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ファンタジー世界への道が開きますた

6824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 16:41:03 ID:5mXthgqg0
「『おとぎ話の世界への道が開いた』、私だって実際に見なければ信じませんよ」
「私も同感だ…陸軍省は各省庁と協力して防諜に努めてみるが、数年保てば良い方だな」
「やはり、情報を扱う組織の拡大は必要みたいですね」
「君の提案した『情報省』の設立か…確かに現在の状況を上手く利用すれば通るかもしれんな」
「お願いしますよ〜、私も『事変』で経験しましたからね『情報は力なり』って」
「私だって分かっている、それに情報関係の部署を統合出来れば『暴走』を防ぎやすくなるしな」
「あんな事はそう何度もやりませんよ〜」
「当然だ、何度も起こされてたまるか」

ふと、外を眺める眼鏡の男…どうやら雨が上がったようだ
「さて、長話をし過ぎたようだな」
「ええ、そうですね…そろそろお暇させて頂きます」
そう言って男は立ち上がる、眼鏡を掛けた男も立ち上がり
「頼むぞ、皇国並びに異界の興廃は君達に掛かっている、司令官である『東條中将』を頼むぞ
 大日本帝国陸軍、異界派遣部隊参謀長『石原莞爾』少将」
「分かっております、ではこれより部隊が集結している北海道へ向かいます
 吉報をお待ち下さい 陸軍次官(注5)『永田鉄山』中将閣下」
眼鏡の男…永田鉄山は敬礼をもって自信の命を救った男達に未来を託し
もう一人の男…石原 莞爾も敬礼をもってその意志を受け取った
これより十日程後…1937年 7月7日、大日本帝国陸海軍異界派遣部隊は集結地である北海道より出撃する
行き先は択捉島、単冠湾…そこに異界へのゲートが存在する
彼らを待つのは栄光か破滅か 大日本帝国の命運は…まだ誰も知らない


注1:彼らはマジックアイテム『記録の水晶玉』により映像記録(無音だがカラー)を行う事が可能だった
   その映像記録により日本側は『帝国』の使用する武器や戦術、異界の資源情報を本隊派遣前から詳しく知る事が出来た
注2:異界において『ウマ』とは羽根のついた馬、こちら側で言う『ペガサス』の事
注3:永田鉄山などが陸軍内の調整を行い、宇垣内閣が成立している
注4:既に来訪者達からゲートが不安定である事を日本軍上層部は把握している
   しかし資源獲得と万が一にも外道な帝国がゲートを越えて来るのを防ぐ為、派遣が決定された
注5:相沢事件は偶然別々の事情により来訪した東條英機と石原莞爾に阻止され
   生存した、その後シナ方面問題解決の為に次官就任


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