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田舎暮らしの手伝いで…
3
:
たけのこ
:2023/04/19(水) 15:18:55
哲夫と敦子が初めて会ったのは子供達の結婚前の両家の顔合わせの時だった。
哲夫はそういう場が苦手で、極度に緊張していたのだが、それに気づいた敦子が優しく接して哲夫の緊張を解すような対応をしたのだ。
その時から哲夫は敦子に対して好印象を持っており、心の奥底では女として見てしまっている。
哲夫(きっ…綺麗な人だなぁ…優しい笑顔…何より清楚な感じが良い…旦那さんが羨ましいなぁ)
敦子は自分の旦那とは真逆の印象で、ガチガチに緊張している哲夫を見ると、ちょっと微笑ましく思っていた。
敦子(香奈ちゃんのお父さん…緊張で、話し方が可笑しい…ウフフ、すごい真面目な人なんだわ、なんか可愛らしいわね…フフフ)
……
………
今、その2人は畑仕事をしている…
昨日と同じように哲夫は敦子のお尻に視線が釘付けで作業に集中できずにいた。
敦子「政道も休みなんだから、手伝えば良いのに…ぐうたらな息子ですいません…ウフフ」
哲夫「仕事で疲れてるんでしょう…ゆっくり寝ててくれた方が良いですよ」
昨日から敦子の事で頭がいっぱいな哲夫はいつも確認している事を忘れてしまっていて、気付いた時には手遅れだった…
ポツ…ポツポツ…ポツポツポツ……ザァ〜
空に一気に黒い雲がかかり降ってくる雨は急激に強くなったのだった。
2人は濡れながら軽トラックに避難する…
哲夫「お母さん、すいません…いつもは天気確認してるんだけど…忘れてた」
敦子「香奈ちゃんのお父さん…気にしないで、それにしても凄い雨、2人とも濡れちゃいましたね…」
敦子の白いTシャツが濡れてベージュ色のブラジャーが透けて見える…
哲夫(お母さん…今日はベージュか…パンティーもだよな…ハァハァ)
敦子「これじゃあ…無理ですよね…」
……
………
2人が乗る軽トラックは、今井家に戻る為に山道を走っていた。
前方は大雨で視界が悪い…
それは急に訪れる…
2人の目の前が一瞬にして茶色の土砂に覆われ、軽トラックが急に止まり、何事かと驚く…
助手席側の窓ガラスに皹が入りメキメキと潰れるような音がする…
哲夫「お母さん!早くこっちに移って!危ない!」
敦子がその言葉で慌てて運転席側に逃げ込むと同時に窓ガラスが割れ、助手席側は音を立てながら潰れていく…
敦子「きゃ〜!香奈ちゃんのお父さん…これ大丈夫なんですか!えっ…えっ?、私達…死ぬ…」
哲夫「お母さん落ち着いて!大丈夫だから…」
メキメキッ〜…
更に軽トラックが潰される音が響く…
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