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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その2
1
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2016/09/01(木) 19:42:13
『ヨハネスブルグの虹』専用スレッド。
前スレ:
【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1433430833/
426
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2019/06/24(月) 01:06:00
>>422
(ウィル)
残念ながら、スロープは手前から奥に向かって上昇する
緩やかな坂になっている。登るにあたってさしたる障害ではないが、
少なくとも滑り降りることはできない。
ナツメグ:
「オレが前に出る。
頭上と、足元と、雪の動きに気をつけろ。
・・・・はっはは、我ながら無茶な要求だけどよ」
ザッ ザッ ザッ
『ナツメグ』に続き、、そのまま雪を踏んで前進を始めた。
雪は深く、足取りは捗らない。走ることすら出来ない。
視界の彼方で『ハッピー・オルガン』の巨体が立ち上がる。
まだ無事のようだが、ルンクスに追われているようにも見える。
その背中が、雪が赤く染まった一帯へと向かう──
>>403
(エイノー)
カシュ!カシュ!
仲間の最後尾を志願し、
ドライヤーから『送風』『発熱』カートリッジを作り終えた。
先頭には菊川を抱えた『ナツメグ』が立っている。
その恰幅ある背中は、さながら除雪車の頼もしさだ。
この距離でも移動する『ハッピー・オルガン』の巨体と、
ルンクスであろう黒、井上であろう赤だけは見分けがつく。
『ハピオル』が立ち上がり、『赤』へと向かう──
>>425
(高遠)
空中で旋回し雪を吹き飛ばすが、吹雪の中では蟷螂之斧に思われる。
着地した高遠は、即座に気が付く──
新雪の積もったこの空間は、『クレモンティーヌ』殺しだ。
柔らかく頼りない足場、足を取る大量の雪。
エイノー:
「雪は嵩張るのでそこまで水量はないだろうが『地面を隠す』『一度溶けて足首あたりで
再凍結して足止め』くらいは可能かもしれない、慎重に進もう」
さらに加えて、この忠告が正しければ、敵の妨害は対処するべくもない。
ここはエイノー命名するところの『ガブリエル』の『聖域』なのだ。
雪が消えでもしない限り、『クレモンティーヌ』の維持は困難になるだろう。
かといって、道なりの雪を踏み固める時間はありそうにない。
無策で雪上を進むとなれば、30mの距離はけして近くはないのだ。
ともあれ、最小限の足場でスタンドを維持しながら、高遠はウィルの背中を追う。
>>424
(『ハッピー・オルガン』)
傲岸不遜が具現化したような『ハッピー・オルガン』だが、
彼は『愚鈍』ではない・・・・その高い知能も『悪魔』たる所以だ。
大の字のまま思案するのも束の間、
すぐさま頭を切り替え、立ち上がった。
ビキ ビキッ
『完全自律型』でなければ確実に『再起不能』であろう胸の穴から、
さらに小さな亀裂が広がる。
四肢の動きに影響は感じないが・・・・これ以上のダメージは間違いなく『ヤバい』。
スタンドという存在の中心から崩壊が広がれば、消滅は免れない。
バ
ビュンッ !
接近するルンクスを軽く置き去りにし、鮮血に染まった雪の縁に到達した。
縁、と表現したのは、そこに『穴』が生じていたからだ。
井上の半身二つが転がった場所──それは血の色で明らかなのだが、
そのどちらにも井上の姿はなく、代わりに人間サイズの穴が、
雪上にぽっかりと口を開いているのだ。
そしてよく見れば、雪の赤は照り返しの色で、雪上に血は一滴も残っていない。
照り返しの元となる『赤』は、謎の穴の底にあるようだ・・・・
改めて周囲を確認する『ハピオル』。
ルンクスはこちらに向かってくるが、雪原上の移動は当然遅い。距離『10m』。
想像通り、積み上げた『雪玉』からは離れている。
そして、こちらも想像通り──
見覚えのあるビヤ樽のような巨体が、雪原の彼方に現れているのが見えた。
『ナツメグ』だ。後ろに『ノロマども』も続いている。距離は『30m』程度か。
『2vs1』の一方的な戦いに終止符を打つ為の駒は、ひとまず揃った形だ。
しかし・・・・その時だった。
427
:
『ヴァージンロード・クルセイダーズ』
:2019/06/24(月) 01:10:35
>ALL
・・・ ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ゴ ゴ ゴ
ゴ ゴ ゴ ゴ
ゴ ゴ
ゴ ゴ
──突如、雪原が揺れ始めた。
一同が思わず立ちすくみ、バランスを取る。
揺れは『大地震』というほどではないが、地下空洞を不気味な反響で満たし、
未知の地底の怪物の存在を想起させた。
ズ ズ ン !
続いて、雪の床に異変が生じる。
ズ ズ ン !
地響きを立てて床が『落ちた』。
足元だけではない。地下墓地全体を対象に。
ズ ズ ン !
二度、三度、立て続けに。
地震ではない・・・・『地盤沈下』だ。
床ごと宙に投げ出されたような『浮遊感覚』。
底の見えない穴を落下していくような『恐怖』── !!
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