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科学 技術 開発

281NAME:2017/02/03(金) 20:49:22
赤羽が急浮上、吉祥寺は転落...賃貸で住みたい駅最新ランキング
朝日新聞デジタル | 執筆者: 朝日新聞社提供
投稿日: 2017年02月02日 09時56分 JST 更新: 2017年02月02日 10時21分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/01/akabane-in-kichijoji-out_n_14561592.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

賃貸で住みたい駅、赤羽が急浮上 吉祥寺は魅力低下か

 首都圏で賃貸で住みたい駅は目黒、荻窪、武蔵小杉の順で人気が高く、ランキング上位の常連だった吉祥寺は2年連続で11位以下に転落……。不動産情報を扱うオウチーノ総研が、オウチーノの賃貸サイトへの2016年のアクセス数を基にランキングを発表した。

 ランキングを始めた12年の首位は吉祥寺で13〜14年も2位だったが、15年からトップ10圏外に転落。代わって14年に圏外からトップに躍り出たのが目黒で、15年も2位につけた。

 同総研によると、目黒はJR山手線など4路線が乗り入れる交通利便性の高さに加え、駅前の大規模再開発事業が今年中に完成予定。家賃相場はシングル向け(1R〜1LDK)で16万8千円、ファミリー(2K〜3LDK)で30万2千円と高めだが、美術館や公園、目黒川などの自然も豊かで、落ち着いた雰囲気も備えているのが魅力だ。

 一方、15年から4位に急浮上したのが赤羽。清水菜保子・主任研究員は「家賃が手頃なのに加え、漫画やドラマの影響もあるのではないか」と言う。15年には漫画家・清野とおるのコミックが原作のドキュメンタリードラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」が深夜に放映され、ディープな赤羽の様子が改めて注目された。

 “吉祥寺離れ”を描いている漫画「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」(マキヒロチ作)も昨年ドラマ化された。不動産業を営む双子の姉妹が、吉祥寺の物件を探す客に対してほかの街の魅力的な物件を紹介していくストーリー。コミックでは6位の恵比寿、10位の中野、赤羽の隣駅の十条も紹介されている。

 清水さんは「吉祥寺は駅前が発展しすぎて、駅近の物件が少なく、休日の混雑などからも住む街としては魅力が下がったのでは。通勤の利便性なども含め、幅広い選択肢の中から自分に合った街を選ぶようになっているようだ」と分析している。(有吉由香)

282NAME:2017/02/16(木) 23:41:15
東芝はぎりぎりの状況=半導体技術の流出懸念―日商会頭
http://www.msn.com/ja-jp/news/other/%e6%9d%b1%e8%8a%9d%e3%81%af%e3%81%8e%e3%82%8a%e3%81%8e%e3%82%8a%e3%81%ae%e7%8a%b6%e6%b3%81%ef%bc%9d%e5%8d%8a%e5%b0%8e%e4%bd%93%e6%8a%80%e8%a1%93%e3%81%ae%e6%b5%81%e5%87%ba%e6%87%b8%e5%bf%b5%e2%80%95%e6%97%a5%e5%95%86%e4%bc%9a%e9%a0%ad/ar-AAn0e8s?ocid=iehp

日本商工会議所の三村明夫会頭は16日の定例記者会見で、米原発事業をめぐる巨額損失の計上により、昨年末時点で債務超過に陥る東芝について、「私企業としてはぎりぎりの状況だが、解決策を見つけて苦境を乗り切ってもらいたい」と述べた。 三村会頭は、東芝が経営再建に向けて検討している半導体事業の分社化と外部からの出資受け入れを念頭に「東芝の持っている技術はシャープの比ではない」と指摘。その上で、「何とか日本に残すことを考えてほしい」と半導体技術の海外流出に強い懸念を示した。

283NAME:2017/02/19(日) 23:48:30
親しい日本人いない…留学生の声
http://news.livedoor.com/article/detail/12692808/
西日本新聞は、急増する外国人留学生に福岡市内で街頭アンケートをし、ネパールやベトナム人などの留学生34人が回答した。アジアの玄関口・福岡に進学や就職の夢を抱いて来た若者たちが、母国よりはるかに物価が高い日本で苦学し、生活費や学費を稼ぐために入管難民法の就労制限(週28時間以内)を超えてでもアルバイトに追われている事実や、約4割の学生が「親しい日本人はいない」と答えるなど地域に溶け込めていない実態が浮き彫りになった。

 調査は、日本語学校が多い西鉄大橋駅(南区)とJR吉塚駅(博多区)周辺で実施。本紙のインターンシップ企画「記者講座」に参加した日本人大学生ら14人が、同世代の留学生に生活上の困り事や必要な支援などを尋ねた。回答者の国籍は多い順にネパール、ベトナム、中国、スリランカ、バングラデシュ-だった。 「日本は礼儀正しく良い国と思って来た。勉強し、就職したいがバイト代だけでは生活費を賄えず、留学生から借金することもある。28時間以上働けるルールになるといいが…」(スリランカ人男性27歳)、「アルバイトをし過ぎて体調を崩したが、28時間を守っていたら学費を払えない」(ネパール人男性22歳)など、7割を超す学生が就労制限の見直しを求めた。

 「28時間以上働いている。(通帳に記録が残って不法就労が発覚しないよう)手渡しで給料をもらっている。怒られたり厳しくされたりしても、もっと働きたい」(ネパール人男性29歳)と明かす学生もいた。 一方、約2割は就労制限の見直しは不要と回答。「稼ぎたいけど、勉強するために日本に来ている」(ネパール人男性25歳)、「母国から送金してもらっている」(ネパール人男性23歳)などを理由に挙げた。 留学生たちは学校とバイト先を往復する日々で、親しい日本人がいたとしても「コンビニや弁当工場などアルバイト先の仕事仲間」という回答がほとんど。

 「さびしい。母国に帰りたい」(ネパール人男性21歳)、「日本人の友人をつくりたいけどいない。バイト先に日本人従業員はいるが、会話はあまりない」(ネパール人男性25歳)、「福岡はネパール人に優しいと聞いて来たが、学校とバイトの往復で忙しい。日本人のサティ(ネパール語で「友人」)がほしい。一緒にサッカーがしたい」(ネパール人男性21歳)という声もあった。 調査をした日本の女子大生の一人は「政府は留学生を30万人にする計画を進める以上、彼らの生活や就職までサポートをする必要があるはずだ」と言い、別の一人も「安い労働力として搾取されてないか疑問に思った」と話した。

 【ワードBOX】外国人留学生30万人計画 「日本を世界に開かれた国とする」ための政府のグローバル戦略の一環で、2020年をめどに全大学生数の10%に当たる30万人の留学生受け入れを目指している。08年に福田康夫政権(当時)が提唱し、日本への留学の円滑化や受け入れ環境づくりなどを表明。ネパールやベトナムなど途上国からの私費留学生が増えており、法務省の統計では、外国人留学生は16年6月末現在で全国25万7739人(11年比約1・4倍)、九州7県2万3713人(同約1・2倍)。 =2017/02/19付 西日本新聞朝刊=

284NAME:2017/03/01(水) 21:59:48
R1王者アキラ100%「死ぬ場所探して」裸で開花
[2017年3月1日7時49分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1785632.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp

ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり2017」決勝が2月28日、東京・台場のフジテレビで行われ、アキラ100%(42)が初優勝して、史上最多3792人の頂点に、史上最年長の42歳6カ月で立った。銀色のお盆で股間を巧みに隠しまくる芸「絶対見えない de Show」で爆笑を誘い、賞金500万円を手にして会心の笑顔を見せた。

 生放送で、アキラ100%の全裸芸が頂点を極めた。芸歴13年、中学と高校の社会の教員免許を持つイケメンが、素っ裸で優勝だ。「本当に信じられない。僕が決勝の生放送に出られるというのも信じられなかったけど、今、ここに立てているのは、もっと信じられない。本当にうれしいです」と笑顔を見せた。

 05年に結成した漫才コンビ「タンバリン」を10年に解散、ピン芸人になった。1人でコントをやってきたが、3年前に裸になった。「コンビの時から、店員が真っ裸の『喫茶ナチュラル』というネタをやっていた。それをピンでやったら受けた」と振り返った。 股間を隠す銀色の盆は、100円ショップで買ったという。「軽さと大きさが一番いい。『アラウンド・ザ・ワールド』というクルリと回す技にちょうどいい。製造中止になったから、持っている15枚を使い回していく」。

 賞金500万円の使い道については「まず、春服を買いたい」と笑わせた。そして「妻と2人、1LDKで暮らしているので広い家に引っ越したい。あとは(銀アクセサリーブランド)クロムハーツで、いいお盆を売ってないですかね」と話した。 一時は芸人をやめることも考えたが、裸芸に転じて花開いた。「死ぬ場所を探していたら、生きる場所が見つかった」。優勝後、すぐに同い年の夫人に電話をした。「号泣していました。『よかったね』を10回くらい返していました」。 今後の目標は世界進出だ。「インパクト芸なんで、ピコ太郎さんみたいに海外の人も笑ってくれるんです。(優勝の副賞の)冠番組でジャスティン・ビーバーに会いに行きたい」とアピールした。【小谷野俊哉】

 ◆アキラ100%(あきら・ひゃくぱーせんと)1974年(昭49)8月15日、埼玉県秩父市生まれ。高校時代は演劇部で、大学時代も劇団で役者活動。05年1月に大学の同級生と、お笑いコンビ「タンバリン」を結成。10年末に解散し11年からピン芸人として活動。R-1ぐらんぷりは08年の第6回から毎回出場。最高成績は前回大会の準決勝進出。

 ◆R-1ぐらんぷり ピン芸人日本一を決めるお笑い大会。02年から始まり、今年で15回目。02年は座布団の上での漫談だったが、03年から規定がなくなり、音響なども使用可能となった。今年は過去最多の3792人がエントリー。優勝賞金は500万円。

285NAME:2017/03/13(月) 03:00:05
「水道水が飲める」日本は、こんな“すごい”国だった!
http://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E3%80%8C%E6%B0%B4%E9%81%93%E6%B0%B4%E3%81%8C%E9%A3%B2%E3%82%81%E3%82%8B%E3%80%8D%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E2%80%9C%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84%E2%80%9D%E5%9B%BD%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%EF%BC%81/ar-AAo2v5T#page=2

サイパンとグアム、日本人が消えた楽園の今 安売りしすぎたリゾートは復活できるか
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%91%e3%83%b3%e3%81%a8%e3%82%b0%e3%82%a2%e3%83%a0%ef%bd%a4%e6%97%a5%e6%9c%ac%e4%ba%ba%e3%81%8c%e6%b6%88%e3%81%88%e3%81%9f%e6%a5%bd%e5%9c%92%e3%81%ae%e4%bb%8a-%e5%ae%89%e5%a3%b2%e3%82%8a%e3%81%97%e3%81%99%e3%81%8e%e3%81%9f%e3%83%aa%e3%82%be%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%af%e5%be%a9%e6%b4%bb%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%81%8b/ar-AAo9w6O?ocid=iehp

【人気温泉ランキング】3年連続第1位の人気温泉地とは?
http://www.msn.com/ja-jp/travel/news/%E3%80%90%E4%BA%BA%E6%B0%97%E6%B8%A9%E6%B3%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%80%91%EF%BC%93%E5%B9%B4%E9%80%A3%E7%B6%9A%E7%AC%AC%EF%BC%91%E4%BD%8D%E3%81%AE%E4%BA%BA%E6%B0%97%E6%B8%A9%E6%B3%89%E5%9C%B0%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F/ar-AAm6cBd#page=2

286トライボシステム展望:2017/04/22(土) 23:29:32
 現在の機械構造材料の最大のネックは摺動面。
いくら機械的特性(材料強度・硬さ)が高くても、材料というものは摩擦に弱い。
そのため潤滑油が存在する。しかしながら、それでも弱いので
コーティングをする。
しかし、日立金属が開発した自己潤滑性冷間ダイス鋼SLD-MAGICは
コーティングレスで摩擦に強いことが特徴。そのメカニズムは
潤滑油と特殊鋼が相互作用を起こし、グラファイト層間化合物
(GIC)という高性能な潤滑物質を作るためであることが、日立金属技報
2017で公表された(炭素結晶の競合モデル;CCSCモデル)。
 これにより機械設計は小型化され、摩擦損失と軽量化の同時
解決が見込まれ、自動車の燃費向上に大いに寄与することが期待
されている。

287NAME:2017/06/05(月) 07:53:46
 さすが産業機械部品メーカーのリケンの社長さんは目の付け所が違う。
コーポレート研究所にて某社の高性能特殊鋼SLD-Mの特性を全方位的解析を
行い、10種類のパーツ材料への展開をしている。もちろんピストンリング
もその品目に入っており、流通量は今後3年で10倍になる見通しとのこと。

288NAME:2017/06/06(火) 22:24:54
房総半島沖に「レアメタル」含む大量の岩石
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%88%bf%e7%b7%8f%e5%8d%8a%e5%b3%b6%e6%b2%96%e3%81%ab%e3%80%8c%e3%83%ac%e3%82%a2%e3%83%a1%e3%82%bf%e3%83%ab%e3%80%8d%e5%90%ab%e3%82%80%e5%a4%a7%e9%87%8f%e3%81%ae%e5%b2%a9%e7%9f%b3/ar-BBC04iY?ocid=iehp#page=2

千葉県の房総半島沖の海底に、コバルトなど希少な金属を多く含んだ岩石が大量に見つかった。日本が希少な金属を輸入に頼る中、採掘技術の開発に結びつくと期待される。

 今回発見されたのは希少な金属「レアメタル」を多く含んだ岩石の集まり「コバルトリッチクラスト」の破片。海洋研究開発機構などは、4月から房総半島の沖、約350キロの海底で調査した。その結果、水深1500メートル付近から下に広がる海底火山の斜面一帯に希少な金属を含む「コバルトリッチクラスト」が見つかり、その面積は約950平方キロメートル、東京都の約半分にあたるという。 研究グループは「本州に近い海域で大量に金属資源の存在がわかったことは画期的」として採掘技術の開発などに役立つとみている。

289NAME:2017/07/19(水) 14:25:20
 機械工学の本質とはなにか?それは統合力であると思う。細かなことを知らなくても何がボトルネックかということを自覚し、時にはチャレンジすることだ。そのキモとなるパラメータの限界はおおむね材料の耐久性にあったりする。
 この材料は一つの大きな可能性を示している。機械をなぜ小さくできないのかという原理を明確化した。原因が分かればここに勢力を投入しさらなる高みを求められる。地球環境に対する真水の直球勝負がこれから始まる。

290NAME:2017/08/26(土) 20:14:41
【米海軍の新兵器】
見えず音もなし…正確無比で無限に撃てるレーザー 1発わずか1ドル驚異の経済性
2017.8.26 17:00更新
http://www.sankei.com/world/news/170826/wor1708260005-n1.html

「スター・ウォーズ」などSFではおなじみのレーザー兵器。それがもう夢ではなくなっている。音もなく、目にも見えないが、ドローンを正確に打ち落とす。そしてコストも低い。米海軍の新兵器は、これまでの兵器の概念を大きく変える「革命」を予感させるものだ。(8月14日午前1時にアップされた記事を再掲載しています)

まるでテレビゲーム

 「LaWS」(レーザー兵器システム)と呼ばれる新兵器は、ペルシャ湾に展開する輸送揚陸艦ポンスに配備されている。見た目は望遠鏡のようで“武器らしい”威圧感はない。 米海軍が行った試射の様子を独占取材した米CNNテレビ(電子版、7月18日)の映像では、海上に飛ばしたドローンにレーザーが照射されると、翼から突如炎が上がって打ち落とされた。レーザーは目に見えず、音らしい音もない。担当者がモニターを見ながらコントローラーを操作する様子は、まるでテレビゲームのようだ。

大量の陽子が光速で照射され、その速さは大陸間弾道ミサイル(ICBM)の5万倍になるという。射程5500キロ以上のICBMは再突入時の速度がマッハ24とされている。

低コストで低リスク

 LaWSを担当するカール・ヒューズ大尉はCNNに、「風、射程などを気にする必要はない。オートフォーカスなので、目標を定めるだけでターゲットを無力化できる。ビームも見えないし、音もしない」などと説明。悪条件下でも極めて正確な攻撃が可能で、米海軍は、二次的な被害を抑えることができるとしている。 経済性も驚きだ。システム全体は4000万ドル(約44億4000万円)だが、1発当たりの費用はわずか1ドル。必要なのは小さな発電機で供給される電気と、わずか3人の乗員だけだという。ちなみに、4月に米軍が実験したICBM「ミニットマン」は1発当たり約700万ドルとされている。

2020年代初めまでに配備拡大

 現時点では、過激派組織など対テロリスト戦で、車や船で近づく敵をピンポイント攻撃することを想定しているとみられるが、その用途は拡大しそうだ。 CNNの報道を元に同兵器について報じた米国政府系放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」(7月19日、電子版)によると、米海軍は2020年代初めまでに他の艦艇にも追加配備する計画で、さらにミサイルなどを標的とする技術を開発しているとしている。

 米防衛大手ロッキード・マーチン社は、複数のレーザーを組み合わせて強力なビームを照射できる出力60キロワットのシステムを開発中で、複数のドローンやミサイルを同時に迎撃することも可能になるという。 同社のホームページは、「レーザー兵器は繰り返し何度も撃てる。基本的には無限に尽きない弾倉のようなものだ」としており、砲弾やミサイルを使わない攻撃の有効性をアピールする。 米国以外でも開発が進んでいる。英国は1月、英軍が欧州の防衛企業とレーザー兵器の試作品を造る3900万ドルの契約を結んだと発表した。 各国で着々と開発、配備が進むレーザー兵器。米海軍専門紙「ネイビー・タイムス」(電子版、7月19日)が表現したように、「もはや単なるスター・ウォーズのファンタジーではない」のだ。

291NAME:2017/09/09(土) 21:40:23
「観光立国」の虚実 クルーズ船が来ても乗客は素通り
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%8c%e8%a6%b3%e5%85%89%e7%ab%8b%e5%9b%bd%e3%80%8d%e3%81%ae%e8%99%9a%e5%ae%9f-%e3%82%af%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%82%ba%e8%88%b9%e3%81%8c%e6%9d%a5%e3%81%a6%e3%82%82%e4%b9%97%e5%ae%a2%e3%81%af%e7%b4%a0%e9%80%9a%e3%82%8a/ar-AArwPAt?li=BBfTvMA&ocid=ientp#page=2

東京五輪・パラリンピックがある2020年までに訪日外国人を4000万人に――。そんな掛け声のもと、政府はクルーズ船が着岸できる港など環境整備を急いでいる。人口が減少する地方の活性化につながるという思惑もあるが、「観光立国」の理想とは異なる実態も見えてきた。

292NAME:2017/09/09(土) 21:42:36
■中国人観光客、アウト レットに直行

 待っていたのは、肩すかしの現実だった。 7月31日朝、静岡市の清水港に、香港の会社が運航する大型船「スーパースター・ヴァーゴ(SSV)」が入港した。全長270メートルにおよぶクルーズ船。下りてきた乗客のほとんどは、中国人観光客だ。 次々と大型バスに乗り込み、向かった先は港町・清水、ではない。車で約1時間のアウト レットモール。中国人女性の一人は「出航は午後2時。港近くで買い物? そんな時間ない」と話した。 「国際旅客船拠点形成港湾」。国から仰々しい肩書をもらった清水港。17年度のクルーズ船の寄港数は43回、16年度より3倍近く増える。 身銭も切った。静岡県は岸壁使用料をゼロにして船を誘致した。年数千万円の使用料は入らない。肩書をもらおうと、県や市の関係者が国に陳情した数は、数え切れない。

 港から歩いて15分ほどの商店街で、眼鏡店を営む春田英行さんに聞くと「クルーズ船の恩恵? 99%ない」。7月10日のSSV初入港時、港で船を出迎えていた出店は20ほどあったが、わずか20日で1店に減った。 安倍晋三首相は、観光政策は成長への大きな柱で「地方創生の切り札だ」と強調する。 では港が整えば人は来るか。施設を造れば消費は増えるか。机の上の計画や「ハコモノ神話」に引きずられれば、当然、目標への道のりはゆがむ。

■突如浮上の出国税案、ばらまきの芽?

 日本有数のものづくりの街、愛知県。大村秀章知事は8月1日、カジノを中心とする統合型リゾート(IR)の誘致に参戦すると明らかにした。中部国際空港島(常滑市)を候補地とした。 IRに約15ヘクタールの土地を使い、用途変更で10ヘクタール分の土地を追加拠出できるという。「やっぱり海を埋め立てると土地が高くなる。売るのに苦労している」(大村知事)。過去の開発行政の負の側面、広大な土地を持て余していたお家事情が透ける。 県は3日、有識者を集めたIRの研究会をすぐに開いた。年内に複数回開いて考え方をまとめる方針だが、これまで人気薄の土地がIRだと急に売れるのだろうか。

 どうもきな臭さが漂う政策も浮上する。通称「観光特定財源」こと、出国税構想。日本から出発する時に訪日客からお金をいくらかもらい、地方の観光資源の整備に回す構想らしい。 さて、どうお金を集めよう。観光目的の訪日客だけ抜き出せますか。まさか日本人も対象ですか。旅行業界は「金額によっては流れに水を差す」と話していますが。そもそも、地方のお金では足りないのですか。 ふつふつとわく基本的な疑問点を観光庁にぶつけてみたところ「もろもろ研究中」、だそうだ。財務省も税収増につながると期待しているかと思いきや「新税はそんな簡単じゃない」。思惑先行、霞が関お得意の言いっ放しか。いや、観光振興や地方創生を名目にしたバラマキの芽がどこかで確実に育っている。そう考える方が自然だ。

293ラマン分光:2017/12/11(月) 20:31:46
 それにしてもダイセルのヘッドハンティングは最強だよな。

294NAME:2018/03/17(土) 02:51:04
ホーキング博士が「人類の未来」について語っていたこと 「地球に留まることは絶滅の要因」
2018.3.15 11:45更新
http://www.sankei.com/wired/news/180315/wir1803150001-n1.html

宇宙物理学者のスティーヴン・ホーキング博士が亡くなったことが、2018年3月14日に明らかになった。全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)と闘い続けてきた「車いすの天才科学者」は、これまで独創的な宇宙論を発表し続けてきたことで知られる。17年の科学会議でも、ホーキング博士は「人類の未来」と、宇宙探索計画について語っていた。そのスピーチの内容を紹介する。

宇宙物理学者のスティーヴン・ホーキング博士が亡くなった。家族の代理人が2018年3月14日に明らかにした。「車いすの天才科学者」として知られるホーキング博士は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)と闘いながら独創的な宇宙論を発表し続けてきた。ホーキング博士の死去を受け、2017年6月20日付の『WIRED』UK版で掲載した「人類の未来」に関するスピーチの内容を紹介する。

 物理学者のスティーヴン・ホーキングは、近い将来に人類が恒星間に生きる種となるか、さもなければ「絶滅する」おそれがあるとの自身の見解を再び主張した。

 ノルウェーのトロンハイムで開かれたスタームス科学会議で、ホーキングはヴィデオを通じて次のように語った。「地球はさまざまな分野からの脅威を受けており、わたしにとって楽観的になるのは難しいのです」

ホーキングは以前から、気候変動や伝染病、人口増加のすべてが地球上でのわれわれの生存に大きな脅威をもたらすと予測してきた。16年11月、彼は人類が今後1,000年以内に新たな惑星を見つける必要があると述べた。そして17年5月には、彼はその予測を100年にまで短縮した。

 「ほかの太陽系を探索すべきときが来ています。外へと広がることこそが、われわれを、われわれ自身から救う唯一の手段です。わたしは人類が地球を離れる必要があると確信します」とホーキングは語った。「地球に留まることは、絶滅の要因となるのです」

 彼は1960年代の宇宙旅行への「興奮を再燃させる」ための国際的な努力を呼びかけ、次なる飛躍をもたらすために必要な技術は「ほとんどわれわれの手の届く範囲にある」と主張した。彼は今後30年以内に月面基地の建設がなされると予測し、今後50年以内に人類は火星に到達する可能性が高いと述べた。

 さらに、2020年までの月面基地と、25年までの有人火星着陸という野心的な目標を掲げることは、数十年にわたって見られなかった「宇宙計画に再び火を点け、存在意義を与えるだろう」と彼は語った。「宇宙へと広がっていくことは、人類の未来を完全に変えるでしょう。このことは、われわれが未来そのものをもつか否かをも決定するかもしれません」

295NAME:2018/03/17(土) 02:51:36
アルファ・ケンタウリへと探査船を送る構想

 ホーキングは自身が投資家のユーリ・ミルナーとともに取り組む、地球と火星を超える「ブレークスルー・スターショット計画」[日本語版記事]に言及した。成功した場合、このミッションでは今日生きる人々の生涯の範囲で、最も太陽に近い恒星のケンタウルス座アルファ星(アルファ・ケンタウリ)へと探査機を送ることができると彼は述べた。

 この計画では、巨大で薄手の軽い帆を取り付けた、小型だが十分に機能する探査機を想定している。地球基地のレーザーアレイを使って帆に数十ギガワットのエネルギーを当てることによって、探査船は光速の5分の1の速度で推進する。

 「このシステムは1時間足らずで火星に到達し、数日で冥王星に到達、1週間未満でボイジャーを追い抜き、たったの20年あまりでアルファ・ケンタウリへと到達するでしょう」とホーキングは述べた。その後、同じレーザーアレイが探査機からの信号を受け取るのに使われる。うまくいけばこの信号には、アルファ・ケンタウリ周囲の居住可能域にある地球大の惑星プロキシマb[日本語版記事]の、最初のクローズアップ画像が含まれることになる。

 ミッションが実現するにはまだ大きな工学的な課題があるが、ホーキングは依然としてそれに専念している。「これらは工学上の課題であり、そして工学的課題とは最終的には解決するものです」と、彼は述べた。

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296NAME:2018/03/29(木) 18:32:14
 今からのトライボロジーは高面圧の境界潤滑の世界がホットになるのかも知れませんね。

297NAME:2018/05/20(日) 09:29:52
優秀なインド人が日本を微妙に避ける事情 プロフェッショナル人材が求めているのは?
安楽 由紀子
2018/05/18 08:00
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e5%84%aa%e7%a7%80%e3%81%aa%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e4%ba%ba%e3%81%8c%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%82%92%e5%be%ae%e5%a6%99%e3%81%ab%e9%81%bf%e3%81%91%e3%82%8b%e4%ba%8b%e6%83%85-%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%8a%e3%83%ab%e4%ba%ba%e6%9d%90%e3%81%8c%e6%b1%82%e3%82%81%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%af%ef%bc%9f/ar-AAxrBKY#page=2

外資系企業に勤めていなくても、上司や同僚、後輩が外国人、というのはさほど珍しくなくなってきました。人口減が叫ばれる中、優秀な外国人に働いてもらうことは、日本企業が世界で戦ううえでも重要なことだという認識も広がりつつあるようです。

 出身国も滞在期間も職種も異なる3人に、「日本で働くこと」について語ってもらうこの座談会。前回(「日本で働く外国人が苦労した言語じゃない壁」)は、日本で働くうえで大変な点などについて聞きましたが、今回は日本をより働きたい場所にするにはどういう改善が必要かについて意見を聞きました。

“外国人”はみんな同じではない

 引き続き、参加していただいたのは、この3人です。

カルロス・ドンデリス氏
スペイン出身、日本在住歴7年。クラウド名刺管理サービスのSansanでシステムエンジニアとして働いている。
イブラギモブ・ショハルフベック氏
ウズベキスタン出身、日本在住歴12年。通称ショーン。ヤンマーに入社8年目。マーケティング部の市場調査や競合他社分析の仕事をしている。

マニッシュ・プラブネ氏
インド出身、日本在住歴20年。アドビシステムズで、ビジネス開発のコンサルティング責任者を務めている。

――日本で外国人が働くために、改善してほしい点はありますか?

 ショハルフベック:長期休暇を制度化してほしいですね。1カ月ほど休んで、故郷のウズベキスタンに帰省したいんです。これまで連休と有給休暇を組み合わせて最長24日間の休暇を取ったことがありますが、それを制度化してもらえたらな、と。

 難しいとは思うけれど、たとえば仕事を見える化したり、共通化したりして、「この人がいないとできない」というものをコントロールできるようになれば、と思うんです。僕だけでなく今後入ってくる後輩たちのためにも、年に1、2回、長期で休んで自国に帰りやすくしてほしい。

 ドンデリス:確かにそうですね。僕が「改善してほしい」というか、「もう少し理解してほしい」と思うのは、当たり前のことではあるんですが、“外国人”はみんな同じではなく、それぞれ違うということですね。

 ドンデリス:よく聞かれるんです、「日本はいつまでですか?」「いつスペインに帰るんですか?」と。僕は特に帰る予定はないのに、外国人はある一定期間だけ日本で仕事をして、そのあとは必ずみんな帰るというイメージがあるようです。でも、日本にずっと住みたい人もいますよ。

 ショハルフベック:わかります。外国人といっても必ずしも母国語は英語ではないのに、「ショーンはTOEIC取らなくてもいいよな」と言われます。やっぱり外国人は英語が話せるというイメージがあるんですね。それぞれ違うのに。

298NAME:2018/05/20(日) 09:31:05
優秀なインド人が日本に来ない理由

 プラブネ:私が思うのは、まずどういう人材がほしいか明確にして、そのためにはどうすればいいのか日本人自身が気づいて社会づくりをすべき、ということですね。今、アドビシステムズ、マイクロソフト、グーグルという3社のCEOはインド人です。しかし、インド人は今、積極的に日本で働こうとは思っていない。理由は、外国人には「キャリアの壁」があるのではないか、と思われているから。

 本当にフェアに自分を扱ってくれるのかどうかわからないところに、わざわざ自分の人生を預けられないのです。今後日本が単に働く人数を増やしたいなら、困っている人たちを呼べばいいけれど、優秀な人材に来てほしいのであれば、成果主義に変える必要があるでしょう。ただ、それは外国人が「こう変えろ」というものではなくて、日本人が自ら気づいて、考えて社会づくりをしないといけない。

 ショハルフベック:そうですね。外国に人材を求めるのは、労働者が欲しいのか、プロフェッショナルの人材が欲しいのかということですよね。今後、日本の企業を元気にさせたい、グローバルに展開したいというのであれば、単なる労働ではないと思う。能力、知識、経験ですよね。であれば、それなりのものを提供しないといけない。外国人を雇用する意義、目的ですよね。

 よく聞く話なんですが、日本企業では、いい大学を出たスキルのある外国人社員に通訳をさせていることがある。しかも、違う部署の通訳をさせられることも少なくない。そこで本人のスキルが生かせるわけではないのでそういうのでちょっと嫌になってしまうんです。それはすごくもったいない。

 だから、マニッシュさんが言うように、外国人を雇用するのならばまず目的をハッキリさせなければならない。そして要求があるのであれば、きちんと提供もしないといけないということです。

 プラブネ:「自分のキャリアプランは何なのか」というのを、もっと会社と話せるようにしたいですね。自分を成長させて、それに見合った報酬を得て、一体感を持ってほかの社員と仕事をしていきたいのか、それとも、2、3年のショートタームで働くのか。それによって働き方は決定的に変わってくると思う。日本の会社でもこういう会話は始まってきています。そうじゃないと日本に残っていません(笑)。

 それともう1つ、変えられるのであれば、社内で日本人も英語で会話ができたら、と思う。完璧でなくていい。完璧を求めてしまうと、「自分の英語はまだまだだから」と、話せなくなりますよね。完璧でなくても、言いたいことが伝わればいいと思うくらいで積極的に英語を使うようにすれば、世界にどんどん出ていけるんじゃないかなと思いますね。

299NAME:2018/05/20(日) 09:41:15
「グローバル化」の定義って何だ?

 ドンデリス:コミュニケーションさえ取れればいいんですよね。ベンチャーで働いている人やエンジニアは、新しいテクノロジーに関する資料は英語だから、みんな英語を読んで理解することはできる。ただ、しゃべれない。理由は恥ずかしいから。

 でも、たとえば楽天さんは、社内の公用語を英語にしました。そうすると海外の技術者は「日本語は話せないけど、こういう会社なら働きたい」と思うはず。大きい会社だといきなり変えることは難しいかもしれないけど、ベンチャーなど小規模であれば、変えることは比較的簡単だろうし、やったほうがいいと思う。

 ――言語だけでなく、異文化理解力の大切さに気づいていない企業も多そうです。

 プラブネ:そうですね。「グローバル化」とよく言うけれど、そもそもグローバル化の定義が必要ですね。なぜ「インターナショナル」ではないのか。海外でモノを売りたいということであれば、インターナショナル。グローバルは、世界では“共通認識”なんてありえないということを理解することだと、私は解釈しています。

 自分の言っていることが、いくらロジカルだと思っても、それは自分が今まで経験した、自分の文化をベースにしたものにしかすぎない話であって、真実はどこにもない。認識は、みんなそれぞれバラバラのはずです。

 グローバル化にあたっては、それをそのまま受け入れる、何も変えようとしないというスキルが必要。そのスキルは、職場に入って「これからグローバルになります」と言ってできるものではなく、教育の現場から変わらないと難しいと思います。

 プラブネ:ちょっとおもしろいエピソードがあります。私には高校生の娘がいて、東京・江東区のインド系インターナショナルスクールに通っているんですが、この学校ができた2004年当時はインド人生徒だけだったんです。

 でも、2007年ごろインド式計算がブームになって、私自身も関連本を編集したり、本(晋遊舎『インド式計算パズルインドラ―遊びながら数字に強くなる魔法の計算パズル』)を書いたりしたのですが、その頃から日本人の子どもたちが入学するようになったんですよ。

 今、娘のクラスは、14人が日本人。インド人が5人。日本人のほうが多い。この子たちは日本人として日本にいながらインドの文化の中で暮らしているわけです。彼らが世の中に出ていく時にはグローバル人材になっているでしょう。

300NAME:2018/05/20(日) 09:53:23
日本は「オンリーワン」になるべき

 プラブネ:そう考えると、海外から人を呼ぶより、自分の国でグローバル人材を育てたほうがいいんじゃないかと思うんです。必ずしも海外から人を呼べば社会がよくなるわけではないですから。異なる文化を我慢するのではなく、受け入れることは結構難しいですからね。

 ――しかし、今、日本人口が急激に減っています。海外からの雇用や、海外市場への進出は避けられないのでは。

 プラブネ:人口減はいいことじゃないですか。

 ――え!? いいことですか?

 プラブネ:私は理想、というか、必ずしも悪いことじゃないと思うし、ライフスタイルを見直す機会だと思う。世界で1位になりたいのであれば、それなりの経済パフォーマンスが必要だけれども、SMAPの歌にも「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」とあるでしょう? オンリーワンになれば、人口に頼る必要はありません。

 私は仕事でいろいろな社長さんに会うんですけど、必ず「日本でモノが売れないのは、人口減少が……」という話になります。そうじゃなくて「売れるモノを作ってないだけじゃないの?」と思う。特別なオンリーワンを見つけるといいと思います。

 ショハルフベック:僕は日本に来るまでまったく海外に出ていないんです。でも、日本の大学に来て、めっちゃ人生が変わった。物事をいろいろな立場から見られるようになりました。(出身校の)立命館アジア太平洋大学(APU)には、当時100カ国くらいから学生がきていた。ちょっとしたパーティや食事会でも少なくとも10カ国以上の人が集まるのです。

 ――国連みたいですね。

 ショハルフベック:いつも冗談で言うんですけど、「APUは十文字原という別府の山にある小さな地球」なんです。ここには日本の文化も入っていない。なので、みんなで一緒に日本の文化も含めていろいろな国の文化を学ぶんです。それを体で感じる。それと比べると、1週間の研修とかで「グローバル」を学ぶのは無理じゃないかと思う。

グローバルという言葉は危険?

 プラブネ:カルロスさんの母国スペインも多様性がありますよね。

 ドンデリス:あります。スペインの中でもそうだし、ヨーロッパにおいても周りの国はだいぶ違う。グローバルは、難しい、というか、危ない言葉かもしれない。

 たとえば、僕はスペインのほぼ真ん中にあるマドリード出身だけれども、同じスペインでも北と南は文化も考え方もだいぶ違う。そして、もうちょっと北のほうに行くと、フランス、イタリア、南のほうに行くとアフリカがあって、これらの国々もそれぞれ全然違う。

 「グローバル」というと、スペインや周辺国のことだけじゃなくて、アメリカのことも、日本のことも理解していないといけない。外国に住むと、頭の中がいろいろと変わってくる。いろいろな視点が生まれます。今の日本の学生は、留学などをしてそういう体験をしていると思いますので、これから日本もだいぶ変わるのではないでしょうか。少しずつグローバルということも生まれるかもしれません。

 ショハルフベック:ちょっと気をつけてほしいのは、グローバルは大事だけれど、自分のアイデンティティを守ることも大事だということ。外国人を受け入れると同時に、日本らしさも残しておかないといけないですね。僕は日本語を話せるけど日本人じゃなくて、ウズベキスタン人だというアイデンティティを持っているのが大事なんだと思う。

 そのうえで、お互い「違う」ことを受け入れるのが大切です。「あいつは、考え方や文化が違うから合わない」と壁を作るのではなく、自分のアイデンティティを持ちながら、ほかの人も受け入れる。それが大事なんじゃないかと思います。

301NAME:2018/05/20(日) 22:29:37
古タイヤを再生するキノコ 鳥取で発見、天然ゴムを資源化へ
2018.5.6 10:50更新
http://www.sankei.com/life/news/180506/lif1805060029-n1.html

302NAME:2018/07/17(火) 12:52:03
囲碁の世界でたった一人、“人種差別”と闘う日本人・井山裕太<1>
2018/02/27 16:01
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E5%9B%B2%E7%A2%81%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%B8%80%E4%BA%BA%E3%80%81%E2%80%9C%E4%BA%BA%E7%A8%AE%E5%B7%AE%E5%88%A5%E2%80%9D%E3%81%A8%E9%97%98%E3%81%86%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%83%BB%E4%BA%95%E5%B1%B1%E8%A3%95%E5%A4%AA-1/ar-BBJDJB6#page=2

21世紀日本に、たった一人で公然と存在する“人種差別”と闘い続ける男がいる。 去る2月8日、羽生善治を超える二度目の国内七冠制覇を果たした井山裕太は、東京・市ヶ谷の日本棋院で開催された世界戦・LG杯朝鮮日報棋王戦決勝三番勝負の第三局を戦い、中国の謝爾豪五段に敗れた。

 この日の日本棋院は二階で開催された大盤解説も満員御礼状態で、溢れた人が一階のテレビモニターにくぎ付けになっていた。テレビカメラも含む報道関係者も集まり、明らかに単なる囲碁タイトル戦を超える異様な熱気に包まれていた。 勝負の決着がついたころ、筆者の隣から何やら韓国語が聞こえてきた。少しだけ韓国語を習ったことがある筆者は聞いてみた。

 「韓国棋院の方ですか?」 「いえ、朝鮮日報です」 主催者一同だった。そして侮蔑を隠さず公然と言い放った。「イヤマだけの話ではなく、日本の囲碁自体が全然下でお話にならないからね」 筆者は言い返した。「日本では、囲碁は国家事業ではありませんからね。中国とはそこが違うのですよ」 井山裕太という一個人が中国、あるいは韓国の国家プロジェクトに立ち向かっている、それが棋士・井山裕太の偉大さではないのですか、という意味を言外に込めた。囲碁の世界には、まだまだトップレベルに及ばない日本に対する公然とした差別が現存するのを目の当たりにした。

303NAME:2018/07/17(火) 12:52:56
 だが、ある意味で日本囲碁は下に見られてもなかなか反論できない現況がある。 井山裕太の前に世界戦決勝に進出したのは、2007年1月の張栩九段戦までさかのぼらなければならない。このときのトヨタ杯準優勝以来、世界戦で決勝まで駒を進めた日本の棋士はいない。そこで、今回の決勝第三戦で大盤解説を務めていた張栩に、後日あらためて時間をもらい、話を聞くことにした。 張栩は1980年に台湾台北市に生まれ、六歳半のときから父親の囲碁英才教育を受けて急速に力を伸ばした。

 1990年に来日、林海峰名誉天元の内弟子となり、1994年にプロ入りを果たす。2003年に初タイトルの本因坊、そして王座を獲得し、2005年には先述の世界戦優勝を果たし、2009年には史上初の五冠王となり、2010年には現行タイトル7つを全て獲得するグランドスラムを達成した史上二人目の棋士となった。 実績を書き連ねるとキリがない、日本棋院を代表する大物棋士である。

◆張栩九段が語る、井山の強さ

 そもそも、謝爾豪に限らず、世界戦に出てくる若手中国人棋士はどのような人生をたどり、今の強さを手に入れているのか。「謝五段個人のことを詳しく知っているわけではないですが、一般的にこの世代の中国人棋士はものすごく厳しい環境で育ってきています。競争が非常に厳しく、中国各地に道場があり、そこに親が借金を背負ってでも高い月謝を払って子供を通わせていますから親の期待による子供への重圧も強く、まともに小学校にも行かず一日十時間以上囲碁を打っている場合が多いのですよ。下手したら文字の読み書きさえ怪しいかもしれない。そこまでやっていれば若いうちに強くなるのもある意味当然です」

 張栩自身もそうだし、井山裕太もそうだが、日本のトップ囲碁棋士の大部分は中卒である。ある意味で、日本の棋士が世界で戦ううえで最も足かせとなるのがこの義務教育にさく時間と労力である。「そういう一面は確かにありますね。僕自身高校に行っていませんが、その時間を囲碁に割けないのは惜しいと思いましたし、実際先輩棋士の多くが中卒ですからその点に迷いはありませんでした。将棋はその点高卒以上の人が多いから事情が違うのかもしれませんね。他人事だからどうでもいい、と言えばそれまでですが僕の感覚からすると高校で実績を残したものすごく優秀な野球選手が大学へ行くのはちょっともったいないよな、といつも思います。もう道が決まっているのに遠回りするのは理解できないです」

 今から三十年近く前に張栩は台湾から日本へやってきただが、当然彼は日本語がわからず苦しんだ。 逆に言えば、中国へ行けば少なくとも言語の壁には悩まされず囲碁に集中できたのではないか。「当時は囲碁に関して日本が一番強く、日本一イコール世界一というのが常識でしたからね。僕も中国の子供の大会に出て中国でプロ棋士を目指す話もいただきましたが、当時はよりレベルの高い日本を目指すのが自然でした。そして私の師匠でもある林海峰先生から始まり台湾から日本に来るという一つの流れがずっと続いていますから」

304NAME:2018/07/17(火) 12:54:31
 その後時代は変わり、日本囲碁は凋落した。そんな中で日本からああいう世界戦に出場する資格を得るためにはどうすればいいのか?「今回のLG杯に限らず、世界戦はだいたい本戦に行くまでの予選を延々と勝ち続けなければなりません。ただ、本選の32人に入るまでは賞金が出ないのですよ。ですから日本など外国から棋士が行くとなると完全に持ち出しになってしまいます。井山さんは日本が持つ3つのシード枠の一つで出場しているわけですが、本選32人に残るレベルの棋士はみな日本ならタイトルを獲ってもおかしくない実力者ばかりです。井山さんは日本の七冠を独占しているわけですから、日本の棋士の中で一人だけ図抜けているわけで、今のところ世界の舞台で戦えるのは井山裕太だけというのが日本の現状です」

 井山裕太は、幼少時から日本囲碁界の期待を一身に背負ってきた。「井山さんは小2のとき小学生大会で優勝していましたからね。6年生もいる大会ですよ。普通おかしいですよね。そのころ僕はタイトルを持っていて、彼が小5のときから何度かテレビなどで指導対局しましたが、こちらは全然“指導”とは思っていなくて、いつかこいつがオレの首をとりにくるのかな、日本囲碁界を背負って立つんだろうなと思っていました」 次回は、張栩から見た井山裕太の成長の軌跡をもう少し深く掘り下げていきたい。

【タカ大丸】 ジャーナリスト、TVリポーター、英語同時通訳・スペイン語通訳者。ニューヨーク州立大学ポツダム校とテル・アヴィヴ大学で政治学を専攻。’10年10月のチリ鉱山落盤事故作業員救出の際にはスペイン語通訳として民放各局から依頼が殺到。2015年3月発売の『ジョコビッチの生まれ変わる食事』(三五館)は12万部を突破。最新の訳書に「ナダル・ノート すべては訓練次第」(東邦出版)。

 雑誌「月刊VOICE」「プレジデント」などで執筆するほか、テレビ朝日「たけしのTVタックル」「たけしの超常現象Xファイル」TBS「水曜日のダウンタウン」などテレビ出演も多数。

305NAME:2018/07/17(火) 15:01:18
中国メディアが語る日本が勝てない3つの理由。
日本囲碁界が中国韓国に圧倒されている理由
http://yuki19925704.com/2018/05/06/igo-japan-internationalgames-strategy/

306NAME:2018/07/26(木) 22:04:58
原発に代わる巨大エネルギー源、「黒潮発電」が実用化へ
2018/07/26 11:30
http://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e5%8e%9f%e7%99%ba%e3%81%ab%e4%bb%a3%e3%82%8f%e3%82%8b%e5%b7%a8%e5%a4%a7%e3%82%a8%e3%83%8d%e3%83%ab%e3%82%ae%e3%83%bc%e6%ba%90%e3%80%81%e3%80%8c%e9%bb%92%e6%bd%ae%e7%99%ba%e9%9b%bb%e3%80%8d%e3%81%8c%e5%ae%9f%e7%94%a8%e5%8c%96%e3%81%b8/ar-BBL47GU?ocid=iehp#page=2

黒潮は台湾東方沖の太平洋から琉球諸島の西を通り、日本列島東岸をかすめて北上、房総半島沖で東に向かう濃紺の大海流だ。その流量は地球上の全河川の合計の30〜50倍といわれ、幅約50キロから100キロ。日本の沖では秒速1.5〜2メートルの巨大な川のような流れとなり、江戸時代の船乗りは「黒瀬川」と呼んでいた。 日本の目の前にあるこの巨大なエネルギー源を発電に活用すれば、原子力発電に代わる安定的で二酸化炭素を出さない電源になる可能性を持つ。そんな「黒潮発電」の実験が成功し、実用化に向け進み始めた。

 重工大手のIHIは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成金約27億円と自社の約13億円を投じ、浮遊式の黒潮発電システム「かいりゅう」を開発。昨年8月から鹿児島県の口之島沖で発電実験に成功した。今月13日には、日本船舶海洋工学会の「シップ・オブ・ザ・イヤー」海洋構造物・機器部門賞を受賞した。

「かいりゅう」は全長19メートルの円筒を3本横に並べた筏のような形だ。左右の円筒の後部にある直径11メートルの回転翼で発電する。海底の重りと合成繊維のロープでつなぎ、水面下約50メートルの海中に沈める。一見簡単な仕組みにも思えるが、自動的に深度や方向、傾斜などの姿勢を制御する。 実験では秒速1.5メートルの流速で100キロワットを発電した。実用段階では回転翼の直径が約4倍の直径40メートルとなり、2千キロワットを発電する計画。約30キロ四方の海に600機設置すれば、新型の原子炉1基分の出力(120万キロワット)に匹敵する。

 IHIはまず離島用の電源として実用化する計画。将来は九州、四国、紀伊半島、房総半島などの沖にそれぞれ設置すれば、原発の代替電源になる可能性もある。黒潮は静岡県沖では蛇行するが、紀伊半島沖と房総半島沖ではほぼ決まった海域を通る。設置する海域は海岸から約40キロ、水深400メートルほどの場所を考えており、海底ケーブルで送電する。排他的経済水域内なので他国との摩擦の懸念はなく、原発や水力発電より大都市の近くで発電しやすい。送電に鉄塔が不要なのも利点だ。

 原発は放射性廃棄物の処理が困難という本質的な問題を抱える。火力発電は電力需要の変動に合わせ発電量を調節できる長所があるが、その燃料輸入には年間4兆円かかり、二酸化炭素の排出も問題だ。再生可能エネルギーでは太陽光や風力が普及しているが、発電は不安定だ。

 欧州では1日に約2回起こる潮の干満を利用する潮流発電も実用化しつつあるが、発電の時間は限られる。一方、黒潮は常に絶大な量の水が陸岸近くをおおむね一定の方向と速度で流れている。世界的にもメキシコ湾流が大西洋に出る米国フロリダ半島沖と日本東岸しかないほどの好適地で、日本にとっては天の恵み。黒潮発電が本格化すれば、英国にとっての北海油田と似た価値を持つかもしれない。

 資源エネルギー庁の山崎琢矢新エネルギー課長は「海流発電は安定した電力供給ができ、基盤的電源となり得る。新エネルギーとして最も有望。機材の価格をいかに下げるかが課題だ」と言う。NEDOは今年度から2020年度まで、次の段階の開発に22億円の助成金を拠出し、IHIは11億円を負担する予定だ。

 水深約50メートルに装置を設置すれば、潜水艦以外の船舶の航行に支障はない。設置水域によっては底引き網などの漁業を妨げる問題は出そうだが、IHIで黒潮発電開発を指揮する長屋茂樹さんは「将来は漁業協同組合に機材の点検、整備を依頼するなど協力をお願いすることも考えられる」とし、30年ごろの本格的実用化を目指している。(ジャーナリスト・田岡俊次)※AERA 2018年7月30日号

307NAME:2018/08/09(木) 11:45:41
日本が見直すべき「水力発電」の底力
竹村 公太郎
2018/08/09 06:00
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%8c%e8%a6%8b%e7%9b%b4%e3%81%99%e3%81%b9%e3%81%8d%e3%80%8c%e6%b0%b4%e5%8a%9b%e7%99%ba%e9%9b%bb%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%ba%95%e5%8a%9b/ar-BBLFOmH

日本は既存ダムの運用を見直すことで、さらに多くの純国産電力を生み出せる──。川治ダム、大川ダム、宮ケ瀬ダムといった巨大ダムの建設に従事してきた元国土交通省河川局長の竹村公太郎氏(日本水フォーラム代表理事)が、日本特有の自然環境とダムの現状を踏まえて、日本がとるべきエネルギー戦略を提示する。(JBpress)

水力発電は高度経済成長のエンジンだった

 第2次大戦で敗戦した日本は廃墟になった。第2次大戦は「石油をめぐる戦い」であった。戦後、日本は世界銀行から借金をして水力発電開発に向かった。 その代表が、三船敏郎と石原裕次郎が出演した映画『黒部の太陽』(1968年公開)の黒四ダム(正式名称は「黒部ダム」)発電事業だった。当時高校生だった私は、この映画を観て、ダムを造る土木技術者になろうと決めた。

 我々の年代にとって、水力発電は最も当たり前の国産エネルギーであった。水力発電は日本の戦後の高度経済成長を支えた、文字通り“エンジン”であった。 しかし、50歳以下の多くの人々は水流がエネルギーということを身近に感じない。日本の高度成長を支えたのは水力発電だったことも知らない。「水流は太陽エネルギー。ダムは太陽エネルギーの貯蔵庫」という観点から水力発電を再認識する時期に来ている。

ベルの予言「日本は水力発電で発展する」

 今から1世紀以上前の明治31年(1898年)に、グラハム・ベルが来日した。ベルは電話の発明で知られているが、地質学者でもあり当時は米国地質学会の会長であった。一流の科学誌『ナショナル ジオグラフィック』の編集責任者でもあった。 ベルは、日本列島は山が多く、雨の多い気候であることに気づき「日本は豊かな水力エネルギーを保有している」「日本は水力発電で発展する」と演説している。 日本列島はアジアモンスーンの北限にあって、さらに海に囲まれている。世界の同じ緯度の国々は、日本のように降水量は多くない。

 雨は太陽エネルギーである。太陽が海を照らし、海水が蒸発し、その水蒸気は上空で冷やされ雨となって陸に戻ってくる。この太陽エネルギーは無限にあり、量も膨大である。ただし、雨のエネルギーは単位面積当たりのエネルギー量は薄い。太陽光や風力など他の再生エネルギーと同じ欠点を持っている。つまり、雨のエネルギーを濃くする工夫をしないと、エネルギーとして使いものにならない。ところが日本列島の場合、「山」という地形がこの問題を解決してくれる。

308NAME:2018/08/09(木) 11:46:12
日本列島は薄い太陽エネルギーを集める装置

 東京23区にいくら大量の雨が降ってもエネルギーにはならない。平らな土地を水びたしにするだけである。ところが、関東の丹沢山地や奥多摩に降る雨は谷に集まり、相模川や多摩川の水となって流れ落ちてくる。山々の谷には、大量の雨が自然に集められていく。つまり、日本の山岳が単位面積当たり薄いエネルギーの雨を集め、濃い密度の水流に変えていく。しかも、山々は標高が高く、集まった水流の勢いは強い。つまり、位置エネルギーがとても大きい。 日本列島は平均すると68%が山地で、しかも列島の北海道から九州まで中央を脊梁山脈が走っている。太平洋側、日本海側を問わず、全ての土地が均等に川という水流のエネルギーに恵まれている。

ダムは太陽エネルギーの貯蔵庫

 雨と山岳地帯は自然が日本に与えてくれた恵みだ。しかし、雨の降りかたは極端に変動する。エントロピーが大きく使い勝手の悪いエネルギーなのだ。さらに、日本の地形は急峻で、降った雨はあっという間に海に戻ってしまう。大多数の河川の雨は、日帰りで海に帰ってしまい、大きな河川でも1泊2日、せいぜい2泊3日ぐらいしか陸地にいてくれない。 このために、あっという間に海に戻ってしまう水を貯蔵するダムが必要となる。このダムは山岳地帯で位置エネルギーを保つことにもなる。

 ダムはピラミッドをしのぐ巨大な構造物だが、極めて強固な構造物だ。その理由は3つある。1つ目は、ダムのコンクリートには鉄筋がないので、鉄が錆びて劣化することがない。2つ目は、ダムの基礎は強固な岩盤と一体化している。3つ目は、コンクリートの厚みが桁違いに厚く安全な構造となっている。 しかし、巨大ダムを次々と建設する時代ではない。これからは既存ダムの潜在的な水力発電能力を引き出すことが大切となってくる。

既存ダムの有効活用:【1】ダムの運用を変更する

 現在ある既存ダムの潜在的な発電能力を引き出せば、発電量の30%まで可能であると試算している。そのための方策は大きく分けて3つある。 1つ目は、ダムの運用変更で、ダムの空き容量を利用して発電に活用すること。現在日本の多目的ダムには、夏場、水を半分程度しか貯めていない。これは、襲ってくる洪水を貯留して、下流の災害を防ぐためである。 多目的ダムでは「利水」(水を利用すること)と「治水」(洪水を予防すること)の2つの目的がある。

 利水はダムに水を貯めたい、治水はダムを空にして洪水を待ちたいといった二律背反の関係にある。この両者の折衷案として、現在の多目的ダムのルールが法律で決まっている。 この「特定多目的ダム法」は昭和32(1957)年に成立したもので、当時はテレビもなく、台風進路の予測もできない状況であった。あれから60年経った21世紀の今、気象予測の水準は当時と全く違う。

 通常はなるべくダムに水を貯め、水力発電の効果を高めておく。台風が接近してくれば、今はその予測は1週間前に分かる水準にある。大雨が降る数日間から事前に放流しておけば、洪水を貯め込む空容量は十分確保できる。 ダムの潜在力を活かす鍵を握っているのは「河川法」という法律だ。河川法は過去2度改正されている。今は3度目の改正を行う時で、河川法第1条を改正して「河川の水エネルギーを最大限活用する」という趣旨の文言を付け加える改正が求められる。そして、日本国家として、河川の水エネルギーを積極的に利用していくことを宣言していく。

309NAME:2018/08/09(木) 12:02:07
【2】既存ダムを嵩上げする

 2つ目は、既存ダムの嵩(かさ)上げがある。嵩上げとは、既存のダムを高くする改築のことを言う。例えば、高さが100メートルのダムがあるとすると、このダムをあと10メートル高くすれば、多くの水が貯められ、水位も10メートル上がり、発電力の増加につながる。水の位置エネルギーは、その水量と高さに比例する。高さ的にはわずか10%の違いでも、電力で考えると単純に計算しても発電量は70%も増加する。つまり、10%の嵩上げはダムをもう1つ造るのと同じことになる。しかも、この費用は同じ規模のダム工事なのに桁違いに安く済む。 ダム嵩上げの場合は、水没集落への補償(人々の暮らす村を丸ごと水没させてしまうため)、付帯道路や付帯鉄道の費用はすでに支払い済みとなっている。新規のダム建設はもちろん、他の発電と比較しても圧倒的に安価になる。

【3】中小水力を推進する

 3つ目は、現在は発電に使われていないダムでも発電していくことだ。日本には発電に利用されていない多くのダムが存在している。大きなものでは、国の直轄の多目的ダムから、都道府県の多目的ダム、そして国や都道府県が管理している砂防ダム(小さな渓流などに設置される土砂災害防止のための設備)まで様々である。ダムは大きければ、発電量が多くなり効率はいいが、ダムの高さが10メートルクラスの砂防ダムでも発電は可能で、100〜300kWほどの電力は簡単に得られる。中水力発電の潜在力は思いのほか大きい。将来は、砂防ダムや農業用水ダムのように、発電とは別の目的で造られた多数のダムの発電能力を積極的に活用すべきである。

ダム湖は国産の油田

 私は(1)運用変更と(2)嵩上げだけで、343億kWの電力量が増やせると試算している。これに(3)現在は発電に利用されていないダムを開発(技術的には何ら問題がなく、再生可能エネルギーの固定買取制度のおかげで、経済的にも好条件となっている)して、少なく見積もって1000kWを加えると合計で1350kWの電力量が増やせる計算になる。これに既存のものを合わせると、約2200kWとなり、日本全体の電力需要の約20%を賄うことができる。

 これだけの純国産電力を安定的に得られる意味はとても大きい。仮に家庭用電力料金では、1000億kWの増加で、1kW当たりを20円とすると、年間で2兆円になる。100年で200兆円の電力が新たに生まれることになるというわけだ。 ダム技術者の私から見れば、ダムに貯められた雨水は石油に等しく、ダム湖は国産の油田のように思える。しかも、このエネルギーは、ダム湖に雨が貯まるほど増え、まるで魔法のように涸れることはない。

 私は近代文明のシンボルとも言える巨大ダム(川治ダム、大川ダム、宮ヶ瀬ダム)建設に従事してきた。しかし、巨大ダムの建設には大きな犠牲が伴った。水源地域の大きな犠牲と引き換えに、洪水を防ぎ、飲み水を供給し、近代化のエンジンであった電気エネルギーを得て、日本は高度経済成長を成し遂げた。

現在の日本の繁栄は、私たちの先人、巨大ダムに沈んだ集落の多くの人々の犠牲があって成り立っている。だからこそ、この巨大遺産を無駄にすることは許されない。有効に使っていかなければ、過去に犠牲を強いた人々(生まれ育った家、学んだ学校、遊んだ小川、恋人と歩いた丘、夫婦で将来を誓った神社やお寺など全てを失った人々)や自然環境に対して申し訳が立たない。

官民総力を挙げて水力発電に協力を

 水力発電の問題は、国交省(河川の管理)、経済産業省(エネルギー問題)、農水省(土地改良)、環境省(自然環境)、財務省(国有財産処理)、総務省(地方自治)など、多くの省庁が関係している。具体的な行動に移していくためには、それら関係省庁を指導する国会議員のガバナンスが絶対に必要になってくる。 この構想が日本の将来にとって、多大な恩恵をもたらす。 水力発電は天から日本列島が授かった純国産エネルギーなのだ。

310NAME:2018/08/09(木) 12:03:47
まるで油田、日本の豊富なエネルギー

311NAME:2018/08/09(木) 12:13:23
熱波でフル稼働も、太陽光発電の末路
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e5%ae%89%e5%80%8d%e6%94%bf%e6%a8%a9%e3%81%ae%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%81%a7%e5%a4%aa%e9%99%bd%e5%85%89%e7%99%ba%e9%9b%bb%e3%83%90%e3%83%96%e3%83%ab%e5%b4%a9%e5%a3%8a%e2%80%a6%e9%96%a2%e9%80%a3%e4%bc%81%e6%a5%ad%e3%81%a7%e6%92%a4%e9%80%80and%e7%b5%8c%e5%96%b6%e5%8d%b1%e6%a9%9f%e7%b6%9a%e5%87%ba/ar-BBLERUr#page=2

“太陽光発電バブル”の終わりと再生可能エネルギー普及の難しさを改めて浮き彫りにする事件が起きた。 太陽光発電の縮小で業績が悪化、事業再生ADR手続き中の電子部品メーカー、田淵電機は7月4日、取引金融機関を対象とした第1回債権者会議を開いた。

 債権者会議では、金融債務の返済について金融機関から一時停止の同意を得た。返済停止の期間は、事業再生計画案の決議のための債権者会議の終了まで。計画案決定までの運転資金を融資するDIPファイナンスに優先弁済権を付与することも了承された。

 田淵電機の2018年3月期末の借入金は、連結ベースで106億円。対象は11行。メインバンクのみずほ銀行がDIPファイナンスを実行する。 同社は6月25日、経営不振を受けて私的整理の一種である事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)制度の利用を申請した。すべての取引金融機関に対して借入金元本の返済の一時停止を求めた。 国の認証を受けた第三者機関である事業再生実務家協会のもとで、事業再生計画を策定する。8月6日の第2回の債権者会議で計画案について協議。第3回は9月27日に開催し、事業再生計画案の決議を予定している。

 田淵電機は1925年創業。電源装置に強みを持つ電子部品メーカーである。太陽光発電市場の拡大を背景に、太陽光発電用パワーコンディショナー(変圧器)の製造に乗り出し、2015年3月期は過去最高の532億円の売り上げを計上した。 ところが、再生可能エネルギーの固定買い取り価格の切り下げで、国内の太陽光発電市場が縮小し、変圧器の売り上げが激減した。18年 3月期の連結売り上げは264億円とピーク時から半減した。最終損益は88億円の赤字(前期は57億円の赤字)で、2期連続の最終赤字となった。不振の変圧器の生産設備などの減損損失で46億円の特別損失を計上。18年3月末の自己資本比率は5.6%。17年3月期の31.1%から大幅に低下した。

 単体では8億円の債務超過に転落し、金融機関と締結している借入契約の財務条項に抵触。「継続企業の前提に関する疑義注記」(ゴーイングコンサーン注記)が付記された。そのため、金融機関との協議のうえでADRの成立を目指すことにした。 田淵電機のADR申請は、太陽光発電バブルの後遺症といえるかもしれない。

312NAME:2018/08/09(木) 12:13:55
●太陽光発電バブルの発生と消滅

 2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故で日本のエネルギー政策が見直されるなか、当時の民主党政権は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が買い取る固定買取価格制度(FIT)を導入した。 12年に始まったFITは40円(キロワット時)という高い買い取り価格を設定した。株式や債券と比べても高い利回りが期待できることから、申請件数が膨れ上がった。 まず権利だけ取得して建設は後回し、という事例が続出。ドイツの2倍超と、世界的にも高水準の価格での売電の権利を、最初から転売する目的で申請するケースも多発した。

 再生エネルギーの買い取り費用は、一般家庭や事業者が払う電気代に上乗せされる「再エネ発電促進賦課金」を原資としており、太陽光発電バブルで消費者の負担が急増した。賦課金は、使用電力が月300キロワットの標準的な家庭で12年度は年間約790円だったものが、17年度には年間約9500円に達し、批判が高まった。

 そこで政府は17年4月、FIT法を改正。権利を保有するだけで、実際にはビジネスを手掛けない事業者を排除するため、買い取り価格をキロワット時21円に引き下げた。これにより合計2800万キロワットの発電計画が失効したとされている。これは一般家庭の約1割、560万世帯の消費電力分に相当する。法改正で太陽光発電バブルが弾け、多くの企業が同ビジネスからの撤退を余儀なくされた。 太陽光パネルメーカーの京セラは、三重県の組み立て工場を17年春に休止。昭和シェル石油の子会社、ソーラーフロンティアは国内の生産を30%減らした。パナソニックも16年2月以降、大阪府内の主力工場の稼働を停止した。

 政権交代で誕生した安倍晋三政権は、民主党政権が立ち上げた再生エネの振興に熱心ではなく、むしろ原子力発電重視との声もある。 経済産業省は17年11月、新設する大規模太陽光発電所(メガソーラー)から買い取る電気の価格を決める入札を実施した。発電出力2000キロワット以上のメガソーラーを新設する事業者が応札した。

 9案件のうち最安値は1キロワット時当たり17円20銭。落札者は8社で、このうち4社は外資系が占めた。安い部材を調達できる海外勢が国内でも攻勢を強めている。国内事業者の多くは、「17円20銭では採算が合わない」として応札を見送ったとされる。太陽光発電に対する熱気は消し飛んでしまった。

 7月23日、観測史上最高気温となる41.1度を埼玉県熊谷市で記録した。日本列島が災害級の熱波に襲われたにもかかわらず、電力不足に陥ることはなかった。太陽光発電がフル稼働したためといわれている。 真夏の電力需要のピークは、晴天で気温が上がる午後に集中する。太陽光発電は、夏の電力需要のピーク時に威力を発揮する電源なのだ。電力不足を回避できたのは、太陽光発電バブルがもたらしたケガの功名といえそうだ。(文=編集部)

313NAME:2018/09/10(月) 23:47:45
国産エネルギーはほとんどない!? 今知っておくべき日本のエネルギー事情(前編)
2018.08.01
http://www.concent-f.jp/enesta/enesta_01?utm_source=popin&utm_medium=adnw&utm_campaign=concent

今、日本のエネルギー事情がどうなっているのか、最前線で活躍する先生が分かりやすくレクチャーする「エネスタ!」(Energy Study!)。第1回は、日本エネルギー経済研究所の小川順子先生に、日本が直面しているエネルギー問題について教えてもらいました。生徒には、理系女子大生の大野南香さん、読者モデルの高橋晴香さん、働く女子の多田恵さんの女子代表3人が参加。将来、考えていかなければならないエネルギーについて、一緒に勉強しましょう!

先生「さて、今、日本のエネルギーについて何か知っていることはありますか?」 大野「太陽光発電が流行っていますよね? 家の屋根の上にパネルがあるのを見たことがあります」 高橋「原子力発電所の事故があってから、反対する声が気になっています」 多田「トランプ大統領がパリ協定から脱退して、すごい批判されましたよね。日本にも影響があるんじゃないかって……」

先生「皆さんの言ったことは、それぞれ日本のエネルギーに関係している話ですね。それら全てを含めて、日本は本当にたくさんのエネルギー問題を抱えていて、今、大きな局面を迎えているんです。まずはこの図を見てください」

先生「エネルギー自給率とは、暮らしや産業活動に必要なエネルギー資源のうち、自国で確保できる割合のこと。日本を見てみると、先進国35カ国中、ルクセンブルクに次いでワースト2位。約8%しかないのです」 大野「ということは、エネルギー源のほぼ全てが輸入ってことですよね? 資源って、何を輸入しているんですか?」

先生「ほとんどが石油、石炭、天然ガスといった化石燃料です」 大野「ということは、そもそも日本にはそういった化石燃料がないってことなんですか?」 先生「その通り。日本は化石燃料をはじめとするエネルギー資源がほとんどなく、外国から輸入しなければならない状態です。日本の自給率は約8%と極めて低い水準で、数字だけでも厳しさは伝わると思います。もし、今、エネルギー資源を輸入している諸外国の情勢が変わって、輸出をストップすると言ってきたら私たちはどうなると思いますか?」 多田「車や飛行機は使えなくなるし、電気が止まって生活もできなくなっちゃいます」

先生「なので、輸入頼みのままではまずい。そこで日本は、エネルギー自給率の向上を目指しているんです」 多田「そもそも資源がないのに、どうやってエネルギー自給率を上げるんですか?」 先生「自然のエネルギーを活用する太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギー(以下、再エネ)の比率を増やしつつ、同時に原子力発電所を再稼働させることで、エネルギー自給率を向上させる予定になっています」 高橋「えっ!? 原子力って再稼働させるんですか?」

先生「太陽の光や川の水、風を資源とする再エネは、国産のエネルギーとしてイメージできると思いますが、実は、原子力も燃料をリサイクルすることができるため、『準国産』のエネルギーとして自給率に組み込むことができるんです」 多田「そうなんですか。準国産って面白いですね」 先生「また、電力をどれだけ安定して供給できるか、さらに、発電にかかるコスト、環境への影響なども考慮すると、原子力は資源の少ない日本における重要な電源の一つとして必要になってきます」 高橋「でも、原子力を動かすからには安全を最優先にしてほしいです。そうすると、その分、安全対策などでお金がかかりそうな気がするんですが……」

314NAME:2020/01/11(土) 13:32:49
南鳥島深海レアアース採取急ぐ 中国に先行、1年前倒し
2020.1.4
https://special.sankei.com/f/politics/article/20200104/0001.html

地球深部探査船「ちきゅう」を用いて南鳥島(東京都小笠原村)周辺の深海底からレアアース(希土類)を採取する実証試験について、政府が着手する時期を1年以上前倒しし、令和3年度の初めから行うことが分かった。中国が昨年7月、南鳥島付近の公海で海底鉱物の排他的探査権を取得したことを踏まえた。今後、中国がハイテク製品に欠かせないレアアースの海底採取を本格化させる前に、回収技術の実用化に向けた対応を急ぐ。

 南鳥島周辺の水深5000メートル超の海底では、電気自動車のモーターなど高性能磁性材料に使われる元素を相当量含むレアアース泥が確認されている。

315NAME:2020/02/16(日) 22:59:31
日本の国力がアジアで低下、このままでは韓国にも追い抜かれる理由
野口悠紀雄
2019/12/12 06:00
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%9B%BD%E5%8A%9B%E3%81%8C%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%A7%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AF%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%82%82%E8%BF%BD%E3%81%84%E6%8A%9C%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1/ar-AAK247z

世界経済が成長する中で、日本の生産性が低下している。このため、日本の相対的地位が低下する。 シンガポールと香港が、1人当たりGDP(国民総生産)ですでに日本より高い値だ。近い将来に、韓国と日本の関係も逆転する。 生産性向上の基礎となるべき高等教育の分野で、日本の落ち込みが著しい。 経済力が落ちるから教育・研究が進まず、開発力が落ちる。そのため経済力が落ちる、という悪循環に陥っている。

韓国や台湾が、1人当たりGDPで日本に迫る

 アジア諸国地域の1人当たりGDPを、日本を100とする指数で見ると、シンガポールと香港は、2000年代の初めには日本の6割程度だったが、シンガポールは00年代の中頃に日本を抜いた。現在では、日本の1.5倍を超えている。

 香港は14年に日本を抜き、現在では日本の1.2倍を超えている。 ただし、どちらも都市国家(地域)であり、人口が少ないので、特殊なケースだと考えられるかもしれない。 しかし、最近、新しい現象が生じている。それは、韓国や台湾が1人当たりGDPで日本に迫っていることだ(図表1、一部は、IMFによる推計)。

 これがとくに明瞭な形で現れているのが、韓国だ。 韓国の1人当たりGDPは、00年代初めには日本の3割程度でしかなかったが、00年代の半ばには50%を超えた。その後、08年には、リーマンショックの影響で、日本との格差が開いた。 しかし、12年頃から、韓国の1人当たりGDPは再び日本に近づいている。18年に8割をこえた。 IMF(国際通貨基金)の推計では、23年には日本の85%になる。 韓国の最低賃金は、すでに日本より高くなっている。

2040年には韓国が日本より豊かな国になる

 1人当たりGDPで、韓国は日本との差を縮めつつあるので、いずれ日本より高くなることが予想される。 図表2に示すOECDの推計によると、日本の1人当たりGDPは、2020年の3万9666ドルから、40年には5万4308ドルと1.4倍になり、60年には7万7242ドルと1.9倍になる(Dataset: Economic Outlook No 103 - July 2018 - Long-term baseline projections)。 しかし、40年には、韓国が5万9338ドルとなって、日本を追い越すのだ。 60年には、韓国は8万3300ドルとなり、日本より7.8%ほど高い水準になる。

 この予測は、多くの日本人が認めたくないものだろう。 日本では、韓国の問題点がよく報道される。確かに問題が多い。 とくに文在寅政権の対日政策は、基本的に誤っていると考えざるを得ない。 しかし、それとは別に、韓国の経済が成長していることも事実なのである。これは率直に認めなければならない。

 例えば、韓国では次世代通信である5Gの商用サービスがすでに開始されているし、それに対応したスマートフォンでも、サムスン電子やLG電子の製品が大きなシェアを占めている。 大学のランキングでも、後述のように韓国は力を蓄えつつある。 国際機関のトップに就く韓国出身者も増えている。

 1人当たりGDPで日本との差を縮めつつあるのは、韓国だけではない。 中国の1人当たりGDPは、00年には日本の3%でしかなかった。しかし、20年には、すでに日本の27%になっている。IMFの予測だと、22年に日本の3分の1程度になる。 前述のOECDの推計によると、中国の1人当たりGDPは、40年には3万3421ドルとなって、その時点の日本の61.5%になる。60年には4万9360ドルとなって、日本の63.9%になるのだ。

 日本はアジアで最初に工業化した国であり、1980年代には世界経済における地位が著しく向上した。その状況がいまでも続いていると考えている人が、日本には多い。 しかし、現実の世界は、すでに大きく変わってしまっているのだ。 韓国、台湾、シンガポール、香港は、70年代以降急速な工業化と高い経済成長率を達成した諸国・地域で、かつてはNIES(新興工業経済地域)と呼ばれた。それらの国や地域が、日本に追いつき、追い抜いていく時代になったのだ。

316NAME:2020/02/16(日) 23:00:00
「大学の実力」で大きな差 清華大が世界一、東大は134位

 日本の1人当たりGDPが伸びないのは、生産性が向上しないからだ。 そして、生産性が向上しないのは、技術開発能力が落ちているからだ。 そこで、技術開発能力の基礎となる高等教育の状況を見ておこう。 イギリスの高等教育専門誌THE(Times Higher Education)は、2019年9月、20年の「THE世界大学ランキング」を発表した。 それによると、アジアのトップは中国の清華大学(世界23位)、第2位は北京大学(世界24位)、第3位はシンガポール国立大学(世界25位)、第4位が香港大学(世界35位)だ。

 やっとアジア第5位に、東京大学(世界36位)が登場する。 そして、第6位の香港科学技術大学(世界第47位)、第7位の南洋理工大学(世界48位)と続く。アジアの大学で世界50位以内は、ここまでだ。 日本第2位の「京都大学」は世界65位となっている。 世界の上位200校に入る大学数は、中国が7校、韓国が6校、香港が5校、シンガポールが2校となっている。 それに対して、日本は、東京大学と京都大学の2校のみだ。 このように、大学の実力は、すでに、中国、韓国、香港、シンガポールに追い抜かれている。

 先端的な分野について見ると、日本の立ち後れは、さらに顕著だ。 コンピュータサイエンスの大学院について、U.S. News & World Report誌がランキングを作成している(Best Global Universities for Computer Science)。 それによると、世界第1位は清華大学だ。以下、第2位が南洋理工大学、第4位がシンガポール国立大学、第6位が東南大学(Southeast University)、第7位が上海交通大学、第8位が華中科技大学(Huazhong University of Science and Technology)となっている。

 このように、アジアの大学院が、世界トップ10位のうち6校も占めているのだ。 ところが、それらはすべて中国とシンガポールの大学である。 日本のトップは東京大学だが、世界のランキングは134位だ。 まるで比較にならない状態だ。

ノーベル賞は「過去」を そして大学が「未来」を表わす

「今世紀に入ってからのノーベル賞の受賞者数が、アメリカに次いで世界第2位になった」と報道された。 これと、上で見た大学・大学院の状況は、あまりに乖離している。なぜだろうか? それは、ノーベル賞は、過去の研究成果に対して与えられるものだからだ。 日本の研究レベルは、1980年頃には、世界のトップレベルにあったのだ。 大学の給与で見ても、80年代から90年代にかけては、日本の大学の給与のほうが、アメリカより高かった。

 アメリカ人の学者が、「日本に来たいが、生活費が高くて来られない」と言っていた。そして、日本の学者は、アメリカの大学から招聘されても、給与が大幅に下がるので、行きたがらなかった。 ノーベル賞に表れているのは、この頃の事情なのだ。

 ところが、給与の状況は、現在ではまったく逆転している。 日本経済新聞(2018年12月23日付)によれば、東京大学教授の平均給与は2017年度で約1200万円だ。 ところが、カリフォルニア大学バークレー校の経済学部教授の平均給与は約35万ドル(約3900万円)で、東大の3倍超だ。中には58万ドルを得た准教授もいる。 アジアでも、香港の給与は日本の約2倍であり、シンガポールはさらに高いと言われる。 これでは、学者が日本に集まるはずはない。優秀な人材は海外に行く。 ノーベル賞は過去を表し、1人当たりGDPは現在を、そして大学の状況が未来を表しているのである。

317NAME:2020/02/16(日) 23:00:17
日本の給与水準では、高度専門家を集められず悪循環に

 日本の給与が低いという問題は、大学に限られたものではない。 2年前のことだが、グーグルは、自動運転車を開発しているあるエンジニアに対して、1億2000万ドル(133億円)ものボーナスを与えた。 これは極端な例としても、自動運転などの最先端分野の専門家は、極めて高い報酬を得ている。 世界がこうした状態では、日本国内では有能な専門家や研究者を集められない。トヨタが自動運転の研究所トヨタ・リサーチ・インスティテュートをアメリカ西海岸のシリコンバレーに作ったのは当然のことだ。

 最近では、中国の最先端企業が、高度IT人材を高い給与で雇っている。 中国の通信機器メーカーのファーウェイは、博士号を持つ新卒者に対し、最大約200万元(約3100万円)の年俸を提示した(日本経済新聞、7月25日付)。 朝日新聞(2019年11月30日付)によると、今年、ロシアの学生を年1500万ルーブル(約2600万円)で採用した。 CIO(最高情報責任者)の年収は、日本が1700万〜2500万円であるのに対して、中国では2330万〜4660万円となっている。

 日本の経済力が落ちるから、専門家を集められず開発力が落ちる、そして、開発力が落ちるから経済力が落ちる。このような悪循環に陥ってしまっている。 これは、科学技術政策や学術政策に限定された問題ではない。日本経済全体の問題である。 この状態に、一刻も早く歯止めをかけなければならない。(早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問 野口悠紀雄)

318アダマンタン:2020/05/23(土) 01:36:24
 ダイセルの久保田邦親博士(工学)のCCSCモデルは凄い、ノーベル賞受賞の有名な物理学者
ヴォルフガングパウリがいう、「固体は神がつくり、表面は悪魔が作った。」という名言を
よくトライボロジー関係の専門家が引用するのだが、その悪魔の原因を突き止めた。
機械部品のオイルを介した摩擦の中心的モードである境界潤滑状態をボールオンディスク試験
で再現してラマン分光で計ったら、オイルがナノレベルのダイヤモンドになることが
分かった。これが気まぐれな悪魔で、ニュースにもよくなる自動車やジェットエンジンの
炎上の予測の難しさだったという。ラマン分光のセンサーは小型化して重要部分には
取り付けると格段に安全性は高まり、ダイヤモンドを作らない表面システムをつくる
ことで高面圧な摩擦面ができエンジンなどの機械部品の小型化に可能性が見いだされ
たとする識者もいる。

319NAME:2020/08/27(木) 00:08:02
眠れる町工場 コロナで覚醒のとき 「宝の山」海外投資家が熱い視線
全国新聞ネット
2020/08/24 07:30
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%e7%9c%a0%e3%82%8c%e3%82%8b%e7%94%ba%e5%b7%a5%e5%a0%b4-%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%81%a7%e8%a6%9a%e9%86%92%e3%81%ae%e3%81%a8%e3%81%8d-%e5%ae%9d%e3%81%ae%e5%b1%b1-%e6%b5%b7%e5%a4%96%e6%8a%95%e8%b3%87%e5%ae%b6%e3%81%8c%e7%86%b1%e3%81%84%e8%a6%96%e7%b7%9a/ar-BB18hLNS

新型コロナウイルス感染症の世界的流行でサプライチェーンが寸断され、第二波・第三波の可能性も高まる中、製造業の経営環境が不透明さを増している。だが、製造業のデジタル化の未来を描いた『小説 第4次産業革命 日本の製造業を救え!』の著者の一人で、産業政策と民間企業コンサルティングの2つの領域で長年経験を積んだ野村総合研究所主席研究員の藤野直明氏によれば、むしろ今こそ地方の中小製造業が飛躍するチャンスだという。一体どういうことなのか。中小製造業が海外投資家から注目を集める理由や、カギを握る「工場のスマート化」について解説してもらった。

*  *  *  *  *

■DXで広がる可能性 最近、興味深い事実を耳にした。海外機関投資家が日本の地方の中小製造業への投資機会を探しているというのである。「日本の地域中小製造業のノウハウを新興国企業と連携させ展開することで、新興国の経済成長を加速させよう」という狙いだという。

 確かに、日本が誇る高品質の製造・加工ノウハウは、実は地域の製造業が有している。そして世界の製造業でデジタル・トランスフォーメーション(DX)が進む今、この技術力がさらに注目を集めるようになってきた。

 なぜなら、DXは世界の製造業を円滑に連携させ、従来の垂直的な多重下請け構造から、オープンで水平的なネットワーク構造へ産業構造を転換させつつあるからだ。日本の中小製造業が今まで以上に世界へ羽ばたきやすくなってきたと言えるのである。

■高評価なのに「投資不適格」 しかし、海外機関投資家が興味を有するにも関わらず、現段階ではその多くの案件がディールに結び付いていない。理由は、ITやDXの遅れによって製造技術や製造管理技術などのシステム化ができていないからである。

 コロナショックで、ようやく多くの企業で注目され本格的な検討に入ったという指摘もあるものの、充分というには程遠い状況である。率直にいうと、現場の暗黙知としての経験と勘にのみ依存する工場はスケールアウトできないし、円滑な技術移転や技術継承が難しい。

 こうした企業は海外機関投資家の立場からみると明らかに投資不適格なのである。「原価計算はエクセル、スケジューリングはホワイトボード、品質管理は定年後の嘱託の技術者の経験と勘では、申し訳ないが投資不適格と言わざるを得ません」というわけである。

■IT投資 放置したツケ IT投資のリスクを現場に負わせ、経営者自らが判断し意思決定をしてこなかったツケが顕在化している。現場もカイゼンというスローガンの下でIT投資を回避した方が投資失敗の責任を負わなくて済む。

 「経営と現場の囚人のジレンマ」の閉塞構造の結果生じた“先進国日本の製造業の弱点”が露呈している。この背後には、部分しかみえない現場発のIT設計では、経営の全体最適からは遠いためにIT投資の成功が容易ではないという構造的な問題も垣間みえる。 実は、地域製造業の構造的な弱点である「円滑な技術継承、事業承継、M&A(PMI)や海外展開が容易にできないこと」の理由もほぼ同じである。 なぜ、この問題が、先進国日本で今まで放置されてきたのか。不思議ですらある。

320NAME:2020/08/27(木) 00:08:33
■韓国や東欧にも遅れる日本 なぜ、先進国日本の地域製造業において、IT投資やDXの遅れが発生しているのであろうか。理由は、日本における「ビジネス教育、特にOM(オペレーションズ・マネジメント)教育の機会が乏しい」ことである。

 ドイツやアメリカなどの欧米先進国とだけ比較して言っているのではない。驚くべきことに、シンガポールはもちろん、韓国、台湾などのアジア先進国、北欧、またチェコやブルガリアなどの旧東欧諸国と比較しても、教育機関の数と内容という点で、日本は圧倒的に産業向けのOM教育資源に乏しく、またカリキュラムや人材の育成が遅れている。もしくは“手つかず”となっていて、気づくことも難しい状態にある。 この結果、製造業務、製造管理業務の形式知化、組織知化、経営のシステム化(ITのことだけではない)が遅れているのではないかと筆者は考えている。

 経営工学やOMは、いわゆる文系経営学の範疇には収まりにくく、かつ理工学部の主要分野からは遠くみられがちで、大学交付金の削減の影響を最も受けてきた教育・研究分野ではないかと筆者は危惧している。

 一方、海外諸国では、トヨタ自動車の米国進出を契機に、大統領報告で当該領域の研究・教育の重要性が指摘され、MBA教育に取り入れられた。OMを研究する新しい学会は米国POMSが1万人、欧州EUROMAが5000人という規模に育ってきている。日本とは全く逆の動きである。

 よく誤解をされるので、あえて強調しておきたいが、筆者は、日本でよく喧伝される、いわゆる「データサイエンスやAI(人工知能)のプログラミングができる人材や教育機会に乏しい」と言っているのではない。筆者は、社会人向けの「ビジネス教育、特にOM教育の機会が乏しい」ことを指摘しているのである。 つまり、「何に対してAIを活用したいのかお聞かせください。可能かどうか検討します。必要なデータも準備して下さい。データがなければ何もできませんので」という立場のデータサイエンス、AI人材だけが不足しているのではない。

 経営者に対して「わが社の技術はこの点で優れています。米国A社と提携し成長させましょう。しかし、現在の業務管理能力では技術を盗まれるだけです。製造・加工ノウハウを制御プログラムに形式知化、ソフトウェアとしてブラックボックス化し、クラウド上で展開できるようにしましょう。一部でAIも活用できるはずです。検証させて下さい」という、いわゆるOM戦略を、一緒に考え、分析し、提言できるOM人材こそが必要とされているのである。

321NAME:2020/08/27(木) 00:08:51
■クラウド技術によるITの価格破壊 もう一つ日本企業があまり知らされていないことに、クラウド技術によるITの価格破壊により、製造管理業務・製造業務の形式知化、組織知化、システム化が安価で容易になったことがある。食わず嫌いはあまりにもったいない。

 DXが世界で騒がれている背景には、世界中どこでも安価に活用できるようになったクラウド技術により高度なソフトウェアが安価に活用できる環境となったことがある。 通信環境とPCさえあれば、高度なソフトウェアはもはや、安価にかつ世界中同様の環境で活用できる(グローバル価格)のである。このソフトウェアを有効に活用し、世界市場へ向けた地域中小製造業のスケールアウト戦略が、今、求められている。

 しかし、あまりにもITが安価になりすぎたために、いわゆる「ベンダーの営業」が地域製造業に来なくなり、かえって身近なものではなくなったという逆転現象が起きている。日本ではITはベンダーから調達するもの、という意識がまだ強い。 ベンダーもビジネスである。営業コストは日本でのプロフェッショナル人材の人件費である。このため、安価なクラウドサービスを売るために高い営業コストはかけられないのである。 このため、ITベンダーの営業にだけ頼ろうとせず、基本は経営層が自ら学習するというスタンスが重要となる。

■経営層へのOM教育を 地域の中小製造業者が自分で学習しようとしても、現在、日本の地域には社会人向けのビジネススクールは乏しい。ここに日本の大きな弱点がある。 地域製造業の経営層へ、経営工学やOMを含む国際水準のビジネス教育、IT、IoT、DXの体験と実証ラボ機能の整備が必要である。こうした教育トレーニング機能は、ドイツやEUだけでなく、シンガポールでも整備が進んで久しい。

 実は、日本でも佐賀県や北九州市において既に同様の取り組みが始まっている。佐賀県は、先進的な業務ソフトウェア企業が地域製造業経営層とのコミュニケーションを図るための仕組み構築を図っている。既に海外企業8社、県外企業47社を含む157社がサポート企業となっている。 北九州市では、北九州高等工業専門学校や早稲田大学大学院情報生産システム研究科とタイアップして、昨年より地域製造業経営者が自ら参加するビジネススクールを、1泊2日の合宿を約10回行う形式で運営している。

 各地域において、AIやIOT等の技術そのものではなく、まずOMのカリキュラムを中心とした経営者向けのビジネススクールを早急に開設し、世界水準の知識について、地域の製造業や学者・技術士、中小企業診断士やコンサルタント、地銀のバンカーらが議論をしながら検討できる場を設けてみることはいかがだろうか。

■逆転と飛躍の最後のチャンス 実は、地域中小製造業の最大の課題は事業承継である。事業承継時にもし人材が不足するのであれば、都銀や地銀バンカーや商社人材をCEO人材として育成し、地域経済のイノベーションを実現することが有効ではないだろうか。

 もちろん「地銀のバンカーの審査業務と製造業のCEO業務では、考え方が真逆だから無理だ」という指摘もあることを筆者も知っている。しかしながら「他に誰ができるのか」と問うと「他も考えられない」という回答が多い。都銀、地銀バンカーで製造業のCEOに関心のある方にOM教育を集中的に行い、その中からCEO人材が育ってくることを期待したい。

 さらに、CTO人材はUターン、Jターン、Iターン人材を狙うことも効果的である、実は、コロナショック以降、U/J/IターンでのCTO人材は獲得しやすくなっていると指摘する向きも多い。地域経済にとって、また日本の地域中小製造業にとっては逆転と飛躍のチャンスであることは確かである。 もっとも、これが最後のチャンスかもしれない。IT基盤は世界共通、新興国を含む競争は今後ますます激化していくからである。従来の系列的なグループ取引は解消されてきている。技術力と経営力とで、早期にこの飛躍のチャンスを活かすべきである。

【参考資料】藤野直明、梶野真弘『小説 第4次産業革命 日本の製造業を救え!』(日経BP社、2019年)九州経済産業局レポート

322プラスチックサステナブル:2021/01/29(金) 17:29:21
現代のレガリア
ダイセルリサーチセンターの久保田邦親博士(工学)が開発したSLD-MAGICの結晶の秘密は安来で解明
されていた。このダイヤモンド理論で産学連携が活況化するのを期待したい。

323マリンエンジニア:2021/04/20(火) 11:17:56
結晶の秘密はトランプエレメント。熱力学的に精錬不可能なこの元素が性能を高める
なんてサステナブルな技術開発の鏡みたいなもんだな。

324NAME:2021/09/02(木) 21:24:00
光触媒「発見者」藤嶋昭氏と研究チーム、中国・上海理工大に移籍
毎日新聞
2021/09/02 18:37
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%85%89%e8%a7%a6%e5%aa%92-%e7%99%ba%e8%a6%8b%e8%80%85-%e8%97%a4%e5%b6%8b%e6%98%ad%e6%b0%8f%e3%81%a8%e7%a0%94%e7%a9%b6%e3%83%81%e3%83%bc%e3%83%a0-%e4%b8%ad%e5%9b%bd-%e4%b8%8a%e6%b5%b7%e7%90%86%e5%b7%a5%e5%a4%a7%e3%81%ab%e7%a7%bb%e7%b1%8d/ar-AAO144v

光で化学反応を起こす「光触媒」を発見し、ノーベル賞候補にも名前が挙がる藤嶋昭・東京大特別栄誉教授(元東京理科大学長)が8月末に、自ら育成した研究チームと共に中国の上海理工大に移籍した。同大は今後、藤嶋氏を中心とした研究所を新設する。

 財源不足などにより日本の研究環境が悪化する中で、産業競争力にも直結する応用分野のトップ研究者らの中国移籍は、日本からの「頭脳流出」を象徴する事例とも言えそうだ。

 上海理工大の発表によると、藤嶋氏と研究チームは専任職として勤務する。同大は今後、藤嶋氏のチームの研究を支援するプラットフォームとして、光触媒に関連する国際的な研究所を学内に設置する計画だ。

 日中の学術交流関係者によると、この研究所の新設・運営費用については、上海市政府と同大が共同で拠出する方向で準備が進められてきた。その規模は日本円で数十億円になる見込みだという。

 上海理工大は発表で、藤嶋氏の移籍について「我が校の人材確保事業における重要な成果であり、我が校の力量を強めるものだ。質量共に高い成果を生み出すことを期待し、全力で藤嶋氏とその研究チームの仕事を支えていく」と語る大学幹部の言葉を伝えた。

 藤嶋氏は、経済産業省の「イノベーション拠点立地支援事業」の支援で東京理科大内に2013年に設置された光触媒国際研究センターのセンター長も務めてきた。現在はスペースシステム創造研究センターに改組され、藤嶋氏は特別顧問となっている。今回の藤嶋氏の移籍や研究所の新設について、東京理科大は関与していないという。

 藤嶋氏は、世界各国からの留学生の育成にも力を入れてきた。そのうち3人は中国の学術界を代表する「中国科学院」の院士に選ばれた。19年には、こうした日中間の科学技術交流への貢献から、中国の発展に貢献した外国人専門家に授与される「中国政府友誼(ゆうぎ)賞」を受けている。【北京・米村耕一】

325NAME:2021/09/13(月) 11:24:42
完全年功序列、日本一綺麗を謳う青果仲卸に求職者が殺到。伝えるのは「やらないこと」
https://bizhint.jp/report/420778?utm_source=Taboola&utm_medium=Discovery&utm_campaign=tb_200930&trcd=tb_200930_sankeidigital-sankei_%E5%AE%8C%E5%85%A8%E5%B9%B4%E5%8A%9F%E5%BA%8F%E5%88%97+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%80%E7%B6%BA%E9%BA%97%E3%82%92%E8%AC%B3%E3%81%86%E9%9D%92%E6%9E%9C%E4%BB%B2%E5%8D%B8%E3%81%AB%E6%B1%82%E8%81%B7%E8%80%85%E3%81%8C%E6%AE%BA%E5%88%B0+%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%82%84%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%8D&tblci=GiB4mBJabKKp23JxM45XU43LC6XTTWx0XkHaFu5Hub1ToSDIpUgo7Iex8rzP166zAQ#tblciGiB4mBJabKKp23JxM45XU43LC6XTTWx0XkHaFu5Hub1ToSDIpUgo7Iex8rzP166zAQ

BizHint 編集部 2020年6月3日(水)掲載

京都中央卸売市場内にある青果の仲卸業、万松青果株式会社。卸売市場での取引高が年々減少し、仲卸業者数も減少している中、万松青果はこの10年間増収増益を続けています。 「完全年功序列・家族主義・日本一綺麗な仲卸」を標榜するレガシーな業態でありながら、求人募集の際には応募が殺到するといいます。その背景や人材に対する考え方について、専務取締役の中路和宏さんにお話を伺いました。

似たものどうしというのは、うまくいかなかった
異質な人を認める社風

私は 経営理念で重要なのは「〜します」ではなく、「〜しません」という言葉 だと思っています。当社は「絶対に不当なリベートは支払いません。不正な取引はしません」と、グレーなことを認めない会社にしました。従業員には「当社は間違ったことはしない。誰にも後ろ指をさされることはない会社だ」と、誇りを持って欲しかったのです。

――今の時代に「年功序列・家族主義」を掲げていることも特徴的です。

中路さん: 年功序列というのは、正確に言うと勤続年数のことですね。実は以前、能力主義・成果主義を導入したことがあるんですよ。売上が上がれば給料も上がる、という具合に。しかし結果として、売上の増加には結びつきませんでした。

326NAME:2021/09/21(火) 04:05:18
「月給9万円」低賃金放置 アニメ産業、中国に人材流出
安いニッポン・ガラパゴスの転機(4)
商品ニュース
2021年6月24日 18:55 (2021年6月25日 5:18更新) [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC283WJ028052021000000/?unlock=1

こぎれいなフロア内で数人の日本人アニメーターがタブレット画面に向かって、中国向けのアニメやゲーム動画を描いていた。東京都町田市のオフィスビルの5階。ネット大手、テンセント傘下の閲文集団(チャイナ・リテラチャー)が出資するアニメスタジオ「彩色鉛筆動漫」(中国・重慶)の日本拠点だ。

従業員は18人と3年で約3倍に増えた。専門学校卒の初任給は17万円程度で住宅手当や交通費も払う。「給与や休みなど安定した処遇が魅力」。国内アニメ制作会社から移った30代の女性作画監督は打ち明ける。

アニメーターが中国の企業に流出している。「2年以上の3Dアニメ制作経験者、月給2万〜4万元(約34万〜68万円)」。中国の求人サイトでは都市部でこんな募集が目立つ。「優秀な人材は年収1千万円超」とアニメ関係者は言う。

「風の谷のナウシカ」「鬼滅の刃」――。日本アニメへの世界の高い評価とは裏腹にアニメーターの待遇は劣悪だ。日本アニメーター・演出協会(東京・千代田)の調査では年収が400万円以下との回答が54.7%にのぼる。日本の民間企業の平均(436万円、国税庁調べ)を下回る。

協会に非加盟の中小・零細の制作会社のアニメーターはもっと悲惨だ。「若手は月給9万円、生活できず入社3年以内に9割が離職する」とNPO法人、アニメーター支援機構の菅原潤代表理事は指摘する。若者のアニメへのあこがれに甘え、低賃金の人海戦術を展開してきたためだ。

中国の求人サイト「職友集」によるとアニメーターの平均月収はこの5年で7割以上伸びた。統計数字だけを見ると日本が上回るが、「新人は月給3万円という会社もある」(菅原氏)。流出の底流に日中の給与水準の接近と逆転がある。

国内企業だけの閉じたガラパゴス型の競争はデジタル革命の進展で一変した。テンセントなど売上高が1兆円超の巨大ネット企業がアニメも配信する。事業規模は日本の映画会社などをしのぎ、制作費も多い。彩色鉛筆動漫の日本法人で社長代理を務める瞿史偉氏は「日本のアニメ制作費は米中の動画配信大手の7割」と指摘する。

ネット配信の普及で日本勢の稼ぎの柱、DVD販売も頭打ち。制作費が伸び悩み制作会社はコストを切り詰めようと安い単価で下請けに回す。アニメーターの収入が減る悪循環に陥る。

貧すれば鈍する。「このクオリティーだと配信できない」。ある日本の制作会社は最近、中国企業に納品した作品を突き返された。中国ではデジタル作画が主流だ。設備投資もままならない日本の中小制作会社は作画の品質維持すら難しくなってきているという。

安いニッポンは、日本が長年抱え込む多くの「弱点」をはっきりと映し出す。低賃金構造を放置してきたアニメ産業は氷山の一角だ。競争の条件や前提が一瞬で崩れるゲームチェンジの時代。価格が映すヒントを改革に生かせるだろうか。

327NAME:2021/09/24(金) 16:23:58
中国企業に買われた「東芝ブランド」その後
2019/2/8 20:52 (JST)2020/1/21 10:59 (JST)
https://nordot.app/466572405245592673?c=39546741839462401
美的集団

東芝、テレビ事業を129億円で中国企業に売却
2017年11月14日5:45 午後Updated 4年前
https://jp.reuters.com/article/toshiba-tv-idJPKBN1DE0YN

328NAME:2021/09/24(金) 16:32:14
中国企業に買われた「東芝ブランド」その後
2019/2/8 20:52 (JST)2020/1/21 10:59 (JST)
https://nordot.app/466572405245592673?c=39546741839462401
美的集団

東芝、テレビ事業を129億円で中国企業に売却
2017年11月14日5:45 午後Updated 4年前
https://jp.reuters.com/article/toshiba-tv-idJPKBN1DE0YN

東芝、中国で「世界最悪のテレビ」と酷評される すまほん!!
掲載日時: 2021/04/14(水) 12:35
https://smhn.info/202104-toshiba-tv-is-criticized-in-china

中国メディア「家電消費網」が4月5日に伝えたところによると、東芝の大画面テレビを購入したら数ヶ月で半分カラー、半分白黒になった、「世界最悪のテレビ」と激怒し、SNSで炎上したとのこと。

東芝は中国資本?東芝の洗濯機や冷蔵庫、テレビは中国製なのか[REGZA][dynabook]
https://www.gadgeblo.com/toshiba/

東芝の白物家電事業は、他社に売却されることになりました。売却先は最終的に、美的集団(マイディア・グループ)という中国企業に決定されました。
東芝のテレビ事業子会社であった「東芝映像ソリューション」は、中国・海信集団(ハイセンス・グループ)に売却されました。 このため「REGZA(レグザ)」は、中国資本の製品になります。

dynabook」で知られた、東芝のパソコン事業はシャープへ売却されることになりました。「東芝クライアントソリューション」の社名は、「Dynabook(ダイナブック)」に変更されました。その後、残りの株式についてもシャープに譲渡されました。
ダイナブック事業(パソコン事業)は、台湾資本になります。

329財界九州:2021/12/03(金) 00:42:33
ダイセルイノベーションパークの久保田邦親博士(工学)のCCSCモデル(ナノダイヤモンド理論は熱力学的三元系状態図のアブローチを行った境界潤滑理論でラマン分光法が結構役立つらしい。

330NAME:2022/02/25(金) 19:21:21
ホンダジェット、納入数で世界首位 5年連続、昨年は37機
2022/2/24 11:39
https://www.sankei.com/article/20220224-Z7CZJ5SCONPFLINVZ7XYSKMYEQ/?ownedutm_source=owned%20site&ownedutm_medium=referral&ownedutm_campaign=ranking&ownedutm_content=%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%81%E7%B4%8D%E5%85%A5%E6%95%B0%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%A6%96%E4%BD%8D%20%EF%BC%95%E5%B9%B4%E9%80%A3%E7%B6%9A%E3%80%81%E6%98%A8%E5%B9%B4%E3%81%AF%EF%BC%93%EF%BC%97%E6%A9%9F

ホンダの米子会社「ホンダ エアクラフト カンパニー」は23日(日本時間24日)、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の2021年の納入数が37機となり、同クラスで5年連続の世界首位だったと発表した。高い飛行性能や燃費の良さが評価された。新型コロナウイルス流行前の19年の納入数(36機)を上回り、好調な売れ行きだった。

主な顧客は個人の富裕層や企業で、コロナ下で「密」を避け、感染を防ぐ移動手段としても需要が高まっているという。15年の初納入以来、日本の他、欧米や東南アジア、中国、ロシアなどで販売しており、21年末時点で209機を納入した。 ホンダエアクラフトの藤野道格社長は、堅調な納入状況について「革新技術や高い信頼性が評価された」としている。

331NAME:2022/02/25(金) 19:22:12
韓国人客半減でも旅行収支黒字は過去最高 8月国際収支
2019.10.8 20:38経済金融・財政
https://www.sankei.com/economy/news/191008/ecn1910080036-n1.html

財務省が8日発表した8月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支は2兆1577億円の黒字だった。貿易収支は509億円(前年同月は2556億円の赤字)と2カ月ぶりに黒字転換した。旅行者のお金の出入りを示す「旅行収支」は1518億円の黒字で、8月としては過去最高。訪日客数は減ったが1人当たりの国内で使う消費額が上がった。

 観光客の数は前年同月比で2・2%減の252万100人と昨年9月以来、11カ月ぶりに前年同月を下回った。日韓関係の緊迫化が要因で、韓国からの観光客は前年同月比48%減の30・9万人と大きく減少した。 ただ、韓国の観光客は1人当たりの消費額が少なく、消費額の多い欧米などの観光客数はこれまで通り堅調に推移した。

 米中貿易摩擦の長期化で中国向けの半導体装置が減り輸出は8・6%減の6兆808億円と低迷。原油安などの影響で輸入がそれ以上に減少し黒字となった。 企業が海外投資から得る利子や配当金の動向などを示す「第1次所得収支」の黒字は0・7%減の2兆2681億円。投資家らが海外から受け取る配当金が減った。

 第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは「国の成熟に伴って海外でモノ作りを行う流れは自然。輸出は漸減していく」と指摘。「財からサービスへと経済をシフトさせていくことの重要性は高い」と述べた。

332NAME:2022/11/09(水) 23:35:26
メタンハイドレート開発を妨げているのは石油陣営? 青山繁晴氏が訴える“夢の資源”を取り巻く真実
https://logmi.jp/business/articles/27072

日本にとって夢の資源とされるメタンハイドレート。その開発の障害となっているのは技術的問題ではなく、既得権益なのかもしれません。テレビなどでもお馴染みのシンクタンク経営・青山繁晴氏が、独自に調査活動を続けてきたという、メタンハイドレートを取り巻く最近の環境について語りました。

手作り感満載のスタジオに青山繁晴氏が来訪

平将明氏(以下、平):皆さんこんにちは。カフェスタトーク・シーズン7、司会のネットメディア局次長、平将明です。本日は大変ビッグなゲストにおいでいただきました。独立総合研究所代表、青山繁晴さんです。どうぞよろしくお願いします。 青山繁晴氏(以下、青山):よろしくお願いします。 (拍手) 平:テレビで有名な、これだけの人を呼ぶ予算はないんですが、まあご厚意に甘えてですけど……(笑)。ありがとうございました。 年末に青山さんといろいろなお話をさせていただいて、その中で「自民党もインターネットのテレビをやってるんですよ。出ていただけませんか?」って言ったら「喜んで」ということで。青山さんは大変お忙しくていらっしゃって、3月(当時)になりましたが約束を果たしていただいて、本当にありがとうございます。

青山:ありがとうございます。 平:今日はよろしくお願いいたします。 青山:(ネームボードを指して)こういう手作り感が何とも言えずいいですね。 平:そうなんですよね。与党になってもこんな感じでやっておりまして。 青山:こういう謙虚な自民党でいてほしいなあ。 平:しっかりと、あの、肝に銘じて……。 青山:生放送なんで、余計言いたいこと言えますからね(笑)。 平:はい(笑)。よろしくお願いします。今日は、特にエネルギー政策全般をお伺いしたいんですが、メタンハイドレートについて青山さんはさまざまなところで発信をされてますし、私も始まる前にちょっとお話を伺いましたけども、目からウロコな話もたくさんありますので、その辺から入っていきたいと思います。 青山:はい。

「神様のいたずら」メタンハイドレート

平:そもそも、見ていらっしゃる方が「メタンハイドレートって何?」「どこまで話が進んでるの?」ということもあるかと思いますので、その辺からお話をいただければと思います。 青山:メタンハイドレートは埋蔵資源の一種で、地球が作り出してくれる資源です。第4の埋蔵資源と呼ばれていて、石炭・石油・天然ガス、そして4番目がメタンハイドレート。今は3番目の天然ガスが主流ですが、メタンハイドレートも実は天然ガスの一種です。

「メタン」というのは、天然ガスのおもな成分ですね。「ハイドレート」というのは……要は凍っているもの、シャーベットだと思っていただければいいですが、正確に科学的にいうと「水和物」って言ってます。メタンの分子があるとすると、水の分子がかごの形で取り囲んでいる。科学的にはそういう組成です。実際は、コンビニで売っている白いシャーベットにそっくりです。 要は、海の底などで凍った天然ガスだと思えばいいです。ということは、溶ければ普通の天然ガスですから今までの火力発電所でほぼそのまま使えますし、都市ガスに使うこともできる。そういう資源です。

平:日本の周りには、そういった資源がたくさんあるんでしょうか。 青山:さっき言いました石油とか天然ガスを考えていただくと、例えば日本が今おもに輸入している天然ガスはカタール産が多いですよね。安倍さんはかつて「日本・カタール友好議員連盟」の会長もされてました。 平:そうですね。仲良しですね、カタールと。

青山:そのカタールを始め、従来型の石油・天然ガスを産み出してきたのは大体、地震が起きないところですよね。カタールも地震が起きないからこそ、60階70階のホテルも普通にありますよね。ところがメタンハイドレートだけは……僕は神様のいたずらと呼んでて、国際学会で英語で発表するときに「神様のいたずら」って言うと世界の研究者が「そうだ!」と拍手してくれるんです。 それがどういうことかというと、在来型の埋蔵資源は地震の起きないところで取れていたのに、最後に天が人類にプレゼントしてくれたメタンハイドレートだけは、地震の起きるところでおもに作られるんですね。日本列島の周りでは、海の中でプレートが潜り込んでいてズレたりハネたりするから大地震になるんですが、プレートが潜り込んでるあたりを中心に地球が産み出してるのが、メタンハイドレートなんです。 平:ああ、そうなんですか。

333NAME:2022/11/09(水) 23:35:46
ネガキャンを張る石油工学陣営?

青山:したがって東日本大震災から3年、その前は阪神淡路大震災、そうやって地震に苦しんできた国だからこそ、まるで天の最後のプレゼントのように地震の巣のところ、ネガティブだけに見える地震の巣に、ポジティブなエネルギーが隠されている。 一部の人が「じゃあ、そこを触ると地震が起きるんじゃないか」ということを調べもしないで……はっきり言うと東京大学の石油工学の先生。東大だけじゃないですけど、東大の石油工学の先生は発信力も強いですから。「そんなものを触ると地震が起きる」ということを、現場にも行かない、調べもしないで平然と発信している。それがずっと長く続きました。

もちろん環境に対する影響はきちんと考えなきゃいけませんけども、実はメタンハイドレートは放っておいたほうが長期的には人類に破滅を招くかもしれない。つまり、凍っているメタンガスがドッと出てくると、メタンガスの地球温暖化効果はCO2(二酸化炭素)の実に20倍。ですから、将来の地球はそうなるんじゃないかということは以前から言われていて。 で、今現在のように放っておいたほうが、メタンハイドレートが自然に溶けて、メタンガスが海面から蒸発してしまっている。むしろ人類にとって、燃やしてCO2にしたほうが温暖化効果は小さくなる。これも含めて神様のいたずらと学会で言いまして、そういうことが頭にいろいろ入ってる学者さんたち、特に海外の人が喜んでくれるって話ですね。

平:去年の10月1日まで私も経済産業省で大臣政務官をやっていて、エネルギー全体のポートフォリオをどうするかって議論していたんですね。「メタンハイドレートの可能性をブリーフィングしろ」と役所に言ったら、役所のほうは「いろんな問題があります」「シェールガスも実用化に10年かかりましたから、10年かかる可能性があります」と。 もうひとつの論点として、「取り出すのにエネルギーが要るので、取り出すエネルギーと実際にメタンハイドレートとして取り出されたエネルギーをプラスマイナスしなきゃいけない。採算性もなかなか厳しいです」と。そういうのが、私というか政府の去年10月までの認識だったと思うんですが、その辺はどうお考えでしょうか。

青山:今の経済産業省資源エネルギー庁の話っていうのは、基本的に経産省とおもに東京大学の先生方が……。 平:やっぱり東京大学ですね(笑)。 青山:はい。東大は一旦解体しないと、僕は世の中が良くならないと思っていますから。それは話が逸れるから元に戻すと、経産省や東大の先生方、おもに石油工学の先生がこうやって作ってきた仕組みを「MH21」(メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム)って呼んでるわけです。MHはメタンハイドレートですね。

そこに大体600億円くらいの、正確にいうと588億円くらいですけど、予算を投じて研究開発をしてきたんですが、それは実はメタンハイドレートの2つあるタイプの内の1つのタイプだったんです。 平:はい。 青山:その1つのタイプはおもに太平洋側に多くて、海底からさらに700メートル以上掘り込んでいってようやく見つかるんですが、砂と混じり合ってるわけです。「砂層型」と呼んでいますね。これだと当然4000メートル以上の海の深いところ、さらに海底を掘り込んでようやくメタンハイドレートをつかむことができるけど、引き上げるのにコストがかかる上に、引き上げても砂と混じり合ってるやつを選り分けしなきゃいけない。

平:分離しなきゃね。はい。 青山:したがって、天然ガスの1単位を「500万Btu」って呼び方をしますが、天然ガスの1単位あたり50ドルくらいかかってしまう。アメリカのシェールガスですと、同じ生産段階で大体3ドルくらいのコストです。これは勝負になりませんね。あるいは先ほど言いました、カタールから輸入している液化天然ガスでいうと、販売段階で17ドルくらいです。これはリアルタイムでですね。 いずれにしても、そのタイプのメタンハイドレートだと勝負にならない。ところが、少なくとも第二次安倍政権ができる以前の経済産業省と東大の仕組みっていうのは、ほとんどそればっかりやってきたから、いまだにその話が中心なんですね。

334NAME:2022/11/09(水) 23:36:22
「表層型メタンハイドレート」が持つ数々の利点

青山:そうじゃないものの画像を、僕のパソコンでそのまま見ていただきたいんですが。 平:どけましょうか(テーブルの上を片付ける)。もうちょっと前に出していただいて……。 青山:打ち合わせなしの生放送なんで。これはですね、新潟県の佐渡島の南、つまり新潟港・直江津港からすぐ近い実際の海底です。シミュレーション画像ではありません。実際に撮ったものです。色は後でわかりやすいように付けました。

海底の地形が映ってるんですが、この海底の表面に先ほど言いました、コンビニで買う白いシャーベットのような、純度の高いメタンハイドレートの塊そのものがあるか、あるいは表面になくても海底下のごく浅い100メートル以内のところに存在している。それが砂とまったく混じっていなくて、凍ったメタンガスそのままなんです。 そうすると何が起きるかっていうと、ここに柱が見えてると思いますが、私たちはメタンプルームと呼んでいまして、要するに純度の高いメタンハイドレートの氷の粒が海底の上にある。ガスが凍っているので比重が軽くて、当然上がっていきます。上がっていくと、(柱の)上がなくなったように見えますが、海面に近づいているからです。つまり海面に近くなると水の量が少なくなりますから、まず圧力が下がる。さらに太陽の光が届くようになりますから、上のほうで溶けるわけですね。

これが自然状態ですが、溶けたメタンガスは海面から蒸発して大気に混ざっていくわけです。もう一度言いますが、メタンガスそのものはCO2の地球温暖化効果の20倍ですから、自然状態でいると人間が取って燃やしてCO2に変えるよりも悪い。その状態がずっと太古の昔から続いてきたということなんです。

平:なるほど。 青山:もうひとつ、この柱の大きさを先ほど言い忘れましたが、平均でスカイツリーくらいあります。 平:600メートル、700メートルくらい……。 青山:そうです。大体650メートル前後あって、大きなものだと900メートルから1000メートルに達します。一番小さいやつで東京タワーくらいですね。330メートル。それがさっき言いました通り、上に上がって溶けてなくなります。溶けてなくなっても、地球の活動でどんどん同じ場所から同じようにメタンプルームを産み出し続けるんですね。

それがいつから始まったかというと、実は私たち人類が文明文化を作る前です。こちらの日本海に多いタイプのメタンハイドレートは「表層型」という言い方をしますが、表層型についていうと、人類が取っても取っても地球がある限り作ってくれるんです。

335NAME:2022/11/09(水) 23:36:37
日本がメタンハイドレート開発に本腰を入れるべき、これだけの理由

青山:先ほど言いましたカタールの良質の天然ガスも、今までの石油も、取りきったらおしまいですね。数年前シリアに行きましたときに、シリア陸軍の将軍から「実はシリアは油をほとんど取りきってしまった。それがやがてバレると、独裁政権から分け前がなくなって内戦が起きる。それを心配してるんだ」という話がありました。今それが起きてて、アラブの春の実態もそれなんですね。

平:なるほど。 青山:ということは、取りきりの資源の先が見えてきたこのタイミングで、今まで資源がなかったはずの日本、敗戦国に甘んじてきた日本、戦勝国のアメリカの仲介で「高い天然ガスや油を売っていただけるだけで幸せと思え」と……すいません、この自由民主党もそういう固定観念に取り憑かれていた。 日本は、高い技術力と労働者の高いモラル(があり)、それから予算も捻出できます。借金がたくさんあるっていったって、10年ものの国債が金利1%で売れるんですから。

その日本がこれに取り組みだすと、今ニコ動でも出ている通り、世界のエネルギー市場の利権構造を全部ひっくり返し、敗戦国の日本が……メタンハイドレートは取っても取っても地球が供給してくれるってことは、日本だけが潤うんじゃなくて、例えばアジアでいえばベトナムのように中国と向かい合ってる国に安価にお分けしていって、アメリカが資源を通じて世界を支配した構造も全部変わるってことになるんです。 平:なるほど。 青山:そうするとこれはいち安倍総理、すいませんが、いち自由民主党だけでできるわけがない。右も左も保守もリベラルもなく、護憲派も改憲派もなく、みんなが連帯できるところですから、ここで連帯をして、今までの敗戦後の世界の仕組みを変えるってことが大事だとずっと訴えてるんです。

平:今の話を伺うと、私が政府の中にいたときのメタンハイドレートに対するブリーフィングとまったく違う話で……。 青山:というか、そこを言わないんですね。 平:砂層型でコストの話ばっかりしてたけど、実は取り出しやすいように柱になってるんだと。取り出すのも簡単だし、取り出さないと逆にメタンガスが地球温暖化(の防止)にとってマイナスになると。 青山:CO2よりもメタンガスが(気温を)上げてしまうから。 平:メタンガスのほうが影響が大きいからですね。と、いうお話でした。

336NAME:2022/12/04(日) 23:30:46
損失は数千億円…日本のブランド果物、苗木が海外流出、盗んだ韓国・中国産の品質向上
https://biz-journal.jp/2021/05/post_225464_2.html

狙われる日本ブランド

 農林水産省のまとめによると、かんきつやモモ、サクランボ、サツマイモ、ブドウなど計36品種が中韓のインターネットサイトで販売されている疑いが浮上。日本の果実などブランド農産品が常に狙われている実態が明るみになった。サイトで販売されている苗木がすべて本物かどうかはわからないが、日本産のブランド価値を著しく傷つけていることは間違いない。36品種の流出疑いは氷山の一角にすぎず、これまで管理が緩かったため、より多くの品種が中韓などに渡っているとの見方が根強くある。

 政府は農林水産物・食品の輸出拡大を重要な国家戦略として位置付けており、足元のブランド保護が急務となっている。今年4月には品種の国外持ち出しを規制する改正種苗法が施行された。規制強化することで、開発者が安心して研究に取り組める環境をつくり、優良な品種をより多く誕生させることが究極の目的。ただ、近年、品種開発は停滞気味。研究基盤が弱体化している可能性もあり、農業の競争を高めるという政府の狙いが実現するかは不透明だ。

 しかも、中韓のブローカーが日本産品種を狙い続けており、規制の網をかいくぐるためのあらゆる企てを行うことは容易に想像できる。法律を改正してそれで終わりとはいかない。重要なことは国内での保護を徹底した上、中韓でも保護制度に登録するなど重層的な対策を講じていくことに他ならない。高い意識を持って臨まないと、日本の農業の未来がなくなる。

337NAME:2022/12/31(土) 22:18:52
損失は数千億円…日本のブランド果物、苗木が海外流出、盗んだ韓国・中国産の品質向上
https://biz-journal.jp/2021/05/post_225464.html

甘くて皮ごと食べることのできる高級ブドウ「シャインマスカット」を筆頭に、ブランド果物などの苗木や種子の中国や韓国への流出が後を絶たない。シャインマスカットは中韓で無断栽培されたものが香港などで流通し、日本産の輸出の機会損失は数千億円に上るとの見方がある。国の研究機関「農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)」のお粗末ぶりが国益を損なっている。

発見時には手遅れ

 シャインマスカットはおよそ30年の開発期間を経て、2006年に国の品種保護制度に登録された。国内外で人気が高く、1房1万円以上の値が付くものもあり、農家にとってはドル箱。しかし、農家の所得向上に水を差すような出来事が数年前に判明した。それは、中韓での無断栽培の横行だ。どのように流出したかは不明だが、ホームセンターで誰でも購入が可能。農家から譲り受けた小さな苗木を基に増殖することもできる。当時の種苗法は苗木や種子を国外へ持ち出すことを禁じていなかった。

 中韓両国にも苗木や種子を保護する制度は存在するが、無断栽培が発覚した時点では申請期限が過ぎていた。このため、日本側は販売差し止めといった対抗策は打てず、無断栽培を甘受せざるを得なかった。日本の技術者が指導しているとみられ、中国のシャインマスカットの品質は向上している。割安なため、輸出拡大を狙う日本産にとっては脅威だ。

輸出意識せず

 なぜシャインマスカットの苗木の流出を許してしまったのか。21世紀初頭の日本には農産物を輸出していこうという意識が欠けていたことが理由。農研機構は当時、模倣品などが国内への流入を防ぐことに重きを置いていたため、日本国内の保護制度には登録申請したが、中国や韓国など現地の制度にエントリーしようという考えはなかった。

日本の農産品を世界に売り込んでいく動きが活発になったのはここ最近の話。いざ本腰を入れて取り組もうとしたときに、海外で生産された日本産の品種が第三国に出荷されるリスクを初めて思い知らされた格好だ。月日やコストを掛けて育て上げた品種だとしても、海外に盗まれてしまえば、何の意味もない。公的機関である農研機構の責任が厳しく問われる。

もぐもぐタイムで話題のイチゴ

 3年前の平昌五輪でカーリング日本女子代表が休憩時間「もぐもぐタイム」でおやつを食べる姿は印象的だった。そのなかで彼女たちが食していた韓国産イチゴのルーツが日本の品種だったことが話題になった。実際、韓国で生産されているイチゴの多くは日本由来のものという。「とちおとめ」「章姫」「レッドパール」といった品種が流出し、これらを交配させた韓国産イチゴがアジアに積極的に輸出されている。日本産の輸出機会損失は年間約44億円に上るという。

狙われる日本ブランド

 農林水産省のまとめによると、かんきつやモモ、サクランボ、サツマイモ、ブドウなど計36品種が中韓のインターネットサイトで販売されている疑いが浮上。日本の果実などブランド農産品が常に狙われている実態が明るみになった。サイトで販売されている苗木がすべて本物かどうかはわからないが、日本産のブランド価値を著しく傷つけていることは間違いない。36品種の流出疑いは氷山の一角にすぎず、これまで管理が緩かったため、より多くの品種が中韓などに渡っているとの見方が根強くある。

 政府は農林水産物・食品の輸出拡大を重要な国家戦略として位置付けており、足元のブランド保護が急務となっている。今年4月には品種の国外持ち出しを規制する改正種苗法が施行された。規制強化することで、開発者が安心して研究に取り組める環境をつくり、優良な品種をより多く誕生させることが究極の目的。ただ、近年、品種開発は停滞気味。研究基盤が弱体化している可能性もあり、農業の競争を高めるという政府の狙いが実現するかは不透明だ。

 しかも、中韓のブローカーが日本産品種を狙い続けており、規制の網をかいくぐるためのあらゆる企てを行うことは容易に想像できる。法律を改正してそれで終わりとはいかない。重要なことは国内での保護を徹底した上、中韓でも保護制度に登録するなど重層的な対策を講じていくことに他ならない。高い意識を持って臨まないと、日本の農業の未来がなくなる。

338NAME:2023/11/12(日) 00:56:21
気候科学者が「気候変動危機に関する合意は「ねつ造」だった」とバラす/国連もICPPも「人為的な気候変動」を訴える者だけに資金を投じた
http://totalnewsjp.com/2023/08/11/saiene-38/

気候変動は危機であり、”圧倒的な科学的コンセンサス “があると言われている。「これは作られたコンセンサスだ」と気候科学者のジュディス・カリー(アメリカの気候学者。ジョージア工科大学地球大気科学部の元学部長)は言う。

グレタ・トゥーンベリさんは「2023年になると世界は終わる」とツイートした2018年のツイートを削除した。世界が終わらなかったため
http://totalnewsjp.com/2023/03/13/greta-14/

339NAME:2023/11/12(日) 00:56:52
ビル・ゲイツの推奨したワクチンの接種者は、ワクチン未接種の子どもの10倍の割合で死亡することが判明
http://totalnewsjp.com/2023/03/12/billgates-14/

「私の私有ジェットは一回の飛行であなたの一生分の自動車排出量を上回る炭素を排出するが、それは問題ではない。あなたの車こそが問題なのだよ、庶民」ビル・ゲイツ
http://totalnewsjp.com/2023/08/06/billgates-15/

稲田朋美氏、保守を語る「私こそ保守だ!怒りを込めて言う」(動画)
http://totalnewsjp.com/2023/06/28/inada-10/

340NAME:2023/11/12(日) 00:57:07
岸田首相 アフリカに300億ドル(4兆4千億円)の資金投入表明
http://totalnewsjp.com/2023/08/29/kishida-594/

岸田氏、ファーストネーム「ジョー」連発するも、バイデンに役職すら認識されず、握手も忘れられる(動画):日米韓3人が会談
http://totalnewsjp.com/2023/08/20/kishida-588/

元ファイザー副社長が暴露「mRNAは免疫系が自身を攻撃し、血栓を引き起こすように意図的に設計されたものだった」(動画)
http://totalnewsjp.com/2023/09/17/covid19-976/


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