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星見の塔 談話の間

1言理の妖精語りて曰く、:2007/02/08(木) 19:33:27
星見の塔。 キュトスの姉妹たちの安住の地にして、最後の砦。
この談話の間は姉妹たちの憩いの場。星の導きに従い集う姉妹たちはこの場所で談笑し、ひとときの安らぎを得る。
耳を澄ませ、聞いてみよう。 聞こえてくるだろう、彼女らの楽しげな話し声が。
扉を開き、覗いてみよう。見えるだろう、彼女らの微笑む姿が。
心配は要らない。彼女らは私たち妖精には寛容だ。少しだけなら、席を同じくすることを許してくれるだろう。

720言理の妖精語りて曰く、:2007/07/30(月) 17:43:53
私的な指摘を詩的に恣意的に退けましょうどこまでも。

確かこんな感じの物言いをする奴だったか、とにかくその魔女との出会いが、私のその後の人生を決定的に変えた。
私ことビレリアはキュトスの姉妹たちの中ではいたって平々凡々、どこにでもいるような砲撃魔女の一人だった。
戦い向きの姉妹たちには及ばず、しかしひ弱な姉妹たちを守れるほどには強く。
求められたのは戦う意思と、皆への親愛の情だった。
私は、割と一般的な観念でもって姉妹たちと接していた。この一般的というのは、人間的という意味だ。
わたしたちの中には姉妹の関係について割りとドライなひともいて、危機に陥った妹がいても自業自得盛者必衰弱肉強食と
あっさり見捨ててしまう人が少なくない。
そんな中で、自分で言うのもなんだが私のようにフィランソロピー全開で駆けずり回るタイプの姉妹は、
まあ要するに、「お人よし」のレッテルを貼られるわけだ。同時に、「お節介」の汚名もセットで。
性分というわけではない。もともと、私もドライなタイプの姉妹だった。
魔術の研鑽、ことに砲撃魔術の精度を上げるため、火力、弾速、最大高度、角度計算、気圧、風速、
その他諸々の気象条件や弾道計算を続けることに心血を注いでいた時期もまた、私には存在していたのだ。
そのときの私は、まあありていに言って冷徹な研究者、血の通わぬ魔女を地で行く女だった。
助けを求めてきた姉妹の要請に応え、遠距離砲撃で姉妹に迫る脅威ごとその姉妹を焼き尽くしたことさえある。
幸いその姉妹は後で息を吹き返したが、私との間に、未だに幾許かのわだかまりは残っている。
そんな私が変わったのは、そう、その女に出会ったからだった。

アベンローク。62番目の姉妹を名乗るその魔女は、信じがたくも私と出会うが早いか、
私ののど笛を噛み千切ってみせたのである。

721言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 22:04:11
ところで以前は熱狂的な信者に大人気だったクレアノーズはどうなったんだろう

722言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 22:08:57
死んだんだろ。

723言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 22:09:07
図書館の奥で薬漬け。
アヴロノ相手に管巻いてます。

724言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 22:14:42
管を巻くってどういう意味?

725言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 22:24:38
触手を巻きつけるって意味だよ。クレアノーズって触手持ちだからね。

726言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 22:25:17
ていうかクレアノーズって熱狂的信者に大人気だったんだ。
全然知らなかった。
ていうか誰? みたいな。

727言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 22:25:57
姉妹はみんな触手持ち。
そしてヤク中でもあり。

728言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 22:38:18
>>724
マジレスすると、アヴロノの排泄および交接器官である「管」を自分で巻きつけてる、
ってこと。人間に置きかえて考えてもらえば、クレアノーズがどんな種類の行為を行っているかは
大体想像できると思う。
あんまり公の場で言うようなことじゃないんだ。迂遠な言い方でごめん。

729言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 22:44:44
うん子まみれでせっくすしてるだって!
すげえ、みにいこうぜ!

730言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 23:04:13
>>729
ちょwwwwww
配慮台無しwwwwwww

731言理の妖精語りて曰く、:2007/08/08(水) 23:12:10
がきんちょはこういうの好きだからなぁ。
といいつつなんとなく書架の奥のほうを覗いてみたり。

732言理の妖精語りて曰く、:2007/08/09(木) 02:26:18
しゃげー。
と伸びてきた触手に喰われました。
合掌。

733言理の妖精語りて曰く、:2007/08/09(木) 12:34:38
興味本位で見に行った>>729を制止するため追いかけたスタッフだが、>>729を発見することはなかった・・・。

734言理の妖精語りて曰く、:2007/08/10(金) 00:16:56
>>729は美味しく頂かれていました。

735言理の妖精語りて曰く、:2007/08/10(金) 00:29:01
数年後、大人の階段を上り一皮剥けた>>729が・・・

736言理の妖精語りて曰く、:2007/08/10(金) 00:42:09
皮がないので筋肉と臓物がバッチリです。

737言理の妖精語りて曰く、:2007/08/10(金) 01:06:55
と、その時!
なんと彼等の前に現れたのは・・・・

738言理の妖精語りて曰く、:2007/08/10(金) 20:25:52
死んだはずの>>729が!

739言理の妖精語りて曰く、:2007/08/22(水) 12:13:38
物・称・第729番死者。
通称・729(ナルトゥム・ツールノイス)=NT。
NT・蘇生・死亡/向=皮除去。糞便・付着・異臭的。
管=巻=アヴロノ・被/吸収・NT・アンデッド。
アヴロノ的>不死者。図書館<魔・徘徊・噂。
物・噂・書架の皮無精=NT>私/人=被/行動・NT・視=襲>食/殺。
世界/中=書架>怪談/融=人・怖・物、融=不信・迂闊。

740言理の妖精語りて曰く、:2007/08/26(日) 13:02:40
あ、文字化けの妖精だ。

741言理の妖精語りて曰く、:2007/08/26(日) 13:32:43
いやいやいやw

742言理の妖精語りて曰く、:2007/08/31(金) 13:42:15
1+1が2ではなく3にも4にもなるとかいう主張、あるでしょう?
あれって嘘だから。ていうか錯覚なのよね結局。
結果として3や4になっているだけで、純粋に1+1が3や4を生み出しているわけではない、
当たり前よね、1+1は2だもの。覆ることのない、不動の公式。
それが、力を合わせることで何倍もの効果が得られる、なんていわれてしまうのは、
そこに過程という時間の観念を除外して見ているからに過ぎない。
1と1が力を合わせて仕事をする。資本は2しかないけど、二人は効率よく仕事をこなして
2以下の労力で仕事を終える。余剰分の0.1やら0.2とかは次に持ち越され、次の開始時には2.1よ。
そうして増えていけば、あるいはそれが短いスパンで行われているのなら、3や4になるのだど
錯覚したとしても、さほどの不自然は無いわね。

743電波女:2007/09/09(日) 20:22:13
クリーアムさん、元気か?

744言理の妖精語りて曰く、:2007/09/09(日) 21:11:11
電波女って誰だっけ。

あとクリーアムは死んだよ。

745言理の妖精語りて曰く、:2007/09/09(日) 22:45:18
なにいってんだ、いまちょっと永劫線に出かけてるだけだよ。忘れたころにひょっこり帰ってきてるさ

746言理の妖精語りて曰く、:2007/09/09(日) 22:46:54
じゃあ俺たちが「思い出しちゃった」から、帰ってこられなくなってるんじゃないのか・・・?

747言理の妖精語りて曰く、:2007/09/09(日) 22:57:18
じゃあ結局クリーアムの帰還は誰にも確認できないってこと?

748言理の妖精語りて曰く、:2007/09/09(日) 23:11:24
帰還した彼女には会えるだろうが、「帰還する瞬間」には言理の妖精では立ち会えないだろうな。

749言理の妖精語りて曰く、:2007/10/09(火) 23:34:58
「『生まれて』からもう三周期だろ。そろそろ周辺環境程度は選択できるはずだ。・・・とりあえずは自分のベッドに戻れ」
「でもマスター、わたしはマスターといっしょにいる事を選択します。朝、目覚めてから夜、眠るときまで、ずっと」
「マスターと呼ぶな。・・・手足の馴致も終わって、人間なら自分からてめェの縄張り主張する年頃だってのに・・・そんなに独りが怖いのか?やれやれだな」
「怖れとは『自己能力への不安』から発生する防衛反応。・・・わたしはマスターの御作りになった人形です。マスターの製作物に不足のあろうはずはありません。よってわたしに怖れは発生しません」
「では独りで眠れるな?」
「実行は可能です」
「ならそうしな」
「いやです、マスターといっしょに寝ます」
「あのな。ぶっちゃけ狭いんだよ。特にお前さんは乳とか尻とか起伏が大きいし」
「素体を作ったのはマスターです」
「用意した招魂素体(フレーム)は老若男女取り混ぜて十と二体。真っ先に一番グラマラスなボディを選んだ霊魂は誰だったかなー」
「マスターは・・・胸の大きい子は、お嫌いですか?」
「・・・寝間着はだけて上目遣いもいいけどな、そういうのは男相手にやれ」
「チッ」

750言理の妖精語りて曰く、:2007/10/28(日) 16:41:08
宵「ムランカお姉さま、今日でもうまる1週間も何も召し上がってませんけど、そろそろ何かお食べになった方がよくありませんか?」
ムランカ「あぁ、宵かい……あたしはそんな気分じゃないんだよ」
宵「アンリエッタの件ですか?」
ムランカ「あぁ、そうさ。月日が流れるのって早いねぇ。この前、やっと立ったと思ったら、もう成人して旅立って行くんだから……あぁ、あの娘、今頃なにしてるかねぇ。悪い大人に騙されてないかねぇ」
宵「それは……心配ですね」
ムランカ「あぁ、他所様で変なこととかしてないかねぇ……不安で、不安で仕方ないよ」
宵「……(それは、お姉さまを見て反面教師で学んでいるので大丈夫だと思います)」

751言理の妖精語りて曰く、:2007/11/04(日) 12:32:51
最近、塔の窓や戸口が壊れがちです。

ワレリィちゃんがクレヨンを使いきってしまったようで。

752言理の妖精語りて曰く、:2007/11/04(日) 13:57:33
新しいクレヨンをください、と塔の外に出るお姉さんと妹さん達にお願いしました。

753言理の妖精語りて曰く、:2007/11/06(火) 09:36:30
本日、敗者四名。

754言理の妖精語りて曰く、:2007/11/06(火) 18:12:56
敗者?

755言理の妖精語りて曰く、:2007/11/07(水) 00:56:55
星見の塔トーナメントの誤爆じゃねえの?

756言理の妖精語りて曰く、:2007/11/17(土) 16:33:49
談話の間は、もう誰も使っていません。

757言理の妖精語りて曰く、:2007/11/17(土) 17:45:37
トーナメントで、みんな出払ってるみたいだね。それどころじゃないのかな。

758言理の妖精語りて曰く、:2007/11/18(日) 22:46:03
蜘蛛の巣も張ってます。
ずいぶん使われていないみたいです。

759言理の妖精語りて曰く、:2007/11/19(月) 01:51:08
誰か来ました。黄色い髪と赤い目を持った16の頭のミミドです。
タマラからの使いできたようです。
12色揃いのクレヨンを持っているようでしたが、ワレリィがいないので
そっとそれを床に置いて立ち去りました。

760言理の妖精語りて曰く、:2007/11/25(日) 18:56:20
MMD・ミミドはイエローの放熱板とレッドフィルターのかかったヘッドガードを装備した16体のリーダー役である。
指令官も兼任しており、無方位型索敵士TMR・タマラの警報を受けると15体の部下を率いて出撃してゆく。

761言理の妖精語りて曰く、:2007/11/29(木) 07:49:54
固定具緩め、銃上側のスライド引いて、整備状態に。
フック状の工具で機関部を外し、そっと机の上におく。
ガンオイルを吸わせた布で機関部のおさまっていた空洞を綺麗に拭く。
付着したオイルが蒸発してゆくと、こそばゆいのか、愴銃が唸った。
バレルがキュウキュウ鳴き、トリガーもガチガチと音を立てる。
「こら、おとなしくなさい」
言いながら銃身下のスライドも外す。
中は空洞。
こちらはなにかを取り外すのではなく、取り付ける穴。
栄養剤のインゴットを詰め込み、スライドを閉じる。
とたん、ガツガツと旺盛な咀嚼音がスライドの下から響いた。
わたしは苦笑する。

762トミュニ:2010/06/06(日) 03:16:46
宵の奴から聞いたんだが、ムランカの売女が、あの忌々しい糞ガキが成人して出て行ったことですっかり気が抜けてしまい、腑抜け状態らしい。
あのガキ、色々な意味でくそ忌々しいけど、可愛らしい顔とか華奢な体つきは結構あたしの好みだったんだよな。手を出しときゃよかった。きっとベットの上では、極上の囀りであたしを楽しませてくれそうだしさ。
まぁ、それはさておき……
「おーい、ムランカの姉御〜、元気ぃ〜」
……
……
……返事がない、しかばねのようだ。
う〜ん、でもこれじゃなぁ。よし、じゃ思い切って。
「お〜い、ムランカ〜……馬ァ鹿!!」
(言ってすぐに踵を返して地平の果てまで猛ダッシュ。そして物陰からムランカの方をビクビクと見つめながら)
……
……
……ありゃ、本当に反応がない。いつもだったら、鬼のような形相で追ってきてタコ殴りなのに。
こりゃ、本当に、本当なのか?
うふ、だったら今まで散々酷い目に遭わされてきた逆襲のチャンスじゃん!
「お〜い、生きてる〜!!?」
勇気を出して指で突付いちゃえ、ツンツン!
(すかさず防御の体制をとりながら距離をとる)
……
……
……よ、よし反応なし
だったら、さらに勇気を出してこの剣で……ツンツン!
……
……
……あ、本当に反応ないよ!!
なんか、突付いたところから血が噴出してきて服が真っ赤に染まっているのに反応しないよ。
本物だ!本当にムランカ腑抜けになってるんだ!
だったら、あたし、張り切っちゃうよぉ!!!
それ、剣で斬っちゃえ!、斬っちゃえ!!切り刻んじゃえぇえええ!!!
今まで散々苛めてきた報いを受けろぉおおおおお!!!
……
……
……はぁ、はぁ、はぁ、あ〜、随分張り切っちゃった。
汗びっしょりだよ。
ついでに返り血で真っ赤だけどね。
それにしてもムランカの奴、なんか、体中から血を噴出して足元に血の池が出来ちゃってるよ。
手足は全部胴体と離れちゃって膾みたいになって転がっているし。
首とか折れ曲がって……いや、千切れかけていているし。
胴体のあちこちから内臓とか骨とかはみ出てるし。
いくら、こいつそのうち全部回復するとは言え、こうも反抗しないムランカに一方的に攻撃するって、なんか、ちょっと……
……
……
面白ぇ!!!
すっげぇ面白ぇ!!!
爽快だよ!痛快だよ!!最高ぉ!!!
抗わない、無抵抗の相手を一方的にいたぶるってこんなに面白かったんだ。
しかも、これがあの化け物のムランカの奴が相手なんだから気分最高だよ!。
いや、これならこのままずっと腑抜けていてくれるとうれしいよ!
だって、こんな楽しいことが何度も楽しめるんだもん!
さて、今日は十分に楽しんだから、楽しい楽しい拷問パーティの続きは明日にしよう。
お〜い、ムランカぁ、明日までに回復しておくんだよ〜。明日もまたいたぶってあげるからねぇ〜
さぁて、あしたはどうしようかな?。やっぱり全身焼き尽くした上で、たらふく体中で釘を食べさせてあげないとね。
まてよ、酸で体中溶かしてやるのも良いな。
この前覚えたばかりの魔法の実験台もいいな。
あぁ、その前にこの歴史的大勝利をブログに書いておかなきゃ。
あぁ、もう明日が待ちきれないよ。
(ガシッ!)

763トミュニ:2010/06/06(日) 03:17:19
あ、あれ?なんかあたし、両手を掴まれて、足が地面から浮いているよ?
誰?、誰だよ、こんな悪戯するの?
なんか嫌な予感がするけど振り向いて……
……
……
なんか、今、ムランカの姉御の顔を見た気がする。
しかも、怒っているどころか、ニッコリと優しく微笑んでいるような気がする。
正直、あいつの笑顔ほど怖いものってないよ。
まさかね、錯覚だよね。
あれだけいたぶって、これほどすぐに回復するなんてありえない……よね?
……
……
……うっわぁ、本物だぁ!!
何だよ!、こいつ肉体が朽ちる時が来ない限りは体がどんなに痛んでも回復するとは聞いていたけど、こんなに早く回復するなんて聞いてないよ!!
逃げなきゃ!、逃げなきゃ!、すぐに逃げなきゃ!!
だめだ、ガッチリとあたしの両手を掴んで吊り下げている手の握力が強すぎて逃げるどころか身動き一つとれない。
うっわぁ、そうこうしている間に姉御の顔があたしの真横に来ているよ。
えっ、随分と楽しそうじゃないかって?
えっと、あの、うんと……ごめんなさい!ごめんなさい!!ごめんなさい!!!
ほんの出来心だったんです!
今は反省してます、本当です!、反省してます!!、もう絶対にやりません!!!やりませんから、お願いです、勘弁してください!!!(びくびくびく)
え、悪い子にはお仕置きが必要だって?
えっと……うわぁ、今までの嫌な記憶が蘇ってくるよぉ!!
姉御に散々いたぶられた過去の記憶が走馬灯のように蘇ってくるよぉ!!
嫌だよぉ!!嫌だよぉ!!痛いのは嫌だよぉ!!
えっ?痛いばかりがお仕置きじゃない?
それはどういう……むふぅ!?
(くにゅっ、くにゅっ、ちゅっ、ちゅっ)

764:2010/06/06(日) 03:18:23
最近トミュニさんがムランカお姉さまに随分となついている。
なんでもムランカお姉さまによれば、トミュニさんが礼儀作法を学びたいと弟子入りしてきたそうです。
よりにもよって、ムランカお姉さまに弟子入りって……
でも、そう言うムランカお姉さまの顔はアンリエッタちゃんが塔を去ってしまって以来笑顔を取り戻したようで、なによりなのかもしれない。
なんだか、少し邪悪な雰囲気は漂わせていますが。
でも、ニースフリルお姉さまが、昔ムランカお姉さまはどこかの王宮の寵妃だったらしい、とか言っていたような気がしますし、それに、いつもどこかの王宮の宴に紛れ込んだりしているようですから、案外礼儀作法には詳しいのかもしれません。
その意味ではムランカお姉さまに礼儀作法を学ぼうというトミュニさんの考えは正しいのかもしれません。
でも、ちょっと気になることがあります。
ムランカお姉さまは、ずいぶんトミュニさんに躾を教える際に厳しい教え方をしているらしく、トミュニさんが粗相をすると小さな鞭でピシャリとやるのですが、その時のトミュニさんの顔がまるで……その、恍惚としてらっしゃるというか……

765ニースフリル:2010/06/06(日) 03:19:37
はぁ、嫌だなぁ、ムランカ姉に呼び出されたよ。
 宵の例と言い、あの姉さんに呼び出されて碌な用事だとは思えないなぁ。
 なんとか理由を付けて断りたいところだけど、あの姉さんに嘘言ってもばれるだろうしなぁ。
 う〜ん、仕方ない、ここは覚悟を決めよう。
「ニースフリルです。ムランカ姉、入りますよ」
 うわっ、臭ッ!
 でも予想していたのと違う匂いだな。てっきり酒臭いとばかり思っていたのに。
 なんか、どこか異国の香の匂い……どこの国のだろう?、たしかどこかの古代遺跡の研究をしている時に、元は後宮だったという場所で見つけた香炉がこれと同じ匂いがしたような気がする。
 たしか、太古の時代の媚薬だった気が……
「おや、ニースフリル、来たかい?」
 あぁ、ムランカ姉、そこにいた……って、ゲッ、トミュニ!
 なんてあられもない格好をしてるんだ?。ムランカ姉の足を嬉しそうに舐めて尻なんか振っちゃって。しかもお尻にそんな物……これじゃ、まるで……
「犬みたいだろ?」
「えぇ、まぁ、姿格好のシルエットで見れば、そういう耳を付ければ正に犬ですね」
 うん、言っちゃ悪いが盛りのついた雌犬そのものだ。
「やるよ」
「え?」
「あんたにやるよ、このトミュニ。いや、すっかり調教し尽くしちゃって飽きちゃったんだよね。うん、何気に調教を進めてみたら、あまりに感度いいからついつい調教しすぎちゃって、頭がすこし馬鹿になっているけど、まぁ色々楽しめると思うよ」
「いや、馬鹿にって……う〜ん」
 いや、馬鹿にどころか、もう壊れちゃってる、と言ったほうが正しいような気がする。
 それも少しじゃなくて、完璧に、だ。
 そんな風にあたしが見ているというのに、トミュニの方は嬉しそうに、トロンとした目でムランカ姉の足を舐め続けている。
「ほら、あんたこいつに『犬』とか呼ばれて怒っていただろう。だから、色々と教えてやるのも良いんじゃない?」
「色々って……」
「ほらほら、クラシカル・ハウンドの盛りのついた奴にあてがってやるとか。今のトミュニだったら、喜んで、腰なんか振りながら受け入れるよ」
 いやぁ、それは……いくらなんでも、ねぇ……
 あぁそんな風にお尻なんか振っちゃって……もう、見てられない。
 いくら「犬」呼ばわりされて、おしおきしても反省の色が見えなくて、しかもコクってくるような変態だからと言って、今のトミュニの姿はあまりに見てられない。
 あの、ムランカ姉……お願いですから、このトミュニ、元には戻せませんか?
 えぇ、どうぞ戻してあげてください。
 確かに、他の姉妹達に喧嘩を売るわ、色目を使うわ、まったく働かないわ、と碌でもない奴ですけど、やっぱりこれは無いと思います。
 やっぱり、トミュニはいつものトミュニの方が良いと思います。

766トミュニ:2010/06/06(日) 03:20:34
 ……少し長く眠りすぎたせいなのか、まだ頭が痺れるように痛い
 他の姉妹によれば、あたしは頭を打ってずっと眠っていたんだそうだ。
 どうして頭を打ったのかは覚えていない。階段から足を滑らせたとか、買い込んだエロゲの山が崩れて下敷きになったとかだろうか?
 他の姉妹達にそれを聞いてみると、みんな何故か顔を背けて言葉を濁す。
 まさか、ムランカの姉御に捕まってエロ調教でも受けて馬鹿になっていたとかじゃないよね?
 そういや、ムランカの姉御と言えば、今、あの忌々しい糞ガキが成人して出て行ったことですっかり気が抜けてしまい、腑抜け状態らしい。
  あのガキ、色々な意味でくそ忌々しいけど、可愛らしい顔とか華奢な体つきは結構あたしの好みだったんだよな。手を出しときゃよかった。きっとベットの上では、極上の囀りであたしを楽しませてくれそうだしさ。
まぁ、それはさておき……
「おーい、ムランカの姉御〜、元気ぃ〜」
「なんだい、トミュニ、あたしは元気だよ」
 ゲッ!!、なんか既に回復してるよ!!
 どこが腑抜けだよ!いつもより肌が艶々しているぐらいじゃないか?
 しかも、何故だろう?今日の姉御の笑顔にいつもより禍々しさを感じるよ。
 背中を何か冷たいものが通り過ぎたよ。
 何か思い出しそうだけど、頭がキリキリ痛んで記憶が思い出されるのを拒んでるよ。
 ひっ、ひっ、ひいいいいいっ(座り込み、猛烈な速度で後ずさり)

767ムランカ:2010/06/09(水) 00:53:42
あ、トミュニの奴逃げて行っちゃったよ。
変だねぇ、コキューネー姉さんに頼んで記憶は消してもらったし、体は元に戻しておいたはずなんだけどねぇ。
まぁ、記憶を消す際に何回か失敗して大変なことになったけど。
「ワタシハ犬デス」と言って、いきなり素っ裸で星見の塔中を四足で駆け回った時は、どうしようかと思ったけどね。

ま、そのうちいつものトミュニに戻るさね。

768言理の妖精語りて曰く、:2010/06/09(水) 00:56:01
そう言って酒をあおるムランカはまだ気付いていない。
彼女の背後で【般若】のように恐ろしい顔をして腕を組んでいるヘリステラと、その脇にすまし顔で控える宵の存在に……(合掌)

769言理の妖精語りて曰く、:2010/06/27(日) 23:35:47
ムランカ「痛たたたたたたた」
ワレリィ「あら、ムランカどうしたの?1」
ビッコをひいてボロボロに焼け焦げた服(それでも外套は無傷)のムランカを星見の塔で見かけたワレリィが声をかける。
ワレリィ「また、ヘリステラにおしおきされた?3」
ムランカ「3……って、おしおきに少しは興味を持ったね。はぁ、まいったよ、トミュニにやったいたずらがばれて手足の間接を外された上に、大きな岩にぐるぐる巻きに縛られて溶岩が煮えたぎる火口にダイブさせられたよ。お肌が荒れちゃうっていうのにさ」
ワレリィ「そう、大変だったわね2」
ムランカ「2かよ……で、ワレリィは何してるの?」
ワレリィ「うん、貴方がいない間に別の次元との間に『扉』をつなげちゃってね8」
ムランカ「あんたの『扉』って、同じ惑星内でしか使えないんじゃなかったっけ?」
ワレリィ「このゆらいだ世界の状態ならば、この惑星のありえた世界の可能性ともつなげることが可能なのよ150000。聞きたい?250000」
ムランカ「聞きたくない。だってその数字から判別するに、話が長くなるんだろ?。あたしは、さっさと風呂に入って酒が飲みたい」
ワレリィ「そう、残念ね1」
ムランカ「それで、そのつないだ世界はどうしたんだい?。前は、確かビレリアのいた時間と繋げちゃって、トミュニが乗り込んでいったんだっけ?」
ワレリィ「そう、今回もトミュニが乗り込んでいった30」
ムランカ「あらら、また……なんだい、その次元に勝てそうな姉妹がいたのかい?」
ワレリィ「その世界に姉妹はいない25。魔法もない25。でも、貴方がいる40。驚くぐらいに人間の貴方がいる50」
ムランカ「まぁ、あんたは知ってるけど、あたしは元々人間だし、この体は人間のものだから、あたしがいてもおかしくないけど……もしかして、あたしが姉妹になるまえの時間と繋げたとか?」
ワレリィ「違う40。その世界は姉妹がいない世界50。魔法が発達しなかった世界60。そこで貴方は魔法が使えない、ただの人間100。ただし、生物学的に分類すれば250」
ムランカ「あぁ?250?。それはなんか……想像できないね。しかし、それじゃ姉妹じゃないあたしに喧嘩売りに行ったわけだ、あの馬鹿は。まぁ、それで気が済むならそれで良いけどさ。じゃ、今頃上機嫌で一杯やっている頃だ」
ワレリィ「トミュニは戻ってきていない500。多分、向こうの世界の貴方と戦った、そして戻ってきていない1000!」
ムランカ「あぁ?マジで?だって、むこうのあたしはただの人間だろ?。魔法も使えないんだろ?」
ワレリィ「そして、その他の能力もない1500!。それでも、トミュニが帰ってこないと言うことは……50000!」
ムランカ「……げっ!!。あれ、あんたの扉、あんた以外が通るには時間制限があるんだったね」
ワレリィ「えぇ、そしてそれが……」
ブゥンという音がして、星見の塔全体の空気が震えた。
ワレリィ「……今、消えた150000」
ムランカ「は……はは、その世界のあたしって、何者なのかね?」
ワレリィ「ただの人間よ200000。簡単な魔法でも死ぬ200000。でも、だからこそトミュニには役者不足だったかもしれないわね300000」


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