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GWスタンドコンテスト共催 『LIVE/DEAD』- 1 :→:2010/05/22(土) 14:12:50
- 街を南北に縦断する地下鉄は、その一部が古い地下道と一体化していた。
『ベルグリード地下道』と名付けられた19世紀の地下建築は、その名を駅名へと変え、
近代文明との時代を越えた融合を果たしている・・・・・・・・・・・・・・。
駅構内には、南北2つの路線が通っている。
構造としては、2本の線路がホームを挟む形で伸びていた。
線路間のホームの幅は、約8メートル。
長さは、約30メートル。
その両端に、地上へ通じる上り階段がある。
又、地下建築としての『ベルグリード地下道』は、ホームだけに留まらなかった。
上下線方向へ、さらに数百メートルずつ・・・・・・・・・・・・・・・前後の駅ホームに出るギリギリ
手前まで、両線路のトンネルという形で広がっていた。
『0:00』
地下鉄ホームには、終電を待つ十数名の人影があった。
到着時刻までは、すでに5分を切ろうとしていた。
- 2 :女ヶ沢公:2010/05/22(土) 19:49:33
- >>1
「…………。」
時計を見上げるフリをして他の人間の存在にも気をくばる。
雑誌か新聞を持っていなければゴミ箱から手に入れておく。
- 3 :跳良 跋子:2010/05/22(土) 20:10:38
- >>1
「にゃんにゃんにゃんにゃーん。」
売店はあるかな?鮭おにぎりとかお茶とか駅弁とかを電車が来る前に可能な限り買いこんでおく。
「腹が減ってはヤマトナデシコ、食料は買いこんでおくべきあにょーす。」
ご飯を一緒に食えば皆仲良くなれるのデース。
- 4 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/22(土) 21:15:47
- >>1
壁に寄りかかって、『ベルグリード地下道』の見取り図を見ている。
「…………」
(…悩むなあ。簡単にできるのは間違いないけれど…)
イライライライラ
…やるべきかどうか。
どちらにせよ、『終電』が行ってしまうのを待とう。
『やる』ならそれからでも遅くない。
- 5 :ヌーヴォ:2010/05/22(土) 23:12:42
- >>1
「――――」
壁に背を預け、気怠い表情でタバコを咥えている。
携帯の画面で時刻を確認しつつ、電波が通じるかどうかも確認。
- 6 :→:2010/05/23(日) 00:01:10
- >>2
ホームに並んだベンチの横に、網目のゴミ箱が置かれている。
中は、ほとんど空だ。
底の方に目を凝らすと、丸めた紙切れやティッシュペーパーが幾つか確認出来る。
おっと・・・・・・・・・・・・気を落とすのは、まだ早いぞ。
ベンチの端に、折り畳んだ新聞が置いてある。
近くに座っている者がいない点から、誰かが置き捨てて行ったと考えるべきだろう。
時計は、先端に円形の盤が付いたポール状のものが、ホーム中央付近に立っていた。
周囲の人々の多くは、トンネルの奥を確認する様にチラチラと視線を動かしながら、
その場に立っている。
ベンチに座っている者は、見当たらない。
中には、携帯電話の画面を覗いている者もいる。
- 7 :→:2010/05/23(日) 00:01:32
- >>3
ホームに売店があるはずも無く、あっても終電時間まで営業はしていない。
つまり、空腹のまま終電を待つ事になる。
>>4
見取り図によると、『階段の下』・・・・・・・・・・・・・・・そこが、『十字架の頭』だ。
(当然だが)ホームの両端に存在する階段、そのどちらかも確認出来る。
君は、ホームにいる他の人々同様、終電を待ちながら迷い続ける事にした。
>>5
壁があるのは、ホームの階段下だけだ。
つまり、君は今其処に立っている。
携帯電話の電波は、届く様だ。
- 8 :女ヶ沢公:2010/05/23(日) 00:16:57
- >>6-7
「ぁ……」
盗みをやるようで多少の罪悪感は湧いてくるが、拝借させていただく。
新聞を拾い上げて元の位置に戻る。
周囲の人間をそれとなく気にしながら、電車を待とう。
- 9 :ヌーヴォ:2010/05/23(日) 22:08:48
- >>7
「あ〜
終電は何時だったか…」
携帯を閉じて首をキョロキョロとさせる。
付近の人間を何の気なしに観察しつつ、
時刻表のある場所まで移動。
- 10 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/23(日) 22:17:12
- >>7
(…あそこにこれを使えば…それで終わりだ。)
(迷うような事でもないはずなんだけどなあ…)
…けれど、迷う。
『なぜ』ここだけなんだろう。
『見取り図』を見ながらもう少し考えよう。
- 11 :跳良 跋子:2010/05/23(日) 22:26:41
- >>7
OK、『売店はない』ということにゃ?
階段から出ていく奴に注意しながら、他に死角になりそうなところはないか見渡してみる。
最近だとホームに『トイレ』だの『エレベーター』だのついてる駅があるからね。
情報が正しいなら『アレ』はとても目立つのですぐに見つかる。
まずは見えないところを潰してから探していくにゃ。
- 12 :→:2010/05/23(日) 22:55:06
- >>8
新聞を手に、君は元の位置へと戻る。
スムーズな動きだ・・・・・・・・・・・・・大半が線路沿いに立っている為、ベンチ側の君の動きに
気を止める者は少ない。
君の方は、彼らの動きを把握しているぞ。
>>9
終電を待つ人々に、会話は無い。
一日の仕事が終わり、エンジンを止められた機械の歯車の様な・・・・・・・・・・・・・・・・・
どこか疲弊感の漂う、ぼんやりとした安らぎと静寂がホームを支配していた。
ホームの中央付近まで歩くと、時刻表の書かれたプラスチックボードがある。
君が歩くと、それを目で追う気配が分かるだろう。
レストランで、来店する客に目を向ける小動物の様な奴は、どこにでもいるものだ。
気にする程の事じゃあない・・・・・・・・・・・・・・・。
終電の到着までは、もう2〜3分だ。
- 13 :→:2010/05/23(日) 22:55:25
- >>10
『ベルグリード地下道』の最下層・・・・・・・・・・・・・・・・つまり、この地下鉄ホームの構造は、
上下線がホームを挟み込む形になっている。
ホームから確認する事は出来ないが、厳密にはトンネル内まで地下道の一部らしい。
この地下道に、『何が』あるのか?
今まで散々考えて来た事だが、答えは見つからない。
終電の到着時間までは、もう3分を切った様だ・・・・・・・・・・・・・・・。
ところで、君は終電に乗らないつもりか?
>>11
古い地下道なので、エレベーターは無い様だ。
身体の不自由な方には、少々不親切かも知れないが・・・・・・・・・・・・・・それは、些細な事だ。
トイレは、階段の上にあった様な気がする。
幸い、まだ尿意や便意が襲って来る気配は無い。
(周囲にとって)不審げにホームを見回していた君は、すぐに目当てのものを見つけるだろう。
7〜8メートルの距離があったが、人の疎らなホームで見失う可能性は低い。
- 14 :ヌーヴォ:2010/05/23(日) 23:05:46
- >>12
「(チッ…鬱陶しいぜ…。
どこぞの酔っぱらいか…?)」
無遠慮な視線に気分を害するが、不満を口にするほどガキでもない。
そのまま逆サイドの階段付近まで移動し、出来るだけ他人から距離をおく。
- 15 :女ヶ沢公:2010/05/23(日) 23:14:14
- >>12-13
猫耳のお姉さん(跳良 跋子)に眉根をひそめた。
格好からして奇抜だし、動きもかなり不審だ・・・・・・。
離れた位置から全員を観察しつつ、電車を待つ。
- 16 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/23(日) 23:18:10
- >>12-13
腹は決まった。
…『やる』。
トコトコ歩いて『図面』を『階段』に押し込む。
それで終わりだ。
- 17 :跳良 跋子:2010/05/23(日) 23:41:35
- >>12-13
「くわあ…」
『目当てのもの』が複数存在しないなら現状維持。
いつでも動ける体勢を取りながら『終電』が来るまで待とう。
乗るかどうかは『目当てのもの』次第だな…
- 18 :→:2010/05/23(日) 23:56:01
- >>14
階段の方に向かうと、一際小柄な人影を見つけた。
子供・・・・・・・・・・・・まだ小学生と思われるガキだが、保護者らしき人物は見当たらない。
階段の横にポツリと立っており、どこか怯えた風にも見える。
線路に背を向けているので、飛び込みをするつもりは無い様だが。
『ドドドドドドドドド』
ふと、子供の後ろの線路に『顔』を見つけた。
それは、見知らぬ中年男性だった。
言うまでも無いが━━━━━━━━━━━━━
線路とホームには、高い『段差』がある。
男性は、線路上に立ち、ホームに顔だけ出している様な体勢だった。
『上り線の進行方向』なので、車体の鼻先がギリギリぶつかるかも知れない位置だ。
>>15
ホームの中程で周囲に目を光らせながら、終電を待つ・・・・・・・・・・・・・・。
端にある階段の方へ向かう者もいたが、終電なら座席も容易に確保出来るだろう。
どこで待とうが、大差無いはずだ。
- 19 :→:2010/05/23(日) 23:59:27
- >>16
『ズブゥ・・・・』
階段は、隙間無く積み上げられた石造りだったが、『図面』はポストに投函された様に
スルリと、石と石との間に入り込んだ。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
これで、『完成』した・・・・・・・・・・・・・・・そうだろう?
君の背筋に、鳥肌が走る。
それが、『達成感』なのか『後悔』なのか、はっきりとは分からない。
或いは、これから起きる『何か』を感じたのか・・・・・・・・・・・・・・・。
>>17
現状維持のまま、君は静かに終電を待つ事にした。
そろそろ到着時刻だが、1〜2分が普段よりも長く感じられる・・・・・・・・・・・・・。
丁度、『死』に直面した瞬間、周囲の動きがスローに感じられる様に。
━━━━━━━━━━━━ふと、『下り線の上り方向』で何かが動いた。
つまり、終電が来る方向だ。
だが、電車の強烈な光も無く、ただ暗闇の中で何かが動いた様な気がした。
- 20 :女ヶ沢公:2010/05/24(月) 00:05:20
- >>18
「…………。」
様子を伺いながら、ベンチ付近まで移動しておこう。
服の上から尻ポケットに触れて、小銭が入っている事を確かめる。
- 21 :跳良 跋子:2010/05/24(月) 00:57:51
- >>19
「…?」
なん か…『遅』『い』これは、ま るで。
『死』『の』『感』『覚』…
(そういえば『知っている』のか、相手は?こちらの、顔を…)
(もし、知っているのだとしたら、いま、この状況は…)
「…ッ!!」
悠長にしている場合じゃなかったか!
電車内ではなく『ここ』で取引するつもりだとしたら、仲間がいてしかるべき…ッ!!
爆弾や毒ガスは…ないだろう。もしそれならこの状況で『目標を守る手段』はない、ピーキーすぎる。
ただの狙撃、拳銃の類なら一撃位は弾けるはずだ。速攻でまず目標を黙らせよう。
ここで騒ぎを起こせば終電も止まる。あまり好ましくはないがそれでも敵の足になりえる要素も一つ死ぬ。
走りながら『スタンド』を発現、動いた暗闇と目標両方を警戒しながら目標に向けて駆けよっていく。パス精CCC。
- 22 :ヌーヴォ:2010/05/24(月) 23:03:57
- >>18
「…ッ!」
異様な光景にギョッとして足を止める。
線路の上の男―――現実離れしたシチュエーションから
最初に連想したのは、よくある『幽霊譚』だった。
「(俺だけに見えてるってこたぁねーだろうな…?)」
中年男の容貌は、生身の人間のソレに間違いないだろうか?
ホームにいる他の客を見回し、ガキと中年男の様子に気付いている者がいないか探す。
・・・・・・・・ガキの近くには、(保護者らしき人物でなくとも)他の客はまったくいないのだろうか?
- 23 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/24(月) 23:10:31
- >>19
…やった。『やった』んだ。
これでなくなったんだ。『欠け』が。
まだ誰も知らない『空間』が、『見取り図』にさえ乗っていない『無意味な空間』が…今、僕の手で生まれたんだ。
…けれど、何だ?
何か…妙な胸騒ぎがする。
もしかしたら、僕は…とんでもない事をしてしまったんじゃないのか?
- 24 :→:2010/05/24(月) 23:37:55
- >>20
当たり前だが、財布は持っている。
手持ちは、幾らだったか・・・・・・・・・・・・・・大金は、持ち歩いていないはずだ。
小銭を用意する時間は十分にあったので、忘れていなければ相応の小銭もある。
終電は、まだ来ない様だ。
『ドドドドドドドドド』
不意に、誰かがホームを駆け抜ける━━━━━━━━━━━━
例の不審者だッ!
薬が切れたのか、一直線に走って行くぞ・・・・・・・・・・・・。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
君なら、イカレ女の背後に『スタンド』が見えるはずだ。
>>21
『ドギュゥ━━━━━ン!』
目指す先の標的は、まだ君が駆け寄って来る事に気付いていない様だった。
暗闇は、君の背後に遠ざかって行く。
もっとも、逆方向にもトンネルはあるが・・・・・・・・・・・・・。
ホームの静寂を破った君に、終電を待つ人々の大半が驚きの表情を見せている。
- 25 :→:2010/05/24(月) 23:38:18
- >>22
君がホームを見回そうとした瞬間、男性の視線が君と合った。
妙に色白に見えるのは、ホームの照明のせいだろう。
『ゴゴゴゴゴ』
男性の目の光には、生気が感じられなかった。
『酔っ払い』・・・・・・・・・・・・・・というよりは、『麻薬中毒者』に近いだろうか?
或いは、もっと禍々しい『何か』。
目を逸らそうとした君に、男性は口が裂けんばかりにニンマリとした笑みを浮かべた。
>>23
『ゴォォオオオ・・・・・・』
トンネルの奥から、風の音が聞こえた。
『空部屋』のある壁を見つめていると、自身の鼓動を感じる。
君には、まだ早かったのかも知れない。
いや、この世界の誰にも・・・・・・・・・・・・・そう、設計した彼自身にも・・・・・・・・・・・・・・・
ふと、視線を感じた。
- 26 :女ヶ沢公:2010/05/25(火) 00:18:35
- >>24
「……もうっ!」
小さく毒づくと、尻ポケットから小銭(あるいは財布)をひっ掴む。
もう片方の手には折りたたんだ新聞紙が握られたままだ。
『スタンド』を発現させる――。
- 27 :ヌーヴォ:2010/05/25(火) 00:29:36
- >>24
「…うぉッ!!?」
男の表情になにか悍ましいものを感じ、
本能的にその場から飛び退いてしまう。
「(ぐっ…クソッ。
なにをビビッているんだ俺は…?)」
今の叫びで他の客から注目されるかも知れない。
特に『小学生のガキ』が何らかのリアクションを見せるか注視する。
- 28 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/25(火) 00:32:09
- >>25
…?
いや、僕が何をしたかなんて、傍目には誰も判らないはずだ。
だが、気のせいじゃない…何かが僕を見ている。
キョロキョロしてみよう。
- 29 :跳良 跋子:2010/05/25(火) 06:55:53
- >>24-25
一度動いたら即断即決即実行。
まずは速攻で『右目の下に刺青を持つ男』に全力のラッシュを叩きこんで無力化する!パス精CBB
ホームに叩きこんで轢き殺してやろう。荒っぽいけどこれでも目標は達成できる。
- 30 :→:2010/05/25(火) 16:54:42
- >>26
『ドドドドドドドド』
『スタンド』を出した君は、手の中に数枚のコインを握り締めた。
「ギャ━━━━━━ッ!」
直後、叫び声がホームに響く。
聞こえたのは、トンネルの方・・・・・・・・・・・・・・不審者の女が走って行ったのとは、逆方向だ。
>>27-29
『跳良のスタンド』が拳を突き出すよりも速く、その場から『ヌーヴォ』が飛び退いた。
攻撃を察知して、避けたのか?
いや、違う。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
周囲を見回した『パトリック』も、その動きに気付いていた。
『ヌーヴォ』と『パトリック』の目が合う。
次の瞬間、線路からホームに中年男性が駆け上がる様に飛び出して来た。
「VAAAAAAAAAAA!!」
中年男性は、両手を伸ばしたまま『ヌーヴォ』に突進して来る。
君達3人は、突然視界に飛び込んで来た中年男性に釘付けになっていた。
- 31 :女ヶ沢公:2010/05/25(火) 22:02:12
- >>30
「――ッ 厄い、厄い、厄い……!」
『スタンド』のパワーでコイン三枚を投げつける。
狙いは女の足元だ。まだ威嚇なので当てる必要はない。
「……『探偵』さん……急いでこちらへ走って来てください!
意味がわからないでしょうけど、今は従ってもらいますッ!」
大きく声を張り上げながら、悲鳴がした方向もチラリと見遣る。
『一般人』の対応から『スタンド攻撃』なのかどうかを判断したい。
- 32 :跳良 跋子:2010/05/25(火) 22:13:50
- >>30
「オイオイオイ!?」
なんだこりゃ?ヤク中か?
もしかすると『他人を操る』能力か何かかもな、『右目の下に刺青を持つ男』の仲間がいて、そいつもこういう能力を使うとすれば。
ならばそいつにスタンドヴィジョンで足払いをかけてすっ転ばせておこう。パス精CBB。
再び『右目の下に刺青を持つ男』に攻撃するときに邪魔をされても困る。
- 33 :ヌーヴォ:2010/05/25(火) 22:17:32
- >>30
「―――ッ!!!」
唐突な展開の連続に理解が追いつかない。
不気味な『中年男』はもとより、いつの間にか近寄っていた『猫耳女』は、
明らかに敵意を持って殴りかかろうとしていた・・・・・・・しかも『スタンド』で、だ。
目が合った『もう一人の男』も『スタンド使い』のようだが・・・・・・・?
「とんだ災難だが……今もっとも『警戒』すべきはッ!」
そのまま踵を返し、『中年男』から全力で逃げようとする。
この際、可能であれば『猫耳女』を回り込むようなルートで走り、
『猫耳女』が『中年男』の直線軌道上になるようにしたい。
(勿論、『猫耳女』に近づきすぎて攻撃等を受けることがないようにはする)
- 34 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/25(火) 22:19:38
- >>30
一瞬、硬直した。
だってそうだろう、普通他人と目が合ったらそうなるだろう。
そしてそこに奇声を張り上げる中年男性が加わったら当たり前のようにそうなるだろう。
「う、うわあぁあああああああ!」
と言うかどこから出てきてるんだよこいつは!
とりあえずこっちに害を加えられる距離ではないと思いたいが、もし戦闘になれば『あれ』のない今の僕は無力だ…
『終電』の事はいったん忘れよう。とにかく今は、ここを離れなくては!
近くの階段を駆け降りる。
- 35 :→:2010/05/25(火) 23:27:48
- >>31-33
『ヌーヴォ』が踵を返すのと、『跳良』がバランスを崩すのとは、ほぼ同時だ。
『ビシィッ!』
『女ヶ沢』の飛ばした硬貨は、『跳良』の脹脛の辺りに命中する。
命中したのは、1枚・・・・・・・・・・・・・残りは、狙いが外れて床に跳ねた。
『跳良』の足が、激痛で縺れる。
その一瞬に、『ヌーヴォ』が『跳良』の横を回り込む様に逃げる隙が生じた。
『ドバァア━━━━━━━ッ!』
半分膝を着く様な体勢になった『跳良』に向かって、中年男性が掴み掛かって来る。
どうやら、標的を変更したらしいな・・・・・・・・・・・・・。
そして、『掴み掛かるだけ』で済むかどうかは、怪しい所だ。
歯並びの悪い口を開けた中年男性は、噛み付かんばかりの勢いで覆い被さって来るだろう。
「ギャアアアアッ!!」
ホームに、悲鳴が響く。
『跳良』からすれば、走って来た方向・・・・・・・・・・・・・・・『ヌーヴォ』の現在の進行方向。
『女ヶ沢』がチラリと振り向くと、今まで棒立ちだった人々が走って来る。
>>34
階段を駆け上がると、すぐ先に改札口が見える。
君と入れ違いに、小走りに地下へと向かうサラリーマン風の男性が1人・・・・・・・・・・・・・・・
呼び止めてもいいが、相手にされないかも知れない。
終電に乗るつもりなら、もうギリギリの時間だからな。
早く地上に戻りたいだろうが、まだ此処は地下だ。
改札口を抜けて、出口の階段を上ってしまえば、外へ出る事が出来る。
- 36 :女ヶ沢公:2010/05/25(火) 23:56:53
- >>35
顔を顰めて、丸刈り頭を掻いた。
「当てるつもりはなかったのですが……申し訳ありません」
動けなくなった猫耳のお姉さんに心の中で謝罪しながら、『探偵』が来るのを待つ。
『スタンド』と共に低く屈み、線路と対面する姿勢で左右(三人と一般人)を意識する。
- 37 :跳良 跋子:2010/05/26(水) 22:37:00
- >>35
「クソ!仲間が何人いやがる!」
こうなったら仕方がない、ひとまず目の前のオッサンを仕留めるか。
「臭っせぇ息吐いてんじゃねえ!閉じてろ!」
膝でもアッパーでもなんでもいい、攻撃でおっさんの顎をカチ上げ、口を無理やり閉じさせる。パス精CBB。
これが決まったらその後は顔面を殴りオッサンの歯をへし折ろうか。
- 38 :ヌーヴォ:2010/05/26(水) 23:01:55
- >>31>>35
「ぐッ・・・クソったれめ。
まるで出来の悪いホラー映画だぜ・・・」
『女ヶ沢』の呼び掛けに応じて駆け寄りながら、
『悲鳴』の主―――走ってくる人々に目を向ける。
「そして・・・テメーは、一体、何者だ?
なぜ俺のことを知っている?」
無事に辿りつけたら『女ヶ沢』を確認。
その顔に見覚えははあるだろうか?
- 39 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/27(木) 22:17:01
- >>35
「何だよアレ…ただのジャンキーか?」
何にせよ、今あそこに戻るわけには行かない。
改札を抜けて外へ出よう。
- 40 :→:2010/05/27(木) 23:30:47
- >>37
『グパァッ!』
君の『スタンド』が、男性の顎を拳で突き上げた。
一瞬、仰け反った男性に対して、さらに顔面を殴る・・・・・・・・・・・・・・・。
『ボゴォ!』
鼻骨が折れ、歯の欠けた男性の顔は、すでに血塗れだ。
だが、怯んだ様子は無く、猛然と君に向かって来る。
そんな君達の周りを、ホームにいた人々が逃げる様に駆け抜けて行った。
『ドドドドドドドドドドドド』
何か『ヤバイ』。
ふと、男性の背後のトンネルの中から、数人の人影が飛び出して来るのが見えた。
>>36,>>38
不審者を尻目に、君達は互いに顔を合わせる。
どちらも初対面・・・・・・・・・・・・・『ヌーヴォ』にとっては、見覚えの無い顔だ。
君達の横を、ホームの人々が駆け抜けて行く。
楽しそうに走っているというよりは、何かに怯えて逃げている様な雰囲気だな。
- 41 :→:2010/05/27(木) 23:31:05
- >>39
改札口を通り抜け、一番近い出口へと走る。
売店は閉まっていたが、まだ構内にはチラホラと人影が確認出来るはずだ。
地下鉄を利用するしないに関わらず、こういった場所には人が集まる。
通路の端に座り込んでいるのは、ホームレス・・・・・・・・・・・・・彼らも、そろそろ構内から
追い出される事が分かっているので、焦り始めているだろう。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
ふと、来た方向から大勢の足音が聞こえて来る。
君と同じく、改札口を越えて人々が走って来るぞ・・・・・・・・・・・・・・。
どうやら、深刻な状況になって来たらしい。
/´〉,、 | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/ (^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /)
二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/
/__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉
'´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く//>
`ー-、__,|
地上に出る階段まで辿り着いた君は、息を飲んだ。
エレベーターと並行して伸びた階段は、その中程で崩落していた。
壁と天井のどちらが崩れたのかは、分からないが・・・・・・・・・・・・・・・『通行不能』だ。
- 42 :女ヶ沢公:2010/05/28(金) 00:28:49
- >>40
片膝をついた形で『ヌーヴォ』を見上げる。
「まず、私は探偵さんの事をよくは存じてあげておりません。
知っているのは探偵さんが、『探偵』さんであるという一点のみ。
私に課せられた命は、『監視』でした。
探偵さんの任務が、無事に終わるまで見届けるという事なので、
自ら動けない立場にある訳です。これからどういたしましょうか?」
予想だが、さっきの幽霊らしい男が、大量に湧いているような気がする。
幽霊らしい男は、『スタンド』では無いように見えるが・・・・・・・・・・。
- 43 :跳良 跋子:2010/05/28(金) 07:44:51
- >>40
「構ってる暇はねえってのに…タフだなこいつ!」
血まみれの顔面を殴りながらオッサンをおしのける。パス精CBB。
流れてる『血』全部に能力を行使してしまえば視界も制限されるだろう。
血が変化した時に走るであろう激痛でもんどりうってくれれば楽だが期待できそうにないな。
押しのけたら即『刺青の男』の追撃に走りたい。
(『異常』すぎる状況だが、一つだけ確定していることがある。)
(このままだと確実に、俺はあの男を見失う…ッ!)
- 44 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/28(金) 17:46:09
- >>41
「…冗談…だろ…」
何だよこれ、どうなってるんだよ…
崩落する音なんて何も聞こえなかったぞ…
…内部構造の変化に伴う強度の…いや、それはない。
設計の段階で既に十分すぎるくらい計算はした。
ともかく困った。下手に下でこのことを吹聴すれば、逆にパニックが発生する恐れがある。
…とにかく、一度下に戻ろう。
- 45 :ヌーヴォ:2010/05/28(金) 23:54:21
- >>40>>42
「いったい『誰』に雇われたのか問い詰めたいところだが
……どうやらそんな暇はなさそうだなッ!」
トンネルの奥から迫り来る人影の群れ。
どうやら事態はは最悪の方向に向かっているようだ。
「ひとまずこの場は退散するぞッ!」
階段の方向に走りながら、
ポケットの中からコインを一枚取り出す。
「(問題なのは―――『ホワイダニット』だな。
この騒動が俺を狙ったものなのか、別の意志が絡んだ偶然なのか…。
それを解き明かさねー限り、このヤマを解決することはできないッ)」
- 46 :→:2010/05/29(土) 00:44:58
- >>42,>>45
『ヌーヴォ』が走り出す。
ポケットからコインを1枚取り出したのを、『女々沢』は見逃さなかった。
階段に向かう『ヌーヴォ』を横目に、『女々沢』は上下路線のトンネルの先から
次々に駆け出して来る人影を確認する・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ホームいた人々は、すでに階段を上って逃げているぞ。
不審者の女性は、同じく不審な男性と揉み合っている様子だった。
相討ちになってくれればいいが、『スタンド使い』は女性の方だけらしいな。
『能力』は不明だが、『人型スタンド』である事は分かる。
>>43
一度押し退けたが、男性が怯む様子は無い。
『ブジュ・・・ブシュッ!』
顔に負った裂傷から、ドロリとした血が噴き出す。
普通なら、泣き叫んで救急車を請うダメージだが・・・・・・・・・・・・・・彼は、雄叫びを
上げながら、君に向かって来るだけだ。
怒りで、痛覚が麻痺しているのか?
じゃあ、何を怒っているんだ?
疑問は、尽きないが━━━━━━━━━━━━
構っている間に、君の横を『ヌーヴォ』が駆け去って行ったぞ。
追い掛けるにしても、この男性の動きを止めなければならないだろう。
- 47 :→:2010/05/29(土) 00:45:17
- >>44
踵を返した君と入れ違いに、同じく地下鉄ホームから逃げて来た人々が階段に雪崩れ込む。
「何だッ!?崩れているぞッ!」
「いつ崩れたッ!?」
怒声にも似た混乱の声が、構内に響く。
「他の出口だ!!早くッ!!」
すぐに、誰かが叫んだ。
集まって来た人々は、すぐに別の出口へと走り出すぞ。
ホームに下りる階段の方には、もう誰も残っていない・・・・・・・・・・・・・・・・。
いや、ホームレスが1人いる。
事態が飲み込めないまま、座り込んでいる様子は、どこか憐れだ(実際そうだが)。
- 48 :女ヶ沢公:2010/05/29(土) 01:28:26
- >>46
「了解致しました。…………。」
ここが地下である以上、『出口』は二つある階段に限られている。
『トンネル』に突っ込んでいく胆力は流石に無いので、やはり階段になる。
コインを一枚手のひらに残し、残りはポケットに突っ込んで、代わりに『靴』を片手にする。
(屈んだ時に靴をコッソリと脱いでいた。>>36)
「猫耳のお姉さん。貴方は私たちの敵です。
ですが、共通の敵も存在しているようです。」
慌てず走らず、注意を逸らさずに『ヌーヴォ』を追って歩き始める。
途中で不審者カップルに話しかけるが、二人に近寄りたくは無い。
- 49 :跳良 跋子:2010/05/29(土) 07:03:24
- >>46
次の行動。
ヴィジョンでこのラリってる野郎の両腕を掴み
顔面に能力を行使され視界が狭まっている野郎の『下』、
膝に蹴りをかまして『ヘシ折る』。パス精CBB。
こうなれば物理的に動けなくなってもらうしかない。
なんかの『能力』でこうなったっぽいし…コイツ以外にもラリってるやつが出てきそうだ。手駒は温存しておこう。
- 50 :ヌーヴォ:2010/05/29(土) 22:37:18
- >>46
「…こいつは餞別だ」
階段まで辿り着いたら、駆け上がりながら
取り出したコインを弾いて宙に舞い上げる。
「(ひとまず気になるのは、あの時の『ガキ』だな…。
この夜中に、線路に背中を向けてひとり…どうも妙だぜ。
アイツはどこへ行った…?)」
コインの表面には……既に『目』の『シール』を貼付済みだ。
空中からホームの様子を『俯瞰』で眺め、先程のガキを含めて
ホームに妙な人影などが無いか再確認する。
「―――お前、名前は?
『監視』をしている間、妙な仕草をしてる奴なんか
見かけてなかっただろうな…?」
ちなみに、『コイン』はホームの片隅に転がすように弾いておき、
その後の状況を『観察』するつもりだ。
(コインが『裏向き』に落ちてしまった場合は『解除』する)
- 51 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/29(土) 22:41:44
- >>47
こういうのって、他の出口も塞がってるってのが一般的なパターンだよね。
ああくそ…ひとりになれる空間さえあれば、脱出なんて簡単にできるってのに…!
「…おじさん、逃げないの?」
あんまり可哀想だし、ちょっと話しかけてみよう。
- 52 :→:2010/05/29(土) 23:41:27
- >>48
不審な女性に声を掛け、君は『ヌーヴォ』に続いて階段へ向かった。
ふと、階段を上っていた『ヌーヴォ』が、何かを投げる。
放物線を描きながら落下したのは、コイン・・・・・・・・・・・・・・・・・階段に落下したコインは、
音を立てて床に弾かれ、線路の方に落下した。
ふと、『ヌーヴォ』が上の方から君に話し掛けて来る。
>>49
ふと、君に声を掛けて来る者がいた。
顔を向けると、アジア系の若者が階段の方へと歩きながら、君を横目に見ている。
いつの間にか、『ヌーヴォ』は階段を上り始めていた。
『グシャア!』
『スタンド』が中年男性の膝を蹴ると、嫌な音が響く。
直後、彼の片膝は、あらぬ方向へと曲がった。
同時に、操り人形の様に地面に崩れ落ちる・・・・・・・・・・・・・・・・。
それでも、両腕を振り回して、君を捕まえようとして来るぞ。
凄まじい執念だ。
- 53 :→:2010/05/29(土) 23:42:15
- >>50
投げたコインは、階段の上に落ちると、そのまま弾かれて線路の下へと消えた。
空中で確認した限り、すでに子供の姿はホームに見当たらない。
上下線のトンネルの奥からは、人影が次々と走り出て来る様子が見えた・・・・・・・・・・・・・・・。
>>51
ホームレスに話し掛けるなと、親に言われなかったのか?
世間知らずの君は、薄汚い不精髭を伸ばした初老の男性に声を掛けた。
「何かあったのかい?」
男性は、柔らかな物腰で尋ね返して来る・・・・・・・・・・・・・・。
当然かも知れないが、このホームレスには事態が理解出来ていないらしい。
- 54 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/29(土) 23:51:09
- >>53
残念、僕の両親はホームレスなんてかわいそうな存在を知らなかったらしい。
「電車の変わりにキ○○イがトンネルの向こうからやって来てさー、もう大騒ぎ。(タダのキ○○イじゃあないっぽいけどね)」
等と言いつつ、ホームまで戻ろう。
あれがタダのキ○○イだとは思えない。
どの道脱出路を探すには一度戻らないといけないしね…
…キ○○イも一般人も居ない空間があれば、そこで製図ができるんだけどね。いや参った参った。
- 55 :新手のスタンド使いかッ!?:2010/05/30(日) 00:15:49
- >>52
「私の事は『女ヶ沢』と呼んで下さい。」
猫耳のお姉さんの方を見ながら階段に向かう。
出来れば、階段の入口で立ち止まりたい。
「猫耳のお姉さん。……味方になって下さいとは、言いません。
ですが、この騒ぎの解決に対してのみ、協力しては頂けませんか。」
しかし、幽霊らしい男を倒したお姉さんが次に襲いかかってくる事を警戒して、
『スタンド』を身体の前に出しておく。
- 56 :女ヶ沢公:2010/05/30(日) 00:16:27
- >>55
- 57 :ヌーヴォ:2010/05/30(日) 00:40:01
- >>53
「(チッ…狙いが外れたか)」
トンネルの奥から出てくる『人影』達の姿を確認したら、
『コイン』に貼り付けた『目』の役割は終わりだ。踏み潰される前に『解除』しておく。
「そういや、この駅は古い『地下道』を改築したものだとか聞いたな。
『ベルグリード地下道』―――19世紀に造られたものらしいが……」
階段を登りながら、携帯電話を取り出す。
まだ電波は通じているだろうか?
>>55
「……そこの『イカレ女』ッ!
『ソイツ』はテメーの仕業じゃあねーんだな?
ならばココは一時『休戦』とした方が賢いんじゃあねーか?
俺の推測が正しければ……テメーも『嵌められた』ようだぜ?」
『女ヶ沢』が『イカレ女』に声をかけるのを見て、こちらからも合いの手を入れる。
おそらく奴は俺を『始末』するための『刺客』だろう。そう簡単に転ぶとも思えねーが、
少しでも可能性があるなら、味方は増やしておきたい。
- 58 :跳良 跋子:2010/05/30(日) 21:43:23
- >>52
「…あ?」
何で『男』とその仲間がそんなことを言ってくるのか分からんがスゲー好都合だな、それ。
掴みかかってくるその手をヘシ折って完全に黙らせてから『男』を見よう。パス精CBB。
「『これ』はお前らの仕業じゃないのか?なら別に構わねえが…」
あまりに都合がよすぎるので若干そちらを疑うような声色になってしまう。
『お前ら俺をハメようとしてんじゃねーの?』みたいな感じだ
- 59 :→:2010/05/31(月) 00:44:04
- >>54
ホームレスは、不安の入り混じった表情を浮かべた。
君がホームに戻ろうとすると、後ろから再びホームレスが声を掛けて来る。
「おい、危ないんじゃあないか?」
当然の忠告だ。
>>55
階段を背に、君は不審女性に話し掛けた。
彼女の『スタンド』が、揉み合っていた中年男性を薙ぎ払う様に倒す。
『ドドドドドドドドドドドド』
位置的に、君はホームを見渡す事が出来るので、状況が分かるだろう。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
線路から、大勢の人影がホームに這い上がって来た・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ホームに上がった者は、こちらに向かって猛然と駆け寄って来るぞッ。
すでに、不審女性の数メートル後方まで迫って来ている。
彼女の方は、まだ事態に気付いていないらしい。
- 60 :→:2010/05/31(月) 00:44:23
- >>57
携帯電話は、『圏外』だ。
君は、階段を上りながら、ホームにいる2人に声を掛ける。
『ドドドドドドドドドドド』
階段を中程まで上ると、ホームの様子も死角となって確認出来なくなる。
視界に入るのは、わずかに階段下の一部だけだ。
ここからでは、トンネルや人影の様子も分からないだろう。
>>58
『ドバドバァッ!』
君の『スタンド』が、男性の手を払う様に拳を繰り出す。
機動力を失っている男性は、弾き飛ばされる形で横に倒れ込んだ。
『ドドドドドドドドドドドド』
階段の前に立っている男性に向き直った君は、不信げに言葉を返す。
倒れた男性は、不器用に床を這っているぞ・・・・・・・・・・・・・・彼の闘争心が消えるのは、
息の根を止めた時だけかも知れない。
- 61 :女ヶ沢公:2010/05/31(月) 00:56:41
- >>59
「危なァァーいッ! 後ろから襲ってきています!」
叫ぶと同時に、身を翻らせて階段を駆け上がる。
- 62 :ヌーヴォ:2010/05/31(月) 22:08:46
- >>60
「チィ…アテが外れてばかりだな」
愚痴りながらも、階段を駆け昇っていく。
あの『イカレ女』も貴重な『戦力』であり失いたくないが、
助けに戻るのはあまりに危険。薄情だが自力での脱出に期待する。
「(……一体『奴等』は何者なんだ?
『幽霊』というよりはまるで『ゾンビ』だが―――)」
最初に襲ってきた『中年男性』の服装は、現代人のソレだっただろうか?
「(―――やはり、『スタンド能力』の影響と考えるべきか?
だが妙だな……あまりにも無差別過ぎる。)」
『頭部』から剥離しかけていた『シール』を解除。
その代わりに『脚部』の『シール』を剥離し、階段の途中に貼っておく。
・・・・・なお、踏み潰されないよう床面ではなく、壁面部だ。
└―┐
┃← この位置に貼付
└―
- 63 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/05/31(月) 22:13:25
- >>59
「あっち、塞がってるんだ。」
「何か崩れてるらしくって。」
ホームレスを尻目に、ホームへの階段を下りる。
…タイミング的には、僕が『アレ』をやった直後だった。
ただの偶然だろうか? 関連が見えない以上は何とも言えないが…
- 64 :跳良 跋子:2010/05/31(月) 22:46:32
- >>60
「チッ…仕方ねえな。」
>>43メ欄、このイカレ男を殴った時に拳についた血を拭うように振るって能力発動…
『シャキーン☆』
そのまま『ナイフ』のように鋭くとがった形に変化させ、地面に這いつくばってる男の首をカッ切り、噴水のように血を流させる。パス精CBB。
「『武器』がいるな、流石に!」
- 65 :→:2010/05/31(月) 23:13:12
- >>61
階段を駆け上がった君は、その中程で腰を屈めた『ヌーヴォ』の姿に気付く。
さらに上の方には、別の人影が立っていた。
こちらは、金髪碧眼の見知らぬ若者だった。
>>62
君は、中年男性の服装を思い返した。
服装に違和感があれば、覚えていたはずだ・・・・・・・・・・・・・だが、特に印象に残っていない。
ありふれたポロシャツと地味な色のズボンだった気がする。
『ペタァ』
『シール』を貼った。
ふと、上からの足音に顔を上げると、先に見たガキが階段を下りて来る所だった。
向こうも君に気付き、一瞬足を止める。
次の瞬間、ホームの方から『女ヶ沢』の叫ぶ声が響いた・・・・・・・・・・・・・・・・。
『ダダダダダダッ』
『女ヶ沢』が、階段を駆け上がって来るぞ。
- 66 :→:2010/05/31(月) 23:13:31
- >>63
ホームレスが何か言おうとした気がしたが、君はホームに駆け戻った。
社会的に考えても、意義のある言葉を吐くとは思えない。
話すだけ、時間の無駄だろう。
『ドドドドドドドドド』
改札口は、沈黙したままだ・・・・・・・・・・・・・・壊れたのか、停止しただけなのか。
とにかく、切符を買い直す手間は省けた。
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
ホームへ下りる階段に足を踏み出した君は、階段の中程で腰を屈めている人物に気付く。
先に出会った、あの『刺青のある男』だった。
次の瞬間、ホームの方から男性の叫ぶ声が響く・・・・・・・・・・・・・・・・。
『ダダダダダダッ』
直後、誰かが階段を駆け上がって来る。
それは、見知らぬ若い男性だった。
- 67 :→:2010/05/31(月) 23:13:49
- >>64
『スパァァ』
床を這う男性の首の後ろを、その付け根の辺りから切り裂く。
君の思う以上に出血は少なく、大した返り血も浴びずに済んだ・・・・・・・・・・・・・・。
だが、細く伸びた『血のナイフ』の方は、ポッキリと折れてしまったぞ。
「危なァァーいッ!後ろから襲って来ています!」
君が男性の首を切った直後、『女ヶ沢』が叫ぶ。
彼は、叫ぶと共に脱兎の如く走り出し、階段を駆け上って行った。
『ガシッ・・・・』
不意に、靴の足先を何かが掴む━━━━━━━━━━━━
這っていた男性の手が、君に届いたんだ。
首の付け根に切れ目を入れた程度では、まだ動くらしいな。
- 68 :ヌーヴォ:2010/05/31(月) 23:53:18
- >>65
「グッドタイミングって奴だな…」
ガキに駆け寄り、その胸ぐらを掴む。
「会いたかったぜェ〜〜、クソガキが。
テメー……一体『何を』しやがった?」
この混乱の最中、ホームから『逃げる』ならともかく、
わざわざホームに『降りてくる』なんざどう考えても『怪しい』。
やや強引な推理ではあるが……今はあまりにも時間がない。
考えられる可能性には、片っ端から当たるしかないだろう。
- 69 :跳良 跋子:2010/06/01(火) 22:25:03
- >>67
カッ切った傷口に右手を添えて能力発動。
傷口に左手を突っ込み、『刀』のように長い刃物を作成しながら引っこ抜く!パス精CBB。
「傷口は『呼び水』…血はさらなる血を呼び、呼ばれた血はさらに新たな血を引き寄せる。」
そして薙ぐように男の首とまだ見えてない真後ろにこの『刀』を振るう。パス精CBB。
「一対多がアタシの本領だ。相性は悪くないようだな、この敵とは!」
- 70 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/06/01(火) 22:40:50
- >>65
僕に大の大人のパワーを振り切る術は無い。
おとなしく掴まれておこう。
「『ガキ』って呼ぶのやめてくれないかな…」
「…あとさ、話が全然見えてこないんで、もう少し整理して話してくれない?」
心当たりは無い事も無いけどね。
ここはシラを切っておこう。
「それと、逃げるんだったらあっちはオススメできない。入口が通行不能なレベルで崩落してるんでね。」
- 71 :女ヶ沢公:2010/06/01(火) 23:06:58
- >>65
「……?
もう時期、先程の人影が上がってきます」
二人の近くに来た所で一旦振り返り、下の様子を確認する。
- 72 :→:2010/06/03(木) 00:49:04
- >>68,>>70-71
『ヌーヴォ』が、『パトリック』の胸座を勢い良く掴む。
『パトリック』の方に、抵抗する様子は無い・・・・・・・・・・・・・・生意気なガキだ。
『女ヶ沢』は、彼らを尻目に階下の様子を確認する。
まだ、不審女性が上って来る気配は無い様だ。
>>69
『ズブ・・・・』
傷口に手を突っ込むと、グニャリとした肉の感触が伝わって来る。
嫌な感触だ。
まるで、肉屋で買った豚肉の様に『温もり』を感じない・・・・・・・・・・・・・・。
致命傷で体温が低下していたとしても、こんなに冷たいとは考え難いぞ。
まさか・・・・・・・・・・・・・いや、『ひょっとして』・・・・・・・・・・・・・
この男は、『死んでいる』のか?
『生ける屍』━━━━━━━━━━━━━
俗に言う、『ゾンビ』というやつかも知れない。
そして、『死体』だとしたら、傷口から出血が無い事も納得出来る。
『スタンド』が作り出した『刀』は、細身のナイフ程度のサイズにしかならなかった。
倒れた男性の首に振り下ろすと、中程でポッキリ折れてしまう・・・・・・・・・・・・・・・・。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
- 73 :跳良 跋子:2010/06/04(金) 08:28:35
- >>72
「『死体』!?血が吹き出ねえってそりゃあお前…」
メ欄>>64で刃物を出すついでに血の糸をファイバー状にして引き出したが、期待通りの性能を発揮できなさそうだし棄却。
「ますます相性がいいじゃねえか。」
死体なら能力は効く、血が巡ってないというなら能力も通るだろう。
襲ってくる奴を一発殴って中身を能力で『固め』、二発目で殴って『砕く』。パス精CBB。
「グラグラグラグラグラグラグラグラグラ…グラァ!」
無双とまではいかないだろうが敵を『砕ける』のなら死人だろうが関係ねえ。
近寄ってきた奴を振り払うように、手当たり次第にラッシュしながら階段のところまで走る。
- 74 :女ヶ沢公:2010/06/06(日) 22:29:59
- >>72
「ちょっと。可哀想です、離してあげて下さい。
君。崩落とは……崩落とは何が崩落していたんでしょうか? 階段は? 他の人たちはどうしているんですか?」
子どもが口走った言葉が気になる。もしかして、上に逃げ場がないって意味か?
閉じ込められているって事か? ……まさか。そんな事はない筈だ。そんな事は。
いや……。そうだ、逃げられないなら、困るだろう? でも……。まさか。最初から? バカな。そんな事は。
- 75 :ヌーヴォ:2010/06/08(火) 22:01:59
- >>72
「(やはり…ただの『ガキ』じゃあねーぜ。
いくらなんでも『落ち着きすぎ』ってもんだ…)」
胸ぐらを掴まれて平然としている姿に確信を強めた。
「惚けるんじゃあねぇ。ネタは割れてるんだぜ…?
あの『バケモノ』どもは、テメーの仕業だろうが――」
そのままガキの背後に周り、羽交い締めにする。
- 76 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/06/08(火) 22:18:03
- >>72
「…地上への出口が目茶苦茶になってるんだ。」
「他の人は半狂乱で他の出口に向かったけど…多分他の出口も似たような事になってる可能性は十分あると思うよ。」
…だから僕にそんな大の大人と力比べなんて無理だって。
それはそれは哀れなほど素直に羽交い絞めにされるよ。
「だから一々話が唐突なんだって。順を追って言ってくれないかな。正直、僕だってこれで混乱してるんだから。」
「先ずその、『バケモノ』って何さ。」
少なくともこれは本当だ。僕は『バケモノ』がホームに現れたなんて知らない。
精々トンネルからイカレたジャンキーがひょっこり湧いてきた程度の認識しかないのだ。
…十分おかしいけどさ。
- 77 :→:2010/06/09(水) 00:49:07
- >>73
『直に』・・・・・・・・・・・触れる必要があるんだ、君の『スタンド』は。
皮と肉を隔てて、『中身だけ』を固める事は出来ない。
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
さて━━━━━━━━━━━━
ここに来て、やっと君はホームの奥に目を向けた。
ホームは、いつの間にか大勢の老若男女で一杯になっている。
まるで、朝のラッシュアワーの様だ。
「WAAAAAAAAAAA!!」
君と目が合った見知らぬ若い女性が、悲鳴の様な歓声の様な声を上げた。
その顔は、白みがかった茶色をしている。
白人かも知れないが、今は恐らく死人だ・・・・・・・・・・・・・・・。
彼女だけじゃあない、ホームにいる他の連中も。
『ボゴォ!』
彼女の顔面を殴ったが、半ば予想通り、怯んだ様子は全く無い。
さあ、悲鳴を上げながら逃げよう。
>>74-76
君達が結論の見えない会話を交わしていると、ホームの方で女性の叫び声が響いた。
続いて、床を踏み鳴らす足音・・・・・・・・・・・・・・
まるで、大勢の人間がこちらへ向かって来る様な。
- 78 :女ヶ沢公:2010/06/09(水) 01:15:33
- >>77
「…………。」
二人の会話を耳で追い、階下の危機を目で見据える。
- 79 :ヌーヴォ:2010/06/09(水) 23:08:35
- >>76-77
「それも『テメーの仕業』じゃあねーのか?
俺をココに閉じ込めて……『バケモノ』どもの餌食にさせる。
どうせそんなところだろうが―――ッ!!?」
階下から聞こえる大勢の足音が『時間切れ』の合図だ。
「(流石にこの程度で口を割るほどフヌケけじゃあないか…。)
―――おい『女ヶ沢』ッ!!
テメーも『スタンド使い』のようだが……奴等を『抑えられる』か?」
コイツ(女ヶ沢)もまだ信用した訳じゃあない。
『スタンド』の正体が明らかじゃあない以上、
『協力』するフリをしている可能性は十分にあるからだ。
「おいガキ…ならば今は最期の質問だ。
…『上』の道は全て『塞がっている』のか?
まだ行けそうな道があるなら、案内しやがれ!」
階下の様子を伺いながら、ガキとともに後ろ向きに階段を昇る。
- 80 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/06/09(水) 23:20:35
- >>76
「あのさ。そう言う意味不明な魂胆だったらなんで僕までここに残らなきゃならないのさ。」
「どう考えても外から崩した方が効率良いし楽だし余計な面倒に巻き込まれないで済むでしょ。」
「大体そんな事が出来るならこうして素直に羽交い絞めにされてると思う?バカじゃないの?」
階下の足音…こんなに人、居たっけ?
僕の見た限りじゃあ、精々20人も居なかった筈だが…
まあいいか。多分まだ羽交い絞めのままだろうから、顎でポケットを指す。
「ポケットの中に構内の『見取り図』が入ってる。」
「ここから一番近い出口は綺麗さっぱり塞がってるから、残りの出口を当たるしかないね。」
この調子じゃあ、期待はできないけどな。
…つーか、何で僕いきなりチンピラに恫喝された揚句悪人に仕立て上げられてるんだろ。
どう考えても悪人なのってこのチンピラの方じゃん。
- 81 :跳良 跋子:2010/06/10(木) 21:39:28
- >>77
無理でしたぁ――――――!
「NOおおおおおおおおおおお!!!!??」
死体どもを振り払う『ラッシュ』に『貫手』などを交え、傷口を作ることなども試そう。
とにかく階段だ!この死体どもを振り払って階段にいかねば!
「階段行っても何か嫌な予感もするけどなー!」
- 82 :→:2010/06/10(木) 22:28:19
- >>78-81
君達は、一様に階下の様子に目を向けた。
足音の響く中、人影が飛び出して来る・・・・・・・・・・・・・・例の不審な女性だ。
その後方を、大勢の老若男女が追って来る。
女性は、『スタンド』で後方の人々を攻撃しながら、そのまま階段を駆け上がって来た。
攻撃を受けながらも、後方の群れに怯む様子は無く、津波の様に押し寄せて来る。
『ドドドドドドドォォォォ━━━━━━━━━━━』
『跳良』は、階段の途中に立つ3人の存在に気付いた。
すぐ後ろに迫っている死人達を振り払おうとしたが、君の『スタンド』の攻撃程度では、
その前進を食い止める事は出来ない様だ・・・・・・・・・・・・・・・・。
『彼ら』の身体は案外脆かったが、多少の傷は動きを止める材料にはならない。
鼻を折られても喉を突かれても、特売品に群がる主婦の様に猛然と向かって来るんだ。
『パトリック』のポケットの中には、彼の言う通り『見取り図』が入っているだろう。
図面によれば、地上への出口は『4つ』━━━━━━━━━━
各々が東西南北に対応している。
『東出口』は、『パトリック』が崩壊を確認している。
- 83 :女ヶ沢公:2010/06/10(木) 23:07:20
- >>82
「……! そうでしたか、『スタンド』をご存知だったのですか。
仰る通り私の能力を使わせて頂ければ、彼奴等の足止めぐらいはできましょうとも。
しかしながら残念な事に、今のままではお姉さんが巻き添えを喰ってしまうのではと、……」
『パトリック』、『ヌーヴォ』に続いて階段をのぼる。
ゆっくりと、一段一段を足の裏で踏みつけていくように。
「……そうですね。お姉さんが合流したあとは私が最後尾に付かせて頂きます。」
通路の幅を目測しつつ後ろをふりかえる。
- 84 :跳良 跋子:2010/06/12(土) 22:45:30
- >>82
「オオォイ!?何立ち止まってんだYO!さっさと逃げるんだYO!」
さらに階段を上がる。
時たま目玉を突いて能力発動したりして目を使えなくしてみるとかも試そう。
こいつらが何を探知して俺らを追うのか。
多分視覚がまともに働いているとみるが…
- 85 :ヌーヴォ:2010/06/12(土) 23:09:12
- >>82
可能性のある出口は、『西』『南』『北』の三方。
おそらく、上階は逃げ惑う人々でごった返しているだろう。
さらに階下からは無数の『ゾンビ』ども……俺ひとりでは太刀打ち出来まい。
しかもココに集まった3人はどいつもこいつも『怪しい』奴等ばかり。
第一このガキ、わざわざ『見取り図持参』とはどう考えてもオカシイが…。
「(―――選択しろ、『ヌーヴォ』。
この場合の『最善手』は何だ……コイツ等を『信用』していいのか?」
ガキのポケットから取り出した『見取り図』に目を通すと、
羽交い絞めしていた腕を外して、階段を駆け上がり上階を目指す。
ガキはお人良しそうな『女ヶ沢』に預けよう。
「死にたくなけりゃあ妙なコトは考えるんじゃあねーぞッ!
今はただ一丸となって『地上』を目指すんだッ!!」
- 86 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/06/12(土) 23:39:25
- >>82
そりゃもう驚くさ。驚くに決まってるだろう。
だって下があんな事になってるなんて想像できる訳ないじゃないか。
「な、何だよアレ!」
驚きつつ階段を駆け上る。
僕はあんな連中を相手取って戦えるような戦闘能力なんて持ち合わせちゃいないからね。
「勝手に捨てるなよ! …後で『使う』んだから。」
見取り図が手元に無いのは後々面倒になりそうだが…今は仕方あるまい。
とにかく今はこのとんでもない状況をどうにかするしかないようだ。
もしも僕のやった事がこのとんでもない事態を引き起こしたのだとしたら…
兎に角『元の状態』に戻す必要がある筈だ。
その時、『見取り図』は必要になる。僕の記憶だけじゃあ『正確な図面』は引けないからな。
詳しい説明は落ち着いてからで良いとして…今は逃げよう。
- 87 :→:2010/06/13(日) 00:19:17
- >>83-86
『ヌーヴォ』に続いて、『パトリック』が階段を駆け上がる。
一番下にいた『跳良』が、背後の人々を振り払う様に階段を上がる中、『女ヶ沢』だけが
緩慢な動きで階段の中程にいた・・・・・・・・・・・・・・・・。
階段の幅は、約3メートル。
『跳良』が『女ヶ沢』の横を通り過ぎると、そのすぐ後方を群れが追って来る。
目を突かれても、彼らに怯む様子は無かった。
- 88 :女ヶ沢公:2010/06/13(日) 00:45:57
- >>87
「すぐにあとをお追い致します。……さて、……」
『スタンド』だけ残して階段を駆け上がりつつ、両手拳にて先頭のゾンビを突き飛ばさせる。
「最後通牒です! 知性が残っているようであれば、どうか起き上がらないで頂きたい!」
- 89 :ヌーヴォ:2010/06/13(日) 23:08:43
- >>87
「…よしッ!
それじゃあココからは『運任せ』だが―――コッチだぜ!」
仲良く話し合いをして『行き先』を決める暇はない。
完全な独断となるが、『北出口』を目指して走り出す。
(ただし、人の波が少ない(&逆流が無い)出口があれば、
そちらを優先する。)
- 90 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/06/14(月) 22:07:23
- >>87
不本意ながら、僕にはついていく以外の選択肢がないのであった。
「イカレたジャンキーがわらわら居るわ、チンピラに胸倉掴まれて因縁つけられた挙句ガキ呼ばわりされて悪者扱いされるわ…」
「本当、何がどうなってるんだか…」
走りながらぶつぶつ文句垂れてやる。
- 91 :跳良 跋子:2010/06/14(月) 22:30:42
- >>87
「ととと…おい!何してんだお前ら!状況を説明しろ状況を!」
階段の先をいかないみたいなんで3人についていき共にゾンビーを振り払って進もう。
階段の先がどうなってるか知る由はないからな。
ただ3人がこうしているところを見ると先へ行くのは『無理』なんだろうというのは大体分かる。
- 92 :→:2010/06/14(月) 23:19:54
- >>88
『ヌーヴォ』を先頭に、改札口へと向かう・・・・・・・・・・・・・・・ただ1人、君を除いて。
階段を上り切った君は、4〜5段下の『スタンド』を見下ろした。
『スタンドが見えない』のか、『恐怖心』が欠落しているのか━━━━━━━━━━━━
『群れ』が足を止める気配は無く、君の『スタンド』が先頭の1体を突き飛ばす。
『ドゴォッ!』
突き飛ばされた最初の1体は、そのまま後方の『群れ』に飲み込まれて行った。
だが、その周囲にいた他の数体も、間を置かずに同じ様に弾き飛ばされる。
『ドゴッ!』
『ドゴォッ!』
『群れ』が弾き飛ばされる様は、見下ろすと『波紋』の様に広がって行くのが分かるぞ。
どうやら、ホームの向こうまで広がっているらしい・・・・・・・・・・・・・・・・。
とにかく、彼らの進行を一時的に阻止出来た様だ。
ただし、ほんの少しだけ・・・・・・・・・・・・・・・弾き飛ばされても、すぐに立ち上がって来る。
- 93 :→:2010/06/14(月) 23:25:52
- >>89-91
君達が階段を駆け上がると、階下の『群れ』も駆け上がって来た。
『ヌーヴォ』を先頭に、改札口へと向かう・・・・・・・・・・・・・・・ただ1人、『女ヶ沢』を除いて。
『ドドドドドドド』
改札機に反応が無いのは、幸いだった。
改札口を抜けると、数人の男女が通路脇に突っ立っている様子が分かる・・・・・・・・・・・・・・・・。
『パトリック』は、あのホームレスが同じ場所に座っている事に気付いた。
『ドドドドドドドドドドドドドドド』
『ヌーヴォ』は、『北側出口』を目指して通路を走る。
通路に残っていた人々の多くも、君達3人の走る姿に触発されたのか、同じく走り出す。
「おい、どこに行くんだッ!」
後ろから、誰かが尋ねる声が聞こえた。
通路を進むに連れて、突っ立っている者や座り込んでいる者が目立ち始めて来るはずだ。
どういう事だ?
その様子に気付いた君達の心に、一抹の不安が過ぎる・・・・・・・・・・・・・・・・。
- 94 :女ヶ沢公:2010/06/15(火) 22:32:56
- >>92
「……ッ!」
五秒間、渾身の力を込めた『突きのラッシュ』を叩き込む。
- 95 :跳良 跋子:2010/06/16(水) 07:47:21
- >>93
「知らねえよ!切符は持ってるからキセルじゃねえ、大丈夫だろ!」
オッサンにはこう叫んで彼らについていくが…
…まさか『伝染』するのか、この状態?
「オイ、パニック症候群だったか?何かそういう症状について何か知らねえか?」
ともに走るヌーヴォらにそう話しかけてみよう。
- 96 :ヌーヴォ:2010/06/18(金) 22:48:39
- >>93
「コイツは…?!」
後ろからの声に歩速を緩め、周囲の様子に眉を顰める。
半ば予想していたことだが……本格的に『逃げ場なし』ってことか?
「おい、オマエ等…なにをボケッとしてやがる…。
『地上』への出口は、この先じゃあなかったのかよ」
近くのヤツ等に話しかける。
>>95
「…あァ?
『パニック症候群』っていったらアレだろ。
急に発作だの起こしてパニクるとかそういう病気だろ…?」
- 97 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/06/19(土) 01:01:04
- >>93
やっぱりか。
そんな事だろうとは思っちゃいたが。
「『崩落』してるんでしょ…『東出口』みたいにさ。」
…どう考えても変だ。
出入口の強度なんて僕は弄っていない。
僕が弄ったのはあくまでも『無意味な空間』近辺の強度だけの筈だ…
「…他の出口を見てきた人とか、居るの?」
…ま、そこが空いてればこんな所に吹き溜まったりしては居ないと思うけれど。
参ったなあ。見取り図を持ってきておいて正解だったが、チンピラに渡しっぱなしと言うわけには行かないな。
- 98 :→:2010/06/19(土) 02:07:48
- >>94
『ドバドバドバドバァッ!!』
上って来た『群れ』の1人に、君の『スタンド』が拳を繰り出す。
タコ殴りだッ。
ボロ雑巾の様に吹っ飛んだ相手は、そのままホームに落下する・・・・・・・・・・・・・・・。
そして、周囲の人々も同じ様に吹っ飛んで行く。
今まで階段に群がっていた連中が、ドミノ倒しの様に崩れて行くぞ。
恐らく、ホームの中も同じはずだ・・・・・・・・・・・・・・・君には、それが分かっていた。
そうだな?
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ』
ふと、さっき吹っ飛ばした相手が、起き上がって来る事に気付く。
消化して糞になったコーンフレーク並みに、ボコボコにしたにも関わらず、だ。
勿論、他の連中も起き上がり始めている。
- 99 :→:2010/06/19(土) 02:08:09
- >>95-97
君達は、次第に走るのを止める・・・・・・・・・・・・・・・。
後ろを走って来た連中も足を止め、君達を囲む様に散らばった。
「階段は、全部『通行止め』だよ。」
『ヌーヴォ』の問いに、近くに立っていた中年男性が口を開く。
「何だよ、出られるんじゃないのか?」
「クソ・・・・・・」
どうやら、君達が『出口』へ向かっていると思っていたらしいな。
一緒に走って来た者達から、落胆の声が漏れる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・このまま少し歩けば、北側出口に辿り着くだろう。
だが、地上に出られる可能性は、無さそうな雰囲気だ。
- 100 :跳良 跋子:2010/06/19(土) 08:30:48
- >>99
「何かのゲームであったぞ、『デビルサバイバル』とかそんな感じの悪魔召喚ゲーム。」
「大衆を閉じ込めて意図的にパニックを起こさせる内容のストーリーだった。」
この状況がまったく同じとは言わない。だがこの状況を作り出した奴は意図的に『こうなること』を仕組んでいるのではないだろうか?
能力の引金が『パニック』である可能性がある。噛まれたりすりゃあそれはもう最高にパニくるだろうしな。
「そのゲームだと線路沿いは崩落ではなく警官とかが『封鎖』してるから出られないってことだったが
警官がいる様子なんざねえし崩落してる感じでもなかったろ?」
「地下の線路沿いに『別の駅』までいけば出られるんじゃねえか?」
もしくは『通気孔』。パワーがあるやつなら無理やり通れるようにこじ開けて進むこともできそうだ。
- 101 :女ヶ沢公:2010/06/20(日) 15:17:43
- >>98
「うぷッ……これはッ……」
悪臭。吐き気が込み上げてくる。必死に抑えた。
対処できない。身を翻し、全速力で逃げ出す。道すがらに防火扉を探そう。
- 102 :ヌーヴォ:2010/06/20(日) 22:37:51
- >>99
「…クソッ
逃げ場なしじゃあねーかよッ」
予想通りではあるが舌打ちをする。
「こうなりゃ無駄だろうが、一応、他の出口の様子だけでも見ておくか。
オイ、『イカレ女』……テメーは階段の『女ヶ沢』のフォローに向かえ。
あのゾンビどもが押し寄せてくりゃあ、まさしく『地獄絵図』になるぜ。」
「そしてガキ…テメーは本当に『犯人』じゃあねーのか?
何か知ってるなら今のうちに吐かねーと、奴等の『餌食』だぜ」
ガキを睨みつけて最期のチャンスを与えよう。
それでも何も答える気がないなら、放っておいて他の出口へ向かう。
―――物欲しそうな顔してるようなら、さっきの『見取り図』は返しておこう。
- 103 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/06/20(日) 22:58:01
- >>99
「地下? …あの暴徒どもの中に飛び込むのは無茶ってもんでしょ。」
少なくとも僕に戦闘能力はない。
見た感じ他の三人も普通じゃあないみたいだけれど…
「それ、普通先に自分が犯人じゃないって証明してから言うことだと思うんだけどね。」
「…それから、僕は今年で16だ。ガキって呼んでいいのはよほどいい歳の奴だけだよ、オッサン。」
…いい加減イライラしてたんだよね。丁度いいか。
「僕がやったのは地下道に『意味の無い部屋』を一つ増やした事だけ。」
「それにどんな意味があったのかは判らない…ただ、その直後だったんだ。あのジャンキーみたいな奴が出てきたの。」
タイミング的にはピタリと一致しているが…『十字架』が完成したから何だというのだ?
それが判らないから、あまり口にしたくはなかったんだけれど。
- 104 :→:2010/06/21(月) 01:31:25
- >>100,>>102-103
『ドドドドドドドドドドドドドドド』
君達が崩落した出入口の近くで言葉を交わしていると、地下のホームの方から声が聞こえた。
獣か・・・・・・・・・・・・或いは、もっとおぞましい『何か』の雄叫びの様だった。
来た方向を振り返ると、『女ヶ沢』と思われる人影が走って来る様子に気付くだろう。
『真相』は別として、確かな事が1つある。
君達には、あまり考える時間が無いという事だ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>>101
階段を駆け上がった君は、改札口を通過する。
幸い、改札機は全て機能を停止している様だった。
「WOOOOOOOOO!!」
背後から、雄叫びが聞こえる・・・・・・・・・・・・・奴らも階段を上がって来た様だ。
改札口を出ると、すぐに突き当たりになっており、通路が右手を鉤状に伸びている。
つまり、突き当りを一旦右折し、さらに直角に右折する形になる。
最初に右折する角には、すでにシャッターの下りた売店が1軒あった。
売店を横目に再度右折すれば、ほぼ真っ直ぐに伸びた通路になっており、通路の脇には
ホームレスが座っている。
座っているホームレスの少し手前には、壁に収納された防火壁が確認出来た。
- 105 :女ヶ沢公:2010/06/21(月) 21:55:58
- >>104
「は、速すぎるゥゥ〜ッ!? ズタボロになった者の動きじゃあないッ」
急いで防火扉に飛びつきたい。
この扉を閉じたら、彼奴等は追ってこない! しかし逆に私たちも閉じ込められるだろう……。
「…………ッ!」
一瞬の躊躇はあったが、扉を閉ざす道を選んだ。考える時間を確保したかった。
探偵さん、猫耳のおねえさん、私と同年代と思わしき子ども。尋ねたい事は山程ある。
- 106 :跳良 跋子:2010/06/21(月) 22:37:13
- >>103
「『女ヶ沢』とやらへの援護は『断る』、『男』よ。」
「『このイカレ女』の目的は今のところあんたの傍にいることだ。」
「あんたが生きてここを出る時に私も無事で傍にいれば私の目的は達成できる。」
「あんたから離れるような指示には従わないがそれ以外ならある程度従う余地はあるぞ、『男』よ?」
「で、私は線路沿いに進むか通気孔を探すルートを示唆したわけだ。」
「あとはこの『少年』に外に出る階段などを作製できるか依頼してみるというのもありだな。」
「…で、どこに行くのだ?」
何かをするのならばひとまず『男』の後についていく。
あの死体どもを振り払う心の準備はしておきながら。
- 107 :ヌーヴォ:2010/06/23(水) 22:25:18
- >>103
「『意味のない部屋を作る』…?
どういう意味だソレは。ソレがテメーの『スタンド能力』って訳か?」
やはり『なにか』していやがったらしいな、このガキめ。
まったくツイていないぜ…まさか、この俺はハメられたのか?
「おい…いったい『誰が』そんなことを頼んだんだ?
とっとと白状しやがれ」
>>104
「こっちだ女ヶ沢ッ!!」
姿を見かけて声をあげる。
>>106
「(チッ…忌々しい女だぜ…!)
テメーは奴等の『数』をハッキリ確認したか…?
群れを突き抜けて『線路』へ出る自信があるかよ?」
『イカレ女』の頑なな言葉に顔を顰めるが、
言い争うことはせずに意見を聞く。
地下鉄の入口を全て崩落させたような相手が、
みすみす『通気口』を見逃してくれるとは思えない。
まだ『線路』の方が望みはあるだろうが――――
「(そう……奴等は『終電の来る方向』からやって来た。
ってことは、奴等の正体が『終電の乗客』って可能性がある。
なんらかの『スタンド攻撃』だとして……おそらく能力の影響が『伝播』していくタイプ。
ゾンビ映画の定番なら『血液感染』だが、『空気感染』だとすれば『最悪』だな)」
- 108 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/06/23(水) 22:40:29
- >>107
「『グラント・ボトム』のデザインした建築物の特徴である『無意味な空間』。」
「全ての階層のそれを重ね合わせると『十字架』が生まれる…ただ一つ、この『ベルグリード地下道』を除いて。」
「僕はこの地下道の『十字架』を完成させたかった。誰に頼まれた、と言うような事はない。」
「…で、だ。偉そうに言ってる君こそ、先に自分の潔白を証明するべきなんじゃあないか?」
『偶然』である可能性だってゼロじゃあない。
限りなくゼロに近いだろうけれど。
「『図面』を引く時間と場所があれば、『階段』くらいは作れるだろうね。」
「でも、僕の能力じゃあ『外面』に影響は及ばない。だから、そこから脱出する為には『壁』をぶち抜けるパワーが必要になる。」
- 109 :→:2010/06/24(木) 02:23:01
- >>105
『ガゴォ・・・・・』
構内の防火扉は、ドアクローザーの付いた手動式の扉だ。
通路を遮断した時点で固定される仕組みになっており、事故防止の観点から、開く速度は
ドアクローザーで抑制されているタイプらしい。
君が防火扉を閉め始めると、扉の向こうにいるホームレスが立ち上がる。
「おい、何やってんだい。」
そう尋ねたホームレスの後方・・・・・・・・・・・・・・奥の角から、数人の人影が飛び出す。
扉は、ようやく半分程閉まっていた。
「GYAAAAAAAAAA!!」
叫び声を上げながら、こちらに走って来るぞッ。
ホームレスが振り向くと、走って来る人影は十数人に増えている。
さらに、角を曲がって『群れ』が津波の様に迫って来た・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「何だ、アイツらはッ!」
ホームレスは、そう言って汚い手で防火扉を止める。
扉は、ほとんど閉まりかけている・・・・・・・・・・・・・・・・・人が一人、ギリギリ通れるかどうかの
隙間しか空いていない。
通路の向こうからは、奴らが押し寄せて来る。
こんな乞食を助けている暇は、もう無い(そうだろう?)。
三食ままならないホームレスの力なら、無理矢理扉を閉めてしまう事も可能なはずだ。
「こっちだ、『女ヶ沢』ッ!!」
『ヌーヴォ』の声が、後ろから聞こえた。
- 110 :→:2010/06/24(木) 02:25:20
- >>106-108
君達が話している間に、後方では『女ヶ沢』が防火扉を閉めようとしている様だった。
『イカレ女』と『怒れる男』と『ガキ』は、どうするつもりだ?
「『通気口』なら、『便所』にあったぞ。」
ふと、今まで君達の横に立っていた中年男性が口を開く。
「『便所』から、出られるかも知れないな!」
具体的な意見を提示した男性は、嬉しそうな笑顔を浮かべた。
彼に誘われて、便所に行きたい奴は笑顔で名乗り出ろ。
- 111 :女ヶ沢公:2010/06/25(金) 23:28:36
- >>109
「ホームレスさんッ!? なんで黙って閉じ込められようとしてるの!?」
慌てて『スタンド』を防火扉の向こう側まで飛ばす。
ホームレスをコチラ側へ軽く突き飛ばし、ゾンビが邪魔するなら一発殴っておく
- 112 :跳良 跋子:2010/06/26(土) 16:16:30
- >>110
現状すべきは女の援護か。
防火扉まで言ってあの女のフォローに入る。
中に入るのを手伝ったり扉を締めるのを手伝ったりだ。
- 113 :ヌーヴォ:2010/06/28(月) 00:22:09
- >>108
「テメーはマヌケか?
俺の潔白は俺自身が一番良く知ってんだよ…」
真顔で答える。
コイツ等に『潔白を証明』するなんて発想がそもそもない。
>>110-112
「チッ…あの馬鹿ッ!!」
ホームレスの救出に向かう『女ヶ沢』に舌打ちする。
『イカレ女』も援護に向かったが……俺まで行くつもりはない。
今のうちに『通気口』とやらへ向かうべきだろうが…。
「……ま、一応、少しは待ってやるか」
壁に背をついて、奴等の様子を見守る。
- 114 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/06/28(月) 00:35:42
- >>108
『通気孔』があるなら、間違いなく外に繋がっているはずだ。
つまり…僕の能力があれば、多少は狭いだろうが通過できない事はない道を作るくらいは出来るだろう。
こいつが使うのだけは物凄く不本意だが。
「うわ、バカにマヌケって言われたよ。」
こっちも真顔で言う。
だってこいつ『俺の言う事は絶対正しいから俺に従え』って根拠もなく言ってるだけじゃん。
さて、戦闘になると僕は根本的に役立たずとなる。
勝手に動くと真っ先に死ねるんだよねー。どうするかな。
- 115 :→:2010/06/28(月) 03:35:07
- >>111
扉の向こうに出た君の『スタンド』が、ホームレスを背後から突き飛ばす。
『メリィッ・・・・!』
おっと、残念。
間に合わなかった様だ・・・・・・・・・・・・・。
ホームレスの肩口が扉に挟まっただけで、もう身体の抜ける隙間は無かった。
「痛ェ━━━━━━━━━━ッ!!」
悲痛な叫びを上げたホームレスを、このまま扉で押し潰してしまいたいかも知れないが、
そんな暇も与えずに『ゾンビ共』が迫って来るぞッ。
『ボゴォン!』
『スタンド』が1体の『ゾンビ』を殴ると、人形の様に吹っ飛ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
1体が吹っ飛ぶと、その周囲の『ゾンビ』も次々と同じ様に吹っ飛んで行く。
すぐに起き上がって来るだろうが、今の内にホームレスを救い出す事が出来るはずだ。
- 116 :→:2010/06/28(月) 03:35:23
- >>112
女は、君だけだ。
大丈夫か?
『女ヶ沢』の方に駆け寄ると、ホームレスが扉に挟まって悲鳴を上げている所だった。
扉の向こうの様子は、確認出来ない・・・・・・・・・・・・・・・・・。
>>113-114
『跳良』が場を離れ、君達2人は動きを止めた。
とにかく、4人揃って行動すべきだと考えた結果なのか?
「おい、どうするんだ?」
中年男性が、再び口を開いた。
「俺は、先に行くぞッ・・・・・・・・」
君達が一時待機を決め込んだらしいと判断したのか、男性はトイレの方へと駆け出す。
その後を、周囲にいた他の数人の男女も付いて行った・・・・・・・・・・・・・・・・。
- 117 :女ヶ沢公:2010/06/28(月) 20:54:59
- >>115
「我慢してくださいませ……!」
『スタンド』を呼び戻す。
ホームレスのおじさんの身体と扉との接触箇所を薄く切り落として、『スタンド』で引っ張る。
ホームレスのおじさんの血液が潤滑油になってくれることを期待しよう。
- 118 :跳良 跋子:2010/06/29(火) 06:31:06
- >>116
「先に『トイレ』にいけ!『女ヶ沢』を連れてそっちに向かう!」
後ろにそう叫びながら女…じゃなかった、『女ヶ沢』が入ってくるのを手伝うためにでてきた手を…
『トイレ』に向かうなら逃げ道はない。ただ追うだけで合流できることは確定している。
ここで『女ヶ沢』を助けることはなんら俺のルールには反しない…
「ん?何かさっきの奴の手と違うな…ええい!」
とりあえず扉から入ってくる奴を引きづり込む。パス精CBB。
- 119 :ヌーヴォ:2010/07/01(木) 23:11:20
- >>114>>118
「チッ…仕方ねーな。
俺としてはあんまり気乗りはしねーんだが…」
いきなり『ガキ』にヘッドロックをかまして、
引きずるように『トイレ』へと向かう。
「感謝しろよ、『クソガキ』……。
親切なこの俺が、テメーも一緒に連れて行ってやるぜ」
迂闊に情報を漏らしやがった『中年男性』のおかげで、
他の客どもがゾロゾロと列をなしてやがる…奴等の波に紛れて、
さっさと『目的地』に向かうとするか―――。
- 120 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/07/01(木) 23:22:33
- >>114
「いや一人で歩けるっていうか痛い痛い痛いいたたたたたた!」
…成す術無く引き摺られる以外どうにもならない僕に何をしろというのだ?
- 121 :→:2010/07/02(金) 01:58:03
- >>117
今の内に扉を少し戻す事も出来たが、君は容赦無くホームレスの身体を削いだ。
『ブシュッ!』
「痛ェよぉぉオオオオオオ━━━━━━━━━━━!!」
ホームレスが、癇に障る悲鳴を上げる・・・・・・・・・・・・・・・・。
扉の隙間を通り抜ける事は出来たが、着ているボロ服は血塗れだ。
そのまま床に転がったホームレスを尻目に、君は扉を完全に閉める。
>>118
君が防火扉の前に辿り着くと、『女ヶ沢』が扉を完全に閉めた所だった。
その足元には、血塗れのホームレスが倒れている。
引きずり込む手間は省けたが、このまま放っておいてもいいものだろうか?
出血多量が大袈裟だとしても、破傷風になる可能性は高そうだ・・・・・・・・・・・・・・・・。
- 122 :→:2010/07/02(金) 01:59:16
- >>119-120
『女ヶ沢』と『跳良』を残し、君達は中年男性の向かった先へと小走りに駆け出した。
同じ様に、構内に残っていた者の多くが、トイレの方へと走って行く。
『ドドドドドドドドドドドドド』
構内の通路は、大きく右に曲がっている。
丁度、『U』の字の内側に地下ホームへの階段があり、君達は『U』の右上から下の方へと
進んでいる形なるだろう。
売店があったのは、『U』の字の右上先端部分と考えてくれればいい。
「慌てるなッ!一人ずつだ!!」
トイレは、『U』の曲線部分の中央付近・・・・・・・・・・・・・その内側に面してあった。
男子トイレの前に4〜5人が集まっており、トイレの中から中年男性の声が響いて来る。
ドアは無く、出入口は男女共に吹き抜けになっているらしい。
女性トイレの方にも、数人の女性が駆け込んで行った。
- 123 :女ヶ沢公:2010/07/02(金) 22:28:24
- >>121
扉は自動制御では、なかったのですね。失念しておりました。
「立って、歩けますか? 痛みは、しばし忘れてくださいませ。私たちとともに逃げましょう。
猫耳のお姉さん。
助太刀に感謝致します。皆様にはご迷惑をかけてしまいました。どうも、甘さが抜けない様です。
生かせる者は生かしておきたいから……今回の任務も含めて、…………、」
もうゾンビは追って来れないだろう。奴等の物量に扉が悲鳴を上げるのもまだまだ先の筈。
一段落ついたので膝を折って靴を履く。靴下での全力疾走は踵が痛かった。
「お姉さん。ようやく二人切りになれた事ですし、少しだけお話出来ませんか……?
ふう。
……正直に申し上げますと、私の本当の目的は、探偵さん自身ではないのです。
彼が生きていない限り、私の目的は五分の確率で失敗すると考えました。
だから、守った。私の独断です。これ以上は申し上げられませんが、お姉さんなら
今の情報で『私の目的』の見当がつく筈だと、……私の考える役柄である事を願います。
私からの質問は一つ。
貴女が最初、探偵さんを攻撃した時、それが探偵さんだと知っていましたか?
深入りした質問は避けたつもりです。どうか答えて頂きたい。」
- 124 :跳良 跋子:2010/07/03(土) 23:24:14
- >>123
「『助けた』ってことはこいつが何か重要なのかにゃ?」
『猫耳』を適度な大きさに千切ってガーゼの代わりに、服の裾を細く裂いて包帯の代わりに。
簡単に止血作業を進めていく。パス精CBB
能力で止血はできるがあたしから離れると『解除』される上に死ぬほど痛い。初心者にはオススメできないな…
>>123
「え、あいつ探偵だったの?」
そんなん全然知らんがな。
「ちなみに目的はあるけど『任務』でも『仕事』でもないよ。報酬とかそんなんも一切ない。」
「ただのボランティア…聞き逃せない話を聞いちゃったからほっとけなかったってだけさね。」
「それに仲良くする気はない。話を聞いた限りだとあたしの目的とはきっと相いれない。」
「わたしはあなたが彼が生きていないと『100%』仕事が失敗する人だと思っていた。だから今の話はちょっと意外…かな。」
「ただここから『無事』で外に出なければいけないから、それまでは仲良くしてもいいよ。」
「その時に『探偵さん』があたしの傍にいればなお文句はない。」
- 125 :ヌーヴォ:2010/07/05(月) 23:23:19
- >>122
「クソッ…完全に出遅れたな…」
トイレに群がる客達に舌を打つ。
ガキのヘッドロックを外して、行儀よく列に並ぶとしよう。
―――俺達の後ろには、どれくらいの人数が並んでいる?
「おい、クソガキ。
テメーさっき『図面』だの『部屋』だの言ってたな?
トイレまで向かう『抜け道』くらい作るコトは出来ねーのか?」
生憎、俺の『スタンド』では、この状況を切り抜けることは出来ない。
余計なパニックを起こさぬためにも、大人しくしておくのが得策か…。
- 126 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/07/05(月) 23:41:35
- >>122
「…時間と場所さえあれば。」
「能力を行使する場所さえ適切なら、道の一本や二本簡単に作れるよ。」
囁くように回答する。他の奴らに聞かれると面倒だしね。
『部屋の外』から行使すれば、『別の部屋』への扉を作ったりするのは簡単にできたはずだ。
最悪『壁を薄く』すれば無理やり破壊して通ることだってできるだろう。
時間が無いのは判っているし、さっさと『製図』を始めたいところだが…手ごろな部屋は近くにないかな。
- 127 :→:2010/07/06(火) 02:45:45
- >>123-124
君達が話を進める間も、ホームレスは泣きながら痛みを訴え続ける。
「痛ぇぇ・・・・・クソッ!
何なんだ、アイツらはッ!?」
止血をしても痛みが治まるはずも無く、軽いパニック状態に陥っている様だ。
もっとも、誰も彼を責める事は出来ないだろうが・・・・・・・・・・・・・・。
「どうしてこうなった!どうしてこうなった!」
ホームレスの行き場の無い怒りは、『問い』になって溢れ出す。
>>125-126
君達がトイレの前で立ち往生している内に、後方から大勢の人々が押し寄せて来た。
ホームにいた乗客達が、集まって来たのかも知れない。
とにかく、不安と恐怖に駆られた群れは、君達の様に行儀良く並んだりはしないらしい。
「邪魔だッ!」
「どけッ!!」
突っ立っていた君達は、人々に罵倒されながら、トイレの前から弾き飛ばされる。
床に尻餅を着いた『パトリック』は、トイレの向かい側にある障害者用のエレベーターに
気付いた・・・・・・・・・・・・・・停止中でドアすら開かないが、中は小部屋と呼べるスペースだ。
- 128 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/07/06(火) 08:03:19
- >>127
『エレベーター』のドアは基本的に閉じ込められた状況を想定し、手動でも開くようになっている。閉まるかは知らないが…まあいいか。
「いたたたた…ん? 丁度良い、あの『エレベーター』を使おう。」
…だが、今の状態で『トイレ』への道を作ったところで面倒は免れない。
中は既に暴徒と化した連中でパニックになっているはずだ。
「予定変更だ。『トイレ』じゃなくて『通気孔』への直通ルートを作る。」
「…少し時間が掛かると思うけど、それは我慢しろよ。」
さて…『見取り図』に通気ダクトの配置なんて描いてないよな?
つまり一からルートを算出し直さなきゃならないわけだが…だとすればいつ落ちるとも知れない『エレベーター』は何かと不安だ。
まず『エレベーター』の前でスタンドを発現し、このどうせ動きそうもない『エレベーター』を、この階層に固定された『開放可能な天窓のついた部屋』に変化させる。
この位の製図なら、そんなに手間は掛からないだろう。暴徒共は前しか見てないだろうし、トイレの連中は暴徒共にかまけて僕らの事なんて気にも留めないはずだ。
終わったら一度速やかにスタンドを解除して、変化させた室内に入る。
- 129 :跳良 跋子:2010/07/06(火) 23:57:39
- >>127
「どうしてこうなったって言われても、ねえ…」
『なんなのコイツ?』みたいな視線を女ヶ沢に向ける。
「まあいいわ、とりあえず『トイレ』に向かうわよ、彼らはもうすでに向かっている。」
「そこの『通気孔』から脱出するわ…あの『少年』の能力の都合で『外』と繋がっているところに行きたいらしくてね。」
「『通気孔』を出口に変えられるらしいのよ。」
で、トイレへと向かい先導する。道中はゾンビー達への十分な警戒をしながら移動する。
- 130 :女ヶ沢公:2010/07/07(水) 00:28:56
- >>127>>129
「――落ち着きなさいっ! 訳が分からないのは私どもも同じ事! 今は走るしかないのですっ!
地下からゾンビの群れが湧きっ、構内の出入口は土砂で塞がっているという状況なんて!
これが説明して納得頂けますかっ!」
ホームレスのおじさんの手を強引に握って走りだす。スタンドの力なら抵抗も出来ないだろう。
- 131 :ヌーヴォ:2010/07/13(火) 23:07:04
- >>127-128
「ッ痛ェな…クソったれめ」
小声で毒突き、パトリックが何かを発見したのに気付く。
障害者用エレベータの方へ自分も移動して、パトリックの作業を見守る。
念のため、ゾンビどもが他からも襲ってこないかどうか、
周囲には十分な警戒を払っておこう。
- 132 :→:2010/07/20(火) 01:02:46
- >>128,>>131
エレベーターのドアは、エレベーター自体のものに加え、各階に備え付けられたドアを合わせた
2重構造になっている。
どちらのドアもロックされておらず、『パトリック』の力でも開く事が出来た。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
『ヌーヴォ』が監視する中、エレベーター前に『製図台』が忽然と現れる・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
台に向かって座った『パトリック』は、手馴れた様子で製図作業を始めた。
数分で製図作業を終えると、『パトリック』はエレベーターの中に入って行く。
見上げると、天井に窓が設置されており、5〜6メートル上に微かな光が見えた。
丁度、井戸の底から上を見ている様な気分になる。
- 133 :→:2010/07/20(火) 01:03:14
- >>129-130
君達の会話と励ましによってか、ホームレスも次第に騒がなくなった。
それでも自力で走る事は難しく、手を引いてもヒョコヒョコ歩くのが精一杯らしい。
『ドォン!』
閉ざされた防火扉の向こうから、勢い良く扉を叩く音が響いた・・・・・・・・・・・・・・・・・。
閉じてこそいたが、扉全体が震えているのが分かる。
トイレに向かう3人の後方からは、扉を叩く音が途切れる事無く響き続けていた。
『ドドドドドドドドドドドドドドドド』
トイレに向かうと、通路には人だかりが出来ている。
今まで散らばっていた乗客達が一斉に集まっているらしく、トイレに入る事は難しい。
見回すと、『ヌーヴォ』が群れから少し離れて、ポツンと立っていた。
- 134 :女ヶ沢公:2010/07/20(火) 21:50:38
- >>133
「彼奴等が雪崩て来ようと、纏めて吹っ飛ばすことは出来ますが……しかし」
ホームレスのおじさんに自走の意思が見られれば、手を離して一人で走らせる。
後ろを振り返りながら、並走する『お姉さん』に状況を伝える。
「奴等は、バラバラにしてやっても、ミミズのように這い上がってきます……。
それを殴って、殴って、殴り続けた結果……
『液体』になってなお襲ってくる惨事を想像するば、迂闊に手出しなど出せません」
- 135 :跳良 跋子:2010/07/22(木) 07:49:08
- >>134
「あー、そりゃ私も同感。あいつらは相当ヤバい。」
「…きっと能力によるものだろうしね。外傷が少なけりゃあゾンビ化してても元に戻れるかもしれない。」
『女ヶ沢』に返答を返して。
>>133
「ん…おーい、『少年』はどうなった?」
ヌーヴォの姿を見たら近寄って現状の説明を要求しよう。
- 136 :ヌーヴォ:2010/07/26(月) 23:29:30
- >>132-133
「(フン・・・『そろそろ』か?)」
『パトリック』が作業を終えるまでジッと見守っていたが、
他の方角から『ゾンビ』どもがやってくる様子もない・・・・・・。
さらに『防火扉』の方からは性懲りもなく扉を叩く音が続いているようだ。
「(奴等の知能は、『回り道』をする頭もねーほど『低能』って訳だ。
この分なら安心して『脱出』に専念出来そうか・・・?)」
内心で計算しながら、エレベータ内に顔を突っ込み、中の様子を伺おう。
>>135
「クソガキなら中だぜ。
ようやく『脱出路』が出来たらしい」
他の客には聞こえないよう、耳元で小声で伝える。
- 137 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/08/03(火) 00:21:25
- >>132
…そう。『エレベーター』だって『換気』は必要だ。
だからこの『エレベーター』もどこか『通気孔』…ダクトに繋がっている必要がある。
ここからなら…『外部への脱出口』を作る事が可能な筈だ。
…しかし…『光』?
まさかこの真上に外との接点があるとでも言うのだろうか?
『製図』を始める前に、良く見てみよう。
- 138 :→:2010/08/03(火) 12:10:12
- >>134-136
『女ヶ沢』と『跳良』は、トイレの前から少し離れて立っている『ヌーヴォ』を見つけた。
近付くと、エレベーターの中にいる『パトリック』の姿にも気付く。
ホームレスは、1人遅れてこちらに向かって来ていた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ギャアアアッ!!」
突然、3人の耳に男とも女とも分からない悲鳴が届く。
悲鳴は、トイレの中から━━━━━━━━━
トイレ前に群がっていた人々は、悲鳴を皮切りにトイレの前から後ずさり始めた。
「逃げろォ━━━━━━━━━━ッ!
『排気口から来る』ぞッ!!」
トイレの中から、今度は男の声が響いた。
>>137
遥か頭上に目を凝らしたが、新しい発見は何も無かった。
「ギャアアアッ!!」
製図を開始しようとした瞬間、『パトリック』の耳にエレベーターの外から悲鳴が届く。
- 139 :跳良 跋子:2010/08/03(火) 22:39:59
- >>138
「…ふむ。」
あたしの目的にとってトイレにいる奴らは正直どうでもいい。
このエレベータを死守できればそれでいいわけで…
エレベータの入口を背にして陣取り、トイレからくるであろう敵の攻撃を警戒する。
せいぜい少年を守ることとしよう。
『女ヶ沢』はどうも一般メンは生かしときたいらしいし、
ほっといたらトイレの人を救おうと先走って消耗してくれないかな?とか考えてみたり。
- 140 :女ヶ沢公:2010/08/04(水) 23:32:20
- >>138
「アアッ、もうっ! 何故その様な場所からゾンビが湧いて出るのですか!」
苛立ちながらも、『お姉さん』に倣ってエレベータに背を預ける事にする。
- 141 :パトリック・フランシス・ツェッペリン:2010/08/14(土) 02:19:21
- >>138
ああもう…五月蠅いなぁ、集中できないじゃないか。
「…不味い事になるかもね、これは。」
とまれ、製図を開始しよう。
…よし。此処は一つ…
- 142 :ヌーヴォ:2010/10/03(日) 20:39:09
- >>138
「『排気口』からだと……?
一体どこから潜り込んできやがったんだ?」
問題なのは、奴等にそんな器用なマネをする『知能』があるってことだ。
一抹の不安を覚えながら壁を背にして周囲を警戒する。
ほかに、ゾンビどもがやって来るような気配はないだろうな?
- 143 :→:2010/10/04(月) 02:33:54
- >>139-140,>>142
エレベーター側を背にした3人の視線は、一様にトイレの方に注がれた。
男とも女とも分からない悲鳴が響く中、トイレの前に群がっていた人々は蜘蛛の子を散らす様に
その前から逃げ去る・・・・・・・・・・・・誰もいなくなったトイレの奥は、静まり返っていた。
『ドドドドドドドドドド』
しばらくすると、男性用トイレから人影が現れる。
シャツを血に染めたのは、『通気口からの脱出』を提案して来た中年男性だ。
喉元の肉が深く抉られており、白い骨の様なものも露出している。
痛みを訴える様子は無かったが、蒼ざめた顔色で君達3人をジッと見つめていた・・・・・・・・・・・・・。
遠くからは、閉じた防火壁を叩く耳障りな音が聞こえて来る。
地下鉄ホームの方から来たゾンビ達が雪崩れ込んで来るのも、時間の問題かも知れない。
>>141
製図作業を始めると、少しして外の様子が静まっている事に気付く。
集中するには好都合だったが、状況からして余計に気になる。
結局、思う様に集中出来なかったが、それほど難しい作業でも無く、簡単に終わらせる事が出来た。
- 144 :跳良 跋子:2010/10/08(金) 05:13:33
- >>143
「…?」
この男、『ゾンビ』にでもなったか?…にしては動きが悠長だが。
通気孔に何かがいたのかもしれない。『男』はもちろんだがともに『トイレから出てくるもの』に対しても警戒する。
「オイ…確かあんたアタシの足を叩いたよな?
あれ、やってみてくれ。様子がおかしい、直接触れたくない。」
『女ヶ沢』に向けて男を指差しながらそう提案する。
足を撃って機動力を奪っておいて欲しい。
- 145 :女ヶ沢公:2010/10/09(土) 23:40:39
- >>143
「妙です。喉に大穴が開いているのですから、出血量は相当の物。
常人でしたら、激痛にのたうち回っている筈なのです」
ポケットから小銭を一枚取り出し、男の片足を目掛けて射出する。
「おそらく、既に『死んでいる』のでは無いでしょうか。足を撃ち抜いておきましょう」
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