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「法律や政策は、単なる決め事である。いつでも変えられる」第51部

930正樹★:2021/06/15(火) 04:07:26
 
 インタビュー〜中途半端な国である日本と五輪はどこへ
 
--  「やると決まっているからやる」に見えます。
佐藤俊樹  日本社会は「撤退戦」がとても苦手です。日中戦争や第二次世界大戦もそうです。撤退や方向転換をした方が良い状況になっても、やめられずに損害を出し続ける。何かをやる時には損得勘定をキチンとした上で、「どういう状況になったらやめるか」を明確にする必要性があります。でも、「そういうことをちゃんと考えていますか?」と聞くと、後ろ向きな消極派呼ばわりをされま---  五輪や新型コロナ対策についても、政治に対して厳しい目が向けられました。
佐藤俊樹  問題の深刻さを共有しているように見えないことが、不信感の大きな要因でしょう。今の日本にとって五輪開催と新型コロナ対策は、それぞれ国の総力を挙げて取り組むしかないことでの大きな課題です。両方をやろうとすれば「二兎を追う」ことになる。だから、政治や自民党が「開催」に拘れば拘るほど、感染対策に本気で取り組んでいないように見えます。そもそも今の日本には、二兎を追うことは難しい。
--  なぜですか?
佐藤俊樹  日本は、もはや大国ではありません。高度成長期であれば、もしかしたら二兎を追うことも可能だったのかもしれません。でも、少子高齢化が進み、公務員の数を欧米よりも抑え、増税にも踏み切れない。お金も人も、余裕はないのです。それの現実を、正面から受け止めなければなりません。

    ===朝日新聞2021年6月12日(土)===

 撤退戦が得意に人がいなかったわけではないことは、織田信長や石原莞爾が、それの証左だ。


 
(インタビュー)中途半端な国、日本 社会学者・佐藤俊樹さん


有料会員記事
2021年6月12日 5時00分

 https://www.asahi.com/articles/DA3S14936871.html?iref=pc_ss_date_article
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14936871.html?iref=pc_ss_date_article


■五輪はどこへ


 開催か、中止か――。そんな議論がくすぶり続ける中、東京五輪の開幕がひたひたと近づいてくる。開催の意義も、開催した場合に負うリスクも明確に説明されず、政府は「時間切れ」を待っているかのようだ。これがまさに、「中途半端な日本」の映し鏡のようだ、と社会学者の佐藤俊樹さんは指摘する。






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「何かが大きく社会をゆさぶる時、色々なことが見えるものです。この1年は、そんな時間でした」=迫和義撮影


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