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カオスロワ避難所スレ2
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「あたしは姫川友紀! こう見えてアイドルやってるんだ!」
大正義巨人軍に似たユニフォームを着た少女が元気に挨拶する。
彼女は野球好き畜生アイドルとして有名であった。
「光太郎、知っているか?」
「分からないな……」
「私も知らないわね……」
「ねぇねぇ、矢車、『あいどる』って?」
「アイドルか、俺達には眩しすぎる光だ……だが、お前のようなアイドルは知らん」
「……友紀、本当にお前は有名なアイドルなのか?」
「本当だよ! デビュー曲がオリコンウィークリーで5位だったんだよ!!
……ああ、もうあたしの知名度が低いのも……これも全部アライが悪い!」
「いや、これはゴルゴムの仕業だ」
結構、落ち込む友紀であったが、全てをアライとゴルゴムのせいにすることでことなきを得た。
そして、今度は先程の男の方に皆は視線を向ける。
赤いシャツのいかにも屈強そうな男である。
「俺は風鳴弦十郎……」
「風鳴? まさか、あの放送で指名手配された『風鳴翼』と何か関係あるのかしら?」
「翼は俺の……姪だ」
「なんだって!?」
「詳しく聞かせてもらおうじゃない」
弦十郎は話す。
今までのことを、特異災害対策機動部二課のことを。
そして、翼のことを。
「俺達は大阪に向かっていた」
「どうして?」
「それはッ! 勿論、野球ッ!」
「友紀、今はそんなことはどうだっていいだろう……これを見てくれ」
弦十郎は持っていたノートパソコンの画面を見せる。
主にカオスロワちゃんねるの掲示板を。
「なるほどね」
「それで大阪に行こうというのか?」
「おうよッ! もし本物の翼がやってきたらなら止める。
偽物が来たなら、そいつを止めるッ!」
右拳にグッと力を込める。
「子供が間違った道を進んでいるなら、正してやるのが大人の仕事だ」
「弦十郎さん……! 俺も手伝います! それが仮面ライダーだ!」
このことに光太郎は深く感銘を受けた。
――この人は強い。身体だけじゃない、その心が。
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