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ジグザール王国王都

2044「 Valahad 」:2017/04/29(土) 22:34:58 ID:xOEnlxiM
>>2040

『隊長、その男が言うことは確かなようです』

お連れの騎士の内の一人が、手記を開きながら会話に割って入る。
手記からはマナの反応…いわゆる魔法の手記だ

『"医療機関"は無くなる前に、幾つかの派に分かれて分裂しています
 その内の1つが、今着ている尾を噛む2匹の蛇の意匠…
 男の言う、互いの尾を見つめ合う紋章も存在します、異なる流派としてですが。』

手記をパラパラとめくりながら解説し終えた所で、後ろへ下がる

「ふむ…どうやら確からしいな。」

そう告げると、馬から降りて近づいて来る騎士団長
月夜に照らされる、鷹のような瞳は…

「先は失礼した、医者殿
 知っての通り、王都はこの様な状況だ…事態収束の為に人手が居る
 獣の病に詳しい医療機関の者ならなおさらだ―――

 ―――是非、手を貸していただきたいのだが。」

…獣性に染まっていた
悪い目…何かを企んでいるような瞳だ。


>>2043
『…医者殿、貴方のゴーレムか?』

ザビザビとした声を聞いて、怪訝に思ったお連れの騎士が指をさす。
どうやら、音質が悪くて聞き取れなかった様子…遠隔操作がバレたら少々面倒―――
否、非常に面倒な事になるだろう。

なにせ先程の会話…いわゆる『あれ?これ、聞いちゃいけない会話じゃね?』という予感がビンビンだ


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