬を真っ赤にした知念がいた。
「我慢できねーから…」
「ちょ、駄目っ…んぅっ」
もう一度唇に触れて、口を封じる。
ここは人通り少ない裏通りからしか見えない。
「声、出すなよ」
「ぇっ…ぁんっ」
出すな、つってんのに、胸に触れただけで声をあげた。
けど、そんな姿も愛しくて。
445
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 08:06:21 ID:Rgg/Y6Xo
「ね、駄目っ…」
「駄目じゃねぇくせに」
胸を弄びながら、ズボンの中へ手を入れる。
「駄目だよぉ…」
既に固くなっているモノに触れた。
「ぁんっ…」
先走りを溢れさせてる先端を、親指で軽くいじってみる。
「や…らめぇ…っ」
俺の肩を押して、力無く抵抗してるんだけど、
それでも俺に溺れて堕ちていく。
そんな知念が可愛くて仕方なかった。
「後ろ、いいだろ?」
「え、ちょっと、んっ…」
腕を回して、アナへ指を滑らせる。
先に唾液で濡らしておいたから、問題はない。
「ぁっ、ぃやぁ、んっ…」
446
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 08:21:33 ID:Rgg/Y6Xo
「指3本入った」
「あっ、言うな、ばかぁ…」
そんな強気でいられるの、いつまでかな。
「射れるよ」
知念の承認を聞く前に、既に受け入れる準備の出来てるソコへ触れさせた。
「待って、ここっ…うっ」
ぐっ、と押し込む。
ちょっとキツい。
知念も、苦しげな声をあげていた。
「動くぞ…っ」
「んっ、ぅっ、ぁっ…」
腰を揺らす。
声色は、あっという間に変わっていった。
焦らすために、浅く突き続ける。
「ぁっ、らめ、もっとぉ…」
「求めるとか、ぃやらし…っ」
知念の大好きなポイントを、強く一発。
「あっ!」
ぐちゅり、と音がして、俺を締め付けた。
「気持ちいーだろ…っ」
「んっ、はぁっ…」
もう一度、もう一度。
「りょ、しゅけ、もっとぉ…」
普段の自信に溢れた彼は、どこにもいない。
ただ、俺からの快感に溺れていくお前がいるだけ。
447
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 11:46:53 ID:Rgg/Y6Xo
「あっ、やぁっ、んっ…」
だらしなく開いた口から、声と唾液を大胆に漏らす。
幼さの残る声は、少しの罪悪感と大きな征服を味あわせる。
「ほら、どうだ?」
「いいっ、きもちぃ…っ、はぁっ」
乱れてく君が、愛しい。
俺に求める君が、愛しい。
「やっ、イく、あ…っ」
一気に最奥を突く。
二人でほぼ同時に欲を吐いて、
知念は、俺の腕の中で眠りに堕ちていた。
448
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 14:21:42 ID:Rgg/Y6Xo
俺が剥がした洋服を、静かに寝息をたてる知念に着付ける。
染められたように紅くなっている唇に、触れるだけのキスを落として、
自分の着ていた上着を彼に被せた。
「綺麗だなぁ…」
二人が愛しあったことをずっと見ていた、大きな桜の樹。
この樹が花をつける度、少しずつ俺らも大人になっていった。
来年も、再来年も…10年、100年先だって。
ずぅっと、二人で桜を見て、
桜の咲く頃、ちょっとずつ大人になっていければいいな。
ねぇ、侑李。
-fin-
449
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 15:05:11 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
はい、思いっきりあとがきを忘れていた作者です。
え、いらない?そうですか…(。。)
とか言いながら、勝手に書きます。
屋外プレイ…hshsになってるのは私だけでしょうか(笑)
涼介の大胆さがヤバイなー、なんて。
以上、中身の薄いあとがきでした←
450
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 15:10:52 ID:Rgg/Y6Xo
*リクエスト募集中*
ネタ切れな作者に救いの手をお願いします!
・攻め×受けを分かるように書いてください。
・シチュエーション(出来るだけ詳しく)もお願いします。
・その他、ご希望があれば、書いてください。
お待ちしております(⌒∀⌒)ノシ
451
:
ありやま
:2013/04/05(金) 16:48:34 ID:PDptul6.
お久しぶりです!
最近、ふうま君と大ちゃんのペアがはまっていて。。。
風磨君攻めの大ちゃん受けお願いできますか?
設定は、関係はそのままがいいです!先輩と後輩で。。。
学園パロとか、あまり好きではなくて、、、笑
伝わりずらいですかね?すいません。
452
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 23:20:32 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま様
お久しぶりです。
リクエスト了解しました!
じゃあ、これから書きますっ♪
453
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 23:25:50 ID:Rgg/Y6Xo
ではでは、ありやま様のリクエストにお応えして。
風磨×大貴
「Crazy night-陽が昇るまで-」
454
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/05(金) 23:32:51 ID:Rgg/Y6Xo
水の滴る音。
上半身裸の俺と、俺が着ていたぶかぶかのシャツを纏う彼の呼吸音。
僅かな音だけが室内を支配していた。
「ほんと、すいません…」
ぼそり、呟いたことも、全て彼に届いていた。
「ん…」
若気の至り。
そんな言葉じゃ許されないことを、俺は犯した。
俺は傷付けたんだ。
とてもとても、大切な人を__。
455
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/06(土) 00:03:38 ID:Rgg/Y6Xo
彼はどんな人ですか?
そう聞かれたら、多くの人が口を揃えて言う。
「明るい」「よく笑う」「可愛い」「優しい」
誰からも好かれて、誰からも愛される。そういう人。
Jr.時代から、気付くと彼を目で追い、何か不思議な感情を抱いていた。
その気持ちが決定的になったのは、つい先週。
ジャニーズ・ワールドの公演後、朝から降り続いていた雨は激しさを増していた。
傘を開いて、劇場を出ると、雨音に紛れて、ニィニィ、と猫の鳴く声が聞こえた。
声のする方を振り向くと、段ボールに入れられた子猫達に自分の傘をあげて、
びしょ濡れで歩いている彼がいた。
「有岡くんっ」
振り向く彼を見ながら、彼の方へ駆け寄る。
「あ、風磨ぁ。どうした?」
首をかしげて、可愛く微笑んだ彼。
自分の心臓が、確かに大きく跳ねるのを感じた。
「風邪引きますよ」
俺は自分の傘を差し出した。
自分が濡れることは、構わない。
何となく、彼を守らなければと思っていた。
456
:
ちぇむ♪(元ちぇりー)
:2013/04/06(土) 00:24:59 ID:32KIhih6
こんばんは!
"ちぇむ♪"こと元"ちぇりー"です。
多分一回コメントさせて頂いた事が…
私の記憶では225ぐらいだと……。
間違えてたらすいません((汗
まぁ…覚えてないですよねぇ…ww
あ、リクしても良いですか??
伊野尾×岡本で、
できればエロシーンをいれて欲しいです。
無理だったら、いいですよ??(^_^)
457
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/04/06(土) 08:35:34 ID:dfIzAQEw
お久しぶりですはるこんさん!!!!(o^∀^o)
しばらくコメしていなくて本当にごめんなさい…(ρ_;)
風磨くんも優しいですけど、大ちゃん…すごく優しいですね!!!///猫ちゃんうらやましいです…(ρ_;)
まぁそれはおいといて、やっぱりはるこんさんの小説面白いです!!本当に全部この小説があるんじゃないかってくらい文章力がありますよね♪
これからも頑張って下さい!!ずっと応援してます♪
458
:
ありやま
:2013/04/06(土) 09:48:30 ID:PDptul6.
はるこ。さん!すっごく楽しみです♪
あと、私のことありやまで大丈夫ですよ!!
実際も、私年下なので、、、笑
459
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/06(土) 13:19:07 ID:Rgg/Y6Xo
ちぇむ♪様
もちろん覚えていますよ!
リクエストおkです♪
いのちゃん、めっちゃ変態にしますがw
いいでしょうか?
460
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/06(土) 13:24:23 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さん
お久しぶりです!
こちらこそ、全然更新してなくてごめんなさいorz
面白い、なんて嬉しいです!
調子に乗っちゃいますよ(笑)
応援ありがとうございます、頑張ります♪
461
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/06(土) 13:27:16 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
呼び捨て、って難しいです(笑)
私のことも、呼び捨て・タメ口おkですよ!
年齢なんて気にしない(笑)
ご期待に答えられるように、頑張ります!
462
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/06(土) 13:41:47 ID:Rgg/Y6Xo
「ちょっと濡れるくらい、大丈夫。
お前こそ、風邪引くよ」
彼はそう笑って、俺の傘を押し返して拒否した。
「俺は、少しくらい平気っすから」
「俺も大丈夫」
「いいですって」
傘を受け取る気がなさそうだから彼の肩に傘の柄を乗せて、そこから走り去った。
家に帰って、シャワーを浴びる。
彼が傘を押し返したときの手の感触が未だに残ってる。
小さいけど、暖かくて立派な手。
「はぁ…」
溜め息は、温水に混じって流れていく。
嗚呼、好きになってる。
いや。
ずっと前から、好きだったんだ__。
463
:
ありやま
:2013/04/06(土) 14:28:49 ID:PDptul6.
本当ですか!?
じゃあ、よろしく!
なんか、違和感あるね笑
464
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/06(土) 15:40:18 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
こちらこそ、よろしく!
私も違和感だらけ(笑)
465
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/06(土) 15:57:37 ID:Rgg/Y6Xo
今日も2公演を終えて、ぞろぞろと帰り出す。
彼はというと、5、6人で連れだって帰るところだった。
「あ、風磨!」
こっちに彼が駆け寄ってくる。
手には、見覚えのある黒い傘。
「これ、ありがと。本っ当に、助かった」
「いえ、こんくらい」
傘を受け取る。
このまま帰るのは惜しい。
せっかく、話せるチャンスなのに。
でも、話題がない。
焦ってた時間はどれくらいだろう。
先に口を開いたのは、彼だった。
「一緒になんか食べにいこうか」
466
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/06(土) 16:11:31 ID:Rgg/Y6Xo
少し高級そうな料理店を出る頃には、日はすっかり落ちて、また雨が降りだしていた。
「あっちゃー、降ってきたか」
「入りますか?」
傘を開いて差し出す。
彼は、「ごめんな」って申し訳なさそうに笑って、俺の左隣に入った。
駅までの僅かな距離、二人きりの傘の下。
適当な言葉で会話を繋いでいたけど、本当は何も考えられなかった。
駅に着いたら、もう彼と話せない気がして。
衝動、って怖い。
気付くと彼の腕を掴んで、彼を電柱に押し付けていた。
「ちょ、風磨?」
持ってた傘を放り投げる。
二人の肩や頭を、静かに雨が濡らしていった。
「有岡くん…」
もう駄目、止まらない。
俺は、怯える目をした半笑いの彼に、唇を重ねていた。
467
:
ありやま
:2013/04/06(土) 16:14:55 ID:PDptul6.
わー!風磨君!やばいです<(`^´)>
早く、続き見たい!!
468
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/06(土) 16:22:57 ID:Rgg/Y6Xo
「…ぁっ、や…ふ、まぁ…」
言葉を紡げないように、酸素さえ奪い取るように、彼を味わう。
俺に抵抗する手足さえも押さえつける。
彼の全てを、俺のものにしたい。
彼に俺しか見えないようにさせたい__。
「有岡くん…」
「っはぁ、な、に…?」
呼吸を整えてる彼を見下ろす。
雨のせいか、それとも違うのか、綺麗な瞳は潤っていた。
「もう、無理です」
「…は?」
もう、我慢の限界。
音をたてて理性は切れ、足掻く有岡くんを無理矢理寂れたホテルへ連れ込んでいた。
469
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/07(日) 13:31:26 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
はぁい、今から書くよ♪
470
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/07(日) 13:54:03 ID:Rgg/Y6Xo
小さい体を放り投げる。
ベッドにぼすんっ、と落ちた後、小さく「うっ」といった声が聞こえた。
「風磨、なんで…?」
怯えて震える彼の瞳。
それが俺を誘ったのは、言うまでもない。
彼の手足をロープで拘束して、馬乗りになる。
「風磨、嫌だ、やめてよっ!」
身長差はおよそ10cm。体格で言えば、俺のほうが断然良い。
有岡くんは必死で足掻いているけど、関係無い。
今の俺は、誰にだって止められない。
471
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/07(日) 20:52:37 ID:Rgg/Y6Xo
「ねぇ、ふぅぁ…っ」
もう一度、唇を塞ぐ。
声は全て、吸いとっていく。
言葉なんてものは要らない。
有岡くんは、俺だけ見てればいいんだ。
「ぁ、はぁ、はぁっ…」
息を荒げ、頬を紅潮させてる有岡くんから離れて、備品の置いてある棚に向かった。
「これ…」
小瓶を取り出して、有岡くんに見せる。
「嫌…嫌、やめて…」
怯えきった瞳が俺を見る。
コップに水を注いで、その薬を多めに入れた。
472
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/07(日) 23:33:10 ID:Rgg/Y6Xo
彼の上に乗って、堅く閉じた唇をなぞった。
「口、開けて下さいよ…」
小さく首を横に振った。
けど、ここで俺が了承するわけがない。
キスで唇をこじ開け、酸素を求める彼の口に水に溶かした薬を流し込んだ。
飲み込んだのを確認して、彼の体を触る。
効果は数分で出てきていた。
「嫌だ、ぁっ、止めようよ…」
熱い吐息に混じって、彼が言う。
「でも、感じてますよ」
つーっ、と太股から腰を撫であげた。
ぴくり、と体が跳ねる。
「感じて、なんっ、か、ない…し」
濡れた瞳が艶やかに光る。
体は、気持ちいい、って言ってるのに。
473
:
ありやま
:2013/04/08(月) 18:40:49 ID:PDptul6.
いや〜(>_<)大ちゃんが・・・
早く続きがみたいー!
474
:
ありやま
:2013/04/09(火) 00:31:01 ID:PDptul6.
まだ、終わってなくて、悪いんだけどリクしてもいい??
あのね、やまありとたかちねの小説が見たいんです!
ちなみに、山田君、知念君攻めで、大ちゃん、ゆーやが受けがいいんだけど
4人で、同じ場所でやるって感じなんだけど。お仕置きみたいな。。
難しいか?
475
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/14(日) 03:34:53 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ。
待たせてごめんね!
リクエスト了解です(2番目になりますm(_ _)m)!
シチュエーションとか、どんなのがいい?
(お仕置きの理由とか…)
これから小説、書くよ!
476
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/14(日) 04:11:13 ID:Rgg/Y6Xo
彼が着ていたシャツを捲り上げて、胸の突起に触れる。
「ぁっ…」
それだけで声を漏らす有岡くん。
嬉しくなって、そのままそこばかりで遊びだす。
「やあっっ、ふうまぁ…っ、や、やめてぇ…っ」
やめて?
そんなん、嘘だ。
彼の自身は、ズボンを苦しそうに押し上げて、服の下で精一杯主張していた。
胸を弄りながら片手でベルトを外し、下着もろとも膝下まで下げた。
「やら、よぉ…っ」
涙目で必死で訴えてくる有岡くん。
「じゃあ、どうしてこんなに大きくなってるんですか」
彼に薄笑いを向けながら、自身を軽く弾く。
「あっ…」
体がぴくん、と大きく震えた。
「ほら、気持ちいいんじゃないですか」
既に膨れ上がってる彼のモノを、手で上下に扱く。
「ぁっ、はぁ…やぁっ、ん…」
断続的な快感に声を出して喘ぎ、涙を滲ませる。
こんな色っぽくて、俺を欲情させるもの、他にあるだろうか…。
477
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/14(日) 04:26:14 ID:Rgg/Y6Xo
限界まで大きくなってるであろう彼のモノをぎゅ、と握ってみた。
「う、あぁあっっ!」
小さな体を大きく弓なりに反らして、手に大量の白濁液をぶちまけた。
「ご、ごめ…ふうま…」
「いえ、平気ですよ。それに…」
指にさっきの液を絡ませ、後ろのアナに中指を押し込んだ。
くぷっ、という音が、静寂な館内に響く。
「うあぁぁっ!」
イったばかりのせいか、感じやすいらしい。
大袈裟な声を上げた有岡くんの上に跨り、彼を見下ろして指をかき回した。
彼のアナは、あっという間に4本が飲み込まれていた。
やばい、俺の上を向いているモノも限界。はち切れてしまうよ。
だから、下半身にまとってるものを全て放り投げ、彼のモノにそれを擦り付けた。。
478
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/14(日) 16:58:17 ID:Rgg/Y6Xo
「あッ、はぁっ…だ、駄目ぇ…っ」
薬のせいか、単に欲情してるのか、
さっき欲を吐き出したばかりの彼の自身が、再び熱を帯びていた。
「有岡くん、射れていいですか…っ?」
「んっ、やぁ…」
火照る頬の有岡くんが首を横に振り、力無く俺に抵抗しようともがく。
けど、手足を拘束されているから、それを押さえるのは容易いこと。
俺も聞いておいたけど、彼の意思を尊重する気はさらさらない。
仰向けの彼を半回転させ、両足を乱暴に割った。
いやらしく緩みきったアナに、俺の自身を切り込んでいく。
「っあ、あぁ、痛い!」
「我慢して…っ」
「嫌ぁっ…!」
悲鳴と泣き声の入り混じった声が響く。
少なくとも、俺みたいに繋がれた喜びはなさそうだった。
一気に深くまでねじこむ。
苦しそうな有岡くんに休息を与える暇もなく、腰を激しく揺らし始めた。
479
:
ありやま
:2013/04/14(日) 17:01:20 ID:PDptul6.
おー!はるこ。久しぶり!!
いつのまにか、中二になったよ笑。
うんとね、お仕置きの理由はね、、、
任せてもいいかな??無理っぽかったら言って!!
2番目でも、全然おkですよー!激しめでお願いします。
480
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/14(日) 17:16:19 ID:Rgg/Y6Xo
「あっ、あぁ、やぁ…っ」
熱い吐息に混じる声。
苦しげだった声は、一気に甘ったるい声に変わっていった。
「気持ちいい、でしょう…?」
彼の答を聞く前に、喋らせまい、と感じやすいトコを強く突く。
「ぅあぁっ」
快感に悶え、声をあげる。
全てが、俺のものになった気がした。
滴る汗でさえ、愛しい。
それから、前方にも手を伸ばし、彼の自身を握る。
「あっ…ふ、ま、やぁっ…」
双方から快感を感じて、有岡くんが正気でいられるわけない。
俺が動きを止めても、自ら腰を振って快感を求めていた。
「あっ、ぁぅ…っ」
ぐちゅ、ぐちゅり、と卑猥な音をたて、彼が乱れていく。
「いぃっ…有岡くん、すげぇいい…っ」
俺も彼の腰を掴み、腰振りを再開させた。
481
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/14(日) 17:22:15 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
久しぶり!
こっちも、いつの間にか高校生だよ(笑)
了解ですっ( °-°)>
もう少し待ってて!
482
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/14(日) 17:34:29 ID:Rgg/Y6Xo
「あっ、あぁっ…」
彼の腰を打ち付ける度、そうすること以外忘れたかのように顔を紅くし、髪を乱し、唾液を滴らせて喘ぐ。
「はぁっ、有岡くん、気持ちいぃっスよ…っ」
はしたなく、俺からの快感に囚われている有岡くんが、愛しい。
「あっ、ぁ…も、と…もっと、ぉ…」
彼からの要望に応え、最奥に俺の自身を突き刺す。
「ああぁぁぁっ!」
大きな叫びと共に、彼が白い液体をぶちまけた。
その途端に締め付けがキツくなり、
熱くぐちゃぐちゃに掻き乱された彼の中へ、俺の欲が放たれた。
483
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/14(日) 17:49:02 ID:Rgg/Y6Xo
…そんで、今に至る。
束縛されていた手足を解放すると、真っ赤になり、食い込んでいた痕ができていて。
「ごめんなさい…」
彼を、傷付けた。
そんな大きな罪悪感が、心へ積もっていく。
有岡くんの小さな、しかし引き締まった背中を見つめる。
なんて思ってるだろう。
俺のこと、恨んでる?…だろうな。
酷いこと、してしまった。
後悔の念が俺を縛りつけて、苦しくなったとき。
「なぁ、風磨…?」
484
:
ありやま
:2013/04/14(日) 18:04:31 ID:PDptul6.
おー。もう高校生かっ!早いね〜笑。
あいよっ!まってます♡
485
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/16(火) 22:03:14 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
早いね!あっとゆうまにオバサンになっちゃうよー(泣)
待たせてごめんね!
486
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/16(火) 22:25:56 ID:Rgg/Y6Xo
有岡くんのか細い声。
泣いてるか怒ってるかすら分からない、泥のように沈んだ声だ。
「何ですか」
「遊んでんの…?」
ぼそ、っと呟く。
遊んでる?そんな、まさか。
「俺で、遊んでんだろ…っ」
きっ、と睨むような目線が俺を刺す。
「…んな訳、無いじゃないですか…」
「じゃあ、なんで…」
頬で何かが光る。
瞳から溢れた大きな涙の粒は、真っ直ぐに落ちていった。
「なんで、なんで…」
雨のように降り注ぐ涙。
もうどうにでもなれ、と、彼を優しく抱きしめた。
487
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/17(水) 07:04:45 ID:Rgg/Y6Xo
「好きです…」
有岡くんへの気持ちは、その言葉でしか表せない。
「好きなんです、有岡くんが……」
うまく言えないけど、とにかく好き。
それゆえに、上手く愛することすらできない俺は、まだガキなんだろうか。
「嫌いに、なれないよ…」
488
:
ありやま
:2013/04/17(水) 18:13:48 ID:PDptul6.
はるこ。へ
ほんとだねー。。。いつまで、JUMPを好きで
いられるかなー
うちは、いつまでーも、待ってます♡
489
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/17(水) 19:55:05 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
私は、ずっと好きでいたい!
せめて、今のSMAPくらいの年になるまで(笑)かな?
じゃあ、書くよ(はぁと)
490
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/17(水) 20:18:09 ID:Rgg/Y6Xo
「え…?」
有岡くんが、俺に腕を回した。
向かい合って抱き合っているから、表情は見えない。
ただ、声は。
「風磨にね、あんなことされても、嫌いになれない」
綿飴のように、ふわふわ甘く、消え入りそうで。
「有岡くん…っ」
更に力を込めた。
有岡くんが消えてしまわないように。
「キスして…?」
「あぁ…」
有岡くんの瞼が落ちたのを見て、柔らかな唇にしゃぶりつく。
薄目を開けると、涙の跡を付けた頬を紅潮させて、俺に夢中になっていた。
「風磨ぁ、離さないで…」
「離さない、絶対に…」
Crazy Nightは、もうすぐ終わる。
夜が明けるまで、抱き締めていよう。
きっと、空が白めば、きっと__。
491
:
まりか
:2013/04/17(水) 20:23:58 ID:VFj1HSKA
すっごく面白いです!!
492
:
ありやま
:2013/04/17(水) 23:01:17 ID:PDptul6.
はるこ。へ
そーしよう。ずっと、好きでいよう。
SMAPまでじゃなくて、いっそのこと、マッチぐらいまで
応援しよう!!笑。
493
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/20(土) 07:35:12 ID:Rgg/Y6Xo
まりか様
面白い、なんて嬉しいです!
ありがとうございます!
494
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/20(土) 07:37:16 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
うん、私もずっと応援する!
495
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/20(土) 07:45:44 ID:Rgg/Y6Xo
二人で小高い丘へ向かった。
傘は途中で捨ててきた。
雨が止み、しっとりと湿った冷たい風が頬を掠める。
「寒いッ」
そう言った有岡くんの手を取る。
「こうすれば、寒くない」
しっかり指を絡めると、有岡くんもぎゅ、と握り返した。
東の空が、白み始める。
夜明けが、近づいている。
「有岡くん…」
「ん?」
微笑んだ彼を抱き寄せ、唇を重ねた。
昇りだした朝陽に照らされ、そのキスはとても美しく、輝いていた。
-fin-
496
:
ありやま
:2013/04/20(土) 13:14:52 ID:PDptul6.
はるこ。へ
うん。最高だっ!よかった。見ててすっごくたのしかった♪
じゃ、次の小説楽しみにしてるね♡
497
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/21(日) 18:41:15 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ。
最高なんて、とんでもないっ!
でも、楽しんでもらえたなら良かった♪
はーい、続き書くよ!
498
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/21(日) 18:45:43 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
初のJUMP以外の登場でした。
ありやま、早速コメントありがとう!
風磨の性格がよくわからなくて難しかった…。
不真面目か真面目か、分かんないヤツですよね(笑)
499
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/21(日) 18:49:59 ID:Rgg/Y6Xo
続きまして、ちぇむ♪様のリクエストにお応えして。
伊野尾×岡本
「いのちゃんキャラ変注意報!」
500
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/21(日) 18:52:21 ID:Rgg/Y6Xo
ストーリーの前ですが。
500来たああああぁぁぁああああ((
本当に、応援して下さる方々には感謝です。
これからも、見捨てないで下さい!
501
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/21(日) 18:59:40 ID:Rgg/Y6Xo
ツアーで地方を回っていた、ある夜。
ホテルの部屋割りは、くじ引きで決まった。
「じゃあ、よろしく」
「うん、よろしくなぁー」
圭人と伊野尾は、奇遇にも同室。
ベッドに腰掛けた圭人は、先程薮に囁かれたことを思い出していた。
『いのちゃんには気を付けろよ』
にやり、と片方の口角だけを上げて笑った彼の真意は、圭人には見えなかった。
502
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/21(日) 19:13:34 ID:Rgg/Y6Xo
シャワーを浴びて、ベッドの上でパソコンを開く圭人。
隣のベッドは、まだ空だ。
きっと薮くんのトコだろうな、と圭人はあまり深くは考えていないようだった。
1時を回る頃、圭人が眠ろうとしていたとき、
がちゃ、と音をたててドアが開いた。
「あ、おかえりー」
「たらいまぁ」
パソコンを鞄にしまいながら言った圭人に、身軽に伊野尾が飛び付いた。
「たらいま、けぇとぉー」
「うん、おかえり」
圭人は、酒臭さを纏ってる伊野尾を軽くあしらいながら、鞄の口を閉めた。
その瞬間。
「んーっ」
「!?ん、ぁっ…はぁっ」
伊野尾の柔らかくて厚みのある唇が、圭人の唇に吸い付く。
そんな不意打ちの攻撃に反抗もできず、圭人は伊野尾のペースに飲まれていた。
503
:
ありやま
:2013/04/21(日) 19:28:49 ID:PDptul6.
おー!500おめでとー!!
これからも、ずっと応援してるぞー!
風磨くんむずかしいよねー。でも、おもしろかったぞっ!
続きまってるねー♪
504
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/22(月) 06:55:01 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
ありがとう!
面白かったなんて、嬉しい!
はーい、書きまーす♪
505
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/22(月) 07:00:04 ID:Rgg/Y6Xo
「けぇと、かわいがったげる」
呂律の回らない伊野尾に押し倒され、ようやく状況を理解した圭人。
「ちょ、待って!」
必死に抵抗してみるも。
「っ…いのちゃん、強い…っ」
伊野尾の白くて細っこい腕なんて、圭人に任せれば捻り潰せそうなのに、
何故かそうはいかない。
「もうにげれないからぁ」
その伊野尾の喋り方が、余計に恐怖を掻き立てていた。
506
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/22(月) 22:34:59 ID:Rgg/Y6Xo
「ん…っ」
また、激しいキスが落とされる。
舌を抜かれ、伊野尾の舌と擦れ合う。
圭人は、見たことのない伊野尾の雰囲気に怯え、信じられないようだった。
彼の雰囲気、といえばパステルカラーが最も似合うはず。
が、今は、限りなく黒に近い紫、といったところだろうか。
キスはいつまでも続き、圭人から酸素と同時に反抗する心も奪っていく。
「あ、ん…ぁんっ」
どこでその技術を身に付けたのか、その溶かされるようなキスのお陰で
感度の良い圭人の自身は既に、上を剥いていた。
507
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/22(月) 23:13:18 ID:Rgg/Y6Xo
*訂正*
剥いて→向いて
ごめんなさいOTL
508
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/22(月) 23:33:39 ID:Rgg/Y6Xo
「もう大きくしちゃったんだ…。
キスで感じるなんて、感度良すぎるんじゃない?」
いつもの何十倍も饒舌な伊野尾。
圭人の欲望の塊を、細く美しい指で弾くと、ぴくん、と彼の体は震えた。
「脱がしてほしい?」
こくり、と涙目で頷く圭人。
今は、恥より何より、苦しい下半身を解放して欲しかった。
伊野尾は、圭人の服を引き剥がし、彼の首筋に優しくキスを落とした。
それから、首、肩、鎖骨、と唇を這わせながら彼の張り詰めたモノへと向かっていく。
だが、一向にそのものには触れない。
がっしりした太股の内側をしつこく舐め続けていた。
「早く…苦し…っ」
その声を聞いて、伊野尾がニヤリ、と笑う。
「じゃあ、どうして欲しい…?」
「…っ、イ、イかせてぇ…」
「そっかぁ…圭人変態だなぁ…」
ご満悦そうにまた笑い、顔が圭人の下半身に移る。
先程よりも更に膨れ上がったモノはキスを落とされ、
その次には、伊野尾の口内に収まっていた。
509
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/22(月) 23:41:08 ID:Rgg/Y6Xo
「あっ、駄目、いのちゃん、それは…!!」
「ふぇ〜?ほう、ふわへひゃっひゃひー」
(えぇ〜?もう、くわえっちゃったしー)
抵抗する圭人を無視し、舌で彼の自身を舐めあげる。
「ふぁっ…」
彼は、背中を大きく反らして、伊野尾の口に欲を注ぎ込んだ。
510
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/23(火) 00:00:49 ID:Rgg/Y6Xo
「ん…っく」
喉を鳴らして、圭人の欲を飲み干す。
口の周りも、舌で綺麗に舐めとっていた。
「よし、次は俺を気持ちヨクして」
「…は……?俺、んぐっ」
口を塞ぐように無理矢理、伊野尾の自身が突っ込まれる。
「舐めて」
「ふぇ…」
ペロリ、と舌で伊野尾のモノを愛撫する。
「あ…いい、もっと」
彼のみるみる大きくなっていくモノに驚きながら、圭人は律儀に舐め続ける。
そろそろ限界、という頃、圭人がイかせようとしたら、口から自身が離れた。
何が起こってるのか、いまいちよく理解できないでいる圭人に、次なる快感が襲う。
圭人は、アナに何かが入っている感覚を覚えていた。
指、ではない。
もっと優しく柔らかい…まさか。
「いのちゃ…ぁにして…ん…っ」
「ほぐしてんの…」
熱い吐息が、アナを刺激する。
ナカを舐められ、アナが押し広げられていく。
511
:
たかふみ
◆XNXzRNTiKU
:2013/04/23(火) 20:18:58 ID:mtvmxTE.
私のスレにコメントありがとうございます。
いやいや、はるこ。さん文才ありますよ!尊敬しまくりですよ!
京安、個人的に好きなので安井くんをどう素直にさせていくか考え中です(笑)
風磨と大ちゃんの面白かったです!
風磨の性格がそのままな感じで良かったです!
更新頑張ってください。
512
:
遥貴:★
:2013/04/25(木) 01:30:34 ID:pA9spepo
はわわ薮君に気をつけろと言われていたのに圭人君www
いのおちゃんに完璧にやられちゃいましたね。
続き楽しみにしています。
それから優柔不断とは思ったのですが、思うところあって以前使っていた
名前に戻しました。改めてよろしくお願いします。
513
:
ありやま
:2013/04/25(木) 19:21:01 ID:G9lmkeLo
ちょいっ!やばい///
いのちゃん、エロすぎ。。笑。
はるこ。天才ー♪
514
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/25(木) 23:33:41 ID:Rgg/Y6Xo
たかふみ様
尊敬なんて、いい過ぎですよ!
でも、褒めてくださるのは、素直に嬉しいです*
たかふみさんの小説も、楽しみにしてます!
515
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/25(木) 23:35:26 ID:Rgg/Y6Xo
遥貴さま
智さんですよね?
楽しみにしてくださって、嬉しいです*
516
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/25(木) 23:39:00 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
フフフ←
今回のテーマは、「変態・伊野尾慧」だから(笑)
私が天才?
駄作の天才だもんねー(^_−)−☆
517
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/25(木) 23:53:44 ID:Rgg/Y6Xo
「うわ、すっげー。緩み過ぎだろ」
舌で押し広げた場所に、指数本が入って行く。
「はぁ…っ、ぁっ」
異物感はありつつも、既に広がっていたお陰で、大した痛みはなさそうだった。
伊野尾は、圭人の自身の根本を握り、彼のナカの指で内壁を刺激した。
「気持ちいいか?」
「っ、ん…」
涙目で、圭人が頷く。
その途端、伊野尾の細い指が軽く締め付けられた。
518
:
遥貴:★
:2013/04/26(金) 02:02:27 ID:yNZhV4rk
はい、512は私智です。
ただ戻したのでこれからは遥貴でお願いします(^-^)
519
:
ありやま
:2013/04/26(金) 17:53:50 ID:G9lmkeLo
まさに、変態 伊野尾だわ笑。
これなら、うちのリクも期待できる**
バカの天才じゃないよー!天才なんだよー!
520
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/27(土) 00:27:11 ID:Rgg/Y6Xo
遥貴さん
それじゃあ、改めて宜しくお願いします!
521
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/27(土) 00:30:33 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
でしょ、変態(笑)
さすがに、天才は褒めすぎだから!
そうそう、今日の国語の授業でショートストーリーを書いたんだけど、
危うく薔薇になるところだったよ(笑)
522
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/27(土) 00:37:50 ID:Rgg/Y6Xo
「言葉でイっちゃった?やらしー…」
空イキをさせられ、シーツを握る力が強くなる。
「イかせて…お願いだからぁっ」
圭人のそんな言葉に、伊野尾が、ニヤリと笑う。
普段の彼なら、まずしないであろう顔だ。
523
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/27(土) 07:53:44 ID:Rgg/Y6Xo
「分かった、入れたげるよ」
け
524
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/27(土) 07:55:25 ID:Rgg/Y6Xo
「分かった、入れたげるよ」
圭人の体を突き上げるように、伊野尾のモノが入って行く。
「ぁっ、あ…」
525
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/27(土) 07:56:07 ID:Rgg/Y6Xo
ごめんなさい、ミスしました。
526
:
ありやま
:2013/04/27(土) 10:51:51 ID:G9lmkeLo
おいおいおい!あぶないあぶない。
だめだよー。薔薇になっちゃだめだよー。
きおつけろ―笑。
527
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/04/27(土) 20:00:51 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
うん笑
危なかったー
528
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/04/27(土) 20:20:47 ID:Rgg/Y6Xo
「ほら、いくよ」
その声を合図に、圭人のナカを満たしてるモノが暴れる。
「はぁっ、んっ…」
「ぁっ、圭人、締めんなっ!」
伊野尾の腰が、激しく揺れる。
「ここ、好きなんだろっ…?」
前立腺の辺りに、思い切り伊野尾の自身が突き刺さる。
「うっ、ぁ…*」
圭人の体が、大きく反り返る。
けど、伊野尾の手は離れていない。
「癖んなるだろ?」
「なんない、なんないから、早く…っ!」
529
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/30(火) 00:35:31 ID:Rgg/Y6Xo
一度引き抜かれた伊野尾のモノが、全力で圭人を打ちつける。
「ん…っ」
「ふあああぁぁっ…!」
手から開放され、大量の欲を吐き出しながら、
圭人は眠りの世界へと堕とされていった。
翌朝。
先に目が覚めたのは、伊野尾だった。
「っ!?」
ぐちゃぐちゃのベッドで、圭人と向かい合って眠っていた彼は、
自分の状態にびっくりしながら、圭人を叩き起した。
「ん〜…おはよ、いのちゃん…」
「おはよ。圭人さ、昨日、俺の事襲ったな?」
「えっ!?」
圭人の頭の中で、昨日の出来事が回想されるが、
どう見たって、自分が彼を襲ったとは思えない。
「いのちゃんが、襲ったんだろ」
「?何で俺が?」
とぼけて見せているのか、単に覚えていないのか、
けろっ、とした顔でそう言った。
530
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/30(火) 00:41:38 ID:Rgg/Y6Xo
新幹線を待つ駅のホームで、
薮はニヤニヤしながら、ペット水を飲んでいる圭人に話しかけた。
「なぁ、圭人」
「ん?」
「昨晩のいのちゃんは、どうだった?」
口に含んでいた水が、噴出しそうになる。
ごくん、と飲み込んでから、圭人は薮に聞いた。
「なんで知ってんの!?」
「あぁ…昨日いのちゃんに飲ませたの、俺なんだよねー。
いのちゃん、酔うとSになって、酔いがさめると全部忘れるらしいからさ」
薮は、少し離れたところで二日酔いと闘ってる伊野尾を見つめた。
そう、この話の元凶は、
全て、忠告をくれた薮であった。
-fin-
531
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/04/30(火) 00:50:10 ID:Rgg/Y6Xo
あとがき。
ちぇむ♪様、いかがでしたか?
終わらせ方がイマイチ分からなくて…
なんだか、全部薮くんのせいですねw
532
:
ありやま
:2013/04/30(火) 15:33:47 ID:G9lmkeLo
薮君、、笑。
いのちゃんめっちゃ変態やん!ww
けーとかわえーなー♡
533
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/04(土) 02:02:45 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
うん、全部薮ちゃんのせい(笑)
可愛かった?
それはよかったぁ。
次は、ありやまのリクエストだよ!
534
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/04(土) 02:07:43 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまのリクにお答えして。
山田×有岡+知念×高木
「女子高生には、体罰を」
535
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/04(土) 02:18:44 ID:Rgg/Y6Xo
「何でこんな格好なんだっ」
ミニスカの女子高生風ファッションの彼、有岡大貴。
あ、ちなみに俺の彼女。
今は雑誌の企画で女装させられた大ちゃんの後をつけて、
犯す隙を狙ってます。
「山田に見られたら、何されるか分かんねーよっ」
さすがは俺の彼女。
よくお分かりで。
自販機へ向かう彼を物陰に潜んで見ていると、
偶然、彼は高木と遭遇した。
「高木っ*見ろよこの格好*」
頬を膨らせながら、高木にそう訴える。
536
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/04(土) 02:20:00 ID:Rgg/Y6Xo
すいません。
第三者目線を引きずってますね…
537
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/04(土) 02:28:06 ID:Rgg/Y6Xo
彼の今の格好は、というと、
赤チェックのハイパーミニスカートに、ピンクのYシャツ、萌え袖のブラウンのカーディガン。
もちろん、胸元には真っ赤なリボン。
これで襲いたくならないはずがないだろぉっ!
なんて考えてるうちにも、俺の息子さんが…((
タイミングを見計らってたら、雄也は大ちゃんに壁ドン!?
「有岡くん…誘ってる?」
「えっ?は!?」
雄也の唇が、大ちゃんに近づく。
ヤバい、俺の彼女、大ピーンチ!!!
538
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/04(土) 03:10:34 ID:Rgg/Y6Xo
「へぇ…僕がいないからって、大ちゃん襲うんだぁ…」
そこで暗ーいオーラ背負って登場したのは、知念っ!
「あ、や、別に、そんなつもりじゃあっ…」
「悪い子には、罰が必要かな?」
「やっ、知念っ、ちょ、ん…」
壁に押し付けられた雄也は、知念に唇を奪われている。
知念は、というと、余裕の表情で彼の服の中に手を差し込んでいた。
よし、この流れで俺もっ♪
壁に凭れかかって、知念たちを見ている大ちゃんに飛びかかる。
「誘った大ちゃんも悪いよねぇ!」
「誘ってなんかないっ、俺は…」
「言い訳は結構。いけない女子高生には、体罰が必要だよね?」
答えを聞く前に、顎を掴んでキスを交わす。
キスに溺れる大ちゃんのスカートをめくって、太ももを撫でた。
539
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/05/04(土) 07:36:59 ID:dfIzAQEw
はっ…はっ…はるこんさぁぁあああああああああああああああああああああんっ!!!!!(ノ△T)
お久しぶりです!!!しばらくコメしてなくて本当にごめんなさい!!!Orz
やっぱりあなたは神ですよ…
なんで名前のところに『神はるこん』とつけないのですか…?
それは置いといて、(置いとくんかいっ!!)
もう本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当にヤバいです面白過ぎです!!!私がリクしたんじゃないのに毎回リクした並みに満足してます(笑)
これからも頑張って下さい!!!ずっと応援してます!(b^ー°)
最後に!
山田くん、知念くん、
激しくお願いしまぁs((殴り
540
:
ありやま
:2013/05/04(土) 09:31:03 ID:G9lmkeLo
はるこ。−−!!
久しぶりっ!まってたんだよー泣。
めっちゃ、楽しみだからねー♪
541
:
ちぇむ♪
:2013/05/06(月) 02:00:01 ID:ZQ/P5XoE
はるこ。様
ほわぁぁぁぁぁぁっ!!!!!←
ありがとうございます!!!OTZ=з
二人ともヤバかったです///////
あと、返信遅れてすいませんっっ!!!!(泣)
恥ずかしながら、
親に、取り上げられてしまいまして…w
返信することができませんでした(´д`;;)
本当にすいませんでした!!!
小説、よかったです!(・∀・)v
あと、
また、リクエストしたいのですが
いいですか??
542
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/06(月) 03:27:32 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
お久しぶりですっ!
いえいえ、私も全然更新してなかったもので…。
神?もちろん私は、駄作の神ですよ☆
こんな作品で喜んでいただけて、嬉しいですっ
応援ありがとうございます、頑張りますっ!
もちろん、激しくいっきまーす★(笑)
543
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/06(月) 03:28:49 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
久しぶり!
待たせてごめん(>人<;)
ありがとう、頑張るよ!
544
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/06(月) 03:31:32 ID:Rgg/Y6Xo
ちぇむ♪様
喜んでいただけて何よりです!
いえいえ、大丈夫ですよ!
私もよく禁止にされます(笑)
こんな駄作で良ければ、どうぞ!
545
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/06(月) 03:35:31 ID:Rgg/Y6Xo
「んっ…」
大ちゃんは、体を小さく震わせた。
隣に知念たちがいることに余計に興奮しているらしく、すでに反応を見せかけていた。
「 僕を気持ちよくさせてっ」
546
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/06(月) 03:44:45 ID:Rgg/Y6Xo
知念が、命令口調で言い放って、自分のスカートを自ら捲りあげた。
あ、ちなみに、知念もコスプレ中で、セーラー服着てます。
雄也は、知念のモノを口に含んで激しく揺らしだした。
…これは、毎回やってんな。
けど、こっちも負けずと大ちゃんのリボンを剥ぎ取って、
Yシャツを大胆に開いた。
それから、迷わず右の突起にしゃぶりつく。
「あんっ…」
軽く甘噛みすると、気持ち良さげに声をあげた。
547
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/05/06(月) 06:00:31 ID:dfIzAQEw
何をおっしゃっているのですか?!!!(°□°;)
あなたは駄作なんて言葉がつかない、そのままの神です!!!いい加減に神と認めないと私も許しませんよ!!(笑)
おお…ちねさんもコスプレをしていたとは…これは別の意味で鼻血g///((殴
続き楽しみに待ってます♪
後、私もちぇむ♪さんの後にリクお願いしてもよろしいでしょうか?(o^∀^o)
548
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/06(月) 10:12:51 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
私が神なら氷雪さまは仙人ですよ?
私なんかのずっと上を行ってますもんね!
はい、続き書きます!
リクエスト、お待ちしてます!
549
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/06(月) 10:21:25 ID:Rgg/Y6Xo
手で握ったままの彼の自身が、大きく反応を見せる。
それから同時にそこも扱いていく。
「はぅっ…んっ…」
我慢してる声がもどかしい。
噛み締めている唇に舌をねじ込んだ。
「あっ…」
550
:
ちぇむ♪
:2013/05/06(月) 14:16:51 ID:ZQ/P5XoE
リクエストしたいのですが…
もし、できればでいいので
伊野尾×岡本×知念の3Pってできますか?
無理だったらいいので…汗
できれば、学園もので、
先輩と後輩の関係がいいです。
注文多くてごめんなさい…(><)
更新楽しみにしてます♪♪
551
:
愛
:2013/05/06(月) 15:20:31 ID:.cEVzEDs
ありやま神ー!!ww
たかちね神ー!!ww
そしてはるこさんも神ー!!ww
さいこーです(*^^*)
これからも応援してます!!
552
:
ありやま
:2013/05/06(月) 16:50:16 ID:wnRRGOVA
はるこー♪
久しぶりだねー♪
いつも、はるこ。の作品はすごいなー!
やっぱり、てんさいだー!
553
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/07(火) 00:15:11 ID:Rgg/Y6Xo
ちぇむ♪様
はい、了解ですっ
頑張りたいと思います!
554
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/07(火) 00:17:03 ID:Rgg/Y6Xo
愛さま
ですよね!
やまあり最高です!
私も駄作の神ですよね。
応援ありがとうございます!
555
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/07(火) 00:18:37 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
これのどこが凄いの!?
天才なわけ、ないないないないないn((
556
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/07(火) 00:30:48 ID:Rgg/Y6Xo
声をあげる大ちゃんの自身が、大きくなっていく。
そこから溢れかえる液が手を濡らし、スムーズな動きが生まれる。
「やんっ、イ…イくぅ…」
「いいよ」
そう言って激しく揺らすと、大ちゃんは体を反り返らせて白濁液を放った。
「はぁッ、ぁっ…」
息を荒げ、腰砕けになってしまった様子の大ちゃんを、
無理矢理壁に押し付ける。
「大ちゃんだけ、ズルいよ?」
そう言ってから、下半身を露わにする。
大ちゃんのスカートも捲り上げて、下着をずり下ろした。
「あっ、ン、ゆ…やぁ…ッ」
隣で知念が声をあげる。
大ちゃんはそれを見つめて、頬を紅くしてから、分身を勃ちあがらせた。
557
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/07(火) 00:33:01 ID:Rgg/Y6Xo
「何?知念の声に感じてんの?俺の目の前で?」
「」
558
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/07(火) 00:33:50 ID:Rgg/Y6Xo
ごめんなさい、ミスしましたorz
559
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/07(火) 00:42:43 ID:Rgg/Y6Xo
「ち、ちがっ、もん…」
ふいっ、と顔を背ける大ちゃん。
そんな姿も可愛いけど。
「俺、怒ったから。
慣らさないで射れるっ」
「はっ?ちょっ!!」
壁に押し付けたまま、彼の後孔に俺の欲望を向ける。
「ひっ…!」
尖端を少し、彼に埋め込む。
息を飲むような声をあげ、彼の肩を掴む俺の手を握り締めた。
560
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/07(火) 00:51:31 ID:Rgg/Y6Xo
その手を握り返して、さらに奥へとめりこませる。
「あっ、*あぁぁっ…」
相当痛むらしく、受け入れられない俺の自身をぎゅうぎゅうと締め付けた。
「大ちゃっ、キツいよ…っ」
「はぁっ、*っ…」
「ひゃんっ」
嬌声をあげた隣を見つめる。
知念は、雄也の胸に背中を凭れさせ、
手には、雄也の今にも破裂しそうな水風船のような自身が握られていた。
561
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/07(火) 01:03:13 ID:Rgg/Y6Xo
知念が、ゆっくり腰を下ろしていく。
握られた雄也の自身は、知念のアナに吸い込まれていった。
じゅぶっ。
「あっ、やぁ…っ」
俺らに聴かせるように、水音と声を撒き散らす。
そんなら、こっちも見せ付けてやろうか。
締め付ける大ちゃんの入り口を、無理矢理突き上げた。
「うあぁぁっ!」
全て呑み込んだ大ちゃんは、苦しげな顔をしている。
「行くぞ…っ」
「ひっ…やああぁぁあっ!」
腰を揺らすと、悲鳴のような声をあげた。
562
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/05/10(金) 22:44:04 ID:dfIzAQEw
ヤバいです…
あなたは毎回なんでこんなにも私を大興奮させるのですかっ…!!!!
大ちゃんの喘ぎ声可愛い過ぎますよ?!!!!(°□°;)
山田くん、そのまま激しいプレイを頑張ってくださいね!!←(おいっ;;;)
続き楽しみに待ってます♪
リクエストの件なんですけど、「有岡+山田×残りのBESTメン」でお願いします!(o^∀^o)
大ちゃんと山田くんは付き合ってるけどまだ激しいのはしたことなくて…変わりに薮くんと伊野ちゃんが大ちゃんに、高木と光くんが山田くんに教えてあげて、最終的には教えてもらったことをちゃんと出来るかみたいなやつをお願いします!!!(≧∇≦)
皆同じ部屋で、もちろん…激しめでお願いします!///
リク多くてすみませんでした…;;
563
:
チャル
:2013/05/12(日) 10:05:01 ID:Q56JsuDA
初めまして。
「チャル」と言います。
今日初めて、はるこ。さんの小説読ませてもらい、『すご! 天才!!!』
と思いました。
良ければ友達になってくれませんか?
無理なときは、言ってくださいね♪
小説、頑張ってくださいね♪
↑↑コメ…多くてすみません
564
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/18(土) 22:04:46 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
長らくの更新放置すいません;
喜んでもらえて、何よりです^ - ^
リクエスト、了解しました!
2番目になってしまうので、少々お待ちください。
565
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/18(土) 22:07:14 ID:Rgg/Y6Xo
チャル様
初めまして!
長らくの更新放置すいませんでした;
天才なんて、そんなことありませんよ!
コメント多くて嬉しいです!
はい、頑張りますっ
566
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/18(土) 22:16:16 ID:Rgg/Y6Xo
「あっ、あぅっ…」
締め付けてくる繋がりを、無理矢理揺さぶる。
苦痛に歪む大ちゃんの頬に、瞼に、優しくキスを降らせる。
「あっ、はぁぅっ…」
腰砕けで、足に力が入ってない大ちゃん。
何とか壁に押し付けて立たせてるものの、体重のお陰で大分奥まで入ってる。
「や…ま、らぁ…っ」
名前を呼びながらコテン、と俺に凭れかかる、
真っ赤な顔の可愛い大ちゃんを、一突き。
「あんっ、はぁ…っ」
甘くて熱い、ねっとりした吐息が首にまとわりつく。
自分の身体が火照っていくのが分かる。
567
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/18(土) 22:17:36 ID:Rgg/Y6Xo
トリップ、ミスしました。
すいませんでしたm(_ _)m
568
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/05/18(土) 22:18:20 ID:dfIzAQEw
お久しぶりです!!!!(b^ー°)
はるこんさんが復活されるのをめちゃくちゃ楽しみにしていました!!!(ρ_;)
リクも楽しみにしていますね♪
頑張ってください!(o^∀^o)
569
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/18(土) 22:21:51 ID:Rgg/Y6Xo
俺は、夢中で大ちゃんの熱い奥を攻めていった。
熱くて、ぐちゃぐちゃで、蕩けてしまいそう。
「あ、んっ、も…むりぃ…っ」
「いいよ、出せっ」
俺にしがみつく大ちゃんに、絶頂を与える。
同時の締め付けで、俺も大ちゃんへと欲を流し込んだ。
大ちゃんは、俺の腕の中で、闇の底へと落ちていった。
570
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/18(土) 22:22:35 ID:Rgg/Y6Xo
*訂正*
落ちて→堕ちて
571
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/18(土) 22:23:40 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
お久しぶりです!
待たせてすいませんでしたm(_ _)m
はい、頑張りますっ
572
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/18(土) 22:33:51 ID:Rgg/Y6Xo
「くっそ、何でアイツらの分まで…っ」
稀に見るSな受けを見せ付けた知念達まで、繋がったまま眠ってしまい、
只今、全員の分の床掃除中。
大ちゃんの下の口から溢れる液を拭き取って、
制服風の衣装を着つけ直す。
女子高生に戻った大ちゃんに、ふと罪悪感。
ちょっと、激しくしすぎたかな。
「ごめんな…」
茶色いさらさらの髪を優しく撫でると、大ちゃんが瞳を瞬かせた。
「やまだぁ…」
ぎゅうっ、と俺の首に腕を回す大ちゃん。
ちょっと苦しい…。
「どうした?」
「あーあ、処女喪失だ」
冗談めかして、笑って言う。
「そんなら、俺の子産んで?」
「えー?…やまだだったらいーよ」
可愛いこと言うじゃないか。
573
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/18(土) 22:36:37 ID:Rgg/Y6Xo
そんな大ちゃんの唇を、くちゅり、音を立てて重ねた。
ーじゃあ、デキるまでヤっちゃおっか
ーえぇっ?!
-Fin-
574
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/18(土) 22:41:29 ID:Rgg/Y6Xo
*あとがき*
ありやまー、いかがだったかな?
またまた、涼介がただの変態になってるけども笑。
2つの同時進行は初めてだったから、正直自信ありません(・_・;
575
:
ありやま
:2013/05/19(日) 11:55:04 ID:6jMBhYm2
はるこーーーーー!!!!
あー!久しぶりにあえて、泣いちゃう、、泣。←
山田さんは、変態でいいんだ!とにかく、大ちゃん攻めてればいいの!
うん。やっぱり天才だ!いい加減認めろ!!←
また、リク頼みたいんだけどいいかな?
576
:
ちぇむ♪
:2013/05/19(日) 20:48:03 ID:bwGv0J9w
お久しぶりです!
コスプレ最高〜〜〜〜っ!!!!!←((変態
577
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/27(月) 13:01:34 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
また放置すいませんm(_ _)m
了解。
山田イコール変態で笑
天才?んな、馬鹿な笑
リクエストokだけど、3番目になりますm(_ _)m
578
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/27(月) 13:02:39 ID:Rgg/Y6Xo
ちぇむ♪様
お久しぶりです!
最高ですよね///
579
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/27(月) 13:05:32 ID:Rgg/Y6Xo
それでは、ちぇむ♪様のリクエストにお答えしまして。
伊野尾×岡本×知念
「憧れの先輩」
580
:
はるこ。
◆p6cYo7vvdk
:2013/05/27(月) 13:11:22 ID:Rgg/Y6Xo
ドアの上の、黄ばんだ札。
そこには、はっきりと「軽音楽部」の文字。
ここだ。
憧れの伊野尾先輩のいる、軽音楽部。
大きく深呼吸して、部室の扉を開いた。
…と思ったんだが、予想以上に重たい扉。
そりゃあ、そうか。
防音室の扉は、重いに決まってる。
「よい、しょっ」
力を一杯込めて、引き戸を引いた。
「ん?」
「1年かな?」
581
:
ありやま
:2013/05/27(月) 18:55:58 ID:KssiIaWI
了解!全然いい!
リク、まとまったら、言うね!
582
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/27(月) 20:15:42 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
了解です☆
583
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/27(月) 20:22:30 ID:Rgg/Y6Xo
「入部希望者かなぁ?」
憧れの、伊野尾先輩。
「…はい……」
キーボードの腕は、誰にだって劣らない。
けど、僕は、この人の本性を知ってる。
「じゃあ、入部テストを始めようか…」
入部テスト。
テストと題した、強姦。
それでも…それでも、彼のもとで学びたいほど、腕は秀逸。
だから、僕…頑張ります。
584
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/27(月) 22:05:19 ID:Rgg/Y6Xo
「じゃ、とりあえずあれね」
もう一人の部員、圭人先輩が
白いカプセルの薬と、コップに入った水を僕に渡す。
それを、目を瞑って一気に飲み込んだ。
「じゃ、次。着替えてもらおうか」
「はい…っ」
伊野尾先輩が、僕の背後に回る。
後ろから手を回して、ネクタイを緩めた。
薬、効いてきたのかな。
ネクタイとYシャツの擦れる音でさえ、いやらしく聞こえてしまう。
「へぇ…いい身体してんじゃん?」
耳元で囁く声。
全身が泡立つような感覚が、身体を支配する。
「ほら、ここ弄って、って言ってる」
圭人先輩が、僕の前の突起を摘まんでこねだした。
「や…ん、っん…」
なんでこんなに感じてるの、僕!
必死で唇を噛んでも、声が零れてしまう。
585
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/28(火) 05:55:38 ID:Rgg/Y6Xo
「はぁっ、ぁんっ…」
伊野尾先輩は、僕の首筋をしつこく舐め回しながら、
感じ過ぎて逃げられない、最早逃げる気すらない僕から
衣服を剥ぎ取っていった。
温かい手が、ウエストのラインを撫で下ろす。
それだけでも快感が生まれる僕は、きっと異常だ。
「んっ、やぁっ…」
抵抗しても、力が入らなきゃ意味がない。
ほぼ無抵抗な僕は、あっと言う間にすべてをさらけ出す格好になっていた。
「ほら、そこ…寝てみ?」
指差された、何もないコンクリートむきだしの床。
そこに仰向けになって、伊野尾先輩と圭人先輩を見上げた。
586
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/28(火) 06:11:22 ID:Rgg/Y6Xo
コンクリートの冷たさが、僕の身体がどれだけ異常かを思い知らせる。
圭人先輩は、気を付けの格好の僕の膝を持って、
ぐっ、と力を込めて開いた。
「っ!?」
幸い、僕は柔軟な方だから、痛むことは無かったけど、
恥ずかしいトコが全部、先輩たちに丸見え。
「や、っやだぁっ、ぃやぁっ!!」
足を必死でばたつかせて、精一杯抵抗する。
けど、それでも圭人先輩は、
がっしり掴んで離してくれなかった。
「ねぇ、これ…苦しくない?」
伊野尾先輩が、赤く膨れ上がった僕のモノを指して言う。
本当は、今すぐにでも解放してもらいたい。
けど、そんなこと言うのは、意地でも嫌だ。
「へーき、ですっ…」
「なぁんだ。つまんないな…」
そう言って、伊野尾先輩は僕に背を向けた。
けど、何かを探っている様子。
振り返った伊野尾先輩は、手に“オモチャ”を握っていた。
587
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/28(火) 06:24:10 ID:Rgg/Y6Xo
「じゃあ、これで、イってもらおうかな…」
太いバイブが、下の口から僕の身体に侵入してくる。
「ぃやっ、いたぁいっ…」
無理矢理埋め込むから、下から激痛が襲う。
「力抜いて。全部入らなきゃ駄ぁ目」
「んっ…ぅっん…」
手が離れたか、と一安心する暇もなく、
身体の中で、オモチャが暴れ出す。
「やっ、やだあぁっ、やぁんっ」
痛みから逃げようと身体を捻れば、
ナカを引っ掻き回すそれがポイントに当たり、激しい快感を生む。
「んっ、はぁっ、あぁん…」
588
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/28(火) 06:51:25 ID:Rgg/Y6Xo
快感を求める身体と、逃げたがる脳。
結局、身体は動かない。
逃げたいのに、機械なんかで感じたくないのに、
素直な身体はバイブに犯されて、すぐに限界を迎えた。
「んっ、やあぁっ…!!」
白濁液が、自分の腹に放たれる。
押さえつけられた脚は痙攣して、逃げ出すことなんてできない。
589
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/28(火) 15:06:23 ID:Rgg/Y6Xo
「出し過ぎ。そんなにタマってたの?」
妖しく笑いながら伊野尾先輩が言う。
「はぁっ、ぁっ、はぁっ…」
小刻みに振動を与え続ける機械と、荒れた呼吸のせいで、
否定もろくにできない。
「じゃあ、もっと気持ちよくしてあげるっ」
ふたつ目のバイブを僕に見せつける。
「むり、です…もおっ、はぁぅっ…」
否定も虚しく、僕のナカにふたつ目が入ってくる。
ひとつ目のも、角度を変えて刺激し続ける。
「ぃや、ぃやぁっ」
それから、かちゃん、と言う金属音。
何かと思って、足元を見た。
590
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/28(火) 15:15:05 ID:Rgg/Y6Xo
「やだっ、これっ、せんぱいっ」
太ももに巻き付く細いベルト数本。
これが、かちゃん、の正体か。
「あぁ、これ?」
伊野尾先輩が、バイブの身体からはみ出た部分を、
くっ、と僕に押し込む。
「ひゃあっ!!」
奥まったところまで、刺激が届く。
「暴れても外れないように、ね☆」
伊野尾先輩は、ウインクしながらそう言って見せた。
591
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/05/28(火) 15:26:40 ID:Rgg/Y6Xo
「ふああぁっ!!」
本日二度目の射精。
床に叩きつけるように溢れた中に、
力なく崩れ落ちた。
そんな僕の目の前に、圭人先輩がモノを突き出す。
「フェラ、できる?」
頷くより先に、それを口に含む。
とにかく、早く終わらせたい。
その一心だった。
口に広がる、先走りの味。
苦いけど、必死でモノを舐める。
「あぁっ、いい、イくっ…」
その一瞬後、僕の口の容量を超える液が放たれた。
「ぅえっ、けほっ…」
コンクリの床に吐き出して、咳き込む。
けど、苦味は消えずに口に残ってる。
592
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/05/29(水) 06:40:59 ID:dfIzAQEw
はるこんさん!!
お久しぶりです&連続更新お疲れ様です!(b^ー°)
更新されたやつ全てエロかったです!!!(笑)
そのエロさがものすごくたまらないのですが(笑)
伊野ちゃん…知念くん縛っちゃいましたね〜縛り付け系は私の大好物なのでめちゃくちゃ興奮しました!!///
これからも頑張ってください!!!(o^∀^o)
続きすごく楽しみに待ってます!(b^ー°)
593
:
ありやま
:2013/05/29(水) 18:57:18 ID:KssiIaWI
はるこー!リクなんだけど、2つ頼んでもいい?
できたらでいいんだけど、、ゆとありと、しょりあり頼みたいんだけど、、
できたらでいいからね!
594
:
ちぇむ♪
:2013/05/29(水) 19:42:42 ID:bwGv0J9w
いやぁぁぁ!!!!///// ((←
エロいですっ!
先輩、ナイスだわww(´∀`*)b
ありがとうございます!(^_^)v
595
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/05(水) 04:52:33 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
また溜め込み、すいませんm(_ _)m
もう、過去最高にエロいってくらい、エロいです(笑)
喜んでもらえて、嬉しいです!
はい、頑張りますっ!
ありやまへ
リクエスト、了解( ^ω^ )
できたら、詳しく設定してくれると助かりますm(_ _)m
ちぇむ♪様
喜んでもらえて、なによりです!
とりあえず最後まで、頑張りますっ
596
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/05(水) 05:07:10 ID:Rgg/Y6Xo
「そろそろいいかな…」
そんな伊野尾先輩の呟く声が聞こえたあと、
先輩が全く手を掛けていなかったYシャツを脱ぎ出した。
「伊野尾せんぱい…?」
「最後は俺で試してみるから」
試す…?
言葉の意味を理解する前に、腰をぐっ、と持ち上げられる。
「なに、するんですか…」
「え…?」
ふふふ、と妖しげに先輩が笑う。
「緩みきってる淫乱なココに、バイブよりもぶっといモノ、挿れたげる…」
圭人先輩が足に絡まりつくベルトを外して、
バイブが一度に抜き取られる。
伊野尾先輩の細い指が、後孔に触れた。
「ヒクついてる…。早く欲しくて、堪らないんだ…?」
また笑みを浮かべながら、僕を見る。
もう、なんだっていいから…早く、早く…。
597
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/05(水) 05:22:02 ID:Rgg/Y6Xo
「ん…っ」
先輩の熱いモノの切っ先が触れた。
じゅぶ、と聞き難い水音をたてながら、
ナカが熱に満たされてゆく。
「あん…っ、あちゅぃ…せんぱぃ、あちゅぃでしゅ…っ」
「赤ちゃん言葉か…いいね、そそるよ…」
一杯まで先輩を呑み込んだと思ったら、
身をえぐるように突き上げられた。
「ゃんっ…!!」
熱が内壁を擦りあげる。
「んっ、ぁん…はぁ、ぁあっ…あっ…」
煮えたぎるように、熱くなっていく。
熱くて、溶けてしまいそうだ。
ぐちゅ…
「やあぁんっ!」
激しい快感と、信じられない自らの声。
「ほら、いいんだろ…?もっと、もっと、俺の為に喘げ」
598
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/06/05(水) 05:59:05 ID:dfIzAQEw
はるこんさああああんっ!!!(┳◇┳)
ヤバいですヤバいですヤバいです!!!!///
知念くん可愛い過ぎます…というか伊野ちゃああああん!!!!www
続きスッゴく楽しみに待ってます(o^∀^o)
599
:
ありやま
:2013/06/05(水) 17:53:30 ID:kQbdvjy.
はるこ久しぶり―♪
んとね、ゆとありは、大ちゃんが、山田君といちゃいちゃしちゃって
ゆーとくんがお怒りで笑。激しめのがいいです。ww
あと、放置プレイを混ぜていただきたい!
600
:
チャル
:2013/06/05(水) 19:53:53 ID:Q56JsuDA
久しぶりです。
すみません。
私も、「ありやまさん」と一緒で
放置プレイがいいです
(放置プレイ大好きですw)
よろしくお願いします♪
小説ガンバ☆
601
:
あーりぃ
:2013/06/08(土) 22:34:03 ID:ef42cxtU
初めましてー。違う掲示板で以前小説を書いていたあーりぃといいます。
すごいおもしろい小説で、見ていてとても楽しいです☆
リクとかって大丈夫ですか?
BEST×大貴をお願いします<(_ _)>
山ちゃんと仲良すぎな大ちゃんの事を、BEST4人で躾ける的な
内容でお願いしますっ。
小説、頑張ってください(´∀`)ノ
602
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/10(月) 23:07:15 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
喜んでいただけて、何よりです!
ご期待に応えられるように、頑張りますっ
ありやまへ
ok!了解です(`・ω・)\
チャル様
お久しぶりです!
きて下さって嬉しいです、
はい、頑張りますっ!
あーりぃ様
えええ、あーりぃ様!
あーりぃ様の小説、大好きだったんですよ!
私の小説が面白いなんて、とんでもない…。
リクエスト了解です!
ただ、5番目になってしまうので、ご承知下さい…。
603
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/10(月) 23:16:20 ID:Rgg/Y6Xo
またまた、長らくの更新放置、すいませんm(_ _)m
なんかいつの間にか600なんてこと…嬉しいです!
それから、リクエストのまとめがこちら。
間違いがあれば、言ってください!
只今の時点のリクエストは
・氷雪さま 大貴+涼介×BEST
・ありやま 裕翔×大貴
・ありやま 勝利×大貴
・あーりぃ様 BEST×大貴
駄作者ですが、これからもどうかよろしくお願いしますorz
604
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/10(月) 23:28:53 ID:Rgg/Y6Xo
ぐち、ぐちゅっ…
「んやぁ、ぁんっ、んっ…」
伊野尾先輩がイイトコばかりを燃えるようなモノで突き上げる。
圭人先輩は、僕を下から見上げてくすくす、っと笑った後、
その口に、僕のモノを含んだ。
「あっ、あんっ、ふあぁっ…」
男がやってるからなのか、それとも単に伊野尾先輩の後輩だからなのか
絶妙な舌使いで僕の興奮を高めてゆく。
脳ミソまで掻き回されたようにぐちゃぐちゃで、先輩たちのされるがまま。
605
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/10(月) 23:56:15 ID:Rgg/Y6Xo
「ぁんっ、ゃ…けぇとせんぱぃ、イっちゃう…っ」
「いいよ」
「んゃあぁっ…!」
痛いほどに反り返ったモノが、先輩の口の中で限界を迎えた。
大量の白濁が先輩の口に吸いこまれて、喉を鳴らして飲み込んでいた。
「はぁ、はぁっ…ぁっ…」
伊野尾先輩は、圭人先輩の姿を見届けてから、腰振りを再開させた。
身体中を熱が駆け巡る。
606
:
ありやま
:2013/06/11(火) 00:04:56 ID:kQbdvjy.
はるこ。おかえりなさい笑。
どの、リクも大ちゃんばっかりだから、楽しみにしてるね♪
607
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/11(火) 00:19:02 ID:Rgg/Y6Xo
熱いモノが最奥を突くたび、快感の波が押し寄せる。
耳元で感じる吐息が、 僕の身体を震わせる。
「いやらし。また興奮しちゃって…」
伊野尾先輩の手が、僕の下半身に伸びる。
また熱を持ち始めたモノが、確実に疼いた。
「ラストスパートだからなっ、しっかり付いてこい!!」
前後を同時に犯されて、思考回路までも狂っていく。
「ぁんっ、ぁっ、ぃやあ…っ」
「ほら、いいんだろ…っ?」
伊野尾先輩のスピードが早くなる。
追い詰められた身体はもう限界で。
「あっ、やっ、やぁあ…っ!!」
身体中に走る電流に、身体が大きく反り返る。
そのまま床に欲をぶちまけて、僕は闇に身を堕としていった。
608
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/11(火) 00:20:32 ID:Rgg/Y6Xo
ありやまへ
ただいま!
本当だ、全部に大貴が入ってる!
期待に応えられるように、頑張るっ
609
:
ありやま
:2013/06/11(火) 18:56:20 ID:kQbdvjy.
はるこ。に聞くのもなんなんだけど
氷雪さんの、リクって、大ちゃん攻めかな??
610
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/06/11(火) 20:12:55 ID:dfIzAQEw
>>609
初めましてありやまさん!!(o^∀^o)
私は出来たら大ちゃん攻めにしていただきたいと思っています!(b^ω°)
611
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/06/11(火) 20:18:14 ID:dfIzAQEw
お帰りなさいですはるこんさん!!!(ρ_;)
………伊野尾せんぱあああああああああああああいっ!!!!!(°□°///)
(((ブシューーーーっ!!!!!!!!!
ヤバいですカッコいいです!!萌えます///
大ちゃん担なのになんだこのキュンキュン感(笑)
続きすごく楽しみにしてますね(o^∀^o)
612
:
ありやま
:2013/06/12(水) 19:30:07 ID:kQbdvjy.
氷雪さんへ。
あっ!はじめまして!お返事ありがとうございます!
そうですか!私的には、大ちゃん受けがすきなので
ちょっと、気になって聞いてみました!
氷雪さんの、小説読ませていただいてます!
すごく面白いです。続きまってます♪
613
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/06/13(木) 00:50:33 ID:dfIzAQEw
>>612
ありやまさん遅くなってすみません(・
A・;)
いえいえ♪私もすごく大ちゃん受け大大大大好きです!!///
大ちゃんがにゃんにゃん言っているところを見ていると鼻からトマトソースが…(笑)
だから攻めの大ちゃんも見てみたいということではるこんさんにリクさせていただきました(o^∀^o)ありやまさんごめんなさい;;
あっちなみに私は氷雪でよろしいですよ(^_^)v
小説読んでくださっていたのですね…!!!すごく嬉しいです本当にありがとうございます…!!!(ρ_;)テスト期間が終わったらまた書いて行こうと思っています♪
それからはるこんさん、この場を借りてすみませんでした(ρ_;)
614
:
ちぇむ♪
:2013/06/15(土) 00:35:05 ID:bwGv0J9w
はるこさんお久しぶりです!
いつも大人しい圭人が積極的で
凄く新鮮ですっ♪♪
しかも、エロエロで最高です///
615
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/15(土) 21:50:50 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
ただいまですっ♪
ちょちょちょ!
鼻血出しすぎですよっ!
いえいえ、仲良くなれてよかったです♪
ありやま
解決したっぽいね(笑)
ちぇむ♪様
お久しぶりです♪
喜んで頂けて、何よりです!
616
:
ありやま
:2013/06/16(日) 13:28:18 ID:kQbdvjy.
うん。解決した!
はやく、更新して―!
617
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/16(日) 23:28:41 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま
ごめんね!
今から書くよ
618
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/16(日) 23:33:27 ID:Rgg/Y6Xo
__2年後。
今年も、あの季節。
そう、新入部員がやってくる。
ほら。
重い扉を開けて、今年も獲物が一匹。
「ぶ、部長の知念くん、ですか?」
「そうだよ。さぁ、新入部員くん、入部テストを始めようか__」
-fin-
619
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/16(日) 23:51:03 ID:Rgg/Y6Xo
あとがきは無視って←
氷雪様のリクエストより。
大貴×涼介+BEST
「初夜指導」
620
:
ありやま
:2013/06/17(月) 19:41:57 ID:kQbdvjy.
いえいっ!がんばれっ!
621
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/17(月) 21:17:04 ID:Rgg/Y6Xo
ありやま
うん、頑張る!
622
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/17(月) 21:46:55 ID:Rgg/Y6Xo
「ねぇ、山田」
楽屋の隅で新聞を眺めてると、雄也が隣に座った。
「ん?」
「ねぇ、」
耳元に手と口が動く。
耳に意識を集中させると。
「有岡くんとどこまでいった?」
…何言ってんだああああああああ((
「関係ないだろぉっ!」
大声で言っても怯むことなく。
「じゃあ、俺らが教えてあげるよ」
目の前にいたのは、光くん…。
どーなるんた、俺!
623
:
ちぇむ♪
:2013/06/18(火) 22:58:07 ID:bwGv0J9w
きゃあぁぁっっ!!!!!///((←
本当にありがとうございました!
エロエロで、もーナイスです///((おいっw
そんな入部テストがあったら
ぜひやりt((殴
本当に、本当にありがとうございました!
やっぱり、はるこ。さんは神様ですね…!!(^_^)
624
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/19(水) 06:26:52 ID:Rgg/Y6Xo
ちぇむ♪様
いえいえ、喜んでいただけて、こちらもうれしいです!
神なんて…そんな大層なものじゃないですよ!
625
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/19(水) 06:47:24 ID:Rgg/Y6Xo
その一瞬後には、
目の前には光くんに組み敷かれた高木の姿があった。
「えっ?ちょ、何を…」
「実習開始ー」
「えっ、ゃ、ぁんっ…」
光くんの赤い唇が雄也の身体に吸い付いていく。
「ね、光くん…ゃだ、だめぇ…っ」
「何だよ、駄目なんかじゃないクセに」
雄也は下半身に纏っていたもの全てを剥ぎ取られて、
赤い高ぶりは光くんの口内に収まっていた。
「ゃ、光くっ…口は、ぃや、ぁん…っ」
じゅぶじゅぶと、耳を塞ぎたくなる卑猥な音が、
狭い楽屋によく響く。
「ね、だめぇ…山田の前で、だめ…っ」
「駄目じゃないだろ?見られてるほうが、興奮してるよ…?」
くすり、と妖しげに笑う光くん。
いやいや、こっちが良くないから!
626
:
no name
:2013/06/22(土) 06:35:28 ID:dfIzAQEw
>>615
お久しぶりですはるこんさん!!!
またコメを放置してしまってすみませんでした…;;
本当にありがとうございます!!ありやまちゃんと仲良くなれたのは、はるこんさんのおかげですね…///
…知念くん、先輩にされたことをまた続けちゃうのかいっ!!!(笑)
でもスッゴく面白かったです!!///
あっ私のリク小説始まりましたね!!!!もうなんか…大ちゃんが出てくるまえに鼻からヘモグロビン入りの液体が……!!!(笑)
続き楽しみに待ってます♪
627
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/06/22(土) 06:36:53 ID:dfIzAQEw
>>626
これ私です;;
628
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/26(水) 20:19:31 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
いえいえ!
こちらこそ、更新放置すいませんっ
喜んでもらえて嬉しいです^_^
頑張ります!
629
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/06/26(水) 20:27:23 ID:Rgg/Y6Xo
それでも、光くんの手は止まらない。
いくらか後には、雄也の腰は光くんに砕き散らされていた。
「あー、気持ちよかったー」
「こっちが良くねーよ…。
あ"ー腰いてー」
こっちだって良くないよっ!
なに見せつけてやがるっ!
…なんて、1人で考えてたら、がちゃ、と音がした。
振り向くと、ドアが開いている。
「呼ばれてないのにじゃじゃじゃじゃーんっ!!」
「山田ぁ、彼氏連れてきてやったぞぉ」
薮くん、いのちゃん、それからいのちゃんに肩を押された大ちゃん。
大ちゃんの顔は、何故だか真っ赤だ。
630
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/06/26(水) 21:58:51 ID:dfIzAQEw
おひさですはるこんさん!!!!(*^ω^*)
おやっ…?大ちゃん…?顔が真っ赤ってどうゆうことかな…?まさか…!!!!///
いやぁすんごく続き楽しみです!!(o^∀^o)
更新楽しみに待ってます♪
631
:
ありやま
:2013/06/28(金) 18:50:06 ID:kQbdvjy.
はるこ。−!早く更新してー!
楽しみにしてるよー!♪
632
:
ダンニチ
:2013/06/28(金) 23:29:33 ID:9ykWx9gk
続き待ってます⊂((・..・=))⊃
633
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/07/02(火) 20:41:08 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さま
どうゆうことでしょうね…?(笑)
ご期待に答えられるように、頑張りますっ!
ありやまへ
はいはーい!
待たせてごめんねーっ
ダンニチさま
はいっ、今から書きます!
634
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/07/02(火) 20:42:27 ID:Rgg/Y6Xo
「山田、ごめんなっ」
その声と同時に、大ちゃんが俺に飛びかかる。
肩を押されれば、あっという間に俺は大ちゃんに組み敷かれていた。
「だ、大ちゃん…」
「シても、いいよね…?」
聞きながらも、拒否することを許さない瞳の色。
大ちゃんの顔が次第に近付く。
目を閉じて、大ちゃんの到来を待った。
「んっ…ふぅぁ、んぅ…」
熱いキスを降らされる。
舌が擦れ合う、なんとも言えない感覚に、身体が熱を帯びていく。
「ンぁ…んっ…」
「山田、可愛いよ…」
「んぅ…っ、大ちゃぁ…」
名前を呼ぶと、それに導かれるみたいに大ちゃんの手がズボンの中へ滑り込み、
俺の欲望に触れた。
ひんやりとしたその手に、小さく身震いをする。
「やっ、大ちゃん、やっぱ…」
怖いよ…、と言おうとした口を、熱い唇に塞がれる。
「大丈夫。全部全部、俺に託せ」
635
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/07/02(火) 21:55:33 ID:dfIzAQEw
いやあああっ!!!!///
久しぶりですはるこんさまああああっ!!!!///
すごく…すごく待ちわびてましたよっ…!!!
攻めの大ちゃん…ものすごくいいですね…///山田くんもめっちゃくちゃ萌えます///
続き頑張ってください!!!(o^∀^o)
636
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/07/25(木) 09:21:24 ID:dfIzAQEw
はるこん様!!
ちなみに私にもタメでよろしいですよ!!(o^∀^o)
637
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/09/04(水) 13:05:57 ID:Rgg/Y6Xo
更新ストップしててすいません!
また更新しますんで!
638
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/09/04(水) 13:07:27 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さん
それじゃあ、タメで!
更新頑張ります、うん、!
639
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/09/04(水) 13:09:37 ID:Rgg/Y6Xo
大ちゃんの真っ直ぐな瞳が俺を見つめる。
…それなら、託してみようか。
頷く代わりに、大ちゃんの唇を受け入れる。
「俺に任せろ」
耳許でそう囁いた大ちゃんは、ベルトに手を掛け、一気に引きずり下ろした。
大ちゃんは、反応を見せている俺のモノを上下に揺する。
「んっ、ひゃっ…はぁっ…んっ」
至って真剣な大ちゃんの瞳。
音をたてて崩れてゆくアイドルとしての姿。
限界まで高められた興奮を握られれば__。
「ああぁ__っ」
俺は、大ちゃんの前で呆気なく白濁を放った。
追って、羞恥が顔を朱く染める。
「はぁ…大ちゃ…ぁ、もぅ…」
640
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/09/04(水) 13:12:14 ID:Rgg/Y6Xo
「夜は、これからだからな」
薮ちゃんの、低い声がした。
まるで、俺の姿を見て喜んでるような…そんな声。
「ごめんな…」
大ちゃんはそう呟いて、俺の後孔に触れた。
「だ、大ちゃん…?…っ!!」
体内に何かが侵入してくる。
なにか…ぬめりを持った、何か。
軟体動物のように蠢くそれが、俺の内壁を撫で回す。
違和感と快感の入り混じる、おかしな感覚。
「ぁ…っ、だ、だいちゃぁ…っ」
641
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/09/04(水) 13:12:50 ID:Rgg/Y6Xo
「…」
無言の大ちゃん。
けど、応えるように、俺のナカの舌の動きが速くなる。
「ぁっ…ふやぁっ、ぁあ…っ」
大ちゃんは、熱い吐息を漏らしながら、指でアナを押し広げつつ舌を奥へと進ませる。
「いい顔…。こっちまでむらむらしてきた…」
「ぅあっ!!ちょ、ちょっと、光くん…っ!!」
目の端で、光くんに壁に押し付けられてる雄也が見える。
興味があって、そっちを見てると。
「俺以外を見てんじゃねぇよ…」
「ひぃゃあ!!」
大ちゃんの低い声とともに、背骨を駆け上がる快感。
抜き差しを繰り返す指が、内壁を引っ掻きまわす。
642
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/09/04(水) 14:55:39 ID:Rgg/Y6Xo
「解れてきたね…挿れていい?」
「ま、待って!!」
大ちゃんが指を止め、驚いた顔で俺を見た。
「どした?」
優しくそう聞いてくれる。
さっきまでの声と全然違った。
「痛いの嫌…っ」
「できるだけ優しくするから…」
大ちゃんが俺の頬を撫でてそっとキスをした。
後孔に、熱い塊が触れる。
早くくれ、と言わんばかりにアナが収縮しているのが、
自分でも分かる。
もう一度、今度は熱く口付けた。
その次の瞬間。
「…っ!!」
切り裂くような痛みがした。
「や…っ、大ちゃん…ぁあ!!」
643
:
氷雪
◆S/4MjE3G.Y
:2013/09/05(木) 04:34:42 ID:dfIzAQEw
はーるーこーんーさーまぁあああああああああああっ!!!!!(°□°///)
お久しぶりです!!!
もう…もう見れないかと思っていました…!!!
だっ…大ちゃん?!!!舌射れちゃってますねーーー!!!///
やっぱり…初めての夜って萌えますよね!!(笑)
続き待ってます!!♪
644
:
ありやま
:2013/09/05(木) 13:35:44 ID:0UBmVkQ2
は、、はるこーーーーーーーーーーーー!!!!!!
待ってたんだよ。ずっと、まってたんだよー泣。
おかえりー!更新がんばれー!
645
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/09/07(土) 20:37:49 ID:Rgg/Y6Xo
氷雪さん
氷雪さんもタメでいいよ?
久しぶり!
しばらく更新できてなくて、ごめんなさい!
喜んでくれて嬉しい!
更新頑張ります!
ありやま
待たせてごめんなさい!
うん、頑張る!
646
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/09/07(土) 21:02:19 ID:Rgg/Y6Xo
「山田…ごめんな…」
「んっ、ぁ…っ、」
大ちゃんが荒く熱い息を肩に落としながら、
何度も身体にキスを落としながら、ゆっくり侵入してくる。
「だい、ちゃ…っ」
「ほら…奥まで、はぁ…っ、入った…」
「んゃあ…っ!!」
結合部を撫でられ、反射的に身体が跳ねる。
「動くぞ…?」
「っん…っ」
大ちゃんが、ゆっくりと腰を振りだした。
千切れそうな痛みが、大ちゃんの熱に溶かされていく。
変わりに快感が身体を埋めていった。
「ん、あぁ…っ」
大好きな人と一つになれることに、
見られているのも忘れて、最高に感じてしまう。
「ああっ!!」
「可愛いぞ…っ、んっ」
甲高い声が無意識に漏れる。
大ちゃんのが、ナカでどんどん膨れていく。
「ぁ…っ、だい、ちゃ…っ出ちゃう…!!!」
「っん、俺も…っ、ぁ、山田、一緒にイこ…?」
647
:
はるこ。
◆1qyAr2vEL6
:2013/10/20(日) 18:19:23 ID:Rgg/Y6Xo
大ちゃんが腰を何度も打ち付ける。
スピードを早めて何度も、何度も。
「ぁあっ、ゃぁあ…*」
じゅぼじゅぼと卑猥な水音を立てながら、何度も奥を突かれる。
その度に激しい快感に腰が揺れる。
大ちゃんの熱いモノが抜かれ、最奥を強く突く。
「ん、ぁああ…っ*」
「…っ…」
大ちゃんが、はぁはぁ、と肩で息をして、俺に熱いものを流し込む。
俺のは腹にぶちまけ、
優しく頬を撫でる大ちゃんの温度に、ゆっくりと記憶が吸い取られていった。
648
:
ありやま
:2013/10/21(月) 19:40:02 ID:M2DNuMYw
は、、はるこ。。
お帰りなさい、まってたよ?
やっと、帰ってきた―泣。
649
:
はるこ。
◆y0.861FR/w
:2013/10/28(月) 00:15:22 ID:Rgg/Y6Xo
>>648
ごめんねー!
ただいま!
650
:
はるこ。
◆y0.861FR/w
:2013/10/28(月) 00:16:15 ID:Rgg/Y6Xo
あれ?
651
:
はるこ。
◆y0.861FR/w
:2013/10/28(月) 00:41:35 ID:Rgg/Y6Xo
「ごめん…」
起きたら、目の前には、
眉を下げて、凄く申し訳なさそうな顔をした大ちゃんがいた。
そんな大ちゃんの頭に手を伸ばす。
「山田…?」
「気持ちよかったよ…」
よしよし、って、大ちゃんの前髪を撫でた。
「ば、ばか…っ」
赤面する大ちゃんが、
照れ隠しにか俺にキスをした。
「大ちゃん」
「ん?」
「だいすきだよっ」
―Fin―
652
:
藍華
:2015/08/21(金) 23:47:12 ID:4wTJtEpo
はじめまして!色々読ませてもらいました!
めっちゃおもしろいですね!
尊敬します。あと、私もJUMP BLというスレで書いているので、よかったら読みにきてください!
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