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【オリスタ】スタンドの町と奇妙な旅人【SS】
60
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第4話
◆m6.RAaHJe6
:2019/12/06(金) 18:11:01 ID:mfXbvXnk0
「…なにこれ」
読めても理解は不能だったようだ。
こんな格好つけた文章、日本人でも普通に読んでいて苦しくなるので当然ではある。
「誰に聞いてるの?私?」
「なわけ。強いて言うなら自分自身にかな…まあ内容からして人を探してこいって感じだよね。かくれんぼかな?誰が隠れてるのかは分からないけど…しかも失敗は許されないって。困ったもんだね」
「禁忌…ねえ」
二人してポカンとするばかりだった。何となく内容は分かっても意味不明。
「ともかく、スタンド使いからの挑戦状と見ても良さそうだよね。突然現れたことからしてスタンドが関わらないはずがない。自動操縦型辺りと見える…とんでもない町だなあ」
自動操縦型スタンドは何だかんだ言って希少だ。イーリアスもまともに対峙したことはほとんどない。ましてこんな目立つベッドタウンで。
「なあ…どうしたんだイーリアスちゃん」
店長が本気で心配していた。思いっきり聞かれている。もちろん、ヴァルキュリアの言葉は聞こえていないし、そもそも言葉が通じていない。
「あっ!いえ、ちょっと『これから』のことを考えてまして…」
なんとか誤魔化そうとした。嘘ではないので、逆にバレづらい。こんなにあからさまでも。
「これから、ね…君みたいな境遇でも考えるのか」
「それが年頃ってものですよ。それにあたしみたいに故郷を捨ててさ迷う人間は余計に気になっちゃうんです。帰るのも嫌だし」
帰る場所が無いのもそうだが、ロシアの国柄がイーリアスには合わないというのもある。古くから続いていた帝政の名残があるロシアは純ロシア人でないイーリアスには馴染まない。
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