仮面ライダー剣バトルロワイアル - 1583157839

1：OP ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:03:59 ID:ZUNA1dF.0: 世界はあらゆる可能性に満ちている。
全てを封じる事で戦いを終わらせる道も、
戦いを続ける事で戦いを終わらせる道も、
或いはその道から14年あるいは300年先に分かれる道もあるだろう。
だからこれから紡がれる物語もまた一つの可能性に過ぎない。
恐らくそれが存在し得る確率は、数字にすれば小数点以下の0が途方もないほどに続くものであろうが。

「そうか…これが"統制者"の…！」

天王路博史は感嘆の声を挙げた。
生物の祖たる不死の生命体アンデッド、彼らが行う自身の種の繁栄を掛けた戦い―バトルファイト。
眼前の石板こそがその戦いを管理するゲームマスターの意思を伝える端末だという確信を遂に得られたからである。
石板…モノリスに繋いだ機器が、データとして統制者の意思を天王路に伝える。

「こ、これは…！」

今、統制者が何を考えているのか。
それを知った天王路は驚愕せずにはいられなかった。

「バグってるわこれ」

瞬間、モノリスは研究室の天井を突き破って空の彼方へと飛んでいく。
天王路にはそれを呆然としながら見送る事しか出来なかった。
人類は二度とこの超越存在と接触する機会を失ったのだ。

「…終わったな。いや、始まったのか。ハハハ…」

と、それらしい事を言ってはものの、天王路の頭の中に浮かんでいたのは「研究費どうしよう…」という率直な考えであった。
果たして統制者は天王路に対してどんな意思を示したというのであろうか。
それはとてもシンプルなものであった。

―――――――「アンデッド戦わせるの飽きた」、と。
2： ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:04:31 ID:ZUNA1dF.0: 2/2【仮面ライダー】
〇本郷猛/〇ショッカーライダー№1
2/2【仮面ライダーX】
〇アポロガイスト/〇マッハアキレス
1/1【仮面ライダー（新）】
〇魔神提督
2/2【仮面ライダースーパー１】
〇メガール将軍/〇妖怪王女
1/1【仮面ライダーBLACK】
〇剣聖ビルゲニア
1/1【仮面ライダーBLACK RX】
〇ダスマダー
1/1【仮面ライダークウガ】
〇ゴ・ベミウ・ギ
1/1【仮面ライダーアギト】
〇地のエル
2/2【仮面ライダー龍騎】
〇須藤雅史/〇仮面ライダー王蛇（ミラクル）
2/2【仮面ライダーディケイド】
〇ライオンファンガイア/〇百瀬
2/2【仮面ライダーOOO】
〇火野映司/〇北村雄一
1/1【仮面ライダーフォーゼ】
〇サドンダスβ
1/1【仮面ライダーウィザード】
〇グレムリン
3/3【仮面ライダー鎧武】
〇葛葉紘汰/〇コウガネ/〇本郷猛
2/2【仮面ライダードライブ】
〇ブレン/〇ロイミュード006
5/5【仮面ライダーゴースト】
〇天空時タケル/〇深海マコト/〇アラン/〇ダントン/〇本郷猛
1/1【仮面ライダーアマゾンズ】
〇御堂英之助
1/1【仮面ライダーエグゼイド】
〇北岡秀一
2/2【仮面ライダービルド】
〇最上魁星/〇エボルト
5/5【仮面ライダージオウ】
〇スウォルツ/〇北島祐子/〇仮面ライダーギンガ/〇加古川飛流/〇常磐SOUGO
4/4【仮面ライダーゼロワン】
〇飛電或人/〇不破諫/〇刃唯阿/〇天津垓
1/1【仮面ライダー THE FIRST/THE NEXT】
〇本郷猛
1/1【仮面ライダー（萬画版）】
〇本郷猛
1/1【仮面ライダー 1971-1973】
〇本郷猛
1/1【KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT】
〇アダム
1/1【仮面ライダーZO（島本和彦版）】
〇麻生勝
3/3【仮面ライダークウガ（ヒーローズ版）】
〇五代雄介/〇津上翔一/〇メ・ガリマ・バ
1/1【仮面ライダーSD】
〇仮面ライダーBLACK RX
1/1【ガイアセイバーヒーロー最大の作戦】
〇ライダーキラー
1/1【ウルトラマンVS仮面ライダー】
〇ハヤタ・シン

53/53

【主催者】
統制者@仮面ライダー剣

【ルール】
・ちょっと新しめのバトルファイトです。
・参加者達は統制者によって一つの惑星に集められました。
・優勝者は仮面ライダーの覇者となり、その仮面ライダーが繁栄します。
・ただし一人だけジョーカー枠が紛れているのでそいつが優勝すると何もかも滅びます。
3： ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:04:59 ID:ZUNA1dF.0: 飛電或人、本郷猛、本郷猛、本郷猛で予約して投下します。
4：まわりは敵ばかりだけど今ロワも或人はがんばるよ!! ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:08:02 ID:ZUNA1dF.0: 「このバトルファイトはお前達平成ライダーの甘さが引き起こしたと言っても過言ではない！」

本郷猛は飛電或人を指差し、そう力強く宣言した。

「何言ってるんですか！？平成はもう終わったんです！やめてください！」
「問答無用！」

言って、本郷は両腕を真横に大きく広げる。

「カァーッ！！！」

突然異様に大きな声を出され、或人はその気迫に怯んでしまった。

「ライダー…変身！」

右腕を左方向の斜めに突き出し、そこから弧を描くかのように回し、入れ替えるように左腕を突き出す。
このポーズを取る事でベルトのシャッターが開き、風車に風を受ける準備が整う。

「トゥ！」

本郷が跳ぶ。
風車が回る。
姿が変わる。
彼が再び地に足を付けた時、その姿は飛蝗の改造人間…仮面ライダー一号の物になっていた。

『HYPER RISE! OVER JUMP!』

半ばヤケクソ気味に或人はシャイニングアサルトホッパープログライズキーを展開した。
バッタのライダモデルが彼の背後に浮遊するように現れる。

「変身！」
『PROGRISE!』

プログライズキーが飛電ゼロワンドライバーに装填されると、或人の身体はパワードスーツ「ライズアーキテクター」に包まれた。

『Warning,warning. This is not a test!』
『HYBRID RISE! SHINING ASSULT HOPPER!』
『"No chance of surviving this shot."』

ライダモデルが人型の外骨格へと変形し、ライズアーキテクターの上から装着される。
これで仮面ライダーゼロワンシャニングアサルトホッパーへの変身は完了した。

「やめてください！正気に戻ってください！」

ゼロワンとなった或人は即座に一号に掴みかかり動きを止めようとする。

「問答無用！」
「うわ！」

が、一号は改造人間の腕力でそれを振りほどき、強烈なブローを見舞った。
怯むゼロワンに対して彼は追撃の手を休めない。

「ライダースクリューキック！」

跳躍し宙に舞ったライダー一号は、身体を錐揉み回転させながらゼロワンをその脚で貫きにかかる。

「ハッ！」

ゼロワンとて黙ってやられるわけにはいかない。
エネルギー波動弾"シャインクラスタ"を眼前に展開、一号の回転に対応させるかのようにこれを回転させる。
これがシールドとなってスクリューキックを防御した。

「うわ！」

しかし次の瞬間、ゼロワンは自分の背後に衝撃が走るのを感じた。

蹴倒されたのだと知覚した時には彼の身体は地面に転がっていた。
5：まわりは敵ばかりだけど今ロワも或人はがんばるよ!! ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:08:19 ID:ZUNA1dF.0: 「ヌゥ…」

ゼロワンが体勢を崩した事でシールドに弾かれる形で地に倒れた一号が立ち上がって見てみれば、そこにはかつての自分とよく似た姿のライダーがいた。

「何をするんですか！やめてください！」

同じく立ち上がったゼロワンの言葉を無視して謎のライダーは強烈なブローを見舞う。

「うわ！」

またも殴られているゼロワンを見やりながら、ライダー一号には即座にその襲撃者が何者であるかをが看破できた。

「ほう平成の俺か。いいだろう！まとめて相手になってやる！トゥ！」

一号は構えを取ると謎のライダー…否、改造人間「ホッパー」へと向かっていく。
そしてゼロワンとホッパーの間に割って入る形でパンチ、キックが放たれた。

「やめてください！どうして殴るんですか！うわ！どうして分かってくれないんだ！」

受け手となる双方からもこれに応酬する形で突きや蹴りが飛び出す。
この三つ巴の殴り合いはいつ果てるとも知れなかった。

【一日目・深夜/さいたまスーパーアリーナ正面のけやき並木の公園】

【飛電或人＠仮面ライダーゼロワン】
【時間軸】第17話以降第22話以前
【状態】シャイニングアサルトホッパーに変身中
【装備】飛電ゼロワンドライバー+シャイニングホッパープログライズキー+アサルトグリップ@仮面ライダーゼロワン
【道具】基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：やめてください！バトルファイトは夢の戦いなんだ！

【本郷猛＠仮面ライダー鎧武】
【時間軸】バダン壊滅後、ラストの平成対昭和パート直前
【状態】変身中
【装備】無し
【道具】ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：平成ライダーに喝を入れる

【本郷猛＠仮面ライダー THE FIRST/THE NEXT】
【時間軸】THE FIRST、雪の結晶を見て洗脳が解けるより前
【状態】変身中
【装備】無し
【道具】ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：バトルファイトに勝利する
6：まわりは敵ばかりだけど今ロワも或人はがんばるよ!! ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:08:54 ID:ZUNA1dF.0: その頃、また一人の男が覚醒していた。

「ここはどこだ…俺を自由にしろ！」

青年は奇怪な部屋の中にいた。
彼の身体は不気味に明滅を繰り返す手術台の上に横たえられ、手足は鎖で繋がれている。
この異様な空間には…

彼以外誰もいなかった。

「本当にここはどこだ…」

とても間の悪い事に、彼にそれを説明してやれる恩師も科学員も悪の首領も誰一人としてこの惑星には連れてこられていなかったのである。
統制者だってそこまで気を回せない。

【一日目・深夜/ショッカー改造手術室】

【本郷猛＠仮面ライダー】
【時間軸】第一話、改造手術直後
【状態】手足を鎖で繋がれている
【装備】無し
【道具】多分手術台の横に置いてある
【思考・状況】
基本行動方針：ここはどこだ…
7： ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:09:44 ID:ZUNA1dF.0: 投下終了します。
続いてアポロガイスト、須藤雅史で予約して投下します。
8：秘密警察対公権力 ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:11:17 ID:ZUNA1dF.0: エンジン音が聞こえてくる。
丁度真正面からバイクに乗ってやってきた白スーツ姿のその男は、須藤雅史の前で停止した。

「君に対して恨みはないが、俺にもGOD秘密警察第一室長としての面子がある。職務外の事とはいえ負けてやる気は無いのだ」
「あなたは話が早い。では始めましょうか」

須藤の言葉を合図に、白スーツの男はバイクから降りる。
同時に須藤も近くにあったガラス戸に蟹のマークが付いたカードデッキを掲げる事でベルトを発現させる。

双方、準備は整った。

「アポロチェーンジ！」

両腕を大きく回し、顔の前でクロスさせるポーズを取る事で白スーツ姿の男…アポロガイストは戦闘形態へと変身を遂げた。

「変身！」

対して須藤も腰部に装着されたベルトへとカードデッキを装填、仮面ライダーシザースへと変身を遂げた。

…筈だった。

「…」
「…」

須藤の姿は何も変わっていない。
普段の須藤雅史そのままの姿がそこに依然として存在していた。

「？」
「？」

アポロショットが火を噴く。
何が起こったのか理解出来ないまま須藤の身体には風穴が空き、彼は即死した。

「…？」

統制者のモノリスが降臨し須藤をラウズカードに封印するのを確認しつつ、人間態に戻ったアポロガイストは遺されたカードデッキを怪訝に見ていた。
恐らくXライダーがセタップに用いるレッドアイザーやパーフェクターのようなアイテムであったのだろうという事は容易に想像が付く。
それはベルトが突如発現した事からも明らかだ。

「故障か？」

アポロガイストはひとまずそう結論付けた。だとすれば不憫な奴だ。
直せば役に立つかもしれないなと思い、アポロガイストとりあえずそのカードデッキを回収し、再びバイクに跨り去っていった。

…そのカードデッキは壊れてなどいなかったのだが、当然それをアポロガイストが知る由も無い。
単に須藤雅史が変身コードを間違えただけである。
もっとも、それもまた須藤が知る由も無い事であるし、知らないのも間違えたのも無理は無い事であるのだが。

【須藤雅史＠仮面ライダー龍騎脱落】

【一日目・深夜/シーバンス付近】

【アポロガイスト＠仮面ライダーX】
【時間軸】第12話以前
【状態】健康、人間態
【装備】無し
【道具】インサイザーのカードデッキ＠KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT、ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：負けてやる気はない
１：アキレスの動向が気になる
9： ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:11:55 ID:ZUNA1dF.0: 投下終了します。
続いて御堂英之助、地のエルで予約して投下します。
10：家畜が神様に楯突くんじゃない ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:12:48 ID:ZUNA1dF.0: 御堂英之助には、この戦いに参加した者達の詳細な名簿が支給されていた。
だからこそ今目の前にいる者の考えている事も手に取るように分かる。

「お前がアギトを狩るのは…主が人間を愛するためだと書いてたなぁ！
　…ﾝならお前に人は殺せない…ﾊｧおぉれを殺せねぇだろぉぉぉっ！！
　…ﾌﾝ、ﾌﾝｯ、ハッハ、ハッハッハ！…ハッハッハ！
　どぅだぁッ！アンノウンさぁんっ！！！ﾌｯ、ﾌｯ、ﾝﾌｩｯ」

勝ち誇ったように御堂は言った。

「？」

地のエルは御堂に熱砂を振りかけた。

「うわっ…」

御堂は砂になった。

【御堂英之助＠仮面ライダーアマゾンズ脱落】

【一日目・深夜/秩父ミューズパーク】

【地のエル＠仮面ライダーアギト】
【時間軸】最終回、強化後
【状態】健康
【装備】敬虔のカンダ＠仮面ライダーアギト
【道具】ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：人間やめた奴は殺す
11： ◆7Krc7as/ig：2020/03/02(月) 23:13:05 ID:ZUNA1dF.0: 投下終了します。
12： ◆gHyRb0WDMU：2020/03/03(火) 06:12:14 ID:jeQvbIww0: 新ロワ乙です。
それでは自分も本郷猛と仮面ライダー王蛇（ミラクル）を予約して投下します。
13：俺たちの名は…… ◆gHyRb0WDMU：2020/03/03(火) 06:12:53 ID:jeQvbIww0: 「大丈夫か、仮面ライダー！？」
「何！？」

　手足を鎖に縛られて動けなくなった本郷猛の元に、蛇を彷彿とした紫色の仮面ライダーが現れた。
　彼の名は仮面ライダー王蛇。正史における王蛇であれば本郷をなぶり殺しにするだろうが、彼はミラクルワールドの住民。人間の平和を守る仮面ライダーとなった王蛇は、本郷の自由のために駆けつけてくれたのだ。

「今、お前を自由にしてやるぜ！」

　そして王蛇はベノサーベルを振るい、本郷を開放する。
　これで本郷猛は自由の身になった。

「助けてくれてありがとう。君は誰だ？」
「俺か？　俺は仮面ライダー王蛇……人間の自由と平和を守る仮面ライダーだ！」
「仮面、ライダー……？」

　王蛇は胸を貼って宣言するが、本郷は困惑する。
　全ての仮面ライダーの原点となった本郷猛だが、この時点ではまだ改造されたばかり。しかし、王蛇の言葉に胸が熱くなっていた。
　そして、この男に恩返しがしたい。その気持ちが、本郷を動かそうとしていた。

「……仮面ライダー王蛇、俺にできることはあるか？」
「なら、俺と共に戦ってくれ。仮面ライダーはみんなの憧れ……本郷猛は永遠のヒーローだからな！」
「ヒーロー……はっはっは。俺はそんな男じゃないが、命の恩人の頼みだ。聞かないわけにはいかないな」

　そして手術台から立ち上がった本郷は、いつの間にか置かれていたマスクを取り出す。
　そしてバッタのような赤い二つの目は熱い輝きを放ち、変身した。みんなのヒーロー、仮面ライダーへと！

「なかなか決まりすぎだぜ？　仮面ライダー！」
「ありがとう、仮面ライダー王蛇！」

　仮面ライダーと仮面ライダー王蛇は固い握手をし、そして走る。
　人間の自由と平和を守る仮面ライダーとなった二人は走り続けていた。

　仮面ライダー本郷猛は改造人間である。
　彼を改造したショッカーは世界制覇を企む悪の秘密結社である。
　仮面ライダーと仮面ライダー王蛇は人間の自由と平和を守るために戦うのだ！

　【一日目・深夜/ショッカー改造手術室】

【本郷猛＠仮面ライダー】
【時間軸】第一話、改造手術直後
【状態】仮面ライダーに変身中
【装備】無し
【道具】ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：仮面ライダー王蛇と共に人間の自由と平和を守るために戦う

【仮面ライダー王蛇（ミラクル）＠仮面ライダー龍騎】
【時間軸】仮面ライダーたちと一緒に戦っていた辺り
【状態】仮面ライダー王蛇に変身中
【装備】カードデッキ（王蛇）＠仮面ライダー龍騎
【道具】ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：仮面ライダーと共に人間の自由と平和を守るために戦う
14：名無しさん：2020/03/03(火) 06:14:12 ID:jeQvbIww0: 以上で投下終了です。
15： ◆7Krc7as/ig：2020/03/05(木) 21:49:06 ID:c1A7T2oo0: 投下乙です。
この王蛇はキラキラしていてカッコいいですね。
あと、「秘密警察対公権力」のアポロガイストの道具欄にバイクを追加するのを忘れていたので以下に訂正します。

【道具】インサイザーのカードデッキ＠KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT、スズキ・GSX-R400＠仮面ライダーBLACK、ランダム支給品0～2、基本支給品一式
16： ◆7Krc7as/ig：2020/03/06(金) 23:05:41 ID:79J4DF4w0: 魔神提督、コウガネで予約して投下します。
17：神の心はどこにある ◆7Krc7as/ig：2020/03/06(金) 23:07:04 ID:79J4DF4w0: 「これからどうしたものか…」

少女はため息を付いていた。

「運よく身体を手に入れられたのは良いが…ううむ」

少女と言ったがそれは正確ではない。
確かに彼女は肉体こそは少女と言っても間違いではないが、中身は違う。
ネオショッカー日本支部長こと魔神提督だ。
これは一体どういう事であろうか。

ここに来る直前魔神提督は、自分は筑波洋の父が改造された成れの果てであると彼を欺き、おんぶされている状態で自爆して洋を葬り去ろうとするダースベイダーと餃子を掛け合わせたような作戦に打って出た。
まあ例によってそれは失敗し、ライダー二号、ストロンガー、スカイライダーのトリプルライダーキックを喰らう羽目になったのだが。
どうでもいいけど合体攻撃ってこういう不揃いな感じの並びの方がプレミア感を覚えるのは筆者だけであろうか。
話を戻すが魔神提督には心臓さえ無事であれば何度でも大首領の手で再生される事が可能であるという特性がある。
3人ライダーの攻撃でもまだ死なず、頭部と心臓だけの状態で彼は大首領の元へと逃げのびた。
先に述べた自爆作戦もこの特性を利用したものであったわけだ。

して、正史であれば大首領の手で再生してもらえるどころか役立たずとして文字通り握りつぶされる最期を迎える事になるわけだが、今回魔神提督は握りつぶされる前の心臓だけの状態でこの惑星へと召喚された。
運良く命拾いした。が、とはいえ心臓だけの状態ではなにもしようがない。
しかし天は提督を見放さなかった。
彼の支給品は、運のいい事に丁度心臓がくりぬかれた少女の遺体だったのである。
頭と心臓だけの状態でも逃げ帰るガッツの持ち主が魔神提督だ。
最後の力を振り絞って彼はこの少女の胸部にシュートイン。見事肉体を得る事に成功したのだ。

「やはり何か力があるわけでもないか…くぅ」

とはいえこの肉体は単なる一少女のものに過ぎない。
魔神心臓が入ったところで心臓が強いだけのか弱い女以上のものではない。
改造人間の肉体を持っていた時とは比べ物にならない戦力の低下に、流石の魔神提督も弱り果てていたというわけだ。

（あのガキにするか…）

そんな彼、いや彼女を狙う影があった。
実体のない"それ"は魔神提督に感知される事なく彼女に近づいていき…その肉体へと入り込んだ。

「私だ！コウガネだ！」

今まさに名乗りを上げた"それ"はかつて知恵の実の代わりとして作られたものの成れの果て。
仮面ライダーマルスとして暗躍し、神になろうとしたが10人のアーマードライダーによりこれを阻まれ敗れ去った男である。
敗れ去ったってサッカーシュートでだけどね。
このコウガネもまた魔神提督同様しぶとく生き延びており、復活の機会を狙っている最中にこの場に呼ばれた。
正史であればまた別の少女の肉体を乗っ取り、仮面ライダー邪武となった彼である。今回は魔神提督少女の肉体を選んだというわけだ。

（フハハハハ！乗っ取ってやったぞ！）

コウガネは高らかに勝ち誇る。
肉体が少女のものであっても彼は仮にも黄金の果実となろうとした者だ。
戦う為の力くらい作り出せる。これで復活だ。
18：神の心はどこにある ◆7Krc7as/ig：2020/03/06(金) 23:07:22 ID:79J4DF4w0: （…？な、なんだ？何かがおかしいぞ？）

が、コウガネはすぐに異変に気付く。
自身に何かが起こっているのだ。

（わ、私の意識の方が…消えていく！身体から抜け出す事もできない！）

そう、今まさに少女を乗っ取った筈のコウガネの人格の方が、まるで林檎が齧られるかのように消え始めたのだ。
これは一体如何なる事なのであろう？

説明しよう。コウガネが乗っ取ったのはあくまで少女の肉体である。
だが思い出して欲しい。この少女はあくまで魔神提督の心臓が動かしている遺体に過ぎない。
未だ生きていて脈打つ心臓。既に死した肉体。どちらが強いかは明白である。
魔神提督の心臓の人格は、無意識のうちにコウガネの人格を吸収し始めてしまっていたのだ。

（く…そうだ、こんな時は自分を強く保つんだ！私はコウガネ…私はコウガネ…私だ！コウガネだ！私だ！コウガネだ！私だ！コウガネだ！私私私！コウガネコウガネコウガネ！コウガネコウガネミツザネコウガネ！）

無駄な抵抗である。そんな事で勝てたら苦労はしない。

（ば、馬鹿な…神である私がこんな事で…）

かくて、コウガネは完全に消滅した。
本人の全く預かり知らぬところで魔神提督は勝利したのだ。

「何か今声が聞こえたような…ん？こんなもの儂は持っていたか？」

提督の手元にはコウガネの置き土産が残った。
幸運な事に意図せずして提督は、ただの少女以上の力を手に入れたのであった。

【コウガネ＠仮面ライダー鎧武脱落】

【一日目・深夜/横浜ビジネスパークYBP】

【魔神提督＠仮面ライダー（新）】
【時間軸】第53話、トリプルライダーキックを喰らった直後
【状態】心臓だけの状態
【装備】心臓をくり抜かれた高司舞の遺体＠仮面ライダー鎧武
【道具】戦極ドライバー＠仮面ライダー鎧武、黒のリンゴロックシード＠仮面ライダー鎧武、ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：なんとか生き延びたい
１：このベルトと錠前は一体…？
19： ◆7Krc7as/ig：2020/03/06(金) 23:07:40 ID:79J4DF4w0: 投下終了します。
20：名無しさん：2020/03/11(水) 15:48:11 ID:n8brsuPo0: 結構笑ってしまった
21： ◆7Krc7as/ig：2020/03/14(土) 16:01:44 ID:HH0YMj7c0: ブレン、本郷猛、マッハアキレスで予約して投下します。
22：命、燃やすぜ！ ◆7Krc7as/ig：2020/03/14(土) 16:02:23 ID:HH0YMj7c0: ブレンは男を担いで海岸を歩いていた。
男の名は本郷猛。仮面ライダーと呼ばれた原初の存在だ。

「あそこでいい…降ろしてくれ」

都合のいいことに、丁度人一人を乗せられるキャンプファイヤー台がその海岸には設置されていた。
何故こんなところに…という疑問を抱く暇もなく、ブレンは本郷をその台の上に寝かせた。

「本当に…よろしいのですね？」
「ああ…頼む」

ブレンがここに来た時、丁度近くに本郷は倒れていた。
来る前にどういう経緯があったのかは知らないが既に本郷は瀕死の状態であり、もう手遅れである事は明らかであった。
ブレンには、どういうわけだかこの男を放っておく事が出来なかった。
駆け寄ってみればこの男の口からは驚くべき言葉が飛び出した。
自分はもう助からないから火葬にしてくれ、と。

（何故私はこの人の言葉を信じられるのだろう…）

ブレン自身、自分の行動が理解できていない。
縁もゆかりもないこの男の自殺に付き合ってやる義理など本来なら無いはずだ。
そこまで広量なロイミュードではないという自覚もある。
しかし、この男の言葉には強い力が感じられた。

「君のように造られた者達からも仮面ライダーとなる者が現れた事に、俺は未来を信じられる」

本郷のその言葉にブレンはハッとなった。
そう、この男は仮面ライダーであり、今のブレンもまた仮面ライダーなのだ。
仮面ライダー…それはブレン達ロイミュードにとっては打倒すべき敵であった。
人類の守護者たる仮面ライダーと機械生命体ロイミュードの戦い、その果てにブレンは散った。
だから仮面ライダーが如何なる存在かを彼は知っている。
そして今、どういうわけだかブレン自身が仮面ライダーとなっていた。
何故死んだ筈の自分が蘇り、そして仮面ライダーとなれたのかは分からない。
しかしそれでもブレンは戦った。
それぞれの物語を持って戦い抜いた命を弄ぶ「無」と。

だからなのだろう。本郷の言葉を受け入れられたのは。
人の生命を弄び、理不尽を強いるショッカーと戦ってきた本郷猛。
仮面ライダー同士として理屈を超えた繋がりが持てるのは道理である。

「後は任せたぞ…仮面ライダーブレン！」

その言葉にブレンは頷き返す。

「緑の溢れる大自然を…守ってくれ！」

その言葉に再度ブレンは頷き返す。

「生命を奪い取る者達に、勝て、とは言わない。だけど、戦ってくれ！」

その言葉にブレンは強く頷き返す。

「今人々の心は汚れ始めている！政治家の汚職！環境の破壊！だからこそ生命の尊さを知らなければならない！君もまたこの地球の生徒の一人として生命について考えてくれ！」
「貴方割と余裕ありますね」

そろそろこのままだとこの人ずっと喋り倒してるんじゃないかなと薄々感づいてきたので、いい加減ブレンも切り上げた。

「では…着火してくれ」
「分かりました…仮面ライダー1号の最期はこの私、ブレンが見届けます。本郷猛よ、永遠なれ」
23：命、燃やすぜ！ ◆7Krc7as/ig：2020/03/14(土) 16:02:56 ID:HH0YMj7c0: 遂にこの時が来た。
ブレンは台に火を付けるべく火種を取り出し…

「あ」

ここでブレンは問題に気付く。

「ちょっ、ちょっと待ってください」
よく考えたらもう燃やす前提で話を進めていたが火種なんてあるんだろうか。
慌ててブレンは支給品を確認しだす。

「えーと、えーと…あー…これ使いますか。うん、これなら行けるでしょう」

少し慌てながら、ブレンは支給品のカプセルを取り出しその場に放る。
するとバッファローのような怪獣が出現した。

「ミクラス、火を付けなさい」

ブレンの指示を受け、カプセル怪獣ミクラスは口から熱線を本郷猛の下にある台目掛けて発射した。
その超高温の熱線は、一瞬で本郷の身体を台ごと蒸発させた。

「え？」

ブレンは呆気に取られる。
しかし彼の聡明な頭脳はいやがおうにも何が起きたか理解せざるを得なかった。

「え？え？もしかして…強過ぎた？火力強過ぎた？え？」

その通りである。
何事にも加減というものは必要だ。

「え、えー…」

火葬するのであるのだから、そりゃまあ燃やされる身体の行きつく先は灰だろう。
なので、もたらした結果自体は想定したものとそう変わるものではない。
とはいえ、これは何かが決定的に違うのではないだろうか。
まあ何はともあれ火葬は完了した。
本郷の願いは聞き入れられたのだ。

「…オホン。本郷猛よ、永遠なれ」

ブレンは体勢を改め、眼鏡をクイッてやった後、英雄の魂に追悼を捧げた。

【一日目・深夜/城ヶ崎海岸】

【ブレン＠仮面ライダードライブ】
【時間軸】仮面ライダーブレン第二話、「無」壊滅直後
【状態】健康
【装備】ブレンドライバー＠仮面ライダードライブ
【道具】ミクラスのカプセル＠ガイアセイバーヒーロー最大の作戦、ランダム支給品0～2、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：本郷猛の意志を継ぎ、仮面ライダーとして戦う　

◆
24：命、燃やすぜ！ ◆7Krc7as/ig：2020/03/14(土) 16:03:25 ID:HH0YMj7c0: 「やった…やったぞ！この身体ならばアポロガイストに殺される事もない！」

バイクと人が一体になった異様な風貌の、巨大な体躯の怪人が声を上げる。
バイクから突き出したその姿はさながら仮面ライダー1号。
そう、この怪人こそが仮面ライダー1号のアナザーライダー、アナザー1号である。

「もはやアポロショットもアポロマグナムも怖くない！殺られる前にこちらから殺ってやる！」

このアナザー1号に、アナザーウォッチを使用する事で変身しているのはGOD神話怪人マッハアキレスだ。
このマッハアキレスがアポロガイストを狙うのには理由がある。
それはとてもシンプルなものであり、奴によってアキレスは殺された事があるからだ。それも二回も。
故にアキレスはアポロガイストが怖い。もっと言えば死ぬのが怖い。V3にも更に一回殺されてるしね。
恐怖の原因は取り除くしかない。それがアキレスの出した結論であった。
それを実現させるに足る力を得た事が、彼にそれを決断させた。

「これならアポロガイストだけではない！俺を脅かす者は全て殺す事が出来る！
だがまずはアポロガイストからだ！奴は必ず殺す！それから皆殺しだ！グエーッ！」

いざ、アポロガイスト抹殺の為にアキレスは出発しようとした…その時である。

「待てい！」
「何者！？」

マッハアキレスの、いや、アナザー1号の目の前に彼と同じ程度の体躯の…全身が燃えている仮面ライダーが降り立った。

「だ、誰だ！貴様ぁ！？」

当然の疑問を投げかけるアナザー1号に対し、燃える仮面ライダーはこう返す。

「仮面ライダー1号…本郷猛！」
「嘘をつけぃ！」

嘘ではない。
この仮面ライダーの名は仮面ライダーコア、仮面ライダーの記憶から誕生したライダーである。確かに仮面ライダー1号ではない。
だが、かつてメモリーのガイアメモリと黒いコアメダルから誕生し、Wやオーズと戦ったあのコアとは違う。
火葬によって身体を失い…魂だけとなった本郷猛が仮面ライダーとしての、彼の生命を記憶から誕生させた新たなる仮面ライダーコアとして生まれ変わったのだ！

「貴様の悪事！必ずや俺が止めてみせる！」
「ウヌ、小癪な！勝てると思うなよ！」

アナザー1号は下半身のバイクで走り出す。
機動性で翻弄すべくまずは距離を離す算段だ。
だが…

「ヤ！奴もバイクになれるのか！」

驚愕したのも無理はない。
コアもまたアナザー1号同様下半身をバイクに変化させ、こちらに追従してきたのだ。
しかもコアのスピードはアナザー1号のそれを上回っていた。

「トゥ！トゥ！トゥ！」
「グエーッ！」

追い付いてきたコアのワンツーパンチにより、アナザー1号は盛大にバランスを崩して転倒した。
その隙を見逃す本郷猛ではない。

「仮面ライダーは不滅だ！トゥ！」

気付けば元の二本足に戻っていたコアは地面を蹴り大きく跳躍。
ここから繰り出される必殺の体勢はアナザー1号も、否、マッハアキレスもなんであるか知っていた。

「ライダァァァッ！キィィィィックッ！！！」

コアのその巨大な体躯から繰り出す飛び蹴りがアナザー1号の躰を粉砕した。
勝負が付いた事は誰の目にも明らかであった。

「グエーッ！…ま、また死にたくは…」

最後まで言葉を紡げず、アナザー1号は大爆発を起こす。
コアは、本郷猛は、それを確認すると背を向けて去っていった。
また新たなる戦いに身を投じるために。

仮面ライダーに原点も頂点もない。
あるとすれば、本郷猛という男の「生命」が、ある。

【一日目・深夜/横浜港シンボルタワー】

【本郷猛＠仮面ライダーゴースト】
【時間軸】火葬直前
【状態】仮面ライダーコア化
【装備】無し
【道具】無し
【思考・状況】
基本行動方針：生命の尊さを皆に伝える

◆
25：命、燃やすぜ！ ◆7Krc7as/ig：2020/03/14(土) 16:03:44 ID:HH0YMj7c0: 「ま、まだ…死んでたまるものか…」

マッハアキレスは生きていた！
アナザー1号ウォッチこそ砕け散ったものの、中身のアキレス自体はまだ生きていたのである。
アポロガイストに殺された2度の生命、V3に殺された1度の生命だけではない。
コウモリフランケンの時のもう一回と、タイでの人に言えない仕事とで更に一回。
即ち5度の生命を持つアキレスがこの程度で死ぬわけがないのだ！

「か、必ず…必ず生き延びてやぞぉぉっ！」

仮面ライダーが不滅ならば、マッハアキレスもまた不屈なのだ。

【マッハアキレス＠仮面ライダーX】
【時間軸】第28話後、死亡後
【状態】ダメージ（中）
【装備】無し
【道具】ランダム支給品0～2、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：なんとしてでも生き延びてやる
1アポロガイストは消す
26： ◆7Krc7as/ig：2020/03/14(土) 16:03:59 ID:HH0YMj7c0: 投下終了します。
27： ◆7Krc7as/ig：2020/03/14(土) 16:04:57 ID:HH0YMj7c0: あ、マッハアキレスの状態表の下にこの一文入れるの忘れてました。

※アナザー1号ウォッチ＠仮面ライダージオウは砕け散りました。
28： ◆eAnX8t/W4s：2020/03/16(月) 09:55:26 ID:ZymGLLFM0: お初でございます。
執筆に参加させていただきます。

ライオンファンガイア、仮面ライダーギンガで予約します
29： ◆eAnX8t/W4s：2020/03/17(火) 06:45:38 ID:xJRxWEUo0: チェス、それは西洋で古くから親しまれているボードゲームだ。
ルールは簡単ポーンやナイト等様々な駒を動かして相手のキングをとるゲームだ。
その中の駒の1つルークは縦横自由に移動出来る優秀な駒だ。
ファンガイア族の幹部達、チェックメイトフォーのメンバーでライオンファンガイアに変身する男の名前もルーク
そして今この殺し合いの会場を縦横無尽に駆け回るステンドグラスの獅子の怪人
彼はルークではない、別世界のファンガイアの王ワタルの親衛隊に所属しているライオンファンガイア。
正史では勘違いで仮面ライダーディケイドに殺された悲しきファンガイアだ。
それ故に彼はとある存在を呪っていた。

「仮面ライダー！1人残らず葬り去ってやろう！」

彼は自分を殺した存在、仮面ライダーへの怒りをメラメラと燃やしていた。
王であるワタル以外の仮面ライダーは全て排除する。
門矢士の勘違いがこうして殺し合いに乗る者を増やしてしまったのだ。

「な、なんだ！？これはっ！」

怒りに任せ仮面ライダーを探すために森を走っていたら前方不注意というやってはいけないミスをしてしまった。

「誰だ？こんな所に大きい石を置いたのは！」

石と言うには少し大きすぎるが明らかに人よりは大きく、この場所にあるのは明らかに不審な物だった。

「まあいい、今は仮面ライダーを探そう。」

結局ライオンファンガイアはそれをどけることもなければ殴ることも無くライダー達を探しに行った。

【ライオンファンガイア＠仮面ライダーディケイド】
【時間軸】死亡後
【状態】ライオンファンガイアに変身中
【装備】なし
【道具】ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：キバ以外の仮面ライダーは全て潰す。

だが彼は知る由もない。
これが実は超強力な力を持った仮面ライダーであることを……

こちらの石のようなものが何故森の中に不自然にあったのだろうか。
その答えは簡単、これは石等ではなく参加者の1人、仮面ライダーギンガだからである。
太陽光が必要な彼はこの深夜帯に活動することは出来ないのでこうして石化していたのだ。
それはともかくライオンファンガイアがこれを見逃したことは彼にとっては大きなミスだ。
無防備で戦える状態でない仮面ライダーを葬るチャンスを逃しただけの話ではない。
日が昇ればギンガは覚醒し参加者達を葬り始めるだろう。
彼の覚醒によってライオンファンガイアが2度目の死を迎える可能性だってある。
この存在を無視してしまったことで割を食うのはライオンファンガイアだけではない。
他の参加者がギンガに殺されてしまう可能性だってある。
そのことを考えると殺し合いという状況では正しいことなのかも知れない。
このライオンファンガイアのミスが彼にとって吉と出るか凶と出るかは未だ分からない。
その運命を変えられるのはライオンファンガイアだけだ。

【仮面ライダーギンガ＠仮面ライダージオウ】
【時間軸】登場前
【状態】石化中
【装備】なし
【道具】ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：不明
※備考
太陽が昇っていないので石化してます。
朝日が昇れば起きます
30： ◆eAnX8t/W4s：2020/03/17(火) 06:45:58 ID:xJRxWEUo0: おはようございます
早速投下させて頂きました
31： ◆7Krc7as/ig：2020/03/17(火) 07:49:16 ID:yKkYizEE0: 投下乙です。
ライアンファンガイアは殺された気晴らしが出来るといいですね。
32： ◆eAnX8t/W4s：2020/03/17(火) 08:22:06 ID:xJRxWEUo0: そうですね
それともし何らかの連絡があれば私のTwitterまで連絡お願いします
@dokuganryu17
33： ◆7Krc7as/ig：2020/03/17(火) 17:00:07 ID:yKkYizEE0: すいません。間違えてライオンファンガイアがダグオンのキャラクターになってしまいました。
このような事がまたあったら連絡するかもしれません。
34： ◆eAnX8t/W4s：2020/03/18(水) 11:17:58 ID:cfQx6Uv20: おはようございます
それはどういうことでしょうか？
35： ◆eAnX8t/W4s：2020/03/19(木) 07:56:49 ID:kDn4xz1Q0: おはようございます
津上翔一(漫画版)、エボルトで予約します
36： ◆eAnX8t/W4s：2020/03/19(木) 09:52:05 ID:kDn4xz1Q0: 短いですが投下します
37： ◆eAnX8t/W4s：2020/03/19(木) 09:52:49 ID:kDn4xz1Q0: 津上翔一は自殺をしようとしていた。
普通の会社員だったのに姉が冤罪で逮捕され会社を去りパン屋をしていた。
平和な日常を送る明るい青年として平和に過ごしていたが未確認生命体による事件が起きてからそれは変わった。
刑務所にいたはずの姉が脱走し再会を果たせたものの彼女は死んだ。
そして自分は異形になってしまい自殺を図った。
正史ならばこの後駿河徹也という警官に命を救われ彼に従うことになるがそうなることも知らぬまま彼はこの殺し合いに参加させられていた。

「もういいや、俺は死のう。」

たまたま支給されていたロープを使い首吊り自殺をしようとした。
状況が変わっても自分は死ぬ。それが今の津上翔一だ。

「ちょっと待て」
「何？」

彼がロープをかけた木の下を見るとアメーバのようなものが彼に声をかけているのがわかった。

「お前今から死ぬつもりなんだろ？」
「ああ、だからなんだ？俺はもう……」
「それなら体を寄越せ。」
「え？」

彼がアメーバが自分の体に飛びつき体に入り込んでくるのを認知するのにはあまり時間はかからなかった。

「なんで……」

半ば強制的に奪われる意識と体。

「中々いい身体じゃねえか、おや？」

この体の主導権は津上翔一のものでは無くなってしまった。
仮面ライダービルドの敵で地球を滅ぼそうとした最低最悪のブラッド族、エボルトによって乗っ取られてしまった。
計画の最終段階で桐生戦兎ら正義の仮面ライダーに敗れ去ったエボルト
正史では万丈龍我の中に残った自分の遺伝子から復活する筈だったがアメーバ状態でこの殺し合いの場に復活してしまった。
はっきり言えば力を失った状態のため仮面ライダーへの変身は愚か移動以外できないような状態だった。
そこにたまたま神経が衰弱し、自殺しようとしていた男がいたので安易に体を乗っ取れた。

「心は弱いのに良いもん持ってるじゃねえか。」

衰弱していたため彼の意識を奪うのは簡単だった。
それによって安易に肉体を手に入れただけでなく、彼が姉の津上雪菜から受け継ぎ彼の肉体に宿った異形の力も手に入れることができたのだ。

「ほう、これも新しい仮面ライダーの力か？こんな力を持ってるのに死のうとするなんて勿体ないなあ。」

魔石により変身するアギトの力にエボルトは惹かれていく。

「変身」

ほんの軽い気持ち、お試し感覚でアギトに変身してみる。

「中々いいじゃねえかあアギトの力、ブラッドスタークの代わりに暫くこっちを使わせてもらおうか。」

アギトの力を気に入ったエボルトは2人分のデイパックを持って移動を開始した。

(仮面ライダーの頂点ねえ、面白いついでに本来の力も復活させてえところだなあ。もしかしたらアギトの力もあるから俺はさらに強くなれるかもな。)

ノリノリでアギト(エボルト)は殺戮の道を歩む一方で

(もうどうにでもなれよ……)

津上翔一の精神は衰弱し廃人のようになっていた。

【1日目/深夜森の中】
【エボルト＠仮面ライダービルド】
【時間軸】最終回、ファイナルステージとVシネマの間
【状態】津上翔一の体を乗っとている。
【装備】なし
【道具】ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：この殺し合いに勝つ
1,殺し合いの最中に力を復活させる
2,アギトの力は気に入った。
※備考
津上翔一の体を乗っ取りました。
彼の記憶なども知ることができるので後々グロンギなどのことを知ることになるかもしれません。

【津上翔一＠漫画版仮面ライダークウガ】
【時間軸】自殺未遂の直前
【状態】健康エボルトに体を乗っ取られている。神経衰弱自殺願望
【装備】なし
【道具】ランダム支給品0～3、基本支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針：もうどうでもいい
※備考
神経衰弱中で死にたがってます
38： ◆eAnX8t/W4s：2020/03/19(木) 09:53:13 ID:kDn4xz1Q0: 投下完了です
39： ◆7Krc7as/ig：2020/03/19(木) 10:57:14 ID:PS/y.Psg0: 投下乙です。
正直翔一君もアレな人なのでエボルトがくっついても大差ない気はしますが大変ですね。頑張って欲しいです