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安倍ちゃん総理の苦悩

1片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/06(金) 00:11:47
政策・戦略っていうより、安倍晋三さん個人について

2片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/06(金) 00:12:59
「棒読み答弁」首相が反省? 小泉前首相に嘆く
2006年10月05日02時11分
http://www.asahi.com/politics/update/1005/001.html

 安倍首相は4日、小泉前首相に電話し、自らの国会答弁について「棒読みだと非難されている」と嘆いた。小泉氏は「おれも最初はそう言われた。人によって答弁を変えることはできないので、めげないで同じことを言い続ければいい」と激励したという。

 同日夜、都内で塩崎官房長官らと会食した場で、首相が明かした。出席者によると、首相は「だんだん早口になると言われる」とも語り、周囲の反応を気にしている様子だったという。

3片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/12(木) 22:14:43
安倍首相:中韓訪問 自民・中川氏「歴訪で関係改善」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061012ddm005010036000c.html

 自民党の中川秀直幹事長は11日、東京都千代田区の日本記者クラブで会見し、安倍晋三首相の中韓歴訪について「靖国問題で日本が孤立しかねない状況にあったが、(日中韓)3国対北朝鮮という戦略構図に転換した」と述べ、両国との関係改善につながったとの認識を示した。

 とくに日中首脳会談をめぐっては「社会制度やイデオロギーを乗り越え戦略的関係をつくっていくことで合意した。首相をイデオロギーの人、狭量な視野の人と見誤ってはいけない」と指摘した。

 また、首相が10日の衆院予算委で「非核三原則は一切変更がない」と答弁したことに対し「強く支持する」と強調した。

毎日新聞 2006年10月12日 東京朝刊

4片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/13(金) 19:05:33
当否はともかく、世耕の説明のしかたが気にイラネ。

ぶら下がり取材:「1日2回」は受け入れられず 補佐官
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061014k0000m010035000c.html

 安倍晋三首相の「ぶら下がり取材」の回数問題で、世耕弘成首相補佐官(広報担当)は13日、内閣記者会に対し「原則1日2回の取材機会を維持すべきだとの記者会の要求は受け入れられない。限りなく1日2回に近づけるよう責任を持って努力すると口頭で言うことで理解してほしい」と幹事社を通じて回答を寄せた。記者会は持ち帰って協議することになった。

 首相側は立ったまま記者団の質問に答える「ぶら下がり取材」の回数を1日2回から1回に減らしたいと提案し、記者会と協議が続いている。世耕氏は「1日2回」を受け入れられない理由として、首相が6日の衆院予算委員会で菅直人民主党代表代行の質問に「(国民との対話重視に)矛盾するとは思わない。1日1回必ず応じている」と述べたことを指摘。「答弁と矛盾することもあり受けられない」と語ったという。

毎日新聞 2006年10月13日 18時40分

5片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/18(水) 22:50:02
首相夫人:専門のアドバイザーに外務省OBを夫婦で起用
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061019k0000m010077000c.html

 塩崎恭久官房長官は18日の記者会見で、安倍晋三首相の昭恵夫人をサポートする「首相公邸連絡調整官」を首相官邸に新設し、外務省OBの宮家邦彦氏(53)を充てたことを明らかにした。

昭恵さん補佐「首相公邸連絡調整官」新設はなぜ?
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061018ia23.htm

 塩崎官房長官は18日の記者会見で、安倍首相の妻、昭恵さんを補佐する「首相公邸連絡調整官」の新設について「各種行事や海外出張、(賓客)接遇など、首相が夫人同伴で出席するケースが増えている。夫人との連絡調整や行動のサポートを適切に行い、首相の公務が円滑に進むよう設置した」と説明した。

(2006年10月18日19時40分 読売新聞)

 外遊や国内での外国要人を招いた晩さん会など、首相の公務に昭恵夫人が同席するケースが多くなることから、要人のもてなし方やファーストレディーとしての振る舞い方を指導する。首相の意向で新設したもので、首相と宮家氏は家族ぐるみの親しい関係といい、宮家氏のみどり夫人も臨時事務補助員として採用、夫婦で昭恵夫人をサポートすることになった。【西田進一郎】

毎日新聞 2006年10月18日 21時12分

6片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/19(木) 01:56:59
安倍首相の素顔は…兄に聞く 朝日山口
2006年10月18日
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000610180003

  安倍首相には三菱商事中国支社長を務める2歳年上の兄・寛信氏(54)=広島市在住=がいる。幼少時を一緒に過ごし、今も月に1回程度、母・洋子さんを交えて食事をともにする。政権発足から3週間が過ぎ、国会で国政の議論が続く。寛信氏に新首相の素顔を語ってもらった。


  就任早々、首相は中韓首脳と相次ぎ会談した。中国や米国など海外出張が多い寛信氏は「小泉政権のときは中韓との関係は停滞していた。特に中国はビジネスをするうえで重要な相手。現実的な対応を求める声が商社には多い。ぜひ関係改善に向けて努力して欲しい」と話す。


  安倍兄弟の原体験には祖父である岸信介元首相の姿がある。


  東京都渋谷区の住宅街の一角。12階建ての白いマンションが、当時の岸元首相の自宅だった。1960年、日米安保条約改正を巡り、岸邸はデモ隊に連日取り巻かれた。「安保反対」「岸を倒せ」……。


  幼い兄弟は父・晋太郎氏らに連れられ、岸邸を度々訪れた。


  「向かいの家から、晋三と一緒に水鉄砲で攻撃した。『晋三、撃て』という感じ。デモ隊は屋敷を見ていて、興奮しているから気づかなかったと思う。小さい時の体験はインパクトが強い」


  またこうも話す。「晋三は祖父と政治的な考え方が近いが、安保や憲法の話を深く話し合う時間はなかったと思う。後で本を読むなどして影響を受けていったのでは。祖父のやり方や生き方に興味を持っていたから」


  87年に岸氏、91年に晋太郎氏が死去。長男・寛信氏はビジネスへ、次男・晋三氏は政治へと道は分かれた。岸家の養子に入っていた三男の岸信夫氏(47)も04年の参院選に立候補し当選、晋三氏の後に続いた。


  晋三氏は02年、小泉前首相の訪朝に同行。小泉政権のもと、官房副長官、自民党幹事長、官房長官などを歴任し、実績を積んだ。「1年か2年ぐらい前に『小泉さんは本当に変わっているからついていくのも大変だ』と言っていた。それなりにプレッシャーをかけられていたんでしょうね」


  9月24日夜、東京の中華料理店「維新號(いしんごう)」。シャンデリアのやわらかい光で照らされたVIP用の個室で晋三氏を囲み、昭恵夫人や母の洋子さん、寛信氏ら身内で党総裁就任を祝った。


  「みんな映画が好きで、今年1月には六本木で一緒に映画を5本見た。『ALWAYS 三丁目の夕日』を晋三は3度見たと言っていたが、『何度見てもいいよ。いつでも付き合うよ』と言って一緒に見た」


  晋三氏への注文を、こう語った。


  「公約の実現に全力を挙げて、スピードを上げてやってほしい。日本の教育がかなりひどくなっている。子どもの学力を高める教育制度改革はやってもらいたい。改革路線を継承しながら、自分のオリジナリティーを出していってほしい」

7片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/26(木) 16:42:06
安倍首相夫人:主人が手を差し出して… 訪中、訪韓秘話も披露−−下関訪問 /山口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000140-mailo-l35

 安倍晋三氏の首相就任後、初めて地元山口を訪問している妻昭恵さんが25日、首相のおひざ元・下関市を訪れ、集まった支持者に支援の感謝を述べた。
 この日訪れたのは下関市の旧4町。菊川町の菊川ふれあい会館では、約100人がファーストレディーの気さくなトークを楽しんだ。
 訪中、訪韓では夫妻が手をつないで政府専用機のタラップを降りる姿が話題になった。昭恵さんは「普通に降りようと話していたのに、主人がさっと手を出してきて……。払いのけるわけにいかないので握りました。普段は速足で、手なんてつないでくれないんですよ」と話し、会場の笑いを誘った。【取違剛】

10月26日朝刊
(毎日新聞) - 10月26日12時1分更新

8片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/26(木) 17:28:31
安倍首相夫人お国入り/知事らと会談
2006年10月25日
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000610250002

  安倍首相の妻昭恵さんが24日、首相の就任後初めて県庁を訪れ、二井関成知事や島田明県議会議長と会談した。昭恵さんは地元とあってリラックスした表情で「主人は山口に早く帰りたいと言っているが、なかなかそうもいかない」と述べた。


  開催中の「山口県が生んだ8人の宰相展」も旧県会議事堂で見学。夫の等身大パネルに並んで笑顔を見せた=写真。「主人が(8人の中に)入ったことがまだ信じられない。山口県の代表として恥ずかしくないよう主人も国のために頑張るので、引き続きご支援をお願いします」と語った。

9片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/10/29(日) 19:15:34
官僚避け官邸主導演出? 「安倍スタイル」を検証
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2006102901000281

 安倍晋三首相が就任して1カ月余り。この間の動向をみると、霞が関の官僚と極力会わず、記者団の質疑を途中で打ち切るなど、官邸主導を意識しながら“予防線”を張っているような姿勢がうかがえる。首相番記者の視点から「安倍スタイル」を検証した。
 安倍首相が9月26日の就任から1カ月間、官邸で面会を受け付けた件数は、首相番記者が把握した範囲で103件(外国首脳との会談や与党会合などを除く)。同様の期間で比較すると、小泉純一郎前首相は221件だった。
 安倍首相の場合、官僚の面会も少ない。外務省や防衛庁、警察庁幹部の定期的な報告を含め、10件に満たない。小泉氏は30件以上あった。
 首相周辺は「小泉政権で、ある省庁が『首相に報告した』と言って他省庁との調整を優位に進めようとしたため」と説明するが、「官邸主導を演出するパフォーマンス」(野党幹部)との冷めた見方もある。
 記者団との質疑については、小泉氏は政権末期までは原則1日2回応じてきたが、安倍首相は当初から1回を希望。内閣記者会の抗議で「可能な限り2回」となったが、2回行ったのはまだ数日だけ。記者から突っ込まれたり、言質を取られることをできるだけ避けたいようだ。
 質問への受け答えも決して積極的とはいえない。就任当初は10問程度の質問に答えていたが、核保有論議など、答えようによっては政治問題化しそうなテーマが取り上げられると、5、6問で質疑を打ち切ることも。
 ただ、同じ話題について切り口を変えて質問しても、同じ答えを繰り返す手法は小泉氏譲り。靖国神社の秋の例大祭に首相補佐官が参拝した件では「ご自身が判断すること」とのせりふを3回続けた。

10片言丸:2006/10/30(月) 16:05:23
<安倍首相>「ぶら下がり」取材、1日1回平均4分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061030-00000048-mai-pol

 就任1カ月が過ぎた安倍晋三首相。中韓歴訪、衆院2補選の勝利など、順調な滑り出しに映るが、取材のあり方をめぐって内閣記者会との間で攻防が続く。首相にとって当面、メディアとの距離感が最も頭痛のタネかもしれない。【佐藤千矢子】
 「総理『昼ぶら』はありません。『国会対応』との理由です。幹事社」。30日午前、首相官邸1階の記者クラブに、こんな紙が張り出された。
 昼ぶらは首相への「昼のぶら下がり取材」の略で、「ぶら下がり」とは記者と取材対象が立ち止まって質疑を交わすことを指す業界用語。現在は夕方1回が基本で、昼ぶらは就任後3回だけだ。
 直近の24日の昼ぶらはこんな具合だった。首相官邸4階閣議室前で「総理番」と呼ばれる各社の若手記者たちが質問を打ち合わせ、教育基本法改正案や北朝鮮情勢など、三つをぶつけることに。広報担当の今井尚哉首相秘書官(経済産業省出身)が、質問内容をさりげなくチェック。10分後に始まった取材は、首相が質問によどみなく答え、約3分で終わった。
 この1カ月間の平均は4分程度。秘書官が次の日程を強調し、質問を遮る形で一方的に打ち切ったこともあった。
 首相の日常取材は、森喜朗政権までは歩きながらだった。総理番は旧官邸の首相執務室前に張り付き、首相が移動するたびに質問をぶつけた。政治の話題はもちろん、スポーツ、映画……。首相の人柄が伝わってくることも多かった。
 ところが、小泉純一郎前首相が就任直後に慣例を拒否。1日に昼と夕方の2回、立ち止まってインタビューに応じる代わりに、歩行中は自粛することで記者会との合意が成立した。記者と首相とのやり取りは形式ばったものに変わり、さらに、セキュリティー重視の新官邸の完成(02年春)で総理番は執務室前を追われた。
 小泉氏はこれを最大限活用し、「ワンフレーズ政治」というスタイルを確立したが、政権末期に1日1回に一方的に削減した。安倍首相も就任直後に「原則1日1回」と提案し、2回の復活を求める記者会と対立した。「原則1回だが、日程などによっては2回に近づける」というのが今のスタンスなのだが、1日2回が実現したのは17日、19日、24日だけだ。
 記者会との交渉窓口を務める広報担当の世耕弘成首相補佐官は、1回を続ける理由について「中身を濃くしたいから」と説明する。また「他国で1日2回も応じているところはあまりない。米ホワイトハウスだってやっていない」とも言う。
 しかし、本音の部分では、メディアと直接対話する場を極力制限し、都合のいい部分だけをアピールする「一方通行」の場にしたい――。そんな思惑が見え隠れする。
 政府のトップである首相への直接取材は政治報道には欠かせない重要な場だ。1日にわずか4分の時間で、どれほどの考えと思いが国民に伝えられるのか。国民はメディアを通してもっと首相のことが知りたいのに。
(毎日新聞) - 10月30日13時37分更新

11片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/02(木) 17:28:28
パンチラ?

http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20061102IM9B2002_02112006.html

12片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/03(金) 21:08:18
朝日新聞は安倍ちゃんを素直に褒めてやれよw

「右に行かないようにした」安倍首相、日米野球で始球式
2006年11月03日19時46分
http://www.asahi.com/politics/update/1103/002.html

 東京ドームで3日に行われた日米野球、日本選抜対大リーグ選抜戦で、安倍首相が始球式に臨んだ。「国会答弁と同じくらい、あるいはそれ以上、緊張した」という首相は、大リーグ選抜の一員、マリナーズの城島健司捕手に向かって投球。山なりのボールは一塁側に大きくそれ、ワンバウンドで城島捕手のミットにおさまった。

 始球式後、首相は記者団に「(前日の)練習でちょっと右に行ったので、右に行かないようにしたら左に行きましたね」と苦笑い。就任後、村山首相談話や河野官房長官談話を踏襲するなど、従来の「右寄り」姿勢を修正している首相らしい投球だった。

13片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/04(土) 02:29:05
就任1カ月過ぎ、余裕の表れ? 首相「夜の会合」急増  2006/11/03 23:23
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061104&j=0023&k=200611033583

 就任一カ月を過ぎた安倍晋三首相が、夜の会合や休日のプライベート日程を増やし始めている。就任直後は国会答弁や中韓両国訪問、北朝鮮核実験への対応に忙殺されたものの、ようやく安定軌道に乗ってきたことで、余裕が出てきたようだ。

 首相は「酒を飲まないのに、人付き合いが良い政治家」(首相周辺)として知られており、自民党総裁選を控えた官房長官時代には、毎晩のように政財界関係者らとの会合をこなし、人脈づくりに余念がなかった。

 ところが、首相就任後は一変。北朝鮮問題や国会答弁で「緊張を強いられ、体力を使うため、できるだけ早く帰るようにしていた」(首相周辺)。就任後約一カ月間で夜の会合は秘書官らとの三回だけ。それ以外は東京・富ケ谷の私邸に真っすぐ帰宅した。

 状況が変わったのは、十月二十四日夜、首相が自民党の中川秀直幹事長ら与党幹部を誘い、日本料理店で会食してから。

 二十五日夜に閣僚たちと会食、二十六日夜に公明党の東順治副代表と映画観賞、週末の二十八日には昭恵夫人とミュージカルを鑑賞−という日程が続いた。

 四日には、東京都内でラグビー観戦も予定している。首相側近は「これからは、夜の会合もどんどん入れていく」としており、首相就任前と同じペースに戻っていきそうだ。

14片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/04(土) 18:32:38
「任期中に改憲」 安倍首相にフィナンシャル・タイムズが聞いた一問一答 (1)
2006年11月4日(土)09:54
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20061103-01.html

(フィナンシャル・タイムズ 2006年10月31日初出) デビッド・ピリング東京支局長

フィナンシャル・タイムズ(以下、FT):総理は日本で初の戦後生まれ首相となりました。日本が戦争からいまだに引きずっている問題がいくつかあります。ご自分が首相在任中に、日本はいわゆる普通の国に、普通の憲法と普通の軍隊と、今ほど謝罪的でない普通の歴史観をもった国になるべきだと考えていますか。

安倍晋三首相(以下、安倍):戦争の結果、60年前、日本人は自らひどい損害を受けると共に、アジアの多くの人々に多大な損害を与えました。この教訓を心から受け止めて、日本人は今まで60年間、自由と民主主義と基本的人権を守り、それによって世界平和に貢献してきた。

そうした確信を胸に、日本人は21世紀の新しい時代に見合った憲法を、自分たちの手で作るべきです。憲法改正を政治課題のひとつに上げるため、我々が指導力を発揮しなくてはならないと考えている。

私が、日本国憲法を改正すべきだと考える理由は3つある。第一に、今の憲法は日本が戦後、独立を回復する前に書かれたものです。第二に、制定から60年たった今、現在の実態に見合っていない部分がある。第三に、憲法制定以降に生まれた新しい価値観を取り上げ、憲法に書き込むことでその精神を後押しすれば、日本にとって新しい時代を開くことができると考えている。

FT:憲法の中で、現代の価値観にそぐわない部分とは具体的に何でしょうか。ご自分の任期中に、憲法が実際に改正されると思いますか。

安倍:新しい価値観という意味では、たとえば地球環境の保護がとても大事だという考え方もその一つです。プライバシー権もそう。

時代にそぐわなくなった条文といえば、典型的な例は9条です。9条は、日本を守るという観点から改正する必要がある。また、日本に国際貢献を期待する国際社会の期待に応えるという観点からも、改正の必要がある。

私の任期は1期3年で、自民党総裁は最長2期まで在任できる。その期間内に、私は改憲の実現を目指すつもりです。

FT:次に、中国についてお聞きしたい。中国政府との関係修復は、外交上の勝利ともいえる大成果でした。明らかに中国側には、対日姿勢を変えようという用意があった。小泉前首相とあなたとで、中国側の姿勢がこれほど違ったのはなぜだと思いますか。何が根本的に変わったのでしょうか。

安倍:日中関係については、特に経済分野において、両国ともお互いを必要としています。そのことを中国側は強く意識していて、もしこのまま政治的な緊張関係が続けば、中国経済に悪影響を与えかねないと、おそらく考えていたのでしょう。

中国はそのことをここ数年間で気づき、おそらく日本の政権交代というタイミングをとらえて行動しようと決めたのだと思う。

FT:新しい日中関係はどれぐらいしっかりしたものなのでしょうか。つまり、総理は自分が靖国を参拝するかどうか明言していませんが、仮にたとえば1年たって「自分は日本の総理大臣なのだから、どうして靖国に行ったらいけないんだ」と思い立ったとします。それでも中国側は受け入れるほど、日中関係は頑丈なものになったのでしょうか。

安倍:日本と中国は、相互利益につながる戦略的な関係を構築すると合意しました。その関係を築くことができるのか、両国ともこれから試されるわけです。そしてその目的に向って、両国とも努力していかなくてはならない。

目的実現のための装置として、首脳会談や閣僚級会談を時々もつことにします。そしてそれによって重要なのは、信頼関係の構築に向けて両国がお互いに努力することです。

FT:胡錦涛国家主席は来年早々にも来日するのですか?

安倍:まだ決定はしていませんが、いずれにしても、中国首脳が来年、来日することを期待しています。

FT:次に北朝鮮についておうかがいします。南アフリカを例外として、核爆弾を自発的に放棄した国はありません。金正日は、自国民が苦しんでもかまわないという態度です。朝鮮半島の非核化を本当に実現するためには、体制変換しかないのではないですか。

安倍:我々は、金正日政権と交渉する必要がある。そしてその意味でも、現行の政策を続けるならば自分たちの状況は日々悪化するばかりだと、金体制に気づかせなくてはならない。経済状況も食糧事情も、ひたすら悪化の一途をたどるだけです。

そのためには中国と韓国を含めた国際社会が協力して、国連安保理決議1718に本当の意味で実効性を持たせなくてはならない。

15片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/04(土) 18:34:23
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20061103-02.html

FT:第2案はないのでしょうか。仮に食糧やぜいたく品の禁輸が実現しても、それによって一般市民がどれだけ苦しんでも、金正日はかまわず、ただひたすら意固地にこりかたまったりしたら? 気まぐれにミサイルを発射するようになったらどうするのでしょうか。武力紛争にも見える状況に日本がひきずりこまれる事態もあり得るわけです。そのための準備はできているのでしょうか。

安倍:この問題は外交によって、平和的に解決しなくてはならないと確信しています。それは、米国を含む国際社会の総意だと思う。

しかし金正日総書記と政権実力者たちは、もし自分たちが武力を使うようなことがあれば、自分たちはもうおしまいだと理解していると思う。

FT:おしまいですか?

安倍:そう、おしまいです。そのことを向こうは十分、理解していると思う。

FT:これはフィナンシャル・タイムズ紙のインタビューなので、経済政策についても少しお伺いします。日本は米国式の税制と欧州式の福祉制度をもった国だとよく言われます。国民の大半が現役で働いている高度成長期にはそれで大丈夫でしょうが、日本の人口ピラミッドは変わりつつあります。以前よりも高齢者が増えて、成長率は下がっている。ある意味で今や日本は、米国式税制と欧州式福祉のどちらかを選ばなくてはならないところに来ている。

安倍首相は、福祉の民営化を拡大し、低負担・低福祉のモデルを選びつつあるように見えます。それが総理のビジョンでしょうか。面倒見のいい優しい政府に慣れてきた日本の国民に、低負担・低福祉のモデルを受け入れるよう説得できますか?

安倍:社会保険料を引き上げる主な理由は、高齢化社会です。社会保険料の値上げを抑えるから最適化する方策をまとめているところです。

社会保険料の上昇を抑えるために、効率化の努力を重ねなくてはならないし、まだまだ打つ手はあると思う。保険請求のデジタル化など、様々な手段がある。

公的な社会保障制度を維持するのが目的です。社会保険料の上昇を抑制すると同時に、国民の納税意識に取り組んで、たとえば社会保険の保険料を(さらに)引き上げるとか、サービスを受けた際の窓口負担を引き上げるなど、(より大きな)貢献をお願いするかもしれない。

こうした色々なやり方のバランスをどうとるべきか、議論を重ねていく必要がある。

将来的には、民間保険の役割が色々と出てくると思うが、公的な社会保障を削減するつもりはない。

FT:最新の消費者物価指数によると、日本はデフレに舞い戻る危険がややあるように見えます。いくつかの技術的な要因にもよりますが、あり得る話です。デフレ再来の危険がある状況で日銀が追加利上げを実施するのは馬鹿げたことですが、総理として日銀にそう伝える用意はありますか。

安倍:金融政策を決めるのは日銀の仕事です。

政府も日銀も、デフレ脱却を共通の目的としている。そして政府も日銀も、残念ながらデフレ脱却の目標にはまだ達していないと判断している。そのため政府としては、日銀には金融政策で日本経済を下支えしてもらいたいと期待している。

FT:総理は、名目成長率3%、実質成長率2%、インフレ率1%を目標として掲げていますが、日銀にはたとえばインフレ目標を1%前後に設定してほしいと期待しますか。

安倍:そういうことは考えていません。それよりもまず第一に、潜在的成長を拡大するため、技術革新への投資を促したい。

16片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/07(火) 22:52:52
「小泉前総理らしい、甘えるなという意味でおっしゃったのかな」。安倍晋三首相は7日夕、小泉純一郎前首相が自民党本部で同日開かれた「日本夢づくり道場」の開設式で新人議員らに対し、「政治家は常に使い捨てになる覚悟を持たねばならない」と訓示した意図について、このような解釈を示した。さらに、「おそらく政治家は常に自分の力で選挙区で勝ち上がってくるという気概を持てという意味だろうと思いますね」とも付け加え、次回の選挙で不利になるとの思惑から郵政造反組の復党に反対する新人議員らに活を入れた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 民主党の菅直人代表代行は10月26日の会見で、郵政造反組の復党問題に関し、「自民党は使い捨ての政党」と批判していた。〔NQN〕
(日経首相動静より)

17片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/13(月) 21:22:44
安倍首相:平沼元経済産業相と会談 教育基本法問題で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061114k0000m010114000c.html

 安倍晋三首相は13日、首相官邸で、日本会議国会議員懇談会長として教育基本法改正案の修正を要請するために訪れた平沼赳夫元経済産業相と会談した。

 首相は同夜、記者団に「私が進めようという政策について、平沼先生も議席を持っておられるから、委員会や本会議の場で協力していただければ、ありがたい」と表明した。平沼氏は「郵政造反組」の復党問題で郵政民営化に反対する姿勢を崩していないだけに、首相の「ラブコール」とも受け取れる発言だった。【中田純平】

毎日新聞 2006年11月13日 21時03分

18片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/23(木) 16:35:20
安倍首相:「想い出の渚」を熱唱 就任祝う会で
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061123k0000m010140000c.html

 安倍晋三首相は22日夜、母校の成蹊学園などが東京都内のホテルで開いた「首相就任をお祝いする会」に出席、壇上で同期生らと肩を並べザ・ワイルド・ワンズの「想い出の渚」を熱唱した。

 「歌はうまくありません」と登壇した首相。それでもアーチェリー部の同期ら数人と肩を揺らしながら歌い、ご機嫌の様子。「うまくありませんでした。プレスリーを歌ったりは出来ませんから」とブッシュ米大統領にプレスリーの歌を披露した小泉純一郎前首相を引き合いに出し、会場の笑いを誘っていた。【小山由宇】

毎日新聞 2006年11月22日 22時20分

19片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/25(土) 12:30:41
日経首相動静

 安倍晋三首相は24日夜、「郵政造反組」の自民党復党問題を巡り、反党行為への反省を文書で示すなど中川秀直幹事長が打ち出した条件が厳しすぎるとの党内意見に対し、「基本的に、復党を望む方々とどのような話をしていくか、ということについては中川幹事長にお任せしている。私が任せている以上、後は中川さんがどのような原則を示すかどうか。中川幹事長が出した方針の中で協議をしてもらえるのではないか」と中川氏を支持する姿勢を強調した。
 無所属議員側の窓口を務める平沼赳夫元経済産業相自身は中川幹事長の復党条件を拒否する意向を示していることに関しては、「今まさにそれを中川幹事長が平沼さんはじめ復党を希望される方々と話をしているんだろうと思う」と述べるにとどめた。
 中川幹事長に指示した内容については、「私に首相指名選挙で1票入れた方、そして所信(表明演説)に賛成している、私の国造りの方向に向かって一緒に協力してもらえる方々について、どのような形で協力してもらえるのかどうか、検討してもらいたいと申し上げている」と説明した。
 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

20片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/26(日) 12:20:34
「通勤時間ゼロになるのは良かった」――公邸引っ越し控え

 「通勤時間がほぼゼロになるということは良かったなと思う」。安倍晋三首相は24日夜、今週末に東京・富ケ谷の自宅から首相公邸に引っ越すメリットについて、こうジョークを飛ばした。実務的な利点に関しては、「生活環境が少し変わるが、その中で危機管理対応がしっかりとこれでできることになる」と説明。「職住接近というか、そういう意味では24時間仕事の体制になるなと覚悟している」と表情を引き締めた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

21片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/27(月) 22:18:50
#また紛争の種になるような。

復党組と新人議員の選挙区調整、党執行部で話していく

 安倍晋三首相は27日夕、「郵政造反組」の無所属議員12人のうち、平沼赳夫元経済産業相を除く11人の復党容認を決めたことを受け、2005年9月の衆院選で同じ選挙区で争った現職自民党議員との選挙区調整について、「当然この後、選挙区においての調整の問題等々について執行部で話していくことになると思う」と述べた。
 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

22片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/28(火) 23:20:10
塩崎に守ってもらうといいことないと思うぞ。

復党問題で官房長官が反論 「首相は丸投げしてない」
http://www.sankei.co.jp/news/061128/sei013.htm

 塩崎恭久官房長官は28日午後の記者会見で、郵政造反組の自民党復党問題で安倍晋三首相(党総裁)が中川秀直幹事長に対応を丸投げしていたとの批判に対し、「首相は自分の考えをはっきり最初から持って幹事長に指示していた。あとは幹事長の取り運びの問題だ」と反論した。

 さらに「少し時間がかかりすぎたが、郵政民営化に賛成しない限りは復党はあり得ないとの明確な条件をのむかのまないか、(安倍)自民党総裁の強い決意は示された」と強調した。

 各種の世論調査で内閣支持率が下がっていることについては「所信表明演説で述べた政策に一つ一つ結果を出していくことで評価してもらうことが大事だ」と指摘した。

 郵政造反組の落選議員の復党については「それは予定されていないと聞いている」と述べた。

(11/28 20:22)

23片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/29(水) 03:14:17
補正・来年度予算、財政健全化堅持し改革徹底――閣僚懇で

 安倍晋三首相は28日午前、閣議後の閣僚懇談会で、2006年度補正予算と07年度予算の編成に関し、「財政健全化路線を堅持し、改革の徹底を基本的方針とする」と表明した。07年度の新規国債発行額については、「06年度予算での当初発行額、29兆9730億円より大幅に減額することとし、歳出の削減見直しを徹底する」と強調した。

 また、道路特定財源の扱いについては、「以前の閣議で決議した通り、納税者の理解を得ながらしっかりとした具体案をとりまとめる」との基本方針を提示し、関係閣僚に対して「(塩崎恭久)官房長官を中心に検討を行い、改革の名にふさわしい成案を得るよう、特にご尽力をお願いする」と指示した。

 山本有二金融・再チャレンジ担当相が閣議後記者会見で紹介した。〔NQN〕

24片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/29(水) 03:15:34
#苦心してるな。

郵政民営化反対者は他の政策一緒でも復党認めず

 安倍晋三首相は28日午前の衆院総務委員会で、「郵政造反組」の無所属議員12人のうち平沼赳夫元経済産業相だけは復党を認めなかった理由について、「昨年の総選挙は確かに郵政民営化是か非か、ということで国民の審判を仰いだ。これからも民営化に向けて実際に色々なことを運んでいかねばならない。郵政民営化そのものに反対する人は、残念ながら他の政策が一緒の方向だったとしても残念ながら復党は認める訳にはいかないと判断した」と説明した。

 復党問題を巡る自民党内の議論の経緯については、「復党条件についても、国民の前に、党として示した。かつての自民党ならそういうことはしなかったと思う。密室の中の判断でなく、国民の目の前で、復党を認めた過程についてもオープンにしてきた」と透明性をアピールした。

 民主党の寺田学氏に対する答弁。〔NQN〕

道路財源、不要な道路2度と造らぬよう国民のために改革

 安倍晋三首相は28日夕、道路特定財源の一般財源化を巡り、政府・与党内で一般財源化後の使途を高速道路料金値下げの原資など道路関連に限定すべきだとの意見が根強いことに関して、「道路財源がいわゆる特定財源であったことから必要のない道路も造っていたのではないか、という批判がある」と指摘した上で、「そういうことは2度と起こらないように、国民のための改革を行わなければならない。そのために議論をし、決断していきたい」と強調した。

 一方、「この問題は国民の皆さまの利益になる改革でなければならないと考えている。もちろん必要な道路を造っていく必要はある」とも表明した。

 自民党の道路族議員らに向けては、「自民党も改革政党に変わった。当然、その方向で一致結束して最終的には同じ方向に向かって改革を進めていくことができると確信している」と呼び掛けた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

復党議員、憲法・教育基本法改正の方向へ力出して欲しい

 安倍晋三首相は28日夕、27日に自民党復党を容認した「郵政造反組」の議員11人に対して、「改革の方向性について、また私の所信(表明演説)の方向性について同意してくれた。これからは新しくまた仲間として一緒に美しい国造りに汗を流してもらいたい」と政権運営への協力を求めた。具体的には、「美しい国造りは既に始まっている。例えば教育基本法の改正、中期的には憲法の改正の問題もある。その方向に向かって是非、力を出してもらいたい。一緒に協力していこうという方向について、自民党全体で一致協力していくことが私は大切だと思う」と訴えた。

 自民党内で賛否双方の陣営の対立が強まってきた状況については、「自民党というのは常に色々な懸案について、お互いに意見をぶつけ合う。そこから色々なエネルギーも生まれていくんだろうと思う。自由闊達(かったつ)な議論がある」と意に介さない姿勢を示した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

25片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/29(水) 03:38:37
えらくバカにされてるな。

安倍首相:企業経営者らと勉強会…酒、要望抜きで
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061129k0000m010151000c.html

 安倍晋三首相が、苦手とする経済分野への理解を深めるため、日本を代表する企業経営者らと勉強会を始めることが28日、明らかになった。29日にも東京都内のホテルで第1回の会合を開く。経済界からは、御手洗冨士夫・日本経団連会長の呼び掛けで、金融、自動車、電機、鉄鋼、流通など製造業、非製造業の代表的な企業の社長・会長クラス十数人が出席し、業界の現状や将来の課題などについて報告する。

 会合は、いわゆる財界人との懇親会との位置づけではなく「あくまでも真剣な勉強会」(財界幹部)という。弁当を食べながら、アルコール抜きで日本経済の課題について議論する。

 御手洗会長の方針で、出席する財界人は、政府への陳情や要望は一切しない取り決めになっており、要望めいた話をした出席者は、次回以降、出席できなくなるという。

 果たして、経済への苦手意識を克服して、下降気味の支持率を回復できるかどうか、注目される。【斉藤信宏】

毎日新聞 2006年11月29日 3時00分

26片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/29(水) 05:05:13
>自民党も改革政党に変わりました
それがいいたいだけちゃうんかと。

国債大幅減と道路財源一般化検討指示〜首相
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20061129/20061129-00000009-nnn-pol.html

 安倍首相は28日、財政再建に向けて、来年度予算の編成で国の借金である国債の新たな発行額を大幅に減らすよう指示した。

 安倍首相は28日、「歳出の削減や見直しを徹底して行い、財政再建に向けて改革をさらに進める」と関係閣僚に指示した。政府は今年度予算で30兆円弱の発行だった国債を来年度は25兆円近くまで大胆に削減したい考え。

 「道路財源が、いわゆる特定財源であったことから、必要のない道路を造っていたのではないかとの批判がある。国民の皆様に納得をしていただく改革をしなければならない。自民党も改革政党に変わりました」−さらに安倍首相は、道路特定財源について、現在の税率を維持した上で、道路整備以外にも使えるよう、一般財源化を前提に見直すよう指示した。

 今後は塩崎官房長官が中心となり、具体案をまとめることにしている。

[29日3時4分更新]

27片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 07:54:33
安倍首相:ネットテレビでいじめ反対訴え
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061130ddm003040040000c.html

 安倍晋三首相は30日配信の政府インターネットテレビ「ライブ・トーク官邸」でいじめ問題を取り上げ、子どもたちにメッセージを送った。いじめられている子どもに「君たちは決して1人じゃない」と述べる一方、いじめている子どもたちへ「いじめがいかに恥ずかしいことか、ひきょうなことか、よく考え、今すぐやめてもらいたい」と呼び掛けた。さらに、「いじめられている子どもを徹底して守る。それは大人の責任だ」と訴えた。

毎日新聞 2006年11月30日 東京朝刊

28片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 08:55:25
復党問題、1人でも多く新たな国造り手伝って頂きたい

 安倍晋三首相は29日午後、自民党本部で開いた全国政調会長会議であいさつし、「郵政造反組」のうち11議員の復党を容認した背景について、憲法改正や教育改革などの重要課題に言及した上で、「新たな国造りに向けての仕事について、1人でも多くの方々に手伝っていただきたいという考えから11人の仲間に加わっていただいた」と説明し、党地方組織幹部の理解を求めた。今後の党運営に関しては、「また自民党一丸となって新たな国造りに向けて力強く歩みを始めていかなければならない」と強調した。

 郵政民営化法案に反対した議員の復党で、自民党が小泉時代以前の古い体質に逆戻りするとの批判に対しては、「それこそ古い議論ではないか」と一蹴(いっしゅう)。「自民党が改革政党に既に大きく変わっているのは、私たちが示している政策を見れば理解していただける」と胸を張った。

 安倍政権の基本姿勢としては、「改革の炎を絶やしては日本の未来はないと確信している。さらに構造改革は加速していかねばならない」と力説すると同時に、「地方の活力があって日本の活力がある。この信念の下に地方の活性化、再生に向けても努力していきたい」とアピールした。〔NQN〕

29片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/30(木) 14:20:40
造反組の復党 安倍首相、最後は信義 支持率低下、党内不和…覚悟の決断
11/28 08:37
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/29407

 「自民党内の亀裂と混乱をこれ以上広げられない」−。郵政造反組の無所属議員11人の復党を決めた安倍晋三首相は周囲にこう漏らした。政権運営上の損得を考えれば、今の首相自身には、11人の復党はあまり得にならない。自らの内閣支持率低下は必至であり、今後の党内不和の火種となるからだ。中川秀直幹事長ら周囲が慎重論を唱えたのも、こうした事情が背景にある。にもかかわらず、首相が復党を決断したのは、政治家としての信義を優先させたい気持ちがあったからだ。(石橋文登)
 「総裁として責任を持って決断した。政治の場でのこういう決断は政治家である以上、選挙で審判を受けることになる。今後も私の考えはしっかり国民に説明したい」
 27日夕、首相官邸でカメラの前に立った首相の表情は意外にも晴れやかだった。記者団に支持率への影響を問われると「十分承知した上での決断だ」と述べた。
 復党問題は、首相にとって党運営上もっとも重い課題だった。衆院の自民党議員は290人を超えるため、政権運営上復党を急ぐ理由はない。離党者を復党させることで、参院選での集票に利用するという側面もあるとはいえ、それと引き換えに支持率が低下すれば参院選にも悪影響が及ぶのだから、次の衆院選まで復党問題を棚上げした方がメリットは大きかった。
 しかし、首相には造反組無所属議員への信義があった。造反組は、首相と政治信条を共有し、歴史教科書問題、靖国神社参拝などで活動をともにしてきた議員が多い。それだけに彼らを離党に追い込んだ郵政解散は、首相にとって「苦い思い出」であり、衆院選で圧勝した直後でも「どこで歯車が狂ったのか」と嘆いたほどだった。
 首相は就任前には時折造反組議員と会って励まし、有権者に向かって復党容認を明言しており、「首相に就任したら自らの支持率のために手のひらを返すのか」と言われることは耐え難かったとみられる。
 その一方で、首相は「情実」と言われることも何より嫌ったという。特に郵政民営化への賛意を明確にしなければ、「郵政解散は出来(でき)レース」になり、国民を裏切ることになってしまう。厳しい復党条件を突きつけたのはそのためだ。
 しかし、首相にも迷いがあった。実際、中川秀直幹事長らが提案した院内会派を結成し、総選挙を経て復党させる案に傾いた時期もあった。さらに、訪中・訪韓という外交課題に続き、衆院補選や沖縄知事選があり、ズルズルと復党容認を決断する機会を逸し続けた。
 首相が一気に事態収拾に乗り出したのは、党執行部内の不協和音が党内に広がり始めたからだ。青木幹雄参院議員会長らが声高に復党容認を主張することは「古い自民党」「参院選の選挙対策」などの批判を強める結果になりかねない。このため、青木氏らではなく、首相自身の主導で復党を進めたことにしなければならなかった。

30片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/04(月) 22:34:09
安倍ちゃん、たよんない

自民復党:官邸バタバタ「顔なし首相」の払しょく躍起
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061205k0000m010108000c.html

 郵政造反組11議員の自民党復党が正式決定した4日、安倍晋三首相はこの問題で内閣支持率が急落しているのを懸念してか、「総裁としての判断」を連発するなど指導力を強調してみせた。自民党幹事長室は同日午後に首相と記者団とのオンレコ懇談を急きょ提案、双方の条件が折り合わずに開催が見送られる一幕もあった。「顔の見えない首相」批判のふっしょくに懸命となっているようだ。

 「お帰りなさい、と申し上げたい。政治経歴を持つ皆さんに新たに仲間として参加していただいて大変心強い」。首相は復党決定後、11人と会談し、こうあいさつした。記者団との質疑応答では「私が判断した」と繰り返した。11月24日に中川秀直幹事長に「任せている」と4度も語ったやりとりから一転。自らの決断をアピールすることで事態を収拾しようとし始めたようだ。

 「今が安倍政権にとって最初の正念場」とみる首相側は水面下でも動いた。自民党幹事長室は4日、突然「テレビ取材を受けたい」と報道各社に提案。非公式な形での取材を希望する幹事長室側に対し、報道各社側は正式な記者会見を要求。首相官邸で毎夕行われる記者団とのやりとりとは別に、首相自らテレビを通じて国民に訴えかけることで復党問題にひと区切りつけようとの狙いだったようだが、首相側の一方的説明を警戒した記者クラブとの間で合意が成立せず、空振りに終わった。

 首相官邸は、復党問題で傷ついたイメージをふっしょくしようと、道路特定財源の見直し問題で、揮発油(ガソリン)税を一般財源化の対象に含めることを打ち出し、与党と対立している。首相は一般財源化について記者団に「最終的には私が判断します」と強い口調で語った。復党問題で失った支持率回復を目指す決意表明のようだった。【西田進一郎】

 ◇安倍晋三首相が4日、自民党造反組の復党決定について記者団に語った主な内容は次の通り。

 −−11人の復党が認められる見通しだが、国民にどんな説明をするか。

 ◆新しい国づくりに向けて、新しい仲間を迎え入れて一緒に汗を流し、結果を出すことで理解を得たい。昨年の総選挙の結果があり、難しい条件をのんでもらった。国民の目の前で条件を提示し、のんでもらう経緯をたどった。最終的には総裁として、私は責任をもって判断した。国民には、機会をとらえて理解をいただくべく努力していきたい。

 −−選挙区支部長を務める議員と復党議員との公認調整は?

 ◆全員が次回の総選挙の結果、さらに議員として活動できるように、調整を進めていかなければならない。

 −−中川秀直自民党幹事長が、参院選に立候補を考えている落選組に関して「予備選挙の実施も必要」と発言したが。

 ◆その話は今初めて聞いた。個々のケースをよく吟味しながら考える必要がある。

 −−世論調査では6割以上の人が復党に反対という結果が出ているが、復党の判断は正しかったと思うか。

 ◆昨年の総選挙で自民党は大勝した。その結果は重く受け止めなければいけない。国民もそういう気持ちだったのだろうと思う。復党については反対も多いだろうと思った。最終的な判断を私がした。批判は甘んじて受けたいが、結果として新しい仲間を受け入れたことで、政策を推進させていくことで、国民の理解をいただきたい。

毎日新聞 2006年12月4日 21時10分 (最終更新時間 12月4日 21時16分)

31片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 10:06:46
首相「大幅は小幅ではない」――07年度新規国債発行の減額幅で

 「大幅は小幅ではない訳でありますから」。安倍晋三首相は4日午後の参院決算委員会で、2007年度の新規国債発行額を今年度当初予算(29兆9730億円)より大幅に減額するよう尾身幸次財務相に指示した意図を巡り、「大幅」のイメージを繰り返し問われて、こうけむに巻いた。具体的な国債発行額の水準については、「これから予算編成をするから。今私がすぐここで数字を申し上げるのであれば、(財務省側に)大幅とは言わずに数字を申し上げている。その中身がいくらぐらいになるかは、予算編成で示していく」と明言を避けた。

 また、財政再建の進め方としては、「景気を良くしていくことによって税収は上がっていく訳で、景気を悪くしては元も子もなくなる。経済は生き物であることは忘れてはならない」と潜在成長力の向上を目指す姿勢も強調した。

 民主党の山本孝史氏に対する答弁。〔NQN〕

32片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 10:10:27
道路財源、党と政府でよく議論し最終的には私が判断

 安倍晋三首相は4日夕、道路特定財源の揮発油税も一般財源化する首相の方針に対して、与党内の反発が強い情勢に関して、「(一般財源化の具体案の)中身については、党とまた政府でよく議論をしながら最終的には私が判断をする」と述べ、自身の主導で実現を図る決意を強調した。

 また、塩崎恭久官房長官が同日午後の記者会見で、揮発油税を一般財源化するための道路整備費財源特例法改正案の施工は2008年度からが「ごく自然な流れ」と指摘したことについては、「既に所信表明で述べているように、道路財源の一般財源化に向けて検討していく、検討の対象としては揮発油税も含む、ということを申し上げた」と支持する姿勢を示した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

33片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 10:12:20
#>その話は今初めてうかがった。
#ほんとに中川の専横なのかね。

復党組と新人の公認争い、全員が議員活動できるよう調整

 安倍晋三首相は4日夕、郵政造反組の無所属衆院議員11人の自民党復党を容認したことを受け、同じ小選挙区で争った新人議員との次期衆院選に向けた公認調整について、「やや特別なケースかも知れないが、今後、全員が次回の総選挙の結果、さらに議員として活動できるように調整を進めていかなければならない」と語った。

 また、郵政民営化への反対で党公認が得られず、昨年の衆院選で落選した元議員の処遇を巡り、中川秀直幹事長が2007年夏の参院選に立候補を目指す場合は予備選の実施が必要と表明したことに関しては、「その話は今初めてうかがった。個々のケースをよく吟味しながら考えていく必要があるのではないか」と意見を控えた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

「一緒に結果出すことで理解を」――復党への世論反発で

 安倍晋三首相は4日夕、「郵政造反組」の無所属衆院議員11人の自民党復党が今夕の党紀委員会で実現することを巡り、世論調査などで反発が強い状況について、「これから新しい国造りに向けて、新しい仲間を迎え入れて一緒に汗を流していきたい。そういう皆さんと一緒に結果を出すことによってご理解いただきたい」と国民に訴えた。

 郵政民営化の是非を最大の争点とした2005年9月の衆院選で民営化に反対した議員の復党を1年余りで許す正当性については、「(郵政民営化への支持などの)難しい条件をのんでもらった。国民の皆さまの目の前で条件を提示し、のんでいただくという経緯をたどった結果」と透明性をアピール。「最終的には総裁として私は責任を持って判断した。今後とも、国民の皆さまには機会をとらえてご理解をいただくべく努力をしていきたい」と力を込めた。

 一部テレビ局が週末に実施した世論調査で6割以上が復党に反対だったとの指摘に対しても、「昨年の衆院選で(郵政民営化の断行を掲げた)自民党が大勝した結果は重く受け止めなければいけない。国民の皆さんもそういうお気持ちだったんだろう」と解釈。首相自身、「復党についてはおそらく反対も多いだろうと思った」と振り返った上で、今年9月の自民党総裁選でも造反組の復党検討を打ち出した経緯に言及し、「最終的な判断を私がした。ご批判は甘んじて受けたいと思うが、結果として新しい仲間を受け入れ、政策を推進させていくことによって国民の皆さまのご理解をいただきたい」と訴えた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

34片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/05(火) 19:46:37
安倍首相、HPで復党への理解求める
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20061205/20061205-00000041-jnn-pol.html

 「郵政造反組」無所属議員の復党を受け、安倍総理・総裁がインターネットを通じ、「古い自民党に戻る事は無い」と理解を求めました。

 「『復党願い』が提出されました11名の衆議院議員につきまして、『美しい国』づくりの仲間として受け入れることを決断いたしました」(安倍首相、自民党ホームページより)

 4日に収録されたこのビデオメッセージは、5日午後、自民党のホームページに掲載されました。

 「私が自由民主党の総裁である限り、古い自民党に戻ることは決してありません」(安倍首相、自民党ホームページより)

 安倍総理は今回の復党について、「あくまでもオープンな形で対応した」と強調しています。

 世論の反発を抑えたい狙いが透けて見えますが、実は当初、安倍総理サイドはテレビ各局に生出演して国民に理解を求める姿を演出する考えでした。しかし、メディア側が全ての記者が質問できる記者会見を要求したため、結局、総理サイドがテレビ出演を断念。ホームページでのメッセージとなったものです。

 「復党された皆さまが改革に向け、私たちと一緒に汗を流して活躍されることを確信しております」(安倍首相、自民党ホームページより)

 懸命に訴える安倍総理ですが、自民党ではすでに落選組の復党についても水面下で調整が始まっています。(05日17:01)

[5日19時14分更新]

35片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/07(木) 09:27:01
道路財源、揮発油税含め一般財源化する方向で検討中

 安倍晋三首相は6日夕、首相官邸で記者団に対し、塩崎恭久官房長官が自民党に同日提示した道路財源見直しの政府原案骨子に、揮発油税の一般財源化が明記されなかったことについて、「方針は私が既に述べている通り。揮発油税を含めて道路特定財源については一般財源化を行っていく、その方向で検討していただいている」と語った。

 政府原案が「骨抜き」との批判に対しては、「どこが骨抜きになっているのか。全く私が申し上げている原則にのっとって、政府の方としては考え方をまとめ、党と今お諮りしているところだ」と反論した。

 与党側との調整に向けては、「声を聞く中で正しい方向に決着を付けたい。最終的には、そんなに長い時間はかけないが総裁として、首相として判断する」と語った。

 与党内で一般財源化に反対する声が強い状況に関しては、「反対している方々の中には道路自体が全然できなくなってしまうのではないかと、このような懸念を持っておられる方もいると思う」とし、「真に必要な道路は造っていく、これは当然のことだろう」と強調。反対勢力に対しては、「今はまだ議論の過程だから。自民党は議論の過程においては自由闊達(かったつ)な議論がある。その議論の中には色々な方々、地域の声を反映しているものもある」と意に介さない態度を示した。

 一般財源化の目的については、「特定の財源が自動的にすべて道路に振り向けられていくという今の仕組みはやはり変えなければならない。国民の利益を考えた上で仕組みを見直していく」と指摘。一般財源化後の使途に関しては、「ほとんどの国民の皆さまがそうだろうと思うが、納税者のご理解をいただける形にすることで納得していただきたい」と述べるにとどめた。〔NQN〕

36片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/07(木) 19:48:55
金正日頼みになった安倍の悲鳴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000013-gen-ent

 政権スタートから3カ月目にして、安倍内閣の支持率が早くも50%を割り込んだ。官邸周辺からは悲鳴が上がり、復党反対派は「だから言った通りだろう」とニンマリだ。

「先週末、フジ・産経の世論調査で、支持率が9月の63.9%から16ポイントも下がって47.7%に落ち込んだ。政権内には衝撃が走っています。一番慌てているのが中川秀直幹事長。今回の復党劇で、“平沼議員以外の11人を戻す方向でやる。これなら支持率が50%を切ることはない”と、安倍首相を口説いた経緯があるからです。首相は内心、“幹事長の読みは全然違うじゃないか”でしょう」(官邸事情通)
 中川幹事長が慌てている理由はまだある。支持率急落にもかかわらず、参院サイドが「落選した造反組も年内に復党させた方がいい」(片山参院幹事長)などと“要求”を強めていることだ。
 嫌がらせのような要求に、よほどカチンときたのか、中川幹事長は訪問先のメキシコで報道陣に「来年の参院選に向けて決定済みの候補者の見直し作業を年内に始めたい」とぶち上げた。
「今の状況はまずいね」と言うのはある自民党議員だ。
「どうも衆参がバラバラになってきた。来年の選挙で一票でも多く基礎票が欲しい参院側は、無所属議員だけでなく、落選議員の後援会票も欲しい。で、片山発言なのです。しかし、中川幹事長にすれば“落選組まで復党させたら支持率はさらに急落して、安倍政権はもたなくなってしまう。それよりも、四国や九州の勝てそうにない1人区候補を何人か差し替えた方が得策”と考えている。しかし、参院の選挙区候補は青木幹雄議員会長や片山幹事長が決めたことであり、今さら差し替えたら責任問題。譲るわけにはいかない。中川幹事長と参院のバトルがエスカレートすることになったら、また醜い自民党をさらけ出すことになる」
 しかも安倍首相が“失地回復”を狙って仕掛けた道路特定財源の一般化では、自民党内ばかりか公明党からも総スカンだ。「公明党を怒らせて参院選が戦えるのか」なんて声まで出ている。
「安倍首相は、こういうときの切り札に“電撃訪中”をとっておけばよかったが、使ってしまった。残るは、金正日にまた暴れてもらうしかない。とにかく支持率だけで求心力を保っている安倍首相だから、40%に近づいていったら、党内はバラバラ、一気に赤信号ですよ」(前出の事情通)
 金正日だけが頼みになってきた安倍首相なのである。
(日刊ゲンダイ) - 12月7日10時0分更新

37片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/07(木) 20:13:22
安倍首相:小学校を視察 児童と給食たべながら談笑
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061208k0000m010064000c.html

 安倍晋三首相は7日、東京都新宿区の牛込仲之小学校(児童数242人)を視察し、子供たちと給食を食べながら談笑した。小学校卒業以来という給食に、首相は「私のころよりおいしくなった気がする」と語った。

 教育現場に足を運ぶことで最重要課題の教育改革の課題を知ろうという試み。首相は6年生の教室で、子供たちと机を囲んでわかめご飯、かじきの照り焼きなどをほおばり、「私のころはコッペパンだった」と感想を漏らした。

 児童から靖国神社参拝について聞かれ、「短い時間では答えにくいなあ」と苦笑いする場面も。最後はいじめ問題を念頭に「お互いの良さを認め合い、尊重するのも大事なんじゃないか」と話した。【小山由宇】

毎日新聞 2006年12月7日 20時03分

38片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/07(木) 20:24:45
「独りぼっちの子に声を掛けて」=小学生と一緒に給食−安倍首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000137-jij-pol

 安倍晋三首相は7日昼、東京都新宿区立牛込仲之小学校を訪問した。
 給食の用意された6年1組の教室に案内された首相は「独りぼっちの子がいたら、ぜひ声を掛けてあげてね」などとあいさつすると、子どもと一緒に小さないすに窮屈そうに着席。政治家になった理由や好物など次々と出る質問に、首相は、はしを止めて「お父さんもおじいさんも政治家だったから」「ラーメンと焼き肉だ」と丁寧に応対し、「靖国参拝ですが」という予想外の質問には、「難しい質問だな…」と小声で答えていた。 
(時事通信) - 12月7日19時1分更新

靖国参拝?「難しい質問だなあ」…首相が小学校視察
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061207i311.htm

 安倍首相は7日、東京・市谷仲之町の牛込仲之小学校を視察した。

 政権の重要課題に掲げる教育再生に向け、学校現場の実情を知るのが目的。首相は「友達を大切にして、独りぼっちの子がいたら声をかけて下さい」と呼びかけた。児童から靖国神社参拝について聞かれ、「難しい質問だなあ。おじさんはまだ決めていないんだ」と答える場面もあった。

(2006年12月7日19時23分 読売新聞)

安倍首相 小学校を訪問
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/07/k20061207000142.html

安倍総理大臣は、学校でのいじめを苦にした子どもの自殺が相次ぎ、教育のあり方が問われている中、みずから東京都内の小学校を訪れ、子どもたちに、「独りぼっちの子がいたら声をかけてあげてほしい」と呼びかけました。
安倍総理大臣は、教育の再生を担当する山谷総理大臣補佐官らとともに、東京・新宿区の牛込仲之小学校を訪れ、6年生の教室で、子どもたちといっしょに給食を食べました。安倍総理大臣は、子どものころを振り返りながら、「独りぼっちの子がいたら声をかけてあげてほしい。私も子どものころ、声をかけることができなかったことを後悔している」と話していました。また、小学生が「小さいころは何を目指していたのか」と質問し、安倍総理大臣が「野球選手になりたかった」と答えたほか、靖国神社参拝についての質問が出て、安倍総理大臣が「難しい質問だなあ」と述べる場面もありました。このあと、安倍総理大臣は記者団に対し、▽今年度の補正予算に、子どもたちがいじめ問題などについて、夜間や休日も電話で相談できる態勢を整えるための費用を盛り込むとともに、▽地域の人々と協力して、放課後、子どもたちの居場所を作る「放課後子どもプラン」を全国で実施するための経費を、来年度予算で確保する考えを示しました。

39片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/09(土) 00:43:05
「小泉政権はアブノーマルだった」 下村官房副長官
2006年12月08日21時42分
http://www.asahi.com/politics/update/1208/017.html

 「(小泉前首相がつくり上げた)与党と対立するという構図はアブノーマルだった」。下村博文官房副長官は8日、TBSのCS番組の収録で、道路特定財源の一般財源化の決着の際に、小泉前首相に比べて安倍首相のリーダーシップが見えないと指摘されたことに対して反論した。

 下村氏は「小泉さんは与党を抵抗勢力と言うことで対決姿勢をとった」とする一方、安倍政権を「議院内閣制の制度の中で非常にオーソドックス」と説明。今回の決着が批判された点について「官邸側のPR不足かなという感じはする」とも語り、広報戦略のあり方を「反省」した。

40片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/09(土) 15:33:34
道路財源改革、私の原則通りでよかった

 安倍晋三首相は8日夕、道路特定財源見直しの具体案を同日の政府与党合意を経て閣議決定したことを受け、「いわゆる特定財源全体を一般財源化する方向を徹底した。揮発油税を含めて、いわば税収を特定財源として自動的に道路に振り向けていく仕組みを変えた。まさに昭和29年(1954年)以来、52年ぶりに大きな仕組みの変更があった」と意義を強調した。さらに、首相の指示通り揮発油税などの暫定税率維持を決めたことにも言及し、「私の最初から述べている原則通りに改革案を得た。政府与党で合意できたことは本当に良かった」と満足感を示した。

 今後の道路整備に向けては、「真に必要な道路を造っていくのは当然のこと」としながらも、「仕組みが大きく変わったのは事実。真に必要な道路をしっかりと吟味していく。コストにおいても吟味していくことになる」と決意を強調した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

41片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/11(月) 21:30:38
首相 世論調査謙虚に受け止め
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/11/k20061211000120.html

安倍総理大臣は11日夕方、総理大臣官邸で記者団に対し、「世論調査の結果は謙虚に受け止めたい。わたしの内閣はスタートしたばかりであり、政策をしっかりと推進し、結果を出すことで国民の評価を得たい。教育基本法の改正案をはじめとした重要法案を成立させ、成長を促すためのメリハリのある来年度予算案を編成し、財政再建につながる歳出の削減や改革を行うことで、国民の理解を得たい」と述べました。また、安倍総理大臣は、郵政民営化法案に反対した無所属議員のうち11人の復党を認めたことに反対が多いことについて、「最終的にわたしが責任を持って判断した。この判断について、これからも国民に説明していきたい」と述べました。

42片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/11(月) 23:34:17
復党組と刺客の公認争い、選挙区の方が納得する形で調整
 安倍晋三首相は11日昼、自民党に復党したばかりの野田聖子元郵政相が2005年9月の衆院選で岐阜1区で争った佐藤ゆかり氏との次期衆院選での公認争いを巡り、地元での党員獲得数で競う考えを示したことについて、「今後、党においてそれぞれの選挙区の方々に納得していただける形での調整を行うことになるのではないか」と語った。ただ、予備選の実施など具体的な調整手法については、「選挙区ごとに事情が異なる場合もある。地元の事情を勘案しながら、選挙区に納得していただける形で分かりやすい基準の場合も、円満にいく場合もあるだろう」と述べた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

参院選の公認候補者差し替え、対決でなく皆の協力が大切
 安倍晋三首相は11日昼、首相がフィリピンでの同行記者団との懇談で来夏の参院選での自民党公認候補者差し替えに改めて言及したことを巡り、参院自民党側が反発している状況に関して、「何も対決するという話ではなく、勝つためにいかに皆が協力するかが大切だ」と訴えた。公認候補者の選定については、「とにかく勝つために皆が協力して誰がベストか選んでいく訳であって、その中で今後決めていく。いずれにせよ地元、党(執行部)、国民、党員の意向を見ながら納得される形で決めることが大切だ」と述べ、選挙での勝算を最重視して取り組む姿勢を強調した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

復党組と刺客の公認、両候補・有権者が納得する調整必要
 安倍晋三首相は11日夕、次期衆院選での公認を巡り、自民党に復党した野田聖子元郵政相が地元での党員獲得数で競う考えを示したことに対し、11日に記者会見した佐藤ゆかり氏が強く反発した状況に関して、「候補者公認の調整は今まで選挙の度に色々あった。それぞれの議員がお互いの立場を主張するのは当然なんだろう」と語った上で、「最後にはそれぞれの候補者、また地元の有権者が納得してもらえるような方向で、党で調整していかなければならない」との認識を示した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

43片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/11(月) 23:34:56
内閣はスタートしたばかり・結果出したい――支持率低下で
 安倍晋三首相は11日夕、安倍内閣の支持率が一部の世論調査では50%を割り込むなど政権発足当初から10ポイント以上低下している状況について、「世論調査の結果は謙虚に受け止めていきたい。まだ私の内閣はスタートしたばかりだ。しっかりと政策を推進していくことによって、結果を出していくことによって国民の皆さまの評価をいただきたい」と語った。

 支持率低下の要因については、「どうでしょうかね」と首をひねりつつ、「まず結果を出していきたい。結果についてよくご理解いただくべく努力していく」と繰り返した。

 支持率の低下と郵政造反組の自民党復党を結び付ける論調については、「造反組については最終的に私が責任を持って判断した。これからも、この判断について国民の皆さまに機会があれば説明していきたいと思っている」と強調した。

 支持率回復に向けた方策については、「これから国会が最終盤だ。教育基本法(改正案)をはじめ、重要法案を成立させていきたい」としたほか、2007年度予算編成で歳出削減を徹底する姿勢も改めて表明した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

44片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/12(火) 20:44:49
今年は「変化」「責任」の年――06年の印象を漢字で表現
 安倍晋三首相は12日夕、首相官邸で記者団から首相に就任した2006年の印象を1文字で表すよう求められ、「今年は私にとっては『変化』の年だった。すべてに渡って大きな変化があった」と答えた。重ねて1文字で答えるよう求められても、十分聞こえなかったのか、「それは『責任』ですかね。大きな責任を担うことになったという意味で。そういう気持ちだ」と応じた。

 一方、日本漢字能力検定協会が毎年末発表する今年を象徴する1文字に「命」が決まったことについては、「今年は前半、雪害で多くの方々が亡くなった。また、災害等で亡くなられた方々もおられる。また、いじめの問題で子供たちが自らの命を絶つという悲しい出来事もあった。命の尊さ、大切さを改めて認識した、考えさせられた1年だったと思う」と回顧。

 明るい話題としては、「秋篠宮殿下にお子様が誕生して、新しい命の誕生がいかに私たちに対して明るい希望や、また夢を与えてくれるか。こんな思いもあった年ではなかったか」と振り返った。〔NQN〕

45片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/12(火) 22:00:46
安倍首相:「私の指示…」指導力、繰り返し強調
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061213k0000m010055000c.html

 安倍晋三首相は12日、首相官邸で記者団に対し「私の指示に従って」「私が判断したい」など、自身の指導力を繰り返し強調した。世論調査で内閣支持率が低下しており「指導力不足」との批判の打ち消しに躍起になった格好だ。

 首相は来年度の国債発行減額について「私の指示に従って、各部門で厳しい交渉が行われていく」と述べ、国会の会期延長は「最終的には私が判断したい」と語った。5分間で計7問の質問に答える中で「指示」という言葉を3回使った。

【小山由宇】

毎日新聞 2006年12月12日 19時24分

46片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/13(水) 20:45:57
特集ワイド:年末「YK」対談 乱れ始めた「安倍劇場」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061213dde012010029000c.html

 ◇自民党前副総裁・山崎拓氏、自民党元幹事長・加藤紘一氏

 06年の政界は、安倍政権が誕生し、新たな局面を迎えた。「安倍劇場」はどう展開してゆくのか。教育基本法案で揺れる年末国会の合間に、自民党の大ベテラン、山崎拓・前副総裁(70歳。衆院当選12回)と加藤紘一・元幹事長(67歳。同12回)に語ってもらった。司会は松田喬和専門編集委員。【構成・太田阿利佐】

 ◇支持率急落。シナリオなしの今後が問題/世間はそれほど自民党さまさまじゃない

−−安倍政権の評価は。

加藤 まだよく分からない。中韓訪問と北朝鮮のミサイル・核問題への対応は、想定問答内で立派だった。問題はシナリオなしの今後だ。気になるのはまだ成立後3カ月なのに支持率が急落していることです。

山崎 安倍さん(晋三首相)は今のところ、小泉さん(純一郎前首相)のようにやりたいことがはっきりしていない。それが影響しているのでは。中韓との首脳外交再開は上々の出だしだったが、北朝鮮のミサイル発射・核実験の後の対応は国連決議という圧力一辺倒で、対話と圧力になっていない。 

加藤 政権発足後、新たな情勢が二つ生じました。一つは北朝鮮の核実験。もう一つは米中間選挙でブッシュ大統領が上下両院で敗退したこと。ブッシュ政権は単独主義を放棄させられ、国際協調外交に変質し、米朝はすでに2国間交渉に入っている。日本だけが置いてけぼりで、対応の遅れが始まっています。

−−小泉前首相の3回目の訪朝はあるのでしょうか。

山崎 6日に会ったが「平壌宣言の当事者として宣言が死文化したことは遺憾千万だ。もう一度生き返らせたい。それには圧力だけでなく、対話の努力が必要ではないか」というのが小泉さんの考えでした。私はそれならもう一度訪朝し、核問題、拉致問題を解決しつつ、国交正常化の交渉をやるという原点に引き戻したらどうかと進言した。

−−訪朝の段取りは山崎さんがつけるのですか。

山崎 ただ行くということはありえないから、下準備が大変だ。ただし、やりようがあると思っている。

      *

−−北朝鮮の核実験後、安倍首相は「非核三原則は堅持」としながらも中川昭一政調会長や麻生太郎外相が核論議を容認した。核武装につながりかねない問題発言との認識に乏しい。首相の指示による道路特定財源の一般財源化方針にも中川政調会長が「党内の99%が反対」とするなど、威令が届いていません。

加藤 異常です。基本的に各ポジションにある人が議員個人としてどう考えるかはあまり意味がない。ポジションに就いたら、公式発言でなんぼ、です。だから総理が「個人としてはいいんじゃないか」と言ったらもうおしまいですよ。証券市場で「買う」と言って買わなかったら大混乱になるのと同じで、政治家は言葉が勝負なんですから。全般的には政策決定過程をもっと整理しなくてはいけないと思う。首相官邸は少人数だから権力が集中してパワーが生じるのに、補佐官などを含め5人も6人も増やしたらまとまらない。わざわざ苦労が多くなるように仕組みを変えている。

山崎 要するに論功行賞内閣だ。総裁選に貢献した若手を抜てきせざるを得ないが、ポストがない。だから権限の裏づけがないのにあるかのごとく振る舞えるポストに就けた。みんな勝手に踊り出したから、舞台は大混乱し、観客は目を見張るばかりだ。しかし、筋書きがない芝居はやがてあきれられる。政策決定については、小泉さんのような強い首相権限の発動や官邸主導型を安倍さんも踏襲したいのだろうが、力が不足している。当選5回というハンディがある。しかも周りはもっと当選回数が少ない人ばかり。経験なき知識でやるから知識なき経験に劣る。若手中心の政権運営の欠陥がやや露呈しつつあります。

47片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/13(水) 20:47:30
−−安倍さんのセールスポイントは高い支持率だったはず。これが下がると自民党の危機ではないでしょうか。

加藤 幸いといってはなんですが、民主党がそれを上回って不調です。小沢さん(一郎代表)も意気が上がらず、他のリーダーも重要政策で分裂している。でも民主党が体制を立て直してきたら自民党は危ない。

山崎 小選挙区制度下で永遠の一党支配はありえない。その時限爆弾装置の一つは来年の参院選だ。総裁選では多くの自民党議員が「小選挙区では党首のあり方が勝負を決する。小泉さんのような人気者を」と背が高く、美男子で毛並みもいい安倍さんを支持した。しかし、そもそもの認識に間違いがある。選挙は、党首の顔じゃなくて争点で決まる。小泉総裁、安倍幹事長で戦った04年の参院選だって負けた。争点の年金での政策設定が間違っていた。小泉さんの下で国政選挙は4回あったが2勝2敗だ。

−−かつてはタカ派と見られた山崎さんも最近は左ですね。憲法改正、安全保障問題をめぐる自民党内をどう見ますか。

山崎 戦争を知らない世代が台頭し、力を持ちたいと考える傾向が強い。われわれは、武力行使をしない平和国家が常に基本であり、だから党の憲法改正案にも9条1項を残した。にもかかわらず、それを変えようという考えが若い人にある。軍事力を背景としない外交は迫力を欠き、実行力がない、北朝鮮が核実験したなら日本もという発想。軍事力を背景に国際社会で自分の主張を通そうというのは、非常に危険な思想だと思う。

      *

加藤 党内では集団的自衛権の行使容認の方向が当然のような雰囲気ですが、仮に今、憲法改正や解釈変更で行使が容認されていたら、イラクへの自衛隊派遣には戦闘地域も含まれていたでしょう。米国に「わが国の平和と安全に重大な影響がある事態だ。イラク進攻に付き合ってほしい」と言われ、おそらく陸上自衛隊に100〜200人規模の犠牲が出ても撤退できず、英国のように苦しんでいたはず。そこを考える力を自民党が失い、やたらと近隣諸国に敵対して「北朝鮮が核を持ったから日本も」では、この国はおかしくなる。

山崎 自民党も民主党も世代間で違いが出ているね。子どもながらに戦争経験を持ち、戦後政治も見てきた人間としてやはり歯止めが必要だと思う。今の自民党は、ややあだ花みたいに異常に膨張している。やがて矛盾が出て爆発しかねない。自民党を離党するなら国会議員も辞めるなんて書面に署名させている。ちょっと行き過ぎだよ。国会議員にするかしないかは選挙民が決める。僕らもそんな書面にサインしたらしいんだけど。

加藤 ははは。

山崎 ははは。今の自民党にはそういうおごったところがある。世間はそれほど自民党さまさまじゃない。しかも自民、民主両党が政策面であまり変わらず、世代間の違いをともに抱えている。有権者が一党支配を望まなくなったり、争点によって政権交代が起きた時には政界再編になる可能性がある。

48片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/14(木) 21:06:33
タウンミーティング問題:給与返納、首相気色ばむ 野党指摘に「失礼ではないか」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20061214dde001010039000c.html

 ◇野党「金で済ます、美しくない」

 タウンミーティング(TM)の「やらせ質問」問題の責任を取り、首相給与3カ月分の返納を決めた安倍晋三首相が14日の参院教育基本法特別委員会で、「お金で済ます問題ではない」との野党議員の指摘に「失礼ではないか」と気色ばむ一幕があった。

 神本美恵子氏(民主)が給与返納を「お金で済ませる問題ではない。美しいやり方ではない」と皮肉交じりに追及。これに首相は「『お金で済まそうとした』と言うのは失礼ではないか。(公務員のけじめのつけ方は)減給などの処分方法が決まっている」と反論した。一方、TMに関しては「質素でも中身のあるTMに改善したい」と運営方法を改め、再開させる意向を示した。【平元英治】

毎日新聞 2006年12月14日 東京夕刊

49片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/15(金) 23:03:34
政権初の国会で首相の「説明意欲」は?
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20061215/20061215-00000052-jnn-pol.html

 就任後、初めての国会を何とか乗り切ろうとしている安倍総理。国民が知りたいと思った点について、総理本人の言葉は必ずしも十分ではありませんでした。

 総理として初めての国会。安倍総理は以前は語っていた自らの歴史認識を封印し、無難なスタートを切りました。

 「村山談話については、それを引き継いでいくという立場を表明しています」(安倍晋三 首相:衆院予算委員会・10月6日)

 しかし、安倍総理が重要な発言をしたのは実は国会の外。いずれも海外メディアのインタビューに答える形でした。憲法について「時代にそぐわない条文として典型的なものは9条であり、改正すべきと考えている」。フィナンシャルタイムズ紙でのインタビューでの発言です。

 国会で追及されても、安倍総理の答弁からは、日本の国民に丁寧に説明しようという意欲はあまり感じられませんでした。

 「日本のプレスに対しては、既に幹事長時代、あるいは幹事長代理時代にその理由等について話をし、自由民主党としては既に(憲法)改正案を出しておりますから、それを読んでいただければ、ご理解がいただけると」(安倍首相:党首討論・11月8日)

 「この条文の意味するもの、それをどのように、総理が言う国民の手によって作り直すという憲法に反映されるのかということを、総理のお考えをお聞きしたかったんですけれども」(民主党・小沢一郎代表:党首討論・11月8日)

 過去に何を語ったかより、総理として何を語るかが重要なのは当たり前ですが、野党の追及の甘さもあって、9条をどう変えるか、議論はかみ合いません。

 さらに「ワシントン・ポスト」のインタビューをきっかけに、ミサイル防衛に関する過去の官房長官談話の見直しを示唆する発言も出ましたが、野党側がこれを安倍総理にただすことはありませんでした。

 憲法改正が現実味を帯びつつある中、次の国会では集団的自衛権や憲法改正の問題について、与野党とも、腰を据えた議論が求められます。(15日17:52)

[15日20時40分更新

50片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/16(土) 19:30:42
首相とブッシュ元大統領、北朝鮮巡り意見交換

 安倍晋三首相夫妻は16日午前、来日中のブッシュ元米大統領夫妻と都内のホテルで約1時間、懇談した。首相によると、北朝鮮問題など国際情勢を巡り意見交換した。ブッシュ氏は14日に北京での講演で、小泉純一郎前首相の靖国神社参拝に言及したが、この日は触れなかったという。

 首相は「1990年の日米安保条約改定30周年式典の際、(当時は大統領だったブッシュ氏と)お会いしている」と語りかけたが、ブッシュ氏は「だいぶ前の話だから忘れてしまった」との答えだった。

 この後、塩崎恭久官房長官も約30分間、ブッシュ氏と会った。nqn

51片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/18(月) 22:12:10
本間政府税調会長、税や経済への見識生かして職責全うを

 安倍晋三首相は18日夜、首相官邸で記者団に対し、政府税制調査会(首相の諮問機関)の本間正明会長が都内の公務員官舎で親しい女性と同居中などと報じられた問題を巡り、与野党からの批判が相次いでいる状況に関して、「入居に際してはルールにのっとって入居されたと聞いているが、色々なご批判があることも承知している。職責を果たすことによって、責任を果たしてもらいたいと思う」と述べ、引責辞任は求めない考えを示した。

 政府税調会長としての本間氏の適格性については、「本間会長に税に対する、また経済に対する見識を生かして職責を全うすることによって責任を果たしていっていただきたい」と重ねて支持した。

 公明党幹部からも、本間氏の事実上の更迭を求める声が上がっているとの指摘に対しては、「今、申し上げた通りで、見識を生かしてあるべき税制の姿を作っていく、議論していくことによって、まとめていただくことによって、職責を果たしていただき、責任を果たしていただきたいと思う」と繰り返し擁護した。〔NQN〕

52片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/18(月) 22:15:21
日中歴史共同研究、専門家の冷静な議論は極めて有意義

 安倍晋三首相は18日夜、10月の日中首脳会談で年内に立ち上げることで合意した日中歴史共同研究の両国委員を同日発表したことに関連し、2008年中に発表する予定の研究成果への期待について、「専門家、学者の方々がその見識、知見を生かして、冷静に静かな雰囲気の中で、歴史について議論することは極めて有意義だと思うし、両国にとっても好ましいことだと思う」と指摘した。

 今後の日中関係に及ぼす影響については、「むしろ歴史の問題について誤解があれば、こうした専門家がアカデミックな議論をしていくことが大切ではないか。それを静かに見守っていくことが必要ではないか」と意見を控えた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

53片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/19(火) 20:35:22
自民片山氏「小泉さんより常識人」――安倍首相の3カ月を採点

 「小泉さんより常識人だ。常識人であるということは調整的でもある」――。自民党の片山虎之助参院幹事長は19日午後、国会内で記者会見し、発足から約3カ月たち、臨時国会を終えた安倍晋三首相の政権運営をこう論評した。
 さらに、小泉純一郎前首相との違いについては、「安倍さんは一種の国家観とか歴史観という理念があるのは事実。これから本当に安倍さんの持ち味や力量が出てくる」と指摘した。
 19日で閉会した今国会を振り返り、「国対の努力もあったが、これだけ重い法案を通した臨時国会なんてない。教育基本法なんて60年いじらなかった。防衛省だってそうだ。貸金業法だって地方分権改革推進法だって結構重い」とし、「そういう意味での評価がもう少しあってもいい」とアピール。
 将来についても、「あの人の可能性だとか持つ雰囲気からいったら、段々化けていける可能性はあると思っている。だから、みんなあれだけの多数で(自民党総裁選で)選んだ」と強い期待を寄せた。
 今後の課題については、「私は安倍カラーをはっきり出した方がいいと思う。国民に訴える力がもっと分かりやすく端的だった方がいい。それは小泉さんの方がインパクトがある」とも述べ、前任者の良い点には学ぶよう助言。
 同時に、「キャラクターが違うんだから無理しちゃダメ。パッと切って捨てるのがいいという人も良くないという人も当然ある。多くの人に共感を持ってもらうには持ち味を出すことではないか」とクギも刺した。
 最近の内閣支持率低下に関しては、「正攻法で成果をちゃんと積み上げていったら、また上がってくると思う。一喜一憂しない方がいい」と首相を激励した。
 一方、5年5カ月の任期を全うして今年9月に退陣した小泉前首相の政治手法に関しては、「小泉さん流の割り切りがいい面と悪い面がある。そんな世の中簡単じゃない」と複雑な心境をのぞかせながらも、「しかし、国民から見ると分かりやすくてバサッといくから、それなりの受け入れやすいところがある。政治家としては大変優れた資質だと思ってみていた」とも認めた。〔NQN〕

54片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/19(火) 21:02:54
安倍首相会見:国民投票法案 次期国会で成立目指す
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061220k0000m010076000c.html

 安倍晋三首相は19日夕、内閣発足後初の臨時国会の閉会を受けて、首相官邸で記者会見した。憲法改正については「歴史的な大作業だが、(首相)在任中に憲法改正を成し遂げたい。まず改正手続き法の国民投票法案を来年の通常国会で成立させたい」と述べ、国民投票法案の次期通常国会成立を目指す考えを示した。

 また、首相は集団的自衛権行使を認めていない現在の憲法解釈の変更に関して「政府において、私が責任を持って最終的な判断をしなければならない。政府内で研究を進めていかねばならない」と語り、政府内で研究したうえで自ら判断する意向を表明した。

 内閣支持率低下の主因となった郵政民営化造反組の自民党復党については「復党を認める決断を私の責任で行った。改革を進めていく姿勢にも、国づくりの中身にも、全くの揺らぎはない」と述べ、「指導力不足」や「改革後退」のイメージ打ち消しを図った。【西田進一郎】

 ■内閣支持率の回復に躍起

 安倍晋三首相が19日、臨時国会閉会にあたって行った記者会見は、続落する内閣支持率の回復に躍起となっている首相官邸の焦りを反映したものとなった。約20分間の会見予定時間の大半は首相が政権発足約3カ月間の成果を強調するのに費やされ、記者からの質問は事前に内容通告した内閣記者会幹事社からの2件だけで打ち切られた。「異例の会見」には、終了直後、記者側から批判が相次いだ。

 首相の会見は、通常国会閉会や予算成立の際に行われてきたが、臨時国会閉会時の会見は異例。郵政造反組の自民党復党をきっかけに、首相に対し「指導力不足」「改革後退」などの批判が噴出した。それに加え、政権浮揚を狙って仕掛けた道路特定財源の一般財源化問題では逆に自民党道路族に押し込まれ、政府主催のタウンミーティングでの「やらせ質問」問題、政府税制調査会の本間正明会長が公務員宿舎で知人女性と同居していた問題などが続いた。

 このため首相は会見で、小泉純一郎前首相のように自分の言葉とペースで説明し、国民に改正教育基本法や防衛省昇格法の成立という成果を理解してもらうことで、局面転換を狙ったとみられる。会見場では「安倍内閣3カ月間の成果」と題するA4判4ページの資料を配布。首相は「改革を進めていく姿勢にも、国づくりの中身にも全くの揺らぎはない」と訴えた。だが終了直後に「質問封じだ」との声まで上がったこの会見が、支持率アップに直結するのかは疑問だ。【佐藤千矢子】

 ◇安倍晋三首相が19日記者会見した要旨は以下の通り。

 【臨時国会】 内閣の最重要課題の教育基本法、地方分権改革推進法、防衛庁の省昇格関連法など政府が提出した法案はすべて成立した。これらは、戦後レジーム(体制)から脱却して、新たな国づくりを行う基礎、礎となるものだ。

 【復党問題】 私の責任において、自民党を離れた人の復党を認める決断をした。復党によって、私が改革を進めていく姿勢が揺らぐことは全くない。むしろ美しい国づくりを進めていくうえで、新しい力が加わり、より強化された。

 【憲法改正】 自民党で憲法草案の第2次案を出すことは今の段階では考えていない。国民の声にも耳を傾けながら、政党間で話し合い、最終的な成案を得なければならない。歴史的な大作業だが、私の在任中に何とか成し遂げたい。改正手続き法である国民投票法案を来年の通常国会で成立させたい。

 【集団的自衛権】 何が(憲法解釈で)禁止されている集団的自衛権であるか研究すべきだと言ってきた。これは諮問会議にお願いして検討することではない。政府において、私が最終的に責任をもって判断しなければならない。現在、研究しているところで、個別具体的に類型として示す段階ではない。

毎日新聞 2006年12月19日 20時44分 (最終更新時間 12月19日 20時59分)

55片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/20(水) 23:17:12
http://www.rondan.co.jp/html/kisha/0612/061220-1.html

飯塚洋
井上義行
初村滝一郎?

56片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/20(水) 23:23:42
安倍ちゃん、胃が荒れてないだろうか?

支持率低下の首相、読書で同感「難儀でござる」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061220i315.htm?from=main3

 「難儀でござる」。安倍首相は20日、中国新聞の新年インタビューで、最近読んで印象に残った本として、同名の時代小説(岩井三四二著、光文社刊)を挙げた。

 首相は作品について「いろんな難題にぶつかって対応した戦国時代の人たちの物語だ」と紹介。「人間とは、困難な状況にぶつかった時に真価が問われるんだなあと思った」と感想を述べた。

 就任3か月で内閣支持率の低下が続く首相は、自らを戦国時代で難問に立ち向かう人々に重ねたようだ。

 インタビューは、自民党の中川幹事長との対談形式で行われた。首相は先月末に引っ越した首相公邸での生活について、「くつろぐところまでいっていない。小泉前首相に尋ねたら、半年もすれば慣れるよ、と言われたが、半年もかかるのか、と…」と心情を吐露。

 ストレス解消法というビデオでの映画観賞についても、「自分でビデオを借りに行けず、あんまり見ていない。家内にでも行ってもらおうかなと思う」と半ばぼやき節だった。

(2006年12月20日22時51分 読売新聞)

57片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/20(水) 23:58:11
会見打ち切り、首相「申し訳ない」 冒頭発言長くなり…
2006年12月20日22時56分
http://www.asahi.com/politics/update/1220/012.html

 安倍首相は20日夜、前日の記者会見で冒頭発言が大半を占め、事前通告があった代表質問2問のみで打ち切ったことについて、「ちょっと熱が入り、私の最初の話が長くなった。事務的な行き違いがあって、ああいう形になったようだ。申し訳ない。事務方にも(今後は)こういうことのないように指示している」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 また首相は、自由質問を受け付けないまま会見を終えた姿勢について「国民との対話を掲げている首相の考えとは矛盾するという認識か」と問われ、「そういうことだ」と認めた。

 塩崎官房長官も20日の会見で「できるだけ質問は多くとってコミュニケーションは行うべきだと思う」と語った。

58片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 00:33:26
「安倍政権 長い目で見て」 野中広務氏に聞く
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1166540400=116657553328052=1

 十九日に来県した野中広務元自民党幹事長は、大分合同新聞のインタビューに応じ、安倍政権を「地味だが、小泉政権で生じた格差の是正と『再チャレンジ』に重点を置いている」と評価した。
 安倍政権が小泉路線の継承と言われていることについて、「実際は違う。就任直後に中国、韓国を就任して外交を百八十度転換した。日本の将来のためにバランス感覚のある政治をしようとしている。国民は少し長い目で見るおおらかさが必要なのではないか」と指摘。
 今後の政権運営の課題として「官僚支配の中で力を発揮するには、官邸のスタッフが不足している。逆に首相補佐官などに政治家を入れすぎて邪魔になっている」ことを挙げた。
 来年夏の参院選については「統一地方選後にある参院選は、地方議員に力が入らず自民党には厳しい戦いになる。公明党との協力が重要」とする一方で、「ただ、野党もふがいない。臨時国会の教育基本法改正案の審議では、タウンミーティング問題のような重大な問題を徹底的に追及できなかった。戦える態勢になっていない」と野党の”力不足”を指摘した。

政懇12月合同例会
 大分政経懇話会十二月合同例会が十九日、大分市のトキハ会館で開かれ、元自民党幹事長の野中広務氏が「今、日本を憂う」と題して講演した。
 野中氏は一九二五年生まれ。京都府出身。京都府園部町(現南丹市)の町議、町長、京都府副知事などを経て八三年に衆院議員に初当選。九四年に誕生した村山富市内閣で自治相・国家公安委員長に就任。自民党幹事長などを歴任して〇三年に政界を引退した。現在は日中友好協会名誉顧問などを務める。
 野中氏は今年九月まで続いた小泉政権について「外交は米国一辺倒だった。昨年の郵政民営化では、参院で法案が否決されると、議会制度を無視して衆院を解散し、志を持って反対した議員に『刺客』まで立てた」と批判した。
 その上で、日本が発展するためには「東アジアとの関係が重要」と強調。就任直後に中国、韓国を歴訪した安倍晋三首相については「中国などとの関係を軸にしながら日米同盟も維持しており、小泉政権と百八十度違う方向に進んでいる」と評価した。

59片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 00:35:15
なんだこの寂しさは。

「がけっぷちから優勝」 首相、王監督らを表彰
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006122001000470.html

 安倍晋三首相は20日午後、官邸でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に優勝した日本代表の王貞治監督らに、日本プロスポーツ大賞の内閣総理大臣賞を授与、表彰状を手渡した。首相は「一度はがけっぷちまで行きながら、よく優勝できた。大きな感動を与えてくれた」と称賛した。

 王監督は、首相に記念に背番号「1」の日本代表ユニホームをプレゼント。同席した森喜朗元首相が「安倍は一番だ」と声を掛けると、満面の笑みを浮かべた。

 王監督は授与式後、記者団に首相へのメッセージを聞かれ「政治の世界では大変ご苦労なさっているようだが、スポーツマンシップを持って不屈の闘志でがんばってほしい」と激励した。

 授与式には、王ジャパンの主力となった小笠原道大、上原浩治両選手も同席した。

60片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 00:39:05
永田町の風 -鳥取県の国会議員リレーコラム
支持率よりも大切なこと
2006/12/17の紙面より
− 石破 茂 −
http://www.nnn.co.jp/rondan/nagata/061217.html

 小泉政権はなぜ高支持率を維持したまま五年半も続くことができたのか。私自身、客観的な評価はなかなか難しいのだが、その要因は「小泉総理一人が光り輝くスターであり、閣僚や党役員は脇役に徹し、それぞれの持ち味を出していた」「人材を必要なときには登用し、必要がなくなれば切って捨てる冷酷さがあった」「細かな政策は閣僚に任せ、ここ一番という時にだけ総理の決断がなされた」「大きなスキャンダルがなく、清新さを保ち続けた」ことにあったのではないか。


一粒で二度おいしい
 国民的人気を背景としているところは安倍内閣も一緒だが、「まさかできるとは誰も思わなかった」小泉内閣と「最初から勝負が分かっていた」安倍内閣とでは相当に異なる。マスコミの作る世論とは誠に恐ろしいもので、持ち上げるだけ持ち上げておきながら、潮目が変わるのを見届けるや「あんな人とは思わなかった、期待外れだ」と一気にたたきに回る。期待感を高めておいた方が失望感も大きいのは当然で、一種の自作自演、「一粒で二度おいしい」みたいなものである。

 気の毒なのは情に厚い安倍総理で、「自分を応援してくれた人に報いよう」「それぞれの人の立場を立ててあげよう」「造反して無所属でいる不遇な人を救おう」としたこと自体、人の道としてはまさしくそうあるべきものだが、権力の維持とは全く別の世界であるようで、今のところこれらはことごとく裏目に出てしまっている。

 こんなときに、何とか支持率を上げようとして小細工をろうすべきではない。外交的成果を挙げようなどと派手なことをしても決して国益にはならない。小泉総理が「とにかく郵政の民営化!」を掲げたように、安倍総理が教育改革と憲法改正を成し遂げたいのであれば、国民に向けその必要性を自身の言葉で、抽象論ではなく具体的かつ率直に語り、そこに至る道筋を明確に提示すべきなのだ。教育を、憲法をどのように変え、いかなる国を目指そうとするのか、その具体像が見えてこないから国民はいら立っているのではないか。


深淵を垣間見る
 歴史的改革であるほど強い批判が伴うのであり、これを恐れていては何もできない。祖父岸信介元総理の轍(てつ)を踏むまいとして「これらを成し遂げるには長期政権でなくてはならず、そのためにもまず政権の安定こそが最優先」などと考えてはならない。

 閣僚のころ、総理執務室で総理と一対一で話す機会が何度かあった。そこにいるのは、髪を振り乱して絶叫する、気迫に満ちた小泉総理ではなく、権力者の孤独さにさいなまれ、疲れきった初老の人であった。一歩外に出るや、たちまち元の小泉総理に戻られるのであるが、権力の深淵を垣間見た思いがしたものだった。

 来年が正念場、何とか政権を支えていかねばと思う。

61片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 01:14:38
銀行からの献金自粛、常識にのっとった判断・党も理解する
 安倍晋三首相は20日夕、首相が大手銀行が再開を検討している政治献金の受け取りを自粛するよう自民党に19日指示したことを巡り、独断との反発が党内から上がっていることについて、「これは私が決断したことだ。国民の皆さんの考え、そうした常識にのっとって私が判断した」と強調した。党側の反応についても「党の皆さんも理解をしていただけるだろうと思う」との見通しを示した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

62片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/21(木) 01:17:49
首相、逆風意識し弁明・改革成果を強調
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20061220AT3S1902919122006.html

 安倍晋三首相の19日夕の記者会見は、郵政造反組の復党や政府税制調査会の本間正明会長の公務員官舎への入居を巡る問題など、政権への逆風が強まる現状を映して苦しい弁明が目立った。首相は来年度予算の歳出削減路線や教育改革の取り組みなど就任以来の成果を強調。大手銀行の政治献金自粛も表明したが、批判が収まる気配はなく、当面、難しいかじ取りを迫られそうだ。
 「内閣はスタートしたばかり。批判には謙虚に耳を傾け、結果を出して国民の信頼を得たい」。首相は冒頭、予定時間を大幅に超えて、支持率低下につながった問題を中心に自らの立場を延々と説明。記者団の質問はたった二問で終わった。
 首相発言は国会での所信表明演説のような調子が目立ち、多くの課題を網羅したため、逆に焦点がぼけた印象を与えた。
 首相はタウンミーティングの「やらせ質問」問題について「関係者を処分し私も首相給与3カ月分を返納しけじめを付けた」と主張。復党問題では「復党(を容認)しても改革を進める姿勢は全く揺るぎない」と力を込めた。
 一方、首相は政治献金の自粛に加えて「(来年度は)公務員定員を2000人以上削減する」と新たに表明。来年度の新規国債発行額が過去最大の減額幅になるなど「財政規律を守る意志を内外に示せた」とも誇ってみせた。
 国会を総括する記者会見で、あえて献金自粛など新たな施策を打ち出した背景には、日々高まる政権批判への危機感がある。事前に「安倍内閣3カ月間の成果」と記した四枚の資料を配布したことからも、それがうかがえる。
 日本経済新聞の世論調査では、内閣支持率が就任当初の9月下旬に71%と高水準だったが、復党問題やタウンミーティング問題などの影響で11月下旬には59%に低下。その後も道路特定財源問題を巡る対応への反発や、本間氏の官舎問題といった「失点」が次々と浮上している。
 就任当初、首相は官邸主導の機動的な政策立案を図ることを狙い、塩崎恭久官房長官をはじめ自分と考えの近い側近を要職に起用した。しかし、危機対応が迫られる局面が続く状況下で「与党側との意思疎通が足りない」(首相周辺)という「チーム安倍」の弱点が露呈した格好だ。

63片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/22(金) 23:30:08
安倍政権、本間氏辞任で支持率低下に拍車も
http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=businessNews&storyID=2006-12-21T174800Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-240610-1.xml

 [東京 21日 ロイター] 郵政造反議員の自民党への復党問題、タウンミーティングの「やらせ問題」など難題続きの安倍政権にとって、政府税制調査会の本間正明会長の辞任は、政権の支持率低下に拍車をかける事態に発展する恐れが出てきた。

 安倍晋三首相は「結果を出すことで国民の支持を得たい」としているが、これから政権浮揚の決め手となる政策は見当たらず、与党内では先行きを懸念する声も聞かれる。

 塩崎恭久官房長官は21日午前の記者会見で、本間氏が「一身上の理由」により税調会長を辞任したいとの申し出があったことを明らかにした。「職務を全うすることで責任を果たして欲しい」と擁護していた安倍首相は慰留したが、本間氏の「強い申し出」(官房長官)により辞任は了承されたという。

 本間氏の「一身上の都合」とは、本間氏が家族ではない女性と同居しているとの報道を受け、連日マスコミが取材に押しかけるため、職務を全うしようにもできない状況になったためだ、と官邸筋は説明している。



 しかし、政権への打撃を避けるため、官邸側が本間氏に辞任を促したと与党内ではみられている。

 最近のメディア各社による調査では、当初60%前後だった内閣支持率が軒並み40%台に落ち込み、安倍人気に陰りが出てきている。「税調改革」の目玉として起用された本間氏の辞任は、これに拍車をかけそうだとみられている。支持率はまだ底を打っておらず、「このままジリ貧になりかねない」(自民党関係者)と、早くも参院選への影響を危ぐする声もあがっている。

 安倍首相直属の「教育再生会議」(野依良治座長)が来年1月にまとめる第1次報告は新味が乏しく、経済財政運営に関する中期方針も「支持率回復の材料になるかどうか分からない」(官邸筋)といい、政権浮揚に向けた決め手は現時点で見当たらない。「小泉前首相の訪朝が最も効果的だ」といった皮肉めいた意見も与党内の一部でささやかれている。

 先の臨時国会では、教育基本法改正案など重要法案を成立させ、2007年度の予算編成も24日には政府案ができあがる。ある政府関係者は、復党問題や「やらせ問題」など「安倍首相は前政権から受け継いだ負の遺産の対応に苦慮している」と指摘する。また「安倍政権はやることはやっているが、劇場型政治に慣れた国民にとっては普通のことにしか見えないのだろう」と同情する。

 自民党の中川秀直幹事長は20日、地元紙の正月用特集で安倍首相と対談した際、「矢継ぎ早に成果をあげた3カ月だった」と持ち上げた。一方の安倍首相は、戦国時代に難題に直面した人々を描いた「難儀でござる」と題した書物を紹介し、「人間は困難にぶつかった時に真価が問われる」と自らに言い聞かせていた。

64片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/22(金) 23:39:43
福井のことが頭にあったのなら、真似シンゾーの面目躍如だ。

本間会長辞任――首相、反発読み違え、ぎりぎりまで擁護、危機管理の司令塔不在
日経12/22
 政府税制調査会の本間正明会長の辞任に至る経緯を検証すると、野党だけでなく与党も反発していたことに鈍感だったり、首相官邸が幾重にも状況を読み違えていたことがうかがえる。安倍晋三首相は本間氏をかばい続け、事態を長引かせた。危機管理の司令塔は不在で、最後は世論に押し流される形となった。
 「周りが悪いんじゃないのか。首相は孤独なんだから、もっと周りがきちんとしないと駄目だ」。二十日夜、自民党の中川昭一政調会長は同じ会合に居合わせた塩崎恭久官房長官にこう苦言を呈した。森喜朗元首相もその日午後に首相に会った際、「首相補佐官が遠慮しないで(外向けに)いろいろ話した方がよい」と助言した。
与党の動き誤算
 それまで官邸の動きが鈍かったのには理由があった。本間氏辞任が首相の任命責任に直結しかねないと懸念していたためだ。高い内閣支持率を背景に少々の批判は突っぱねた前政権の手法も脳裏にちらついたようだ。「村上ファンド問題のとき、小泉政権は福井俊彦日銀総裁を守った。それを意識しているのか」。霞が関からは、こんな声が漏れた。
 最大の誤算は、足元の与党の動きだった。自民党税制調査会の幹部らが本間氏を毛嫌いしているのは知っていたが、津島雄二会長や町村信孝小委員長らは総裁選で安倍総裁を支持した面々。本気でクビを取りに来ているとまでは思っていなかったフシがある。
 本間氏自身は問題が発覚した直後から必ずしも会長のいすにこだわっていなかった。官邸がかばっているから辞めずにいたとの見方もある。
 十八日、公明党の漆原良夫国会対策委員長が更迭要求をぶち上げ、官邸もようやく慌て始めた。与党の意識はもはや公務員官舎に入居していたことの是非ではなく、来年の参院選にどう影響するかに向いていた。
最後はあっさり
 事態が急変したのは二十日深夜。塩崎氏らに「説明責任」と迫られた本間氏は二十二日に釈明の記者会見を開きたいと申し入れていたが、官邸から何の反応もなかった。官邸の変わり身を察知した本間氏は「私の不徳の致すところ」と辞任を決意した。
 二十一日朝、本間氏は首相に電話した。
 「政権にこれ以上、ご迷惑をお掛けできません。期待にこたえられず、申し訳ありませんが、辞任させてください」
 「仕方ないですね」
 それまで擁護姿勢だった首相はいともあっさり了承した。
 「一身上の都合で辞任させていただきたいと話がありまして……」。記者団から本間氏の辞任理由を聞かれた首相は「一身上」と十三回も繰り返した。

65片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/23(土) 11:52:10
届かぬ『首相の言葉』
“一方的”に語り“双方向”不熱心
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20061223/mng_____sei_____000.shtml

 安倍晋三首相=似顔絵=の発信力が上がらない。国民との対話重視を掲げる首相だが、言葉遣いが慎重でインパクトに欠ける。自分が用意したメッセージを伝えようという意欲はおう盛だが、メディアなどの疑問に答えることには消極的なのも、首相の声が国民に届かない原因となっている。 (大杉はるか)

■13回繰り返し

 「一身上の都合だからやむを得ないと判断した」。首相は政府税制調査会の本間正明会長が辞任した二十一日、記者団に辞任を認めた理由について、同じフレーズを繰り返した。辞任を求めるムードが高まる中、首相は前日までは「職責を全うしてほしい」と主張していた。このため記者団の質問は、あっさりと了承した理由や任命責任に集中した。

 これに対し、首相は十三回も「一身上の都合だから」を口にした。

 用意されたフレーズの繰り返しは、首相の常とう手段だ。臨機応変に言葉を探して説明する姿勢はあまりない。だから、失言はないが、心に響く言葉もない。

 首相に対しては官邸内からさえも疑問の声が出始めている。ある政府筋は「首相は自分の言葉がない。官僚と違うのだから、もっと自由に話をしていいのに。育ちの良さは争えないが」と批評する。

■質問打ち切り

 十九日の記者会見では、首相は約十九分間、安倍内閣の実績や基本姿勢を訴え続けた。その後、記者団の質問が行われたが二問で打ち切りに。記者会見なのか講演会なのか分からなくなってしまった。

 首相は翌日、事務的な手違いがあったとして「申し訳なかった」と陳謝。長谷川栄一内閣広報官は「前例では、長くても二十五分程度だったので打ち切ってしまった」と釈明した。

 しかし、会見の冒頭に二十分近く話し続けること自体に、質問を受けるのをできるだけ少なくしようという首相の思いが透けてみえる。

■“昼ぶら”激減

 首相のぶら下がり取材は小泉前首相の時は、昼と夜の一日二回行われていたが、安倍首相は「一日一回」とする方針を打ち出した。その後、内閣記者会との交渉の中で「公務がなければ」などの条件で昼も応じるようにはなったが、その回数は、就任から三カ月間でたったの十回だった。

 確かに首相の昼は、国会の準備や来客などで多忙だ。ただ「三カ月で十回」という数字からは、メディアの先に国民がいるという意識が薄いように思えてならない。

66片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/23(土) 21:21:22
首相、記者懇談を検討 支持率急落で発信力狙い
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=GIF&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2006122301000341

 安倍晋三首相が、通常1日1回カメラの前に立つ「ぶら下がりインタビュー」に加え、週1回程度、“ひざ詰め”で記者団と語り合う形式の「懇談」の実施を検討し始めた。政府関係者が23日明らかにした。
 郵政造反組の自民党復党などにより支持率が急落した点を、首相周辺は「首相の顔が見えない」など批判的な報道が相次いだことが大きく影響したとみており、発信力回復を図る狙いとみられる。
 記者懇談では、ぶら下がりインタビューより長く時間を取り、部屋の中で背景説明を交えながら質疑に応じる方向。カメラを入れないが、発言内容の報道は自由という。

67片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/24(日) 03:43:08
「安倍船長」に大歓声 首相、環境コンサートへ
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/061223/shs061223002.htm

 安倍晋三首相は23日夜、地球温暖化防止をテーマに歌手のCHAGE and ASKAらが出演したコンサート「Point Green Live 2006」を都内で鑑賞した。

 ASKAさんが公演中に日本を船にたとえ、「僕らは同じ船に乗っている。船長は安倍船長」と観客席を指さすと、首相は立ち上がって両手を振り、約1万人の観客から大歓声を浴びた。

 首相は鑑賞後、記者団に「アーティストの皆さんがこういうメッセージを発してくれるのは大変素晴らしい」と語った。「環境への関心を緑のワンポイントで表現しよう」と呼び掛ける企画で、首相もジャケットに緑色のポケットチーフをさして登場した。

68片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/24(日) 19:18:21
【コラム・断】安倍首相、これが「世論」です
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/061224/skk061224000.htm

 自民党にはふたつある、というのが、改めてよおくわかりました。小泉以降の自民党、と、昔ながらの自民党。例の「復党」騒動や、道路特定財源の一般財源化の議論をおか目八目で拝見していて、です。

 世論は明らかに、「復党」はダメ、というのが大勢で、道路族の利権の源泉である道路特定財源の問題も同様。それらは裏返しに言えば、安倍内閣に対する信任も、もとの小泉内閣への信頼感が土台になっていることの証明だったわけですが、そのへんのいまどきの「民意」の機微をないがしろにしたまま「復党」をゴリ押しし、道路利権を死守しようとする昔ながらの体質のままの人たちが、いまの自民党の中にいまだおおっぴらに巣くっていることを、いや、とてもわかりやすく思い知らせていただきました。そして、そんな体質にやっぱり迎合しちまうんだよなあ、安倍総理、がっかりだよ!と。

 小泉前首相は、自民党をぶっこわす、と言い、確かにその通り、古い保守自民党の構造を相当ぶっこわした。少なくともそれまで誰もやれなかったことをやった。なにせ野中も亀井もチャイナスクールも道路族も郵政族も軒並み失脚、ないしは権威失墜。ああ、そういう種類の悪人、売国奴ってのがやっぱりいたんだ、ということを満天下にさらして見せてくれたわけで、「戦後」の構造の下でのそれら「売国」沙汰(ざた)をあぶり出した功績ははかりしれない。

 旧態依然の「オヤジ」政党、「地方」の既得権益に固執して腐ってゆく古い自民党への不信感は、拉致問題に憤り、改憲になびくいまどきの「右傾化」の表層の下に、相当根深く募っています。真に味方につけるべきは安倍さん、その不信感ですよ。(民俗学者・大月隆寛)

(2006/12/24 13:05)

69片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/24(日) 20:55:38
政府が官邸広報見直し模索、記者団と定期懇談も
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20061224AT3S2301323122006.html

 政府が首相官邸の広報戦略の見直しを模索している。内閣支持率の低落傾向に加え、「一方通行」の様相もある官邸側の広報のあり方に記者団から不満が漏れていることを考慮。安倍晋三首相と記者団による比較的長い時間をとった懇談の定期開催などが具体策として浮上している。
 首相は就任時に広報担当の首相補佐官を設置するなど広報体制の強化を打ち出していた。ただ官邸で首相が立ったまま記者団の質問に答える「ぶら下がり取材」については内閣記者会が求める原則1日2回に応じていない。19日の首相記者会見の質問を巡っては、事前通告済みの2問だけにとどめたことで、記者団からは「情報発信が一方的」との批判も出ていた。
 このため「首相の考えをゆっくり伝える機会も考えたい」(首相周辺)として、記者団との懇談を定期的に実施することなどを検討し始めた。

70片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/27(水) 10:29:01
まさに「安倍ちゃん総理の苦悩」

首相、苦しい政権運営 佐田氏辞任へ 税調人事もドタバタ
12月27日8時0分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061227-00000008-san-pol

 安倍晋三首相にとって就任3カ月目にあたる26日は、政権運営の難しさを改めて痛感させられる一日となった。政府税制調査会の新会長に香西泰氏を指名する決断を下してみせた一方で、政治資金収支報告書に虚偽記載をしたと報道された佐田玄一郎行政改革担当相が辞任不可避の情勢に追い込まれた。首相は、目標である教育再生や憲法改正に取り組む以前に、日々の懸案処理に頭を悩ます日々が続いている。

 「3カ月間で実績は残していると思う。これからも、さらに実績を積み上げていくことで、国民の信頼を得るよう頑張っていきたい」

 首相は同日夜、記者団にこう語った。だが、改正教育基本法や防衛「省」昇格関連法を成立させるなど、「政策面で非常にスピーディーに成果をあげている」(高瀬淳一・名古屋外国語大教授)にもかかわらず、評価に結びつかず、郵政造反組の復党以来の内閣支持率低下に歯止めがかかっていない。

 難航していた政府税調会長人事を決着させたことは、安倍政権の迅速な対応ぶりを印象づける狙いがあったが、まさにその日に、首相の任命責任が問われる佐田氏の進退問題がクローズアップされるという皮肉なめぐりあわせとなった。

 こうしたちぐはぐぶりに、与党内からも「どうせなら、26日のうちに佐田氏の更迭を発表するぐらいするべきだった。首相の優しさが裏目に出ている」(公明党幹部)との声も漏れる。

 一方、政府税調会長の後任人事をめぐっては、伊藤元重東大大学院教授ら複数の名前が浮上。政府側もひそかに打診を続けていた。しかし、候補にあがった人物は、体調などを理由にいずれも固辞した。

 税調での論議とりまとめ段階で「財政再建のため増税を求める財務省と、歳出削減と減税志向の官邸との間で板挟みになる」(関係者)のが目に見えていたからだ。

 こうした中、首相自ら人事の調整に乗り出したのは、佐田氏の問題が浮上したことと無縁ではない。政権へのダメージを最小限に抑えるためにも「年を越す前に税調人事のカタをつけたかった」(官邸筋)というのが真相のようだ。後任に決まった香西氏は、安倍首相と以前から親交があり、経済に関する首相の知恵袋的な存在の一人。首相周辺は「もともと意中の人だった」と説明する。

 だが、73歳の香西氏起用が窮余の一策なのには変わりない。「官邸の考え方がわかっていて無難だが、税に極めて詳しいとは思わない」(自民党幹部)とされる香西氏をあえて抜擢したのも首相の危機感を物語る。

 首相周辺は、佐田氏の進退問題も年内に決着させたい考えだが、ダメージは避けられない。安倍首相は今後も厳しい政権運営を迫られそうだ。

71片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/27(水) 12:19:23
社保庁や政策金融改革、人事は官邸主導で――諮問会議で

 安倍晋三首相は26日午後、2006年最後の経済財政諮問会議であいさつし、07年の主要な政策課題に関して、「社会保険庁改革や政策金融改革を確実に実行していくための人事、(社保庁が民間に委託する業務の振り分け、職員の再雇用審査などを担う)第三者委員会の人選や政策金融機関のトップ人事については官邸主導で責任を持って行って参りたい。このことをお約束したい」と表明した。

 自ら議長を務める諮問会議に対しては、「生産性の向上、経済連携協定(EPA)の加速、社会保障の高コスト構造の是正など明確な目標を掲げて、プログラムを作っていただく。労働市場改革などの専門調査会もスタートすることになった」などと07年以降の課題を提示。「年明けからの議論を受け、骨太方針に私が考える政策を打ち出していきたい。どうか改革のエンジンとして十分な機能を果たしていただきたい」と、構造改革路線の加速を促した。

 安倍内閣発足から同日で3カ月を迎えることについては、「3カ月は短期間だが、最初の3カ月が極めて重要と思っていた。経済財政政策の重要な柱がこの3カ月間にできてきたのではないかと思っている」と指摘。成果については、「06年度補正予算、07年度予算についてメリハリを付けた財政健全化を図っていくメッセージを内外に発信する予算編成ができたのではないか」とアピールした。〔NQN〕

72片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/27(水) 12:20:10
佐田行革相はできるだけ早く報告を――虚偽収支報告巡り

 安倍晋三首相は26日夕、佐田玄一郎行革担当相の政治団体「佐田玄一郎政治研究会」(11月に解散)が1990年の発足当初から事務所がなかったのに、2000年までに光熱水費や事務所費など約7800万円の経費を支出したとする虚偽の政治資金収支報告書を国に提出していた問題に関して、「本日、佐田大臣によく調査して報告するように申し伝えた。まず佐田大臣が国民の皆さまに説明できるように調査して事実を確認しなければならないと思う」と語った。佐田氏の調査に要する期間としては、「当然そんなに時間はかからないと思う。佐田大臣から実態はどうなのか、できるだけ早い段階で報告を受けたいと思う」と調査を急ぐよう促した。

 松岡利勝農相も就任直後に政治資金収支報告書を訂正するなど、政治資金の扱いを巡る各閣僚の姿勢に関しては、「松岡大臣は直後に修正したと聞いているが、政治資金(規制法)にのっとって適切に政治資金は処理していかなければいけないし、我々政治家は襟を正していく必要がある」と苦言を呈した。

 安倍内閣の信頼回復に向けては、「3カ月間、実績は残してきていると思う。これからもさらに実績を積み上げていくことで、国民の皆さまの信頼を得るように頑張っていきたい」と力を込めた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

73片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/27(水) 12:20:52
落選中の郵政造反組、復党は個別の状況勘案しながら判断

 安倍晋三首相は26日夕、2005年9月の衆院選で落選した「郵政造反組」の自民党復党を見送る可能性について、「まだ復党を見送るという報告は受けていない。個々、具体的に個別の状況を勘案しながら総合的に判断したい」と明言を避けた。来夏の参院選に向け、落選者の協力を仰ぐ必要性については、「参院選とはかかわりのない話だ」と語った。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕


雇用ルール改革案の法制化、これからさらに議論深める

 安倍晋三首相は26日夕、労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)の労働条件分科会が27日に取りまとめる雇用ルール改革案を巡り、同日会談した公明党の太田昭宏代表から「直ちに法制化するような拙速はあってはならない」と慎重な対応を求められたことについて、「まだ、この問題については議論している最中だ。これからさらに議論を深めていかねばならない」と述べるにとどめた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

74片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/28(木) 22:37:23
安倍首相:靖国参拝の質問に「失礼ではないですか」とムッ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061229k0000m010102000c.html

 安倍晋三首相が28日、靖国神社参拝に対する考え方について首相官邸で「官房長官時代のように国民にみられないようにこっそり行くことはできなくなる」と記者団から指摘され、「こっそりという質問は少し失礼ではないですか」とムッとする場面があった。

 首相は官房長官だった今年4月に靖国神社に極秘参拝したが、自身は「行くか行かないか、参拝したかしないか申し上げるつもりはない」と説明し続けている。首相は記者団から正月の参拝について問われた際も「今まで申し上げている通りです」と語り、従来通り参拝の有無について明言しない姿勢を維持する考えを示した。【小山由宇】

毎日新聞 2006年12月28日 21時40分

75片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/28(木) 23:04:47
渡辺喜美氏、突破力のある人だから――行革相起用で

 安倍晋三首相は28日午前、27日に辞意を表明した佐田玄一郎行政改革担当相の後任に渡辺喜美・内閣府副大臣を起用する理由について、「突破力のある人だからね」と述べた。佐田氏の辞意表明後、速やかに後任を決めたことについては、「年内には決めたいと思っていたから」と表明。渡辺氏が朝のテレビ番組で首相から就任要請を受けたと話していたとの指摘には、「ああ、そうですか」と応じた。

 首相公邸を出る前、記者団の問いかけに応じた。〔NQN〕

「こっそりとは失礼な質問」――靖国参拝巡り

 「こっそりという質問は少し失礼じゃないですか」――。安倍晋三首相は28日昼、首相官邸で報道各社の共同インタビューに応じ、靖国神社への参拝予定を明らかにしない首相に対して「官房長官時代のようにこっそり行くことはできなくなる」と指摘する一部の記者に対して、こう抗議した。

 初詣でで靖国神社を参拝する可能性については、「以前から申し上げている通りだ」と述べるにとどめたが、戦没者に尊崇の念を示す必要性については「今まで申し上げてきた通りだ。気持ちに全く変わりはない」と言明した。〔NQN〕

76片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/29(金) 14:07:02
雪斎の随想録 安倍晋三と竹下登のデ・ジャ・ヴー
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_3fc6.html

77片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/05(金) 23:59:57
#話のネタを増やしましょう。

株価、岸内閣時のように上がればいい・過去亥年は上昇
 「最初の(祖父の)岸(信介)内閣の時は30%ぐらい上がったようだ。今年も是非そうなればいいと思う」――。安倍晋三首相は5日午後、経済3団体(日本経団連、経済同友会、日本商工会議所)が都内で共催した新年会であいさつし、株式相場に関し、戦後の亥(いのしし)年は4回とも東京証券取引所の株価指数が上昇したことに触れ、こう期待を込めた。〔NQN〕

78片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 00:01:18
安倍首相が明治神宮に参拝、現職首相では6年ぶり
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070106i311.htm

 安倍首相は6日午後、東京・代々木神園町の明治神宮に参拝した。明治天皇と昭憲皇太后を祭る明治神宮への現職首相の参拝は、2001年1月の森首相(当時)以来、6年ぶりだ。

 モーニング姿で訪れた首相は、「内閣総理大臣 安倍晋三」と記帳。おはらいを受けた後、内拝殿で二礼二拍手一礼の神道形式で参拝した。玉ぐし料はポケットマネーから納めたという。参拝には、下村博文官房副長官が同行した。

 首相は参拝後、記者団に、「日本国の安寧と発展、皇室の弥栄(いやさか)と世界の平和、(9日からの)欧州訪問の成功をお祈りした」と語った。首相周辺は「伝統を大切にする『保守』の姿勢を明確に示すのが参拝の目的だ」としている。

(2007年1月6日22時21分 読売新聞)

79片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 00:05:12
いろいろと大変なのかね。

靖国参拝難しく代替か 安倍首相が明治神宮参拝
2007年01月06日 21:02
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20070106/50795.html

 安倍晋三首相は6日、現職首相として6年ぶりに東京・代々木神園町の明治神宮を参拝した。中国首脳の来日が具体化する中、当面困難視される靖国神社参拝に代え、森喜朗元首相までほぼ恒例となっていた明治神宮参拝を復活させることで、保守層に自身の政治姿勢をアピールしたい思惑もありそうだ。
 首相はモーニング姿で訪れ、「内閣総理大臣安倍晋三」と記帳、二礼二拍手一礼の神道形式で参拝した。初穂料はポケットマネーで払ったという。下村博文官房副長官が同行した。参拝後、首相は記者団に参拝理由を聞かれ「由緒ある大切な神社だから。私は(私邸に)近いから、よく行っている」と述べた。
 ただ、参拝を進言したという首相周辺は「保守主義者としての姿勢をはっきり示したい思いが首相にある」と明かす。
 首相は従来、靖国参拝に強いこだわりを示し、昨年は官房長官時代の4月に参拝。だが、これが判明した8月の記者会見で事実関係の確認を避け、首相就任後も中韓両国に対し参拝するかどうか言及しないと説明した。

80片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 00:10:04
仏メディア、昭恵夫人に興味津々
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070106AT2M0503J06012007.html

 安倍晋三首相の訪仏を前に、仏メディアが昭恵夫人に興味津々だ。フィガロ紙は最終面を丸々割き、「行動を予測できない日本のファーストレディー」との大見出しでカラー写真入りの記事を掲載。エリゼ宮(大統領府)の担当記者らも「彼女は本当にお酒が大好きなのか」と関心は専ら昭恵夫人に向いている。
 フィガロ紙は日本国内の報道も引用しつつ昭恵夫人を「女性は裏方を務めるだけの役割しか担えない(日本)文化の中にあって輝いている」と好意的に紹介。米国の政権運営に影響力を及ぼしたナンシー・レーガン元米大統領夫人とも対比してみせた。主要ラジオ局もニュース番組などで昭恵夫人の話題を伝えた。
 ニュース専門テレビ局LCIは「夫人にインタビュー番組に出演してもらえるよう準備を進めている」という。フランスでは大統領夫人の普段の生活などが公になることはまずないだけに、「日本はこんなにオープンな国なのか」と驚きの声も出ている。(パリ=安藤淳)

81片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 00:13:16
前国交次官の参院選出馬、政治資金規正法上の処理が大切
 安倍晋三首相は5日夕、今夏の参院選比例区に自民党公認で立候補予定の前国土交通事務次官、佐藤信秋氏の後援会が橋梁(きょうりょう)工事の官製談合事件で起訴された26社を含む橋梁メーカー各社にパーティー券購入を依頼していたとの一部報道に関して、「政治資金の問題は政治資金規制法によってちゃんと処理しているかということが大切。その上において、候補者は常に有権者から厳しい目で見られる。そういう観点から政治家は常に対応していく必要があると思う」と語った。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

労働時間規制除外の法案、もう少し議論深めていく必要
 安倍晋三首相は5日夕、首相官邸で記者団に対し、一定条件を満たす会社員を労働時間規制から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」制度を導入するための労働基準法改正案を巡り、公明党が通常国会提出に慎重論を唱えている状況に関して、「経営者の立場、働く側の立場、あるいはどういう層を対象にしているか、ということについてもう少し議論を深めていく必要があると考えている」と一定の理解を示した。

 柳沢伯夫厚生労働相が同日の会見で同法案の通常国会提出を改めて言明したことに関しては、「色々な観点から、党とも議論を深めていく必要がある」と述べ、与党側との調整が必要との認識を表明した。

 欧米に比べて長時間だと指摘される日本の労働時間に関しては、「家で過ごす時間は、例えば少子化(問題の解決)にとっても必要だし、その観点からワーク・ライフ・バランスを見直していくべきだと申し上げている。やはり日本人少し働きすぎではないか、という感じを持っておられる方も多いんじゃないかと思う」と指摘した。

 さらに、「やはり家で家族そろって食卓を囲む時間はもっと必要ではないか」と訴える一方で、「もっとも政治家でそういう時間を持っている人はあまりいないかも知れない」ともぼやいた。〔NQN〕

82片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/07(日) 00:14:38
首相、「不祥事続き」との指摘に不快感示す
 安倍晋三首相は5日夕、特定非営利活動法人(NPO法人)認証を巡る松岡利勝農相側から内閣府に審査状況を照会していた問題に関連し、記者団が「こういう問題が相次いでいる」と指摘したのに対し、「相次いでいますか」と不快感をにじませた。記者団が公務員宿舎への不適切な入居問題で政府税制調査会会長を2006年末に辞任した本間正明氏の話を持ち出すと、「別の問題でしょう、それは」と語気を強めた。〔NQN〕

農相、NPOは認可されておらず内閣府への働き掛けなし
 安倍晋三首相は5日夕、首相官邸で記者団に対し、福岡県警が出資法違反容疑で捜査している資産運用コンサルティング会社「エフ・エー・シー」(福岡市)の関連団体「WBEF」の特定非営利活動法人(NPO法人)認証を巡り、松岡利勝農相側から内閣府に審査状況を照会していた問題に関して、「働き掛けはなかったという報告を松岡農相からは受けているし、内閣府からも働き掛けはなかったと報告を受けている。どのような問い合わせがあったかは(高市早苗)担当相に聞いていただきたい」と改めて語った。

 問題性の有無については、「NPO自体が認可されていない。働き掛けもなかったということではないか」と指摘した。〔NQN〕

83片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/09(火) 21:04:14
特集――作家・塩野七生氏、指導者を語る、良い政治家は地獄を知る
日経1/4
 「小泉劇場」の幕が下り、二〇〇七年の政治は夏の参院選に向け、安倍晋三首相の自民党と小沢一郎代表の民主党がしのぎを削る。北朝鮮問題など外交・安全保障の面での不安要素が多い中で、日本のあるべき姿、進むべき道に関する論議も盛んだ。古代ローマ帝国の繁栄と衰亡の歴史を描いた「ローマ人の物語」を完結させた作家の塩野七生氏に、指導者論や国家論を聞いた。
安倍首相はいいだんな様。演出がない
 ――「ローマ人の物語」では優れた指導者の資質として、知性、説得力、肉体上の耐久力、持続する意志、自己制御の五点をカエサルを例示して挙げています。安倍首相をどう評価しますか。
 塩野 人間的にはとてもいい人なんだろう、だんな様にするにはいいタイプだろう、と思います。指導者としていいかどうかは別問題です。
 ――小泉純一郎前首相は意志の力を見せつけました。
 塩野 ええ。でも、ああいう人をだんな様にもらったら大変じゃないかしら。
 ――在任中の小泉氏には自己制御も感じました。
 塩野 それはありますよ。知力はどうかなあ。説得力に関していえば、小泉さんは起承転結の「起」しか言わない。我々は彼が改革してくれるだろうと期待して「承転結」まで考えてあげていた。だから彼は言葉が少なくてもうまくいきました。
 ――安倍首相には説得力がありますか。
 塩野 誠意はあります。安倍さんは答えればいいことの十倍の量、誠心誠意答えている。普通の人なら飽きてしまう。芥川龍之介の言葉ではないが「ときにはうそでしか表現できない真実もある」のです。実を超えるために、実に近づくために、虚のやり方がいい場合もある。彼は変化球を投げない人ですね。
 ――小泉氏は選挙の結果で説得力を示しました。
 塩野 マキアヴェッリは「民衆は抽象的な問いかけをされると間違える場合があるけれども、具体的に示されれば相当な程度に正確な判断を下す」と言っています。小泉さんはそれをしました。安倍さんは誠実に答弁しているが、言っていることがだんだんわからなくなってしまう。
 ――つらいものがありますね。
 塩野 文章の世界では、メリハリや切り返しを芸と言うのですが、安倍さんは芸がおありでない。でも、あの年齢になって性格を変えろ、と言っても変えられない。私が振付師だったら、彼の性格に合う戦略を考えますね。
 ――具体的には。
 塩野 官房長官に彼と全く違った人間をもってくるべきでした。それから、国際会議の時に彼の言葉をいちいち翻訳していると、外国の人はわからないから、練達の通訳が必要です。安倍さんが言うことを半分に縮めてもらう。そうしないとわが国の国益に反します。
 ――安倍さんは会った人に悪い感じを与えません。
 塩野 それは絶対的にいい感じを与えないということにもなります。リスクを負わない、安全株であるわけです。
 ――だから首相になるときの支持率が高かった。
 塩野 私たちは彼が改革を続けてくれるだろうと期待したから、あの支持率が生まれました。その後の低迷の原因は演出がないことです。劇場政治とか、政治はケンカだと言われたが、私はそれを否定する方がおかしいと思う。政治はドラマであり、ケンカでもある。それがいやなら官僚をやっていたらいいのです。
 ――小泉政権時代は政治がドラマ化しすぎていると言われました。
 塩野 私は以前「国会の予算委員会か、顔見世歌舞伎かと言われるようになれば日本の民主主義は安泰だ」と書きました。このごろはちっとも面白くない。安倍さんは理性に訴えているのでしょう。小泉さんは感性に訴えたのです。

84片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/09(火) 21:04:49
小沢さん、どうせ枯れるなら勝負を
 ――小沢代表は政治家にとって手段であるはずの政権交代が目的になっています。その先が見えません。
 塩野 私はある時期、小沢さんを面白いと思っていました。しかし、彼は勝負しない人ですね。勝負するときに逃げてしまう。高級なバラの花には花屋さんがいろいろな細工をするが、しばしば満開にならないで枯れてしまう。どうせ枯れるのだから、満開にならなければね。
 ――塩野さんの著作では一貫して、勝負しない男の評価が低いですね。
 塩野 勝負には首相が政治生命を賭けてするものもあるし、会社勤めの人がするものもある。決して華々しいものだけではない。普通の人も、その人なりに勝負しているのではないですか。
 ――政治家の世襲はどう考えますか。ローマでは少なかったようですが。
 塩野 私は構わないと思います。ほかの仕事にも世襲はあります。子どものころから情報とか雰囲気とか、何かを得ているはずです。世襲でつまらない人ばかり出ていれば、その党は票を失うでしょう。適度なバランスが働くはずです。
 ――民主主義的な仕組みの中で、理想的な政治指導者は選ばれるのでしょうか。民主主義は絶対的な善なのか、という気になりませんか。
 塩野 私が日本人に少しだけ違和感を感じるのは「信じすぎ」だということです。民主主義も万全ではない。民主主義はしばしばデマゴーグに左右されるのです。
 ――政治家が小粒になったといわれます。
 塩野 それは政治家を使い捨ての存在だと思っていないからです。使い捨てだと思えば、その人間の一番いいところはどこかを考えて使いますよ。権力は「必要悪」ではなくて、何かをやるために「必要」なんです。そういう議論は二十歳そこそこの女性が「このごろの男は面白くない」と言うのに似ています。
 ――政治家は善人にはできませんね。
 塩野 だんな様はできますがね。私は一度だけ、小泉さんにお会いしたことがあります。彼は私が書いた「マキアヴェッリ語録」の最後の「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」という言葉が一番好きだと言いました。私は「政治家は地獄へ行く道を熟知していて、国民を天国になるべく連れて行こうとしているが、自分は地獄へ行ってしまうのですよ。大丈夫ですか」と言いました。
 私が好きでないのは天国に行く道ばかり言う人です。一歩間違えば地獄に行く可能性があるから我々は注意する必要があるのに「天国にお手てつないで行きましょう」と言って、地獄を忘れさせてしまう。これがいけないと思います。
 ――安倍首相は就任後に印象が変わった。首相を演じているように見えます。
 塩野 私は日本の政治家はテレビの使い方が変だと思います。テレビの前で話すときは、カメラの向こうに何千万人がいると考えるのではなく、たった一人を相手にしていると考えればいいのです。私は自分の本の読者は複数ではなくて単数だと思っています。一人に分かってもらいたいという思いで書いている。そこを小泉さんは分かっていた。一億人を前にしていると思えば「俺は死んでもいい」なんて言えますか。
 ――文章や弁論でも、戦っていると迫力があります。
 塩野 ある政治家が「政治家は有権者のニーズをくみ上げて……」と言うから、私は「有権者は自分のニーズをはっきりと分かっていない。あなたがそれを喚起すればいい」と言ったのです。問題を指摘して、有権者が「そういわれればそうだ」と反応してくれれば勝ち。すでにあるものを汲み上げるだけなら政治家は必要ない。マーケティングの専門家に頼めばいい。
 ――小泉氏はこれまでの首相の中でも、権力をどう使うかということを最も意識していた一人ではないですか。
 塩野 私はローマで日本から来た政治家に「小泉さんは院政を敷くだろうか」と問われ「ないと思う」と答えました。小泉さんは与えられた権力を使い切ったからです。今までの首相は使いきらないうちに辞めさせられたから欲求不満が残り、院政を敷かざるを得なかったのです。

85片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/09(火) 21:06:16
「美しい国」よりも「いい国」に
 ――米国は現代の「帝国」と言える存在ですが、ローマ帝国と比べ、米国に足りないものは何でしょうか。
 塩野 米国の有識者はイラクをどうするか、まじめに討論しているけれど、イラク戦争は米国が始めたという視点が完全に欠けている。本当はその視点に立って、これからどうするか考えないといけない。
 ――米国人は自分たちの大義を、世界の人たちと共有すべきだと思っているのでしょう。
 塩野 そう思うなら、犠牲があっても突き進まなければなりません。
 ――大英帝国ならどうでしょう。
 塩野 歯を食いしばってやったでしょう。
 ――その違いはどこに。
 塩野 英国人は自分たちのためだと思っているが、米国人はイラク人たちのためだと思っている。ローマは他民族のためではなく、自分たちの防衛を考えて周辺を征服したのだと思います。
 ――中国の経済発展も著しい。米国と中国に挟まれて、日本が進むべき道は。
 塩野 中国がアジアで覇権を握ったときにどうなるかを探るには、中国が歴史上、他国を支配したとき、どのようなことをしたかを調べればよいと思います。
 ――日本のナショナルアイデンティティーをどう考えますか。
 塩野 自然に出てくるもので、我々は自分たちに必要なことをやっていればいい。それがわからないほど日本人は馬鹿ではない。世界が変わるときには、何もしないで様子を見ることも必要です。
 ――安倍さんは「美しい国」を掲げています。塩川正十郎元財務相は「正直な国」を目指すべきだと言っていました。
 塩野 日本はうそも言えないし、演出もできないからですね。口べたで結構だが、言ったことは必ず、実行しましょうと。「美しい国」とまでは言わなくても「いい国」にはなったほうがいい。そのためには具体的で小さなことを一つずつ解決していくべきです。我々はそういうことは意外にうまいのですが、ときに狂ったように抽象的なことを言い出すから困るのです。
 塩野 七生氏(しおの・ななみ)1937年、東京生まれ。学習院大文学部哲学科を卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆活動を始める。ローマ在住。主な作品に「ルネサンスの女たち」「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」「海の都の物語」など。昨年末、15年を費やした「ローマ人の物語」(全15巻)が完結した。

86片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/10(水) 19:28:34
官邸は説明が足りない=首相に異例の注文−与党
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007010900745

 9日の政府・与党連絡会議で、首相官邸の広報活動に対し与党側から異例の注文が出された。切り出したのは公明党の井上義久副代表で、通常国会が25日から始まることに関し「野党は格差問題でキャンペーンを展開してくる。政府は丁寧に説明し、的確に反論してほしい」と指摘。自民党の中川秀直幹事長も「(格差是正などへ)既に措置しており、もっときちんとPRする必要がある」と同調した。

首相、国民に語りかける機会が少ない…医師会長が注文
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070110ia21.htm

 日本医師会の唐沢祥人会長は10日、都内で記者会見し、安倍政権について「小泉前首相は世相をうまく利用したが、安倍首相は国民に直接語りかける機会が少ない。もう少し国民に語りかければ、いろんなものが見えると思う」と情報発信のあり方に注文した。

(2007年1月10日19時15分 読売新聞)

87片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/16(火) 22:10:09
>私はコップの水をみてこれだけ減ったと考えません。まだこんなにあるんだなあと
9割方、誰かが吹き込んでますね。

懸案の補佐官権限 強化法案、見送りへ 安倍首相が表明
2007年01月16日21時21分
http://www.asahi.com/politics/update/0116/012.html

 安倍首相は16日、日本記者クラブで記者会見し、首相補佐官の権限を強化する内閣法改正について「機能強化についてはまさに今、検討しているが、やはり人にもよる。法律をつくればいいというものではまったくない。制度づくりのみ血道をあげるより、どう運用していくかを考えた方がいいのではないか」と語り、25日召集の通常国会への改正案提出を見送る考えを示した。

 安倍首相は昨年9月の組閣に際し、首相補佐官の活用をうたい、5人のうち4人に国会議員を起用した。ただ、補佐官には官邸スタッフへの指示・命令を出せる権限がなく、権限強化が焦点となっていた。しかし、首相は「始めて3カ月ちょっと。よく見極めていく必要がある」と語った。

 一方、首相は今夏の参院選の戦い方について「正攻法で臨みたい。私たちが目指すべき道を示し、そして実績について説明しながら、この来るべき選挙戦を戦って参りたい」と強調。内閣支持率の低下について「私はコップの水をみてこれだけ減ったと考えません。まだこんなにあるんだなあと(考える)」と語り、一喜一憂しない考えを示した。

88片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/17(水) 15:31:25
「美しい国、日本」書道でPR=安倍首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007011700454

 安倍晋三首相は17日午前、自民党大会のオープニングセレモニーで、縦80センチ、横6メートル30センチの紙に「美しい国、日本」と、書道家とともに揮毫(きごう)し、自らが掲げるスローガンを訴えた。
 演壇ではまず、書道家の川又南岳氏が「美しい国」と豪快に書き上げた後、首相が一画ずつ丁寧に「日本」としたためた。書は演壇中央の壁に掲げられた。
 ただ、川又氏の書体に比べて首相の文字はやや小さく、線も細め。これには「首相の線の細さがにじんでいる」(中堅議員)との声も出ていた。

89片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/18(木) 03:45:41
「ポスト安倍」論議、活力あっていい=安倍首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007011700949

 安倍晋三首相は17日、内閣支持率の低下を受け、自民党内で早くも「ポスト安倍」として谷垣禎一前財務相、麻生太郎外相の名前が取りざたされていることについて「自民党は有為な人材がたくさんいるから、活力があっていいんじゃないか」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。


参院選の公認候補差し替え、必勝へ党全体で真剣に考える

 安倍晋三首相は17日夕、7月の参院選で勝てる可能性が乏しいと見込まれる自民党公認候補者を差し替える可能性について、「選挙は常に必勝態勢で臨まなければならない。党全体で、執行部も含めて真剣に考えていく」と含みを残した。参院自民党側に慎重論が根強い状況に関しては、「常に候補者は地元からも組織からも色々な期待をされる訳だし、色々とチャレンジされる中で勝ち抜いていかねばならない」と理解を求めた。

 一方で、「勝つためには地元、組織の理解と協力も必要だ。その観点からもどうしていくか考えなければならない」とも述べ、差し替えは党地方組織の理解が前提になるとの認識も示した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

90片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/18(木) 22:12:56
水戸の書家 安倍首相とともに「美しい国、日本」揮毫
2007/01/18(木) 本紙朝刊 県内総合 A版 20頁
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/daily04.htm

川又南岳さん 自民定期党大会
 東京都内で十七日開かれた自民党の第七十四回定期党大会のオープニングで、水戸市の書家、川又南岳さん(69)が、党総裁の安倍晋三首相とともに「美しい国、日本」と揮毫(きごう)した。
 多くの出席者が見守る中、大会開幕の午前十時から十分間ほどかけて、舞台に置かれた横六・五㍍、縦一㍍の白い布に、川又さんがまず「美しい国、」と体全体を使って筆を振るい、安倍首相が「日本」と書き加えた。
 川又さんによると、大会運営を担当するイベント会社を通じ、昨年十一月に協力要請があった。「力強さと元気さをアピールしたいと頼まれた。字の安定感を出すため、隷書体風にした」と川又さん。出来上がった書に押す「安倍晋三」名の雅印も手掛けた。
 請われて、首相に筆の持ち方を助言する場面もあり、間近で見た首相の筆遣いについて「ありのまま、素直と感じた」と印象を語った。また、大勢の政治家を前にしたが「それほど緊張はしなかった」という。
 川又さんは元茨城大教授で、国内ばかりでなくドイツなど海外でも活躍。昨年十月に本県で開催された「全国生涯学習フェスティバル」の開会式でも、今回と同様の実演を行っており、それがイベント会社の目に留まった。

91片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/19(金) 00:30:32
安倍首相:青木参院議員会長らと会食
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070119k0000m010169000c.html

 郵政造反組の復党問題や参院選候補の差し替え発言などで「すきま風」が指摘されていた安倍晋三首相と自民党の青木幹雄参院議員会長ら参院幹部が18日夜、東京都内のホテルで会食した。出席者によると、青木氏が首相に「小泉(純一郎前首相)さんのまねはしないでいい」「内閣支持率を気にせずに取り組むべきだ」などとアドバイス。通常国会で、憲法改正手続きを定める国民投票法案を早期に成立させる考えで一致したという。【中澤雄大】

毎日新聞 2007年1月19日 0時03分

青木氏ら、「支持率気にするな」=参院選向け、安倍首相に助言
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007011801086

 安倍晋三首相は18日夜、都内のホテルで自民党の青木幹雄参院議員会長、片山虎之助参院幹事長ら参院幹部と夕食をともにしながら会談し、夏の参院選の対応などについて意見交換した。席上、青木氏らは「小泉純一郎前首相のことを気にせず、『安倍カラー』を出した方がいい」「内閣支持率は気にするな」などと首相にアドバイス。これに対し、首相は「そうですね」と応じていたという。

92片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/20(土) 10:05:17
米俳優スミスさんと再チャレンジ談義 安倍首相
2007年01月19日00時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0119/001.html

 主演映画「幸せのちから」の宣伝のため来日中の米国の俳優ウィル・スミス氏が18日、首相官邸に安倍首相を訪ねた。

 映画は、子連れホームレス暮らしから脱して証券マンとして成功する実話をもとにしている。再チャレンジ政策や教育再生を看板政策に掲げる首相に対して、スミス氏は「首相が唱えていることと合致している。一番貧しいのはアイデアがないことだ。何をしたい、何になりたいかが重要だ」と説明。首相は「素晴らしい考えだ。その考え方こそが人を挑戦させる」と応じた。

首相、「そればかりやっていてもな」 スキャンダル警戒
2007年01月20日06時27分
http://www.asahi.com/politics/update/0120/002.html

 「本来は政策で(論争を)やってもらいたいけど、なかなかそうはいかないのが国会だ」

 安倍首相は19日夜、都内のホテルで尾身財務相や衆院予算委員会の与党理事らと会食。昨年末に辞任した佐田前行革担当相や、年明けに発覚した伊吹文部科学相らによる事務所費をめぐる問題がくすぶっていることから、首相は野党の追及に対する警戒感を示した。

 出席者によると、首相はスキャンダル国会となることに懸念を漏らし、「そればかりやっていてもな。国民も見ているから、大事な政策課題を議論したい」と強調。事務所費問題については「そんなにたいした話ではない」と語ったという。

木村佳乃さんに首相、「しっかり日本の宣伝を」
2007年01月20日07時00分
http://www.asahi.com/politics/update/0120/003.html

 外国人の訪日旅行者を増やす「ビジット・ジャパン・キャンペーン」で観光広報大使を務める女優の木村佳乃さんが19日、首相官邸に安倍首相を訪ねた。キャンペーンのポスターと同じ鮮やかなオレンジ色の和服に身を包んだ木村さんは「四季の美しさと、日本ならではの風景の美しさ」をアピールしたいと語った。「美しい国、日本」を掲げる首相は、香港や台湾、フランスなどを訪れるという木村さんに「しっかり日本の宣伝をしてきて下さい」。

93片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/20(土) 21:06:03
共謀罪法案、党と相談し提出・優先順位は全般の中で検討

 安倍晋三首相は19日昼、長勢甚遠法相に対して「共謀罪」創設を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案を次期通常国会で成立させるよう指示した意図について、「日本としても組織犯罪防止に関する条約上の義務を果たさなければならない。その観点からこの国会に党とよく相談して提出するよう指示した」と説明した。ただ、教育改革関連法案や社会保険庁改革法案を重要法案と位置付ける次期国会で、組織犯罪処罰法改正案の優先順位に関しては、「国対、国会運営全般の中で考えることになる」と説明した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

共謀罪、色々と議論ある法案――党と協議する必要性を強調

 安倍晋三首相は19日夕、犯罪を計画した段階で処罰できる「共謀罪」創設を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案を25日召集の通常国会で成立させるよう長勢甚遠法相に指示した意図について、「既に提出している法案だから、政府としては提出した法案はすべて成立を目指して努力していく」と原則論を強調した。その上で、「しかし、色々と議論のある法案でもある」と成立の困難さにも自ら言及。「他方、(組織犯罪処罰に関する)条約上の義務もあるが、党とよく相談するよう法相に指示した」とし、与党側の国会運営方針と擦り合わせる必要性を指摘した。

 民主党と協議して、修正した法案を提出し直す可能性については、「法案についてはもう既に出しているので、今国会は継続しているこの法案を審議していただきたい」と否定的な見解を示した。

 同法案の扱いを巡り、野党が強硬に抵抗した場合、参院選にも影響するとの見方については、「選挙ということではなく、何が真に国民のために必要かという観点から、考えなければならない」としながらも、「同時にもちろん国民の理解も必要だ。そうした観点も合わせて党とよく協議するよう(法相に)指示した」と繰り返し表明した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

94片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/22(月) 09:54:54
木村佳乃:安倍首相をおもわず「小泉…」
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/news/20070120spn00m200006000c.html

 政府の観光広報大使を務める女優の木村佳乃(30)が19日、官邸の安倍晋三首相を表敬訪問した。朱色の鮮やかな着物姿での訪問。安倍首相は「おかげさまで観光客が増えた。着物は日本の美しさ、良さだ」と持ち上げた。木村は表敬後、取材陣に対し「日本ならではの四季の美しさや日本人のもてなしの心をアピールして、さらに多くの観光客に来てもらいたい」と話した。

 この後、東京・秋葉原で行われた観光客誘致キャンペーンにも参加。冬柴鉄三国土交通・観光立国相に続いてのあいさつで、安倍首相の印象を語る際、思わず「小泉…」と名前を間違えてしまい、慌てて「大変申し訳ありません」と頭を下げるシーンもあった。

スポーツニッポン 2007年1月20日

95片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/22(月) 21:41:59
「出席停止の積極活用通知を」 首相が文科相に指示
2007年01月22日21時18分
http://www.asahi.com/life/update/0122/007.html

 安倍首相は22日、伊吹文部科学相と首相官邸で会い、いじめや反社会的行動を繰り返す子供に対する出席停止措置制度を積極的に活用することを各教育委員会に速やかに通知するよう指示した。

 学校教育法上、教委は他の子供に傷害や心身の苦痛を与える行為などをした子供に出席停止を命じることができる。しかし、実例は05年度で43件と少なく、教育再生会議は24日にまとめる第1次報告に出席停止制度の活用を盛り込む方針だ。

96片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/22(月) 22:53:42
新知事は県政刷新に全力を――宮崎県知事選結果受け要望

 安倍晋三首相は22日夕、官製談合事件での前知事辞任を受けた宮崎県知事選でタレントのそのまんま東氏が中央官僚出身の2候補らを破って初当選した結果を受け、「明るく県政を刷新してもらいたいという県民の声だったんだろうと思う。新知事にはその声に応えて、県政の刷新に全力で取り組んでもらいたいと思う」と要望した。

 与党推薦候補が大敗した結果については、「地方選だからやはり地方の判断なんだろう」と指摘。7月の参院選に及ぼす影響に関しては、「地方選は地方の未来について地方の住民の方々が決める選挙だ。国政選挙の参院選では、我々が示す日本の未来、政策、実績について正攻法で臨んでいきたい」と語り、別物との認識を示した。また、自民党の青木幹雄参院議員会長が自民、民主両党のうち7月の参院選で破れた側は党首が責任を取らねばならないとの認識を20日示したことに関して、「常に選挙はすべて勝たなければいけないという気持ちで臨んでいく」と受け流した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕


「共謀罪」法案、優先順位は国会において判断

 安倍晋三首相は22日夕、犯罪を計画しただけで処罰できる「共謀罪」創設を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案を巡り、自民党の片山虎之助参院幹事長が次期通常国会成立にこだわるべきでないとの考えを表明したことに関して、「政府としては法律を出している以上、すべての法律について1日も早い成立を、国会が始まれば望みたい」と原則論を強調した。その上で、「しかし、国会において法案の優先順位、審議の状況等もあるだろう。それは国会において判断することになると思う」とも述べ、扱いは与党側の判断を尊重する考えも示唆した。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕


支持率回復させようという気持ちでは正しい政治できない

 安倍晋三首相は22日夕、報道各社が週末に実施した世論調査で内閣支持率の低下傾向に歯止めがかからなかったことに関して、「日々の世論調査の結果についてはいい時もあれば、悪い時もあると思う。現在支持をしていただいている皆さんには本当に感謝したいと思うし、また結果を謙虚に受け止めながら今後、結果を出していくべく、政策を実行していくために全力を尽くしていきたい」と心境を語った。支持率回復に向けた方策に関しては、「支持率を回復させようという気持ちで政治をやっていては正しい政治はできないと思う」と指摘。「正攻法で政策を実行して結果を出して、国民の皆さまから評価されるために全力を尽くしていきたい」と力を込めた。

 首相官邸で記者団の質問に答えた。〔NQN〕

97片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 00:12:56
安倍首相:政治評論家の屋山太郎氏らと会食
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070123k0000m010129000c.html

 安倍晋三首相は22日夜、首相公邸で政治評論家の屋山太郎氏らと会食。出席者によると、首相は宮崎県知事選で当選したそんまんま東氏について「再チャレンジに成功した。再チャレンジは自分がやっている政策なんだ」と語り、複雑な表情を見せたという。

毎日新聞 2007年1月22日 23時25分

98片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 01:50:35
「彼は再チャレンジに成功した」 宮崎知事選で首相
2007年01月23日01時33分
http://www.asahi.com/politics/update/0123/004.html

 安倍首相は22日夜、首相公邸で岡崎久彦・元駐タイ大使や北岡伸一・東大教授ら外交専門家と会食し、意見交換をした。首相は、東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)(そのまんま東)氏が宮崎県知事選で当選したことに触れ、「彼は再チャレンジに成功したんだ」と言及。不祥事から芸能活動を謹慎し、その後早大で学び直した東国原氏の経歴を念頭に、自ら看板に掲げる再チャレンジ政策の申し子だという認識を示した。

99片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 22:12:02
首相、4日連続で「ぶら下がり取材」1日2回
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070123ia21.htm

 安倍首相は23日、首相官邸で、記者の質問に立ちながら答える「ぶら下がり取材」に2回応じた。

 1日2回のぶら下がり取材は、週末をはさんで4日連続で、政権発足以来の最長を記録した。

 小泉前首相は在職当時、原則として1日2回ぶら下がり取材に応じていたが、安倍政権発足後は「原則1日1回」に制限され、首相秘書官が記者の質問を打ち切るケースも増えていた。

 だが、最近は、ぶら下がりでの記者との質疑に充てる時間も以前よりは増えている。与党内では「内閣支持率が低下する中、首相は記者の取材を積極的に受ける姿勢を示そうとしている」(自民党幹部)との見方が出ている。

 ただ、首相側は内閣記者会が求めている1日2回を原則とすることには応じていない。通常国会が始まれば、首相側が多忙を理由に取材機会を制限する可能性もある。

(2007年1月23日21時42分 読売新聞)

100片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/24(水) 19:56:44
「私も39%だった」 中曽根氏が安倍首相を激励
2007年01月24日19時06分
http://www.asahi.com/politics/update/0124/005.html

 「中曽根内閣が出発したときは39%だった。上がったり下がったりするから心配いらない」。中曽根元首相は24日、安倍首相と会い、内閣支持率が下げ止まらない首相にこう言って激励した。

 首相が中曽根氏を首相官邸に招き、昼食をともにしながら約1時間、会談した。中曽根氏は「参院選につながるから、国民の琴線に触れるような問答をしないといけない」と国会答弁の勘所を指南。支持率については「自分がこの仕事をしたい、という熱情が国民に届くかどうかが大事だ」と励ました。

 首相は「教育と憲法は自分の大きな仕事と考えている。いろいろご支援いただければありがたい」と応えたという。


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