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【日常γ】異能都市ストライク!【その12】

970クレイグ:2019/05/15(水) 23:27:32 ID:SkfemWbw0
>>968

意志疎通が出来ない子を寄越してくる訳がないと解ってはいたが、しっかりとそれが出来るのを直接確認するとやはり安心が出来る。

「確かに、自分か精霊のどちらかが魔力の制御を行えば良いから街中での乱戦でも被害は普通の人のやり方より抑えられる自信は有るよ」
「けれど、相手が配慮してくれる保証が無い以上、市街での戦闘はやっぱり避けるべきだとも思うけれどね」

精霊使いの強みはやはり魔術を用いた戦闘だ。
存在そのものが自然の一部である精霊は対応した属性の術を行使する適正が極めて高く、制御、出力ともに申し分無い性能を誇る。
更に、単純な話ではあるが、術の制御を精霊に任せる事で、一介の魔法戦士と違い武術と魔術を平行して自分自身で扱う必要がなく、格闘戦をしながらだとその制御が乱れる……という心配もない。
先の戦いでアーリルに放った火山砲のように、合同で制御や魔力の引き出しを行う事で大規模な術の制御を行う事も出来るが、それは市街戦では忘れても良いだろう。

「……先の戦いの高揚で一ヶ所に留まっていられず、訓練や術の媒介探し、何でもいいから次戦の準備をしようと勢い任せについ街に繰り出した、といった感じでね」
「うん、正直に言うと今後の予定なんて全く出来ていないんだ」

そう語りながら苦笑いをする。
周囲の精霊達の半ば呆れたような諦めたような雰囲気からして、それは紛れもない真実なのだろう。




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