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【ミ】『特攻兵団ミサイルマン』
1
:
『Missile Man』
:2014/12/30(火) 01:08:46
世界が俺の代金
俺の欲望の必要経費
おエライさんが俺の未来を祝福した
だから俺は炎を揮ってその未来を守る
オマエたちは拳を突き上げて あたりを行進してる
都合よくオマエらの欲しいモノなんか手に入らないのに
俺がオマエたちを皆ブチ込んで墓穴に放ってやるぜ
そして残った連中は窒息するほどの欲望で包んでやる
這いながら俺と共に明日の世界に飛び込め
さもなきゃオマエらを墓穴に引きずり込んでやる
俺はオマエたちの子供の中に深く潜んだ
奴らは俺の名においてオマエらを裏切るだろう
――――――――炎の中で眠っちまえ
Rage Against The Machine 『Sleep Now in The Fire』
3
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 00:32:23
希望と行動によって結ばれた人たちは、愛によって結ばれた人たちと
同じように、一人では到達できないであろうところへ到達することができる。
アンドレ・マルロー
4
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 00:45:02
>>3
名前: 朱雀院 エレナ
スタンド: 『ブラインド・フェイス』
┌──────────────────────────────────────┐
│ スタンド名─『ブラインド・フェイス』 │
│ 本体─朱雀院エレナ │
├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
│ 破壊力─なし │ スピード─なし │ 射程距離─A. │
├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
│ 持続力─∞ │ 精密動作性─なし │ .成長性─A │
├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
│ 能力─人との心の距離を現実の距離にするスタンド。 │
│ 本体の無意識のパワーであり、制御は出来ない。 │
│ 心の距離が離れている相手ならば絶対に触れられないし │
│ 心を許した相手なら、距離が遠くても話したりできる。 │
| 無敵だが――この世の誰よりも孤独になるかもしれない。 |
└──────────────────────────────────────┘
A−超スゴイ B−スゴイ C−人間と同じ D−ニガテ E−超ニガテ
能力詳細; ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/40
外見: 緑の黒髪、純白のドレス、匠の手になる人形のごとき容貌の少女。
プロフィール: ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311711936/
5
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 00:51:45
>>4
(エレナ)
その日の夕暮――エレナは体調不良で休んでいた。
自宅三階の自室のベッドで横になっていたが……
バササッ バササッ
不意の物音に……目が覚めた。
6
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 01:03:11
>>5
「 ………… 」
彷徨うような浅い眠りを払う、物音。
心の痛む嫌な夢―――
しかし、その内容は、瞼を開いた瞬間に記憶から遠ざかる。
「 ……? 」
ベッドの天蓋を見上げ、物音が何処から聞こえるか知ろうとする。
7
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 01:11:39
>>6
ひどい――身をよじるような苦痛の夢を見た。
何故そんな夢を見たのか、疑問は募るが。
バサッ バサバサッ
南向きの窓、陽が暮れて……差し込む陽も弱い。
バサササッ バササッ
はっきりと見えない窓の向こうから、何か物音がする。
8
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 01:17:26
>>7
――――
奇妙なざわめきを背筋に感じ、
身を起こし、室内履きに両足を下ろす。
立ち上がり、窓に近づき、
シェードカーテンの紐を引き開け、外を見る。
9
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 01:21:47
>>8
(朱雀院)
窓の外に、カーテンを開けた瞬間――
バッギャアアンッ
窓が吹き飛び、ブチ破られた。
ブチ破って飛んできたそれが。
ドグッシャアアッ!
エレナに直撃し、そのまま背後に向けて倒れ込む……
10
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 01:30:37
>>9
「 ! 」
「 ……… 」
『動じない』。
弾け飛んだガラスの破片は、
エレナの身体にも、部屋着にも、わずかな鉤裂きひとつ作ることなく、背後へ飛び去る。
この様なことは、何度もあった……数えるのさえ倦むほどに。
朱雀院 エレナを傷つける目的を持ったものであるなら、その目的は『決して』叶うことは『無い』。
11
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 01:35:42
>>10
(エレナ)
吹き飛んだ――そう。ガラスの破片の影響はない。
しかし飛んできたそれは、エレナに当たり、激痛を与えた。
意識が眩む……
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
数瞬の間、気絶していたようだ。
再び、目が覚める……
12
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 01:42:19
>>11
「 ……!? …… 」
痛みよりも激しい驚きに、喉が詰まり声が出ない。
朱雀院 エレナに、影響を与えられる『もの』――――
頭を振り、懸命に身体を起こし、
自分に当たったものの正体を見極めようとする。
13
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 01:53:30
>>12
(エレナ)
吹き飛ばした何者かは――――『麻袋に包まれた塊』だ。
それは飛び込んだ勢いのままに吹き飛んで、部屋の隅に転がっている。
クチ クチクチ グチュ
《 あーあ ミスった 》
そして、部屋の棚の上に……何か居る。
二つの眼を備えた何かが乗って……エレナを見下ろしているようだ。
ベッ
ビチャ
《 ムツかしいんですよね
結構弾力あるから 歯応えが楽しいんだけど 》
何かは、口からエレナの足元へと湿った物体を吐き捨てた。
14
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 02:09:52
>>13
「 ……… 」
絹を裂く叫びを……呑み込む。
他の者がいまの自分と同じ立場にあれば、何をおいても助けを求める声を上げていただろう。
しかし、
相手は、『朱雀院 エレナ』にさえも苦痛を与えるほどの存在。
誰かを呼びなどすれば、駆けつけた者の身がさらなる危険に晒されるかもしれないのだ。
「 ………どなた、ですの? 」
声をかすかに震わせながら、棚の上の『何か』に向かって問いかける。
15
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 02:18:39
>>14
(エレナ)
《 どなた? 問われたのは初めてかなあ 》
《 でもないか なんで殺すんだとか聞かれたし
まあ どっちだっていいですよね どーでもいい》
棚の上に居るそれは…………『奇怪な人面鳥』だ。
人の顔を備えて、足も人間の足になっている。
折り畳まれた白い翼は……血のシミのような模様がある。
《 『二代目松倉組系朝倉組内大日本勇義団』 》
《 ……そーいう 名前ですかね 僕の名前って意味なら 》
《 僕自身の名前は――『マーベリック』
アンタと今話してるコイツは『ファイン・フェザーズ』 》
グチュ グチュウ
『人面鳥』は口の中で何かを噛んで含んでいるようだ……
《 カンタンに言うと 『暗殺チーム』です 》
《 今日は アンタに 死んでもらいにきました 》
16
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 02:30:39
>>15
「 ……御丁寧に、痛み入りますわ 」
咄嗟の事で混乱したが、相手の言葉で確信できた。
『人面鳥』は、『自分を殺す』という『目的』を持っている―――
それはすなわち、『人面鳥』は、どんな力を持っていようと『自分を殺せない』ということ。
自分に当たり、痛みを与えたのは、あくまで『麻袋』のほうなのだ。
『麻袋』に目をこらしつつ、
体が動かせるなら、すぐに立ち上がれる態勢を取りたい。
17
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 02:33:27
追記。
可能なら、自分と『麻袋』、および自分と寝室の扉の間の距離を目で測りたい。
18
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 02:36:10
>>16
(エレナ)
《 こりゃ どーも 》
《 正直 アンタが吹き飛ぶとは思ってなかった―― 》
《 アンタは気づいてないかもだけど
何度もアンタは『暗殺』されてるんですよ 》
《 どれも意味なかったらしいけどね 》
『人面鳥』は語り続ける。
麻袋は微動だにしないまま、その場に転がっている。
《 実際僕らの仲間も一度試したらしい 》
《 他の暗殺の『実況見分』もした結果 》
《 僕らに アンタの暗殺は『不可能』 って結論が出た 》
《 で 今日は提案にやってきたんだよね〜 》
19
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 02:47:14
>>17
(エレナ・追記)
扉までの距離は5メートル。
麻袋までの距離は3メートル。
20
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 02:52:36
>>18
「 眠っている者の部屋に、窓を壊して押し入り……
……『提案』と、仰いますの? 」
およそ馬鹿げた話だ。
しかし…あの『麻袋』を身に受けた痛みという事実がある以上、油断をする訳にはいかない。
ただの『武器』であるなら、自分に通用するわけがない―――なのに『通用した』のだ。
扉までの距離は遠い。……それ以前に、ここは自分の家。逃げ出す道理など無い。
「 …… 伺いましょう 」
『麻袋』から目を離さず、『人面鳥』の言葉に答える。
21
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 03:01:54
>>20
(エレナ)
《 超カンタンだよ 》
《 今すぐそこで首括って死んで 》
《 『無敵』だけど『不死身』ってんじゃないでしょ
それなら死ぬんじゃないかなっていうそういう提案 》
グジュ グジュウ
『人面鳥』はじっと君を見下ろし続けている……
《 タダとは言わないよ 安心して》
22
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 03:12:54
>>21
「 …… 」
ガラスの割れる音は、既に使用人達の耳に届いているはずだ。
ドアの外から誰かの声がしたら、すぐに『入って来ないで』と言う必要がある。
「 その、『代償』とは? 」
『人面鳥』に問う。
23
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 03:19:08
>>22
(エレナ)
不思議なことに使用人の気配はしない……
《 代償? そりゃ『人の命』だよ 》
ゴ ゴゴゴ
《 君が一日生きるのに この町の『人間一人』の命が要る 》
《 『一日一殺』 それを毎日僕らでやるんだ 》
《 正直ワクワクしててね こういうのって久しぶりだからさ 》
《 君が断ってくれたほうが 長く楽しめそうだ》
ゴ ゴ ゴゴゴ
《 まあそれはそれ 今 君が死ねば犠牲者は『ゼロ』 》
《 どうだい? 金持ちなんだろ たまには人の役に立ってみなよ 》
24
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 03:38:35
>>23
「 お断りいたします 」
どうやら、相手をした自分が愚かであったようだ。
「 本日は体調がすぐれませんの 」
「 そのような戯れ言のためにお越しになったのでしたら 」
「 お引き取りを 」
人面鳥に背を向け、静々と、扉に向け歩き出す。
割れた窓から寒風が吹き込むこの部屋では休めない。
25
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 03:45:05
>>24
(エレナ)
《 OK 薄情なオジョウサマ 》
《 サイコーにクールな回答だ
『絶対零度』ってカンジぃぃ〜〜〜〜ッ 》
『人面鳥』の口調が一気に下卑たモノに変わった。
エレナが扉に向けて歩き出すと……
ギュ ゥォ バッ
翼を一打ち。一瞬にして、エレナの前へと移動してみせた。
狭い部屋の中とはいえ、そのスピードは異常極まりない速さだ(スピード:A相当)。
《 とっころでェーッ これに興味ナイ? 》
宙に浮いたままの鳥が口を開く……その舌先に何かが載っている。
26
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 03:54:10
>>25
どれほど早く動かれようと、恐れは無い。
この『鳥』が自分に対して何もできないことは、確信している。
「 …? 」
鳥の舌の上に載ったものに、反射的に目を向ける。
それが爆弾であっても、街で突然飛んできた『砲弾』と同じように、
自分に危害を加えようとする意思の元にある限り、自分を傷つけることはない。
27
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 04:01:55
>>26
(エレナ)
《 さすがに あるのかァァー? 》
《 見覚えがあるハズだぜ……
何度となく目を合わせたこともなァ 》
舌の先に乗っていたのは――『眼球』。
再度口に含むと……エレナの顔に向けて吐きかける!
ブビュッ
シュンッ
それは傷つけることはなく……エレナを透過し、床に転がった。
コン コロロロロ・・・・
転がって転がって、麻袋の近くにまで転がっていた。
《 ッかっしィィ――なァ――ッ 》
《 『目玉』は通り抜ける……
『目玉の持ち主』は透過出来なかったのになァァ〜〜? 》
ゴ
ゴゴゴゴ
28
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 04:08:07
>>27
「 な ん 」
「 ですって 」
『眼球』。
それは。
「 ………!! 」
バッ
『麻袋』のほうへ再び向き直り、見る。
『麻袋』の『大きさ』を。
まさか―――
29
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 04:13:18
>>28
(エレナ)
麻袋の大きさは『人が一人入る程度』。
そして……じんわりと濡れたようなシミ。赤黒いシミが浮かび上がっている。
《 ヒ ヒ ヒヒ 》
《 安心しなよォォ――ッ
犠牲者は『ゼロ』だぜ まだ、まだなァ? 》
ゴ ゴゴゴ ゴゴゴ
ゴゴゴ ゴゴゴゴ
《 もう一度聞く 》
《 今すぐこの場で首括って死ぬ気はナイかにゃああああ???? 》
《 薄情なオジョウサマ ダレが死んでも構わねーのかにゃ?》
30
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/25(日) 04:34:53
>>28
『鳥』の言葉など、耳に入らない。
「……嘘…」
「嘘……よ……ッ!!」
全力で、『麻袋』に駆け寄り、
その口を開けようと試みる。
口が紐などで固く縛られているなら、指に血が滲もうとも構わず、結び目をほどき、その中に目を向ける!
31
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/25(日) 23:40:32
>>30
(エレナ)
固く口を結ばれた麻袋をこじ開けた。
シュル ル
バッサァアーッ
《 あーァ? やっぱりご執心ンンンン? 》
《 そーいうのがカンケーあるのか?
まだ 『謎』 が あるがよォォ――ッ 》
《 調べて判った―― . . .
テメーのお気に入りの使用人だぜ 》
中に入っていたのは……両手足がへし折れて、落ち窪んだ瞼の和服の女。
普段かけているはずの眼鏡もなく、荷物のように無造作に折り畳まれている。
┌──────────────────────────┐
│ │
│地乃 フミ 『元朱雀院邸の使用人』 │
│ │
│スタンドは――『アサイラム・ストリート・スパンカーズ』 │
│殴った場所に電柱を発現する近距離パワー型 │
│ │
└──────────────────────────┘
《 スタンド使いってのにはおったまげたがよォー 》
《 僕ら二人に敵うワケはねーんだ…… そしてッ 》
《 僕に返答がねーこと それは『ほかの人間の死に対する』ッ
薄情なオジョウサマの『肯定』と見なすぜッ! 楽しめよォー…… 》
《 他人が 『支払ってくれる人生』をなァァ――ッ 》
32
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/26(月) 00:49:52
――――同日、同時刻。黄金町にて。
33
:
『炎の口づけ』
:2015/01/26(月) 00:50:24
>春上
パ パ パパパァ――ッ
春上は黄金原駅のホーム内に居た。
電車から降り、帰宅の途に就くところだ。
ホーム内は様々な人が居る。
ガタコーン ガタコーン
新たな列車がホーム内に滑り込んでくる……
34
:
『潜む死神』
:2015/01/26(月) 00:50:55
>ココロ
ザワ ザワザワザワ
君はメインストリートの住宅地とアーケードの境目に居る。
夕暮れ時で帰宅する人の群れの中を移動していた。
そろそろ迎えの車がある場所に辿り着くだろう。
ゴォォォ――ッ
車道から一台の車が荒々しく走ってきたのが見える……
35
:
ココロ『RLP』
:2015/01/26(月) 01:03:10
>>34
「……」
体調が優れない日は、迎えに来てもらっている。
(……一歩が重いわ……はぁ、どうして私って、こんなにダメなのかしら……?)
気分も何だか、沈んでいる。
と、その時。
ゴォォォ――ッ
「ひっ……」
(ま、まさか、まさか……突っ込んでくる、とか……無いわよね?)
無いとは、思うが、ココロは……心配性で、臆病だ。
車が来る方向から、ややふらつく足取りで離れていく……
┌───────────────────────────────┐
│ │
│水溜 意『朱雀院エレナのピアノの先生』 │
│ │
│スタンドは――『RLP』 │
│エアピアノに伴う鍵盤は、『可愛い小物』を指揮する音色を奏でる。 .│
│ │
└───────────────────────────────┘
36
:
春上朋之『シューティング・ギャラリー』
:2015/01/26(月) 01:10:01
>>33
「はぁ〜〜うるっせぇ〜〜〜」
『喧騒』は苦手だ。
「あ、帰りに『ダイナー』に寄るかなァ」
想いを寄せている女性が働いている軽食堂に通うのが生きる楽しみの高校生である。
心なしか歩調も速くなる。
┌───────────────────────────┐
│ │
│春上朋之『星空ガクランの少年』 │
│ │
│スタンドは――『シューティング・ギャラリー』 │
│吹っ飛ばしたものを地球の衛星にする近距離パワー型 .│
│ │
└───────────────────────────┘
37
:
『潜む死神』
:2015/01/26(月) 01:12:10
>>35
(ココロ)
ココロの『臆病な性格』は――――この時は『幸運に働いた』。
ギャキィッ
車が若干スピン気味に停車。車の側面を人の群れに向けて晒した。
そして、同時に後部座席のスモークガラスの窓が滑るように開く。
ジャキ
ジャキジャキジャキンッ
突き出されるのは――『六挺の銃口』。先端から眩い光が迸る。
それにやや遅れて音。『銃声』。吐き出される『弾丸の雨』!
ドガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガッガッガッガッガァァ――z__ッ
38
:
ココロ『RLP』
:2015/01/26(月) 01:20:31
>>37
ギャキィッ
「・・・は?」
(な、何……? あのドラマとかで悪い人がするような……停め方? なわんで?)
(……なんで、ここで車を停めたりするの……?)
ジャキ
ジャキジャキジャキンッ
「え」「……?」
「え……」
車から逃げる。防衛本能が逃げることに全神経を傾ける。
出来る限り体勢を低くする。
ドガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガッガッガッガッガァァ――z__ッ
「……ひ……っ」
「〜〜〜〜〜〜〜っっ……!?」
声にもならない悲鳴を上げ、地面にうつ伏せになり、頭を抱え、弾の雨が止むのを待つ……
(意味わかんない意味わかんない意味わかんない意味わかんない意味わかんない……)
39
:
『炎の口づけ』
:2015/01/26(月) 01:25:19
>>36
(春上)
春上は駅のホームから改札に通じる階段を昇っていく――
ふと、入ってくる電車に目が止まった。
ゴ ォォォォォ――ッ
電車はホームに滑り込む――その時。
ドボォン! ドボォン!
ドッグォォォン――ッ!
電車の滑り込んできた線路が『爆発した』。
ゴガ ガギャギャギャギャギャ
ギャギャギャギャギャギャァァ――ッ!
線路自体が折れてへし曲がり、車体が横転。ホーム内に転がってくる――!
40
:
春上朋之『シューティング・ギャラリー』
:2015/01/26(月) 01:38:18
>>39
「おいおい……おいおいおいおい」
突然の出来事に動揺を隠せない。
「なんだってんだよォ!!」
咄嗟に機械的な大柄の人型のヴィジョン、『シューティング・ギャラリー』を発現。
ホームへ飛び、その豪腕で転がりくる車体を押さえつけて止めたい。
ホームにはまだ人がいるだろうし被害を最小限に抑えるためだ。多少の怪我は厭わない。
41
:
『潜む死神』
:2015/01/26(月) 01:51:01
>>38
(ココロ)
ガガガガガガガガガガガガガガ――ッ
銃声は鳴り響き続けている。時折途切れるが、再び銃弾が放たれる。
耳を聾さんばかりの轟音が鳴り響き、ココロは頭の痛みすら覚えた。
逃げることには成功した。身を伏せて、弾の当たる角度から外れる――
ガ ガガガガッ ガッ
銃声が止んだ……周囲には人の群れが倒れ伏し、死体となって転がっている。
そして……伏せたココロに向けて、銃先が一つ。向けられていた。
ピ タァ
42
:
『炎の口づけ』
:2015/01/26(月) 01:51:35
>>40
(春上)
ズギュウウンッ
『シューティング・ギャラリー』を発現し――ホーム内に転がり込む電車に走る!
あまりに巨大な重量物。本来なら春上のスタンド力では受け止めきれない――
ド ドォォン
幸いだったのは車体が吹っ飛び、跳ねて若干減速していたこと。
そして、何より春上の熱い意志力が――『スタンドパワー』を全開にさせた!
ド ゴォォッ
ス″
ト″
オ ビリ
ン ビリビリビリ
/
・
受け止めた反動で足が床に食い込み、腕も痛むが……止まった。
《 《 《 ォォォォォ ォオオオオン 》 》 》
何か――奇妙な鳴き声が聞こえる。
43
:
ココロ『RLP』
:2015/01/26(月) 02:03:23
>>41
ガ ガガガガッ ガッ
「はぁーーーっ、はぁーーーっ、はぁーーーー……」
「やだ……」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……
「嫌、嫌……ひっ、ひっ……」
「ひぃっ……ゲホッ…………ぁ、あ……」
ココロは……弱い。
自分が今、どうなってるか認識することさえ叶わない。
ただ震え、そして。
ピ タァ
「……あ……あぁぁ……」
「や……やめて……」
「許して……こ、こ……殺さないでください……」
「殺さないで……」
……許しを乞うくらいしか、出来ない。
スタンド使い失格だろうか? だがココロには、『出来ない』。
44
:
春上朋之『シューティング・ギャラリー』
:2015/01/26(月) 02:10:00
>>42
「はぁー…」
「はぁー…」
息が上がっている。
「無茶するもんじゃないな……アメコミのヒーローじゃあ、あるまいし……」
周囲の状況と、
奇妙な鳴き声の音源を確認したい。
45
:
『潜む死神』
:2015/01/26(月) 02:24:24
>>43
(ココロ)
――――ココロは気づいた。銃器は奇妙な腕が掴んでいる。
窓から突き伸ばされたそれが、狙いを澄まし、引き金に指が懸り――
ピタ
「やーめーたァ」
「ビビり過ぎてるしよォ――ッ
萎えるんだよな、そーいうの」
「マーベリックなら『楽しむ』だろうがよ……
俺は和姦のが好きでな。ラッキーだぜお嬢さん」
「帰るぜ、スティンガー。早いこと逃げよう……」
ドルル ン
ガロロロ ロ ォ ―― ッ
男の声が響き、引き金が引かれぬまま――銃は窓の中に引き戻された。
車はそのまま流れるようなハンドリングで去っていく。
ココロはどうやら……助かったようだ。
46
:
『炎の口づけ』
:2015/01/26(月) 02:24:56
>>44
(春上)
シュウウウ――ッ
全身から湯気のようなイメージが立ち昇る。
エネルギーを一気に放出したかのように、ひどい疲労感を覚えた。
「た、助けてくれェーッ」
「救急車! 救急車!」
「ガス管でも破裂したのか!?」
周囲はひどい喧噪で覆われている……大きな被害は君のおかげで免れた。
だが、車内に居た人間はおそらく、『取り返しのつかない状態』だ。
《 《 《 オウゥゥウルルウルル――ッ 》 》 》
鳴き声は、爆裂した地面から聞こえていた。
地面に穴が開き……そこから何かが鳴いているようだが――
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
不意に鳴き声も止んでしまった――『逃げた』のか?
47
:
ココロ『RLP』
:2015/01/26(月) 02:36:30
>>45
「ひぃっ ひぃっ…… ひぃーっ……」
ドルル ン
ガロロロ ロ ォ ―― ッ
「あ、ぁぁぁぁ……」
ギュウゥーッ…
ポケットに入れていた『御守り』を握り締める。
「うぁぁぁぁ」
「あぁっ……やだ、やだぁ……ひぃ、ひぃ……」
「やだ、やだ……意味わかんない、やだ……」
もはや体面など気にする余裕はどこにもない。
(何なの、何なのよ……なんで、こんな……意味わかんない……何が目的で……)
(あれ……スタンド能力だわ……何なの? 何で……やだ……)
もはや何をすることも出来ない。
呆然と、そこで縮こまり続ける……
48
:
春上朋之『シューティング・ギャラリー』
:2015/01/26(月) 02:43:42
>>46
「なんだ……?」
「犬か……?狼?」
「これはただの『事故』か?
参ったな……『嫌な予感』しかしない」
疲労が大きい。
とりあえず穴を観て、何も確認出来なければ一度安全な場所へ避難したい。
49
:
『潜む死神』
:2015/01/26(月) 02:57:30
>>47
(ココロ)
君はその場で縮こまり、何もすることが出来ず、ただ待った。
『 ウ ゥゥゥ ――ッ 』
『 ウゥ ゥゥゥ
ウゥゥゥ――ッ 』
サイレンの音が鳴り響き、パトカーが近づいてくるのが判る。
とりあえずは助かった。助かった……『君だけ』が。
無数の屍体はもはや……何を言うこともない。
ドォォォ――z___ン
50
:
『炎の口づけ』
:2015/01/26(月) 02:57:57
>>48
(春上)
聞いたことのないタイプの、異様な鳴き声だった。
瞬間的な全力疾走のようにスタンドエネルギーを使いすぎた。
少し、落ち着いて心を落ち着ける必要がある……
春上はその場から改札口へと、向かい駅の外に出ていく。
ド ドドドドド
何かが――始まっている予感がする。
51
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/26(月) 03:03:56
「…………マーベリックぅ」
「無事殺ったってさぁ〜。
兄貴もぉ、アグニたちもぉ」
「ひ、ひひ」
「い、いねェ――ッ
教えてやんねーがな。
あと聞いてショック受けりゃイイ」
「そして――そろそろだな。
もうこの『お屋敷』もおしまいってワケだ」
「――――『フォーリング・ダウン』
もう十分だね〜……おッ潰れてことごとく」
ち
「お ッ 死 ん じ ま え ェェ――ッ」
52
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/26(月) 03:09:39
>エレナ
ガッ ガッガッガッガガ
ガラ ガラガラガラガラガラガラァァ――ッ
落雷――いや地鳴りか。何かが崩壊する音がエレナの耳に届いた。
『人面鳥』は翼を一打ちし、電光のような速さで窓辺に向かって飛んだ。
《 この 屋敷は潰れる ぜェ――ッ 》
《ウソじゃないさ、僕を信じなよ》
《そのボロ雑巾を守りたきゃ…… 窓から飛び降りでもするか?
それも実験だ 自分から飛び降りりゃダメージはあるのかねェー》
ドッグォォォォォォ――z____ン!
爆発したかのような音が鳴り響き……屋敷それ自体がビリビリと震える。
バギ バ ギギンッ
バガンッ バガガガッ
ドドドドドドドド
屋敷が大きく傾いだ。このままだと、鳥の言う通り……崩れ去る!
53
:
朱雀院 エレナ『ブラインド・フェイス』
:2015/01/27(火) 00:03:23
>>52
「 ……………………… 」
ゴ ゴ ゴ ゴ
…… ギュッ
強く、両の腕に抱く。
『信ずる人』を。
その体がどれほど冷え切っていようと、
『生きている』限り、掌を伝わり感じる、『心の温もり』。
―――それが、朱雀院 エレナを行動させる力となる。
いま、自分のなすべきこと。
それは、泣き叫ぶことでも、怒りに身を震わすことでもない。
彼女を、守るために。
ダ
ッ
麻袋に近づいたことで、いまの自分の位置は窓のそば。
すでに幾度かの『侵入』を受けた教訓から、寝室の窓には、ベランダやバルコニーは設けられていない。
『フミ』の身体をしっかりと抱きかかえたまま、
破れた窓枠に足を掛け、バレエで鍛えられた脚力をもって、窓の外へと身を躍らせる。
この下には、『兵八郎じいや』が丹精を込め手入れしている『植え込み』がある。
ttp://2log.sc/r/2ch.sc/news/1416140473/
冬でも葉を落とさない常緑灌木の枝は、
かなりの高さからの落下に対してもクッションの役割を果たす。
無傷で済むとは思っていない。
『フミ』を守るため、自分は、自分にできる最善を尽くすのみ。
54
:
『白い鳥/黒の塔』
:2015/01/27(火) 00:23:17
>>53
(エレナ)
《 ヒ! ヒヒヒヒ!
ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィィィ――ッ! 》
決死の覚悟を嘲るように、高笑う『人面鳥』。
エレナは地乃を抱え込んで、窓から飛んだ!
ダ
ッ
ヒ
ユ
\
\
ン
跳び出したその瞬間見えたのは――屋敷にのしかかる巨大な『黒い塔』。
屋敷の西側から覆いかぶさるようにして崩落し、それに巻き込んで屋敷が崩れている。
ド シャアアアアア ッ
植木の上に――エレナは落下していく。
結果がどうなるかは、あと少しで解る……
/└────────┬┐
< to be continued | |
\┌────────┴┘
55
:
『Missile Man』
:2015/01/27(火) 00:25:16
ミサイルマン
【特攻兵団】残り残弾数
シレイラ『ザ・グラスハウス』
マーベリック『ファイン・フェザーズ』
メイス『フォーリング・ダウン』
トウ『バニシング・レギオン』
スティンガー『シェルショック』
ミストラル『スモーク&フレッシュ』
アグニ『アンダー・ザ・ヴォルケイノ』
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