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【ミ】『彩の箱庭』
1
:
『胎より産まれ棺に朽ちる』
:2015/10/31(土) 22:28:47
「俺は、『密室トリック』より『密室』の方が好きなんかもしれん」
「――こんなミステリはどうかな。
不思議、としか言えん密室状態での殺人事件が起きる。
居合わせた者たちはただ呆然とし、恐怖する。
やがて探偵はみんなの前に進み出、
黙ったままそのドアを板と釘で打ちつけると一同を振り返り、
ひと言だけ告げる。『さぁ、帰りましょう』……」
――――有栖川有栖『孤島パズル』より引用。
240
:
『黄の石窟』
:2016/03/13(日) 23:50:43
>ALL
ジャララッ
フワァァァァ...
『ザ・ギャザリング』は『鎖』を手にし、蛇行させるように揺らした。
鉄の花びらが周囲に散らばり、『鎖』も徐々に細くなっていく。
パキィンッ!
『鎖』は引き千切られ、かくして『扉』は開かれる。
その場にいる者全てが各々の方法で『洞窟内』に侵入する。
オ
「こりゃあ、スゲェ」
ォ
「まるでメキシコの『ヴィラルース洞窟』だぜ……」
オ
『洞窟』は白濁した『温泉水』に満たされ、さながら『水路』のようだ。
ヴィジョン達は『水路』の上を滑空し、明かりの乏しい洞窟内を探索していく。
「ちょっと待て、あそこに『窪地』があるぞ」
『洞窟内』を下り、奥地まで移動した際、『反町』が声を掛けた。
『ミツバチ』が旋回し、『窪地』の周囲へと全員を誘導する。
その奥には『シングルベッド』大の『繭』が鎮座していた。
黄色の『繭』に包まれているのは、かの事象を起こした『本体』だろう。
「『鈴元』、削ってくれッ!
『久染』、お前は『運搬』だ――――」
「そして、俺が『蜜蝋』に変える」
・
・
・
通報を受けた『救急車』が到着し、発見された『少女』を搬送する。
『リヤカー』で運ばれた二人も同様に、麓の『総合病院』へと向かう。
『少女』はヒドく衰弱しているが、『命』に別状はなさそうだ。
かくして、『行方不明』の事件は解決したのだ。
「世話になったな」
それだけ言い残し、『反町』は一足先に消えていった。
241
:
鈴元 涼『ザ・ギャザリング』
:2016/03/14(月) 00:44:35
>>240
「おぉ……」
「これも自然の営み……?」
異様な光景に息をのむ。
どこでも見たことのない景色。
出来ればもっと平和な時に来たかったが。
「くぼ……!」
繭。
ここにいた。恐らく犯人。
飛ばされる指示。従わなければ―――
「なんで……こないなことに。」
分からない。理由も原因も。
だが今の鈴元にとってそれは似合わないものかもしれない。
猫に小判を渡す必要はない。
> 「世話になったな」
「おおけぇはばかりさん。」
礼。反町を見送る。
「疲れたなぁ……エラい遠回りな旅行やったわぁ。」
明るく笑おうと努めるがどうにも元気のない笑顔しか浮かべられない。
疲労が原因かそれとも別の何かか。
「墨彦さん。僕、ちょっと疲れたわ。」
「寝てもかまん?」
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