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【小泉・竹中】新聞テレビの世論操作を監視するスレ 第6避難所

214。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2017/08/20(日) 06:11:04 ID:QrdHqx4k


2017年08月19日
日本の高等教育のいったいなにが問題なのか? 大学生向けの奨学金制度(給付型)を整備すれば,そのすべてが解決するわけでもない

【「陸上イージス・宇宙部隊…日米連携が理由,新装備次々」(THE ASAHI SIMBUN DIGITAL,2017年8月18日05時01分,ワシントン=佐藤武嗣・相原 亮)ということで,

 アメリカに任せておけばいい軍備:兵器であるのに「《思いやり予算》など」以上に,要らぬ親切でもって,日本国防衛省が調達するという「国民血税の〈無駄づかい〉」】

【迷走する文教政策の基本矛盾は,高等教育:大学問題に象徴されている】


 ①「高等教育無償化2案 卒業後に拠出金納付・給付型奨学金を拡張」(『朝日新聞』2017年8月18日朝刊)

 安倍政権がかかげる大学などの無償化について,政府は,有力な2案に絞って検討を進める方針を固めた。全国民を対象に在学中は授業料をとらず,卒業後に所得に応じて拠出金のかたちで納付する案と,一定の所得制限をしたうえで給付型奨学金を拡張する案の二つ。ただいずれの案でも,数兆円規模で必要ともされる財源の確保策には現時点では踏みこんでおらず,検討が難航する可能性も残る。
 補注)以上の発想はいずれもピントはずれの感がある。卒業後において「所得に対応した拠出金」を負担させるという案は,ともかく,現行における奨学金制度が「いま当面している課題」を,先送りしておこうとする意図がみえている。現在,必要な議論あるいは火急な課題からは逃げている案である。

 「所得制限をかけて給付型奨学金を支給する」という発想も,どだい〈貧困な思考〉である。所得層の高い保護者をもつ大学生に対しては,給付型奨学金の支給対象にしないとしたら,はたしてそれで奨学金が奨学金といえるか? 保護者の「所得の高低」を問題にしたうえで,奨学金の支給を制限する理由に適用するやり方は,「奨学金制度本来の大事なひとつの役目」を閉め出すものである。

 以下のようなたとえ話で説明する。世帯・家庭が高所得層であるならば,たとえば,年収2000万円がある医師の父親と自営業で売上げ3億円の商売をしている母親をもつ若者に対しては,給付型奨学金を与えてはいけないのか? 仮にこの若者が高校のときから成績は最上位集団に着け,大学入学後も同じに優秀な成績を挙げているとしても,この学生は両親がとても裕福だから給付型奨学金からはずし,対象外にするというのか?
 
 成績の非常によい学生であっても保護者が高年収である場合は,給付型奨学金を支給しないでいいと主張する理屈には,大きな無理がある。仮にまた,その両親が大学生になった彼に対して「大学は自分の努力(金銭面もすべて)で通え」といったとしたら,どう受けとめて考えるか? そのような実例は日本ではほとんどありえないという反論は,問題をそらすための思考でしかない。要は,奨学金という制度に対する基本的な考え方の問題なのである。

〔記事に戻る→〕 意欲があれば大学や専修学校に進学できるようにし,高等教育への機会均等の確保を図るのがねらい。政権の目玉政策「人づくり革命」を具体化するため,9月に初会合を予定する「人生100年時代構想会議」で大学改革と合わせて議論を開始。関係法案をまとめ,2020年4月からの新制度の施行をめざす。
 補注)ここでは「人生100年時代」という概念じたいの理解に苦しむ。そのうち健康年齢はどのくらいか? いまの時代,老齢者のなかには,経済面で最低生活を維持するだけでも苦しく,困難である人びとが大勢いる問題もある。こうした足下の問題はすっとばして,平均寿命が100歳になるかもしれないなどと,まことに能天気な議論である。


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