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Fate/KAWAGOA エロエロ大作戦
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ここはよくある普通の剣と魔法のファンタジーRPGの世界
そしてここは川越市
物語はここから始まる
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【ルール】
・当企画はFateシリーズに描かれる儀式「聖杯戦争」の版権パロディリレー小説となります。
・グロテスクな表現を始めとした様々な描写が予想されますので、十分にご注意下さい。
・主従募集期間は五月下旬〜六月初めくらいまでを想定しています。
>>1のリアル事情や主従の集まり具合などによって前後する可能性があります。大体一ヶ月くらいと思っておいて貰えればよいかと思います。
・通常の七クラスとエクストラクラスを募集します。
・採用数は大体二十騎前後を予定しています。
・投下がない場合、>>1が一人寂しくコンペを楽しむスレになります。
・ズガンはアリです
【設定】
・高橋邦子の世界観における『埼玉県川越市』を舞台とした聖杯戦争です。
・電脳世界ではありません。
・川越市には当然NPC(川越市民)が存在していますが、彼らは積極的に聖杯戦争に関わってこないーー訳では必ずしもありません。場合によっては参加者の身の安全を脅かす可能性もあります
・高橋邦子作品以外の参加者は、最初記憶を失い、与えられたロールに従った日常生活を送っています
・記憶を取り戻すと令呪を手に入れ、聖杯戦争の知識を与えられます
・サーヴァントが消滅した場合、マスターは死亡しません。
・令呪三画を失っても、マスター及びサーヴァントに悪影響はありません。
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続いて、早速候補作を投下させていただきます
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「俺の名前は警察。どこにでもいる普通の子供だ」
虚空に向かって自己紹介する少年
その幼い顔立ちは、彼がまだ未成年、それどころか小学生低学年ほどの年齢であることを推測させる。彼はつい先程、右手に令呪が宿りマスターとして覚醒した川越市民である
そうしてこの少年…警察に召喚されたサーヴァント、セイバーは暗雲たる気持ちを抱えていた
(救国の願いのため……しかし、このような幼子を戦いに巻き込むのは気が引ける)
現状のセイバーの思考はこんな感じだった
セイバーの真名はアルトリア・ペンドラゴン。かの有名なブリテン(現イギリス)のアーサー王その人である
セイバーの聖杯に望む願いは滅んでしまったブリテンの救済。召喚に応じた手前、そのためならどんな英傑英霊でも倒すだけの覚悟はあった。しかし、こうも幼い子供を争いに巻き込む。ということ自体を、騎士として誠実な性格である彼女自身には受け入れにくかった
魔術師ではないので供給される魔力も心もとなく、そのうえ戦いの心得もなさそうな一般人。これでは熾烈を極めるであろう聖杯戦争を勝ち抜くことは難しいだろう
聖杯戦争の最低限の知識は与えられているという点は救いか
「あー今日も暇だなー♪ 何しよっかなー」
マスターのその無垢な呟きに、思わず苦笑するセイバー。
きっとこの幼子は、命懸けの戦争に参加させられているということを理解していない。ならば、それなら護るのはサーヴァントとしての私の役割なのだろう。セイバーはそう誓った。
「じゃあ魂食いでもするか!!」
「ーーは?」
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「助けてくれー!」
そう叫ぶ何の変鉄もない川越市民は、しかし次の瞬間には無慈悲な刃により絶命する
(すまない……すまない……っ!!)
ひとり、ひとり、またひとり。川越市民を殺していくたびに心中で謝罪するセイバー
望んでこうしているわけでは断じてない
ーー目についた人間を片っ端から斬り殺せーー
幼き彼女のマスターが、一画の令呪によって下した、その悪魔のような命令に、セイバーは縛られていた
道路に転がる死体、死体、死体、死体、死体、死体死体死体死体死体死体死体死体ーー
大義名分もなく、誇りも、信念も……それどころか理由すらあやふやなまま、無理矢理に振るわされる剣によって、すでに3桁の命が失われていた
『ギャハハハハハハハハハ!! こりゃ面白れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
白昼堂々とサーヴァントをけしかけ、一般人を殺しまくる
その神秘の秘匿など彼方へと放り投げるというより粉々に吹き飛ばしたかのような、市街の魔術師が耳にしたら卒倒しそうな蛮行をこれでもかと行う警察は、これ以上ないほど愉快そうにそれを眺めていた
罪悪感と自責の念の中で、マスターの念話によって、確かにセイバーはそれを感じていた。
『くっ マスター!! 貴方は私に何をさせているのかわかっているのですか!?』
子供の悪戯心なんて言葉ではもうすまない。この惨状を行っているのはセイバーだが、それを引き起こさせているのはマスターだ。それに、こんな派手な真似をすれば確実に他陣営に目をつけられる。いや、事実もうマークされているのかもしれない。戦術的にも、いやそもそも人として確実に間違った行為だ。しかし、現実は無慈悲だった
『げっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!未成年は人殺ししても無罪だから最高だぜ!!もっと殺せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
見も蓋もないその応答に、セイバーは寒気を覚えた
ーーあの子供は、悪魔だ
悪気の全くない、その底冷えするような悪意に、戦慄する
つい先刻まで守るべき対象であったはずの子供が、いまやまったく別の生き物のようにすら思えていた
「うわぁぁぁぁぁ!!キチガイだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
セイバーが苦悩する内でも虐殺は続けられる
川越市民たちはセイバーからの逃走を図るが、ただの人間がサーヴァントから逃れることなどできる訳がない。セイバーの一太刀の元、次々に肉片へと変わっていく
『げっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!』
「……この、悪魔め」
セイバーの呟きは、悲鳴の影に隠れて誰にも届かなかった
【クラス】
セイバー
【真名】
アルトリア・ペンドラゴン@Fate
【パラメーター】
筋力B 耐久A 敏捷A 魔力A 幸運B 宝具A++
【属性】
秩序・善
【クラススキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:B
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【保有スキル】
直感:A
戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。
研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。
魔力放出:A
武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって、能力を向上させる。
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える
【宝具】
「風王結界(インビジブルエア)」
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜2 最大補足:1人
セイバーの剣を覆う、風で出来た第二の鞘。厳密には宝具というより魔術に該当する。
幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。
敵に間合いを把握させないため白兵戦で効果を発揮するが、その本質はセイバーのあまりにも有名すぎる剣を隠すためのもの。
風で覆う対象は剣に限らず、オートバイに纏わせて速力をアップさせたり、ビルをも覆う風の防御壁にしたりもしている。
また、纏わせた風を解放することで破壊力を伴った暴風として撃ち出す「風王鉄槌(ストライク・エア)」という技ともなる。
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「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1〜99 最大補足:1000人
生前のアーサー王が、一時的に妖精「湖の乙女」から授かった聖剣。
人ではなく星に鍛えられた神造兵装であり、人々の「こうあって欲しい」という願いが地上に蓄えられ、
星の内部で結晶・精製された「最強の幻想(ラスト・ファンタズム)」。あまりに有名であるため、普段は「風王結界」で覆って隠している。
神霊レベルの魔術行使を可能とし、所有者の魔力を光に変換、集束・加速させることで運動量を増大させ、光の断層による「究極の斬撃」として放つ。
攻撃判定があるのは光の斬撃の先端のみだが、その莫大な魔力の斬撃が通り過ぎた後には膨大な熱が発生するため、
結果的に光の帯のように見える。威力・攻撃範囲ともに大きい為、第四次聖杯戦争時に切嗣が大型客船を緩衝材として使ったり、
第五次でビルの屋上から空へ向けて放ったりと、常に周囲への配慮が必要とされる。
聖剣というカテゴリーの中で頂点に位置し、「空想の身でありながら最強」とも称される。
ただし「天地乖離す開闢の星」や、「熾天覆う七つの円環」(本来の7分の4の防御力)に減衰された後に受けた「騎英の手綱」には敗北している。
アーサー王の死に際では、ベディヴィエールの手によって湖の乙女へ返還された。
【weapon】
『約束された勝利の剣』
【人物背景】
Fate/でもっとも有名なセイバー。多分Zeroの方
ブリテンの救済を願う、人の気持ちがわからなかった王様
【サーヴァントとしての願い】
ブリテンを滅びから救う
【備考】
令呪により『目についた人間を片っ端から殺せ』と命令され、魂食いを強制されました
【マスター】
警察@性戦士
【マスターとしての願い】
とりあえず人殺しするか!!
【weapon】
【能力・技能】
【人物背景】
ごく一般的な川越市民
【備考】
令呪を一角消費しました
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とまあこんな感じです。以上です
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スレ立て乙
魂喰いを平然とやってのける警察官
そこに痺れるけど憧れない
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アルトリアは高い対魔力を持つため令呪一画程度の消費では行動を制御することはできません。
修正お願いします。
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>>9
令呪消費一画から二画に訂正します
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金剛&ライダー 投下します
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※ ※ ※
どうしてあんな、あんな……
※ ※ ※
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暗闇の中で一人放り出され横たわるというのは、恐怖が恐怖を呼ぶ不毛で無駄な我慢比べだ。目が暗闇に慣れるに連れて、
ぼんやり浮かぶ家具から垂れ下がった洗濯ものからは、それが枯れ尾花だとわかっているとしても、視界に捕らえた瞬間に、
身体を震えさせる何かがある。かといって、一時の安定のために電灯に付属した可愛らしい豆電球に頼ったとしても、
今度はぼんやりと照らされる部屋のなか、囁くように交わされる些細な生活音に、恐ろしさを見いだしてしまうのだ。
だから、彼はテレビをつけて眠る。テレビに映される騒然とした音に意識を傾け続ければ、
そのうちそれは子守唄のように感じられるだろうし、暗い部屋にピカピカ変わる多彩な光は、何だか心を落ち着けてくれる。
部屋にいる男にとって、それほど夜のテレビは、まるで寄り添う母親のように感じられて。
今、例え、テレビからいかなる心胆震わせしめる心霊現象が発生したとしても、彼は決して電源を消したりしないだろう。
プスン、プスン……何だか形容しがたい煙をその上部から噴いた直後、テレビは突然電撃をスパーク!
部屋にて眠る男に、己が害意をぶつけんと狙いをさだめていた! しかし、しかし。男は低い状態にて立ち上がり、屈伸の屈めた体勢から防御の構え!
叩きつけられようとする攻撃にたいして、抵抗の意志……いや、それどころか、反撃てに粉々に打ち砕かんとする気配まで漂わせ始めたのだ!
「分かっているぞ、お前のやろうとしていることは。大方、俺に対して反乱を企てようとしたのだろう。
……確かに俺は夜の間は貴様を母さんのように慕っている。今もお前の電源を消そうとは思わん。
だが、たかが電化製品ごときに侮られた憤怒は消えんわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 思い知らせてやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
42型液晶テレビ21万円(税抜き)が現れた!
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
テレビは男に猛烈な電撃を浴びせた!
男に1515252547896ボルトの電流が流れた!
「お前がなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
男は液晶画面に全力パンチを放った!
テレビの三色帯が67904327112個破壊された!
「往生せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
テレビは男に黒煙を吹きかけた!
男の嗅覚受容体が4532894567457個破壊された!
「くたばれえぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
男はテレビ全体を執拗に舐めまわした!
テレビから894756821389580486ボルト漏電した!
テレビは生命活動を停止、死んだのだ。
テテーンテテッテテレレンテテレレレン テッテッテ〜
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「思い知ったか!」
男は胸を張る、暗闇に沈み静粛に覆われた世界の中に、ときおり思い出しかのように走る火花の明かりが、男の瞳孔を収縮させる。
見つめ続けている、プスリプスリト音を立てて、焦げ臭いにおいだけを存在の証明として辺りにまき散らし消えていきそうなテレビを。
気がつけば己の恐れる過去からの支配され続けた暗闇、怯需が胸を覆って、身体がだんだんと冷えて行ってしまう。
男は事ここに至りようやく気がついた。テレビがチラリと見せた反逆の意思、あれは此方に対する別離のメッセージではなかったのではと……?
「そ、そんな……!」
目を見開き、歯を食いしばり……それでもカチカチと震えるような音が聞こえるのは、彼の胸中を、犯してしまった過ちが、
もう二度と会えない寂しさが、闇色の水のように満たし、体温を、暖かいものを、根こそぎ奪いとらんとしているかだろうか。
男は泣いた。ほのかに暖かい、湿った、臭い、健康状態が心配になる画面にすがりつき、泣いた。彼の声は割れんほどに発され続け、
彼の頭は圧力がかかり目の玉が飛び出そうなほど、目の後ろに流れる血管の存在を感じられるほどに痛んだ。
――それは、奇跡だったのだろうか。テレビから漏れた電流が他のご家庭から他の次元にまで伝わったのだろうか――?
もう、何も移すことができないはずの液晶画面が、ザー、ザー、と砂嵐を発する。いや、そのテレビだけじゃない、近隣の住宅から他の次元まで、
ありあらゆる場所の映像媒体も同じように意味もない、目障りで耳障りな映像を流しだす。なんだろうか、どんな意図がある?
そうして注目を集めて、集中が切れそうになったところで、映像が切り替わる。どうやら、高所、ビルから見る、とかい、のや、や、け、い いあ
ああああああふああああああああああああうあああああああああけああああああああああいああああああああああああああああああああああああああ
あああああああしろあああああああああああああああああいああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああふあああああああああああああああああああくああああああああああああああああああのああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああのああああああああああああああああ少ああああああああああ女ああああああああああああああああああ
〜決戦のバトルフィールド〜
ウエディングドレスを着た少女が現れた!
少女はなにかをさがすように辺りを見渡した。
少女は顔を見せた。振り返って顔を見せた。……磯波には似ても似つかない顔がそこにはあった。
吹雪だった。少女の正体は吹雪だった。
やめてくれええええええええええええええええええええええ
ぐわあああああああああああああああああああああああああ
1145141919810人の視聴者が心に傷を負った! (円盤は 25000以上売れた!)
我々は生命活動を停止、死んだのだ。
テテーンテテッテテレレンテテレレレン テッテッテ〜
…………………ここまで幻覚…………………
そして我々もまた夢を見続けている。目を覚ましたら2015年春、輝くような現実が我々を待っているんだ。
…………………ここからは――…………………
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「金剛さん、俺と付き合って下さい!」
ここは、埼玉県川越市にある、架空の大学構内。一人の男性が女性に対して一世一代の告白を行っている。
告白を行っている男は、外見はさっぱりとしていて誠実そう。実際、性格は勇敢で優しく、分別があり、家族を愛している。
そして、彼が似た家族たちもまた彼を愛していた。彼と一緒になれば誰だって幸せになれるだろう、誰もがそう思う青年であった。
こんな青年が告白してきてくれる確率はどれくらいだろう? 現実世界でもいざ知らず、この、誰もが思うがまま秩序崩壊欲望全壊の川越市においては、
タクラマカン砂漠の旋風が蟻のコンタクトを吹き飛ばし、東京の蟻の目に入れるくらい起こりえぬことだろう。
「ごめんなさい」
しかし、彼女は断ってしまう。彼女の名前は金剛、こんごう。ただのそれだけ、苗字はない。彼女は艦娘だから。
彼女は此処に連れて来られて元世界の記憶を失っている。艦娘は世界の平和を脅かす深海棲艦たちと日夜戦い続ける存在である。
彼女が記憶を取り戻したのなら、一刻も早く元の世界に帰り戦いに加わらねばと思うだろう。
戦局はいまだ予断を許さない状況であるのだ。カレーを作ったりもしていたけれど、ずっと作っていて欲しかったけれど!
「……理由を聞かせてもらってもいいかな」
他に、好きな、人が、います。いるはずです。彼女の口から発されたそれは失った記憶のそれで、けれどもこびりついているそれで、
できれば忘れた方がいい記憶、感情。彼女が抱いているそれは、清く美しいものだったが、抱いている相手を考えると、消した方がいいもの、
例えるなら、朝っぱらから駅の和式便所にくっついているうんこのようなそれであった。多分社会人なのにうんこもうまくできないのか。
ああ、しかし、もったいない。彼は先に述べた通り立派な人柄であるし、彼女ももまた情熱的で優しく面倒見がよく頭がいい……かはわからない。
大淀を思い人と間違えて抱き付きに行ったり、四姉妹ころころ転がった挙句歌いだしたりしていた。おう、おうっ!
まあ、可愛かったからいいのだが。あれをずっと繰り返していてくれれば満足したのに。
言い終わると金剛は男から背を向けて走り去って行く。彼女の持つ感情、恋という感情、それは彼女をある部分において盲目にしていた。
彼女にとっては思い人とそれ以外の男は、本当に月とスッポンのように感じられるのだ。
実際その月は、水面に映る月どころか池に沈む苔むした石以下なのに……。明確なキャラ付けをしないのに、なぜあんな場面を出してしまったのか。
鏡を見ているような気分になった。こんなところに来てまで薄汚さと気持ち悪さを直視したくはなかった。
ちなみに後ろで見ている男は、そのうち死んでしまうだろう。そのほうが物語に深みが出るだろうし、何よりケチれるからね。しょうがないね。
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彼女は帰り道を歩く、夕暮れというには早いけれども、終わりの始まりを明確に伝えてくるような空の色、なんだかもの悲しくてたまらない。
そう、何だか、繰り返すのもなんだが、何だか、この時間の外を眺めると、そこらじゅうが荒廃していってしまうような心になるのだ。
そんな荒廃していく、暗い深淵にいたときにで会ったもので、たちまち夢中になって、可愛らしい姿と声に癒されて。戦う姿に励まされ……。
だから、始まると知ったときは、きっと可愛らしさに悶えるか、真剣さに心を燃やすかと思っていたのに。確かにもだえ苦しみ、目を剥き、呼吸は荒れた。
受けを狙うために取り入れることはいいアクセントになるかもしれない。けれども、隠し味を入れすぎたカレーの味が悪くなることぐらい、ぐらい……。
あんな害悪性悪レズ。どうしてあんなことになってしまったんだ。公式も迎合しなくていい、個人的にはバイだともっと良い!
そんな風に彼女も思い悩んでいた。彼にはああ答えてしまったが、実際のところ自らの思い人のことを何ひとつ思い出せないのだ。
確か、爽やかで(彼女の鼻は詰まっていた)、カッコよくて(彼女の眼はくすんでいた)、優しくて(彼女は疲れていた)、暖かい(彼女の体感は狂っていた)。
そう言う人だった。自分が窮地に陥ったとき、必ず助けに来てくれるような――――
「あー人を殺してぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……殺してぇよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
「俺は殺人鬼! 一日一人は殺さないと気が狂ってしまうのだ! 貴様も死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「自分の都合や願望を祈らなくても正しく生きていれば神様は願いを叶えてくださるのよ」
突然の暴徒の襲撃! 金剛はあまりにも突然の出来事に面食らうが、さすがは艦娘、身体は咄嗟に動き、襲い来るアレな人を受け流す。
しかし、あまりにも数が多すぎた。多勢に無勢、彼女はついに捌ききれなくなって、ついにに凶器が直撃しようと――。
(提督……)
瞬間、彼女の手の甲が光りだす。彼女は焼けつくような痛みを感じる。発生地点、白い絹のような手触りのそこ――令呪の輝き!
そうして、彼女の近くに、海軍軍服の男が降り立つ。古臭い英国海軍の軍服、彼女の視界に入って、視神経が彼女の脳に情報を伝達したとき――
「あっ……」
金剛の顔が色づく。視線が軍服の男、自らが召喚したサーヴァントに釘づけになって、情熱を持って迫って行くタイプの彼女が、
引っ込み思案な生娘のようにもじもじとしていた。空に浮かぶ月、彼女が思う月を、彼女は見上げながら追いかけていた。
けれども、彼女の視界に映ったのは月どころか、圧倒的熱量を持つ太陽であった。彼女は瞬時に今まで見ていた月のことを忘却し、
水面に映る太陽のことを恥ずかしがりながら、求めるようになった。きっとこれまで月を見ていたのも雛が親鳥に刷り込まれるようなものだったのだろうよ!
結局、彼女が召喚したサーヴァント、彼が暴徒を片付け終わるまで、金剛はずっともじもじしていた。
「どうしたんだ、彼女は」
『ネルソン、君に惚れたんじゃないか』
「白熊、まさか……」
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※ ※ ※
※ ※ ※
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現代において、地球では温暖化が進み、あるところは水没の危機に瀕し、あるところでは異常気象が頻発している。
人類はこれらのことを、見て見ぬふりをして、あるいは口だけで、具体的な手段を打てずにいる。けれども、このままでは駄目だ。
我々は今一度、見つめなおすこと、痛みを飲み込むことがひつようなのでないか。
もしかしたら、見つめた結果、問題の途方もなさにつぶされてしまうかもしれない。でも、大切なことは行動することだ。一歩でもいいから踏み出すことだ。
小さなこと、夜、テレビを消して眠るだけでいい。我々は後ろを向いて歩いているわけではなく、前を向いているのだから。
よくよく見なおしてみると褒めるべきところも、まあ、あったに違いないよ。新キャラも出てきたよ。
そして、そして、何よりも続編が作られるんだ。我々がすべきは、そう!
映画を見に行くことなのだ!
【クラス】ライダー
【真名】ホレーショ・ネルソン@ナポレオン 覇道進撃
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷E 魔力D 幸運A 宝具EX
【属性】
秩序・中庸
【クラススキル】
騎乗:D
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。
対魔力:D
魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する
【保有スキル】
嵐の航海者:A++
船と認識されるものを駆る才能。
集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
戦闘続行:C
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。
ネルソンは背骨を砕かれながらも死ぬまで甲板上にいた。
勇猛:B
威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを向上させる。
父親のため北極で白くまの毛皮を求めた逸話から。
【宝具】
『ネルソンは各員己が義務を果たさんことを期待する(ネルソン・タッチ)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
英国海軍最大の栄光であるトラファルガーの海戦を再現する固有結界。
ネルソン率いる英国海軍を展開、一斉砲火、一斉突撃により敵を殲滅する。
世界中に刻まれた海軍の勝利の逸話であるためその威力は計り知れないが消耗は莫大なうえ、
ネルソン自身の死の逸話であるため展開中は耐久、幸運が二段階ダウンする。
『オリアン号の火(バトル・オブ・アブキール)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:20〜40 最大捕捉:船にして10隻
アブキール湾の闘いの逸話。
敵を挟み込むようにして船団を展開し、敵を攻撃する。
【weapon】
マスケットとサーベル ただし隻眼・隻腕
【人物背景】
海戦史上に残る伝説の提督。彼一人のために海戦の意味や勝利の基準まで変わってしまったとまで評された。
ナポレオンの台頭において、英国の窮地を二度救った。
恋に対して情熱的な面があり、愛人関係についてのアドバイスで妻と愛人と三人で住むように言われたときは、
感動して相手の足の指をへし折った。
【サーヴァントとしての願い】
ハミルトン夫人と軍縮の煽りを受けた部下たちへの配慮。
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【マスター】
金剛/艦隊これくしょん〜艦これ〜アニメ版
【マスターとしての願い】
ライダーを受肉させる。
【weapon】
無し
【能力・技能】
艦娘としての戦闘経験。
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投下終了です
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タイトルのKAWAGOAはどういう意味なのでしょうか?
川越ならKAWAGOEではないのでしょうか?
もしかしてインドのGOA州が融合しているのでしょうか?
それとも野生のGoa(チベットガゼル)が跋扈しているのでしょうか?
まさか無いとは思いますがかわごA(エー)と読むのでしょうか?
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タイトルについてオレも聞きたいのですが、エロエロ大作戦というのはエロ系のキャラを出さないといけないという意味でしょか?
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>>21
特に深い意味はありません
しかし川越市は指名手配中の殺人鬼が彷徨いていたり、核ミサイルが落ちていたりするので、チベットガゼルが
跋扈していたりインドと合併している可能性も充分にあります
>>22
高橋邦子作品は内容に関わらず、すべてのタイトルがそういった表記です。なので必ずしもエロ系のキャラを出す必要はありません。書きたいのなら別ですが……
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Fateアルトリアの願いってブリテンの救済ではなかったはずでは…
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金剛&ライダー投下乙です
邦子節の再現率の高さに脱帽です、金剛はうまく川越に順応していますね。ライダーとの愛称も良さそうですし恵まれた主従です
しかし油断は禁物。魔境川越で果たして生き抜いていけるでしょうか
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本スレッドは作品投下が長期間途絶えているため、一時削除対象とさせていただきます。
尚、この措置は企画再開に伴う新スレッドの設立を妨げるものではありません。
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