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バーチャルリアリティバトルロワイアル Log.04
125
:
宵闇
◆k7RtnnRnf2
:2020/07/03(金) 20:08:26 ID:mqM5Fyzc0
「お、女の子……!? なんで、こんなところに……!?」
『ジローさん、彼女はプレイヤーではなくNPCです。
恐らく、何らかのイベント用に配置されたのかもしれませんが、どうしてこんな場所に……?
……いえ、彼女は、まさか……』
俺とレオは驚愕する中、謎の少女はじっとこちらを見つめている。
いや、正確には俺の後ろ……黒雪姫とハルユキに視線を向けていそうだった。
そして、謎の少女が歩を進めることで、その存在にようやく気付いたのか黒雪姫も振り向いてくる。
「…………君は?」
「彼は、《オワリ》を探していたヒト。
そして、どんな《終わり》でも、僕は受け止めて見せるって言っていた……でも、この《オワリ》は彼がノゾむカタチではなかった」
黒雪姫の問いかけに反して、謎の少女は意味深な言葉を紡いだ。
しかし、まるで藁に縋るように、黒雪姫は少女に詰め寄る。
「まさか、ハルユキ君を知っているのか!? 教えてくれ、彼のことを!
私がいない間、ハルユキ君がこの世界で何をしていたのか!? 少しだけでもいい、ハルユキ君のことを教えてくれっ!」
「お、おい! 黒雪姫!」
少女の肩を掴みながら叫ぶ黒雪姫を、俺は静止しようとする。
だけど、黒雪姫は俺の言葉に耳を傾けず、また謎の少女も微塵に動揺しなかった。雪のように白い肌は、今の黒雪姫と対比するように煌いている。
「どうした!? なぜ、教えてくれない!? 私は……私は知りたいだけなんだ! ハルユキ君のことを!」
「待ってくれよ、黒雪姫! そんな乱暴にしてたら、彼女だって答えられないだろ!」
やがて俺は見ていられなくなり、黒雪姫を少女から無理矢理引き離した。
黒雪姫は未だに落ち着きを見せず、一歩間違えたら少女を傷付けてもおかしくない。
未だに息を荒げている黒雪姫の前で、少女は瞬きもせずに俺達を見つめている。
「わたしはリコリス。試されし夢産みの失敗作。
アナタ達は、彼の遺志を継いでくれた。だから、彼の想いを、アナタ達に――――」
そんなリコリスの言葉と共に、俺達の視界は眩い閃光に飲み込まれてしまう。
――――アナタは終わりを探すヒト?
白い光の中、何も見えない俺の耳に少女の声が聞こえてくる。
先程のように、意味深な問いかけだった。
――――それがどんな《終わり》でも、僕は受け止めて見せる
続くように聞こえてくるのは、力強い少年の声。
その言葉と同時に、銀色の人型アバターが浮かび上がった。エメラルドの如く緑色の輝きを放つバイザーは、力強さを醸し出している。
――――アナタのオワリが、アナタに優しいものでありますように
そして、少年を称えるような少女の声も光の中で響き渡った。
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