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ゆらぎの物語/物語の破片
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:
賢者マリグナンの悲劇(7.2)
:2006/08/27(日) 01:58:49
だがしかーし、私は大賢者なのだ。死んだとは言っても。肉体を失ったとは言っても。
1回くらい失敗したとは言っても。超賢者一歩手前までに登りつめた大賢者なのだ。
大賢者マリグナンの野望はこの程度の悲劇で枯れはしない。リベンジあるのみ。
「そもそも今回の件においては」私は総括した。「パンゲオン世界が「世界」であることを
選び、それゆえ誇り高き人間が全てを超越することが許されなかったのが私の敗因
なのだ。であれば、パンゲオン世界の意思を超えてある場所があれば、あるいは……」
私は膨大な量の記憶をたどった。そしてある逸話を思い出した。
超多頭獣はパンゲオンのほかに、レムリオンとアメイジオンの2体もいて
それらが鼎立していたという伝説だ。
「猫の国のあるというレムリオン世界で転生を待つか……いや、それよりも……」
超賢者はほくそえんだ。
今、超賢者マリグナンは地獄の辺縁にいる。
そして、次世代長多頭獣・アメイジオンを刈ろうと虎視眈々と狙っている。
敢えて地獄を突き進む、誇り高き魂たちのための理想郷を作るために。
君も興味があるならばこちらへ来給え。さあ。
――天国なんか目指さずに、誇り高く修羅の道を歩き、地獄を突き進めば
そこはきっと気高き魂を持つ賢者たちの楽園・アメイジオン――
【大神院に伝わる戯れ歌(作者不明)】
<本当に完>
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