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死者スレ

13二人で一人の/通りすがりの名無し:2010/12/17(金) 08:23:04 ID:n0wk9V3s
カランカランとベルが鳴り、新たな住人の到来を告げる。
先住民達の視線が集まり、カウンターに座っていた影山が立ち上がる。

「お前、加賀美か!」
「影山か。あー、つまりそういう場所なわけか」
「そういう場所なんです。加賀美さん、ですか?コーヒーでもどうぞ」
「お、ありがとう。えーっと……」
「園田真理です。まぁ、今の所のマスター代理みたいな感じですかね」

影山の隣のカウンターに座り、園田から薦められたコーヒーに口をつける。

「お、美味い」
「マスター、俺にも頼む」
「誰だてめぇ!どこからでてきやがった!」

モモタロスが荒々しく立ち上がり近くのテーブルが大きく揺らぐ。
カウンターの端にいつのまにか緑色の体色で赤い眼の怪人が座っていたのだ。

「どうも、本編で変身できなかったのでここで変身してみた木野です」

無意味に風が吹きオレンジ色のマフラーがバタバタとたなびく。
園田はさほど気にもしないのか新たなコーヒーをアナザーアギトの前に置く。
役目を終えたのか変身を解き木野もコーヒーに口をつける。

「ほっほぉ…身体を何も使わず自在に変化させる力、興味深いですねぇ…」

興味を引かれた井坂が近づき、木野の背後に回る。

「失礼ですが貴方は?」
「私は井坂と申します、これでも医者を営んでおりまして……」
「ほほぅ、あなたも医者ですか。実は私もなんですよ…元、ですがね」
「医者同士めぐり合うのも何かの縁…あなたのその力診察させてもらえませんかねぇ」
「同じ医者、ですか……医者は二人もいらない!」

何か気に触れたのか木野は再び変身し井坂と対峙する。
その二人の間に割り込む男がいた、ザンキだ。

「待て待て待て、ここはそういう場所じゃないだろ?大体井坂センセは変身できねぇ
 そんな奴をいたぶろうってんなら俺も黙って見ているわけにはいかねぇな」
「ご心配なくザンキさん。ここには本編の中で破壊された物が流れ込んでくるようなので……」

井坂が懐から一つのガイアメモリを取り出し、アナザーアギトが驚愕する。

「そのメモリは……!」

――テラー!――

井坂が夢憧れたテラードーパントに変身しテラーフィールドを展開しアナザーアギトとついでにザンキを拘束する。

「私もこの場を荒らしたくはありませんからねぇ、どうぞこちらへ…」

ずぶずぶとテラーフィールドの中に埋もれていくテラー、アナザー、ザンキの3人。
静けさが戻った店内にしばらくした後にアーッ!とか聞こえたとか聞こえないとか

「いやー、平和だねぇ」
「いや絶対平和じゃないよな!?影山、いつもこんななのかよ、ここ!?」
「同じネタを続けるのはやめたほうがいいよな。それにホモネタ嫌いな人も多数いるわけだしな」
「俺ここでやってく自信がねぇよ……」

うな垂れる加賀美、我関せずの木場、キャラ無視しまくりの影山を締めに使い今日も時間が過ぎていく


「どうでもいいけど俺のイメージじゃミルクディッパーなんだよな、ここ」

本編に出たら出たときだよな、と思いながらモモタロスはテーブルをいそいそと直し座りなおしたそうな。


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