■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■

オリロワ天国と地獄-Killng in the Underworld

1 : やってられない名無しさん :2015/09/28(月) 00:31:21 zgPFzr0k0




強い魂を仕分けるため――――貴様らに、裁き合いを命じる



このスレは過去トキワ荘にて企画・運営されていた、有志によって投下されたオリジナル・キャラクター(オリキャラ)によって行われていたバトルロワイアル・パロディ作品である
オリロワ天国と地獄-Killng in the Underworld のリスタート企画です
基本的にこのオリロワの概念は前企画のモノを引き継ぎつつ、参加者は新たに募集していきたいと思います

・オリキャラテンプレート
【名前】
【性別】
【年齢】
【服装】
【身体的特徴】
【好きなこと・もの】
【嫌いなこと・もの】
【特技】
【趣味】
【特殊能力】
【詳細】
【備考】

募集期間は10月25日午後0時59分59秒を想定しています


"
"
2 : 名無しさん :2015/09/28(月) 00:33:21 hEBsZ6Ww0
名前欄はいちいち書き込まなくてもデフォ設定というものがあるんですよ毒吐き常駐者君


3 : 名無しさん :2015/09/28(月) 01:33:06 ogQu9lB20
OP案投下しておきます


4 : 名無しさん :2015/09/28(月) 01:33:31 ogQu9lB20



「簡潔に言いましょう」
「貴方たちは死にました」

そう語っているのはよれよれの礼服を着た鬼であった。そう、鬼である
比喩ではない証拠に、彼の露出している手や顔の肌は赤く、額には突き出した二本角がそびえ立っている

彼は鬼崎(おにざき)と名乗っていた。地獄監理局第七層総監督直属支部係長の肩書きと共に。

壇上にたつ鬼崎は夥しい数の群衆に話しかけていた。老若男女、魑魅魍魎、善人悪人の類いまで押し込められて、実にバラエティに飛んでいた
そんな混沌とした面子のなかでただひとつ共通することは、彼らはその全員がすでに命終えた者たちーー亡者であるということだけであった

ある亡者が尋ねた。ここは天国ですか?と
鬼崎は「ちがいます」と答えた
別の亡者が尋ねた。ならば地獄か?と
鬼崎は「それもちがいます」と尋ねた
困惑した亡者がならば何処だと聞いてきた
鬼崎はよくぞ聞いてくれた!と言わんばかりに答えた

「本来なら、死者はその生前の行いによって『天国』か『地獄』か、どちらかの世界に成仏してもらうのですがーー」
「残念ながら今、貴方たちは『天国』にも『地獄』にも行けません」

なぜ、とある亡者が尋ねた。鬼崎は簡潔に答えた

「定員オーバーなんですよ」
「あまりにも死者の数が増えすぎているので、この度『天国』と『地獄』双方が貴方たちの受け入れを拒否したのです」

亡者たちは鬼崎の言葉に絶句した。要するに門前払いである。亡者達の中にはその扱いに怒りだすものも少なからずいた

「なので、この度地獄王と天使長による議論の結果、新しい選別制度を制定することに決定いたしました」
鬼崎は微かな哀れみの表情を浮かべていた


「貴方たちには殺し合いをしてもらいます」


「最後まで生き残った一人は新たな寿命とともに現世に戻し、その後過ごす人生によって『天国』か『地獄』、どちらかの世界に成仏する権利が与えられます」

そして、最後にこう付け加えた。

「殺し合いから脱落した弱い魂はーー廃棄処分されます。輪廻の輪にも戻されず、文字通りの真の死です」
「そうなれば救いはありません。そうなりたくなければ頑張って勝利することです。
選別において、貴方たちは仮初めの肉体が与えられます。生前の能力や技量は問題なく使えるでしょう
できるかぎり平等になるように、武器などのアイテムもこちらから支給させて頂きます」

鬼崎は亡者たちを見渡す
やる気に満ち溢れた者、悲しげな者、楽しげなもの、どこか遠くを見ている者、寝ている者、泣いている者、笑っている者、踊っている者、怒っているもの、実に千差万別な反応であった


「では、皆様のご健闘を心より願っております」


【魂の選別による殺し合い 開幕 】

【名前】鬼崎
【性別】男
【年齢】??
【服装】よれよれの礼服
【身体的特徴】赤い肌に二本角
【好きなこと・もの】上司
【嫌いなこと・もの】残業
【特技】説明
【趣味】将棋
【特殊能力】???
【詳細】 地獄監理局第七層総監督直属支部係長の肩書きの地獄出身の男
【備考】
今回の選別の説明役を上司から任せられた


5 : 名無しさん :2015/09/28(月) 01:35:20 ogQu9lB20
以上です


"
"
6 : 名無しさん :2015/09/28(月) 09:11:31 q7JIBv960
【名前】アントニオ=スコットランドヤード
【性別】男
【年齢】25
【服装】白シャツとデニムのジーンズがデファ
【身体的特徴】
ピンクのモヒカンの筋肉質の男。笑っているのか泣いているのかよくわからない微笑を常に浮かべている。八の字眉
【好きなこと・もの】甘味
【嫌いなこと・もの】ジャンクフード
【特技】即死、声帯模写
【趣味】復活
【特殊能力】
「死ぬ死ぬ詐欺(デッドキャンセル)」
殺されても死なず、暫くしてから何事もなく復活できる能力
まだ試したことはないがミンチにされても多分復活する
しかしあくまで『殺され』ても復活する能力のため寿命による自然死か、不慮の事故(殺そうとする意思のない攻撃などでも)で死んだら復活できないらしい。試したことはないが本人が自殺しても死ぬかも
【詳細】
通称「殺され屋」
裏社会・表社会とわず、命を狙われる危険のある立場の人間にとっては重宝されている男
主に暗殺される可能性のある依頼主に変相し、わざと殺されることで身代わりとなる仕事をしている。なので死亡経験が豊富。毒殺、爆殺、溺死、焼死、銃殺、轢殺、狙撃、これら以外でも様々な殺され方を身をもって体験しているが、何れも復活している
【備考】
初めての死因は刺殺。18の頃、デートの最中に強盗に襲われ、彼女を庇ったため滅多刺しにされて殺されたが復活。その時この能力の存在を自覚した。が、その後周囲の人間に拒絶され、行き場をなくした彼は裏社会で生きていく道を選んだ
「また死んでしまった」「やめてくださいしんでしまいます」が口癖。


7 : 名無しさん :2015/09/28(月) 12:35:53 PHDfgW520
【名前】ロードランナー
【性別】男
【年齢】35
【服装】ボロボロのライダースジャケットとジーンズ
【身体的特徴】包帯に覆われた顔、高身長で筋肉質
【好きなこと・もの】走ること、自身の栄光
【嫌いなこと・もの】自動車、自身に向けられる侮蔑、走ることを邪魔する者
【特技】走ること
【趣味】トレーニング
【特殊能力】
「ロードランナー」
走る能力。
常人を遥かに凌駕する超スピードで走ることができる。
最高速度に達すれば残像すら残り、擬似的なソニックブームをも巻き起こす。
スタミナも異常なまでに増幅しており、瞬発力も超人的なレベルで向上している。
本来は下半身不随だったのだが、この能力によって歩行・走行能力を取り戻している。

【詳細】
かつて短距離走の王者と呼ばれていた男。
世界的な大会において常に首位を独占するなど、天才的な才能を持っていた。
しかしある時自動車が引き起こした交通事故に巻き込まれ、下半身不随に陥る。
自身の栄光の証である走力を失った男は絶望し、実る筈のないリハビリを繰り返して精神に異常を来す。
それでも男は「走ること」に執着し続け、その渇望が男の異能力を引き出した。
異能力によって下半身不随を克服した男だったが、その精神は既に狂人のものへと変貌していた。
彼の中に残されているのはかつての栄光への執念、そして走ることへの執着のみである。

【備考】
狂気に陥ったことで自らの名を認識できなくなっている。
走ることに執着する今の彼はロードランナーを名乗る。
走ることを邪魔する者、自らを嘲笑う者に対しては殺人すら躊躇しないだろう。


8 : 名無しさん :2015/09/28(月) 16:07:40 9NmsVKewO
【名前】日笠まひる
【性別】女
【年齢】17
【服装】灰色のパジャマ一式にクマのぬいぐるみ、漫画家御用達ベレー帽
【身体的特徴】圧倒的貧乳のロリ体型、栗色のセミロング
【好きなこと・もの】かわいいもの、お昼寝
【嫌いなこと・もの】喧嘩、暴力、死
【特技】ガンガンいこうぜ
【趣味】ギャルゲ
【特殊能力】
・「肯定の世界」
あらゆる可能性の中から一つだけを現実にする
ただし能力者本人がその可能性に固執する必要がある
また能力者本人の意識が覚醒していなければ発動不可
能力のエネルギー量=固執した時間量×能力者本人の意志の強さ
願望実現の難易度が高ければ高いほどたくさんのエネルギー量を必要とする

【詳細】
現実世界がイヤになり自宅に引きこもりながらギャルゲを楽しむ女子高生
不運にも自宅の階段から滑り落ちて死亡、その際能力に目覚める
本人は自分の異能には気づいてない
躁鬱病を患っており、自分の能力が裏目に出ることも
また妄想や思い込みが激しいので、周囲に混乱をきたす
【備考】
クマのぬいぐるみは数少ない友人としており、常に携行している


9 : 名無しさん :2015/09/28(月) 18:40:20 4GKk8qG60
【名前】おじいさん
【性別】男
【年齢】約300
【服装】簡素な民族衣装
【身体的特徴】小柄で禿頭の老人、
【好きなこと・もの】若者、技術発展
【嫌いなこと・もの】停滞
【特技】記憶し、思い出し、教えること
【趣味】若人たちを見守ること
【特殊能力】
時計と命が同期していた。
おそらく現在は意味をなさない。
【詳細】
かつて村の長老より時老(タイムファーザー)の役割を引き継いだ老人。
引き継ぎの際に懐中時計を受け取っており、時計が壊れない限り死ぬことはないと説明を受けた。
時計は頑丈でありどれほど粗雑に扱っても傷一つつかず、その間彼も時老として古くからの知恵を村の皆に与え続けた。
しかし近年技術の発展とともに彼の知恵も追いつかなくなり、同時期に時計についた小さな傷を発見する。
それにより時老というシステム自体が終わりつつあることを実感し、最近では静かに死ぬ準備を始めている。
【備考】
引き継ぎ当初は彼も時老と呼ばれていたが、偉大な前任者に遠慮してただの老人と呼ばせており、
それが時代とともに柔らかくなって現在の呼び名に落ち着いた。
引き継ぎ前は名前も存在していたが、200年ほど呼ばれていないため本人も忘れている。


10 : 名無しさん :2015/09/28(月) 20:17:06 VLXtYsTU0
【名前】クリストファー・ジャスティン
【性別】男
【年齢】41
【服装】貴族風のスーツ
【身体的特徴】四つ目のトカゲのような異形の頭部、爬虫類に似た皮膚、2mを越す巨躯
【好きなこと・もの】紅茶、菓子、平穏
【嫌いなこと・もの】争い
【特技】ボードゲーム(特にチェス)
【趣味】ティータイム、ボードゲーム
【特殊能力】
第六感に優れており、周囲の気配を探ることに長ける。
身体能力や生命力も人間よりは高い。

【詳細】
辺境の森の屋敷で暮らす貴族。人型でありながら爬虫類の如し頭部と皮膚を持つ異形の存在。
怪物然とした姿だが性格は温厚かつ理知的で、物腰や言動も落ち着き払っている。
争いを好まず、ただ日々を静かに暮らすことを望んでいる。
人間が自らの姿を恐れることを理解しており、街への買い出し等は屋敷に住み込む人間の召し使い達に行かせている。

【備考】
異形の姿は一族の遺伝であり、代々に渡ってこのような外見をしているらしい。


11 : 名無しさん :2015/09/28(月) 21:20:23 kt.o9KIw0
【名前】メアリー・マローン
【性別】女
【年齢】不明
【服装】メイド服
【身体的特徴】愛嬌のある顔立ちの白人女性
【好きなこと・もの】チョコレート、紅茶
【嫌いなこと・もの】孤独感
【特技】家事全般
【趣味】昼寝
【特殊能力】
「死を運ぶ女(パンデミック)」
歴史上、「手に終えない」といった意味では最凶最悪といってもいい能力
分かっているだけでメアリーは二十万人の人間をこの能力で死滅させてしまった
【詳細】
通称「歩くパンデミック」
世界で最も危険な異能力者のひとりであり、個人で世界滅亡レベルの危機に認定された稀有な女性
その能力は簡単に説明すると「殺人ウィルスを無計画に、無制限に、永続的に培養するていどの能力」
世界中で彼女の体内のみに存在する「メアリー・ウィルス」は、メアリー以外の生物に感染した場合、1分ほどで全身が生きたまま腐敗して死亡し、塵も残らない
その高すぎる致死率は、本体であるメアリーの穏やかさとは全くの真逆である
元々はある貴族のお屋敷でメイドとして奉仕していたが、突如能力が暴走し、本人も意図せずに夥しい数の死者を出してしまった
【備考】
その罪の意識に耐えきれず、メアリーの精神はすでに正気ではない
最近は隔離施設で厳重に監視されている生活を送っていた


12 : 名無しさん :2015/09/29(火) 08:21:45 3SSIkoyg0
【名前】笑田私(わらった わたくし)
【性別】男
【年齢】36
【服装】父親譲りの赤い羽織
【身体的特徴】坊主頭、全体的にぼんやりとした印象
【好きなこと・もの】笑い、笑わせること、父親
【嫌いなこと・もの】滑ること
【特技】演技
【趣味】舞台鑑賞
【特殊能力】特になし
【詳細】
伝説の芸人「マイン昭造」を父に持ついわゆる二世芸人、本名綿串翔太。
芸ではパッとしないが最近父親が亡くなり、追悼番組などでのメディア露出が増えている。
それだけでは食っていけないことは自覚しており、いろいろと各地を回っているが、どうにもうまくいっていない。
【備考】
コントなどでのの演技は光るのもを持ち、周りからは俳優への転向を勧められている。
初めは断っていたが、最近は少しそのことについて考えるようになっている。


13 : 名無しさん :2015/09/29(火) 10:50:09 93G/H2/U0
【名前】ヴァーミリオン
【性別】女
【年齢】45
【服装】深緑色のコート、両目を覆うバンダナ
【身体的特徴】細身の筋肉質体型、赤い短髪
【好きなこと・もの】戦闘
【嫌いなこと・もの】弱者
【特技】殺人、戦闘
【趣味】鍛練
【特殊能力】
超人的な瞬発力と身体能力、そして卓越した戦闘技術。
放たれた複数の銃弾を回避することさえ容易い。
盲目であるにも関わらずまるで“見えている”かのように動く。

【詳細】
盲目の女傭兵。
ヴァーミリオンという名は通り名であり、本名であるかは不明。
人間離れした脅威的な戦闘力を備え、敵対した者からは死神の如く恐れられる。

常に物静かな人物であり、態度は落ち着き払っている。
しかしその実態は“戦うこと”に執着する戦闘狂。
彼女の闘争本能は「闘争こそが世界と自分を繋ぎ止める」という独特の思想に基づく。
幼い頃から盲目だったことで世界を観測できず疎外感を感じていた彼女は、闘争を通じて自らの生きる世界を実感する。

【備考】
コートの両袖にそれぞれ仕込んだ二本のブレードを武器として用いる。


14 : 名無しさん :2015/09/29(火) 15:38:00 ghtSKFWA0
【名前】ヴェント・ロヴェッシ
【性別】男
【年齢】約400歳
【服装】黒いレインコートに蝙蝠傘
【身体的特徴】年齢が分かりにくい枯れ木のような男
【好きなこと・もの】太陽
【嫌いなこと・もの】雨
【特技】魔術全般
【趣味】油絵
【特殊能力】
水を操る魔術。視界内の水であれば、自由に操れる
【詳細】
魔術師たちによるマフィア『濡羽色の鴉』のボス。
かつて魔女狩りが横行していた中世、魔術師であった彼はただ一人の家族で会った妹と
ひそかに暮らしていた。しかし貧困に苦しんでいた隣人がたった三枚の金貨を教会から授かり、密告したことにより捕まってしまう。
妹の魔術によりヴェントは逃げのびたが、妹は処刑されてしまった。
そのことを悔やみ、国や教会に対抗するため、魔術師たちによる組織を結成する
時代が進み魔女狩りが衰退した現代、魔術師組織は魔術を悪用して金儲けに勤しむマフィアに堕ちてしまっていた
護ろうとした魔術師たちがただの下種に堕ちたことに絶望したヴェントは妹のいるあの世へと向かうため命を絶った
【備考】
妹が死んで以来、彼は太陽を見たことがない
常に太陽には雲がかかり、彼の肩には雨が降り続いている
再び彼が太陽を見ることが出来るのは、彼が心から幸せだと感じた時だろう


15 : 名無しさん :2015/09/29(火) 20:40:05 llW7SIzA0
【名前】雨竜佐希子
【性別】女
【年齢】198
【服装】着物
【身体的特徴】外見は14歳くらいの少女。顔色が悪くよく吐血する
【好きなこと・もの】健康
【嫌いなこと・もの】殺人
【特技】卓越した剣術
【趣味】人斬り
【特殊能力】
・殺人衝動
妖刀に寄生されているため衝動的に人を斬り殺してしまう
・不老不死
妖刀により強制的に瀕死のまま死なない体となった
【詳細】
十二万人以上を斬り殺した女殺人鬼
【備考】
元は武家の跡取り娘。184年前に結核と末期癌と心臓病だと診断され、余命一ヶ月と宣告された
当時の医療ではそのまま死を待つだけであったが、歴代当主の中でも佐希子の刀の才能は飛び抜けており、天才を若くして死なせることをあまりにも勿体ない事だと、本家に封印されていた妖刀「なまくら」にわざと憑りつかせることで延命に成功した
だが代償に逃れられない殺人衝動に飲み込まれ、家族を皆殺しにし逃走
各地で無差別に人を殺しまくった後長らく行方不明になっていたが、近年まで生き延びていたらしい


16 : 名無しさん :2015/09/29(火) 22:02:52 93G/H2/U0
【名前】紅島 阿理香(くれしま ありか)
【性別】女
【年齢】16
【服装】黒を基調としたパンクファッション
【身体的特徴】黒のメッシュが入った赤髪、つり目
【好きなこと・もの】コーラ、煙草
【嫌いなこと・もの】退屈、両親、学校
【特技】全力のパンチ
【趣味】カラオケ、喫煙、喧嘩
【特殊能力】
「インパクト」
相手に拳撃を命中させた際、内側から響く『衝撃』を同時に叩き込む能力。
その気になればコンクリートをも砕くことができるが、基本的に人間相手には手加減して使用する。
拳の強度が上がる訳ではないので、固いものを殴った際には相応の痛みが来る。

喧嘩の腕っぷしは極めて強い。
タイマンならほぼ負け知らず、チンピラ程度なら束であろうと容易く蹴散らす。

【詳細】
異能力を持つ不良少女。
両親との不仲や中学での孤立をきっかけに不良へと身を落とし、不登校になってからは町を遊び歩く自堕落な生活を繰り返していた。
やがて若者のギャング集団とつるむようになり、彼らと共に喧嘩や遊びに明け暮れる中で自らの能力に気付く。
能力を自覚したことで彼女の生活が激変したわけでもなく、ただいつも通りに遊び歩いたりギャングとつるんだりする日々を送っていた。

【備考】
未成年だが喫煙を嗜んでいる。
高校へは進学しておらず、中学も途中で問題を起こして以来不登校になっている。


17 : 名無しさん :2015/09/29(火) 23:12:31 8WU9KKTU0
【名前】ガブリエル・バラ・ティーマン
【性別】男
【年齢】32
【服装】神父服
【身体的特徴】体躯のよい長身、いつも苦悶のような表情をしている
【好きなこと・もの】神、天国、善行
【嫌いなこと・もの】悪魔、地獄、罪人
【特技】断食(三カ月は可能)
【趣味】祈り
【特殊能力】
『原罪(クライム・クライム・クライム)』
対象の犯した罪に応じて攻撃力が増す罪を裁く権能。
あらゆる罪に効力を発揮し、特に命にまつわる罪。とりわけ殺人者に対して高い効果を発揮する。
大量殺人者相手ともなれば効力すら変化し、その数に応じ様々な特殊効果が付加される。
対象が反省することで効果は減衰するが、表面的な謝罪などは効果がなく心の底から改心しなくてはならない。
また罪の判定や改心しているかなどの度合いは全て『神』が行うため本人の罪の意識やガブリエルの意思などは考慮されない。
【詳細】
アルゼンチンの片田舎にある小さな教会で教えを説く神父。
毎日の祈りを欠かさず、隣人を愛し、神の敵を憎む信仰深い信徒。
『原罪』という特殊能力を持つが、特殊な修行ではなくただ日々の祈りによりいつ間にか習得していた。
これが神の意志であると信じ代行者としてこの権能を振るっている。
【備考】
『原罪』による断罪は神の代行であるため罪には当たらない。


18 : 名無しさん :2015/09/29(火) 23:23:12 llW7SIzA0
【名前】カニバリズム(本名不明)
【性別】男
【年齢】40
【服装】血まみれのコック服
【身体的特徴】筋肉ダルマな体型の白人男性
【好きなこと・もの】お客様の笑顔
【嫌いなこと・もの】肉の味がわからない奴
【特技】人肉調理
【趣味】殺人、料理の仕込み
【特殊能力】
「肉質鑑定」
人目見ただけで相手の健康状態・病気の有無・その肉質を瞬時に見抜くことができる。これによりその食材にあった的確な調理を可能としている

人肉という食材に対する強すぎる探求心と執着心から獲得していった技能が異能レベルにまで昇華されたもの

【詳細】
通称「気狂いコック」
決まった住居を持たず、町から町へと渡り歩きながら、住民を一夜で皆殺しにしてその肉を美味しく調理して店に出すという異常な行動を続けていた殺人鬼。分かっているだけでこの二十年あまりに十万人ほど殺している

【備考】
作る料理はとても美味しいのに、周囲の人間を皆殺しにしてしまうためお客さんが来ないのが悩み


19 : 名無しさん :2015/09/29(火) 23:40:45 3SSIkoyg0
【名前】黒末憲吾(くろすえ けんご)
【性別】男
【年齢】63
【服装】黒スーツ
【身体的特徴】白髪に白ひげ、服の上からでも鍛えているのが分かる
【好きなこと・もの】鍛錬、斬り合い
【嫌いなこと・もの】政治
【特技】剣術全般
【趣味】愛刀の手入れ
【特殊能力】特になし
【詳細】
かつて世界に名をはせた剣豪。
体の衰えにより引退し悠々自適な暮らしを計画していたところ、
実の兄が急逝し断れない恩師の頼みにより政界に身を投じることになる。
政治家としては無才無能で本人も自覚しており、余計なことはせずに傀儡でいようと努めている。
ただ剣豪としてはともかく、政治家といて人を見る目も皆無なために、
後始末を押し付けられて評価が下がる悪循環を繰り返している。
【備考】
世間での彼の評価は『晩節を汚している剣豪』でおおむね一致している。
異能者との戦闘経験もあり、裏社会の事もそれなりによく知っているが、
それらを政治に生かす才能はもちろん持ち合わせていない。


20 : 名無しさん :2015/09/30(水) 00:40:17 CFb4JI9w0
【名前】トゥーガル
【性別】女
【年齢】24
【服装】全裸に虎の毛皮を纏っている
【身体的特徴】
褐色美人。女性的ながらも引き締まった肉体をしており、褐色に焼けた肌には過酷な戦いを生き抜いてきたことが一目で分かるほどの爪痕やら噛み傷やら銃創などの跡がある、脆弱な人体など容易く引き裂く鋭い爪と牙を持っている
【好きなこと・もの】肉
【嫌いなこと・もの】野菜、人間
【特技】サバイバル
【趣味】狩り
【特殊能力】
「野獣の肉体(ビーストスタイル)」
野生の過酷な生存競争を生き抜いてたどり着いた肉体の境地。人間離れした身体能力や生命力をもっている。獣と意思を通わせることもできる
【詳細】
大陸の秘境で赤ん坊の頃から人食い虎の夫婦に育てられた野獣女。トゥーガルという名前は彼女を恐れる原住民たちからのあだ名(虎の子という意味)に過ぎない
彼女は人間らしい感情は皆無であり、自分を虎だと信じこんでいる
虎の『両親』は人間のハンターに討伐されたので人間を憎悪している、なので自分の姿形が『ニンゲン』に似ていることは無意識に考えないようにしている
『両親』から受け継いだ縄張りをとても大切にしており、その領域を侵すものは誰であろうと絶対に許さない。分かっているだけで三千人の人間を殺し、その肉を食っている
彼女の身に付けている毛皮は自分を育てた虎のものであり、彼女にとっての「母の形見」である
【備考】
年齢的に番が欲しいと考えているが、彼女にとっての同族がアプローチに乗ってくれないので悩んでいた


21 : 名無しさん :2015/09/30(水) 01:16:09 kWT9gJUc0
【名前】天沼 継接 (あまぬま つぎはぎ)
【性別】男
【年齢】30
【服装】継ぎ接ぎだらけのコート
【身体的特徴】作り物めいた端正な顔立ち、全身余すところなく継ぎ接ぎだらけ
【好きなこと・もの】解剖
【嫌いなこと・もの】生魚、不衛生な環境
【特技】解剖&解体
【趣味】裁縫
【特殊能力】
・継ぎ接ぎ肉工作
糸と針さえ手元にあれば、生物のパーツを生きたまま自由に接続することができる
継接の肉体の90%は他人のパーツを継ぎ接ぎしたもので、体の全てがほぼ紛い物。元の姿がどんなものだったのかは本人も覚えていない
【詳細】
あらゆる分野で突出した才能のある人間を殺し、その体のパーツを切り取って収集することを生き甲斐とする殺人鬼
奪い取ったパーツは継接の肉体として再利用される運命にある
判明しているだけで二百人人以上を殺害している。数が比較的少ないのは、選り好みした一流の獲物しか狙わないため
【備考】
最近、肉体で唯一手をつけていなかった脳の継ぎ接ぎに挑戦しようとしたのか、自分で自分の頭蓋骨をカチ割って脳を取り出すという暴挙にでた
しかし流石にその状態だとパーツを縫い合わすことができずにそのまま死亡してしまった


22 : 名無しさん :2015/09/30(水) 01:19:02 Ns2KWw9k0
【名前】アルファ・オメガ
【性別】男
【年齢】9
【服装】薄い青色の特殊スーツ
【身体的特徴】成人男性
【好きなこと・もの】なし
【嫌いなこと・もの】存在意義の消失
【特技】戦闘、戦争
【趣味】なし
【特殊能力】
「戦争の申し子(ゴッド・ウォーリア)」
戦場において戦況に適したあらゆる兵器を生成できる。
【詳細】
対国兵器。
コードネーム「ΑΩ(アルファオメガ)」
某国の研究室で生み出され兵器として開発された少年。
十代にも満たない少年だが培養装置の中で急成長されられたため肉体的には20代前後。
肉体は細胞から兵器であり、身体能力も人間とは次元が違う。
幾度か実戦に投入され敵対国家の非戦闘員を含む国民三千万を虐殺した。
別段殺人や破壊行為に忌諱や快楽は感じていないが、自分が殺人兵器として生み出されて事は理解しているため存在意義が失われることを恐れている。
【備考】
知識や知能などは教育により一流の研究者並みにあるが、情緒など感性は教育されていないため成長していない。


23 : 名無しさん :2015/09/30(水) 01:33:12 ajnPZLgM0
【名前】グリム・グリム・クラウン
【性別】男
【年齢】56
【服装】漆黒の騎士甲冑
【身体的特徴】醜悪に崩れた奇形の顔、筋肉質な体格(いずれも甲冑に隠れて見えない)
【好きなこと・もの】既に覚えていない
【嫌いなこと・もの】この世の全て
【特技】近接武器を用いた戦闘、騎士団の指揮
【趣味】既に覚えていない
【特殊能力】
騎士としての卓越した戦闘術。大国の由緒正しき騎士団の長を任されるほどの実力を備える。
剣や槍などを始めとしたあらゆる近接武器の扱いに長ける。
部下の指揮にも長け、戦術面でも優れた能力を持つ。

【詳細】
とある大国の王族に仕える騎士団の団長。
高い実力を持ち、部下や王族からの信頼も厚い優れた騎士だったが、“不治の奇病”に侵されたことで生活は一変。
奇病の症状によって顔は醜悪に爛れ落ち、更に奇病を恐れた王族によって迫害の対象となる。
化物同然の顔に成り果て、名誉も地位も失い、自らを慕っていた騎士達からも拒絶されたことで発狂。
かつての騎士団長は自らの部下だった騎士達、そして忠義を尽くしていた王族を虐殺した。

【備考】
不治の奇病によって余命幾許もなかったが、騎士団と王族の虐殺後は行方を眩ませている。


24 : 名無しさん :2015/09/30(水) 01:54:57 SfFkkaKY0
変な方向に進んでないかチミたち


25 : 名無しさん :2015/09/30(水) 02:00:41 ajnPZLgM0
明記されてないので気になったんだけど、これって本編参加キャラはどう決めるの?
募集期限設けられてる辺り投票で決定?


26 : 名無しさん :2015/09/30(水) 02:16:20 kWT9gJUc0
【名前】餓鬼(本名不明)
【性別】男
【年齢】推定年齢100歳以上
【服装】大日本帝国陸軍の軍服
【身体的特徴】骨と皮だけまで痩せ細った四肢と、妊婦のように膨らんだ不釣り合いな体格をしている
【好きなこと・もの】食べ物
【嫌いなこと・もの】アメリカ
【特技】早食い
【趣味】早食い
【特殊能力】
「施餓鬼法」
元々餓鬼となる前の人物が持っていた異能「食べただけ健康になる程度の能力」が変質したもの。人肉を食べれば食べただけ死なずにすむが、同時に猛烈な飢餓感に襲われる

【詳細】
第二次世界大戦中、孤立したラバウルに置き去りにされた二百三十万人の帝国陸軍の内のひとりの日本兵の成れの果て
極度の飢えに耐えきれなかった彼は、腐るほどあった日本兵の死体を喰って生き延びようとしたが、心身ともに怪物となってしまった

【備考】
餓鬼となった彼はその後二百万人分の死体をすべて平らげ、海を泳ぎアメリカに渡米。五十万七千人もの一般市民を食い殺した後に姿を消した


27 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/09/30(水) 02:26:21 kWT9gJUc0
登場話が予約されたキャラは参加が内定し、投下されたら本決定
予約されたけど破棄になった場合は内定取り消し
最低30キャラ最高80キャラで考えてますがそのへんは勢いによって調整ーーというのを想定しています
あと一話限定のズガン枠としてなら好きに出しちゃっても良いんじゃないかとか考えてますが、そこら辺の話は募集を切り上げた後に決めていきましょう


28 : 名無しさん :2015/09/30(水) 03:10:58 IKKeZz02O
【名前】ヲンワ
【性別】女
【年齢】不明
【服装】あらゆる生物の血で染めた桜模様の浴衣姿、うちわを所持
【身体的特徴】闇色の艶のある長髪、見るもの全てを凍てつかせる瞳、日本国成人女性の身長とほぼ同等、不敵な笑み
【好きなこと・もの】刹那と永遠
【嫌いなこと・もの】天国と地獄
【特技】人心掌握
【趣味】天国や地獄の勢力との戦争
【特殊能力】
「第三旧世界」
天国でも地獄でもない死後世界の自由操作。
存在する霊魂や物質、法則を意のままに操る。
つまりロワの舞台は彼女の支配下に置かれている。
しかし自らの存在を主催者に悟られないように、自ら上記の能力を制限。
能力制限時はうちわを使って風を操ったり、人を切り裂いたり、攻撃を防ぐ戦闘スタイルを行う。
彼女を殺すにはこの世界ごと消滅させなければいけない。
【詳細】
天国と地獄の創世記に生まれたとされる「天地の狭間の世界」に芽生えた自我の正体が彼女。
栄華を極めた天地の世界に対して激しい憎悪を持つ。
過去に何度も天国と地獄に対して大規模戦争を仕掛けたが全て失敗。
今回の死者の人員オーバーを仕組んだのは彼女で
、今回も二大巨頭を潰すための作戦を練っている。
なお、存在する時期から既に亡者であったため、うまく主催者の目を誤魔化すことができた。
【備考】
「マヤ」という偽名を使用。


29 : 名無しさん :2015/09/30(水) 08:50:23 suioTXos0
他キャラとの関係って詳細に加えていいんですか?


30 : 名無しさん :2015/09/30(水) 08:54:45 T9Vs/SEc0
【名前】青空深留夫(あおぞら みるお)
【性別】男
【年齢】42
【服装】一般的な会社員のスーツ
【身体的特徴】割とダンディな中年
【好きなこと・もの】家族、青空、ブランコ
【嫌いなこと・もの】会社、社会
【特技】演劇
【趣味】雲を眺めること
【特殊能力】特になし
【詳細】
ブラック企業に勤めていたが、一週間前に解雇された男。
解雇されたことを家族には言えずに毎日公園でブランコをこいでいる。
学生時代に演劇をかじっており、その経験を活かして家族の前ではいい父親を演じている。
徐々に近づいてくる給料日を前にどんな言い訳をすればいいのか分からず鬱々とした日々を過ごしている。
【備考】
現実逃避気味に子供たちの遊びに加わることも多く、子供たちの間で『公園おじさん』として噂になっている


31 : 名無しさん :2015/09/30(水) 09:24:25 JHPQSQ7Y0
>>29
良いと思います


32 : 名無しさん :2015/09/30(水) 09:36:06 ajnPZLgM0
>>27
成る程、ご回答ありがとうございます。

【名前】羅神藤(ラカンドウ)
【性別】男
【年齢】65(人間年齢で20代半ば)
【服装】軽装の武士鎧
【身体的特徴】赤と黒が混ざった髪色、丁髷、岩石のような筋骨隆々の巨漢
【好きなこと・もの】酒、肉、鍛練
【嫌いなこと・もの】カエル
【特技】岩砕き
【趣味】酒を飲むこと、読書、手合わせ
【特殊能力】
「鬼火」
青白い鬼火を自在に操る。
拳に炎を纏わせたり、火球として放つことが出来る。

また能力に関わらず、純粋に超人的な怪力を持つ。
その拳は巨岩をも砕き、自らより巨大な妖怪すらも投げ飛ばす。
剣術の腕もそれなりに高いが、彼は素手で戦う方が性に合うらしい。

【詳細】
妖怪退治を生業とする流浪の侍。
侍でありながら剣よりも拳で戦うことを好む異端児。
元々は親に捨てられた孤児だったが、妖怪退治屋の侍に拾われたことで後継者として妖怪と戦う技術を叩き込まれる。
豪放磊落な性格であり、宴も戦闘も派手なものを好む。
外見とは裏腹に女子供、特に自らの出自故に孤児には優しい。

【備考】
鬼と人間の間の子であり、通常の人間よりも長い寿命や怪力は鬼の血の影響である。


33 : 名無しさん :2015/09/30(水) 10:54:04 sUfjhbSg0
【名前】ジョン・デリンジャー
【性別】男
【年齢】31
【服装】クラシカルなスタイルのスーツ
【身体的特徴】高めの身長、整った渋い顔立ち
【好きなこと・もの】金・女
【嫌いなこと・もの】殺人・警察
【特技】強盗・脱獄・ハッタリ
【趣味】映画鑑賞
【特殊能力】一発の銃弾も撃たず、一分以内に強盗を成功させる伝説的な強盗スキル・厳重な警備の刑務所からハッタリと口先だけで脱獄する頭脳と度胸
【詳細】1930年代のアメリカに実在した伝説の銀行強盗。鮮やかかつ正確な手段で各地の銀行を襲撃し、100万ドル近い金を荒稼ぎした。
生涯を通じて殺害したのは1人だけ(それも不慮の事故による)、囚われた仲間を救出するなどの義侠心に溢れた行動から現在でも人気が高い。
当時のアメリカでもヒーロー視されており、それを危惧したFBIに「パブリック・エネミーNo.1」の渾名を付けられた挙句、罠にハメられて殺害された。
元軍人のギャングである為戦闘能力はそれなりにある。しかし本人は殺しを嫌っており、暴力よりも脅しとハッタリで目的を果たすタイプ。
【備考】1934年、FBIによって殺害された直後より参戦。


34 : 名無しさん :2015/09/30(水) 12:37:44 T9Vs/SEc0
【名前】鷺枝大洋(さぎえだ まさひろ)
【性別】男
【年齢】26
【服装】比較的ラフな格好
【身体的特徴】朴訥とした田舎者風
【好きなこと・もの】商売、絵画、善人
【嫌いなこと・もの】話を聞かない人
【特技】詐術
【趣味】人との会話
【特殊能力】特になし
【詳細】
朴訥とした雰囲気を持つ絵画商。
しかしその正体はほぼ無価値の絵を高値で売りつける詐欺師である。
卓越した話術とその雰囲気で被害者の中には自分が騙されたと気付いていないものも多い。
本人は他人と会話することを心底から楽しんでいる。
【備考】
名前の読みを変えると「さぎしたいよう」となり、彼の会話での持ちネタの一つになっている


35 : 名無しさん :2015/09/30(水) 13:40:22 iCE3.25Y0
【名前】気弱正人(きじゃく まさと)
【性別】男
【年齢】20
【服装】Tシャツに短パン
【身体的特徴】細身の男
【好きなこと・もの】ペットの猫
【嫌いなこと・もの】血
【特技】隠れること
【趣味】音楽鑑賞
【特殊能力】
「男尊女卑」
相手の性別が女ならたとえ全知全能の存在であろうとねじ伏せることができる。
ただし男相手だと赤ん坊にも負ける。
【詳細】
気弱でいつも目立たないように生きてきた男。
血を見るのが大嫌いで、見ただけで卒倒してしまう。
【備考】
自分の能力には気づいていない。


36 : 名無しさん :2015/09/30(水) 16:05:25 dI2LiEPQ0
【名前】郭 龍清(カク ロンチン)
【性別】男
【年齢】27
【服装】黒い男性用チャイナ服
【身体的特徴】糸目笑顔
【好きなこと・もの】中華料理、日本文化、金払いのいい客
【嫌いなこと・もの】日本人、金持ち
【特技】暗殺
【趣味】麻雀
【特殊能力】
『武芸百般』
あらゆる武器に精通している。
無論武器術のみならず武器を用いない格闘術も一流の域。
また武術のみならず芸事なども得意としている。
【詳細】
生涯において86名もの要人を暗殺した伝説の暗殺者。
これほど多くの暗殺を成し遂げられたのは彼が基本的に武器を持たず特殊空拳で仕事を行う暗殺者であったからだろう。
ボディチェックに引っかからず金属探知機にも反応しないためどこにでも忍び込むことのできる。
必ずしも素手で敵を暗殺を行うという訳ではなく、その場にある物なら何でも使う。環境を利用した闘法を得意としている。
【備考】
反日家で日本人は嫌いだが日本文化は好き


37 : 名無しさん :2015/09/30(水) 17:47:25 .mYagKQQ0
【名前】Dr.ハロウィン
【性別】女
【年齢】20代
【服装】ジャックランタンの被り物、魔法使い風の帽子(被り物に縫い付けられている)、漆黒のマント、平凡なスーツ
【身体的特徴】高身長でスタイル抜群。素顔は被り物に隠れている。
【好きなこと・もの】遊び、悪戯、カボチャ
【嫌いなこと・もの】退屈、束縛、生真面目な妹
【特技】逃走、悪戯
【趣味】覆面の手入れ、菓子作り
【特殊能力】
パルクールによる高い身体能力、天性の危機察知能力を持つ逃走の達人。
頭脳明晰で機転が利き、様々な道具や状況を活用することを得意とする。
尤も、そういった頭脳は概ね悪戯等に用いられている。

【詳細】
「道化王」を自称する謎の怪人物。
コスプレじみた風貌をしており、芝居がかった大袈裟な言い回しを好んで用いる。
文化遺産への芸術的な落書き、ショッピングモールでの笑気ガスの散布、町中に大量の飴をばらまくなど、数々の悪戯や迷惑行為を繰り返す。
悪戯による負傷者等が出たとしても意に介さぬ等、悪質な面も強い。
そのため警察から追われているが、ずば抜けた逃走能力によって今もなお逃げ続けて犯行を繰り返している。
Dr.ハロウィンは世間への悪戯も警察からの逃亡もゲームの如く楽しんでいる。
彼女は抑圧に満ちた現代の社会を退屈に思っているのだ。

【備考】
私生活ではグラマラスな体型のみが自慢の怠惰で冴えないフリーター。
頭が上がらない存在として国家公務員の妹がいるが、自分がDr.ハロウィンであることは知られていない。


38 : 名無しさん :2015/09/30(水) 18:34:44 LTzrwGuE0
【名前】尼野幸生 (あまの ゆきお)
【性別】男
【年齢】17
【服装】学生服
【身体的特徴】無表情
【好きなこと・もの】殺人
【嫌いなこと・もの】退屈
【特技】観察
【趣味】殺人
【特殊能力】
・文武百般
一度見ただけでどんな技術でも習得できる
【詳細】
幼少の頃からその能力ゆえに天才として名を馳せていた
しかしなまじ努力せずとも大抵の事が出来てしまうため、人生で一度も情熱を感じたことがなく悩んでいた
ある日それを幼馴染みに相談してみたところ、

「じゃあ殺人鬼にでもなれば?」

といった冗談半分の応答を真に受け、手始めに隣人を殺害
それが思いの外面白く、その時、生まれてはじめて燃え上がるような興奮を感じられたことで殺人こそ己の生きる道だと確信し、殺人鬼となった。しかしまだまだルーキーであり、殺害数は70人にも満たない。最終的に5000人殺しを目標としている
【備考】幼馴染みもビックリである


39 : 名無しさん :2015/09/30(水) 18:47:06 T9Vs/SEc0
【名前】馴居志代(なれい しよ)
【性別】女
【年齢】28
【服装】白一色の病院服、無化粧、度数の合わない眼鏡
【身体的特徴】ボサボサの髪、病的に肌が白い
【好きなこと・もの】真実の世界
【嫌いなこと・もの】虚構の世界
【特技】分解組立
【趣味】特になし
【特殊能力】特になし
【詳細】
とある精神病院に入院している女。
現実感を喪失しており、自分もその周りもすべてが虚構であると感じている。
こう見えても工業大の出身であり、工具を渡せば機械の分解組立はお手の物である。
また人には見えない何かが見えているようで、よくあらぬ方向を向いてぶつぶつと独り言を言っている。
本人いわく話し相手は外の世界らしいが、彼女の周りでそれを理解できたものはまだいない。
【備考】
別に第4の壁を越えてメタ視点を持っているなどということはない。


40 : 名無しさん :2015/09/30(水) 19:48:58 IKKeZz02O
【名前】滅母下 獣御(ほろぼした じゅうご)
【性別】♂
【年齢】3
【服装】なし
【身体的特徴】二足歩行する巨躯の金狼
【好きなこと・もの】肉
【嫌いなこと・もの】なし
【特技】狩り
【趣味】ハンティング
【特殊能力】五感が冴えている。怪力。武器が使える。
【詳細】
突然変異で生まれた人食い狼。
本能に従い、人肉を貪る。
アフリカの15部族を壊滅状態に追い込んだ過去を持つ。
この狼を研究している日本の動物学者がその事実を知って、わざわざ日本式で名付ける。
【備考】
常に次の獲物を狙っている。


41 : 名無しさん :2015/09/30(水) 20:05:08 LTzrwGuE0
【名前】ブッチャーマン
【性別】男
【年齢】50
【服装】エプロン姿が正装。好んで豚のマスクを被っている
【身体的特徴】丸々とした力士のような巨漢
【好きなこと・もの】肉なら何でも大好き
【嫌いなこと・もの】空腹
【特技】サバイバル、肉の解体、早食い
【趣味】食べることが大好き
【特殊能力】
「食人鬼の胃袋」
常人の十倍の大きさの胃袋。驚異的な消化力を誇る。どんなに大量に肉を詰め込んでも、ものの数秒で跡形もなく消化してしまう。なので生肉を食べてもお腹を壊さない
致命傷を負っても肉を食べまくれば大抵の傷を治癒することができる
この体質のせいでブッチャーマンは常に発狂レベルの飢餓感を感じている。それを静めるには凡そ1日に3500㎏の食物を消費しなければならない

「飢えた食人鬼(ハングリー・グール)」
腹が減れば減るほど、超人的な身体能力を発揮する能力。極限まで飢えたブッチャーマンは何者にも止められない

【詳細】
本名不明。豚のマスクで顔を隠し、巨大な肉斬り包丁を凶器として使っていたことからメディアにより「ブッチャーマン」と命名された
生前は街のゴミ屋敷に住み着いていた怪人であり、夜な夜な人をさらっては肉を食っていた
それも変態的理由ではなく「タダで食べられるから」といった経済的理由によってである
30年にも渡り犯行を繰り返していたが、ある日パトロール中の警官を「肉」と見なして拐ったことがきっかけで存在を捕捉され、アジトを特定した警官隊50人に包囲されるも、返り討ちにして食べてしまった
その後政府から派遣された対殺人鬼専門の特殊部隊100名と街中で27時間にわたるガチバトルを繰り広げ、一般市民368名と隊員20名を殺害するも物量に押され敗北、体がミンチになるまで念入りに射殺され死亡した

【備考】
その後、家宅捜査されたゴミ屋敷の地下から約858人分の白骨死体が発見された
しかし後のより詳しい調査の結果、それはほんの一握りに過ぎず、過去の周辺地域の行方不明者の総数と照らし合わせることで、実際はその3倍は殺害されているのではと推測されている
因みに拐われた警官はその後食べ掛けのカレーの具材として発見された


42 : 名無しさん :2015/09/30(水) 21:10:23 suioTXos0
【名前】深月葉(みづき よう)
【性別】男
【年齢】17
【服装】学ラン
【身体的特徴】左目に眼帯をしている
【好きなこと・もの】母、子供、クラスメイト
【嫌いなこと・もの】父、他人を傷付ける者
【特技】覚悟を決めること
【趣味】天体観測
【特殊能力】
紅い洞(うろ)
彼の左の眼孔は灼熱地獄とつながっている。封印である眼帯を外し、瞼を開くことで、
地獄の炎を左目から放つ。
ただし能力を使うたびに灼熱と激痛が彼の体を蝕み、最終的には死に至る
【詳細】
悪しき鬼が人間の女を孕ませて産まれた半人半鬼の高校生。
クラス内では物静かで目立つ方ではないが、穏やかで優しい性格なのでクラスメイトや近所の子供からも慕われている
悪逆外道である父の血に負けないために、彼は自分が信じる正しい道を生きることを望む
たとえその道が自分にとって苦難でしかなく、幸せになれないとしても、葉は迷わずにその道を選ぶだろう。


43 : 名無しさん :2015/09/30(水) 21:51:57 ggEoNdus0
【名前】ドール
【性別】男
【年齢】26
【服装】ダークグリーンを基調とした服とマント、左目に眼帯
【身体的特徴】左の頬に十字型の傷
【好きなこと・もの】戦い、食事
【嫌いなこと・もの】平和
【特技】ゲテモノ食い
【趣味】戦闘、食べ歩き
【特殊能力】
・捕食
生き物を食べる事で24時間の間、その生き物の特殊能力や身体能力を得る事ができる。
一度に得る事ができる能力は一つまでで、能力を得ている状態で別の生き物を食べた場合その都度能力は上書きされる。
また、死後半日以上経過している死体を食べた場合は能力が発動しない。
【詳細】
とある帝国軍の特殊部隊に所属する暗殺者。
任務中のサバイバル生活で狩った野生動物を食した事により自分の能力に気付いた。
普段はフランクな性格だが戦闘となると一変、情け容赦のない冷徹な殺人者となる。
【備考】
物事つく前に軍に拾われたため本名は不明。
ドールという名前は戦闘時の人形のような無感情さから付けられた通り名のようなもの。


44 : 名無しさん :2015/09/30(水) 22:00:45 Ns2KWw9k0
【名前】井上 貞夫
【性別】男
【年齢】46
【服装】くたびれたスーツ
【身体的特徴】ごくごくありふれたサラリーマンのオヤジ
【好きなこと・もの】家族、ビール
【嫌いなこと・もの】不景気
【特技】宴会芸
【趣味】健康療法
【特殊能力】なし
【詳細】
16歳の頃から日々の健康のため日課として人殺しを始める。
以後1日1殺を心掛け、まじめな性格から1日も欠かすことなく30年その日課を続けていた。
1人また1人と隣人が消えていくことを不気味に感じた近隣住民が徐々に引っ越して行き最後には彼の街に家族のみになるのがちょっとした悩み。
そうなると新たな街に引っ越し、同じようなサイクルを繰り返していた。
【備考】
一般商社の係長。学歴もよく仕事もできるが日課のため転属願を頻繁に出すため出世できない。


45 : 名無しさん :2015/09/30(水) 23:09:41 ajnPZLgM0
【名前】ギルデスタン・ベルンデレク
【性別】男
【年齢】35
【服装】純白のローブ
【身体的特徴】黒い長髪、無精髭
【好きなこと・もの】自身に向けられる崇拝、金
【嫌いなこと・もの】貧乏人
【特技】話術
【趣味】金銭をかき集めること
【特殊能力】
『穢天使の祝福(ワルキュラ・ゼーゲン)』
肉体に宿す天使の力を引き出し、無敵の存在と化す能力。
発動中はあらゆる攻撃を無効化し、またギルデスタンの意思によって自在に攻撃のエネルギーを反射することが可能となる。
ただし人間の身で天使の力を強引に引き出している為、長時間の維持は相応の消耗を齎す。

【詳細】
天使をその身に宿す男。
元々は口八丁で他人を騙して金銭を奪い取る悪党に過ぎなかったが、ある時瀕死の天使をその身に取り込んだことで運命が変わる。
天使を取り込んだギルデスタンは「神の使い」を自称するようになり、天使の力と悪事で培ってきた話術を駆使して自身を崇拝させる宗教を作り上げた。
信者からの供物や貢ぎ物によって富を獲得し、堕落の限りを尽くしている。

【備考】
話術に長け、他人を欺いたり懐柔したりすることを得意とする。


46 : 名無しさん :2015/09/30(水) 23:44:59 LTzrwGuE0
【名前】ファラオ
【性別】男
【年齢】55
【服装】ボロボロのロングコートに包帯、首に妖しい輝きを放つネックレスをつけている
【身体的特徴】ミイラ
【好きなこと・もの】乾燥
【嫌いなこと・もの】湿気
【特技】乾燥
【趣味】昼寝
【特殊能力】
「乾燥」
肌に触れた物体の水分を一瞬で蒸発させる
「砂漠の王」
体を砂に変える能力。砂を固めて刃としたり、更に自在に砂嵐を起こすことができる
【詳細】
エジプトで暴れまわっている能力者。
本名は「カイル・バックエル」。優秀な考古学者で、発見されたばかりの古代エジプトのピラミッドの発掘作業の責任者でもあった
その時、偶然発掘したファラオの秘宝により、砂漠の能力を獲得したが、その力に飲み込まれ精神に異常をきたし、無差別に力を振りかざす殺人鬼となってしまった
【備考】
20000人のカイロ市民を皆殺しにした後、討伐に赴いた軍と全面戦争になった
彼が亡者となったということは、負けたのだろう


47 : 名無しさん :2015/10/01(木) 01:10:14 tvSJwIPc0
【名前】黒川礼子 (くろかわ れいこ)
【性別】女
【年齢】26
【服装】黒いワンピース
【身体的特徴】憂いを帯びた顔をした黒髪の女性
【好きなこと・もの】歌
【嫌いなこと・もの】明るいもの、健康的なイメージのあるもの全般
【特技】歌
【趣味】歌詞の作成
【特殊能力】
「深淵の歌声」
彼女の歌は人を殺す
それを聴いたものは重度の鬱病を患ったり、根拠の無い被害妄想や強烈な破滅願望を抱くようになる
【詳細】
ダークな音楽が作りたくて殺人鬼になった女ミュージシャン
アルバム製作の際、グルーピーを自殺させてその断末魔の声をサンプリングした
彼女の初アルバム「ひとりぼっちの日曜日」は自主製作盤であるにも関わらず10万枚の売り上げをあげたが、その枚数分の死者も出してしまった
その後数々の新曲を発表、何れもカルト的な人気を誇っている
ある曲の収録時に彼女は首吊り自殺し、自分の断末魔を歌詞としてある歌に加えた
その曲「無価値な命」の収録されたアルバムは20万枚といった過去最高の売り上げを挙げたが、その3倍の自殺者を作り出した
【備考】
本人のこだわりで、アルバムジャケットの印刷には自分の血を使用している


48 : 名無しさん :2015/10/01(木) 07:08:25 7x3Zjx1c0
【名前】三角玲子(みすみ れいこ)
【性別】女
【年齢】26
【服装】余り頓着しない
【身体的特徴】全体的にやつれた印象
【好きなこと・もの】日常、平穏
【嫌いなこと・もの】自分に向けられる悪意
【特技】
【趣味】裁縫、読書
【特殊能力】無し、しいて言えば一日見つからない程度には影が薄い
【詳細】
とある殺し合いの実質的な優勝者。
彼女自身は誰も殺してはおらず、それどころか死体も数えるほどしか見ていない。
その行動は殺し合いの始まりの建物の中に隠れて震えていただけだったが、
他の参加者の血の気が多く、一日も立たずに彼女を残して全滅してしまう。
その後、殺し合いを潰しに来た外部勢力によって発見され、メンタルケアの後日常に戻される
【備考】
しばらくはびくびくしながら日常を謳歌していたが、ある時殺し合いの情報が漏れ好機と嫌悪の視線にさらされる。
弱り切った彼女がそれらに耐えられるわけもなく、最終的に自ら命を絶ってしまう。


49 : 名無しさん :2015/10/01(木) 08:39:13 d4i0vMvU0
【名前】D5133928N
【性別】なし
【年齢】観測されてから一年
【服装】なし
【身体的特徴】肉眼では目視できないサイズ
【好きなこと・もの】暖かい環境
【嫌いなこと・もの】冷たい環境
【特技】大規模感染・宿主の体細胞内での増殖
【趣味】なし
【特殊能力】
「大規模感染」
空気感染・血液感染・接触感染を含めたありとあらゆる経路で人間を含む全ての動植物に感染できる繁殖力。
既存の消毒液やマスクでは対抗できないほどの感染力と生命力を持っており、このウイルスが原因で人類は滅亡した。
【詳細】
一年前に南米の奥地で発見された新型のウイルス。非常に強い感染力と100%の致死性を併せ持ち、有効な対策が取れなかった人類70億人を死滅させあの世が亡者で溢れる原因を作った。
人間を含めた全ての動植物に感染・繁殖し、宿主の体細胞そのものを破壊してしまうため有効な治療法は未だ存在しない。潜伏期間は3日から1週間と比較的長く、このことが封じ込めに失敗した最大の要因でもある。
人類を滅亡させた後は適当な動植物を宿主に繁殖していたが、それらも全滅してしまったため宿主を失い消滅した。
【備考】
唯一の弱点は低温。マイナス30度以下の環境では活動できない為、南極と北極の一部には人類・動植物の生き残りもいる。


50 : 名無しさん :2015/10/01(木) 10:19:01 w5B1UqAs0
【名前】ショコラ・ダ・クロロ・ドルチェ
【性別】女
【年齢】15
【服装】黒いドレス風の魔道士服
【身体的特徴】銀髪青目、細身の体型
【好きなこと・もの】お菓子、御伽話、師匠
【嫌いなこと・もの】力仕事
【特技】お菓子の魔術
【趣味】昼寝、御伽話を読むこと
【特殊能力】
「マジー・アラモード」
物質を菓子に変換する魔術。
石ころだろうと鉄塊だろうと関係なくショコラの思い描く菓子に変えられる。
ただし生物を変換することは出来ず、機械のような複雑な物質を菓子にすることも出来ない。

この他にも光属性の初歩的な魔術を習得している。

【詳細】
魔術師の少女。
元々は御伽話を好む普通の村娘だったのだが、ショコラが秘める膨大な魔力に目を付けた悪しき大魔術師によって誘拐されてしまう。
大魔術師の悪徳に惹かれたショコラは彼の元で魔術を学ぶも、何故か普通の魔術は殆ど習得できず。
代わりに「物質を菓子に変換する」という奇怪な魔術の才に目覚めたのだ。
それ以降も悪しき大魔術師の弟子として行動を共にしつつ、自らの魔術で彼をサポートしている。

【備考】
性格はぼんやりとしているが根は明るくノリがいい。
御伽話でも悪役に好感を抱く等、どこかズレた感性を持っていた。


51 : 名無しさん :2015/10/01(木) 15:14:17 Zpi85ueM0
【名前】坂島 竜二(さかじま りゅうじ)
【性別】男
【年齢】15
【服装】灰色のパーカーにジーンズ
【身体的特徴】長身でやや痩せ気味
【好きなこと・もの】小さい子(男女問わず)、小動物
【嫌いなこと・もの】兄と比べられること
【特技】なし
【趣味】小動物の動画のコレクション
【特殊能力】無し
【詳細】
裕福な家庭で生まれた次男
彼は幼少から、双子の長男である坂島 竜也とどちらが会社の後継ぎとしての能力があるか評価されて生きてきた。
何でも上手くこなせる兄と違い、これといって秀でている所の無い竜二は両親から愛される事なく育っていった。
11才になった頃、家庭の事情で兄は都会へ、竜二は田舎へ暮らす事となり数人の使用人といなかぐらし!する事になった

田舎では兄と比べられる事も無く、クラスメイト達も転校生である自分を温かく迎え入れてくれた。
ある日の事、彼はネットに投稿されていた子猫の惨殺動画を見て言いようの無い興奮を覚える。
その後、動画と同じことをしてみたいと思った彼は野生動物を捕まえては山に連れ込み
自分の思いつく限りのありとあらゆる手段で動物を傷つけ、殺害する様子を動画に取ってはコレクションしていた。

14才になり竜二の行為はだんだんとエスカレートしていった。
対象が動物から人間へと変わったのだ。
彼は「珍しいカブトムシが集まる木を見つけたんだ」と言って9才の少年を山へ誘い込み、首を絞め上げて殺害した。
それだけでなく竜二は少年の死体の両目をナイフでえぐり取り、首をのこぎりで切断する等の残虐な行為も犯した。
死体を徹底的に損壊させた竜二は行為中に射精をしていた。

15才の誕生日を迎えた竜二はある計画を実行した。
クラスメイトの女子である小鈴を山にある洞窟へ誘い込んで殺害する計画だった。
ターゲットにしていた小鈴は、体格がとても小さくて顔も幼く、小学生にも間違われるような娘で
まさに竜二好みの女性であった。

竜二のいる学生グループにとって洞窟は大人たちも殆ど知られていない秘密基地になっていた
小学生の頃から遊びなれていた場所であり、愛しの小鈴と待ち合わせるのにさほど苦労はしなかった。
元より騙されやすい娘であり、転校初日から知り合っていた竜二の事は全く警戒していなかった。

目的地にたどり着くと竜二は小鈴を洞窟の奥へと連れ込み、彼女を押し倒した。
竜二は小鈴の衣類を引き裂いて暴行を働こうとするが、小鈴は近くにあった石を掴んで竜二の頭を殴りつけて抵抗した。
額から出血した竜二は怒り狂い、小鈴の腹部へ向けてバタフライナイフで数回も突き刺して殺害する。
竜二は冷め切らぬ興奮の中、血塗れになった小鈴の姿に欲情した竜二は死体を何度も犯し続けた。

数時間かけて小鈴の身体を味わい尽くした竜二は死体の隠蔽を図ろうとした時
洞窟の入口で小鈴の姉である綾香と出会ってしまう。
小鈴は竜二と出かける事を報告していたのだ。
綾香は帰宅の遅い小鈴を心配して迎えに行ったのであった。

返り血で赤くなっている竜二を見た綾香は状況を察知して逃げようとする。
だが竜二は洞窟内に隠していたボーガンを取り出して綾香を追跡した。
ここで綾香を逃がせば、自分の犯罪が露呈してしまう。
絶対に逃がす訳には行かなかった。

竜二の放たれたボーガンが綾香の右ひざに突き刺さる。
前々から動物達を的にして練習してきたのだ、命中率には自信があった。
膝に矢を受けて倒れ伏す綾香、一歩また一歩と綾香に近づいてボーガンを向ける竜二
ボーガンを撃とうとしたその時、綾香が起き上がり、何かが竜二の顔面に叩きつけられた。

綾香が握っていたのは角材だった。
矢が刺さり倒れた綾香の傍に偶然落ちていた角材が彼女の九死を救った。
怯んだ竜二の頭部をひたすら角材で殴りつけた。
竜二の手からこぼれ落ちるボーガン、綾香はそれを拾うとした瞬間の隙を竜二は見逃さなかった。
小鈴を刺し殺したナイフを向けて綾香の左肩に突き刺す。

綾香は苦痛に顔を歪ませながらも、ありったけの力を出して竜二を突き飛ばした。
角材で応戦した時に視界に入っていた古井戸へ向けて。
古井戸へと押された竜二は真っ逆さまに転落し、底に転がっていた石に後頭部をぶつけて絶命した。

その後、警察の調査によって洞窟の奥で殺害された小鈴の遺体は見つかるが
古井戸に落ちた竜二の死体は最後まで見つからずじまいであった。

【備考】
普段は物静かで、丁寧で礼儀正しい態度を取っているが
自分よりも弱い生き物を傷つけて快楽を得る嗜虐性を秘めている。
その原因は幼少時の環境からなのか、生来の人格からなのかは不明。


52 : 名無しさん :2015/10/01(木) 16:52:09 VnYQDmMg0
【名前】バッシュ・リック
【性別】男
【年齢】28
【服装】特殊部隊風の戦闘服
【身体的特徴】スキンヘッド、強面で痩せ身
【好きなこと・もの】身体を動かすこと
【嫌いなこと・もの】酸味の強い飲食物
【特技】舌を操ること、隠密行動、暗殺
【趣味】フリークライミング、ダンス
【特殊能力】
「リック・ランス」
舌を異常発達させる能力。
能力発動時はバッシュの舌が伸縮自在となり、鞭のように振るったり物体を掴むことが可能となる。
舌の硬度も飛躍的に増し、舌の先端を集中的に硬化させ刺突攻撃を行うことも出来る。

【詳細】
とある国家が異能力者の犯罪に対処すべく特殊工作員として雇った異能力者。
能力によって異常伸縮する舌を武器とする。
不気味な雰囲気を纏った男だが、性格そのものは気さくで陽気。
特殊工作員としての能力は優秀で、仕事の際は冷徹に振る舞う。
国家との契約も犯罪への義憤や正義感からではなく、あくまで自身が安定して稼ぐためのビジネスとして捉えている。

【備考】
訓練によって射撃や格闘術の技術も体得している。


53 : 名無しさん :2015/10/01(木) 18:35:30 FeoikCVg0
【名前】馬七乃川出 滑って死ぬ太郎(バナナノカワデ スベッテシヌタロウ)
【性別】男
【年齢】877
【服装】黄色
【身体的特徴】手の形がバナナの皮を剥いて食べることに特化している
【好きなこと・もの】バナナを食べる事
【嫌いなこと・もの】バナナの皮で滑る事
【特技】バナナの皮を、コントの様な形で捨てることが出来る
【趣味】バナナを食べてはその皮を投げ捨てる
【特殊能力】投げ捨てたバナナの皮を相手が踏むと死ぬ
【詳細】母乳の代わりにバナナを与えられたことから、ああ、こいつはバナナの皮で滑って死ぬわという前ふりを込めて、この名前が送られた。
【備考】餅を喉に詰まらせて大往生


54 : 名無しさん :2015/10/01(木) 18:37:11 FeoikCVg0
>>53
【特殊能力】投げ捨てたバナナの皮を相手が踏むと死ぬ
となっていますが

【特殊能力】投げ捨てたバナナの皮を相手が踏むと滑る
の間違いです。


55 : 名無しさん :2015/10/01(木) 21:58:24 MRpcofyc0
【名前】クラウディオ・サンチェス
【性別】男
【年齢】42
【服装】ウェスタンシャツにテンガロンハットというカウボーイスタイル
【身体的特徴】顔は濃い。全身に傷がある
【好きなこと・もの】テキーラ、祭り
【嫌いなこと・もの】犯罪者
【特技】ロデオ
【趣味】ナンパ、サンバ
【特殊能力】
「神をも捕える我が銃弾(キャッチ・ハンター)」
撃てば当たる。シンプルながら最強の能力。
彼の放った弾丸はあらゆる防御効果を無視し必ず標的に命中する。
能力は銃のみならず全ての投擲物、それこそ投げロープなどにも適用される。
【詳細】
普段は陽気なメキシカン。気のいい男さ。
だがその実態は犯罪者がその名を聞いただけで震えがある一万人以上を殺害した特A級犯罪者を一万人斃したSSSハンター。
その来歴から様々な犯罪組織に命を狙われ続けるがすべて撃退、最終的な死因は何の陰謀もない食中毒である。
【備考】
その活動範囲はメキシコ国内にとどまらず世界を股にかけ活動している。


56 : 名無しさん :2015/10/01(木) 23:24:51 uvDEt45s0
【名前】鈴木太郎
【性別】男
【年齢】32
【服装】3日間は洗ってない汚い服
【身体的特徴】無精髭、不健康そう
【好きなこと・もの】自慰
【嫌いなこと・もの】外界との接触
【特技】自慰
【趣味】自慰
【特殊能力】その気になればみこすりで発射余裕
【詳細】
ヒキオタニート。
生身の人間を殺したことは無いが、1日につき平均10億の生命の可能性を殺している。
調子のいい時は20億は殺す。
生命の可能性を摘み取る紙に自らも足をとられて死んだ。
【備考】
最後の晩餐に使った食材(おかず)はこの世には存在しないはずの年端もいかない少女が描かれた絵であった。


57 : 名無しさん :2015/10/01(木) 23:41:48 sHHqH.B.0
【名前】清浪 聖(きよら ひじり)
【性別】男
【年齢】17
【服装】学ラン
【身体的特徴】一見好青年だが、目はどす黒い殺気に満ちている
【好きなこと・もの】自分の幸せ
【嫌いなこと・もの】他人の幸せ
【特技】人知れず他人を蹴落とすこと
【趣味】人を見下すこと全般
【特殊能力】なし。一般人より頭が回る以外はただの男子高校生である
【詳細】
深月葉 同級生。聖の本性を知る唯一の人間。互いに嫌い合っている
尼野幸生 幼馴染。尼野が天才であることをねたみ、殺人鬼になることを唆した

極貧家庭で生まれた男子高校生。
母親は外に男を作り家を出て、父親はアル中でしょっちゅう聖を殴って憂さ晴らししていた。
そのような出自のため、彼は誰よりも幸福と自由への渇望が強い。
現在は生徒会長を務め、人望も厚いがその本性は自分以外が幸せになることを赦さないどす黒い悪である。
幸福とは世界に一定量しか存在せず、一部の人間しかそれを享受できない。
ならばすべての幸福は自分だけが支配してやるという哲学を持っている
7歳の時、父親は酔っぱらって車道に飛び出し死亡、11歳の時母親も浮気相手と首を吊った。
定期テストで学年2位であったときは、その1週間後1位を取った生徒が万引きで捕まった。
もちろん聖がやったという証拠は残っていない。


58 : 名無しさん :2015/10/02(金) 01:53:39 33/umnbs0
【名前】カリスト・ライネス
【性別】男
【年齢】37
【服装】白衣
【身体的特徴】金髪、青い目
【好きなこと・もの】研究、家族
【嫌いなこと・もの】D5133928N、甘い物
【特技】ルービックキューブ。数年前には最速記録を保持していた。
【趣味】ゴルフ、クレー射撃
【特殊能力】D5133928Nに対する抗体を生まれながらにして持っている。
【詳細】
D5133928N(>>49)の存在を初めて観測した研究者。
研究の過程で他の研究者が次々と感染していく中、自分だけが感染しないことを疑問に思い血液検査を行った結果、ライネス自身だけが持っている特殊な抗体の存在を発見する。
その抗体を元にD5133928Nのワクチンの作成に奔走するが、完成間近のところで何者かに家族もろとも殺害され、ワクチンは闇に葬られた。


59 : 名無しさん :2015/10/02(金) 05:14:39 Fw.uNuGoO
【名前】沼田 文和
【性別】男
【年齢】47
【服装】ビジネススーツ着用、眼鏡
【身体的特徴】黒髪のオールバック、中肉中背
【好きなこと・もの】労働
【嫌いなこと・もの】怠惰
【特技】体術、交渉術
【趣味】情報分析
【特殊能力】強いて言えば、煩悩がない。
【詳細】
水島商事常務取締役。
入社当時から、会社のために身を粉にして戦う。
働くことだけが彼の生き甲斐。
労働を円滑に行うために、体力作りのために体術を身につけることもあった。
過労死が原因で倒れてしまうが、悔いはない。
彼にとってそれは名誉なことだったからだ。
【備考】
命令には忠実、丁寧口調、余計なことは呟かない


60 : 名無しさん :2015/10/02(金) 05:38:42 wgaB8u3c0
【名前】比村 総一郎(ひむら そういちろう)
【性別】男
【年齢】20
【服装】ヘルメットとタオルで顔を隠している
【身体的特徴】細身でやや線の細い印象
【好きなこと・もの】機械いじり・研究
【嫌いなこと・もの】学生運動・自分の巻き込まれ体質
【特技】機械工学・電子機器解析
【趣味】映画鑑賞・将棋
【特殊能力】なし
【詳細】
1968年、東京大学に通う学生。工学部に在籍しており、機械工学・電子機器の研究を専攻していた。
日本を代表するホープとも言われた程の優秀な研究者であったが、学生運動が勃発。運悪くそれに巻き込まれてしまい、不本意ながら運動に身を投じることになった。
嫌々ながらも学生運動家たちに協力して電子機器やトラップの技術提供を行っていたが、圧倒的な数の機動隊員を前に大学は陥落。その混乱に飲み込まれて行方不明となる。
彼を失ったことで日本の技術力は60年衰退したとその存在を惜しまれた。
【備考】
実は東大陥落の際に機動隊との衝突に巻き込まれ、警棒で殴られて死亡している。


61 : 名無しさん :2015/10/02(金) 19:59:13 BqRA./ao0
【名前】ジェシカ・エステバン(八つ裂きのジル)
【性別】女
【年齢】28
【服装】体のラインを出したくないのか、常にサイズの合わないダークグレイのブカブカのコートを着ている
【身体的特徴】
ショートヘアの銀髪女性、まったく感情を表さず常に無表情、本人の意に合わず男受けするグラマラスな体型をしている
【好きなこと・もの】女性、紅茶、ジャンクフード
【嫌いなこと・もの】男性、性的なもの全般
【特技】あやとり
【趣味】あやとり
【特殊能力】
「八つ裂き一閃」
コートに仕込んである極細のワイヤーで人体を一瞬で輪切りにしてしまう
【詳細】
ワイヤー使いの女殺人鬼。通称「八つ裂きのジル」
スラムの貧困層出身で、親の顔も知らない天涯孤独の身の上
8歳の頃に性的暴行を受け、その際のショックで感情と声を失った
その経験から男性や性に対して強い嫌悪感と憎悪を抱いている。総殺害数658名
【備考】
ジェシカによる犠牲者は全員が男性であり、その殆どが性犯罪者である
男には冷たいが同姓や子供には優しい


62 : 名無しさん :2015/10/02(金) 21:14:15 VrIFj8VQ0
【名前】御代 由縁(みしろ ゆえん)
【性別】女
【年齢】67
【服装】ノーネクタイにグレーの男物のスーツ
【身体的特徴】外見は25歳前後、長身でやや細身、ぼさぼさの黒いロングヘアと常に眠たげな眼
【好きなこと・もの】レバー系、トマトジュース、パラックパニール(ホウレンソウのカレー)、人混み
【嫌いなこと・もの】鮮血(味がダメ、見るのは大丈夫)
【特技】料理、家事全般、カラリパヤット
【趣味】格闘技観戦、噂話の収集
【特殊能力】
吸血鬼
特殊能力というよりは彼女の存在そのもの。
身体能力が高く、身に受けた傷を瞬く間に再生し、霧や蝙蝠へと変化し、植物を使い魔に変える事が出来る。
一方で弱点も多く、流水の上を渡れず、山査子の杭で心臓を貫かれれば再生できず、太陽の光を浴びれば灰になる。
…のだが、彼女は太陽光に対して破格の耐性を持っており、日の下では鍛えた一般人程度まで力を落とすに留まる。
【詳細】
20代半ばの頃に吸血鬼絡みの事件で眷属となってしまった女性。事件は表向きには連続的な神隠し事件として迷宮入りしており
由縁もその事件の被害者の一人として行方不明者扱いとなっていて、やがては捜索も打ち切られる事になった。
その後、度々名前を変えながら吸血鬼の能力を行使して裏の世界でちょっとした社会貢献をしながら生活費を稼ぐ日々を送る。

そこそこ善側の異形として細々とやってきた彼女だが、手柄目当ての性質の悪い吸血鬼ハンターグループに目を付けられ
30人がかりの大捕り物の末、抵抗の果てに敵の8割近くを屠り凄絶な最期を遂げた。

外見の雰囲気が暗く口数も多い方ではないが、人と話す事が好きで飄々とした性格。
【備考】
血の味に抵抗感がある為、普段はレバーで代用。トマトジュースはただの好み。
特技のカラリパヤットは日本在住のインド僧の元に人間時代から通い続けて(元々はダイエットと健康維持目的で)習得した。
オイルマッサージは好きだが、戦闘時はオイル塗らない派。


63 : 名無しさん :2015/10/02(金) 21:22:35 RmxFOloM0
【名前】阿戯羽(あげは)
【性別】女
【年齢】804歳
【服装】緋色の着物、笠
【身体的特徴】真紅の瞳と黒い目、白髪、二本の小さな角(笠に隠れている)、15歳前後の外見
【好きなこと・もの】旅、お茶、食事
【嫌いなこと・もの】争い
【特技】他人の悩みを見抜くこと
【趣味】茶を飲むこと
【特殊能力】
『獄炎』
地獄の業火の如し灼熱の鬼火。
強烈な威力を持つ真紅の炎を自在に操る。

鬼としての高い生命力と腕力も備える。
【詳細】
八百年もの時を生きる鬼の女。
元々は鬼の権力者の一人として同族と共に妖怪狩りの人間達と争っていたものの、
度重なる戦いへの疲れと滅び往く同族への諦観から鬼としての生を捨てる。
それ以来自らの素性を隠し、各地を放浪しながら生きている。
【備考】
物静かだが好奇心旺盛で、人間の文化にも強い興味を抱いている。
年相応の老練さも併せ持つ。
その一方、人間との争いにおいて誇りや憎しみの為に命を投げ捨てた同族を何人も見て来たことから
『闘争を望む心』や『命をも厭わぬ信念』をどこか冷ややかな視線で捉える。


64 : 名無しさん :2015/10/02(金) 22:04:24 xZ9Qdqzs0
【名前】王上流真(おうじょう りゅうま)
【性別】男
【年齢】18
【服装】白学ラン
【身体的特徴】短髪、低身長、三白眼
【好きなこと・もの】自分、論説での勝利
【嫌いなこと・もの】馬鹿、周りの有象無象
【特技】屁理屈、詭弁、
【趣味】有象無象への薫陶
【特殊能力】特になし
【詳細】
自らを天才と自称する傲慢を絵にかいたような男。
自分以外は総じて馬鹿だと見下しており、思考を口に出すことをはばからない。
詭弁と屁理屈の天才であり、口論では決して負けを認めない。
暴力に対抗するすべは持たないが危機察知力は高く、
相手が手を出しそうになるとその場で勝利宣言をして去っていく。
その結末は怒らせた相手に不意打ちで背後から刺されるという実に当然なものであった。
【備考】
死の間際には相当喚き散らしたらしい。


65 : 名無しさん :2015/10/02(金) 22:18:07 0vluG7KE0
【名前】幻朧院 静香・クリスティーナ(げんろういん しずか・くりすてぃーな)
【性別】女
【年齢】16
【服装】大正浪漫な女袴にかんざしを髪に刺している
【身体的特徴】143㎝ 36kg 小柄でおかっぱ頭の金髪碧眼

【好きなこと・もの】
古武道「幻朧院流」の修行
痛みを与えた時の悲鳴
骨を折る音 内臓や喉を潰す音など

【嫌いなこと・もの】
毛虫 グリーンピース 悪人
英語(外国語全般)

【特技】
古武道「幻朧院流」

【趣味】
都会の路地裏での誘い受け(殺人)

【特殊能力】
あらゆる勘が鋭い

【詳細】
両親とともに純イギリス人。父ジョアンは先祖伝来のフェンシングの達人。母はクリスを産んだ後すぐに死去。
過去に父に連れられて日本の幻朧院流道場にやって来た。
道場主・幻朧院静斎は父ジョアンと親友同士だったがかねての約束の決闘によりジョアンは敗死。
静斎はクリスを引き取り、日本に帰化させて静香の名前を与える。
当時1歳半だった静香はその殆どを覚えていないが父の断末魔の声だけは脳裏に刻まれており後に影響を与える。
幼少の頃から幻朧院流の修行を始め、16になった時に静斎と立ち合い、勝てないまでも師範位を受け取る。
幻朧院流は徒手空拳、武器、馬術の基本的な武術に加えて合気道を取り入れ、小兵な静香と相性がよかった。
父の断末魔を無意識に追い求め、人の悲鳴を聞くのが何よりも彼女を恍惚とさせるようになる。
静斎もそれを止めるどころか警察にバレなければ何をしてもよいとむしろ推奨し、都会の闇に殺戮少女が爆誕した。
ある時工事現場から鉄骨が落ち、咄嗟に回避した先に酔っ払い運転のトラックが突っ込み事故死。

【備考】
普段から物静かで丁寧な物腰。その態度は殺戮スイッチが入ってからも変わらず常に平常心。
悪い人は殺しても良い。人殺しは悪いことだが露見しなければむしろそれは善行であるとの教えを胸に
いつも少女は自身を餌に悪漢を釣りなぶり殺していた。弱者の演技と隠蔽工作は上達し、静斎も舌を巻くほど。
純イギリス人だが日本育ちの為、英語が苦手…というか壊滅的。ちなみに義父の静斎はペラペラである。
義父の方針で現代戦の訓練も行っており、暗器に習熟し対銃戦闘もこなすことができる。
その為に潰したヤクザの事務所は各地に50以上。最初は保護者同伴だったが10歳の頃には一人で遊びに行っていた。
静香にとってそこは気兼ねなく遊べるアスレチックと化している。ポリシーとして銃は相手にすれど使うことはない。


66 : 名無しさん :2015/10/02(金) 22:39:44 NQSIuy7s0
【名前】リチャード・ナカジマ
【性別】男
【年齢】32歳
【服装】ラフに見えるが高級ブランド
【身体的特徴】ワイルドなのに可愛げのある各種に受けのいいイケメン
【好きなこと・もの】旅行、思い出作り
【嫌いなこと・もの】争い事
【特技】語学(八か国語)
【趣味】海外旅行
【特殊能力】
フェロモンに精子が含まれており空気感染で女性を妊娠させることができる。
直接性交を行えば男性までも妊娠させることまで可能である。
【詳細】
10年間で世界人口を10億人増加させた元凶。
旅行が趣味で海外に行っては地元民及び観光客を妊娠させて帰ってくる。
本人的には旅行を楽しんでるだけ。
【備考】
母・イギリス、父・日本のハーフ


67 : 名無しさん :2015/10/02(金) 22:47:30 RmxFOloM0
【名前】ダストマン
【性別】男
【年齢】32歳
【服装】フォーマルなタキシード、頭部に被ったゴミ箱
【身体的特徴】中肉中背、右腕が大型チェーンソーに置換されている(普段は布を巻き付けて隠している)
【好きなこと・もの】普通の掃除、ゴミ箱
【嫌いなこと・もの】不潔、素顔を見られること
【特技】敵の掃除
【趣味】掃除(普通のゴミ掃除も殺戮という意味での掃除も趣味である)
【特殊能力】
「クリーナー」
自身の半径10m以内に存在する者を強制的に引き寄せる能力。
この能力を受けた者はまるで磁力で引っ張られるかのようにダストマンの傍まで近付いてしまう。

【詳細】
シカゴの中堅マフィアが抱える凄腕の殺し屋。本名負傷。
超人的な身体能力と冷酷な仕事ぶりで敵対者を葬る『掃除人』。
無慈悲な殺し屋だが普段の性格は極めて穏やか。
他者に対しても腰が低く、常に敬語で話す。
「湿っぽくて不思議と落ち着く」という理由で常にゴミ箱を頭に被るなど変人じみた一面も持つ。
ただし一度敵と判断した相手には一切の情け容赦をしない。

【備考】
右腕は若い頃に異能者との戦いで切り落とされている。
それ以来チェーンソーを移植しているが、敵の掃除に便利で満足しているらしい。
日常生活も左腕のみで器用に送っている模様。


68 : 名無しさん :2015/10/02(金) 22:53:27 RmxFOloM0
>>67
すみません、誤字が会ったので訂正します
×本名負傷。
○本名不詳。


69 : 名無しさん :2015/10/02(金) 23:55:10 S/3Q43co0
【名前】メリル・フェニックス
【性別】女
【年齢】265
【服装】白を基調とするゆったりとした服装、ロングスカート
【身体的特徴】身長170cm 体重55kg
 成人以来続く20歳前後の容姿、長い金髪、蒼い瞳、常に絶やさぬ笑顔、やや童顔
【好きなこと・もの】子供たちとその子孫、他人の幸福
【嫌いなこと・もの】親しい人の死、他人の不幸
【特技】育児、長い人生を研究に費やして得た医学・薬学の知識
【趣味】特に無いが、しいて言えば子育てと研究。熱心なクリスチャンでもある。
【特殊能力】
 不老。常人離れした自己治癒力。あらゆる病原体、毒物に対する耐性。
 ただし即死する程の傷を負えば死ぬ。運動能力も普通の人間並み。

【詳細】
 おっとりとした物腰の穏やかな性格の女性。

 18世紀、イギリスで生を受けた孤児。
 孤児ではあったが教会で健やかに育てられ、一目惚れされた田舎貴族から熱烈なプロポーズを受けて結婚。
 四人の子を産んで平凡ながら幸福な人生を歩んでいた。
 だが、30代に差し掛かり、子が成人して独り立ちする頃になっても彼女は全く年老いる様子が無かった。
 医者に掛かっても彼女の『不老』の原因は不明。
 生涯添い遂げた夫を老衰で喪っても彼女の容姿は若々しいままだった。
 夫の死後、工業化による社会のうねりで嫁いだ家は没落する。
 同時に彼女は一旦世間から姿をくらませることとなる。
 
 彼女はイギリスを離れ、アメリカに渡っていた。
 アメリカで医学の道に進んだ彼女は自分が不老である理由を探り続けていた。
 しかし結局その原因は不明のままだった。

 だがいつしかそれは彼女にとって些細な問題となっていた。
 常人を超えた長い人生を医学の研究に捧げた彼女が生んだ成果は数知れず。
 彼女が研究する理由は、他者の幸福のためとなっていたのである。
 彼女は莫大な特許収入で財団を設立し、現在は経済面でも多くの人々を救っている。

 ちなみに彼女は現在までに200人余りの子たちを妊娠・出産している。
 彼女の子たちはみな愛情をもって育て上げられ、
 それぞれの才能を開花する教育を受けて各界で活躍中である。
 ちなみに最初の夫以来、子作りの相手となった男性とは結婚した事がない。
 
【備考】
 米国と医学研究の成果を競い合う某国の工作員に頭を狙撃され、死亡した。


70 : 名無しさん :2015/10/03(土) 00:23:57 zasJyq9.0
【名前】チョコラータ
【性別】女
【年齢】23
【服装】よれよれのOLスーツ
【身体的特徴】くせっ毛の金髪
【好きなこと・もの】ピッツァ、パスタ
【嫌いなこと・もの】オカルトが苦手
【特技】物真似
【趣味】食べ歩き
【特殊能力】
百面相(フェイクフェイス)
本体の姿や声質を自在に変化させる変身能力
身長、体重、体臭までも思いのままにできるが異能者に変身しても能力までは真似できずあくまでも外見だけ
しかし純粋な「変身能力」としてだけ見るならかなりの高レベルで、血液型や指紋までも変身させられる
しかし中身は全く変わらないので、他人に完璧に成り済ますには変身する対象の人柄の把握と、本人の絶え間ない努力が必要である
【詳細】
イタリア人。ICPO所属の女刑事で語尾に「ッす」とつける癖がある
殺伐とした世界で珍しく裏表のない天真爛漫な性格。荒事には向いていないが、能力をいかして潜入捜査や諜報活動などの裏方に徹している
射撃は得意だがあまり銃を使いたがらない。
【備考】
不運にも潜入していた犯罪組織に探索系の異能者がいたために正体がバレ、交渉虚しく始末されてしまった


71 : 名無しさん :2015/10/03(土) 01:45:23 Tqotg2FU0
【名前】ノエル・レミュリス
【性別】男
【年齢】18
【服装】黒いドレス風のワンピース
【身体的特徴】金髪ポニーテール、女性的な体型と顔立ち
【好きなこと・もの】愛情、両親
【嫌いなこと・もの】孤独
【特技】女装、笑顔を作ること
【趣味】お洒落(特に女性物の服)
【特殊能力】
「シーズシェイド」
影を踏んだ相手の動きを制限する能力。
ノエルが一度相手の影を踏めばそれだけで発動の条件が整う。
能力を喰らった者はまるで巨大な重石を括り着けられたかのように動きが重くなる。

【詳細】
常に女装をしている男娼の少年。
穏やかな性格だがどこかぼんやりとしている。
幼い頃から持っていた異能力を母親に気味悪がられ、日常的に虐待を受けていた。
最終的に母親に捨てられ、精神に異常を来した彼は人の愛を求めて男娼へと身を落とす。
自身を虐待していた母親、会った事も無い父親への歪な愛情を抱き続けており、
愛してくれなかった両親にいつか今度こそ愛される為に可憐な女性の装いをしている。

【備考】
最期は自身への偏愛を向ける客に刺殺される。
客からの愛に喜びを感じたノエルは能力による抵抗を一切行わなかったという。


72 : 名無しさん :2015/10/03(土) 08:31:06 PdpSKHhg0
【名前】犬神 力丸(いぬがみ りきまる)
【性別】男
【年齢】800
【服装】真紅のロングコート、腰に日本刀、
【身体的特徴】背中まで伸びた真紅の髪、刃物のように鋭い目つき
【好きなこと・もの】人間の文化、戦うこと、放浪の旅
【嫌いなこと・もの】人を襲う魔物、
【特技】一族に伝わる大神人狼流剣術
【趣味】縁側でお茶を飲む、子供(種族問わず)に剣術を教えること
【特殊能力】
「人狼化」
自身の体を赤い毛並みの狼人間へと変化させられる。
伝説や映画のように、満月の夜に強制的に変化するのではなく、自身の意志や感情の高ぶりなどが引き金となって狼人間の姿に変わる。
この姿になると、感覚器官や身体能力、素早さなどが通常時の50倍となるのだが、その力は月の満ち欠けによって増減し、満月の夜に、最大限の力を発揮出来るのだ。
【詳細】
絶滅寸前と言われている人狼一族の生き残りにして、妖怪退治人。
人狼一族に伝わる「大神人狼流剣術」の伝承者であり、一族が衰退していく中、人間達の中に潜む魔物と戦ってきた。 
人狼の例に漏れず血の気の多い性格だが、人間と暮らす中でその文化や習慣に愛着を持つようになり、今では近所の子供達に剣術を教えるようになる程に人間社会に溶け込んでいる。
最後は息子のように可愛がっていた愛弟子を守る為に、妖怪軍団と死闘を演じ、立ち往生を遂げた。
死後、彼の愛刀はその愛弟子に
受け継がれた。
【備考】 
腰に下げた刀は、人狼一族に代々伝わる伝家の宝刀であり、人狼一族の始祖である北欧の巨狼・フェンリルの牙から作られたと云われている。


73 : 名無しさん :2015/10/03(土) 12:48:55 QN2GUKJg0
【名前】ジェニファー・ストレージ
【性別】女
【年齢】29
【服装】地味な男物のスーツ
【身体的特徴】気だるげな目と浅黒い肌、身長198cmと女性にしてはかなりの長身、腹筋も見事に割れている脳筋系女
【好きなこと・もの】ヘルシーな日本食
【嫌いなこと・もの】体重計
【特技】護衛
【趣味】昼寝
【特殊能力】
「鋼鉄の肌」
ライフル弾の直撃ですら傷ひとつつかない強靭な肌をしている
アイアンメイデンの怪力と合わせると攻守共にとても優れた能力だといえる
しかし、この体質のせいで体重がかなり重いことが女として辛いらしい

「怪力」
鋼鉄の肌による自重を支えるために発達した肉体は、まさに怪力と称するに相応しいパワーを誇っている

【詳細】
通称「アイアンメイデン」、フリーランスの用心棒として有名
マイペースでのんびりした性格で、他の異能者と比べてもマシな性格、なので比較的扱いやすく、仕事はきちんとこなすタイプ
仕事で敵対した相手は容赦なく殺すが、それ以外では紳士的で頼りがいの有る「肝っ玉お母さん」的な気質の持ち主
異能力者は勿論のこと、幾度か吸血鬼とも殺しあったこともあるが、何れも無傷で勝利し、撃退した実績もある
彼女を専属で雇おうとする組織や個人は多いが、特定の依頼人の下で働くことを彼女は拒んでいるためすべて断っている
彼女の通称を聞いたある依頼人が「本当に処女か?」と訪ねたところ、殺されこそしなかったもののとても恐ろしい目にあった
男性経験は乏しく、結婚に憧れているところもあるが、そこら辺は逞しさと半比例して乙女である。
【備考】
狙撃ですら無傷だったジェニファーの死は呆気なく、傷んだ牛乳による食中毒であった


74 : 名無しさん :2015/10/03(土) 13:26:18 SS6DSPd60
【名前】デベル
【性別】女
【年齢】72
【服装】黒いローブに巨大な鎌の眼鏡っ子
【身体的特徴】ふんわりショートヘアでそこそこカワイイ
【好きなこと・もの】お仕事
【嫌いなこと・もの】勝手に殺し合う人間
【特技】がり勉
【趣味】通販
【特殊能力】
「死者の選定」
死期の近い者が分かり、魂を刈り取ることができる。
彼女の特殊能力と言うより死神の基本技能。
【詳細】
この世界担当の死神。
死する者の魂を刈り取り死者の魂を冥界へと誘う。
のが役割であったはずなのだが、そんなことをせずとも勝手に物凄い勢いで人が死にまくるため仕事がない。
正直ドン引きしてる。
【備考】
50年間の研修期間を終えての初仕事。張り切ってたら結果がこれ


75 : 名無しさん :2015/10/03(土) 14:17:14 QN2GUKJg0
【名前】宮島恭太郎(みやじま きょうたろう)
【性別】男
【年齢】30
【服装】特注の警察服
【身体的特徴】
体型3.15mの銀色のサイボーグ。生身の部分は脳髄だけ
【好きなこと・もの】市民の笑顔
【嫌いなこと・もの】犯罪者
【特技】犯罪者の虐殺
【趣味】急速充電
【特殊能力】
「サイボーグ」
銃火器でもビクともしないメタリックな装甲、目の部分から発射されるレーザー光線は分子を蒸発させ、左手部にドリルの変形機能や、右指部に追尾機能付きのバスターミサイルなどの兵器を搭載している
また、レーザー発射機能も兼ねているカメラ機能の他に、熱源センサーや、相手の特性を分析し、弱点を的確に攻撃するスキャン機能も搭載されている
機械らしく攻守に優れ、大概の損傷は内蔵スペアパーツでの自己修復が可能

【詳細】
日本警察の対殺人鬼戦の切り札。A級犯罪者
一万人を死刑にした実績を持つ
元は住民から慕われる良き警察官だったが、ある日街で暴れていた殺人鬼から市民を護ろうとして死亡する
後に政府の推し進めていたサイボーグ警察官の実験体として抜擢され、機械の体に脳髄を移植され正義の執行人として再起した
並の犯罪者なら容易く始末できる力を手に入れたが、代償に人間性を喪い始めていることに悩んでいた
【備考】
接触不良により脳髄が焼ききれ死亡した


76 : 名無しさん :2015/10/03(土) 18:16:10 PdpSKHhg0
【名前】井上 源三郎(いのうえ げんざぶろう)
【性別】男
【年齢】88
【服装】基本甚平で、頭にタオルを巻いている。
【身体的特徴】口髭を生やし、左目に眼帯を着用。右足は義足なので杖を常時持ち歩いている。
【好きなこと・もの】料理作り、お客さんの笑顔、「ごちそうさま」の一言
【嫌いなこと・もの】食べ物を粗末にし、マナーが悪い奴、店の中での揉め事
【特技】百発百中の射撃の腕、一流レストラン顔負けの料理の腕
【趣味】常連さんの愚痴を聞くこと
【特殊能力】強いて言えば、人並み外れた集中力
【詳細】
唐揚げ定食が名物の定食屋「定食 英雄亭」の店主。
常連さんからは親しみを込めて「ゲンさん」と呼ばれている。
戦時中、軍属の狙撃手として数々の暗殺任務をこなしたのだが、、ある任務で片目と片足を失って引退。
戦後は今までの罪滅ぼしとして「定食 英雄亭」を開店させた。
その料理の腕はピカイチで、『さる国の王様が専属料理人としてスカウトしようとした』とか、『TVの料理番組で優勝した』といった噂が流れているほど。
『この世で一番多くの人を幸福に出来る職業は料理人』と信じており、自分の仕事や料理に絶対的な自信を持っている。
口調は優しく、絵に描いたような好々爺だが、怒らせるとマジで怖い。
【備考】
先日、家族に囲まれながら、生涯を終えた。享年88歳。


77 : 名無しさん :2015/10/03(土) 19:35:31 EiztZPqY0
【名前】平 凡太郎(たいらの ぼんたろう)
【性別】男
【年齢】37
【服装】どこにでもいそうな会社員の格好
【身体的特徴】小太りのおっちゃん
【好きなこと・もの】家族との団らん
【嫌いなこと・もの】家族がつらい目に遭う事
【特技】硬筆書写検定3級
【趣味】映画鑑賞
【特殊能力】
・凡人の意地
半径30メートル以内にいる人間が持つ特殊能力を全て封じる常時発動型の能力。
特殊能力を持つ者に殺害された場合、殺害者が持つ能力を永久に封じる。
【詳細】
平凡を絵に書いたようなサラリーマンの男性。
妻と二人の子供の4人暮らし。
冴えない自分の事を愛してくれた妻の事を誰よりも愛しており、子供たちの成長を何よりも楽しみにしていた。
規格外の数の人間を特殊能力を用いて殺していた殺人鬼から家族を庇い最期を迎える。
その際、彼の能力によって殺人鬼は無力化され拘束される。彼の最大の望みであった家族を守るという願いを叶える事ができた。
【備考】
自分の持つ能力については、最期まで知る事はなかった。


78 : 名無しさん :2015/10/03(土) 22:31:30 qnDHovtE0
【名前】江口藤二(えぐち とうじ)
【性別】男
【年齢】14
【服装】年相応
【身体的特徴】坊主頭、常に鼻の下が伸びている
【好きなこと・もの】女の裸、エロいこと
【嫌いなこと・もの】男の裸
【特技】サイズ当て
【趣味】女体鑑賞
【特殊能力】透視能力
【詳細】
怪しげな雑誌に載っていた訓練で透視能力に目覚めた少年。
思春期男子らしくその能力はエロ目的に有効活用されている。
始めは男女平等に透けて見えていたが、
根性と煩悩で限定的に能力を使うことに成功している。
【備考】
友人は多いが、クラスの女子からは目つきがキモいと大っぴらに嫌われている。
彼女募集中。


79 : 名無しさん :2015/10/04(日) 12:02:11 hsQ2imoI0
【名前】阿部剛 (あべ たけし)
【性別】男
【年齢】35
【服装】迷彩柄のジャージ
【身体的特徴】スキンヘッド、逞しい筋肉
【好きなこと・もの】プロテイン、体罰
【嫌いなこと・もの】運動ができない生徒
【特技】教育的指導
【趣味】筋トレ
【特殊能力】なし
【詳細】
現役体育教師であり殺人鬼。軍隊式のような過酷な授業を行い、それに着いていけなかった運動オンチの生徒を「豚」と称して徹底的に苛めぬいて楽しむ趣向のサディスト
10年前に小学生の教え子をリンチ殺害したのを皮切りに総殺害数は199名
心臓発作で死亡するまで、素性と経歴をごまかしては全国の学校に赴任しては、ひ弱な生徒をいじめ殺していた
【備考】
>>38
自分の訓練にも難なく着いてくるので驚いていた。
自分の訓練にも文句なくついてくる優等生として可愛がっていた
>>57
200人目のターゲット候補のひとり。人を見下す態度が気に入らない


80 : 名無しさん :2015/10/04(日) 12:44:33 TQLiTibo0
【名前】ディギー・ラングラー
【性別】男
【年齢】27
【服装】フード付きの灰色のパーカー
【身体的特徴】褐色の肌、長身筋肉質
【好きなこと・もの】刃物、闘争
【嫌いなこと・もの】平穏
【特技】あらゆる刃物を扱うこと(主に二本のナイフ)
【趣味】刃物集め
【特殊能力】
「スラッシャー」
刃物のリーチを無視し、遠距離に斬撃を飛ばす能力。
彼が刃物を振るうことで、刃の軌道上に存在した物体を距離に関係なく切り裂くことが出来る。
能力射程は30m前後。

【詳細】
シカゴの弱小マフィアが抱える腕利きの殺し屋。
その異能力と卓越したナイフの技量によって数々の敵対者を始末して来た。
彼の存在によって所属するマフィアは着々と実力を伸ばしていったと云う。
苛烈な闘争を好み、「強者の下での一方的な蹂躙はつまらない」という理由で敢えて弱小マフィアに身を置いている。
その為組織への忠誠心は皆無で、興味を失えばいつでも裏切るつもりだった。

【備考】
中堅マフィアとの大抗争の際にダストマン(>>67)と交戦、殺害された。


81 : 名無しさん :2015/10/04(日) 16:31:55 Gq37ke1Y0
【名前】赤ん坊
【性別】女
【年齢】0
【服装】
【身体的特徴】左目の下にほくろ
【好きなこと・もの】ママ
【嫌いなこと・もの】空腹、不快感、寒さ
【特技】
【趣味】
【特殊能力】
【詳細】
産まれて間もなく病院で死亡した
【備考】
名前がない


82 : 名無しさん :2015/10/04(日) 20:34:03 FbBQuCTg0
【名前】松谷 捷三郎(まつたに しょうざぶろう)
【性別】47
【年齢】男
【服装】着流し
【身体的特徴】白髪交じりの中年
【好きなこと・もの】教え子・蕎麦
【嫌いなこと・もの】尊皇派の連中・ペストウル
【特技】達人レベルの剣術・居合
【趣味】茶店で若い娘の尻を眺めること
【特殊能力】なし
【詳細】
幕末期の剣豪。かつては鬼のような指導で数々の若者たちを侍に育て上げた剣術の師範代であり、平穏な江戸にあって真の武士道を体現した人物とまで言われていた。
そんな彼も黒船の来航によって侍の時代が終わりかけていることを悟る。
以降は刀を置き、隠居して時代遅れの老骨として死ぬつもりだったのだが、攘夷志士と化したかつての教え子たちによって攘夷派の神輿に担ぎ上げられてしまう。
攘夷に興味もなく、成功するとも思ってもいない身ではあったが、可愛い教え子たちを無駄死にせない為に彼は再び刀を抜くことを決意した。
【備考】
その知名度もあってか、度々尊皇派の侍に暗殺されかけている。今までに17回襲われたが、その度に全て返り討ちにしてきた。
最後は剣では勝てないと踏んだ侍が手に入れたペストウルで撃たれ、刀を抜く間も無く射殺された。


83 : 名無しさん :2015/10/04(日) 21:36:05 TQLiTibo0
【名前】サンライズ・ウルブス
【性別】35
【年齢】男
【服装】装飾で過剰に着飾ったカウボーイスタイル
【身体的特徴】髭面、青目、ボサボサの茶髪
【好きなこと・もの】栄光、自身の愛銃、女
【嫌いなこと・もの】理屈の通じない相手
【特技】ガンスピン、見栄を張ること
【趣味】自慢話
【特殊能力】
「サンライズ・ヒーロー」
突発的に凄まじい幸運を引き寄せる能力。
ウルブスが「俺は何でも出来る」「俺は最強だ」等と己の実力を過信をした際に発動する。
能力が最大限に発揮されればあらゆる事象がウルブスにとって都合良く進んでしまう程。

【詳細】
黄金の拳銃を腰に携えたアメリカ西部開拓時代のガンマン。
卓越した射撃の腕と勇敢な性格によって数々のアウトローを仕留めてきた。
一般人からもヒーロー的存在として人気が高く、保安官からの信頼も厚い。

だがその実態は自らの栄光を鼻にかけている見栄っ張りなお調子者。
さも射撃の達人の如く振る舞っているが、実際の射撃の技量はてんで大したことは無い。
アウトローを仕留めてきた件に関しても決闘時に能力「サンライズ・ヒーロー」が発動し、
相手が勝手に自滅やミスをするという幸運を引き寄せた隙にウルブスが銃で敵を撃ち抜いていただけである。

それでもウルブスはヒーローとして名を馳せていたものの、そんな幸運も長くは続かず。
ウルブスを恨む多数のアウトローの襲撃を受け、多勢に無勢の状況で自信を失い能力が解除される。
そのままアウトロー達の手で蜂の巣にされ死亡した。

【備考】
射撃の腕はハッタリだがガンスピンだけは異様に上手い。


84 : 名無しさん :2015/10/04(日) 22:48:44 9LZUXSxs0
【名前】踊場 勿太郎(おどり もちたろう)
【性別】男
【年齢】16
【服装】学生服
【身体的特徴】学生服を着たチンパンジー
【好きなこと・もの】バナナ、女の子
【嫌いなこと・もの】犬
【特技】猿のマネ
【趣味】オナニー
【特殊能力】
「猿真似(モンキーパンチ)」
相手の攻撃や異能を見よう見まねでコピーできる。ただしオリジナルよりも劣化するので甘く見積もっても40%ほどしかコピーできない
「猿踊り(モンキーダンス)」
華麗なステップで相手を困惑させる
【詳細】 先祖代々の呪いのせいで猿の姿で産まれた不幸な男
中身は普通の人間なので意志疎通もできるし、言葉も喋れるが、服を脱いで黙ってしまえば普通のチンパンジーと見分けがつかない
当初は自身の姿に苦悩していたが、高校生になる頃には乗り越え、明るく振る舞っていた
むしろそれをネタに笑いをとれるおどけた性格をしているので、学校ではクラスのマスコットとして親しまれるなど、理解のある人間には恵まれていた
【備考】
外見が猿なので殺人鬼に目をつけられることもなく平穏に過ごしていたが、トラックには勝てなかった


85 : 名無しさん :2015/10/04(日) 23:14:32 Wt1cHRSE0
【名前】死猫(デスキャット)
【性別】女
【年齢】不明
【服装】猫を模したラバースーツ
【身体的特徴】スタイルはいい
【好きなこと・もの】命、金、子供
【嫌いなこと・もの】戦闘、着替え
【特技】毒の調合
【趣味】子供と遊ぶこと
【特殊能力】闇との同化
【詳細】
猫の姿をした暗殺者。
爪に様々な毒が仕込んであり、用途用途で使い分ける。
闇と同化し気配を完全に消すことができるため、
彼女が行った仕事は依頼人以外にほとんど把握されてない。
【備考】
オフの日もそのままの格好で出歩くことが多い。
近所の子供たちからは猫人間として割と懐かれている。


86 : 名無しさん :2015/10/04(日) 23:41:28 9LZUXSxs0
【名前】田島 由脳 (たじま ゆのう)
【性別】女
【年齢】18
【服装】セーラー服(下着は紐ビキニ)
【身体的特徴】エロいプロポーション
【好きなこと・もの】ショートケーキ、男
【嫌いなこと・もの】自分に欲情しない相手
【特技】古今東西の性技
【趣味】野外露出、男漁り
【特殊能力】
「煩悩忙殺(ピンクデット)」
由脳に性的興奮を感じた相手を煩悩死させる
具体的に言えば、相手が興奮した時点で尋常じゃない勢いで鼻血が止まらなくなり数秒で出血死させることができる
健全な男子ならまず逃れられない恐ろしい能力。由脳のテクニックならじっくりと調教すれば同性すらも対象となる
しかし男性の同性愛者、筋金入りのゲイやそもそも性別のない相手だと発動できない弱点がある

「色欲鑑定(ピンクサーチ)」
相手の性癖を一目で看破する能力。異能というより由脳の百戦錬磨の経験から培った技術

「スタイリッシュ痴女(ビッチスタイル)」
露出すればするほど身体能力があがる能力。全裸になると効果がなくなる。露骨すぎるエロは意味がないらしい

【詳細】
クイーン of ビッチ、スタイリッシュ痴女、殺人鬼ビッチ、男子キラーなど有名なビッチ系JK。先祖にサキュバスの血筋が混じっている
馬鹿な男を手玉にとって能力で煩悩死させることに喜びを感じていた
ビッチを自称する由脳だが実は処女(ベットインした相手を殺してしまうため)
軽い恋愛なら百戦錬磨だが、真剣な愛情を向けられた事はないし、その思いを抱かれることを恐れてもいる節がある
【備考】
総勢1000人の男を殺した由脳の最後は、殺された男の恋人に後ろから刺されるという実に呆気ないものだった


87 : 名無しさん :2015/10/04(日) 23:54:42 FbBQuCTg0
【名前】ジョシュア・ブラックネル
【性別】33
【年齢】男
【服装】迷彩服にTシャツ
【身体的特徴】高身長の白人、服の上からでも分かる筋肉
【好きなこと・もの】人間が生み出すもの
【嫌いなこと・もの】ファンタジー・オカルト・人知を超えたもの
【特技】銃撃・格闘・剣術・兵器操作
【趣味】訓練
【特殊能力】なし
【詳細】
特殊能力、魔術、異能の類を忌み嫌う傭兵。通称「ファンタジー・ハンター」。これまでに百人近い異能力者を殺害してきた凄腕。
かつては米軍の特殊部隊で隊長を務める優秀な軍人だったが、異能力者を活用した特殊部隊の設立に伴い既存の部隊は解散。彼も職を失ってしまう。
それ以来、「特殊な力を人間の力のみで打倒する」ことを目標に掲げて各地の紛争地域や修羅場に姿を現すようになった。
「常識の通じない異能には常識外の方法で対抗する」を信条としており、異能と戦う際は裏切り・奇襲・騙し討ちと手段を選ばない。
武器においてもそれは同様で、銃火器や爆発物を中心に必要なら自ら戦闘機や戦車を操縦することもある。ただし、魔法や異能の力を持つ武器は絶対に使用しない。
【備考】
最後はエジプト軍に雇われてファラオ(>>46)と交戦、極限まで追い詰められるも持ち込んだ大量のC4爆薬によって自爆。彼を道連れに果てた。


88 : 名無しさん :2015/10/05(月) 13:13:22 91BfKu6g0
【名前】深月 楓
【性別】女
【年齢】28
【服装】シンプルな黒のワンピース
【身体的特徴】泣き黒子が特徴のモノクローム調の女性
【好きなこと・もの】息子の成長、世間話
【嫌いなこと・もの】息子の不幸
【特技】料理
【趣味】園芸
【特殊能力】なし。
【詳細】
深月葉(>>42)大事な一人息子。
井上 源三郎(>>76)常連。よく相談ごとに乗ってもらっていた
平 凡太郎(>>77)ご近所さん。関係は良好だった。
深月葉の母親。普通の少女として暮らしていたが、18歳の時鬼に襲われ、子供を孕まされる
周囲からは産むことを反対されていたが、生まれる子供に罪はないと産むことを決意する。
産まれた時から呪われた目を持ち産まれたことに絶望していた息子に、大事なのはどうして産まれたのかのではなく、どのように生きるのかだと教え諭す。
27歳の時、元々病弱なこともあり床に臥す。
その後28歳の時に息を引き取るが、最後まで葉の幸せを祈っていた。
【備考】
両親はもともと化物に偏見を持っていたこともあり、葉を産んだとき絶縁された。
そのため一人で息子を育ててきた。


89 : 名無しさん :2015/10/05(月) 16:13:05 lrlKPDsk0
【名前】里中 二十一(さとなか はたかず)
【性別】男
【年齢】28
【服装】白い着物に青い袴、眼鏡
【身体的特徴】年齢より若く見える顔
【好きなこと・もの】読書、修行、師匠、姉
【嫌いなこと・もの】人を襲う魔物、読書の邪魔をする者・事
【特技】大神人狼流剣術、陰陽道
【趣味】読書
【特殊能力】
「完全記憶能力」
一瞬でも見たり聞いたりした物事を決して忘れない能力。
本来完全な習得に10年以上はかかると言われる大神人狼流剣術を短期間で会得したのも、この能力のおかげ。
しかし、悲劇や惨劇などの記憶も忘れることが出来ないという欠点がある。
「超高速移動」
目にも止まらぬ程の速さで動くことができる・・・が、肉体的には普通の人間なので、足を引っ掛ければ転ぶし、油の撒かれた道や氷の上では滑ってしまう。
【詳細】
都内に存在する「里中神社」の神主で、戦国の昔から活動している退魔の一族の末裔。
犬神力丸(>>72)の一番弟子で、彼の死後その愛刀を受け継ぎ、一族の秘術と師から学んだ技と生まれもって身につけた力で、悪しき魔物達から人々を助けていたのだが、「僕としたことが・・・」を口癖にしているうっかりな性格が仇となり、最後は大好きな姉を守る為にその命を散らしたのだった。

【備考】
読書が何より好きで、近所の本屋の店員とはタメ口で話し合う程仲が良い。


90 : 名無しさん :2015/10/05(月) 18:10:11 soXYm2l60
【名前】戮凰丸(リクオウマル)
【性別】男
【年齢】750
【服装】着崩した着物、煙管を携えている
【身体的特徴】赤い肌、長い鼻、白髪、黒い翼、顔立ちは若い
【好きなこと・もの】力、血の臭い
【嫌いなこと・もの】秩序、日和った思考、媚びた生き方
【特技】闘うこと、殺戮
【趣味】煙管を吸うこと
【特殊能力】
「緋華戮凰(ヒバナリクオウ)」
空気を圧縮して爆発を発生させる異能力。
爆破の範囲や位置、威力は自由に指定可能。
ただし自身より離れすぎた位置で爆発を起こすことは出来ない。

この他にも天狗としての驚異的な身体能力と飛行能力を備える。
【詳細】
悪名高き天狗。
生来より強大な力を持ち、あらゆる横暴で自身の欲望を満たしてきたことから「己の力で欲望のままに生きること」が正しい在り方であると信じるようになる。
その苛烈な思想は組織による社会を築いていた天狗達からも疎まれていたが、やがて戮凰丸は秩序を重んじる同族に失望。
数多くの同族を虐殺し、欲望のままに殺戮と簒奪を繰り返す悪逆の天狗と化した。
その悪名は人妖問わず畏れられたという。

【備考】
数々の妖怪狩りを差し向けられながらも全て退けており、その存在は近代においても健在だった。
しかし最期は犬神 力丸(>>72)との死闘の果てに討ち取られた。


91 : 名無しさん :2015/10/05(月) 21:08:50 VHW1E2Rs0
【名前】鳳凰 (ほうおう)
【性別】女
【年齢】不明
【服装】黒セーラー
【身体的特徴】外見は十代後半くらい。アルビノ、オッドアイ
【好きなこと・もの】流血沙汰、他人が血を流して争う光景
【嫌いなこと・もの】平穏、退屈、平和主義者
【特技】人間観察、話術
【趣味】アニメ観賞
【特殊能力】
「能力付呪(アビリティクリエイト)」
非能力者に異能を与えることができる。
どんな異能に目覚めるのかは人によって違うがある程度の方向性を決めることは可能
媒体として鳳凰の血液を飲ませなければならない

「ハイランダー症候群」
能力ではなく本人の体質。一定年齢に達すると年を取らなくなる。鳳凰の本当の年齢は本人以外誰も知らない
不老だが不死ではなく致命傷を負えば死ぬ、しかし常人よりは傷の治りがかなり早い

【詳細】
通称「能力屋」
裏社会で活動する能力者の間では有名な札付きのゴロ
30年ほど前から活動を開始、「アビリティクリエイト」で普通の人間に異能を与えて仲間を増やし、一大犯罪組織「鳳凰(ほうおう)」を作り上げた。その頃から外見がまったく変化していない
鳳凰はいかにも能力を悪用しようとするであろ人間、凶悪犯や悪の性質をもつものや、苦しい立場にいる社会的弱者に積極的に異能を与える傾向があるので、
近年の異能者による犯罪を増加させる原因のひとつとなっていた
組織の能力者によって引き起こされた異能犯罪はなんと昨年の40倍である
異能をもらった部下の多くは鳳凰を「お嬢」と呼んで慕っているが、鳳凰は彼らのことを内心パシリくらいにしか思っていない
組織の首領として、表面上は物わかりの良い将を装っていたが、しかしその本性は冷酷無比なもので、他人が能力で殺しあいをする様を見ることがなによりも愉しいと豪語し、その為に社会を混乱させることに努力を厭わない本物の邪悪である

【備考】
ある日天然物の能力者の襲撃を受けて組織の幹部を皆殺しにされた後、敗北し暗殺された
長らく世界を掻き回していたツケを払わされることとなったのだ


92 : 名無しさん :2015/10/05(月) 21:26:32 VHW1E2Rs0
【名前】シェルダン・カッツ
【性別】男
【年齢】50
【服装】白衣
【身体的特徴】白髪の中年男性、穏やかな眼をしている
【好きなこと・もの】異能力、研究、努力を惜しまない若者
【嫌いなこと・もの】怠惰で進歩しない者
【特技】研究
【趣味】論文作成
【特殊能力】なし
【詳細】優秀な科学者
【備考】
異能力者の起源の研究において革新的な論文をいくつも発表した世界的権威
本人は能力者ではないが、有りがちな差別的思考や偏見などは一切持っていない人格者
異能者は新たに進化した人類と考えており、彼らとの共存を主張していた
【備考】
論文の発表を間近に控えていた頃、自宅に忍び込んでいた天沼継接(>>21)に拉致され殺害された。
なお遺体からは脳髄が丸ごと抜き取られていたらしい


93 : 名無しさん :2015/10/05(月) 21:34:04 xyNgmAh20

【名前】高城マリア
【性別】身体は男。心は女。
【年齢】30代後半
【職業】オカマバーの店長
【服装】ドレス
【身体的特徴】184cm 82kg
青ひげにマスカラ口紅マッチョ
【好きなこと・もの】クールな男、苺のショートケーキ
【嫌いなこと・もの】ヒステリックな女
【特技】重量挙げ200kg
【趣味】トライアスロン
【特殊能力】なし
【詳細】新宿二丁目でオカマバーを営むオカマ。二丁目の顔とも言える有名人で彼女?に話しを聞いてもらえばどんな問題も的確なアドバイスで解決すると話題になり最近はバラエティに出演することもあった。

【備考】
高城マリアという名は源氏名で本名は別にある。


94 : 名無しさん :2015/10/05(月) 23:39:55 Ijp0AiMs0
【名前】部合屋香宴(ぶあいや かえん)
【性別】男
【年齢】不明
【服装】赤を基調とした派手な服
【身体的特徴】ドラゴンを彷彿させるメイク
【好きなこと・もの】旅行、炎
【嫌いなこと・もの】生肉、冷物、酒
【特技】火吹き芸
【趣味】金稼ぎ
【特殊能力】
【詳細】
全国を旅している大道芸人。
喉の奥に発火装置を埋め込んでおり、
主にそれによる火吹き芸を特技としている。
炎の温度は息の強弱によって変わり、本気を出せば太陽並みだと良く豪語している。
【備考】
装置は裏で出回っていた欠陥品であり、オンオフが出来ず呼吸のたびに火を噴きだす。
一度くしゃみで愛車と商売道具を全焼させてしまったことがあり、
さすがに反省して知り合いの技師に格安で最低限の強弱の制御機能を付けてもらった。


95 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/06(火) 02:03:45 mgeVNT5s0
突然ですがオリキャラの募集期限についてのお知らせです
募集締め切りを得に要望などがなければ

25日23時59分59秒から、明後日の8日23時59分の59秒に変更します

予想よりも多くの投下も寄せられ、とても嬉しいです


96 : 名無しさん :2015/10/06(火) 08:52:14 LZgDKXNI0
期限変更了解です

【名前】木本季貴(きもと きき)
【性別】男
【年齢】34
【服装】ボロボロの白衣
【身体的特徴】黒髪短髪、額の真ん中に角のような突起がある
【好きなこと・もの】他者の健康
【嫌いなこと・もの】怪我、病気
【特技】医療行為
【趣味】病の研究
【特殊能力】
『鬼病』
とある村の風土病。
感染率は低いが未だ治療法が存在しない不治の病。
罹患すると額に突起状の腫瘍が現れ、目に見えて身体能力が増大する。
それと同時に人としての理性も徐々に薄れていき、最終的には人食いの化け物に成り下がる。
【詳細】
鬼病に侵された村の専属医。
医者として強い使命感を持っており、けが人や病人が目の前にいたら治さずにはいられない。
本来は外から呼ばれた医者だったが、治療を進めるうちに自らも病に感染してしまう。
これ幸いと自分の体を使って病の研究を行っていたが、疑心暗鬼に陥った一部の村人たちが暴走しなぶり殺しにされてしまう。
【備考】
理性が薄れていく自覚はあったが、根性で耐えていた。
最期まで病気の治療法を確立できなかったことを悔やみ、謝罪の言葉を吐いていたという。


97 : 名無しさん :2015/10/06(火) 10:08:38 HgWumrGk0
>>95
期限変更了解です。

【名前】朱垣 薊(あかがき あざみ)
【性別】女
【年齢】17
【服装】ブレザーの制服、紺色のセーター
【身体的特徴】華奢でやや背が高め、黒髪ポニーテール、つり目
【好きなこと・もの】正義、花、歌
【嫌いなこと・もの】面倒事
【特技】勉強、戦闘
【趣味】ガーデニング、カラオケ(後輩くらいしか一緒に行く相手がいない)
【特殊能力】
「ナイトサイト」
夜間や暗闇においても視界がぼんやりと明るくなり、ある程度周囲を視認できるようになる。
明かりのある場所では一切の効果を発揮しない。

「戦闘術」
薊が自らの異能の弱さを補う為に体得した技術。
投げナイフや接近戦用のナイフを初めとした戦闘術、柔術などの格闘技術を修得している。

【詳細】
都内の高等学校で生徒会長を務める女子高生。
成績優秀・文武両道だが偏屈で面倒臭がりであり、性格はどこか気難しい。
そのため友人と言える存在は生徒会で書記を務める女子の後輩のみ。
実家は悪事を働く異能力者を抑えるべく結成された異能力者一族の末裔。
薊も血縁から異能力を発現させているが、その能力の弱小さにコンプレックスを抱いている。
そんな自分の弱さを補うべく、様々な戦闘術で自らの実力を磨き上げている。

近年になって急速に増え始めた異能力者を抑えるべく血縁者達と共に活動していたが、
最後は強大な異能力者と交戦し命を落とした。

【備考】
家は豪邸であり、広々とした庭園でガーデニングを楽しんでいたという。


98 : 名無しさん :2015/10/06(火) 11:04:56 BiDiigFc0
【名前】螺暁院雅人 (らぎょういん まさと)
【性別】男
【年齢】85
【服装】漆黒のコートと眼帯
【身体的特徴】白髪のご老体。普段は眼帯で隠しているが右目の眼球が禍々しい水晶と化している
【好きなこと・もの】アイスクリーム
【嫌いなこと・もの】能力を悪用する能力者
【特技】気配遮断
【趣味】料理
【特殊能力】
「水晶魔眼」
無機物・有機物とわず右目で直視した対象を結晶化する能力
無機物なら見つめただけで能力は発動するが、生物を結晶化させるには直接右目を視認させなければならない。なので視力のない相手には能力が発動しない
結晶化は非常に痛く、重度の凍傷の痛みに似ているらしい。何故か黄金だけは結晶化しない

【詳細】
50年くらい前に頭角を表した対能力者専門の暗殺者であり、その筋では有名
彼の能力で結晶化された人間は人形のクリスタル像となることから「彫刻家」の異名を誇る
「力をもつものには責任が伴う」と考えているので力を悪用する能力者を嫌っている
能力者たちの間では恐れられていると同時に、異能を使う殺人鬼や犯罪者を倒してくれる救世主と見ているものも少なくはなかったが、最近は高齢のために殺し屋家業を引退していた

【備考】
老衰による死期を悟った螺暁院は、老体に鞭打って長らく危険視していた鳳凰(>>91)の暗殺任務を引き受ける。
大量の能力者との激戦の末に見事それを成し遂げたが、この時の無理が祟って数日後に逝った。享年85歳


99 : 名無しさん :2015/10/06(火) 12:28:32 ZNoSb5uY0
【名前】佐方 亮輔(さかた りょうすけ)
【性別】男
【年齢】42
【服装】スーツ、灰色のロングコート
【身体的特徴】大柄な体格、白髪混じりの短い黒髪
【好きなこと・もの】利益
【嫌いなこと・もの】綺麗事、間抜け
【特技】柔道
【趣味】ボウリング、喫煙
【特殊能力】
「異縛(イバク)」
異能力を封じる異能力。
佐方が直接触れるか銃撃を命中させた相手の異能力を封じる。
佐方から100m以上離れてから一定時間が経過することで封じられた能力は復活する。

柔道の実力は庁内でもトップクラスで、射撃の腕前も高い。
異能力者との戦闘経験も豊富。

【詳細】
警視庁に所属する敏腕刑事。
表向きは度量が広く面倒見のいい性格だが、その本性は狡猾で冷酷。
裏では暴力団との取引を行い私腹を肥やしていた。
庁内では自身が異能力者であることを隠している。

【備考】
最期は暴力団との繋がりを警察に掴まれ、暴力団から差し向けられた刺客に口封じで暗殺された。


100 : 名無しさん :2015/10/07(水) 03:16:42 5lL8Rqmo0
【名前】八女竹林 秀(やめちくりん しゅう)
【性別】男
【年齢】8
【服装】黄色の小学生帽子、紺色の服に短パンを着て、ランドセルをしょっている。
【身体的特徴】
小学生には見えない20代くらいの背丈と顔
【好きなこと・もの】
ランチパック、学校、仮面ライダー
【嫌いなこと・もの】
自分をいじめる人
【特技】
インテリア
【趣味】
おえかき、漫画を読むこと
【特殊能力】
由縁は不明であるが、異常に体が頑丈。
どんなに傷つけられても、痛めつけられても
「痛いんだよぉ!」で怒るだけで済む。
病気にも強く、インフルエンザにもかかったことはない。
【詳細】
さくらんぼ小学校に通う自称小学生。
宿題をするために下校していたところ、
知らないおじさんに自宅まで無理やり連れてこられ、
ローソクや鞭を使った大歓迎を受けた後、
最後はベランダに放置され、そのまま亡くなった。
【備考】
一人称「ぼく」語尾に「〜にょ」をつける。
見かけは大人っぽいが、心は小学生。
無自覚に人をイラつかせてしまうが本人は自覚なし。


101 : 名無しさん :2015/10/07(水) 13:16:03 YuMF9X0s0
【名前】唐揚げ怪獣 フライドーン
【性別】多分雄
【年齢】4
【服装】エプロン
【身体的特徴】成人男性くらいの大きさの唐揚げに爬虫類のような顔と手足が付いている。全身から美味しそうな唐揚げの匂いを漂わせている。
【好きなこと・もの】チキン南蛮
【嫌いなこと・もの】クモ
【特技】配膳とレジ打ち
【趣味】近所の子供達との鬼ごっこ
【特殊能力】口から火炎を吐く、ビルも動かす怪力
【詳細】
ゲンさんこと井上源三郎(>>76)が営む「定食 英雄亭」で働いているモノホンの怪獣。
ある時、ゲンさんが夕食用にとっておいた賄いの唐揚げの一つに、突然窓から飛び込んできたアメーバのような物が取り付いたことで誕生した。
当初は赤ん坊のような状態で言葉も喋れずハイハイで動き回っていたのだが、ゲンさんの教育と躾のおかげでたった数日で流暢な日本語を喋り、二本足で胸を張って歩けるようになり、「働かざる者、食うべからず」という訳で、「定食 英雄亭」で働くことになった。
精神年齢はまだ小学生くらいで、善悪の区別も曖昧だが、基本的に純粋で人を疑うことを知らない無邪気な性格。
近所の子供達や常連客からはAKBのようなアイドルのように慕われている。
【備考】
ゲンさんの葬式の後、ゲンさんの遺族に騙されて保健所に連れて行かれ、ガス室送りとなった。


102 : 名無しさん :2015/10/07(水) 14:36:05 6fGbpqBc0
【名前】新久 姐(あらく ねえ) 
【性別】女
【年齢】300
【服装】上半身は男物のビジネススーツ
【身体的特徴】
上半身が人間、下半身が蜘蛛の魔物
【好きなこと・もの】縛り首、亀甲縛り
【嫌いなこと・もの】縛れないもの、カフェイン
【特技】束縛プレイ
【趣味】裁縫、縫い物
【特殊能力】
「アラクネ」
能力というよりバットイーターそのもの。 蜘蛛と人間両方の特性を備えた魔物である
目は6つあり、人間と同じ位置に一対、額に二対という配置。蜘蛛と同じく紫外線を見ることができるらしい
腕や脚は皮膚ではなく硬い外骨格で覆われているが、頑丈な割に軽いらしく壁や天井を自由に動き回ることができるし、指先の鋭い爪は、人間の皮膚程度なら簡単に切り裂いてしまう

「アラクネの蜘蛛糸」
腹部の先端から糸を分泌できる。 その糸は高い粘着性と鋼鉄の20倍の強度とナイロンの6倍の伸縮率を持つ

生半可な手段では切断することはできず、彼女に一度束縛されると高位の魔物や異能者でも脱出は困難

【詳細】
非人間でありながら、政府公認の死刑執行人として働いていた
150年前に海外から日本に移住してきた外来種の魔物娘である
本名は「ゴライアス・サー・バードイーター」。元々は貴族階級の出身であったが、他種族との終わらない戦いに嫌気がさし放浪の旅に出た
日本に渡ってからは凶悪犯罪の増加、
不死身の殺人鬼の台頭、謎のウィルスの蔓延など、他様々な理由により滅亡の危機に陥っていた日本政府との取引により執行人の舞台に所属することになった
その糸で数百人の犯罪者を縛り首にした実力者
性格は他者を服従させたがる女王様気質なドS。常に本音で語り本能のままマイペースに行動する

【備考】
犬神力丸(>>72
好敵手。気まぐれで縛り首にしようと襲いかかったが引き分けになっていらい彼を気に入っている

ジェニファー・ストレージ(>>73
知り合い。政治家の護衛として雇われていた時に数回顔を会わせたことがある。異能者といっても人間にしては強いと感じている

雨竜佐希子(>>15
ここ百年の間に幾度となく交戦。しかし仕留めるには至っていない
卓越した剣術の使い手である佐希子もだが、過去の戦いで自身の糸を切断できた刃物である妖刀「なまくら」を強く警戒していた

カニバリズム(>>18
彼の店にたまに来店。カニバリズムと遭遇して生存している数少ない人物の一人。恐らく食べられる部分が少ないからだろう
自身の糸を純粋な筋力のみで引きちぎった唯一の男なのでとてもよく覚えている

黒末憲吾(>>19
仕事の報告で何度か話したことがある。政治家としては無能と聞いているが中々底が見えないと感じていた

天沼 継接(>>19
一度拘束したが体を切断して逃走された。
同じ糸使いとして注目していたが、まだまだ未熟者らしく残念に思っている

戮凰丸(>>90
新久の最後に受けた仕事のターゲット。しかし力及ばず返り討ちにあって殺されてしまった


103 : 名無しさん :2015/10/07(水) 16:00:23 KQaedB1g0
【名前】ヨーゼフ・メンゲレ
【性別】男
【年齢】34
【職業】医師
【服装】親衛隊の制服に白衣
【身体的特徴】背が高くイケメン
【好きなこと・もの】能力者・人体実験
【嫌いなこと・もの】非能力者
【特技】素早い人体解剖・メス投げ
【趣味】クラシック鑑賞
【特殊能力】なし
【詳細】
ナチス・ドイツの強制収容所に勤務する医師。ユダヤ人や外国人捕虜を利用した人体実験に手を染めており、「死の天使」という異名を持つ。
メンゲレがここまで人体実験に執着しているのは能力者達への憧れによるもの。能力者を「新人類」と信じて疑わず、狂的なまでに崇拝している。
最終目標は能力者で構成された「最後の大隊」を編成し、自身の傑作を世界に放つこと。
【備考】
幾多の人体実験を経て遂に人工的な能力者の製造に成功。その成果を発揮しようとした直前でナチス・ドイツが敗戦し、メンゲレも収容所に責め込んだアメリカ兵に射殺された。
彼が残した大量の実験データはその後の能力者研究に多大な影響を与えている。


104 : 名無しさん :2015/10/07(水) 17:55:12 YuMF9X0s0
【名前】田外 零(たそと れい)
【性別】男
【年齢】16
【服装】平日はブレザーの学生服、休日は黒いジャケットの私服
【身体的特徴】鋭い目つき、後ろでひとまとめにした長髪、年齢より大人びた雰囲気
【好きなこと・もの】母、弟たち、一人だけの空間
【嫌いなこと・もの】父、人を襲う魔物、騒がしい奴
【特技】柔術、陰陽術、幽霊と話せる
【趣味】昼寝
【特殊能力】
「霊力」
人ならざる存在を見て感じる者が必ず持っている力。
特に零の場合、神話の時代の人間並みにずば抜けた霊力を持っており、そこらの霊媒師など足下にも及ばない。しかし、あまりに霊力が強すぎるので霊視のON・OFFが出来ず、常に霊が見えている。
なので普段は、特製のコンタクトレンズでセーブしている。
【詳細】
日本有数の退魔の一族「田外家」の跡取り息子。
「希代の天才」と言われる程の霊力を持ち、更に学校では成績優秀スポーツ万能の生徒として女子から大人気な優等生・・・しかし、その実かなりの面倒くさがりで、授業中は大抵の場合、式神を使ってサボっている。
無気力・無表情・無感動の3無し男で、何に対しても本気で取り込んだりしない。
しかし、その才能は間違いなく本物で、世が世なら役行者や安倍晴明のような大霊能者として歴史に名を残せると、親戚一堂で噂されている。それでも本気を出さないが。
3人兄弟の長男で、家督は弟たちに継がせたいと思っている(自分が継ぐと面倒なことが増えるから)。
一族当主であり日本最大の霊能者と呼ばれている父親にコンプレックスを持っており、父親と接するのが苦手。反面、母親とはとても仲が良く、周囲からはマザコン疑惑をかけられている。
陰陽術の他に柔術の手解きを受けており、面倒くさがりの割りに毎日サボらず稽古している。
ある日、世界中で蔓延しているウィルスに感染し、死亡。
享年16歳。短い人生であった。
【備考】
犬神力丸(>>72)や里中二十一(>>89)とは父親を通じた知り合い。
井上源三郎(>>76)が営む「定食 英雄亭」の常連であり、よく愚痴を聞いて貰っていた。その関係でフライドーン(>>101)とも顔見知り。
また、深月葉(>>42)とは同じ学校で、その生い立ちも知っているが、悪事を行っていないので、父親には黙っている(単に面倒くさいだけかもしれないが)。


105 : 名無しさん :2015/10/07(水) 19:04:03 7owifxRA0
【名前】来宮 杏樹(きのみや あんじゅ)
【性別】女
【年齢】18
【服装】パーカー、ハンチング帽、赤渕の眼鏡
【身体的特徴】緑色の目、セミロングの茶髪
【好きなこと・もの】芸術(特に絵)
【嫌いなこと・もの】窮屈な環境、実家
【特技】異常なまでの早描き
【趣味】絵を描くこと、画材を買うこと
【特殊能力】
『ペイントワーカー』
描いたアートを実体化させる異能力。
実体化した物体は杏樹がイメージした通りのオブジェクトとなる。
ただしあくまでオブジェクトを生み出すのみで、実物を作り出すことは出来ない。
拳銃の絵を実体化させても拳銃としては使用できず、果物の絵を実体化させても実際に食することは出来ない。

『二天一流』
要するに筆の二刀流である。
二本の筆を駆使し、異常なまでのスピードで絵を描くことができる。
絵の具と筆を用いて人物画を描く程度なら二分足らずで描き終えてしまう。
筆一本の場合は速さが半減するが、それでも十分すぎるほどの早描きが出来る。
無我夢中にアートを追求し続けた末に体得した魔技。

【詳細】
絵を描くことに情熱を燃やす少女。
裕福な名家で生来の異能力者として生まれ、成長と共にその能力を活かした芸術の才が開花する。
しかし両親は彼女の芸術を認めず、杏樹の意思を無視した過剰な英才教育をし続ける。
自らの求める芸術を否定され、更に家での窮屈な生活に嫌気が差した杏樹は15歳の時に家を飛び出した。
その後独り暮らしをしている大親友の家に転がり込み、フリーターとして居候しつつアートの追求に勤しんでいる。

【備考】
バイトを終え帰路に着いている最中、標的を求める尼野幸生>>38と遭遇し殺害された。


106 : 名無しさん :2015/10/07(水) 21:08:32 AlR6aoIM0
【名前】田外千草
【性別】男
【年齢】15
【服装】ブレザーの学生服
【身体的特徴】かわいい
【好きなこと・もの】田外零
【嫌いなこと・もの】自分と田外零以外の田外家、怪獣
【特技】陰陽術、ストーキング
【趣味】ストーキング、田外零と自分の薄い本を描くこと
【特殊能力】
田外零を上回る霊力。
そこらの田外家など足下にも及ばない。霊力もコントロール可能で霊視の切り替えが可能だが特製のコンタクトレンズで兄の肉体美を透視している
【詳細】
日本有数の退魔の一族「田外家」の息子。
元はノンケだが田外零の美貌と才能、中学生になってもおねしょする勇気に一目惚れした結果、陰陽術でシーメールになったクレイジーサイコホモ。
父を超えた田外家ナンバーワンの天才だが学校では評価されない項目ばかり得意。他は苦手であり、劣等生扱いされていた。
田外零を持ち上げるために裏で工作して女子から大人気にした影の立役者だが彼に告った女子は殺処分する。
彼は愛を貫いただけなのに見た目可愛くてもホモは田外家の恥だと一族から忌み嫌われており、父の陰謀でストーキング中に暗殺された。存在すら黒歴史扱いで資料もすべて処分済み
【備考】
田外零(>>104)の性格は嫌いで将来ニートになるのではと危惧している。ロボトミー手術した後で結婚したい
フライドーン(>>101)は兄に馴れ馴れしい上に口が焦げ臭いからゲンさんの一族を利用して殺処分した
自分と零以外の田外家は恋の邪魔をする畜生が大半だから滅ぼす予定だった。特にマザコンの零に抱かれた母は許さない


107 : 名無しさん :2015/10/07(水) 21:09:20 dgD3QMPo0
【名前】ロベルト・シャドーマン
【性別】男
【年齢】25
【服装】暗い色の軽装、灰色の髪
【身体的特徴】細身
【好きなこと・もの】骨董品、年下の女性
【嫌いなこと・もの】警察、明るい場所
【特技】ピッキング、短距離走
【趣味】盗み
【特殊能力】「闇の男」
暗い場所にいる時、気配を完全に消すことができる。
姿や立てる音が消えるわけではないが、ルベルト本人の技量によって見つからない潜伏を可能としている。
衛兵の影に潜んで潜入することもよくある。
【詳細】
貴重品を盗むことに熱心な泥棒。盗んだものは適当に売っぱらっている。
「盗み終えるまでバレないスマートな窃盗」を心がけている。
女性のハートもよく盗むが、盗んだ後のことはあまり考えていないためよくトラブルを起こす。
決まった住所を持たない流れ人だが、世界各国にトラブルになった女性がいる。
悪徳政治家の屋敷に忍び込んだところ、クーデター組織に屋敷を爆撃されて死亡した。
【備考】
ジョン・デリンジャー(>>33)小さい頃に彼の話を聞いたことが、泥棒を目指すきっかけとなった。今でもファンである。


108 : 名無しさん :2015/10/07(水) 22:26:00 AMaYuC8g0
【名前】神乃 愛赦【カミノ アイシャ】
【性別】女
【年齢】13
【服装】白のトラペーズドレス
【身体的特徴】日本人の父とヨーロッパ系の母親を持ったハーフであり、宗教画の天使を思わせるような美少女。
【好きなこと・もの】抱擁、ボランティア、ともだち、甘いお菓子
【嫌いなこと・もの】生野菜、辛い食べ物
【特技】話術、人間観察、護身術
【趣味】免罪
【特殊能力】
「剣による者は、みな剣によって滅びる」
異能の領域まで磨き上げられた古流武術をベースとした護身術。
相手の力の一点を指で抑え、その攻撃の威力をそのまま相手の腕や脚に返す変則型カウンター。
相手の死角へと入り込み、意識の外側から相手の急所を穿つ攻撃を得意とする。
【詳細】
小学3年生の時、名も知らない少年が万引きしている場面に遭遇し、声を掛けた。
店を出た後、少年は魔が差しただけなんです。とぼろぼろと泣きながら少女に謝った。
少女は少年を優しく抱きしめて「大丈夫、赦してあげる」と言った。
貴方の罪は私が赦してあげるから、だから好きなように盗めば良いと言った。
根暗な少女が動物をいじめていた時も、いじめられっ子の少年がいじめっ子を殺した時も、子供でも大人でも、彼女は罪を赦し続けた。
赦された人間の晴れやかな顔が、少女はとても好きだったので、何度でも赦すことの出来るよう、何度でも罪を犯すように彼女は仕向けた。
そのために話術を磨き、観察力を磨いた。
そのうちに、罪を犯していない人間に罪を犯させることが出来るようになった、当然彼女は赦した。
神は赦さなかったらしく、彼女は唐突に未知の病気で死んだ。

【備考】
護身術は父親から手ほどきを受けたもの。
赦した人間に殺されぬよう、彼女は特に熱心に行った。


109 : 名無しさん :2015/10/07(水) 22:29:45 1sdOHcnI0
【名前】ドクター・ジェイムズ
【性別】男
【年齢】38
【服装】黄色のスーツに白衣
【身体的特徴】全身を包帯で覆っている
【好きなこと・もの】自然、純粋種
【嫌いなこと・もの】能力者
【特技】発明
【趣味】ボランティア活動
【特殊能力】
『機械化された肉体』
両目のセンサーでの一般人と能力者の判別
背中に装着されたブースターでの短時間の飛行
鉄格子を軽々と曲げる握力
腹部に内蔵された光学兵器(チャージを要する)等が搭載されている
【詳細】
本名はジェイムズ・ウィルソン、化石燃料に頼らない新エネルギー、劣悪な環境でも育つ品種改良など
環境保護に役立つ開発に携わっていた平和を愛する学者だったが
特殊能力を悪用したテロリストによって妻子を失い、自身も生死の間を彷徨う。
 
辛うじて意識は回復したが五体の殆どを失う重傷を負い、愛する者を奪われた怒りから
復讐の為だけに生きるマッドサイエンティストとして生まれ変わった。
肉体の殆どを機械化して能力者を殺害するべく様々な兵器を開発、投入したが
彼を恐れて徒党を組んだ能力者達に襲撃され、死ぬ間際で研究施設と共に自爆した。

【備考】
能力者以外の人間には紳士だが、頭のネジが外れているのでまともな意思疎通は望まない方がいい。
彼の最高傑作である能力者殺戮用ロボット兵器、TY-200型による犠牲者の数は79名にも及ぶ。
自分の死と共に、彼の人格を移植した人工知能が目覚めたので能力者達との抗争は未だ続いている。


110 : 名無しさん :2015/10/07(水) 23:08:33 Z2cFoIlY0
【名前】キョウジ
【性別】男
【年齢】27歳
【服装】地味なスーツ、茶色のコート
【身体的特徴】中肉中背、目元の濃い隈、焦点の合わない瞳、黒髪短髪
【好きなこと・もの】妻子
【嫌いなこと・もの】異能力者
【特技】なし(取材や調査が得意だった頃もあった)
【趣味】なし
【特殊能力】
「デッドエンド」
狂気を周囲に流出させる異能力。
キョウジ自身も能力を制御出来ておらず、普段から能力が微弱に発動している。
その為他者はキョウジの周囲に居るだけで精神状態が不調になり、どこか憂鬱な心境になる。

キョウジの負の感情が昂った時にこの能力は本領を発揮する。
流出する狂気はキョウジの負の感情の昂りと共に強力な思念へと変貌し、周囲に存在する他者の精神に入り込む。
思念が流れ込んだ時、常人ならば短時間で心を砕かれ発狂してしまうだろう。
キョウジの精神状態が不安定かつ狂気的であればあるほど効果範囲と威力が増大する。

ある程度の精神力があれば能力に対し抵抗することが可能。
しかし一度思念が流れ込んでしまえば夥しくおぞましい幻覚や幻聴、
更に凄まじい精神的苦痛に蝕まれる為、耐え切ることは容易ではない。

【詳細】
妻子を異能力者に惨殺された新聞記者。
異能力者という存在を強く憎み、彼らの情報を徹底的に調べ上げて追跡していた。
しかしその最中で自らも異能力に覚醒しつつあることが判明する。
憎悪する異能力へと自分が目覚めたことへの絶望、更に自らの能力による精神の侵食によって発狂。
男は我を失い、憎悪に突き動かされる怪人と化した。

【備考】
発狂したことで殆どの記憶を失っているが、「自らの名前」「妻子を異能力者に殺されたこと」だけは覚えている。
最期は異能力者(と彼が思い込んだ民間人)複数名への凄惨な暴力沙汰を起こし、
自らの異能力による数々の発狂者を出した末に警察隊に射殺された。


111 : 名無しさん :2015/10/07(水) 23:33:44 4IfwoaPU0
【名前】フー・エニウェア
【性別】不明
【年齢】生まれたばかり
【服装】灰色のフード付きローブを深くかぶっている
【身体的特徴】顔が見えず、見た目では年齢も性別もわからない
【好きなこと・もの】今は無し
【嫌いなこと・もの】今は無し
【特技】今は無し
【趣味】今は無し
【特殊能力】今は無し
【詳細】
今回の殺し合いの舞台において偶発的に発生した魂を持たないイレギュラー。
一見するとそれなりのもくろみで動いているようにも見えるが、
その行動原理は偶然生まれたプログラムによるもので、意思も思考も欲求も持っていない
【備考】
意図して造られた存在ではないためプログラムは非常にもろく、他者の影響を何よりも受けやすい。
時によってはその存在のありよう自体が変質することもあり得るかもしれない。


112 : 名無しさん :2015/10/07(水) 23:54:31 os64w3g20
【名前】佐々木 義信(ささき よしのぶ)
【性別】男
【年齢】59
【服装】警察官の制服
【身体的特徴】小柄で人の良い印象、親しみ易い笑顔
【好きなこと・もの】町の人々・平和
【嫌いなこと・もの】殺人事件・犯罪者
【特技】自殺者の説得
【趣味】町の人との世間話
【特殊能力】なし
【詳細】
井上 源三郎(>>76)らと同じ町に勤務する警察官。
街の人々からも慕われており、本人も定年退職を間近に控えた年齢ながら毎日のパトロールを欠かさない真面目で心優しい人物。
困っている人間を放っておくことが出来ない性格が原因で、様々な事件や陰謀に巻き込まれてしまうことが多い。その関係で色々な方面に知り合いが増えることも。
ある時、女子高生を襲っていた尼野 幸生(>>38)と遭遇。一度も使ったことのない拳銃を手に彼の前に立ち塞がるが、力及ばず殺されてしまった。
【備考】
深月葉(>>42)知り合い。昔は一緒に遊んであげたこともある。
井上 源三郎(>>76)常連。私生活でも付き合いがあった。
深月 楓(>>88)知り合い。良く話をしていた。
里中 二十一(>>89)知り合い。妖怪は見えないが何かが居るということは聞いている。
宮島 恭太郎(>>75)本庁が何かを作ったという噂は聞いている。
尼野 幸生(>>38)彼に殺害された。


113 : 名無しさん :2015/10/08(木) 00:04:05 lgGlTtvQ0
【名前】麒麟(キリン)
【性別】男
【年齢】不明
【服装】赤いコート
【身体的特徴】外見は十代後半の少年、アルビノ、オッドアイ
【好きなこと・もの】平穏
【嫌いなこと・もの】姉、無価値な争い
【特技】料理
【趣味】漫画鑑賞
【特殊能力】
「異能強奪(アビリティラバー)」
能力者の能力を奪い取ることができる
「奪い取る」能力なので、相手は能力が一切使えなくなる
媒体として対象の血液を経口摂取しなければならない。量などは関係ない
単体ではまったく意味のない能力だが、異能をストックできる数に制限はないので、奪えば奪うほどねずみ算式に強くなれる
麒麟の場合半世紀以上も強奪を繰り返しているため、使用できる能力は三桁を軽く越えている

「ハイランダー症候群」
能力ではなく本人の体質。一定年齢に達すると年を取らなくなる。麒麟の本当の年齢は本人と彼の姉以外誰も知らない
不老だが不死ではなく致命傷を負えば死ぬ、しかし常人よりは傷の治りがかなり早い


【詳細】
能力者ばかりを狙う国際指名手配犯
「異能は悲劇しか生まない」という指針のもと、善悪の見境なく世界各国の能力者数千人を襲撃し能力を収集していた
本人の流儀なのか、異能を奪って無力化した相手は滅多に殺さない
その為に生き残った者からかなりの怨みを買い、世界中の組織に命を狙われていた 
しかし多種多様・千差万別の異能をもつ彼を補足できたものはいないし、彼に直接挑んだ能力者はすべて敗北、能力を奪われてしまった
幾ばくかの例外を除けば、間違いなく現代で最強の能力者のひとりである
鳳凰(>>91)の実の弟であるが、過去に何かあったのか姉弟仲は最悪で、もう何十年も顔を会わせていないらしい
一卵性双生児なので性別を除けばほぼ鳳凰と同一の肉体をもつ。なので中性的で女装してもバレない

【備考】
螺暁院雅人(>>98)により鳳凰が殺された事を知ると同時に一気に老け込み、老衰で死亡した


114 : 名無しさん :2015/10/08(木) 00:43:14 lgGlTtvQ0
【名前】オンモー
【性別】男
【年齢】66
【服装】ブリーフ一丁
【身体的特徴】超デブ&ハゲ
【好きなこと・もの】フライドチキン、二次元
【嫌いなこと・もの】ピーマン、運動
【特技】かくれんぼ
【趣味】アニメ鑑賞
【特殊能力】
「路傍の石」
1秒に1ミリ強というペースを守ればあらゆる制限を受け付けず、何物にも感知されずに移動できる超隠密特化能力
物理的な障害もすり抜け、異能による攻撃・拘束・探知・能力無効化も一切受け付けないので事実上能力を発動したオンモーは無敵である
【詳細】
一部の有力者しか存在を知らない暗殺者。
異常なほど慎重な性格で、限界までターゲットに近づいてからの確実な毒殺を好む
能力の特性上、彼の成した暗殺はそもそも殺人だとすら思われておらず、突然死の類だと思われている
【備考】
フライドチキンを喉に詰まらせて窒息死した


115 : 名無しさん :2015/10/08(木) 01:27:51 VrP28nXg0
【名前】恵比寿 麦(えびす ばく)
【性別】男
【年齢】33
【服装】パリッとしたスーツ姿
【身体的特徴】そこそこ顔立ちは整っている、体格は平均的
【好きなこと・もの】ビール(一番搾りが好き)
【嫌いなこと・もの】飲み会に来て酒を飲まない奴
【特技】栓抜きなしで瓶をあけること
【趣味】飲酒
【特殊能力】
・人間ビールサーバー
手からビールを出す能力。
出すビールは銘柄やブランド、状態を問わない。
が、手からビールが出るという絵面が気持ち悪がられるため、一人飲みの時くらいしか使わない。
【詳細】
ビール好きが高じて、手からビールを出す能力に目覚めたサラリーマン。
ビールさえ飲めればどんなとこでも生きていける男。彼女がいたが最近別れた。
陽気だが気配りのできる性格であり、会社での営業成績は結構いい。
よく会社帰りに後輩を飲みに誘うが、酔うと絡みがしつこくなるので最近は若干めんどくさがられていた。
ある夜、一人酒の時に隣の部屋から聞こえてきた黒川礼子(>>47)の歌を聴き、酔ったテンションもあり勢いで自殺してしまった。

【備考】
井上 貞夫(>>44)元同僚、一年程一緒に仕事をしていた
沼田 文和(>>59)取引会社の上役
平 凡太郎(>>75)会社の先輩 ある飲み会の時、酔って能力を披露しようとしたが、彼がいたため不発に終わった
深月 楓(>>88)高校時代の先輩。ひそかに憧れていたが、卒業後連絡が取れなくなる。


116 : 名無しさん :2015/10/08(木) 08:30:06 71ddjcp.0
【名前】利根川 ねねこ(とねがわ ねねこ)
【性別】女
【年齢】180
【服装】割烹着、家の中でもキャスケット帽を被っている
【身体的特徴】水色の髪をツインテールにしている。頭頂部に皿、背中に甲羅がある
【好きなこと・もの】きゅうり、田外家の方々、特に田外 零、料理
【嫌いなこと・もの】鉄製の物、田外家以外の退魔師
【特技】水中でも息ができる、オリンピック選手並みの遊泳速度、料理作り
【趣味】きゅうりを食べながらテレビを見る
【特殊能力】
「妖術・水」
水に属する妖怪が操る妖術。
水を自在に操り、場合によっては渦潮や洪水、津波を起こすことができる。
【詳細】
田外家に使える女河童。
利根川出身で、見せ物小屋で見せ物になっていたのを先代当主に引き取られ、以来、田外家の炊事番をしている。 
跡取り息子である零(>>104)の事を異性として意識しているのだが、「人間である零坊ちゃんに河童の自分では釣り合わない」と考えており、中々思いを告げることが出来ないでいた。
そして、零がウィルスに感染して死亡すると、後を追って首を吊ったのだった。残された遺書には「零坊ちゃん、大好きです」と、一度も言えなかった言葉が書かれていたのだった。
【備考】
田外 零(>>104)の事を「零坊ちゃん」と呼び、異性として意識していたが、生前は一度もそのことを口に出して言えず、零本人も気づくことは無かった。
しかし、他の田外家の人間、特に田外 千草(>>106)にはバレバレであり、嫉妬の目で見られていた。


117 : 名無しさん :2015/10/08(木) 09:42:46 71ddjcp.0
【名前】Mr.ヴィクトリー
【性別】男
【年齢】恐らく40代
【服装】大きく「V」と描かれたヘルメット型のマスク、同じく胸部に大きく「V」と書かれた山吹色のコスチュームとバックルに「V」と刻まれたベルト、腰までの長さがある山吹色のマフラー
【身体的特徴】鍛え上げられた細マッチョな身体、ウェーブの掛かった髪
【好きなこと・もの】人々の平和、子供達の笑顔
【嫌いなこと・もの】能力を私利私欲の為に使う異能者
【特技】古武術を基礎とした戦闘術
【趣味】採石場での特訓
【特殊能力】
「ヴィクトリーパワー」
Mr.ヴィクトリーとしての服装をしている間は身体能力が常人の500倍に高まる。
但し、その力を私利私欲の為に使おうとすると、一気に小学生以下に弱体化する。
【詳細】
正義の味方として、特殊能力を犯罪や悪事に使う異能者と戦っている人物。 
本名・藤岡 健人(ふじおか けんと)。
24歳の時に能力に目覚め、以来20年以上活動を続けている。
『能力は誰かを助ける為にある特別な才能』と考えており、せっかくの「才能」を悪事に使う者達がいなくならない事を嘆いている。
彼の活躍は日本中で知られており、ファンクラブも存在している。
しかし、法的に見れば彼の行いは「私的な私刑行為」であり、警察から煙たがられている。
必殺技は「ヴィクトリーキック」と「ヴィクトリーパンチ」。
最後は宿敵と相討ちとなって倒れた。
その葬儀は国葬となり、日本中から参列者が集まった。
【備考】
ゲンさんこと井上源三郎(>>76)の営む「定食 英雄亭」の常連で、よくアドバイスを貰っていた。
ドクター・ジェイムズ(>>109)は宿敵の一人で、何度も戦ってきたが、改心させられなかった事を悔やんでいる。


118 : 名無しさん :2015/10/08(木) 13:44:47 8/.TJhj.0
【名前】茸男
【性別】
【年齢】??
【服装】
【身体的特徴】
巨大キノコというコミカルな姿、しかし人殺しの目をしている
【好きなこと・もの】じめじめしたところ
【嫌いなこと・もの】炎
【特技】胞子をばら蒔く
【趣味】撲殺
【特殊能力】
「黄金の右」
己の拳のみを武器に戦うハードパンチャー。その身体と拳は返り血で汚れている
人間は勿論、並の妖怪なら一撃死しかねないそのパンチ力はしばしば黄金の右と称されている
タフネスも非常に高く、生半可な反撃では、肉を切らせて骨を粉砕すると言わんばかりに殴り倒してくる
【詳細】
妖怪の一種。山奥で静かに暮らしていたが、妖怪ハンターの集団に討伐された
【備考】
普段はのんびりとしているが、見た目に騙されて接近してきた相手は誰であろうと殴りかかる習性がある


119 : 名無しさん :2015/10/08(木) 14:21:57 8/.TJhj.0
【名前】マッドガーデナー
【性別】男
【年齢】140
【服装】ボロボロの緑の作業服、園芸用のマスク付のワンタッチフードで顔を隠している
【身体的特徴】園芸で鍛え上げられたガッチリとした逞しい身体、血走った目
【好きなこと・もの】屋敷の庭
【嫌いなこと・もの】屋敷の庭を荒らす者
【特技】園芸
【趣味】草むしり
【特殊能力】
「殺戮園芸(ガーデナー・マーダー・スキル)」
芝刈機、園芸ハサミ、草刈り鎌、刈込鋏、芽切鋏など他様々な園芸用具を何処からか取り出せる。よく手入れされているが、そのどれもが濃厚な血の臭いがする

「庭師の執念(マイ・ライフ・オブ・ガーデナー)」
脳天を撃ち抜かれても戦闘行為が可能なほどの生命力と再生能力をもつ
庭を残しては死ぬに死ねないという執念からか、かなり往生際がわるい

【詳細】
「イカれ庭師」の異名を誇る不死身の殺人鬼
元は狂気的なまでに理想に燃えていた事を除けばごく普通の庭師だったが、その歪んだ人間性に目をつけたヲンワ(>>28)によって怪物として変貌させられ、殺人鬼となった

仕えた庭園を守る為に侵入する人間や生き物は勿論、「いつか庭を荒らしにくる可能性があるから」といった理由で周辺地域の住民を百年にわたり虐殺した。推定殺害数八千人以上

【備考】
死者の人員オーバーによる殺し会いの開催を知ったヌンワにより「用済み」として殺害された


120 : 名無しさん :2015/10/08(木) 14:34:14 8/.TJhj.0
【名前】ミザリー
【性別】女
【年齢】17
【服装】無地のTシャツ
【身体的特徴】顔を仮面で隠している
【好きなこと・もの】お話
【嫌いなこと・もの】顔を見せること
【特技】空想
【趣味】読書
【特殊能力】
「死の風貌」
何者かがミザリーの顔を直接でも映像記録を通じてでも写真を通してさえでも見たら見た人物は100%即死する
なぜか死んだ相手は誰も彼もが幸せそうな顔をしていたらしい
ちなみに絵を通してであれば多少精神が不安定になる程度で死にはしない
【詳細】
メアリー(>>11)と同じく、個人で世界滅亡レベルの危険度に認定された数少ない異能者のひとり
産まれた瞬間に周囲の人間を能力で即死させ、最終的に千二百人ほどの犠牲者を出してしまった
天涯孤独の身となったミザリーはずっと政府の隔離施設で生活していたが、無差別に人を死なせる自分の人生にとうとう意味を見いだせなくなったミザリーは鏡を見て自殺した
産まれてから一度も彼女の顔をはっきりと見たものはいないが、果たしてどんな顔をしているのだろうか?
【備考】
メアリー・マローン(>>11
直接面識はないが、ミザリーの顔写真を利用してメアリーは殺処分された


121 : 名無しさん :2015/10/08(木) 16:14:45 71ddjcp.0
【名前】田外 小雪(たそと こゆき)
【性別】女
【年齢】32
【服装】基本的にサマーセーターに長いスカート、冠婚葬祭の時は着物
【身体的特徴】水色のショートカットの美人、隠れ巨乳
【好きなこと・もの】家族との団欒、息子達
【嫌いなこと・もの】人を襲う魔物や悪霊
【特技】料理と家事全般
【趣味】読書
【特殊能力】特になし
【詳細】
日本有数の退魔の一族「田外家」現当主の妻であり、零(>>104)千草(>>106)の母親。
田外家に代々仕える一族の一人で、16の時に現当主に見初められて結婚。零を産んだ。
おっとりとして平和的な性格の天然で、16歳の息子がべったりくっ付いても「甘えん坊さんねぇ」で流し、千草が零ラブだと知っても「お兄ちゃん子なんだから」で済ませる、ある意味かなり逞しい女性。
千草が存在抹消され、零が病死し、炊事番だった利根川 ねねこ(>>116)が零の後を追って自殺と、連続で身内の不幸が続いた結果、心労で倒れ、後の夫と最後に残った三男に任せて天に召されたのだった。
【備考】
利根川 ねねこ(>>116)が零のことを好きな事に気づいていたが、当人同士の問題であり、あえて零には伝えなかったことを後悔している。
井上源三郎(>>76)が営む「定食 英雄亭」の常連で、休日にはよくこの店で昼食を取っていた。フライドーン(>>101)からも本当の母親のように慕われていた。


122 : 名無しさん :2015/10/08(木) 19:31:14 hYKQv9sU0
【名前】国枝 ケント(くにえだ けんと)
【性別】男
【年齢】18
【服装】赤いパーカーとジーンズ
【身体的特徴】金髪に青い瞳、イケメン
【好きなこと・もの】エミリーのいれた紅茶
【嫌いなこと・もの】ピーマン
【特技】イギリス英語が堪能
【趣味】最近アニメにはまっている
【特殊能力】
「完璧な従者(サーヴァント)」
英国出身を自称する、エミリーと名乗る美女のメイドを召喚する能力
ある程度の要求(単純な雑用から一個人の暗殺までも)を全て可能な限り完璧にこなしてくれるが、散髪だけはからっきし
例えエミリーが殺されても、本体である国枝が無事な限り再び無傷な状態で呼び出す事が可能
代々父方の家の長男に使えているらしく、5年前に前使用者であった父親が死んだことで支配権がケントに移った

【詳細】
イギリスと日本のハーフ、英国人の父と日本人の母をもつ。後に父親はケントとその母を残しイギリスに帰国してしまったが5年前に他界した
イケメンなのでモテるがそれに気づいていない難聴鈍感系
リア充だが二次元も大好き、秋葉原にメイドを引き連れて遠征に来く彼の異名は「貴公子」である

【備考】
踊場 勿太郎 (>>84
外見に偏見なく友好関係を気づいている

江口藤二 (>>78
クラスメート。悪い男ではないがエミリーに毎回エロいことをさせようとするので困っている
しかし江口はリア充であるケントに嫉妬することもしばしば

幻朧院 静香・クリスティーナ(>>65
たまにお茶に誘う。父が彼女の両親と友人だった。エミリーとも知り合いだが普通のメイドだと思っている

井上源三郎(>>76
「定食 英雄亭」の常連。 フライドーン(>>101)とも仲が良かった

鳳凰(>>91
お忍びで秋葉に遊びに来ていた彼女と遭遇し、意気投合。メアドを交換した


123 : 名無しさん :2015/10/08(木) 20:49:24 eV3ArbJE0
【名前】ビヨンド・ブラックチキン
【性別】男
【年齢】38
【服装】黒茶のサングラス、赤いマフラー、葉巻
【身体的特徴】黒いニワトリそのもの
【好きなこと・もの】喫煙、賭け事、女
【嫌いなこと・もの】鳥料理
【特技】調査、尾行
【趣味】サングラス集め
【特殊能力】
「チキン・ガイ」
能力ではなくビヨンドに掛けられた呪い。
元々は人間だったのだが、ある呪術師によって黒いニワトリの姿に変えられている。

「ストマックホーク」
自らの体内に仕込んだ大口径の拳銃。
使用時には口内から銃身が飛び出し、ビヨンドの意思で自在に発砲できる。
体内に予備弾薬も大量に仕込んでおり、弾丸の装填も体内に仕込んだ機械的装置によってで行える。
知り合いの狂った闇医者の施術によって身に付けた猟奇的武装だ。

【詳細】
報酬次第でどんな依頼でも受ける便利屋。
その外見は黒いニワトリそのものだが、性格はハードボイルドかつ皮肉屋。
かつて依頼で敵対した呪術師にニワトリ化の呪いを掛けられ逃げられてしまったことから、その呪術師を現在でも探し続けている。

ニワトリ化しているとはいえ身のこなしは非常に軽く、身体能力は高い。
また便利屋で探偵紛いのことをしてきた為、他者の調査や尾行、推理も得意。
どういうわけか翼を人間の手の如く器用に使うことも出来る。

【備考】
行方不明になった娘の調査という依頼で、その娘を手に掛けたブッチャーマン(>>41)と交戦。
餓えたブッチャーマンの前に敗北し殺害された。


124 : 名無しさん :2015/10/08(木) 21:34:27 lgGlTtvQ0
【名前】アリス
【性別】女
【年齢】6
【服装】赤ずきんのコスプレ
【身体的特徴】金髪ロリ
【好きなこと・もの】絵本、空想の世界
【嫌いなこと・もの】現実
【特技】ストーリー作り
【趣味】お絵かき
【特殊能力】
「ファンタジーワールド」
絵本の世界に入り込むことができる
能力者であるアリスは自由に行動できるが、他者が入り込んだ場合ストーリーが完結する前に脱出しないと絵本と同化し、登場人物のひとりとなってしまう
残存の絵本だけでなく自作の絵本などにも能力は発動する
【詳細】
絵本作家を夢見る少女
アリスが4歳の時に両親が事故死。親戚の家をたらい回しにされ、母方の叔父に引き取られるもその男はサドなロリコンで、口にするのもおぞましい虐待の末に栄養失調で死亡した
【備考】
彼女の亡骸の傍には、クレヨンで描かれた一冊の絵本が置かれていた
タイトルは「女の子を苛めることが大好きな、とっても意地悪なオジサンを永遠に苛めてくれるとっても強くて大きな素敵なお友達」
内容は、とても大きくて強くて心優しい怪物が、泣き叫ぶ中年男性を延々と生かしたままありとあらゆる拷問を施し続けるといったストーリーで、258Pに及ぶ大長編で描かれていた
なお、アリスの保護者であった彼女の叔父は現在行方不明である


125 : 名無しさん :2015/10/08(木) 21:46:16 71ddjcp.0
【名前】ブラックスカル
【性別】男
【年齢】不明、恐らく40代
【服装】黒い詰め襟の軍服
【身体的特徴】顔が黒い髑髏のよう
【好きなこと・もの】破壊、殺戮、圧倒的蹂躙
【嫌いなこと・もの】非異能者、既存の秩序、正義を振りかざす者
【特技】格闘技、射撃の腕
【趣味】クラシック音楽を聞きながらワインを飲む
【特殊能力】
怪力、飛行、目からのレーザー、鋼のような肉体等、人間が「超人的能力」と聞いてすぐに連想できるパワーを全て持っており、更に良心や罪の呵責といった物を持たない純粋悪の心を持っている。
【詳細】
国際テロ団体「クラーケン」の総帥にして、Mr.ヴィクトリー(>>117)最大の宿敵。
元はヨーロッパの某国の軍人だったのだが、その国の軍部が行っていた異能者を人工的に生み出す実験の被験者となり漫画のスーパーヒーローもかくやと言える能力を手に入れたのだが、副作用で顔面が真っ黒な髑髏のようになり、更に精神に異常をきたし暴走。
自身に付き従う者や社会に不満を持つ異能者を集めて「クラーケン」を創設し、全世界を滅ぼす為に行動を開始した。
メアリー・マローン(>>11)やファラオ(>>46)といった危険度Aの異能者を放って世界を混乱させ、南米で発見されたウィルス・D5133928N(>>49)を世界中にバラまき、世界人口をあっという間に減らし、更にそのワクチンを研究していたカリスト・ライネス(>>58)を殺害。ワクチンの開発を阻止し、世界を破滅へと追いやった。
残った僅かな人類に止めを刺すために準備をしていたが、その隙を付いて、Mr.ヴィクトリーが基地に潜入。ついに1対1で対決し、Mr.ヴィクトリーを倒すことは出来たが、自身も相討ちで死亡した。
「自分より劣る者は滅んだ方が良い」と考えており、人類を抹殺した後は自分に付き従う異能者だけの王国を築こうとしていたが・・・その野望は、何より忌み嫌う正義を振りかざす者によって打ち砕かれたのだった。
【備考】
Mr.ヴィクトリー(>>117)とは幾度も戦い、敵ではあったが敬意を抱いていた。


126 : 名無しさん :2015/10/08(木) 22:32:38 lgGlTtvQ0
【名前】シャーロット・アリアス
【性別】女
【年齢】30
【服装】黒スーツにサングラス
【身体的特徴】全盲
【好きなこと・もの】静かな音楽
【嫌いなこと・もの】辛いもの
【特技】気配感知
【趣味】日記、音楽鑑賞
【特殊能力】
「心眼」
目ではなく心で物を見る
【詳細】
異能者隔離施設の一般職員
当時赤ん坊だったミザリー(>>120)を確保した女性。彼女の義理の保護者役として17年間ミザリーを育て上げた
【備考】
疫病により死亡した


127 : 名無しさん :2015/10/08(木) 22:44:54 lgGlTtvQ0
【名前】スキナー
【性別】男
【年齢】30
【服装】本体は全裸
【身体的特徴】人体標本のこどく筋肉が剥き出しでとてもグロい
【好きなこと・もの】生皮
【嫌いなこと・もの】乾燥
【特技】高速皮剥ぎ
【趣味】人皮の収集
【特殊能力】
「皮剥ぎ魔」
直接相手の肌に触れることで、人の生皮をバナナの皮剥きのごとく一瞬で、抵抗なく剥ぎ取れる
スキナーが触っている間は一切の痛みはないが、離せば能力が解除されショック死する

【詳細】
欧州で暴れまわっていた殺人鬼。生まれつき肌が存在しない特異体質だったらしく、衝動的に五千人の皮を剥ぎ殺した
剥ぎ取った皮を何枚も重ねて着る趣味があるので、他人の皮を被って変装したこともある

【備考】
偶然欧州で仕事をしていたジェニファー・ストレージ(>>73)と遭遇。
鋼鉄の肌をもつ彼女には「皮剥ぎ魔」の能力が効かず、首をへし折られて死亡した


128 : 名無しさん :2015/10/08(木) 23:18:25 A0WNKyrE0
【名前】黒星 有才(くろぼし ゆうさい)
【性別】男
【年齢】25
【服装】黒スーツと黒帽子をかぶりサングラスかけている
【身体的特徴】服装とのギャップで安心感を与える人の良さそうな笑顔
【好きなこと・もの】話の分かる相手
【嫌いなこと・もの】言葉を理解しないバカ
【特技】能力を発動するために必要な話術と技能
【趣味】殺人計画を考えること
【特殊能力】
「マーダーライセンス」
対象が殺人を必要だと認めたら発動する能力
対象の殺人が合法になり何者も罪として認識できなくなり
罰するという行為もできなくなる

「パーフェクトプラン」
計画を話して否定されなければ発動する能力
話した計画が必ず実現する能力で発動さえすればどんなに荒唐無稽でも問題く実現する
しかし「ナイフで刺し殺す」など計画が簡潔すぎたりすると自分を刺して死んだり
ナイフで刺した数十年後にその傷が原因で死亡などめんどくさいことになる

【詳細】
笑顔が眩しい合法的殺人鬼
もともと推理ものが好きで殺人トリックなどを妄想しているだけだったが
ある時、友人にその計画を話し能力が発動して友人が死亡したことでタガが外れる
そして能力を把握するためにさらなる殺人をおこし能力を把握した後は
相手を言いくるめる話術と計画を実行可能だと信じさせる技能を鍛えあげ
合法的に殺人をやりながら一般人として暮らしていた

【備考】
最後は雪山の密室で何者かにナイフの様な物で刺殺されている所を発見された
その犯人と凶器は今も見つかっていない


129 : 名無しさん :2015/10/08(木) 23:28:19 lgGlTtvQ0
【名前】サルダナカス
【性別】男
【年齢】28
【服装】白いタキシードに鍵穴を模様のある覆面で顔を隠している
【身体的特徴】細マッチョで意外と力が強い
【好きなこと・もの】お宝
【嫌いなこと・もの】無駄働き
【特技】ピッキング
【趣味】盗み
【特殊能力】
「解錠(サルダナカス)」
【解錠】を司る能力。ようはピッキングだが、この能力には幾つかのバージョンがある

・サルダナカスpart1
何かを保管する【鍵】に分類できるものなら、どんなものでも解錠ができる。本体が怪盗として最も多用するバージョン

・サルダナカスpart2
何かに影響を及ぼすタイプの異能力を問答無用で【解錠】し【解除】できる
遠距離から攻撃してくる異能力や、洗脳能力などの対策に有効

・サルダナカスpart3
奥の手。自身の肉体のリミッターを【鍵】と見なして解錠する
限界を越えた身体能力を発揮できるが発動後は肉体に著しい負荷を受けるため諸刃の剣

・サルダナカスpart-final-
サルダナカスの能力の最終段階
人間のもつ無限の可能性を【鍵】として、秘められた才能を「解錠」できるらしいが、彼はそこに至らずに逝ったため詳細は不明

【詳細】
世界中で活動している有名な怪盗。盗みの前に必ず予告状を出すが、彼の能力の前ではどんな厳重な警備も丸裸同然であり、犯行を防がれたことはない
サルダナカスの盗んだ宝石類は3152点。被害総額は887億5764万円である
そんな彼の最後はブラックスカル(>>125)と対立し殺害されるというものだった

【備考】
ロベルト・シャドーマン(>>107
同じ怪盗であり、何回か同じ獲物を狙ってバッティングしたことがある
ジョン・デリンジャー(>>33)
偉大なる先人として尊敬している


130 : 名無しさん :2015/10/08(木) 23:47:44 lgGlTtvQ0
【名前】ウーズ
【性別】男
【年齢】30
【服装】全裸
【身体的特徴】液体の体
【好きなこと・もの】水分
【嫌いなこと・もの】蒸発
【特技】溺死させる
【趣味】殺人
【特殊能力】
「滴る男」
ウーズマンの肉体そのもの。無色無臭の液体となることができる
細い隙間や水道管から侵入したり、他人の体に潜り込んで肺を水浸しにし窒息させたり、脳に入り込んで操ったりもできる

【詳細】
本名ケニー・バレンタイン
陸上で獲物を溺死させる殺人鬼。水辺から水辺へ移動し、六千人の人間を殺した
貨物船の乗組員だったが、海上で能力者の戦いに偶然巻き込まれ、貨物船が沈没してしまう
ちょうどそのとき、海中火山のガスを利用した実験中の水中発電機をテストしていて、その未知の放射線と海中のバクテリアがケニーの体に突然変異を引き起こし、まるで生きている水のように変身する能力を与えた
肉体的にも感情的にも不安定になったケニーは自らをウーズ(滴る)と名乗り、仲間の仇として争っていた能力者を全員溺死させるも、それに例えようとない喜びを感じてしまい、後に陸上で獲物を溺死させる殺人鬼と化してしまった。推定殺害数六千人

【備考】
ブラックスカル(>>125)の配下を殺したことで彼と敵対。蒸発させられ死亡した


131 : 名無しさん :2015/10/08(木) 23:50:24 ETdANwIg0
【名前】双木 有未/有希 (フタギ ユウミ/ユウキ)
【性別】有未:女 有希:男 
【年齢】14
【服装】学校以外ではお揃いのファッションでいることが多い ジャージなどのスポーティーなファッションを好む
【身体的特徴】身長155cm 体重45kg
 中性的な顔立ち、お互いにそっくりの容姿
【好きなこと・もの】美男子、美少女
【嫌いなこと・もの】片方の身体が食事中にもう片方が便意を催すこと
【特技】フィギュアスケート(ペア)、二人のコンビネーションが必要なこと全般
【趣味】近親相姦と言う名のオナニー
【特殊能力】
 『グループマインド』
 双木有未/有希はそっくりの容姿をもつ双生児であるが、その2つの肉体を1つの人格で管理している。
 1つの肉体に2つの人格を持つ多重人格の逆バージョンである。
 双木姉弟は1つの人格で2つの別れた肉体を動かし、それぞれの見聞きすることをお互いが把握しているのである。
 2つの肉体がどれだけ離れてもその精神が別れることはない。
 2つの肉体を1つの人格で操るため、その連携は完璧である。
 また、1つの精神が脳を2つ持っているため、使いかた次第で思考の回転も早くできる。

【詳細】
 日本に在住する中学生の双子。戸籍も二人別々に持っている。
 フィギュアスケートの選手として将来有望な以外はごく普通の少年少女である……というのは表面上の姿。
 彼ら姉弟は2つの肉体を持ちながら、その人格は1個の人間なのである。
 その事実は本人以外の誰にも知られることがなく、単なる仲良しの姉弟と思われていた模様。
 また本人も『そういう特技を持っている』というぐらいであまり深く考えていなかった。 
 フィギュアスケートのペアを初めとして、2人で協力する行動は何でも大得意である。
 最近興味の出てきた恋愛は男女どちらでもアリらしい。

【備考】
 道路を横断中、信号無視の大型トレーラーに激突されて二人同時に死亡。


132 : 名無しさん :2015/10/08(木) 23:59:55 lgGlTtvQ0
【名前】ブラッディ
【性別】女
【年齢】25
【服装】宮廷道化師の衣装
【身体的特徴】短いブロンドの髪を持つ女性。悲しげな目と不釣り合いに張り付いたような笑顔を常に浮かべている
【好きなこと・もの】戦い
【嫌いなこと・もの】平穏
【特技】刺突剣術
【趣味】吸血
【特殊能力】
「鮮血(ブラッディ)」
殺した相手の血液を飲むことで不死身に近くなる

【詳細】
人を傷つき苦しめ殺すことに喜びを覚える性格破綻者。レイピアを愛用しており、獲物を少しずつ串刺しにして長時間いたぶることを楽しんでいる
なぜそうなったのかという問いには「家族の愛が兄ばかりに向いていたから、優秀な兄と比べられ続けたから、幼い頃に輪姦されたから、拷問をされたから、任務で人を殺し続けてきたから」と語っているものの、同時に全て嘘だとも言っており、本心を伺い知ることはできない
格好からして道化者のようなふざけた性格をしているが、一方でそれは演技でやっている節もある
殺人鬼としての自分の強さに非常に高いプライドを持っている
【備考】
新久姐(>>112)と戦い殺害された


133 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/09(金) 00:02:37 jIbwPYqs0
募集締め切りです


134 : 名無しさん :2015/10/09(金) 00:10:04 IkVA/mjE0
【名前】田外イーター
【性別】雄
【年齢】2000
【服装】全裸
【身体的特徴】体毛が生えておらず全身が白い肌
【好きなこと・もの】田外家
【嫌いなこと・もの】田外家じゃない田外
【特技】田外を食べる事
【趣味】全裸徘徊
【特殊能力】
「田外家抹殺光線」
田外家の人間を問答無用で美味しいコンビーフに変えてしまう光線。
田外家以外の人間が浴びるとランチョンミートに変えられてしまう。
【詳細】
田外家の人間を喰って生き永らえてきた謎の生命体。
基本的に無口だが田外家の人間を食べた後だけグルメレポーターのように喋る。
【詳細】
田外小雪(>>121)の三男を喰い殺した際に食当たりを起こして死んだ。
最期の言葉は「これを作った奴は料理人どころか人として失格。今すぐ腹を切るべき」であった。


135 : 名無しさん :2015/10/09(金) 00:18:39 V0Y63Mj20
乙です
ロワや書き手間のルールは優勝条件とイレギュラー参加者以外はリスタート前と同じになるのかな…?
マップも流用で良さそうな気もする


136 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/09(金) 02:36:56 SEQLK9ug0
>>135
リスタート前と同じルールでいきたいと思いますが多少の変更点も多いので纏めるまでお待ちください
マップはそのまま使用しようかと思っています


137 : 名簿 ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/09(金) 02:38:24 SEQLK9ug0

【死ぬ死ぬ詐欺に定評のある】アントニオ=スコットランドヤード(>>6
【狂気に陥った短距離走の元王者】 ロードランナー(>>7
【ヒッキー系JK】日笠まひる(>>8
【 約300生きた知恵袋】おじいさん(>>9
【異形の貴族】クリストファー・ジャスティン(>>10
【20万人を死滅させたメイド】メアリー・マローン(>>11
【伝説の芸人】笑田私(>>12
【盲目の戦闘狂】ヴァーミリオン(>>13
【魔術結社のボスにして約400歳生きた】ヴェント・ロヴェッシ(>>14
【12万人を切り殺した辻斬り魔】雨竜佐希子(>>15
【異能力を持つ不良少女】紅島 阿理(>>16
【罪を裁く権能】ガブリエル・バラ・ティーマン(>>17
【10万人を美味しく調理した気狂いコック】カニバリズム(>>18
【剣豪だが政治は不向き】黒末憲吾(>>19
【人喰い虎に育てられ3000人を餌食にした肉食系女子】トゥーガル(>>20
【エリート専門の継ぎ接ぎ殺人鬼】天沼 継接 (>>21
【3千万を虐殺した戦争の申し子】 アルファ・オメガ(>>22
【不治の奇病に侵された狂気の騎士】 グリム・グリム・クラウン(>>23
【第二次世界大戦の犠牲者であり加害者】餓鬼(>>26
【天地の狭間の世界の支配者】ヌンワ(>>28
【ブラック企業の過労死リーマン】青空深留夫(>>30
【妖怪退治を生業とする流浪の侍】羅神藤(>>32
【伝説の怪盗】ジョン・デリンジャー(>>33
【詐欺師】鷺枝大洋(>>34
【女限定の最強】気弱正人(>>35
【86人もの要人を殺した伝説の暗殺者】 郭 龍清(>>36
【自称「道化王」】Dr.ハロウィン(>>37
【天才ゆえに無感動だった】尼野幸生(>>38
【第四の壁は壊せない】馴居志代(>>39
【突然変異で生まれた人喰い狼】滅母下 獣御(>>40
【何者にも止められない貪欲な食人鬼】ブッチャーマン(>>41
【半人半鬼の高校生】深月葉(>>42
【ゲテモノ食いの暗殺者】ドール(>>43
【健康の秘訣は1日1殺】井上 貞夫(>>44
【天使を身に宿す男】ギルデスタン・ベルンデレク(>>45
【砂漠を支配するエジプトの殺人鬼】ファラオ(>>46
【深淵の歌姫】黒川礼子(>>47
【殺しあいの優勝者】三角玲子(>>48
【人類皆殺し】D5133928N(>>49
【菓子の魔術師】ショコラ・ダ・クロロ・ドルチェ(>>50
【サイコパス少年】坂島竜二(>>51
【舌を操る能力者】バッシュ・リック(>>52


138 : 名簿 ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/09(金) 02:39:16 SEQLK9ug0

【バナナの皮に定評のある】馬七乃川出 滑って死ぬ太郎(>>53
【SSSハンターであり陽気なメキシカン】クラウディオ・サンチェス(>>55
【オナニーマスター】鈴木太郎(>>56
【腹黒高校生】 清浪聖(>>57
【人類を救い損ねた】カリスト・ライネス(>>58
【煩悩がない男】沼田 文和(>>59
【学生運動家】比村 総一郎(>>60
【男は八つ裂き】ジェシカ・エステバン(>>62
【不運な吸血鬼】御代 由縁(>>63
【800年もの時を生きる鬼の女】阿戯羽(>>64
【傲慢を絵にかいたような男】王上流真(>>64
【都会の闇の殺戮少女】幻朧院 静香・クリスティーナ(>>65
【10億人を孕ませた男】リチャード・ナカジマ(>>66
【無慈悲な掃除人】ダストマン(>>67
【偉大な母親】 メリル・フェニックス(>>69
【変身能力に定評のある女刑事】チョコラータ(>>70
【愛に飢えた男婦】ノエル・レミュリス(>>71
【人と生きる人狼】犬神力丸(>>72
【鋼鉄の処女】ジェニファー・ストレージ(>>73
【仕事のない死神】デベル(>>74
【犯罪者絶対殺すサイボーグマン】宮島恭太郎(>>75
【定食屋の大将】井上源三郎(>>76
【家族を守りきって逝った】平 凡太郎(>>77
【健全な高校生】江口藤二(>>78
【殺人体育教師】阿部剛(>>79
【腕利きの殺し屋】ディギー・ラングラー(>>80
【赤ん坊】赤ん坊(>>81
【幕末期の剣豪】松谷捷三郎(>>82
【ラッキーガイ】サンライズ・ウルブス(>>83
【猿だが人間】踊場 勿太郎(>>84
【猫の姿をした暗殺者】死猫(>>85
【殺人鬼ビッチ】田島 由脳(>>86
【ファンタジー・ハンター】ジョシュア・ブラックネル(>>87
【半鬼の子の母親】深月 楓(>>88
【退魔の一族の末裔】里中二十一(>>89
【己の欲望のままに生きた天狗】戮凰丸(>>90
【異能を与える争いを望む女】鳳凰(>>91
【異能者の研究の権威】シェルダン・カッツ (>>92
【オカマバーを営むオカマ】高城マリア(>>93


139 : 名簿 ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/09(金) 02:40:03 SEQLK9ug0

【炎の大道芸人】部合屋香宴(>>94
【救えなかった医者】木本季貴(>>96
【異能力者の一族の末裔】朱垣 薊(>>97
【結晶の彫刻家】螺暁院雅人(>>98
【異能を封じる悪徳警官】佐方 亮輔(>>99
【クッソ汚い小学生】八女竹林 秀(>>100
【歩く唐揚げ】唐揚げ怪獣 フライドーン(>>101
【縛り首専門の死刑執行人にしてアラクネ】新久姐(>>102
【ナチスの死の天使】ヨーゼフ・メンゲレ(>>103
【日本有数の退魔の一族「田外家」の跡取り息子】田外零(>>104
【絵を描くことに情熱を燃やす少女】来宮 杏樹(>>105
【クレイジーサイコホモ】田外千草(>>106
【闇に潜む怪盗】ロベルト・シャドーマン(>>107
【すべてを赦す】神乃 愛赦(>>108
【能力者絶対殺すマン】ドクター・ジェイムズ(>>109
【異能者を憎む異能者】キョウジ(>>110
【存在事態がイレギュラー】フー・エニウェア(>>111
【警察官】佐々木 義信(>>112
【異能を奪う平和を望む男】麒麟(>>113
【何者にも補足されない暗殺者】オンモー(>>114
【手からビールを出す】恵比寿麦(>>115
【田外家に使える女河童】利根川ねねこ(>>116
【正義の味方】Mr.ヴィクトリー(>>117
【ハードパンチャー茸】茸男(>>118
【不死身のイカれ庭師】マッドガーデナー(>>119
【死の風貌】ミザリー(>>120
【マイペースな母】田外小雪(>>121
【メイドを召喚する】国枝ケント(>>122
【鶏】ビヨンド・ブラックチキン(>>123
【絵本作家を夢見た少女】アリス(>>124
【国際テロ組織の総帥】ブラックスカル(>>125
【盲目のエージェント】シャーロット・アリアス(>>126
【皮剥ぎ魔】スキナー(>>127
【笑顔が眩しい合法的殺人鬼】黒星 有才(>>128
【最強のピッキング怪盗】サルダナカス(>>129
【液体殺人鬼】ウーズ(>>130
【ふたりでひとり】双木 有未/有希 (>>131
【道化殺人鬼】ブラッディ(>>132
【謎の生命体】田外イーター(>>134


140 : 名無しさん :2015/10/09(金) 08:28:16 V0Y63Mj20
提案なのですが、D5133928N(>>49)は外した方がいいんじゃないかなと思います。
「無差別に他者への感染や繁殖を行い被害を拡大させるウイルス」を一参加者として出すのはリレー小説において非常に扱いづらいかと
また、オリキャラが生還を巡って争う殺し合いの企画において「キャラクターとしての人格や思考が存在しないウイルスの参加者」というのもどうかなと思います

ただカリスト・ライネル(>>58)の設定にウイルスの存在が書かれてるように、「こういうウイルスがいたよ」と作中で語られる程度ならいいと思います


141 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/09(金) 15:04:02 jIbwPYqs0
>>140
わかりました。D5133928N(>>49)は参加者としては除外しましょう


142 : ルール ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/09(金) 15:08:03 jIbwPYqs0

【基本ルール】
全員で殺し合いをしてもらい、生き残りがひとりになった時点で選別終了です。
生き残った者は元の世界に蘇り、少なくとも肉体寿命までは生き続け、死んだらそれまでの人生の行動によって天国か地獄、どちらかへ行きます
死んだ者の魂は即刻、消滅します

【支給品について】
ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から小さなリュック→デイパックを支給されます。
中身は「地図」、「コンパス」、「照明器具」、「筆記用具」 、「水とちょっとの食糧」、「時計」、そしてランダムアイテム【3つ】とします。
ランダムアイテムは現実出展アイテムの他、SSの最後に支給品紹介をつけることでキャラに由縁のある品や、新規オリジナルアイテムを登場させることができます

【このロワでの「首輪」について】
首輪はありませんが、随時参加者の行動は主催によって監視されています

【放送について】
放送は6時間ごとに行われます。
内容は「前回の放送から今回の放送までに死んだキャラ名」と雑談だけで【残り人数は知らされない】ことにします

【作中での時間表記】
開始は未明0時からにしますが、地獄マップには夜は紅い月、昼は黒い太陽が出ているので
時間に関係なくそれなりに明るいです。

 未明:0〜2 黎明:2〜4 早朝:4〜6
 朝:6〜8 午前:8〜10 昼:10〜12
 日中:12〜14 午後:14〜16 夕方:16〜18
 夜:18〜20 夜中:20〜22 深夜:22〜24

【マップ】
ttp://www20.atpages.jp/r0109/uploader/src/up0301.jpg

【状態表テンプレ】
【エリア名/時間帯名】

【キャラ名】
【状態】
【装備】
【所持品】
【思考・行動】
1:
2:
【備考】



【オリジナルアイテムの紹介テンプレ】


【名称】アイテム名
【カテゴリ】衣装、武器、など属するカテゴリ
【説明】
アイテムの説明


1)予約などについて
予約の期限は5日+延長2日、どちらもスレで宣言してください。
間に合わず破棄になってしまった場合の同キャラ再予約は、破棄の3日後から可です。
同キャラの連続予約(自己リレー)はとくに制限ありません。
修正要求や予約期限の超過には、2日以内くらいになんらかの反応していただけると助かります。

2)番外編とか補完話みたいなの書きたい
ロワ本編と関連ない話の場合、本編5話を投下につき1話だけ許可します。

3)キャラに新たな設定を加える際に
オリロワなので、書くうちにキャラに新たな設定をドカ盛りしたくなる衝動、あると思います。
ですがあんまり複雑な設定をドカ盛りするとなんか繋ぎにくくなるので、
基本的には投下されたキャラクタープロフィールに書かれている設定とそこから推測できる事柄のみで書いてみましょう。
とくに、つながりがプロフィール時点で示唆されていないキャラにつながりを作る→旧知の設定にする場合など、
あんまりにも設定増しが唐突な場合はなんでそれが類推できたのか質問する場合があります

と、特に反対意見がなければ以上のルールで進行していきたいと思います。予約解禁は今夜0時からとします


143 : 名無しさん :2015/10/09(金) 15:16:21 Hx3Masrg0
>27 : ◆Q4zL5/B8RQ:2015/09/30(水) 02:26:21 ID:kWT9gJUc0
>登場話が予約されたキャラは参加が内定し、投下されたら本決定
>予約されたけど破棄になった場合は内定取り消し
>最低30キャラ最高80キャラで考えてますがそのへんは勢いによって調整ーーというのを想定しています
>あと一話限定のズガン枠としてなら好きに出しちゃっても良いんじゃないかとか考えてますが、そこら辺の話は募集を切り上げた後に決めていきましょう

このへんもルールとして適用かな…?
ズガン枠はなくてもよさそうだけど


144 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/09(金) 15:33:29 jIbwPYqs0
キャラの上限については予約状況の様子を見てからにしましょうか
ズガン枠についてはそれが決まったあとで決めていきましょう


145 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/10(土) 00:00:09 GPQlhmBY0
予約解禁です


146 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/10(土) 10:25:44 nX2BVaHM0
雨竜佐希子、天沼継接 予約します


147 : ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 11:11:11 A7zq6.Tw0
チョコラータ、ダストマン、幻朧院 静香・クリスティーナ
予約します


148 : 名無しさん :2015/10/10(土) 12:25:44 mzI.5OLw0
登場話でキャラを殺すのはありですか?


149 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/10(土) 12:51:27 XeaD1Sfg0
>>148
アリです。誰が死ぬのかわからないのがロワの醍醐味ですから


150 : ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:45:22 A7zq6.Tw0
投下します


151 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/10(土) 18:46:09 XeaD1Sfg0
すみません地図間違えました

正しくは此方の地図です
ttp://cdn57.atwikiimg.com/ori9tenti?cmd=upload&act=open&pageid=27&file=%E7%85%89%E7%8D%84%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97.png


152 : BLACK RAGOON ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:46:37 A7zq6.Tw0



先程の出来事で解ったことが幾つかあると、男は回想する。
何やら殺し合いに巻き込まれてしまったこと。
自分は既に死人であること。
勝ち残った一人だけがこの会場から生き返れるということ。
この殺し合いで死んだ者は天国にも地獄にも逝けず、輪廻から消滅するということ。


まあ、正直に言えばどうでもいい。
男はそう思っていた。


「現世に未練が無い…と言えば嘘になりますかね。
 私とて人間です。もっと生を謳歌したい、という想いはあります。
 ですが、然程執着はありません。私は既に死んでいるのですから」


森の奥底で、男が樹木の傍に立ちながら語る。
フォーマルなタキシードを身に纏って紳士風の男だ。
しかしその頭部をすっぽりとゴミ箱が覆っており、二つの覗き穴から見える目を除けば素顔は全く見えない。
更に右腕には布を巻き付けられており、およそ腕の形とは思えぬ鋸めいた異形のシルエットが浮き出ている。
その風貌は異様という他無い。


「生きている時から死とは隣り合わせの生活でしたからね。死が怖いとは思いません。
 かといって死にたいと思ったこともありませんがね。
 私は自殺志願者ではありませんから。ただそういう世界が自分に合うと思っただけなのです」


男は社会の闇に巣食う逸れ者、殺し屋だ。
死と退廃の世界で生きてきたのだから、死そのものに対する恐怖は無かった。
死は怖くないが、死にたくもない。
自分は自殺願望者でも死に急ぎでもない。
ただ自分に合うから裏稼業をしていただけなのだ。


「とまあ、身の上を語らせて頂きましたが…要するに私は優柔不断なのです。
 未だどうするべきなのか、はっきりと決められていないのですよ。
 …では、お嬢さんはどう為されたいのですか?」


153 : BLACK RAGOON ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:51:43 A7zq6.Tw0
>>151
了解です。
>>152の内容を少しだけ差し替えさせて頂きます





先程の出来事で解ったことが幾つかあると、男は回想する。
何やら殺し合いに巻き込まれてしまったこと。
自分は既に死人であること。
勝ち残った一人だけがこの会場から生き返れるということ。
この殺し合いで死んだ者は天国にも地獄にも逝けず、輪廻から消滅するということ。


まあ、正直に言えばどうでもいい。
男はそう思っていた。


「現世に未練が無い…と言えば嘘になりますかね。
 私とて人間です。もっと生を謳歌したい、という想いはあります。
 ですが、然程執着はありません。私は既に死んでいるのですから」


まるで地獄のような荒野に立ち、男は語る。
フォーマルなタキシードを身に纏って紳士風の男だ。
しかしその頭部をすっぽりとゴミ箱が覆っており、二つの覗き穴から見える目を除けば素顔は全く見えない。
更に右腕には布を巻き付けられており、およそ腕の形とは思えぬ鋸めいた異形のシルエットが浮き出ている。
その風貌は異様という他無い。


「生きている時から死とは隣り合わせの生活でしたからね。死が怖いとは思いません。
 かといって死にたいと思ったこともありませんがね。
 私は自殺志願者ではありませんから。ただそういう世界が自分に合うと思っただけなのです」


男は社会の闇に巣食う逸れ者、殺し屋だ。
死と退廃の世界で生きてきたのだから、死そのものに対する恐怖は無かった。
死は怖くないが、死にたくもない。
自分は自殺願望者でも死に急ぎでもない。
ただ自分に合うから裏稼業をしていただけなのだ。


「とまあ、身の上を語らせて頂きましたが…要するに私は優柔不断なのです。
 未だどうするべきなのか、はっきりと決められていないのですよ。
 …では、お嬢さんはどう為されたいのですか?」


154 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/10(土) 18:52:11 XeaD1Sfg0
>>151は一旦無視してかまいません。すみません)


155 : BLACK RAGOON ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:52:37 A7zq6.Tw0

自らの身の上を、心情を大まかに語った男はすぐ傍にいる人物へと目を向ける。
岩の陰に寄り掛かるように座り込む一人の少女だ。
大正浪漫を思わせる袴を身に纏い、髪には簪を挿している。
大和撫子を連想させる衣装とは裏腹に目立つのはその髪と目だ。
金色の髪、蒼い瞳―――少女は日本から遠く離れた外国の血筋の者だった。


幻朧院クリスティーナ、またの名を幻朧院静香。
彼女もまたこの殺し合いに巻き込まれた参加者の一人だった。
ゲーム開始直後に男と静香はこの荒野で出会った。
一度は男の変人じみた姿に静香が警戒心を見せたものの、その後お互いゲームに乗っていないことを確認して会話をしていたのだ。


「…私は…死ぬのが、怖いです」


そして、絞り出すようにぽつりと静香が呟く。
恐怖に戦くように顔を俯かせつつ、言葉を漏らしていく。



「自分が……死んだなんて、信じられないんです………
 私、死にたくない……でも、殺し合いなんて……出来ない……!」



静香の口から零れ落ちたのは、悲痛な声。
自らの死を理解出来ていない子供の泣き言。
殺し合いという現実を受け入れられぬ少女の弱音。

自分が死んだなんて、信じられない。
死にたくない。だけど、殺し合いなんて出来ない。
誰かを殺す力なんて無い。
目の前の男にそう訴えんばかりの、哀れな少女の姿がそこにあった。


「信じられませんよね。でも、私達は死んでしまったみたいです。
 現に私には死ぬ直前の瞬間の記憶があります」
「それが……私、解らなくて……っ」


そんな少女に遠慮することも無く、男は淡々と現状を告げていく。
静香は相変わらず現実を受け入れられぬ態度で、泣き言の様な言葉を漏らし続ける。
当然だろう。現状に怯えている少女に淡々と現実を伝えた所で、事態が好転する筈が無い。
抱えた膝に顔を埋める少女を見下ろし、困ったように男は首筋を軽く掻く。


156 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/10(土) 18:52:52 XeaD1Sfg0
(修正ありがとうございます。すみません)


157 : BLACK RAGOON ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:54:23 A7zq6.Tw0


「まあ、仕方ありませんよね…『自分が死んだ』とか『殺し合い』とか、普通の方なら受け入れられる筈も無いでしょうしね」


男はやや言葉に迷う様にそう言う。
共感する素振りを見せることで静香を一応慰めようとしているのかもしれない。
だが、そんな男の気遣いは通じることも無く静香は黙りを決め込む。

男はどこか困った様子で首筋に手を触れ、静香を見下ろす。
恐らくこの少女はこのまま動き出せないだろうということは理解出来た。
発破の一つや二つぶつけてやれば勇気を振り絞るのかもしれないが、そもそもこの少女にそこまでの義理は無い。
会話を試みたのも単なる気まぐれに過ぎない。


無視してこのまま移動しようか。
そんなことを思い、男は土の匂いに塗れた周囲を見渡す。
男が状況を確認し始めた直後、膝に顔を埋めていた静香が僅かに目を覗かせた。
彼女の視線は、周囲を見渡す男の背へと向けられる。



「あの―――」



静香がぼそりと小さく声を上げる。
余りにもか細い言葉に男が気付いたのかどうかは解らない。
だが、男からの反応は何もない。
男は背を向けたまま、ぼんやりと周囲を見渡している。
そんな男の姿をぼんやりと見つめて。
静香は、意を決したような表情を浮かべ。
そして。




「―――悲鳴を、聞かせて下さい」




ぽつりと呟いた一言。
それと同時に静香の口元に三日月の様な笑みが浮かんだ。
瞬間、静香が僅かな動作でその場から素早く立ち上がる。
そのまま鋭く地を蹴り――――――男に接近。


背を向ける男に電光石火の勢いで接近した静香が、懐から瞬時に『それ』を取り出す。
警棒型スタンガン。スイッチを入れることで電流を流す打撃武器だ。
バチバチと電流の音を鳴らす警棒の切っ先が、男の腰部に押し付けられんとした―――。




「ほう」




だが、静香の耳に入ったのは悲鳴ではない。
呑気な男の声だった。


158 : BLACK RAGOON ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:55:24 A7zq6.Tw0

「ッ、」


突然の苦痛に僅かながらも表情を歪ませる静香。
瞬時に振り返った男が静香の右腕を蹴り上げ、警棒を弾き飛ばしたのだ。


警棒を弾き飛ばされた際に生じた隙を男は見逃さない。
間髪入れずに回し蹴りを叩き込み、静香の身体を吹き飛ばす。
少女の華奢で小柄な身体は勢いよく樹木に叩き付けられた。


「貴方が警棒を私に押し付けようとした時…動きには迷いも動揺もなかった。
 どうやら相応の場数は踏まれている様ですね」


樹木に寄り掛かりつつ起き上がる静香に対し、男は淡々と分析するように呟く。
先程の不意打ちで男は気付いたのだ。
目の前の少女は素人でも何でもない。
―――殺人に慣れている。殺し屋の類いに近い、と。
そう気付いた男は、戦闘態勢へと入ったのだ。
男は自らに危害を加える者に容赦はしない。

そして男は左手を器用に使い、右腕に巻かれた布を解く。
自らの片腕に移植された殺戮機械を解き放つ。


「生きることに執念はありませんが、ただむざむざと殺されて終わるのは気に喰わないものでしてね。
 我侭な性分で申し訳無い。ですが、その点はご理解頂きたい」


布がはらりと解かれ、枯れた地面へと落とされる。

そして――――――けたたましいエンジン音が鳴り響いた。
ギュイイイン、とおぞましい騒音が静香の聴覚を掻き回す。
まるで機械の獣が唸るようだった。
男の右腕部分に移植された獰猛なチェーンソーが、作動したのだ。


男の名はダストマン。
シカゴの中堅マフィアの鬼札。
チェーンソーの右腕によって敵を屠る『掃除人』だ。



「では、掃除の時間です―――――」



だが、彼の凶暴な右腕が静香を切り裂くことはなかった。
銃声が鳴り響き、ダストマン目掛けて二発の弾丸が放たれたからだ。
瞬時に右腕のチェーンソーを振るい、放たれた弾丸を弾く。



「ボンジョルノ、『ダストマン』さん。残念ながらそこまでッすよ」



ダストマンと静香が視線を向けた先。
そこに立っていたのは、よれよれのスーツを来た金髪の女性だった。


159 : BLACK RAGOON ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:55:56 A7zq6.Tw0
その両手に握り締められているのは、銃口から硝煙を昇らせる回転式拳銃。
彼女が発砲し、ダストマンを妨害したのだ。


「……どこかでお会いしましたっけ?」
「さあ?初対面じゃないんスかねえ」


自分の名前を知っていた女性に対し、ダストマンは呑気にそんなことを訪ねる。
尤もダストマンは裏社会ではある程度噂になっている存在だ。
ただ又聞きで知っただけの相手かもしれない、とダストマンは発言してから思う。
対する金髪の女性は恍ける様な発言をしつつ、ダストマンに向けて拳銃を構え続ける。


「そんな幼気な女の子を虐めるなんて、『掃除人』が聞いて呆れるッすね。
 その『被り物』脱いで礼儀正しく土下座でもしたらどうッすか?」
「人聞きの悪い言い方ですね。私の行ったことは正当防衛に過ぎません。
 まあ、聞き入れて頂けないと思うので別に良いですけどね」


二人は軽口を叩くように言い合う。
お互いの認識は異なっていた。
ダストマンは『少女が襲い掛かってきたから返り討ちにした』。
対する金髪の女性は『ダストマンが少女に襲い掛かっていた』と、状況を見てそう認識したのだ。
金髪の女性はダストマンがそれなりに名の知られた殺し屋であることを知っている。
そんな相手を信用する筈も無い。疑ってかかるのは必然だった。
女性の言動からそれを理解し、ダストマンは女性と静香を交互に見据えた後に判断する。



「ま、今回は去らせて頂きますよ。では御機嫌よう」



そう言って、ダストマンは瞬時に背を向けて駆け出していく。
状況が不利であると判断した彼は逃走を選んだのだ。
待て、という女性の制止を聞き入れることも無く走り出していく。
金髪の女性は銃口を向けるも、ダストマンは凄まじい瞬発力でその場を離れ姿を消した。


軽く歯軋りをし、金髪の女性は銃をゆっくりと下ろす。
殺し合いに乗った参加者を逃がしてしまったのは痛い。
だが、一先ず民間人らしき参加者の身は守れた。
それだけでも上々だ―――――そう思った直後、ハッとした様子で女性は静香の方へと向いた。



「―――っと、お嬢ちゃん!大丈夫ッすか?!」


160 : BLACK RAGOON ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:56:26 A7zq6.Tw0
◆◆◆◆


ダストマンが去った後、金髪の女性と静香は情報を交換した。
金髪の女性は自らが刑事であることを明かした。
イタリア出身、ICPO所属の捜査官。
とある犯罪組織への潜入捜査の最中に正体がばれ、始末されてしまったという。
そして女性は『チョコラータ』と名乗った。

刑事なのに、何となく気の抜けた人だ。
私を助けてくれた人は勇ましかったけれど。
静香はふとそんなことを思った。

会話の中で静香は自らの経緯を金髪の女性に語った。
自分が一般人に過ぎないということ。
道場で生まれ育ち、義理の父親から武道を教えられて育ったということ。
交通事故に遭い、命を落としてしまったということ。

情報を交換し、二人は共に『死に際の記憶』があることを理解する。
やはり自分達が死んだというのは事実の様だ。
それは同時に、あの鬼崎という男の言葉が嘘ではない―――という証明になる。
自分達は死に、天国にも地獄にも逝けず、こうして殺し合いを強要されているのだ。
あの世から蘇り、天国や地獄に行く権利を与えられるのは勝ち残った者のみ。
それを認識した後、ふと静香はチョコラータに問いかける。


「あの…どうして、私を助けてくれたんですか?」
「いやあ…あたし、さっきも言った通り、こう見えても刑事ッすからね。
 お嬢ちゃんみたいな女の子が殺されそうな所を黙って見過ごせなかった。ただそれだけッす」


チョコラータは気の抜けたようにはにかみ、そう答える。
刑事でありながら、その態度はどこか呑気だ。
だが、胸に秘める正義感は本物だった。
困っている民間人がいたから助ける。
危ない目に遭っている民間人を守る。
それに深い理由など無い。
ただ黙って見過ごせないから助けに入る、それだけだった。


「…チョコラータさんは、良い人なのですね。
 私、チョコラータさんのおかげで本当に助かりました」
「いやぁ、そんな…」


そんな刑事に対し、静香はふっと微笑みながらお辞儀をする
少女の真っ直ぐな礼に対し、チョコラータはどこか照れ臭そうに言った。


「とにかく…もう大丈夫ッすよ、静香ちゃん。
 静香ちゃんはあたしが守るッすから。
 この殺し合いをどうにかする方法も、これから探せばいいッす!」


にこりと笑顔を見せながら、チョコラータは言う。
屈託の無い笑みを前に、やや呆気に取られたように静香は口をぽかんと開ける。
暫くの沈黙の後、静香は微笑みを返した。


161 : BLACK RAGOON ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:56:57 A7zq6.Tw0
◆◆◆◆



こんな『お人好し』に助けられるとは、思っても見なかった。


静香はチョコラータを見つめ、内心そうなことを思う。
あのゴミ箱を被った男から反撃を喰らった時は少しばかり驚かされた。
とはいえ、あの時は多少ダメージを喰らった程度だ。
即座に反撃に出ればすぐに体勢を立て直せただろう。
あの男は強かった。今まで仕留めてきた数々の悪漢とは一線を画す存在だろう。
それ故に全力で仕留める必要がある。


―――――全力を以て捩じ伏せ、あの悪党に悲鳴を上げる程の苦痛を与えてやりたい。


そう思っていた矢先にチョコラータが割り込んできた。
折角、あの御人の悲鳴を聞きたかったのに。
余計なことをしてくれたな、と内心苛立ちつつも表情では平静を保つ。

幻朧院 静香・クリスティーナはただの少女ではない。
古武道・幻朧院流を体得し、実戦術を叩き込まれた武術家だった。
そして、環境によって生み出された凄惨なる殺戮機械だった。

静香は幼き頃、父の断末魔を耳にした。
当時の記憶は殆ど無いが、それだけははっきりと脳髄に焼き付けられている。
それ以来、静香は無意識に『悲鳴』に執着するようになった。
悲鳴を聞くことで快楽を覚える静香は、殺人という手段に走ったのだ。

幻朧院流の師である養父は静香の狂気を押し進めた。
『悪人は殺してもいい』。
『殺人は悪だが、露見しなければ悪人殺しは善行と同じである』。
彼女にそう教え、養父は静香を殺戮機械へと変貌させた。

静香は殺人を円滑に遂行する為、演技を学んだ。
弱者のふりをして悪人を誘い、殺害する。
不意打ちを仕掛ける前のダストマンや現在のチョコラータに対する態度も、所詮は猫を被っているに過ぎない。
彼女は弱者を装うことで、都合の良いように事を運んでいたのだ。

殺し合いに巻き込まれた静香は、生還を望んでいた。
交通事故による死など彼女にとっては不本意であるし、まだまだやり残したことが沢山ある。
こんな所で死んでいられないのだ。

養父は『殺人は悪である』と言っていたが、同時に『悪人殺し』は善行であると語っていた。
殺人という事実が露呈しなければ、それは悪ではない。

――――――そう、露呈しなければ事実は闇に葬られる。

この場においても進んで嬲り殺すのは悪人だ。
だが、場合によってはそうでない者も殺害する必要が出てくるだろう。

例えば、目の前に居るチョコラータ。

悪人を殺すには単独で動く方が都合がいい。
正体を悟られずに敵を誘い、罠に懸かった所で仕留めに掛かる。
自分の気質は孤高の暗殺者に近い。
その為、自分の傍にいる『善良な同行者』は邪魔者でしかないのだ。
下手に動いて悪人を誘い込むことも出来ないし、そもそも殺人もやりづらくなる。


暫くは庇護を受けているのも良いかもしれない。
だが、やはり自分の望むように動く為には排除する必要がある。
大人しく庇護を受けつつ、殺害の機会を伺うか。
何らかの嘘を並べて別行動を取るか。


あどけない少女の姿をした殺人鬼は、淡々と算段を重ねていた。


162 : BLACK RAGOON ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/10(土) 18:58:46 A7zq6.Tw0

【C-4 荒野/未明】

【チョコラータ】
【状態】健康
【装備】コルト・パイソン
【所持品】ランダムアイテム×2(確認済)、コルト・パイソンの予備弾薬、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:殺し合いには乗らない。
1:静香を保護する。その他にも無害な参加者がいれば保護。
2:ダストマンに警戒。
3:必要となれば変装能力を使うが、出来る限り慎重に判断する。
4:どうにかして殺し合いを止めたいが、具体的な展望は無い。
【備考】
※ダストマンをゲームに乗っている参加者だと思っています。

【幻朧院 静香・クリスティーナ】
【状態】腹部に打撲(軽)、背中に痛み
【装備】警棒型スタンガン、メス複数本
【所持品】ランダムアイテム×1(確認済)、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:優勝し、養父の下へ帰る。
1:無害な弱者を装いつつ、悪人を嬲り殺す。
2:悪人を密かに嬲るのに都合がいいので、出来れば単独で行動したい。余り他者に存在を把握されたくない。
3:チョコラータから離れたい。彼女の殺害も視野に入れる。
4:ダストマンはいつか必ず殺す。
【備考】
※チョコラータに自身の経歴を語りましたが、悪漢の殺戮など警戒されるであろう事柄は全て隠しています。

【ダストマン】
【状態】健康
【装備】右腕に移植されたチェーンソー、覗き穴のあるゴミ箱(どちらも初期装備)
【所持品】ランダムアイテム×3(確認済)、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:これからどうしようか。生に未練はあるが、必死になる程の執念は無い。
1:取り敢えず生きてみる。
2:殺し合いには今の所消極的だが、襲ってくる相手は殺す。
3:静香はまあどうでもいいが、一応警戒しておく。
【備考】
※ゴミ箱を覆面のように被っているため、素顔は見えません。


163 : 名無しさん :2015/10/10(土) 18:58:59 A7zq6.Tw0
投下終了です


164 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/10(土) 19:16:41 XeaD1Sfg0
投下乙です
保護される側も警戒する対象も危険人物という状況で、数少ない善人であるチョコラータさんはどうなってしまうのでしょうか
殺し合いを止めるにしてもこの現状だと正直打つ手とかないし、前途多難ですね

>>151
タイミングの悪い変更、申し訳ないです
しっかりと確認していなかった私が悪いのですが、張り付けたマップのURLが間違っていたことに土壇場で気づいてしまったのです
前企画のマップをそのまま使用するつもりが別のものを張ってしまって……

新マップの施設説明はリスタート前のまとめwikiから借用したものを以下に貼っておきます

ピンクの海部分
マグマです。落ちるとまず死ぬし近づくと熱い。

白い大地
雪原です。

茶色い大地
荒野です。

青の国と赤の国
主催側によって用意された現代風の街です。コンビニとかもあります。
普通のロワのマップの市街地と同じような感覚で書いてもらえればだいじょうぶです。
たぶん青の国は青い建物が多くて、赤の国は赤い建物が多いとかそのくらいの違い。

施設紹介

A-5 雪の塔
雪原に立っている塔です。この塔の影響で雪原が出来ているのかもしれません。

B-3 癒しの氷
触れると傷が回復するとか、腰痛に効くとか、そんなうたい文句がある大きな氷塊です。

B-4 ほかほか温泉
雪原の一画にある温泉です。旅館が隣に建っていたりするかも。

C-2 悪魔城
とある悪魔の住処だったと噂される城です。まがまがしいオーラを放っています。

C-8 チョコレート工場
全自動でどんどんチョコレートを生産している工場です。原材料はなんなんだろう。

D-7 鬼が島
鬼が棲んでいたといわれる島です。今は誰も居ません。おそらく退治されてしまいました。

E-3 オアシスカフェ
落ち着いた雰囲気のカフェです。癒されます。

E-5 水車小屋
マグマを汲み上げているので実際には火車小屋じゃねえかとの声もあります。

E-6 針の山
おそろしく鋭い針でできた山です。おそろしいです。

F-2 魔法図書館
魔法について書かれた本が集まっているのか、図書館自体が魔法的な動きをするのかは書く人に任せます。

F-7 病院
赤の国にあるので、きっと赤十字病院。

F-9 監獄
地下に罪人を幽閉しておくための監獄です。鬼が島と地下でつながってたりすると面白いかも。

G-4 血の池
いわゆる血の池地獄の血の池です。
適温だしそこまで深くないので、池ポチャしても血の匂いがつくだけでしょう。溺れる人は溺れます。

G-8 火力発電所
ごうごう燃えながら島中に電気を届けています。燃料はゴミとか、死者とか。

H-2 ゴミ捨て場
燃えないゴミとかを処理してる場所です。スクラップ機械があります。

H-6 地獄遊園地
地獄的なアトラクションが並ぶアミューズメントパークです。
名前だけ地獄的で普通に遊園地なのか、一歩間違えたら死ぬアトラクションだらけなのかは書く人任せ。

I-4 錆びた船
錆びて動かなくなった船が浜辺に打ち上げられています。財宝とかありそう。



進行を妨げるような、このような不手際を起こしてしまって本当に申し訳ございません


165 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/11(日) 01:43:45 lslFz4os0
投下します


166 : 辻斬り御免 ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/11(日) 01:45:02 lslFz4os0

「あ〜……どうしましょうかねェ?」

地獄のような荒野にて、天沼継接はため息をついた
死人となった手前、脳移植は失敗したらしいことも彼の悲哀を助長させてはいるが、それだけではない

天沼継接は殺人鬼である
彼は突出した才能の持ち主、ようはエリートの肉体のパーツを収集し、自分の体として移植するという異常な犯行を繰り返していた
そんな天沼は殺す獲物を選り好みする
優勝して新たに殺人鬼人生をやり直すのも悪くはないが、単純にそこらの有象無象を殺して回るのも趣味ではない

「ま、いいか。別に」

といってもやはり彼は殺人鬼。すでに死んだ身としては現状優勝するしか現世に戻る方法も無いのだし、我儘を言っている暇はない

あまり気は進まないがスカなら殺して放置。アタリなら切り取って持ち歩けばいいし

幸運にも彼の支給品は「裁縫セット」であった
普通の参加者ならまずハズレの品だが、能力発動に針と糸が必要な天沼にとっては嬉しい


「ここには沢山の人が居るんだし、きっと素晴らしいパーツの持ち主もいるはずですねェ」


天沼は素敵な獲物との出会いを求めて行動を開始した



暫く宛もなく荒野をフラフラと歩いていると、ついに他の参加者を発見した
向こうも天沼を見つけたのか、こちらに走りよってきた
天沼はその参加者に軽く驚いていた。まだ随分と若く見えたからだ
天沼の見立てだと14歳くらいだろうか

(まだまだ若いのに死ぬとは不運ですねェ)

と、殺人鬼らしからぬ感想を抱きつつも、観察を続ける
少女は亡者にしても顔に血の気はなく、いつ倒れて息絶えてもおかしくなさそうに見える
今のご時世では珍しく着物姿だが、彼女の雰囲気とよく似合っていた。さしずめ大和撫子といったところか
天沼は彼女に声をかけた

「こんにちはお嬢さん。あれ、今はこんばんはでしょうかねェ?」

空に浮かぶ赤い月を見上げる。生憎とあの世の天候の読み方はわからないが、多分月だし夜だろう

「ゲボェ、ゴボボ!?」

返事をしようと口を開いた少女は、そのまま咳と共に大量の血を吐いた
アスファルトの地面を血で染めていき、みるみる血溜まりは広がる
殺人鬼も流石に驚いたのか、その作り物めいた顔は眉を潜めていた

「おやおや、大丈夫ですかァ?」

天沼の方の言葉に、少女は口元の血を拭いながら首を振った

「し、心配はご無用でございます、いつものことですから」
「殺し合う前に死にかけているとはまた難儀なお嬢さんですねェ……」
「かたじけないです」

少女の右腕が霞んだ。シャン、と小さな細い音が一つした

「ああ、ゲフッ、またやってしまいました。申し訳ございませぬ」

着物の少女は立ち上がると、天沼に謝罪した


167 : 辻斬り御免 ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/11(日) 01:45:57 lslFz4os0

「いったい何を……!?」

怪訝な顔をした天沼の顔が驚愕に染まった。
ズルリッ、ドシャ!!
と鈍い音がして、天沼の上半身が下半身から転がり落ちた。
筋肉や脂肪層や内臓や脊髄やらが見える恐ろしく鋭利な断面から、鮮血が噴き出し始めた

少女の右手には先程は持っていなかった筈の日本刀が握られていた
刀身に浮かぶ異様な紋様は、それがまさしく妖刀であることを物語っている
 
「あぁ、やってしまった」

と、一言呟いて、そのまま立ち去ろうとした少女の首筋に、ハサミが突き立てられた

「!?」

次の瞬間、少女は一気に5メートルも跳びすさっていた
あれほどの吐血をした後とは思えないほど俊敏な動きだ


「やれやれ、随分と物騒なお嬢さんですねェ」

死んだ筈の男の声に驚愕した彼女は信じがたいものをみた
確かに妖刀「なまくら」で一刀両断した筈の男が、若干険しい笑みを浮かべ仁王立ちしていたのだ
切断された胴体の継ぎ目には、荒々しくも繊細な縫合跡がぐるりと一周していた
天沼は卓越した裁縫技術で一瞬のうちに自分の泣き別れした胴体を継ぎ接ぎしたのだ


「げぼ、怪しい御仁とは思っていましたが、怪異の類でしたか、げぼ」

少女は首筋に突き刺さったハサミを自ら抜き取り、天沼に向かって放り投げた
その頃にはもう傷口はミチミチと音をたてて塞がり始めていた。心なしか所持している刀が震えているように見えた
天沼は相手を仕留め損ねたハサミを受け止めて回収した。しかし天沼はそれで再度攻撃しようとはしなかった

「正確には異能者ですがねェ……しかし、私としたことが今ようやっと思い出しましたよ。あなた、雨竜佐希子でしょう?」
「おや、私をご存知なのでしょうか?」
「ご存知も何も、一端の殺人鬼なら誰でも知っているでしょうねェ。なにせ12万人を斬り殺した伝説の辻斬り魔なんですから」

もっとも、御会いするのは初めてなので気づきませんでしたがねェ、と前置きした天沼の顔には、ある種の尊敬の念が浮かんでいた
100年以上の歳月を生きる伝説の殺人鬼
悔しいが天沼とは殺しのキャリアがあちらの方が圧倒的に上だ
しかし、その尊敬を向けられている本人は何やら悲しげな顔をしていた

「はぁ、殺人鬼ですか……覚悟はしていましたが、私はそう呼ばれているのですか」

その言葉に歓喜の類の感情はまったく無かった。寧ろ、何か恥じているようでもある

「ん、何かご不満でも?」

天沼は何やら雲行きが怪しくなってきたことを感じていた

「私は何も好き好んで老若男女を斬ってきた訳ではありません。私の体に巣くっている、この忌々しい妖刀がそうさせたのです」

そう語る佐希子は、悲しみから絶望を通り越し
て達観したような表情であった

天沼はちらりと佐希子の刀に視線を落とした
どうやら支給品ではなく、佐希子本人の能力として再現されているものらしい
妖刀とはいえただの日本刀である筈の物が
ということは、あの妖刀は魂レベルで佐希子の魂と同化、いや寄生しているということだろうか?


168 : 辻斬り御免 ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/11(日) 01:47:10 lslFz4os0

「元は名誉ある武家の娘でした。
なのに若くして大病を煩い、こんなものの力を借りてまで命長らえた喜びを感じる間もなく、
封じられていた仕返しとばかりに家族を斬り殺させられて、いったい何故こんなことになってしまったのでしょうか?
半死半生のまま100年以上も辻斬りとして生かされ続け、あげくにやっと逝けたかと思えば殺し合えなどと……なぜ私ばかりがこんな目に……
なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ
なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜな
ぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜな
ぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ
なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜな
ぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ
なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜな
ぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ」

ゆらり、ゆらりと、何やらブツブツとつぶなきながら歩み寄ってくる
徐々に瞳孔が開き始めた瞳が、妖しい光っている。弛緩していた空気が一変した
何万人もの生き血を吸ってきた妖刀なまくらが、ウィンウィンと震え始める。それは女の泣き声にも聞こえた。
100年の歳月を辻斬りに明け暮れていた女の狂気に、天沼の背中に鳥肌がたった

「はは、はははは、そんなに悲観することもないでしょう?一度死んだ手前、新たにやり直すのもひとつの手では?」
「やり直す?何をですか?辻斬りをですか?いっぱい斬り殺しました
童と大人の区別なく、幸せそうな素っ首を斬り落とし私はまた殺します血が欲しいんだそうですまだ欲しいんだそうですだから体が勝手に動くのです斬るのです
意味もなく斬るのです斬るだけではなく突き刺すことも稀にありますが
斬るのがお気に入りだそうですだから斬るんです人をそして私は
生かされていたんです人を斬るためだけになのであがが、
キルキルキルキルキルキルキェエエエエエエオエエエエエエエオエエエエエエエオエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!!!」

支離滅裂なことを喚き始める、一時の正気は再び妖刀の狂気にかきけされかけているらしい
その様子を見て、天沼は冷や汗をかいていた

(やれやれ、死んだふりでもしてやり過ごすべきでしたかねェ?
思わぬ相手だったのでつい話しかけてしまいましたが、好奇心は猫を殺すとはこのことか……)

天沼の「継ぎ接ぎ肉工作」は糸と針さえ手元にあれば、生物のパーツを生きたまま自由に接続することができる
しかし、既に死んだ手前、不死という訳ではない
胴体ならまだ何とか継ぎ接ぎできるが、首を切り落とされたら本当に死んでしまう。それはまだ遠慮ねがいたい
しかしこのままだと本当にそうされかねない。とりあえず天沼は話題を変えた

「なるほど、よくわかりませんが、つまり妖刀さえ無ければ貴女は人を殺さなかったし殺すつもりもないと?なら提案があります」


「貴方ーーそれ(刀)から、自由になりたくありませんか?」



佐希子の体がピタリと止まった
瞳孔の拡散した瞳が、天沼を覗いていた

「どういうことでしょう?」

一転して落ち着いた、しかし佐希子のその顔は狂乱が嘘のように無表情だ
とりあえずは話を聞いてくれるようである
警戒を強めながら、しかし微かに安堵した


169 : 辻斬り御免 ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/11(日) 01:48:04 lslFz4os0


「簡単です、私と手を組んで、優勝するんですよ」

佐希子の顔に少なからず失望の色が浮かぶ。それを察した天沼は慌てて付け加えた

「この殺しあいを催した連中はそれこそ死者を統べるものたちですよ?
優勝すれば現世に戻れるそうですが、元々それ(刀)は貴女にとって異物らしいし、融通は聞いてもらえるかもしれませんねェ
貴方からその刀を引き剥がすこともできるはずですし」

「戯れ事を。所詮確信の無い話ではありませんか」
「しかし可能性はあるでしょう?少なくとも貴女にとっては希望が持てるのでは?

ーーそれに、どうせ一度は死んだ身でしょう。同じ穴のムジナ同士、物は試しというではありませんかァ?」

天沼は黙ったままの佐希子から目を離さず、武器であるハサミを握りしめる
確かに格は佐希子の方が上かもしれないが、天沼とて殺人鬼のプライドがある
妖刀の加護によってか中々の再生能力を持っているらしいが、そんな相手でも殺す方法は幾つかあるものだ

「……承知いたしました」

故に、承諾の意を示した佐希子には、多少拍子抜けした

「そうですか、なら宜しく。私は天沼継接、以後お見知りおきを」
「雨竜佐希子、よろしゲボッ!?」

佐希子はまた吐血した



【H-7 荒野/未明】

【天沼継接】
【状態】健康、胴体切断(修復済)
【装備】裁縫セット、ピンキングハサミ
【所持品】ランダムアイテム×1(確認済)、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:優勝する
1:雨竜佐希子と行動する
2:優れたパーツの持ち主を見つけたら殺して奪う
【備考】
※雨竜佐希子を知っていました

【雨竜佐希子】
【状態】首筋に刺し傷(完治)、殺戮衝動(小)
【装備】妖刀「なまくら」
【所持品】ランダムアイテム×2、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:天沼継接に協力する
1:新しい人生をやり直す……ですか
【備考】
※妖刀「なまくら」により反射的に辻斬りしてしまうようです


170 : 辻斬り御免 ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/11(日) 01:48:30 lslFz4os0
投下終了です


171 : 名無しさん :2015/10/11(日) 10:38:23 DC8CeJaU0
投下乙です。
半身切断を能力で即座に治す継接さん化け物めいてる…
妖刀のせいで12万人殺してきた佐希子さんもまともな筈が無かったけど、早速マーダーコンビ結成か
殺人鬼二人の行く末はどうなることか


172 : ◆UKIFstu8DA :2015/10/11(日) 11:07:07 KYSm5xiA0
ショコラ・ダ・クロロ・ドルチェ,ヴェント・ロヴェッシ予約します


173 : ◆UKIFstu8DA :2015/10/15(木) 22:41:35 nysIsbzM0
予約延長します


174 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/18(日) 00:13:54 ir.T3cwo0
ヴァーミリオン、ジェニファー・ストレージ 予約します


175 : ◆UKIFstu8DA :2015/10/18(日) 11:44:04 1o2tUFwI0
投下します


176 : 雨に淀む ◆UKIFstu8DA :2015/10/18(日) 11:44:41 1o2tUFwI0


私の人生には雨が降り続いている


177 : 雨に淀む ◆UKIFstu8DA :2015/10/18(日) 11:45:35 1o2tUFwI0
雨が、降っている。
雨粒が血の池に落ちるたびに、波紋が広がっていく。
波紋と波紋がぶつかり合って互いを打ち消しては、また新たな波紋が生まれる。
血の池の傍で濡羽色のレインコートを着た男が、何をするのでもなくただ血の池を眺めていた。

「死んでもまだ、雨が降り続けるとはな」

男がぼそりと、誰に言うのでもなく呟いた。
その呟きも、雨の音にかき消される程度の小さなものだ。

空を見上げても、鉛色の雲に覆われ太陽も月も見えたことがない。
あの日、妹が魔女裁判にかけられ、炎に包まれ死んだ日から。

あの光景はいまだ目に焼き付いている。
炎にあぶられ泣き叫ぶ妹。悪魔の売女と笑う群衆。
地獄とも思える世界の中、太陽だけは輝いていた。

もう二度と、失いたくないと魔術師たちによる連合を作ろうと決意したのはいつだったか。
国にも教会にも対抗できる力。
大切な人を失わないための力。
私のようなものを産まない力。

だが、守ろうとした者たちも所詮は人間だった。
悪に簡単に心を売り払う人間だった。

魔術を犯罪に使うという発想が彼らの間で広まっていき、いつしか私の作った組織は
ただのマフィアと化していた。

もはや手には余るくらい肥大化した組織には、私の声さえも届かず、私がかつて掲げた理念をも
愚かな爺の妄言と嘲笑った。

ああ、あの時と同じだ。
妹が死んだあの日と。
目の前で失われていくというのに。
自分には何もできなくて。
雨が一粒頬に落ちる。
涙と共に、雨粒が頬を伝う。
絶望が私の心に雨となり降り注ぐ。
ああ、どうしようもない。
暗闇だ。


178 : 雨に淀む ◆UKIFstu8DA :2015/10/18(日) 11:46:02 1o2tUFwI0
雨が降っている。
先ほどまでと変わらず雨が降っている。
男、ヴェントは雨が煩わしくなり追想を終えた。
ヴェントは追想を追えて思った。

殺し合いでたとえ優勝したとして、私に何になるというのか。
ただ一人の家族は既に失われた。
濡羽色の鴉に帰ったところであそこはただの夢の残骸だ。
生き返ったところで、何もない。ないのだ。
しかし、ここで死ねば魂の一部に至るまで解体され消滅する。
そうすれば、彼の世で待つ妹に会えぬ。

ほお、とため息をつく。

―どっちつかずだな。
生きるも死ぬも――何もない。
何もしたいことがない。
空虚だ。私の心には雨しかない。

「あの…もしかしてヴェント・ロヴェッシさんですか」

ヴェントがうなだれているとき後ろから声を掛けられた。
自分の名を知っているということは魔術師関係者かと疑い、振り向いた。
声の主は少女だった。蒼い瞳が何故かうれしそうにヴェントを見ていた。
一体何の目的なのかと訝しむ。

「あの、不躾ですが…サインください!!」
「……サイン?」

しかしサインを求められることは予測できなかった。


179 : 雨に淀む ◆UKIFstu8DA :2015/10/18(日) 11:46:50 1o2tUFwI0
雨が降っている。
ショコラと名乗った少女は、雨の中でも気にせずに、
サイン色紙を胸に抱きかかえながら嬉しそうに飛び跳ねていた。

「いやあ、まさかこんなところでヴェントさんに会えるとは!感激の極みです!」
「しかし…私なんかのサインなんかに価値なんかないだろうにうれしそうだな」
「何をおっしゃいますか!?魔術師ギャング濡羽色の鴉のボス!国も教会も退ける力を持ち、数多の魔術師を
魔女狩りから救った英雄!!めちゃくちゃかっこいいじゃあないですか!!リスペクトですよ!」

ヴェントの疑問にショコラが矢継ぎ早に返した。
はしゃぐショコラを見てヴェントは思った

愚かな娘だ。
私を勝手に魔術師の英雄みたいに思い込んで。
そんなものただの虚像だというのに。
こんなにうれしそうにして。
眩しい瞳で―――

ヴェントはショコラから目をそらし、再び血の池へと目を向けた。
ショコラはそれを見て急に慌て始めた

「すいません!勝手にサインねだっておいてお礼もなにもなかったら失礼ですよね!待っててくださいね!」

どうやらサインを求めたことが機嫌を損ねたと勘違いしたらしい。
ショコラは小鳥の囀りのような呪文を唱え、拾った石ころに光を放った。
石ころは見る見るうちに形を変えて、甘い香りを漂わせた。

「はいヴェントさん、サインのお礼です!わたしこの魔法は得意なんですよね!」
鼻を鳴らしながら、ショコラはヴェントに菓子を手渡した。
芳醇な香りのワッフルだった。
ヴェントは渡された菓子をどうしようかと悩んだが、じっとこちらを不安そうに見つめてくる少女に
耐えられず、しょうがなしに口に運んだ。

「ど、どうでしょうか。わたしのワッフルの味のほうは…」
「…まあ、悪くない」

その一言を呟いたとたんショコラの表情が向日葵のように明るくなった。

そういえば、妹もワッフルが好きだったな。

久しぶりにそんなことを思い出した。
今までずっと暗闇に浸っていたから忘れていた。

「よっこいしょっと」
「…何をしている」

気が付くと、ショコラが隣に腰を掛けていた。

「いやあ、ヴェントさんにサインをもらったのはいいんですけど、これから何をするのか考えてなくて。
殺し合いって言われても、流石のわたしもそんなことできないですしねー。とりあえずヴェントさんと一緒に居よっかなって。
…もしかして迷惑でしたか」
「…好きにすればいい」


180 : 雨に淀む ◆UKIFstu8DA :2015/10/18(日) 11:47:29 1o2tUFwI0
雨が降っている。
雨が降ればあたりは暗闇に包まれる。
だのに少女の笑顔は鉛色の雨雲に負けない輝きだった。
ヴェントにはその輝きが羨ましくて、辛かった。

【G-4 血の池 未明】

【ヴェント・ロヴェッシ】
【状態】健康
【装備】蝙蝠傘
【所持品】ランダムアイテム×2(確認済み) 基本支給品
【思考・行動】
基本行動方針:何もない。だがまだ死ぬ気はない。
1.基本なにもする気はないが、攻撃されたらとりあえずは応戦する。
2.ショコラについてもこちらから干渉する気はない
【備考】
現在G-4エリアおよび周囲1マスのエリアには雨が降っています

【ショコラ・ダ・クロロ・ドルチェ】
【状態】健康
【装備】サイン色紙×9、ヴェントのサイン
【所持品】ランダムアイテム×2(確認済み) 基本支給品
基本行動方針:とりあえずヴェントについていく
1.ヴェントさんにいろいろ魔術師ギャングのこととか聞きたいですね
2.他にも有名な魔術師に会ったらサインほしいなー
3.殺し合いは流石にする気はないです


181 : ◆UKIFstu8DA :2015/10/18(日) 11:48:00 1o2tUFwI0
以上で投下終了します


182 : ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/18(日) 14:33:31 ZLCaVVVo0
投下乙です。
雨の中に佇むヴェントのアンニュイな雰囲気がいいなぁ…
理念も家族も失った彼の空虚さがグッと伝わってきました
天真爛漫なショコラも可愛いけど、彼女の眩しさでさえもヴェントにとっては辛そうだ…

Dr.ハロウィン
予約します


183 : ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/18(日) 17:08:34 ZLCaVVVo0
投下します


184 : Bad Apple ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/18(日) 17:11:01 ZLCaVVVo0


きっかけは些細なことだった。


『――――姉さん。私、結婚することになったから』
『は?』


ソファーで寝転がっていたあたしは、妹の突然の告白にぽかんとした表情をする。
結婚。そう、妹が旦那さんを貰うということだ。
旦那さんを貰うということは、結婚生活を送るということだ。
それはつまり、その、あたしはどうなる。


『ちょっと待って、結婚って、あの、それじゃあたしの世話は―――』
『知らないわよ!姉さんが定職に着かないのが悪いんでしょ!?』


あたしの言葉を遮るように、妹が声を荒らげた。
妹が怒る理由は至極真っ当なものだった。
そう、あたしは定食に着かずにフリーターとして妹の家に転がり込んでいるのだ。
一応細々と金を稼いではいるものの、金銭面でも生活面でもほぼ妹に養われている。
そんなあたしに怒るのは当然だと思う――――が、何となく納得出来ない。


『いい、姉さん?お金なら渡してあげるから――――今すぐここから出て行って。
 私と彼が此処で暮らすから。姉さんの世話はもうしないわ』


妹はあたしに冷たくそう言い放った。
妹からの冷ややかな物言いには慣れていたが、こんなに冷め切った言葉は今までで初めてだ。
というか、もう世話をしない?
それは良くない、明らかに良くない。
妹よ、あたしの生活能力のなさを理解しているだろう。


『そっ、それは冷たすぎない!?別に一緒にいてもいいじゃん!?
 ね、あたし、アンタの姉だよ!?あの…その、さ、姉さんを見捨てるなんて、本気じゃないよね!?
 頼むからさ、いつかちゃんと仕事見つけるから!だから、もう暫くは一緒に暮らさせ…』


必死の言い訳。
実際、物凄く必死だった。
もしかしたらこのまま家を追い出されてしまうのではないか。
そうなったら自分の生活はどうなるのか。
妹の結婚はめでたいと思うが、あくまで一番大切なのは自分の身であって―――――



『そうよ、あんたは私の姉よ!でも私はあんたの親でも保護者でもない!
 私の人生はあんたの為のモノなんかじゃない!!あんたの世話はもううんざりなのよ!!!』



部屋中に怒声が響き渡った。
涙を零しながら、妹が叫んだのだ。
呆気に取られたように、あたしは口をぽかんと開くことしか出来ず。


―――――そして、あたしの胸の内にも大人げなく怒りが込み上げてきた。


185 : Bad Apple ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/18(日) 17:12:39 ZLCaVVVo0
◆◆◆◆


いつ死んだのか、なんてことはよく覚えている。
妹と喧嘩をした後、自暴自棄になって家を飛び出したのだ。
もう妹のことなんか知るか。出て行けというのならお望み通り出て行ってやる。
そう思って、彼女は幾つかの荷物と『コスチューム』を持って家出した。

その日の夜、彼女は普段通り『コスチューム』を着て街に飛び出した。
妹と喧嘩した苛立ちを発散する為に、街に大規模な悪戯を仕掛けたのだ。

銀行を襲撃し、多額の金銭を強奪。
そのまま街へと飛び出し、街中に盗んだ金をばらまいた。
外を出歩く者達は金に目が眩み、警察は金の回収と彼女の追跡に奔走。
気晴らしの無意味な犯行で、夜の街は大混乱に陥った。
尤も、無意味な犯行を行っているのはいつものことなのだが。

一言で言ってスカっとした。
退屈な社会を掻き回してやるのはいつもながら楽しいし、こうしている時だけ生きている実感を味わうことが出来る。

しかし、その日の彼女はムキになっていた。
妹との喧嘩で募っていた苛立ちは、悪戯では発散されなかった。
そのせいで頭が上手く回らず、身体が思うように動かず。
結果として些細なミスを犯した。

警察からの逃走中、ビルからビルへと飛び移ろうとした際に足を滑らせた。
普段ならば容易く飛び越えられるであろう距離を、越えられなかったのだ。
そのまま彼女はコンクリートの道路へと転落し、呆気無く死亡したのだ。
そうして気がついた時には、こんな訳の解らない殺し合いに巻き込まれていた。

思えば、妹との喧嘩が遠因だ。
妹と大喧嘩したことによるストレスと精神的動揺が彼女を死なせたのだ。
しかし、だからと言って妹が悪いと言えるのだろうか?


否。よく考えなくても――――どう考えても自分が悪い。


就職意欲のない自堕落な姉のせいで自分の人生を潰される。
妹が怒るのは仕方無いし、どう考えても姉/自分が悪い。
そもそもあの時の自分は普通に逆ギレをしていた。
妹には金銭や生活の面で散々迷惑を掛けたし、苦労させたとは思う。
妹には妹の幸せがあるし、結婚だって歓迎してやろうかなって気持ちはある。
素直に妹を祝福して、自分はもっと真面目に就職先を探せば良かったかもしれない――――今の彼女はそう思いつつあった。

思えば自分って駄目だなぁ、と彼女は振り返る。
毎日が退屈で、毎日が億劫で、毎日が抑圧だらけ。
そんな世界が彼女は嫌いだったし、社会の為に働く気など起きなかった。
妹に尻を叩かれてようやくフリーターとして非正規で働くようになったが、仮病でサボることも少なくない。
未だにまともな就職活動を行ったこともない。

端的に言えば、社会不適合者。
グラビア顔負けのナイスバディだけが自慢の、自堕落な駄目人間だ。
彼女が生を謳歌出来るのは『Dr.ハロウィン』に変身している時。
あとはまぁ、趣味で菓子を作っている時くらいだ。


そう、彼女の通り名は『Dr.ハロウィン』。


ジャックランタンの被り物を被る自称・道化王。
神出鬼没の利己的な犯罪者。
幼稚で洒落にならない犯行を繰り返し、街を騒がしてきた悪党。
そして、表の顔は―――――国家公務員の妹に養われる冴えないフリーター。

彼女がDr.ハロウィンとしての犯行を繰り返すのは、社会への鬱憤を晴らす為。
退屈な世界を面白可笑しくからかってやる為だ。
子供の頃に憧れたコミックのヴィランを模したコスチュームを身に纏い、彼女は道化として振る舞ってきた。

妹に罪悪感を感じることはあっても、犯罪を犯すことに罪悪感を感じたりはしない。
自分は悪党なのだから、悪いことをして当然なのだ。


186 : Bad Apple ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/18(日) 17:13:56 ZLCaVVVo0



「殺し合い、かぁ……あたし、そんなの性に合わないと思うんだけどなあ……」


入り組んだ岩場に潜むように座り込む彼女は、空をぼんやりと見上げながら呟く。
くせ毛の目立つ金髪。青い瞳。白い肌。パンツスーツの上からも解る豊満な体型。
その容姿は美女と言っても差し支えない―――――人間性は壊滅的だが。

殺し合いをしてもらう、とあの男は言っていた。
生き残った一人だけが現世に生還し、人生を全うすることが出来るという。
ただし、脱落した者は輪廻の輪から外れ、魂もろとも消滅する。

死にたくないかどうかと言えば、勿論死にたくない。
彼女は社会が嫌いだったし、日々の生活も退屈だったが、死にたいと思ったことは一度もなかった。
死ぬのは当然の如く怖いし、何より『Dr.ハロウィン』として楽しむことが出来なくなるからだ。

Dr.ハロウィンとして、まだまだ楽しみ足りてない。
もっともっと、社会を引っ掻き回してやりたいのだ。
せめて国そのものを徹底的にからかうような、そんなドでかい悪戯をやらかすまでは死ねないのだ。

そもそも、殺し合いというのが何だか気に喰わない。
いきなり「天国と地獄が定員オーバーだから殺し合え」なんて言われて納得出来る筈がない。
誰かの掌の上で踊らされるというのは尚更気に喰わない。
一言で言えば、ムカつくのだ。


だったらどうする?
主催者の望まない形でゲームを掻き乱してやればいい。
今まで通り気に入らないものに徹底的な悪戯をして、全て茶化してやるのだ。
あの鬼崎という男にもジョークを叩き付けてやる。
そして最後は優勝以外の手段で生還してやろう。
それが彼女の固めた方針だった。

あと――――そうだ。
もし生還することが出来たら、喧嘩別れした妹に謝りたい。
正直言って顔を合わせるのは気まずいが、せめて謝っておきたい。
そして、妹の結婚を素直に祝福してやりたい。
例えその後二度と会うことが無くなるとしても、それだけはやっておかなくては。


「……ま、要するに……あたしのやることは、いつもと変わんないかな」


そう呟いた彼女は、ゆっくりとその場から立ち上がる。
そして傍に置かれていたジャックランタンの被り物を抱え上げ、頭部に被る。
暗闇にも似た漆黒のマントを羽織るようにスーツに装着。
しがないフリーターだった女性が、道化王『Dr.ハロウィン』へと変身する。




「―――――そう、『私』はDr.ハロウィン。
 退屈な世界を笑い飛ばすコメディアン……人呼んで『道化王』ッ!!」




そして、彼女の口調が瞬時に切り替わる。
大仰で、派手好きで、芝居がかった言い回しの悪党。
それがDr.ハロウィンとしての『設定』だ。
彼女は己の中で作り上げたヴィランに成り切っているのだ。



「私を織に閉じ込めたつもりだろうが、そう上手く行くと思ったかね?
 否!否、否、断じて否だッ!!私はこれより貴様らの仕組んだゲームを掻き乱してやるのだからなッ!!」



Dr.ハロウィンは、高らかにそう宣言する。
実際の所、本当に掻き回せるかどうかは――――正直言って、定かではない。
それでも彼女は宣言した。
Dr.ハロウィンになりきることで自らを鼓舞し、奮い立たせる為に。
今の彼女は、世界を掻き乱すヴィランなのだから。




「精々高見の見物を満喫しているといい、鬼崎とやら!!
 いずれ貴様にも一泡吹かせてやろう――――フハハハハハハハハッ!!!」


187 : Bad Apple ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/18(日) 17:14:29 ZLCaVVVo0

【E-8 荒野の岩場/未明】

【Dr.ハロウィン】
【状態】健康
【装備】Dr.ハロウィンの衣装一式
【所持品】ランダムアイテム×3(確認済)、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:殺し合いを面白おかしく掻き回す。
1:気の赴くままに好き勝手やる。
2:殺し合いには今の所乗らず、優勝以外での生還の方法を探す。
3:気に入らないので主催者にも何かの手段で一泡吹かせてやりたい。
4:妹への罪悪感。
【備考】
※死因は警察からの逃走中にビルから転落したことによる事故死です。
※覆面の下は金髪青目の白人美女です。


188 : 名無しさん :2015/10/18(日) 17:14:42 ZLCaVVVo0
投下終了です


189 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/22(木) 13:49:00 fbD2gg/w0
投下乙です

>雨に淀む
現世に絶望して死を選んでも、妹には会えない悲しいヴェントさん……
それと半比例するみたいに、殺し合いの最中でもサインを求めるほど前向きなショコラには頑張ってほしいです

>Bad Apple
ハロウィンさん私生活ガチニート。でもナイスバディだから許す
現状に諦めず殺し合いの反抗を狙う姿勢は格好いいですね

では私も投下します


190 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/22(木) 13:50:27 fbD2gg/w0

ヴァーミリオンは戦闘狂である
幼い頃から盲目だったことで世界を観測できず疎外感を感じていた彼女は、闘争を通じて自らの生きる世界を実感する
ゆえに彼女にとって闘争とは"生きること"そのものであり、死してなおもそれは変わらない
戦いによっての魂の選別など、むしろ彼女にとっては理想的でもあった

ーーそんな彼女の両目を覆うバンダナの奥から迸る殺気は、15mほど距離の離れた敵対者に向けられている

ここは「赤の国」
街並み自体は赤い塗装がやたらと多いことを除けば普通の摩天楼といったところか


「貴方、一体何のつもりですか?」


ゆっくりと、しかし苛立ちの混じった問を返すのはひとりの女性である
身長198cmと女性にしてはかなりの長身、その気だるげな目は穏やかな反面、鋭く敵対者を捉えて放さない

一触触発の緊張感が場を支配する

先に手を出したのはヴァーミリオンである
退治した彼女から強者の風格を感じとり、闘争を選択した
相手からしてはたまったものではないだろうが

「なんだその体は。鉄板でも仕込んでいるのか?」

純粋な好奇心からの質問でもある
ヴァーミリオンの特物、コートの両袖にそれぞれ仕込んだ二本のブレードの刃先は、欠けていた

「私、人より頑丈なのが取り柄なのです。そんな刃物で私は殺せません」

切り裂かれた男物のスーツの下にある、褐色というよりは浅黒い、鉄のごとく黒光りする非生物な肌には傷ひとつない
もっとも、盲目のヴァーミリオンにはそれを知覚できないが

鋼鉄の肌を持つ女ーー「アイアンメイデン」ことジェニファー・ストレージの肉体は、生まれながらにライフル弾の直撃ですら通じない鉄壁の防御力を誇っている

「ふむ、防御タイプの異能者か。なら相手としては異存はない。私と戦え」

「なるほど、貴方危ない人ですね。なら仕方ありません」


正直、裏の世界に少なからず生きてきたジェニファーに殺人の躊躇はない
しかし彼女はあくまで用心棒であり、殺し屋ではない。護衛という仕事以外で殺しをするのは少なからず気が引ける
だが相手が殺す気で襲ってくるなら話は別だ

「自分から売った勝負で死んでも、文句は言わないでくださいね」
「望むところだ」

鋼鉄の処女は拳をあげる
盲目の戦闘狂は欠けたナイフを構える

新たな会合、そして闘争が始まった



【G-7 赤の国/未明】

【ヴァーミリオン】
【状態】健康
【装備】コートのブレード
【所持品】ランダムアイテム×2(確認済)、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:闘争を楽しむ
【備考】


【ジェニファー・ストレージ】
【状態】切り裂かれた上着
【装備】鋼鉄の肌
【所持品】ランダムアイテム×3(確認済)、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:殺し合い自体は気が進まないが、襲ってくる相手は始末する
【備考】
※上着が犠牲になりましたが本人は無傷です


191 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/22(木) 13:51:25 fbD2gg/w0
投下終了です。タイトルは「Struggle」です


192 : ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/22(木) 20:44:34 jBwn5.ls0
投下乙です。
盲目の戦闘狂と鋼の用心棒、早くも戦闘開始ですね
刃物どころかライフル弾すら受け付けないジェニファーさんの硬度はやっぱり強力だ…

深月葉、阿戯羽、戮凰丸、ヴァーミリオン、ジェニファー・ストレージ
予約します


193 : ◆UKIFstu8DA :2015/10/22(木) 22:12:07 6sm.MRpg0
投下乙です
>Bad Apple
ハロウィンさんダメ人間だなあ
なんていうかがんばれと言いたくなる
>Struggle
ヴァ―ミリオン早速滾っていますね
ジェニファーとどちらに勝ちが上がるのか
清浪聖、阿部剛予約します


194 : ◆vzHFWLeLjA :2015/10/23(金) 18:56:44 eISzH.zY0
投下乙です。
危険人物が多い中ではショコラちゃんやハロウィンさんは和ませてくれる存在ですね

アントニオ=スコットランドヤード、ドール
予約します


195 : ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 00:52:27 qIyTUX2g0
投下します


196 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 00:55:32 qIyTUX2g0



歪な月が浮かぶ空の下。
G-7、市街地が広がる赤の国にて。
摩天楼の屋上で仁王立ちをし、『男』は世界を見下ろす。


黒き翼。赤い肌。長鼻。
異形に等しいその姿を見た者は誰もが連想するだろう。
日本の妖怪、山に住まう天魔――――天狗を。


鴉天狗、戮凰丸。
かつて数多の同胞を、人間を殺戮してきた化外。
天狗史上最も過激で、最も悪名高いと称された悪逆の男。
口に煙管をくわえ、不敵な笑みを浮かべながら摩天楼の下の街並を眺める。


「地獄に堕ちて閻魔の裁きでも受けるかと思っていたが…
 お楽しみはこれからだった、ってかァ?けは、はははッ―――――」


愉快げに笑いながら、そう呟く。
心底楽しそうな笑みを浮かべ、天狗は世界を見渡す。

まさか『死んでから』たった一人の生き残りを賭けた殺し合いに巻き込まれるとは。
つくづく世界とは何が起こるのか解らないものだ。
故に、面白い。

死後に待ち受けるのは閻魔の裁き程度のものかと思っていたが、まさかこんな催しがあるとは。
これが笑わずにいられるか。これが喜ばずにいられるか。
殺戮と闘争を好む戮凰丸にとって殺し合いなど愉快な宴に過ぎない。
楽しい宴を拒絶する理由など、あるはずがないのだ。

戮鳳凰の右手に握り締められているのは一振りの刀。
黒狼牙。退魔一族、犬神の者が受け継ぐ伝家の宝刀。
魔狼フェンリルの牙から作られたとされる退魔の武器。
そして、かつて戮凰丸を葬った凶器だ。


「さァて、力丸……テメェは此処にいんのか?いるんだったら、さっさと出てきやがれよ。
 テメェをブッ殺したくて、俺は疼いてんだよォ―――――!」


忌々しげに刀を眺めた後、再び不敵な笑みを浮かべる。
力丸―――犬神力丸。黒狼牙を振るい、戮凰丸を討ち取った退魔一族の人狼。
殺し合いを楽しむのは勿論だが、もしこの場に犬神力丸がいるとしたら。
その時は、自分が必ず奴を殺す。
未だ死んでいなかったとしても、自分が生還して現世に蘇った時にはまず奴を殺す。
そのことは彼に取って既に決定事項となっていた。


兎に角、まず今やるべきことは他の参加者と接触することだ。
既に狙いは定めている。
この赤の国を見渡した際に、街中での『戦闘』を目撃しているのだから。


197 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 00:56:16 qIyTUX2g0
◆◆◆◆



大切なのは『何故生まれたのか』ではない。
『どのようにして生きるのか』だ。
幼き日、そう母に諭された。
僕は、正しい道を生きることを信じた。







「のう、そこの者」


ぼんやりと赤い市街地を歩いていた学生服の少年、深月葉。
彼の後方から声を掛けたのは、古風な着物と笠を身に纏った銀髪の少女。
振り返った葉は、浮世離れした雰囲気の少女に少し驚きを感じる。


「妾と同じように、御主もこの殺し合いに巻き込まれた者なのだろう」


少女にそう問われ、葉は静かに頷く。


「…はい」


葉は身構えること無く、問いかけてきた少女を見据える。
もしかすると、不意打ちを狙っているのか。
一瞬そんな疑いを抱きかけた。
しかし、恐らくそれはないだろう。
余りにも殺気が無さ過ぎるし、そもそも不意打ちを仕掛けるならば態々こちらに声を掛ける必要などない。
故に目の前の少女は一先ずは乗っていないのだろうと少年は判断した。


そんな思考を重ねているうちに、少女はいつの間にか少年のすぐ側まで歩み寄っていた。
そして――――葉の肩や首筋に鼻を近づけ、クンクンと匂いを嗅ぎ始める。


「あ、あの…?」
「御主の匂い、妙だな」


突然匂いを嗅ぎ出した少女に少し驚くも、対する少女はどこか神妙な表情を浮かべており。
直後にぽつりと少女が呟いた一言に疑問を抱く。
『匂いが妙だ』という。
一体どういうことなのか、と問いかけようとした。
しかし、聞かずともその答えはすぐに返ってきた。


「妾と近い匂いを感じる―――そう、鬼の匂いだ」



瞬間、葉は目を見開く。
鬼の匂い――――己の中に混ざっている、忌まわしき鬼の血。


198 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 00:56:59 qIyTUX2g0

「解るんですか、僕のことが」
「妾に解ることは、御主から鬼の匂いがするということだけさ」

驚きを隠し切れぬ様子で問いかける葉に対し、少女はフッと妖艶な笑みを浮かべながらそう言う。
どこか飄々と掴み切れない様子の少女をまじまじと眺めつつ、葉は考える。
銀色の髪に、黒い目と赤い瞳――――明らかに普通の人間とは異なる風貌だ。
もしかしたら、と思った葉は問いかける。


「…貴方は、何者なんですか?」
「妾のことか?あぁ、普段は隠しているつもりなのだが…どうせ御主にも同じ血が混ざっている。
 ならば包み隠す必要など無いな……妾は『鬼』さ」


―――鬼。
その名を聞いた直後、葉の表情が僅かに強張る。
驚愕と警戒心が同時に込み上げる葉に対し、少女は――――阿戯羽は、飄々と微笑を浮かべるのみ。

深月葉は、鬼と人間の間の子だ。
鬼に孕まされた母によって育てられた。
父である鬼のことは何一つとして知らない。
顔も知らないし、どのような人物なのかもしれない。

ただ、解ることは二つだけ。
父は悪しき存在であるということ。
自分の身体には、その悪しき血が流れているということ。


「貴方も、鬼なんですか…?」
「そうだが…御主こそ、何者だ?鬼の血の匂いがするというのに、人間の匂いまでする。
 …御主、両方の血が混ざっているのか」


阿戯羽の言葉に対し、葉は暫しの沈黙の後に無言で頷く。
そんな彼の答えに阿戯羽は「ほう」と呟き、物珍しそうに葉を眺める。
再びの沈黙を経て、阿戯羽が口を開く。


「ふむ…御主のことに興味がある。話を聞かせては――――」



そう問いかけようとした瞬間。



―――――――どこからか、爆音が轟く。



驚愕した様子で葉は爆音の聞こえてきた方向へと向く。
阿戯羽もどこか飄々とした態度を貫いたまま、そちらへと顔を向ける。


「…すみません。僕は、行かせて貰います」
「あの爆音が響いた方角へか?恐らく戦の音だろう。そこへ自ら赴くというのか」


葉の発言に対し、阿戯羽は忠告するようにそう言い渡す。
この場は殺戮遊戯の会場。
爆音が響いたとなれば、戦闘音でることは間違いないだろう。
葉はそれを解り切った上で、そちらに向かうというのだ。
だが、彼は阿戯羽の静止を聞くこともなく。




「――――はい。闘いが起こっているというのなら尚更です。
 僕は、この殺し合いを止めてみせます」




覚悟を決めたかのように、きっぱりとそう答えた。


199 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 00:57:32 qIyTUX2g0
◆◆◆◆



瞬時に振るわれるブレード。
銀色の連撃が、ジェニファーの身体に叩き込まれる。
しかし、その刃が彼女を傷付けることは無い。
あらゆる攻撃を受け付けぬ鋼鉄の肉体は、刃物程度では傷付かない。


(正攻法では、まず傷付けられない)


反撃を受ける前に咄嗟に後方へと下がったヴァーミリオンは、冷静に相手の特性を見極める。
やはり異常な防御力―――刃物ではまるで通用しない。
ヴァーミリオンの戦闘スタイルは卓越した身体能力を生かし、ブレードによって敵を切り裂くものだ。
そもそも通常の刀剣が通用しない相手には余りにも分が悪い。


「無駄ですよ。そんな『なまくら』じゃ――――私は傷付けられませんから」


無傷のジェニファーは変わらず余裕の態度だ。
直後にズシン、と地響きのような音を起こしながらヴァーミリオンへと接近。
そのまま勢いよく裏拳を放つも、ヴァーミリオンは瞬時に屈んで回避。
回避と同時にヴァーミリオンはブレードを振るい、足への斬撃を放つ。


「おっと」


無論、効く筈も無く。
そのままジェニファーからお返しと言わんばかりが蹴りを腹部に叩き込まれる。

吹き飛ばされ、建物の壁に衝突したヴァーミリオンは口から血を吐き出す。
まるで巨大な鉄の塊を叩き付けたかの様な衝撃が全身を襲う。

ジェニファーの主な戦闘分野は格闘戦だ。
凄まじい硬度と重量を持つ肉体、それを支えられるだけの怪力。
それを攻撃へと向ければ、圧倒的な凶器と化す。


「相手が悪かったですね。貴方では私には勝てませんよ」


状況を制しているのは、ジェニファーの方だった。
刃物を武器とするヴァーミリオン、鋼鉄の肉体を武器とするジェニファー。
通常の刃程度では攻撃が通らぬジェニファーが圧倒的に優位なのは見て取れる。
故に、こうしてジェニファーが膝を突くこともなく立ち続けるのは必然だったと言えるのだろう。


そう、通常の戦術ならば。


200 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 00:58:02 qIyTUX2g0


瞬間、ジェニファーの身体に無数の金属製ワイヤーが巻き付く。
回避を試みようとした時には既に遅く、胴体に絡み付かれたワイヤーによってその動きを止められる。
無論、それを張り巡らせたのはヴァーミリオン。金属製ワイヤーを支給された張本人である。
先程の戦闘中、ジェニファーに攻撃を仕掛けつつ気付かぬように周囲へワイヤーのトラップを仕込んでいたのだ。
無数の戦闘を駆け抜け、数々の戦術を身に付けた彼女だからこそ実行出来た。


「―――――ッ!」


直後にバチバチと火花の様な音が鳴り響き、ジェニファーの全身を電撃が襲った。
ヴァーミリオンのもう一つの支給品、強力な高圧電流を放つ改造スタンガン。
改造スタンガンより放たれた電流が金属製のワイヤーを伝導し、ジェニファーの肉体を感電させたのだ。

鋼の肉体を持つジェニファーはあらゆる物理攻撃への耐性を持つ。
しかし、電撃のような実態を持たぬ攻撃に対しては完全に無敵という訳ではない。
その肉体強度故に彼女を感電死をさせることは出来ずとも、一瞬でも怯ませることは出来る。

ジェニファーの一瞬の隙を狙い、ヴァーミリオンが迫る。
すぐさま感電の苦痛から意識を戻し、自らを縛るワイヤーを怪力によって強引に引き千切る。
しかしジェニファーの行動は間に合わず。



「――――取ったぞ」



振るわれたブレードが、ジェニファーの『右目』を貫いた。

右目から血を噴き出しながらもジェニファーは即座に後退。
ブレードがより深く抉り込まれるよりも前に強引に回避したのだ。


「…やりますね、まさか目をやられるとは」


出血する右目を抑えながら、ヴァーミリオンを見据えるジェニファー。
ジェニファーは常人を遥かに凌駕する硬度の皮膚を持つ。
だが、皮膚は硬くとも粘膜は別。
目や口内、あるいは臓器。
そういったモノは通常の人間と強度は何ら変わらない。
彼女自身もそれを理解し、目などの急所への攻撃を常に冷静に対処してきた。
しかしヴァーミリオンはそんな彼女に対し、瞬時に目への攻撃を命中させたのだ。
盲目でありながら、相当の凄腕――――ジェニファーはヴァーミリオンの実力を理解したのだ。


201 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 00:58:36 qIyTUX2g0


「ふ――――ッ!!」



そして、間髪入れずにヴァーミリオンが迫り来る。
その右手に握られているのは、先程の高圧電流スタンガン。



「―――――はああぁぁッ!!!!」



瞬間、ジェニファーは近くに存在していた道路標識を怪力によって引き抜く。
まるで長刀のように横薙ぎに振るい、ヴァーミリオンを吹き飛ばさんとする。
対するヴァーミリオンはその身を異様なまでに屈めながら回避。
そのまま地を這う獣のように疾走し、ジェニファーへと迫る―――!

即座に道路標識を投げ捨てたジェニファーは、低い体勢で接近してきたヴァーミリオンに膝蹴りを放つ。
それを僅かな動作で回避し、懐に潜り込んだヴァーミリオンは即座にスタンガンを突き出す。


「ぐ、っ――――!」


高圧電流がジェニファーの身を襲うも――――凄まじい肉体強度によって強引に耐え切り。
そのままヴァーミリオンの右腕を掴み、彼女の動きを止める。



「一度喰らえば―――この程度、耐えられるんですよッ!!」



――――鉄拳。


左手でヴァーミリオンの右腕を掴み、彼女を拘束したジェニファー。
直後に右拳によるストレートを放ち、ヴァーミリオンを地面に叩き倒したのだ。
凄まじい衝撃によって地面に小さなクレーターが生まれ、ヴァーミリオンもまた苦痛の声を上げる。


だが、瞬時にヴァーミリオンの身体が起き上がる。


「――――そうだ、それでいい。それでこそ、私の敵だッ!!」


202 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 00:59:11 qIyTUX2g0

拳撃による苦痛など意に介さぬように、ヴァーミリオンが再びスタンガンを振るう。
ジェニファーは咄嗟に後方へと回避。
直後、間髪入れず迫り来るヴァーミリオンを見据える。


「闘争こそが私の存在意義!闘争こそが、私の生を実感させてくれる!
 お前の様な強者との闘いによって、私は命を感じることが出来る!!」


狂気の籠った言葉を吐き出しながら、ヴァーミリオンはスタンガンを振るい続ける。
凄まじい気迫の前にジェニファーは驚愕しつつ、回避を繰り返す。
相性という点においてはこちらが有利――――だが、相手は油断ならない。
真性の戦闘狂であり、その言動を裏付けるような確かな実力の持ち主。
更にあのスタンガン――――先程は強気の言葉を吐き捨てたが、やはり異様な威力だ。
再び感電させられ、少しでも奴に隙を晒せばもう片方の目も抉られかねない。


「さあ、そんなものではないだろうッ!!お前の実力をもっと見せてみろ――――!!」
「やかましい、ですよっ…!!」


言われずとも解っている。
この女は、全力で殺す必要がある。
そう判断し、ジェニファーは両腕の筋肉に力を込める。
奴がスタンガンによる突きを放った際、回避と同時に全力の拳を叩き込む。
それで奴を仕留められれば上々、そうでなくとも即座に息の根を止める。
消耗を狙う長期戦ではなく、短期決戦だ。
そのままジェニファーは全身の神経を集中させ、ヴァーミリオンの動きを読まんとする―――――!








「『緋華』」







唐突に、上空から『声』が聞こえてきた。
ジェニファーとヴァーミリオンがそちらへと気付いた、直後。









「『戮凰』オォッ――――――――――――!!!!!!!」







瞬間。
二人の身体が、凄まじい爆熱に包まれた。


203 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 00:59:53 qIyTUX2g0
◆◆◆◆




「がはッ………が………あァ……………!」




身体中が爆炎に包まれ、肌は焼け爛れ、服は焼け落ち。
盲目の女戦士ヴァーミリオンは、コンクリートの地面に崩れ落ちていた。
致命傷を負い、呻き声のようなものを上げながら地を這い続ける。
そんな彼女を嘲笑うように、天から『怪物』が姿を現す。




「くッ、はははははは――――けははははは、ハハハハハ、ヒャァハハハハハハハハハ――――――――!!!!」




笑う。嗤う。笑う嗤う笑う嗤う。
翼をはためかせながら地面に降り立った『怪物』――――悪名高き天狗、戮凰丸。
天狗の飛行能力によって空中からヴァーミリオンらに接近し、爆炎の能力『緋華戮凰』によって奇襲したのだ。
彼は地面に降り立つと同時に嗜虐的な笑みを浮かべ、倒れ伏したヴァーミリオンの頭部を踏み躙る。



「そんなもんかよ人間よおおおおぉッ!!!!つまんねえなあああああぁぁ!!!?
 オラどうしたよォ、もっと抵抗して――――――――」



瞬間、戮凰丸に一つの影が迫る。
ヴァーミリオンと戦闘を行っていた用心棒――――ジェニファー・ストレージだ。


「はあぁぁッ!!!」
「おっとォ!」


放たれたジェニファーのストレートを、戮凰丸は右手に握り締めた黒狼牙によって弾く。
ヴァーミリオンと同様に先程の爆炎が直撃したにも関わらず、ジェニファーは多少の火傷で済んでいる。
鋼の肉体によって爆炎のダメージを最小限に留めたのだ。


204 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 01:00:51 qIyTUX2g0

「ちったあ骨のある奴がいるじゃねえか、よぉッ!!!!」


心底楽しそうに笑みを浮かべ―――戮凰丸はジェニファーを蹴り飛ばす。
常人以上の重量を持つジェニファーの身体が吹き飛ばされるも、何とか受け身を取る。
しかし、ジェニファーが体勢を整える隙も与えず―――戮凰丸の更なる猛攻が始まる。




「爆ぜろ爆ぜろ爆ぜろォ―――――――へはははははははああぁぁァァッ!!!!」




凄まじい爆音の連続。
『緋華戮凰』による連続の爆炎攻撃を仕掛けたのだ、
幾度とない爆発に襲われ、全身を焼かれながら、それでもジェニファーは鋼の肉体によって強引に耐える。



「ほォ、大したもんじゃねえか」



爆発をその身に受け続けながらも立ち続けるジェニファーを見て、戮凰丸はニヤリと笑みを浮かべる。
彼女の全身には確かな火傷の痕がある。
ナパーム弾やロケット弾をも上回る火力をその身で受け止め続け、鋼の皮膚に確かな傷を負っていたのだ。


―――――状況は不利。


用心棒として数多の依頼をこなしてきたジェニファーの頭の中で、警鐘が鳴り響く。
相手は、文字通りの怪物。
今まで戦ってきた吸血鬼達すらも上回る超越者。
此処は、逃走するべきだ―――即座にそう判断したのだ。


「逃がすとでも思ったかアアアァァァッ!?」


即座に背を向けて走り出したジェニファー。
そんな彼女を追撃するように、『緋華戮凰』を連発。
それらの悉くを耐えて、躱して、凌ぎ続ける。
大したタフネス――――だが、いつまで保つか。
不敵な笑みを浮かべながら、更にジェニファーを激しく追い立てようとした。
その時だった。




「……………ま、て」
「――――あ?」




背後から、声が聞こえた。
戮凰丸が振り返った先に立っていた人物。
それは――――――瀕死のヴァーミリオン。


205 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 01:01:56 qIyTUX2g0


「きさ…ま、は、強い……の、だろう……………?」



そう呟きながら、ヴァーミリオンは両腕のブレードを構える。
刃すらも焼け焦げている。最早使い物になるかどうかすら解らない。
それでも彼女は、立ち上がった。
それでも彼女は、構え続けていた。
それでも彼女は、口元に笑みを浮かべていた。



「なら、ば………私、と………戦え…………ッ!!!」



―――――そして、盲目の女戦士が駆け抜ける。


その動きは余りにも鈍い。
先程までの俊敏さには程遠い、瀕死の動きだ。
だが、殺意だけは変わらなかった。
強者との闘いを望み、闘争にこそ己の生きる意味を見出す。
故に彼女は、立ち向かい続ける。


彼女は、生きる意味が欲しかった。
生を実感する為に戦うことを選んだ、本物の狂犬(マッドドッグ)だ。


迫り来るヴァーミリオンを見据えて、呆気に取られたように口を開く戮凰丸。
こいつは―――――――狂犬か。
それだけの傷を負いながらも立ち上がり、自身を殺さんと迫ってくる。
端から見れば狂気の沙汰としか言い様が無い。


否、だからこそ面白いというべきか。


206 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 01:02:59 qIyTUX2g0


「……ほう」



再び、口元に笑みを浮かべる。
自身に迫ってくる女戦士を、どこか面白がるように見据える。
既にあの鋼の肉体の女は逃げているだろう。
だが、今は最早彼女よりも優先すべきことが―――目の前にあった。




「おおおおおおおオオォォォォォォォォォォ――――――――――ッ!!!!!!」




咆哮と共に迫る女に向けて、戮凰丸はスッと右腕を構える。
骨のある相手は嫌いではない。
それほどの傷を多い、それほどに消耗しながらも立ち向かってくる、真性の戦闘狂。
そんな相手を前にし、戮凰丸は関心を覚えていたのだ。
故に、彼は――――最大限の火力で、彼女を葬ることを選んだ。







「――――『緋華戮凰』」






咆哮を遮るように轟く、爆音。
盲目の女戦士は―――――火炎と共に、爆ぜた。





【ヴァーミリオン 死亡】


207 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 01:04:02 qIyTUX2g0


駆け付けた時には、既に終わっていた。


破壊された建物の一部。
焼け焦げたコンクリートの痕。
そして――――――地面に転がり落ちている、砕けたブレードの破片。

明らかな戦闘の痕跡が幾つも残されている。
此処で戦闘が起こっていたことは明白だろう。
それらを見つめた後、深月葉は悔しげに拳を握りしめる。


「既に、終わっていたのか」


遅れてやってきた阿戯羽が、そう呟く。
彼女の言葉に対し、葉は短く「はい」と答えた。


(この漆黒の羽…まさか、鴉天狗の類いか…?)


沈痛な表情の葉を横目で見た後、阿戯羽は傍に落ちていた黒い羽を拾い上げる。
見覚えがある。これは、鳥の羽ではなく―――鴉天狗の羽だ。
妖怪として長年生きてきた経験から、それを見抜くことは容易に行えた。
そして、周囲に存在する焼け焦げた痕。
炎と縁のある鴉天狗。阿戯羽には心当たりがあった。
爆炎を操り、欲望のままに悪逆を働く悪しき天狗。
その悪名は流浪の妖怪である自分の耳にも届いていた。
もしかすれば――――奴が、此処にいたのかもしれない。

そんな思考を行った後、阿戯羽は再び葉に問いを投げ掛ける。


「殺し合いを止めてみせる、と先程言っておったな。それは何故だ?」
「それが、僕にとっての正しい道だと思ったからです。
 僕には鬼の血が…悪しき父の血が流れている。
 その呪いに屈しない為にも、僕は自分の正義を貫きたい」


―――――大切なのは『何故生まれたのか』ではない。
―――――『どのようにして生きるのか』だ。


幼き頃、母親にそう教えられた葉。
彼は己の中の悪しき血に苦しんでいた。
己の呪われた力に絶望していた。
そんな中、母親である深月楓は彼をそう諭したのだ。


208 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 01:04:39 qIyTUX2g0

母親を亡くした後、葉は己の中の正しさを貫く決意をした。
『どのようにして生きるか』。
自分は、鬼の血に負けない生き方をしたい。
己の中の正義を貫き通し、悪しき血を乗り越えたい。
あの世で見守っているであろう、母親の為にも。
そう決意したのだ。


「…成る程、な。己の中の正しさを貫き通す為に、戦うという訳か」
「はい。僕のように…闘いを望まぬ者が、殺し合いに巻き込まれているかもしれない。
 だからこそ、僕は戦います。殺し合いを止める為に」


阿戯羽は何か思う所がある様子で、静かに呟く。
鬼と人間は宿敵だ。その間に生まれた子となれば、余程の異端者。
彼は己の父を「悪しき存在」であると語った。
恐らくは、鬼に人間が孕まされて出来た子供――――と言った所なのだろう。
鬼といえど人間と同じようにその人格は千差万別だ。
一族の誇りの為に人間と戦う者もいれば、自分のように闘いを捨てた者もいる。
そして人間を殺し辱めることに快楽を覚える下衆も、僅かとはいえ存在する。
恐らく、彼はそういった鬼の悪意から生まれた『子供』なのだろう。

故に、阿戯羽は彼に興味を持った。
常に闘いと共にあり、殺戮と共にあった鬼の血を引く少年。
彼は己の中の鬼を乗り越え、正義を貫かんとしていた。
生来の呪いを振り払うべく戦う少年に、数百年を生きる鬼は興味を持ったのだ。



「――――のう。御主は、此処から先も戦い続けるのだろう?
 ならば、妾も共に行かせてはくれぬか」



故に彼女は同行を申し出る。
長い時を生き長らえ、『生還』への興味すら失せていた鬼は少年の行く末を見届けたいと思ったのだ。


「…貴方は、自分が鬼であると言った。正直に言えば、そのことを複雑に感じています」


阿戯羽に対し、何処か複雑な様子でそう答える葉。
自らの母を辱めた父の同族。
そうなれば、複雑な感情を覚えるのも無理は無いだろう。
阿戯羽がそう思った直後、葉はふっと顔を上げた。


「でも、不思議と…貴方からは、邪気を感じなかった。
 だから、信じてみようと思います。僕と、共に行きましょう」


微笑を浮かべて、葉がそう宣言した。
意外そうな表情を浮かべて葉を見つめる阿戯羽。
しかし、彼女の表情も次第に微笑みへと変わり。
そのまま静かに、自らの手を差し出し――――握手をした。



「…妾は阿戯羽。宜しく頼む」
「僕は、深月 葉。これから宜しくお願いします」


209 : 鬼月 ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/26(月) 01:09:28 qIyTUX2g0


【G-7 赤の国/未明】

【ジェニファー・ストレージ】
【状態】切り裂かれた上着、疲労(中)、全身火傷(中)、右目裂傷(失明、出血中)
【装備】鋼鉄の肌
【所持品】なし
【思考・行動】
基本行動方針:殺し合い自体は気が進まないが、襲ってくる相手は始末する
1.戮凰丸から逃走する。
【備考】
※上着が犠牲になりましたが裂傷は負っていません
※「鋼鉄の肌」は物理攻撃に対しては無敵に近い防御力を発揮しますが、
 爆炎や電撃などの『実体を持たない攻撃』は高威力であれば通る可能性があります。
※戮凰丸の爆炎によって支給品一式が焼失しました。

【深月葉】
【状態】健康
【装備】ニューナンブM60
【所持品】ランダムアイテム×2(確認済)、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:自分の信じる正義を貫く
1.阿戯羽と同行する
2.殺し合いを止める
【備考】

【阿戯羽】
【状態】健康
【装備】なし
【所持品】ランダムアイテム×3(確認済)、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:生還に興味は無いが、今は深月葉に興味がある
1.葉に付き添い、彼の行く末を見届ける
2.鴉天狗の存在に警戒
【備考】

【戮凰丸】
【状態】健康
【装備】黒狼牙、煙管
【所持品】ランダムアイテム×1(確認済)、基本支給品一式
【思考・行動】
基本行動方針:殺戮
1.殺戮と闘争を謳歌し、全てを蹂躙する
2.犬神力丸を見つけた場合は必ず殺す
【備考】
※飛行は可能ですが、制限が掛けられているかどうかは不明です。


※ヴァーミリオンの残りの支給品は「改造スタンガン」「金属製ワイヤー」でした。
 遺体と支給品は爆炎によって焼失しました。


【名称】改造スタンガン
【カテゴリ】武器
【説明】
ヴァーミリオンに支給。
高圧電流を放つ強力なスタンガン。
人外の類いにも通用する威力を持ち、人間相手ならば感電死させることも可能。
戮凰丸の能力によって焼失。


【名称】黒狼牙(コクロウガ)
【カテゴリ】日本刀
【説明】
戮凰丸に支給。
人狼一族・犬神に代々伝わる伝家の宝刀。
一族の始祖である北欧の巨狼「フェンリル」の牙から作られたと言い伝えられている。
何度振るおうと全く刃こぼれをしない非常に優れた強度を持つ他、強力な退魔の属性を帯びている。


210 : 名無しさん :2015/10/26(月) 01:09:46 qIyTUX2g0
投下終了です


211 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/26(月) 01:39:32 1svlcIVs0

投下乙です
初の脱落者はヴァーミリオン……最後まで闘争を求めて、逝きましたか
相性の悪いジェニファーさん相手に善戦していたが残念、相手が悪かった
戮凰丸は乗ったか、これは大暴れしそうな予感
深月はどうなることかとおもったけど、阿戯羽さんと上手くいきそうで良かったですね


212 : 名無しさん :2015/10/26(月) 02:26:07 qIyTUX2g0
感想ありがとうございます。
参加者の人数とスタンス暫定まとめを作ってみました


【対主催:2人】
チョコラータ
深月葉

【マーダー:4人】
幻朧院 静香・クリスティーナ
天沼継接
雨竜佐希子
戮凰丸

【その他:6人】
《未定》
ダストマン(生存優先?)
ヴェント・ロヴェッシ
ショコラ・ダ・クロロ・ドルチェ

《特殊》
Dr.ハロウィン
阿戯羽

《生存優先》
ジェニファー・ストレージ


参加者数:12/13


213 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/27(火) 10:39:06 klsGXnBc0
スタンス表乙です
ロワの性質上かマーダーが多い印象
ところで書き手枠の上限は設定しておいたほうが良いでしょうかね?
12/13名+予約4名で17名、前企画が上限44名だったので今回は50名くらいが丁度良いと思うのですが……


214 : ◆UKIFstu8DA :2015/10/27(火) 16:10:02 uAjGDolk0
そうですね
だいたいこのペースだと40〜50くらいがいいと思います


215 : ◆F7CRj5Zmiw :2015/10/27(火) 17:11:54 Yak3m68g0
自分も50名前後が理想かなと思います。


216 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/10/27(火) 17:50:53 nGLycf6c0
わかりました
では50名を書き手枠上限に設定。なので現時点で残り書き手枠は33名とします
後に「このキャラがどうしても書きたい」「このキャラが登場すればもっと面白くなる」的な要望があればまた前後に追加しましょう


217 : ◆UKIFstu8DA :2015/10/27(火) 22:59:48 uAjGDolk0
予約延長します


218 : ◆vzHFWLeLjA :2015/10/28(水) 17:44:06 b7.c7MWQ0
投下・スタンス表共に乙です。
最期まで戦闘に殉じたヴァーミリオン、お疲れ様でした。
凶悪マーダーとして大暴れしそうな戮凰丸、鋼鉄の肌があると言えど支給品と右目を失ったジェニファー、そして貴重な対主催である鬼タッグ…
それぞれのこれからの動向が楽しみですね。

それでは自分も投下したいと思います。


219 : 殺しをする者される者 ◆vzHFWLeLjA :2015/10/28(水) 17:46:50 b7.c7MWQ0
荒野に佇むダークグリーンの服に身を包んだ男。
その足元では、頭に手斧をめり込ませた男が地面を赤く染め上げていた。


この惨劇を作り上げた男―――ドールは、血溜まりに沈む男の亡骸にゆっくりと近付く。
そして男の頭に突き刺さった手斧を乱暴に引き抜くと、最早ピクリとも動かない男の左腕の付け根目掛けて、再び手斧を振り下ろした。
抵抗の意思を持たない男の左腕はすぐに身体から切り離された。


今しがた切り飛ばした左腕と、彼に支給されたのであろうデイパックを血溜まりの中から拾い上げると、ドールは足早に去っていく。
そしてその場には、頭部をかち割られ左腕を奪われた男―――アントニオの無惨な死体だけが残された。



【アントニオ=スコットランドヤード 死亡】


220 : 殺しをする者される者 ◆vzHFWLeLjA :2015/10/28(水) 17:49:11 b7.c7MWQ0



◆◆◆◆


(いきなり獲物を見つけられるたぁ、ついてたな。)


程なくして手頃な岩陰を見つけたドールは、その裏に潜り込み一息つく。
そしてたった今殺めてきた男の血に塗れた左腕を取り出す。


(…とは言え、あんなにもあっさりとくたばった男だ…あんまり期待はできないか?)


値踏みをするように左腕を眺め回すドール。
脳裏によぎるのは、最後まで自分に気付かないままあっさりと頭をかち割られる男の姿。
生命のやり取りを行う世界を生きてきた彼にとって、あの男はあまりにも弱い存在としか思えなかったが。


「ま、ハズレだからってどうなる事もねえ。それに当たりだったらお慰みよ!」


そう呟くとドールは血塗られた男の左腕を、フライドチキンを口にするかのように何の躊躇いもなく噛み始めた。


(…やっぱり生だとイマイチだな。だが、こんな荒野の真ん中で火を起こすってのもかったるいからな…)


そんな呑気な事を考えながら、さっきまで人間のものであった左腕を咀嚼するドール。


カニバリズム―――人が人の肉を食らうという、人間にとって最大級のタブーとも言える行為。
ドールが行っているのは正しくそれであった。
最も彼がそんな行為に走るのは、バトルロワイアルという狂気のゲームに巻き込まれた事によって錯乱したからでもなければ、そうでもしなければならないほど飢餓に喘いでるわけでも、人の肉を食らう事に快楽を覚えるから、というわけでもない。


「食った食った…おお?」


すっかり肉を食い尽くされ骨だけになった左腕を放ったドールは、身体の中から溢れ出す独特の感覚に思わず声を漏らす。


(こいつぁ驚きだ…!どうやらさっきの奴は当たりだったようだな…!)


『捕食』―――動物の肉を食らった時、その動物が持つ能力を自らの物とするドールに発現した異能。
その能力の対象となるのは獣や鳥といった野生動物はもちろん、人間とて例外ではない。
むしろ、能力者が闊歩する世界を生き抜いてきたドールの「捕食」の対象となったのは人間の方が多いかもしれない。
生きるために人の肉を食らうのは必要な行為―ドールの中では既にそのような倫理観ができあがっていたのだから。


221 : 殺しをする者される者 ◆vzHFWLeLjA :2015/10/28(水) 17:51:17 b7.c7MWQ0


(…妙だな。)


暫しの間、「当たり」の肉を早々に引き当てられた事に喜びを感じていたドールだったが、ある違和感に気付く。


通常、能力者の肉を食らい捕食を発動させた場合、ある二つの現象が起こる。
一つは、身体がまるで魂が燃え上がるかのような独特の感覚に襲われる事。
これにより、食した相手が能力者であるかどうかを先程のように判別する事ができるのだ。
もう一つは、習得した能力の情報が自然と頭に流れ込んでくるという現象。
これにより、せっかく能力を奪ったのにそれを使いこなす事ができないというような事態を防げるのである。
しかし、いつまで経っても後者の現象が発生する様子はなかった。


「…待てよ、そう言えば。」


ふと、ドールの頭に昔の記憶が蘇る。
彼は厳しい戦乱の中で幾度となく能力者たちと対峙してきた。
連中との戦いに勝利し能力を奪い去った際、ほんの数回だけ今回のように頭の中に能力の情報が入ってこなかった事があったのだ。


これまで戦ってきた相手の能力のパターンは大別して三つ。
一つは最も多いパターンで、使い手が意のままに能力を行使する事ができる任意発動型。
二つ目は、使い手が任意に発動する事かできず条件が揃う事で初めて発動できる条件発動型…能力者を食らう事で発動できる「捕食」はこれに分類される。
三つ目は、使い手の意識とは別に常に発動し続ける常時発動型。
捕食した際に、今回と同じ現象に陥ったのは条件発動型及び常時発動型の能力者を食らった時だった。


「なるほど…自分の意思で発動できないような能力の事は分からないってわけか。」


二つの能力の共通点から結論を導きだすドール。
この世界には自分と同じような特殊能力の使い手が想像以上に多く存在するが、その全てが自分の能力の事を理解できているわけではない。
もしかしたら自分の能力の事に気付いていない者だって大勢いるのかもしれない。
ドール自身、自らの能力に気付いたのは偶然の賜物によるものであった。
本来の使い手自身が完全に理解できてるか怪しいものを、単なる能力の捕食者に過ぎないドールに理解しろという方が無茶な話なのだろう。
死してなお、自分の能力に対する理解を深める事ができるとは思わなかった…が。


(…っておいおい!能力の使い方が分からねぇんじゃさっきまでと状況が大して変わらないじゃねぇかよ!)


そう思いながらドールは天を仰ぐ。
恐らくは生前の世界同様に多くの能力者が闊歩してるであろうこの殺し合いで、単純な身体能力だけで立ち回るのはあまりにも分が悪い。
食した相手の能力を得るというドールの能力は確かに強力なものではあるが、直接戦闘に関与する能力ではない。
いかに暗殺者として卓越した身体能力を持つドールと言えど、何の能力も奪っていない状態で強力な特殊能力を持つ参加者と襲われてしまえば苦戦は免れないだろう。
そう考えて偶然発見した男を殺害し、肉体を食らったのだが。


(チッ…やっぱり、危ない橋と言えども渡る必用があるか。)


これ以上愚痴ってても仕方がない、とドールは思考を切り替える。
先程の男から得た能力の詳細が分かるのならそれが一番いいが、もし能力が役に立たない物なのかすら判別できないのであれば、強力な能力の使い手を見つけ出し苦戦覚悟で仕留めて能力を上書きする必要があるだろう。
一人でも多くの参加者を狩る―――ゲーム開始時にドールが立てたこの目標を達成するには、強力な能力が必要なのだから。


ドールは、幼い頃にとある帝国の特殊部隊に拾われた男であった。
幼い頃から武器を握らされ、暗殺者として育てられてきた彼はいつしか、優れた暗殺者となる事に生き甲斐を感じていた。
しかし、彼の歪んだ夢は突然終わりを迎える事になる。
皇帝の座を脅かす勢力の殲滅―――その大義を果たしてすぐ、彼は口封じのために粛清されてしまったのだから。


自分を使い捨てた帝国に未練は無い。
現世に戻るために優勝者の座が欲しいという奴がいるのならいくらでも譲ってやろう。
だが、殺し合いというゲームに呼ばれたのなら、暗殺者の名に掛けて参加しないわけにはいかない。
暗殺者として育てられた自分の力を証明するべく、一人でも多くの命を狩る。
それがこの殺し合いにおけるドールのスタンス。
すくと立ち上がったドールの眼は、人形のように無感情で冷徹な光を携えていた。


◆◆◆◆


222 : 殺しをする者される者 ◆vzHFWLeLjA :2015/10/28(水) 17:53:01 b7.c7MWQ0



ドールが自ら殺害した男の左腕を食い終えた頃。
その左腕の持ち主、アントニオは殺された時の姿勢のまま血溜まりの中に沈んでいた。
死んでいる―――もし、今の彼を見た者がいたらこう思う筈だ。
しかし、もし仮にアントニオを殺害したドールが今の彼の死体を見れば、その状態に疑問を抱くであろう。
何故なら、手斧で叩き割られその形をすっかり失っていた筈のアントニオの頭部は元の形を取り戻し、そこにあった筈の傷もすっかり塞がっていたのだから。
何故なら、手斧で斬り飛ばされた筈のアントニオの左腕は、最初から切り離されてなどいなかったとばかりに元の位置に存在していたのだから。
やがて、死亡時に負っていた筈の傷を全て塞いだアントニオの死体は―――血溜まりの中からゆっくりと起きあがる。
ピンクのモヒカンという奇抜な髪型とは不釣り合いな八の字眉が印象的なその男は、どこか他人事のようにこう呟いた。


「ああ、また死んでしまった。」


死ぬ死ぬ詐欺(デッドキャンセル)。
仮に殺害されたとしても、暫くすれば何事もなかったかのように復活できるというアントニオに発現した特殊能力。
この能力のおかげで、先程無残に殺害された筈のアントニオは無事に蘇る事に成功したのだ。


「…それにしても、いきなり襲ってくる奴がいるなんて…やっぱりこれは夢とかじゃないんだな。」

再生を果たした左腕で頭を掻きながら―――死亡している間の記憶がない彼は、死亡後に奪われた左腕の末路はおろかそれを奪われた事自体知る由もないのだが―――アントニオは呟く。
殺し合いに巻き込まれたという事実に現実味は沸いてこなかったが、こうして実際に襲われて殺害されてしまった以上認めざるを得ないだろう。


「そもそも…本当に死んでたんだ、俺って。」


アントニオの頭に浮かんできたのは、よれよれの礼服を着た二本角の男―――確か名前は鬼崎。
彼曰く、あの場にいた全員は既に死亡した者であるとの事だ。
当然、そこに居合わせた自分とて例外ではないのだろう。


アントニオが自らの能力に気付いたのは、彼女とデートの最中に強盗に襲われた時の事である。
強盗の凶刃から彼女を庇い滅多刺しにされ「初めての」死を迎えるも、しばらくしてから死ぬ死ぬ詐欺により復活。
自分を庇い死んでしまったアントニオの復活に彼女は大いに喜んでくれた。
しかし、アントニオの周りにいたのは彼女のように自分の事を受け入れてくれる女性だけではなかった。
殺されても蘇るアントニオの事を、周囲の人間は「化け物」と蔑み拒絶した。
唯一の理解者であった彼女とも、彼女の家族によって引き離された。
行き場を無くした彼は、自らの能力を活かして「殺され屋」として裏社会で生きていく事を決めたのであった。
表社会・裏社会問わず命を狙われる立場にいる人間は多いが、彼らに変装してその身代わりとなるというのが殺され屋の仕事である。
それ以来アントニオは、毒殺、爆殺、銃殺といった様々な殺され方を身をもって体験したが、何れも復活を果たしてきた。


そんな彼の最期は、仕事に向かう途中に乗った飛行機のエンジントラブルによる墜落事故であった。
死ぬ死ぬ詐欺によって限りなく不死身に近い身体を手にしたアントニオではあるが、その能力は決して無敵というわけではない。
能力の発動条件は、「殺害」される事。
即ち、殺意のない方法、例えば不慮の事故などで死亡した場合は能力は発動しないのだ。
エンジントラブルという殺意の生じない原因によって発生した飛行機事故では、能力の発動条件は満たせなかったのだろう。


223 : 殺しをする者される者 ◆vzHFWLeLjA :2015/10/28(水) 17:54:29 b7.c7MWQ0


「…とりあえず、どうするかな。支給品も取られたみたいだし…」


何はともあれ、とこれからの方針を考えるアントニオ。
自らの能力を持ってすれば生き残る事自体は容易いだろうが、それだけでは優勝はできないであろう。
第一、先程殺された時に支給品は全て奪われてしまっているのだ。
そもそも外見に似合わず人の良い性格の彼には、他の参加者を蹴落として優勝の座を得るという選択肢はとても考えられなかった。


「…そうだ。俺の能力だからこそ、できる事をやるんだ…!」


アントニオだからこそできる事、それは即ち彼が生前行っていた殺され屋。
この殺し合いに巻き込まれている者の中には、自分同様闘いを望まない者も少なからずいる筈だ。
ならば、自分にできるのは闘う意志を持たない者の盾となる事。
それが殺され屋である自分がすべき使命、アントニオはそのように考えていた。


アントニオはゆっくりと立ち上がる。
闘う意志を持たない者を護り、この殺し合いに反逆する―――
そう決意したアントニオの眼は、まるで歴戦の勇者の如く輝いていた。



【アントニオ=スコットランドヤード 生存確認】



【D-6 荒野/未明】

【アントニオ=スコットランドヤード】
【状態】健康、全身血だらけ
【装備】なし
【所持品】なし
【思考・行動】
基本行動方針:「殺され屋」として闘う意志を持たない者を護る。
1:ゲームに乗っていない参加者を探す。
【備考】
※死因は飛行機の墜落事故です。
※死ぬ死ぬ詐欺で復活にかかる時間はおおよそ10分ですが、死体の損壊具合により必要時間が延びます。
※自分を殺害した相手(ドール)の事は、外見すら把握できていません。





◆◆◆◆


224 : 殺しをする者される者 ◆vzHFWLeLjA :2015/10/28(水) 17:56:05 b7.c7MWQ0


殺害されても時間経過で復活できる特殊能力、死ぬ死ぬ詐欺(デッドキャンセル)。
これこそが、ドールがアントニオを捕食して習得した能力である。
生きる事よりも殺す事を優先するドールにとって、自らの死を意識する事なく闘えるこの能力は正に大当たりと言えるだろう。
だが、ドールはその事には未だに気付けていない。
自らに宿った自分とは最高の相性を持つ能力能力をみすみす捨ててしまうのか、あるいはそれに気付く事ができるのか―――
それを知る者は、未だ誰もいない。

殺され屋の能力を宿した殺し屋は、元の能力の持ち主とは真逆の思想を胸に獲物を求めて荒野を駆けていく。

【D-6 荒野の岩場→北上中/未明】

【ドール】
【状態】健康、死ぬ死ぬ詐欺(デッドキャンセル)習得(2日目未明まで)
【装備】手斧
【所持品】ランダムアイテム×5(確認済)、基本支給品一式×2
【思考・行動】
基本行動方針:一人でも多くのキルスコアをあげる。
1:習得した能力の詳細を調べる。
2:↑が不可能なら、強力そうな能力者を始末し能力を頂く。
【備考】
※死因は口封じによる粛清です。
※モヒカンの男(アントニオ)は死亡したと思っています。
※捕食を発動させた場合、食した相手の能力の有無を判別できます。また、習得した能力の全容を知る事ができますが、使い手の意志で自由に使う事ができない能力の場合は詳細を知る事ができません。


225 : ◆vzHFWLeLjA :2015/10/28(水) 17:56:51 b7.c7MWQ0
投下終了です


226 : ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:18:42 nKN0Z7ZY0
二人とも投下乙です
>>鬼月
ジェニファーとヴァ―ミリオンの戦いを制したのは戮凰丸だったか
その圧倒的な力に期待
葉は自分の正義が貫けるよう頑張ってほしいですね
阿戯羽も彼を支えてくれることを。
>>殺しをする者される者
死ぬ死ぬ詐欺をドールが得たのはこれから厄介なことになりそうですね
そしてアントニオ。やっぱり死に慣れているだけあって、頼りになりそうです
では投下します


227 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:19:14 nKN0Z7ZY0




けらけらけら。
けらけらけら。



また誰かが俺を嗤っている。
此方を見下して嗤っている。






228 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:20:12 nKN0Z7ZY0


聖は嗤われることが嫌いだ。
自身が嗤うには良い。
他人を見くだして嗤えるのは、相手よりも優れているときだ。
嗤えるなら、己が相手よりも上であると留飲が満たされる。
しかし嗤われたなら、己が相手よりも劣っていることになる。
それでは、自らの自尊心が保てなくなる。
それは厭だ。

しかし厭なことは、好ましいことよりも頻繁に起こる。
あれは中学生の時であったか。
聖には一人幼馴染がいた。
しかし、幼馴染といえど聖は彼を友人とは思ってはいなかった。
むしろ―憎悪さえしていた。
聖の百の努力を軽く乗り越える天才ともいえるそいつを、
出来て当然と思い、つまらなそうな顔をする幼馴染を、
聖は憎んでいた。

ある日、幼馴染は聖に相談した。

―何をしてもつまらないんだ。どうすれば面白くなれるのかな

幼馴染はそう、薄ら笑いを浮かべながら尋ねた。

―ふざけるな。俺が必死に足掻いて漸く得られる力を持って、つまらないだと。
―何故、世界を舐めた問いを、見下すような問いを、この俺に向かって。

だから聖は言った。殺人鬼にでもなればと。
それからだ。一人の殺人鬼が生まれたのは。
幼馴染はその優れた才能を、最も下らない行為に消耗させた。
愚かな姿を聖は内心嘲り笑った。

様を見ろ。
俺を見くだすものは許さない。
たとえそれが誰であっても―――




229 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:20:39 nKN0Z7ZY0



けらけらけら。
けらけらけら。





230 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:22:13 nKN0Z7ZY0


ぱきり。ぱきり。

歩くたびに踏みつけた金属片が割れる音がする。
うち捨てられた機械は錆にまみれている。
一瞬足を取られて躓きそうになった。
咄嗟に機械に左手をついて転ぶのを避けようとする。
ぬめり。
液体状の何かが彼の手を犯す。
目線をやると、壊れた機械からオイルが漏れている。
錆とオイルが混ざり、得体のしれぬ粘液と化している。
垂れたオイルが土に染み入り、不快な臭いを発している。
長い間、処理も何もしていないのだろう。
雑多に要らないもの、使えなくなった機械がこの場に放置されている。
ゴミ捨て場の異臭に思わず顔をしかめた。

ぱきり。ぱきり。

芥ばかりだな。

舌をうち、そう呟いた。
殺し合いを強要されたうえに、こんな芥ばかりの場所に送られるなんて忌々しい。
見くだされることが大嫌いな彼にとって、それは屈辱であった。
あの事務的な態度の鬼の顔を思い出すたび、肚のうちに泥のような不快さが満ちていく。

ぱきり。ぱきり。
ぱきり。ぱきり。

その泥が眼を暗ませたのだろう。
金属の砕ける音が増えていることに気付かなかった。
物陰に隠れて、男はひっそりと笑みを浮かべた。




231 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:22:32 nKN0Z7ZY0



けらけらけら。
けらけらけら。





232 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:22:56 nKN0Z7ZY0


「お前さァ、清浪だろ」

俺が声を掛けられた。
振り向こうとした瞬間、顔面を殴られた。
ゴミの山に鼻血を垂らしながら、俺が倒れこんだ。
咳き込みながら立ち上がろうとするが、背中を踏みつけられていた。
俺の眼には見覚えのある顔が目に映っていた。

「いやあ、死んだ先でさらに殺し合えなんて言われてよお、まじでついてねえと思ってたけどよ。
初っ端でてめえ見つけられたのはラッキーだな」
「貴様、阿部かッ」

俺の言葉に下卑た笑いを浮かべ、阿部は踏みつける力をさらに強めた。

「阿部ェ…!この俺に向かってよくもこんな真似を」
「オイオイオイオイオイ。先生をつけろよォ、聖くぅん?」

生意気な口を叩く俺に、阿部が舐るような口調で返した。
俺の反感めいた眼を見て、阿部のサディスティックな欲求がくすぐられたようだ。
阿部の下半身を見ると、大きくズボンが膨らんでいる。勃起か。悍ましい男め。


233 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:23:16 nKN0Z7ZY0

聖は生徒会長として生徒からは人望を集め、教職員からの信頼も集めていた。模範生と言っていいだろう。
だが阿部は知っていた。同じ人を見下すことに快楽を感じる性分ゆえだろうか。
聖の本性は己と同じ、どす黒い泥に満ちていることに。
清廉な仮面を被りながら、内心では自分以外の他者全てを馬鹿と見下している。
だから阿部は次のターゲットに聖を選んだ。
世間知らずのガキのくせに、生意気に自分が世界の中心だと思い込んでいる。
そんなガキは、大人として教えてやらねばならない。
お前は所詮俺の靴を舐る程度のカスであるということを。


234 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:24:02 nKN0Z7ZY0
「お前さァ、分かってんの?教師に向かってそんな口きいたらダメだってこと?頭悪ィ聖くんには先生がみっちり教え込まなきゃなあ」

俺が罵倒しようと口を開いた瞬間、阿部の狙いすました蹴りが俺の口に潜り込む。
俺が口を動かそうとするが、阿部はさらに靴を喉へと押し込んだ。

「俺の靴にだいぶ泥ついたから舐めて綺麗にしてくれよ。好きだろお、泥。貧乏人のお前は喰いなれてんだからな」
「もがぁ!おごごッ!!」

靴を口の中に入れて何分経ったことか。
漸く異物が口の中から出ていったとき、俺はせき込みながら鼻水を垂らしている。涙も流していたようだ。

「うっわ。てめえの涎で俺のクツ汚れちまったじゃねえか。こりゃ体罰モンだな」

しかし阿部の体罰はまだ終わらなかった。
俺の髪の毛を引っ張り自分の顔の近くに持ってきたかと思うと、唾を吐きかけた。
そしてゴミが転がる地面に向かって、思いっきり俺の頭を叩きつけた。

「おっげぇ…ッ!」
「ぎゃはははは!今のお前の顔、すっげえ笑えたぜ!?」

げらげらげら。
げらげらげら。

阿部は俺の余りにも惨めな姿に、腹を抱えて笑った。

あれだけ自分は優れていると思い込んで見下していたガキが、今自分の為すがままになっている。
阿部のような男にとってこれほど愉快なものがこの世にあるものか!


235 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:24:27 nKN0Z7ZY0
「やっぱりなあ、親がいねえガキはダメだな。礼儀も知らねえ。」

阿部は嗤いながら、俺を舐めまわすように見下ろした。
そして舌なめずりすると、ズボンのチャックを下ろして自分の陰茎を取り出した。
太い血管が脈打つグロテスクな逸物に、俺は顔を背けたくなった。

「お前の顔随分と泥で汚れちゃったからさ、俺が特別清めてやらあ。俺やっさしいだろ?」

屈辱と恥辱に塗れた俺の顔を見下ろすと、一層阿部の逸物が肥大化して蠢く。
彼の右手にはもはや収まりがつかないほどに。
猿のように荒々しくしごき、ヘドロのような白濁液を俺の顔面に撒き散らした。

「畜生…ッ、殺す、殺してやるッ!」
「がっはっは!そうだ、その台詞が俺は聞きたかったんだ!スカした仮面を捨てて醜くわめくお前の言葉が!」

阿部は俺を嘲り笑いながら、目線は決して離さず、デイバックから金属バットを取り出した。
二度三度、素振りをした。
笑っている。嗤っている。

「それじゃあ、聖。最後のチャンスだ。今までの無礼をわびて俺に敬意を表したなら、命だけは見逃してやるよ」

口元を大きく歪め、金属バットの先を俺の顎に当てた。

「…を」
「んん?きーこえないなあああああ!?」


236 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:24:57 nKN0Z7ZY0




            「俺を見下すな」


237 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:26:16 nKN0Z7ZY0
鈍い音がした。
割れた頭部から脳漿が血液と共に流れ出している。
眼球が殴られた衝撃で半分飛び出して阿部を睨んでいる。
今にも憎悪と怨嗟を叫びそうな形相である。

「あっあ〜、さいっっっこうに馬鹿な奴だな聖?」

右手でバットを弄びながら、阿部がお道化るように嗤った。
指の隙間から、精液が毀れてバットのグリップに垂れている。


「お前のおかげでマスかくより100倍ちんこギンギンだったぜ。あばよ」

そうして阿部は背を向け立ち去ろうとしたが、自分の手が酷く汚れているのに気が付いたようだ。
自分の服で拭うのも嫌であったようでしばらく思い悩んでいた。
そこで調度いいタオルがそこに転がっているのを思い出したらしい。

「おい聖。ちょっと手ふかせてもらうぞ」

阿部はそう言って、オイルで汚れた左手を伸ばした。

【清浪聖 死亡】


238 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:27:08 nKN0Z7ZY0















そして俺は引き金を引いた。


239 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:27:48 nKN0Z7ZY0



けらけらけら。
けらけらけら。





240 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:28:16 nKN0Z7ZY0


阿部が芥の山に転がっている。
陰部を丸出しにしながら、穴の開いた胸を押さえている。
先ほどまで俺をなぶることに快感を覚えていた男が今は激痛に苛まれていた。

「愉しかったか。愉しかったろう。俺で遊ぶのは」
「なっ…!聖!?なんで、なぜ、俺が殺したはずなのに、なぜ、どうして―」

信じられない。そういう顔か。
俺の掌で自由を盲信する蟲を見るのは、やはり愉悦だな。

「理解できないか。ならさせてやる」

俺は阿部の顔を足で無理やり横を向かせ、転がっている俺の姿を見せた。
もう一人の俺を。

「―泥だ。泥。泥。どろ。お前の頭から流れている血液が―!」
「血液だけじゃあないさ。その俺は躰皆が、泥でできているのさ」

お前が殺した俺は、俺の姿の泥人形だ。

支給品。泥の偶像(マッド・アイドル)。
魔術師が開発したゴーレム(と説明書に書いてあった。魔術師なんてキチガイのほざく妄言と思っていたが)。
本体である人形に血液を少量垂らすことで主人と認識し、忠実な奴隷と化す。
髪の毛を人形に刺すことで、周囲の土や泥をかき集め躰を造り、髪の主そっくりの姿に変身する。
顔も記憶も言動も全てそっくりにな。

一体どの程度の精密さで化けることが出来るのか。
その点において疑問であった。
だからゴミ捨て場でお前を見つけた時、実験をした。
俺に化けた泥人形は、知り合いをだませる程度の力があるのかをな。
ゴミ捨て場で彷徨っていたお前にこの泥人形を見つけさせた。
実験から見るに、こいつには十分な力がある。
俺にとって十分な切り札となる。

既にただの泥の塊と化した俺から、本体の人形を取り出した。
そして俺は阿部を見下ろした。


241 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:28:47 nKN0Z7ZY0
滑稽だ。滑稽じゃあないか。
あれだけ愉しそうに俺を甚振っていたこいつが、豚の様に呻いている。
虚栄な愉悦に絶頂を浴びていたのが、突如奪われた。
堅強だと勘違いしていた玉座が消え去って、奈落に突き落とされた気分だろう。
自分の言いなりになる生徒を玩具とすることでしか馬鹿げた自尊心を保てない屑。
俺が貴様の玩具になると思っていたのか。
見くびるな。
所詮この程度策にかかる矮小な分際で。
俺をほんの少しでも支配できると勘違いしたのか。
だから銃口を阿部の股間に向けた。
こいつが命を張って見せた喜劇はなかなか愉悦だった。
だが、俺に対する数々の侮辱は許されない。
たとえそれが俺の偶像であってもな。
ならば罰を与えなくてはならない。
そうだろ?阿部。

「止めろ!俺にこんな真似!せ、生徒が教師に刃向かっていいわけが…ッ」

俺の罰に気付いたのか、阿部が傷の痛みも忘れて喚いた。
醜い。本当に醜くてどうしようもない。
教師だからなんだ。所詮教師という偶像に頼り、勝てると思える相手にしか戦えない虫けらが。
俺は違う。
俺は相手が誰であろうと逃げたりしない。
決して首を傾げない。
教師も親も、鬼も神も、全て俺の下に在れ。
だから、

「俺を見下すな」

最後にもう一度、引き金を引いた。




242 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:29:13 nKN0Z7ZY0



けらけらけら。
けらけらけら。





243 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:29:47 nKN0Z7ZY0


耳障りなうめき声が漸く止んだ。
阿部は股間を抑えて死んでいた。
その手の隙間からはまるで泥のように粘ついた血液が溢れていた。
阿部の死体を足蹴にして俺はゴミ捨て場から立ち去ることにした。

俺は先ほどの阿部殺害の勝因をふと考えた。
俺が阿部を痛手なく殺せた理由。
それは俺が奴を見くびらなかったことだ。
俺は俺以外の全てを見下している。
それは俺が優秀であると自覚しているからだ。
しかし、見下しはしても見くびりはしない。
阿部は俺より愚かな性分ではあったが、体格に限れば奴が上回る。
見くびって正面から挑めば、負けることはないにせよ、痛手を折ったであろう。
逆に阿部は、俺を見下し、同時に反撃はないと見くびって結果死んだ。
敗北は油断から産まれた隙間から這いづり出す。
俺より劣るものでも決して油断はしない。

このゲームについても、決して見くびりはしない。
俺一人で勝ち抜けるとは思わない。
他人を利用し、もしくは同盟を結んで利用することは不可欠だ。
この殺し合いを打破しようと考える間抜け共はいるだろう。
そいつらを利用して、危険人物、実力者は排除。
そして最終的にそいつらを始末し、この聖が勝利者となる。

俺は振り返って阿部の死体を見た。
あばよ。お前の見下すような笑い声が二度と聞けなくなって、俺の気分は晴れやかだ。

「クズめ!」

阿部の間抜けな死に顔に唾を吐き捨てた。
そしてゴミ捨て場から抜け出そうとして、


244 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:30:32 nKN0Z7ZY0


けらけらけら。
けらけらけら。



嗤い声が聞こえた。


245 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:31:08 nKN0Z7ZY0


けらけらけら。
けらけらけら。

また誰かが俺を嗤っている。
此方を見下して嗤っている。

誰だ。俺を嗤うのは。

嘲るような声で。見下すような声で。

一体どこで嗤っている。

一体誰が嗤っている。

けらけらけら。
けらけらけら。

嗤う。嗤う。嗤う。

耳障りな声。腹正しい声。悍ましい声。

声の場所を探し空を仰いで、俺は理解した。

ああ、そうか。


嗤ったのは、俺を見下していたのはお前らか。


俺を、鬼が。


246 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:31:30 nKN0Z7ZY0
お前らはその安全な場所から俺を見下ろしているのだろう。
俺が泥の中でもがくさまを見て、さぞかし愉しいのだろう。

そこはいいだろうよ。
この遊戯の主としてふんぞり返って居られるのだからな。

だったら俺が教えてやる。

貴様らの安住は永遠ではないことを。

俺は俺を見くだすものは許さない。
たとえそれが誰であっても、鬼であっても。

お前たちは言ったな。
あの世に亡者の空きがないと。

ならば、お前らが死ね。

死んで椅子を空けろ。

だが安心するがいい。お前らが死んだあとのことは何も考えなくていい。

代わりにこの俺が、お前らの世界の王となり、支配してやるからな。


247 : 泥に嗤う ◆UKIFstu8DA :2015/10/29(木) 19:31:55 nKN0Z7ZY0
【泥の清浪聖 崩壊】
【泥の偶像 使用可能】
【阿部剛 死亡】

【H-2ゴミ捨て場/未明】
【清浪聖】
【状態】健康
【装備】学ラン、泥の偶像、ベレッタ92
【所持品】ランダムアイテム×3、基本支給品一式×2
【思考・行動】
基本行動方針:優勝する
1.優勝したのち、主催者並びに鬼を全て殺害し、全てを支配する
2.対主催として振舞い、危険人物、並びに実力者、自分を疑うものを排除する
3.決して相手を見くびらない。油断は馬鹿のすることだ。
【備考】
*金属バットは汚れていたため、H-2ゴミ捨て場に捨てました。
*H-2ゴミ捨て場には胸と股間を打ち抜かれた阿部の死体があります

【名称】泥の偶像
【カテゴリ】魔術道具
【説明】
清浪聖に支給。
魔術師たちが開発したゴーレムの一種。
本体は30ch程度の大きさの人形。
本体である人形に最初に血液を賭けた人間を主人と認識し、忠実な奴隷と化す。
髪の毛を人形に刺すことで、周囲の土や泥をかき集め躰を造り、顔も記憶も言動も全て髪の主そっくりの姿に変身する。
変身しても、その人間が持つ異能などは使用できない。
人間でいう致命傷(頭を完全に破壊される、両断される、焼き尽くされるetc)を受けると、形状を維持できなくなり
躰はもとの泥に化す。
ただし、核である人形が無事であれば何回でも使用できる。


248 : 名無しさん :2015/10/29(木) 19:32:11 nKN0Z7ZY0
以上で投下終了です


249 : 名無しさん :2015/10/29(木) 19:34:24 nKN0Z7ZY0
あと、>>232>>233のレス順逆でした


250 : 名無しさん :2015/10/29(木) 20:58:27 quTkeG8I0
投下乙です

>殺しをする者される者
能力者が少なくないこのロワだとやっぱり能力コピーは中々猛威を振るいそうだ
殺し屋としての技量に加えて不死能力まで獲得したドールの活躍に期待
殺され屋として動くことを決意したアントニオの行動も果たして身を結ぶかどうか

>泥に嗤う
先生の下衆な薄汚さ、クズっぷりがとにかく強烈でした
自分よりも戦闘力で勝る先生を支給品を駆使して騙し討ちした聖の策略も見事
決して実力者ではないけど、狡猾さと貪欲なハングリー精神を武器に立ち回る常人マーダーはやっぱり印象的だなぁ


251 : ◆Q4zL5/B8RQ :2015/11/09(月) 00:59:45 MpN4bTVc0
皆様投下乙です

>>殺しをする者される者
殺し合いという状況下では非常に魅力的な異能を得たのに、それに気づかないドール……
まぁ、殺されれば復活なんて初見ではまず気づきにくいですよねぇ
殺し屋と殺され屋、まるで正反対のスタンスの
二人はこれからどうなるのでしょうか

>>泥に嗤う
阿倍のクズっぷりがとても強烈でしたが、それを策略で討ち取った聖もすごい
見下しはするが見くびらない、マーダーとしてはなんとなく長生きしそうな思考ですね。もうしんでるけど

ショコラ・ダ・クロロ・ドルチェ、ヴェント・ロヴェッシ、スキナー 予約します


252 : 管理人★ :2016/07/03(日) 22:18:29 ???0
本スレッドは作品投下が長期間途絶えているため、一時削除対象とさせていただきます。
尚、この措置は企画再開に伴う新スレッドの設立を妨げるものではありません。


"
"

■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■