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皆さんの悪夢は?

98:2005/10/19(水) 17:59:53 ID:NYND5yf6
 夢を見た。
他人をあざ笑う夢。
僕は空が飛べたけど、他のやつらは地べたを這いずり回っている。
それを無言で見る僕。その顔は哀れみと助けたい慈愛で塗り尽くされていたのに、心では嫌悪しているという矛盾さを秘めている。
「大丈夫?」
僕は声をかける。地べたを這いずり回るナメクジの一匹だ。精一杯の慈愛と憎悪を持って、僕は笑いかける。
――タスケテ
と見知らぬ人が言った。僕は助けます可哀想、可哀想に、と答える。そっと彼のそばに降り立つ。彼は笑っている。僕も笑っている。僕は足を彼の上に持って行き、その後に極めて自然な動作で、僕は彼を踏み潰した。踏み潰した後に、左右にずらす。気持ちいい。
肉の感触肉の感触肉の感触肉の感触肉の感触肉の感触肉の感触肉の感触―――
執拗に捻り潰した後、足をどけるとそこには汚れた赤ん坊がいた。
赤ん坊はおぎゃあと泣き始めた。僕は困ってしまい、僕も悲しくなったので赤ん坊を抱きしめて一緒になってないた。その後に一緒に空を飛ぼうと思って、
「お空をとぼうね?」
空に体を浮かべる。僕は泣いていた。目玉から血が出ていたから、すぐに解ったんだ。
上ろうとしたら、上から何かが降ってきて、僕は意識を失った
――――気がつくと教室にいる。赤ん坊は何処だろう?そんな事を考えていると教室のドアが開き担任が現れた。担任は笑ってホームルームをはじめますという。みんな笑ってから、きりーつ、れい。元の意味を喪失した記号がなる。僕も笑った。今日の連絡は、解剖です。先生が言う。みんなが湧いた。
――――うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
――――うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
先生はさっき僕が見つけた赤ん坊を、足を持ってぷらぷらさせる。昇君ってゆうんです。先生は微笑んだ。
――の・ぼ・る・く・ん!
――の・ぼ・る・く・ん!
先生の言葉に興奮した一人の生徒が隣の席の女の子を食べた。女の子は食べる男の子を優しく抱擁している。別の男の子がどんどん群がっていく。女の子はいなくなった。
僕は目を先生に向けた。連絡は終わっていた。黒板には167の肉片になった昇君がいる。すべて先生が釘で撃ちつけたのだ。その中の一つに彼の唇があった。それは笑みの形を作って、
――羽根がなくちゃ飛べないよ?
僕は笑った。悲しかったから。だから泣くことにした。泣いてから先生に一時間目は飢餓です、先生は解体でしょう?といった。先生はそうだったな、といって去っていった。すぐにみんなが黒板に群がる。一つずつ分け合うようなまねをせず、黒板ごと食べていく。


空を飛ぼう。

唐突にそんな事を思って、僕は地面を蹴った。

上を目指そう。きっと綺麗だから。

のぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼってのぼって

ずっと空を上るとそこには箱が置いてある。誰かがそういっていた。だから行こう。僕は空を上る
箱を見つけた。
白い箱だ、まぶしいくらい。
握れば潰れてしまいそう―いや実際潰れるだろうヒヨワな箱のふたをそっと開けてみる。
「はい、皆さん課題はやってきましたか?脳みそはホームセンターで売っていますからちゃんと買ってきてくださいね――――ああ――――大谷君」
「ハイ先生」
「これが君の脳みそです」
そういって先生は白い箱を箱の中から指差した。



僕はそれを握りつぶした。


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