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愛の妙薬

1さーじょん:2004/04/30(金) 01:56
作曲:ガエタノ・ドニゼッティ(1797-1848)
台本:ジュセッペ・ロマーニ
初演:1832年、ミラノ

2さーじょん:2004/08/22(日) 12:10
ハインツ・ワルベルク指揮、ミュンヘン放送交響楽団、バイエルン放送合唱団、1982年録音。
ルチア・ポップ(アディーナ)、ペテル・ドヴォルスキー(ネモリーノ)、ベルント・ヴァイクル(ベルコーレ)、エウゲニー・ネステレンコ(ドゥルカマーラ)、Elfi Hobarth(ジャンネッタ)。
http://www.bmgclassics.de/classics/productdetails.do?Bestell_Nr=74321252802&CatList=true
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000025ZZ4
やはり、ポップとヴァイクルがいいですね。でも82年だとさすがに、こういう軽やかな役は、ポップはちょっとつらい箇所もありますが、あまり気にはなりません。

3さーじょん:2005/04/10(日) 20:42:08
M=プラデルリ指揮1955年録音。フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団・合唱団。ギューデン(アディーナ)、ディ・ステファノ(ネモリーノ)、コレナ(ドゥルカマーラ)、カペッキ(ベルコーレ)、マンデッリ(ジャンネッタ)。
 兎に角馴染みのない作品だなあ。このCDも多分15年近く前に買ったと思うけど(CDの(C)表記は1990年)、通しで聴いたのは、10回に満たないような気がする。ディ・ステファノをはじめ往年の名歌手の競演ですから、悪かろうはずはない。こういう明るい声が、ネモリーノにはぴったりですね。

4さーじょん:2005/04/10(日) 20:43:07
>>3のCD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000025WH4
(僕が持ってるのはこのジャケットではない・・・)

5さーじょん:2007/06/17(日) 15:05:47
>>2のワルベルク盤鑑賞。
 想像できるように、イタリア的ではなくドイツ的ですが、それでもなかなかの良質な演奏だと思います。ドヴォルスキーが良いですね。他のメンバーも、ある水準以上ではありますので、大きな不満はないものの、「この一枚」とはちょっといかないかな。。。

6さーじょん:2008/12/07(日) 21:57:31
>>3-4、M-プラデッリ盤、縫い物をしながら聴く。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/245589
やはりディ・ステファノ、こういう脳天気な役は、とても素晴らしいですね。ギューデンもまた、たいへんな個性です。全体として、本当に明るい演奏ですね。

7さーじょん:2009/03/22(日) 15:17:14
2009年3月20日(金・祝)東京文化会館にて、錦織健プロデュース・オペラ公演鑑賞。
 十川稔演出、現田茂夫指揮、ロイヤルメトロポリタン管弦楽団、合唱:ラガッツィ。
 森麻季(アディーナ)、錦織健(ネモリーノ)、池田直樹(ドゥルカマーラ)、大島幾雄(ベルコーレ)、田上知穂(ジャンネッタ)。
http://www.japanarts.co.jp/html/2009/opera/nishikiori/index.htm
http://ja-opera.seesaa.net/category/6048760-1.html
 有名な割にあまり上演機会のないオペラです。いつも書いているように、藤原・二期以外の国内オペラ団体の公演でも、意外な拾いモノはありますが、これはまさにそうでした。
 セット、衣装その他は、上野URLの通りです。左右のセットを「観音開き」のように組んで、場面の変化を付けていたのが印象的でした。素朴なつくりがこのオペラの雰囲気にとってもよく合っていたと思います。
 演出もとくにひねったところはありません。公演プログラムの朝岡聡の文章に、「メイン・ターゲットはずばりビギナー」という錦織健の言葉が引用されています。その言葉通り、わかりやすい演出でした。

8さーじょん:2009/03/22(日) 15:19:16
 さて今回の公演、まず何よりもこの演目を選んだことが良かったと思います。出演者も、あまりスケールの大きな歌手ではないようで、もし同じメンバーでワーグナーでも上演したら大いに不満でしょうが、「愛の妙薬」にはぴったりでした。森、錦織はじめ主役陣はみな好演でした。もっとも、地方公演を8回ほど済ませていますから、かなり役が身についていたのでしょう。
 じつは、首都圏近郊の小さなホールで見るという選択肢もありましたが、チケットを買う段階で、やはりツアー後半の公演のほうが良かろうと思い、東京文化会館公演を選びました。「愛の妙薬」を上演するのであれば、劇場の大きさは、http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073887372/41-42のベートーヴェンホールくらいがよかったかも知れません。演奏、歌唱はおそらくツアー前半の地方会場より、東京文化会館公演のほうが良かったのではないかと推察します。
 オケの力量にはハナから期待していませんでしたが、指揮の力でしょうか、それほど悪くない出来に仕上がっていました。そういえば、現田茂夫の指揮に悪い印象を持ったおぼえってないなあ。
 余談です。以前はずいぶん現田茂夫の指揮を見たような記憶があって、どこで見たのか思い出せませんでした。今回略歴を見たら、「新星日響指揮者」と書いてありました。学生時代、定期会員チケット代が安かったから、自分が新星日響の会員だったことを思い出しました。

9さーじょん:2009/06/21(日) 14:09:55
6月14日(日)東京文化会館にて、藤原歌劇団公演鑑賞。
 マルコ・ガンディーニ演出。園田隆一郎指揮、東京フィルハーモニー交響楽団、藤原歌劇団合唱部。
 高橋薫子(アディーナ)、エマヌエーレ・ダグアンノ(ネモリーノ)、須藤慎吾(ベルコーレ)、久保田真澄(ドゥルカマーラ)、向野由美子(ジャンネッタ)。
公演概要↓
http://www.jof.or.jp/opera_tickets/tichet_center/myouyaku/index.html
高橋薫子HP↓
http://home.att.ne.jp/zeta/nobuko-t/
http://nobu-konohitorigoto.spaces.live.com/blog/cns!7756312CC7D5E05D!503.entry
http://nobu-konohitorigoto.spaces.live.com/blog/cns!7756312CC7D5E05D!499.entry
 舞台は「ショッピングモール」(というよりデパートの1階に見えたが)に移し、アディーナは「ショッピングモールの高級ブランド化粧品売り場美容部員」、ネモリーノは「ショッピングモールに勤める商品補充係」、ベルコーレは「エリート士官学校生」、ドゥルカマーラは「各地のショッピングモールで美容クリームを売り歩く実演セールスマン」、ジャンネッタは「ショッピングモール化粧品売り場店員」とされています。

10さーじょん:2009/06/21(日) 14:12:23
 この作品、改めて実演で観ると、本当に悪人の登場しないオペラです。登場人物は(アディーナも含めて)ことごとく間抜けです。でもって、デパートの1階というのは、間抜けが集って他愛ないドタバタを繰り広げる場所として、なかなかに相応しいのではないかと思いました。
 デパートにやってくるお客さんたちに関しては、かなり細かい演技が付けられていました。演出家自身が日本のショッピングモールの事情に詳しいとも思えないので、これらは、演出助手がかなり丁寧にアドバイスしたのではないかしら。買い物にやってきた夫婦。女子高生や彼女たちに声をかける若者、どことなく挙動不審の男性、万引きする客、中年女性の一団などなど。ベルコーレたちがなぜか19世紀的な軍人の衣装に身を包んでいたのが気になりましたが、敢えてそうしたのでしょうか。
 第2幕冒頭がセールスのためのイベントになっていたり、ネモリーノの遺産相続の噂話は、閉店後に店員たちがたむろしているさまとて描かれていたりなどなど、ディテールはよく考えたなー、と思います。大詰めは、後ろに香水「愛の妙薬」の垂れ幕が掛けられて大団円です。
 ディテールはよくできていても、全体としてはいろいろとつじつまの合わないところもありました。あまりに細かい演技が多くて、音楽に集中しにくい面もありました。とはいうものの、上にも書いたように、「間抜けが集って、他愛もないドタバタを繰り広げる」という雰囲気がよく出ていたので、僕的にはかなり気に入りました。

11さーじょん:2009/06/21(日) 14:52:06
 歌手陣も、アディーナ、ネモリーノをはじめ、おおむね好演でした。指揮、オケもよく頑張っていたと思います。とくにアディーナは、「持ち役」ですから、本当に堂に入ったものです。ネモリーノも、この役は得意なレパートリーのようでして、「人知れぬ涙」はじめ、十分に満足できる歌唱でした。もっとも、2日前にシラグーザを観たばかりなので(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1085707228/6-9)、それと比べてしまうとどうしても荒削り、一本調子という感は否めませんが。そのほか、ベルコーレ、ドゥルカマーラとも、よく歌い、よく演技していたと思います。
 指揮者は、たいへん熱の籠もった指揮でした。もともと「難曲」ではないので、元気にやってくれれば結構満足かな、というところもあります。途中で指揮棒を飛ばしてしまったのは、ご愛嬌でしょう。
 ネット上の情報によると、10月に昭和音楽大学で、この演出が再演されるようです。う〜ん、このデパートのお客さんたちの細かい演技を再演するのは、かなり難しいようにも思えますが、どうなんでしょ? 気になるから観に行こうかな。。。
http://www.tosei-showa-music.ac.jp/calendar/day.cgi?mode=4&daytime=1254495600

12さーじょん:2010/05/04(火) 04:04:01
2010年4月23日(金)新国立劇場公演鑑賞。
 チェーザレ・リエヴィ演出、パオロ・オルミ指揮、東京フィルハーモニー交響楽団。
 タチアナ・リスヤック(アディーナ)、ジョセフ・カレヤ(ネモリーノ)、与那城敬(ベルコーレ)、ブルーノ・デ・シモーネ(ドゥルカマーラ)、九嶋香奈枝(ジャンネッタ)。

特設サイト
http://www.atre.jp/10lelisir/
初日舞台写真
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000117_frecord.html

13さーじょん:2013/04/21(日) 08:08:09
2013年2月3日(日)新国立劇場公演鑑賞。>>12の再演。
 チェーザレ・リエヴィ演出、ジュリアン・サレムクール指揮、東京交響楽団、新国立劇場合唱団。
 ニコル・キャベル(アディーナ)、アントニーノ・シラグーザ(ネモリーノ)、成田博之(ベルコーレ)、レナート・ジローラミ(ドゥルカマーラ)、九嶋香奈枝(ジャンネッタ)。

公演概要・初日舞台写真
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000612_opera.html
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000203_frecord.html


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