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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part5

574名無しリゾナント:2015/02/01(日) 21:21:43
でも田中さん、と会話に割り込むように光井が暗い声で輪に加わる
「愛佳と新垣さん、一晩考えたんですわ、どうしたら亀井さんに傷を負わすことなく、正気を取り戻させるか
 せやけど、実際にあの亀井さんをみて思ったんは策を練っても巧くいく保証なんてあらへんっちゅうことでした
 だから、力ずくでまずは『亀井さんを捕える』ことしか思いつきませんでした、恥ずかしいことですけど」
「ま、そういうことだね。田中っち、簡単にはいかないね」
「ふ〜ん、まあ、あんな死んだような目の絵里、頭使ってなんとかできるそんな気もれーなしなかったけん、驚かんけどね」

「なんか光井さんらしくないんだろうね、あんな不安定なこと言うなんて
さっきの高橋さんも何て言っているのか聴こえなかったし。あ〜あ、私が超聴力の持ち主だったらな〜」
「私にも聴こえませんでした。根拠のないことをしようとするなんて、らしくない」
光井本人に聴こえないように鈴木と石田は小さな声で『先輩』たちの会話に耳を傾ける
「里保の刀をさばく風、リンリンさんの体術を余裕でさばく身体能力、詐術師を消す消失の力、確かにチートっちゃね」
「チートって生田さん、まるでゲームみたいな表現ですね」
「あながち間違っとうないやろ?どうすればええか、策を練る、それって攻略法の一つやけん」

鞘師は仲間達の輪に加わらず、ただ沈黙を保つ。それは道重の一挙一動を逃さまいとするため
高橋が道重に囁いたその唇の動きから読み解こうとしたが、不運にもすべては説き切れなかった
とはいえ、一部は見えてしまい、その動きは・・・
(覚悟?)
そう言っているようにみえて仕方がなかったので、気が気ではない

何を覚悟しなくてはならないのか、亀井を救うことに覚悟がいる、ということなのであろうか
それならば・・・命を賭する必要がある、それを意味するのか?
それを今の頼れるリーダーであった、道重に鞘師達は求めてよいのか、泣き崩れている彼女に


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