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仮投下・修正用スレ
381
:
◆19OIuwPQTE
:2011/02/05(土) 01:55:56 ID:JL1dJoyU0
次に>>876の修正です。
足元には淡く光る魔法陣。
その光は小さく明滅し、今にも消えそうだった。
この魔法陣が会場の維持に関係しているのなら、この魔法陣が消えた時にこの
会場も完全に崩壊するのだろう。
「みんな、準備はいい?
だいぶ荒い転送になると思うから、気をつけて」
ユーノ君が魔法陣に手を当て、魔力を流し込みながら言った。
その言葉に私とヴィヴィオは頷く。
「僕が転送のサポートをするから、ヴィヴィオはゆりかごを強く思い浮かべて。
一度行った事のある君の方が、座標の特定がしやすいんだ」
その言葉に従い、ヴィヴィオはゆりかごを強くイメージした。
それと同時に、あの場所で死んだ、まだ幼かったフェイトを思い出した。
自分に、嫌いにならないで、と言った少女。
今の自分なら、彼女を助けられたのだろうかと考えて、首を振る。
助けられるかどうかじゃなくて、絶対に助けだすんだと。
会場の崩壊と共に罅割れていく空を見上げる。
もう二度と、あんな思いはしたくない。
そして同時に、誰にもさせたくないとも思う。
だから、全てを救う事は出来なくても、この手の届くところにいる人たちは、守って見せる。
そう心に誓う。
魔法陣の淡い魔力光が次第に強く輝き出す。
それはまるで、消える寸前の蝋燭の輝きのようだった。
「行くよ、みんな! しっかり掴まってて!
座標確認! 場所、聖王のゆりかご!
転送、開始―――!!」
その声の直後、魔法陣が一際強く輝き、光が私達三人を飲み込んだ――――
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