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『ヴィレッジ・ゲイト』
1
:
→
:2005/12/07(水) 00:02:54
その廃村は、山中に人知れず残っていた。
元の名を知る者も少なく、地図からも消えた場所・・・・・・・・・・・・時の流れから隔絶した
奇妙な空間に、4人の若い男女が足を踏み入れる。
数日前━━━━━━━━━━━
とある廃屋のファンサイトで知り合った4人は、オフ会を計画した。
『ケイ』『雀宮 虹彦』『笹川 仁』『ワーズワース』が選んだ場所は、ほとんど人に
知られずに残る廃村。
元の名は分からなかったが、ネット上では『あかず村』と呼ばれていた。
4人は、レンタルした1台のワゴン車に乗って、村へと辿り着く・・・・・・・・・・・・・・。
そこは、未知の刺激に溢れた別世界だった。
2
:
ワーズワース
:2005/12/07(水) 00:05:56
>>1
「・・・・・・・・着いたようですね。
フフッ・・・・・・噂に違わぬ光景で何よりです」
ワゴン車の座席に座ったまま窓から風景を眺める。
3
:
ケイ
:2005/12/07(水) 00:07:31
>>1
「うーん。
こういうのってワクワクするなぁー」
ワゴンから降りる。
4
:
笹川 仁
:2005/12/07(水) 01:03:46
>>1
「・・・・ここか」
窓越しに見える景色から想像を膨らませる。
(・・・・・『あかず村』。
ここはどんな村だったんだろう・・・・・そしてどんな人達が暮らしていたんだろう?)
5
:
雀宮
:2005/12/07(水) 01:51:44
>>1
「何だか、近寄り難い雰囲気があるな……こういうのって。
ここに人がいないのにも、何か特別な理由があるような気さえするよ」
二番目以降にワゴン車から降りる。
村の風景を見渡す。
6
:
→
:2005/12/07(水) 23:21:43
>>2-5
『ケイ』と『雀宮』が車を降りると、土と草の混ざった匂いが鼻腔をくすぐった。
『笹川』『ワーズワース』の2人は、車内に残ったまま周囲の景色を眺める。
かつての水田や農道には、雑草が生い茂っていた。
民家は残っていたが、荒れ果てて生活の匂いは完全に消えている・・・・・・・・・・・・。
道も所々で崩れており、村の中まで車で移動する事は危険に見えた。
━━━━━━━━━━━4人の他に、動くものは見当たらない。
数十メートル先の小高い丘になった場所には、周囲の民家よりも大きな屋敷がある。
7
:
笹川 仁
:2005/12/07(水) 23:35:55
>>6
「・・・・あれは?」
丘の屋敷に目を向けた。
「・・・・村に入るには歩いたほうが良さそうですよ」
ボソボソと小声でケイに言い、車から降りる。
先に降りた二人は側にいるだろうから、近付きます。
8
:
ケイ
:2005/12/07(水) 23:36:30
>>6
「いいねー、こういう雰囲気。
指名手配犯とか隠れてそう」
あとの2人が降りるのを待つ。
9
:
笹川 仁
:2005/12/07(水) 23:40:00
>>7
間違えました。
ケイ→ワーズワース
10
:
ワーズワース
:2005/12/07(水) 23:40:19
>>6
「ほう・・・・・・・こんな廃村に屋敷ですか」
キーを取って車から降りると他の者達へ近付いていく。
11
:
雀宮
:2005/12/08(木) 00:35:06
>>6
「あれは村長の家か何かだろうか? 際立って見えるが。
何が出てくるやら」
他の人たちを待ちつつ、とぼとぼ歩き始める。
屋敷の周りには何があるだろうか。
12
:
→
:2005/12/08(木) 00:39:37
>>7-11
『笹川』と『ワーズワース』が、車を降りる。
3人を後ろに、『雀宮』は1人で屋敷の方へと歩き始めた・・・・・・・・・・・・。
屋敷の周辺には、林が囲む様に広がっている。
道は、緩やかなカーブを描いて、屋敷の方へと続いていた。
13
:
ケイ
:2005/12/08(木) 01:00:34
>>12
「なぜか金持ちって高いとこ好きよね。
見下ろせるから?」
雀宮についていく。
14
:
ワーズワース
:2005/12/08(木) 01:02:46
>>12
「・・・・・・・・屋敷の住人はいるんでしょうかね?」
道の周囲を見回しながらそのまま後をついていく。
15
:
雀宮
:2005/12/08(木) 01:03:52
>>12
(一人で先行したら和を乱すかなあ)
他の三人を待って立ち止まる。前から二番目以降を歩きたいんだ。
屋敷への道は舗装されていた感じだろうか。
周囲のほかの道と比べてどうか?
16
:
笹川 仁
:2005/12/08(木) 23:38:35
>>12
(・・・・動物もいないのかな?)
みんな進んでいくようなのでついていきます。
キョロキョロと周りを見回して、何か生き物がいるかどうか探してみます。
17
:
→
:2005/12/08(木) 23:59:47
>>13-16
4人は、屋敷に向かって歩き出す・・・・・・・・・・・・・。
道は、屋敷のある丘の手前まで一本道で、そこから丘の前を横切って分岐していた。
分岐した道は、左に広がる水田を挟み、4人の歩く道と平行して続いている。
周囲には、動物の影も無い。
丘を屋敷に向かって延びる道は、少し細い砂利道だった。
18
:
ワーズワース
:2005/12/09(金) 00:05:30
>>17
「僕達以外いないようで何よりというべきか・・・・・・
むしろ物足りないかもしれませんね」
そのまま砂利道を歩いていく。
屋敷まではどの程度の距離だろうか?
19
:
笹川 仁
:2005/12/09(金) 00:07:13
>>17
(・・・・・何もいないや。本当に廃村なんだ・・・・・・)
みんなについていきます。
天気はどんなですか?
20
:
ケイ
:2005/12/09(金) 00:09:28
>>17
「田んぼ耕して米とか作っても、この屋敷の人に半分奪われたりしてたのかな」
そんな想像をしながら歩く。
21
:
雀宮
:2005/12/09(金) 00:19:03
>>17
(道がガタガタだ。車とか持ってなかったのかな、ここの人は)
村の家々はどのぐらいの時代のものに見える?
それとネットでは、この村にどういう評判が立っていたか思い出してみる。
22
:
→
:2005/12/09(金) 00:25:51
>>18-21
屋敷までは、20メートル程の距離がある。
空には、雲1つ無い・・・・・・・・・・・。
ネットなどによると、村は江戸時代から明治初期まで人が住んでいたらしい。
その頃の記録は、すでに調べるのが困難になっていた。
以前に村を訪れた者によれば、丘の上にある屋敷が良い廃屋になっているという。
23
:
雀宮
:2005/12/09(金) 00:31:40
>>22
(……まあそんな大昔じゃあ車なんて無いよな。
しかし、よくこんな村が残っていたものだ)
「あの屋敷が見所って話でしたよねえ、確か。
皆さんカメラ持って来ました?」
僕自身はカメラを持って来ているんだろうか。
24
:
ケイ
:2005/12/09(金) 00:35:50
>>22-23
「カメラ?
持ってきてないけど、記憶に焼き付けるからダイジョーブよ」
自信満々で応える。
屋敷は何階建て?
25
:
笹川 仁
:2005/12/09(金) 00:46:05
>>22
(・・・天気はいいけど、誰もいないのは不気味だよなぁ・・・・)
みんなから離れないようにしておきます。
>>23
「ああ、そういえば持って来ませんでしたね・・・・」
道の上や横になにか目立つような物はありますか?
大きな石とか道祖神とかワダチとか。
26
:
ワーズワース
:2005/12/09(金) 00:49:02
>>22
「ふむ・・・・・・小判か何かでも出てくるかもしれませんね。
もっとも既に盗られた後かもしれませんがね」
そのままついていく。
27
:
→
:2005/12/09(金) 00:58:26
>>23-26
4人が持っているのは、携帯電話と財布のみ。
屋敷は、遠目に見ると2階建て程度の高さに思える。
4人は、さらに道を歩いて行く・・・・・・・・・・・途中、道端に人が座れる大きさの
石が転がっていた。
・・・・・・・・・・・・・やがて、4人は丘の前の分岐路に辿り着く。
28
:
ワーズワース
:2005/12/09(金) 01:00:56
>>27
「このまま屋敷に向かいますよね?」
そのまま屋敷の方へ歩いていく。
29
:
ケイ
:2005/12/09(金) 01:05:31
>>27-28
「もちろん」
屋敷へ。
30
:
雀宮
:2005/12/09(金) 01:06:28
>>27-28
(携帯のカメラで良いとでも思ってたんだったか……
迂闊だなあ。こんな玩具みたいなカメラで廃墟を美しく撮れるわけがないのに)
「そうですね……お楽しみは後回しにしないタイプなんです」
屋敷に向かう。
31
:
笹川 仁
:2005/12/09(金) 01:20:24
>>27
(・・・ちょっと座ってみたかったな・・・)
そんなことを思いましたが、みんなについていきます。
32
:
→
:2005/12/09(金) 09:29:11
>>28-31
道端に疎らに木々の生えた急な砂利道を上って行くと、やがて開けた場所に出た。
丘の上が半円形に切り開かれており、その奥に屋敷が建っている・・・・・・・・・・。
生い茂る雑草の下に隠れる様に、石畳の道が屋敷へと続いていた。
空き地と屋敷の周囲は、林に囲まれて薄暗い。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
屋敷の前には、木造の立派な門が見える。
門は8割程開いており、その向こうに荒れ果てた屋敷があった・・・・・・・・・・・。
動くものは無く、人の気配も無い。
空き地を見渡すと、隅の方に電話ボックス大の木造の小屋が建っている。
小屋は、太い鎖で巻かれている様だった。
33
:
ケイ
:2005/12/09(金) 18:17:15
>>32
「ん、なんだろう、あの小屋」
小屋へ近づく。
34
:
雀宮
:2005/12/09(金) 18:48:16
>>32
「相当、偉い人が使っていたと見えますね……
史跡としても結構な価値があるんじゃあないでしょうか?
江戸時代頃からあったんですよね、ここ」
小屋に気付く。
「何だありゃ……鎖で封印なんて。不吉な物か?
でもこういうのがあると、探訪の甲斐もあるってもんだ」
携帯のカメラで小屋を撮影しておく。
鎖はどのぐらいの年代のものに見える? 周囲と比べて違和感は?
35
:
ワーズワース
:2005/12/09(金) 20:25:48
>>32
「これは、立派ですね・・・・・・・・・門だけは」
屋敷へ続く石畳の道を眺める。
その上に砂利道で汚れて出来た人の足跡があったりするだろうか?
36
:
笹川 仁
:2005/12/09(金) 23:30:47
>>32
「・・・・これは・・・・凄い・・・・」
門と屋敷の大きさに改めて驚きました。
「・・・・・?何であの小屋はあんなふうに・・・・・?」
小屋のほうに歩きながら携帯の画面を見ます。
今の時間と、電波状況を知りたくなったので。
37
:
→
:2005/12/09(金) 23:55:55
>>33-36
人の訪れた痕跡は、どこにも無かった。
時刻は、正午を過ぎた頃・・・・・・・・・・携帯電話は、圏外なので通話出来ない。
小屋に近付くと、巻かれた鎖がダイヤル式の鍵で封印されているのが分かった。
さらに、小屋の入り口も2つの南京錠で施鍵されている。
入り口以外に窓の類は無く、小屋の内部を伺い知る事は出来ない・・・・・・・・・・。
鎖は古いものだったが、屋敷や小屋よりも後年に巻かれた事は容易に分かる。
38
:
笹川 仁
:2005/12/10(土) 00:03:03
>>37
「あらぁ・・・・・やっぱり圏外か・・・・仕方ないや」
携帯をポケットに戻しました。
そして鍵と南京錠に目をやります。
「・・・・・・・・・。これはわりと新しいですね・・・・・。
ってことは、『誰かがわざわざこの小屋を封印した』ってことになるんでしょうか?」
近くに木の枝か何か、棒状の物は落ちていませんか?
39
:
ケイ
:2005/12/10(土) 00:08:17
>>37
「気になるな」
小屋の扉を蹴ってみる。
40
:
ワーズワース
:2005/12/10(土) 00:12:36
>>37-39
「屋敷の中へ行かないのですか?」
声を掛けてから屋敷への石畳みを歩いていく。
41
:
雀宮
:2005/12/10(土) 23:46:44
>>37
「我々みたいにここを訪れた人間がやったんでしょうかね?
中に一体何があったのやら……」
壁に中が覗けるような隙間とか無いだろうか。
>>40
「この小屋、気になりません? もう少しだけ見ていきましょうよ。
屋敷を見るのはその後でも……」
42
:
→
:2005/12/11(日) 00:05:42
>>38-41
小屋の周囲に枝は落ちておらず、壁に隙間も無い。
『ワーズワース』が屋敷に向かって歩いて行くと、門の向こうに見える屋敷は
扉が破られ、中の様子が分かる・・・・・・・・・・・家具などは、見当たらない。
43
:
ケイ
:2005/12/11(日) 00:23:55
>>42
「呪われた何かが入ってると見たね。
しかし開かないんじゃ仕方ない」
小屋は一旦諦め、屋敷に入る。
44
:
ワーズワース
:2005/12/11(日) 00:23:57
>>42
「・・・・・・・物盗りに遭ったようですね」
中の様子を見ながら慎重に中に踏み込む。
床板が腐っていて足でも踏み外したらことだ。
45
:
雀宮
:2005/12/11(日) 00:25:14
>>42
「中は見れないかなあ……屋敷の中に何か手がかりがあるだろうか」
屋敷に入る組についていこう。
家具以外に何か置いてないか見回す。
46
:
笹川 仁
:2005/12/11(日) 22:13:06
>>41
「きっとそうでしょうね・・・・」
>>42
みんなについて屋敷に向かいます。
47
:
→
:2005/12/11(日) 23:34:18
>>43-46
屋敷の入り口は土間になっており、『ワーズワース』が踏み込むとカビ臭い香りが
漂っていた・・・・・・・・・・・・・見渡すと、壁や床は所々で崩れている。
『ワーズワース』が一段高くなった床板の上に足を乗せると、板の軋む音が屋敷に
響き渡る。
他の3人も、それに続く様に屋敷の中へと侵入した・・・・・・・・・・・・・・・。
屋敷内に家具は無く、引っ越した直後の様にガランとしている。
48
:
ワーズワース
:2005/12/11(日) 23:36:29
>>47
屋敷内の間取りを見渡しながら確認していく。
「フム・・・・・・・・・目ぼしいものはもう無くなった後ですか」
この屋敷は外観から平屋だっただろうか?
49
:
ケイ
:2005/12/11(日) 23:41:16
>>47
「何も無いねー」
ワーズワースを追い越し、どこかの部屋へ向かう。
50
:
笹川 仁
:2005/12/11(日) 23:52:05
>>47
「うわぁ・・・・・何にも無いや」
ゆっくりと一段上の床にあがりキョロキョロと見回してみます。
何か興味を引くものはないでしょうか?
家具以外に何も無ければケイについていきます。
51
:
雀宮
:2005/12/12(月) 00:24:56
>>47
「いい感じだけどね……何もないか。
めぼしいものは持ち去られてたりするのかな」
以前に人が来た形跡などはあるだろうか。
52
:
→
:2005/12/12(月) 00:56:59
>>48
,
>>51
屋敷の中は、かなり薄暗い・・・・・・・・・・・・目を凝らすと、入り口の正面に上り階段がある。
他の人間が足を踏み入れた形跡は見当たらず、床には埃が積もっていた。
2人が入り口の土間辺りに立っている間に、『ケイ』と『笹川』は屋敷の中へズンズン
入って行く。
>>49-50
2人は、薄暗い屋敷の奥へと進んで行く・・・・・・・・・・・・。
入り口正面に上り階段があり、その手前には左右に2つの部屋があった。
破れた障子が倒れており、2つの部屋の中は丸見えになっている。
両方共、畳敷きの広い部屋で、右の部屋の畳の上に小さな箱がポツンと置いてあった。
53
:
ケイ
:2005/12/12(月) 01:00:40
>>52
右の部屋へ入る。
「この屋敷はいつ頃捨てられたのかな」
箱以外のめぼしいもの、特にカレンダーが無いか探す。
54
:
笹川 仁
:2005/12/12(月) 01:06:22
>>52
「・・・・何でしょうか?」
右の部屋に入り、箱に近付きます。
箱の材質や鍵の有無などを確認したいです。
55
:
雀宮
:2005/12/12(月) 01:10:28
>>52
「奇妙だな……我々はネットでの評判を聞いて来たのだから、
人の来た名残が見られても良さそうなものだけど。
それとも内部まで入ったのは我々が初めてか?」
ネットではどう話されていたか思い出す。写真とか無かったかどうかも。
奥に行った二人を追う。
56
:
ワーズワース
:2005/12/12(月) 01:17:05
>>52
「・・・・・・・・・二階ですか」
階段の前まで進み、老朽度を見てみる。
人が乗ると崩れてしまいそうだろうか?
大丈夫そうであれば、階段を上がりたい。
57
:
→
:2005/12/12(月) 01:45:25
>>53-55
ネット上に、屋敷内の情報までは無かった。
村の風景や遠くから見た屋敷の写真などが、『雀宮』の脳裏に思い浮かぶ。
右の部屋にカレンダーは無く、入って右側・・・・・・・・・・・・・入り口側の壁は、襖が全て
倒れていた。
『笹川』が見ると、箱はルービックキューブ程の大きさで、紙製らしい。
鍵は掛かっておらず、上から被せるタイプの蓋があるだけだった。
>>56
階段は、軋みはするものの崩れる気配は無かった。
2階を見上げて階段を上って行くと、薄闇の中に襖の並ぶ廊下が見えて来る。
1階に比べ、荒れた様子は無い。
58
:
雀宮
:2005/12/12(月) 01:50:31
>>57
「そういえば、屋敷内についての情報は無かったな。
僕たちの探索が初ということになるのか……慎重に行きたいな」
畳の状態はどうなっている? 天井の様子も見ておく。
他の人たちが何をやっているのかも見る。
59
:
ケイ
:2005/12/12(月) 01:53:16
>>57
「よしこっちは頼んだ」
反対側の部屋へ移動。
目を引くようなものが無いか探す。
60
:
笹川 仁
:2005/12/12(月) 01:59:47
>>57
「うーん・・・・・・・。こりゃ開けたくなっちゃうけど、勝手に開けるのもどうだろ?」
ツンツンと指先でつついてみます。
もし箱が揺れるとか動くとかしたらすぐさま飛び退きます。
61
:
ワーズワース
:2005/12/12(月) 22:12:38
>>57
「人が余り立ち入っていないようですが・・・・・・・・・」
廊下を進み襖を開けてその先を窺いたい。
62
:
→
:2005/12/12(月) 23:30:22
>>58
畳や天井は、いつ朽ちてもおかしくない状態に見える。
『ケイ』と『笹川』は、1階の和室で各々何かしている様子だった。
・・・・・・・・・・・・・・・『ワーズワース』の姿は、見当たらない。
階段を上って行ったのは、分かっている。
>>59
左側の部屋(和室)に入ると、真ん中辺りの畳の一部が剥がされていた。
腐りかけた床板が露出し、板の一部が剥がれている・・・・・・・・・・・・・。
部屋は、他の三つの壁全てが襖張りになっており、襖は劣化して黒ずんでいた。
『ケイ』の向かい側の襖には、文字らしきものが小さく書かれている。
63
:
→
:2005/12/12(月) 23:30:56
>>60
箱を突ついたが、反応は無い。
>>61
『ワーズワース』が襖を開けると、その向こうは広い和室だった。
朽ち果てた桐タンスが左の一角に置かれ、右壁の一部は襖張りになっている。
他には、何も無い。
64
:
笹川 仁
:2005/12/12(月) 23:38:29
>>63
「・・・・・・・失礼しますッ!」
覚悟を決めて蓋を取ります。
65
:
雀宮
:2005/12/12(月) 23:40:44
>>62
「保存状態は悪いみたいだな、流石に……
大丈夫なのか? 事故とかあったら」
携帯のアンテナが立っているかどうかチェックする。
「『ワーズワース』さんは二階か……単独行動は危ないかもな」
「ちょっと二階に行って来ますね」
一階の二人に一声かけてから、二階に昇る。
66
:
ワーズワース
:2005/12/12(月) 23:43:46
>>63
「ふむ・・・・・・・・・」
朽ち果てた桐タンスを開けて何が入っているか調べてみる。
67
:
ケイ
:2005/12/13(火) 20:52:20
>>62
「んー?」
畳の剥がれたところを避けて文字の書かれた襖に近づき、読む。
68
:
→
:2005/12/13(火) 23:36:19
>>64
『ドドドドド』
蓋は、思うよりも簡単に開いた・・・・・・・・・・・・。
箱の中には、親指程の大きさの『鍵』が1つ入っている。
銅製と思われ、装飾などは無いシンプルな造りだった。
・・・・・・・・・・・・・・『雀宮』が、2階に上って行く。
>>65
携帯電話の通話状態は、依然として圏外のままだった。
『雀宮』は、『ケイ』と『笹川』に呼び掛けてから2階に上る。
階段は、軋みはするものの崩れる気配は無かった。
2階を見上げて階段を上って行くと、襖の並ぶ廊下が見えて来る・・・・・・・・・・・・。
襖の1つが開いており、その向こうには広い和室が広がっていた。
朽ち果てた桐タンスが左の一角に置かれ、右壁の一部は襖張りになっている。
『ワーズワース』が、タンスを物色しているのが見えた。
69
:
→
:2005/12/13(火) 23:37:05
>>66
タンスを開いたが、中には何も入っていない。
後ろでは、『雀宮』が階段を上って来た。
>>67
『7219 おやしろにわすれた』
襖に書かれた文字は、血文字の様だった。
・・・・・・・・・・・・・・『雀宮』が、2階に上って行く。
70
:
ワーズワース
:2005/12/13(火) 23:40:08
>>69
「二階には何も無さそうですね・・・・・・・一階はどうです?」
襖張りの壁の一部に歩み寄りながら『雀宮』に尋ねる。
71
:
雀宮
:2005/12/13(火) 23:47:11
>>68
二階の床の状態はどうだろうか。
多少乱暴に歩くぐらいしても大丈夫そう?
それと窓はあるだろうか。あればそこから外の景色を見渡してみる。
>>70
「一階でも、二人が何か物色していたようですが……
二階の他の部屋は見てみました?」
72
:
笹川 仁
:2005/12/13(火) 23:50:34
>>68
「・・・・・・鍵だ。何の鍵だろ・・・?」
(さっきの小屋?それともこの屋敷のどこかに鍵のかかった扉があるのかな?
うーん、迷っちゃうけど・・・・・・・借りちゃおう)
鍵を上着のポケットに入れます。
部屋の中に目を引くものが無ければ隣りの部屋のケイと合流します。
合流したなら
「なんかありました?」 と。
73
:
ワーズワース
:2005/12/13(火) 23:51:06
>>71
「他はまだでした・・・・・・お願いできますか?」
74
:
ケイ
:2005/12/14(水) 00:07:25
>>69
>>72
「……血?
うーん、生で見ちゃうとワクワクより不気味さのが先にくるな……」
床板の剥がれた部分から床下を見てみる。
「血文字らしきもの発見。
しかも暗号っぽいよ」
ついでに笹川に報告。
75
:
雀宮
:2005/12/14(水) 00:13:08
>>73
「ああ、構いませんよ……手分けして探索してみましょう。
面白そうなものがあったら報告ってことで」
76
:
→
:2005/12/14(水) 00:22:05
>>70-71
,
>>73
,
>>75
2階の床は、踏むと微かに軋む・・・・・・・・・・・。
強い衝撃を与えるとどうなるかは、安易に予測出来ない。
廊下を見渡すと、点々と壁に四角い穴が空いているのが確認出来た。
穴を覗くと、すぐ下に屋敷を囲む林が広がっており、その向こうに村の景色が
一望出来る・・・・・・・・・・・・・4人の乗ってきたワゴン車も見え、村の家並みまで
把握出来た。
77
:
→
:2005/12/14(水) 00:23:05
>>72
『笹川』は、『鍵』をポケットに入れて室内を見回す。
他に目を惹くものは無く、『笹川』は反対側の部屋へと引き返した。
部屋(和室)に入ると、真ん中辺りの畳の一部が剥がされていた。
腐りかけた床板が露出し、板の一部が剥がれている・・・・・・・・・・・・・。
部屋は、他の三つの壁全てが襖張りになっており、襖は劣化して黒ずんでいた。
『ケイ』は、剥がされた床板を越えた向かい側の襖の前に立っている。
襖には、血文字が書かれていた・・・・・・・・・・・・・。
>>74
剥がれた床板の下は、暗くて何も見えない。
78
:
ワーズワース
:2005/12/14(水) 00:32:54
>>76
「・・・・・・・・・ふむ」
他の部屋に続く襖を開けて中を進みたい。
79
:
ケイ
:2005/12/14(水) 00:38:23
>>77
「見えないな……懐中電灯ないかな?」
探す。
80
:
雀宮
:2005/12/14(水) 00:47:07
>>76
「へえ、こりゃあ良いや……」
窓から見える景色を携帯のカメラで撮る。
何か特に目を引く建築物などは見えるだろうか。
また、何か動くものなどは?
81
:
笹川 仁
:2005/12/14(水) 00:53:26
>>77
>>79
「うわぁ・・・・・こっちも荒れてますね・・・・」
床を踏み抜かないようにゆっくりと血文字のほうに近付きます。
「暗号ですか・・・・・・どれどれ。
あ、そう言えば僕は何かの『鍵』を見つけましたよ」
暗号を確認します。
82
:
→
:2005/12/14(水) 01:27:01
>>78
部屋の襖を開くと、そこは『押し入れ』の様だった。
布団などは無く、木板で仕切られた2段のスペースになっている・・・・・・・・・・・・。
2段目の壁の真ん中辺りが、微かに四角く変色していた。
>>79
,
>>81
『7219 おやしろにわすれた』
『笹川』は、血文字を確認した。
室内に、明かりになる物は見当たらない。
>>80
村に、動くものは見当たらなかった。
似た様な家々が並ぶ中、遥か右手に『赤い鳥居』が見える。
83
:
ワーズワース
:2005/12/14(水) 01:30:13
>>82
「これは・・・・・・?」
四角く変色している箇所に触れてみる。
色は何色だろうか?
84
:
ケイ
:2005/12/14(水) 01:33:01
>>82
「これ、意味わかる?」
2階へ向かおうとしつつ笹川に尋ねる。
85
:
笹川 仁
:2005/12/14(水) 18:31:57
>>82
「・・・・・なんじゃこりゃ?」
(四桁の数字は・・・・・・なんだろ? しまったな・・・ダイヤルキーを見ておくんだった。
あれが四桁式ならこの数字を試せたけど・・・・・あッ!
鍵もついてたじゃん! ・・・・・あとで試したいな・・・・・)
>>84
「え?あ、待ってくださいよ」
ケイについていきます。
「うーん・・・多分ですけど、『神社に何か忘れた』んじゃないでしょうか?
神社のこと『お社』っていいますよね?
・・・ああ、僕等の世代は言わないでしょうけど、爺ちゃんが言ってましたよ。
数字はよく分からないですけど、そこで何かに使うのかも。
もしくはさっきの小屋にあったダイヤル式の鍵の番号かもしれませんね。
隣りの部屋で見つけた『鍵』も何か関係があるとは思うんですけど・・・・・・」
86
:
雀宮
:2005/12/14(水) 22:01:03
>>82
「あれは……寺か? いや、神社だったかな……『鳥居』は……
ともかくこの村の見所には違いないみたいだ……行ってみる価値はありそうだな」
『鳥居』の先に建物などは見えるだろうか?
87
:
→
:2005/12/14(水) 22:50:32
>>83
変色した部分は、縦横50センチメートル程の四角形・・・・・・・・・・・・。
押し入れの中の壁の色よりも、少し濃い感じだった。
触れると、微かに壁の中へと凹む。
>>84-85
階段は、軋みはするものの崩れる気配は無かった。
2階を見上げて階段を上って行くと、襖の並ぶ廊下が見えて来る・・・・・・・・・・・・。
廊下の壁にある四角い穴から、『雀宮』が外を覗いていた。
襖の1つが開いており、その向こうには広い和室が広がっている。
朽ち果てた桐タンスが左の一角に置かれ、右壁の一部は襖張りになっていた。
室内では、『ワーズワース』が押し入れ戸を開けている。
>>86
『鳥居』の奥は、林になっていた・・・・・・・・・・・建物らしきものは、見当たらない。
ふと、『ケイ』と『笹川』が2階に上って来るのに気付いた。
88
:
ワーズワース
:2005/12/14(水) 22:53:57
>>87
「これは・・・・・・何かの仕掛けでもあるのか?」
警戒気味に四角形を見ながら、押し続けてみる。
自分の立ち位置を壁の真正面にならないように変えたい。
89
:
ケイ
:2005/12/14(水) 23:02:11
>>87
「なる、確かにあれの番号かも。
あ、雀宮さん、なんか面白そうなものあったァ?」
雀宮に声をかける。
90
:
笹川 仁
:2005/12/14(水) 23:09:59
>>87
「あ、ちょっとだけすいません」
そう言って一人で一階へ戻ります。
さっきの箱の蓋の裏と、箱をどけた床に何か隠されているかを調べたいです。
91
:
雀宮
:2005/12/14(水) 23:48:11
>>87
>>89
「面白そうなものっていうか……
村に『神社』か何かがあるみたいですね。窓から鳥居が見えましたから」
返答した。
「一階には何かありました?」
92
:
→
:2005/12/14(水) 23:54:49
>>88
壁を押すと、四角い部分が扉の様に奥側へ開いた。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
壁の向こう側に、『別の部屋』が見える。
木造の部屋らしかったが、室内に明かりが無い為、かなり暗い。
小さなタンスだけが、ポツンと置かれている。
>>89
,
>>91
2人は、会話を交わす。
>>90
箱の置いてあった場所や蓋の裏には、何も無い。
93
:
ワーズワース
:2005/12/14(水) 23:59:52
>>92
「ハハッ・・・・・・・こいつは驚いたッ!」
目の前の光景に興奮を禁じえないまま隠し部屋を見た。
四角い穴からタンスまでの距離はどの程度だろうか?
また、廊下には今居る部屋の向こう側に相当する位置に入口らしき襖はあっただろうか?
94
:
ケイ
:2005/12/15(木) 00:03:15
>>91
「鳥居?
さっき一階で血文字を見つけたんだけど、えっと文はたしか『7219 おやしろにわすれた』……。
やっぱり神社になにか忘れたのかな」
血文字はダイイングメッセージのような感じだった?
95
:
笹川 仁
:2005/12/15(木) 00:03:28
>>92
「ありゃ・・・・・考え過ぎたか」
二階に上がりケイ・雀宮と合流したいです。
96
:
雀宮
:2005/12/15(木) 00:32:46
>>94
「血文字……ですか? おどろおどろしい感じになって来ましたね。
数字はアラビア数字でしたか? だとしたら最近書かれたものなんでしょうか。
鳥居には……どうします? 後で行きますか? 何か事件っぽい匂いもしますが」
「そういえば『ワーズワース』さんはどうしたかな」
『ワーズワース』の行った方を伺ってみる。
97
:
→
:2005/12/15(木) 00:42:14
>>93
『隠し扉』からタンスまでは、3メートル程ある。
タンスが奥まった角にある事から、これが部屋の奥行きである事も分かった。
室内に出入り口らしきものは無く、密室になっている。
>>94-96
血文字に、どんな意味があるのかは分からない。
『笹川』が1階から上って来ると、『雀宮』は『ワーズワース』のいる部屋を
覗いた・・・・・・・・・・・・・・『ワーズワース』は、押し入れの中に入っていた。
98
:
ワーズワース
:2005/12/15(木) 00:46:21
>>97
「一体、何の目的でこんな隠し部屋を作ったのか・・・・・・・。
フフ・・・・・・・気になりますね」
四角い扉は人が通れそうなサイズだろうか?
99
:
ケイ
:2005/12/15(木) 00:54:39
>>97
「うん、アラビア数字。
カレンダーとか日記帳なんかがあれば、ここがいつ捨てられたか分かるんだけどなー」
そう言いつつ雀宮の後ろから覗く。
「あれ、何その扉?」
100
:
笹川 仁
:2005/12/15(木) 01:11:56
>>97
「何やってんです?なんか面白いものでも・・・・?」
ワーズワースに近付いてみましょう。
101
:
雀宮
:2005/12/15(木) 01:22:06
>>97
>>99
「明治時代頃まででしょう、ここに人が住んでいたのは……
良く知りませんけど、明治時代にカレンダーとかあったんですか?
それに家具調度が片付けられているところを見ても、
多分ちゃんとした準備をして引越ししたんでしょう。
カレンダーがあっても片付けてますよ。
と言っても、二階には放置されている家具もありますが……」
「押入れみたいですね……中に何かあったんでしょうか?」
押入れに近付き、入ってみる。
102
:
→
:2005/12/15(木) 23:30:53
>>98-101
四角い穴は、一人通れる程度のものだった。
4人は、押入れの穴の前に集まる・・・・・・・・・・・・・・。
103
:
ケイ
:2005/12/15(木) 23:49:40
>>102
「どんな感じ?」
その場で中の様子を伺いつつ雀宮に訪ねる。
104
:
笹川 仁
:2005/12/15(木) 23:53:23
>>102
「これは・・・・・・抜け穴?」
そのまま見てるのも何なので、
雀宮が覗いていた穴から外の様子を確認しておきたいです。
105
:
ワーズワース
:2005/12/15(木) 23:55:28
>>102
「この隠し扉は人は通れそうですね・・・・・・危険は一見ないようですが」
押入れの四角い穴を指差してみせる。
106
:
雀宮
:2005/12/16(金) 00:03:12
>>102-105
「隠し扉ですか? また妙な仕掛けがあったものだ。
中にはまだ入っていないんですか?」
四角い穴の奥を覗き込んでみる。
107
:
→
:2005/12/16(金) 00:18:57
>>103-106
穴の向こうには、『別の部屋』が見える。
木造の部屋らしかったが、室内に明かりが無い為、かなり暗い。
小さなタンスだけが、ポツンと置かれている・・・・・・・・・・・。
タンスまでの距離は、約3メートル。
タンスが奥まった角にある事から、これが部屋の奥行きである事も分かった。
室内に出入り口らしきものは無く、密室になっている。
108
:
笹川 仁
:2005/12/16(金) 00:22:24
>>107
廊下にあった穴のつもりだったんですが。
言葉足らずですいません。
外の様子を確認したってことで構いませんか?
「・・・・部屋ですね、でも真っ暗だ。
明かりが無いと危ないんじゃないですかね?」
109
:
ケイ
:2005/12/16(金) 00:22:29
>>107
「暗いな……明かりになるようなもの探してくる」
2階のほかの部屋を探索。
110
:
ワーズワース
:2005/12/16(金) 00:33:49
>>106
「まだ調べていませんよ」
>>107
「まあ、調べてみましょうか・・・・・・・・」
四角い穴を通って隠し部屋へ入ってみる。
111
:
雀宮
:2005/12/16(金) 00:40:52
>>107
「怪しげな部屋ですね……何の為の部屋なんでしょう?
明かりがあればもう少し様子もわかるでしょうか」
>>110
「気をつけて下さいね」
見守る。
112
:
→
:2005/12/16(金) 01:02:29
>>108
『笹川』は、廊下から外の様子を見た。
遠くに『赤い鳥居』が見える・・・・・・・・・・・・・。
押入れの穴に、『ワーズワース』が入って行く。
>>109
他の3人がいる和室以外に、2階には5つ程の部屋がある様だった。
3人の部屋の両隣には、同じ造り和室・・・・・・・・・・・ただし、タンスは無い。
左の部屋の、さらに隣にも同様の和室があり、その左隣には奥に広がった
板張りの部屋があった。
板張りの部屋の前で、廊下は部屋の左隣を通る形で曲がっている。
その奥の突き当たりには、下り階段が1つ。
板張りの部屋の奥には、菊模様の襖が1つあった。
113
:
→
:2005/12/16(金) 01:03:28
>>110-111
『ワーズワース』は、穴を通って小部屋に入った。
『雀宮』が見守る中、室内を見回すと、木の床に何か彫られている事に気付く。
『ここからでたい』
文字は、よく見ると床のあちこちに彫られていた・・・・・・・・・・・。
『だして』
『そとにでたい』
114
:
ワーズワース
:2005/12/16(金) 01:07:40
>>113
「・・・・・・・・・・・隔離部屋だった、という事ですか?
扉が閉まらないように見張っておいてくださいね・・・・・・」
『雀宮』に頼みながらタンスを調べてみる。
115
:
1太郎『オーヴァー・トリート』
:2005/12/16(金) 01:08:45
>>112
「んん?
グレードの高そうな襖が?」
板張りの部屋に入る。
ろうそくとかは無いだろうか。
>その奥の突き当たりには、下り階段が1つ。
これは登ってきたのとは別の階段?
116
:
ケイ
:2005/12/16(金) 01:09:19
>>115
117
:
雀宮
:2005/12/16(金) 01:14:46
>>113-114
「内側からだと開かない……ということですか? この部屋……『牢屋』か。
中に『白骨死体』とか転がってませんよね……
いや、転がってないのも逆に怖いかも……誰かが運び出したってことだから」
扉が勝手に閉まったりしないように押さえておく。
扉はどんな構造をしている?
118
:
笹川 仁
:2005/12/16(金) 01:39:51
>>112
「・・・あれが『お社』かな?」
距離はだいたいどれくらいと推測されますか?
そして雀宮の隣りに移動します。
「入っちゃったんですか?」
119
:
→
:2005/12/16(金) 01:54:51
>>114
タンスを開けると、一番上の棚の隅に『鍵』が1つあった。
錆びた鍵は、装飾の無いシンプルなものだった。
>>115
(突き当たりの階段は、上って来たのとは別の階段)
板張りの部屋に入ると、軋む音が部屋に響いた。
蝋燭などは、見当たらない・・・・・・・・・・・室内には、床に固定された書棚が
1つあるだけだった。
棚の中には、何も残っていない。
>>117
扉は、外側から押し開ける構造だった。
取っ手は表にも裏にも無く、中から開く事は出来ないらしい。
>>118
『鳥居』までは、直線距離で500メートル程ある。
どうやら、村の外れの方らしい・・・・・・・・・・押し入れの中では、『ワーズワース』が
穴の中に入っていた。
120
:
ワーズワース
:2005/12/16(金) 01:59:03
>>119
「鍵がありましたが・・・・・・・・・」
見つけた鍵をポケットにいれる。
他の棚に何も無ければ隠し部屋を四角い扉を通って出たい。
121
:
雀宮
:2005/12/16(金) 02:04:22
>>119-120
「『弁』って奴か、この構造。でも外側にも取っ手が無かったら、
内側からしか閉められないんじゃあないか?」
「出るなら早いところお願いします……何か緊張して来ましたよ。
鍵って外にあった小屋の鍵ですかねえ? いつ頃のものに見えます?」
『ワーズワース』が出てくるまで扉を押さえておく。
122
:
ケイ
:2005/12/16(金) 02:06:15
>>119
「これは『ウグイス床』ってやつかな?
……単に古いだけって気もするけど」
菊模様の襖を開ける。
123
:
笹川 仁
:2005/12/16(金) 02:09:38
>>121
「・・・・・歩いていけるかな?」
「鍵なら一階でも見つけましたよ」
ポケットから鍵を出し見せます。
124
:
→
:2005/12/16(金) 02:24:37
>>120-121
,
>>123
『ワーズワース』が部屋を出る。
『笹川』は、ポケットから出した『鍵』を見せた。
>>122
菊模様の襖を開けると、湿った空気が顔を撫でる様に流れ出た。
『ドドドドドドドド』
襖の奥は、4畳半の和室になっている。
他に入り口は無く、壁も畳もボロボロの状態だった・・・・・・・・・・・・。
黒ずんだ畳の上には、小さな人の形の『染み』がある。
125
:
笹川 仁
:2005/12/16(金) 02:30:47
>>124
「同じ鍵ですかね?」
見せあいっこしましょう。
126
:
ワーズワース
:2005/12/16(金) 02:31:09
>>124
「それなりの年代物のようですね」
錆びた鍵を取り出して皆に見せる。
「何処の鍵か・・・・・・・・あの小屋でしょうか」
127
:
ケイ
:2005/12/16(金) 02:37:10
>>124
「……な、なんだろアレ……。
人……?」
後退し部屋を出る。
そのまま3人のところまで戻る。
128
:
雀宮
:2005/12/16(金) 02:38:29
>>124-126
「『ワーズワース』さんのは、違う気もしますね……
あの小屋の錠は割と最近のものでしたから。
『笹川』さんのはどうなんでしょう……そういえば『ケイ』さんはどうしました?
こんな屋敷だから、古典的な罠でも仕掛けられているかも知れない……
そうでなくても古いから事故の危険もあるし、一人でうろつくのは避けましょう」
『ケイ』を探す。
129
:
→
:2005/12/16(金) 02:41:53
>>125-128
3人が『鍵』を見ていると、『ケイ』が戻って来た。
2つの『鍵』は、同じ造りだったが、『ワーズワース』の方が少し古く感じる。
130
:
ワーズワース
:2005/12/16(金) 02:44:50
>>129
「取り合えずこの屋敷から出て他を当たってみましょうか?」
今居る部屋を出ながら皆に言う。
「この鍵が使える場所は此処では無いかもしれませんしね」
131
:
雀宮
:2005/12/16(金) 02:47:05
>>129
「同じ形をしてますね……しかしこの古めかしさの差は一体?
保存状況の違いでしょうか」
『鍵』の形は全く同じなのか? 同じ『錠』を開けられそうなのだろうか。
さっき携帯のカメラで撮った小屋の写真を見て、
『南京錠』が店で市販されているような型かどうかチェックしてみる。
「そういえば、小屋の『錠』も二つありましたね……
この二つの鍵で開くのかも」
「あ、『ケイ』さん。何かありましたか?」
132
:
笹川 仁
:2005/12/16(金) 03:06:15
>>129
「こっちは箱に入ってましたよ。だからですかね?
僕とケイさんが見た一階の暗号めいた文字には数字が書いてありました。
ぼくはてっきり、小屋のダイヤルキーの番号と南京錠の鍵かと思ったんですけど・・・。
でも同じ鍵ってことは同じ錠に使うんでしょうし、とりあえず小屋で試してみません?」
133
:
ケイ
:2005/12/16(金) 20:17:40
>>129
「なんか……人の形した『染み』発見。
菊の襖の奥の部屋にね。
そっちは何か見つかった?」
134
:
→
:2005/12/16(金) 23:54:27
>>130-133
4人が言い合う中、『雀宮』は携帯電話の画像を確かめる。
小屋の『南京錠』は、似た様な形をしているが少し違う気もした。
『ワーズワース』は、部屋を出る・・・・・・・・・・・・・。
135
:
雀宮
:2005/12/17(土) 00:02:38
>>134
「ん……ちょっと違うかな。携帯の画像じゃ荒くて解らないかな?
同じような『鍵』で両方開くかどうかは怪しいかも知れないですね……」
>>133
「ええ、『ワーズワース』さんが『鍵』を。
人形の『染み』ですか? 何が染みてたんです? 血?」
「僕はそっちを見てみようかな……
『鍵』を持ってる人たちはどうします? 先に小屋を調べてみますか?」
136
:
ケイ
:2005/12/17(土) 00:17:24
>>134
「なんだろ……じっくり見たわけじゃないから何なのかはわからない」
染みはどんな色だったか思い出す。
137
:
笹川 仁
:2005/12/17(土) 00:21:26
>>134
「実は神社みたいな鳥居も気になってるんですけど、
その染みにも興味がありますね・・・・・・。
どの部屋です?」
教えられたならその部屋に行きたいです。
138
:
ワーズワース
:2005/12/17(土) 00:23:33
>>134
「先に小屋へ行っていますよ?」
階段を降りて屋敷の外へ行く。
139
:
→
:2005/12/17(土) 00:36:27
>>135-138
『ケイ』の見た『染み』は、焼けた跡の様にくっきりと畳に残っていた。
『笹川』は、廊下を出て右へ向かい、突き当りを右折している廊下の角の部屋へと
進んだ・・・・・・・・・・・・・床張りの奥まった部屋で、古い書棚が床に固定してある。
その奥に襖が1つあった。
『ワーズワース』は、屋敷を出る。
まだ陽は上っていたが、木々に囲まれているからか周囲は暗い。
140
:
ケイ
:2005/12/17(土) 00:40:28
>>137
,139
「菊の襖の奥の部屋だってば」
ふたたび染みのあった部屋へ向かう。
141
:
ワーズワース
:2005/12/17(土) 00:48:52
>>139
「さて・・・・・・まだ見てませんでしたね」
小屋の方へ向かってみる。
142
:
雀宮
:2005/12/17(土) 00:57:00
>>139
「あ、『笹川』さん……」
追うようにして『染み』があるという部屋に向かう。
部屋に通じる廊下に何か変わったところが無いかも確認しつつ。
「『ワーズワース』さんだけ行かせて、大丈夫ですかね……
どっちにしろ『鍵』が一つしか無いんじゃあ小屋は開かないでしょうが」
143
:
笹川 仁
:2005/12/17(土) 01:07:45
>>139
「・・・・この部屋ね」
書棚に何か書物が残ってないかを確認したら、奥の襖を開けてみましょう。
144
:
→
:2005/12/17(土) 01:15:08
>>140
,
>>142-143
書棚には、何も入っていなかった。
『笹川』が襖を開けると、湿った空気が顔を撫でる様に流れ出る。
『ドドドドドドドド』
襖の奥は、4畳半の和室になっていた。
他に入り口は無く、壁も畳もボロボロの状態だった・・・・・・・・・・・・。
黒ずんだ畳の上には、小さな人の形の『染み』がある。
『ケイ』と『雀宮』が、『笹川』に続いて部屋に入って来た。
>>141
小屋に近付くと、巻かれた鎖がダイヤル式の鍵で封印されているのが分かった。
さらに、小屋の入り口も2つの南京錠で施鍵されている。
入り口以外に窓の類は無く、小屋の内部を伺い知る事は出来ない・・・・・・・・・・。
鎖は古いものだったが、屋敷や小屋よりも後年に巻かれた事は容易に分かる。
145
:
笹川 仁
:2005/12/17(土) 01:22:34
>>144
「・・・・あれか?」
染みに目をやります。
「・・・・黒ずんでるのは何故だろう?」
染みに近寄ります。
「触っちゃまずいですかね?」
ケイと雀宮に聞いてみます。
146
:
ワーズワース
:2005/12/17(土) 01:31:28
>>144
「この南京錠のものか・・・・・・・・・・・」
2つある南京錠の1つを手に取って持っている鍵と
見比べてみる。
147
:
ケイ
:2005/12/17(土) 22:55:39
>>144-145
「大丈夫じゃない?」
室内を見回す。
他には何か変わったものはないだろうか。
148
:
雀宮
:2005/12/17(土) 23:15:25
>>144
「何だかこの部屋だけ、他の部屋に比べて随分荒れているような……」
という感想は正しいのだろうか。他の部屋の様子を思い出して比べてみる。
『染み』はどのぐらいの大きさだろうか。
>>145
「さあ、触ると死ぬわけでもなし、良いんじゃないですか……
或いは何かに祟り殺されるかも知れませんけどね」
149
:
→
:2005/12/18(日) 00:17:38
>>145
,
>>147-148
室内を見回したが、『染み』以外に気になるものは無い。
『染み』は、小さな子供程度の大きさ・・・・・・・・・・・・1メートル前後と思われた。
『笹川』が『染み』に近付く。
>>146
『ワーズワース』は、錠前と『鍵』とを見比べる・・・・・・・・・・・・。
共通する様な点は、特に見当たらない。
150
:
ケイ
:2005/12/18(日) 00:23:15
>>149
「なんか無いかな」
一つ前の部屋に戻り、書棚と壁の間に隙間がないか見る。
151
:
笹川 仁
:2005/12/18(日) 00:23:52
>>149
「・・・・怖いこと言わないで下さいよ」
ツンツン
染みを軽くつつくように触ってみます。
そして黒ずんだ畳も同じように触ってみます。
何か感触に違いはあるでしょうか?
触る事によって畳の黒ずみの理由などは推測出来るでしょうか?
例えば、『単純な老朽による』とか『燃えたようだ』とか。
同様に染みについての推測は可能でしょうか?
152
:
ワーズワース
:2005/12/18(日) 00:40:18
>>149
「違うのか?」
『鍵穴』と『鍵』を見比べてみる。
差し込めそうだろうか?
153
:
雀宮
:2005/12/18(日) 01:01:50
>>149
「子供……のようですね、この大きさは。しかも相当幼い」
部屋は入り口の襖以外は密閉されているのだろうか。
窓とかは無いだろうか? また壁の隙間から光が差し込んでたりは?
154
:
→
:2005/12/18(日) 01:15:09
>>150
書棚は、壁にピタリとくっついていた。
>>151
,
>>153
『笹川』が畳に触れると、湿った様に少し柔らかい・・・・・・・・・・・・・。
触れた手に付着物は無く、少なくとも『燃えた跡』では無い様だった。
又、畳の感触は普通と変わらず、腐敗による変色の線も疑わしくなる。
室内の出入り口は、入って来た襖のみ。
窓は無く、開いた襖以外から差し込む光も無い。
>>152
鍵穴を見たが、『鍵』が合うかどうかを見定める事は出来ない・・・・・・・・・・・・。
155
:
ワーズワース
:2005/12/18(日) 01:19:02
>>154
「彼らはまだ来ないのか・・・・・・・」
鍵穴に鍵を当てて差し込んでみる。
156
:
笹川 仁
:2005/12/18(日) 01:23:08
>>154
「うわッ!」
湿ったような感触に思わず声を出してしまいました。
「・・・・・なんかこの染み、少し湿ってるみたいですよ。
んで、畳よりも柔らかい感じがします。
手に燃えカスみたいなものがつくかな?と思ったんですが、そうでもないようです。
畳のほうは、普通の畳と同じような手触りですね。
・・・だとすると、なんでこんなに黒ずんだんでしょうか?」
雀宮に報告します。
「・・・さて、どうしたもんでしょう?」
157
:
ケイ
:2005/12/18(日) 01:26:50
>>154
「謎のメッセージは隠されてないのかな……?」
再び菊の襖の部屋へ。
「どう?
なんか分かった?」
158
:
雀宮
:2005/12/18(日) 01:34:13
>>154
,156
「『湿ってる』……? この『染み』の場所だけですか。
ここはどうも史跡らしくないな……
所々に最近まで人が出入りしてたような気配が感じられる。
その人型だけ『湿ってる』ってことは、そこが何か畳と別のものに
変化でもしていない限り、最近何かが『染みた』ってこと……ですよね? 多分」
畳には埃とか積もっていないのか?
積もっていれば足跡などが無いかよく見てみる。
「外に行った『ワーズワース』さんの事も気になりますね……
とりあえず手っ取り早そうな小屋の方を先に調べてみましょうか」
159
:
→
:2005/12/18(日) 01:44:13
>>155
『カチャ・・・・・・』
『鍵』を差し込むと、手応えがあった。
>>156-158
『ケイ』は、再び襖の向こうの部屋へ戻る。
畳の上に積もった埃には、3人のものと思われる足跡だけがあった。
160
:
ワーズワース
:2005/12/18(日) 01:51:24
>>159
「ピッタリだが・・・・・・・・・」
そのまま鍵を回さないで一度抜いておく。
161
:
笹川 仁
:2005/12/18(日) 01:57:52
>>158
「そんな感じですね。
まるで『風呂上りのままここで寝転んだような』・・・・・そんな手触りでした。
そうします?」
>>159
「あ、ケイさん。
なんか染みの部分だけ手触りが違うんですよ」
と
>>156
と同じことを伝えておきます。
「一旦、ここの探索は打ち切って小屋に行きましょうか?と
雀宮さんと話していたんですよ」
了承を得られたなら移動します。
162
:
雀宮
:2005/12/18(日) 05:54:52
>>159-161
「まず解決に向かえる当てがある方に行くべきですね……
テレビゲームでも、進めるところを進めれば他の箇所のヒントが出たりしますしね。
まあ、これはテレビゲームではありませんけど」
全会一致なら小屋へ向かう。
163
:
ケイ
:2005/12/19(月) 00:48:40
>>159
>>161-162
「んじゃそういうことで。
あんま手がかりなさそうだしねここ」
移動。
164
:
→
:2005/12/20(火) 00:35:50
>>160-613
『ワーズワース』は、『鍵』を抜いた。
ふと、他の3人が屋敷から出て来る。
4人は、小屋の前に集まった・・・・・・・・・・・・・。
165
:
ケイ
:2005/12/20(火) 00:41:22
>>164
「どう?
開いた?」
様子を見る。
166
:
雀宮
:2005/12/20(火) 00:42:00
>>164
「『ワーズワース』さん……鍵は試してみましたか?
『笹川』さんの鍵と合わせれば二つですから、もしかしたら開くかも知れません」
もう一度、小屋の様子をよく見ておく。
外や内から破壊が行われた形跡がないかなど。
167
:
ワーズワース
:2005/12/20(火) 00:45:26
>>164
「今、適当に2つある南京錠のうち1つに見つけた『鍵』を
差し込んでみたんですが、ピッタリでしたよ。
2つともまったく同じ作りなのかは確かめてませんが・・・・・・・
もし、そうなら2つある理由は特に無いんでしょうかね」
雀宮に答えた。
168
:
雀宮
:2005/12/20(火) 00:54:00
>>167
「僕んちの鍵は、間違って隣の部屋の鍵穴に入れたことがありますが、
鍵穴には差し込めましたよ……『回せ』はしませんでしたが。
回してみてはいないんですか……?」
一応会話した。
169
:
ワーズワース
:2005/12/20(火) 01:04:14
>>168
「皆さん来てからでも遅くはないですし、回してはいません」
一応、会話。
笹川が鍵を使うまで待機。
170
:
笹川 仁
:2005/12/20(火) 20:41:11
>>164
「そうですね。ささるけど回らないってよくありますよね」
持っている鍵を、二つの錠に交互に差し込んでみます。
「・・・・個人的にはこれだけ厳重になっているので
おいそれと開けたりするのはちょっと・・・・・」
171
:
→
:2005/12/20(火) 23:32:21
>>165-170
『笹川』の持っていた『鍵』は、どちらの錠前に差し込んでもピタリと合った。
172
:
ワーズワース
:2005/12/21(水) 00:04:12
>>171
「取り合えず、そのダイヤル錠を先に開けてみてから
南京錠に取り掛かりましょう」
173
:
ケイ
:2005/12/21(水) 00:12:22
>>171
「よし頑張ってね」
他が鍵開けをしているあいだに小屋をぐるりと一周。
何か無いか探す。
174
:
雀宮
:2005/12/21(水) 01:21:23
>>171-172
「そうですね……ダイヤルを一つ一つ回すなんて
鍵を一つ回すよりプレッシャーですから、先に片付けておきましょうか。
『笹川』さん、ダイヤルの番号らしき数字を見つけたんでしたっけ?
じゃあそれを試してみてくれます?
南京錠を開けるのが後ろめたいなら、僕がやってもいいですし……」
175
:
笹川 仁
:2005/12/21(水) 23:00:43
>>171
(・・・・・・そういうことじゃないんだけどなぁ・・)
「・・・・はい。え〜と・・・・・・『7』・・『2』・・『1』・・『9』・・」
ダイヤルを屋敷でみつけた番号に合わせてみます。
鍵は雀宮に渡しておきます。
「・・・・これで開くんですかね・・・?」
176
:
→
:2005/12/21(水) 23:26:23
>>172-175
『カチッ』
『笹川』がダイヤルの数字を合わせると、ダイヤル錠が外れた。
小屋を一周したが、『ケイ』の目を惹くものは何も無い。
177
:
雀宮
:2005/12/21(水) 23:45:25
>>175-176
「あれ、僕ですか。まあ気になるので引き受けますよ」
『笹川』から受け取った鍵を南京錠の一つに差し込み、回して開ける。
開かなければもう一方の南京錠を試してみる。
「……そういえば、ダイヤルの番号はどうやって知られたんでしたっけ?
『暗号のような文字』とか聞いたように覚えていますが……
番号以外に何か書いてあったんですか?」
178
:
ワーズワース
:2005/12/21(水) 23:46:28
>>176
「ダイヤルのナンバーもあの屋敷で知ったんですか?
じゃあ、次は南京錠ですね・・・・・・・」
南京錠に鍵を差し込んで回す。
179
:
ケイ
:2005/12/21(水) 23:47:54
>>176-177
「なんも無いか……」
ちょっとがっかりした。
「暗号はえーとたしか、『おやしろにわすれた』……だったかな。
意味はまだわからない」
180
:
笹川 仁
:2005/12/21(水) 23:56:00
>>176
「うわッ!」
(・・・・開いちゃった)
ドキドキしながら様子を見守ります。
181
:
→
:2005/12/22(木) 00:10:51
>>177-180
『カチャリ』
『雀宮』と『ワーズワース』が『鍵』を回すと、南京錠が外れた。
小屋に巻かれていた鎖が、力を失ったかの様に緩くなる。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
182
:
笹川 仁
:2005/12/22(木) 00:11:53
>>181
「あッ!」
(こっちも簡単に開いちゃった・・・・・)
「・・・・・開きましたね。どうします?」
183
:
ケイ
:2005/12/22(木) 00:16:34
>>181-182
「どうしますって、入るために開けたんでしょーが」
と言いつつまだ中を覗くだけで入らない。
184
:
雀宮
:2005/12/22(木) 00:20:17
>>179
>>181
「『おやしろにわすれた』ですか……
そのメッセージと共にこのダイヤル錠の番号があったんですよね。
『おやしろ』というのは、さっき見えた神社らしき物の事でしょうか……
この小屋の封印と『おやしろ』に関係がある?
だとしたら小屋を見てみる前に、そっちに先に行った方が良いかも……」
と言いつつ扉を開けたらすぐに飛び退くように離れ、恐る恐る中を覗く。
185
:
ワーズワース
:2005/12/22(木) 00:51:08
>>181
小屋をじっと見る。
「どうします・・・・・・・・・?」
186
:
→
:2005/12/22(木) 01:04:12
>>182-185
『ケイ』と『雀宮』が扉を開けると、鎖は力無く解け落ちた。
『ドドドドドドド━━━━━━━━━━━━━』
地面が露出したままの小屋の中には、真ん中に古い『井戸』が1つある。
他には、何も見当たらなかった。
187
:
雀宮
:2005/12/22(木) 01:08:27
>>186
「『井戸』ですか……なんか怪談っぽくて怖いですね。
しかもこんな小屋まで作って封印していたなんて……
妖怪でも棲んでるんでしょうか」
携帯電話の画面を光らせて電灯代わりにし、
扉の外から光を当てて、小屋内部の壁を照らしてみる。
傷跡とかラクガキとか特徴的なものは見えないだろうか。
188
:
笹川 仁
:2005/12/22(木) 01:21:20
>>187
「・・・・・・・・・・」
あの映画を思い出しました。
・・・・呪いのビデオと井戸のでてくる・・・・・・好きな映画ではあるけど・・・・・・・・。
(・・・・・待てよ。さっきの染みは僅かだけど『濡れていた』・・・・・。
屋敷には 細かく探したわけじゃないけど お風呂は無かったように思える。
もし本当にお風呂が無いんだとしたら・・・・・『この井戸で濡れた』・・・・?)
「・・・・・あの、やっぱり先に神社に行きませんか・・・?」
怖くなってきました。
189
:
ケイ
:2005/12/22(木) 22:10:50
>>186
「別にどっちから調べてもいいけどー。
どうする?」
あとの二人に尋ねる。
190
:
ワーズワース
:2005/12/22(木) 22:53:06
>>186
「『井戸』・・・・・・・・?
何で『井戸』をわざわざこんな風に隔離する必要があるんでしょうね。
病原菌でも発生したからでしょうか。
その神社というのも気になりますし、そっちも行ってみますか」
191
:
→
:2005/12/22(木) 23:04:03
>>187-190
小屋の内壁の板は変色していたが、目立った傷は無かった。
『雀宮』は、『井戸』の縁に鉄製の器具が付いている事に気付く・・・・・・・・・・・・。
192
:
ワーズワース
:2005/12/22(木) 23:26:41
>>191
「何も無ければ『神社』へという事で」
『雀宮』が、調べ終わるのを待つ。
193
:
クリス『スーパー・ダウン』
:2005/12/22(木) 23:29:23
>>191
「OK、神社ね」
神社のある方角を確かめる。
194
:
ケイ
:2005/12/22(木) 23:29:42
>>193
195
:
笹川 仁
:2005/12/22(木) 23:50:42
>>191
「・・・・・・・・・・ん?」
精一杯勇気を出して、入り口から覗き込むようにして入り口付近の内壁を調べようと思います。
どのように変色しているのか?
単純に色が変わっただけなのか、それとも腐食などによるものなのか。
必要であれば触ってみます。
もしあの染みと似たような感触があったなら、染みの主とこの井戸が結び付くかもしれません。
196
:
雀宮
:2005/12/23(金) 06:14:58
>>191
「そうですね……無闇に調べまわって、
何か危ないものでも出てきたら大変ですし。
と言っても小屋を開けた時点で、もう手遅れかも知れませんが……
何にせよ『神社』には行く価値がありそうです」
鉄製の器具を携帯のライトで照らし、それが何なのか詳しく確認する。
197
:
→
:2005/12/23(金) 23:47:26
>>192-196
小屋の内壁は、板が腐敗して変色した様だった。
『笹川』が触れると、少し柔らかい・・・・・・・・・・触れた部分には、微かに茶色っぽい
ものが付着する。
『井戸』の端を確認すると、赤錆びた鉄製の梯子が付いている事が分かった。
198
:
ワーズワース
:2005/12/24(土) 20:10:40
>>197
「何か見つかりましたか?」
一旦、小屋に入り『井戸』に近付いて携帯のライトの明かりで底の様子を窺う。
199
:
雀宮
:2005/12/24(土) 22:16:21
>>197
「梯子か……これを下れば中に降りられそうだが……
ちょっと探索が本格的になってしまうな。
先に『神社』を見ておいても良いと思うのですが、どうです?」
小屋から出る。全員が神社に行く準備が出来るまで待とう。
200
:
ケイ
:2005/12/25(日) 20:42:21
>>197
201
:
ケイ
:2005/12/25(日) 20:43:39
>>197
「神社でいいんじゃない?
そっちが楽に済みそうだし」
202
:
笹川 仁
:2005/12/25(日) 22:55:54
〉〉197
「なんだろ・・・・?」
手についたものを観察してみます。
みんなが神社に移動するなら、一人ぼっちは嫌なのでついていきます。
203
:
→
:2005/12/25(日) 23:13:27
>>198-202
『ワーズワース』が『井戸』の底を覗くと、それが空井戸である事が分かる。
梯子は、底まで延びていた。
『笹川』の手に付いたものは、どうやら腐った木とカビらしい。
204
:
ワーズワース
:2005/12/25(日) 23:40:29
>>203
「空井戸の底に何かありそうな気もしますが、梯子が壊れでも
したら事ですね・・・・・・・・」
小屋の外へ出る。
「神社へ向かいましょうか?」
205
:
ケイ
:2005/12/25(日) 23:44:52
>>203
「よし、反対意見無しで決定」
神社へ向かう。
森の中を通るなら時折振り返り、帰りのために景色を覚える。
206
:
笹川
:2005/12/26(月) 00:32:32
〉〉203
「・・・うわぁ」
地面にこすりつけておきます。
「なんかここは湿気が強いみたいですね」
移動しましょう。
207
:
雀宮
:2005/12/26(月) 00:47:55
>>203
「じゃあ、行きましょうか……」
小屋の扉を閉める。
「鍵は、かけなおさなくて大丈夫ですよね……
井戸に落ちたら危ないですけど……どうせ僕たち以外に人なんて来ないでしょうし」
神社へと向かおう。
208
:
→
:2005/12/26(月) 23:25:39
>>204-207
4人は、丘を下って『赤い鳥居』の方へと歩き出す。
鳥居までは、道沿いに進んで20分程の距離にあった・・・・・・・・・・・・。
視界を遮る高い建物は無く、見通しの良い道で迷う事は無い。
━━━━━━━━━━やがて、4人は鳥居の前に辿り着いた。
赤い鳥居は、近くで見ると傷が目立ち、塗装も所々が剥げている。
その向こうには、深い林の中を続く石畳の一本道が見えた。
209
:
ケイ
:2005/12/26(月) 23:32:21
>>208
「古いなこれは。
いきなり倒れることは無いだろうけど」
道の先には林以外何も見えないだろうか。
210
:
雀宮
:2005/12/26(月) 23:42:29
>>208
「いかにも廃村探訪らしくなってきましたね……」
鳥居はどんな材質で出来ているのだろうか。
道を進んでいく。
211
:
ワーズワース
:2005/12/26(月) 23:48:16
>>208
「この先に社があるんでしょうね・・・・・・」
一本道を歩いていく。
212
:
笹川 仁
:2005/12/27(火) 00:00:55
>>208
「やっぱり寂れてますね・・・・」
周りに何か興味を引くものはありますか?
213
:
→
:2005/12/27(火) 00:13:56
>>209-212
林の奥は薄暗く、見通す事は出来ない。
鳥居は、鉄を赤く塗ったものらしかった。
周囲を見回したが、特に気になるものは無い・・・・・・・・・・・。
『ワーズワース』は、石畳を歩き出す。
214
:
笹川 仁
:2005/12/27(火) 00:15:46
>>213
「あ、待って下さい。一人は危ないですよ」
ワーズワースの後を追っていきます。
215
:
雀宮
:2005/12/27(火) 00:16:38
>>213
「鉄の鳥居なんて珍しいな……聞いたこともない。
神社って古そうなイメージだけど、これが出来たのは比較的最近なのかな」
特に何も無いなら急ぎ足で道を歩いていこう。
何か見えてくるものはあるだろうか。
216
:
ケイ
:2005/12/27(火) 00:22:38
>>213
「昼でも暗いな。
夜になったら幽霊出るねこれは」
ワーズワースらについていく。
217
:
ワーズワース
:2005/12/27(火) 00:26:46
>>213
「そういえば野生動物が出てくる可能性もありますしね」
皆と歩調を合わせて歩いていく。
218
:
→
:2005/12/27(火) 00:38:09
>>214-217
4人が石畳の道を進んで行くと、10メートル程先で下りの階段に辿り着く。
階段は、5〜6メートル下まで延びており、そこから再び石畳の道が続いていた。
その先には、木造の小さな『社』が建っている・・・・・・・・・・・。
219
:
ケイ
:2005/12/27(火) 00:41:19
>>218
「階段あったのか。
屋敷から見たときは気づかなかったなー」
階段を降りる。
崩れてもおかしくないような感じなら慎重に。
220
:
笹川 仁
:2005/12/27(火) 00:44:32
>>217
「野生動物もそうなんですけど、
変な染みがあったりして、何がいるか分かりませんから・・・・・・あ、あった。
あれが『おやしろ』・・・・・・?」
ゆっくり階段を降りていきます。
221
:
ワーズワース
:2005/12/27(火) 00:44:43
>>218
「ほう・・・・・・・」
皆についていく。
『社』は、朽ちていたりするだろうか?
222
:
笹川 仁
:2005/12/27(火) 00:45:00
>>218
223
:
雀宮
:2005/12/27(火) 00:56:43
>>218
「下り階段か、また珍しい感じの……まあ山の中の村だしな。
平野の町の神社とは立地条件も異なるらしい」
『社』の大きさはどのくらい?
周囲には『社』以外に何かあるだろうか。
224
:
→
:2005/12/27(火) 01:09:26
>>219-223
階段の下の『社』は、3メートル程の高さで立派な造りをしている。
古びてはいたが、特に目立った損壊は無かった・・・・・・・・・・。
━━━━━━━━4人は、階段を降りた。
木々は疎らで、道の周囲は膝の辺りまで伸びた笹薮になっている。
動くものは、見当たらない。
225
:
ワーズワース
:2005/12/27(火) 01:17:18
>>224
「手入れされているわけでも無さそうですが・・・・・・」
『社』の前まで歩いていく。
226
:
笹川 仁
:2005/12/27(火) 01:21:10
>>224
「・・・・・荒れ放題って感じですね。
でも、以外に笹って伸びないもんですね。
明治時代から誰もいないとか書いてあった気がしましたが」
社とその周辺をを観察します。
賽銭箱はありますか?扉はついていますか?
狛犬のようなものはありますか?
判読出来ないような文字や記号など(神代文字etc)は確認出来ますか?
227
:
ケイ
:2005/12/27(火) 01:21:48
>>224
「金かけたんだろうな。
もったいない」
社のほかには何も無いだろうか。
狛犬とか。
228
:
雀宮
:2005/12/27(火) 01:32:40
>>224
「気をつけて下さいね……ヘビとかいるかも知れませんから」
藪から何か飛び出してきたりしないか警戒しながら、
おっかなびっくり進む。
「『おやしろにわすれた』でしたっけ……
『わすれた』ってことは、藪の中にうっかり『落とした』ってことは無いですよね……
この笹藪じゃあ物探しなんて出来そうにないですが」
229
:
→
:2005/12/27(火) 01:45:29
>>225-228
『社』の周辺に、他の建造物などは見当たらなかった。
4人が『社』の前まで来ると、観音開きの扉が『社』の正面にある。
230
:
笹川 仁
:2005/12/27(火) 01:57:21
>>229
「寂しいところですね・・・・・」
扉の前に立ちます。
「・・・・何かあるならこの中以外には考えられないんですが・・・・・」
231
:
ワーズワース
:2005/12/27(火) 02:00:02
>>229
「誰かが開けなければ調査は出来ないでしょうし・・・・・」
扉を開けたい。
232
:
ケイ
:2005/12/27(火) 02:45:54
>>229
「裏のほうにまた謎のメッセージが残されてるかもよ」
ワーズワース一人では大変そうなら手伝う。
233
:
雀宮
:2005/12/31(土) 01:15:10
>>229
「まあ、この中ぐらいしか見てみるとこはありませんか……当面は」
調査を見守る。
234
:
→
:2005/12/31(土) 23:52:47
>>230-233
『ワーズワース』と『ケイ』が扉を開くと、板張りの床のガランとした空間が
広がっていた・・・・・・・・・・・天井も壁も板張りで、かなり痛んでいる事が分かる。
特に目を惹くものは無い。
235
:
ケイ
:2005/12/31(土) 23:57:50
>>234
「何も無いか……。
村を捨てるときに持ってったのかな」
中に入る。
剥がれそうな板なんかは無いだろうか。
236
:
ワーズワース
:2006/01/01(日) 00:05:47
>>234
扉の先に足を踏み入れる。
「・・・・・・・・・御神体でもあるかと思いましたが」
237
:
雀宮
:2006/01/01(日) 00:27:13
>>234
「……何もないみたいだな。中の捜索は任せていいですか?」
外周を回ってみる。
「『わすれた』というのが依然気になるが……何を忘れたのか?
もしかしたら忘れ物とやらは既に誰かに回収されているかも知れないが……」
238
:
笹川
:2006/01/01(日) 22:37:29
>>234
「・・・・・何もないですね。
何か隠すとしたら天井かな?」
天井の脆い所が外れるかどうか試してみましょう。
239
:
→
:2006/01/01(日) 23:23:45
>>235-236
,
>>238
3人は、『社』の中へと入った。
外れそうな板は無く、痛んではいたが、素手で簡単に板を剥がす事も出来ない。
床に積もった埃には、3人の足跡がクッキリと付いた。
>>237
『社』の周囲は、笹薮に囲まれている。
その裏手に回り込んだ『雀宮』は、土の下に隠れる様に落ちていた1冊の黒い
手帳を見つけた・・・・・・・・・・・・。
パスポート程の大きさで、長い年月を経て劣化してしまった事が分かる。
240
:
ケイ
:2006/01/01(日) 23:39:41
>>239
「うーん、完全に取っ払っちゃったのかも」
いったん社から出て、床下を覗く。
241
:
ワーズワース
:2006/01/01(日) 23:47:59
>>239
「何も仕掛けは無い・・・・・・・という事ですか」
社の内部の壁に何か落書きか何かがないか探してみる。
242
:
笹川 仁
:2006/01/01(日) 23:53:17
>>239
「・・・・・う〜ん」
天井は諦めて壁をぐるりと見てみます。
外れそうな所はないでしょうか?
243
:
雀宮
:2006/01/02(月) 00:11:11
>>239
「まだあったか……これのようだな……どうやら」
中を確認しながら、社の中の三人のもとへ向かう。
244
:
→
:2006/01/02(月) 00:36:14
>>240
外から床下を覗くと、暗がりの中に数本の柱が見えた。
>>241-242
落書きや、外れそうな板は無い。
>>243
手帳を開くと、1枚の紙が間から落ちた。
それは、古い写真だった・・・・・・・・・・・広い座敷に、大勢の人々が座っている。
劣化が酷く、見て分かるのはその程度だった。
・・・・・・・・・・・・・手帳も同様で、ページの大半が変色し、鉛筆で書かれていた文字は
薄く読み取れない状態になっている。
245
:
ケイ
:2006/01/02(月) 00:45:14
>>244
「暗くて見難いな……」
何か落ちていないか探す。
246
:
笹川 仁
:2006/01/02(月) 00:48:40
>>244
「・・・・・・天井も壁も駄目。
あとは床・・・・? う〜ん・・・・・・」
床の埃の堆積量に違いは確認出来るでしょうか?
床に何か落としたなら、そこの部分は少し積もりが高いはず。
もしくは、埃が積もった途中に落としたなら、他の部分とは何かしらの違いがあるはず。
何も確認出来なければ一旦外に出ます。
247
:
雀宮
:2006/01/02(月) 00:54:11
>>244
「ひどく劣化しているな……こんな所に打ち捨てられていては当然か。
そしてこれをここに忘れた……の後に『血文字』か?
ただならぬ気配を感じるな、この手帳には」
写真を拾い上げ、再び手帳に挟む。
写真の人々は何人ぐらいで、おおよそでいいのでどんな服装をしているか解る?
座敷というのはさっきまでいた屋敷の中だろうか?
屋敷の様子を思い出しながら、陰影などの特徴を見て比べてみる。
また鉛筆の文字というのはどのくらいの量が書かれている?
文字の並びなどからも、日記風のものなのか、単なる走り書きのメモ帳なのかなど推察したい。
248
:
ワーズワース
:2006/01/02(月) 01:09:05
>>244
「何も無しか・・・・・・・」
社を退出して社周囲を見て回りたい。
249
:
→
:2006/01/02(月) 01:16:40
>>245-246
,
>>248
『社』の中に発見は無く、床下にも特に落ちているものは無かった。
全員が『社』から出ると、黒い手帳を持った『雀宮』に気付く。
>>247
写真に写った人々は、10人前後・・・・・・・・・・・。
どこの座敷かは分からず、そこに写った人々は着物を着て、こちらを見ていた。
手帳の文字は、細かい字がビッシリと書かれている。
時折、絵と思われるものも描かれていた。
250
:
笹川 仁
:2006/01/02(月) 01:19:10
>>249
「それは・・・・・?」
雀宮に近寄って手帳について質問します。
251
:
ケイ
:2006/01/02(月) 01:21:28
>>249
「床下には何も無いみたい……何それ?」
手帳を覗き込む。
252
:
ワーズワース
:2006/01/02(月) 01:27:57
>>249
「それは、あの屋敷の人のものでしょうかね」
近付いて眺める。
253
:
雀宮
:2006/01/02(月) 01:34:44
>>249-252
「社の裏手に落ちていました……多分『忘れ物』というのは
これのことではないかと思いますが……」
みんなに見せるようにする。
「文字がびっしり書かれていることから、アドレス帳とか……
そういうものでは無いと思いますが……むしろ日記帳とかかな」
絵は何が描かれているか判別可能だろうか?
最低でもシルエットの曲線などから、動物とか機械とか、
大体どんなものが描かれているか推測する。
また着物を着た人々はどんな並びで座っている? 結婚式のような感じか?
254
:
→
:2006/01/02(月) 01:46:26
>>250-253
4人の視線は、手帳に集中した。
描かれていた絵は、何かのデッサンらしいが判別は出来ない。
唯一、後ろのページに『矢』と思われるものが描かれていた。
文字の方は、日本語という事以外は分からない。
写真を見ると、そこに写った人々は2列に向かい合って座っている。
それは、宴会か何かの様にも見えた・・・・・・・・・・・。
255
:
ワーズワース
:2006/01/02(月) 01:50:09
>>254
「破魔矢の類でしょうか・・・・・・・・?」
現在居る社からの連想でそんな事を口にする。
そして、社の屋根辺りを見る。
256
:
笹川 仁
:2006/01/02(月) 02:01:19
>>254
「何やってんですかね・・・?」
写真の人々の列の間に何か確認出来ますか?
宴会だとしたら料理や酒が見えるかも。
明らかに違うものが見えるなら宴会じゃない。
「この村に住んでいた人達・・・・・?」
257
:
雀宮
:2006/01/02(月) 05:27:10
>>254
「ただの宴会を、こんな風に撮って残しておくでしょうかね……
全員が写っている写真を、という意味合いかもしれませんが」
『矢』が東洋風か西洋風かなど、装飾で判別できるだろうか?
「社の中には何かありましたか?」
258
:
ケイ
:2006/01/05(木) 02:07:49
>>254
「どこだろ、これ」
人々がいる部屋が屋敷か社になかったか思い出す。
259
:
→
:2006/01/05(木) 23:07:32
>>255-258
『社』の屋根を見上げたが、特に気になるものは見当たらなかった。
写真の劣化状態から、これ以上何かを読み取る事も出来ない。
『矢』に目立った装飾は見当たらなかったが、美術品的な印象が無くも無い。
神社などで見る簡素な矢とは、少し違う様だった。
写真1枚から、その場所を特定するのは難しい・・・・・・・・・・・・・。
260
:
笹川 仁
:2006/01/05(木) 23:29:51
>>259
「この写真と絵じゃあまり詳しい事は分からないですね。
・・・・・・数字とキーを使って小屋の鍵を開けたわけだし、
忘れ物はどうやらこの手帳らしい・・・・。
ってことは、あの井戸に入るべきなんですかね?」
相談。
261
:
雀宮
:2006/01/05(木) 23:38:03
>>259
「あんまりこういう村に似つかわしい感じの『矢』では無いですね……
まあ、単に戯れに描いただけかも知れないし、
一々村との関係性を探るべきじゃあないのかも知れませんが」
もう一度辺りを見回し、何か注意を引くものがないか捜そう。
「ここが済んだら、『井戸』を見てみましょうか……」
262
:
ケイ
:2006/01/05(木) 23:43:42
>>259
「うーん。
中のもの運び出すときになんか落としてないかな」
笹薮をあさってみる。
263
:
ワーズワース
:2006/01/05(木) 23:56:07
>>259
「何も無いんですかね・・・・・・・・・」
何もなければ一行と井戸まで戻る。
264
:
→
:2006/01/06(金) 00:06:53
>>260-263
『ケイ』が笹薮を探ってみたが、めぼしい発見は無かった。
4人は、誰とも無く『井戸』のある屋敷の方へと引き返し始める・・・・・・・・・・・。
『井戸』に戻ると、先程と変わらぬ光景が広がっている。
まだ陽も高く、夜までは数時間あると思われた。
265
:
ワーズワース
:2006/01/06(金) 00:11:39
>>264
「梯子もある事ですし、降りてみますよ・・・・・・・」
『井戸』の梯子に手をかけて慎重に降りていきたい。
266
:
雀宮
:2006/01/06(金) 00:12:42
>>264
「さて……この廃村最大の観光ポイント、『井戸』ですね。
誰か中に行くなら、最低『二人』は外で待っていた方が良いと
思うんですが……何かあった時に助けを呼びに行く人がいるべきだし、
それも一人なら途中で怪我などして動けなくなるかもしれない。
が、二人ならその可能性も減る……中を探索する人も同様の理由で
『二人』が適当ですか……つまり半々で分かれた方が良いと思うのですが、
皆さんどうです? ちなみに僕は人手が足りない方でいいです」
提案してみる。
267
:
笹川 仁
:2006/01/06(金) 00:19:06
>>264
「う〜ん、僕もどっちでもいいです」
268
:
ケイ
:2006/01/06(金) 00:19:17
>>264
,266
「それいいね。
私は待機組は退屈そうだから探検組のほうがいいな」
ワーズワースのあとから降りようとする。
269
:
→
:2006/01/06(金) 00:27:11
>>265-268
『ワーズワース』と『ケイ』は、梯子を伝って『井戸』を降りて行く。
上では、『笹川』と『雀宮』が見下ろしていた・・・・・・・・・・。
『ドドドドドドドドドド』
枯れ井戸の底に辿り着くと、壁の一部が錆びた鉄の扉になっている。
270
:
笹川 仁
:2006/01/06(金) 00:29:44
>>269
「お〜い。
どうですか〜?」
井戸組に声をかけてみます。
井戸の中はどのくらい見えますか?
271
:
ワーズワース
:2006/01/06(金) 00:32:12
>>269
「これは・・・・・・・!!
井戸の底の壁に扉がありますッ!!」
外の2人に聞こえるように声を上げる。
272
:
雀宮
:2006/01/06(金) 00:47:18
>>269
>>271
「扉ですか……開けられそうですかー?」
中に向かって呼び掛ける。
273
:
ケイ
:2006/01/06(金) 00:50:55
>>269
「ん、扉が」
小窓がついていれば向こうを覗く。
274
:
→
:2006/01/06(金) 00:57:02
>>270-273
鉄の扉に窓は無かった。
『井戸』の上からは、その奥までは分からない・・・・・・・・・・・。
『ワーズワース』と『ケイ』の姿も、ほとんど確認出来ない。
275
:
雀宮
:2006/01/06(金) 01:06:46
>>274
「暗いな……携帯電話のライトで照らしてみたらどうです?」
中に呼び掛ける。
のち、小屋の外を見てみる。
276
:
ケイ
:2006/01/06(金) 01:07:53
>>274
「とりあえず開けてみよう」
扉を開ける。
277
:
ワーズワース
:2006/01/06(金) 01:10:18
>>274
「気をつけてくださいね」
携帯電話のライトで周囲を照らしながらケイが扉を開けるのを待つ。
278
:
笹川 仁
:2006/01/06(金) 01:14:46
>>274
(・・・・さすがに見えないな)
「気をつけて下さいねェッ!」
呼び掛けます。
279
:
→
:2006/01/06(金) 01:24:35
>>275-278
『ギィィ・・・・・・』
扉は、軋みながら開く。
『雀宮』が小屋の外を見たが、特に変わった事は無い。
上から井戸の底を見下ろすと、携帯電話の明かりが見えた。
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
扉を開けると、岩盤を掘った4〜5メートルの通路が延びている。
その突き当たりには、同じ様な鉄の扉が1つあった。
280
:
ワーズワース
:2006/01/06(金) 01:28:13
>>279
「扉の先に短い通路があって、扉がまたあります。
我々は、先に進みますよ」
外の2人へ声を掛けて通路の先の扉へ進む。
そして、扉を開けたい。
281
:
ケイ
:2006/01/06(金) 21:54:30
>>279
「なんだろう、この通路。
どこに通じてるのかな」
壁に何かないか手で探りながら進む。
道はまっすぐ進めば屋敷か社の下を通りそうだろうか?
282
:
雀宮
:2006/01/06(金) 23:20:11
>>279
「暇だな……自分で言い出しておいてなんだけど」
拾った手帳をパラパラとめくり、文字が読める部分がないか探してみる。
283
:
笹川 仁
:2006/01/06(金) 23:55:11
>>280
「了解!気をつけて下さいねッ!」
探索組を応援します。
「・・・・・なんか新しい発見はありそうですかね?」
手帳を見ている雀宮に近付き手帳を覗き込みます。
284
:
→
:2006/01/07(土) 21:54:19
>>280-281
通路は、屋敷の前まで続く程度の長さだった。
鉄の扉は重く、2人が通路に入ると勝手に閉まる。
2人は、突き当たりまで進むと、もう1つの扉を開いた・・・・・・・・・・・・・。
『ギィィ・・・・・・・・』
軋みながら開いた扉の向こうには、鉄の梯子が1つ上に続いている。
そこは、直径1メートル弱の円形に広がる小さな空間だった。
窓は無く、周囲を石造りの壁が囲んでいる。
285
:
→
:2006/01/07(土) 21:54:55
>>282-283
『雀宮』が手帳をめくる内に、2人は読み取れる文字を幾つか発見した。
『村には、奇妙な言い伝えが・・・・・・・・・・・十年毎に・・・・・・・・・・・・が訪れ・・・・・・・・・
殺さなければ、村が・・・・・・・・・・・・地主の・・・・・・・・・・・・に、今も・・・・・・・・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・の古い社は・・・・・・・・・・・・・・らしい。
この下に・・・・・・・・・・・・・・を祭った・・・・・・・・・・・・埋め・・・・・・・・・・・』
286
:
ワーズワース
:2006/01/07(土) 22:54:06
>>284
「此処も井戸なのでしょうか?」
頭上を見ながら鉄の梯子を慎重に昇っていきたい。
287
:
笹川 仁
:2006/01/08(日) 04:38:34
>>285
「・・・・・・・? こ、これは・・・・・・!?」
食い入るようにしてその文字列に目をやります。
「『何か』が十年毎に訪れ・・・・・・? それを殺さなくてはいけない・・・・?
・・・・『社の下に何かの祭器を埋めた』?
・・・雀宮さん、これは一体・・・・・?」
288
:
雀宮
:2006/01/08(日) 17:46:35
>>285
>>287
「どうも物騒な話ですね……流石に『社』の下までは調べていませんでしたね。
それより『地主の……に、今も……』とありますが……
どういうことでしょうね……『殺さなければならない何か』が、
今も『地主の屋敷にいる』ということでしょうか?
まあ、このメモが書かれて大分経つようなので、この『今』は現在には当てはまりませんが。
しかしだとしても、厳重にロックされていたこの井戸は怪しい……
もう『ケイ』さんと『ワーズワース』さんの姿も見えなくなってしまいましたし……
一度ここを離れて、『社』を見に行くべきでしょうか? あまり離れたくはありませんが」
289
:
ケイ
:2006/01/08(日) 17:50:04
>>285-286
「井戸に見せかけた隠し通路じゃない?
奥には秘密の何かがきっと……」
ワーズワースのあとから登る。
290
:
→
:2006/01/08(日) 23:44:03
>>286
,
>>289
2人は、鉄の梯子を昇って行った・・・・・・・やがて、生温かく澄んだ風が上から吹き込む。
壁の囲いを越えて出ると、2人の昇って来たのが『井戸』の中から延びた梯子である事が
分かった・・・・・・・・・・・・・・。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
いつの間にか、日が沈んで周囲は暗闇に包まれている。
2人が昇って来た『井戸』は、刈り取られた短い草地に野ざらしでポツンとあった。
━━━━━━━━振り返ると、2人の背後に屋敷が建っている。
門は閉ざされ、建物の中には明かりが灯っていた。
291
:
→
:2006/01/08(日) 23:45:33
>>287-288
『井戸』の中から、鉄の扉が閉まる音が響いた・・・・・・・・・・・。
途端に、周囲は静まり返る。
292
:
ケイ
:2006/01/08(日) 23:50:23
>>290
「……あれ?」
社や入ってきた井戸のあった小屋は見えるだろうか?
それと屋敷の明かりは(見える範囲で)全ての部屋に灯っている?
293
:
ワーズワース
:2006/01/08(日) 23:53:09
>>290
「これは、一体・・・・・・・・・?
屋敷は2つあった!という事でしょうか」
小屋を見探すと共に屋敷の門へ歩み寄る。
294
:
雀宮
:2006/01/09(月) 00:06:55
>>291
「……あの扉が閉まってしまっては、二人とのやり取りは出来ませんね。
どうします、笹川さん? ここに留まっても仕方が無いし……
『社』の下を見に行くか、このまま二人を追うか。
中に何があるか解らないし、『社』が先かなと思ってるんですが……
書置きぐらいは残して行った方が良いかも」
295
:
笹川 仁
:2006/01/09(月) 00:31:39
>>291
>>294
「そうですね。
お二人はドアを開けて進まれたようですし、
僕等は『社』の下を調べてみましょうか」
『社』に移動しましょう。
296
:
→
:2006/01/10(火) 00:18:40
>>292-293
周囲に、小屋は見当たらない・・・・・・・・・・・屋敷を見ると、全ての部屋に明かりが灯って
いる訳では無い様だった。
屋敷の門は、閉じている。
ふと、門の向こうから数人の話し声が聞こえた。
声は、少しずつ近付いて来る様に聞こえる。
>>294-295
2人は、再び『社』へと移動する━━━━━━━━━━━━
『社』に到着する頃には、微かに陽も傾きかけていた。
やはり、他の人影は見当たらない。
297
:
ワーズワース
:2006/01/10(火) 00:22:18
>>296
「日が落ちたので外を歩くのはちょっと大変ですね。
この屋敷の住人が何者かは判りませんが灯りを貸して貰いましょう」
ケイに言いながら人が来るのを待つ。
「ごめんください。
どなたかいらっしゃいますか?」
298
:
笹川 仁
:2006/01/10(火) 00:24:32
>>296
「大分日が陰ってきましたね・・・・。
・・・・・さて、どうやって探しましょう?床下に潜り込んでみます?」
言いながら『社』の下を覗き込んでみます。
入ったり出来そうですか?
299
:
雀宮
:2006/01/10(火) 00:27:38
>>296
「あまり暗くなっても嫌ですね……さっさと済ませましょう」
近くに地面を掘るのに使えそうな大きさの木の枝など落ちていないだろうか。
300
:
ケイ
:2006/01/10(火) 00:35:24
>>296-297
「確かに。
けどいつの間に暮れたんだろう」
同じく待つ。
301
:
→
:2006/01/10(火) 01:00:41
>>297
,
>>300
『ワーズワース』の声が響くと、門の向こうの声はピタリと止んだ。
『ゴトリ』
内側で、何かの外れる音がする・・・・・・・・・・続いて、門が軋みながら開き始めた。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
門の向こうには、5〜6人の男女が立っている。
内側に設けられていた松明の炎に照らされた表情は、2人を伺っている様だった。
古めかしい浴衣の様な着物を羽織り、誰もが少し痩せている・・・・・・・・・・・。
「来なすった・・・・・・」
誰かが、呟く様に言った。
302
:
→
:2006/01/10(火) 01:02:32
>>298-299
『社』の下は、大人1人が屈んで潜り込める程度の広さになっていた。
周囲を見回したが、地面を掘れそうな枝は見当たらない。
303
:
ワーズワース
:2006/01/10(火) 01:05:03
>>302
「どうもこんばんは。
我々は、観光に来た者なのですが宜しければ何か灯りを
貸して頂けないでしょうか?」
男女達に話しかける。
304
:
雀宮
:2006/01/10(火) 01:08:51
>>302
「本当に何かが埋まっている『社』というのは、これの事なんでしょうか……
それとも埋めた後に『社』を立てた……と考えるのが妥当かも。
だとしたら結構深く埋まっていてもおかしくない……その場合、
本格的な捜索をするには重機などが必要になる。適当な所で引き上げましょう」
とりあえず『社』の下に潜り込んで、
指の腹や手の側面でしばらく掘ってみる。爪が剥がれないように。
305
:
笹川 仁
:2006/01/10(火) 01:13:40
>>302
>>304
「とりあえずこの村にはさっきの屋敷とこの『社』しかないみたいですし」
反対側に回り込み床下を探ってみます。
306
:
ケイ
:2006/01/10(火) 01:15:01
>>302
(……廃村のはず。
なんで人が?)
男女との距離は?
307
:
→
:2006/01/10(火) 01:32:43
>>303
,
>>306
「どうぞ、いらっしゃい。」
1人の男が言った・・・・・・・・・・・・・40〜50代の小柄な男で、笑みを浮かべて
2人を手招きしている。
男女との距離は、2メートル前後。
「いらっしゃい、いらっしゃい。」
「どうぞ、お入り下さい。」
他の男女も、口々に2人を招く。
308
:
→
:2006/01/10(火) 01:33:14
>>304-305
『笹川』が反対側に回り込むと、裏手の柱に文字が刻まれているのに気付く。
先に調べた時には、気付かなかったらしい・・・・・・・・・・・・・。
文字は、汚れていたが読み取る事は出来る。
『御来人様』
『雀宮』は、『社』の下の地面を掘って行った。
十数センチ掘ったが、何も出て来る様子は無い。
309
:
ワーズワース
:2006/01/10(火) 01:37:45
>>307
「はあ・・・・・・・本当に宜しいんですか?
折角のお誘いですし断るのも失礼ですね。
ケイさん、どうします?」
その場に立ち止まりながら、ケイに聞く。
310
:
ケイ
:2006/01/10(火) 01:43:15
>>307
,309
「いや……おかしいじゃん、人がいるの。
それにまるで私たちを待ってたような……」
ワーズワースにだけ聞こえるような小声で話す。
311
:
笹川 仁
:2006/01/10(火) 22:56:14
>>308
「・・・・・・あれ?見落としてた・・・・・?」
じっと顔を寄せて観察します。
きっちりと(例えば定礎の石碑のような)刻まれた文字でしょうか?
それとも彫刻刀か何かで乱暴に刻まれた文字でしょうか?
(う〜ん、『ごらいにん』?『ごらいと』? ・・・・・読めん)
しかめっ面で文字の刻まれた柱とその周囲の柱・地面を観察します。
文字の続きや、何かの痕跡を探して。
312
:
雀宮
:2006/01/10(火) 23:59:07
>>308
「何も無いですね……やはり手で探すのは無理そうだ。
……笹川さん、どうかしましたか?」
社の下から出て、笹川の許へ。
313
:
→
:2006/01/11(水) 00:14:55
>>309-310
「おいでおいで。」
口々に誘いながら、人々は2人を手招く。
そして、次第に近付いて来た。
>>311-312
『雀宮』が、縁の下から出る。
柱に刻まれた文字は、かなり古い・・・・・・・・・・・・・・歪に彫られており、プロの
仕事とは御世辞にも言えない文体だった。
『笹川』が周囲を探しても、他に文字が掘られた様な場所は見当たらない。
314
:
笹川 仁
:2006/01/11(水) 00:21:38
>>313
(・・・・・・誰かが後から彫った? だとすると・・・・・手帳にあった社の下っていうのは・・・・・・)
「雀宮さん! 発見です! なんかそれっぽいものを見つけましたよ!」
大声で雀宮を呼びます。
「・・・・でもいまいち意味が分からないんですよね」
315
:
ワーズワース
:2006/01/11(水) 00:23:52
>>313
「では、お言葉に甘えて」
尻込みするケイを尻目に手招きをする人々へ歩んでいく。
316
:
ケイ
:2006/01/11(水) 00:27:30
>>313
「……」
一人では心細いので渋々ついていく。
男女は正確には何人いる?
屋敷に人影が見えないか探す。
317
:
雀宮
:2006/01/11(水) 00:34:55
>>313-314
「はあ……どれどれ、この『御来人様』……って書いてあるやつの事ですか?
まあさっきの手帳と合わせて考えてみれば、こんなところですか……
この村には十年毎に、招かれざる客人が来る。
客人を殺さなければ、村が……まあ、不吉な事が起こるとか、不利益を被るんでしょう。
そして殺した客人の骸を、この社で祭った……と。あくまで推測ですけどね。
つまりこの村には、宗教的に客人を『生贄』にする風習があったか……
さもなくば、人体を売るなり食べるなりする実益的な『事業』があったか。
『十年毎に』という間隔の長さから、僕は前者だと思いますが……
『地主の……に、今も』というのは、あの井戸の中に死体の山が隠されている……
とかいうことでしょうか?
もしそうだとすると、二人が心配だな。パニックでも起こしてないだろうか」
屋敷に引き上げたいと思った。
318
:
→
:2006/01/11(水) 00:57:12
>>314
,
>>317
『笹川』と『雀宮』は、話し合う。
>>315-316
2人は、5人に囲まれる様に屋敷の中へと足を踏み入れた。
敷地に入ると、そこに朽ちた屋敷の影は微塵も無い・・・・・・・・・・・・・。
屋敷の中へと招かれた2人は、1階の廊下を右へ進んで行く。
立派な障子の並ぶ廊下を歩いて行くと、前方から大勢の囁く声が聞こえて来た。
『ドドドドドドドドドドド』
やがて、先導していた1人が、通路沿いにある障子を開く。
中へと通された2人の眼前には、宴会場の様に広い和室で向かい合って2列に
座る男女の姿が映った・・・・・・・・・・・人々は、2人を見て笑みを浮かべている。
319
:
ケイ
:2006/01/11(水) 01:01:03
>>318
「……え?」
宴会場は写真に写っていた場所だろうか?
「ちょ、やっぱ変じゃない?
絶対おかしい……いったん笹川さんたちと合流しよう」
ワーズワースの腕を引っ張り、屋敷を出ようとする。
320
:
ワーズワース
:2006/01/11(水) 01:08:13
>>318
「ふむ・・・・・では、ケイさんが『一人』で戻って下さい。
自分は、しばらくこの人達に色々聞いてみましょう」
腕を離して囲む男女からケイを押し出す。
そして和室の方へ足を踏み入れる。
321
:
笹川 仁
:2006/01/11(水) 01:11:30
>>317
「・・・・・うへェ。
でも・・・・だったらちょっとだけここを掘ってみませんか?
・・・・・・もし、もしここから骨が出てきたら大急ぎで屋敷まで戻りましょう。
出てこなかったら・・・・いや、何かは出てくるとは思うんですが、
骨が出てこなかったら、もう少しここにいたいのですが・・・・」
『社』とこの柱のあたりをもう少し探索したいと思いました。
せっかく何か手掛かりを得られそうなので、分かれることになっても残りたいわけで。
322
:
笹川 仁
:2006/01/11(水) 01:12:44
>>321
書き忘れ失礼
完全に暗くなる前に屋敷の方向を再度確認しておきたいです。
323
:
雀宮
:2006/01/11(水) 02:15:19
>>321
「……そうですか? ならもう少し残るのも良いですが……
それが済んだら、骨が出てきても出て来なくても、
僕は先に屋敷に行っていますよ」
『笹川』の探索を眺めつつ、自らも周囲を見回し、
樹木や地形などに人為的な変化が認められないか見てみる。
324
:
→
:2006/01/11(水) 23:31:30
>>319-320
『ワーズワース』が和室に踏み込むと、後ろにいた中年の女性が『ケイ』の背中を
押す・・・・・・・・・・・・『ケイ』は、そのまま和室に足を踏み入れた。
「よく来なすった、よく来なすった。」
その場にいた1人が、声を上げる。
「オキビトサマじゃ・・・・・・・」
1人の老いた男性が、そう言って立ち上がった・・・・・・・・・・・・。
2人の入って来た障子が、静かに閉まる。
325
:
→
:2006/01/11(水) 23:32:04
>>321-323
2人は、その場に留まる・・・・・・・・・・・・『笹川』は、屋敷の方向を確認した。
『社』から直接目視する事は出来なかったが、屋敷の方向に異変は感じられない。
ふと、周囲を見回していた『雀宮』の目に、1本の枯れた木が止まった。
笹薮の中に立っていた枯れ木の幹に、何かが埋め込まれている様に見える。
326
:
ワーズワース
:2006/01/11(水) 23:40:49
>>324
「オキビトサマ?
この村の外部からの来訪者をそう呼ぶ風習ですか?」
周囲の人間を見回しながら尋ねる。
327
:
ケイ
:2006/01/11(水) 23:42:35
>>324
「あ、あのー。
友人……というか知り合いがちょっと離れた場所で待ってるので、迎えに行きたいんですけど……。
私たちだけ招待? されるわけにもいきませんし……」
中年女性に話しかける、
328
:
雀宮
:2006/01/12(木) 01:38:14
>>325
「……? 何だ……?」
近付いてよく見てみる。
木の虚に蜂の巣が作られていたりすることもあるので、
あまり近付き過ぎないようにしよう。
329
:
笹川 仁
:2006/01/12(木) 21:05:08
>>325
(よし、屋敷はあっちだ。これで暗くなっても多分大丈夫。・・・・さて)
「・・・・どうやって掘ったもんだ?」
何か板状のものを探して周囲を見回します。
「・・・・・雀宮さん? どうしました?」
330
:
→
:2006/01/13(金) 00:07:07
>>326-327
2人の質問に、答える者は無い・・・・・・・・・・。
『グバァアアアッ!』
突然、2人に向かって数人が飛びかかって来た。
避ける間も無く押し倒されると、周囲の人々が一気に群がる。
「行きは4人で、帰りは1人〜♪」
人々は、歌いながら2人の首に紐の様なものを巻いた。
紐が強く引かれ、喉に食い込む・・・・・・・・・・見る見る内に青冷めて行く2人を、
誰もが笑顔で覗き込んでいた。
『ワーズワース』『ケイ』
━━━━━━━『死亡』
331
:
→
:2006/01/13(金) 00:14:02
>>328-329
『笹川』は周囲を見回したが、板の類は落ちていない。
ふと、笹薮を掻き分ける音が聞こえた・・・・・・・・・・音の主は、『雀宮』らしい。
『ドドドドドドドドドド』
『雀宮』が枯れ木に近付くと、その幹に直径5センチ程の穴が空いていた。
人為的に掘られたらしく、その中に携帯電話が1つ入っている・・・・・・・・・・・・・。
携帯電話は、ボロボロになって壊れているのが分かった。
332
:
雀宮
:2006/01/13(金) 00:21:11
>>331
「いえ、どうも……妙なものを見つけましたので」
穴に手を突っ込んで携帯電話を手に取る。
「携帯電話……このサイズってことは、ここ数年以内に僕ら以外の誰かが
ここを訪れたってことか……しかし、何だってこんなに壊れてるんだ?」
携帯電話にはどんな傷がついている?
それと、いつ頃のものか見て判別出来るだろうか。
何年のモデルか、また傷の風化具合などから。
また電源は入るだろうか。
333
:
笹川
:2006/01/13(金) 00:39:48
>332
「えっ・・・・!?」
雀宮に近付きます。
「いよいよ核心ですかね・・・・・?」
334
:
→
:2006/01/13(金) 00:56:05
>>332-333
『雀宮』は、穴の中から携帯電話を取り出した。
最近のモデルらしかったが、劣化の度合いは酷い・・・・・・・・・・。
それは、数十年以上前の物の様だった。
完全に壊れているらしく、電源は付かない。
335
:
雀宮
:2006/01/13(金) 01:09:42
>>334
「これは奇妙だ。こんな形状、見るからに最近の物なのに……
まるで大昔からここに打ち捨てられていたような……
『オーパーツ』って奴ですかね……それにしては若干工業的に過ぎるが。
しかもこの場所……何か理由があるのか?
どうもこれは我々に何かを訴えようとしている気がする……」
木の穴は何を使って掘られたものだろうか?
穴の周囲には他に何かないだろうか。
336
:
笹川
:2006/01/13(金) 01:14:17
>334
「・・・・・それってわりと新しい機種ですよね?
なんでそんなにボロボロなんでしょうか?」
ポケットから自分の携帯を取り出します。
まさか、ボロボロになってないですよね?
「誰かが置いたのか?それとも落としたのか?・・・・・う〜ん」
337
:
→
:2006/01/13(金) 01:19:55
>>335-336
『笹川』は、自分の携帯電話を取り出す・・・・・・・・・・・異常は無い。
枯れ木の穴を観察すると、刃物で彫り抜かれた様な跡が残っていた。
『ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・』
ふと、穴の中に何かが光る。
覗き込むと、装飾品らしき光物が幾つも入っていた・・・・・・・・・・・。
それは、どこか見覚えのある『ピアス』の様だった。
338
:
笹川 仁
:2006/01/13(金) 02:01:32
>>337
「・・・・・良かった。僕のは無事みたいだ」
携帯を戻します。
「・・・・・だとすると、その携帯の持ち主はいつ落としたんだろ?
最近の携帯なのにボロボロ・・・・・。
まるでSF映画みたいですね。なんかタイムカプセルの反対みたいな・・・・・・おや?」
光った何かに目をやります。
「・・・・・・・・・・ピアス?今度はピアス・・・・?
・・・・・・携帯にピアスって、確実に最近じゃないですか」
そのピアスらしきものを取り出します。
やっぱりボロボロになってしまっているんでしょうか?
339
:
雀宮
:2006/01/13(金) 19:02:26
>>337-338
「ええ……というか……ね……
いたじゃあないですか、僕らの周りにも……『ピアス』が特徴的な人が」
今日中にその『ピアス』を見た覚えがないかどうか思い出す。
すぐ思い出せるはずだ……多分。
「どういうことだ……何が起こっている? 何かの悪戯なのか?
『井戸』へ行きましょう、笹川さん……嫌な感じがする」
340
:
→
:2006/01/13(金) 22:54:43
>>338-339
『笹川』が幹の穴から取り出した『ピアス』にも、かなりの劣化が見られる。
それが『ワーズワース』の物に酷似している事を、2人は思い出した。
341
:
笹川 仁
:2006/01/13(金) 23:18:11
>>339
「・・・・やっぱりこれもボロボロですね。
・・・・・・・・・・ん? こ、これって・・・・・ワーズワースさんの付けてたピアス!?
そんな馬鹿なッ!」
(なんでさっき分かれた人のピアスがボロボロになってここに・・・・?)
「・・・・・ええ。多分そのほうが良いですね。
でもその前にもう一度手帳を確認しませんか?
もしかしたら、なにかこの現象について書いてあるかもしれません」
手帳を確認したら大急ぎで井戸に戻りましょう。
342
:
雀宮
:2006/01/13(金) 23:50:28
>>341
「いえ、戻りながらやりましょう。
何だかここにじっとしていることに耐えられない」
屋敷に向けて歩きながら手帳をめくり、内容をもう一度確かめる。
暗くて見え難ければ携帯のライトで照らしながら見よう。
「昔テレビで見たんですが……と言っても、勿論フィクションの話ですけど……
未来人の技術で、原始時代にタイムトラベルするんです……
そして過去の世界に、自分が食べた缶詰とか……お菓子のゴミとか……
そういうのを捨てて行ってしまい……そして現代に戻ってみると、
原始時代の地層からプラスチックが発見された……とか騒ぎになっている。
そういうのを思い出しましたよ……なんとなく」
343
:
→
:2006/01/13(金) 23:59:47
>>341-342
2人は、『井戸』に戻った・・・・・・・・・・・
途中で確認した手帳に、目新しい発見は無い。
『井戸』の中は薄暗く、『ケイ』と『ワーズワース』の姿は確認出来なかった。
344
:
雀宮
:2006/01/14(土) 00:10:54
>>343
「さて……この先には何があるのか解りませんね。
しかしだからこそ興味もある……二人も心配だしね……
まあ……仮にあのピアスが『ワーズワース』さんのものなら、
無事とも思えませんが。慎重に行きましょう」
慎重に井戸を降り、二人が言っていた扉を開けて進む。
345
:
笹川 仁
:2006/01/14(土) 00:16:48
>>343
>>344
「・・・・・・あの二人、少なくとも『ワーズワースさんは過去に行った』ってことですか?
まさか・・・・・・そんな馬鹿な・・・・・・・」
絶句したまま井戸に戻ってきました。
「ここは単なる廃村のはずです・・・・・そんな恐ろしいことって・・・・・・・・」
梯子を下りながら呟きます。
「・・・・・でも、もし本当に過去の世界に行ったとしたなら、
あの手帳に書いてあったことはどうなるんでしょうか?
僕等の見つけた柱の文字、あれが殺された人達への弔いだとするなら
ここに住んでた人達は僕等を歓迎してくれそうもないですね。
それどころか、殺されたり・・・・・・・・・・・」
346
:
→
:2006/01/14(土) 01:55:39
>>344-345
2人が『井戸』を降りると、果たして壁の一部が錆びた鉄の扉になっていた。
『雀宮』が扉を開くと、岩盤を掘った4〜5メートルの通路が延びている。
その突き当たりには、同じ様な鉄の扉が1つあった・・・・・・・・・・・。
347
:
雀宮
:2006/01/14(土) 22:19:11
>>345-346
「いえ……今の段階でそうであると断言してしまうのは、
いささか空想が過ぎるというものでしょう……非現実的だし。
まあしかし、仮説の一つとして可能性を考えるぐらいは
しておいても良いかも知れない……警戒しましょう」
突き当たりの扉を開く。
途中の通路は、途中で地質なんかが変わっている様子は無かっただろうか?
348
:
笹川 仁
:2006/01/14(土) 23:16:47
>>346-347
「・・・・・そ、そんなこと言ったって、村にはそういう風習があるって言ったのは
雀宮さんじゃないですか・・・・・・」
ゆっくりと後をついて行きます。
地面に足跡は確認できますか?
「・・・・でも、何で『社』に埋めるんでしょうか?
わざわざ殺したりするくらいなら、弔う必要なんて無さそうなのに・・・・・」
(・・・・・しまったな。屋敷にあった子供みたいな染みが今更気になってきた・・・・)
349
:
→
:2006/01/15(日) 22:44:40
>>347-348
通路の壁に、地質の変化は認められない。
鉄の扉は重く、2人が通路に入ると勝手に閉まった・・・・・・・・・・・・・。
下を見ると、微かな靴跡が前に向かって続いている。
2人は、突き当たりまで進むと、もう1つの扉を開いた。
『ギィィ・・・・・・・・』
軋みながら開いた扉の向こうには、鉄の梯子が1つ上に続いている。
そこは、直径1メートル弱の円形に広がる小さな空間だった。
窓は無く、周囲を石造りの壁が囲んでいる。
350
:
笹川
:2006/01/15(日) 23:27:45
>349
「足跡ですね・・・・。
二人はここを進んで・・・・これを上がって行った」
梯子を上りましょう。
351
:
雀宮
:2006/01/15(日) 23:33:05
>>349-350
「鬼が出るか蛇が出るか……何にしろ喰われないように注意はしましょう」
殿を勤める。
352
:
→
:2006/01/16(月) 00:12:59
>>350-351
2人は、鉄の梯子を昇って行った・・・・・・・やがて、生温かく澄んだ風が上から吹き込む。
壁の囲いを越えて出ると、2人の昇って来たのが『井戸』の中から延びた梯子である事が
分かった・・・・・・・・・・・・・・。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
いつの間にか、日が沈んで周囲は暗闇に包まれている。
2人が昇って来た『井戸』は、刈り取られた短い草地に野ざらしでポツンとあった。
━━━━━━━━振り返ると、2人の背後に屋敷が建っている。
門は閉ざされ、建物の中には明かりが灯っていた。
353
:
雀宮
:2006/01/16(月) 00:25:38
>>352
「……むう……さんざ仮説を立ててきたものの……
いざこういった異常な状況に直面すると、動揺するものだな……」
周辺に人の気配はないだろうか。
屋敷というのは我々がさっきまでいた廃村の屋敷と同一のものか?
それっぽいなら、村を見下ろして様子を確かめてみる。
また、屋敷の門の前に足跡がないかどうかも確かめる。どんな靴の跡かも。
「もしここが、さっきの仮説通りの『過去の世界』なのだとしたら……
いえ、まだそんな確証はないですが……とりあえず『社』に行ってみるのはどうでしょう」
354
:
笹川 仁
:2006/01/16(月) 20:31:59
>>352-353
「・・・・・・・・あれ?小屋がありませんね。
でも屋敷はある・・・・・と。う〜ん、どういうことでしょうか?
さっきの井戸が別の井戸と繋がっていた・・・・にしては、そんなに歩いてないですよね?
ざっと5メートルくらいしか歩いてないはずです。
もしさっきの井戸から普通に繋がってるとしたら、小屋の外に見えたはずですよね?
屋敷はそこにあるんだし・・・・・」
ちょっと思い出してみましょう。
さっきの小屋の位置と屋敷の位置関係と、
今出てきた井戸と背後に見える屋敷の位置関係を比べてみるとどう感じるでしょうか?
ひょっとして同じような位置関係に感じたりするんでしょうか?
「そう言えば・・・・・・・・」
ポケットから携帯電話を取り出し、画面を見てみます。
何か先ほど見た時と変化はあるでしょうか?
「・・・・え?『社』にですか?別に良いですけど・・・・・・」
355
:
→
:2006/01/16(月) 23:05:18
>>353-354
『井戸』の位置を屋敷の距離に比べると、小屋のあった位置と重なった。
屋敷には、最初に見た様な損壊は見られない・・・・・・・・・・・。
足元は、無数の足跡で踏み均されている様な状態だった。
・・・・・・・・・・・・『笹川』が取り出した携帯電話の画面に、変化は見受けられない。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
ふと、『雀宮』が村の方へ歩き出そうとすると、屋敷の門が微かに開いているのに
気付いた・・・・・・・・・・・その隙間から、2〜3人の見知らぬ男達の顔が覗いている。
男達は、2人を視界に捉えると、笑みを浮かべて門から出て来た。
古めかしい浴衣の様な着物を羽織った格好で、全員が細身で小柄だった。
356
:
雀宮
:2006/01/16(月) 23:13:09
>>354-355
「ええ……明らかにおかしいんですよ、位置的には……
まあついでに言うと時間もですか……まだ日は沈みきっていなかったはずだ」
男達に気付く。
(……ここから『社』への方角は、解っている……二往復もしたからな……さて)
なるべく一直線に『社』へと向かえる道を、背後に探る。
道に近ければ、林の中を行くことになっても構わない。
男達を警戒する。
357
:
笹川 仁
:2006/01/16(月) 23:24:13
>>355
「・・・・やっぱりだ・・・・・重なる。
雀宮さん・・・・・・この井戸はさっきの井戸です・・・・・・・。
二人が入っていき、続いて僕等が入ってきたあの井戸です・・・・!
間違い無いです・・・・・・。それにあの屋敷・・・・。
・・・・・気づきましたか?壊れてないんです・・・・。
僕等が四人で調べた時、ひどくボロボロでしたよね・・・・・・。
それが今はどうです・・・・?あんなに綺麗で、おまけに明かりまで・・・・・」
「携帯の画面には何故だか変化がありません。
僕等がこの村を訪れたのと同じ日付のままです・・・・・・。
でも・・・・・・間違い無い・・・・・・。ここは・・・・・今僕等がいるのは・・・・・・・・・」
ここで屋敷から出てきた人物達に気づきました。
「・・・『社』まで一直線で方針に変更はないですね・・・・?」
雀宮に小声で話し掛けながら『社』の方向を思い出し、再確認します。
さっき二度向かっており、『社』から屋敷の方向も確認しておきましたから、その経験が役に立つでしょう。
屋敷及び男達までの距離はどのくらいでしょうか?
視界内で、屋敷の明かり以外に何か明かりの類は確認出来ますか?
可能ならば『社』の方向に近付くようにして男達との距離を保っておきたいです。
358
:
→
:2006/01/16(月) 23:46:26
>>356-357
「いらっしゃい。」
男の1人が言った。
男達は、2人の向かって歩み寄って来る。
丘を降りる道は変わっておらず、木々の隙間から村の方に灯りが見えた。
屋敷までの距離は、2〜3メートル。
「こっちに来なせ・・・・・・・」
男達が手を伸ばす。
359
:
笹川 仁
:2006/01/17(火) 00:07:59
>>358
「あなた方はどちら様ですか・・・・・・?」
伸ばされる手から逃げるように更に距離を取ります。
さらに迫ってくるようなら『社』目指してダッシュします。
360
:
雀宮
:2006/01/17(火) 00:29:47
>>357-358
「ええ、ではまあそういうことで……」
『社』に向けて走り出す。
道中に村人の気配がすれば、そこをなるべく避けて通る。
361
:
→
:2006/01/17(火) 23:02:38
>>359-360
2人が逃げ出すと、男達も走り出す。
さらに、屋敷の中から5〜6人の男女が出て来るのが見えた・・・・・・・・・・。
「逃げるぞッ!!」
大きな声と共に、出て来た男女も一斉に2人を追って来る。
『ドドドドドドドドドドドドドドドドド』
屋敷のある丘を下る道に出ると、日中と同じく村が一望出来る。
夜の村は、家々に明かりの灯っているのが確認出来た・・・・・・・・・・・・・。
街頭などは無く、かなり暗い。
『社』のある『赤い鳥居』も、肉眼で確認するのは難しかった。
362
:
笹川 仁
:2006/01/17(火) 23:40:42
>>361
「うわッ!追って来たッ!」
ダダダダダダッ!
走りますッ!
「・・・・・え〜と、たしか丘の下で道は二本に分かれてたはず。
・・・・・・・こっちッ!!」
入り口から歩いてきた時を思い出し、その方向と思われるほうへ走ります。
藪や森に入ってしまったならちょっと困りますが、
それはそれで隠れたり出来そうなので悪くない。
363
:
雀宮
:2006/01/18(水) 00:52:23
>>361
「道は我々のいた時よりも整っている……なら方向さえわかればッ!」
笹川と並んで走る。
民家にはなるべく近付かないようにしよう……
364
:
→
:2006/01/18(水) 01:15:00
>>362-363
2人は、暗闇の中で微かに照らされた道を走った。
水田に水が張っており、稲の苗らしきものも見える・・・・・・・・・・・・。
「逃げた、逃げた!!」
「お〜〜〜い、逃げたぞ!!
オキビトサマが、逃げなすったぁ!!」
屋敷の方から、男女が叫びながら走って来る。
ふと、周囲に点在する家々から、ポツポツと人影が出て来るのに気付いた。
365
:
笹川 仁
:2006/01/18(水) 01:28:20
>>364
「・・・・よし、このままッ!」
道をどんどん走りつづけます!
(・・・・オキビトサマ? あぁッ! そう読むのか!)
そんな事を思いながら走っていると人影に気付いてしまいました。
「・・・・ううゥ・・・・誰か助けてェッ!」
恐怖に駆られてしまい、走りながら叫び声を上げてしまいました。
(・・・・まだか?『社』・・・・『社』・・・・・!)
366
:
雀宮
:2006/01/18(水) 17:43:22
>>364-365
「御来人様……なるほどね。あの二人も拉致されたと見て間違いないか……
誰も助けちゃあくれませんよ、この村全員敵だと思った方が良い」
民家の裏手の暗闇に紛れ込み、
目の前の地面だけを携帯のライトで照らして走っていく。
(水田か……足でも踏み外したら面倒そうだな)
水田はどのぐらいの広さがある?
367
:
→
:2006/01/18(水) 23:24:46
>>365-366
水田は、村を訪れた時に見たのと同じ広さだった。
細い道が縦横に横切っており、各々の面積には差がある。
走り続ける『笹川』から離れ、『雀宮』は民家の裏手に回り込んだ。
回り込んだ家の中からは、数人の話し声が聞こえる。
道を外れた『雀宮』は、『笹川』の姿も見失う・・・・・・・・・・・・。
「オキビトサマ〜〜!!」
夜の村に、2人を追う人々の声が響いた。
人々の持った松明らしき灯りが、不気味な不知火の様に蠢いている。
368
:
笹川 仁
:2006/01/18(水) 23:48:38
>>367
(・・・・・何でそんなに必死なのッ!?)
必死に疾走を続けながら考えます。
(・・・・・『様』って付けるんならさァ・・・・・・大事にするのが普通じゃないのッ!?)
・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・
(・・・・みんなで行った時は確か真っ直ぐ歩いて10分・・・?
いや、もうちょっとかかった気がする・・・・・・。
必死に走れば5分くらいで着けないかな・・・・・・)
途中で少し後方を確認しながら、『社』目指してドンドン走り続けます。
松明はこちらを追って来ているのでしょうか?
走る自分の側に、雀宮さんの足音は聞こえるでしょうか?
369
:
雀宮
:2006/01/19(木) 01:30:21
>>367
(見失ったか……しかし目的地が同じなら落ち合えるはずだ)
依然、『社』を目指して走る。
どのぐらいまで近付いただろうか。
(しかしこのままでは、『社』に着いたところで袋の鼠だろうな……
せめてあの手帳にあった『矢』でも飾ってあれば戦える……いや……
『矢』があろうが『銃』があろうが多勢に無勢には変わらないか……)
370
:
→
:2006/01/19(木) 23:21:35
>>368
走り続ける内に、『笹川』は『雀宮』がいない事に気付く。
後ろからは、10メートル程先を無数の松明の灯りが追って来るだけだった。
『ドドドドドドドドドドド』
やがて、前方に『赤い鳥居』が見えて来る・・・・・・・・・・・・人影は、見当たらない。
>>369
無数の松明が、『社』の方へと向かって行く。
『雀宮』は、道を外れたまま『社』を目指して走った・・・・・・・・・・・・。
やがて、松明の灯りに照らされる様に、『赤い鳥居』が見えて来る。
その辺りで、『雀宮』の前方を高い断崖が阻んでいた。
371
:
笹川 仁
:2006/01/19(木) 23:44:21
>>370
(・・・・・いない!? ・・・・雀宮さん・・・無事でいて下さい・・・・・。
あの灯りはやっぱり僕を追って来てる・・・・!
・・・・くそ、一体どうしたら・・・・・・・・・ハッ! 見えたッ!!)
そのまま鳥居を目指して走り続けます。
鳥居をくぐったらそこにあるであろう『社』の扉を開けようとします。
372
:
雀宮
:2006/01/20(金) 01:05:04
>>370
「チッ……こんな所あったか!?
道を逸れすぎたか……」
後ろを振り向く。灯りは追って来ているだろうか?
誰も追って来ていないようなら引き返し、再び『社』を目指そう。
ただし、『笹川』を追っていった村人の後から、脇の林道を通ってだ。
断崖はどれほどの高さで、下には何がある?
「『笹川』さんは一人で社に……くそ、大丈夫なのか……彼も僕も」
373
:
→
:2006/01/20(金) 01:36:54
>>371
『笹川』は、鳥居をくぐって『社』へと走った。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
『社』に辿り着いたが、大勢の足音が背後から迫って来る。
『笹川』は、『社』の扉を開けた・・・・・・・・・・その中は、外よりも暗い。
>>372
振り返ったが、追って来る者は見当たらなかった。
断崖は、上に10メートル近い高さでそびえ、登る事は出来そうにない。
・・・・・・・・・・・・ふと、断崖の脇に笹薮の中へと続く小道を見つけた。
374
:
雀宮
:2006/01/20(金) 23:27:54
>>373
「どうやらまいたようだな……というか、全部笹川さんの方に行っただけだが……」
小道を辿り、笹藪の中へと向かう。
笹藪というのは『社』の周りにある笹藪のことか?
375
:
笹川 仁
:2006/01/20(金) 23:55:15
>>373
「・・・・ここに神性があるなら・・・・・・
・・・・・本当に殺された人達が祭られているなら・・・・・・・」
急いで『社』に入り扉を閉めようとします。
「・・・・この中なら少しは安全なはずなんだ・・・・・!」
上手く扉を閉めることが出来たら携帯電話の灯りで中を照らしてみます。
扉が閉まらなかったら・・・・・・ そんなことは考えません。
376
:
→
:2006/01/21(土) 01:24:13
>>374
小道は、緩やかに曲がりながら下っていた。
『雀宮』が道を下りて行くと、松明の灯りが微かに見えて来る。
道は、『社』へと続いていたらしく、松明を持った人々が見えた。
>>375
『笹川』は、扉を閉めた。
携帯電話の液晶画面で周囲を照らすと、板張りの床に置いてある小箱に
気が付く・・・・・・・・・・・紫色の小箱には、意味不明な文字の書かれた札が
貼られていた。
ふと、周囲が炎で照らされる。
外を見ると、無数の松明の灯りが見えた。
377
:
笹川 仁
:2006/01/21(土) 01:29:36
>>376
(・・・・・・囲まれた!?
急いで何とかしないと・・・・・・・・ハッ! これは・・・・・)
箱の文字を判読しようと試みます。
分かっても分からなくても箱を開け中に何があるか調べます。
(・・・・・お願い! このピンチを脱出出来るもの・・・・・入っててッ!)
378
:
雀宮
:2006/01/21(土) 01:43:39
>>376
「ク……笹川さんは『社』の中か? しかしあれでは近付けないな。
このままだと僕が一人だけ逃げた卑怯者みたいじゃないか……
少しぐらい失う覚悟をしてもいいか……」
携帯電話のアラームを三分後にセットし、笹藪の奥に仕掛けておく。
その隙に僕自身は、『社』を挟んだ反対側の笹藪まで這っていく。
三分後アラームにより、最大音量で『着うた』が流れる……
曲目は平井堅の何かだ……とにかくそっちに村人が気を取られている隙に、
『笹川』が脱出するチャンスを作りたい。
379
:
→
:2006/01/21(土) 02:34:23
>>377
『ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・』
小箱を開けると、小指程の『鍵』が1つ入っていた。
鉄製らしく、細かな装飾が施されている・・・・・・・・・・何の鍵かは、分からない。
外からは、人々の囁く様な声が聞こえた。
>>378
『雀宮』は、携帯電話を笹薮の奥に仕掛けると、『社』の方へと這い出した。
『社』を包囲していた人々は、『雀宮』に気付かない・・・・・・・・・・・。
『雀宮』は、そのまま反対側の笹薮まで辿り着いた。
380
:
笹川 仁
:2006/01/21(土) 02:45:33
>>379
箱の文字は何が書いてありましたか?
意味が分からなくても文字一つ一つも判別も不可能ですか?
(・・・・・・鍵!? また鍵だ・・・・クソッ!
井戸に小屋は無かった・・・・・ってことは、
この『社』かそれとも屋敷か・・・・・・・ん? 何か聞こえる・・・・・・・・)
外からの囁きを聞こうと耳を済ませます。
381
:
雀宮
:2006/01/21(土) 02:48:48
>>379
「アラームはまだか……緊張するな。
大人数相手に騒ぎ起こそうっていうカウントダウンなんだからな……
……そういえば裏手を確認しようと思っていたんだった。
もうそんな余裕も無くなってしまったが……『ワーズワース』さん達が
こっちに来てから、そう時間も経っていないはず……
そう素早く『埋める』作業をするとも思えないか。
……しかし彼らは、『社』を取り囲んで何をしているんだ?」
人々から見えないギリギリのところまで、
笹藪を音を立てないように掻き分けて進み、聞き耳を立ててみる。
382
:
→
:2006/01/21(土) 23:11:56
>>380
札の文字は、漢字の様だったが、読み方は分からない。
「ここだ・・・・・・」
「中に入ってるべ。」
囁きと共に、扉が開き出す。
『ドドドドドドドドドドド』
━━━━━━━━━━その瞬間、どこからか聞き覚えのあるメロディーが
流れて来た。
外からざわめきが聞こえ、開きかけた扉が止まる。
>>381
しばらくすると、『雀宮』の携帯電話からメロディーが流れ出す。
松明を持った人々は、ざわめきながら笹薮の方へと集まって行った。
383
:
笹川 仁
:2006/01/22(日) 00:06:56
>>382
(・・・・・ああ、やばい・・・・・)
祈るような表情で開いていく扉を見つめていたところ、どこかで聞いた曲が・・・・・。
(・・・・これは一体!?
・・・ここの人達の仕業とは考え難い・・・・・・ハッ! ・・・雀宮さん!?)
恐る恐る扉の隙間から外の様子を確認してみます。
もし・・・・もしも追ってきた人達がいないようなら、鍵をポケットにしまってダッシュッ!
村の方向を目指して全力疾走ですッ!!
(その場合は、可能な限り静かに行動したいですが)
相変わらず囲まれているようなら逃げる事の出来そうな隙間がないかを探してみます。
384
:
雀宮
:2006/01/22(日) 00:11:20
>>382-383
「よし……携帯を失ったのは個人的に痛いが……一応の義理は果たした」
『笹川』が脱出したのを確認したら、
自分も村人達に気取られないよう起き上がり、その後ろを追って逃げる。
もしもまだ『社』が残った村人達に固められており、
『笹川』が脱出できないような状況なら仕方ない、
背後から体当たりでもかまして隙を作ろう。
385
:
→
:2006/01/22(日) 00:23:17
>>383-384
『笹川』が扉から外を覗くと、周囲には誰も見当たらなかった。
『社』の裏手に、松明の灯りが集まっているのが分かる・・・・・・・・・・・・。
『笹川』は、『社』を飛び出し、来た道を駆け戻った。
「いたべ、こっちだ・・・・・・・・・」
『笹川』の後ろで、男の声が響いた。
振り向くと、その男を背後から突き倒し、『雀宮』が追い掛けて来る。
さらに、その背後から再び無数の松明が追って来た。
386
:
雀宮
:2006/01/22(日) 00:46:18
>>385
「すいません、笹川さん……ちょっと道に迷っていましてね。
しかしいつまでも逃げの一手……このまま井戸から帰るというのも手ですか。
『社』に入られていたようですが……何かありましたか?」
村人から逃げつつ、『笹川』に追いすがりながら話しかける。
追ってきている松明の数は、村を通過する時に増えたりしているだろうか?
逆に言えば、丘の上の屋敷から出てきた人数より多いかどうか……
387
:
笹川 仁
:2006/01/22(日) 22:40:23
>>385
(・・・・良しッ!)
「あ、雀宮さん! ありがとうございました。
さっきの平井堅は雀宮さんですよね? 助かりましたよ」
村に向かって一緒に走ります。
「それがですね・・・・・・また鍵なんですよ。
小指くらいの大きさの小さな鍵が置いてありました。
・・・・・井戸にそれらしいのは無かったんで、使うなら屋敷しかないと思うんですけど・・・・」
前方に松明は確認できますか?
388
:
→
:2006/01/22(日) 23:08:09
>>386-387
後方から追って来る松明は、10〜20以上はあった。
・・・・・・・・・・2人が鳥居をくぐると、村中にポツポツと松明の灯りが見える。
「オキビトサマだぁ!!」
ふと、鳥居の近くに立っていた5〜6歳の男の子が叫んだ。
松明が、2人に向かって集まり始める・・・・・・・・・・。
389
:
笹川 仁
:2006/01/22(日) 23:36:36
>>388
「・・・・村中みんなで探してるみたいですね・・・・・うわッ! しまったッ!」
突然現れた子供にびっくりしました。
「・・・・くそッ! 違う! 僕等はそんな名前じゃないんだッ!」
そのまま村に向かって走りつづけたいですが、
前方の松明が明らかにこちらの進行を妨げるように動いているなら
その男の子の腕を掴み、人質にとったようなフリをします。
前方に余裕があれば当然走る事を優先します。
390
:
雀宮
:2006/01/23(月) 23:36:33
>>387-388
「だったら……屋敷には行かないとならんということですか。
まあ、どうせ井戸以外に逃げ場もありませんしね……
毒を喰らわば皿までってとこですか……」
(それに『チーム分け』の提案をしたのは僕だしね……
あの二人がどうなったのか見届ける責任がある)
「笹川さん、こっちはどうでしょう」
さっき自分が通った抜け道へ駆け込みたい。
もしも遠ければ、『笹川』の行動に従おう。
391
:
→
:2006/01/23(月) 23:51:14
>>389-390
『雀宮』の通って来た、家の裏手の方に松明の灯りは無い。
(抜け道では無く、単に家の裏手を道に沿って進んで来たに過ぎない)
子供は、叫ぶと共に『社』の方へと走り去った。
392
:
笹川 仁
:2006/01/24(火) 00:21:57
>>391
「・・・・じゃあそっちに行きましょう!」
去っていくなら相手にすることもありませんし、
そんな余裕もありません。
提案された方向へ進みましょう。
393
:
雀宮
:2006/01/24(火) 00:37:38
>>391
「よしッ、こっちならとりあえず……とりあえずだが」
家の裏手に回り込む。
「で……屋敷に向かいますか? 屋敷から追ってきた人数は20人ってところ……
あの屋敷に総勢何人いたのか解りませんが、とりあえず大の男を制圧出来るような
能力を持った連中は、ほとんど追って出てきたと見て間違いない」
394
:
→
:2006/01/24(火) 00:53:29
>>392-393
2人は、家の裏に回り込んだ。
松明は、道に沿って動いて来る・・・・・・・・・・・やがて、大勢の足音と囁く様な声が
近付いて来るのが分かった。
しばらく進むと、家並みが途切れる。
屋敷のある丘までは、20〜30メートル。
道に、松明の灯りは見当たらない。
395
:
雀宮
:2006/01/24(火) 01:09:37
>>394
「よし……まいたってことかな、これは……」
我々は屋敷のある丘に向かって進んできているのだろうか?
もしそうなら、屋敷まで一直線に向かいたい。
そうでないなら、屋敷に向かう道には松明の灯りが見られるだろうか?
396
:
笹川 仁
:2006/01/24(火) 01:15:56
>>394
「・・・・そうですね。こうなっちゃった以上、全てを知りたくなってきました。
なんでオキビトサマって呼ばれて追いかけられなきゃいけないのか・・・?
追いつかれたらどうなっちゃうのか・・・・? あの二人はどうなったのか・・・?
・・・・ここは本当に過去なのか・・・?
追いつかれる前に行くべきです。
全力疾走で屋敷に入り、さっき見えた門を閉めてしまえば時間が稼げるはず・・・」
前方に松明が無いなら、それは人がいないってこと。
屋敷まで全力疾走です!
397
:
→
:2006/01/24(火) 01:21:00
>>395-396
2人は、家の裏手から飛び出すと、そのまま一気に丘へと走った。
松明の灯りは、『社』の方へと集まって行ったらしい・・・・・・・・・・・・。
丘を上って屋敷の前まで来ても、人影は見当たらなかった。
398
:
笹川 仁
:2006/01/24(火) 22:42:15
>>397
「・・・・良し!誰もいないッ!
みんな『社』に行ったみたいですね・・・・・これで30分は時間が出来るはず。
上手くすれば1時間くらいかもしれません・・・・・・・」
屋敷から『社』までは歩いて20分くらいだった。
さっき『社』に向かっていったなら、向かって行って戻ってくるのに最低でも30分。
『社』あたりで何かすればもっと時間が稼げる。
気になるのは男の子だけど、あの子が知らせたとしてもすぐにはココには来れない。
「・・・・行きましょう」
屋敷に入ります。
みんなで来た時はボロボロだったけど、『今』はどうでしょう?
399
:
雀宮
:2006/01/25(水) 03:49:11
>>397
「どうやら人影は見当たらないが……
気は抜かないようにして下さい。明らかに異常な状況下……
誰かが隙を狙って潜んでいるやも……」
警戒しつつ、門をくぐり屋敷に入る。
門を閉め、内側にある閂などで施錠する。
敷地内を見回す。
400
:
→
:2006/01/25(水) 23:36:37
>>398-399
『屋敷』は、最初に見た廃墟の様相の影すら見当たらない。
庭の篝火に照らされ、『屋敷』は威厳すら感じさせる姿を闇に浮かべていた。
門は、微かに開いており、2人は侵入すると内側から閂を掛ける。
『ドドドドドドドドドドドド』
周囲を見回すと、左右に広がる庭に篝火が点々と確認出来る。
門との直線上に『屋敷』の玄関戸があり、大きく開いたままだった。
中には、板張りの廊下が見える・・・・・・・・・・・・・・。
内部の造りは、昼間見た『屋敷』のそれと同じらしい。
401
:
笹川 仁
:2006/01/26(木) 00:18:21
>>400
「・・・・まずは」
走って玄関から中に入ります。
正面にあるはずの階段を前に、左右の部屋の襖を開け
部屋の中に誰かいるか、何があるかを確認します。
402
:
雀宮
:2006/01/26(木) 03:10:33
>>400
「とりあえず、気になるのは……『ワーズワース』さんと『ケイ』さんの消息……
後は二階の隠し部屋や人型の染み……そんなところですか。
あとは鍵の使いどころですね」
笹川に続く。
屋敷の中に人の気配はするだろうか?
403
:
→
:2006/01/26(木) 22:45:52
>>401-402
『屋敷』の中に駆け込んだが、人の気配は感じられない。
『笹川』が、階段手前にある左右の襖を開けると、畳敷きの広い部屋があった。
どちらも室内は無人だったが、膳が並べられ、食事をした様な形跡がある。
他に、目を惹くものは見当たらなかった・・・・・・・・・・・。
404
:
雀宮
:2006/01/27(金) 03:03:14
>>403
「本当に全員出て行ったのか……迅速に探索を済ませ、
更に脱出の当てを見つけておかないとキツイな、これは……
そして、この状況……『宴会』か何かか」
手帳を取り出し、写真と部屋を見比べてみる。
「二階が気になりますね……行ってみましょう」
405
:
笹川 仁
:2006/01/27(金) 18:50:44
>>403
「・・・・いない。村の人はおろかあの二人もいない・・・・。
この風景はあの写真に似てますね・・・」
(・・・・そう言えばこの部屋に最初に鍵が置いてあったんだよね)
「そうですね、二階にいきましょうか」
ダダダダダ!
階段を駆け上がり二階に上がります。
一番近い部屋の扉(襖)を開け中を確認したいです。
406
:
→
:2006/01/27(金) 23:45:45
>>404-405
手帳の写真を見比べたが、和室という共通点だけが分かる。
2人が階段を上って行くと、『笹川』が手近な襖を開けた・・・・・・・・・・。
襖の向こうは、広い和室だった。
桐タンスが左の一角に置かれ、右壁の一部は襖張りになっている。
407
:
笹川 仁
:2006/01/28(土) 23:24:10
>>406
「・・・ここは確かへんな隠し部屋みたいなのに繋がってたような・・・・・」
右壁の襖を開けます。
「押し入れの奥に通路があったような・・・・」
408
:
雀宮
:2006/01/29(日) 12:23:19
>>406-407
「押入れの奥は密室になっています……一度入れば内側からは開けられません。
隠し部屋のようなので死体を隠すには打ってつけでしょうが……」
「それより、『染み』のあった部屋です……気になるのは。
あそこだけ、妙に生気が残っているように感ぜられた……
現在はどうなっているのか? それが知りたい……」
とはいえ単独行動に走るわけにもいかないので、『笹川』の探索を見守る。
409
:
→
:2006/01/30(月) 00:13:37
>>407-408
右側の襖を開けると、押し入れになっていた。
布団などは無く、木板で仕切られた2段のスペースになっている・・・・・・・・・・・・。
410
:
笹川 仁
:2006/01/30(月) 00:20:38
>>409
「・・・・やっぱりそうだ」
あるはずの四角い窪みを押し、隠し部屋をちらりと覗きます。
二人がいなければ染みのある部屋まで走りましょう。
411
:
雀宮
:2006/01/30(月) 01:04:34
>>410
「……」
『笹川』の探索を待ちつつ、我々の来た時代?と今いる部屋に
何か違いがないかよく見回してみる。
『笹川』が他の部屋に向かうなら、それにしたがっておく。
412
:
→
:2006/01/31(火) 23:41:03
>>410-411
『雀宮』が室内を見回すと、畳や壁は明らかに新しくなっていた。
タンスも美しい白に木目が浮かび、高級な代物らしい事が分かる・・・・・・・・・・・・。
『ガコッ・・・・・・』
『笹川』が押し入れの壁を押すと、その一部が四角く奥へ抜ける様に開いた。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
壁の向こう側には、『別の部屋』が見える・・・・・・・・・・・・・。
木造の部屋らしかったが、室内に明かりが無い為、かなり暗い。
小さなタンスがポツンと置かれ、その傍らに『塊』が転がっている。
413
:
笹川 仁
:2006/01/31(火) 23:55:36
>>412
「雀宮さん・・・・なにかあります・・・・何か塊みたいです・・・・。
・・・・もしかしたら・・・・・・・・」」
その先の言葉は続けられませんでした。
(・・・はは・・・まさか・・・・まさかだよ・・・・)
無言で壁を戻します。
「・・・・・行きましょう。
ここは後で時間があったら調べましょう・・・・・・・。
今は染みでも何でもいいんでそっちに移動しましょう・・・」
移動を促します。
414
:
雀宮
:2006/02/01(水) 18:55:42
>>412-413
「……古来、死者というのはある意味で生者と同等に扱われていた節があります。
勝手に出歩かないよう、密室に閉じ込めておく……という考え方は、
宗教儀礼的にはあり得ない事ではない」
『染み』の部屋へ向かう。
415
:
→
:2006/02/02(木) 00:18:03
>>413-414
部屋を出て右に進むと、廊下が突き当りを右折している。
角の部屋は、奥に広がる板張りの部屋・・・・・・・・・・・・・奥の壁は、菊模様の襖だった。
床に固定された書棚が右寄りに1つあり、帳簿らしきものが並んでいる。
部屋の手前側には、座布団と膳が1つずつあった・・・・・・・・・・・・。
膳には、空の器だけが並んでいる。
その傍らに蝋燭立てがあり、小指程の長さになった蝋燭に炎が灯っていた。
416
:
笹川 仁
:2006/02/02(木) 00:35:10
>>415
「・・・・たしかあの菊の模様の襖を開ければいいはずだけど・・・・・ん?
お膳が一つだけ・・・・!?だれかいた・・・・・?」
『空の器』はままごとのように文字通り『空』なのですか?
食べかす(魚の骨とかそんな感じのもの)は確認できますか?
「・・・・・」
雀宮のほうを向き、目で注意を促します。
その後勢いよく部屋に入り、左右を確認します。
誰も隠れていないようなら、奥の菊模様の襖を開けます。
襖を開けたらすぐ用心のため、少し距離を取りたいです。
417
:
雀宮
:2006/02/02(木) 00:38:26
>>415
「古い時代ってのはどうも色褪せたイメージになってしまうが……
当然のことながら、『その時代』にはピカピカの新品だったわけだよな……
何だか妙な気分になるな」
菊模様の襖を開ける。
418
:
→
:2006/02/02(木) 00:57:34
>>416-417
膳に乗った器に、料理の痕跡を示すものは残っていない。
2人は、奥に向かうと襖を開いた・・・・・・・・・・・。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
襖の奥は、4畳半の和室になっていた。
他に入り口は無く、畳の上には『小さな男』が1人横たわっている。
子供には見えなかったが、身長は1メートル程しかない。
衣服は身に着けておらず、痩せた身体は青白かった・・・・・・・・・・。
419
:
笹川 仁
:2006/02/02(木) 01:25:22
>>418
(・・・・何ものってないってことは・・・何かの儀式!?)
「・・・・あッ!
・・・この人があの『染み』の・・・・・大丈夫ですかッ!?」
近寄って介抱します。
420
:
雀宮
:2006/02/02(木) 01:47:24
>>418
「ここに監禁されていたって感じですかね……
どれだけ胡散臭いんだ、この村は」
手足首に拘束されていた痕跡などはあるだろうか?
どんな顔をしている? 意識はまだあるのだろうか?
部屋には他に何もない?
421
:
→
:2006/02/02(木) 23:18:28
>>419-420
小さな男に外傷は見当たらず、その顔は20〜30代と思われる。
虚ろな瞳で畳を見つめており、口は半開きで『涎』が垂れていた。
介抱しようとしたが、『笹川』の力で男を動かす事は出来ない・・・・・・・・・・・・・。
まるで、岩の様にビクともしなかった。
『ドドドドドドドドド』
室内には、他に何も無い。
422
:
笹川 仁
:2006/02/02(木) 23:47:25
>>421
「・・・・・重っ! ・・・駄目ですね、とても動きそうに無い・・・・・」
(・・・なんでこの人こんなんになっちゃたんだろ・・・?)
介抱しようとした時に青白い身体を触ったと思うんですが、
手触りに違和感はありましたか?
「もしも〜し、大丈夫ですかー?
聞こえますー? 何かリアクションして下さーい!」
耳元で呼びかけてみます。
423
:
雀宮
:2006/02/03(金) 03:46:15
>>421-422
「重い……? 全身の力が抜けた酔っ払いだとか……死体やなんかは、
動かすのに相当苦労すると言いますが……しかしこんな小柄な人間を、
まともな男の力で『全く動かせない』というのは不自然だ……」
男の体の陰になって何かがあったりということは無いのだろうか?
男と畳の設置面を観察してみる……
また室内の空気はどんな様子だろうか。『以前』来たときは、
妙に湿っぽい印象を受けた……という風に記憶しているのだが。
424
:
→
:2006/02/03(金) 23:25:01
>>422
男の身体は、冷たい・・・・・・・・・・・・『笹川』の声に、反応する様子も無かった。
>>423
室内には、冷気が漂っていた。
『雀宮』が男の倒れている部分に目を凝らすと、その身体が畳に溶ける様に
『同化』している事に気付く・・・・・・・・・・・・・。
『ドドドドドドドドドドドド』
425
:
雀宮
:2006/02/03(金) 23:45:27
>>424
「な……何だ……? 『畳と同化している』……だって?
まさか『人型の染み』ってのは、この畳が『人間を吸収』した跡なんじゃあ……?
何か解らないが『ヤバイ』! この部屋ッ!」
部屋から一歩出、外から観察したい。
自分の足が畳に触れている部分はどうなっている?
『靴下』を履いているから、最悪の場合でも、
全裸の男性と同じようにはならないと思いたいが……
「異常なのはそこの男なのか……それともこの畳なのか?
何にせよ異常だ、この屋敷は……」
手帳をパラパラとめくり、『畳』という文字が見当たらないか確かめてみる。
もしあったならその周辺の記述も。
426
:
笹川 仁
:2006/02/04(土) 22:56:17
>>424
「・・・うわッ、冷たい!」
返事が無いなら仕方ないので、そのままにしておきましょう。
「・・・・あれ?雀宮さん、どうしました?」
一緒についていきましょう。
427
:
→
:2006/02/04(土) 23:50:57
>>425-426
部屋から出た2人の身体に、異常は無かった。
『雀宮』は、その場で手帳をパラパラとめくる・・・・・・・・・・・・・・。
『畳』という文字が目に止まったが、文章として読む事は難しい。
『・・・・・・・・・・・・から・・・・・・・・・畳に・・・・・・・・・・男は、まるで・・・・・・・・・・・・・
村人は・・・・・・・・・・・ここが、恐らく・・・・・・・・・・・・・・・男に・・・・・・・・・生・・・・・・・・・』
428
:
笹川 仁
:2006/02/04(土) 23:57:17
>>427
「・・・・こりゃ意味がわかりませんね。
どうします?他の部屋に行きます?
見渡す限り、この鍵が使えそうなところは無さそうですが・・・・・はッ!」
思い出したように廊下の穴を探します。
確か、覗き窓みたいな穴が沢山あったはず。
今、村人達が何処にいるかを知っておかないと大変なことになる。
429
:
雀宮
:2006/02/05(日) 00:19:21
>>427
「クソッ、読めないか……しかしそもそも、これは一体誰が記したんだ?
まさか『僕』じゃあないだろうな……違うな、情報量が多すぎる」
>>428
「そういえば、廊下から村が一望出来たんでしたね……そちらはお任せします」
以前来たとき、崩落したりしていて進めなかったような場所に
行けるようにはなっていないだろうか。
二階にまだ未探索の所があれば行ってみる。
430
:
→
:2006/02/05(日) 00:31:50
>>428
廊下に出た『笹川』は、上って来た階段の方へと戻る。
その少し先には、廊下に面した壁が点々と刳り貫かれていた。
窓になった壁の穴を覗くと、『屋敷』のある丘の手前に無数の灯りが集まっている。
『ドドドドドドドド』
灯りは、こちらに向かって近付いて来る・・・・・・・・・・・・。
>>429
『雀宮』が廊下に出て右の角を曲がると、緩やかな上り階段が続いていた。
階段の先には、菊模様の襖が見える・・・・・・・・・・・人影は、見当たらない。
431
:
笹川 仁
:2006/02/05(日) 00:40:09
>>430
(・・・・マズい、戻って来たっぽい・・・・・時間が無い)
廊下を走り雀宮と合流します。
「こっちに近付いてきてます。
このまま探索するなら、早くしないと掴まっちゃいますね・・・。
・・・・・階段?最初に来た時は気づきませんでしたね。
行きますか」
432
:
雀宮
:2006/02/05(日) 00:47:28
>>430-431
「三階……或いは屋根裏か?
行ってみましょう……『菊模様の襖』には不吉な印象しかありませんが」
階段を昇り、襖を開けてみる。
「早くすると言っても……正直、無計画に来てしまいましたので……
無事に脱出する手筈は特に思いつかないですね……
いざとなったら放火でもして、混乱に乗じますか?」
433
:
→
:2006/02/05(日) 01:02:17
>>431-432
2人は、階段を上って行く。
上り切ると、四畳半程の広さの横長の空間になっており、奥の壁に
菊模様の襖があった。
『雀宮』は、襖を開く。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
中は、窓の無い六畳間の密室になっていた。
天井から紐が2本垂れ下がり、2つの死体を吊り下げている。
土気色の顔は、『ワーズワース』と『ケイ』だった。
434
:
笹川 仁
:2006/02/05(日) 01:10:59
>>433
「僕にも何かあるわけじゃないですよ。すいません。
いざとなったら、そういう事も必要かもしれませんね」
「そんなッ・・・・! ああ・・・・・何で・・・・・・・」
二人に近付きます。
紐を解けそうなら、二人を床に下ろしてあげたいです。
下ろせても下ろせなくても二人の服装などを確認します。
服は着てますか?ワーズワースの耳にピアスはありますか?
穴のみのところはありませんか?
「・・・・本当に殺されるなんて・・・・・・・あれ?
じゃあ、さっきの隠し部屋にあったのは何でしょうか?
もう残った手掛かりはあそこしかないような・・・・・・」
435
:
雀宮
:2006/02/05(日) 01:39:59
>>433
「な……クソッ……!
しかしこれで、彼らに明確な殺意があることが明らかになりましたね……」
部屋には他に何か無いだろうか? 見回してみる。
二人の足下に何か落ちていないかどうかも見てみる。
「捕まる訳にはいかない……と言って、彼らの死を無駄にして逃げる訳にもいかない……
しかし『無駄にしない』というのは一体どうすることなのか……
元々全員、興味本位で首を突っ込んだことですしね……まあでも……
ここが過去の世界だとするなら、この世界がこのまま時間を過ごしていけば、
いつかは『ワーズワース』さんと『ケイ』さんが生きている時代が来るはず……
つまり僕らがいた時代ですが……僕らがこの村に来た時点で、危険に気付けるような
何かを残しておけば、二人は死なずに済む……或いはそもそも来ようなんて思わないように、
『廃墟』なんて残らないほどにこの村を破壊して帰るか?
それで二人が助かるかどうかは解りませんが……何か出来ることがある気がする」
436
:
→
:2006/02/05(日) 23:27:45
>>434-435
『ワーズワース』と『ケイ』の死体には、白装束が着せてあった。
アクセサリの類は、何も身に付けていない。
『雀宮』が室内を見回すと、襖の向かいの壁に『掛け軸』が下がっている・・・・・・・・・・・・・。
少し身体を丸めた人間の輪郭を描いた『墨絵』で、赤い墨で点々と印が付いていた。
丁度、『人体針灸図』を連想させる。
437
:
笹川 仁
:2006/02/06(月) 00:05:55
>>436
「ピアスが・・・・・・無い。
じゃあやっぱり『社』に突然現れたピアスはワーズワースさんの・・・・・・・馬鹿なッ!
そんなことって・・・・・・・」
(時間と空間を越えて物体が移動するなんて・・・・・・・。
そんなSF映画みたいなことが本当に起こるのか・・・・?)
「・・・・分かりません。正直混乱しています・・・・・。
こんなはずじゃなかった・・・・・。
僕等はただ廃村とそこにある廃墟を見学して、ワーワー言うだけのつもりだったのに・・・・・」
「ひょっとしたら手帳の持ち主さんも同じ事を考えたのかもしれませんね。
そして井戸の小屋に鍵を鎖をかけた人も・・・・。
だとすると、分かり易い位置に鍵が置いてあった事や、番号が記してあったのは何故でしょう?
僕等みたいな馬鹿に痛い目をみせようとしたんでしょうか?
・・・・・いや、そうじゃない。
きっと助かるためのヒントなんですよ。
持ち主さんが未来に訪れるかもしれない僕等みたいな連中に対して残してくれた
生き残るためのヒント、きっとそうです。
僕等にはまだ解いていない謎があります。
さっきの青白い人や隠し部屋の『塊』、それにこの鍵の使い道も。
・・・・・ん?なんですそれ」
掛け軸に近寄って細かく観察してみます。
赤い印に規則性や法則性のようなものはありますか?
438
:
雀宮
:2006/02/07(火) 02:06:34
>>436-437
「そうですね……それにしたってあの『血文字』……
血文字なんて尋常な状態では書きませんよ。つまり現代……
現代かどうかは知らないが少なくとも近代……
あの井戸に鍵がかけられて以降の時代でも、この村で血生臭い事件が
起きてるってこと……おめおめと帰った所で安心は出来そうにないですね」
白装束をめくって、『ワーズワース』の体を観察してみる。
掛け軸の人体に打たれた赤い点のようなものが、死体にも打たれていたりしないか……
「ベタな発想ですけど……案外『掛け軸の裏』ってのは怪しいかも知れませんね」
そっちもチェックしておきたい。
439
:
→
:2006/02/07(火) 23:35:47
>>437-438
『掛け軸』の図に描かれた点は、一見してツボの様にも見える。
人体のツボかどうかは、針灸の知識に乏しい2人には分からない・・・・・・・・・・・。
『掛け軸』の裏には、何も無かった。
『ワーズワース』の身体に外傷は無く、特に気になる点も見当たらない。
440
:
雀宮
:2006/02/08(水) 00:23:57
>>439
「この部屋にはとりあえず、何も無さそう……かな?
しかし二人をこのままにしておくのは、ちょっと気が引けますね」
二人の死体を床に下ろす。
「押入れの奥の塊でしたか?
調べるなら早めにしましょう……」
441
:
笹川 仁
:2006/02/08(水) 00:40:48
>>439-440
「・・・・ツボですかね?何のためなんだろう・・・・・・アアッ!?
ひょっとしてさっきの人、これでなんかされちゃったんじゃないでしょうか?
ちょうど身体を丸めた絵ですし、さっきの人横向きになってましたよね?
とりあえずコレをもってさっきの人のところに行きましょう。
どっちにしろ通り道ですし」
階段を降りて
442
:
笹川 仁
:2006/02/08(水) 00:42:06
>>441
途中送信です。すいません。
掛け軸を外して手に持ち、
階段を降りて青白い人のところに戻りましょう。
443
:
→
:2006/02/08(水) 01:13:46
>>440-442
『雀宮』が2体の死体を下ろす中、『笹川』は『掛け軸』を外した。
2人は、階段を下りると、前にいた部屋まで戻る。
男は、変わらずに全裸のまま畳の上に倒れていた。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
━━━━━━━━━━━ふと、2人の耳に大勢の話し声が聞こえて来る。
続いて、門を叩く音・・・・・・・・・・・
声は、怒声や叫び声に変わり始めた。
444
:
笹川 仁
:2006/02/08(水) 01:19:35
>>443
「戻ってきた・・・・・・!急がないと・・・・・」
持ってきた掛け軸の図と、目の前の男の身体を見比べます。
図にある赤い点と同じような位置になにかありませんか?
掛け軸には文字は書いてないのですか?
「閂が簡単に破られない事を祈るしかありませんね・・・・」
445
:
雀宮
:2006/02/08(水) 01:37:16
>>443
「あんまりのんびりって訳にもいかないな……
最悪……ドンパチ始める可能性もありますね。
まあ多勢に無勢ですけど……何か武器になりそうなものはないのか?」
周囲に何か長い棒状のものや尖ったものは置いてないだろうか。
あと今まで見た部屋の壁に刀とか槍とかかけていなかったか?
「そんな時間のかかるややこしい調査をするよりは……
一目見ただけで状況が一変……決定的情報……そんなものが欲しいのですが……
ところで押入れには何が入っていたんですか……?」
446
:
→
:2006/02/08(水) 22:57:36
>>444
男の身体を『掛け軸』と照らし合わせたが、何も見当たらない。
『掛け軸』に描かれた赤い点の横には、各々に小さな文字が書かれている。
方角と数字がセットになって書かれており、意味は分からない。
>>445
室内を見回したが、何も無い・・・・・・・・・・・・。
『屋敷』の中を見て来た限り、刀や槍などの武器のあった憶えは無かった。
447
:
笹川 仁
:2006/02/08(水) 23:24:15
>>446-447
「・・・・すいません。
この人がこの点に何かされてこんな風になったとしたら、
元に戻せないかな?と思ったんですよ。
もし元に戻せれば、何か教えてくれないかな?と思いまして。
失敗でしたね・・・・・。風水みたいな文字がかいてありますが
よく分かりません」
立ち上がります。
予想が外れたので、とりあえずこの人には申し訳ないけど
このまま放置しておきましょう。
「押入れのなかですか?
タンスの横に何かの『塊』があって、てっきりそれが死体かと思ったんです・・・。
あと残されているのは、この鍵と手帳に書いてあった『矢』なんですけど、
それを見つけたら何とかなると信じるしかないですね・・・・・・」
隠し部屋のあった和室に行きましょう。
448
:
雀宮
:2006/02/08(水) 23:33:20
>>446-447
「風水ですか? やっぱり宗教的なものらしいな……
手帳はこの村の宗教的風習について研究したようなものらしい……
あの『矢』も、宗教上重要なアイテムか何かでしょうか?
ここまで一度も見かけはしませんでしたが。神棚か何かに飾ってあるのかな……
とりあえず、押入れを見たら一階を探してみましょう。
『鍵』も、もしかしたら秘密の地下通路の『鍵』だったりして……
希望的にも程がある憶測ですが」
廊下から屋敷の外にチラリと目を遣り、笹川についていく。
449
:
→
:2006/02/08(水) 23:40:24
>>447-448
2人が押入れのあった和室に戻ると、外からは重い木のぶつかり合う様な
音が響いて来た・・・・・・・・・・『雀宮』が外を見ると、すでに『屋敷』の外は
松明の灯りで囲まれている。
450
:
笹川 仁
:2006/02/09(木) 00:03:00
>>449
「・・・・・来た。ブチ破ろうとしてますね・・・・・急がないと!」
押入れを開け隅の四角を押し隠し部屋に入ります。
そして『塊』が何かを調べます。
「すいませんが、ちょっと待ってて下さい。
状況は報告します」
もし雀宮からが『自分が行く』という意見が出た場合は僕が残ります。
どちらかが残らないと出られなくなってしまいますから。
451
:
雀宮
:2006/02/09(木) 00:05:43
>>449
「……まずい、門をぶち破ろうとしている。
どうします、笹川さん……もう屋敷は囲まれているので、逃げ場はありませんよ。
逃げるとすれば、それこそ地下の秘密通路にでも望みを賭けるしかないか……
何にしろ二階は袋の鼠です……押入れの調査は一瞬で済ませて下さい。
携帯のライトとか使って……」
『笹川』が隠し部屋を調べるなら、扉を押さえておく。
「ここで僕が後ろから不意討ちでも食らったら、笹川さんは閉じ込められますね……」
452
:
→
:2006/02/09(木) 23:06:51
>>450-451
隠し部屋の戸を『雀宮』が押さえ、『笹川』が中に潜り込んだ。
室内は薄暗く、『塊』は依然そこにある・・・・・・・・・・・・。
『笹川』が近付くと、ビクリと動いた。
外からは、木と木のぶつかる音が、繰り返し響き続けている。
453
:
笹川 仁
:2006/02/09(木) 23:21:12
>>452
「・・・う、動いた!?
雀宮さん!動きましたよ!」
報告です。
「もしも〜し、お元気ですか〜?」
呼びかけながら携帯電話のライトで『塊』を照らします。
怖いので、必要以上に近寄らないようにしたいです。
454
:
雀宮
:2006/02/10(金) 20:46:49
>>453
「動いた……? 生きてる人ってことか……
何か話が聞けるかも知れませんね……まあ……動物とかでなければ」
戸を押さえつつ、押入れの中を見回してみる。
455
:
→
:2006/02/10(金) 23:05:08
>>453-454
『塊』を明かりで照らすと、紺色の布団が確認出来た。
布団を身体に巻いた人間らしく、長い黒髪を垂らした頭が見える。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
声を掛けると、頭が『笹川』の方を向いた。
「アゥゥ・・・・」
振り絞る様な声が、狭い室内に零れる。
振り向いた顔は、上に引っ張られたかの様に歪んだ女性のものだった。
赤黒い歯茎を剥き出し、出来物のある頬は健康サンダルの様に見える。
456
:
笹川 仁
:2006/02/10(金) 23:33:58
>>455
「ヒィィィ・・・・・!」
思わず声が出てしまいました。
(・・・・大丈夫、貞子じゃない・・・・・貞子じゃない・・・・・・)
自分に言い聞かせながら考えます。
なぜこんなところで布団に包まっているのか?
なぜ外見が引っ張られたようになってしまったんだろう?
それにあの頬・・・・・何かされたんだろうか?
「女の人です!布団に包まった女の人です!」
報告。
「・・・・あの、話せますか?
僕等は『オキビトサマ』って呼ばれてます。あなたも『オキビトサマ』ですか?
それともここの住人さんですか?」
問い掛けますが、飛び掛られては堪らないので動きに充分注意したいです。
457
:
雀宮
:2006/02/10(金) 23:51:46
>>455-456
「女の人か……どんな様子です? 話せそうですか?
その人も『オキビトさま』だとすれば、全員が殺されるってわけでも
なさそうですね……まあ閉じ込められはするようですが。服装はどんな感じですか?
そんな所で話すのもなんですから、外に出てもらってはどうでしょう」
押入れの中には何も見当たらないだろうか。
前に来た時と違う箇所とかも。
458
:
→
:2006/02/11(土) 00:48:26
>>456
「出シテ・・・・・・ココォ・・・」
女は、這う様に『笹川』へと寄って来る。
開いたままの口からは、涎が垂れていた。
>>457
押入れの中に、変化は見られない・・・・・・・・・・。
『ドォン!』
外から、大きな音が響いた。
459
:
笹川 仁
:2006/02/11(土) 00:51:50
>>458
「出たいんですね・・・・・・分かりました。
ちょっと失礼しますね・・・・」
這ってくる女性に肩を貸し、立ち上がってもらいます。
そして雀宮の待つところまで女性を送り出したいです。
「雀宮さん、この人です。お願いします」
460
:
雀宮
:2006/02/11(土) 20:51:32
>>458-459
(昔から使われてなかったのかな、この押入れ……)
「ええ、どうぞ……」
戸を大きく開いて押さえ、笹川と女性が通れるように脇にどいている。
461
:
→
:2006/02/11(土) 23:20:22
>>459-460
押入れから現れた黒髪の女性は、上に引っ張られたかの様な歪んだ顔をしていた。
赤黒い歯茎を剥き出し、出来物のある頬は健康サンダルの様に見える。
押入れから這う様に出て来た女性は、廊下へと這って行く・・・・・・・・・・・・。
よく見ると、その右腕はティラノサウルスの様に縮んでいた。
下の階からは、大勢の足音が近付いて来る。
462
:
笹川 仁
:2006/02/12(日) 00:01:29
>>461
(・・・・この人は何でこんなふうになっちゃったんだろう・・・・。
右手がこんなに縮んじゃうなんて・・・・・・・はッ!?)
「・・・いよいよ来ましたね。失礼します、よ!」
女性を背負います。
「どっちですか?」
もうこの人に頼るしかないんです。
463
:
雀宮
:2006/02/12(日) 00:50:56
>>461
「このまま捕まったら殺されますかね……
死ぬ前に何か一つぐらい解明したかったが……結局何もわかっていないな……
ということは、そう易々と捕まる訳にはいかないってことだ……」
(右腕……何だ、この縮み方は? さっきの『畳の男』と言い……
この屋敷……この村は、人体を吸収でもしているのか……)
灯りになっているロウソクか何かを探し、ロウソク立てごと手に持っておく。
「彼女には、逃げる当てがあるんでしょうか……是非頼りにしたいものですが。
あの暗闇から脱した人間が、簡単に捕まるとは思ってませんけどね」
464
:
→
:2006/02/12(日) 01:06:22
>>462-463
『笹川』の背負った女性は、呻く様な声で呟くだけだった。
『雀宮』が、部屋の隅にあった行灯を手に持つと、階段を4〜5人の男達が
上って来る・・・・・・・・・・・・。
「いたぞッ!!」
「『千代』も一緒だべ・・・・・・!」
階段の下からは、さらに大勢の男女が上って来た。
465
:
笹川 仁
:2006/02/12(日) 01:14:19
>>464
「確かに何か一つくらいは・・・・うわぁぁ・・・・来た!」
「千代さん、上ですか?下ですか」
千代と呼ばれた女性に具体的に聞いてみます。
耳を寄せて呟きを聞き取りたいです。
廊下に何か投げれるようなものはありませんか?
あればそれを手に取り男達への牽制に使いたいです。
466
:
雀宮
:2006/02/13(月) 00:16:59
>>464
「くそ……お前らそれ以上近付くなッ……屋敷に火を放つぞッ」
行灯を突きつけて牽制したい。
廊下の窓から人が入って来るようなことは無いだろうか?
467
:
→
:2006/02/13(月) 00:28:54
>>465-466
廊下に、投げられるような物は無い。
『雀宮』が行灯を突き出すと、男達はたじろいだ。
階段からは、さらに村人達が上って来る・・・・・・・・・・窓から入って来る者は、いない。
「ウァァ」
『千代』と呼ばれた女は、低く呻いた。
その顔の出来物からは、白い『汁』の様なものが流れ出る。
468
:
笹川 仁
:2006/02/13(月) 00:35:24
>>467
「クソッ!千代さん、教えてください!」
何も無いので、『汁』を掬って男達の方に飛ばします。
そしてジリジリと後退します。
469
:
雀宮
:2006/02/13(月) 00:41:09
>>467-468
「もうその人に期待しないほうが良さそうですよ……何だかまともに話せない状態みたいだし……
どうします? 窓から逃げるとして……我々だけなら、2階ぐらいの高さは
飛び降りても平気でしょうが……『千代』さんとやらを抱えては、少々厳しい」
行灯で牽制しつつ、窓の外の状況を見遣る。
「おい、あんた達……一体何なんだ、この女の人は?」
470
:
→
:2006/02/13(月) 00:52:45
>>468-469
『笹川』が『汁』を飛ばすと、村人達は予想以上に反応を示す。
驚きの声と悲鳴を上げ、数人が階段から転げ落ちた・・・・・・・・・・・・・。
その隙に『雀宮』が窓の外を見ると、松明を手にした村人達が庭に集まっている。
すでに、屋敷の前は包囲されているらしい。
「気を付けれ!!
もう憑いてるかも知んねぇぞ!!」
誰かが叫んだ。
471
:
雀宮
:2006/02/13(月) 01:05:26
>>470
「!? 一体何だ……し、しかし窓の外からも逃げられそうにないし……
やはり今はその人に頼るしかなさそうだな……多少意味合いは変わるが……」
白い『汁』は、どのぐらいの量が流れ出している?
通常の出来物のような『膿』とは異なるものなのか?
「彼女があんな姿になったのは、悪霊か何かに憑かれたからだとでもいうのか……
あの部屋に隔離されていたのもそれが理由で……
とにかく村人達は彼女を『恐れている』。そこがつけ入る隙か……!」
笹川に倣い、『汁』を階段の村人達に向けて飛ばしたい。
472
:
笹川 仁
:2006/02/13(月) 01:15:10
>>470
「やった!」
『汁』の手触りはどんなでしたか?
粘っこかったですか?それともサラサラでしたか?
痛みとかは無いですか?
(・・・・憑かれてる?まさか何かの呪いとか・・・・・幽霊とか・・・・?
でも今はこの人に頼るしかないんだ・・・・!)
「お千代さん大丈夫ですよ、僕等と一緒に逃げましょう。
さあ、道を教えてください・・・・・・」
優しく呼び掛けます。
男達を牽制するように『汁』を飛ばしておきましょう。
473
:
→
:2006/02/13(月) 23:27:29
>>471-472
『千代』の腫瘍から噴き出した『汁』は、ただの膿らしい。
微かに粘って、『笹川』の指に残った・・・・・・・・・・。
『雀宮』が近付くと、腫瘍から噴き出した膿が顔に付着する。
『ドドドドドドドドドドドド』
村人達は、階段の辺りまで退いている。
『雀宮』が見ると、指に付着した『汁』を振り払う様に飛ばす『笹川』の顔に、
『千代』と同じ様な腫瘍が浮き上がっていた・・・・・・・・・・・・・。
474
:
笹川 仁
:2006/02/13(月) 23:50:48
>>473
「・・・そんなにこの『汁』が怖いのかな?」
(確かにちょっと気分は良くないとは思うけど、何でこんなに・・・・・?
それに『憑かれている』っていうのがやっぱり気になる・・・・・)
「千代さん、さあ・・・・・」
「雀宮さん、どうしましょう?
とりあえずは何とかなってるみたいなんですけど」」
475
:
雀宮
:2006/02/14(火) 00:35:52
>>473
「……」
顔に付いた膿を、袖で拭っておく。
ゴーグルをかけて目に入らないようにしておこう。
「確かに……あの村人達が膿を恐れているには違いないが……
これは僕らにとっても恐るべきものなんじゃあ無いのか……?
笹川さん……ご自分の顔を触って確認なさってから考えた方が良いと思いますが……」
自分の顔にも触れ、同じような凹凸がないか確認してみる。
「なあおい……これは何だ? この地方の風土病か何かか?」
村人達に呼びかける。
476
:
→
:2006/02/14(火) 00:52:49
>>474-475
『雀宮』が顔に触れたが、腫瘍は確認出来なかった。
村人達は、ヒソヒソと囁き合うだけで『雀宮』には答えない・・・・・・・・・・。
『ドドドドドドドドド』
ふと、『笹川』は背中が軽くなった様な気がした。
チラリと見ると、『千代』が頭を下げてグッタリしている。
髪に隠れて、表情は分からない。
477
:
笹川 仁
:2006/02/14(火) 00:58:59
>>476
「・・・・え!?顔ですか?
何かついてます?」」
片手で自分の顔を触れば、デキモノに気付くでしょう。
「エエェェェエエッ!? 何コレッ!?
何か出来てる!?」」
(・・・・何だ?移った?これが憑かれたってこと・・・・?)
そして千代さんの異常にも気が付きます。
「・・・千代さん、千代さん?
どうしました?大丈夫ですか?」
軽く揺するようにして呼び掛けます。
(・・・・僕にデキモノが出来て、千代さんが変になった・・・・。
何かが憑いてるせいであんなふうになっちゃったんだとしたら、
次は僕もああなるの・・・・?)
478
:
雀宮
:2006/02/14(火) 22:53:34
>>476-477
「千代さんとやらに憑いていたものが、笹川さんに憑いたんだとすれば……
いくらかマズイことになるかも……でも、まあ……奴らの裏はかけたようですが」
『千代』の全身の様子を後ろから観察してみる。
村人には、行灯を突きつけて牽制しつつ、警戒したい……
他に行灯はどこかに置いていないのだろうか?
479
:
→
:2006/02/15(水) 00:37:25
>>477-478
室内にある行灯は、『雀宮』の手にしたものだけだった。
廊下に行灯は無く、外から篝火が照らしている。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
『千代』は、動かない・・・・・・・・・・・・。
ふと、『笹川』の肩にドロリとした淡いピンク色の物体が『垂れた』。
『雀宮』が『千代』を見ると、その身体からボタボタと何かが垂れ落ちて
いるのが分かる。
『ズルゥッ』
━━━━━━━━━━不意に、『千代』の長い黒髪がズルリと落ちた。
その顔は、グズグズに溶けた蝋人形の様になっている・・・・・・・・・・・・・・。
息絶えているのが、一目で分かった。
肉が腐り落ちるかの様に、垂れ落ちている。
480
:
雀宮
:2006/02/15(水) 00:51:27
>>479
「なッ……これは……崩れ落ちただとォ!?
何か解らないがまずいぞ、笹川さんッ!」
手帳をめくり、『崩』とか『腐』とかいう文字がないか探す……あまり意味はなさそうだが。
村人達はどういうリアクションをしている?
481
:
笹川 仁
:2006/02/15(水) 01:13:47
>>479
「・・・え!? 千代さん・・・・・? うわァァァァッ!!」
驚きの余り背負っていた千代さんを離してしまうでしょう。
垂れ落ちるならどちらにしろ落ちてしまいそうですが。
(・・・ああ、ひょっとして僕もこうなるのか・・・?
いやだ・・・・!いやだァ・・・・!)
「クソォォォォオオッ!!
アンタ等説明しろォォォォォッ!!!」
千代さんから垂れたものは僕の身体についているはず。
それを振り払うようにして男達のほうへ飛ばします。
少しは身体も綺麗になるでしょうし、男達が怯むかどうにかなればいいです。
匂いはしますか?
482
:
→
:2006/02/15(水) 23:27:40
>>480-481
『ドチャ・・・・・・・』
下に落ちた『千代』の身体は、腐った肉の様に崩れていた。
不快な臭いが、鼻腔を突く。
『笹川』が、肩に付着した肉片を飛ばすと、村人達は慌てて退いた・・・・・・・・・・・・。
『雀宮』が手帳をめくっている内に、村人達は2人の前から去って行く。
ヒソヒソと話す声が階段の下から聞こえたが、それも遠ざかって行った。
・・・・・・・・・・・・・・・・手帳に、それらしい文字は見当たらない。
ふと、『笹川』の顔の腫瘍が、先に見たよりも広がっているのに気付いた。
483
:
笹川 仁
:2006/02/15(水) 23:51:50
>>482
(・・・・さっきの『汁』にこの腐ったような『肉』、
ここの人達はコレを・・・・・いや、こうなるのを恐れているッ!
多分触った人間にどんどん伝染していくんだ・・・そして・・・・・・・・・『腐って死ぬ』)
「雀宮さん・・・・・・僕は死ぬかもしれません・・・・千代さんのようになって・・・・・。
・・・・どうします?僕が先頭に立てば、あなたは帰ることが出来るかもしれません。
・・・・・帰りたいですか?」
一人は嫌だ、死にたくないと思ったけどわがままは言えない。
帰りたいと返事が来れば、せめてそれの手助けがしたいと思った。
その前に一つだけ試したい事があるけど、それは後で相談してみよう。
484
:
雀宮
:2006/02/16(木) 00:37:29
>>482-483
「この現象に関する記述は無いのか……!? くそ……」
「……ええ、笹川さん……正直……本音を言わせてもらえばそんな所です。
僕一人では正直、あなたを救う手段も思いつかない……
それにケイさんやワーズワースさん……さらに笹川さんまで犠牲にしてしまったら、
もうおめおめと帰るわけにもいかない……とは思うけど……
実際のところ、もう一人になれば追い詰められて殺されるぐらいしか
想像出来ないのでね……ここまで困った事は生まれて初めてですよ、本当」
自分の顔をもう一度撫でてみる。腫瘍のようなものは一切浮き出ていないのか?
(……『千代』を直に背負っていたとはいえ、笹川さんのあの症状の進行速度……
なぜ僕には発症しない……? 『一度に一人』というルールでもあるのか……)
485
:
→
:2006/02/16(木) 01:00:58
>>483-484
『雀宮』の顔に異常は無い。
『プシュッ』
・・・・・・・・・・・・『笹川』の顔の腫瘍から、膿が噴き出した。
486
:
笹川 仁
:2006/02/16(木) 01:09:17
>>485
「うわぁッ!」
膿が雀宮にかからないように抑えたいです。
「・・・一つだけ試したいことがあります。。
さっき床にくっついてた人がいましたよね?
あの人をこの状態で触ってみたいんです。
もうこれは僕の好奇心だけの話ですから、無理にとは言いません。
・・・ああ、先にコレを渡しておきます」
服の袖を上手く使って、腐った肉や膿がつかないようにして鍵を取り出したいです。
そしてそれを雀宮に渡します。ついでに掛け軸も渡します。
「役に立つかは分からないけど、持っていって下さい」
了承を得られたら床にくっついていた人のところへ
了承を得られなければ先頭に立ち、階下へ
別の提案が出されればそれに従います。
487
:
雀宮
:2006/02/16(木) 01:11:06
>>485
「……笹川さん……この『行灯の火』を使い……
『顔を焼く』……そうすればもしかしたら、『殺菌』出来るかもしれませんが……
このまま死を待つだけなら、それぐらいやってみる価値はあるかも知れない……」
『笹川』に行灯を渡す。
488
:
雀宮
:2006/02/16(木) 01:12:39
>>487
追記
鍵はや掛け軸は受け取っておく。
489
:
→
:2006/02/16(木) 01:21:55
>>486-488
2人は、互いの持ち物を受け渡し合うと、菊模様の襖の和室へと向かった。
辿り着くと、そこには変わらず1人の男が倒れていた・・・・・・・・・・・・・。
490
:
笹川 仁
:2006/02/16(木) 22:09:57
>>489
「いざとなったら、試してみます。
さすがにおいそれとやるってわけにはちょっと・・・・・」
行灯を受け取りました。
「・・・まだこのままなんですね。
ちょっと失礼しますよ」
急いで近寄り、再び持ち上げようとしたり
体に残った肉片を男の身体につけてみたりしてみます。
さっきと何も変わらないようなら、肉片か汁を男の口に入れてみます。
491
:
雀宮
:2006/02/16(木) 23:19:23
>>489-490
(……まあ、僕だけ生き残ってもアレだし……
彼に何か考えがあるのなら、それに賭けてみるのも悪くないか……?)
笹川の行動を見守りつつ、部屋の天井などを見渡す。
村人たちはこっちまで追って来ているのだろうか。
492
:
→
:2006/02/16(木) 23:56:07
>>490-491
村人達の姿は、見当たらない。
『笹川』は、部屋に着くと倒れた男に手を伸ばした・・・・・・・・・・。
いつの間にか、『笹川』の指先は変色し始めている。
『ドドドドドドドド』
『笹川』が男の身体を持ち上げようとしている内に、『雀宮』は違和感を覚えた。
周囲を見回すと、和室の外・・・・・・・・・板張りの部屋の壁に、見覚えの無い菊模様の
襖が1つあるのに気付く。
493
:
雀宮
:2006/02/17(金) 00:06:25
>>492
「……? 何だ、この襖……さっき来た時こんなのあったか?
単に見落としてたのかな……しかし僕たちの時代には……?」
襖を開き、中を見てみる。
494
:
笹川 仁
:2006/02/17(金) 00:13:44
>>492
(・・・・色が変わってるッ! クソ・・・・・いよいよ本格的にヤバイかも・・・・)
持ち上がらないなら
>>490
で示した行動を順次試したいです。
それも急いで!
495
:
→
:2006/02/17(金) 00:21:45
>>493
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ』
襖を開くと、10畳の和室が広がっていた。
人影は無く、畳には血痕が飛び散っている・・・・・・・・・。
他に目を惹くものは、見当たらない。
>>494
男の口を弄っていた『笹川』は、何気無く室内を見回した。
『ドドドドドドドド・・・・・・』
いつの間にか、室内に別の『菊模様の襖』が1つある。
・・・・・・・・・『雀宮』は、室内に見当たらない。
496
:
笹川 仁
:2006/02/17(金) 00:26:38
>>495
「・・・駄目だな、あなり意味が無さそう・・・・・ん!?
雀宮さん!?何処ですか!?
・・・・あれ、襖だ。あんなのあったかな・・・・・・・?」
一人ぼっちは不安になるので、襖を開けてみます。
きっと雀宮さんはあの襖を開けたんだ・・・・・・・。
497
:
雀宮
:2006/02/17(金) 00:29:06
>>495
「……広いな。こんな部屋を見落としていたなんて……
それに何だ、この血痕……? 他にも残酷なことが行われているというのか……」
壁にも何もかかっていないだろうか? 神棚とか……あと床の間等も無いのか?
血痕はどのくらいの量が飛び散っている?
それは部屋の入り口に続いているのか? それとも部屋の真ん中に忽然とある?
また飛び散り方によって、血飛沫の勢いを見たい。
また、天井も見上げる。
498
:
→
:2006/02/17(金) 00:47:38
>>496
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
襖を開くと、5畳程の板張りの部屋があった。
向かいの壁に鉄の扉が1つあるだけで、他には何も無い。
『雀宮』は、見当たらない。
>>497
壁や床、天井には、特に何も無い。
血痕は、和室の中央付近に飛び散っており、1〜2畳分は広がっている。
飛沫というよりは、零れ落ちた様に思えた。
499
:
笹川 仁
:2006/02/17(金) 00:57:31
>>498
「・・・・・あれ?いないし・・・・・別の部屋だ・・・・」
(鉄扉が一個だけ・・・・・・ちょっと嫌な予感がするけど・・・・・)
何もないなら仕方ないので、扉に近付き開けようとしてみます。
500
:
雀宮
:2006/02/17(金) 01:07:58
>>498
「……結構な量があるが……」
部屋の中央まで歩いていく。
血痕に触れて、いつ頃ついたものか確かめてみよう……
「そういえば笹川さんは……」
開けっ放しの襖を振り返り、さっきまでいた部屋を見てみる。
501
:
→
:2006/02/17(金) 01:18:06
>>499
立ち上がると、身体が重い。
『笹川』は、貧血にも似たダルさを感じながら、部屋に入って行った。
ドアノブ部分に鉄製の取っ手があり、引いたがビクともしない。
取っ手の上には、小さな『鍵穴』があった・・・・・・・・・・・。
>>500
血痕は、すでに乾いていた。
襖から『笹川』のいる部屋を覗くと、そこに『笹川』の姿は無い。
502
:
笹川 仁
:2006/02/17(金) 01:23:02
>>501
「・・・うう、身体が・・・・・」
(コレは辛い・・・・・おまけに嫌な予感が的中だ・・・・戻らなきゃ・・・・)
必死に襖に戻ります。
「雀宮さーん! 鍵の使い道が!」
503
:
雀宮
:2006/02/17(金) 01:28:59
>>501
「いない……!? まさかもう……!」
襖を通って部屋に戻り、辺りを見回す。
504
:
→
:2006/02/17(金) 23:49:10
>>502
『ドシャアッ』
部屋を出ようとした『笹川』は、足を絡める様にして前のめりに倒れ込んだ。
畳に肌を擦ると、グズグズになった肉が剥がれる・・・・・・・・・。
『笹川』は、高熱で意識が朦朧とし始めた。
>>503
男の倒れた部屋に戻ると、いつの間にか室内に『菊模様の襖』がある。
襖は開いており、中で『笹川』が倒れていた。
505
:
笹川 仁
:2006/02/17(金) 23:57:38
>>504
「ああ・・・・ッ!」
倒れこんだ身体を起こそうとして嫌なモノを見てしまいました。
「・・・・ああ、もうこんなになっちゃった・・・・・・・・。
それに・・・・何かボーっとする・・・・な・・・・あ・・・」
フラフラと周囲を見回して雀宮を探します。
「・・・雀宮さん・・・・?
鍵の・・・・・扉・・・・・」
ブツブツと呼びかけます。
506
:
雀宮
:2006/02/18(土) 00:06:03
>>504
「さ、笹川さん……」
襖を抜け、笹川に駆け寄る。
「ひどい……肉が腐ったみたいになってる。
こういうのって傷口を焼けば腐敗が止まったりしないんだろうか……?」
507
:
→
:2006/02/18(土) 00:17:47
>>505-506
『雀宮』が駆け寄ると、『笹川』の身体は変色して溶けかけている様に見えた。
呻く様な声を発する『笹川』の後ろには、『鉄の扉』が1つある・・・・・・・・・・・・。
ドアノブ部分にある取っ手の上には、小さな鍵穴が確認出来た。
508
:
笹川 仁
:2006/02/18(土) 00:29:55
>>507
「・・・・・あ・・・鍵・・・・・あの・・・・扉・・・・お願い・・・しま・・す」
精一杯に伝えようとします。
もう僕の身体はもちそうに無い。
でも雀宮さんが生き残れるかもしれない道を発見出来た。
鍵の使い道もみつかったみたいだ。
「ため・・・てみて・・・いです・・・よ・・」
更にブツブツと伝えます。
509
:
雀宮
:2006/02/18(土) 00:56:01
>>507
「くそ、もう全身に……僕には助けられないのか……
すみません、笹川さんッ!」
『鉄の扉』へと走り、笹川から受け取った鍵を鍵穴に差し込む。
鍵が回れば、扉を開ける。
(思えば僕らがこんな目に逢ってるのも、井戸の底の『鉄の扉』を
開けてしまったからだな……この扉で全部終わってくれ……頼む)
510
:
→
:2006/02/18(土) 02:18:09
>>508-509
『カチャリ』
鍵穴に差し込んだ鍵を回すと、小さな音が響いた。
取っ手を引くと、音も無く扉が開く。
『ドドドドドドドドドド』
扉の向こうには、鉄板張りの回廊が続いていた・・・・・・・・・・・。
鉄板は赤黒く錆びており、回廊は一直線に続いている。
数百メートル先には、扉らしきものが見えた。
━━━━━━━━━━『笹川』の目には、襖の向こうで倒れた男が映る。
意識が次第に薄れ行く中、男が微かに動いた様な気がした。
『笹川 仁』
→『死亡』
511
:
雀宮
:2006/02/18(土) 22:45:34
>>510
「……長いな……明らかに辻褄が合わない長さだ。
まさかここはただの『過去の世界』なんかじゃあ無いのでは……
……『幻覚』じゃあないだろうな? 全て……」
『笹川』の遺品から、携帯電話を抜き取っておく。
ついでに『行灯』も拾っておこう。
「何だか全部がグラグラしていて……正直、僕一人じゃあ不安だ。
『遺志』だけでも同行していただきたい、笹川さん……」
そして回廊を駆け出し、奥の扉を目指す……途中で息が切れないよう、
所々でスピードを緩めて休憩しつつ。
512
:
→
:2006/02/19(日) 00:01:53
>>511
『雀宮』の靴音が、回廊に響き渡る。
足を止めずに走り続ける内、回廊の先に『鉄の扉』が見えて来た・・・・・・・・・。
扉の前に辿り着いた頃には、『雀宮』の息も上がる。
『ペタペタペタ』
ふと、『音』が近付いて来るのに気付いた・・・・・・・・・・・・。
振り向くと、『雀宮』に向かって誰かが走って来るのが見える。
『ドドドドドドドドドドドド』
それは、和室に倒れていた裸の男だった。
513
:
雀宮
:2006/02/19(日) 00:17:40
>>512
「……フン、来たか……正直かなりのインパクトだが……
もうビビッてばかりもいられないんだ、残念ながら……」
男はかなり衰弱していたように見えたが、体格はそのままなのか?
足取りはしっかりしている? スピードはどのぐらいだろうか。
彼我の距離はどのくらい開いている?
「人型の染みってのは、お前が剥がれた跡か? もしかして……」
息も切れ切れに突き当たりの鉄扉を開け、中に入り込む。
何事もなければ扉を閉めたい。
514
:
→
:2006/02/19(日) 00:24:47
>>513
男の様子は、見た時から変わらない。
だが、その走りに衰弱した様子は無かった。
『雀宮』の気付いた時には、すでに男は100メートル程の距離まで近付いている。
『キィィ・・・・』
扉は、軋みながら開く。
その中は、石を積み上げた円形の小部屋になっていた・・・・・・・・・。
鉄製の梯子が目の前にあり、上へと続いている。
『雀宮』は、中に入って扉を閉めた。
515
:
雀宮
:2006/02/19(日) 00:31:55
>>514
「ここは……この部屋の形は……まさか『井戸』の底なのか!?」
服のどこかに『行灯』を引っ掛け……もし引っかからないなら置いていくが、
梯子を上り始める。出来る限り急いでだ。
梯子はどのぐらいの高さがある? 上の様子はどんな感じだろうか?
516
:
→
:2006/02/19(日) 00:37:36
>>515
上を見上げると、光が差し込んで来るのが分かった・・・・・・・・・・。
『雀宮』は、行灯を置いて梯子を上る。
梯子は、数十メートル上まで延びているらしい。
2〜3メートル上った辺りで、下から扉の軋む音が響いた。
517
:
雀宮
:2006/02/19(日) 00:52:50
>>516
「クソ、もう来たのか……! でも僕が扉の前に着いてからここまで約20秒として……
100mの距離を20秒弱……小学生ぐらいのスピードか?
体力的には恐れるほどでは無いかも知れないが、
捕まったらただじゃあ済まなそうな気配はある……!」
梯子を昇り続ける。光は太陽の光だろうか?
だとすれば昼の光か夕方の光かということは判別出来る?
もし可能ならば光の鋭さや温度から、季節なども推測したい。
それが自分の元いた世界の季節と符号するかどうかも……
518
:
→
:2006/02/19(日) 00:59:29
>>517
梯子を上り続けると、上からの光が次第に強くなって行く。
下からは、近付いて来る男の気配が分かった・・・・・・・・・・・・・。
上の様子は、分からない。
519
:
雀宮
:2006/02/19(日) 01:33:49
>>518
近づいてくる男を見下ろす。どのくらいのスピードだろうか?
「このままじゃあ、上に着く前に引きずり下ろされるか……
だったらその前に、いっそこっちから……!」
男が地上5m以上程度の高さまで昇って来ているなら、
梯子から手を離して、男の顔面目掛けて落下し、強烈な蹴りを加える。
体重に落下速度が加わり、小柄な男程度なら梯子から落とすことが出来るはず。
男を叩き落とせたら、自分は落下する前に即座に梯子に掴まり、また昇り始める。
520
:
→
:2006/02/19(日) 23:31:04
>>519
視線を落とすと、男は『雀宮』から1メートル程の距離にまで近付いていた。
2人共、すでに『底』からは5メートル以上の高さにいる。
『雀宮』は、梯子から手を離した・・・・・・・・・・・。
『ドグシャアッ!!』
下にいた男を踏み付ける様に、『雀宮』の身体が落下する。
『ガシィイイ』
次の瞬間、男が『雀宮』の左足を掴んだ・・・・・・・・・・2人は、一気に落下して行く。
521
:
雀宮
:2006/02/20(月) 03:45:22
>>520
「なッ……ま、まずい……しかし『飛び降り自殺』ってのは確か、
落下地点に他に人がいると、飛び降りた者は殆ど怪我をしないという……
つまり落下の衝撃に対する防護として、人体は非常に有効……!」
男が足を掴む力は強いのだろうか。
所々で梯子を掴んでは離し、少しだけ勢いを和らげながら、
男を下にして落下……地面に叩き付ける。
さらに男が落ちた先には、先ほど置いた『行灯』がある。
ついでにその炎で男の身を焼きたい。
522
:
→
:2006/02/20(月) 23:34:23
>>521
梯子を掴んだが、2人分の重さを支えられる訳も無く、弾かれる様に手を離す。
『雀宮』の足を掴んだ男は、落下しながら掴んだ足を引き寄せる・・・・・・・・・・・・。
『ドドドドドドドドドドドドド!!』
男と揉み合いになったまま、『雀宮』は落下して行く。
下に置いた行灯の灯りが、近付いて来た。
523
:
雀宮
:2006/02/21(火) 00:25:29
>>522
「落下中なのにこいつ……何て迷いの無さだッ!?
どうやら僕も燃やす必要があるのか、『闘志』をッ……
と言ってもこんな状況で何が出来るんだ、僕に一体ッ!?」
何としても男を下にして落ちなければ、大怪我は免れない。
しがみついて来る男の手首を、先ほど回収した『笹川』の携帯で
骨を砕くように何度も打ち付け、引き寄せさせないようにする。
重心は足下に持っていき、男をクッションにできるように常に体勢を整える。
524
:
→
:2006/02/21(火) 00:45:28
>>523
『グシャア!』
振り下ろした携帯電話が、男の手に叩き付けられて砕け散る。
その直後、男の手が『雀宮』から離れた・・・・・・・・・・。
『ドシャアッ!!』
2人が落下すると、下敷きになった行灯が破れて炎が2人を包む。
『雀宮』は足から着地し、男は腰の辺りから落下したらしい。
炎は、『雀宮』の足から上へと広がって来る・・・・・・・・・・・男は、全身に火が回った。
525
:
雀宮
:2006/02/21(火) 00:49:22
>>524
「ぐッ……おおおおおおおッ」
着地した足は無事なのだろうか?
燃えている男から離れ、火が回っているであろうズボンを
転がるように地面に擦り付け、消火を試みる。
それが無理ならズボンを脱ぎ、地面の砂を掛ける。
「ハッ……ハッ……ざ、ざまあみろだ……そのまま燃え尽きろッ……」
526
:
→
:2006/02/21(火) 01:20:31
>>525
『雀宮』は、その場に転がる様に倒れ込んだ。
足は、痺れて動かない・・・・・・・・・・・石畳の床にズボンを擦り付けると、徐々に炎は
消えて行った。
『ガバァアッ!』
男は、火だるまになったまま『雀宮』に向かって来る。
527
:
雀宮
:2006/02/21(火) 01:31:42
>>526
「な……全身燃えてるのにッ! 人間なのかこいつ!?
こっちに来るんじゃあない!! うわああああッ」
掛け軸を持っていたはずだ……背中にでも挿していたか?
とにかく丸めたそれを振り回すなりして、男が力尽きるか、
足の痺れが取れるまで男を近づかせないようにする。
528
:
→
:2006/02/21(火) 01:45:59
>>527
男が『雀宮』に覆い被さると、2人は炎に包まれた。
『ゴポ・・・・』
ふと、床に冷たい感触が広がる━━━━━━━━━━
次の瞬間、小部屋中に『水』が溢れた。
『ゴボゴボゴボォッ!』
一転して『水』に呑まれた2人は、水中に投げ出される。
身体が浮き上がる感覚と共に、『水かさ』の増えて行くのが分かった。
炎は掻き消され、2人は水流に引き離される。
529
:
雀宮
:2006/02/21(火) 01:57:42
>>528
「うっ……『水』だと!? 何だ、この……
『枯れていた井戸が一気に湧き上がるような』感じはッ!」
『水かさ』は激しい勢いで増えているのだろうか?
ひとまず『水』に身を任せて上へと昇り、井戸(?)を脱出したい。
530
:
→
:2006/02/21(火) 23:47:29
>>529
『水かさ』は、グングン上がって行く。
『雀宮』と男の身体は、上へ上へと浮き上がって行った・・・・・・・・・・・。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
━━━━━━━━━ふと、水中で『影』がユラめく。
531
:
雀宮
:2006/02/21(火) 23:56:01
>>530
「お次は何だ……!?」
男の体表は焼け爛れているのだろうか?
落下による骨折などで体が歪んでいたりしないか?
水中の『影』に目を凝らす……外まであとどれくらいある?
532
:
→
:2006/02/22(水) 00:02:05
>>531
男を見ると、その身体に火傷の跡が見られる。
骨折した様子は、見られない。
『ドドドドドドド・・・・・・・!!』
『影』に目を凝らすと、10センチ程で円筒形をした魚らしきものが泳いでいる。
533
:
雀宮
:2006/02/22(水) 00:09:29
>>532
「何だ、こいつは……魚なんだろうか……どっから湧いて来たんだ?」
『影』は一つだけなのだろうか?
魚らしきものの動きに注意を払う。
「しかし、『どうしようもないピンチ』が覆されたのと時を同じくして
現れた『魚』だ……どうもあの村にあった物と同じような、
邪悪な感じは受けないが……」
534
:
→
:2006/02/22(水) 00:19:38
>>533
ふと、別の影が水底から現れた。
魚の様なものは、ポツポツと水中に増え続ける・・・・・・・・・・。
その群れは、少しずつ水面に向かって来る様にも見えた。
『ゴパァッ』
・・・・・・・・・・・・不意に、男が『雀宮』の目の前に浮上して来る。
男は、『雀宮』に向かって襲い掛かった。
535
:
雀宮
:2006/02/22(水) 00:27:51
>>534
「こ……こいつこんなタイミングで……
水中に浮かんでる体勢じゃあ、拳で殴ろうにも力が入らない……!」
一時的に壁面に左手をついて支えとし、
飛び掛ってくる男の顔面……眼球に向けて右手の親指を突き出す!
「こんな攻撃で足止めできる奴とも思わないが、
何もしないでやられっ放しってわけにはいかない……!」
536
:
→
:2006/02/22(水) 00:39:37
>>535
『ガシィ!』
『雀宮』の右手を、男の左手が掴んだ。
男は、そのまま『雀宮』の喉を右手で掴む・・・・・・・・・・・。
強い力で首を絞められ、『雀宮』の意識は薄れて行く。
537
:
雀宮
:2006/02/22(水) 00:46:20
>>536
(ググ……こ、こんな……こんなところで死んだら……
笹川さん達に……申し訳が立たな、い……だろうが……!)
左手で男に喉輪をかまし、払いのけたい……
538
:
→
:2006/02/22(水) 00:57:59
>>537
左手で男の首を掴んだが、握力の差は歴然だった。
男は、首を絞めたまま『雀宮』を水に沈めて行く・・・・・・・・・・。
━━━━━━━━ふと、水面が赤く染まっているのに気付いた。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ』
いつの間にか、2人の周りに円筒形の生物が集まり始めている。
数匹が男の腕に吸い付くと、男は手を離して生物を引き剥がしに掛かった。
もがく男の身体に、さらに数匹の生物がピタリと吸い付く・・・・・・・・・・・・。
539
:
雀宮
:2006/02/22(水) 01:38:15
>>538
(死ぬのか……? このまま…………何だ……赤いぞ……
僕の視覚がイカれてるって訳でも無さそうだが……『血』か? これは……)
喉から手を離されたなら、男を蹴り飛ばして距離を開き、
自分は水面に浮上したい。そして男に起きている事を見守る。
男に吸い付いた生物は、どのような動きをしている?
吸い付いた部分で何が起きているのか解るだろうか。
「あの野郎、『恐れている』ぞ……迷いなしに僕に向かって来てたあいつが……
あの魚みたいな奴が襲ってきてる事を恐れて、対応に躍起になっている……
男の方も何だかわからんが、一体何なんだあれは……!?」
540
:
→
:2006/02/23(木) 00:05:59
>>539
男を蹴ると同時に、蹴った足の太腿に激痛が走った。
肉を抉られる様な痛みに目を向けると、『円筒形の生物』が付着している。
男に付着した生物と同じく、吸い付いた反対側を左右に振りながら、肉を奥へと
掘り進もうとしていた・・・・・・・・・・・・・・。
水面は、2人の血で赤く染まる。
『ドッパァアアアアン!!』
━━━━━━━━━━━━突然、水が弾ける様に2人を飲み込んだ。
『雀宮』の身体が、吹っ飛ぶ・・・・・・・・・・・・・いつの間にか周囲は明るく、青空が
上に広がっているのが見えた。
541
:
雀宮
:2006/02/23(木) 00:12:00
>>540
「ぐあああッ!! …………こ……ここは……いったい……?
この空、この時刻……僕が元いた時間とも……井戸の中の時間とも違うようだが……」
地面に投げ出されたということなのだろうか? 自分が出て来た所を見てみる。
太腿に先ほどの生物がまだ吸い付いていないか確認し、もし吸い付いているなら引き剥がす。
そして辺りを見回し、周囲の様子……更に男の様子を確認しつつ、立ち上がりたい。
542
:
→
:2006/02/23(木) 00:31:39
>>541
『ドザァァッ!』
『雀宮』は、草の茂った地面に投げ出される。
身体を起こすと、2メートル程先に井戸が見えた・・・・・・・・・・。
その周囲に砕けた木の破片が散らばっており、その向こうに朽ち果てた屋敷がある。
男の姿は、見当たらない。
『ブヂュブヂュ・・・・』
太腿に付着していた生物は、グズグズに溶けながら縮んで消え去った。
543
:
雀宮
:2006/02/23(木) 00:39:10
>>542
「クソッ! 何なんだこの魚……僕を助けてくれでもしたのかと思ったら、
結局僕にも襲い掛かってくるし……まあ知性を感じるような外見ではないけど……
……いや、そんなことよりここは……元の世界に帰って来たのか?」
丘から村を見下ろし、自分達が乗って来た車がないかどうか確認する。
そして井戸を覗き込み、中の様子を見る……男がどこかから飛び出して来ないかどうか、警戒しつつ。
井戸を覆っていた小屋は無いのだろうか?
砕けた木の破片が小屋の残骸であるように見える?
「『まだ誰も死んでいない時刻』……のような気もするが……」
544
:
→
:2006/02/23(木) 00:55:17
>>543
林を抜け、村の見渡せる場所に出ると、遠くに1台のワゴン車が見えた。
村に人影は無く、民家は廃れている。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
井戸には、水が満ちていた。
男の姿は、見当たらない・・・・・・・・・・・・散らばった木片を確認すると、それらが
小屋の残骸である事が分かった。
545
:
雀宮
:2006/02/23(木) 01:04:24
>>544
「……これでもう、過去の村には行けないってことか……
僕らがあそこに行ったことで、こちらで何かが変わっていたりはしないのだろうか……?」
念のため、しばらくワゴン車とそこからこちらに続く道を眺めていたい……
そして朽ち果てた屋敷へと足を向ける。
546
:
→
:2006/02/23(木) 01:10:35
>>545
『雀宮』は、丘の上から下を眺めた後、しばらくして『屋敷』へ向かう。
人の気配は無く、『屋敷』は廃屋になっていた。
547
:
雀宮
:2006/02/23(木) 01:27:27
>>546
「……映画みたいに、変な時間に飛ばされていて……
生きている四人と鉢合わせとか……そんなことはないだろうな」
警戒しつつ二階へと向かう。
『押入れの密室』には、一人では近寄らない方が無難だろう……
よってまず見に行くのは、『畳の男』の部屋だ。
「まだいる……なんてことはないだろうな、まさか……」
548
:
→
:2006/02/23(木) 01:35:58
>>547
男のいた部屋に向かうと、そこには人形の『染み』があるだけだった。
部屋は密室で、襖やドアは見当たらない・・・・・・・・・・・。
549
:
雀宮
:2006/02/23(木) 01:42:11
>>548
「……何もない……来た時と同じだ。
歴史は何も変わっちゃあいないってことなのか……?」
部屋を後にし、三階へと向かいたい。
550
:
→
:2006/02/23(木) 02:01:46
>>549
『屋敷』に、三階への階段は無かった・・・・・・・・・。
551
:
雀宮
:2006/02/23(木) 02:06:21
>>550
「…………
二人の死体は三階に……改築でもされたのか?」
階段があった形跡すら見当たらないのだろうか?
一階に戻る……我々が来た時、かなり派手に家捜ししたはずだ。
棚が開けっ放しになっているとか、家捜しの形跡があるかどうか調べる。
552
:
→
:2006/02/23(木) 02:14:26
>>551
上り階段のあった場所は、下りの階段になっている。
一階に戻ると、最初に訪れた時の形跡が確認出来た。
553
:
雀宮
:2006/02/23(木) 16:33:24
>>552
「『一日経っている』……ということか。単純に……」
その二階の下りの階段というのは、上に昇るのに使ったのとは
また別の階段なのだろうか? ならばそこを降りてみる。
「何をやってるんだろうな……僕は………
あんな怖い目にあったら、速攻で逃げ出すのが普通ってもんじゃあないのか?
もう何も見つかりそうにないのにこんなウダウダと……
だがこのまま帰っちゃあいけないっていうような気はするが……」
554
:
→
:2006/02/23(木) 23:57:12
>>553
二階に上った『雀宮』は、別の階段で再び一階へと下りる。
その先には、勝手口らしき土間があった。
土間には竈が並び、炊事場である事が分かる。
その向かい側には、高い板張りの床を越えて広い和室が見えた・・・・・・・・・・・。
555
:
雀宮
:2006/02/24(金) 00:02:45
>>554
「ん……ここには来たことが無いな。炊事場か……」
広い和室に見覚えはないかどうか、内装などを遠目に見てみる。
炊事場の竈の中に何かが落ちていないかなど見て回る。
箪笥や棚のようなものがあれば、その中も調べたい。
556
:
→
:2006/02/24(金) 00:34:19
>>555
和室に、見覚えは無かった。
炊事場や竈は古く、使われた形跡は残っていない。
土間の周囲を物色したが、めぼしいものは何も見つからなかった。
557
:
雀宮
:2006/02/24(金) 00:38:18
>>556
「何もない……か?」
和室へと踏み入る。
室内の壁や天井などに何があるか見回してみる。
558
:
→
:2006/02/24(金) 00:47:48
>>557
和室は、土間から入って左側以外の二面が、襖で仕切られていた。
8畳程の広さで、壁や天井は薄汚れている。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ』
ふと、畳の上に1枚の写真が落ちていた・・・・・・・・・。
古い白黒の写真は、表面が微かに剥げている。
559
:
雀宮
:2006/02/24(金) 00:58:24
>>558
「写真……? こんな所に……不自然な」
写真を拾い、何が映っているのかよく見てみる。
写真を見つつ、正面の襖を開けてみる。警戒は怠らず、慎重に。
560
:
→
:2006/02/24(金) 01:07:18
>>559
写真には、数人の男女が映っていた。
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
畳の上に座り、こちらを見て笑みを浮かべた面々には、『ケイ』と『笹川』
『ワーズワース』の顔がある・・・・・・・・・・・。
写真を見ながら襖を開くと、その向こうには左右に板張りの廊下が延びていた。
左は行き止まりで、右は突き当たりを左折している。
廊下を挟んだ向かい側には、6畳の和室が広がっていた。
561
:
雀宮
:2006/02/24(金) 01:49:26
>>560
「な……何だ一体これはッ! 彼らは全員死んだ……
『笹川』さんなんて僕の眼前でドロドロになって……
あからさまにおかしいだろこんな写真ッ!!」
写真の中の三人はここに来た時と同じ服装をしているのだろうか?
『ワーズワース』はピアスをしているだろうか。
また、三人の他に映っている人々の顔に見覚えのある人間はいない?
村人達や『千代』、『畳の男』など……
「ク……クソが……落ち着けよ……冷静になれ……
とりあえず、度の過ぎた『ドッキリ』とかじゃあ無いとして……
井戸の奥の村は『過去の世界』……ワーズワースさんのピアスや携帯が
この現代で朽ち果てていたことから、そう推察しているが……
写真に僕は映っていない……『過去で死んだ人々』の写真……?
まさに『心霊写真』ってことか……」
写真を見ながら考えを巡らせつつ、廊下の向かい側の和室に踏み入る……
室内には何があるだろうか。
562
:
→
:2006/02/25(土) 00:56:34
>>561
写真に写った人々は、誰もが同じ様に質素な着物を羽織っていた。
『ワーズワース』の耳に、ピアスは無い。
3人以外に、見覚えのある顔は見当たらない・・・・・・・・・・・・・。
廊下の向こうの和室には、薄汚れた畳が敷かれているだけだった。
563
:
雀宮
:2006/02/25(土) 01:06:29
>>562
「ピアスをしてない……アクセサリーは『魂の形』じゃないから、
『幽霊』はつけてないってことなんだろうか……
それともピアスを取られた後の死体か? これは……」
耳朶にピアス穴は開いているのだろうか。
「何もないか……日本家屋ってやつは特に何の用途もない部屋が
無造作に並べられてたりするからな……こういう時は面倒臭い」
写真の落ちていた部屋まで戻る。
開けていない方の襖を開き、中に踏み入ろう。
564
:
→
:2006/02/25(土) 01:13:53
>>563
『雀宮』が襖を開けると、板張りの廊下が左右に延びている。
左手は行き止まりになっており、襖の向かい側の壁には、木の扉が1つあった。
右に延びた通路は、その先で左右に分岐している・・・・・・・・・・・・。
分岐路を右に曲がると、土間へと通じているらしい。
565
:
雀宮
:2006/02/25(土) 01:22:17
>>564
「分かれ道が多すぎる……一人で回るには時間がかかるな。
全く、こういう時に孤独になってしまった事を実感するよ……泣けてきそうだ」
ひとまず警戒しつつ、木の扉を開いてみる。
何事もなさそうなら中に踏み入り、様子を調べる。
566
:
→
:2006/02/25(土) 01:29:05
>>565
木の扉を開くと、和式の便器がポツンと1つあった。
1メートル四方の小さな小部屋で、他に扉や窓は見当たらない。
便器の底には、暗闇が広がっている・・・・・・・・・・・・。
567
:
雀宮
:2006/02/25(土) 08:10:29
>>566
「……何だ、便所か……拍子抜けして良いものやら……解らんな。
しかし以前見た映画では、トイレにキーアイテムが隠されていることもあった……」
天井に照明は付いているのだろうか。
「窓もないでは光も差さない……昔の人は暗闇の中で用を足していたのか?」
和式の便器と一目見て解ったということは、割と最近の作りなのだろうか。
こんな屋敷にあるトイレが、水洗式ということもないと思うが……
もしも水洗式なのなら、タンクの蓋を外して中を見てみる。
もしタンクが存在しないか、中に何も入っていないなら、そのまま部屋を後にし、
廊下を右に延びた通路を左折したい。
568
:
→
:2006/02/25(土) 23:24:44
>>567
天井を見上げると、笠付きの電球が1つ下がっていた。
電球は割れており、すでに照明の役割は果たせないらしい・・・・・・・・・。
便器は、『汲み取り式』だった。
『ミシッ』
『雀宮』がトイレを出ようとすると、廊下の軋む音が響く。
569
:
雀宮
:2006/02/26(日) 00:06:26
>>568
「う………」
トイレをすぐに出る。
音はどちらの方向から聞こえて来る?
その反対方向へと足音を立てないように向かう。
もしその方向が行き止まりならそっちに行くのは避け、
なるべく広い部屋を目指す。
「廊下が軋む理由……気温が変化して建材が伸縮したか……
野山の動物でも入って来たのか……もしくは……
……クソ、この際孤独の方がまだ良かった……!」
570
:
→
:2006/02/26(日) 00:22:58
>>569
床の軋む音は、土間に向かう廊下の方から聞こえた。
『雀宮』は、和室へと足音を忍ばせて移動する・・・・・・・・・・。
『ゴゴゴゴゴゴゴ』
ふと、土間の方に気配を感じた。
見ると、30〜40代と思われる風貌の男が、廊下に立っている。
白っぽいジャケットを羽織った男は、7:3に分けた短い黒髪を掻いた。
「おい、君・・・・・・・誰だ?
ここは、私有地なんだがね。」
571
:
雀宮
:2006/02/26(日) 00:35:43
>>570
「………」
依然警戒は緩めない。
男は一人か? 他に人の気配や物音はしない?
「失礼……僕はちょっとした廃墟好きでしてね。ネットで評判を聞いて来ました……
不法侵入は謝ります……ついでにお聞きしたいのですが、
ここはどういう村なんです? この屋敷について何かご存知?」
(なんだコイツ……地主なのか?
この静かな山なら、自動車の音ぐらい響いて来ても良さそうなものだが……
まさか歩いて登山して来たってことも無かろうが……それとも初めからいた?)
572
:
→
:2006/02/26(日) 00:49:11
>>571
男以外に、人影は見当たらない。
「そうか・・・・・・・・下の道にあった車は、君のか?
最近、君と同じ様な連中が多くて困る。
ここは、ただの廃村だよ・・・・・・・・・。
この屋敷も、地主のものだったというだけだ。」
男は、そう言いながら近付く。
その歩みに合わせて、床板が軋んだ。
573
:
雀宮
:2006/02/26(日) 00:57:07
>>572
男が一歩近づくごとに、摺り足で一歩下がって距離を一定に保つ。
背後は常に意識し、退路を確保する……
「あの車は、一緒に来た仲間のものですよ………
貴方この山の持ち主さんですか? 今日は何しにいらしったんです?
この村について嗅ぎ回っていた人間が、死んだか何かしたような形跡があるんですがね……
ここ何年か……何十年かの間に、この辺で殺人事件とかありませんでした?」
先ほど拾った写真を取り出し、相手に見えるように手に持つ。
574
:
→
:2006/02/26(日) 01:05:26
>>573
「私は、ただの管理人だよ。
ここら一帯の地主に雇われて、定期的に見回っている。
君の喜びそうな話題は、何も知らんよ・・・・・・・・・・。
何十年も廃村だったし、事件が起きたなんて聞いた事は無いがね。」
男の視線が、写真に向いた。
「その写真は・・・・・・・・・・君の物か?
拾った物を持ち帰れば、『窃盗罪』という事になるが。
君の物じゃあない様だな・・・・・・・・・・。
古い写真だ。」
575
:
雀宮
:2006/02/26(日) 01:16:41
>>574
(こいつ……本当にただの管理人なのか? 特に怪しい気配はなさそうだが……
ちょっと疑心暗鬼になりすぎてるのかもな……まあ……疑うに越したことはないが)
「いいや、こいつは僕の物ですよ………
僕の仲間が笑顔で映ってるんですからね……もう死んだ彼らが」
写真を懐に仕舞う。
「じゃあ、定期的に死体を片付けに回ってる人でもいるのかも知れませんね……
表の井戸は何なんです? 僕らが来た時は周りが木の板で覆われて、小屋のようになっていて……
鎖でグルグル巻きにされていましたが、今はなみなみと水が張っている様子だ」
576
:
→
:2006/02/26(日) 01:28:24
>>575
「そうか・・・・・」
男は、しげしげと『雀宮』を見つめる。
『雀宮』が小屋の話を口走ると、それに反応して口を開いた。
「小屋を壊したのは、君か?
アレは、随分前から建っていたものだ・・・・・・・・・・弁償して貰うぞ。」
577
:
雀宮
:2006/02/26(日) 01:41:38
>>576
「鎖についてはダンマリですか……見た事はあるんですよね? あれは最近のものでしょう?
小屋を僕が壊したってのは、当然の推測のようにも思えますが……
それは不可能犯って奴ですよ。僕らは破壊能力を持った道具を持って来ていないし、
ここにもそんなものは置いていない……僕には出来ないことです、だから弁償する義理もない」
男を見つめ返す……服のポケット等に何かを入れてるような盛り上がりはあるか?
どんなの体格をしている? 喧嘩になった時、対抗出来そうかどうか……
常に男の表情には注意を払う。
「法的な難癖をつけるのが貴方の仕事ですか? 村については何も知らされていない癖に……
『矢』について知ってますか? 『体がドロドロに溶ける病気』は? 『御来人様』って何でしょう?
『畳に貼り付いた男』の事もご存知ない? 『人を食う魚』のことは?
申し訳ありません……どうもこのまま話していても、お互い得はなさそうだ。
先に行ってて下さいよ。すぐ帰るって約束しますから……」
578
:
→
:2006/02/26(日) 02:01:22
>>577
男は、中肉中背でポケットに何か入れている様子は無い。
「『鎖』は、前の管理人が巻いたんだったかな・・・・・・・・・・・。
私が雇われた頃には、すでにあったはずだ。
まあ、古い小屋だ・・・・・・・・・・解体しようと思えば、出来るだろう。
或いは、強風か何かで壊れたのかも知れんが。
とにかく、調べてみれば分かる事だよ・・・・・・・・・・・。」
男は、懐から黒い手帳を取り出すと、そこに差していたボールペンで何かを書く。
「どこで仕入れた知識かは知らないが、ここは君の思ってる様な場所じゃあない。
昔何かあったとか、その類の噂はデタラメさ・・・・・・・・・。
それに、ただの廃村だが、持ち主はいるんだ。
好き勝手に徘徊されてると迷惑なんでね、今すぐ出て行きたまえ。」
579
:
雀宮
:2006/02/26(日) 21:05:50
>>578
(『管理人が巻いた』だと? だったらそんな鍵、管理人が持ち帰ってるに
決まってるだろうが……何でこの屋敷に置いてあったというんだ?
やっぱり怪しいぞこいつ……或いは前管理人か地主か……とにかく関係者が臭い)
「ええ、もちろん出て行きますよ。出て行きますが……
前の管理人さんってどうなったかご存知ないです? もしかして亡くなった?
それと貴方はいつ頃この仕事に就かれたのかも……
『鎖』は『新しい鎖』と『古い鎖』の二本があったようですが、
『二代に渡って一本ずつ巻いた』ということでしょうかね……貴方で最低三代目?」
こちらの持っている手帳を男に見えないようにこっそり取り出し、
男が持っている手帳と同じものかどうか確認する。
(何を書いた、この男……もしかして僕の話に反応したのか?
単に『不法侵入者有り』か? それとも『過去の村への侵入者有り』か?
このまま別れて大丈夫なのか、本当に……)
580
:
→
:2006/02/26(日) 23:10:47
>>579
男の持っているのは、パスポート程の大きさの黒い手帳だった。
『雀宮』の取り出した手帳に、よく似ている。
男は、ボールペンを戻して手帳をパタンと閉じると、突然キレた。
「ゴチャゴチャ質問してるんじゃあないッ!!
薄汚い不法侵入者が、誰に向かって質問してるんだァァア〜〜〜〜!?
さっさと失せろ、このガキがッ!!」
581
:
雀宮
:2006/02/27(月) 23:50:52
>>580
(……いい加減しつこいかなとは思ったが……気の短い男だな……
しかしこっちは命懸けなんだ……『逆ギレ』ぐらいして良い気もするが……
もし本当にこいつが何も知らなかった場合、話したって信じちゃあくれないだろうし、
全てを知っている場合、必要以上に踏み込もうとする者を『始末』する
準備ぐらいは出来ているのかも知れない……何しろこの『手帳』……
もしかして『前管理人が使っていたもの』じゃあないのか……?
更にその管理人は『始末されている』可能性がある……さて)
「ひぃ〜〜ッ、申し訳ありません! さっさと帰らせて頂きますッ!」
慌てて逃げ出す振りをして、男に衝突し、手帳を仕舞う前に手から叩き落す。
「あ、すいません」
手帳を拾って、男のポケットに入れる。
もちろん入れるのは自分の持っていた手帳の方……
男から叩き落とした手帳は、気づかれないように懐に忍ばせておく。
それが悟られる前に勝手口から飛び出し、丘を駆け降りる。
582
:
→
:2006/02/28(火) 00:37:51
>>581
『雀宮』は、男の手帳を拾ったまま『屋敷』のある丘を駆け下りた。
村道には、『雀宮』の乗って来たワゴン車と反対側の道に、青い小型車が1台
停車している・・・・・・・・・・。
人影は、見当たらなかった。
583
:
雀宮
:2006/02/28(火) 01:04:25
>>582
「これに乗って来たんだな……音は聞こえなかったが。
……ワゴン車には確か、誰も鍵をかけていなかったように思うが……
挿しっぱなしだな、多分」
青い小型車のナンバーを、念のため覚えておきたい。
また窓から中を覗き、怪しげなものが無いか確かめる。
ワゴン車の運転席に乗り込み、男からくすねた手帳を見る。
「奴は何をするか解らん……手帳をくすねたのがバレたら、
どんな顔して追って来るか……逃げ出す準備は常にしておかないとな」
584
:
→
:2006/02/28(火) 01:41:43
>>583
小型車のナンバーを確認した『雀宮』は、窓を覗く。
運転席や助手席には、何も見当たらない・・・・・・・・・・・・後部座席の窓には、
ブラックフィルムが貼られていた。
ワゴン車に戻ると、『雀宮』は手帳を開く。
『ワゴン車の持ち主と思われる男性。
年齢は、10代後半から20代前半。言動に不審な点あり。
写真を1枚所持しており、盗品の可能性大。
屋敷前の小屋を破壊した疑い。』
開いたページには、ボールペンが挟んであった。
585
:
雀宮
:2006/02/28(火) 01:52:03
>>584
「……特に怪しいところは無いな。ただの『管理メモ』ってところか……
僕の思い過ごしだったか……車の窓にブラックフィルムが貼られているのが
若干気にはなるが、特別不自然というほどのことでもないし……
これは後でボンネットの上にでも置いておこう」
念のため、手帳の他のページもざっと見てみる。
丘から降りてくる人影がないか注意しておく。
586
:
→
:2006/02/28(火) 02:06:35
>>585
他のページをめくると、同じ様にボールペンの走り書きがある。
箇条書きが目立ち、単語や数字だけを書いている事もあった。
『コン、コン』
『雀宮』が丘の方を見ると、不意に運転席の窓を叩く音が響く・・・・・・・・・・・。
見ると、手帳の持ち主の男が窓をノックしていた。
587
:
雀宮
:2006/02/28(火) 06:11:38
>>586
「〜〜〜〜〜〜ッ!!」
体を半分、助手席の方へずらす。
男はどんな表情をしている?
(野郎、いつの間に……丘の方には注意を払っていたはずだ……降りてくれば気付く……
僕が手帳に目をやっていた十数秒かそこらの内にここまで来たっていうのか?
いや、そうでなくちゃあ『ワープでもして来た』ってことになる……
どっちにしろ得体が知れない……こんな所で二人きりってのも何だかまずい……
……しかしせめて手帳を返さないと、どこまで追ってくるかも解らん……)
運転席のドアに手を伸ばし、窓をほんの少しだけ開ける。
その隙間から、男からくすねた手帳を差し出す。
「ハハハ、御早いですね……瞬間移動でもなさった?
すいません、何か慌てていて間違えちゃったみたいで……
こっちでしたね、貴方の手帳は……じゃあ僕はこれで……」
言い終えたら、窓を閉める。
588
:
→
:2006/02/28(火) 23:39:46
>>587
男は、無表情だった。
『雀宮』が窓を開けると、男は懐から黒い手帳を取り出す。
「『同じ種類』の手帳らしいね・・・・・・・・君の方は、かなり使い込んでる様だが。
間に合って良かった。」
男は、差し出された手帳を受け取りながら言った。
589
:
雀宮
:2006/03/01(水) 00:02:39
>>588
(……何か雰囲気がおかしいな……ブチ切れたかと思えばこの無表情……
『事情が変わった』ってことはないだろうな?)
窓はまだ閉じないでおく。
「……こちらの不手際ですみませんが……
『僕の手帳』も返してくれると……有難いのですがね」
意識は助手席に転がれるように向けておきながら、
足はいつでもアクセルを踏み込めるようにしておく。
(『間に合って良かった』か……文脈通りの意味だと思いたいがね……)
590
:
→
:2006/03/01(水) 00:22:52
>>589
男は、取り出した手帳を窓から差し出す・・・・・・・・・。
そして、受け取った手帳を懐に入れた。
「じゃあ、もう勝手に村の中をウロつかないように。
気を付けて帰りたまえ。」
そう言うと、男は丘の方へと歩いて行く。
591
:
雀宮
:2006/03/01(水) 00:37:15
>>590
(……? 案外普通だったな)
渡された手帳の中身を確認する。
写真などは挟まったままだろうか。
「あ、管理人さん……あなた『インターネット』とかやります?
結構噂になってますよ、ここ………
それとも『ウェブサイトの管理人』とかもやってらしたりして……ハハ」
歩いていく男に後ろから声をかけ、男が反応しないかどうか見てみる。
(数奇な運命に直面すると、『何かに導かれた』って気分に
ならずにはいられないんだよな……性ってやつで)
592
:
→
:2006/03/01(水) 00:53:19
>>591
手帳を開くと、写真などは挟まったまま残っていた。
『雀宮』が声を掛けたが、男は振り返らないまま歩き去る・・・・・・・・・・・。
593
:
雀宮
:2006/03/01(水) 01:19:19
>>592
男が歩き去るのを見送り、視界から消えるのを待つ。
「……さて」
車を発進させ……『社』に向かう。
車がそれ以上進めそうになければそこに駐車し、
後は徒歩で向かう。
「彼らの『遺品』……最早あそこにしか存在しない。
結局、何も解っちゃいないが……あれぐらいは持って帰る義務があるよな」
594
:
→
:2006/03/01(水) 01:27:30
>>593
『雀宮』は、鳥居の前に車を停めると、『社』に向かって歩き出す。
人影は無い・・・・・・・・・・時折、風で笹の擦れ合う音が聞こえた。
『社』に辿り着いたが、先に訪れた時から変化は無い様だった。
595
:
雀宮
:2006/03/01(水) 01:34:44
>>594
「何だか軽い懐かしさすら感じるよ、ここには……」
村人から逃げた時、自分が潜んでいた辺りの草むらを見てみる。
朽ち果てた携帯電話が落ちていないかどうか……あれば拾っておく。
「……念のためこっちも見ておくか。もう一度……
僕らが行った事で、何かが変わっている……ってことは無いかも知れないが」
『社』を開き、中を確認してみる……
596
:
→
:2006/03/01(水) 01:42:10
>>595
周囲を探したが、携帯電話は見当たらなかった。
『社』の中には、何も無い・・・・・・・・・・・・・。
597
:
雀宮
:2006/03/01(水) 02:48:30
>>596
「無いか……さすがに拾われたかな」
『社』の裏に回り、ピアスと携帯電話が埋め込まれていた木のもとへ向かう。
そのままになっていれば、回収する。
「しかし考えてみれば、僕は彼らの素性すら知らないんだったな……
家族にはどこに行くのか説明してあるんだろうか?
遺族が出て来たら、僕は何と説明すれば良い?
案外リスクが付き纏うものだな……『生還』という奴も」
『御来人様』と書かれた札を蹴飛ばす。
地面には何も変わった様子はないだろうか。
『笹川』が掘った跡はそのままになっている?
598
:
→
:2006/03/01(水) 23:08:26
>>597
ピアスや携帯電話は、発見した時のまま木の穴に入っていた。
地面に異常は無く、『笹川』が土を掘った跡だけが残っている。
・・・・・・・・・・・『雀宮』は、ピアスと携帯電話を回収した。
599
:
雀宮
:2006/03/02(木) 00:51:34
>>598
回収次第、車に戻る……
「……クソ、一人で出来ることはもう無い……のか……?
だがまだ終わっちゃあいないぞ……この『手帳』……
墨はかすれているが、書いた時に紙に付いた傷は残っているはず……
しかるべき所に持っていけば、内容は充分再生可能だ。
更にこの『ピアス』……製造後『何年経過しているか』?
風化の度合いから調べられるはずだ……そしてその結果を見れば、
誰だって絶対『おかしい』って思う……人が少なくとも三人死んでるんだ……
僕だけの問題じゃあ終わらせないぞ……」
村を後にしたい……帰還後、考えたことは実行する。
600
:
→
:2006/03/02(木) 01:07:41
>>599
『雀宮』は、車に戻ると村を後にした。
ミラー越しに、丘の上の『屋敷』が遠ざかる・・・・・・・・・・・車窓からの景色は、
来た時と変わりなかった。
車内にいるのが、『雀宮』1人である事を除いて。
村から持ち帰った手帳や写真、ピアス、携帯電話は、粉々に崩れ去っていた。
他の3人は、行方不明者として処理される・・・・・・・・・・・
『雀宮』は、3人の家族がその帰りを信じ、これからも待ち続けるだろうと思った。
601
:
エピローグ
:2006/03/02(木) 01:34:04
『雀宮』は、二度と村に足を踏み入れる事は無かった。
村のあった山は閉鎖され、ネット上での噂だけが村の存在を伝え続ける。
そして、村から戻った『雀宮』は、自分の『能力』を知る事となる。
『ヴィレッジ・ゲイト』
→THE END
602
:
→
:2006/03/02(木) 01:41:38
『カンディル』━━━━━━━━━━
ナマズ目トリコミュクテルス科、ヴァンデリア亜科。
南米アマゾンに生息する魚で、大型魚のエラに潜り込み、それを食べたり吸血する。
エラ蓋に鋭いトゲがあり、潜り込まれると抜く事は至難。
『尿素』に反応して潜り込む為、人間の尿道や肛門、膣などにも潜り込む。
能力:酸素から水を作り出す。
作り出した水の中では、『カンディル』が無尽蔵に増殖。
ただし、『カンディル』は、本体が水中から出ていると『全て死ぬ』。
攻撃対象は無差別で、本体自身も危険に晒される。
水は、射程距離に関わらず、『別の水』も呑み込んで広がり続ける。
『ウォーター・ベイビーズ』 非・人型/生命・自然事物型
パワー:E スピード:C 射程距離:水中
持続力:A 精密動作性:D 成長性:E
603
:
プレイヤー評価
:2006/03/02(木) 01:44:08
『ケイ』
『ワーズワース』に、間接的に殺害されたも同然。
屋敷に入った時点では、まだ生存の可能性もあったが・・・・・・・・・・。
評価以前の問題だが、同情の余地はある。
評価ランク:D
604
:
プレイヤー評価
:2006/03/02(木) 01:53:04
『ワーズワース』
行動的な性格が仇となったのか、『ケイ』を道連れに死地へ突入。
何を思ったか、のこのこ屋敷に通されたのが命運を分けたと言える。
彼の『信じる心』は、現代人の失いかけた貴重な宝だが、絶好のカモだった。
評価には、序盤の展開を支えた行動力を考慮。
評価ランク:D
605
:
プレイヤー評価
:2006/03/02(木) 01:56:16
『雀宮 虹彦』
『ウイルス』を克服し、『才能』が目覚めた。
屋敷の探索中、その変化に気付かなかった為、真実は闇に葬られる。
唯一の生存者だが、必ずしも上手く行ったとは言えない。
重要なのは、『何を学ぶか』である。
評価ランク:C
606
:
プレイヤー評価
:2006/03/02(木) 01:57:44
『笹川 仁』
村人からの逃走に成功するも、屋敷での選択ミスが死へと導いた。
事前に得た情報から屋敷の探索をしたのは道理だが、上り階段の出現という
大きな変化に気付かなかったらしい。
『千代』は感染者なので、触れると感染。
『ウイルス』に打ち勝てるかどうかは、それまでの行動から培った評価点が
大きく左右するシステムになっている。
評価ランク:D
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