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ファンタジー世界への道が開きますた

1824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 16:25:23 ID:5mXthgqg0
その日、異世界への道が開いた…その先に待つのは希望か絶望か
議論・SS投下・雑談 ご自由に。

このスレは異世界へ直接召喚されるのではなく「繋がる」作品全般スレです
戦闘妖精雪風みたいに異世界で延々と戦うのも良し
スターゲイトみたいに複数の異世界をまたに掛けるのもOKです

銃を手に、ファンタジー世界で生き残れ!

・sage推奨。 …必要ないけど。
・書きこむ前にリロードを。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。
・SS投下中の発言は控えめ。
・支援は15レスに1回くらい。
・嵐は徹底放置。
・特定の作者専用スレは板として不可。
・以上を守らないものは…疫病と戦争、貧苦と死に満ち溢れたファンタジー世界送りです。 嘘です

2824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 16:28:38 ID:5mXthgqg0
と言う事で新規スレです

それではSS投下を開始します

3824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 16:34:42 ID:5mXthgqg0
この話はあくまで作品の「雰囲気」を決める為に作られたものであり、連載版とは異なる可能性が高い事をご注意下さい
それと経験不足なので文が拙いのは大目に見てください

「大日本帝国軍異界に立つ(仮題)」 0.5話「派遣前」
1937年 6月27日 東京 陸軍省
大日本帝国首都 東京 梅雨に入り始め長雨が続くある日 陸軍省の一室に二人の男がいた
一人…眼鏡を掛けた方の男は部屋の主のようでデスクに向かって座っている
もう一人の男はどうやら客のようで部屋に置かれたソファーに深々と座っていた

「それで『異界』派遣部隊の準備は?」
眼鏡の男の問いにもう一人の男は
「完了…していますよ」
飄々と答えていた
「不満そうだな」
「そりゃあそうでしょう、相手になる『帝国』が投入出来る戦力は100万を超えると言うのに
 こちらは一個師団と一個旅団で…増強されてるとは言え3万が良い所なんですから
 航空隊を含めてもたったの3万5000、頭が痛いですよ」
「装備面ではこちらの方が圧倒的有利と参謀本部は言っているぞ」
呆れたような男の物言いに眼鏡の男は慣れているようで冷静だった

「『記録映像(注1)』を見て物を言っているんでしょうかね、確かに『火縄銃』や『投石器』『前装式大砲』を使ってはいますけど
 我々の持ってない武器を敵サンは持っているんですよ」
「『魔法』…か」
「ええ、そうです『来訪者』の使っていたモノでも距離次第では戦車は難しくても装甲車は仕留められますし
 記録映像に映っている敵サンの奴だと、同じく距離次第で戦車だって蒸発しかねないと言う事です」
「さらに『魔獣』や『ワイバーン』」

4824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 16:36:09 ID:5mXthgqg0
「近付かれたら戦車だって壊せそうな奴がゴロゴロいるんですからね
 航空戦力も来訪者が持って来た『ウマ(注2)』でさえ最新型の97式(戦闘機)が空戦で優越していたのは速度だけで
 得意な筈の格闘戦においては空で『急停止』だって出来るウマに何度も後ろに付かれてましたから
 ウマの武装が『騎乗者に依存』で良かったですよ
 これがワイバーンならウマよりさらに高い機動性に加えて機銃に相当する攻撃手段を持っている奴までいるんですから」
「海には『海竜』や『クラーケン』、海に潜り帆船程度なら一撃か…」
「それは海軍サンが何とかしてくれますよ…護衛に戦力を割いてくれるならね」
「海軍も今回の話には乗り気だ、他国の手前戦艦や大型の空母は出せんが『先行部隊』に出した小型空母と駆逐艦だけでなくもっと出してくれる
 『バクチ好き』の海軍次官が確約してくれたよ」
「まあ海軍ってのは何処の国でも『資源食い』ですからね、異界にある大量の資源…一番欲しいのはやはり海軍サンなんでしょうね」

「そうだな…そして敵には『死霊兵』がいる、あれは…あれだけは絶対に許してはならん」
それまで冷静だった眼鏡の男は怒りを隠さずに言った
「ええ、分かっていますよ『陛下』も一目見ただけで『こんな事は許してはいけない』とおっしゃられたようですからね
 部隊の司令官である『上等兵殿』も撃破する為の色々な策を必死に練っていますよ」
「そうか、それならば期待しよう彼は陛下の為ならたとえ火の中だろうと水の中だろうと飛び込める男だ…だが」
「だが…何です?」
「『命を救ってくれた』君達を異界へ送る事になってすまないと思っている、異界は…」
「…時間の流れが速く、『こちら(日本)の一時間』が『あちら(異界)の3時間』…つまりこちらの認識では3倍歳をとる
 承知していますよ、私も上等兵殿もそれで皇国の未来が開けると信じて行く事を決めたんですから
 …でも、補給だけは切らさないで下さいね」
「分かっているさ、海軍とも協議しているが通常の3倍…いや、時間の流れの差を含めて考え『9倍』を送るつもりだ」
「凄いですね…でも話半分で聞いておきます」

「信用が無いようだな…まあ仕方あるまい『宇垣総理(注3)』の提唱する『第二次軍縮』はまだ道半ばだからな
 工兵と輜重兵の増強、それに自動車化が間に合っていれば
 後は現地生産だが…陸軍造兵廠に海軍工廠だけでなく民間から中島と三菱も了承してくれたよ
 他の企業もいずれ向かわせる事が出来るだろう」
「予算は大丈夫なんですか〜」

5824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 16:39:12 ID:5mXthgqg0
「大部分は北海道開発用の予算として通す、異界からの産出資源受け入れの為に北海道開発も同時に行われるから
 ある程度は誤魔化せるだろう、『満州』の開発予算が少しばかり削られるがな」
「まあそれは仕方が無いと思っていますよ、来訪者情報に加え先行部隊の調査報告によれば
 異界は金、銀、鉄鉱石だけでなくニッケル、マンガン、ボーキサイトに石油と満州にない資源が産出されるんですから
 満州は気長に開発してもらいますよ…『消えたりする可能性(注4)』はないですし
 後はシナで当分大規模な争いは起きなければ…まあ総理が宇垣さんである限り大丈夫だとは思いますけど」
「火種の一つを作った者が何を言うかね」
「満州だけなら別に良いんですよ、何時も漢民族の土地って訳でも無いですし、ソ連に対する防波堤にもなる
 でもシナにそれ以上を求めちゃいけない、シナってのは『争いが絶えない』歴史を持っていますからね」
「つまり、シナとまた争いを始めれば」
「…泥沼、それに尽きるでしょうね だから戦っちゃいけない 本当は同じアジアの住人だから仲良くしたいんですけどね〜
 中華思想ってのはこれだからいけない」
「確かにそうかもな、陸海軍に『亜細亜解放』を叫ぶ者は多いがシナとは組めん、あちらは『自分達が主導である事』を優先するからな」

「まあ、本土や満州で戦いたがっている連中はバンバン送っちゃって下さい 兵は足りなくても多すぎるって事は無いでしょうし…それと」
「異界の人々をこちら側で使うと言う話か」
「『魔法通信』だけでも組み込みたいですからね、分隊や小隊単位で兵を動かしやすくなると言うのは魅力的ですよ
 後は『ドワーフ』の『資源探索能力』と『ホビット』の魔法を使用した『土木作業能力』『土地を肥えさせる力』
 これは魅力的過ぎますよ、資源探索と土木作業だけでも欧米から遅れている『現在の日本』では喉から手が出る程欲しいものです」
「提案はしてみるさ、だが過大な期待はするなよ…と言っても、君の本音は彼らを満州開発に使う事だろうがな」
「当然でしょう、ただでさえ予算が削られているんです…そう言う状況を『工夫で補う』と言うのが日本人の良い所ですよ」
「そうか…」

「後は他国の動きですね…情報は?」
「とりあえず『何か』がある事はもう欧米に悟られている…それが『何なのか』までは分かっていないだろうがな」

6824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 16:41:03 ID:5mXthgqg0
「『おとぎ話の世界への道が開いた』、私だって実際に見なければ信じませんよ」
「私も同感だ…陸軍省は各省庁と協力して防諜に努めてみるが、数年保てば良い方だな」
「やはり、情報を扱う組織の拡大は必要みたいですね」
「君の提案した『情報省』の設立か…確かに現在の状況を上手く利用すれば通るかもしれんな」
「お願いしますよ〜、私も『事変』で経験しましたからね『情報は力なり』って」
「私だって分かっている、それに情報関係の部署を統合出来れば『暴走』を防ぎやすくなるしな」
「あんな事はそう何度もやりませんよ〜」
「当然だ、何度も起こされてたまるか」

ふと、外を眺める眼鏡の男…どうやら雨が上がったようだ
「さて、長話をし過ぎたようだな」
「ええ、そうですね…そろそろお暇させて頂きます」
そう言って男は立ち上がる、眼鏡を掛けた男も立ち上がり
「頼むぞ、皇国並びに異界の興廃は君達に掛かっている、司令官である『東條中将』を頼むぞ
 大日本帝国陸軍、異界派遣部隊参謀長『石原莞爾』少将」
「分かっております、ではこれより部隊が集結している北海道へ向かいます
 吉報をお待ち下さい 陸軍次官(注5)『永田鉄山』中将閣下」
眼鏡の男…永田鉄山は敬礼をもって自信の命を救った男達に未来を託し
もう一人の男…石原 莞爾も敬礼をもってその意志を受け取った
これより十日程後…1937年 7月7日、大日本帝国陸海軍異界派遣部隊は集結地である北海道より出撃する
行き先は択捉島、単冠湾…そこに異界へのゲートが存在する
彼らを待つのは栄光か破滅か 大日本帝国の命運は…まだ誰も知らない


注1:彼らはマジックアイテム『記録の水晶玉』により映像記録(無音だがカラー)を行う事が可能だった
   その映像記録により日本側は『帝国』の使用する武器や戦術、異界の資源情報を本隊派遣前から詳しく知る事が出来た
注2:異界において『ウマ』とは羽根のついた馬、こちら側で言う『ペガサス』の事
注3:永田鉄山などが陸軍内の調整を行い、宇垣内閣が成立している
注4:既に来訪者達からゲートが不安定である事を日本軍上層部は把握している
   しかし資源獲得と万が一にも外道な帝国がゲートを越えて来るのを防ぐ為、派遣が決定された
注5:相沢事件は偶然別々の事情により来訪した東條英機と石原莞爾に阻止され
   生存した、その後シナ方面問題解決の為に次官就任

7824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 16:44:00 ID:5mXthgqg0
投下完了です、会話文ばかりですいません
次回はいきなり時間が飛んで1942年、太平洋戦争勃発後を予定しております
その後、連載版の作成に入るつもりです

8名無し三等陸士@F世界:2008/04/14(月) 18:28:11 ID:ZAwXMHNI0
投下乙です。
作中では語られていないようですが「ゲート」出現時の日本とのやり取り
などは今後語られるのでしょうか?

しかし、結局日本は二正面作戦をやるつもりなのか・・・。
二正面作戦は悪夢でしかないんですがなぁ。
異世界の利権を考えれば思い切って中国利権を捨て米国と「取引」する
道もありそうなんですが(ゲートが安定か不安定かにもよるけど)。

1936年時点での日本は全体的な質(特に機甲部隊と砲火力あと弾薬)は
ともかく世界水準の軍隊を有しているのでまずまずな戦いは出来るでしょう
(多分)。
まあ諸兵連合部隊を完全に充足できないのが不安点なのでそこはしょうが
ないですね(全部貧乏が悪いんや)。

9824 ◆XksB4AwhxU:2008/04/14(月) 19:07:06 ID:5mXthgqg0
>>8
連載版に移行したらゲート及び来訪者達の出現から書く予定です

二正面作戦は確かにそうなんですよね
一応第一次異界戦争は42までには終息させる予定です、異界では10年以上経ちますし

中国利権は…大陸派が「不安定な土地に頼れるか」が根強い意見として残るので
それにゲート自体の位置も「ソ連領に近い」と言う事で最低でも日ソ戦は避けられないんです

でも装備の方はかなり充実してくれるのが幸いですが
異界での戦争により「情報収集と情報処理の重要性」に目覚めさせるつもりなので

10名無し三等陸士@F世界:2008/04/14(月) 21:02:28 ID:ZAwXMHNI0
>日ソ戦
やるんですか、アレ。
ノモンハンに限らず日本がいくら「軍事官僚主義(軍国主義とは別)」
とはいえ結構しんどいですね。
ドイツがバルバロッサ作戦をどう進めるかによっては日本の進み方
が決まってきそうです。

11名無し三等陸士@F世界:2008/04/15(火) 08:13:38 ID:ZAwXMHNI0
>10
っとなんか人の設定にケチつけているような書き方になってますね。
申し訳ない、まだプロットと言う事ですのでこれくらいにさせていただき
ます。

12F世界逝き:F世界逝き
F世界逝き

13名無し三等陸士@F世界:2011/09/12(月) 21:54:02 ID:GG.dnrY.0
続き待ってます

14名無し三等陸士@F世界:2012/04/07(土) 15:43:01 ID:h7NTO93k0
期待してます

15名無し三等陸士@F世界:2013/06/09(日) 05:34:04 ID:o5HayDyw0
すいません、スレ違いかもしれませんが、『エルフレア戦記』という作品は 2006/11/26以降、ないのでしょうか?
テキストまとめみたいなものが1-4存在しているようですが…

いろいろ検索しても、それ以降見つけられないので。
情報下されば嬉しいです。

16名無し三等陸士@F世界:2013/06/10(月) 16:05:13 ID:yYF77Kq20
>>15
その小説の作者とここの掲示板に何の関係があるんです?
7年近くも前の小説の話をここで持ちだされても・・・ねぇ。
この質問自体が釣りで無ければ、ラノベスレで聞いた方が早いのでは?

17名無し三等陸士@F世界:2013/06/10(月) 21:09:23 ID:vPpdgz9o0
>>15
うーん、どのスレかも分らないしな…。作者名でググって地道に痕跡を
探すしかないのかね?

>>16
このスレでする話ではないが、ここの掲示板のスレの作品なんだから
釣りというわけでもないんじゃないの?

18名無し三等陸士@F世界:2013/06/10(月) 22:08:18 ID:pK0u7m9k0
>>15
1-4しか見つからないね。諦めるしかないんじゃない?

19名無し三等陸士@F世界:2013/06/13(木) 20:36:15 ID:yYF77Kq20
>>17
仮に釣りじゃないとしても、去年一昨年の作品じゃあないんだから、今更
ここで情報を求めても無駄だと思うんですよ。
情報収集が目的なら、2ちゃんねるのラノベ捜索スレとかそんな感じの所に
行くほうがいいし、痕跡を探すのならInternet Archiveに行って自分で
調べるほうがいいでしょ。
色々検索してみたとあるが「具体的にこういった方法で試みた」が情報は
無かったです、とでも書いているならともかくこの書き方じゃあ本気で
探しているとは思えんです。

20F世界逝き:F世界逝き
F世界逝き

21F世界逝き:F世界逝き
F世界逝き

22名無し三等陸士@F世界:2013/07/17(水) 22:26:19 ID:QmXNp3l.0
40年後に石油がなくなり世界が滅びる

23名無し三等陸士@F世界:2013/07/17(水) 22:28:41 ID:QmXNp3l.0
少子化いうても、40年後は石油がないので子供も育たない。

24名無し三等陸士@F世界:2013/07/26(金) 22:04:35 ID:EQKKs0K.0
20年前にも同じ台詞聞いたな。

25名無し三等陸士@F世界:2015/01/30(金) 15:30:30 ID:BZaIFlU60
かきこ

26F世界逝き:F世界逝き
F世界逝き


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