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ザ・マンロワイアル

1 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/23(金) 16:01:11 1RaAjelA0
8/8【キン肉マン】
○ガンマン/○ガンマン(没デザイン)/○ラーメンマン/○モンゴルマン/○プラネットマン/○ペインマン/○ウォーズマン/○スキーマン

7/7【キン肉マンII世】
○ガゼルマン/○ゴージャスマン/○スペシャルマンJr./○ウォーズマン/○ザ・ガンマン/○マンモスマン/○ステップマン

6/6【遊戯王OCG】
○バードマン/○E・HEROスパークマン/○E・HEROバブルマン/○E・HEROエアーマン/○ガガガガンマン/○凶悪犯―チョップマン

4/4【ロックマンエグゼSTREAM】
○ビーストマン/○ビデオマン/○デザートマン/○フラッシュマン

4/4【ドラゴンボール】
○アックマン/○天津飯と戦った栽培マン/○ヤムチャと戦った栽培マン/○ピッコロにやられた栽培マン

3/3【バトルネットワークロックマンエグゼ】
○ファイアマン/○シャドーマン/○ナンバーマン

2/2【ロックマンエグゼ2】
○エアーマン/○シャドーマン

2/2【ロックマンエグゼ3】
○フラッシュマン/○ビーストマン

2/2【ワンパンマン(ONE版)】
○ワクチンマン/○番犬マン

2/2【ワンパンマン(村田雄介版)】
○スマイルマン/○番犬マン

2/2【ウイングマン】
○ウイングマン(広野健太)/○ウイングマン(防衛庁の人)

2/2【現実】
○サンドウィッチマン・富澤/○ジョイマン・高木

2/2【食品】
○炭酸飲料・バブルマン/○野菜・ピーマン

1/1【ロックマンエグゼBEAST】
○ゾアノナンバーマン

1/1【ロックマン2Dr.ワイリーの謎】
○エアーマン

1/1【エアーマンが倒せない】
○エアーマン

1/1【デュエルマスターズ】
○英霊王スターマン


適当に決めた暫定50名。
わざわざロックマンシリーズを小分けするのが大変だった。
他書き手枠あります。
数の制限はしません。


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2 : ルール ◆E39m/9K3xY :2017/06/23(金) 16:01:44 1RaAjelA0
参加資格のルール
・参加者は○○マンのみ。
・好きに増やしてください。
・好きにたこ焼きマントマンでもデビルマンでも参加させても良いですが、参加作品増やし過ぎると把握も読み手も面倒になると思われる為少数に留めておくのをオススメします(限定にはしませんあくまで推奨)。
・参加者は全員男限定です(オカマはOK)。
・パーマン1号(3号は女だからNG)やロックマンサイトスタイルみたいな『○○マンなんとか』みたいなのも参加資格あり。
・ミカサアッカーマンみたいに単にキャラの名前が外国人みたいな『なんとか〜マン』みたいなのはNG(そもそもミカサは女なので参加資格無し)。
・キャラクターが同じでも媒体が違うのなら参加資格あり(というか名簿でも数人同一人物が混ざっている)。
例としてE・HEROスパークマン@遊戯王GXでも参加資格有り。名簿のE・HEROスパークマン@遊戯王OCGとは別人として扱う。



ロワのルール
・ロワの開始が6時スタート。午後1時は13時と表記して欲しい。
・マップとか考えてないので日本全国が舞台。1時間くらいで2つ隣の県に行くくらいなら許容(現実的でなくても突っ込まないで欲しい)。
・アジトは沖縄なので、沖縄には参加者が居ないこととする(沖縄に存在した参加者はOPに見せしめにされます。詳しくは次の投下で)。
・支給品が各々に1つと名簿が配られております。都合の悪い時に支給品の存在を不明でぼかし、ネタが出来たら支給品を明かすみたいなスタンスで大丈夫です。
・参加者に配られた名簿には>>1の人物のみ明かされております(私を含めた書き手枠は非公開にされています)。
・他は好きにしてください。


3 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/23(金) 16:02:22 1RaAjelA0
OP投下します


4 : OP ◆E39m/9K3xY :2017/06/23(金) 16:02:44 1RaAjelA0
チュンチュン。
スズメも鳴く穏やかな日常を送っていた日本。
しかし、この平穏がまさにいまから終わってしまうとは誰が予想しただろうか……。

――ポッ。
閃光が走る。

――グアッ。
光エネルギー波が爆発を起こす。

その真ん中に立っていたのは全身を黒く染めたムキムキの男(マン)であった。
頭からはドラゴンボールに登場するピッコロらをはじめナメック星人皆が頭に生えている触手があった。
しかし、彼はナメック星人ではない。

「私の名前はワクチンマンだ。貴様ら特別な人間・超人・ネットナビと様々な人種を地球の意志により『なんとかマン』のみだけ生き延びさせた。だが、それ以外の人間はもう居ない。一応いまの生き残りのメンバー全員に配った名簿があるが適当に50名だけ名簿に載せてはおるがそれ以外の参加者もたくさん居る。これはこの儀式を盛り上げる政策であり、適当な設定でそうなった訳では無い」

なんと、名前が○○マンと付く者しかこの日本には残されていないとこのワクチンマンは語るのだ。

「そして、その地球の意志であるザ・マンからのお告げだ。残った者らで醜く殺し合え!」

衝撃な一声が参加者全員を驚愕にさせた。

「そして、最後の一人になった者には『ザ・マン』の称号をやろう。――だが、『ザ・マン』になれなかった者はこの者らみたいにボロ雑巾になるがな」

ワクチンマンの爆発には数人の被害が出ていた。
その巻き込まれた被害者は既に全員亡くなっていた。
地球の意志ワクチンマンであるので彼が殺した訳ではなく、これはもう災害と呼んでも良いのではないだろうか?



【カットマン@ロックマンロックマン 死亡】
【カットマン@ロックマンメガミックス 死亡】
【カットマン@ロックマンエグゼ2 死亡】
【カットマン@ロックマンエグゼ(アニメ版) 死亡】
【バットマン@バットマン 死亡】
【カットマン@ロックマンエグゼ(あさだみほ版) 死亡】
【カットマン@ロックマンエグゼ(高岬諒版) 死亡】




「この者らみたいに適当な設定で殺されたくなければ全力で勝ち残るのだな人間共」

おそらく出番がカットされたのでカットマンが採用されたのであろう。
ワクチンマンの語った適当とはこの辺だと思われる。
もはやネット世界の住人が地上に存在している時点で意味不明だがそんな事にいちいち突っ込んでいたらキリがない。
それくらいの異常自体が発生しているのだ。


果たしてザ・マンの称号は誰に渡ることになるのか……。
まだ誰にもわからない日本中が舞台の殺し合いが幕を上げた……。


※この放送はアシュラマンが指パッチンすると銀閣寺や超人墓場にモニターが出現して生中継する謎技術によって参加者全員がこの光景を目撃しています。
つまり、アシュラマンも主催者側の人間(というか超人)です。
なんで完璧超人ザ・マンと対立していた悪魔超人アシュラマンが主催者側なのか私にもよくわかっていません(多分適当な設定)。


【主催者 ワクチンマン@ワンパンマン(村田雄介版)】
【主催者 アシュラマン@キン肉マン】
【黒幕 ザ・マン@キン肉マン】
【アジト 沖縄】



「シャバババババ」

1つ目で頭には2本の角の生えた大男が笑っていた。
その名はガンマンと名乗っていた。

「ついにあやつの粛清が始まったようだな……」

偉そうに語ってはいるがガンマンも一参加者に過ぎません。
なんで完璧超人ザ・マンの直接の弟子である完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)であるガンマンが参加者なのか私にもわかりません(多分適当な設定)。
アシュラマンとガンマン明らかに逆だろという突っ込みもしていたらやっぱりキリがないし、地球の意志なら仕方ありません。


5 : OP ◆E39m/9K3xY :2017/06/23(金) 16:04:04 1RaAjelA0
では予約解禁します
サンドウィッチマン・富澤、ラーメンマン、モンゴルマンで予約して投下します。


ゲリラでもOKです


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6 : ちょっと何起きてんのかわかんない ◆E39m/9K3xY :2017/06/23(金) 16:05:25 1RaAjelA0
「殺し合い?ちょっと何言ってるのかわかんない」

地元仙台でワクチンマンの惨劇をモニター越しで見たが自分が出演しているテレビ番組同様、これも番組としてしか見ていなかたった。
しかし、いつも『なんで何言ってるのかわかんねーんだよ』と隣から突っ込む相方伊達が不在だ。
非参加者だから不在なのか、参加者だが別れてしまっただけなのか、プライベートだからなのか、この時点ではわからない。

「とりあえずこの出来事が本物だと思うか偽物だと思うかアンケートでも取った方がいいかもな」

ついでに蕎麦派かうどん派かもアンケートで聞いてみた方が良いかもしれないと富澤は歩き出す。
そして数分で富澤は衝撃的なものを目撃する。
※因みによくありがちなこのまま殺される展開にはなりません。

「すっげー、ラーメンマンとモンゴルマンが闘ってるよ!」

芸能界でもキン肉マン好き芸人で名を連ねるサンドウィッチマン。
いきなり黄金伝説で伊達が飯屋と聞いて救世主(メシア)の似顔絵を描いていたし、富澤もそれに突っ込んでいたのでどちらも知っているのは必然。
※救世主(メシア)の正体はモンゴルマン(ラーメンマン)である為。

ラーメンマンはモンゴルマンであり、モンゴルマンはラーメンマンだ。
ラーメンマンは中国出身で、モンゴルマンはモンゴル出身である。
でも実際モンゴルマンはラーメンマンなら中国出身である。
ならモンゴルマンってなんだ?
カナディアンマンって名前でカナダ出身じゃないんだよと言われたら意味不明であろう?
でも何故かアマゾンマンはアフリカ出身ってそりゃあ理不尽だ(アマゾンはブラジルにある)。
ちょっと何言ってるのかわからなくなってきたのでこの話題は区切らせてもらう。


7 : ちょっと何起きてんのかわかんない ◆E39m/9K3xY :2017/06/23(金) 16:05:51 1RaAjelA0

とりあえずお互いがお互いであるなら自分は自分なのだ。
実力は拮抗していた。
しかし鬼のラーメンマンであり、II世の究極超人タッグトーナメント編でもラーメンマンの方が実力を出せると発言しているのでやっぱりラーメンマンの方がやや有利だ。
そして富澤が知らない事、何故二人は闘っているのか。
お互いは当然殺し合いをよしとしていない。
しかし、自分の偽物を語る者を見掛けたら注意する。
ラーメンマンとモンゴルマンからしたら自分は本物であるのでちょっと何言ってるのかわからない状態になる。
決裂からのバトルが始まってしまった……。
悲しい決裂であった……。

「頑張れーラーメンマン!モンゴルマーン!」

自分が子供の時から愛読していたキン肉マンの漫画キャラが本物であっても、コスプレであっても興奮するのは必然。
ワクチンマンの発言した殺し合いなど既に記憶から離れてしまった。

「でもモンゴルマンは顔隠しているなら本物はラーメンマンだろうな」

小声で呟いてから名簿を見る。
ラーメンマンもモンゴルマンも自分の名前もあった。

「なんで相方居ないんだよ」と半笑いしながら名簿を見ていくとそこに自分と相方がバッファローマンの横で試合を観戦していたプラネットマンの名前があった。
てか、キン肉マンの登場する超人の名前が何個かあった。

「ナンバーマンとか番犬マンってなんだ?不採用にされた応募超人か?」

ジョイマン・高木しか知り合いの名前は無く、他はキン肉マンの登場人物であるんだと富澤は理解した。

「ああ、これジョイマン・高木ともしキン肉マンの世界に巻き込まれたらというドッキリか」

そう富澤は納得した。
もう富澤の発言もちょっと何言ってるのかわからないのはご愛敬。


8 : ちょっと何起きてんのかわかんない ◆E39m/9K3xY :2017/06/23(金) 16:06:10 1RaAjelA0


【6時頃/宮城県】
【サンドウィッチマン・富澤@現実】
【状態:健康・興奮】
【時系列:ちょっと何言ってるのかわからない】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:ラーメンマンもモンゴルマンも頑張れ!
2:殺し合い?ちょっと何言ってるのかわからない。
※自分と高木はキン肉マン世界に巻き込まれたらというドッキリ番組の収録だと思っています。


【ラーメンマン@キン肉マン】
【状態:疲労(中)】
【時系列:モーターマンを37秒で倒した辺り】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:目の前の偽物を倒す。
2:殺し合いを止める。


【モンゴルマン@キン肉マン】
【状態:疲労(中)】
【時系列:ヘルミッショネルズ戦直前辺り】
【支給品・不明】
1:目の前の偽物を倒す。
2:殺し合いを止める。


9 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/23(金) 16:07:08 1RaAjelA0
投下終了します

テンプレ的な作品を2つ投下させていただきました。
よろしくお願いします。


10 : ◆NIKUcB1AGw :2017/06/23(金) 23:38:06 6zGB/dpg0
スキーマン、書き手枠でソーメンマン@闘将!!拉麺男
ゲリラ投下します


11 : 7億の男 ◆NIKUcB1AGw :2017/06/23(金) 23:39:03 6zGB/dpg0

「ぐああああ!!」

北海道の雪原に、野太い悲鳴がこだまする。
悲鳴の主である中年男性は、雪の上に倒れ込みそのまま絶命した。
彼の胸から流れ出る血が、瞬く間に雪を赤く染める。
それほどまでに甚大な負傷だったのだ。

「多少は拳法の心得があるようだったが……。その程度で俺に太刀打ちできると思ったか」

男を殺した張本人は、この北海道の気温のように冷たい声で呟く。
ゴーグルとマスクで顔を覆ったこの男の名は、スキーマン。
カナダ出身ということと、超人強度7億パワーということしか知られていない謎の超人である。

「神をも超越するこの俺を、こんなくだらないゲームに参加させるとは……。
 地球の意志だかなんだか知らんが、ふざけたことをしてくれる……!」

彼のこの発言は、あながちうぬぼれではない。
超人の神ですら、その超人強度は1億パワー。
スキーマンの7億パワーという数値は、本来あってはならないものなのだ。

「いいだろう、しばらく児戯に付き合ってやる。
 そして、全てを殺し尽くそう……。この殺し合いを始めた連中も含めてな!」

広い北海道の真ん中で、スキーマンは高らかに宣言する。
自分の敗北などあり得ない。心の奥底からそう信じて。


【6時頃/北海道】
【スキーマン@キン肉マン】
【状態:健康】
【時系列:王位争奪戦終了後】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:主催者含めて、皆殺し

【ソーメンマン@闘将!!拉麺男 死亡】


12 : ◆NIKUcB1AGw :2017/06/23(金) 23:39:52 6zGB/dpg0
投下終了です


13 : 名無しさん :2017/06/24(土) 00:31:25 V3C4koa60
ヤムチャと戦った栽培マン
ゲリラ投下します


14 : ◆45MxoM2216 :2017/06/24(土) 00:32:02 V3C4koa60
「ギー」(ゆ、許せん……!よくも、よくもヤムチャを……!)

ヤムチャと戦った栽培マン。彼は登場した栽培マンの中で唯一キルスコアを上げている。
そう、自爆して格上のヤムチャと相討ちになったのだ。だが、ヤムチャを過剰に侮る風潮のせいでいまいち格上相手に命を賭して勝利したというイメージが薄い。
しかしそれでも、ヤムチャと戦った栽培マンは、自分だけがZ戦士を殺したことを誇りに思っていた。

「ギー……!」(アイツを殺していいのは俺だけだ!俺が殺すはずだったんだ!)

だからこそ、ヤムチャと戦った栽培マンは憤る。
地球の意志だか気球の端だか知らないが、ザ・マンとやらはなんとかマン以外の人間を……ヤムチャを殺したのだ。
本来なら自分が殺すはずだった男を。殺したことを誇りに思うはずだった戦士を。

「ギー!」(ザ・マン……俺のヤムチャを殺したことを後悔させてやる!)

なんと、ヤムチャと戦った栽培マンは以外にも対主催の道を選んだ!
彼は名簿に目を通す。自爆する気概もない天津飯と戦った栽培マンはともかく、クリリンの攻撃をやり過ごして最も御しやすい悟飯を狙ったピッコロにやられた栽培マンは頼りになる。ひとまずはピッコロにやられた栽培マンとの合流を目指すこととしよう。

【6時/茨城県】
【ヤムチャと戦った栽培マン@ドラゴンボール】
【状態:健康】
【時系列:さぁ?】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:俺が殺すはずだったヤムチャを殺した主催者は許さない
2:ひとまずはピッコロにやられた栽培マンとの合流を目指す


15 : ◆45MxoM2216 :2017/06/24(土) 00:33:42 V3C4koa60
投下終了です
タイトルは「ザ・マン君がボクの飲茶横取りしたー!」でお願いします


16 : ◆ZjW0Ah9nuU :2017/06/24(土) 03:18:49 Eyo7hMDc0
皆様投下お疲れ様です。

私も、ピーマン、書き手枠でマッドマン@ワールドヒーローズをゲリラ投下します。


17 : ◆ZjW0Ah9nuU :2017/06/24(土) 03:19:37 Eyo7hMDc0
長野の閑散とした農地には、誰も踏み入る者はいない。
しかし、その近くを通りかかった者がいれば確かにそれを聞くだろう。

――しくしく……しくしく……。

音には出さなくとも、その農地から溢れだすには十分な無念と悲しみを、「それ」は背負っていた。
艶のある、翡翠とも取れるような鮮やかな緑の肌を持ち、その身は血管が浮き出るように身が引き締まった小さき者。
その名は、ピーマン。

――しくしく……しくしく……。

ピーマンは表情がなくとも、泣いていた。
それも最もなことだ。もう、子どもたちがピーマンを好きになってくれる瞬間を見ることはできないのだから。
ピーマンは、いつでも子供たちの食卓では嫌われ者だった。
口に入れた瞬間からにじみ出るような苦み。
喉の奥に入ると、まるで外来の悪玉菌が来たかのごとく胃の中の胃液が湧きたつ。
子どもたちが、ピーマンを嫌うことは、無理からぬことだった。

――しくしく……しくしく……。

それでも、ピーマンは気を悪くしたり、子どもたちを逆に嫌うことはなかった。むしろ、そんな子どもたちが好きだった。
ピーマンは、いつでも信じていた。その子も、いつか自分を好きになってくれるということを。
口に入れても、眉をしかめずに「おいしい!」と言ってくれる、その瞬間を、ピーマンは子どもたちに嫌われるたびにいつも心待ちにしていた。
なぜならそれは、その子が成長した証なのだから。たとえ苦くても、その苦味もおいしいといえるだけ成長したということだから。
その時、ピーマンはまるで立派な子を育てた親のようなとても誇らしい気持ちになれるのだ。

しかし、その時はもう来ない。なぜならば、黒幕によって「マン」が名前につく者しか日本には残されていないから。
もうピーマンは、このまま長野の農地に放っておかれて枯れ死ぬしかないのだ。

――あきらめるな。

ピーマンが、全てを捨てて考えることすらやめようとしたとき、不意にピーマンの心の中に声が響く。

――助けてほしくば、彼の名を呼べ、そして助けを請え!大地の神はお前を見捨てたりはしない。

その声が止んだと同時に、ピーマンの心にある者の名が浮かび上がる。
それは、何百年も昔にパプアニューギニアでとある村を守った、神の国より来し伝説の精霊戦士。
そして、ピーマンは半ば無意識に、声なき声で叫んだ。

『助けて、マッドマン!』

「ヨーホー!大地神ファーファよ、我を未来へと導き給えザマス!」

そして、彼、仮面のシャーマン、マッドマンは現れた。

「誰だか知らないザマスが、殺し合いなんて邪悪なものは許さないザマス!」

マッドマンは甲高い声で声高に叫ぶ、その仮面は怒り顔になって長野の空を見据えていた。

「おや、ちょうどいいところに食料が」

これから行動を起こそうとしたところで、マッドマンはふと足元に落ちている艶のあるピーマンを見つけ、拾った。
マッドマンを呼んだ、ピーマンそのものだ。

「腹が減ってはなんとやらザマス。いただきザマス!」

そう言って、マッドマンはピーマンに生で齧り付き、ペロリと平らげてしまった。

「おいしかったザマス!ごちそうさまザマス!」

こうして、マッドマンを呼んだピーマンはあっさりと食されて死んだ。
しかし、ピーマンには心残りはなかった。
なぜならば――。

――おいしいって、言ってくれた。

自身を食べてくれたのは、子どもじゃなかったけれど、もう一度「おいしい」を聞くことができた。
こうしてピーマンは精霊戦士に心を救われながら、マッドマンの胃の中へと旅立っていった。

「誰に呼ばれたかは知らないザマスが、悪を倒すために、呼ばれたからには頑張るザマス!」





【6時/長野県】
【マッドマン@ワールドヒーローズ】
【状態:健康】
【時系列:後続書き手のお好みに】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:悪を倒す。
2:殺し合いは許さない。


【ピーマン@食品 死亡】


18 : ◆ZjW0Ah9nuU :2017/06/24(土) 03:19:56 Eyo7hMDc0
以上で投下を終了します。


19 : ◆ZjW0Ah9nuU :2017/06/24(土) 03:20:43 Eyo7hMDc0
すいません、拙作のタイトルは「助けてマッドマン」でお願いします。


20 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/24(土) 05:02:16 07rm4czA0
皆様投下乙です

7億の男
流石スキーマンは超人閻魔の7倍の力を持つ最強候補の参加者ですね
この時点でもはやザ・マンの称号より素晴らしいものを彼は手にしてるわけですからね
ソーメンマンは相手が悪すぎましたね


ザ・マン君がボクの飲茶横取りしたー!
本来悪役であるキャラが対主催にまわるのは最高に燃えますね
ヤムチャ様の敵を取れる日が来るのでしょうかね

助けてマッドマン
彼は死ぬことで満足するのであるのならおいしいと言ってくれて本望だったでしょう
ほっこりしました


ウイングマン(広野健太)、アックマン、ステップマンで予約します


21 : ◆NIKUcB1AGw :2017/06/26(月) 00:57:12 eacBMVIY0
書き手枠でサンドウィッチマン・伊達@現実、伝説のフィッシャーマン@遊戯王OCG
ゲリラ投下します


22 : 海に誓う ◆NIKUcB1AGw :2017/06/26(月) 00:58:04 eacBMVIY0
サンドウィッチマン・伊達は、相方の富澤と同じく宮城県にいた。
とはいえ彼がいたのは、仙台ではなく気仙沼市の海沿いだった。

「マジで誰もいねえな……。本当に殺し合いとかやらなきゃならないのかよ、これ」

付近を一通り見て回った伊達だったが、誰一人として人間を見つけることはできなかった。
その光景はまるで悪夢の中のようで、伊達にはそれを容易には受け入れられなかった。
名簿に記された漫画のキャラクター達の名前が、余計に非現実的な空気を醸し出している。

「ていうかさ、ラーメンマンとかウォーズマンはいいよ。
 何でスペシャルマンJr.とかいるんだよ。他にいくらでもいるだろ。
 いや、名簿載ってないだけかもしれないけどさ。俺の名前もないし」

自分の名前が載っていない以上、名簿には一部の参加者しか記載されていないというのは事実なのだろう。
相方の名前が載っていて、自分が載っていないのはちょっと意味がわからないが。
完全なランダム選出ということだろうか。

「ぶっちゃけ、あんまり現実味ないけどさあ……。
 あのピッコロもどきが本当にほとんどの日本人殺したとしたら……絶対許せないよな」

かつて震災が起きたあの日、自分たちはテレビのロケでこの気仙沼にいた。
あれから1年ごとに、この地でロケをしてきた。
自然の脅威に大切な物を奪われても、ひたむきにこの地を復興させようとする人びとをずっと見てきた。
その人びとの命を、軽々しく奪ったのだとしたら……絶対に許すことなどできない。

「全部嘘であってほしいけど……。もし全部本当なら、仇は討たなきゃな」

そう呟きながら、伊達はポケットに入れていた支給品を取り出す。
それは、一丁の拳銃だった。
ネット上では殺し屋だなんだと言われているサンドウィッチマンだが、もちろん本物の銃を持ったことはない。
ゆえにこれが本物かどうかの判断はつきかねるが、本物だろうと伊達は考えていた。


23 : 海に誓う ◆NIKUcB1AGw :2017/06/26(月) 00:58:59 eacBMVIY0

「待ってろよ、ピッコロもどき。俺がお前の頭に、鉛玉叩き込んで……」

その時、目の前の海でしぶきが上がった。
最初は魚が跳ねでもしたのかと考えた伊達だったが、それが人間であることに気づく。
姿を見せたのは、筋肉質で真っ黒に日焼けした、いかにも海の男といった風貌の男性だった。

「よかったー! 人いた! お父さん、ちょっと話させて!」

ようやく人に会えた喜びから、ハイテンションで男に呼びかける伊達。
だが男が近づいてくるのを確認した後、自分が拳銃を持ったままだったことに気づく。

「いや、違うんですよ、これは! 別にお父さんを撃とうとしたわけじゃなくて!」
「わかっておる。お主からは殺気を感じぬからな」

慌てる伊達に対し、男は冷静な態度で返す。

「わしは伝説のフィッシャーマン。お主の名前は?」
「あ、どうも。自分で伝説って名乗る人初めて会いましたよ。
 で、名前ね。サンドウィッチマンの伊達っていいます。お父さん、知ってます?」
「いや、すまんが知らん」
「あー、テレビとか見なさそうですもんね、お父さん」

ここまでの会話でだいたい想像はつくと思うが、伊達は伝説のフィッシャーマンのことを一般人だと思っている。
遊戯王世代ではないから仕方ない。

「ところでお父さん、俺たちが殺し合いやらされるって、本当だと思います?」
「おそらくは。俺は気が付いたら、この見知らぬ海にいた。瞬間移動というやつだろう。
 このような力を持った輩なら、このような非常識な殺し合いを開催することも可能だろうな」
「そういや、俺もいつの間にかこの辺にいたなあ……。
 ていうか、地元の人じゃなかったんですね。たしかに南国っぽい雰囲気はありましたけど」
「だが俺は、殺し合いなどするつもりはない。
 自然の裁きを騙り大量虐殺を行うやつの言うことなど、聞く義理はないからな」
「俺も同じ意見です。それなら、一緒に行動しませんか。
 一人より二人の方が、絶対便利ですし」
「断る理由はないな。よろしく頼む、伊達さん」

こうして、スムーズに同盟が結成された。

(とりあえずは、味方ができたけど……この先、どうなるのかねえ。
 まずは富澤を見つけたいけど……どこにいるんだよ、あいつ)

まさか同じ県内にいるとは思わず、伊達は相方に思いを馳せるのだった。


【6時/宮城県】
【サンドウィッチマン・伊達@現実】
【状態:健康】
【時系列:2017年】
【支給品:拳銃(詳細不明)】
【思考・方針】
1:主催者の打倒
2:相方を探す
※伝説のフィッシャーマンのことを、変わった漁師さんだと思っています


【伝説のフィッシャーマン@遊戯王OCG】
【状態:健康】
【時系列:不明】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:主催者の打倒


24 : ◆NIKUcB1AGw :2017/06/26(月) 00:59:33 eacBMVIY0
投下終了です


25 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/26(月) 19:52:58 kUcs3jw20
投下乙です

流石梶木漁太の親父さんは漢ですね
相方もすぐ近くで超人の応援しているのでサンドウィッチマンが復活する日も近いかもしれませんね

投下します


26 : ステップマンは銅ベルマンより弱いと思う ◆E39m/9K3xY :2017/06/26(月) 19:55:35 kUcs3jw20
「皆が……、皆が死んでしまったというのかー!!アオイさーん!美紅ちゃーん!ふくもとおおおお」

広野健太は絶望していた。
友達も、気になっていた子も消されてしまったのだ。

「ドリムノートがあれば……、いやしかし……」

ドリムノートには本来人を蘇らせるor殺す能力は備わっていないのだ。
人の生死を変えるというのは、それほど尊いものであり、踏みにじる資格もあってはならない。
ドリムノートは夢に反応する。
いまの広野健太の願いは叶えたい夢とは認識されないのだ。

「なんだこの名簿は……、だが防衛庁の人だけはかろうじて生きているみたいだ」

他に知り合いの名前は無い。
しかし我々もウイングマンにして貰いたいとお願いした防衛庁の人だけ名簿に名前が存在した。
防衛庁の人は2人居たのでどちらの方かはわからないが防衛庁であるなら殺し合いなどにも混ざることはないだろう。
話は早い、では防衛庁の人と合流を果たそうと決意をした。

「アオイさん待ってて……、これからあのワクチンマンを倒しに行くよ!正真正銘ウイングマンの最後の戦いだ!」

自分がウイングマンに自由意志で変身出来るようになった切っ掛けであり、自分の想い人であるアオイ。
一矢報いようと広野健太は抗うことを決めた。

「チェイング!」

広野健太という少年は正義のヒーロー・ウイングマンとして活動を始める。
ウイングマンに返信した健太が最初に見つけたのは色物の2人が争っている場面であった。

(あいつらは人間なのか……?)

1人が階段に手と足が生えた変な奴。
もう1人は悪魔みたいなコスプレをした変な奴だ。

(異世界人か?)

アオイ含め敵として現れたキータクラーも異世界からの使者だ。
ウイングマンになれるのだって地球の科学力ではなく、ドリムノートのおかげなのだ。
健太は彼らが人間では無いと言われても受け入れられる人間なのだ。






27 : ステップマンは銅ベルマンより弱いと思う ◆E39m/9K3xY :2017/06/26(月) 19:56:20 kUcs3jw20



「我こそは悪行超人を応援するステップマンでごんず。このまま参加者を全滅して我の天下を目指すでごんず」
「クソッ、この馬鹿野郎め……」

アックマンはステップマンに潰されてピンチになっていた。
こんなふざけたデザインをしている癖に腐っても超人。
よゐこ・浜口優の考案超人だ。
ある程度優遇補正もありアックマンを圧倒していた。
天下一武道会の優勝者であるアックマンも強いがステップマンも強かった。
本編では時間超人の2人に潰される出番しか無かったから実際強かったのか疑問が残るところではあるがカニベース以上オイルマン以下ぐらいの強さだと思う。

「とどめでごんす!」

そこそこの重さがありそうなステップマンが跳ぶ。
これに潰されたら彼はもう終わりだろう。

(せめてアクマイト光線さえ撃てれば……)

アックマンが自身の敗北を覚悟した時、ウイングマンが飛び出した。

「クロムロープ!」

ステップマンを鞭で絡み取り攻撃を防ぐウイングマン。

「何やってんだよお前ら!」
「お前が何してんだゴラ!」

すぐに立ち上がり拳を振るうステップマン。
超人の拳にウイングマンにも大きなダメージが襲いかかる。

「ぐあっ!?があ……」
「超人を舐めるなでごんず」
「……あ」

いくら正義の味方ウイングマンであっても中身は高校生だ。
未成年の男子が耐えられる威力ではないのだ。

「小僧いま助ける!」

ステップマンから蚊帳の外にされ手の空いたアックマン。
ここで彼はオリジナルホールドであるアクマイト光線を使用することを決めた。

(あの小僧まで巻き込んでしまうであろうがあやつは大丈夫な筈だ。だが、いくらか傷は負ってしまうだろうがこのまま殺されるよりはマシな筈だ)

気を溜め、なるべくステップマンに爆発が起こる様に計算してから技を放つ。

「アクマイト光線」

螺旋状の光線がステップマンとウイングマンを包む。

「な、なんだこれは!?」
「それっ!!ドガン!!」

ステップマンは粉々に砕け散った。
爆発に巻き込まれたウイングマンをアックマンは空中でキャッチした。

「気を失っただけか……」

ウイングマンの変身が解けて、ごく普通の高校生の姿になっていた。

「アクマイト光線を喰らってこの程度とは。この者もよほど正義感が強いのだろう」

無傷で立ち上がった孫悟空がアックマンの脳裏に浮かぶ。

「小僧は信頼出来る者だ」

正義の使者・アックマンは広野健太の看病に作業を移すのであった。


28 : ステップマンは銅ベルマンより弱いと思う ◆E39m/9K3xY :2017/06/26(月) 19:56:56 kUcs3jw20



【ステップマン@キン肉マンII世 死亡】


【6時頃/高知県】
【アックマン@ドラゴンボール】
【状態:怪我、疲労(中)】
【時系列:少なくても悟空と戦った時以降】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:主催者を潰す。
2:小僧(広野健太)の保護。


【ウイングマン(広野健太)@ウイングマン】
【状態:気絶】
【時系列:美紅よりアオイに好感を持ち、防衛庁の人と知り合い以降】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:殺し合いに乗らない。
2:主催者を倒す。
※広野健太が負ったアクマイト光線の威力はPS2ソフト『ドラゴンボールZスパーキングメテオ』でアックマンがグレートサイヤマン1号にアクマイト光線を放って当たった時ぐらいの威力です(ゲージ少し)。


29 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/26(月) 19:59:59 kUcs3jw20
投下終了します

番犬マン(ONE版)、ナンバーマン(バトルネットワークロックマンエグゼ)、書き手枠でダルメシマン、クラッシュマン(遊戯王OCGじゃなくてキン肉マンの方)を予約します


30 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 20:25:33 5KtIou.60
投下します


31 : 完掌VS完牙 ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 20:26:21 5KtIou.60
正直言うと優勝しても参加者やこの世界の住人も復活させることが出来ないし、願いを叶えることも出来ない。
パロロワでありがちなベターな優勝賞品が特に無いのだ。
願いを叶えたいだけならドリムノートでも使ってろといわんばかりにウイングマンという作品が参戦しているしね。
優勝者にはザ・マンの称号が与えられる、正直に聞こう『誰が欲しい?』。
称号を貰っても最後の1人にしか貰えないし、それ以外の人物は全滅しているのだ。
誰も称えないそんな称号になるのだ。
しかし、完璧無量大数軍にとってそれは憧れ、むしろ自分が称えるべき超人閻魔の昔名乗っていた名だ。
ザ・マン公認でザ・マンを名乗れるなら完璧超人の誇りであり、全超人界の始祖といっても過言ではない。

無量大数軍のメンバー、クラッシュマンは当然ながらザ・マンの称号が欲しかったし、なによりそれがザ・マンの意思なのだ。
殺し合いに乗らないはずが無かった。

「おいそこのコソコソした奴、出てくるんだ」
「うひぃ」

木の影に隠れていたのはナンバーマンであった。







(う、嘘だよな闇太郎……、お前死んじまったのかよ)

自分のオペレーター不在でナンバーマンはパニックになっていた。
しかも支給品はロックマンエグゼ4レッドサン・ブルームーンのスパークマンシナリオで強制的に入れられる『ヘッポコフォルダ』であった。
しかも何故か2週目仕様。
1週目は本当に弱いし、3週目以降はボムばっかりのチップなのだ。
2週目のフォルダはチップコード『S』と『*』のみなので実は案外使いやすい。
2週目のみでしか手に入らないという何気にレアなフォルダなのだ。
ヘッポコの癖に。
ただ、弱いのには変わりないが。

(こんな低ランクのチップだけでどうやって勝てというんだよ……)

ナンバーマンはそもそも好戦的な性格でもなく、戦闘に特化したネットナビでもない。

「おいそこのコソコソした奴、出てくるんだ」
「うひぃ」

隠れてやり過ごそうとしたがすぐにクラッシュマンに見破られてしまい情けない裏声を出すナンバーマン。
手持ちのヘッポコフォルダにはキャノン*4枚、エアシュート*4枚、バルカン1*4枚、ミニボム*4枚、ソードS4枚、ワイドソードS4枚、エリアスチール*2枚、アタック+10*4枚と懐かしきエグゼ序盤の初期フォルダと大差無かった。


32 : 完掌VS完牙 ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 20:26:45 5KtIou.60

「どうにでもなれ!」

ミニボムのチップを使用しクラッシュマンに投げつける。

『ボン』と情けない音を出してクラッシュマンに命中した。

(まさか勝てるか!?)

続けざまにキャノンと自信の技のナンバーボールをぶつけた。
大きな煙が上がるがクラッシュマンが動く気配が無い。

「やったか!?勝ったぞおおおお闇太郎おおおおおお!!」

ナンバーマンの頭脳では相手が微動だにしないなら90パーセント勝利という計算結果を導いていた。
爆発の煙が徐々に薄れていくにつれナンバーマンの表情が曇っていく。
そして……。

「ギガギガー」
「何!?」

なんとクラッシュマンは自身のアイアングローブを盾にしてミニボム、キャノン、ナンバーボムの攻撃を全てガードしていた。
1のダメージも与えていなかった。

「ギガギガー」
「ひいい」

情けなくも逃げるもすぐにクラッシュマンから頭ごと捕まえられてしまう。

「待ってくれ!協力しよう!私の天才的頭脳があれば」
「アイアングローブ」

鋼鉄の指が振り下ろされナンバーマンを容赦なく潰す。

「手応えありだ。開掌」

ナンバーマンが鉄屑になりそのままデリートされ彼はこの世界から姿を消してしまった。

「ギガギガー」

クラッシュマンは満足そうに笑い声を挙げた。



【ナンバーマン@バトルネットワークロックマンエグゼ 死亡】


33 : 完掌VS完牙 ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 20:27:09 5KtIou.60



そして、クラッシュマンの近辺に完璧無量大数軍のもう1人のメンバーが配置されていた。

「ウォンウォン」

デルメシマンもクラッシュマン同様殺し合いに乗っていた。
理由は全く同じでザ・マンの称号狙いだ。

(誰か近寄ってくるな)

番犬マンがそのダルメシマンの気配を感じた時にはダルメシマンのエサになっていた。

「ウォンウォン、悪いな共食いになっちまってよ」

番犬マンの速度も速いがそれ以上にダルメシマンの方が早かっただけ。
弱肉強食というのを見せつけて番犬マンはダルメシマンもとい犬が大好きな骨になっていた。
犬が骨になるとはなんとも皮肉である。



【番犬マン@ワンパンマン(ONE版) 死亡】







お互いが声優『うえだゆうじ』のキャラクターのキルスコアを稼いでいた時2人が出会ってしまうのは必然だったのかもしれない。

「まさかこんなところで出会うとはなダルメシマン……」
「ウォンウォン、こうなった以上仕方ないよな」

仲間であるが故、お互いがもう既にザ・マンになる為にゲームに乗っているのがわかっていたのだ。

「既に武道、ラジアル、ターボメン、ブー、マーベラス、グリム、ネメシスは死んだらしいぜ」
「あいつらは雑魚だったからなあ、ウォンウォン」

ストロング・ザ・武道が自分の慕う超人閻魔とは知らないダルメシマンは尊敬する人物を雑魚と罵っていた。


34 : 完掌VS完牙 ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 20:27:33 5KtIou.60

「俺は敗者にはならねえ!」

ダルメシマンが大きな口を開けてクラッシュマンに飛びつく。
クラッシュマンは目を細め行動に出る。

「アイアン・ディスカス!」

アイアングローブに体内を隠しダルメシマンの口目掛けて跳ぶ。

「ぐぼお」

ダルメシマンの完牙である牙が鋼鉄により破壊された。

「さらばだダルメシ!」
「ちっ……、生き残れってんだよクラッシュ……」

自身の敗北を悟ったダルメシマンは目を閉じクラッシュマンに身を委ねる。
アイアングローブに針を生やす。

「ダルメシマン、私はこれよりお前を礎にする。これが私なりのけじめだ」

ダルメシマンの身体をアイアングローブに収まる様に体勢を変える。

「MAXパワー・アイアングローブ」

ダルメシマンの血液が鋼鉄の指からドクドクと溢れてくる。

「開掌」

そこには全身が潰され、体内に無数の穴お空いたボロボロのダルメシマンが出てくる。

「おまえが……誇りにしているアイアングローブ……完璧だったぜ」

伝えたいことは伝えたとばかりにダルメシマンは息を引き取った。

「ダルメシ……」

完掌VS完牙の戦いはこうして完掌の勝利で幕を閉じたのであった……。
お互いは味方同士なのだし協力することも出来た筈なのだ。
友情パワーを否定する完璧超人であるが、確かに2人の間柄は親友であり、友情で繋がっていたのであった。


【ダルメシマン@キン肉マン 死亡】


【6時頃/福岡県】
【クラッシュマン@キン肉マン】
【状態:健康】
【時系列:完璧無量大数軍が地上を攻める前】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:ザ・マンになる。
2:ダルメシ……。


35 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 20:28:35 5KtIou.60
投下終了します
続けてエアーマン@ロックマン2と書き手枠でアンパンマンで投下します


36 : 孤独なHERO ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 20:29:11 5KtIou.60
愛と勇気だけが友達のアンパンマン。
そのアンパンマンはショックを受けていた。
いつか分かり合えるものだとアンパンマンは思っていた。
もう彼は自暴自棄になっており自分の命すらなんとも思っていなかった。

「まさかバイキンマンがワクチンマンになってあんな悪さをするなんて……」

声がバイキンマンであり、そもそもワクチンマンがバイキンマンのパロディキャラとして登場したキャラだ。
アンパンマンの中ではバイキンマン=ワクチンマンとなっていた。
なんとなく雰囲気も似てるし。

飛んでいたアンパンマンは参加者を見つけその人物の元に降り立つ。

「僕の頼みを聞いて欲しい」

相手はいきなりのことでうろたえていたがアンパンマンは冷静に淡々と自分の事情を聞かせていく。

「君が僕になって欲しい」
「?」

アンパンマンは頭を下げながらEDを流す。

「――アンパンマンは君さ」

なんとアンパンマンは自分がアンパンマンであることを放棄したのさ。
そして目の前の男、エアーマンはアンパンマンを受け継いだ。

「頼んだよ僕……。僕は子供達の為アンパンマンという存在を消すことが出来ない。……でも僕はもう疲れたんだ……」

ほとんどの子供達が消えた世界でのアンパンマンの最後の言葉であった……。
元アンパンマンだった者はアンパンマン(元エアーマン)に意思と力と姿と性格と記憶を授け力尽きた。
エアーマン@ロックマン2Dr.ワイリーの謎という人物ももうアンパンマンになっておりエアーマン@ロックマン2Dr.ワイリーの謎という存在も無くなってしまったのだ。

残ったのは孤独なヒーロー・アンパンマンのみであった。



【アンパンマン@それいけアンパンマン 死亡】
【エアーマン@ロックマン2Dr.ワイリーの謎 存在抹消】

【6時頃/香川県】
【アンパンマン(エアーマン)@それいけアンパンマン(ロックマン2Dr.ワイリーの謎)】
【状態:健康・アンパンマン】
【時系列:不明】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:???
※エアーマンの自我は既に無く、エアーマンの命がアンパンマンになったと解釈してください。
※アンパンマンは君さはオリジナルのアンパンマン専用の技の為、このアンパンマンは使用不可です。


37 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 20:29:35 5KtIou.60
投下終了します


38 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 20:48:55 5KtIou.60
9/10【キン肉マン】
○ガンマン/○ガンマン(没デザイン)/○ラーメンマン/○モンゴルマン/○プラネットマン/○ペインマン/○ウォーズマン/○スキーマン/○クラッシュマン/●ダルメシマン

6/7【キン肉マンII世】
○ガゼルマン/○ゴージャスマン/○スペシャルマンJr./○ウォーズマン/○ザ・ガンマン/○マンモスマン/●ステップマン

7/7【遊戯王OCG】
○バードマン/○E・HEROスパークマン/○E・HEROバブルマン/○E・HEROエアーマン/○ガガガガンマン/○凶悪犯―チョップマン/○伝説のフィシャーマン

4/4【ロックマンエグゼSTREAM】
○ビーストマン/○ビデオマン/○デザートマン/○フラッシュマン

4/4【ドラゴンボール】
○アックマン/○天津飯と戦った栽培マン/○ヤムチャと戦った栽培マン/○ピッコロにやられた栽培マン

2/3【バトルネットワークロックマンエグゼ】
○ファイアマン/○シャドーマン/●ナンバーマン

3/3【現実】
○サンドウィッチマン・富澤/○ジョイマン・高木/○サンドウィッチマン・伊達

2/2【ロックマンエグゼ2】
○エアーマン/○シャドーマン

2/2【ロックマンエグゼ3】
○フラッシュマン/○ビーストマン

1/2【ワンパンマン(ONE版)】
○ワクチンマン/●番犬マン

2/2【ワンパンマン(村田雄介版)】
○スマイルマン/○番犬マン

2/2【ウイングマン】
○ウイングマン(広野健太)/○ウイングマン(防衛庁の人)

1/2【食品】
○炭酸飲料・バブルマン/●野菜・ピーマン

1/1【ロックマンエグゼBEAST】
○ゾアノナンバーマン

0/1【ロックマン2Dr.ワイリーの謎】
●エアーマン(○アンパンマン)

1/1【エアーマンが倒せない】
○エアーマン

1/1【デュエルマスターズ】
○英霊王スターマン

0/1【闘将!!拉麺男】
●ソーメンマン

1/1【ワールドヒーローズ】
○マッドマン

0/1【それいけアンパンマン】
●アンパンマン


現時点での名簿


39 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/27(火) 22:42:37 5KtIou.60
E・HEROバブルマン、英霊王スターマン、書き手枠でE・HEROクレイマン(遊戯王OCG)で予約します


40 : ◆NIKUcB1AGw :2017/06/27(火) 23:15:49 fT3qXN5E0
連続投下乙です。ダルメシマンとクラッシュマンの同門対決にグッときました。

エアーマン@エアーマンが倒せない、書き手枠でウルトラマンエース@ウルトラマン超闘士激伝、寝てると殺すマン@ゆかいな誤変換。
ゲリラ投下します


41 : ボンボンロワに出てたのはウル伝の方 ◆NIKUcB1AGw :2017/06/27(火) 23:17:17 fT3qXN5E0

「グガーグガー」

ウルトラマンエースは、民家の中で布団に入って寝ていた。
むろん、ワクチンマンの放送は聴いていない。
このまま伝説が再現されるのかと思われたその時、事態を動かすべく一人の男が登場した。

「寝るなー! 寝てると殺すぞー!」

真っ赤な戦闘スーツに身を包んだ男は、そう叫んでエースを叩き起こした。


◇ ◇ ◇


「俺は寝てると殺すマン。雪山で遭難して、寝そうになってる人を助けたりするヒーローだ。
 あと、普通に悪と戦ったりもする」

目覚めたエースに対し、赤いヒーローはそう自己紹介する。

「お、おう。そうか。俺は……」
「ウルトラマンエースだろ? さすがに、あんたほどのメジャーヒーローなら知ってるぜ」
「あ、やっぱり? いやー、さすが俺だな!」

持ち上げられ、エースはわかりやすく調子に乗る。

「ところで、今の俺って地球人サイズになってるよな?
 元の大きさに戻ろうとしても戻れないんだけど……。どういうことかわかるか?」
「おそらく、あのワクチンマンという男が何らかの方法であんたの大きさを固定してるんだろう。
 ウルトラ戦士に本来の大きさで戦われたら、殺し合いが成立しないからな」
「ワクチンマン? 殺し合い? 何の話だ?」
「ああ、その前から寝てたのか……。よし、説明しよう」

寝てると殺すマンは、今の状況をできる限り詳しくエースに説明する。

「何じゃそりゃあああああ!!」

説明を聞き終えたエースは、激しく怒り狂った。

「日本の人間を皆殺し? 残った連中で殺し合え?
 ヤプールでもそこまでやらなかったわ!」
「どうどう。あんたの怒りはもっともだ。だが、少し落ち着け」
「落ち着いていられるか! 俺の愛した地球を! 俺たちの愛した日本を!
 めちゃくちゃにしやがってぇぇぇぇ!!」

なだめる寝てると殺すマンの声も聞かず、怒りに任せてエースは民家を飛び出す。
その直後、彼に複数の竜巻が襲いかかった。

「なっ……」
「危ない!」


42 : ボンボンロワに出てたのはウル伝の方 ◆NIKUcB1AGw :2017/06/27(火) 23:18:13 fT3qXN5E0

予想外の事態に反応が遅れたエースを、寝てると殺すマンが突き飛ばす。
結果として、竜巻は寝てると殺すマンを直撃した。

「がふっ……!」

寝てると殺すマンの体が、大きく吹き飛ぶ。
そのまま彼は民家の壁に叩きつけられ、全身から血を噴出させた。

「おい、しっかりしろ! お前が寝ちまってどうするんだよ!」

すぐさま寝てると殺すマンに駆け寄ったエースは、必死の形相で寝てると殺すマンの体を揺する。
だが当たり所が悪かったのか、すでに寝てると殺すマンは息絶えていた。

「すまねえ……俺が迂闊だったばかりに……!」

エースはおのれの愚行を悔やみ、涙を流す。
その背後から、一体のロボットが迫っていた。

「まずは一人……」

そう呟くのは、首がなく顔と胴体が一体化した特異な外見のロボット。
Dr.ワイリー制作の戦闘ロボ、エアーマンである。

「てめえか、さっきの竜巻を起こしたのは……」
「そうだ。俺は自分の優秀さを証明するために、この戦いを勝ち抜く。
 次は貴様に死んでもらおう」
「そうはいくかよ……。死ぬのはてめえだぜ!
 バーチカルギロチン!」

エースの両手から、三日月状の光線が放たれる。
彼が数多く持つ切断技のひとつ、バーチカルギロチンである。
だがその一撃は、エアーマンに易々とかわされてしまった。

「何ッ!?」
「遅いわ! その程度の腕では、何回やっても私は倒せんぞ!」

エアーマンが、瞬く間にエースとの間合いを詰める。

「この距離なら避けられまい! エアーシューター!」
「ぐああああ!」

再び放たれた竜巻が、エースを直撃する。
エースの体は空高く舞い上がり、民家の屋根に落下した。

「これで二人……」

淡々と呟くと、エアーマンは支給されたアイテム2号でその場を後にした。


◆ ◆ ◆


エアーマンの判断とは裏腹に、エースはまだ生きていた。
地球人サイズに縮小されようとも、ウルトラ戦士の肉体は人間よりはるかに強靱だったのである。
だがそれでも、受けたダメージはかなりのものだった。

「くそ……。エース様ともあろうものが、情けねえ……。
 だが覚えてろ、竜巻野郎……。必ず、リベンジを……」

エアーマンへの逆襲の意志を口にしながら、エースは意識を手放した。


【6時/愛知県】
【ウルトラマンエース@ウルトラマン超闘士激伝】
【状態:重傷、気絶】
【時系列:メフィラス大魔王編終了直後】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:主催者をぶっ倒す
2:エアーマンにリベンジする
※制限により、体の大きさは地球人サイズで固定されています


【エアーマン@エアーマンが倒せない】
【状態:健康】
【時系列:ロックマンに倒されていない時期】
【支給品:アイテム2号@エアーマンが倒せない】
【思考・方針】
1:優勝し、自分の優秀さを証明する
※曲補正で、なかなか倒せません

【寝てると殺すマン@ゆかいな誤変換。 死亡】


43 : ◆NIKUcB1AGw :2017/06/27(火) 23:19:13 fT3qXN5E0
投下終了です


44 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/28(水) 22:07:56 U5pPeDj60
投下乙です

寝てると殺すマン、すごくいい人でしたね
善人から消えるパロロワは無慈悲ですね

投下します


45 : E・HEROは倒れない ◆E39m/9K3xY :2017/06/28(水) 22:09:02 U5pPeDj60
E・HEROバブルマンは追われていた。

「ちくしょう、なんなんだよあいつは!?」

レベル4でありながら攻撃力800、守備力1200とお世辞にも高い数値とは言い難い。
HEROでありながらモリンフェン様以下の攻撃力であった。
まあ、バブルマンは効果が扱いやすく、HEROデッキでも素材にしかされないので攻撃力なんて2の次だった。
だが、それが現在仇となっている。
何故ならバブルマンの効果はバトルロワイアルにおいてなんの役にも立たない。
因みに以下の効果だ。
(1):手札がこのカード1枚のみの場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
この効果は自分の手札・フィールドに他のカードが無い場合に発動と処理ができる。
(遊戯王wiki参照)

「フハハハハハ、王の前で背中を見せるとはモンスターの風上にもおけないな」
「なんとでも言え!足掻いて足掻いてでも俺達は負けるわけにはいかねえ」

バブルマンの後ろには慢心したクリーチャーがいる。
デュエルマスターズカードの英霊王スターマンである。
同じコロコロで連載されていた作品だからといってエグゼシリーズのスターマンとはなんの関連もない。

(あいつの攻撃力高過ぎないか!?……俺と10倍以上は強いぞ!?)

神のカードであるオベリスクの巨神兵でもバブルマンの攻撃力より5倍しか離れていないのだ。

(あいつ王と名乗っておきながら神をも越しているとでもいうのか!?)

因みにデュエマではパワー4000など中級ぐらいの強さであったりする。
バブルマンはなりふり構わず逃げた。
そして幸運と言ってもいいのか、同じE・HEROのクレイマンと合流出来たのだから。







「どうしたバブル?そんなに慌てて?」
「クレイマン!?」

E・HEROクレイマンは名簿に自分の名前が無かったので同じE・HEROのバブルマンかスパークマンかエアーマンを探していた。
クレイマンが大きなアクションを取ることなくバブルマンと合流出来た。
――しかし。

「雑魚が増えたところで王の前では無力だ!Wブレイク」

クレイマンとバブルマンに一斉に攻撃が落とされる。
バブルマンは終わったと諦めたがクレイマンは支給品を取り出した。

「バトルチップサンクチュアリ、ドリームオーラ」

自分のフィールドが攻撃半減になり、攻撃200以下の攻撃は完全無効にするエグゼのテンプレコンボ。
所詮400ダメージしか防げないのだが……。

「なんだいただの壁かい?」

一瞬でドリームオーラが壊された。


46 : E・HEROは倒れない ◆E39m/9K3xY :2017/06/28(水) 22:09:27 U5pPeDj60

「あの攻撃なんという威力だ……」
「俺の守備表示でも適うわけがねえ……」

クレイマンはその巨体でE・HERO達を護っていた。
守備力2000と文字通り壁モンスターだ。

「やいお前、攻撃力と守備力はいくつだ!?」
「王の前にお前とは……。まあ良い、王のパワーは9000だ」
「きゅ、9000!?」

遊戯王であるなら一撃でワンキルできる火力である。
デュエマでは更な火力だが……。

「守備力……?それはなんだ?そんな小賢しいパワー王には存在せん!」
「守備力無し!?」
「0という意味では無さそうだな」

魔法カード、※A月の書が効かないということだ。
※A月の書
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする
(遊戯王wiki参照)。
とどのつまり。

「あいつリンクモンスターだ!」
「さ、最新カード!?勝てるわけねえ!」

クレイマンはスターマンを最新カードと評しましたが実際は英霊王スターマンの登場は2004年に対し、E・HEROバブルマンとE・HEROクレイマンは2005年登場である(デュエマwiki、遊戯王wiki参照)。
デュエマではザキラ編、遊戯王はGX初期のセロリ美味いし時代です。
どちらも10年以上前なので当時10歳の小学4年生くらいの人はとっくにお酒を飲める年齢になっています。

「バブルマン、お前支給品なんかないのかよ」
「そういえばそうだったな」

ワクチンマンの惨劇から名簿も見る暇もなく追われたバブルマンは支給品が頭から抜けていた。

「おっ、デッキがある」
「よし、融合を探せ!」

スターマンが1枚1枚カードを見ていく時間を与えるわけがなく逃げながらカードを探すバブルマン。

「こいつ融合なんか入っちゃあいねえ!」
「なんだと!?融合さえあればE・HEROマッドボールマンになれるのに!」
「いや、それも多分返り討ちになると思われ」

マッドボールマンになったところで守備力3000しか上がらない。
まだ3倍の開きがある。
デュエマ世界ではパワー3000など爆炎野郎ジョー程度の火力なのだ。
青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)=ジョーなのだ。
攻撃力を比べたらいけない。


47 : E・HEROは倒れない ◆E39m/9K3xY :2017/06/28(水) 22:09:58 U5pPeDj60

「なら汎用カードはないのか!?※Bサンボルに※Cブラホに※D強脱、※Eミラフォに※F死者への手向けとかなんかあるだろ」
「1つ※G禁止カード混ざってら」

※Bサンダー・ボルト
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
※Cブラック・ホール
(1):フィールドのモンスターを全て破壊する。
※D強制脱出装置
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
※E聖なるバリア-ミラーフォース
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。
※F死者への手向け
(1):手札を1枚捨て、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
※G禁止カード
設定されているカードは1枚も使用する事ができません。
(全て遊戯王wiki参照)

あーでもない、こーでもないとバブルマンは頭を悩ませる。
探している汎用カードが見当たらないのだ。
どうしてこうも汎用カード(どのデッキにも入れられる使いやすいカード)が見つからないのか、答えは単純アニメ遊戯王ARC-Vに登場するユートのデッキだからだ。
アニメのキャラクターはカードを催促する役目があるので現実世界で使われやすいカードは使われにくい(ゴッズ以降)。
アニメキャラであるがゆえ汎用カードが入っていないのだ。

「汎用カードがあった!」
「何のカードだ!?」
「※Hサイクロン」
「使えねえええええ!」

※Hサイクロン
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(遊戯王wiki参照)


48 : E・HEROは倒れない ◆E39m/9K3xY :2017/06/28(水) 22:10:32 U5pPeDj60

「なんかこれ幻影騎士団っぽいデッキだな」
「つまりエクシーズデッキか……。ん?」

エクシーズ召喚。
同じレベルのモンスターが複数体居る時そのモンスターらを素材にエクストラデッキから特殊召喚する召喚法だ。
融合召喚とは違い融合は不要だし、シンクロ召喚と違いチューナーは不要。
場に揃っているだけで召喚することが出来る。
しかもバブルマンもクレイマンも同じレベル4。
バブルマンの支給品のデッキにもランク4のモンスターが投入されている。

「俺たちでエクシーズモンスターになるんだ!それしか方法はねえ!」

クレイマンはすぐにバブルマンのデッキから自分たちがエクシーズ召喚の満たせるカードを引っ張り出した。

「俺はレベル4の俺自身と」
「レベル4の俺で」
「「オーバーレイネットワークを構築!オーバーレイ!」」

ハモりながら口上を告げる2人。

「漆黒の闇より現れし反逆の牙!エクシーズ召喚!!『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』!」

戦士の姿をした2人はドラゴンへと姿を変えた。

「な、なんだこいつら!?」

焦りを見せるスターマンであったがすぐに冷静さを取り戻す。

「へっ、たかがパワー2500かよ。見かけ倒しかよ」

スターマンは腕に力を込め目の前のドラゴンを消そうと動き出す。
……が。

「俺達はダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの効果を発動」
「オーバーレイユニットを2つ使い相手の攻撃力を半分に下げる」
「なにぃ!?」
「トリーズン・ディスチャージ」

スターマンのパワーが9000から4500へと低下する。

「けっ、それでもまだお前らを殺す程度の力は残ってんだよ!」
「それはどうかな」
「はあ?」

スターマンはなにをふざけたことをと言わんばかりに馬鹿にした表情であった。

「低下した攻撃力ぶんだけ自身の攻撃力に加える」
「よってお前を上回る攻撃力7000だああああああ」
「なんだと……」

そこで常に慢心した表情が崩れうろたえる表情になる。
慢心せずにさっさとバブルマンを殺害していたらこんな状態にはならなかったのに……。


49 : E・HEROは倒れない ◆E39m/9K3xY :2017/06/28(水) 22:11:10 U5pPeDj60

「反逆のライトニング・ディスオベイ!」
「王がこんな簡単に敗退するというのかああああああああ!!」

応戦した技を放つが既に攻撃は届くことなくダベリオンの顎に刺されてしまうスターマン。
そのままスターマンの意識が落ちた。

「E・HEROは倒れない!」

スターマンがこの世で聞いた最後の言葉であった。







Error  Error  Error
参加資格のない人物がバトルロワイアルに参加しております。
Not MAN
Error  Error  Error

ダベリオンとなった身体に意思を持つバブルマンとクレイマンの耳には運営側からの反則行為によるジャッジが下された。
別に融合してもシンクロしてもエクシーズしても儀式してもリンクしてもフュージョンしても合体しても変身しても構わない。
相手がガンマンでないなら自分の姿に絶対の自信があるからと説教されることもない。

しかし、これはザ・マンを決める催し。
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンにはその資格がないのだ。

「カーカッカッカ」

謎空間からアシュラマンが飛び出してきた。
主催者側であるので本来は参加者ではない彼だが、ルール違反を犯した参加者を断罪する為にわざわざ沖縄から埼玉まで普通に歩くと250時間以上掛かる距離(グーグル参照)を謎空間から飛び出してやって来た。

「お前たちの生き様見事であった。将軍様に変わって魔界のプリンスであるこの私が称えよう」

王であるスターマンに続き、王子を名乗るアシュラマン。

「さらばだ!竜巻地獄!」

6本の腕から竜巻を繰り出すアシュラマン。
無慈悲にも攻撃力7000のダベリオンでも歯が立たなかった。

「現代の見かけ倒しの龍とは鍛え方が違うのだよ」

そう言ってまた謎空間に飛び込み姿を消すアシュラマン。
すでにダベリオンは竜巻によって存在を消されていた。







――俺達は負ける戦いを相討ちにまで持っていったんだ、これで良かったんだよな?
――ああ、悔いはねえ!スパークマン、エアーマン俺達の意地見せつけてやってくれよ!




『E・HEROは倒れない!!』



【英霊王スターマン@デュエルマスターズ 死亡】
【E・HEROバブルマン@遊戯王OCG 死亡】
【E・HEROクレイマン@遊戯王OCG 死亡】


50 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/28(水) 22:11:39 U5pPeDj60
投下終了です


51 : ◆E39m/9K3xY :2017/06/29(木) 22:02:25 x44D8HgY0
ウォーズマン(キン肉マンII世)、マンモスマン、シャドーマン(エグゼ2)で予約します


52 : ◆NIKUcB1AGw :2017/07/01(土) 15:03:20 DjzuvBT20
投下乙です
やっぱり「マン」じゃなくなると失格なんですね

ガゼルマン、ゲリラ投下します


53 : 立ち上がれヒーロー ◆NIKUcB1AGw :2017/07/01(土) 15:04:39 DjzuvBT20
「もう駄目だ、おしまいだ……」

ここは奈良県。歴史を感じさせる風景の中でブロリーを前にしたベジータのような台詞を吐いているのは、ガゼルマンだ。
彼は今、非常にネガティブになっていた。
何せ時系列が、超人オリンピックで予選敗退した直後である。
ただ敗退しただけなら、まだいい。
彼の場合、出場は確認されているのにどこで敗退したのかが描写されていないのだ。
曲がりなりにもメインキャラだった男に、ひどい仕打ちである。
後に開き直ったガゼルマンは「俺はここで負けていた!」という本を出版するが、今の彼はそこまでの境地には至っていない。

「俺なんかが、日本中の人間をあっという間に殺せるような超人に勝てるわけがない……。
 ろくに味方もいないというのに……」

あのワクチンマンと名乗った超人は、名前に「マン」のつく存在以外は殺したと言っていた。
ということは親友である万太郎、キッド、セイウチンはみんな死んでしまったことになる。
万太郎は「万」の文字が勘違いされて生き残っている可能性もあるが、期待はできない。
いちおう味方であり、かつて自分を倒した実力者であるジェイドやケビンマスクもアウトだ。
ラーメンマンやウォーズマンは頼りになるだろうが、年齢を考えると戦力としては厳しい。
ゴージャスマンはそんなに仲がよくないし、戦力としても微妙だ。
スペシャルマンJr.は……名前しか覚えてない。
考えれば考えるほど、八方ふさがりである。

「やっぱり、もう駄目だ……。漫画読もう……」

すっかり自暴自棄になってしまったガゼルマンは、支給された漫画を読み始める。
彼に支給されたのは、「バクマン。」全巻セットであった。
タイトルに「マン」と入っているだけで、支給品に選ばれたコミックである。

そして、しばらく後。

「うおおおおお!!」

「バクマン。」からジャンプ魂を学び、覚醒したガゼルマンがそこにいた。


【6時半/奈良県】
【ガゼルマン@キン肉マンII世】
【状態:健康】
【時系列:超人オリンピック予選終了直後】
【支給品:「バクマン。」全巻セット@現実】
【思考・方針】
1:友情・努力・勝利!


54 : ◆NIKUcB1AGw :2017/07/01(土) 15:05:16 DjzuvBT20
投下終了です


55 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/01(土) 23:19:49 BZE7qN8E0
投下乙です
ガゼルマンはどこに向かっているのでしょうね
タッグ編では故郷の為に別れを惜しんでいるところしか出番ありませんでしたね
同じ獣超人セイウチンとどうしてここまで扱いの差が出てしまったのでしょう
1回ネプに完璧超人として鍛え直してもらったらカーメンくらいなら倒せるんじゃないでしょうか



投下します


56 : Vain-裏切りの嘲笑- ◆E39m/9K3xY :2017/07/01(土) 23:22:35 BZE7qN8E0
「クゥーン」
「クゥクゥーン」

女の子受けがする様な熊の着ぐるみに身を包む2人組が存在していた。
名前はマイケルとベルモンドである。
あれ?そういえば前々の投下作品でダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンへとエクシーズ召喚し強制退場を喰らったE・HEROバブルマンとE・HEROクレイマンという参加者がいた。
ならこのマイケルもベルモンドも強制退場させてさっさと予約リストに名前の挙がっているシャドーマン出せやと思われるかもしれないが安心して欲しい。
マイケルの中身はウォーズマンであり、ベルモンドの中身はマンモスマンだ。
どちらも支給品で着ぐるみが入っており、それを装備して偽名を名乗っているに過ぎない。
決してアシュラマンがこの瞬間にダベリオンの制裁で出張っている為こちらに出張出来ないわけではないのをわかってもらいたい。
マイケルとかベルモンドとか意味わからんって人はキン肉マンII世の究極超人タッグ編を読んでくれたらわかる。
ウォーズマンとマンモスマンがヘルズベアーズとして変装していた姿である。
何故ウォーズマンとマンモスマンが女の子から黄色い声援を送られる様な変装をしていたのか意味不明だし、姿を隠すならフェニックスチームのミステリアスパートナーとかヘルミッショネルズみたいな布を纏うだけでいいんじゃないのとか突っ込んでこない肉ファンって感覚が麻痺しているんじゃないのとか思わないでもない。
気にしたら負けだ。
予選が始まる直前時だけキャラが定まっていないのか妙にヘルズベアーズの発言が小物っぽいのもなんかおかしい。

『覆面だけは本物っぽいものを適当なやつに被せ厳しい超人検査官の目を誤魔化しこの入場だけは恥かかずに出場するフリして棄権するつもりじゃねえのか?』というウォーズマン(マイケル)としてはやけに万太郎とグレートIIIに対して意味不明なことを述べている。
にも関わらずネプチューンマンとセイウチンに追い詰められた万太郎とグレートIII達を馬鹿にしていた2人を手助けし窮地を救っているのだから発言と行動が一致しない。

ここで私は1つの説を挙げてみよう。
ヘルズベアーズが入場してから予選会が始まるまで中身が入れ替わっている説だ。
『覆面だけは〜』発言は本物のヘルズベアーズのものであり、観客達がケビンマスクと時間超人に目が釘付けになった時にウォーズマンとマンモスマンが乱入し本物と入れ替れわったのだとしたらマイケルのキャラが変わってしまったことについて辻褄が合う(何故かグレートIIIの超人撮影会の時皆は自分の名前のタスキを掛けているのにマイケルとベルモンドは名前がその時点で明かされているにも関わらず『ヘルズベアーズNO.1』『ヘルズベアーズNO.2』と書かれたタスキを付けているがそこは見なかったことにする)。
本物のソルジャーの入れ替わり、バイクマンの入れ替わり等キン肉マンの登場人物は当たり前の様に入れ替わりをする。
まあ主人公側だってグレートがカメハメからテリーに変わったり、グレートIIIがカオスからイケメン、カオスからケビンへと入れ替わりなど肉世界では日常茶飯事。
本物のマイケルとベルモンドも弱小チームはご退場願いましょうとこのロワの主催者側であるアシュラが国辱コンビを蹴散らしたみたいに、ウォーズマンがケビンを助けたい一心でやっちまったんでしょう。
そうするとウォーズマンとマンモスマンが恥ずかしい思いをしてまで(本人らは恥ずかしいと思っているかは不明)熊の着ぐるみでタッグトーナメントに参加をしていてもおかしくはない。

これがタッグトーナメントの裏で行われていたであろうウォーズマンの苦労談。

では何故このロワでウォーズマンが変装したのかの説明をこれからしよう。

(俺の名前が2つ……。俺がもう1人居る?いや、偶然か?)

ウォーズマンは名簿にあるもう1つのウォーズマンを警戒していた。
実際には34年前のウォーズマンなので同一人物であるとも言えるし、同一人物ではないとも言える。
そういったこともあり慎重を期して変装をした。
それだけ。
後マンモスマンとはすぐに再会出来たので仲間に引き入れた。
――本来の正史でウォーズマンは裏切られるとも知らずに……。






57 : Vain-裏切りの嘲笑- ◆E39m/9K3xY :2017/07/01(土) 23:23:33 BZE7qN8E0



「あの者らから狙っていこう」

ふざけた熊の着ぐるみの2人組を発見したシャドーマン。
1対2でシャドーマンの方が不利ではあるがシャドーマンは忍者であり分身が使える。
分身を使えば容易に倒せる者と判断しシャドーマンは不意打ちを狙う。

(拙者は生き残らせて貰う)

分身と共にマキビシを繰り出すシャドーマン。

「!!」
「クゥーン」

どちらも瞬時に反応し高速で繰り出した不意打ちを躱す。

(なに!?)

あまりに戦闘慣れした動きをした着ぐるみに驚きはしたが冷静になるシャドーマン。

(あのカットマンも瞬殺される世界だ……。よほど強者がこの地に集まっていると見える)

自身の背中に収納されたムラマサを取り出しマイケルに切りかかる。

「はあ!!」
「クゥーン」

少ない動きでまた回避してしかもカウンターまで返そうとするマイケル。

「クッ……」

ベルモンドもマイケルと同じ動きが出来るとしたらやっかいだ。
ここは退散し、違う相手を探す方が得策だろうとシャドーマンは結論を下し、名前の通り影となり姿を消した。



【6時半頃/栃木県】
【シャドーマン@ロックマンエグゼ2】
【状態:健康】
【時系列:ゴスペルから追われる様になった辺り】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:参加者の皆殺し。
2:熊の着ぐるみの2人は強者であるので注意する。




「クゥーン」

ベルモンドもといマンモスマンがシャドーマンを追おうと助走をつけ始めるが、マイケルもといウォーズマンが右手で動きを静止させた。

「別に追う必要は無い」
「……クゥーン」

不満のありそうなベルモンドの鳴き声が辺りに響いたのであった。



【6時半頃/栃木県】
【ウォーズマン@キン肉マンII世】
【状態:健康、マイケル】
【時系列:チーム・コースマス戦前】
【支給品:マイケルの着ぐるみ@キン肉マンII世】
【思考・方針】
1:殺し合いを止める。
2:ワクチンマンを倒す。


【マンモスマン@キン肉マンII世】
【状態:健康、ベルモンド、裏切り率10%】
【時系列:チーム・コースマス戦前】
【支給品:ベルモンドの着ぐるみ@キン肉マンII世】
【思考・方針】
1:ウォーズマン(マイケル)に従う。
※裏切り率100%を超しますとウォーズマンを裏切ります。


58 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/01(土) 23:24:59 BZE7qN8E0
投下終了します
ジョイマン・高木、書き手枠でジージョマン(II世)で予約します


59 : 名無しさん :2017/07/02(日) 20:29:20 YqZ0aJQA0
投下乙です。
もうやばいくらい不穏で不気味な不審者達ですわw
シャドーマンのがまともに見られそう。
ウォーズマンがジンクス覆して長生きする事を祈らせてもらいます。


60 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/04(火) 22:44:31 pz9z4Omw0
予約をしたのはいいが特に話が思い浮かばなかったので予約を破棄し、ペインマンとガンマン(没デザイン)とビーストマン(stream)で予約します


61 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/07(金) 21:18:30 L/7UtBdw0
では投下します


62 : 理解不能 ◆E39m/9K3xY :2017/07/07(金) 21:19:09 L/7UtBdw0
『昔は良かった……』とガンマン(没デザイン)は現在の状況において嘆いていた。

1990年代前半生まれの子供達はカードゲームに恵まれた時代だ。
MTG全盛期であり、ポケモンカードに遊戯王OCGにデュエマが始まり、金色のガッシュベルのカードも流行り、小学校から中学の境目ぐらいからバトスピが始まっただろう。
もうカードゲームなんかやんねーよ!って人も深夜アニメではまったウィクロスにも手を出した大きなお友達もいるだろう。
しかし、ガンマン(没デザイン)はそんな最近のことで嘆いているわけではない。


では少しだけ時代を遡ってみよう。
現在でこそデジタル作画でアニメが造られているが、その一昔前はセル画のアニメが主流だった。
手作りであんなにヌルヌル動くアニメを造っていたのだ。
週刊少年ジャンプ原作『ウイングマン』のアニメ版『夢戦士ウイングマン』であるが当然セル画の時代だ。
主人公の広野健太はかのベジータで有名な堀川さんが演じていた。
※因みに作者である桂先生と鳥山先生は親友同士であり、文庫版ウイングマン1巻巻末では鳥山先生のインタビューが掲載されている。
その夢戦士ウイングマンの記念すべき1話を観てみよう。
なんとメインヒロインであるアオイの服が破けるシーンがあるのだが、なんとビーチクが映されているのだ。
しかも1カットでは見間違いかと思うだろうが数カット存在している。
原作でも健太とアオイの出会い方にさほど変わりはないが、原作にはビーチクなど書き込まれていない。
わざわざ、アニメスタッフが書き込んだということだ。
凄い!、なんて大らかな時代だ。
この投下された話でウイングマンのアニメに興味を持ったならばようつべから公式で第1話が挙げられているので視聴をオススメする。
それに比べ現代ではドラゴンボール超で亀仙人が女キャラ(鶴仙流だった女とかプアールの女体化など)にセクハラもどきをしただけでBPOから苦情がくる時代だというのに……。
亀仙人なんて昔からあんなキャラだったではないか。
しかし、没デザイン(ガンマン)はそんな最近のことで嘆いているわけではない。


では、明かりがないから1万円札を燃やして光を作っていた景気の良かった頃か?
しかし、没ガンマンはそんな最近のことで嘆いているわけではない。


では、日本に初めてフランシスコ・ザビエルがキリスト教を布教しにやって来た頃か?
しかし、ガンマンっぽい超人はそんな最近のことで嘆いているわけではない。


貴族が社会の政治をしていた頃か?
しかし、コスプレおじさんはそんな最近のことで嘆いているわけではない。


うみねこのなく頃か?
しかし、せんと君はそんな最近のことで嘆いているわけではない。


63 : 理解不能 ◆E39m/9K3xY :2017/07/07(金) 21:19:34 L/7UtBdw0


ではもっとがっつり時代を遡ろう。
もう中国4000年の歴史とかそういう次元ではないのだ。
ネプチューンキングが数十万年テームズ川の川底で相方になる完璧超人を待ち続けたのだ。
数億年生き続けた始祖連中からしてみれば『たった数十万年www早すぎワロタwww』ぐらいの感覚だろう。
テームズ川って数十万年前から存在していたのかは疑問も残るが、それ以外にも疑問点が何個も浮かぶ。
サイコマンからのセリフを見るとなんか若い頃にマグネットパワーを教えて貰ったがオラついて離反したっぽい描写がある。
この時点で無量大数軍から追い出されたと考えるのが普通だ。
居場所を失いテームズ川でネプチューンマンを待つ(数十万年間)。
そして数十万年待ってようやく喧嘩男と出会い、彼を完璧超人に進化させネプチューンマンにさせる。
ネプキンの部下でスタートしたこの時点でネプチューンマンが無量大数軍に所属しているとは到底思えない(ネプキンが無量大数軍から追い出されていると考えていたとしたらである)。
しかもその4年後、マシンガンズに敗北している。
たった4年でネプチューンマンは完璧超人のエリート集団である無量大数軍に昇格したのか?
ネメシスとか世代すら違うのに、わずか4年の新参が無量大数軍に所属までいけるものだろうか?
ここまで来ると『ネプキン数十万年暇そうに川底で待っただろうにそのわずか4年後に死亡とかwwwこいつの人生の半分くらい川底で暮らしていたのか?どんだけつまんない人生なんだよwww』と笑ってしまいたくなる。
死後に至ってはオメガマンに首ハントされるわ、超人墓場は崩壊するわ、何故かd.m.p設立時に完璧超人の首領で登場しているのに描写もなく麒麟男(超人強度7900万パワーとマンモスマン以上に高い)に変わっていたり散々である(II世)。
ヘルミッショネルズの格好、マイルドマン、ビッグ・ザ・武道、ネプキンとどんだけ姿変えてたんだくらいしかネタにされないが、深く考えるとそれ以上のネタが彼に浮かんでくる。
脱線してしまったが、ガンマン(没デザイン)が嘆いた昔とはもっともっと前の太古の時代だ。


もう答えを記そう。
ザ・マンの元10人の弟子で集まった時代である。
数億年前という遥か昔にガンマン(没デザイン)は想いを馳せた。
年老いた者が必ず口にする言葉『昔は良かった』。
ガンマン(没デザイン)も例外では無かった……。





64 : 理解不能 ◆E39m/9K3xY :2017/07/07(金) 21:20:25 L/7UtBdw0


「シャバァ〜〜」

ガンマン(没デザイン)は憤っていた。
ワクチンマンなる下等超人風情がよりにもよって『ザ・マン』のお告げなどとほざいていたのだ。
完璧始祖なる自分やシングマンを差し置いてだ。
しかも勝手に『ザ・マン』の称号すら引き渡すなどという世迷言を言ってのけた。

「下等超人を野放しにしておくとこうなる未来は視えておったのに。だから私はさっさと粛清をしろと散々進言を申していたのに……」

いまとなっては没デザインのガンマンの真眼(サイクロプス)や角もガンマン本人と同程度の力として扱って良いのか非常に悩ましい。

「それになんとも腹ただしいのは私の名前を語る偽物が2人もおることだ!」

ガンマン(没デザイン)とガガガガンマンという名簿の名前に堪忍袋の短い彼は爆発寸前であった。
このガンマン(没デザイン)は自分をガンマンだと勘違いしておりますが、実際はこちらが没デザインである。

「クソォ、何がなんだってんだ!」

そこでガンマンの視界にビーストマンが映る。

「このド下等がー!」
「ぐあっ」

何がなんなのかさっぱりわかっていないビーストマンはガンマン(没デザイン)の張り手を喰らう。

「ああん!てめえデリートしてやるぜ!」

ネオWWWとして悪事をしているビーストマンは目の前の敵を消すことに関して躊躇いといった感情など持ち合わせていなかった。

「消えろおおおおお」

ビーストマンは吠えながらクローでガンマン(没デザイン)の身体を抉ろうと切り裂く。

「シャバー」

ガンマン(没デザイン)は未来を見通したかの様な動きでそのクロー攻撃を避ける。
そこから足蹴りにクロー攻撃と繋げるが全て避けられてしまう。
没デザインと腐っても一応は未来予知の出来る真眼のおかげでビーストマンの動きや動作が視えているのであった。

「くそお!?なんなんだこいつ!?」
「もう終わりかド下等が!」

全く会話成り立たない2人。
ガンマン(没デザイン)がやや有利で試合を進めていた時であった。

「テハハハハハハハハハ!!!」

ガンマン(没デザイン)にとって聞き慣れた声が耳に届く。


65 : 理解不能 ◆E39m/9K3xY :2017/07/07(金) 21:21:02 L/7UtBdw0

「なんだ?賑やかではないか!?」

シュタ、と着地をしたのは全身が緩衝材の様な物に覆われた人物であった。

「おお!伍式のペインマンではないか!」
「テハハハハハ!そういうお前は……誰だ?」

ガンマンらしき声がしたので近寄ったペインマンであったがそこにあったのはガンマンのコスプレでもしたかの様な変な人であった。

「何億年も一緒にあやつの元におって私の顔を忘れたかペインマン」
「忘れた以前に知らぬわ」
「……何がどうなってんだ?」

3人皆何が起きているのか理解していなかった……。



【6時半頃/青森県】
【ガンマン(没デザイン)@キン肉マン】
【状態:健康】
【時系列:スニゲーターと会って存在を消される直前】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:ワクチンマン及び下等超人の粛清。
2:特にガンマン(没デザイン)(名簿のガンマン)とガガガガンマンは絶対に消す。
3:ペインマンと話す。
※自分をガンマン@キン肉マンだと思っています。
※ビーストマン@ロックマンエグゼSTREAMについては特に眼中にありません。


【ペインマン@キン肉マン】
【状態:健康】
【時系列:不明】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:ガンマンらしき人物と話す。
※ビーストマン@ロックマンエグゼSTREAMについては特に眼中にありません。


【ビーストマン@ロックマンエグゼSTREAM】
【状態:健康】
【時系列:ネオWWWとして活動している以降】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:ガンマンをデリートする。
2:ネオWWWの仲間であるフラッシュマン、デザートマン、ビデオマンと合流。


66 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/07(金) 21:23:04 L/7UtBdw0
投下終了します
番犬マン(村田版)、プラネットマン、書き手枠でシングマン(キン肉マン)とテジナーマン(村田版)で予約します


67 : 名無しさん :2017/07/08(土) 13:39:05 xKK9Ojqo0
投下乙です。
こっちも理解不能だわw
ガンマン(没デザイン)が何気に強くてムカつくww


68 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/08(土) 21:52:16 8DAokVCU0
投下します


69 : 宇宙地獄と完璧超人始祖㭭式との邂逅 ◆E39m/9K3xY :2017/07/08(土) 21:54:32 8DAokVCU0
S級ヒーロー番犬マンは見張りをしていた。
Q市がどこなのかわからないのでとりあえず上野の西郷隆盛像周辺に陣取っていた。

(なんかフリスビー飛んできたな)

ガロウの攻撃を犬の仕草で避けるが如く犬の動作でそのフリスビーを口で咥える為に飛び上がり喰いつく。
――しかし……。

グシャ。

そのフリスビーは番犬マンの口を切り裂き、身体を真っ二つにした。
ガロウから化け物と称された番犬マンはこんなにもあっさり死んでしまった……。
でも番犬マンが口でキャッチしなくても結果は変わらなかっただろう。
何故ならこれはフリスビーなどではなく、相手をどこまでも追尾する効果を持ちながら首をも簡単に切断にする程の威力を持った武器『プラネットリング』なのだから。


【番犬マン@ワンパンマン(村田雄介版) 死亡】


「他愛ない」

プラネットマンは番犬マンの死体を見下ろしながらプラネットリングを収納する。
このキン肉マン本編においてプラネットリングによる首切断の数少ない被害者であるのは加害者であるプラネットマン本人である(他の被害者は墓守鬼2人)。
プラネットマンの代名詞であるプラネットリングだが、何故かサイコマン戦では使用されなかったプラネットリング(リングストーンは使用された)。
墓守鬼戦でもプラネットマンはそういえば変な扱い方をしていた。
キン肉マン戦では投擲してプラネットリングを扱っていたのに対し、墓守鬼では投げた方が早いし楽だろうにわざわざ剣の様に直接刺して扱っていた。
ここで考えられる事はまさかプラネットリングの欠点である持ち主にも被弾するという弱点を克服出来なかったんじゃないの?というなんとも情けない説が挙がる。
平悪魔のアトランティスを見習えと言わざるを得ない。

だが、この場合自分に被弾することを無さそうと判断しプラネットリングを投擲し早速1人獲物を倒せたので結果オーライだ。

「にしてもまさかアシュラマンが完璧超人に寝返るとはな……」

ワクチンマンの惨劇のモニターでプラネットマンはアシュラマンが敵陣営にいることを見抜いていたのだ。

「正義に裏切ったり悪魔に戻ったり……。だから血盟軍は信用ならねえぜ」

特に出戻りのバッファローマンだ。
毎回キン肉マンとの味方であるにも関わらず敵対する立ち位置にいる。
あいつは黄金のマスク編では悪魔側に付いたくせに正義に裏切る。
タッグトーナメント編ではキン肉マンと敵対してモンゴルマンと2000万パワーズを結成する(アシュラのせい)。
王位サバイバルマッチ編でもまたキン肉マンとは敵対してソルジャーチーム通称超人血盟軍のメンバーに。
こないだまでの始祖編では完全に悪魔側と毎回毎回キン肉マンとは敵対ばっかりしてあいつは何がしたいんだとプラネットマンは呆れていた。
新シリーズの大魔王サタン編でも悪魔超人らしいしね。


70 : 宇宙地獄と完璧超人始祖㭭式との邂逅 ◆E39m/9K3xY :2017/07/08(土) 21:55:32 8DAokVCU0

「だが俺はこないだ死んだ筈だ……。将軍様が超人墓場を崩壊させたのに何故俺は復活している?」

ロビンマスクも死んだままサタン編に突入してしまった。
これではII世に繋がらない。
では超人墓場は復活するの?
II世の超人って全然復活しないけどやっぱり超人墓場はもう崩壊しているのは確定なのだろうか……。

「わけがわからねえが考えても仕方ねえ!まずは生き残ってみせるぜ!この世界は俺達悪魔超人のものなんだ!」

プラネットマンの行動方針が決まりこれから動こう、そう考えた時彼に異変が起こる。

「……ん?」

何かに引き寄せられる感触。
つい最近自分はこれに似た体験をした。
なんだったそれは?
考えた結果、それはプラネットマンが驚愕する事実であった。

「これはまさかマグネットパワー……!?」

身体の木星部分が大きな力によって引き寄せられる。

「パ、完璧超人か……」

サイコマンの笑みが脳内に浮かびながらプラネットマンはその磁石の力に引き寄せられるのであった。





プラネットマンの予想通り完璧超人が上野周辺に配置されていた。
しかも悪魔将軍と同格とされる完璧超人始祖・㭭式シングマンである。
これはやばい。
サイコマン相手に簡単にあしらわれてしまった経験があるプラネットマンにとっては非常に悪い組み合わせだ。

「ギラ?」

シングマンの身体は見た目通り金属である。
その全身が大きな磁力に引き寄せられる。
シングマンの脳内に数億年前の記憶が蘇る。
あやつと始祖に大きな溝が出来た忌まわしい力。

「マ、マグネットパワー……」

サイコマンの笑みが脳内に浮かびながらシングマンはその磁石の力に引き寄せられるのであった。





71 : 宇宙地獄と完璧超人始祖㭭式との邂逅 ◆E39m/9K3xY :2017/07/08(土) 21:55:54 8DAokVCU0


「くう……、身体が重い……」

テジナーマンはガロウからボッコボコにのされて眼が覚ますとこのバトルロワイアルに巻き込まれていた。
既に身体は傷だらけ。
生き残るには圧倒的に不利である。

「この名簿、スマイルマンと番犬マンというヒーロー協会でも実力者が揃っているな。なら合流するのが得策」

おそらくあのワクチンマンは災害レベル竜相当と言っても過言ではない。
ヒーローの頭数は揃えたいところだ。

「しかし武器の1つも無いとはな……」

支給されたのは小さなチョコレート1粒のみ。
これでは腹の足しにもならない。

「でも食料だってあるかわからないしこのまま呑気に歩いていたら奪い合いになるかもしれない」

割と正論なことを言うテジナーマン。
誰かに取られるくらいなら今すぐ食べてしまおうと口の中に放り込む。

「うむ、甘いな」

ごく普通のチョコレートの甘さが口に広がる。
ごくんと飲み込み口内にチョコレートの味が消える。

「では一般人の保護とスマイルマンと番犬マンと合流だ!」

あてもなく足を進める。
数分した時、テジナーマンの眼には異様な光景が広がる。

「うわあああああ」

怪人なのだろうか、明らかに人間では無い者が宙に浮かんでいた。
しかも自分の意思ではなく誰かに操られているかの様だ。

「……ってなんでこっちに向かってきてるんだ!?」

不自然なまでにテジナーマンから一直線に向かっているのだ。

「ひいいいいい、くるなああああああ」

恥もプライドも捨てて走りだすテジナーマン。
しかし宙に浮いている者の方が勢いがあり、テジナーマンの走りの速度では適わなかった。

「どけえ人間!」

宙に浮かんでいたプラネットマンはテジナーマンに呼びかける。
しかし距離が取れないし逸れない。
何故ならテジナーマンがこの磁力の発生源であったのだから。
当然避けられる筈もない。
プラネットマンの420キロという重さがテジナーマンの人間の身体で体当たりされるかの如く引き寄せられる。

「がはっ」

そのプラネットマンと衝突した威力でテジナーマンは絶命してしまった。


【テジナーマン@ワンパンマン(村田雄介版) 死亡】


72 : 宇宙地獄と完璧超人始祖㭭式との邂逅 ◆E39m/9K3xY :2017/07/08(土) 21:56:18 8DAokVCU0


テジナーマンは大きな磁石になっていた。
その原因は一体なんだったのか?
金田一少年やコナンでいうところの解決編である。
答えはテジナーマンが口にしたチョコレートが原因である。
このチョコはウイングマンに登場するドクター・ヴィムという激カワ敵幹部が開発した磁石チョコである。
食べた者は磁力人間となり鉄という鉄を引き付ける効力を持っている。
この磁力がマグネットパワーらしき力となりテジナーマンにプラネットマンを引き寄せる原因になってしまったのだ。
食べ物の奪い合いになると踏んでチョコレートを口にしたテジナーマンであったが、それが仇となってしまい自分の命を落とす結果になってしまう。

「クソォ、離れねえ」

木星部分にテジナーマンの死体がくっ付いて離れない。
これでは重石になってしまいプラネットマン得意のスピードを生かしたテクニックが疲労出来なくなってしまう(何故ニンジャを差し置いてスピード担当なんだ?)。
そこに不幸が重なる。

「ギラギラー」

同じく全身が金属で構成された完璧超人始祖であるシングマンまでもがテジナーマンに吸い寄せられる。
シングマンがぶつかったおかげで既にテジナーマンの遺体はミンチになってしまい原型がない。
しかしその原型のない遺体から両者共離れられなくなってしまいプラネットマンもシングマンもお互いくっ付いたまま身動きが取れなくなってしまう。

「カカ、お前超人だな」

なんとなく無言が気まずくなったプラネットマンはシングマンに話しかける。
この2人は面識がないのだ。

「いかにも。私は完璧超人始祖・㭭式シングマンだ」
「始祖だあ?カーカカカカ、俺の獲物だ」
「何?」
「俺は将軍様の命の元始祖の命を奪いにきた悪魔6騎士宇宙地獄のプラネットマンだ!」

宇宙の素材で構成されたシングマンと宇宙を統括するプラネットマンの対決という夢の様なカードが実現された!
……が。

「うごけねえ……」
「ギラギラ……」

移動するにしてもテジナーマンの死体を挟みながら同じ方向にしか動けないという間抜けな図がそこにはあった。
悪魔騎士も始祖の名もなんとも情けない肩書きでしかなく見えなくなる。

「まずは協力してこの状況を打破しようぜ」
「ギラギラ」

一時休戦となりこの状況を改善させることが優先になるのであった……。



【6時半頃/東京都】
【プラネットマン@キン肉マン】
【状態:健康、テジナーマンの死体とシングマンから離れられない】
【時系列:サイコマンに敗北した後】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:この状況をどうにかする。
2:始祖のシングマンを倒す。
※テジナーマンが磁力人間でありそこから離れることが出来ません。


【シングマン@キン肉マン】
【状態:健康、テジナーマンの死体とプラネットマンから離れられない】
【時系列:不明】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:この状況をどうにかする。
2:悪魔騎士のプラネットマンを倒す。
※テジナーマンが磁力人間でありそこから離れることが出来ません。


73 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/08(土) 21:57:44 8DAokVCU0
投下終了します
始祖勢が何をしたいのかまったくわかりません


天津飯と戦った栽培マンで予約します


74 : 名無しさん :2017/07/09(日) 18:08:33 10FiySHo0
番犬マン嫌いなの?


75 : ◆NIKUcB1AGw :2017/07/10(月) 20:52:01 u62GwhtQ0
投下乙です
この状況をどうすればいいんだw


ガンマン、書き手枠でザ・ターボマン@キン肉マン
ゲリラ投下します


76 : 名前が似てるくらいはよくある ◆NIKUcB1AGw :2017/07/10(月) 20:52:59 u62GwhtQ0
「シャババババ!!」

場所は東京タワーの真下。
ガンマンは、いつものように笑っていた。

「この殺し合いに私が参加させられているということは、あやつの代行者として弱小超人を間引けということだな!
 もう数えるのも面倒なほどの時を、超人墓場で過ごしてきたが……。
 久々に暴れられるというものよ!」

ガンマンは、割とポジティブであった。
しかしそんな彼にも、気になることがあった。

「それにしても……名簿に載っているこのガンマン(没デザイン)というのはなんだ?」

たとえば「ガンマン(偽)」などだったら、不届き千万ではあるが意味はわかる。
だが、「(没デザイン)」である。
いったい、どこで何が没になったというのか。

「気になる……。本人を探して、聞いてみるか。
 むろん、私の名を騙っている不届き者なら粛正するがな」

とりあえずの結論を出し、ガンマンは手にしていた名簿をしまう。

「ではさっそく、戦う相手を探しに……」
「そこの貴様! 超人だな? 俺と勝負しろ!」

そこへ、新たな超人が現れた。黒いボディーが特徴的な、機械超人である。

「ほう、相手を探す手間が省けたわ。ん? 貴様は……たしか、無量大数軍のターボメンではないか。
 なぜこの戦いに参加している。貴様はマンではなくメンだろう」
「何をわけのわからないことを言っている。俺はターボメンではなくザ・ターボマン!
 誇り高き完璧超人よ!」

そう、ここにいるのはターボメンではなくターボマン。
地球に侵攻する予定だった、ネプチューンキングの1000人の弟子の一人である。
なお究極の超人タッグ編の描写では彼もネプチューンマンを復活させた超人の一人となっているが、初代の描写と矛盾するのでここでは初代準拠で考えていただきたい。
そう、ここにいるターボマンは完璧超人の下っ端にすぎない。
よって完璧始祖であるガンマンの顔も知らないし、そもそも完璧始祖の存在そのものを知らない。
自分が完璧超人の首領だとホラを吹いていたネプチューンキングが、弟子に始祖の存在を教えるとも思えないし。

「むう、他人の空似か……? しかし、名前も似ているというのは……。
 まあ、そんなことを考えていても仕方ない。
 貴様も完璧超人だというのなら、その実力を試してやろう!」

ガンマンがパチンと指を鳴らすと、地響きと共に地中からリングが出現した。
何せキン肉マン世界では、自販機と同じくらいの密度でリングが設置されているとされている。
しかもこの東京タワー前は、原作でもキン肉マン対ステカセキングの一戦が行われている場所である。
リングがない方がおかしいというものだ。
ついでに言うとターボマンのそっくりさんであるターボメンはステカセキングと対戦しているため、
彼にとっては因縁があるようなないような微妙な場所である。


77 : 名前が似てるくらいはよくある ◆NIKUcB1AGw :2017/07/10(月) 20:54:25 u62GwhtQ0

「ゴングを鳴らすやつもおらんし、さっさと始めようか。さあ、さっさとかかってくるがいい!」

余裕綽々で、攻撃を待ち構えるガンマン。
一方、ターボマンは初手から猪突猛進につっこむ。

「ターボ・タックル!」

いきなりの大技で勝負に出るターボマン。
しかし……。

「ぬるいわ!」

彼の渾身の体当たりは、ガンマンに腕一本で止められてしまう。
何せターボマンの超人強度は、たった60万パワー。
何らかの補正でも乗っていなければ、始祖であるガンマンに太刀打ちできるはずがない。

「そんな……。俺の全力が……」
「全力? 全力を出してこの程度だというのか?
 なんという堕落……。超人墓場で修行をやり直してこい!」

ガンマンは強引にターボマンの体を空中に放り投げ、2本の角を開く。
そしてターボマンが落ちてくるのを見計らい、その角を閉じた。

「エルクホルン・シザース!」
「ぐげえーっ!」

角に挟まれたターボマンは、なすすべもなく胴体を両断される。
いかに機械超人といえど、これだけの損傷を受けてはもはやおしまいだ。

「ネプチューン……キング様……」

最後に師の名前を呟き、ターボマンは事切れた。

「まったく、曲がりなりにも完璧超人の一員である者がこの体たらくとは……。
 やはり今の超人界は堕落している……。粛正だ!」

敗者の亡骸には目もくれず、ガンマンは叫ぶ。
彼を突き動かすのは、ただひとつ。ザ・マンへの盲信だった。


【ザ・ターボマン@キン肉マン 死亡】

【6時半/東京都】
【ガンマン@キン肉マン】
【状態:健康】
【時系列:完璧超人始祖編開始前】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:全ての参加者を粛正する
2:ガンマン(没デザイン)の正体が知りたい


78 : ◆NIKUcB1AGw :2017/07/10(月) 20:55:25 u62GwhtQ0
投下終了です


79 : <削除> :<削除>
<削除>


80 : 名無しさん :2017/07/10(月) 21:48:21 CRGVjnyI0
投下乙です。
深く考えずに勝負したターボマン哀れ。
当たり前のように出てきたリングに草。
ガンマンよ没デザイン共々、この異様な現実について少しは考えた方がいいと思うぞw


81 : ◆MoyrepToUg :2017/07/13(木) 00:36:50 swGEk4QY0
皆様投下乙です。
書き手枠で結城丈二(ライダーマン)@仮面ライダーSPIRITS、バイクマン@キン肉マン
ゲリラ投下します。


82 : ◆MoyrepToUg :2017/07/13(木) 00:37:37 swGEk4QY0

『マン』と名の付く者以外が無残にも殺されつくした日本は東北六県のひとつ、岩手県。
その街中に一人の男が立っていた。

彼は超人か? いや、違う。
ではネットナビか? もっと違う。
では芸人か? お呼びではない。
彼は紛れもなく人間であった。
だが彼はただの人間ではなかった。


彼の名は結城丈二。
もう一つの名を、仮面ライダー4号・ライダーマン。
かつて数多の悪の組織から人間の自由を守るため戦った、伝説の10人ライダーの一人である。


「……あのワクチンマンと名乗る男、バダンの怪人ではないようだが、このような悪魔の所業を行う以上
 悪意ある存在である事は間違いないようだ。地球の意志だの儀式だのザ・マンの称号だの、わからない
 事は山ほどあるが……今は考えている場合ではない!」

○○マンと呼ばれる存在以外が全て殺害された。
にわかには信じられない話だった。
これまで相手にしてきた悪の組織でもそこまでの大量虐殺はしなかったというのに、一体何のために
このような馬鹿げた殺し合いを開催したというのだ。
もしそれが本当ならば他の仮面ライダー達どころか、人類もほぼ全滅していることになる。
絶望としか言いようがない状況だった。
普通だったら心が折れるか自棄を起こして殺し合いに乗るかの二択を選んでしまっているだろう。

だが彼は、結城丈二は違った。
たとえ全ての人間が殺されたのだとしても、やるべき事はひとつ。
ワクチンマンと、恐らくいるであろう黒幕を倒す。
それが人間の自由を守る戦士、仮面ライダーとしての使命である。
折しも彼は神にも匹敵する存在であるバダンの大首領JUDOと今しがた虚無の牢獄で相討ち同然の
特攻をしてきた所。
今更この程度の事で足を止めたりはしなかった。
まずは殺し合いに反抗する心を持った仲間を探し、彼らを打倒する方法を探すべきか―――
そう結城が思った時である。


「おいそこの人間、貴様もこの戦いに参加する一人か?」


呼びかけられ、振り返った結城の目の前に現れたのは――――
何やらモーターバイクと人間が合体したかのような異形の存在だった。


83 : ハローライダーマン!爆走バイクに気を付けろ! ◆MoyrepToUg :2017/07/13(木) 00:38:53 swGEk4QY0


「何だ、お前は!?」
「オレの名は技巧チームの中堅たる超人バイクマン。あのワクチンマンなどというふざけた超人を叩きのめす
 ために奴らの居場所を探している所よ!!」
「……バイクマンと言ったか。どうやら組織の改造人間ではなさそうだが、お前はこの殺し合いには乗って
 いないというのか?」
「当然だ! 奇襲を受けて縛り上げられていたと思っていたらいつの間にかこんな訳の分からん殺し合いを
 おっぱじめるとは、ザ・マンの称号だか何だか知らんが許せん! このオレがぶち殺してくれるわーっ!!」

バイクマンは怒っていた。
これ以上ないくらい激怒していた。
何せキン肉マンゼブラから30億超人ドルで雇われ、キン肉星王位争奪サバイバルマッチにおいてキン肉マン
チームとの試合の為に姫路城に入場しようとした矢先に何者かに背後から奇襲を受け、そのまま物置の中に
鎖でつながれてしまうという醜態を晒してしまったのだ。
しかもその間にこのザ・マンの称号争奪バトルロワイアルなどという謎の闘いが勃発してしまい、試合自体
がうやむやのまま終わってしまったのだ。
果たしてリーダーであるキン肉マンゼブラは無事だろうか。
マンと名の付く者以外が殺されたらしいのでおそらくパルテノンは殺されただろう。
自身の電池担当であるモーターマンは大丈夫だろうが、ザ・マンリキは微妙な所である。
なんかの間違いで生きてるかもしれないが。
全員名簿に名前は載っていなかったがどこかにいる可能性はあるので、とりあえず彼らを探しながらあの
ワクチンマン達の拠点を探していたのだったが、何の手がかりもないため正直雲をつかむような思いだった。
で、そんなこんなで結城とバッタリ出会ってしまったのだった。


「ひとまず落ち着けバイクマン。お前があのワクチンマンと敵対するつもりがあるのは分かったが、お前
 一人であの男を倒せる算段はあるのか? 相手は一瞬で日本中の俺達以外の存在を殲滅してしまうほどの
 力を持った存在。まともにぶつかって勝てる相手ではないのは明白だ」
「グムーッ……それはわかっている。故にオレは生き残ったゼブラチームの仲間達を探している最中なの
 だが……」
「ならば話は早い。バイクマン、俺を仲間に加えてはくれんだろうか?」
「お前をだと?」
「ああ、俺はかつてはある組織の科学者として活動していた事があるからな。頭脳が必要な仕事にぶち
 当たった時には役に立てるつもりだ」
「フッ、何を言い出すかと思えば馬鹿な事を。オレ達超人ならともかく、ただのひ弱な人間のお前がこの
 戦いでまともに生き残れる気か? フィニッシュホールドの巻き添えになって死ぬのがオチだぜ!」

目の前の男が力になれるとは思えず、バイクマンは彼の申し出を鼻で笑った。
かつて人間だったジェロニモが悪魔騎士サンシャインを倒すという大金星を挙げた事があるが、そんな人間
がこの世に二人といるとは思えない。
だが、そんなけんもほろろな態度を取られても結城は動じなかった。

「そうか、ならばお前に実力さえ見せれば問題ない、と言う事だな?」
「何?」

そう言って結城が取り出したのは、何やら触角のようなパーツが付いた青いヘルメット。

「ヤァーッ!!」

そして掛け声とともにヘルメットをかぶった瞬間、そこにはすでに人間・結城丈二の姿はなかった。
そこにいたのはレジェンドライダーの一人・ライダーマン!!


84 : ハローライダーマン!爆走バイクに気を付けろ! ◆MoyrepToUg :2017/07/13(木) 00:39:53 swGEk4QY0


「ゲェーッ、変身しただと!」
「来いバイクマン、俺が本当に役に立たないかどうか確かめてみろ!」
「面白い、ならば試してやろうではないか!」

ファイティングポーズを取るライダーマンに向けて、バイクマンはエンジンを吹かして猛然と体当たりを
仕掛けた。

「マッドマックス・アタック――ッ!!」

その体当たりを受け、哀れライダーマンは吹き飛ばされ死に絶える――――
などという事は起きなかった。

「ヤァッ!」
「何ぃッ!?」

ジャンプ一閃、ライダーマンは体当たりを華麗に避け、バイクマンの背後を取った。
そして右腕のアタッチメントアームを即座に変形させる。

「ロープアーム!」
「うおおーっ!?」

瓢箪型のアームから伸びるロープがあっという間にバイクマンの首に絡みつき、そのまま投げ飛ばされて
地面に叩きつけられた。
その衝撃たるや、超人であるはずのバイクマンも唸るほどのダメージを与えられるほどであった。



ご存知の方も多いと思うが、ライダーマンは他の仮面ライダーと違い、純粋な改造人間ではない。
彼が改造されたのはデストロンのヨロイ元帥に溶かされた右腕のみで、残りは強化スーツで補っている。
ではライダーマンは弱いのか?
答えはNOである。
確かにV3本編において何かと怪人相手に劣勢になる事も多かった彼ではあるが、その後の客演ではネオ
ショッカー戦車の砲塔を飛び蹴り一発で破壊するわ、バダン怪人トカゲロイドをたった一人で粉砕するわと
明らかに強さに磨きがかかっている。
別の世界線では再生したグリードの幹部メズールや仮面ライダーオーズをロープアーム一発で叩きのめす
という恐ろしい戦闘力を見せるほど。
しかもこのライダーマンはSPIRITS仕様ということもあり、総合的な戦闘力に関しては普通に他のライダー
とタメをはれるレベルである。
長きにわたる戦いにおける経験の蓄積は伊達ではないのだ。



受けたダメージから回復し、ゆっくりと起き上がるバイクマン。
それを迎え撃たんと、身構えるライダーマン。
だが立ち上がったバイクマンから出た言葉は抗戦の意思ではなかった。

「フフフ、やるではないか人間よ。先ほどの発言は取り消そう。まさかジェロニモのような逸材がこんな所
 にいるとは思わなかったぞ」
「分かってもらえたのならば何よりだが、これで俺を仲間に加えてくれる気になってくれたか?」
「いいだろう。貴様の自慢の頭脳とやら、このオレに貸してもらおうではないか。ところで人間よ、貴様
 名は何という?」
「結城丈二。もう一つの名を、ライダーマン!」
「ライダーマンか。何やらお前の名前には親しみを感じるぜ」

実はジャンプ本誌掲載時にはバイクマンはライダーマンと書かれていた事もあるのだが、その事は今は脇に
置いておく。

「さて、これからどうするかだが……」
「まずはこのまま南下して関東まで行ってみるとしよう。ゼブラ様達ももしやしたら姫路城方面に残って
 いる可能性もありうるからな。そしてその為には――――」

そう言うとバイクマンは二対のタイヤを取り出し、自らの身体を変形させる。
数秒後、あっという間にその姿をバイクのように変身させてしまった。
その姿を見たライダーマンは、何故か脳裏にザ●ーガーだのオートバ●ンだのア●セルだのレー●ーだの
いくつもの名前が浮かんだが、今は関係ないので脳内から速攻で消し去った。

「なるほど……まさにバイクマンと名乗るにふさわしい能力だな。だがこれは……」
「乗るがいいライダーマン。このまま徒歩で日本を縦断するとなれば時間が無駄になるだろう……それに
 『ライダー』には『バイク』が無ければ締まらんだろう?」
「フッ……確かにな」

愛車であるライダーマンマシンが手元にない以上、正直ありがたい申し出だった。
そしてライダーマンはバイクマンの身体にまたがり、一路関東へとその車輪を向かわせるのだった。



【6時頃/岩手県】
【結城丈二(ライダーマン)@仮面ライダーSPIRITS】
【状態:健康、ライダーマンに変身中】
【時系列:新ライスピ15巻66話での大首領と牢獄での戦い終了後】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:主催者を倒す。
2:バイクマンと共にまずは仲間を探す。
3:ところで超人とは何なのだ?


【バイクマン@キン肉マン】
【状態:ダメージ(軽微)、バイク形態】
【時系列:姫路城に入る前にラーメンマンにのされて物置に縛られていた頃】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:主催者どもをすべて倒す。
2:ライダーマンと共に仲間を探す(ゼブラチームの仲間優先)
3:給油と充電の手段を確保しておきたい。


85 : ◆MoyrepToUg :2017/07/13(木) 00:40:30 swGEk4QY0
投下終了です。


86 : 名無しさん :2017/07/13(木) 06:23:46 m.cd3rfs0
投下乙です
これは盲点だったなあ、搭乗が意外としっくりとしているようでなんか悔しい
悪行よりのゼブラチームのバイクマンもマン付け以外皆殺しは、さすがに頭に来たようで安心やら意外やら
他の5王子チームの面々がどうなってるかも含め楽しみです


87 : 名無しさん :2017/07/13(木) 21:25:45 U1ZPhCRo0
投下乙です!
ライダーマンの持ち味が存分に出ていてすごいなあ
バイクマンもいい味出してる


88 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/13(木) 21:26:35 SSbJF51I0
私は名簿を見るとわかる様に出番の少ないキャラや出オチキャラ、単純にかっこいいキャラが好きです
番犬マンとか駆動騎士とか単純に出番が無いキャラはおいしいと考える思考なので嫌いというわけではありません
テリーマン絡みで線路の上で番犬マンを拾う話とかも考えましたが単純に出番の多いテリーはいいかなって思ったので後回しになりました
こないだのキン肉マンの人気投票では4戦1勝3敗3死の超人と元人間のアイドル超人と5人の王子の中で最強と私が長年信じ続けるカナダ出身の超人に投票しました
II世ではザ・コンステレーションとかスペシャルマンJRとか好きですね

嫌いなキャラはゴッズの遊星に電撃プレイをした看守のおっさんとかARC-Vのクイズ野郎とかキン肉マンのミキサー大帝とかのネタにもならない不快なキャラが嫌いなキャラです
変な誤解を招いてしまったことをここに謝罪します



投下乙です
名前が似ているくらいはよくある
数コマしか出番のないキャラですら登場してしまうのが最高に恐ろしいですね
特に立ち位置のコロコロ変わるターボマンとはなかなかコアです
キン肉マンがキン肉星に帰る際のギャラリーにも映ってましたね(ターボメンが敵情視察に来ていた説もある為ターボマンではない可能性もある)
本家ガンマンは強すぎますね、ネタキャラなのに強すぎるとかおいしすぎますね


ハローライダーマン!爆走バイクに気を付けろ!
こちらはライダーマン繋がりですね
バイクマンの思考に驚かされました
ライダーマンも昭和ライダーの中では好きなので頑張ってもらいたいですね!


長文になりましたが私も投下します


89 : 種が芽吹いた日 ◆E39m/9K3xY :2017/07/13(木) 21:59:25 SSbJF51I0
「ギー!ギー!ギー!」

マンの付いた者以外全員が死んだ世界で大声を挙げながら喜んでいたのは天津飯と戦った栽培マンであった。
嬉しい時、みんなはどんな気分になるのだろう。
この栽培マンのテンションはMAXであった。
J-POPで表すならばmihimaru GTの気分上々↑↑といったテンションである。
我々デュエリスト諸君ならばあふれる感情がとまらない、これに尽きる。
mihimaru GTと遊戯王を話題に出しておいてマスターピースが出ないのもどうかと思うがとりあえず活動が再開される日を祈りつづけている。
ZEXALもなんやかんや序盤は展開も遅く、バイクに乗ってデュエルしないことに不満もあったが今となっては尺が足りないだろと嘆く程に好きになったものだ。
ドラゴンボールとZEXALじゃ世代が違うものだが、改での栽培マンの時期と照らし合わせるとどちらも2011年なのでセーフである。

「ギー!ギギギギギギ」

マン以外の者が存在しない。
つまり自分を奴隷の如く扱う筋肉馬鹿(プライバシーによる為の匿名)とM字ハゲ王子(プライバシーによる為の匿名)の支配から免れたということだ。
もうあいつらに命令されて命を捨てることもないのだ。

「ギー、ギー!」

『あんな弱虫野郎(プライバシーによる為の匿名)と力は互角とか舐めたこと言いやがって!』と国民的アニメの主人公の兄貴と比べられていることにうんざりしていたのだ。

「ギー!」

『俺の方がラディッツ(笑)より強いっての!』と栽培マンは咎める相手も居ないのでもう周りの環境に対する悪口の嵐が続く。

「ギー!」

しかも栽培マンには支給品が配られていた。
これすなわちワクチンマンは自分を1人の人物として見てくれているのだ。
しかも名簿でもわざわざ『栽培マン』ではなく『天津飯と戦った栽培マン』とわざわざ数体いるなかの自分をご指名している。
なんと嬉しいことだ。
ラーメンマン(誰かは知らないが……)とかE・HEROスパークマン(誰かは知らないが……)と同じ扱いといっても過言ではない。
ここまでの扱いをしてくれるのならもう1つ高望みして自分自身の名前も欲しいところだ。
栽培マンと言われて仲間全員が振り返る個体の名前ではない。
ベジータ、ナッパと言ったサイヤ人という呼び名ではなく個人を指す特別なものが欲しい。

「ギー!」

そうだ、自分は『SAI』と名乗ろう。
栽培マンのサイではないペイントツールも関係無い、才能のサイ――すなわち『SAI』。
誰でもない、自分はSAIなのだ!
栽培マン・SAI、そう名乗ろう(名前から栽培マンを消すと粛清される恐れがある為)。

こうして天津飯と戦った栽培マン改め『栽培マン・SAI』と命名した。





90 : 種が芽吹いた日 ◆E39m/9K3xY :2017/07/13(木) 21:59:56 SSbJF51I0


SAIは支給品の物を凝視する。

「ギー?」

『種?』と首を傾げる。
なじみ深いなんて物ではない。
自分も元々種なのであったから。
もしかしたらピーマンでも生えてくるかもしれないと種を植える。
すると……。

「ギー!!」

SAIの植えた種はウイングマンに登場したシードマンの種であった。
わからない人の為に説明すると、この種を土に植えるとシードマンという怪物が産まれる。
原作では数体しか出番は無いが(そもそも土に植えられる描写が1回しかない)、アニメ版では特撮の怪人の如くゲスト敵キャラみたいな扱いで現れる(キカイダーでいうところのグレイサイキングとかグリーンマンティスとかそういう感じ)。
当然それがいま、SAIが土に植えたのだから怪物が産まれる。

「ギー……!?」

SAIは驚いた。
怪物にでは無い。

「ギー!(こいつは俺達と同じじゃねーか!)」

シードマンの原理が栽培マンと瓜二つであった。
同じ集英社であり週刊少年ジャンプ連載だ。

「グワアア」

シードマンが爪でSAIを切り裂こうと手を振りかざす。

「ギー」

しかしSAIは落ち着いた表情でシードマンの攻撃を素手で食い止める。
忘れられがちだが力はラディッツ並みなのだ。

「グァオオオオ!ガアアアアア!グオオオオオ!(チクシュウ!なんでお前も俺と同類の癖に俺は支給品扱いでお前は参加者扱いなんだよ!消したる!)」
「ギー……」

SAIの脳内でシードマンの言葉が回る。
個と認識されない寂しさ、雑魚扱いされる不甲斐なさ。
全部いままでSAIが受けていた扱いそのものであった。
ベジータとナッパの支配から解放されたことで忘れかけていた過去。
遊戯王GXの万丈目サンダーが発言したこのセリフ『下には下がいる』。
まさにシードマンは栽培マンより知名度も含めて下の立場だったのだ。

「グオオオオオオ!(消えろ!)」
「ギー!!!!!ギー!!!!!(カットビングだ!!!!!俺ぇ!!!!!)」

SAIはわざとシードマンの攻撃を胸に受けた。


91 : 種が芽吹いた日 ◆E39m/9K3xY :2017/07/13(木) 22:00:25 SSbJF51I0

「グオ?グオオ……(お前俺より強い筈だろ?なのに何故いま攻撃を……)」

避けようと思えば避けられただろうし、ついさっき攻撃を食い止める力もあった。
なのに何故いま攻撃を受けたのか、SAIの心理がわからない。

「ギー、ギー……。ギー。ギギッー!ギィ!ギー!ギギ!ギッー(すまねえ、俺は浮かれていた……。いまのはその戒めだ。俺はお前を差別なんかしねえ!お前は支給品なんかじゃねえ!俺の仲間だ!お前と俺は同類じゃねえ!たったいまから友達になろう)」
「グオオ?(お前は攻撃してきてきた男を友とでも呼べるのか……?)」
「ギギッー!!(呼べるさ!!)」

シードマンの復讐心という炎が消え失せる。
何故、こんな男に攻撃をしてしまったのか数分前の自分を殴りたくなった。

「ギー?(君の名は?)」
「ガーッ(メレム)」
「ギーッ!ギギ!ギギー!(良い名じゃないか!俺の名はSAIだ!よろしくな相棒!)」
「ガガーッ(お前こそ『ザ・マン』にふさわしき男だ)」
「ギギーッ(よせあい、てれらあ)」

これがSAIとメレムとの出会いであった。
SAIの中ではヤムチャと戦った栽培マンやピッコロと戦った栽培マンなどと同じく仲間の1人としてメレムをカウントしていた。

「グオッ?(SAIはこのロワでの方針は決まっているのか?)」
「ギギ、ギギー。ギギー。ギ、ギ、ギ、ギ、ギ、ギギ……。ギギッー(何もしやしない、対主催もマーダーなんて興味ない。強いて言うなら俺はただこの誰にも縛られない世界で生きていきたい。木草の緑さ、海の蒼さ、雲の白さ、火の紅さ、風の透明さ、それを体感して平和な世界でのんびりとさ……。誰かがこの聖域を犯すならぶっ潰すがそれをしない相手にも平和に生きてもらいたい)」

SAIは空を見上げながら目を閉じる。

「ギギ。ギ。ギー(俺はこれよりこの地をサイサイランドと名付ける。後はこの殺し合いにおいて俺は極力不干渉を貫くことにする。戦いは引退だ)」

京都をサイサイランドと名付け世界が平和である様にSAIはそう願った。


【6時頃/サイサイランド(京都府)】
【天津飯と戦った栽培マン(栽培マン・SAI)@ドラゴンボール】
【状態:ダメージ(軽微)】
【時系列:天津飯に倒された後】
【支給品:無し】
【思考・方針】
1:メレムと共に平和に暮らす。


【シードマン1号・メレム@ウイングマン】
【状態:健康】
【時系列:ウイングマンに敗れた後】
【思考・方針】
1:SAIと共に平和に暮らす。
※天津飯と戦った栽培マンの意思持ち支給品です。
※特徴:指が伸び、目から破壊光線を出す!(単行本より)


92 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/13(木) 22:04:35 SSbJF51I0
投下終了します
ウォーズマン(キン肉マン)、ピッコロにやられた栽培マン、ファイアマンで予約します


93 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/13(木) 23:05:37 SSbJF51I0
とある事情でファイアマンが使えない事に気付いたのでファイアマンからフラッシュマン(エグゼ3)に変更します
舞台は大阪城の予定なのですがファイアマンが技出すと炎上してしまうので


94 : 名無しさん :2017/07/14(金) 00:33:55 KLRaAXvs0
投下乙です
意外な方向に行ったなあ、栽培マン
でも地名を勝手に変えるなよw


95 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/15(土) 13:59:09 2lf9mSjQ0
投下します


96 : ファイティングコンピューター・ウォーズマン ◆E39m/9K3xY :2017/07/15(土) 14:00:59 2lf9mSjQ0
「ギー!ギー!ギー!」

マンの付いた者以外全員が死んだ世界で大声を挙げながら喜んでいたのはピッコロにやられた栽培マンであった。
嬉しい時、みんなはどんな気分になるのだろう。
この栽培マンのテンションはMAXであった。
J-POPで表すならば遠藤正明の戦士よ、起ち上がれ!といったテンションである。
我々デュエリスト諸君ならば魂ドライブ、これに尽きる。
遠藤正明と遊戯王を話題に出しておいてBELIEVE IN NEXUS、明日への道〜Going my way!!〜、Clear Mind、が出ないのもどうかと思うがとりあえずゴッズ後半は燃えソングの嵐過ぎる。
ゴッズもなんやかんや序盤は展開も暗く、バイクに乗ってデュエルしていることに不満もあったが今となってはライディングデュエルも好きになったものだ。
ドラゴンボールとゴッズじゃ世代が違うものだが、改での栽培マンの時期と照らし合わせるとどちらも2011年なのでセーフである。

「ギー!ギギギギギギ」

マン以外の者が存在しない。
つまり自分を奴隷の如く扱う筋肉馬鹿(プライバシーによる為の匿名)とM字ハゲ王子(プライバシーによる為の匿名)の支配から免れたということだ。
もうあいつらに命令されて命を捨てることもないのだ。

「ギー、ギー!」

『あんな弱虫野郎(プライバシーによる為の匿名)と力は互角とか舐めたこと言いやがって!』と国民的アニメの主人公の兄貴と比べられていることにうんざりしていたのだ。

「ギー!」

『俺の方がラディッツ(笑)より強いっての!』と栽培マンは咎める相手も居ないのでもう周りの環境に対する悪口の嵐が続く。

「ギー!」

しかも栽培マンには支給品が配られていた。
これすなわちワクチンマンは自分を1人の人物として見てくれているのだ。
しかも名簿でもわざわざ『栽培マン』ではなく『ピッコロにやられた栽培マン』とわざわざ数体いるなかの自分をご指名している。
なんと嬉しいことだ。
モンゴルマン(誰かは知らないが……)とかE・HEROエアーマン(誰かは知らないが……)と同じ扱いといっても過言ではない。
ここまでの扱いをしてくれるのならもう1つ高望みして自分自身の名前も欲しいところだ。
栽培マンと言われて仲間全員が振り返る個体の名前ではない。
ベジータ、ナッパと言ったサイヤ人という呼び名ではなく個人を指す特別なものが欲しい。

「ギー!」

そうだ、自分は『BYE』と名乗ろう。
栽培マンのバイではない両性愛も関係無い、BYEBYE(さよなら)のバイ――すなわち『BYE』。
誰でもない、自分はBYEなのだ!
栽培マン・BYE、そう名乗ろう(名前から栽培マンを消すと粛清される恐れがある為)。

こうしてピッコロにやられた栽培マン改め『栽培マン・BYE』と命名した。





97 : ファイティングコンピューター・ウォーズマン ◆E39m/9K3xY :2017/07/15(土) 14:01:45 2lf9mSjQ0


何故、さよならのバイなのか。
これすなわち自分が栽培マンという集団・個体からのさよならという意味だ。
彼は独立し、栽培マンであることを放棄した。
誰であっても消す、天津飯と戦った栽培マンとヤムチャと戦った栽培マンとも敵対し、優勝することを誓った。
そして、ザ・マンを名乗り自分は晴れて栽培マンという名前とBYREBYE出来るのだ。
ロワを放棄した天津飯と戦った栽培マン、対主催となりヤムチャの敵打ちを狙う栽培マン。
優勝を狙いザ・マンの称号を受け取る栽培マン。
各々が違う思考でのロワでの方針であった。

「ギーッ、ギー(自爆は出来ない、俺は自分の命を投げ捨てるなんてことはありえない)」

ヤムチャと戦った栽培マンとは分かり合えそうにもない、命令されてもあんな命を捨てる行為は愚かとしか言いようがない。
そうなると己の技は溶解液みたいなのしかレパートリーが無い。
後はラディッツに匹敵するパワーだ。
人間であるならお釣りがくるくらいの力であるが、ワクチンマンみたいな奴がうようよしているのを考えると少し心元ない。
BYEは思考を重ねる。
この先生き残るにはどうするべきか?

「ギー!」

ドラゴンボール主人公の孫悟空並みの感想でそんときゃそん時だ!、で着地する。

「ギーッ!」

自分が配置されたのは大阪城であった。
ではこの地をバイバイランド、大阪城をバイバイキャッスルと名付けよう。
自分はこの地では王、この城では将軍だ。
ベジータとナッパに指示されたとはいえ悪魔的行動にも手を染めた。
もう自分は『悪魔将軍』という称号を名乗ってもいいだろう。
『悪魔将軍』などという命名をしたのはおそらく自分が最初で最後であろう。

BYEは1983〜1984年辺りからもうとっくにその名前が浸透していることなど知る筈も無かった。
悪魔将軍の次のボスがネプキン、フェニックスとランクが下がってしまっているのも変な話である。
栽培マンの出典作品ドラゴンボール(原作のみ)で例えるなら魔人ブウが登場してダーブラ、セルとボスが続くという意味であるのだ。
初期ドラゴンボールならマジュニア→桃白白→ドラムという順番に悟空が戦っていくようなもの。
黄金のマスク編でいきなり裏ボスの登場した様なものだ。
作者からも将軍様>フェニックスと断言されている。





98 : ファイティングコンピューター・ウォーズマン ◆E39m/9K3xY :2017/07/15(土) 14:02:11 2lf9mSjQ0


大阪城の最上階。
いや、その名前は廃れバイバイキャッスルと名前が変わった城の最上階。
そこに陣取っているのがBYE。
しかし、この城に侵入者が忍び込んでいたのをBYEは知らない。
その侵入者の名はフラッシュマン。
キン肉マンのジャンプコミックスセレクション(愛蔵版)以降、第20回超人オリンピックの月面往復マラソンで8マンとすり替えられた超人Fマン(フラッシュマン)とはなんの関連性もない。

フラッシュマンは大阪城内をくまなく探索していた。

(何故、俺はこんな現実世界で活動出来ているのか?)

ロワへの参加より彼は不可解な状況に対する好奇心が勝っており、自分のスタンスは保留にし、まずはネット世界への帰還を目指す。
ネット世界には戻れなくても、他の参加者も脱出させるなりこのロワイアルから避難させるなりの役割もある為この地上からの脱出方法の確保は誰かがしないといけない案件だ。
最初にフラッシュマンが確認したのはオペレーターである最古レイのPETと繋がっているかどうかであり残念ながら繋がっている感覚は消失していた。

「む?」

大阪城ホールではリング上に魔法陣、1階はジャングルジムにリングという奇妙な光景を目にしていたフラッシュマン。
そしてこの大阪城2階にてものすごい負の力が溢れていることをキャッチした。
負の力の発生源に足を運ぶと石垣の上にプロレスのリング。
石垣の周りには池らしき水。
その水中から憎悪や執念、執着といったおどろおどろした感覚がフラッシュマンのボディに突き刺さる。

「WWWとして暗躍してきたが一介の人間やネットナビでもここまで嫌な空気はそう感じないぜ」

ウラインターネットすら生ぬるい、恐ろしいものがあるとフラッシュマンは睨む。
それもその筈。
この大阪城2階はジェロニモVSオメガマンの対戦フィールド。
水中内は異世界に通じ超人墓場へと繋がっているのだ。
そんな意味不明な仕掛けを邪悪の神が施したのか、はたまたフェニックスか超人閻魔か運営委員長であるハラボテマッスルが施したのかついぞ明かされることは無かった……。
肉世界での大阪城の清掃時異世界への道すら撤去されたのか、残ったままなのかも未回収である。
最近ハラボテやノック、ミートがウルル(エアーズロック)で履き掃除で清掃していたし、異世界の道もハラボテが清掃したのだろう。
箒で片づけられる程度の物なのだろう。
あんな深い水中があるのだから大阪城の1階天井と2階床の差はどんだけあるのか気になって夜も眠れない。
超人墓場へと続く異世界の道を運営委員会が撤去した流れに落ち着きそうであったが、オメガマンの遺体の如く謎パワーでその異世界の扉が戻ったという体でこの場を進めさせてもらう。
幸い主催者側に超人閻魔本人に地球の意思に魔界のプリンスの3拍子が揃っているし、謎パワーがもう謎パワーではなくなんかの特殊能力みたいな名前がありそうになってくる。


99 : ファイティングコンピューター・ウォーズマン ◆E39m/9K3xY :2017/07/15(土) 14:03:03 2lf9mSjQ0

「中を確認したいが自分でこの中に入りたいとは思わないな……」

ウイルスでも仕掛けられてデリートなんてされては溜まったものではない。
名簿に存在する仲間のビーストマン辺りにでも調べてもらえれば幸いだが……。
水攻撃で固まるデザートマンにそこまで要求する程鬼ではない(名簿のデザートマンはフラッシュマンの知るデザートマンとは別人であることを知らない)。

重要そうな異世界への扉も保留にして3階、4階、そして最上階の5階へ続く階段に足を運ぶ。

(大阪城ホールの魔法陣、1階のジャングルジム、2階の石垣、3階には糸で繋がれた物が並べられた奇妙な場、4階には何も無し……。しかもプロレスのリングもあるしここは何かの儀式城なのか……?)

大阪城と言えばもっと由緒ある歴史的建造物ではないのか、と考えながらカツカツと登りきる。
そして最上階で待っていたのは……。





「ギーッ!」

悪魔将軍なるBAI様の優勝を阻む者と瞬時に決めつけた栽培マンはフラッシュマンに飛び掛かる。
しかしエグゼ3をプレイした者ならわかると思うがフラッシュマンは瞬間移動をしながら行動をするのだ(アニメでは普通に歩く)。
その瞬間移動でBAIの攻撃を避ける。

(この程度簡単に避けられるな)

視界の端に立派なオブジェがあるがどうでも良さそうであるので放置しても問題ないだろうと判断し攻撃に移る。

「ネオンライト」

地にカラフルなライトがジグザグに素早く動きながらBAIに襲いかかる。
それを避けられずBAIはダメージを貰う。

「スパークアーム」

手から光のムチ状になった電撃攻撃にBAIは反応出来なかった。

「ギギギィー」

ビリビリ痺れて身動きが取れなくなるBYE。
そのBYE周辺に電球を2つ生やす。

「フラッシュライト」

電球からダメージはないが敵を大幅に麻痺させる光を発射させる。
この光を浴びたBYEにはもう思考が追い付かない。

「このままデリートしてやろうか」

こんな雑魚ウイルスを蔓延らせても百害あって一利は無さそうだ。
言葉も発せないので情報交換も出来ない。
名簿に載っているのかもわからないので名前もわからない。
スパークアームの構えをした時フラッシュマンの脳裏に浮かんだのは石垣であった。

(情報は訊き出せなくても入って安全なのかどうかの実験の囮で使えなくも無いか?……最悪盾として捨て駒にしてしまえば問題無いか)

WWWにありがちなウイルスをまき散らしてトンズラするよくあるパターンだ(別にWWWに関わらずエグゼの敵役はしょっちゅうしているが……)。


100 : ファイティングコンピューター・ウォーズマン ◆E39m/9K3xY :2017/07/15(土) 14:03:26 2lf9mSjQ0

「貴様には俺の支配下になってもらう」
「ギ、ギィィィィ」

折角ベジータとナッパの支配下から解放され喜び、マーダーとして優勝を狙っていたのにすぐにまた目の前の男の支配下になってしまうとは。
殺し合いに乗ってしまった罰なのであった。

「ヒプノシスフラッシュ」
「ギイイイイイイイイイイ!!!!!」

フラッシュマンの催眠術攻撃である。
何故かそんなすごい力を持ちながらエグゼ3本編ではデカオに汽車マネをさせる、やいとに白鳥の舞いをさせるなど意味不明な催眠をしていたりする。
白鳥の舞いといえば間接的な続編『流星のロックマン』のキグナスウイング事件でも、被害者全員を疑似宇宙空間内で宇宙服の中で窒息死させる為(まだわかる)被害者全員に白鳥の舞いをさせる(!?)という意味不明な事件があった。
スタッフは白鳥の舞いが好きだったのだろうか……。
この催眠術は傘で防げる程度の威力であるが、BYEは傘など持ち歩く習性もない為普通に喰らった。
この催眠術はフラッシュマンがデリートされない限り解けないのでフラッシュマンが生きている限りフラッシュマンの奴隷といっても過言ではない。

「着いて来いウイルス、お前にはこれから脱出に向けてやらねばならない事がたくさんある」
「ギー」

視えない首輪に繋がれたBYEにはもう意思もなく、ただフラッシュマンの機嫌を損なわせない為の腰巾着の奴隷となった。
だが、ただ殺戮をする元の飼い主より脱出を試みるまだ良心的なネットナビに拾われただけ幸せなのかもしれない。


【7時頃/バイバイランド(大阪府)】
【フラッシュマン@ロックマンエグゼ3】
【状態:健康】
【時系列:不明】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:現実世界からの脱出。
2:大阪城2階の水中内に興味。
3:脱出不可能と結論した際のスタンスは未定。
4:ピンチの際ウイルスを出して逃げる。
※ピッコロにやられた栽培マンのことをウイルスだと思っています。


【ピッコロにやられた栽培マン(栽培マン・BYE)@ドラゴンボール】
【状態:催眠術下、ダメージ(中)】
【時系列:ピッコロに倒された後】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:フラッシュマンの命令に従う。
※フラッシュマンがデリートしない限り催眠術は解けません。





101 : ファイティングコンピューター・ウォーズマン ◆E39m/9K3xY :2017/07/15(土) 14:04:01 2lf9mSjQ0


さて、タイトルにもなっているのに全く姿を現さないウォーズマン。
別にジャック・チーの掘削によって姿が現せない状態になっているわけでは無いので安心して欲しい。
これからウォーズマンが大活躍するので期待していて欲しい。

II世になると年を取らないし劣化しないロボ超人として現役で未だ戦い続けてきたウォーズマン。
究極超人タッグトーナメントでは過去の超人からも『今のウォーズマン(キン肉マン世界内)』より強いと言及された程だ。
つまるところII世1話でテリー、ロビン、バッファ、ブロッケン、ジェロニモ、ウルフは年のせいでd.m.pに敗北したわけだがウォーズマンは現役でありながら実力で負けたことになるがもうわけわかんなくなるのでこのことは忘れて欲しい。
1話時点のボーンキラーを倒した万太郎より弱くなってしまう。
II世の話は現在関係無いので置いておく。


大阪城といえばウォーズマンにとっては忌々しい地といっても過言ではない。

『ウギャアキン肉マーン!!』というなんとも情けない形でジャンプ連載時のウォーズマンの戦いはマンモスマンの闇討ちで最後となった。
マンリキ戦ではドクター・ボンベのミスとはいえ初心者時代の醜態を晒す。
王位サバイバルマッチ前のタッグトーナメントでも「あわわ」とか、その前は体内がリングになるなど、もはやラーメンマン(モンゴルマン)よりウォーズマンの方が弱いんじゃないかと疑われても仕方ない有様であった。
扱いを見ればジェロニモより見せ場が無かった。
かろうじてウルフマンよりマシなぐらいであった。

そしてこの大阪城でのウォーズマンの扱いは遂にウルフマン以下になってしまう。
病院から出る際は被っていたマスクも大阪城に向かう時は無くなっていた不自然(順番が逆なら出かけるから身だしなみを揃えたんだなとむしろ自然な形になる筈。スペアマスクも持ち歩いているし)。
スペシャルマンの問題発言の直前のキン肉マンの応援に駆け付けた超人らの大ゴマを見てみよう。
キン骨マン、イワオ、ビーンズマン、カナディアンマン、スペシャルマン、ザ・フィッシャーズ(片方)、ローデス、スティムボード、ベンキマン、カレクック、キングコブラ、銅ベルマン、タイルマン、スカイマン、クリスタルマン、キューブマン、カニベース、スカルボーズ、ペンタゴン、ティーカップマン、ウォッチマン(後ろ3人はマンリキ戦の時超人墓場に浮いていた者ら。こんな短期間で復活したのか?)
あとはなんかデビルマジシャンのパチモノみたいな奴(むしろ何故本人不在なのか?)とかミイラみたいな奴とか名前の知らないモブ集団。
そして邪悪の神をフェニックスの母から守ったアイドル超人のテリーマン、ウルフマン、ラーマン、ジェシー・メイビア(!?)。
……メイビア?
第21回超人オリンピックの第一次予選で敗退した元ハワイチャンピオンである。
ウナギマンとかイカデビルですら落とされなかったふるい落としに描写もなく落ちた人物である。
37巻のマッスルリターンズではペンタゴンに勝利しテリーマンに敗北している人物である。
時系列ではマッスルリターンズは無量大数軍の後になるのでジャック・チーを理不尽な勢いで完封したペンタゴンに勝っていることになる。
カメハメとペンタゴンに勝利し、キン肉マンとジェロニモとテリーマンに敗北しているという強いんだか弱いんだかよくわからないメイビアに出番が取られているのである。
メイビアの変わりにウォーズマンがパロスペシャルでも決めたらカッコイイのに何故かメイビアのパイルドライバーである。
よくわからん。
上記の大阪城に集まった正義超人大集合の名シーンにおいてウォーズマンがハブられている。
この話ではウォーズマンは1コマも登場せず存在自体が抹消されている。
最終話では流石に登場しているが特に目立ったことはしていない。
ロビンでは水中戦がジンクスであるのと同じくらいウォーズマンは大阪城がジンクスではないかと勘繰ってしまう。
そんな大阪城が幸か不幸か彼のスタート地点であった(不幸だろう)。





102 : ファイティングコンピューター・ウォーズマン ◆E39m/9K3xY :2017/07/15(土) 14:04:26 2lf9mSjQ0


「コーホー」

大阪城――いやさバイバイキャッスル内5階。
消えたフラッシュマンとBYE。
実は最初からこの5階にはもう1人の人物が存在していた。
ファイティングコンピューター・ウォーズマン。
このウォーズマンのスタンスはII世ウォーズマンと同じく殺し合いの静止と主催者の打倒。
だがウォーズマンは目の前で行われた栽培マンとフラッシュマンの戦いの一部始終を目にしておきながらずっと静観していた。
もし静止していたらBYEが操られることが無かったかもしれないのに。

何故操られる前のBYEが全参加者の皆殺しを企んでおりながらウォーズマンには一切手を出さなかったのか。

気配を消していたからだろうか?――答えはNO。
ウォーズマンは堂々と姿を現していた。
描写されていないだけでBYEもフラッシュマンも認知していた。

灯台下暗し?――答えはNOじゃない、だけど足りない。
実はウォーズマンはメディカル・サスペンションに閉じ込められていた。
犯人はハラボテマッスル。
よかれと思って長年の戦いの傷を癒すのが目的であった。
メディカル・サスペンションはサスペンション時間が過ぎないと出られない仕組みになっているので、無量大数軍が襲いかかってきても自分達の意思で出て来れないのだ(何故か壊したわけでもなく自分の意思でサスペンション中であるのにも関わらず自ら出入りしたスグルとかいう主人公がいるらしい)。
BYEとフラッシュマンから見たウォーズマンはカプセル内に座って眠っているロボットにしか見えなかったのだ。
2人はオブジェだと勘違いしていたのだ。
そういう事情もありウォーズマンはバトルを止める事も情報交換もすることが不可能だったのだ。

(『着いて来いウイルス、お前にはこれから脱出に向けてやらねばならない事がたくさんある』……。まさかあいつは脱出の方法に検討でも付いているんだろうか?)

フラッシュマンが残した言葉が胸に引っ掛かりながらウォーズマンの肉体はドンドン回復していくのであった。


【7時頃/バイバイランド(大阪府)】
【ウォーズマン@キン肉マン】
【状態:サスペンション中で肉体がドンドン回復していく】
【時系列:メディカル・サスペンションに閉じ込められて居る時】
【支給品:メディカル・サスペンション@キン肉マン】
【思考・方針】
1:殺し合いを止める。
2:主催者の打倒。
3:フラッシュマンに興味。
4:出れない……。
※メディカル・サスペンションが終わるまで出てこれません。
※残りサスペンション時間は1〜3時間くらいかもしれないし、1日経っても出られない可能性があるので次以降の書き手さんに任せます(すぐ戦闘に参加出来ないなんてII世の究極超人タッグトーナメント編2回戦時のウォーズマンと同じですね)。


103 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/15(土) 14:05:52 2lf9mSjQ0
投下終了します
バードマン、書き手枠のキン肉マンソルジャーで予約します


104 : 名無しさん :2017/07/15(土) 15:17:16 OmhgQnsw0
投下乙です
みんながみんな上手くいく訳じゃないのね
深い愛があるキャラ説明見応えがありました
ウォーズマンの扱いは良い方かな
フラッシュマンのこれからも面白そうだった


105 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/22(土) 22:04:39 2uJnU7PY0
投下します


106 : もう誰にも頼らない ◆E39m/9K3xY :2017/07/22(土) 22:09:23 2uJnU7PY0
キン肉マンソルジャーはうなされていた。
一瞬でウールマン、ブルドーザーマン、ヘビーメタル、ザ・ゴッドシャークを蹴散らされた悪夢が蘇っていた。
ザ・ゴッドシャークに至っては超人強度不明、そもそも全身図を見たことが無いなんて人も見受けられる程。
完全保存版キン肉マン大解剖にてスキーマンなどと一緒に本編に登場しているにも関わらず紹介された謎超人。
リーダーであるソルジャーを除くと驚くべき程他メンバーの超人強度が低い(平均超人強度ではキン肉マンチームを遥かに下回る)。
アタルには神に唆されたビッグボディ以上に下に見られていた存在である。

だが、まあサメの中の神様をメンバーに引き入れる程度にはカリスマはあるのだろう。
ミキサー界の大帝を引き入れるマリポーサぐらい凄そうには聞こえる。

アタルと一進一退の駆け引きをしたボックマン(突っ込みどころ満載のあの強盗)1人>ソルジャーチーム全員と言っても差し支えない。
牛尾さん>城ノ内君と本田君>ペガサスの部下数人=海馬コーポレーションのボディーガード数人並みの衝撃だ。

フェニックスが『お前残虐非道なファイトが得意なクセにクリーンファイトするし、メンバーもアイドル超人ばっかりじゃねーか!』とまあ文字に起こすのも大変なので要約した文だがこんな発言をしている(というか違和感を持ったなら入場時に突っ込めよ)。
しかし本編を読んでいても本物のソルジャーが残虐ファイトをしているシーンは1コマもなく(そもそも発言者が王位継承候補で1番残虐なことをしているのを忘れてはいけない。プリズマンに骨にされた継承候補も元々は残虐ファイトを生業にしていたらしい)、我々の知る本物のソルジャーは残虐の神が憑り付く瞬間ソルジャーマン本人が銃で撃たれて死にそうになっている描写しかない。
メンバーを見ていても残虐超人なのかもよくわからんメンバーしかいない。
スカルボーズとかデビルマジシャンとか揃っていた方がよっぽど説得力がある。
アタルチームにも元が付くとはいえ時計野郎を真っ二つにして、レフェリーをミイラの身代わりにして、忍者をバラバラに引き裂こうとし、得意技が親父伝統の毒ガスを吐く攻撃を使用するレーラァという残虐超人がメンバーに加わっていることを忘れてはいけない。
残虐ってなんだ?
ミキサー大帝とかザ・マンリキとかペンチマンとかレオパルドンの方がよっぽど残虐超人みたいな風貌ではないか(レオパルドンは正義超人である)。

しかも自分のマスクを奪った超人はいまや登場しなくても人気投票3位の人気キャラクター。
キン肉マンソルジャーと言われて本物を思い浮かべる人の方が少ないらしい。
入院中のテリー、ウォーズ、ミートが看護に協力している意味も時系列もわからない。
『え?お前本物のソルジャーだったの?』から数時間後(数分後かもしれない)には『あっちで戦っている偽物ソルジャーはキン肉族の長男ンゴw先輩に会わなくちゃ!本物、誰それ?俺テリー』とかいう心境でアタルに会いに行ったのだろう。
アニメ版最終回でもゼブラ、ビッグボディ、マリポーサは復活しているのにハブられている。

えー?
こんなの絶対おかしいよ。
ウェヒヒヒヒ。


107 : もう誰にも頼らない ◆E39m/9K3xY :2017/07/22(土) 22:09:47 2uJnU7PY0

「ゲホ、ゲホッ」

ベッドの上に寝ている状態で咳き込む。
血も吐出し自分の命が短いことを悟る。
胸には謎のAの文字。
襲撃者の正体を知る筈もないキン肉マンソルジャーは血まみれで白目で辛うじて息を繋いでいる状況であった。

「ウオア……」

そこでショッキングな出来事、通称『ワクチンマンの惨劇』がアシュラマンのモニタリング技術で放送される。
あまりにも病人に見せられるものではない。
特に心も身体がズタボロにされている彼には……。
いくら残虐非道なことをしている(のかは詳しくは知りませんが……)ソルジャーであってもやっぱり人の子。
心が抉られた様にそのままぽっくり逝ってしまった……。

正史では周りにはテリーマンらに見守られ、最後の遺言を全国放送で流してもらいフェニックスの大事なことを知らせる役割。
そしてなによりチームのメンバー全員と旅立てたソルジャーチームのメンバーが不在だったことが大きな違いであった……。
逆にそれ以外はほぼ同じ最後をソルジャーは遂げたのであった……。


【キン肉マンソルジャー@キン肉マン  死亡】





「なんて酷いことを……」

バードマンは病室のベッドで寝かせられているキン肉マンソルジャーの遺体を発見する。
死後1時間経ったぐらいの状況だ。
ついさっき死んだとは到底思えない体温だ。
しかも1時間程前といえばロワのスタートとほぼタッチの差といった具合だ。

「胸にA……」

なんて残虐な技なんだとバードマンは身を引き締める。
ロワのスタート直前でこの男は殺されたのだ。
わざわざ殺した相手をベッドに寝せるという2度手間なことまでしている。
相手は異常者・狂人というレベルだ。

「この姫路市、いや兵庫県が危険だ」

バードマンは病院の窓から翼をはためかせ、この地から羽ばたいていく。
残されたのはソルジャーの無残な亡骸1つ……。

(誰もこのロワでは信じられんものだな……)

自分が巻き込まれたのはデュエル以上のデュエルであるのだと再確認したバードマンなのであった。


【7時頃/兵庫県】
【バードマン@遊戯王OCG】
【状態:健康、飛行】
【時系列:10期環境】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:兵庫から離れる。
2:それ以外は保留。
3:誰も信用しない。
※キン肉マンソルジャーを殺害した犯人が兵庫県に滞在していると予想しています。
※犯人は異常者・狂人の類だと予想しています。
※そもそもソルジャーはロワがスタートしてから誰からも危害を加えられていないことをバードマンは知りません。


108 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/22(土) 22:11:45 2uJnU7PY0
投下終了します
ゴージャスマン、ジョイマン・高木、書き手枠でキン肉マンスーパーフェニックス、スーパーサイヤマン1号で予約します


109 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/22(土) 22:13:18 2uJnU7PY0
スーパーサイヤマン誰だよ……
グレートサイヤマン1号の間違いですね……


110 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/22(土) 22:58:24 2uJnU7PY0
度々変更
ゴージャスマン、フェニックス、グレートサイヤマン、食パンマンに変更します


111 : 名無しさん :2017/07/23(日) 00:12:58 HCY4wpks0
投下乙ー
ソルジャーって本物の方かよ!?
わざわざ死ぬ直前から連れてくるって、何がしたかったんだよ、主催者w


112 : ◆E39m/9K3xY :2017/07/26(水) 18:41:27 gQFT0wI.0
どんな話にするか忘れてしまったので予約破棄します
スペシャルマンJr.とカナディアンマンで予約します


113 : ◆NIKUcB1AGw :2017/08/09(水) 21:33:24 Uo9wOZeg0
書き手枠でティーパックマン、Dr.パックマン、ゲリラ投下します


114 : 殺し合いはティータイムの前に ◆NIKUcB1AGw :2017/08/09(水) 21:34:38 Uo9wOZeg0
静岡県の青々とした茶畑の真ん中に、頭がティーカップになった男が一人佇んでいた。
彼の名はティーパックマン。
スリランカ出身の正義超人で、栄光の超人オリンピックファイナリストの一人である。

「まいったな……。地球にもようやく平和が訪れたと思った矢先に、こんな事件が起こるとは……」

沈痛な表情を浮かべるティーパックマン。だが、いつまでもこうしているわけにはいかない。
彼とて、人類を守る正義超人の端くれなのだから。

(せめて、今生き残ってる人間だけでも守らないと……。
 こんなふざけた戦い、なんとしてでも終わらせてやる。
 そのためにも、他の正義超人と合流したいところだな)

彼の脳裏には、名簿に名前があった一人の超人が浮かんでいた。
ウォーズマン。かつて超人オリンピックで戦い、自分に無残な敗北をもたらした超人だ。
わだかまりがないといえば、嘘になる。だが、彼が強いのは紛れもない事実。
この窮地には、ぜひとも彼の力がほしい。
気になるのは、ウォーズマンの名前が二つあったことだが……。

(ひょっとして、たまたま名前がかぶったマイナー超人がいたりするのだろうか……。
 まあいい、とにかく味方は一人でも多くほしい)

ティーパックマンがそんなことを考えていると、突如として周囲に轟音が響く。

(これは……早くも戦闘が始まってしまったのか!
 状況を確認しなければ!)

茶畑を荒らさないように注意を払いつつ、ティーパックマンは轟音の方向へと走り出した。


115 : 殺し合いはティータイムの前に ◆NIKUcB1AGw :2017/08/09(水) 21:35:43 Uo9wOZeg0


◆ ◆ ◆


「なるほど、かなりの威力だな……」

粉々に吹き飛んだ家屋を見つめながら、静かな声で呟く男が一人。
その顔は、黄色いボール状の仮面で覆われている。
そしてそこには、凶悪な笑みを浮かべた顔が描かれていた。
男の名は、Dr.パックマン。道を踏み外し電脳世界の亡者と化した、かつての天才医師である。

「おい、そこの仮面の男!」

そこへやってきたのは、ティーパックマン。彼に声をかけられたDr.パックマンは、ゆっくりと振り向く。

「おや、これは珍妙な外見のお客だ。君はバグスターかね?」
「バグスター? なんだそれは。俺は超人だ」
「超人? 何を言っているのかわからないな」

噛み合わない会話に、微妙な空気が二人の間に漂う。
しかしこのままではらちが開かないと考えたティーカップマンは、強引に話題を転換する。

「まあいい、本題に入ろう。この家を破壊したのはお前か?」
「そうだ。私に支給された武器は、このバズーカ砲でね」

しゃべりながら、Dr.パックマンは手にした長大な銃をティーパックマンに見せる。

「ロイヤル・ストレート・フラッシュ砲というらしいが……。まあ、名前はさしたる問題ではない。
 威力を把握しておかなければ、いざ使うとなったときに困るからな。
 あの家を標的に、試射を行っていたというわけだ」
「なるほど、納得できる話だ。では、次の質問をさせてもらおう。
 お前は……この殺し合いに乗っているのか?」

その瞬間、表情が変わるはずのないDr.パックマンの仮面が、口元をさらに吊り上げたようにティーパックマンには見えた。

「イエスだ」

そう答えると、Dr.パックマンはロイヤル・ストレート・フラッシュ砲の銃口をティーパックマンに向けて引き金を引いた。
一拍の間を置いて、轟音が再び周囲にとどろく。

「さらばだ、間抜けな超人とやら」
「誰が間抜けだって?」
「何ッ!?」

勝利を確信したDr.パックマンの頭上から、声が届く。
Dr.パックマンが上空を見上げると、そこには大きく跳躍したティーパックマンの姿があった。

「殺しはしない……。だが、しばらくおとなしくしていてもらうぞ!」

そう叫ぶと、ティーパックマンは本人支給のティーパックを振るう。
とはいえ直撃させると相手を殺してしまいかねないため、狙うのは武器だ。
だがDr.パックマンが思いの外機敏に動いたため、狙いが逸れてしまう。
ティーパックは、Dr.パックマンの仮面をかすめた。

「ぐぅ……」

仮面を通して伝わる衝撃に、Dr.パックマンはよろめく。
その間に、仮面に入ったヒビが広がっていく。
やがて仮面はその形を保てなくなり、大小さまざまな破片となって地面に落ちた。

「仮面を壊した程度で、いい気になるなよ……!」

着地したティーパックマンをにらみつけるDr.パックマン。
仮面が壊れた今、彼は「財前美智彦」としての素顔をさらしていた。
そう、もはや彼は「Dr.パックマン」ではなくなっていた。

「やる気になっているところ悪いが、貴様はたった今参加資格を失った。
 退場してもらおうか」

ふいに響く、第3の声。「マン」でなくなった財前を排除するため、謎空間からアシュラマンが現れたのだ。

「アシュラマン!?」

予想外の人物の登場に、驚愕の声をあげるティーパックマン。
だがアシュラマンはそれにまったく反応せず、任務の遂行に集中する。

「竜巻地獄!」
「ぬおっ!」

アシュラマンが発生させた竜巻から、必死で逃れようとする財前。
だが、人間の身体能力で逃れられる技ではない。
すぐに財前の体は竜巻に飲み込まれ、凄まじい風圧によってずたずたに破壊された。

「カーカカカ、任務終了だ」

財前の死亡を確認すると、アシュラマンはすぐさま帰ろうとする。
だがその背中に、ティーパックマンが声を投げかける。

「待て、アシュラマン! なぜこんなことをする!
 悪魔超人は正義超人と不可侵条約を結んだんじゃなかったのか!」
「貴様ごときに語ることはなにもない。
 話を聞いてほしくば、勝ち残ることだな」

ティーパックマンをまったく相手にせず、アシュラマンは謎空間へと消えていく。
後には、呆然とするティーパックマンだけが残された。


116 : 殺し合いはティータイムの前に ◆NIKUcB1AGw :2017/08/09(水) 21:36:15 Uo9wOZeg0


【Dr.パックマン(財前美智彦)@仮面ライダー平成ジェネレーションズ 死亡】


【7時/静岡県】
【ティーパックマン@キン肉マン】
【状態:健康、動揺】
【時系列:完璧超人始祖編開始数日前】
【支給品:ティーパック@キン肉マン】
【思考・方針】
1:殺し合いを止める
2:他の正義超人と合流(ウォーズマンを優先)
3:アシュラマンの真意を知りたい


117 : ◆NIKUcB1AGw :2017/08/09(水) 21:37:03 Uo9wOZeg0
投下終了です


118 : 名無しさん :2017/08/09(水) 23:00:11 sp7Sc5yo0
投下乙です
今なにかとホットなティーパックマンですが始祖篇時にはまだムキムキではなかった筈なのでどれほどの活躍を見せてくれるか未知数ですね


119 : ◆E39m/9K3xY :2017/08/12(土) 15:39:07 prOP09SE0
投下乙です
まさかこのロワのトップマーダーが主催者側のアシュラマンという状況になってきていますね
アシュラマン人気は死んでいなかったことでまた活躍が与えられて人気がうなぎ上りになってしまうのでしょうか

そしてウォーズマンに殺されたティーパックマンが遺恨を残さずに積極的に合流を目指すところがイカしますね!
いまのティーパックマンならウォーズマンに首が取られる想像ができないのでもしかしたら人気投票29位のアトランティスの様に首を鍛え直したのかもしれないですね
超人墓場でブロッケンマンやウォッチマンと訓練した姿が浮かびますね


120 : ◆E39m/9K3xY :2017/08/12(土) 21:07:10 prOP09SE0
投下します


121 : ビッグボンバーズの絆を壊す罠!?の巻 ◆E39m/9K3xY :2017/08/12(土) 21:14:11 prOP09SE0
スペシャルマンJr.は実はスペシャルマンJr.では無かった。
何を言っているのか全くわからないが実はヘラクレスファクトリーでアナコンダがスペシャルマンJr.に化けていたのだ。
尚、本物も別に居るらしいのだがどこから入れ替わったのか、そもそも本物のスペシャルマンJr.が見つかったのかどうかも描写されていないのでわからない。
自己紹介ぐらいはおそらく本人だったのではないかと思いたいところだ。
この話に登場するスペシャルマンJr.は正体がアナコンダなので名簿にあるスペシャルマンJr.本人だと断言するのが難しい。
なんせほぼ無限に参加者が増えるロワなので後々本人も予約されたり、まさかのまさか主催者側でザ・マンを操る黒幕として登場するかもしれないし誰にもわからないのだ。

キン肉マンII世1巻でスグルがスペシャルマンJr.とカナディアンボーイの紹介によって、その父親であるスペシャルマンとカナディアンマンを思い出すシーンがアシュラとサンシャインにフルボッコにされているシーンであり、よほどスグルにとって印象に残ったシーンなのであろう。
スカイマンに苦戦するテリーに激励を送るスペシャルマン、巨大化して球場を持ち上げるカナディアンマン、アメリカでのマシンガンズの応援、将軍様のリングをハラボテと耐えるカナスペ、フェニックスとの最終決戦に応援にくるカナスペ、ラジアルに2VS1であるにも関わらず瞬殺されるビッグボンバーズなど数あるカナスペの良い魅力的なシーンよりも名誉を傷付かれた負のシーンを思い浮かべるスグルとの好感度がとても悲しい……。
でもよくよく考えればビッグボンバーズがタッグトーナメントに出場出来なかった原因があるのはスグル本人がギリギリに出場した為ということも忘れてはいけない。
スグルがタッグパートナーを見つけられなかったので国辱と呼ばれたのも主人公が悪いのだ。
すぐにパートナーを見つけられていれば選考落ちとして一般超人としていられたのに……。
そういえば聞いたことがある。
M-1グランプリ本選に出場出来るだけでも名誉なのに、そこで最下位を取ってしまうことによって日本で1番つまらない芸人と思われるという話もある。
まさに予選落ちしたスカルボーズとデビルマジシャンよりも、トーナメント出場参加資格を得られているという立場から見るとビッグボンバーズの方が上であるのだ(何故かII世ではスカルボーズはローデスに寝取られましたが)。
アシュラマンに難癖を付けられた時もキン肉マンは見て見ぬフリをして自分が出場するのは当たり前の顔をしている時、ビッグボンバーズを庇ったのはテリーマンだ。
ラジアル戦直前テリーマンの口から2人は『我が友』とまで呼ばれている。
ビッグボンバーズはテリーマンの親友であるが、キン肉マンからして見れば親友の親友という立場だ。
テリーマンは自分の相棒、そう思っているスグルは相棒の親友にジェラシーを感じて割とビッグボンバーズの事を嫌いに思っているのかもしれない(うすのろとか発言しているカナディアンマンも悪いが、スペシャルマンは完全にとばっちりである)。
こんなどうでもいい話に飛び出たスグルとの不仲説。
他の絡みといってもキンターマンに間違われるカナディアンマン。
宇宙タッグトーナメント編で行われた超人の得意技人気投票でもわざわざ戦ったこともないスペシャルマンにスグルがキン肉ドライバーをしている絵がある。
将軍様と戦ったあとでスペシャルマンとでも戦ったのだろうか……?
私にはわからない……。

よく2人一緒に現れて違和感を持ちにくいが年齢は10歳離れ、身長も92センチも離れているカナスペ。
カナディアンマンの身長はバッファローマンより大きい事を忘れてはいけない。
10年前のカナディアンマンは何をしていたのだ?
10年前なら超人オリンピックに優勝出来ると発言するなら10年前に出場しろよと思わずにはいられない。


122 : ビッグボンバーズの絆を壊す罠!?の巻 ◆E39m/9K3xY :2017/08/12(土) 21:14:38 prOP09SE0
年齢がおかしいのは他にもいる。
アタルの家出時の描写はどう見ても成年に近い描写であったが、プロフィールを見ると10歳前後しか離れていなかったり、マリポーサがロビンの家に盗みに入った年齢を見るとマリポーサはまだ赤ちゃんでなければならなかったりなど挙げればキリがない。
それよりもロビンの妹みたいなロリが可愛かったのだが出番はないのかとか、ロビンナイト(ロビンの父)って現在も生存しているのかロビン一家の家族が非常に気になるところである。
そもそもロビンナイト→ロビンマスク→ケビンマスクってこれロビンの名前が消えているのだが、もしケビンが家を継いでもロビン一家のままなのか、もうわからない。

結論を言えばスペシャルマンJr.は偽物である。
それだけを伝えたかった。







(ザ・マンだと……?)

d.m.pは残虐・悪魔そして完璧が手を組んで設立された組織なのだ。
いつネプチューンキングが復活したのかは知らないが、既に超人墓場の役割は何年も前に活動を停止しているのだ。
アナコンダの知る過去の歴史が分岐したのか、改竄されたのか、アナコンダが知らなかっただけなのか、神様の手で後付けされたのかはわからない。
だが、現代にとって起こりえないことが始まっていたのだ。

(クソッ)

正義超人や人間を翻弄する側である悪行超人であるが、この状況は革命をされた状態――翻弄される側になってしまっているのだ。

(情報が……、情報が足りん)

スペシャルマンJr.のオーバーボディに焦りの色が浮かび上がる。
情報を探そうとする視界の端にとある超人の姿を捉える。
アナコンダにとっては敵対する人物/スペシャルマンJr.にとっては味方である人物。

(あいつはカナディアンボーイだ!)

精々利用してやろう、オーバーボディの下で悪魔の笑みを零していた。






123 : ビッグボンバーズの絆を壊す罠!?の巻 ◆E39m/9K3xY :2017/08/12(土) 21:15:17 prOP09SE0



スペシャルマンJr.、カナディアンボーイ、キン肉万太郎、テリー・ザ・キッド、ケビンマスク、シバ、ボーンコールド、MAXマン、暴留渓、イケメンにジャックリーン。
もはや100でなど足りないキン肉マンの登場人物で子孫が登場したのはおそらくこのくらいなどではないのだろうか?
アタルやニンジャ、ブロッケンやネプチューンマン、カニベースなど人気であった超人は独身で終わったことを考えると、結婚して子供も作って血を絶やさなかったカナスペって実は勝ち組ではないのだろうかと思うこの頃。

「おーい、カナディアンボーイ」

スペシャルマンJr.はカナディアンマンを息子であるカナディアンボーイと勘違いしていた。
アナコンダの知るカナディアンマンはヨボヨボで60を超した超人であるのだから無理もない話だ。
その声に釣られたカナディアンマンは顔を上げスペシャルマンJr.と目が合って、走って駆け寄ってくる。

「君も無事で良かったよ」

温故そうな笑顔でスペシャルマンJr.を演じるアナコンダ。
それとは真逆に殺し合いという状況で緊迫しているカナディアンマン。

(まずは手駒ゲット)

ほくそ笑んだスペシャルマンJr.であったが、次の瞬間カナディアンマンは信じられない行動に出た。

「おりゃあああ」
「なっ!?」

なんとカナディアンバックブリーカーをスペシャルマンJr.に掛けたのだ。

「な、何をするんだ……?」
「てめえスペシャルマンを語る偽物だな!」
「なん……だと……」

カナディアンマンは瞬時に偽物である事に気付いていたのだ。

「馬鹿め!スペシャルマンの番号は99番なんだよ!100番だあ!?あいつが誇りある番号を間違う筈がねえ!」
「ぐあああ」

偽物と判断の仕方は間違っていたりする。

「それに俺はカナディアンボーイなどという名前じゃあねえ!カナディアンマンだ!」

もう名前が間違われるくらい自分の存在は忘れ去られていることにショックを受けていたカナディアンマン。
捲土重来してカナディアンマンという名前を広めなくてはならないと改めて認識する。

(カナディアンマンだと……?どうなってやがる!?伝説超人ロビンマスクを巨大化して追い詰めただけでなくブラック・シップやマックスラジアル、パイレートマン相手に真っ先に勇敢に立ち向かったという伝説の超人じゃないか!?)

パイレートマン相手に勝敗がどうなったのかアナコンダは覚えていないが……。


124 : ビッグボンバーズの絆を壊す罠!?の巻 ◆E39m/9K3xY :2017/08/12(土) 21:15:42 prOP09SE0

「やむを得ん」

スペシャルマンJr.は音速のソニックが携帯している爆裂手裏剣を直で叩き付ける。
そこで爆発を起こしカナディアンマンは技を外してしまう。

「ゲホゲホ……。てめえ、これではっきりしたな!あいつはどんな奴相手にも凶器攻撃なんか仕掛ける相手じゃねえ!お前なんかもし本当に正義超人だったとしても正義超人とは俺が認めねえ!」
「へっ、そうさ!俺は泣く子も黙る悪行超人だからなあ」

スペシャルマンJr.は遂に自分が悪行超人だと暴露をした。

「なら俺がその悪行超人を退治してやるぜ!」

2人は近場にあったリングに移動してギャラリーのいない試合で決着を付けようと話を付ける。
自分の地球を持ち上げる程の力を持つ腕をラリアットの形に決めてスペシャルマンJr.に駆け出す。
負けじとスペシャルマンJr.もラリアットで応酬する。

「捲土重来のチャンスはきたり!」

カナディアンマンの発声と共にどこから共なくゴングの音が鳴る。
もしかしたらこのゴングは主催者側からのロワを盛り上げるサービスだったのかもしれない……。




ぶつかり合う力と力!
次回、カナディアンマンの意地がスペシャルマンJr.を圧倒……!?


【7時頃/和歌山県】
【スペシャルマンJr.(アナコンダ)@キン肉マンII世】
【状態:アナコンダがオーバーボディを着ている】
【時系列:正体を明かす前】
【支給品:なし】
【思考・方針】
1:カナディアンマンを倒す。
※オーバーボディが壊れた瞬間失格になります。
※名簿のスペシャルマンJr.が彼を指しているのかは不明。


【カナディアンマン@キン肉マン】
【状態:健康】
【時系列:パイレートマンと戦う数日前】
【支給品:不明】
【思考・方針】
1:捲土重来してカナディアンマンの名を広める。
2:スペシャルマンの偽物を倒す。
※カナディアンボーイを知らないのでまだ息子は生まれていないものとします。


125 : ◆E39m/9K3xY :2017/08/12(土) 21:17:14 prOP09SE0
投下を終了します
タイトル詐欺になっていることには深く突っ込まないでください


ジョイマンの2人で予約します


126 : 名無しさん :2017/08/12(土) 21:44:20 lSd/t60Q0
投下乙です

今のところ真っ当に正義超人やってるなー、カナディアンマン
オーバーボディーを壊された時点で負け確定な分アナコンダが不利だが、果たしてどうなるか


127 : 名無しさん :2017/08/28(月) 12:17:39 DqxVZ33E0
>>119
ティーカップマンマジで首鍛えていて草生える


128 : 管理人★ :2018/07/05(木) 23:56:51 ???0
本スレッドは作品投下が長期間途絶えているため、一時削除対象とさせていただきます。
尚、この措置は企画再開に伴う新スレッドの設立を妨げるものではありません。


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