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耐久神話31日24時までに100の神話を記述

38bothhands:2007/12/30(日) 06:08:44
第二次世界大戦のころだ。彼はナチスドイツの軍人だった。アーリア人が優性うんねんは難しくてわからなかったが、ジュネーブ協定を守って戦うべきなのは十分理解できた。だから英雄のごとく戦った。
これはもちろん比喩だ。英雄のようには戦えていない。しかし彼は自分を誇らしく思っていた。なぜならジュネーブ協定は遵守していたからだ。寛容を敵に示さねば誇りは詠えまい。
そうやって彼が戦っているうちにナチスドイツは劣勢を強いられて後退した。あるとき彼は民家を徴収した。営舎の代わりにした。そこで自分たちが嫌われていることを知った。そして虐殺に荷担してしまった事も知った。
彼はナチスドイツの正義を疑った。
彼は迷った。そして判った。自分は戦士なのだと。だから敵国の飛行機が襲いかかってきたとき、彼は民間人の非難を優先させた。なぜなら民間人は戦闘で殺されてはいけないからだ。
そのさなか彼は撃たれた。死んでしまったとおもった。
で目覚めると彼は農家の息子になっていた。彼はナチスドイツの一員だったが、ドイツの辺りからきた小作人ということにされて匿われたのだった。
彼は泣いた。


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