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ラ・ボエーム
1
:
さーじょん
:2004/01/12(月) 15:20
作曲:ジャコモ・プッチーニ(1858-1924)
台本:ジュセッペ・ジャコーザ、ルイジ・イルリカ
原作:アンリ・ミュルジュ
初演:1896年、トリノ
33
:
さーじょん
:2008/12/02(火) 00:32:45
11月30日(日)テアトロ・ジーリオ・ショウワにて、藤原歌劇団公演鑑賞。
岩田達宗演出、松下京介指揮。東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団、藤原歌劇団合唱部、多摩ファミリーシンガーズ。
野田ヒロ子(ミミ)、市原多朗(ロドルフォ)、佐藤美枝子(ムゼッタ)、谷友博(マルチェルロ)、柴山昌宣(ショナール)、久保田真澄(コッリーネ)。
http://www.jof.or.jp/opera_kouen/2008-2009.html
2007年1月初演のプロダクションの再演です。僕はもちろん初見です。
この劇場、とくに3階サイドの席はオペラ向きとは言い難く、舞台の3割か4割くらい見切れてしまいます。視界は最低ですが、響きは最高でして、3階席にもかかわらず、目の前で聴いているような明瞭な響きでした。というわけで、舞台装置に関しては、公演プログラムにも「佐伯祐三の絵画をイメージした」と書かれていますが、僕の席からは、よくわかりませんでした。演出も、かなりオーソドックスなものという印象があります。最後まで「あれ?自分この初演、見たっけなあ?どうだったかなあ?」と思い出せなかったので、この作品の演出って、総じてオーソドックスなものが多いということなのかもしれません。
34
:
さーじょん
:2008/12/02(火) 00:33:37
指揮者はかなりお若い方のようですが、熱の入った演奏でして、僕は結構好きです。もちろん、叙情的な、美しい響きが欲しいところでのイマイチ感はありますが、「迸る青春」はそれなりに表現できていたのではないかと思います。上にも書いたように、ホール自体の響きの良さに助けられた面も大きいとは思いますが。
歌手陣では、やはり野田ヒロ子が出色。しっとりとした声質は本当にミミにぴったりですね。見た目にも、病弱なお針子さんっぽかったし。その他の歌手陣も、スター級を揃えていますから、藤原歌劇団としても力の入った公演なのでしょう。残念なことに、いちばんのスターである市原多朗は、体調が良くなかったのか、「冷たい手を」の終わりあたりから声にノイズが入ったり、声に伸びがなくなって無理矢理ロングトーン出したりと、必ずしも本調子ではなかったように見受けられました。それでもかなりの高水準でしたから、さすがと言うべきでしょう。
武蔵野音楽大学講演「フィガロの結婚」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073887372/41-42
でアルマヴィーヴァ伯爵を歌っていた谷友博のマルチェルロ、やはりこの人、良い声してますねー。そして佐藤美枝子のムゼッタ。
>>31
にも書いたように、やっぱりベテランがこの役を歌ったほうが、オペラ全体の印象もかなり良くなるように思えました。
何だかんだ言っても、冬は「ラ・ボエーム」の季節ですから、当然、大いに楽しみ、また大いに泣いて来ました。ま、僕自身、「よ〜し、今日は泣くぞー」って気持ちで観に行っているわけですしね。
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