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MAD Landsのようです

1 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:38:54 ID:9OdOqdu20
原作・原案

ジョジョの奇妙な冒険 第9部
地元最高!

    【閲覧に対しての注意書き】

本スレッドは暴力表現、性描写がございます。

・世の中に不満を抱いている。
・能力バトル大好き
・ジョジョラー
上記に該当される方は是非ご一読ください。
絶対に損はさせません。

それでは本編をどうぞ。

2 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:40:04 ID:9OdOqdu20
OPテーマ
悪党の詩/D.O
https://www.youtube.com/watch?v=f71YSjMZbl8

3 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:41:11 ID:9OdOqdu20


   ( <●><●>)y-〜°('A`)y-〜°


.
( <●><●>)y- スパー

(#<●><●>)「セック○がしたいッ!!!!」

('A`)「は?」

('A`)「家出したガキとヤッたって言ってなかったっけ?」

( <^><^>)「ドクオ君はバァカなのですか?」

4 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:41:51 ID:9OdOqdu20
('A`)「あ?」

( <●><●>)「それは3日前の話です。3日もチ○コが乾いているとか考えられねぇです」

( <●><●>)「セック○しないと頭パニくります!!」

( <○><○>)「マ○コマ○コマ○コマ○コマ○コマ○コマ○コマ○コ………」

('A`)=3

('A`)「『性春通り』で立ちんぼの姉ちゃんでも買うか」

(*<●><●>)「行きましょう!すぐ行きましょう!!!!」

5 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:43:00 ID:9OdOqdu20
『G県』。日本の首都から車で3時間程離れた土地。半導体の生産と苺の栽培が主な産業で、中途半端に栄えている。

G県は10年連続住みたくない県ワースト1という不名誉な地位に甘んじている。

それもそうだろう。

G県の県庁所在地である『G市』、通称【MAD Lands】は『日本のヨハネスブルク』と呼ばれ、その治安は最低最悪だ。

だが、ここは『彼らの故郷』だ。

【半グレ】と呼ばれる人間達の生まれた場所。

6 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:43:31 ID:9OdOqdu20




     MAD Landsのようです



.

7 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:44:25 ID:9OdOqdu20

( <●><●>)「ドクオ君!性春通りに着きましたよ!!」

G市の東側に位置する繁華街。
ラブホテルが連なるこの場所では10代から40代迄の幅広い年代の女達が立ち、売春行為を持ちかけている。そんな場所のため、昔から『性春通り』と呼ばれていた。


ーーーーーー東地区・性春通りーーーーーーー



( <●><●>)「見回りついでに商品チェックってことでタダマンできないですかね?」

8 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:44:50 ID:9OdOqdu20
('A`)「幹部達にシバかれるぞ?」

( <^><^>)「大丈夫ですよ。ここら辺は【NIRVANA】の縄張り(シマ)で、僕らが治安を維持しているのです」

( <^><^>)「【ジョルジュ】さんもある程度のお手つきは許してくれますよ」グヘヘヘヘ

('A`)=3
「知らねぇぞ、俺はよぉ」

('A`)「ん?」

9 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:45:38 ID:9OdOqdu20
(,, ゚Д゚)「ギコピーです!」

(*゚ー゚)「しぃちゃんです!」

\(,, ゚Д゚)つと(*゚ー゚)/
「ギコしぃチャンネルです!」

(,, ゚Д゚)「リスナーのみんな!!見てくれてるかな!今日も相方のしぃちゃんと一緒にG県の闇を晒していくよ!!」

(*゚ー゚)「今日はココ!性春通りで女の子を買う不届者の顔面をモザイク無で晒すからね!!」

(*^ー^)「クソオス共ッ!!震えて眠れ!」

10 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:47:04 ID:9OdOqdu20
(,, ゚Д゚)「ちょっとそこのオジさん!買春は犯罪ですよ」

中年男性「や、やめろ。顔はうつすな……!」

立ちんぼ女子「ちょっとやめてよ!仕事にならないじゃない!!」

(*^ー^)「売春は犯罪だゾ〜〜〜?暴力を振るうならウチらのリスナーが黙ってないけど大丈夫そ?」

(#'A`)「おい!何やってやがるッ!?」

(,, ゚Д゚)「?君達は何?買春客かい?子供はこんなとこ来ちゃダメだよ」

( <●><●>)「テメェらも来るんじゃねぇです!動画取るならどっかいけです!」

11 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:48:38 ID:9OdOqdu20
(,, ゚Д゚)!

(,, ゚Д゚)つ白
「さてはこの辺を仕切っている半グレ一味だな!LIVE配信で晒してやる!!」

(;,, ゚Д゚)「あ、あれ?」

(;*゚ー゚)「どうしたの?ギコピー?」

(;,, ゚Д゚)「変だな?スマホの【充電が無くなっている!】配信が止まっているッ!!」

('A`)つ)) シュッ

12 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:49:18 ID:9OdOqdu20

(,,メ)Д゚)。:::・゚::::・゚::・。 ドガッ!

(;*゚ー゚)「ひいっ」

('A`)「お前ら、あんまり俺らをナメるなよ」

(,,メ)qД゚)ドボドボドボ
(うゎぁ……ま、前歯欠けてる……)

(;*゚ー゚)「こ、殺さないで………」

( <●><●>)「…………」

( <^><^>)「とりあえず近くのホテルで話しましょうか?ね?殺すも生かすも君達の態度次第ですよ?」

13 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:50:16 ID:9OdOqdu20
ーーーーーとあるホテルの一室内ーーーーー

あっ♡あっ♡あっ♡
パンパンパンパン!!
あ♡あっ♡そこっ♡いいっ♡

('A`)「ははっ!お前の彼女楽しんでるな?え?おい?」

(,,;メд )「ぐうううう……」

('A`)「じゃあ、今ライブ配信してるから、さっき伝えたこと言って?」

(,,;メд )「私、ギコピーこと山田ギコはこの度ギコしぃちゃんねるを閉鎖し、YouTubeを引退することをお伝えします」

(,,メд;)「これ迄アップした動画も削除し、アカウントも消します。皆様にご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした!!」

14 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:51:18 ID:9OdOqdu20
あっ♡らめっ♡しんじゃう♡あ♡!!

('A`)「なんでこうなったか分かるか?」

パンパンパンパン♡!

('A`)「お前には【仕組み(メカニズム)】が無いからだ」

('A`)「【仕組み】には力があり、法律という力が守ってくれなくても、ここでは【仕組み】が安全を保障してくれる」

('A`)「【仕組み】は普遍的で、例え敵がいても最初から既に勝っているんだ。奪われたり崩れたりもしない。絶対なるこの世の【理】」

15 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:52:34 ID:9OdOqdu20
おっ” おっ”お” お” お”♡♡♡イグゥ♡♡!!

(*<●><●>)「孕めオラァァァァァァァァァァァァ!!」

ーーーーーー90分後ーーーーーー

(* - )「……………」

(,,メд;)「ウッ……ヒッグ……し、失礼します…」

('A`)「おう、じゃあな。2度と来るなよ」

('A`)「次に見かけたら、お前ら殺すからな」

2人の半グレは哀れな被害者達が完全に見えなくなる迄、ずっと目を離さなかった。

16 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:53:21 ID:9OdOqdu20
( <^><^>)「3日ぶりだから濃いのが射精ました。あの女妊娠しましたかね?」

('A`)「興味ねぇ」

( <●><●>)「何故ドクオ君はさっきの女とセッ○スしないのですか?」

('A`)「俺は本当に好きな女としかジャムらねぇって決めてんだよ」

( <●><●>)「だから15歳の今でも童貞なんですね!」

('A`)「黙れ」………prrrrr!

17 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:54:10 ID:9OdOqdu20
r('A`)白「はい、お疲れ様です」

('A`)「……分かりました。すぐ向かいます」

( <●><●>)「ジョルジュさんですか?阿部さんですか?」

('A`)「阿部さん。【仕事】があるそうだ」

キャラクタデータ

     ('A`)空条ドクオ(15歳)


            NIRVANA所属


  ( <●><●>)東方ワカッテマス(19歳)


            NIRVANA所属

18 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 00:59:19 ID:9OdOqdu20
ーーーー東地区・タワーマンションーーーー
ーーーー『NIRVANA』のアジトーーーー

これから酷い目にあうモブ
「すいませんッ!何でもしますんで命だけはッ!!命だけは勘弁してください!!」

これから酷い目にあうモブ
「今迄稼いだ金はもちろん渡しますッ!足りなければ借金しますんでッ!!どうかッ!!」
  _
( ゚σ∀゚)ハナホジー
  _
( ゚∀゚)「お、でっかい鼻クソ取れたわ。凄くない?ねぇ?」
  _
( ゚∀゚)「笑えよ、面白いだろ?」

19 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:00:04 ID:9OdOqdu20
これから酷い目にあうモブ
「えへへ………w」
  _
( ゚∀゚)つガッ!!

眉毛の凛々しい男はモブの髪の毛を鷲掴みにした。顔の近く迄引寄せ、諭すように男は語る。
  _
( ゚∀゚)「なぜ、2023年にもなって技術は進歩しているのに、机の角は丸くならねぇと思う?」
  _
( ゚∀゚)「机を作った人は考えるんだ。角が鋭ければ、いつか、お前みてえなクズの顔面にめり込む日が来るかもってな」
  _
( ^∀^)「どんな気分なんだ?俺達のシマで薬物を売っているのは?俺達が馬鹿みたいに見えたか?ん?」

20 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:00:45 ID:9OdOqdu20
もう殺されるモブ「こ、殺さない

モブの命乞いが終わる前に男は机の角にモブの顔面を叩きつけた。何度も何度も叩きつける。メコリメコリと机の角で顔面の肉が抉れる度に血飛沫が飛ぶ。

机の上に2つのラーメンが置いてある。

激しくモブを叩きつけているのに【ラーメンは全く微動だにせず、汁も溢れていない】。ただ、モブの鮮血がラーメンに飛び散り、スープが真っ赤に染まってゆく。

やがて、モブの顔面が麻婆豆腐の様になった時、男はその手を離した。

21 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:01:24 ID:9OdOqdu20
N| "゚'` {"゚`lリ(アタックシンドローム類かお前は。)
  _
( ゚∀゚)「お前ら飯食ってないだろ?ラーメン食えよ」

キャラクタデータ

      _
     ( ゚∀゚)長岡ジョルジュ(30歳)


             NIRVANA ボス



   N| "゚'` {"゚`lリ阿部 高和(31歳)


            NIRVANA 幹部
            『六龍天』の1人

22 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:04:24 ID:9OdOqdu20
ジョルジュはドクオとワカッテマスにラーメンを食べるように勧めた。

先程のモブキャラの血でスープは真っ赤に染まっている。

('A`)「「頂きます」」( <●><●>)

だが、2人は躊躇いなくラーメンを啜る。
生臭い血が喉を通る度に気分が悪くなるが、そんなことは構わず、一心不乱に食し、スープも飲み干した。

ペコッ('A`)「ご馳走様です」

ペコッ( <●><●>)「頂きました」

23 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:05:35 ID:9OdOqdu20
  _
( ゚∀゚)「うんうん。目上の人間から飯や酒貰ったら、一礼しなきゃ駄目だよな!阿部ちゃんの教育の賜物だね」

N| "゚'` {"゚`lリ「畳と人は叩いて育てるもんだからな。徹底時に仕込んだよ」

G県の東側を支配する半グレ組織【NIRVANA(ニルヴァーナ)】

眉毛の凛々しい男は長岡ジョルジュ。
NIRVANAのボスである。
ジョルジュを頭目に、直下には『6人の幹部』達がいて、彼らは【六龍天】と呼ばれている。

24 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:07:58 ID:9OdOqdu20
そして、六龍天の指示の下、ドクオやワカッテマスの様な下っ端達が働いている。

NIRVANAの主な収入源は管理売春と性春通りの治安維持を名目としたみかじめ料の徴収、オレオレ詐欺等の特殊詐欺である。
  _
( ゚∀゚)「そこに転がっている死体はよぉ、俺らのシマでアイス*押していた*売人なんよ」
  _
( ゚∀゚)「そいつをボコって吐かせた情報(ネタ)によると、東地区でグループ作ってやってるらしい。場所も吐かせた。」

N| "゚'` {"゚`lリ「コイツらの薬を売った金が結構あるみたいでな、明日お前らでチーム潰して稼いだ金をタタいて*こい」

*アイス……覚醒剤のこと。

*押していた……薬物を売るの隠語。

*タタく……強盗の隠語

25 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:08:35 ID:9OdOqdu20
  _
( ゚∀゚)「追加の人員と道具や車はこっちで手配してやる」
  _
( ^∀^)「まあ、【スタンド使い】のお前らなら全然問題ないと思うけどな」
  _
( ゚∀゚)「あ、そうだ!阿部ちゃん!いつもの様に片付け頼むわ」

N| "゚'` {"゚`lリ「…………」

阿部の掌から【20面ダイス】が現れた。

ダイスの面には数字ではなく、19面に『吉』、残り1面のみに『大凶』と彫られている。

26 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:09:10 ID:9OdOqdu20
阿部は、ダイスを振った。
ダイスは転がり、『吉』が出た。

次の瞬間、死体と大量の血痕は綺麗に【消えていた】。

(;'A`)「………」

( <●><●>)(やっぱ阿部さんの【スタンド能力】は便利ですね。)
  _
( ゚∀゚)「あと、小遣いやるよ。いい酒飲んで仕事に行ってこい」

('A`)「ありがとうございます」

2人はジョルジュ達にまた一礼し、部屋から出た。

27 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:12:08 ID:9OdOqdu20
(*<●><●>)「いやージョルジュさん最高ですね!この金でソープ行ってきます!ドクオ君は?どうしますか?」

(*'A`)「俺も寄るとこあるからさ。また明日な」

( <●><●>)「お疲れでーす」

( <●><●>)「……………」

( <●><●>)(『ハインさん』のとこに行くんだろーな。ハインさんはジョルジュさんのものなのに。ドクオ君に寝取る根性あるのかなっ?)



ーーーー東地区・BARスカーレットーーーー



.

28 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:14:32 ID:9OdOqdu20
从 ゚∀从「いらっしゃい」

BARのドアが開いた。
緋色に染めた髪に胸元にチラリと見える蝶のタトゥーの女が来客に声をかけた。

(*'∀`)「こ、こんちは!」

从 ゚∀从「ドクオじゃーん!ここ、座んなよ」

从 ゚∀从「ニコニコして楽しそうだね?いいことあった?」

(*'∀`)「えへへ。そうっすか?」

29 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:15:06 ID:9OdOqdu20
从 ゚∀从「何飲む?」

(*'A`)「この店で1番高いお酒をください!!」

从 ゚∀从「いつものホットミルクな」

彼女の名前は高岡ハイン。
東地区でBARを営んでいる女性で、半グレ組織【NIRVANA】のボス、長岡ジョルジュの恋人である。

キャラクタデータ



    从 ゚∀从高岡ハイン(21歳)


        BARスカーレットの経営者
           長岡ジョルジュの恋人

30 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:15:55 ID:9OdOqdu20
(*'A`)旦チビチビ

(*'A`)(えへへ。ハインさん好ぅーーーーき♡)

ドクオはハインに恋をしていた。
ドクオは金ができれば、ハインの店に通っていた。
だが、ヘタレで童貞のドクオはハインに話しかけることができず、ゆっくりとホットミルクを啜るのみだ。

そして、ハインは派手な外見とは裏腹に寡黙な女だった。

2人の間に沈黙が流れるが、それは決して気まずいものではなかった。

だが、ドクオは意を決してハインに話しかけた。

(*'A`)「俺、明日の仕事で結構稼げそうなんスよ」

31 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:17:27 ID:9OdOqdu20
ピクッ从 ゚∀从

从 ゚∀从「………危ない仕事?」

(;'A`)「あ!いや!全然、簡単っスよ。俺強いし!!」

从 ゚∀从「…………」

从 ゚∀从「あんまり危ないことしちゃダメだぞ」

从 ゚ -从「ドクオの命は一つだけ。誰にも奪われるなよ。」

(*'A`)「………はい……」

32 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:18:15 ID:9OdOqdu20
翌日、ドクオとワカッテマスはジョルジュから指定された集合場所に到着した。同じタイミングで追加メンバーも到着した。

(´<_` )「ドクオとワカッテマスか?」

(・∀ ・)「俺ら、ジョルジュさんからの指示で来ました。一緒に仕事できてマジ嬉しいっス!」

('A`)「よろしくっス」

('A`)「じゃあ、行くか」

33 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:18:54 ID:9OdOqdu20
ドクオ達は薬物の売人グループがアジトにしているマンションに向かった。
マンションの入り口には複数の防犯カメラと玄関はオートロックで不審者を阻んでいる。

(´<_` )「待ってろ。マスクと手袋を出すからな」ゴソゴソ

('A`)「必要ない」

(;・∀ ・)「え?でもカメラに証拠残っちゃうんじゃあ………」

('A`)「お前ら、コレ見える?」

34 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:19:28 ID:9OdOqdu20



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ('A`)益Ф彡ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



.

35 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:20:05 ID:9OdOqdu20
(´<_` )「何?なんだ?」

(;・∀ ・)「え?どうしたんスか?」

('A`)「まあ、見えないならそれでもいいさ」

('A`)『見えない奴はいつまでも見ないからな』

('A`)【RYKEY DADDY DIRTY】

('A`)メギャンミ#Ф益Ф彡

36 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:20:38 ID:9OdOqdu20




┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙ミ#Ф益Ф彡┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙



.

37 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:21:22 ID:9OdOqdu20
ーーーー幽波紋(スタンド)ーーーーー

姿・形はあるが目には見えない力。

それはいつでもどこの場所でも存在しているが見ようとしない人が見ないだけである。

('A`)「RYKEY DADDY DIRTY。この場所の全ての機械を支配しろ」

ミ#Ф益Ф彡 お”はよ”う” お” お” お”!!

その瞬間、防犯カメラの電源が落ち、オートロックが自動で解除され、ドクオ達を迎え入れるように開いた。

38 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:22:04 ID:9OdOqdu20
(*・∀ ・)「うおッ!すげッ!!マジッ!?」

('A`)ミ#Ф益Ф彡
「行こうぜ。あまり長く停止すると怪しまれるしな」

ドクオのスタンド能力【RYKEY DADDY DIRTY】は『精密機器・機械等を自身の支配下に置くことができる』。

スタンドが直接触れば、1、2秒で。
直接触ることができなくても1分間目視すれば、意のままに操ることができるのだ。

ドクオ達は、売人グループの部屋の前についた。

('A`)益Ф彡「よし。鍵を壊すぞ。一気に部屋に入って売人共をぶっとばす」

39 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:24:28 ID:9OdOqdu20
('A`)ガチャ

扉の取手を引っ張ると何の抵抗もなく扉は開いた。
鍵はかかってないようだ。その不用心さにドクオ達は、不安を覚えた。

(;'A`)「………行くぞ」

ドクオ達は、部屋に入った。

おそらく元々は白色だった壁紙は【真っ赤に染まっていた】。

部屋の至る所で、売人達の死体が転がっていた。

皆、鈍器の様なもので頭を殴られているようだ。

40 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:25:13 ID:9OdOqdu20
( <●><●>)「分かっていると思いますが、証拠は残さないように。」

(´<_` )「ダメだ。金庫はあったが、中は空っぽだ。【誰かが持ち去っている】」

(・∀ ・)「見てください。なんか【落書き】がありますよ!」

(´<_` )「何だこりゃ?【顔文字?】」

(・∀ ・)「AA(アスキーアート)ってやつじゃあないですか?」

('A`)「ワカ。この落書きと現場をスマホで撮ってくれ。ジョルジュさん達に報告しなきゃだ」

41 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:25:40 ID:9OdOqdu20
(´<_` )「どうする。撤退するか?」

('A`)「ああ」

( <●><●>)白ケショ!ケショ!

( <●><●>)「…………犯人の顔ですかね?血で書かれてますが。」

('A`)「…………さあな」

42 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:27:10 ID:9OdOqdu20
ーーーーーーーーー壁ーーーーーーーー


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ( ^ω^)ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


ーーーーーーーーー壁ーーーーーーーー

43 ◆6K3IPcAnTw:2023/11/15(水) 01:27:40 ID:9OdOqdu20


   #1 仕組み(メカニズム)



>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

44名無しさん:2023/11/15(水) 11:35:16 ID:s64S8SvI0
きたい

45名無しさん:2023/11/15(水) 19:59:45 ID:dFfgSnXk0

タイトルだけであなただとわかった
今回のドクオとハインはどうなるのか…
これからが楽しみ

46名無しさん:2023/11/16(木) 20:59:18 ID:SwB3dglM0
期待

47 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:30:03 ID:rlb2mHTE0
>>44様 ありがとうございます!

>>45様 過去作から応援頂きありがとうございます!
何卒本作品も最後迄お付き合いください!

>>46様 ありがとうございます!

お待たせ致しました。
最新話投下致します!

48 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:31:20 ID:rlb2mHTE0
  _
( ゚∀゚)白「…………」

('A`)「……以上が昨晩俺らが現場で見た全てです。」

(;'A`)「………その、申し訳ありません。金は手に入りませんでした。」
  _
( ゚∀゚)「………大体分かった。無駄足踏ませちまったな。今日は帰っていいぞ」

('A`)( <●><●>)「失礼します」

49 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:31:51 ID:rlb2mHTE0
N| "゚'` {"゚`lリ「ジョルジュ」
  _
( ゚∀゚)「分かってる。だが、まだ決まった訳じゃあない。例え、殺しがあった場所にこの落書きがあったとしてもな」
  _
( ゚∀゚)「阿部ちゃん。他の六龍天にもテレグラムで伝えてくれ」
  _
( ゚∀゚)「【この町にあの野郎がまた現れた】かもしれないってな」

それから数日が経ち、ドクオとワカッテマスはジョルジュに呼び出された。

50 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:32:39 ID:rlb2mHTE0
 _
( ゚∀゚)「ドクオ、ワカッテマス。お前らに仕事だ。阿部ちゃん。説明頼む」

N| "゚'` {"゚`lリ「この前、強盗(タタキ)に行ったところ、結構なニュースになっていたよな?警察(デコ)の奴らもこの事件について捜査しているらしい」

N| "゚'` {"゚`lリ「警察内には俺達の【協力者】が複数いる。その1人が事件当日の夜、お前らが強盗に入る1時間前の映像を借りてきた」

N| "゚'` {"゚`lリつー「これを見ろ」

阿部は、機械を捜査し、部屋内のディスプレイに監視カメラの映像を映した。

51 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:33:05 ID:rlb2mHTE0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

)))))))))))))))( ,_ノ` )y━・~

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     . ||||||シャ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

52 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:35:11 ID:rlb2mHTE0
(;<●><●>)「消えた?」

('A`)「スタンド能力!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「お前らを呼んだ理由は分かるな?手がかりはこの男の姿だけだが探しだして拉致(サラ)ってこい」

('A`)「………抵抗された場合はどうしたらいいですか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「生捕りが望ましいが、難しい場合は仕方ねぇ」
  _
( ゚∀゚)「頼んだぞ。早速、仕事に取り掛かってくれ」

53 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:37:02 ID:rlb2mHTE0
ーーーーーーーーーーーー
( ,_ノ` )カチッ

( ,_ノ` )y━・~スパー

(#゚;;-゚)「パパ!見てみて。お花の冠を作ったの!」

( ,_ノ` )y━・~「ああ、でぃちゃんは可愛くて良い子だねぇ。上手にできたねぇ」

(#゚;;-゚)「パパはお仕事?」

( ,_ノ` )y━・~「それはこれから決まるかな?」

( ,_ノ` )y━・~「この町の情報を取扱う奴らにこの場所の情報を掴ませた。だから罠とも知らずにこの館に来るやつを狩る」

( ,_ノ` )y━・~「でぃちゃん、ここは【狩場】なんだよ」

(#゚;;-゚)「パパ!誰か来たよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

54 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:39:56 ID:rlb2mHTE0
東地区と西地区の境目にある【洋館】はとある実業家の持ち物だったが、事業の失敗で失踪し、この建物だけが残った。

ドクオ達は何人かの情報屋から( ,_ノ` )がこの洋館に出入りしていると聞きつけ、この洋館に来ていた。

(・∀ ・)「雰囲気ありますね」

( <●><●>)「情報じゃあ、【男1人】がこの館に住んでいるらしいです。真偽不確かですけどね」

('A`)益Ф彡「数人程度の誤差なら俺のスタンドでカタがつく。問題ない」

(´<_` )「よし、入ろうぜ」

55 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:41:18 ID:rlb2mHTE0
館に入ったドクオ達をまず出迎えたのは【長い廊下】だった。距離があるらしく、奥の部屋の扉が小さく見える。

(・∀ ・)「変わった間取りだなあ」

テクテクテクテク(・∀ ・)(´<_` )( <●><●>)('A`)テクテク

( <●><●>)「…………」テクテクテクテク

('A`)テクテクテクテク

(´<_` )「…………」テクテクテクテク

(・∀ ・)テクテクテクテク

テクテクテクテク(・∀ ・)(´<_` )( <●><●>)('A`)テクテク

56 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:42:05 ID:rlb2mHTE0
('A`)「………」テクテクテクテク

('A`)「Aカップ♪Bカップ♪Cカップ♪Dカップ♪Eカップ♪Fカップ♪Gカップ♪Hカップ♪」

('A`)「色んなおっぱいあるぅけども貴方はどれが好きい♪」

( <●><●>)「全部」

('A`)「話終わっちゃうじゃん」

(・∀ ・)。:::・゚ブフォ

57 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:42:50 ID:rlb2mHTE0
(´<_` )「いや、ちょっと待てお前ら」

(´<_`; )「歩いて1時間くらい経つけど奥の部屋に辿り着かないぞ!なんで!?」

( <●><●>)「( ,_ノ` )←あの男のスタンド能力ですかね?同じ空間をループしているか、空間を繋ぎ直しているのか?」

(;・∀ ・)「どう違うんスか?」

( <●><●>)「後者の場合、対象物を別々の空間に飛ばすことも可能性の視野に入れなきゃいけないからです」

58 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:43:43 ID:rlb2mHTE0
パチン!

    (;・∀ ・)「誰か指を鳴らしました?

    ||||||バシュ

(;'A`)「斉藤!?」

( <●><●>)「どうやら後者のようですね」

(´<_` ;)パチン

||||||バシュ!

( <●><●>)パチン

||||||バシュ!

(;'A`)「クソッ!俺達をバラけさせるつもりかッ!?」

||||||バシュ!

59 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:44:38 ID:rlb2mHTE0
Σ(;・∀ ・)ハッ!?

( ,_ノ` )y━・~スパー
 つーー

またんきは先程の廊下から館の別の部屋に【瞬間移動】していた。

( ,_ノ` )y━・~「でぃちゃん。コイツはどう?」

( ,_ノ` )y━・~「君を虐めたかい?」

(#゚;;-゚)「パパ……こいつ、私のことをイジめてたの!」

60 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:45:43 ID:rlb2mHTE0
(#゚;;-゚)「嫌がる私を何度も蹴って笑ったの」

(# ,дノ` )「ウラァッ!!」ブォン

男は、持っていた金属バットを振りかぶり、斉藤を殴りつけた。

ドゴッ(; ∀  )「グッ!!!」

(#゚;;-゚)「私の服を奪って裸に剥いて、私のナカに、ペ○スを挿入したの」

(#゚;;-゚)「泣き叫ぶ私を見てこいつは笑っていた」

61 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:47:39 ID:rlb2mHTE0
(# ,дノ ゚)「ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア” ア”ッ!!!!!!」

(# ,_ノ ゚ )「よくも俺の娘を汚したなッ!!何の罪もない娘をッ!!テメェの欲望のためだけにッ!!」

何度も何度もバットを振り下ろす。
手足が折れ、肋骨が砕け、内臓に骨が刺さる。
顔の骨もグズグズになり、口や鼻から大量に出血する。

やがて、最期の一撃が斉藤の頭蓋を砕き、脳が床に溢れた。

(* ,_ノ` )y━・~「/\/\/\/\!!でぃちゃん!!お前をイジメていた男は殺したよッ!!/\/\/\/\/\/\!!!」

(#゚;;-゚)「パパ頑張って!あと3人だよ!」

62 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:48:50 ID:rlb2mHTE0
( ,_ノ` )y━・~【パリスグリーン】!!!

( ,_ノ` )y━・~『対象を客間からこの館に変更!館を13分割しろ』パチン!!

男の名は『渋澤』。
渋澤のスタンド能力【パリスグリーン】は、『渋澤が居る建物内の空間を13のエリアに分割する』。13のエリアに分割された空間をパズルの様に『組み替える』事で瞬間移動等ができる。

( ,_ノ` )y━・~パチン

そして、スタンド能力の発動は指を鳴らすこと。

||||||バシュ

63 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:50:48 ID:rlb2mHTE0
バシュ!( ,_ノ` )y━・~   ('A` )

Σ(;'A`)!?

( ,_ノ` )y━・~スパー
「でぃちゃん。こいつも君の事をイジメたかい?」

(#゚;;-゚)「こいつも私をイジメていた……寒空の下、冷たい水を頭からかけてきたり、コンパスの針を私の背中に刺してくるの」

(#゚;;-゚)「そして、こいつも私を犯した。無理矢理ナカに射精したの」

(# ,_ノ ゚ )「殺すッ!!!!!」

64 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:53:51 ID:rlb2mHTE0
渋澤は金属バットをドクオの頭めがけて振り下ろした。

('A`)Ф益Ф彡つバシッ

だが、ドクオはスタンドを発現し、渋澤のバットを受け止めた。

( ,_ノ` )「なんだァ?お前も『見える』ヤツかあ?」

ミ#Ф益Ф彡オラオラア!( ,_ノメ)。:::・゚:::・。

目にも止まらない速さで拳を叩き込まれた渋澤は2、3歩分の距離迄吹っ飛んだ。

65 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 00:55:30 ID:rlb2mHTE0
( ,_ノメ)「クッ……」

(# ,_ノ` )「クソがッ!!羨ましいなッ肉弾戦が強くて!!」

(#,_ノ` )「これだから嫌いなんだよッ!!近距離型のスタンドはッ!!」

(#,_ノ` )「パリスグリーン!!この部屋を13分割にしろッ!!」

部屋を13の空間に切り分け、その空間の中で瞬間移動を繰り返す。

目まぐるしく位置を変える渋澤にドクオは視界に捉えきれないでいた。

66 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:06:39 ID:rlb2mHTE0
ドゴッ!!。:::・゚::::・゚:( ,_ノ )。::::・。ドゴオオオ!!

だが、ドクオのスタンドは、さっきよりも早く正確に渋澤へ攻撃を加えていく。渋澤は、思わずバットを落とした。

内臓が傷ついたのか、血を吐き出し床を汚す。

(; ,_ノ` )(くっ……スピードと正確性に優れたスタンドだな。厄介な……)

(#゚;;-゚)「パパ!頑張って!!」

(; ,_ノ` )「大丈夫だ!でぃは何も心配するな!!パパが何とかする!」

('A`)

67 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:08:17 ID:rlb2mHTE0


    ('A`)「お前、さっきから誰と話してんの?」


.

68 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:09:02 ID:rlb2mHTE0
(; ,_ノ` )「………あ?何だ?そこに俺の娘が居るだろうが………」

('A`)「いいや、この部屋にはお前と俺しか居ない。さっきからお前【1人で喋っているだけだ】」

(; ,_ノ )!!?

('つ`)「……それにハッパ(大麻)臭え。薬でラリって幻覚見てんだよ、おっさん」

( ,_ノ )

69 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:09:28 ID:rlb2mHTE0
( ,_ノ )(あぁ、思い出した)

( ,_ノ )(でぃはもう居ない。イジメを苦に自ら命を………)

( ,_ノ )パチン

||||||バシュ

渋澤は館の玄関前迄、瞬間移動した。

70 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:11:34 ID:rlb2mHTE0
。::( ,_ノ` )「もう、これ以上はダメだ。リターンとコストが見合わない。早々にずらかるとしよう」

。:: ∀ (; ,_ノ ゚ )ギュウウウウウウ「!!?」

何者かが、渋澤の首をいきなり絞めた。
たまらず前方に倒れるが、人間離れした力で仰向けに変えさせられた。

。:::#・∀ ・::・。 ヨクモッ!ヨクモ俺ヲ殺シタナアアアアアアア!!許サネェゾ!!!

(; ,_ノ` )「ば、馬鹿なッ!?お前は確実に死んだはず!?何故、ここにいるッ!!」

「『殺人の被害者が加害者へ必ず復讐を果たさせる』スタンド」

(; ,_ノ` )!?

71 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:12:24 ID:rlb2mHTE0



┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙( <●><●>)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙



( <●><●>)「3ヵ月前に戦ったスタンド使いから『奪った』能力ですが、やはり便利ですね」

( <●><●>)「でも、アナタの能力の方が魅力的だ」

( <●><●>)【トラボルタカスタム】



ゴ ゴ ゴ ゴ( <●><●>)川メ ∵メ)ゴ ゴ ゴ ゴ


.

72 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:15:27 ID:rlb2mHTE0
( <●><●>) 「【トラボルタカスタム】は標的の『スタンド能力を奪う』能力である」

( <●><●>)「トラボルタカスタムのルールその1。標的にはトラボルタカスタムのルールと能力を説明しなければならない」

( <●><●>)「その2。トラボルタカスタムが奪ったスタンド能力を使用した場合、そのスタンド能力は消滅する」

( <●><●>)「その3。スタンド能力は2つ迄奪うことができる」

( <●><●>)「その4は割愛。」

( <●><●>)「その5。スタンド能力の強奪は標的の殺害によって完了する」

73 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:16:10 ID:rlb2mHTE0
シネェエエエ。:::# ゚∀ (; ,_ノ` )ギュウウウウウウ

(; ,_ノ` )「パ、パリス、グ」

( <●><●>)バキッ!!!

ワカッテマスは渋澤の指を踏みつけ、指を鳴らせないよう骨を折った。

( <●><●>)「何もさせません。早く死んでください」

(; ,_ノ )「……ククク………」

74 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:16:47 ID:rlb2mHTE0
(; ,_ノ ゚)「しゃあねぇなッ!今日が俺の命日だ!!だが、次はテメェらだぜ!!」

(; ,_ノ ゚)「この町の半グレ共はみんな死ぬッ!!NIRVANAも【VoodooChild】も【杉浦組】も壊滅だッ!!」

(; ,_ノ ゚)「【内藤ホライゾンはこの町に再び現れた】!!精々、今際の際の言葉でも考えとけッ!!」

。:::# ゚∀ (; ,_ノ )パキンッ!!

斉藤によって首を折られ、渋澤は絶命した。

75 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:17:28 ID:rlb2mHTE0
(;'A`)「ワカッテマス!」

( ´_ゝ`)「やっと見つけた!無事かお前ら?」

( <●><●>)「…………」

('A`)「殺したのか?斉藤も死んでいるじゃんか」

( <●><●>)「【内藤ホライゾン】……」

( <●><●>)「ドクオ君、至急ジョルジュさんに報告しましょう」

( <●><●>)「思っていた以上、面倒くさいことになりそうです」

76 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:18:49 ID:rlb2mHTE0


   #2【内藤ホライゾン】



>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

77 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/01(金) 01:21:21 ID:rlb2mHTE0
スタンドデータベース

スタンド名:パリスグリーン
本体:渋澤( ,_ノ` )y━・~
破壊力:無 スピード:B 持続力:A
精密動作性:A 射程範囲:B 成長性:E

渋澤が居る建物内の空間を13のエリアに分割する。
指を鳴らすことで13のエリアに分割された空間をパズルの様に『組み替える』事で瞬間移動等をすることができる。

渋澤にスタンド能力に目覚めたときに最初に行ったのは、イジメで命を絶った娘の復讐である。
スタンド能力を存分に使い、イジメの加害者達を全員殺害した。

元ネタ:PARISGREEN
https://www.youtube.com/watch?v=9N2HdvlRQo0

78名無しさん:2023/12/01(金) 21:09:54 ID:ELZLsLl60
乙です

79名無しさん:2023/12/01(金) 22:37:26 ID:CBkQZWUQ0
乙です

80 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/12(火) 23:55:57 ID:NaKAxT/.0
>>78様 ありがとうございます。

>>79様 ありがとうございます。

いつもお世話になっております!最新話投下致します。

81 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/12(火) 23:58:08 ID:NaKAxT/.0
【内藤ホライゾン】は半グレ達の恐怖の象徴である。

【内藤ホライゾン】の逸話は様々あり、どれが真実なのか全く分からないが、『事実』として分かっていることは3つ。

1つ。この町にあった32の半グレのチームはたった1ヵ月で大多数『全滅』した。

『全滅』。潰されたチームの半グレ達は皆殺しの憂き目にあった。

1つ。【内藤ホライゾン】は『仕事』をした証として奇妙な『落書』を残す。

1つ。『誰も【内藤ホライゾン】の姿を見たことがない』

82 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/12(火) 23:58:49 ID:NaKAxT/.0
  _
( ゚∀゚)「確かに言ったんだな?【内藤ホライゾンが再びこの町に現れた】って。」

( <●><●>)「はい。ウチも【VoodooChild】も【杉浦組】も潰されると言ってました」

N| "゚'` {"゚`lリ「……1つ足りねえな」
  _
( ゚∀゚)「ああ。【業(カルマ)】が入っていないのが気になるな」

83 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/12(火) 23:59:26 ID:NaKAxT/.0
N|; "゚'` {"゚`lリ「まさか、【内藤ホライゾン】と【業】が手を組んでいるんじゃあ?」
  _
( ゚∀゚)「さすがに可能性は低いと思うが………」
  _
( ゚∀゚)「【業】……西地区を支配する半グレチーム。どこまでも忌々しい奴らだぜ。」

N| "゚'` {"゚`lリ「そういや聞いたか?服役していた【業】のボスが仮出所するって話」
  _
( ゚∀゚)「ああ………獄中死すれば良かったのにな」

84 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:00:15 ID:UP9OH0/.0
ーーーーーーーG県立刑務所ーーーーー

(  ∀  )「先生、今日迄お世話になりました」

/ ,' 3「……何故だ?お前のようなキチガ○が外に出れる?」

(  ∀  )「ははっ!仮釈放は法律で定められている権利です。条件を満たしたから俺はムショを出れる」

/ ,' 3「チッ……二度と戻ってくるな。お前の顔なんぞ、もう見たくないぜ……」

(  ∀  )「さようなら先生。【また会う時迄】……」

85 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:01:51 ID:UP9OH0/.0
( ´∀`)モナモナ

ハハ ロ -ロ)ハ「無事、出所できてよかったですよね」

(;‘_L’)「ムショで問題起こして刑期が伸びるんじゃあないか心配だったよ」

( ´∀`)モナ!

(;‘_L’)「出てきたぞ!2人とも礼だ!」

(;‘_L’)「おつとめご苦労さんでしたッ!!」

86 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:06:28 ID:UP9OH0/.0




┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(  ゚∀゚ )┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙


.
ハハ ロ -ロ)ハ「失礼します!」

(  ゚∀゚ )y-シュボ!

(;‘_L’)「何かお召し上がりになりますか?寿司取ります?」

(  ゚∀゚ )y-〜° フゥ〜〜〜

(  ゚∀゚ )「【バースデーケーキ】を買いに行こうか」

87 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:08:09 ID:UP9OH0/.0
テクテクテクテク/ ,' 3〜♪

G県立刑務所の刑務官である荒巻の足取りは軽かった。
明日は彼の誕生日で、59歳の彼は還暦を迎える。

同居している息子夫婦の家まで急いで帰る。
最近、産まれたばかりの初孫の笑顔を思うと、思わず荒巻の顔に笑みが溢れた。

/ ,' 3「ただいま〜」

(  ゚∀゚ )「先生!お帰りなさい!」

88 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:09:43 ID:UP9OH0/.0
/ ,' 3

/ ,' 3

/ ,' 3「……は?」

/;,' 3「何故!?なぜお前がここにいるッ!!?」

ジャキ(‘_L’)yr=/;。°3ハッ!

(‘_L’)「黙れ。妙な動きをするんじゃあない」

(  ゚∀゚ )「ささ、先生。リビングでみんな待ってますよ」

89 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:10:39 ID:UP9OH0/.0
(*  ゚∀゚ )「はっぴばーすでーとぅーゆーはっぴばーすでーとうーゆー」

(*  ゚∀゚ )「はっぴばーすでーでぃあ荒巻先生ぇーーー」

(*  ゚∀゚ )「はっぴばーすでーとぅゆー」

/ ;; 3「お”お” お”お” お”お” お”お” お”お”あ”あ” あ”あ” あ”あ”!!!!!」

リビングのテーブルに腰掛けていたのは息子夫婦の死体だった。急所を銃で撃たれており、ほぼ即死だ。

(*  ゚∀゚ )「見てください!バースデーケーキも買ったんですよ!それに先生のご家族はすぐ殺しましたからね!」

(*  ゚∀゚ )「無駄に痛めつけて殺すなんてしてませんから安心してください!」

90 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:12:03 ID:UP9OH0/.0
/ ;; 3「ぎざまアアアアアアア!!!なんてことを!なんてことをッツツツツツ!!!!」

(*  ゚∀゚ )「ははははっ!うるさっ!!」

(  ゚∀゚ )「先生、俺のことをゲロ吐く迄殴りつけましたよね?あれ痛かったなあ」

(  ゚∀゚ )「それに仮釈放も最後迄反対したんですよね?それ聞いてちょっ〜〜とムカツいちゃったんですよ」

(  ゚∀゚ )「だからシャバに出たら絶対に仕返ししてやろうと思っていたんです」

91 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:13:00 ID:UP9OH0/.0
ハハ ロ -ロ)ハ
つアカチャンと ホギャアホギャア!

/ ;; 3!!?

(  ゚∀゚ )「ガキを床に置け。フィレンクト、道具出せ」

(*  ゚∀゚ )yr=
「先生!どうすればいいか分かりますよね?正しい行動をお願いします」

/ ;; 3「……ぉ……お……」

92 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:14:30 ID:UP9OH0/.0
荒巻は、孫に近づいた。
彼は、孫に覆い被さるように抱きしめ、懇願する。

/ ;; 3「私のことはどうしてもいい。孫だけは!!せめて孫だけは殺さないでくれ」

(*  ゚∀゚ )yr= パシュ!パシュ!パシュ!

消音器(サイレンサー)で極限まで小さくなった銃声が微かに部屋に響いた。

/ ;; 3「?」

/ ;; 3「………あ、あぁ……」

/ ;; 3「あ”あ” あ”あ” あ”あ” あ”あ”ッ!!!」

93 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:15:38 ID:UP9OH0/.0
荒巻の孫は、彼の腕の中で血まみれで息絶えていた。
弾丸は荒巻の身体を【透過】したかの様にすり抜け、孫の命を奪った。

(* ;д; )「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」

(* ;∀; )「イイッ!!その絶望の極致の様な顔ッ!!今迄見た中で最っ高のエンターテイメントだッ!!!」ダーハッハッハッ

/ ;; 3「……お……」

/ ;; 3「鬼め………」

94 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:17:25 ID:UP9OH0/.0
(* ;д; )yr= パシュ!パシュ!パシュパシュ!

(* ;д; )カチッカチッカチッカチッカチッカチッカチッ

(* ;д; )「弾ある?」

(‘_L’)「どうぞ」

(* ;д; )カチャカチャ

(* ;д; )yr=パシュ!パシュ!パシュ!パシュパシュパシュ!パシュ!

95 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:18:17 ID:UP9OH0/.0
(*  ゚∀゚ )ふぅ

(*  ゚∀゚ )「お誕生日おめでとうございます、先生」

(*  ゚∀゚ )「真っ赤なちゃんちゃんこ着れて良かったですね!」

(  ゚∀゚ )「モナー、冷蔵庫から見繕ってなんか作ってくれ。腹減ったわ」

( ´∀`)モナモナ〜♪

荒巻一家の死体を脇に退けて、彼らはリビングでくつろぎ始めた。肉を焼く音がしばらく続く。

96 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:23:16 ID:UP9OH0/.0
(  ゚∀゚ )「つーか、お前誰?新顔か?」

ハハ ロ -ロ)ハ「シャス!!雛子アロハオエと申します!!」

ハハ ロ -ロ)ハ「スタンド能力の都合上、『ハローさん』とお呼びください!ヨロシャッス!!」

(  ゚∀゚ )「ふーん」

(‘_L’)「こいつ結構使えるヤツなんですよ。スタンド能力も暗殺向きですし。」

(  ゚∀゚ )「暗殺向きで思い出したが、【ドープマン】はどうした?」

97 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:24:08 ID:UP9OH0/.0
(‘_L’)「アイツは、予定通り【NIRVANAに潜り込めた】ようです。おそらく近日中に連絡があるかと。」

(*  ゚∀゚ )「ふふふ、そうか」

( ´∀`)モナ!

(*  ゚∀゚ )「お!生姜焼きか!大好物なんだよな!」

モグモグ(  ゚〜 ゚ )(待ってろよジョルジュ。必ずお前をぶち殺して全てを奪ってやるからな)

彼らはG県の西側を支配する半グレ組織【業(カルマ)】。

主な収益源は覚醒剤の販売である。

98 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:24:59 ID:UP9OH0/.0
キャラクタデータ


    (  ゚∀゚ )蒼井アヒャ(30歳)


            業(カルマ) ボス




    (‘_L’)平子フィレンクト(33歳)



            業(カルマ) 幹部
            アヒャの右腕

99 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:25:50 ID:UP9OH0/.0

    ( ´∀`)噴上モナー(25歳)


            業(カルマ) 所属



     ハハ ロ -ロ)ハ ハローさん(18歳)
      (本名:雛子アロハオエ)


            業(カルマ)所属

100 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:26:25 ID:UP9OH0/.0
ーーーーーーー数日後ーーーーーー

六龍天幹部「ジョルジュさん!今日はありがとうございました!メシご馳走様です!」
  _
( ゚∀゚)「おう!また、明日から稼いでくれや」

六龍天幹部「お任せください!」

六龍天幹部「おらガキ、車出せ!」

( ´_ゝ`)「はい」

………ブロロロロロ…………

101 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:26:59 ID:UP9OH0/.0
六龍天幹部「おめえ、この組織に入って、どんくらい経つ?」

( ´_ゝ`)「まだ全然です。新人なもんで」

六龍天幹部「おめえ、ビックになりてぇか?NIRVANAに入ってよかったな!ジョルジュさんの下についてたら大丈夫だからよ!」

六龍天幹部「だが、ここはMADLands。ジョルジュさんはいつだって暗殺や襲撃の危険がついてまわる」

六龍天幹部「おめえもNIRVANAの看板背負ってんだからイモ引く真似はすんじゃねぇぞ!」

102 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:27:48 ID:UP9OH0/.0
( ´_ゝ`)「………」

六龍天幹部「…………ん?おめえどこ走ってんだ?」

( ´_ゝ`)「…………」

車は西地区の人気の無い駐車場で停まった。街灯の数が少なく、辺りは薄暗い闇に覆われていた。

六龍天幹部「……何のつもりだ?」

103 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:28:31 ID:UP9OH0/.0

( ´_ゝ`)「かの文豪、川端康成作『雪国』の冒頭はこの様に記されている」

( ´_ゝ`)「トンネルを抜けるとそこは【地獄】だった」

つrー< 六龍天幹部「……おめえ、まさか」

つrー<・パシュ!六龍天幹部。:::・゚::::・゚::・。

ハハ ロ -ロ)つrー<・パシュ!パシュ!パシュ!

104 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:29:13 ID:UP9OH0/.0
(  ゚∀゚ )「殺すのは初めてか?」

ハハ ロ -ロ)ハ「直接は初めてです。スタンド能力使用の殺人は回数重ねてますが。」

(  ゚∀゚ )「どうだった?」

ハハ ロ -ロ)ハ「え?特に何も。死んだなって思いました」

(*  ゚∀゚ )「お前、面白いな」

( ´_ゝ`)「ボスお久しぶりです」

105 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:29:58 ID:UP9OH0/.0
(*  ゚∀゚ )「おお!【ドープマン】!久しぶりだな!元気にしてたか?」

(*  ゚∀゚ )「お前のおかげで目的への第一歩を踏み出せたよ」

( ´_ゝ`)「ありがとうございます」

ギラッギラッギラ( ´_三 ゝ三")ギラッギラッギラ



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴ("三 ゝ三")ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


.
(‘_L’)「NIRVANAのメンバーとはいつ【入れ替わったんだ?】」

("三 ゝ三")渋澤ッテ云ウキ○ガイノ屋敷ニ居タ時デスネ

106 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:30:30 ID:UP9OH0/.0
ーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー

(´<_` ;)「最悪だ。みんなとはぐれちまった」

(´<_` ;)「ここはなんだ?洗面所?」

( ´_ゝ`)|鏡|(´<_` ;)

(´<_`; )「早く合流しなきゃ。俺はドクオとワカッテマスと違ってスタンド使いじゃあないし」

(´<_` ;)「………俺ってこんな顔だっけ?」

ニコッ( ^_ゝ^)|鏡|Σ(´<_` ;)

107 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:31:23 ID:UP9OH0/.0
ズルズル|鏡|つ<´<_ ゚ ; )「ああああ!!助けてッ!!」

|鏡|……ずるりっ………

|鏡|

|鏡|ドスッ!ドスッ!ドスドスドスッ!!

|鏡|

|鏡|……ずるりっ(* ´_ゝ`)ニヤニヤ…………

ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー

108 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:32:16 ID:UP9OH0/.0
ギラッギラッギラ( ´_ゝ三")

( ´_ゝ`)「車から死体を出したら、東地区に戻りますね」

ハハ ロ -ロ)ハ「大丈夫ですよ。ジョルジュやNIRVANAの幹部達は今日全員死にます」

ハハ ロ -ロ)ハ「ボス。幹部のスマホを手に入れました。指紋認証だったからロック解除は簡単でしたよ」

ハハ ロ -ロ)ハ白「それでは他のNIRVANAの幹部に【電話】をします!」

109 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:33:02 ID:UP9OH0/.0
阿部は、自室で雑誌を読みながら寛いでいた。

白<prrrrrrri

N| "゚'` {"゚`lリ「ん?あいつからか……」

N| "゚'` {"゚`lリ ピッ「おう。どうした?」



【ワタシ、ハローさん】



N| "゚'` {"゚`lリ「………誰だテメェ」

110 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:34:02 ID:UP9OH0/.0

【今】



┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙

【アナタノ後ロニイルノ】

从°●°°从N| ;"゚'` {"゚`lリ。:::・゚::::・゚::・。
     。:::・゚:::つ+ーー:・゚::・。

      「グアアアアアアアア!!!」


        ┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙

.

111 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/13(水) 00:34:52 ID:UP9OH0/.0



    #3 ノーバディ・ノーズ その①



>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

112名無しさん:2023/12/14(木) 19:45:35 ID:8G9EMUDg0
わくわく

113 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:36:57 ID:1vbmkHOE0
>>112様 ありがとうございます!

お待たせ致しました。2023年最後の更新になります。
最新話投下致します。

114 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:37:27 ID:1vbmkHOE0



    #4 ノーバディ・ノーズ その②


.

115 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:38:35 ID:1vbmkHOE0


       从°●°°从



ハローさんのスタンド【ノーバディ・ノーズ】。

その能力は【電話に出た標的を背後から刺殺する】というもの。
標的へ電話をかけさえすれば、自動的に能力が発動する。

N|;  '` { `lリ「………ア……ア……ア」

从°●°°从…………

116 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:39:32 ID:1vbmkHOE0

【ノーバディ・ノーズ】は阿部の背後から急所を刺し貫いた。
大量の出血から見て、まもなく死ぬだろう。

スタンド能力を解除し、本体の下へ戻る時だった。

N|;  '` { `lリ「………ア………ア」


N|# "゚'` {"゚`lリ【ア・グレイト・ビック・ワールド!】


.

117 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:40:09 ID:1vbmkHOE0
阿部の掌から【20面ダイス】が現れた。

ダイスの面には数字ではなく、19面に『吉』、残り1面のみに『大凶』と彫られている。

阿部は、ダイスを振った。
ダイスは転がり、『吉』が出た。

次の瞬間、阿部の致命傷は綺麗さっぱり無くなった。

从°●°°从!?

N|; "゚'` {"゚`lリ=3 フゥ〜〜

118 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:41:50 ID:1vbmkHOE0
阿部のスタンド能力【ア・グレイト・ビック・ワールド】は【阿部にとっての厄災を何処かに飛ばす】能力である。

20面ダイスの形をしており、19面ある『吉』を出せば厄災(=阿部にとって都合の悪い事象)を何処かに飛ばすことができる。

阿部は『吉』を出し、先程の致命傷を何処かに飛ばしたのだ。

もちろんリスクはある。

ダイスを振り、もし『大凶』が出れば、今迄飛ばしていた厄災全てが阿部に降り注がれる。

119 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:42:42 ID:1vbmkHOE0
N|; "゚'` {"゚`lリ!!?

N| ;"゚'` {"゚`lリ「さっきの奴がいねぇ!!」

ノーバディ・ノーズは阿部の前から姿を消した。暗殺が失敗して、逃げたのか?

否。【暗殺は標的が死ぬ迄続く】

白<prrrrrrr

N|; "゚'` {"゚`lリそ

120 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:43:22 ID:1vbmkHOE0
N| ;"゚'` {"゚`lリ「……馬鹿が。電話に出る訳ねーだろ」

白<prrrrrr

白<ピッ!

N|; "゚'` {"゚`lリ!!!!!

阿部は、携帯に触れていない。
勝手に通話が開始された。


【ワタシ、ハローさん】


.

121 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:44:18 ID:1vbmkHOE0
【今】


【アナタノ後ロニイルノ】


从°●°°从N| ;"゚'` {"゚`lリ。:::・゚::::・゚::・。
     。:::・゚:::つ+ーー:・゚::・。

「なんだよもおおおおおお!!!またかよおおおおおおおおおお!!!!!」


.

122 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:45:21 ID:1vbmkHOE0
阿部は、ダイスを振った。
ダイスは転がり、『吉』が出た。

N| ;"゚'` {"゚`lリ「ハァハア……クソがッ!!」

阿部は、ダイスを見た。

19面あった『吉』は17面まで減り、かわりに3面まで『大凶』が増えている。

N|; "゚'` {"゚`lリ(俺のスタンドは連続で使用すればするほど、『吉』と『大凶』の割合が変わってくる。10回も連続で振らされたら『大凶』の数が逆転しちまう!!)

123 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:46:07 ID:1vbmkHOE0
N|; "゚'` {"゚`lリ白スマホポチポチ
(俺を攻撃しているのは十中八九、自動操縦型のスタンド!決まった条件下でしか攻撃できないかわりに本体へのダメージフィードバックは皆無だ)

N|; "゚'` {"゚`lリ 白スマホポチポチ
(スタンドは『電話に出る』という条件で攻撃してくる!俺が『大凶』を出す前に本体を見つけだして叩くしかないッ!)

N|; "゚'` {"゚`lリ(連絡は終わったぞ!)

阿部は、自身のスマホを叩きつけて破壊した。

124 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:46:40 ID:1vbmkHOE0
ーーーーー西地区のカフェーーーーー

ハハ ロ -ロ)ハ ズズズッ
 つ旦

ハハ ロ -ロ)ハ(変だ。スタンドが解除されない。標的はまだ死んでないってことか?)

ハハ ロ -ロ)ハ(相手も当然スタンド使い……。手間取るな。他の幹部を標的にした方がいいか?)

ハハ ロ -ロ)ハ(いや、ボスはまず幹部の阿部を殺せと指示した。生かしておいたら厄介だと。やつのスタンド能力と関係しているな)

ハハ ロ -ロ)ハ(だが関係ない。時間が長引くほど、私のスタンドの術中にハマっていく。必ず六龍天全員を殺す)

125 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:50:09 ID:1vbmkHOE0
N| ;"゚'` {"゚`lリ「忌々しい。俺も本体を探しに行くべきか?ここでじっと待つか?」

N|; "゚'` {"゚`lリ「いや?やはり『信じて待とう』。下手に外に出れば、どんな脅威があるか分からん」

阿部は、汗を拭き、思考を巡らせていた。
スタンド能力で致命傷を飛ばしたとしても、その時受けた痛みが消える訳ではない。

阿部は、先程の出来事を逡巡する。
鮮明に思い出されるコール音と敵スタンドの死の宣告。

126 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:50:30 ID:1vbmkHOE0

【ワタシ、ハローさん】

【今】

【アナタノ後ロニイルノ】

127 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:51:14 ID:1vbmkHOE0



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 从°●°°N| ;"゚'` {"゚`lリゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


.

128 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:52:17 ID:1vbmkHOE0
阿部は、ノーバディ・ノーズに転倒させられた。
うつ伏せで組み伏せられ、身動きできないように押さえつけられている。

N| ;"゚'` {"゚`lリ(まさか。まさかッ!?)

N|; "゚'` {"゚`lリ(脳内も対象ってことかッ!?実際に電話に出なくても、頭で思っただけもッ!?)

ノーバディ・ノーズはダイスを振ろうとする阿部の両手を斬り落とした。

129 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:52:48 ID:1vbmkHOE0
ノーバディ・ノーズの表情は変わらない。
しかし、阿部を突き刺す凶器にはようやく標的をブチ殺すことができる狂気じみた愉悦が見え隠れしていた。

N|  ` { `lリ。:::・゚::::、ブッ!!


阿部は無理矢理天を仰ぎ、血の混じった唾液を噴き出した。

N|  ` { `lリ「…………」

阿部の呼吸が止まった。両手は無くなりダイスを振ることもできなかった。

130 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:53:47 ID:1vbmkHOE0
ーーーーー西地区のカフェーーーーー

ハハ* ロ -ロ)ハ(お!私のスタンドが戻ってきたのを感じるぞ!やった!阿部を殺したんだな!?)

ハハ* ロ -ロ)ハ(次は誰を殺すかな〜〜?いきなりジョルジュにいっちゃうか?)

A■)ドンッ!ハハ; ロ -ロ)ハ「うわっ!」

ハローさんは突然、見知らぬ誰かにぶつかられてスマホ落としてしまった。それを見知らぬ誰かが慌てて拾う。

131 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:54:25 ID:1vbmkHOE0
ハハ#ロ -ロ)ハ「テメェ!どこに目つけてんだビチグソがツツツツツ!!ブチ殺すぞッ!!」

(■A■)「申し訳ぇございませぇん。スマホは壊れてませぇん。どうぞ、お納めくださぁい」

m(■A■)m「平にぃ平にご容赦ぉ」ドケザーー

ハハ;#ロ -ロ)ハ「チッ。失せろ!」

(■A■)「あざっしたぁ」

132 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 00:54:52 ID:1vbmkHOE0
ハハ ロ -ロ)ハ=3
 つ白

ハハ ロ -ロ)ハ(気を取り直して次はジョルジュだ。電話をかけるぞ)

ハハ ロ -ロ)ハ白

ハハ; ロ -ロ)ハ白シューシュー
「あれ?鳴らない?」

ハハ ロ -。:::・゚::::・゚::・。 ボンッ!!

ハハ; д※※「ぎゃああああああああああ!!!!」

突然、【ハローさんのスマホが爆発した】
爆発の衝撃と炎。金属片が顔面を傷つけ、彼女は衝撃と痛みでのたうち回っていた。

133 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 01:00:45 ID:1vbmkHOE0
('A`)つ■-■スチャ

救急車のサイレンが先程のカフェに近づいてくる。ドクオは少し離れた場所でサングラスを外した。

('A`)(六龍天幹部のスマホには位置情報を伝えるためのアプリが実装されている)

('A`)(阿部さんの指示で幹部のスマホの位置情報を辿ってみたら、さっきの女が幹部のスマホを弄っていた)

('A`)益Ф彡(電話を使うスタンド使い。だから、ワザとぶつかって、スマホのバッテリーが爆発するように能力を使った)

('A`)

('A`)「阿部さん大丈夫かな?敵のスタンド能力はたぶん解除されていると思うが……」

134 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 01:01:40 ID:1vbmkHOE0
N|  ` { `lリ

………カラン………

阿部が吐き出した唾液が床に落ちた。
その中には【20面ダイスがあり、吉を示していた】。

N|; "゚'` {"゚`lリ ブハーッハーーッ!!

N|; "゚'` {"゚`lリ「今のはマジでやばかった!ギリギリ死ぬ寸前で『吉』が出てよかったぜ」



ハローさん(本名:雛子アロハオエ)
スタンドーーノーバディ・ノーズ

ーーー顔面と脳がシェイクされたため、再起不能(リタイア)

135 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 01:02:45 ID:1vbmkHOE0
ーーーー数時間後ーーーー

  _
( ゚∀゚)「俺達の仲間が死んだ」

( <●><●>)「……………」
  _
( ゚∀゚)「銃殺だ。だが、遺体は彼の部屋の中で発見された。おそらく別の場所で殺された後、部屋に移されたんだろうな」
  _
( ゚∀゚)「当然というべきか。防犯カメラに犯人の映像は残ってなかった」
  _
( ゚∀゚)「また、阿部ちゃんも襲われた。ギリギリのとこだったらしい」

N| "゚'` {"゚`lリ「…………」

136 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 01:03:14 ID:1vbmkHOE0
  _
( ゚∀゚)「これが何を意味しているか?分かるか?」

('A`)「喧嘩売られていますね」
  _
( ゚∀゚)バチンッ!(メ'A`)。:::°
 と彡
  _
( ゚∀゚)「正っ解☆!」

(メ)'A`)(なんで殴られたん?)

137 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 01:03:45 ID:1vbmkHOE0
N| "゚'` {"゚`lリ「タイミング的には【業】だよな?」
  _
( ゚∀゚)「ボスのアヒャは俺に恨みがあるからな。だが、証拠がない」
  _
( ^∀^)「じゃあ行くか」

( <●><●>)「お出掛けですか?」
  _
( ゚∀゚)「ああ。ドクオ、ワカッテマス、俺と一緒に来い。【挨拶】に行くぞ」
  _
( ゚∀゚)「目的地は西地区。【業】の本拠地だ。」

>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

138 ◆6K3IPcAnTw:2023/12/29(金) 01:07:37 ID:1vbmkHOE0
スタンドデータベース


       从°●°°从

スタンド名:ノーバディ・ノーズ
本体:ハローさんハハ ロ -ロ)ハ(本名:雛子アロハオエ)
破壊力:B スピード:B 持続力:A
精密動作性:E 射程範囲:A 成長性:E

電話に出た標的を背後から刺殺する。
電話に出なくても勝手に通話して能力を発動するし、また、脳内で思い返しても能力が発動する。

元ネタはヒップホップグループ「nobodyknows+」

139名無しさん:2023/12/29(金) 11:03:56 ID:Xw2wVht60
乙、ハローさんのスタンド強すぎる

140名無しさん:2023/12/30(土) 00:13:39 ID:vbNMMStU0
乙津

141 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:13:58 ID:1O2liIYw0
>>139様 ありがとうございます!!
暗殺特化のスタンドですからね!阿部以外は標的にしたら全勝していたかもしれません。

>>140様 ありがとうございます!

最新話投下致します!

142 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:16:59 ID:1O2liIYw0
ーーーー西地区・とある雑居ビルーーーー
  _
( ゚∀゚)「……チッ、ここってエレベーターないのか」

( <●><●>)「階段で行くしかないようですね」

('A`)「俺が前に出ます。ワカはボスの後ろで背後に注意してくれ」

やがて、彼らは雑居ビルの6階に到着した。
他の部屋にテナントは入っておらず、最奥の部屋が【業(カルマ)】の拠点だ。

143 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:18:05 ID:1O2liIYw0
('A`)o|扉 ゴンゴン

('A`)「反応ありませんね」
  _
( ゚∀゚)「じゃあ開けてみるか」

('A`)o|ガチャ

扉には鍵がかかっておらず、彼らは部屋の中に入っていった。部屋は意外と広く、大体、60m2のスペースがあった。

( <●><●>)「……….これ隣の部屋をぶち抜いて使ってますね」

('A`)「何のために?」

144 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:18:38 ID:1O2liIYw0
(; <●><●>)「危ないッ!!!」

(; <●><●>)つ==((('A`;)ドン!




ドッカン!!。:::・゚::::・゚::・。 <●>;)



.
(;'A`)「ワカッテマス!!!」

145 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:19:19 ID:1O2liIYw0



┣゙┣゙┣゙┣゙モナ♪( ´∀`)モナ♪┣゙┣゙┣゙┣゙



(;'A`)「【業】の奴か!?……!!?」

(; ゚A ゚)『ジョルジュさんがいないッ!!?』

146 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:20:08 ID:1O2liIYw0
  _
( ゚∀゚)
  _
( ゚∀゚)(なるほど。おそらく、1階下のフロアに落とされたか)
  _
( ゚∀゚)(アヒャのスタンド能力だな……!!)

ジョルジュは、壁側から粘りつく様な嫌な気配を感じた。

突如として壁から3発の弾丸が飛び出てきた。全ての弾丸はジョルジュの腹部に命中した。

『アヒャヒャヒャヒャ!!!』

『死んだかあ?ジョルジュ?死んだぁ?』

147 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:21:05 ID:1O2liIYw0
  _
(;  ∀ )「………物質……透過」

『お?生きてるぅ?』
  _
(; ゚∀゚)「防弾チョッキがあっても痛ぇもんは痛ぇな」
  _
( ゚∀゚)「お前のスタンド能力は【あらゆる物質を透過する】。お前の目は障害物を見透かし、お前の体はあらゆる物質を通り抜けることができる。お前が触れた物質も同様にな。」
  _
( ゚∀゚)「シンプル。ゆえに厄介極まりないスタンド。だよな、アヒャ。」

148 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:26:36 ID:1O2liIYw0
ジョルジュがいるフロアには所々にスピーカーが設置してあった。そのスピーカーから【業】のボスであるアヒャの声がジョルジュに語りかける。

『そうだよな。お前は俺のスタンドを知っているもんな?元【親友】だからな』

『だが、俺もお前の【スタンド能力】を知っている。絶対、お前のスタンドの【射程範囲】には入らない』

『しかし、ジョルジュ。お前、油断しているんじゃあないか?ここは敵地だぞ?スタンドも発動せずにぼーっとしやがってよぉ』
  _
( ゚∀゚)「油断………確かにな」
  _
( ^∀^)「優秀な部下がいるからな。気ぃ抜いちゃったよ」

『お前の手下は死ぬ』

『モナーは強いぜ』

149 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:27:08 ID:1O2liIYw0
(;'A`)「ワカ、大丈夫か?」

(メ。:::・゚。<○>)「グ……ムゥ………」

(;'A`)(早く阿部さんのスタンドでダメージを飛ばして貰わないと……そのためにも……)

(#'A`)「お前を倒し、ジョルジュさんを取り戻して、ここを脱出する。やることはそんだけだ!」

( ´∀`)モナモナ

( ´∀`)【スマッシュ・マウス】

( ´∀`)メギャン!Σz ワ zΣキャシャャ!

150 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:28:04 ID:1O2liIYw0



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ Σz ワ zΣゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



.

肩甲骨と思われる箇所から昆虫の様な羽が4枚生えている。また、それは4本の腕が生えていた。

目はついておらず、大きく開いた口から乱杭歯が見隠れする。

モナーが発現したのは醜悪な妖精の様な姿をしたスタンドだった。

151 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:28:36 ID:1O2liIYw0
( ´д`)【メキメキィ】Σz ワ zΣ

Σz ワ zΣグニグニ
つ(メキメキィ)と

Σz ワ zΣグニグニ
つ(●)と

( ´∀`)つ(●)とΣz ワ zΣキシャシャ

モナーの声・言葉が、具現化する。
スタンドは4つの手で圧縮し、黒々とした【鉄球】に変えて、モナーに渡していた。

152 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:32:45 ID:1O2liIYw0
モナーは、カーボン製の紐に鉄球を繋ぎ、振り回し始めた。


( ´∀`)つーーーーーー(●)ブォン!


回転の勢いを利用して、モナーは、ドクオに向かって鉄球を真っ直ぐ飛ばす。

ミ#Ф益(;'A`)「くっ!」

ドクオは、鉄球を回避した。
鉄球はそれほど早くなく、冷静に対処したら、避けることは容易だった。【避けるだけなら】。

153 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:33:36 ID:1O2liIYw0
ドクオの腕を起点に、紐がドクオの体に巻き付いていく。巻きついた反動で鉄球がドクオの左太腿に当たった。勢いが衰えたのか当たった時の衝撃は大したことはない。

メキメキィ(; A )「ぐあああああッ!!!」

鉄球が解け、【メキメキィ】と言う塊がドクオに貼り付く。鉄球が当たった以上の衝撃が肉を貫いた。

おそらく骨折したのだろう。
左太腿が青黒く染まり、パンパンに膨れ上がる。

(;'A`)(このスタンド能力!!分かりかけてきた)

154 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:34:46 ID:1O2liIYw0

(;'A`)(古来より霊力のある人間の『言霊』には不思議な力が宿ると言われている。この男のスタンドも同じ論理(ロジック)だ!)

(;'A`)(男が言った【『効果音』を実際に武器として作り出し、標的に当たれば、効果音通りの影響を与える能力】ってところか……)

( ´д`)【ベターーーッ】

Σz ワ zΣグニグニ
つ(●)と

(;'A`)(攻撃しなくてはッ………クソッ!動けよ足!!)



ブンブンブン(●)((´∀`= ´∀`))(●)ブンブン!



オラァ(# ´д`)つーーーーー(●)ブォン!!

.

155 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:37:35 ID:1O2liIYw0
鉄球を振り回していたモナーが再び攻撃を開始する。モナーは、遠心力を利用し、鉄球を振り下ろした。


ウォ!(;'Aメ)バシュ(((●)))ドォオオン!!


ドクオは間一髪で鉄球の直撃を避けたが、掠ってしまい、額の皮が斬れてしまった。とめどなく血が流れてくる。

(;'Aメ)(鉄球単体だけでも脅威だ!!直撃したら普通に死ぬッ!!!)

ミ#Ф益(;'Aメ)【RYKEY DADDY DIRTY】!

156 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:38:21 ID:1O2liIYw0
【RYKEY DADDY DIRTY】の能力により、『照明器具』を支配したドクオは室内の光を全て消した。

(よしッ!一気に真っ暗だ。ワカの位置は大体分かっている。ワカを救出してこの部屋から脱出するぞ)

(…………!?)

(なんだ!?『身体が動かない』!?)

【ビカーーッ】

( ´∀`)つ+(○)+ビカーーッ

157 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:41:25 ID:1O2liIYw0
モナーの鉄球が強い光を放つ。
光はモナーを基に広範囲を照らした。

(;>A`)「クッ……眩しい……ああ!?」

床には【ベターーーッ】と言う文字が張り付いており、ドクオの身体を粘着質のトリモチの様に貼り付き固定していた。

( ´∀`)ゴンッ!!(;メA )。:::・゚::::・゚::・。
 (○)と彡

158 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:42:22 ID:1O2liIYw0
(;メAメ)「ッッ痛ッッ!!!」

(;メAメ)(死ぬッ!俺は死ぬッ!!!)

(;メAメ)

(;メAメ)(半グレになった時、誰かに殺される覚悟はできていただろッビビるなッ!!ドクオッ!!後悔は無いはずだッ!!)

159 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:42:46 ID:1O2liIYw0
本当に?

後悔は無いか?


(;メAメ)


心残りは無いのか?

160 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:43:15 ID:1O2liIYw0
ーーーーーーーーーーーーーーーーー


       从^∀从


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

161 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:43:43 ID:1O2liIYw0
ミ#Ф益Ф彡オラオラオラオラオラオラア!!

【RYKEY DADDY DIRTY】は床板を引っ剥がし、ドクオが固定されている床ごと持ち上げた。

(; ´∀`)!!!!??

ミ#Ф益Ф彡オラオラオラオラオラオラア!!

そのままモナーの方に放り投げた。
ドォーーーーーンという音がビル全体に響きわたる。

162 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:44:30 ID:1O2liIYw0
(;メA`)「……ぅう……は、ハインさんに感謝だな」

(;メA`)「体が動く……あの男は……」

(; ∀ )チーーン

(;メA`)「気絶しているみたいだな。スタンド能力が解除されているのがいい証拠だ」

(;メA`)「ワカッテマスは?」

Σ (;メA`)ハッ!



ゴ ゴ ゴ ゴ川メ ∵メ) (; ∀ )ゴ ゴ ゴ ゴ


.

163 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:45:29 ID:1O2liIYw0
川メ ∵メ)「【トラボルタカスタム】は標的の『スタンド能力を奪う』能力である」

川メ ∵メ)パァン(; ∀ )。:::・゚::::・゚::・。
 と彡

(; ∀ )……ゥウウ……

川メ ∵メ)「トラボルタカスタムのルールその1。標的にはトラボルタカスタムのルールと能力を説明しなければならない」

川メ ∵メ)「その2。トラボルタカスタムが奪ったスタンド能力を使用した場合、そのスタンド能力は消滅する」

川メ ∵メ)「その3。スタンド能力は2つ迄奪うことができる」

川メ ∵メ)「その4は割愛。」

川メ ∵メ)つー>ギラッ
「その5。スタンド能力の強奪は標的の殺害によって完了する」

164 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:46:15 ID:1O2liIYw0
【トラボルタカスタム】は、何処かで手に入れた刃物をモナーに突き立てた。心臓に2、3回。大きな血溜まりを作り、モナーは絶命した。

ゴシ(つA`)(トラボルタカスタム……。ワカは、とりあえず無事か?)

川*メ ∵メ)リンゴーン♪リンゴーン♪

(メ'A`)「え?何?こわ」

(;メ'A`)「ジョルジュさん!ジョルジュさんを助けに行かなくちゃ!!」

165 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:46:53 ID:1O2liIYw0
ーーーーーモナー絶命より7分前ーーーーー


┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙


(  ゚∀゚ )アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!

  _
(  ∀ )「…………………」


┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙


ジョルジュは、【頭に弾丸を受け】、倒れていた。

166 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:47:15 ID:1O2liIYw0




    #5 業深き者達 その①




>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

167 ◆6K3IPcAnTw:2024/01/11(木) 00:47:59 ID:1O2liIYw0
スタンドデータベース

       Σz ワ zΣ

スタンド名:スマッシュ・マウス
本体:噴上モナー
破壊力:C スピード:C 持続力:A
精密動作性:C 射程範囲:D 成長性:D

モナーが効果音を口に出すことで、効果音を実際に武器として作り出し、標的に当たれば、効果音通りの影響を与える。

効果音は1日1回迄しか出せず、同じ効果音を連続して出すことはできない。

元ネタはアメリカ出身のロック・バンド「スマッシュ・マウス」

168名無しさん:2024/01/11(木) 06:49:15 ID:eGtDChQ60


169名無しさん:2024/01/14(日) 05:41:25 ID:c1pfcE/k0
おつ

170 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:08:35 ID:rcghBm8E0
>>168様 ありがとうございます!

>>169様 ありがとうございます!

最新話投下致します!!

171 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:10:51 ID:rcghBm8E0



     #6 業深き者達 その②



.

172 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:11:20 ID:rcghBm8E0
ーーーーーモナー絶命より7分前ーーーーー

┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙

(  ゚∀゚ )アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!
  _
(  ∀ )「…………………」

┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙

ジョルジュは、【頭に弾丸を受け】、倒れていた。

何故、このようなことになったのか?
それは>>148迄、時は遡る。

173 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:11:57 ID:rcghBm8E0
『お前の手下は死ぬ』

『モナーは強いぜ』
  _
( ゚∀゚)「…………」

(ふんッ。ジョルジュの奴、スタンド能力を発動したか)

(壁越しで弾丸を『透過』させることはできねー。あいつの能力の射程範囲内だからな)

174 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:12:26 ID:rcghBm8E0
『ジョルジュゥ。ジョォルジュウウウウ』

『あの頃は楽しかったよな〜〜〜俺達が何者でもなかった時はよぉ〜〜クソ貧乏で不良のパシリみたいなことをしてたけどよぉ〜〜〜』

『俺は幸せだったぜ〜〜〜お前も阿部もデミタスもマブダチだった〜〜〜』

『俺達は最強だったよな〜〜〜?』
  _
( ゚∀゚)「だが、俺達の所属していたチームは壊滅した」
  _
( ゚∀゚)「【内藤ホライゾン】によって潰された」

175 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:13:37 ID:rcghBm8E0
『ああ、そうだ。だが、俺はそれを恨んでないんだぜ』

『【内藤ホライゾン】はこの世界の『不条理』なんだよ。避けることのできない災害みたいなもんだ。それに復讐しようとしたって意味が無いんだよなぁ』

『それにMAD Landsを支配していた半グレ共が居なくなったおかげでチームを、縄張りを持つことができた。むしろ感謝してンだぜ〜〜〜』

アヒャの言葉はフロア内の複数のスピーカーが切替わりながら流れてくる。

『ハインは元気ぃ?アイツもいい女だよな?』

『関わった男を狂わせる良い女だよな?ギャーハッハッハッハハッハハッハ!!!!』

176 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:14:20 ID:rcghBm8E0
  _
( ゚∀゚)「…………」

『…………』
  _
( ゚∀゚)

『なぜ俺を裏切った?警察に売ったんだ?』
  _
(# ゚∀゚)「はぁ?」
  _
(# ゚∀゚) 「お前が先に縄張りにちょっかいかけてきたんだろうが。シャブなんてつまんねーもん売りやがってよ」

『だったら直接、俺の所に来たらいいじゃあねぇか。警察にチクりやがって……。テメェの手を汚すのが嫌だったのか?』

177 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:14:45 ID:rcghBm8E0

『分かってんのか?お前は俺の誇りをッ!!矜持を傷つけたッ!!!許さねぇ。』

『俺はお前を許さねぇぞ!!!ジョルジュ!!』
  _
( ゚∀゚)「……そうか。それは悪かった」
  _
( ゚∀゚)「だが、安心しろ。今日は必ずお前を殺してやる」

『アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!いいねッ!!それッ!!!』

『死ぬのはテメェだ。ジョルジュ!!』

178 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:16:42 ID:rcghBm8E0



「辞世の句でも考えておけ」



.

179 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:17:18 ID:rcghBm8E0
_
( ゚∀゚)!!!

( 。A。 )yr=「バァ」

アヒャはジョルジュの2、3歩後ろの天井から透過して現れた。

ジョルジュが振向く前に弾丸を発射する。
弾丸はジョルジュの額に着弾し、衝撃でそのまま倒れた。

┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙

(  ゚∀゚ )アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!
  _
(  ∀ )「…………………」

┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙

180 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:18:08 ID:rcghBm8E0
(*  ゚∀゚ )「勝った!!勝ったぞジョルジュにッ!!」

(*  ゚∀゚ )「お前は地獄行きぃ〜〜心配するな。お前の仲間は全員皆殺しにするし、お前の縄張りや収入源もぜ〜んぶ奪ってやるッ!!」
  _
(  ∀ )「…………………」

(  ゚∀゚ )「………念のため、心臓に弾撃っておこうか。完全にトドメを刺してやる」

アヒャは至近距離で銃を撃つため、ジョルジュに近づいた。

(  ゚∀゚ )?

181 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:18:39 ID:rcghBm8E0
ジョルジュの額にある弾痕が微かに動いた気がした。よく見てみると弾痕の動きが激しくなり、【弾丸が浮き上がっててきた】

ジョルジュの顔から【手】が出てきた。指の間に弾丸が挟まっており、その場に投げ捨てる。
  _
(  ∀ )「勝利を確信した時、お前は既に負けている」

(;  ゚∀゚ )!!

(;  ゚∀゚ )(スタンド能力を……クソッ!!【発動しない】ッ!!)
  _
( ゚∀゚)【キングギドラ】
  _
( ゚∀゚)メギャン!(´ワ ゚ ∀ ゚血´)

182 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:22:29 ID:rcghBm8E0




┣゙┣゙┣゙┣゙(´ワ ゚ ∀ ゚血´) ┣゙┣゙┣゙┣゙



.

183 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:23:06 ID:rcghBm8E0
(;  ゚∀゚ )「何故だッ!?お前のスタンドには『像-ヴィジョン-』なんてなかった!!射程範囲だって、もっと小さかったはずだッ!!」

(#  ゚∀゚ )「騙していたのかッ!?ダチだったあの頃からッ!!」
  _
( ゚∀゚)「いいや、違う。俺のスタンドは『成長したんだ』」
  _
( ゚∀゚)「【キングギドラ】。【自分以外のスタンド能力を無効化する能力】」
  _
( ゚∀゚)「お前の言う通り、昔は像-ヴィジョン-なんてなかった」
  _
( ゚∀゚)「だが、俺はいつだって前に向かって進んでいる。これはお前の様に過去に固執せず、未来のために研鑽を積んだ結果だ」

184 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:23:50 ID:rcghBm8E0
(;  ゚∀゚ )「チッ!!」
  _
(# ゚∀゚)「逃すかッ!!」

(´ワ ゚ ∀ ゚血´)無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!

機関銃の様に打ち出される【キングギドラ】の拳の連撃(ラッシュ)。全ての攻撃はアヒャに叩き込まれた。

(; メдメ )。:::・゚::::・゚::・。 ゴハァ

ジョルジュは床に落ちているアヒャの銃を拾い、銃口をアヒャに向けた。

185 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:24:25 ID:rcghBm8E0
  _
( ゚∀゚)yr=「最期に言い残すことはあるか?」

(; メдメ )

(; メ∀メ )凸「じ、地獄で待っているぜ……」
  _
( ゚∀゚)yr=「………あばよ……」
  _
( ゚∀゚)yr=パンッ!パンッパンッ!!

186 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:25:20 ID:rcghBm8E0



ーーーーー1週間後ーーーーーー



.

187 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:26:05 ID:rcghBm8E0
ーーー羽田空港内・男子トイレーーー

(‘_L’)ジャーー

(‘_L’)|鏡



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ (‘_L’)|("三 ゝ三")ゴ ゴ ゴ ゴ



.

188 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:26:53 ID:rcghBm8E0
(‘_L’)「……俺を殺すか?ドープマン」

("三 ゝ三")逃ゲルノカ?フィレンクトさん?

(‘_L’)「ボスもモナーも死んだ。ハローは、顔面がぐちゃぐちゃになって、精神が不安定になっている。誰かがついててやらねぇと」

(‘_L’)「他の構成員も散り散りになった。シノギも潰された。終わりだよ、ドープマン」

(‘_L’)「俺達は負けたんだ」

189 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:28:33 ID:rcghBm8E0
("三 ゝ三")………逃ゲルノカ?フィレンクトさん

(‘_L’)「………そうだ。俺とハローは外国に逃げる。もう日本には戻らない」

(‘_L’)「お前も逃げろ、ドープマン。命を捨てる様な真似をするんじゃあない」

("三 ゝ三")俺ハNIRVANAニ残ル

("三 ゝ三")ボスノ命令、ジョルジュヲ殺害スル。ボスノ命令ヲ果タシテヨウヤク俺ノ人生ハ始マルンダ。

190 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:29:02 ID:rcghBm8E0
(‘_L’)

(-_L-)「なら、もう言うことはない」

(‘_L’)「死ぬなよ、ドープマン」

("三 ゝ三")オ達者デ、フィレンクトさん。

かくして、【NIRVANA】と【業】の抗争は静かに決着がついた。ジョルジュ達は【業】の収入源であった覚醒剤の販売を潰し、彼らの息がかかった管理買春の場を拡大した。

だが、次の戦いに繋がる火種は今まさに燃え上がろうとしていた。

191 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:29:32 ID:rcghBm8E0
ーーーーー南地区のホストクラブーーーーー


飲んで♪飲んで飲んで飲んで♪

   飲んで♪飲んで飲んで飲んで♪お姫様♪


⌒*リ*´・-・リ「キャハーーー!!超楽しい!!!」

No.1ホスト「リリちゃん♡いつもお店に来てくれてありがとう♡愛してるよ♡」

⌒*リ*´・-・リ「リリも愛してる♡そうだ!いつものやろ?ルイ13世いれるね」

192 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:30:08 ID:rcghBm8E0
ルイ13世入りましたーー!!!

お姫様ありがとうございまーーす!!!!

彼女は、慣れた感じでスカートとショーツを脱ぎ、下半身だけ生まれたままの状態になった。

そして、黒服から高価な酒を受け取り、中身を自身の股ぐらに注いだ。

⌒*リ´・-・リ「リリのワカメ酒だよ?召し上がれ♡」

193 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:30:37 ID:rcghBm8E0
No.1ホスト「頂きます!」

ホストの男は股の酒を一気に啜った。
そのまま慣れた感じで彼女のクリトリ○を吸い舐めていく。

⌒*リ´//-/リ「うぉっ♡あっ♡そこ気持ちいいっ♡もっとしてぇ♡♡」

prrrrrr………

⌒*リ*´・-・リ白ピッ
「ハァイ。デミくん?どしたん?」

194 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:31:17 ID:rcghBm8E0
⌒*リ´・-・リ白

⌒*リ´・-・リ白「………」

⌒*リ´・-・リ白「……分かった。すぐ【病院】向かうから」

⌒*リ´・-・リ「お会計して。今日は帰るわ」

No.1ホスト「えぇ!まだそんな飲んでないじゃん!他の男(ホスト)んところ?俺のそばにいろよ」

195 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:31:44 ID:rcghBm8E0
⌒*リ´・-・リ「おい」

No.1ホスト「ヒッ!」

⌒*リ´・-・リ「媚び売ることしかねえ舐め犬が私に意見するな殺すぞ」

No.1ホスト「……す、すいません」

⌒*リ´^-^リ「あとタクシー呼んでくれない?【南地区の病院】迄、急ぎたいの」

196 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:35:38 ID:rcghBm8E0
ーーーーーー南地区総合病院ーーーーー

タッタッタッタッ⌒*リ;´・-・リ

⌒*リ;´・-・リ「デミくん!!」

(´ _ゝ `)「………」

⌒*リ;´・-・リ「………ペニちゃんは?」

(´ _ゝ `)「…….さっき息を引き取った」

⌒*リ;´・人・リ!!「嘘でしょ!!」

そう言って彼女は両手で顔を覆い、その場に座り込んだ。

197 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:36:24 ID:rcghBm8E0
(´・_ゝ・`)「リリ。ペニサスは殺された。誰だか分からない奴に轢き逃げされたんだ」

(´・_ゝ・`)「もし、放置されずにすぐ病院に搬送されてれば助かったかもしれない」

⌒*リ´ -  リ「………どうするの?」

(´・_ゝ・`)「犯人を見つけて殺す」

(´・_ゝ・`)「【VoodooChild】の怒りは血を見る迄、消えることはないんだ」

彼らはG県の南側を支配する半グレチーム【VoodooChild】。

特殊詐欺マニュアルの販売等が主な収益源である。

198 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:36:46 ID:rcghBm8E0
キャラクタデータ


     (´・_ゝ・`)盛岡デミタス(31歳)


          VoodooChild ボス




    ⌒*リ´・-・リ万丈目リリ(23歳)



           VoodooChild 幹部

199 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:38:18 ID:rcghBm8E0
…………カツ……カツ……カツ……

⌒*リ´・-・リ「?誰か近づいてくるわ。誰?」

……………カツ………カツ………カツ!!

(;´・_ゝ・`)

(;´・_ゝ・`)「アンタのことは【事件現場の落書き】で見たことあるよ。絵心に溢れているんだな?」




(;´・_ゝ・`)「【内藤ホライゾン】……!!」




>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

200 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/01(木) 00:42:29 ID:rcghBm8E0
スタンドデータベース

スタンド名:ナイトダンサー
本体:蒼井アヒャ(  ゚∀゚ )
破壊力:無 スピード:無 持続力:A
精密動作性:無 射程範囲:C 成長性:D

像-ヴィジョン-の無い能力のみのスタンド。
あらゆる物質を透過する。アヒャの目は障害物を見透かし、アヒャの体はあらゆる物質を通り抜けることができる。また、アヒャが触れた物質も同様である。

元ネタ:NIGHT DANCER/imase
https://www.youtube.com/watch?v=kagoEGKHZvU

201名無しさん:2024/02/01(木) 18:14:22 ID:VTLWk2J20
おつおつ

202名無しさん:2024/02/01(木) 18:59:54 ID:WcQgLTlM0


203 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:07:36 ID:i9FcvfqA0
>>201様 ありがとうございます!

>>202様 ありがとうございます!

お待たせしました!最新話投下致します!!

204 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:09:02 ID:i9FcvfqA0
  _
( ゚∀゚)「お前らに新しい仕事を任せたいと思う」

('A`)「「ありがとうございます!!」」(;<●><●>)

N| "゚'` {"゚`lリ「入ってこいよ!」

( ^Д^)「うーーーっす」




┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙( ^Д^)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙



.

205 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:09:53 ID:i9FcvfqA0
( ^Д^)「川尻プギャーだ。」

キャラクタデータ


     ( ^Д^)川尻プギャー(34歳)



            NIRVANA 幹部
            『六龍天』の1人

N| "゚'` {"゚`lリ「お前らには彼を24時間『護衛』してもらいたい」

( ^Д^)「阿部さぁん。俺に護衛なんていらないですよ。しかも、こんなガキ2人。何から俺を守るって言うンすか?」
  _
( ゚∀゚)「………色々物騒だからな。その2人は強えぞ。スタンド使いで修羅場もそこそこもぐっている」

206 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:10:48 ID:i9FcvfqA0
  _
( ゚∀゚)「護衛として不足はないと思うが?」

( ^Д^)「……ボスの言うことなら、まあ、はい、大丈夫っす」

N| "゚'` {"゚`lリ「プギャー、覚醒剤(シャブ)は喰ってないだろうな」

( ^Д^)「勘弁してくださいよぉおお。もうきっぱり卒業!!エンガチョしましたって!!」

( ^Д^)「あ、もう大丈夫そっすか?名残惜しいンすけど、仕事残してるんでぇ」

207 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:11:56 ID:i9FcvfqA0
  _
( ゚∀゚)「おお。忙しいのに悪かったな。お前の仕事ぶりはスピーディーかつクオリティが高い。今後も期待してるぞ」

( ^Д^)「あざーーっす」

N| "゚'` {"゚`lリ「ドクオ、ワカッテマス。さっそく今日から護衛につけ。とりあえずプギャーを事務所迄送ってやってくれ」

('A`)「承知しました」
  _
( ゚∀゚)「プギャー!」

( ^Д^)「はい」

208 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:12:26 ID:i9FcvfqA0
  _
( ゚∀゚)「俺に何か言うことはないか?」

( ^Д^)
  _
( ゚∀゚)

( ^Д^)「…………いやあ、特に報告することは何も。」
  _
( ゚∀゚)「………そうか」
  _
( ゚∀゚)「手間とらせて悪かったな。気をつけて帰れ」

ドクオとワカッテマス、プギャーの3人はジョルジュ達に一礼し、部屋から退出した。

209 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:14:49 ID:i9FcvfqA0
N| "゚'` {"゚`lリ「本当にあいつがやったんだろうか?」
  _
( ゚∀゚)「残念ながら俺はプギャーを全面的に信じることはできない。さっきのやりとりでも何かを隠しているみたいだったしな」
  _
( ゚∀゚)「デミタスも生半可な調査で調べた訳じゃあないはずだ」

ーーーー数時間前ーーーー
  _
(* ゚∀゚)「久しぶりだなデミタス!!同じ町に住んでいるのに全然会わないよな?こっちも中々忙しくてなぁ」

(´・_ゝ・`)「……ああ……」
  _
( ゚∀゚)「なんか飲むか?ビールとか焼酎とかたくさんあるぞ!なんならイイ店知ってんだけど、今から行くか?」

210 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:15:20 ID:i9FcvfqA0
(´・_ゝ・`)「………」
  _
( ゚∀゚)「………話があるみたいだな」

(´-_ゝ-`)

(´・_ゝ・`)「今日はジョルジュにお願いがあってきたんだ」

(´・_ゝ・`)「川尻プギャーの身柄を引き渡してほしい」

N| "゚'` {"゚`lリ「どーゆー意味だ?」

(´・_ゝ・`)「1週間前、俺の妹が死んだ。轢き逃げにあったんだ」

211 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:16:02 ID:i9FcvfqA0
  _
(; ゚∀゚)「ペニサスちゃんが?マジかよ……」

N| "゚'` {"゚`lリ「待て待て。その犯人がプギャーってことか?」

(´・_ゝ・`)「ある人の証言で知ったのがきっかけでな。それから1週間かけて調べた。」

(´・_ゝ・`)「結論は真っ黒。プギャーが俺の妹を殺したんだ」

(´・_ゝ・`)「俺はプギャーに復讐したい。妹を殺したことを必ず後悔させてやる」
  _
( ゚∀゚)「………ある人の証言ってのは誰の証言なんだ?」

212 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:16:47 ID:i9FcvfqA0
(´・_ゝ・`)「【内藤ホライゾン】」
  _
(; ゚∀゚)!!?

N| ;"゚'` {"゚`lリ!!
  _
(; ゚∀゚)「【内藤ホライゾン】に会ったのか!?あの男がこの町にっ!?」

(´・_ゝ・`)「さぁ、どうだろうな?」

(´・_ゝ・`)「ジョルジュ。プギャーの身柄を渡してくれるのか?」
  _
( ゚∀゚)「…………」

213 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:20:06 ID:i9FcvfqA0
  _
( ゚∀゚)「仲間は渡さない。簡単に仲間を売る奴なんかに組織は引っ張れないからな」

(´・_ゝ・`)「………そうだな。お前はそう言う奴だ。」

(´・_ゝ・`)「なら、『俺達』でプギャーの身柄を攫うことにするよ」

N|# "゚'` {"゚`lリ「【NIRVANA】と戦争する気か?」

(´・_ゝ・`)「………構わない。俺はもう心を決めたからな」

ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー

214 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:21:04 ID:i9FcvfqA0
あ” あ” あ” あ”ぁン♡♡お”かしてぇえ♡♡

('A`)「愛人のあえぎ声うるさすぎワロタ」

(;<●><●>)「知ってますかドクオ君。プギャーさんってスタンド使いじゃあないんですよ」

(;<●><●>)「でも、事務処理能力がめちゃんこ高くて、組織の会計処理やら何やら全部1人でやってるんですって」

(;<●><●>)「その実力は2000人規模の企業の事務処理なら1人でこなせるそうですよ」

('A`)「へぇ〜〜〜すげえ」

215 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:21:40 ID:i9FcvfqA0
(;<●><●>)「ははは。だから、ジョルジュさんもその実力があるから六龍天に置いているんですね」

('A`)「………ワカ?もしかして体調悪い?」

(;<●><●>)「やはり隠しきれませんね」

(;<●><●>)【トラボルタカスタム】

(;<●><●>)メギャン!川メ ∵メ)

ワカッテマスのスタンド能力【トラボルタカスタム】。その像-ヴィジョン-は女性の様なシルエットで『お腹が大きく膨らんでいた』。

216 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:22:26 ID:i9FcvfqA0
(;<●><●>)「トラボルタカスタムのルールその4。2つ以上のスタンド能力を奪った際、能力の相性が良ければ、【新しいスタンド能力】を生み出すことができる」

(;<●><●>)「今、僕のスタンドは【妊娠】している状態です。出産迄、時間はかからないと思いますが、それ迄の間、スタンド能力を使うことができません」

(;<●><●>)「それに僕の体調もきっと出産迄、戻らないでしょう………迷惑をかけてごめんなさい。ドクオ君」

('A`)「俺達はチームだ、ワカッテマス。それに永遠じゃあない。お前の調子が戻る迄、俺が頑張るよ」

217 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:23:52 ID:i9FcvfqA0
(* ^Д^)「ふぅ〜〜〜〜!おい、水持ってこいッ!!」

('A`)「お疲れ様ですッ!どうぞッ!水っす」

(* ^Д^)旦ゴクゴク

( ^Д^)「車まわしてこい。飯食いに行くぞ」


ーーーーーー鉄板料理店ーーーーーー


(;'A`)「…………」

(;<●><●>)「…………」

218 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:24:33 ID:i9FcvfqA0

( ーДー)ンゴーッンゴーッンゴーッ

(;'A`)「プギャーさん。料理来ましたよ。頼んでいたステーキですよ。起きてください」

( ーДー)ンゴーッ

( ^Д^)「んお?おお、待ってたぜ、腹減ってたんだよな!」

( ^皿^)ガツガツガツガツ!
 つ肉と

219 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:25:19 ID:i9FcvfqA0

(;'A`)(す、素手でステーキを喰っている……!)

( ー皿ー)ンゴーッンゴーッンゴーッ
 つ肉と

(;'A`)(マジかよ……ステーキを口に入れたまま寝ているよ……)

(;<●><●>)「これ、シャブ切れの状態じゃあないですか?」

…………ざわざわ………

       ……ざわざわ………

(;'A`)「マズイ。人目につき始めた。店出るぞ」

220 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:25:53 ID:i9FcvfqA0
ーーーー車の中ーーーー

( ーДー)ンゴーッンゴーッ

( ^Д^)パチ

(;'A`)「あ、おはようございます」

( ^Д^)ゴソゴソ

プギャーはドクオの挨拶を無視し、所持していた小鞄から【パケと注射器】を取り出した。

221 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:26:39 ID:i9FcvfqA0
そ(;<●><●>)←運転中
  つ◎と

(;<●><●>)「プギャーさん?シャブはやってないんじゃあ?」

( ^Д^)「あ?シャブ中の再犯率しらねぇのか?ブリブリに喰っとるわ」

(* ^Д^)「〜〜〜〜あ〜〜〜〜、こ、る、これこれ。冷てぇよが、駆け巡るのマジ気持ちいいィイイイイイ〜〜〜〜〜」

(* ^Д^)「今日は代わりに運転してくれる奴がいて助かったぜ」

222 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:30:28 ID:i9FcvfqA0
(* ^Д^)「この前、シャブ打ったあと、車運転してたらさぁ、人はねちまったみたいでさぁ。」

(* ^Д^)「でも、シャブキマってるから警察とか呼べないじゃん。だからシカトこいたんよ」

(* ^Д^)「ハハハハハハ。アイツ死んだかな?運転頼むぜ?もうちょいシャブ打ちてぇからよお」

('A`)

('A`)「………やってらんねぇ……」

(* ^Д^)

223 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:31:23 ID:i9FcvfqA0
( ^Д^)「何?何て言ったんだ?お前?」

(#'A`)「アンタ、マジダセエよ。それでもNIRVANAの幹部か?テメェみたいなシャブ中の護衛なんかしたくないぜ」

( ^Д^)

(# ^Д^)「車止めろ。このガキ、ヤキ入れてやる」

(;<●><●>)「ちょっと落ちついて下さいッ!!」

224 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:32:07 ID:i9FcvfqA0

【アップタウン・ガール】!!!


突然、強烈な衝撃が彼らが乗る車を襲った。
車は横転し、走行不能の状態に陥る。

(;'A`)「クソッ!!何者だッ!!?」

⌒*リ´・-・リ「ファーストアタックは成功!アンタがプギャー?」



┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙⌒*リ´・-・リ┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙


.

225 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:32:47 ID:i9FcvfqA0
(#'A`)「…………」

⌒*リ´・-・リ「ううん。違うわね。見たところ15、6歳ぐらいっぽいし。護衛の人間かな?」

⌒*リ´・-・リ「悪いことは言わないから、プギャーを大人しく引き渡しなさい」

(#'A`)「断ると言ったら?」

⌒*リ´・-・リ「………仕方ないな〜〜」

⌒*リ´^-^リ白「目的は果たすわ。例え、君を殺すことになってもね」

226 ◆6K3IPcAnTw:2024/02/14(水) 00:33:30 ID:i9FcvfqA0





    #7 呪われた子供達 その①




>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

227名無しさん:2024/02/14(水) 07:43:30 ID:gbCog2A60


228名無しさん:2024/02/14(水) 18:56:12 ID:Y3ZE0s.w0
乙乙乙

229名無しさん:2024/02/18(日) 15:25:19 ID:5ZLhm7U60
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙⌒*リ´・-・リ┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙

230 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:31:34 ID:6T18o2gM0
>>227様 ありがとうございます!
>>228様 ありがとうございます!!!
>>229様 ゙┣゙┣゙┣゙┣゙(#'A`)リ・-・`#リ*⌒┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙

お待たせしました!最新話を投下します!!

231 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:34:01 ID:6T18o2gM0



    #8 呪われた子供達 その②



.
(::-@3@)「リリたそ〜〜」
  つ[◎]と

(::-@3@)「リリたその勇姿、【皆にも見てもらいますぞ】」

喋り方に特徴のある男性(55歳・独身)は万丈目リリの支援者(カモ)である。リリの言うことに盲目的であり、リリの言うままに金や自身の【労働力】を提供している。



┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(#'A`)リ・-・`#リ*⌒┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙



.

232 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:34:48 ID:6T18o2gM0
⌒*リ´>ー・リ白「G県の平和を守る半グレJK!魔法少女リリちゃん!!」

万丈目リリは自撮りモードにしたスマートフォンに向かって、ポーズを決めた。彼女は、ライブ配信をおこなっていて、その一挙手一投足にコメントが滝の様に流れる。

名無し:リリたそ〜

7ミン:うぽつ〜〜

早漏のフリーレン:うぽつ〜〜

233 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:35:31 ID:6T18o2gM0
⌒*リ´・-・リ【アップタウン・ガール】!

リリから赤と桃との中間の色をした闘気(オーラ)が発せられる。そして、この場において、ドクオ以外には見えていないようだった。

⌒*リ´・-・リ「私のスタンド【アップタウン・ガール】の能力は、【スパチャの金額で私の身体機能がパワーァアップすること】」

⌒*リ´・-・リ「スパチャの金額が多ければ多いほど、戦闘能力は高まり、強くなることができるッ」

名無し:設定凝ってるな〜

早漏のフリーレン:新参か?魔法少女ぞ?ガチなんですが何か?

7ミン:術式の開示!本気なんだねリリたそ。

山田びより:呪術師わいてて草

234 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:36:21 ID:6T18o2gM0
⌒*リ´・-・リ白「みんな聞いて!!私の大事な親友が殺された!!私は、犯人の人とお話ししたいだけッ!!」

⌒*リ´・-・リ白「でも、この人がその邪魔をするの!!」

鎌田:こいつ知ってる!!NIRVANAっていう半グレの下っ端だ!!

山田びより:犯罪者で草

7ミン:処刑不可避

⌒*リ´・-・リ「みんな!!コイツを倒すのに力を貸して!!!」

235 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:37:34 ID:6T18o2gM0
名無し:赤スパ\10,000いっけえええええ

7ミン: 赤スパ\10,000殺せ殺せ!!

早漏のフリーレン: 赤スパ\10,000

ゴ ゴ ゴ ゴ::::⌒*リ*´・ー・リ:::::ゴ ゴ ゴ ゴ

('A`)(さっきよりもオーラが大きく色味も濃くなった?)

3=⌒*リ#´・-・リギュン!

リリはドクオの距離と一気に詰めた。
不意にリリの身体が地面に沈み込んだかの様に見えた。

次の瞬間、彼女の右足がドクオの顔面に直撃した。躰道の技術である卍蹴りである。

236 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:38:14 ID:6T18o2gM0
(; A )カハッ。:::・゚::::・゚::・。 「グッ……」

(; A )(女の出す力じゃあねぇ)

⌒*リ#´・д・リ=つオラオラァ
  ===つ

リリは、攻撃の手を緩めることなく、ドクオへ拳を叩きこんでいく。

(;'A`)【RYKEY DADDY DIRTY】!!ミ#Ф益Ф彡お”は”よお”お”お”

⌒*リ´・-・リ「それが君のスタンド?近距離パワー型?」

⌒*リ´^-^リ「殴り合いっこしよっか」

237 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:39:27 ID:6T18o2gM0
鎌田:赤スパ\10,000支援!

山田びより:赤スパ\10,000 草草草

リリの身体が再び地面に沈み込む。
躰道の足絡みの要領でドクオの足を絡めとり、転倒させた。そのまま、ドクオの上に跨り、マウントポジションを取る。

⌒*リ´^-^リつシュッ「女の子に跨ってもらって嬉しい?」(;'※`)。:::・゚::::・゚::・。 ドッ

マウントポジションを取られ、顔面を数発殴られる。一発殴られる度に歯が折れ、顔の骨が砕ける。

【アップタウン・ガール】によって殴打の威力も上がっており、一撃がプロの格闘家の様な攻撃である。

238 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:40:16 ID:6T18o2gM0
ミ#Фリ;´・-・リ
  つギュウウウ

RYKEY DADDY DIRTYは、リリの背後から彼女の首を締め上げる。後方から一気にきめ⌒*リ;´・д・リ「オラァアアア!!」

リリは首を絞められながらも、親指に闘気(オーラ)を込めて、RYKEY DADDY DIRTYの目を正確についた。

(;'A※)「ガアアアアアアアアアアッ!!!」

スタンドのダメージがそのままドクオにフィードバックされる。

239 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:41:56 ID:6T18o2gM0
⌒*リ´・-・リ「君と私とじゃあ能力に差があるの。死にたくないなら降参したら?」

(; A※)

(; ー※)

⌒*リ;´・-・リ!?

⌒*リ;´・-・リ(何!?笑っている?何を?何か企んでいる?)

240 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:42:38 ID:6T18o2gM0
⌒*リ;´・д・リ白「みんな!!あともうちょっとで勝てそうだよ!!力を貸してッ!!」

⌒*リ;´・-・リ白「…………」

リリの呼びかけにスマホの画面は反応しなかった。

ライブ配信の視聴者は示し合わせたかのように押し黙っている。

⌒*リ;´・д・リ白「みんな?聞こえている?リリと一緒に戦ってよ!!

241 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:43:40 ID:6T18o2gM0
鎌田:リリたそさ〜〜〜

鎌田:俺らのこと、『金だけのカモ』って思ってる?


⌒*リ´; - リ!!?


早漏のフリーレン:君の公式サイトにリンクが貼り付けてあったんだ。マルウェアの可能性もあったけど、リンク先に飛んだんだ。

早漏のフリーレン:【君の鍵アカだった】。

鎌田:なんでだろうね?『設定が変更されて』いて、全部公開されていたんだ。『君の裏の顔』がね。

242 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:45:35 ID:6T18o2gM0
名無し:俺らをカモって呼んだり、スパチャの金額が少なかった日はめっちゃ罵倒してるんだね。知らなかったよ。

山田びより:クソアマで草

鎌田:はい!と言うことで、俺イチ抜けしまーす!あと頑張ってねー!

早漏のフリーレン:犯されてタヒね

名無し:次の推しを見つけなきゃ

243 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:46:11 ID:6T18o2gM0
⌒*リ´; - リ「嘘!?なんで!?私の裏アカ晒されてンの!!?意味分かんないッ!!」

⌒*リ´; - リ シュウウウゥ
「イヤッ!!力が抜けていく………」

(; A※)「………やはり、ちゃんと【制約】はあったみたいだなあ?」

(;'A※)「リスナーが居なくなった時、お前の力も消えてなくなるのか……」

⌒*リ´; - リ「……お前がやったの?」

(;'A※)「【RYKEY DADDY DIRTY】。その能力は『精密機器・機械等を自身の支配下に置くこと』」

244 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:47:53 ID:6T18o2gM0
(;'A※)「スタンドが直接触れば、1、2秒で。直接触ることができなくても1分間目視すれば、意のままに操ることができるンだ」

(;'A※)「テメェが馬乗りでボコボコにしくさった時、スタンドでテメェのスマホを触ることができた」

(;'A※)「そこ迄できたらあとは楽だった。SNSのアカウントの設定を弄って、お前の秘密を全部、暴露してやったぜ」

(;'∀※)「効果バツグンだな!!」

⌒*リ´; - リ「………」

(;'A※)「………悪いことは言わない。ここで引いてくれ。もし、これ以上やるなら、俺はアンタを殺す」

⌒*リ´; - リ白(…………)

245 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:50:23 ID:6T18o2gM0
ピロン♪

7ミン:赤スパ\10,000

⌒*リ;´・-・リ!!?

ピロンピロンピロン♪♪
7ミン:赤スパ\10,000
7ミン:赤スパ\10,000
7ミン:赤スパ\10,000

246 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:51:17 ID:6T18o2gM0
(::-@3@)「リリたそ」

⌒*リ´・-・リ「7ミン……どうして……」

(::-@3@)「拙者、知っておりましたぞ。我々のことはATM程度にしか思っていなかったことを」

(::-@3@)「だが、それがどうしたと言うのですか!?リリたそは拙者の『推し』なのです!!拙者の様な恋愛のれの字も無い弱男にはリリたその存在は拙者にとって『光』なんですぞ!!」

(::-@3@)「そのリリたそがッ!!親友の仇を取ると言うのですぞ!!ここで引くのは男ではござらん!!」

247 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 00:58:45 ID:6T18o2gM0
(;'A※)「おい、お前」

(;::-@3@)「ヒッ!!なんですぞ!?」

(;'A※)「………その女のことが好きなのか?」

(*;::-@3@)「あ、当たり前なんですぞ!!」

(;-A※)「………そうか………」

(;'A※)「俺は『お前らを否定しない』。できたら違う場所で出会いたかった。だが、」

⌒*リ;´・-・リ(!!あいつのスタンドは!?)

248 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 01:00:35 ID:6T18o2gM0




(;'A※)【チェックメイトだ】



.

249 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 01:11:04 ID:6T18o2gM0
ゴオオーーーーッ!!


       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|゙`|`>.、
       |                            | |   >.、
       |                            | |      >.、
       |                            | |        >.、
       |                            | |              ゙i
       |                            | |               |
       |                            | |               |
  / 二二二二二二二二二二二二二二二、ヽ` ‐- 、 | |               |
  / /                      ヾi´ ̄`i i | |               |
 ,l l                        l l   l l |               |
 l l                            l l_.  l l |               |
..l l                              l i///l  l l |               |
.l l                           l i///l  l l |               |
,l l                           l ゙ー;;‐' ,;- i |               |
i ,`‐- _ /二二二二_ /二二二_ -‐―'  /.     l |               |
|    /  ・       /  ・       ――'      l |               |
|     l                   l   ‐― l      l |               |
ト 、  l                   l   ,ィ'i l    |;| l |               |
| ` 、l        (―)       l, "   l l      l |               |
|__ l=二二=二二二二=二二=l __ | l    _ ! |               |
|//// l二二二二二二二二二二二二l //// | l   l ヘ‐!――――――――‐
|//// l=三三=三三三三=三三=l //// | l  l///iヾ/// ヾヾ―;;;;;;;――'
r―― ー───────────‐―――‐i   l'///i l l////l l ;;;;;i´i;
| 「 」  l二二l |     | l二二l  「 」   l__,i i// l l////l l ;;;;i' i;ニニi
` ̄ ̄ ――─────────────';;;;;i ・ i// ̄ ̄i ―' ̄;;;;l  l;
      i;;;;;;;、 ――――――‐ i;;;;;、;;;;;;、;;;;;/ i;;;;;;;i、 ソ//, ̄ ̄、;;;;;;;ヽ;;;;;;、 ノ'
      、;;;;;,,,シ           `''''''`''''''''   、;;;;;;;、_ツ     ヽ―´ヽ―''

250 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 01:12:14 ID:6T18o2gM0
リリ達の死角から『大型トラック』が突っ込んできた。
避ける間もなく、2人はトラックに轢かれ、肉がアスファルトにぶつかり、骨が砕ける音が聞こえてくる。

(;'A※)「RYKEY DADDY DIRTYは既に手近な大型車の操作を支配下に置いた。あとは全速力でお前らに突っ込むだけだった。」

(;'A※)「運が良ければ生きてられるかもな。再起不能は、間違いないが。」

ドクオは、そう言って帯状に続く2人分の血痕を踏みつけた。

251 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 01:13:02 ID:6T18o2gM0
ーーードクオとリリ戦闘開始・同時刻ーーー

(´・_ゝ・`)白「………」

デミタスは、スマホの送られてきたメッセージを確認した。部下のリリがプギャー達を見つけた連絡だ。彼はリリから送られてきた位置情報を目指して移動しようとした。
  _
( ゚∀゚)「どこへ行くんだ?デミタス」

(´・_ゝ・`)「ジョルジュ……」
  _
( ゚∀゚)「大人しくよぉ、帰ってくんねぇかなーー」
  _
( ^∀^)「昔の友達を殺したくはないんだ。嫌だとは言わないよな?」

(´・_ゝ・`)「答えは分かっているだろう」

252 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 01:13:40 ID:6T18o2gM0
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

  _
(  ∀ ) ∀ ゚血´)(´・_ゝ・`)【嫌だね】


    ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

253 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 01:14:19 ID:6T18o2gM0
スタンドデータベース

スタンド名:アップタウン・ガール
本体:万丈目リリ ⌒*リ´・-・リ
破壊力:A〜E(スパチャの額による)
スピード: A〜E(スパチャの額による)
持続力: A〜E(スパチャの額による)
精密動作性: A〜E(スパチャの額による)
射程範囲: A〜E(スパチャの額による)
成長性: A〜E(スパチャの額による)

像-ヴィジョン-は無いが赤と桃との中間の色をした闘気(オーラ)を持つスタンド。

能力はスパチャの金額でリリの身体機能がパワーァアップすること。スパチャの金額が多ければ多いほど、戦闘能力は高まり、強くなることができる。

だが、スパチャをしたリスナーが完全に離れた場合、弱体化してしまう。

元ネタ:Uptown Girl/Billy Joel
https://www.youtube.com/watch?v=hCuMWrfXG4E

254 ◆6K3IPcAnTw:2024/03/07(木) 01:17:09 ID:6T18o2gM0
【お知らせ】
ブーン系オレンジデー祭り参加作品作成のため
更新がちょっぴり遅くなります。
何卒ご容赦ください。よろしくお願いいたします。

255名無しさん:2024/03/07(木) 07:01:21 ID:hiVISvAo0


256名無しさん:2024/03/07(木) 12:39:22 ID:majZl3EQ0

名前ふざけてるとか思ってたら7ミンお前漢だよ

257名無しさん:2024/03/07(木) 16:59:29 ID:fIBEH1l.0
乙です

258名無しさん:2024/03/09(土) 00:43:34 ID:ftTPKx7o0
7ミン!7ミン!

259 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:34:12 ID:kH7DNzOo0
>>255様 ありがとうございます。

>>256様(*::-@3@)「有難き幸せッ!!照れますな!!」

>>257様 ありがとうございます。

>>258様 (*::-@3@)ノシ「ハーイ!!」

お待たせしました!最新話を投下します!!

260 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:34:50 ID:kH7DNzOo0




    #9 呪われた子供達 その③


.

261 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:35:24 ID:kH7DNzOo0
  _
( ゚∀゚)(´ワ ゚ ∀ ゚血´)ゴ ゴ ゴ ゴ

ゴ ゴ ゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ(´・_ゝ・`)
  _
( ゚∀゚)(デミタス……。実を言うと、こいつのスタンド能力を『見たことがない』……)
  _
( ゚∀゚)(喧嘩のスタイルはボクシングをベースにしていたはずだったから、基本、近接戦になるはずだ)
  _
(# ゚∀゚)(なら、キングギドラの能力でスタンドを封じて、すかさずラッシュを叩き込むッ!!)

262 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:37:01 ID:kH7DNzOo0
(´ワ ゚ ∀ ゚血´)無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!

スタンドのラッシュがデミタスを襲う。


つ=つシュッシュッ(´・ゝ_・ = ・_ゝ・`)つ=つシュッシュッ

  _
(; ゚∀゚)(こ、コイツ!!スタンドの攻撃を全部避けていきやがるッ!)
  _
(; ゚∀゚)(だが、生身の攻撃ならキングギドラで止めてや(´・_ゝ・`)coooooooo!!

263 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:38:02 ID:kH7DNzOo0

(´・_ゝ・`)====(:つ:)「ズームパンチ!!」
 つ
  _
(;メ ∀ )「グアアアアアアアアッ!!?」ビリビリビリッ!!
  _
(;メ ∀ )(な、何が起こった!!)
  _
(; ゚∀゚)(【デミタスの腕が伸びたッ】!?それにこの【雷に打たれた様な衝撃は】!?)
  _
(; ゚∀゚)(ただの打撃では説明がつかない。だが、俺のキングギドラは俺以外のスタンド能力を無効化するッ!!例外は無いッ!!)

264 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:38:52 ID:kH7DNzOo0
(´・_ゝ・`)「どうしたジョルジュ?一発ジャブを貰ってもうヘロヘロか?NIRVANAのボスも大したことないな」
  _
(; ゚∀゚) ∀ ゚血´)「クッ……」

(´・_ゝ・`)「お前は油断ならないからな。【道具】使わせてもらうわ」

(´・_ゝ・`)ビュン==凸
 と彡
  _
(; ゚∀゚)バリン!ビシャ!!
  _
(; ゚∀゚)(クソ!足におもっくそかかった。何だ!ガソリンかッ!!?)

265 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:39:20 ID:kH7DNzOo0

(´・_ゝ・`)「ただのサラダ油だよ。そして、」

(´・_ゝ・`)『チェックだ』

(´・_ゝ・`)COOOOOOOOO!!!
  _
(; ゚∀゚)!!

ジョルジュの足にかかった油に不思議な光が帯びる。直後、『貼り付けられた様に』動かなくなった。

(´・_ゝ・`)「死にたくなければ、腹に力を入れた方がいいぞ」

(´°_ゝ°`)『波紋疾走(オーバドライブ)!!!』

266 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:41:33 ID:kH7DNzOo0
                \  ゚  o 。| 。   /  。  /
                  ○  。 ゚  |゜ O / o  / 。゜
              ゜   。 \   o ゚ O ゚ 。 /゚  。   O
                ゚  。  \     |   ゚ o /  ゚  。 ゜
               。 ゜  。   。 。 ゚      。o   ゜
            __。___  _
                  (;メ д(_°` #)COOOOOOOOO!!!
                 。::と。:。:::・゚::::・゚::・。 ドムゥ!!!!
                    ゜              ゜ o 。    o   ゚   。  ゚  。 ゚
              ゚ 。 O  /  。 |゜ 。゚ \゜  O  ゜
             ゜  。   / 。 /  ○゚   O \ 。 ゜
                 O ゜。 / ゚ | 。゜  ゚ 。 o
                /   o  。゜ |   o ゜    \

267 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:43:30 ID:kH7DNzOo0
  _
(;メ д )ごぽっ。:::・゚::::・゚::・。
 グシャァ

スタンドでの防御は間に合ったはずだ。

スタンドでデミタスの腕を掴む前に一手早く、ジョルジュの【スタンドをすり抜け】、攻撃が届いたのだ。

(´・_ゝ・`)「……そこで寝てろジョルジュ。プギャーの命は諦めてくれ。」

(<_・` )「復讐は必ず果たす」
  _
(;メ ∀ )「待てよッ!!!」

(´・_ゝ・`)「あ?」

268 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:44:28 ID:kH7DNzOo0
  _
(;メ ∀ )「お前、スタンド使いじゃあないのか!?何の力を使っている!?」

(´・_ゝ・`)「……それに答えることに意味があると思えないが、まあ、いいだろう。教えてやる」

(´・_ゝ・`)「『波紋』。特殊な呼吸方法によって、自身に太陽と同じエネルギーを生み出す技術だ」

(´・_ゝ・`)「吸血鬼を倒すための技術だったが、今じゃあ、どっちも絶滅寸前だ」

(´・_ゝ・`)「これで満足か?大人しく寝てろ」
  _
(;メ ∀ )「ああ、満足したぜ」

269 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:45:17 ID:kH7DNzOo0
  _
(;メ ∀ )(´ワ ゚ ∀ ゚血´)
  _
(;メ ∀ )ズズズズ………

ジョルジュは、スタンド能力を解除した。
戦いを諦めたのか?
否。ジョルジュは、考えた。

『新しい技術を使いこなすために、あえてスタンドを引っ込めたのだ』

270 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:48:36 ID:kH7DNzOo0
            、            ,r'
                   ,》' /    ノl         '
             ヽ  ,        |lレ     |/    ,r'ノ
           ,r'l         `      '     ´
           |/、        Cooooohhh!!     '
        i   '  ,               /    ,r'l /
        l|.  、   j 、     (゚∀゚ )          ヽ'  ' i
        |,;   .   ヽ .  ι ιヽ     i   , ´ ノl.,  :l
      . 、i :, |       ,   し─‐J   , '   .    ´.  ,',i
        ; 丶i:、 .  人 .  ,      ,r'/   /l'  |   ,:'. ,|
         i , ノ ;丶,r' ; ヽ            i´  ノi  / ´ ,i
        l:   .\  . |;、  ノ   ^ヽ、,.,ゝλ,v ,r', .;l, ,r' 〈 .,; ,l
     , . 、<、 ,.   、ヽノ \r,∧,、. ノl,/ .レゝ,/ ., ,:ゝ、 , .  ;,i
    `    '  ` ` ' `  `  `´ ´ "   ´  "   ´"   ´

271 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:49:47 ID:kH7DNzOo0
  _
( ゚∀゚)「これが正解だよな?なるほど。確かにこいつはァ体中に力が漲るみたいだ」

(´・_ゝ・`)=3
「………ああ、始めてお前が嫌いなったよ」

(´・_ゝ・`)「俺の波紋を見て、そのまま真似したのか?逆にお前は何を持ち合わせていないんだ?」
  _
( ゚∀゚)「これで五分と五分かな?」

(´・_ゝ・`)「は?冗談だろ?付け焼き刃の波紋で何ができる?」
  _
( ゚∀゚)つ
 つ………スッ……

272 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:50:38 ID:kH7DNzOo0
  _
(# ゚∀゚)つと(_・` #)ズガァァアアア!!
   つ。:::・゚と


波紋を練上げ、お互いの拳を打ちつける。

拳を回避し、逆に相手の急所に目掛けて必殺を打込む。攻撃を防ぐ度に波紋の火花が飛散る。

ジョルジュとデミタスの攻防は拮抗していた。

だが、しかし、

(#´・_ゝ・`)「ウォラァアア!!!」

273 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:51:21 ID:kH7DNzOo0
デミタスの拳がジョルジュの肝臓付近に当たる。激痛にジョルジュの動きが一瞬、止まる。

(#´・_ゝ・`)(これで終わりだ!!!)

(´#°_ゝ°`)「山吹色の波紋疾走(サンライトイエロー・オーバードライブ)ッ!!!」

極限に練った波紋の拳を機関銃の様な乱打で叩きつける。全弾、ジョルジュに命中し、再起不能になる【はずだった】
  _
(  ∀ )(逆に考えるんだ。『落ちちゃってもいいや』って、考えるんだ)

274 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:52:29 ID:kH7DNzOo0
ジョルジュは、わざと膝をついた。
デミタスのラッシュのほとんどが空を切った。

(#;´・_ゝ・`)(マズイ!勢いをつけ過ぎた)

3==(´ワ ゚ ∀ ゚血´) Σ(<_・` #;)!!?
  _
( ゚∀゚)「お前は強いよデミタス。たった1、2分で波紋が練れなくなっちまった。要練習だな」
  _
( ゚∀゚)「チェックメイトだ」

275 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:53:02 ID:kH7DNzOo0
無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄(´ワ ゚ ∀ ゚血´)無駄 )_ゝ `)。:::・゚::。
無駄無駄 つ 無駄無駄無駄。:::・゚::::・゚::・。
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!

キングギドラのラッシュが今度こそデミタスを捉えた。ラッシュでぶっ飛ばされ、近くの建物の壁に叩きつけられる。

(;メ´ _ゝ`)「ハァ……ハァ……殺すなら殺せよ」
  _
( ゚∀゚)「死ぬのが望みか?気合いの入った命乞いなら聞いてやらんこともないぜ」

276 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:53:46 ID:kH7DNzOo0
  _
( ゚∀゚)prrrrrr
  _
( ゚∀゚)白「おう、どうした」
  _
( ゚∀゚)「…………分かった。ご苦労。また、後で連絡する」
  _
( ゚∀゚)「デミタス」

(;メ´ _ゝ`)「あ?」
  _
( ゚∀゚)「俺はお前を殺さない。【戦う理由が無くなった】」

277 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:54:29 ID:kH7DNzOo0
ジョルジュとデミタスの戦いが終了した後、物語の視点はドクオ達に戻る。

ドクオとワカッテマスは、プギャーを車から引っ張り出し、NIRVANAのアジトがある建物の近く迄、辿り着いた。

(;'A`)(  Д(;<●><●>)フゥフゥ

(;<●><●>)「完全に脱力した人間ってなんでこんなに重いんでしょ?」

(;'A`)「頑張れワカッテマス。阿部さんももうちょっとでこっちに来てくれるってよ」

( ^Д^)パチ

278 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:55:20 ID:kH7DNzOo0
(;'A`)「ん?目を覚まされ(# ^Д^)「放せオラ役立たず共が!!!」

ワカッテマスに背負われていたプギャーは目を覚まし、暴れ、2人から少し距離を取った。

(# ^Д^)「テメーら全然守れてねぇじゃあねえか!!何のための護衛だッ!!車もオシャカになって、俺も怪我してるッ!!仕事できねぇ奴らはこれだから嫌いなンだよッ!!」

('A`)「…………」

( ;<●><●>)(マジですか。ドクオ君が身体張らなきゃ襲撃者に殺されていたかもしれないのに………)

279 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:56:03 ID:kH7DNzOo0
(# ^Д^)「シャブ買ってこいオラァ!!中途半端にキメてたから、もうシャブ切れになっちまってんだよ!!」

('A`)「いや、ちょっとそれは……」

(#  ゚ Д ゚)「じゃあ指つめろコラァ!!両手の指を全部つめてケジメつけろやガキがッ!!」

トコトコ)))N| "゚'` {"゚`lリ「デカい声で喋んなよ」

(;<●><●>)「阿部さん!」

280 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:57:33 ID:kH7DNzOo0
(#  ゚ Д ゚)「阿部さん!!なンなんスかこいつらッ!!仕事もできねぇクソを押し付けてナニがしてぇンだ!?」

(#  ゚ Д ゚)「アンタの命令でコイツに指つめさせろよッ!!俺は納得しねっゾッコラァ!!」

N| "゚'` {"゚`lリ「プギャー」

(#  ゚ Д ゚)「ンダッコラァァアアア!!」

N| "゚'` {"゚`lリ

281 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:58:20 ID:kH7DNzOo0



N| "゚'` {"゚`lリ「お前、組織の金を盗んだだろ」



.

282 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 00:59:20 ID:kH7DNzOo0

(   Д )!!!?

(;'A`)「…………ぇ……?」

(; <●><●>)「………マジ……?」

(   Д )

(; ^∀^)「え?なンすか、それ?証拠あるンすか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「……なるほど、よく分かったよ。お前、根本的に俺達をナメてんだな」

N| "゚'` {"゚`lリ「お前の態度が気になったから、お前が外出してる間、数人がかりで帳簿を確認したんだ」

283 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 01:00:25 ID:kH7DNzOo0
N| "゚'` {"゚`lリ「ちょっと調べただけで横領の証拠が山ほど出てきた。隠蔽工作が杜撰過ぎるぞ」

N| "゚'` {"゚`lリ「シャブで頭がボケちまったのか?だが、俺らにも責任はある」

N| "゚'` {"゚`lリ「金の管理をお前1人に任せ過ぎたのがダメだ。業務の属人化はこーゆー不正を招くから、やっぱり経理とか複数人でやらなきゃな」

N| "゚'` {"゚`lリ「で、誰に何のケジメをつけさせるって?」

284 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 01:01:14 ID:kH7DNzOo0
(;   Д )………ハァ……ハァ……

N| "゚'` {"゚`lリ「……お前……金……シャブ……に……」

『ねえ?』

N| "゚'` {"゚`lリ「……返す……アテ……シャブ……シャブブブブブブ………」

『なんで?』

(;   Д )(シャブ切れが……シャブキメてぇ)……ハァ……ハァ……

『どうして?』

N| #"゚'` {"゚`lリ「……聞い…て……テメ……
ケケケケケケ……ケ、ケジメつけろ………」

(;   Д )(誰だ、さっきから。俺以外に聞こえないのか?……

『ねえ?』( 、N|# "゚'` {"゚`lリ「〜〜〜!』

285 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 01:02:06 ID:kH7DNzOo0



( 、 *川『なんで私を殺したの?』



.

286 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 01:02:44 ID:kH7DNzOo0
( ゚ ゚Д゚ ゚;)==3ギィエエエエエエエエエエ!!!!!

プギャーは白目を剥き、奇声を叫びながら、突然走り出した。

N| ;"゚'` {"゚`lリ「あッ!!おい逃げるなッ!!」

プギャーは走った。

これから起こる組織の粛清から。
シャブの禁断症状から。
轢き殺した女の問いかけから。

ゲロと涙を撒き散らし、プギャーは逃げる。

彼は気が付かなかった。
自分が道路に飛び出したことも

287 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 01:04:05 ID:kH7DNzOo0



【後ろからトラックが迫っていることも】


.

288 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 01:05:01 ID:kH7DNzOo0
プアァアアアァアアア
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|゙`|`>.、
       |                            | |   >.、
       |                            | |      >.、
       |                            | |        >.、
       |                            | |              ゙i
       |                            | |               |
       |                            | |               |
  / 二二二二二二二二二二二二二二二、ヽ` ‐- 、 | |               |
  / /                      ヾi´ ̄`i i | |               |
 ,l l                        l l   l l |               |
 l l                            l l_.  l l |               |
..l l                              l i///l  l l |               |
.l l                           l i///l  l l |               |
,l l                           l ゙ー;;‐' ,;- i |               |
i ,`‐- _ /二二二二_ /二二二_ -‐―'  /.     l |               |
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ト 、  l                   l   ,ィ'i l    |;| l |               |
| ` 、l        (―)       l, "   l l      l |               |
|__ l=二二=二二二二=二二=l __ | l    _ ! |               |
|//// l二二二二二二二二二二二二l //// | l   l ヘ‐!――――――――‐
|//// l=三三=三三三三=三三=l //// | l  l///iヾ/// ヾヾ―;;;;;;;――'
r―― ー───────────‐―――‐i   l'///i l l////l l ;;;;;i´i;
| 「 」  l二二l |     | l二二l  「 」   l__,i i// l l////l l ;;;;i' i;ニニi
` ̄ ̄ ――─────────────';;;;;i ・ i// ̄ ̄i ―' ̄;;;;l  l;
      i;;;;;;;、 ――――――‐ i;;;;;、;;;;;;、;;;;;/ i;;;;;;;i、 ソ//, ̄ ̄、;;;;;;;ヽ;;;;;;、 ノ'
      、;;;;;,,,シ           `''''''`''''''''   、;;;;;;;、_ツ     ヽ―´ヽ―''

289 ◆6K3IPcAnTw:2024/04/05(金) 01:06:46 ID:kH7DNzOo0
               _  [][]
              |  |
              |  |__
              |  ___|
              |  |
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                ̄
                        `
                         \ ,,_人、ノヽ
                          )ヽ    (
                       - <       >─
                          )     て
                         /^⌒`Y´^\
                                         __
                                        |__|
                                                /\
                                              / /
                                         ___/ /
                                         |___/

>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

290名無しさん:2024/04/05(金) 02:13:01 ID:ltTRtZwg0


291 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:32:08 ID:.svr2uWs0
>>290様 ありがとうございます。

お待たせしました!最新話を投下します!!

292 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:33:06 ID:.svr2uWs0
<これ迄のあらすじ>

G県の県庁所在地である『G市』通称【MAD Lands】は『日本のヨハネスブルク』と呼ばれ、その治安は最低最悪だ。

だが、ここは『彼らの故郷』。【半グレ】と呼ばれる人間達の生まれた場所。

MADLandsの東側を支配する半グレ組織【NIRVANA】の構成員ドクオはボスの長岡ジョルジュの命令で六龍天の幹部プギャーの護衛に就いていた。

半グレチーム【VoodooChild】の襲撃を退けたがドクオ達だが、プギャーの横領が発覚。

阿部の詰問に耐えられなかったのと覚醒剤の禁断症状で錯乱し、プギャーは走り出した後、トラック轢かれたのだった。

293 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:33:54 ID:.svr2uWs0
ーーーG県内の高級焼肉店ーーーー

(*'〜`)〜〜〜♪
  _
( ゚∀゚)「ははっ、旨いか?ドクオ」

(*'A`)「こんな旨い肉初めて食べました!!最高っす」
  _
( ゚∀゚)「たらふく食えよ〜〜」

若いから肉がするする入るドクオ。ジョルジュはそれを見ながら酒を飲んでいた。
  _
( ゚∀゚)旦ゴキュゴキュ

294 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:35:02 ID:.svr2uWs0
  _
( ゚∀゚)旦ゴキュゴキュ
  _
( ゚∀゚)プハーッ「昨日、病院から連絡があってな」
  _
( ゚∀゚)「プギャーが息を引き取ったそうだ」

(;'A`)「……え…そんな………」
  _
( ゚∀゚)
  _
( ゚∀゚)「ショックか?」

(;'A`)「え?」

295 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:35:37 ID:.svr2uWs0
  _
( ゚∀゚)「俺は別になんとも思っていない。プギャーがしでかしたことの後始末に脳のリソースを割かなきゃいけないからだ」
  _
( ゚∀゚)「まずは遺族であるデミタスへの補償。これはまあ、解決しそうだ。あとはプギャー亡き後の事務業務だ。」
  _
( ゚∀゚)「結局、アイツに横領を許すことになったのは、事務業務を全部アイツ任せにしていたからだ。属人化ってやつだな」
  _
( ゚∀゚)「だから、新たに業務チームを作った。経理とか得意な奴を見繕ってな。阿部ちゃん主導でスキームみたいなもんを作っている」
  _
( ゚∀゚)「俺のことを冷たいと思うか?だが、先に信頼を裏切ったのはプギャーだ。アイツが事故でくたばったのも、ある意味、自業自得なんだよ」

296 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:39:49 ID:.svr2uWs0
  _
( ゚∀゚)
  _
( ゚∀゚)「………お前は裏切るなよ?」

('A`)「もちろんです!!」
  _
( ゚∀゚)「あとなぁ、6人居た幹部が4人に減っちまったからな。信頼できる奴を新たに幹部に迎えたいんだ」
  _
( ゚∀゚)「俺はお前とワカッテマスを六龍天に迎えたいと思っている」

('A`)!?

(;'A`)「マジっすか……!?」

297 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:40:57 ID:.svr2uWs0
  _
( ゚∀゚)「お前はこれ迄、期待以上の成果を出してきた。他の構成員と比べても頭ひとつ抜けているからな。妥当な線だと思うぞ」
  _
( ゚∀゚)「………受けてくれるか」

(;'A`)「…………」

('A`)「空条ドクオ!!慎んでお受け致します。組織のため、粉骨砕身の気持ちで働きます!」
  _
( ^∀^)「さすが俺が認めた男だ。気持ちいい返事だ」
  _
( ゚∀゚)「じゃあ、店出るか」

298 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:41:58 ID:.svr2uWs0
  _
( ゚∀゚)('A`)テクテクテクテク
  _
( ゚∀゚)「ドクオ。お前を幹部に迎えるにあたり、【儀式】を受けてもらう必要がある」

('A`)!「誰か殺すんですか?」
  _
( ゚∀゚)「そんな物騒なことじゃあない。ただ、【盃を交わす】だけだ」
  _
( ゚∀゚)('A`)テクテクテクテク
  _
( ゚∀゚)「俺がお前の年の頃、何者でもなかった。だが、今じゃあMADLandsの東と西は俺のモンだ。今、マジで風が吹いている」

299 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:42:41 ID:.svr2uWs0
  _
( ゚∀゚)「俺が何故ボスになれたか?分かるか?ドクオ」

('A`)「ジョルジュさんはカリスマだからっスか?」
  _
( ゚∀゚)「嬉しいこと言ってくれるが不正解だ」
  _
( ゚∀゚)「俺はやりたいことをやりたいようにやるために、やらなきゃいけないことをやってきたからだ。簡単な様に聞こえるか?」
  _
( ゚∀゚)「だが、世の中には、それができない奴の方が多いんだ。自分自身に言い訳してな。カスばっかなんだよ、アイツらはよ」
  _
( ゚∀゚)「着いたな」

300 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:43:38 ID:.svr2uWs0
ドクオとジョルジュはNIRVANAの本拠地であるタワーマンションに到着した。
  _
( ゚∀゚)白 スマッスマッ
  _
( ゚∀゚)「他の幹部やワカッテマスは【先に始めている】みたいだ」
  _
( ゚∀゚)「まあ、あいつはスロースタータだしな。お前の番の時は最高にできあがっているかもな」

('A`)?「何の話ですか?」
  _
( ゚∀゚)「見りゃ分かるよ」

2人は言葉を交わし、部屋の中に入った。

扉を開け、寝室に向かう。そこには、

301 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:50:46 ID:.svr2uWs0
彡(メ)(メ)ダラダラダラ

鼻血を垂れ流している全裸の男。

( ・∀・)y-〜° °〜-と(-_-)

おそらく大麻を吸っている全裸の2人組。

N| "゚'` {"゚`lリ「………」

ジョルジュの右腕、阿部。そして、

ドチュ!ドチュ!ドチュ((*<○><○>))ズルルル♡

302 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:51:29 ID:.svr2uWs0
一心不乱にS○Xをしているワカッテマスの姿があった。
  _
( ゚∀゚)「みんな一回はヤッたのか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「ワカッテマスで最後だ」

(;'A`)「ジョルジュさん、これは………」

ドクオはその異様な光景に圧倒されていたが、ワカッテマスと交わっている女の顔を見て、顔から血の気が失せた。

303 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:52:03 ID:.svr2uWs0




((((从; ∀从))))ウッ……ウッ……



.

304 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:53:13 ID:.svr2uWs0
( <♡><♡>)「オッ♡ヤベェ♡ハインさんのマ○コ気持ちよすぎてすぐイッちゃいます!!」

( <♡><♡>)「熟女の穴の様に粘っこく絡みついてくるのに僕のチン○を18歳の膣壁の様に押し返してくるぅ♡バンジーガムみたいでエッチだねぇ♡♡」

( <♡><♡>)「イグ♡イグ♡イグ♡イグ♡♡イグゥ♡♡♡」

( <♡><♡>)ビュルルルルルルルル♡♡♡

( <°><°>)グルン……

………ドサッ………
  _
( ゚∀゚)「あれ?気絶した?」

305 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:54:44 ID:.svr2uWs0
N| "゚'` {"゚`lリ「もうゴム無いぞ」
  _
( ゚∀゚)「みんなで使い切ったん?しゃあねぇな」
  _
( ゚∀゚)「ドクオ、特別にナカへ出していいぞ」

(-_-)!!「なんで?(; A )「ジョルジュさん!!何なんスかこれッ!!?」
  _
( ゚∀゚)「言ったはずだぜ?盃を交わすって」
  _
( ゚∀゚)「女の身体を盃に。同じ女を抱くことでNIRVANAの絆を繋ぐ」
  _
( ゚∀゚)「六龍天の幹部が入れ替わる度に俺の女であるハインを抱く。誰にでも許されることじゃあない特別な儀式」

306 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:55:26 ID:.svr2uWs0
  _
( ゚∀゚)「お前も幹部になるなら、ハインを抱け。それに、」
  _
( ^∀^)「好きなんだろ?ハインのこと。ちょうど良かったじゃあねぇか。なぁ?童貞奪って貰えよ」

从; ∀从フラフラ

(;'A`)「……ハインさん……」

从; ∀从「だ、大丈夫だよ、ドクオ。私に任せて」

そう言ってハインはドクオの唇を自身の唇で塞いだ。

307 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:58:46 ID:.svr2uWs0
( A )

('A`)パチ

目が覚めると、朝日が部屋の中に差し込んでいた。ドクオは衣服を纏ってなく、生まれたままの姿で立ち上がった。

身体に残る倦怠感が昨日の出来事が夢ではないことを教えてくれた。

从 ∀从「……起きた?」

('A`)「………」

从 ∀从「……もしかして、もう一回シたい?」

(('A`))フルフル

308 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 00:59:59 ID:.svr2uWs0
从 ∀从「……じゃあ、今日はもう帰りな。仕事があるんでしょ」

('A`)「ジョルジュさんは、ハインさんのことを愛していないと思います。全然、大切に想ってないっスよ!」

(;'A`)「本当に大切なら、こんな真似させませんよ!!」

从 ∀从

从 ∀从「……そう、かもね……でも、もう分かんないよ」

(;'A`)「……別れようとは思わないんですか?」

309 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 01:00:53 ID:.svr2uWs0
从 ∀从「それは無理」

从 ∀从「ジョルジュはきっと私を手放すことはない。逃げても必ず追いかけてきて、私を必ず殺すと思う」

从 ∀从「あの人は裏切りを許さないから」

(;'A`)「……ハインさん……」

从 ∀从「……ドクオには知られたくなかった。ごめんね。こんな女で」

('A`)「………何がっすか?」

('A;)ポロッ

310 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 01:02:33 ID:.svr2uWs0
ドクオの瞳から堪えきれず涙が溢れ出た。同時に抑えきれない感情が堰を切ったように湧き出てくる。

(;A;)「俺はハインさんを愛しています!!俺だったら、俺だったら、絶対にッ!!」

(;A;)

(;A;)

(;A;)「俺がハインさんを救います」

从 ∀从

从 д从「……今日はもう帰って……」

311 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 01:03:39 ID:.svr2uWs0
そこから先は曖昧だった。

いつの間にかドクオは東地区をトボトボと歩いていた。

季節は6月。初夏の風がドクオの肌に纏わりつく。

( A )「ジョルジュさん……」

( A )(いや、長岡ジョルジュ。裏切りは許さないだって?アンタは、ハインさんの心を【裏切り続けたッ】!!)

(#'A`)(許さねぇ!!ジョルジュ!!!俺はアンタを必ず殺すッ!!!)

312 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 01:04:14 ID:.svr2uWs0



       MADLands.




これは1人の少年が【愛を知るため】の物語。

313 ◆6K3IPcAnTw:2024/06/05(水) 01:04:51 ID:.svr2uWs0




     #10 そして、因果は巡る




>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

314名無しさん:2024/06/05(水) 12:44:03 ID:m2ieUg7Y0
乙乙
さらに面白くなってきた!!

315名無しさん:2024/06/05(水) 13:17:33 ID:BglP2uJE0
急展開きたわ、乙

316名無しさん:2024/06/05(水) 21:35:35 ID:9CvZE/AU0


317名無しさん:2024/06/05(水) 21:39:13 ID:9nvXSYxw0
ドクオの心に焔が……ッ!

318 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:35:35 ID:MDEtyWrE0
>>314様 ありがとうございます!嬉しいです!

>>315様 物語に一気に動きが見えましたね!

>>316様 ありがとうございます!

>>317様 心を燃やせッ!!

お待たせしました!最新話を投下します!

319 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:36:32 ID:MDEtyWrE0
散々痛めつけられたモブ「……テ」
  _
( ゚∀゚)「あ?何?聞こえねぇんだよ!!」ドガ!

散々痛めつけられたモブ「ウ!……コロシテ…」
  _
(# ゚∀゚)(´ワ ゚ ∀ ゚血´)メギャン!

(´ワ ゚ ∀ ゚血´)ドシュゥウウウウウウウ!
  _
(# ゚∀゚)「クソがっ!!結局、知りたい情報が何も出てこねぇじゃねぇかッ!!」

320 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:37:15 ID:MDEtyWrE0
N| "゚'` {"゚`lリ「落ち着けよジョルジュ」
  _
(# ゚∀゚)「じゃあ、お前は小蝿のように沸いてくる『殺し屋』共が四六時中襲撃しても平気なのか?そうでないなら黙ってろッ!」

N| "゚'` {"゚`lリ「………」

( ・∀・)「ここ連日じゃあないっすか?撃退できるから問題ないとは言え、ちょっと異常ですよね」

キャラクタデータ


  ( ・∀・)ギルガ・モララー(28歳)


            NIRVANA 幹部
            『六龍天』の1人

321 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:38:08 ID:MDEtyWrE0
('A`)「………どこかの組織の仕業でしょうか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「やりそうなのは北側を支配している【杉浦組】だが、暴対法関係で解散寸前って聞いているけどな?」

('A`)「…【内藤ホライゾン】だったりして……」

N|; "゚'` {"゚`lリ(; ・∀・)!?
  _
( ゚∀゚)「……内藤ホライゾンは確かに搦め手が大好きだ。ああ、決して自分の姿を見せることはない」
  _
( ゚∀゚)「だが、なんか違うんだよな……なんつーか、『俺に対する執着心』がヤバイ気がする……」
  _
( ゚∀゚)

322 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:38:57 ID:MDEtyWrE0
  _
( ゚∀゚)「あ、ごめんな、キツイこと言ってさぁ」

N| "゚'` {"゚`lリ「いいさ、気にしてねぇよ」

N| "゚'` {"゚`lリ「死体を片付けるぞ」

( ・∀・)(おい、お前、ドクオって言ったっけ?)ボソボソ

('A`)(はい?)

( ・∀・)(うまくやったな。ジョルジュさんの気を逸らして、気持ちを宥めさせたな)

('A`)(……特別なことは何もやってないっスよ)ボソボソ

323 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:39:57 ID:MDEtyWrE0
  _
( ゚∀゚)「モララー、ドクオ」

( ・∀・)('A`)!!
  _
( ゚∀゚)「モララーは南野とワカッテマスと共に内藤ホライゾンの居場所について、調べろ。見つけ次第全員で叩く」
  _
( ゚∀゚)「ドクオはヒッキーと共に【杉浦組】に怪しい動きがないか調査しろ」

( ・∀・)「「わかりました」」('A`)

ドクオは、アジトのタワマンから出た後、すぐ近くの駐車場に到着した。そこで待機している車に乗るためだ。

324 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:40:43 ID:MDEtyWrE0
( ´_ゝ`)「お疲れ様です。兄貴」

('A`)「………ドクオでいいよ」

( ´_ゝ`)「いや、兄貴はウチの組織の幹部なんで、いつ迄もタメ口きく訳にはいかないっス」

('A`)=3

('A`)「車を出してくれ。北地区に向かうぞ」

( ´_ゝ`)「はい。」

2人とも無言だった。

ドクオは流れる景色を見ながら物思いに耽っていた。

325 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:41:55 ID:MDEtyWrE0
( ´_ゝ`)「そーいや、北地区には何しに行くんスか?」

('A`)「MADLandsの北側を支配している【杉浦組】の動向を調べろってさ。」

('A`)「最近、ジョルジュさんのところへ殺し屋が襲ってくるだろ?いい加減ブチ切れたんだ」

( ´_ゝ`)「殺し屋は【杉浦組】が差し向けたんですか?」

('A`)「それを調べるんだよ」

( ´_ゝ`)

('A`)



( ´_ゝ`)「殺し屋を差し向けたのはお前だろ、ドクオ」


.

326 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:42:45 ID:MDEtyWrE0
('A`)

( ´_ゝ`)

('A`)

( ´_ゝ`)

('A`)



('∀`)


.

327 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:43:48 ID:MDEtyWrE0
( Aミ#Ф益(; ´_ゝ`)グアアアア!!
      ::つ::ミリミリミリミリ

ドクオはスタンドを発現し、仲間の首を締める。

ドクオの瞳にはドス黒い漆黒の意志が炎の様に燃え盛っていた。

( A`)「抵抗してくれていいぞ?車の運転はスタンド能力の支配下にある。このまま窒息死か?それとも脊椎へし折ろうか?」

( A`)「好きな死に方を選ばせてやる」

( ;´_ゝ`)「弁明もせず、取り繕うこともせず、初手口封じかよ……徹底しているが、お、お前は勘違いしている……」

328 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:46:00 ID:MDEtyWrE0
("_ゝ`)「俺はお前と組みたいんだ」


ギラッギラッ("三 ゝ三")ギラッギラッッ


('A`)「!!!お前!!」

("三 ゝ三")「俺ハドープマン。西地区ノ【業(カルマ)】ノ生キ残リダ。」

('A`)「……本物の流石はどうした?」

("三 ゝ三")「殺シタ。なりかわりニ必要ダッタカラダ」

("三 ゝ三")「俺ノ目的ハ【NIRVANA】ノボス、ジョルジュヲ殺害スルコト。ダガ、俺1人ジャア無理ダ」

("三 ゝ三")「単刀直入ニ言ウ。俺ト組ンデクレ、ドクオ。2人ナラ長岡ジョルジュヲ殺セルカモナ」

329 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:46:58 ID:MDEtyWrE0
('A`)「………俺の仲間の殺した奴の言うことを聞くと思っているのか?」

("三 ゝ三")「ソレハオ互イ様ダロ?」

("三 ゝ三")「俺達ノ間ニ信頼関係ハイラナイ。タダ、利害ノ一致サエアレバイイ」

("三 ゝ三")「オ前ニトッテモ悪イ話ジャアナイ筈ダ。何故ナラ、組織デ唯一、明確ナ殺意ヲ持ッテ行動シテイルノハオ前ダケダ」

("三 ゝ三")「目ヲ見レバ分カル。オ前ハ俺ト同ジダッテナ」

('A`)「………」

ドクオはドープマンの首を締めるのをやめた。

330 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:48:30 ID:MDEtyWrE0
('A`)「いいだろう。で、何かプランはあるか?それとも、これから考えるか?」

("三 _ゝ`)ギラッギラッ

( ´_ゝ`)「このまま北地区に向かいましょう」

( ´_ゝ`)「ジョルジュが【杉浦組】の暗躍を考えているなら、その考えを現実のものにしてしまえばいいんです」

ーーーーーーーー北地区ーーーーーーー
ーーーーー【杉浦組】本拠地ーーーーー

ドクオとドープマンは北地区にある日本家屋の客間にいた。客間からは手入れの行き届いた日本庭園と池の鯉が見える。

MADLandsの北側を支配する【杉浦組】。
その主な収入源は賭場の運営等だが、暴対法の関係で解散の危機にある。

331 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:49:07 ID:MDEtyWrE0
<ヽ`∀´>つ「お茶をどうぞ」

('A`)「ご丁寧にありがとうございます」

襖の奥から足音が聞こえ、客間の前で止まったかと思うと、そこから初老の男性が現れた。

猫目のその男性は杉浦組組長の杉浦ロマネスクである。

キャラクタデータ


    ( ФωФ)杉浦ロマネスク(70歳)


              杉浦組 組長

332 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:49:44 ID:MDEtyWrE0
( ФωФ)「お前がアヒャの部下だったという男か?」

( ´_ゝ`)「お初にお目にかかります。我らがボス、アヒャが生前お世話になっていました」

( ФωФ)「彼とは一緒に仕事をしたが、中々大胆な行動を取る子で、印象深かったのは覚えている。こっちの仕事も色々手伝ってくれて、我輩も彼に何か助力をしたいと思っていた」

( ФωФ)「で?お前は何しにきたんだ?」

( ´_ゝ`)「はい。単刀直入に申し上げます」

( ´_ゝ`)「俺達は【NIRVANA】のボス、長岡ジョルジュを殺したい。そのために、力を貸してください」

333 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:50:37 ID:MDEtyWrE0
( ФωФ)「断る」

(; ´_ゝ`)「…….え?は?」

( ФωФ)「アヒャの事は評価していたが、仇を取りたいと思うほど思い入れはないんだよな」

( ФωФ)「そもそも、お前らができないから【杉浦組】に頼るってのもムシが良すぎるんだよな?あ?」

( ФωФ)「ジョルジュを殺すなら3億積めや。な?」

( ФωФ)「無理なら別にいいぞ。だが、それとは別に話聞いてやったから、とりあえず1本(100万)寄越さんかい」

334 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:51:41 ID:MDEtyWrE0
('A`)=3

('A`)「帰ろうか」

(; ´_ゝ`)「え?」

( ФωФ)「は?」

('A`)「話にならねぇよ、こいつ。最初から聞く気ないじゃん。ジョルジュを殺すのは俺達だけでやろうぜ」

ドクオはそう言って立ち上がった。

( ФωФ)「なに帰ろうとしている?お?まだ、帰っていいって言ってねぇだろ?」

(# ФωФ)「お前らが無事帰れるかどうかはこっちが決めるんじゃいッ!!」

335 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:52:25 ID:MDEtyWrE0
('A`)「ハァ?」

(#'A`)「ごちゃごちゃうるせぇんだよッ!!このチンピラがッ!!ヤる気なら相手になるぞテメェこの野郎ッ!!」

<ヽ`∀´>yr=ガチリ('A`)
「大人しく座れ」

<ヽ`∀´>yr=「それ以上暴れるなら、鉛玉ブチ込むぞ馬鹿野郎」

('A`)「………やってみろよ」

('A`)「その銃でハジけるもンならハジ<ヽ`∀´>yr=パァン!!

336 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:54:30 ID:MDEtyWrE0
(; ´_ゝ`)!!

ミ#Ф益Ф彡つ°〜('A` )

('A`)「……普通さぁ、撃つかね本当によぉ」

( ФωФ)(スタンド使い。それも精密動作性、パワー共に申し分ない人型スタンド。発射された弾丸を指先で捕えるなんてなぁ)

('A`)「俺達の手助けをしてくれたら、【NIRVANA】のシマとシノギ全部やるよ」

( ФωФ)「は?」

('A`)「俺達はジョルジュを殺すことができりゃあいい。それ以上は望まない。【NIRVANA】が居なくなった後のシノギはお前らで仕切ったらいい」

337 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:55:11 ID:MDEtyWrE0
('A`)「上手くいきゃあ、3億なんて端金に思えるほど稼げるかもな」

( ФωФ)「……何故だ?どうして、そこまでジョルジュの死にこだわる?」

(-A-)(…………从 ゚∀从………)

('A`)「惚れた女を救うためだ」

( ФωФ)ふっ

(* ФωФ)「わはははははッ!!お前面白いなぁ!!良いだろう!!この杉浦ロマネスク、お前らを助力してやろう!」

338 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:57:57 ID:MDEtyWrE0
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339 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 00:58:55 ID:MDEtyWrE0
ドクオとドープマンは、ロマネスクと今後の計画を打合せた後、東地区に戻る途中だった。

予報外れの大雨の中、彼らは車を走らせていた。

( ´_ゝ`)「どうにか話がまとまって良かったですね。あそこで決裂していたら、やっぱり【杉浦組】を潰してたンすか?」

('A`)「まあな。お互い平和的にバイバイできるような人種じゃあないからな」

('A`)「だが、上手くいきゃあ、全員一気に片付けることができる(そうなれば、早くハインさんも自由になるだろう)」

( ´_ゝ`)グッ……グッ……

340 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 01:00:05 ID:MDEtyWrE0
( ;´_ゝ`)?

('A`)「なんか車のスピード落ちていない?ここ高速だぞ。スピード上げろよ」

(; ´_ゝ`)「いや、それが目一杯アクセル踏んでいるんだ。だが、【スピードが出ない】」

(;'A`)「え?」

車に打ち付けられる雨音が激しくなる。

それに伴い、どんどん車の速度が出なくなり、とうとう徐行と同じ速度になった。

(;'A`)「何かおかしい!奇妙だッ!だが、何故!?一体誰だッ!?」

(;'A`)「俺達はスタンド攻撃を受けているッ!!」

341 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 01:01:03 ID:MDEtyWrE0
車体がミシミシと音を立てて、今にも潰れそうだ。何かしなければ圧死は避けられない。

('A`ミ#Ф益Ф彡オラァ!!

ドクオはRYKEY DADDY DIRTYを発現。
ドアを破壊して、車から脱出した。

雨はもはや土砂降りというレベルのものではなく、巨大な滝のような、爆撃と呼ぶのが相応しい大雨が脱出したドクオを容赦なく襲う。

(; A )ゴボッゴボボ

あまりに激しい雨なので、ドクオは呼吸できず、半ば溺れている様な状態だった。

342 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 01:03:06 ID:MDEtyWrE0
「ずいぶんと、しんどそうだねぇ」

(; A )!



┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(-_-)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙




(; A )「お、お前……」

343 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 01:08:41 ID:MDEtyWrE0
(-_-)「無様だねぇ?潰された虫みたいで実に面白いよ」

(-_-)「最初っから君のことが気に入らなかった。ジョルジュさんのお気に入り。お前が来る前は僕がジョルジュさんから愛して貰っていたんだ」

(-_-)「君の弱みを見つけるため、尾行していたけど、なんで【杉浦組】に行ったの?奴らの屋敷で数時間過ごしたみたいだけど、何を話していたの?」

(; A )「………」

(-_-)「答えなよ」

(-_-)「質問は既に拷問に変わっているんだぜ?」

344 ◆6K3IPcAnTw:2024/07/10(水) 01:09:35 ID:MDEtyWrE0



  #11 重護の雨 雨洞 ヒッキー その①



>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

345名無しさん:2024/07/10(水) 02:27:25 ID:xx4/Nif.0
ドクオが愛の戦士ガンギマリで最高
ドープマン加入アツいぜ
杉浦組ダサすぎワロタ

346名無しさん:2024/07/10(水) 08:11:30 ID:ijIGGrFg0
いつも楽しみにしてるから更新ありがとうございます

347名無しさん:2024/07/11(木) 00:27:53 ID:yKimVSTQ0
ワクワクとハラハラが止まらん…!乙!

348名無しさん:2024/07/11(木) 04:09:18 ID:P0bX5Ch60
乙です

349 ◆FdL1jBqM3g:2024/08/15(木) 21:00:16 ID:vebN0UVQ0
>>345様 ありがとうございます!
お手本の様な今北産業!痛み入ります!!

>>346様 ありがとうございます!
こちらこそ閲覧頂きありがとうございます!
また、感想レスも投稿頂きありがとうございます!

>>347様 ありがとうございます!
感想ありがとうございます!!最新話もワクワクハラハラ間違い無です!!

>>348様 ありがとうございます!

お待たせしました!最新話を投下します!!

350 ◆FdL1jBqM3g:2024/08/15(木) 21:01:31 ID:vebN0UVQ0

  #12 重護の雨 雨洞 ヒッキー その②


(-_-)「答えなよ。質問は既に拷問に変わっているんだぜ?」

(; A )グゥウウウウ

(-_-)【ヘビー・レイン】

(-_-)「僕のスタンドは【僕が指定する場所に豪雨を降らすこと】。地味な僕にピッタリだと思うかい?だが、その脅威は身をもって体感してるだろ?ん?」

(; A )「ひ、ヒッキー……てめぇ……」

(#-_-)「ヒッキーさんだろ、クソカスがァ!!!!俺はお前より2年先輩なんだぞッ!!分かってんのかッ!!あ!?」

351 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:05:22 ID:vebN0UVQ0
キャラクタデータ


     (-_-)雨洞 ヒッキー(18歳)


            NIRVANA 幹部
            『六龍天』の1人

(-_-)「六龍天の中で僕が1番ジョルジュさんに可愛がってもらっていたんだ。ジョルジュさん……」

(*-_-)「嗚呼、ジョルジュさん!!僕がジョルジュさんの命令で人を殺したら、ジョルジュさんは僕の頭をナデナデしてくれるんだ!!ジョルジュさぁん!!」

(-_-)

(-_-)「でも、わかるんだ。ジョルジュさんは今!お前にめっちゃ目をかけてるって。ジョルジュさんのお気に入りは僕だけなのに!!」

352 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:06:24 ID:vebN0UVQ0
(-_-)「で?お前はなんで杉浦組に行ってたん?」

(; A )「お、俺はジョルジュさんの指示で杉浦組の動向を調べていた。ジョルジュさんへの襲撃がどこの組織の仕業かを特定するために」

(; ∀ )「アンタと一緒に調べろって言われてんだ。でも、先にちょっと組織の概要を調べようと思ったんだ」

(-_-)「……ふーーーん」

(-_-)「嘘つき」

ザァアアアア(; A )グウウウ

ドクオに降りかかる雨の勢いがますます強くなる。気を抜けば押しつぶされそうであった。

(-_-)「ナメやがって。僕はさっき言ったはずだ。『奴らの屋敷で数時間過ごしたみたいだけど、何を話していたの?』って」

(-_-)「…………お前、もしかしてさぁ」

353 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:07:23 ID:vebN0UVQ0



   (-_-)「ジョルジュさんを殺そうとしている?」


.

354 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:08:25 ID:vebN0UVQ0
( A )

(-_-)「前からジョルジュさんを見るお前の目が気に入らなかったんだ。『敵意』に溢れた目をしている」

(-_-)「ジョルジュさんに代わって、【NIRVANA】のボスになりたいのかな?って思っていたけど、シンプルに殺したいだけなのか?」

(-_-)「あのハインっていうアバズレのためか?」

( A )「あ?」

(-_-)「ジョルジュさんもあんな中古○ンコなんかポイ捨てしたらいいのに。ブスだしよ。お前、好きなんだろ?趣味わる!きもっ!」

( A )「黙れ」(#-_-)「は?」

355 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:09:07 ID:vebN0UVQ0
( A )「お前もハインさんに酷いことをしただろうが。テメェも同罪なんだよ!!」

(# A )「ジョルジュを殺す前にまずお前を殺してやる」

(#-_-)「テメェ………」

(#-_-)「このまま溺死させてやろうか!?雨の重圧で押し潰してやろうか!?死ぬ覚悟はできてンだろうなッ!!?」

(# ∀ )「死ぬ覚悟!?そんなモンはできねぇなあ!?」

(# A )「殺す覚悟はできてるぜ」

356 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:10:38 ID:vebN0UVQ0
ザァアアアア……ピタ……

ドクオを苦しめていた豪雨が前触れなく、降り止み、辺りが薄暗くなった。

(;-_-)「何故!?なぜ雨が止んだんだ!?」

ヒッキーは上を見上げたとき、雨が止んだ理由が分かった。

『飛行機』が2人の頭上で耐空しており、ヘビー・レインの攻撃を防いでいたのだ。

ミ#Ф益Ф彡('A`) 「【RYKEY DADDY DIRTY】。その能力は『精密機器・機械等を自身の支配下に置くこと』」

('A`)「お前のクソみたいな話を聞いている間、RYKEY DADDY DIRTYにこの雨を防ぐ方法を探してもらっていた」

('A`)「スタンドが目視できる範囲内に飛行機を見つけた。そして、飛行機をRYKEY DADDY DIRTYの支配下においたんだ」

357 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:11:24 ID:vebN0UVQ0
(((('A`))))ブルブルブル

('A|`)ドフッ!!

ドクオの鼻から勢いよく鼻血が噴出した。
目も充血し、薄い赤色の涙が流れる。

(;-_-)「……ふふふ、何だお前……」

(;*-_-)「こんだけデカいのを操るのは負担がデカそうだな!?正直、飛行機がその場で『動かない』ようにするだけで、精一杯なんだろ?」

(*;-_-)「その証拠にッ!雨にあたってないのに、お前は動こうとはしないッ!!」

(-_-)「だったらやることは一つだよなぁ?」

358 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:12:42 ID:vebN0UVQ0
頭上の飛行機に打ち付ける雨が激しくなる。

その尋常ではない雨の量に押され、徐々に飛行機はドクオ達の所へ下降する。

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

(-_-)「僕はお前のスタンドの射程範囲には近づかない。僕の雨で飛行機ごと君を押し潰してやる」

        ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

(;'∀|`)「テメェ!!関係ない人も巻き込む気かッ!!」

(-∀-*;)「うるせぇ!!!お前が最初にやり始めたんだろうがッ!!!」

ヒッキーのスタンドパワーがドクオのスタンドよりも強いのか、飛行機はどんどん下降していき、このままでは大事故になるのは明らかだった。

359 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:14:02 ID:vebN0UVQ0
(;'A|`)「ドープマンッ!!」

(-_-)!!

(;'A|`)「俺とコンビを組みたいなら、ちったあ協力しろッ!!!」

「………………」

(;-_-)「?なんだ?仲間がいるのか?」

「ナァ、兄サンョォ」

(;-_-)ゾクっ

「【水鏡】ッテ知ッテルウ?」

360 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:14:23 ID:vebN0UVQ0


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ (-_-)ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ (- ̄-)ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


.

361 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:15:14 ID:vebN0UVQ0
大量の雨で彼らの足下には大きな水たまりができていた。その水面にヒッキーの顔が映っている。

突如、水面から人の腕が伸びて、ヒッキーの首を締め、水に引きずりこもうとする。

(;-_-)「オオオオオオオオオッ!!ヘビー・レインッ!!!!」

先程よりもずっと強い雨が飛行機を押し下げる。おそらく最大威力の水量が飛行機の降下スピードを早めている。

(;'A`)(このままじゃあ大事故だ、俺らも当然死ぬッ!!)

(;'A`)「ドープマンッ!!」

362 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:16:00 ID:vebN0UVQ0
水鏡|_-;)メリメリィ「ウアアアアアッ!!!」

水鏡|-;)「の、呪われろドクオッ!この裏切りモンがァ!!」

水鏡|ドプンッ

水鏡|。:::・゚::::。:::::・゚::・ブシャアアア!!!!

間一髪ッ!!!!
雨が降りやんだため、落下直前だった飛行機はギリギリで急上昇し、そのまま空の彼方に消えていった。

363 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:16:25 ID:vebN0UVQ0
(;'д`)ハァハァ……ハァ……ハァ……

(-_-)「…………」

いつの間にかヒッキーがそこにたっていた。
全身血塗れの彼は顔面蒼白で今にも倒れそうだった。

(-_三")ギラッギラッ

(;"三 ゝ三")「カ、間一髪ダッタナ………」

('つ`)ゴシゴシ

(;'A`)「クソッ!!速攻ズラかるぞ!!騒ぎ過ぎたッ!!すぐに大量のサツが駆けつけてくるッ!」

2人は、その場から離れて、夜の闇に消えた。

364 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:17:18 ID:vebN0UVQ0
また、同時刻のことである。

東地区のラブホテルの一室では、ベットの上に女の死体が横たわっていた。

腕の注射痕から薬物の過剰接種(オーバードーズ)で亡くなったと考えられる。

彡(゚)(゚)「やってくれましたなぁ?ウチの商品をぶっ壊しやがって。え?おう、コラ」

彡(゚)(゚)「女の死体は片付けるとして、オドレも殺すさかいな」

彡(゚)(゚)「なんで、そないな驚いた顔すんねん。東地区でオイタして、無事にすむって思ってんのが厚かましいんじゃ」

365 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:18:24 ID:vebN0UVQ0
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


<;ヽ`∀´>「待ってください!!命だけは、」

彡(゚)(゚)「ほな、どない落とし前つけんや?」

<;ヽ`∀´>「いい【情報】持っています!!それで勘弁してください!!」

彡(゚)(゚)「ほーん。で?」

<;ヽ`∀´>「【裏切り者の情報】、欲しくありませんか?六龍天の幹部の南野さん」


      ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

366 ◆6K3IPcAnTw:2024/08/15(木) 21:19:48 ID:vebN0UVQ0
スタンドデータベース

スタンド名:ヘビー・レイン
本体:(-_-)雨洞 ヒッキー
破壊力:B スピード:無 持続力:A
精密動作性:D 射程範囲:A 成長性:E

像-ヴィジョン-の無い能力のみのスタンド。
ヒッキーが指定する場所に豪雨を降らす。
スタンドパワーを最大出力にすることで巨大な物体も押しつぶすことができる。

元ネタはプレステ3のミステリゲーム「HEAVY RAIN 心の軋むとき」。

367名無しさん:2024/08/17(土) 08:34:49 ID:u7qSk7G60


368名無しさん:2024/08/17(土) 21:52:32 ID:9BOsNLUw0
杉浦組終わりすぎぃ

369 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:40:04 ID:KD2Y2bBw0
>>367様 ありがとうございます。

>>368様 (;'A`)「杉浦組と組んだのは失敗したかもしんない。。。」

お待たせしました!最新話投下します!

370 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:40:53 ID:KD2Y2bBw0
( ´_ゝ`) ブーン……
 つ◎と
「六龍天の南野が兄貴を呼び出した?何のために?」

('A`)「さあな。あまりイイ案件じゃあないことは確かだ。必ず1人で来いってさ」

('A`)「だからお前は近くで車を止めて待っててくれ」

( ´_ゝ`)「何かあったら連絡をくれ。すぐに駆けつけるよ」

('A`)「どうかな?」

371 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:41:54 ID:KD2Y2bBw0
('A`)「ヒッキーの時も中々助けにこなかったよな?俺がマジで負けるってなった時には見捨てるつもりだったのか?」

( ´_ゝ`)「まさか。機を伺っていたんですよ。あんな激しい水面じゃあ、出入りできないですし。」

('A`)(…………)

('A`)「ああ、それと、南野の件が片付いたら、ヒッキーに変身して、事務所に顔を出しておいた方がいいな。急にいなくなったってなれば、混乱が起きる」

( ´_ゝ`)「了解」

372 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:45:45 ID:KD2Y2bBw0
ドクオは、指定されたホテルに入った。
エレベーターで最上階に行き、六龍天が待つ部屋に足を踏み入れた。

('A`)!

ベッドの上には18歳位の少女が2人がいた。
1人は男の上で腰を振り、1人はどうやら男の顔に自身の性器を押し付けている様だった。

「イヤアアアアアアアア!!き、気持ち悪いッー!!!!」

2人とも嫌悪感で綺麗な顔を歪め、号泣していた。

373 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:46:25 ID:KD2Y2bBw0
腰を降っていた少女が徐にアイラッシュカーラー(まつ毛を挟んで上向きにカールさせるもの)を取出し、男の乳房を思いっきり挟んだ。

彡( )( )イ”グゥ!!イグイクイクイクイクイクイクゥウ!!

「いやぁぁ……また、ナカに射精(だ)されたぁ……」

少女は、そう言いつつも、すぐに立ち上がり、冷蔵庫からペットボトルを取り、男に渡した。

そのまま床に四つん這いになり、男は少女の上に座った。

('A`)「………お疲れ様です。南野さん」

彡(^)(^)「よせよせ、同じ六龍天同士やないか。敬語はなしやで」

374 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:48:09 ID:KD2Y2bBw0
キャラクタデータ


 彡(゚)(゚)南野 順一(なんの じゅんいち)(34歳)


            NIRVANA 幹部
            『六龍天』の1人


('A`)「俺に用があるって聞いたんスけど………」

彡(゚)(゚)「ワイのセック○を見て欲しかってん!!」

('A`)「は?」

彡(^)(^)「ワイはな!女の子にシバかれながら犯されるのが大好きなんや!!女の子の暴力を一心に受けて逆レイ○が最高にきもてぃいいんや!!」

彡(-)(-)「しかしな、ワイのプレイに付き合ってくれる女を見つけるのは至難の業や。それに運良く見つかっても、はずみでワイが死ぬリスクは常にある」

375 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:49:14 ID:KD2Y2bBw0
('A`)「へぇ。苦労しそうですね」

('A`)「帰っていいか?アンタのシモの話に付き合う暇はねぇよ」

彡(^)(^)「ワイもお前なんぞとお喋りを楽しみたい訳とちゃうんや。1つ聞きたいことがあんねん」

彡(^)(^)「お前、ジョルジュさんを殺そうとしてるんやってな!」

('A`)…………フゥーー

('∀`)「誰がそんな与太話をしたんですか?」

376 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:51:04 ID:KD2Y2bBw0
いきなり浴室の扉が開かれ、4人の若い女性が部屋に入ってきた。

彼女達は、全員全裸で、血塗れで鉈やノコギリを持っていた。そして、その内の1人が男性の生首を抱えており、ドクオは生首の顔を見て、全てを察した。


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ <ヽ ∀ >ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


彡(^)(^)「こいつ、ワイの商品をシャブでぶっ壊しよってん。せやから、殺すって伝えたらな、血相変えて、お前が裏切り者やってペラペラ吐きよったんよ」ソノアトコロシタケド

('A`)「」

377 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:52:22 ID:KD2Y2bBw0
彡(^)(^)「無能な味方を持つと苦労するな!次は組む相手をちゃんと考えるんやで!!まあ………」

彡(●)(●)「お前に次なんてないんやけどな」

('A`) 【RYKEY DADDY DIRTY】!ミ#Ф益Ф彡

ドクオはスタンドを発現し、南野を攻撃した。
しかし、その拳は、何か阻まれ届かなかった。

┣゙┣゙┣゙彡(゚)(゚)((゚)(^)(゚))))とミФ益Ф#彡┣゙┣゙┣゙

378 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:54:55 ID:KD2Y2bBw0
彡(^)(^)「ワイの欲望を満たすために、女を完璧にコントロールする必要があるんや。そこでワイの【スタンド】の出番ってわけやな」

彡(゚)(゚) ((゚)(^)(゚))
【オール・ダーティー・バスタード】

彡(゚)(゚)「ワイのスタンドは、女の肉体の主導権を奪い、意のままに操る。どれだけ嫌がっても、ワイが満足する迄、痛みを与えることも痴態に耽ることができる」

彡(^)(^)「丸っこい鞠みたいなスタンドやろ?このフォルムが衝撃を吸収して、ワイはノーダメや!!」ザンネンデシタ!!

彡(゚)(゚)yr=「じゃあな。死んでや」

ミ#Ф益Ф彡9m オラァ!!!

ドスッ!((゚)(^)(゚))。:::・゚::::・゚::・。

彡(゚)(゚)ゲブゥ!!

379 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:55:51 ID:KD2Y2bBw0
RYKEY DADDY DIRTYは指を立て、南野のスタンドに突き刺した。ヴィジョンに穴が開き、血が漏れ出る。

('A`ミ#Ф益Ф彡「衝撃に強いとはいえ、『点での攻撃』には弱いみたいだな!え、おい」

('Am9ミ#Ф益Ф彡「このままスタンドを穴だらけにしてやるよ」

m9ミ#Ф益Ф彡9m
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!

RYKEY DADDY DIRTYが『刺突の連打』を加えようとした瞬間、オール・ダーティー・バスタードのヴィジョンが【バラけた】。

ちょうど、ボールの境目の紐を切断したら、こんな風にばらけるだろうと言う具合だ。

380 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:57:02 ID:KD2Y2bBw0
バラけたヴィジョンの中から大量の【触手】が現れた。

触手は、高速で動き、ドクオをすっぽりと覆う。

彡(゚)(゚)「ワイは、子供(ガキ)の頃、オカンによー怒られとったわ。『順一は言葉が足らんのよッ』って」

彡(゚)(゚)「女の支配はあくまでもスタンドの副次的な効果。ホンマの能力は【触手による人体改造】や」




彡(゚)(゚)『今からお前を女の子にするからな』


.

381 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 00:57:48 ID:KD2Y2bBw0
、、、ズルリ、、、

【改造】が終わったのか、触手はドクオを解放した。

「ぺっ!!クソがッ……なんだ?声が変だ?」

長く伸びた白に近い金の髪

主張する乳房とくびれたウェスト

鉛筆乗せれるんちゃうんというくらいバチッバチに伸びたまつ毛



┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙川; ゚ -゚)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙



令和の西洋人形(ビスクドール)がここに舞い降りた

382 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:02:16 ID:KD2Y2bBw0
ズキュ ̄ ̄ ̄ ̄彡(♡)(♡)_____ン!!


川; ゚ -゚)「お、俺は女の子になったのか?」

彡(♡)(♡)「お前、めっちゃええ女やんけ……」

彡(゚)(゚)「決めた!お前、俺の女になれや!」

川; ゚ -゚)「は?」

彡(゚)(゚)「ワイと結婚しよう!!ワイと子供を作って!!田舎で農業とかしよ!!」

383 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:03:42 ID:KD2Y2bBw0
川; ゚ -゚)「ざ、ざけんな…。誰がお前なんかと、」

川; ゚ -゚)(クソッ!身体が言うことをきかない。スタンドが出せないッ!!)

彡(゚)(゚)「ワイのスタンドの前で女は無力なんや。今からお前を犯すからな、元気な子供産んでや!」

ジィーーッ彡(^)(^)「ほら、ワイのおチ○ポ様に挨拶のちゅー♡をせんかい!」

川; ゚ -゚)「い、イヤ、く、来るなッ!!」

南野のチン○がドクオ(女)の口に迫る。
ギュッと真一文字に結んでも、○ンポがプニプニと唇に触れる。

384 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:04:28 ID:KD2Y2bBw0
(# ´_ゝ`)「オラっ!これでも喰らえ!」
 つyーつー<。:::・゚::::・゚::・。 ブシュウウウウ!!

突然、部屋の扉が開き、ドープマンがやってきた。
彼は、消火器のトリガーを引き、消火剤を撒散らす。

川 ゚ -゚)「!!動ける!!助かったぞ!ドープマン!!」

(# ´_ゝ`)「お前誰だよ!?」

彡(×)(×)「ぺっ!ぺっ!!なんやこれ!!」

川# ゚ -゚)「ドクオだよ!!」

(; ´_ゝ`)「え!?な!?」

川# ゚ -゚)「いいから!!逃げるぞ!!」

385 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:05:29 ID:KD2Y2bBw0
2人は脇目も降らず部屋から逃走した。

無事に逃げおおせた2人は車を乗り込み、その場所を離れた。

(; ´_ゝ`)「アンタがあまりにも遅いからトラブッているって思って、速攻、消火器をブチまけてやろうと思ったんだ。まさか、女になっているなんてな」

川;# ゚ -゚)「クソッ!ドジ踏んじまった!!」

ジロジロ(*; ´_ゝ`)「その、本当にドクオか?とりあえず連れてきたけどさぁ」

川 ゚ -゚)「ドープマン。元【業(カルマ)】の構成員。【鏡の中に世界を作り、鏡に映った人に成り替わる】能力を持つ」

(*; ´_ゝ`)「……む……」

川 ゚ -゚)「分かったなら、おっぱいをチラ見すんのはやめろ。バレバレだぞ、カスが」

386 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:06:23 ID:KD2Y2bBw0
( ´_ゝ`)ピロロロ~ン

( ´_ゝ`)白 ピッ

(; ´_ゝ`)「うわ、ヒッキーのスマホにメッセージ来たんだけど、南野が六龍天全員集合って!!重要な報告があるって!!」

川 - -)「……………」

川 ゚ -゚)「とりあえず、ヒッキーの姿で行ってくれ。こっちの方は俺で何とかする」

(-_ゝ`)ギラッギラッギラッギラッ!

(-_-)「OK。後ほど連絡する」

387 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:06:58 ID:KD2Y2bBw0
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー

『退屈だった』

俺の周りにいる人は2種類しかいない。

N| "゚'` {"゚`lリ(-_-)( ・∀・)

俺を信奉し、愛してくれる者。

彡(゚)(゚)( <●><●>)

俺に敵わねーと思って、その力に媚びへつらう者。

388 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:07:41 ID:KD2Y2bBw0
それ以外は俺の敵で、みんな殺した。

だから退屈だったんだ。

それは今から4年前のことだ。

N|; "゚'` {"゚`lリ「最悪だ!俺達の取引相手が死んだ。殺されたみたいだ!!」
  _
( ゚∀゚)「殺った奴は分かっているのか?」

N| ;"゚'` {"゚`lリ「とりあえず部下がそいつを捕まえているみたいだ」
  _
( ゚∀゚)「なら、そこ迄慌てる必要はねえよ、阿部ちゃん。まあ、何の目的で俺らに弓引くのか聞いて、殺すとしよう」

389 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:09:19 ID:KD2Y2bBw0
俺らが現場に着いた時、少年は座り込んでいた。
床には取引相手の死体とボコボコにノされていた部下達が転がっていた。

(A` )

N|; "゚'` {"゚`lリ「信じられん。タダのガキ1人でここまでやれるものか?」
  _
( ゚∀゚)「タダのガキじゃあないってことさ」
  _
( ゚∀゚)「おいガキ!お前がブチ殺したのは俺らの金ヅルなんだよ!何故殺した?」

(A` )「……俺の母ちゃんを虫ケラみてぇに殺した。母ちゃんの仇だ」

N| "゚'` {"゚`lリ「ジョルジュ、確かに一月前、風俗嬢の首を締めて殺していると聞いている」
  _
( ゚∀゚)「自業自得だな」

390 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:10:04 ID:KD2Y2bBw0
(A` )

('A`)「俺は家に帰る。この人達みたいに俺を攻撃する気ならぶっ飛ばすぞ!」
  _
( ゚∀゚)「お?どうやるんだ?やってみ?」

(#'A`)「……この……」

(;'A`)「………?」
  _
( ゚∀゚)「スタンドが発現できないだろ?スタンドの無いお前なんかタダのガキだよ」
  _
( ゚д ゚)yr=
「跪けッ!!」

俺は少年の頭に銃口を押し付け、跪かせた。

391 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:11:06 ID:KD2Y2bBw0
  _
( ゚∀゚)「どんな理由であれ、【NIRVANA】の利益を損ねた奴を生かす理由はない。だが、助かりたいなら、俺の靴を舐めろ。それで勘弁してもいいかもって思ってる」

だが、少年は、俺の靴を舐めず、逆に銃口を咥えてきた。少年の目は俺に訴えかけてくる。

『殺れるもん殺ってみろ』と。
  _
( ゚∀゚)yr= カチン!

Σ(; A )ビクッ
  _
( ^∀^)「はははははは!!弾入れてねーよバーカ!!ははははははははは!!!!」

(#'A`)つ(メ)∀゚)バチン!!

(#'A`)「テメェ!!ビックリしただろ!バカヤロウ!!!」

392 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:14:51 ID:KD2Y2bBw0
  _
(メ ゚∀゚)「くくく、見たかよ阿部ちゃん。こいつ、戦後のヤクザと同じ位、イカれているよな?」

N|; "゚'` {"゚`lリ「あ、ああ」
  _
( ゚∀゚)「おい、ガキ。これからどうすんだ?今後の暮らしとか、1人でできんのか?」

(;'A`)………ゥッ……
  _
( ゚∀゚)「だったら俺のチームに来いよ!お前、名前はなんて言うんだ?」

('A`)「ドクオ……です。空条ドクオ」

ドクオ。お前と出会った時、退屈が裏返るって思ったんだ。

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー

393 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:15:43 ID:KD2Y2bBw0
  _
(  ∀ )「……悪い、今なんて言ったんだ?」

彡(゚)(゚)「ドクオが杉浦組と組んで、ジョルジュさんの命を取ろうとしとるんですわ。」

彡(゚)(゚)「早い話が裏切ったんですわ、ドクオは。」

彡(゚)(゚)「殺す前の杉浦組のチンピラの音声の入ったICレコーダもあります」
  _
(  ∀ )「……それでドクオはどうした?」

彡(゚)(゚)

彡(゚)(゚)「殺しました」

394 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:16:32 ID:KD2Y2bBw0
ジョルジュは南野の胸倉を無言で掴んだ。

彡(゚)(゚)「これは何のマネですか?ワイは女の子にシバかれるのは好きやけど男にシバかれるんは嫌いなんですわ」

彡(●)(●)「手ぇ離してくれます?」

N| ;"゚'` {"゚`lリ「よせ、ジョルジュ!これは南野が100%正しい!!」
  _
(  ∀ )「…………」
  _
(  ∀ )「悪かったな、南野。話は分かった。今日は解散にしよう」

彡(゚)(゚)「承知しました。ほな、ワイはこれで」

彡(^)(^)「ごめんやっしゃ」

395 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:17:56 ID:KD2Y2bBw0
南野はNIRVANAの事務所から出て行った。

(;-_-)(うわうわうわわわわ!!どうしよ!?とうとうバレちまったよーーーーッ!!ドクオーーーー!!!」

(;-_-)(でも、なんで南野は『ドクオを殺した』なんて嘘をついたんだ?)
  _
(  ∀ )
  _
( ゚∀゚)「ワカッテマス。ドクオを見つけてこい」

( ;<●><●>)「え?でも、南野さんが殺したって……」
  _
( ゚∀゚)「普段のアイツなら死体の写真や身体の一部を証拠として持ってくるはずだ。だが、今回は口頭のみ」

396 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:18:56 ID:KD2Y2bBw0
  _
( ゚∀゚)「南野の性癖とスタンド能力を考慮した場合、ドクオは改造され、女になっているはずだ。だが、手篭めにする寸前で逃げられた」
  _
( ゚∀゚)「今も南野の元にいるなら、俺らに報告せず、ドクオを玩具にしているだろうよ」

(;-_-)(これが長岡ジョルジュ。NIRVANAのボス。まるで、見てきたかの様な洞察力だ)
  _
( ゚∀゚)「ワカッテマス。これは命令だ。【トラボルタカスタム】が『出産した新しい能力』でドクオを見つけろッ!!」

┣゙┣゙┣゙┣゙( <●><●>)川メ ∵メ)┣゙┣゙┣゙┣゙

( <●><●>)「承知しました」

397 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:20:56 ID:KD2Y2bBw0
ーーーーー南地区ーーーーー

川 - -)

川 - -)(スタンドを出すことができない。南野の能力の射程範囲が広いのか、肉体を改造されたことでスタンド能力に不具合が出たのか?)

川 ゚ -゚)「だが、俺はこれを希望と考えるッ!!南野の支配、そしてジョルジュのスタンド能力に対抗するためには、スタンドと同等の『武器』が必要だッ!!」

ドクオは、とある建物の扉を勢いよく開いたわ。

そこはG県の南側を支配する半グレチーム【VoodooChild】のアジト。

川 ゚ -゚)「俺に『波紋』を教えてくれッ!!」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ (´・_ゝ・`)ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



.

398 ◆6K3IPcAnTw:2024/09/18(水) 01:21:51 ID:KD2Y2bBw0




   #13 乱回転する運命の車輪 その①




.
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

399名無しさん:2024/09/18(水) 20:10:59 ID:3V0cozQg0
やっぱ面白いわ

400名無しさん:2024/09/20(金) 00:50:47 ID:xC9PGkHk0
うほー好きな展開

401名無しさん:2024/10/27(日) 21:43:43 ID:g2kXEW8Y0
>>399様 ありがとうございます!!嬉しいです!!

>>400様 ありがとうございます!!最新話もお好みに合えば幸いです!!

お待たせしました!最新話を投下致します!!

402名無しさん:2024/10/27(日) 21:45:32 ID:g2kXEW8Y0
#14 乱回転する運命の車輪 その②

 川#メ ∵メ)Gyaaaaaaaaaaaa!!!!!!

川#メ ∵メ)==3ポーーーンヽ('A`)ノオギャーーー


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ川メ ∵メ)('A`)ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


( <●><●>)「【トラボルタカスタム:ドッペルゲンガーズ】の能力は【標的のドッペルゲンガーを産み出す】こと」

( <●><●>)「髪の毛1本でもあれば、最大5体迄、標的そっくりのドッペルゲンガーを産み出せる」

( <●><●>)「ドッペルゲンガーは【必ず自身のオリジナルに会いたがる】性質を持っており、標的がいる場所まで自身で向かおうとする」

( <●><●>)「この性質を利用して、ドクオの場所を突き止めます。」

( <●><●>)(標的が死亡している場合、ドッペルゲンガーは生まれてこない。つまり、ドクオは生きている。ジョルジュさんの推理通りだ!)

( <●><●>)「ドクオ、君の無罪は僕が証明します。行くぞ!ドッペルゲンガーズ!!」

ゾロゾロ……('A`)('A`)('A`)('A`)('A`)ゾロゾロ…

403名無しさん:2024/10/27(日) 21:47:28 ID:g2kXEW8Y0
ーーーーー南地区ーーーーー
ーー雑居ビルの階段の踊り場ーー

彡(゚)(゚)つ『川 ゚ -゚)」
「つまりィ!?この女を南地区(ココ)で見かけたってことなんやな!?」バチュ!バチュ!バチュ!

女体化した不良
「あっ、あっ、あっ、そ、そうで、す!デミタスさんのとこでみ、見かけ、みかけましたぁ♡」

女体化した不良
「あんっ♡おちん○んぐりぐりしないでっ♡♡♡♡」

バチュ!バチュバチュ!彡(゚)(゚)^)(゚))〜〜
「オラッ!!マン○シめんかいッ!!」パァン!

スタンドの触手で尻を叩いた瞬間、膣壁がギュンギュンに締まる。強い膣圧で性的刺激を受けた南野の陰茎は女体化した不良の膣に精を吐き出した。

404名無しさん:2024/10/27(日) 21:48:33 ID:g2kXEW8Y0
彡*(゚)(゚)ビュービュービュー!!
「ふひぃ……小便みたいにザー汁ででくるやん!」

彡(゚)(゚)「本当は犯される方が好きなんやけど、ドクオのこと考えると勃起が治らんし、でも、急いどるからな!」

彡(^)(^)
「オナッた後のティッシュみたいにしてもうたわ!堪忍やで!!」

彡(゚)(゚)「しかし、デミタス?【VoodooChild】のボスにドクオが何の用やねん?」

彡(゚)(゚)「………」

彡(゚)(゚)「嫌な予感がするな………」

405名無しさん:2024/10/27(日) 21:49:55 ID:g2kXEW8Y0
ーーーーーー南地区ーーーーー
ーー【VoodooChild】のトレーニングルームーー

川; ゚ -゚)COOOOOOOOOO!!

ドクオ(女)は、デミタスが波紋の訓練で使用する特別な設備で特訓を行っていた。

設備の特徴として、高さ30mの特殊なオイルで常時濡れている壁を波紋のみで登り切るものだ。

時折、高圧で噴き出る油の膜を弾く波紋で防御する箇所もある。ドクオは、この箇所で行く手を阻まれていた。

川;# ゚ -゚)「クッソーーッ!!もう一回!!」

(´・_ゝ・`)「…………」

(´・_ゝ・`)(ジョルジュといい、この子といい、たった数時間で波紋の技術を習得していっている。自身の凡庸さが嫌になるよ)

(´・_ゝ・`)(何かしら【強い意志】を抱いているからか?)

406名無しさん:2024/10/27(日) 21:50:58 ID:g2kXEW8Y0
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーー

川 ゚ -゚)「俺に波紋の技術を教えて下さい!!」バンッ!!!

(´・_ゝ・`)「…………」

(´・_ゝ・`)「お前、俺のことを誰から聞いた?俺が波紋使いであることを知っているのは、そう多くない」

川 ゚ -゚)「リリちゃんから聞きました!」

(´・_ゝ・`)「リリぃ?」

(´・_ゝ・`)(詐欺グループの仲間か?事実を確かめたくても、あいつは病院のベットの上なんだよな〜〜)

川 ゚ -゚)(【VoodooChild】のメンバーなんて、あの子⌒*リ´・-・リしか分からないけど、押し通す!)

407名無しさん:2024/10/27(日) 21:52:55 ID:g2kXEW8Y0
川 ゚ -゚)「俺には」(´・_ゝ・`)?

川 ゚ -゚)「俺には倒さなくちゃあいけない敵がいる。でも、女じゃあ倒す手段がないんです」

川 ゚ -゚)「少しでも勝つ確率を上げたい!!そのためなら!」シュルルルル……パサ

ドクオ(女)は、身に纏っていた衣服を脱いだ。

川*; ゚ -゚)「覚悟、で、できてます!」

「…………」(´・_ゝ・`)ツカツカ

デミタスはドクオ(女)に近づいたかと思うと、右小指で鳩尾をど突いた。

川; - )ゴホッゲホッ!

(´・_ゝ・`)「お前の肺にある無駄な空気を全部出せ。そして、服を着ろ」

(´・_ゝ・`)「根性は認めてやる。基礎ぐらいなら教えてやるよ。それをものにできるか、まあ、お前の才能次第だけどな」

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー

408名無しさん:2024/10/27(日) 21:53:45 ID:g2kXEW8Y0
「……ん……スさん……」

「デミタスさん!」

(´・_ゝ・`)!

川; ゚ -゚)……フッ…フッ……

(´・_ゝ・`)「……もう壁を登ったのか?」

川; ゚ ー ゚)「おう!油圧噴射の壁もやっと突破したぜ」

(´・_ゝ・`)「なら、基礎として教えることはもうないな。あとは波紋の呼吸を無意識レベルで使えることと、その状態で戦うことができるようになれば、」

409名無しさん:2024/10/27(日) 21:55:37 ID:g2kXEW8Y0
デミタスは最後まで言い切ることができなかった。何者かの手によって、彼らがいるビルが大きく『5つに切断されたのだ』ビルは自重を保てず、崩壊した。

川;> -゚)ゲホッゲホッ「デミタス!!」

(;´ _ゝ`)ハァ……ハァ……

川;> -゚)(頭から血が……かろうじて生きてるいるのか?すぐに病院へ……)

「ドクオ、みーーーっけ!!!」

川; ゚ -゚)!!?

彡(^)(^)「やっと見つけたど!ドクオ!はよ帰ってセック○しよや!!」

410名無しさん:2024/10/27(日) 21:56:36 ID:g2kXEW8Y0
川 - )

川 - )「お前なんで、このビルごと攻撃した?俺がこのビル居なかったらどうするつもりだったんだ?」

彡(゚)(゚)「ん?その場合は他のとこ探すで?」

川 - )「このビルには他にも人が居たんだ。そいつらのことはどうでもいいのか?」

彡(^)(^)「あ、そゆこと?気にしたことないな〜〜他人はワイがキモチイイことをするための消費物やからな!正味、どうでもええねん!!」

川 ゚ -゚)「……お前は今まで出会った中で1番のクズだ。バリバリと裂けるドス黒いクレバスよりも真っ黒な悪だ」

彡(^)(^)/\/\/\/\/\/\!!
「お前めっちゃオモロイやんけ!!俺がクズぅ!?」

411名無しさん:2024/10/27(日) 21:57:47 ID:g2kXEW8Y0
彡(●)(●)「偉そうなことぬかすなやガキが。おどれも同じ穴の貉。世間様から忌み嫌われる半グレのクズやないかい!!」

彡(●)(●)【オール・ダーティ・バスタード】
((゚)(^)(゚))

川 ゚ -゚)COOOOOOOOO!!!

ドクオは精神を整え、デミタスから習った『波紋の呼吸』を行う。太陽の暖かさを持った生体エネルギーが全身覆った。

彡;(゚)(゚)(なんや?あの山吹色のオーラは?それに!?ワイのスタンドの支配が効かないぞ!?)

彡;(゚)(゚)(あのオーラに阻まれているんか!?)

412名無しさん:2024/10/27(日) 22:00:30 ID:g2kXEW8Y0
ドクオは駆ける。
南野と距離を詰め、関節を外し、まるで腕が伸びたかのように拳が南野の顔面を捉えた。

川 ゚ -゚)「ズームパンチ!!」

彡;メ(゚)(゚)「クッ!!……オラァ!!」

南野の左手が棘がついた鞭に変化し、ドクオに振るった。鞭の不規則な動きがドクオを切り裂こうとする。

413名無しさん:2024/10/27(日) 22:03:18 ID:g2kXEW8Y0
ギャギャギャギャギャ!!

                                                        _/ .´  _..-'ン)/
                                                     ,r‐‐″ _..v'l,゙_,/゛
                                                 /   l / /      .i、_..v
                                          ,   .iヘ. ..,./   _,]./ ゙‐' .i    /.∪′
                                          ,l、  /  .゙_.. -''./ .!|    .!l, .,, ‐7
          i!                                  / .ゝ'", ''几   |" ! !   .| ゙く /  ., '"゛
       !l゙                              ,i|  iヽ,,/   l゙ ./ │  .l゙ .,! l ,.. !     /
       l ,!                      l,   /   /│ ./   .l _..-ー''"/  .ヽ / .!  .ヽ /     l
      l |                      l .l  / l ./ . l`゛   l゙    ./     . ,./   `゛  ,/¨´
      / .|      ∥         、   ! ヽ /  .∨  ! ,..iヒ''l}.iヘ  ./  ェ / !      /
     /  .|      !.!   iイ  i   l.l  /  .´  ./    レ゛ l゙ l! !l゙ .゙' /   ,!.゙l, .l゙      ._|
     !  .|     l .l   / .l,./!  ! ヽ./     .,,イ゙    l. | .,! !  .n ,./ l  ヽ../    _z‐¨
     .!   .l    ││ ./  / ,!, l     .,..-'''"゛/     `゙│ .!  |. l  /       .l゙
     !   .!  .、 /  ! i′ / .lト′   .i./    l゙       !  .l,.┤ .ゝ"    _z-'''"
    .!   │ l,  |  |,/  .l゙  ∥ . _,,,..-'j{    !       l   .∪      .,ゝ
    l    .l l.l ,!  .l  /   l!`¨    ! l. /く !     ._..-l゙         /
    !     .l.l `'〕   .|  .!   |i    l  ゙‐' `  .L  ./  l゙            {′
    .,!     ″│   !´.l    .》,  ./         l !._,,.l|、  l      _z -''
    .,!       .l゙    .l .|    .lヽ..ノ     _.. / l. l ヽ l     _/¨´
    .,!      _i!    .l !     .l      '.lii./   ヽ/ .゛     ゝ
    !  . ,..-'''"゛ |     .l.!     .l   .,..-'" l゛       . / ̄
    |___て .i, |     .!      .l,.;ir'" .、 ./        l゙
            |ヽ|     .|         !iヒ'、 .l\,l′      ,..ゝ
         │゛     .!       .!レ`           /
          !      l                /
             !      .,!                _r'"゛
           |    ./⌒!             ir'"¨
              !¬¨¨″  l         ,/´
                 !          /

414名無しさん:2024/10/27(日) 22:04:43 ID:g2kXEW8Y0
川; ゚ -゚)「クソッ!!なんだあの凶悪な左はッ!」

彡(゚)(゚)「おい、さけんなや!うっといのお」

彡(゚)(゚)「ワイのスタンドは【肉体改造】の力を持つ。当然、自分の身体だって、改造できるんや!!!」

南野は左手の鞭を鋭い剣に変え、そのまま振りかぶって剣を伸ばした。勢いよく伸びた剣に対応できず、ドクオの脇腹を切り裂いた。

彡(゚)(゚)(やったか?いや、ちょっと浅いな)

川; ゚ -゚)(クソッ!どうにかして隙を作らないと………あれを試してみるか)

415名無しさん:2024/10/27(日) 22:05:24 ID:g2kXEW8Y0
ドクオは瓦礫に波紋を流し、そのまま南野に向かって投げたが、南野は簡単に避けた。

彡(゚)(゚)「アホちゃうか?そんなん当たるわけ

グエーー。:::・。 彡(゚)(メ((◇====3ギューーーン!!

あさっての方向に飛んでいた瓦礫は吸い寄せられる様に南野の顔面を強打した。

ーーーーーーーー
ーーーーー
ーーー

(´・_ゝ・`)「波紋の力には引き合う性質があるんだ。AとBの物体に波紋を流せば、意志の力で引き寄せあうことができる。まるで引力の様に」

(´・_ゝ・`)「戦闘なら、敵に波紋を流した後、何か投げてみろ。どんだけ暴投でも必ず当たるから」

ーーーーーーーー
ーーーー


416名無しさん:2024/10/27(日) 22:06:34 ID:g2kXEW8Y0
川; ゚ -゚)「よしッ!!隙ができたぞ!畳み掛けてや彡(●)(メ「調子に乗ンなや、アホが」

((゚)(д)(゚))ピィイイイイイイイ!!

南野の両腕が無数の触手に変化する。
しなる触手にドクオは避け切ることができず、多数の攻撃を受けてしまった。

川; - )。:::・゚::::・゚::・。

彡(●)(メ「五体満足で捕まえようと思ったけど妥協する。お前の手足、捩じ切ってダルマにするわ」

彡(●)(メ「ええねん、ええねん。人間オナホールみたいになっても、俺はお前を愛してやれるで」

417名無しさん:2024/10/27(日) 22:08:15 ID:g2kXEW8Y0
南野の触手がドクオの両手両足に巻きつく。そのまま持ち上げ、宙吊りに近い形で強く締め上げる。

パキンパキンと骨をある音がその場に響く。

川 - )

彡(●)(メ「この状況で顔色一つ変えへんのは恐れ入るわ。手足ちぎれても、表情変わらないか見ものやわ」

川 - )「……こ、これ、……」

彡(●)(メ「あ?」

418名無しさん:2024/10/27(日) 22:08:59 ID:g2kXEW8Y0



川 ゚ - )「これなら直接波紋を叩きこめるぜ」



.

419名無しさん:2024/10/27(日) 22:10:12 ID:g2kXEW8Y0
川 ゚ -゚)COOOOOOOOOO!!!

ドクオは波紋の呼吸で一気に力を練り上げる。

川# ゚д゚)「波紋疾走(オーバードライブ)ッ!!」

波紋の力がドクオの身体を拘束している南野の触手へ直接流し込まれる。その速さは光の如く、南野が触手を離す暇すら与えなかった。

彡(メ)(メ)ギャアアアアアアアアア!!!!

彡(メ)(メ)(何やねん、この力はっ!!雷の様なこの衝撃ッ!!?あ、あかん………!!)

彡(メ)(メ)(スタンド能力が解けてしまう……)

南野の触手は元に戻り、普通の手足に戻った。同時にドクオの身体も男性の肉体に戻り始めた。

川 ゚ A`) 【RYKEY DADDY DIRTY】

ミ#Ф益Ф彡 お”はよ”う” お” お” お”!!

420名無しさん:2024/10/27(日) 22:11:48 ID:g2kXEW8Y0
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラ。:::・゚::::・゚::・。 。::
オラオラミ#Ф益Ф彡つ(メ)(メ) 彡オラオラ
オラオラオラオラオラオラつ。:::・゚::::・゚::・。
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラァアアアーー!!!!!

421名無しさん:2024/10/27(日) 22:14:09 ID:g2kXEW8Y0
ゴハァ彡(メ)(メ)。:::・゚::::・゚::・。

グニグニ('A`)グニグニィ……

('A`)「かろうじて生きているのか?急所をぶちぬいてやったからな。アンタはまもなく死ぬ」

彡(メ)(メ)ハア……ハァ……

彡(メ)(メ)「お、お前、やっぱりジョルジュを、殺すンか……?……お前の意……志……で……」

('A`)「ああ、殺す。邪魔するなら【NIRVANA】の組織自体もぶっ壊してやる」

「………嘘ですよね?ドクオ」

422名無しさん:2024/10/27(日) 22:14:58 ID:g2kXEW8Y0



┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(; <●><●>)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙


.

423名無しさん:2024/10/27(日) 22:16:01 ID:g2kXEW8Y0
( ;<●><●>)「何かワケがあるんですよね?ドクオが組織を裏切るなんて、そんなこと無いですよね?」

('A`)

(-A-)「………ワカとは長い付き合いだ。だから、お前にだけは取り繕うことはせず、本当のことを伝えてやる」

('A`)「俺はジョルジュを殺す」

(#'A`)「俺は【NIRVANA】を裏切るッ!!」

>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

424名無しさん:2024/10/29(火) 23:11:23 ID:U.nUPi.E0
最高や

425名無しさん:2024/11/10(日) 19:48:41 ID:qeU.NIKw0
やったれドクオ!

426 ◆FdL1jBqM3g:2024/12/07(土) 21:08:08 ID:2V36bagg0
>>424様 ありがとうございます!恐縮です!

>>425様 ('A`)「ウオシャアアアアアア!!」

お待たせしました!!最新話を投下します!

427 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:08:49 ID:2V36bagg0
スタンドデータベース

       ((゚)(^)(゚))

スタンド名:オール・ダーティ・バスタード
本体:南野 順一彡(゚)(゚)
破壊力:A スピードB:無 持続力:C
精密動作性:A 射程範囲:A 成長性:E

ヴィジョンの内部から這い出る触手によって人体改造を行い、支配する能力。南野はこの能力で男性の女体化を行なっていた。また、スタンド使い本体の人体改造も可能。

元ネタはニューヨーク出身のヒップホッパー。

428 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:09:30 ID:2V36bagg0
フッ……フッ……(;<●><●>)「裏切る?君は何を言っているのか分かっているのか?」

(;<●><●>)チラリ

彡(メ)(メ)死ーん

(;<●><●>)

('A`)

( <●><●>)

( <●><●>)「もう後戻りはできないみたいですね、ドクオ」

429 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:10:04 ID:2V36bagg0
バババッ===('A`)=('A`)バババ

(;'A`)「え!?俺!?」

ドクオのドッペルゲンガー達が一斉にドクオに向かって飛び出してきた。5体のドッペルゲンガー達は、それぞれドクオに【触れようとする】

(;'A`)ゾクッ

ドクオはその手を間一髪で避けた。
本能的にドッペルゲンガーに触れられたらヤバいと感じたからだ。

しかし、ドッペルゲンガー達は執拗にドクオに触れようとする。

430 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:10:46 ID:2V36bagg0
(;'A`)「クソッ!逃げなきゃ」

ドクオは全力で走ろうとした。しかし、南野に折られた足に力を込めると激痛で動きが鈍る。

(;'A`)COOOOOOO!!!

ドクオは足の痛みを波紋の呼吸で和らげた直後、全力で走った。瓦礫の山を抜け、南地区の路地に入る。

入り組んだ路地を無我夢中に走るが、ドッペルゲンガー達は執拗にドクオを追跡する。

(;'A`)(クソッ!やっぱりだ!!コイツら、どういうことか俺の位置が正確に分かるみたいだ!!)

ドクオは作戦を変更した。人混の多いところに紛れようと路地を抜けた。

431 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:11:20 ID:2V36bagg0
キキキィ ̄ ̄ ̄ ̄Z_____イ!!

一台の自動車がドクオの前に止まった。
ドクオにぶつかりそうになったが、急ブレーキをかけ、事なきを得た。

(; ´_ゝ`)「危なッ!!だが、ドンピシャだぜ!!」

(;'A`)「ドープマン!!」

(; ´_ゝ`)「乗れドクオ!!早く逃げるぞ!!」

ドクオはドープマンの車に飛び乗った。
直後に急発進をし、その場から脱出した。

ドクオはサイドミラー越しにドッペルゲンガー達が追いかけてくるのを見た。だが、車の方が早く、どんどん奴らは遠くなっていく。

(; A )フッ……

ドクオは緊張が解けたのか、気を失ったかの様に眠った。

432 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:12:12 ID:2V36bagg0
ーーーー西地区・5ちゃんねる病院ーーーー

( A )COOOOO! COOOOO!

( ´W`) 「ふむ、骨折等の処置は完了したぞ!まあ、半年は安静だな」

( ´_ゝ`)「先生、恩にきるぞ。報酬は言い値で払うよ」

( ´W`)つ□
「当然じゃ。とはいえ、アヒャにも恩があるからな。端数はまけておいてやるよ」

( ´W`) 「しかし、こいつ変な呼吸音じゃな?後で血液検査とかやっておくか。だが、その前に休憩じゃ」

( ´W`) 「コンビニでなんか摘めるものを買ってきておくれ。」

433 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:12:59 ID:2V36bagg0
ドープマンは、近くのコンビニで弁当等を買い込んだ。用事を終え、彼は急いで闇医者の所へ戻った。

( ´_ゝ`)「…………」

・・・・・・・
違和感を感じた。

不気味に静かであると同時に微かに『血の匂い』がする。

(メ W ) 。:::・゚::::・゚::・。

(#'A`)('A`)('3`)ギャイギャイ('∀`)('A`#)ギャイギャイ

ドクオの病室付近にはリンチを受けている闇医者と5体のドッペルゲンガー達が居た。

咄嗟に闇医者が病室に鍵をかけたのか、ドッペルゲンガーの1人は扉の取手をガチャガチャしていた。

434 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:15:11 ID:2V36bagg0

( ´_ゝ`)つ))バンッ!!

('A`)!('A`)!!

2体のドッペルゲンガーが音のした方へ駆けていく。
そこには『誰もいなかった』が、『トイレ』のドアが開いていた。

ーーートイレーーー

鏡|    ?('A`))))

          ((((((( 'A`)



('A`)|鏡|('A` )


.

435 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:15:48 ID:2V36bagg0


('∀`)|鏡|Σ('A`;)!!


.

436 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:16:21 ID:2V36bagg0
鏡|。:::・゚::::・゚::・。 ブシャアアア  (;'A`)?

鏡|'A`)ズリズリ    ('A`;)!!!?

ドープマンは、もう一体のドッペルゲンガーが驚愕している間に、急いで鏡から飛び出し、ドッペルゲンガーを土手っ腹に包丁をねじ込んだ。

切断された腸が溢れ落ち、血を吐いて、ドッペルゲンガーは死んだ。

フゥフゥ(;'A`)(("三 ゝ三"))ガチャ

(("三 ゝ三"))(;'A`)と('A`))))

437 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:17:49 ID:2V36bagg0
3体目のドッペルゲンガーが襲いかかってきた。
ドッペルゲンガーの左手を払いのけようとした。そして、ドープマンとドッペルゲンガーの左手が『融合』した。

(("三 ゝ三"))(;'A`)!!?

思わぬ現象に驚くドープマン。
融合はそのまま左腕まで進み、そして、【爆発する様に左腕が崩壊した』

(("三 ゝ三"))(;°A`)「グアアアアアアア!!」

(("三 ゝ三"))(;°A`)
(この能力の概要が分かった。ドッペルゲンガーと出会ったら死ぬって都市伝説を聞いたことがあるが、これは、それを体現している)

(("三 ゝ三"))(;°A`)
(【追跡】と【殺害】の両方を実行できるスタンド能力ッ!!だが、それでもッ!!)

438 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:18:31 ID:2V36bagg0
左腕が崩壊しているドッペルゲンガーはトドメを刺そうと飛びかかってきた。だが、ドープマンは回避し、カウンター気味に背中を滅多刺しにした。

………ガチャ…………!!

('A`)!('A`)!!

ギラッギラッギラッ('Aゝ三")ギラッギラッギラッ

("三 ゝ三")「来イッ!!化ケ物共ガッ!!ブッ殺シテヤルッ!!」

ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー

( <ー><ー>)ブゥゥゥゥン
  つ◎と

439 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:19:25 ID:2V36bagg0
( <●><●>)(ドッペルゲンガー5体の反応が消えた。おそらく死んだ。だけど、失って初めて分かることもある)

( <●><●>)(ドッペルゲンガー達が死ぬと、『痕跡』が残る。スタンドを解除しない限り、その痕跡を辿ることができるンだ)

( <●><●>)(ここだ。この建物から痕跡を感じる)

ワカッテマスは、闇医者の病院に侵入した。人の気配が全くせず、不気味な廊下を歩いていく。

やがて、ワカッテマスはドクオが眠る病室に辿り着いた。

( <●><●>)ガチャ

扉の取手に手をかけ、ゆっくりと扉を開いた。

440 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:20:13 ID:2V36bagg0
( A )「…………」

( <●><●>)(………ドクオ……)

( <●><●>)【トラボルタカスタム】川メ ∵メ)

川メ ∵メ)【ドッグォオオオン】

過去に奪った能力【スマッシュ・マウス】で『効果音』をドクオの身体に貼り付けた。

(<●>  )彡(これで終わりです)

ワカッテマスが病室を出た直後、後ろでドッグォオオオンと大きな爆発音が響き、やがて炎が病室を包んだ。

441 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:21:07 ID:2V36bagg0
( <●><●>)「………」
  つ◎と

(; <ー><ー>)(……ドクオッ……なぜ?どうしてッ!?……クソッ)

ワカッテマスはシートベルトを締め、エンジンのスイッチを入れた。そして、車の窓を閉めようとした。

次の瞬間ッ!窓から突如として、太いローブが飛び込んできた。いや、正確にはロープを持った手だ。

呆気に取られているワカッテマスをよそに、その手はワカッテマスの首にロープを巻きつけ括った。

442 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:21:59 ID:2V36bagg0
( ;<●><●>)「ドクオッ!!!」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ('A`)ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



( ;<●><●>)「僕が殺したのは一体?いや、それよりも、」

(; <●><●>)「僕のことも殺すんですか?」

('A`)

('A`)「……ごめんな……」

443 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:22:35 ID:2V36bagg0
('A`)ミ#Ф益Ф彡メギャン!

【RYKEY DADDY DIRTY】の能力で車は発進した。ドアも開かず、シートベルトも外すことができない。

車がドクオから離れるに従って、ロープはどんどんと伸びていく。

ーーーーーーーーーーー
ーーーー
ーー

ーーどっかの建物内にある鏡がある部屋ーー

鏡|。:::・゚三 ゝ三")つ( A )ズルゥ

444 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:37:14 ID:2V36bagg0
。:::・゚三 ゝ三")(すまねぇ、先生。追跡者を完全に騙すために、アンタを身代わりにしちまった。)

。:::・゚三 ゝ三")(でも、アンタは闇でも医者は医者だ。最期に患者の役に立てて良かったじゃあねえか)

。:::・゚三 ゝ三"。:::・゚::::・゚::・。 バラララ

ドープマンはドッペルゲンガー達を全部倒したが、戦いのダメージは深刻であり、ドープマンに残された時間は少なかった。

。:::・゚三 ゝ三"。:::(……こうなった以上仕方ねぇ……)

。:::・゚三 ゝ三"。:::(ドクオッ!!お前がやるんだッ!俺が死んだ後を頼めるのはお前だけなんだッ)

445 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:37:49 ID:2V36bagg0
。:::・゚三 ゝ三"。:::(必ずジョルジュを殺せッ!ボスの、アヒャさんの仇を取ってくれくれ!それがお前の宿命だッ)

( A )「……ん……んん」

('A )「……ドープ……マ……ン?」

。:::・゚三 ゝ三"。:::「……ドクオ!……」

446 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:42:28 ID:2V36bagg0




。:::・゚三 ゝ三"。:::「オ前ハ……生キロ……」





.
。:::・゚::::・゚::・。:::・゚::::・゚::・。 ザフゥ

ーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー

('A`)(ドープマン……)

( 'A`)”

ドクオは離れたところで倒れているワカッテマスを確認した後、しっかりとした足取りでMAD Landsの東地区へ向かう。

ジョルジュを殺し、この物語を終わらせるために。

447 ◆6K3IPcAnTw:2024/12/07(土) 21:42:59 ID:2V36bagg0






   #15 それはきっと呪いの言葉





>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

448名無しさん:2024/12/07(土) 21:49:21 ID:2V36bagg0
スタンドデータベース


       川メ ∵メ)

スタンド名:トラボルタカスタム
本体:東片ワカッテマス( <●><●>)
破壊力:C スピード:C 持続力:C
精密動作性:C 射程範囲:A 成長性:C

他のスタンド使いから能力を奪う能力。
能力には以下のルールを順守する必要がある。

①標的にはトラボルタカスタムのルールと能力を説明しなければならない

②トラボルタカスタムが奪ったスタンド能力を使用した場合、そのスタンド能力は消滅する

③スタンド能力は2つ迄奪うことができる

④ 2つ以上のスタンド能力を奪った際、能力の相性が良ければ、【新しいスタンド能力】を生み出すことができる。

⑤スタンド能力の強奪は標的の殺害によって完了する

④で生み出されたトラボルタカスタム:ドッペルゲンガーズ】は【標的のドッペルゲンガーを産み出す】。髪の毛1本でもあれば、最大5体迄、標的そっくりのドッペルゲンガーを産み出せる。

なお、ドッペルゲンガーは【必ず自身のオリジナルに会いたがる】性質を持っており、標的がいる場所まで向かおうとする。

ドッペルゲンガーとオリジナルの身体が触れあったとき、肉体の融合が起こり、その後、爆散する。

元ネタhttps://www.youtube.com/watch?v=KHdeYp3OQ4s

449名無しさん:2024/12/07(土) 21:51:02 ID:2V36bagg0
【お知らせ】
『MAD Landsのようです』は残り3話で完結予定です。

どうぞ皆様、最後までお付き合い頂けると幸いです。

何卒よろしくお願いします。

450名無しさん:2024/12/07(土) 22:47:39 ID:jiV3dBpc0
ドープマン……惜しい男を亡くした

451名無しさん:2024/12/08(日) 13:02:43 ID:eFpBNN9E0
最高だ

452名無しさん:2024/12/08(日) 17:41:09 ID:I7JDouxI0
乙乙
あぁドープマン……
ワカッテマスはまだ出番があるって信じてる

453 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:29:26 ID:02qdYrqY0
>>450様 ("三 ゝ三")「アリガトヨ・・・」

>>451様 ありがとうございます!感無量です!

>>452様 ( <●><●>)「・・・・」

お待たせしました!最新話を投下します!!

454 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:33:24 ID:02qdYrqY0
スタンドデータベース

       ("三 ゝ三")

スタンド名:ドープマン
本体:【業(カルマ)】の暗殺者(ヒットマン)
破壊力:B スピード C:無 持続力:A
精密動作性: C 射程範囲:D 成長性:D

鏡の中に世界を作り、鏡に映った人を引き摺り込んで殺し、成り替わる能力。

元ネタは大阪出身の若手ラッパー。

455 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:34:33 ID:02qdYrqY0
ーーーー東地区・タワーマンションーーーー
ーーーー『NIRVANA』のアジトーーーー

  _
( ∀ )「……南野とワカッテマスが死んだ」

(; ・∀・)「………」

N|; "゚'` {"゚`lリ「…………」

  _
( ∀ )「ワカが特にひどい。頸椎が真っ二つに折れていて、首がゴムのように伸びていたそうだ。即死だってよ」
  _
( ∀ )「……どうして、こんなことになったのかな?」

456 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:36:51 ID:02qdYrqY0
N| ;"゚'` {"゚`lリ「目下、組織のメンバー全員でドクオの行方を追っている。アイツを捕まえて落とし前をつけさせるんだ」
  _
( ∀ )「………ドクオ…」
  _
( ∀ )「……ちょっと外の空気を吸ってくる」

そう言ってジョルジュは覚束ない足取りで部屋から出て行った。

( ・∀・)「もう【NIRVANA】は駄目かもしれませんね」

N| #"゚'` {"゚`lリ「モララーッ!!」

457 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:37:26 ID:02qdYrqY0
( ・∀・)「いや、これもう無理でしょ。六龍天がここまで立て続けに殺されるって相当ですよ?もう、俺と阿部さんしか残ってないじゃあないですか」

( ・∀・)「ジョルジュさんの様子もおかしいですし、俺は死にたくないんですよ。分かっているんですか?」

(  ∀・)【俺が死ぬことには大きなリスクが孕んでいることを忘れていませんか?】

N|; "゚'` {"゚`lリ「分かっているッ!!ドクオは見つけ次第、俺が直接殺す!ドクオさえどうにかすれば、状況は好転するはずだ!!」

(; ・∀・)

N| "゚'` {"゚`lリ「………どうした?ん?」

458 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:42:02 ID:02qdYrqY0
(; ・∀・)「………ねーやん……」

彡N| ;"゚'` {"゚`lリ バッ!!!


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ从゚Xナ从 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


いつのまに部屋に入っていたのだろうか?
2人がいる部屋に『女性』が立っていた。
モララーはフラフラと女性に近づいていく。

(; ・∀・)「ねーやん、何故?お前は死んだんだぞ?なんで………いや、違うな。そうじゃあない。俺が言うべきはそうじゃない」

( ・∀・)「ねーやん。俺のせいだ。俺が暴走族に入らなければ、あの時、お前を1人しなければ、あんな酷い殺され方をされなかったのに、」

( ;∀・)「俺のせいだ。許してくれ、ねーやん」

モララーは女性に触れた。

(;  ∀ )「グアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」

459 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:42:35 ID:02qdYrqY0
女性に触れた瞬間、モララーの腹部からまるで『刺された』かの様に穴が開き、血が噴き出した。

N|; "゚'` {"゚`lリ「モララーッ!!!」

N|; "゚'` {"゚`lリ【ア・グレイト・ビック・ワールド!!】

阿部の掌から【20面ダイス】が現れた。

ダイスの面には数字ではなく、19面に『吉』、残り1面のみに『大凶』と彫られている。

阿部は、ダイスを振った。
ダイスは転がり、『吉』が出た。
次の瞬間、モララーの致命傷は綺麗さっぱり無くなった。

460 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:45:19 ID:02qdYrqY0
部屋の扉から人が次々と雪崩れ込んでくる。
阿部が殺した叔父夫婦、後から昔の装いの人達がゾロゾロと阿部やモララーに手を伸ばす。

「この世で【最も黒く邪悪な液体】を知っているか?」

N|; "゚'` {"゚`lリ!!?



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

       ( ФωФ)クククククク

      ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



.

461 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:46:11 ID:02qdYrqY0
N| ;"゚'` {"゚`lリ「お前は、【杉浦組】組長のロマネスクッ!何しに来た?」

( ФωФ)「勿論、襲撃だ。分かっているだろう。ドクオから聞いたぞ。お前らの仲間が若頭の首を刎ねたそうだな?クソボケ共が」

( ФωФ)「お前ら半グレがどうして、この街で好き勝手できたと思う?我輩達の様な『本職』が目を瞑っていただけに過ぎない」

(# ФωФ)「お前らは一線(ライン)を越えちまったようだな?この代償は高くつくぞッ!!」

N|# "゚'` {"゚`lリ「暴対法でロクに稼ぐこともできないクソヤクザ共がイキってんじゃあねぇッ!!」

N|# "゚'` {"゚`lリ「『上裸で黒いペンキなんか被りやがって』、ボケが来ちまったんじゃあないか?おじいちゃん?」

462 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:47:02 ID:02qdYrqY0
( ФωФ)「これがペンキに見えるのか?お前は幸せ者だな。」

その時、阿部は見てしまった。
ロマネスクの肌についている黒い液体が生き物の様に蠢くのを。

目を凝らして見れば、それは『小さな蜘蛛』だった。

( ФωФ)「生まれつきのため、どうして、こうなっているか分からんが、我輩の血は他者とは全く違うものだ」

( ФωФ)「お前らに触れようとしている者達ッ!それはお前らの『先祖』!!もしくは肉親ッ!!」

( ФωФ)「その死に方は血の繋がった『先祖』が過去に犯した罪ッ!!我輩の【この世で最も黒く邪悪な血液】は『先祖』の罪を利用して攻撃するッ!!」

(# Ф∀Ф)「血の繋がりから逃れられる者はこの世にいないッ!!貴様は死ぬのであるッ!!!」

463 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:48:24 ID:02qdYrqY0
N| #"゚'` {"゚`lリ(つまりコイツらは全員、死人って訳かッ!!だったら、俺のスタンドで全部どっかへ吹き飛ばす)

N|# "゚'` {"゚`lリ【ア・グレイト・ビック・ワールド!!】

阿部の掌から【20面ダイス】が現れた。

ダイスの面には数字ではなく、18面に『吉』、残り2面に『大凶』と彫られている。
阿部は、ダイスを振った。

ダイスは転がり、『大凶』が出た。

N| "゚'` {"゚`lリ(………は?)


ダ イ ス は 転 が り、『大凶』 が 出 た。


.

464 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:49:35 ID:02qdYrqY0
N| "゚'` {"゚`lリ(嘘だろ?このタイミングでか?)

N|; "゚'` {"゚`lリ(マズイッ……今迄飛ばしてきた厄災が全て帰ってくるッ!!)

N| ;"゚'` {"゚`lリ ハッ!!

(  ∀ )

(  ∀ )「今まで、どうして忘れていたんだろう?」

( ・∀・)「僕は、僕は壊滅させるために、この組織に加入したんだ。阿部、君がいるこの【NIRVANA】に。」

( ・∀・)「君の罪は都合が悪かったのかい?僕の姉を、ねーやんを殺して、僕に復讐されるのが、そんなに怖かったのかい?」

( ・∀・)「それとも君の記憶もスタンドの能力で封印していたのか?君自身も都合が悪いと思っていたのかい?」

465 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:51:39 ID:02qdYrqY0
モララーは訥々と語る。
再び彼の腹部から夥しく血が流れ出る。

N|; "゚'` {"゚`lリ「よせ、モララー、考え直せ」

( ・∀・)。:::・゚::::・゚::・ガフ
「いいや、僕は初めて正しい考えで行動する」

从X(; ・д・)「先に逝くぜ」

モララーはそのまま倒れ、絶命した。
地に臥せたモララーの側に立つ【黒い影】に阿部は戦慄した。

466 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:53:32 ID:02qdYrqY0
モララーには、彼の死後にしか発現しないスタンドがある。



【メメント・モリ<死を忘れるな>】



その能力は、【モララーの死体を起点とした半径7m内にいる全ての生物の命を奪う】。例外は無い。

消えゆく意識の中、阿部は杉浦が白目を剥いて、倒れるところを見た。同時に阿部を攻撃した先祖達も消えてゆく。

N| ; '` { `lリ(ジョルジュ……逃げろ……俺をもうお前を助けてやれねぇんだ)

467 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:54:30 ID:02qdYrqY0
ーー東地区・タワーマンションの屋上ーー
  _
( ゚∀゚)「風が止んだ……話をするにはうってつけじゃあないか?」

「アンタと話すことなんか無いよ」
  _
( ゚∀゚)「お前に会いたかったよ。お前も、俺に会いたかったみたいだな?え?」
  _
( ゚∀゚)「ドクオ」




┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙('A`)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙




.

468 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:55:54 ID:02qdYrqY0




 #16 廻(メグ)る因果(ノロイ)に決着を その①




>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

469 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/04(土) 23:56:51 ID:02qdYrqY0
スタンドデータベース

スタンド名:ア・グレイト・ビック・ワールド
本体:阿部 高和N| "゚'` {"゚`lリ
破壊力:無 スピード:無 持続力:A
精密動作性: 無 射程範囲:無 成長性:完成

阿部にとっての厄災を何処かに飛ばす能力。

ヴィジョンは20面ダイスの形をしており、19面ある『吉』を出せば厄災(=阿部にとって都合の悪い事象)を何処かに飛ばすことができる。

なお、ダイスを振り、もし『大凶』が出れば、今迄飛ばしていた厄災全てが阿部に降り注がれる。

元ネタはグラミー賞を受賞した2人組音楽ユニット。

470 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/05(日) 00:00:11 ID:mlAGZ5fI0
能力データベース

能力名:この世で最も黒く邪悪な血液
本体:杉浦ロマネスク( ФωФ)


これはスタンド能力ではなく、ロマネスクの特異体質である。

ロマネスクの黒い血液を見ることで能力は発動する。
対象の『先祖』を呼び出し、先祖が過去に犯した罪を利用して攻撃する。

元ネタは「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の【この世で最も黒い絵の正体】より。

471 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/05(日) 00:02:46 ID:mlAGZ5fI0
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
最終話まで残り2話!

472名無しさん:2025/01/05(日) 00:27:53 ID:zSbCySj60
あつぅい!

473名無しさん:2025/01/05(日) 21:43:43 ID:IzvdeoqI0
最高だ!

474名無しさん:2025/01/07(火) 23:54:23 ID:kJsa7Vy60
乙乙
ついに直接対決か
ドクオ頑張れ…!

475 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 22:49:04 ID:x9O10pbc0
>>472様 ありがとうございます!!
MAD Landsのようですは火力強火でお届けします!

>>473様 ありがとうございます!!嬉しいです!

>>474様 ありがとうございます!いよいよラスボス戦です!
どうぞ最後までお楽しみください。

お待たせしました!最新話を投下します!

476 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 22:51:51 ID:x9O10pbc0
スタンドデータベース

スタンド名:メメント・モリ<死を忘れるな>
本体:ギルガ・モララー( ・∀・)
破壊力:無 スピード:無 持続力:無
精密動作性: 無 射程範囲:E 成長性:完成

モララーの死後にしか発現しないスタンド。
その能力は、モララーの死体を起点とした半径7m内にいる全ての生物の命を奪う。例外は無い。

477 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 22:52:50 ID:x9O10pbc0


 #17 廻(メグ)る因果(ノロイ)に決着を その②



.

478 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 22:53:39 ID:x9O10pbc0
  _
( ゚∀゚)

('A`)「…………」
  _
( ゚∀゚)「お前、なんで組織に弓を引く真似をするんだ?ああ?幹部になって、ボスの座が欲しくなっちゃったか?」
  _
( ゚∀゚)「だったらくれてやるよ。お前が【NIRVANA】のボスだ。俺は下っ端でいいぞ!どうせ、阿部もモララーも殺したんだろ?まともな人員が居なくなった組織だ。遅かれ早かれ、もう潰れるけどな!!」
  _
( ゚∀゚)「ドクオ!俺はお前を買っているンだ!今迄出会った中でお前が1番なんだよ!ちゃんと腹割って話し合ってよお!2人で再出発しようぜ!!」

479 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 22:54:16 ID:x9O10pbc0
(-A-)

('A`)「夢を見るんだ」

('A`)「その夢の中じゃあ、俺は好きな人と一緒に居るんだ。そして、俺の好きな人は笑っている。とても幸せそうに」

('∀`)「俺もそれにつられて笑うんだ。実際はそんな風に笑えないのに」

('A`)「俺の見る夢にアンタは出てこない」

(#'A`)「俺の見る『未来』からご退場願おうか、ジョルジュ」

480 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 22:55:26 ID:x9O10pbc0
  _
(# ゚∀゚)(#´ワ ゚ ∀ ゚血´#)ドギァアアアア!!
キングギドラァアアアアアアアアアア!!
  _
(# ゚д゚)「死ねやあああああああドクオオオオオオオオオオ!!!!!」

ジョルジュはスタンドヴィジョンを発現した。
殺意がこもった拳をドクオに向けて放つ。

ドクオは、回避した。
そのまま真っ直ぐ行って、ジョルジュに殴りかかる。

  _
(# ゚∀゚)「馬鹿がッ!お前の拳で俺が怯むとでもッ!?」
  _
( ゚∀゚)(いや、待て。キングギドラの攻撃をかわした。何故?15歳のガキに見切られるほど遅くない。どうして見切れる様になった?)

481 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 22:56:23 ID:x9O10pbc0
(#'A`)「波紋疾走(オーバドライブ)!!!」

ドクオの波紋が込められた拳が炸裂した。
ジョルジュは揺れる視界の中で悟った。

ドクオが自分と同じ技術を持ったこと。
先程は波紋で強化した反射神経でスタンドの攻撃を回避したのだと。

(#'A`)(ファーストアタックは成功したぜクソッタレッ!!このまま突っ切るぞ!!)

482 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 22:58:35 ID:x9O10pbc0
  _
(# ∀ )フーーーーッ
  _
(# ゚∀゚)「この際、何故その技術を持っているかはどうでもいい。だが、ドクオ」
  _
(# ゚∀゚)COOOOOOO!!

ジョルジュが波紋の呼吸を行い、彼の全身に波紋の力が漲る。
  _
(# ゚∀゚)「波紋が使えるのはお前だけじゃあないんだぞッ!!!」

ドクオとジョルジュの拳がかち合う。
それを合図に波紋で強化された肉体での格闘戦が始まった。

間合いを詰め、相手の急所を狙い、これを防ぐ。骨や腱にダメージを与えようとするもお互い紙一重でそれを回避していく。

483 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 22:59:26 ID:x9O10pbc0
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484 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:01:12 ID:x9O10pbc0
雨が降ってきた。
雨の勢いは強く、2人の身体を冷やしていく。

Σ(;'A`)ガグンッ!

突如、ドクオの身体の動きが悪くなった。

【重くて粘度のあるナニカに纏わりつかれている様な】感覚をドクオは覚えた。
  _
( ゚∀゚)「思うように動かないだろ?液体は波紋の力をよく流すんだ」
  _
( ゚∀゚)「幸運にも雨が降り、屋上一帯は濡れている。そこにくっつく波紋を流し、水を通して、濡れているお前の身体にも俺の波紋を流しているのさ」

(;'A`)(ぼ、防御を)

485 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:04:29 ID:x9O10pbc0
  _
(# ゚∀゚)「山吹色の波紋疾走(サンライトイエロー・オーバードライブ)ッ!!!」


┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
 =つ=つ=つ=つ。:::・゚::::・゚::・。
(# ゚∀゚)つ=つ=つ=つ(;メ'A`)グハァ。:::・゚:::
 つ=つ=つ=つ=つ。:::・゚::::・゚::・。
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙


極限に練った波紋の拳を機関銃の様な乱打をドクオに叩きつける。ドクオは、タワマン屋上のアスファルトにぶっ倒れた。
  _
( ゚∀゚)「残念だな、ドクオ。俺のスタンド能力対策で波紋の呼吸を手に入れたんだろうけど、波紋についても、俺の方が一枚上手だ」
  _
(# ゚д ゚)「俺を否定するなドクオッ!!これが最後だッ!!敗北を認めて、俺に忠誠を誓え!!」

486 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:10:28 ID:x9O10pbc0
(;メ'A`)ハァハァ「………」

(;メ'∀`)「死ねカス」
  _
(# ゚∀゚)ピキィ
  _
( ゚∀゚)つ「テメーが死ね、ドクオ」

ジョルジュは呼吸を整え、波紋を練り上げた。
波紋によって強化した足でドクオの顔面を踏み潰す。それだけのはずだった。


┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(;メ'A`)益Ф彡┣゙┣゙┣゙┣゙

  _
( ゚∀゚)「は?スタンド?この期に及んでか?」

(;メ'A`)「……1分でいいのさ。1分間、アンタが我を忘れてスタンドは発現しない時間が欲しかったのさ」

(;メ'∀`)「事前準備はできているからな」

487 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:11:15 ID:x9O10pbc0
  _
(; ゚∀゚)バッ!!

『爆薬を積んだドローン』は音もなく、しかし、真っ直ぐジョルジュに向かった。

ジョルジュのすぐ足元に着弾し、爆発が起きる。
  _
(; ゚д ゚ )「熱ッ!!ぎぃ熱!!!」

咄嗟に回避したが、爆風の衝撃で集中が切れてしまい、ジョルジュの波紋の力が弱まった。
  _
(; ゚∀゚)「し、しまった。ドクオは、ドクオはどこにいるッ!!?」

………オオオオオオオオオ………
  _
(; ゚∀゚)!!?

488 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:12:12 ID:x9O10pbc0
炎の中からドクオが飛び出した。
肌を焼く炎をものともせず、全ての波紋を拳に集中させる。

(#メ'A`)「波紋疾走(オーバードライブ)!!」


ドォオオ(#メ'A`) =つ(メ)∀゚)。:::・゚::::・。 オオン


ドクオの拳がジョルジュの顔面を殴打した。
衝撃で吹き飛ばされたジョルジュは、タワマンの屋上から放り出された。

(;メ'A`)ハァハァ(今、切れちゃいけないナニカが完璧に切れちまった)

(;メ'A`)(頼む!もう死んでくれ!これ以上はもう1歩も動けねえ)

489 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:13:06 ID:x9O10pbc0
だが、ドクオの悲痛な願いと裏腹に屋上の縁に手がかけられた。ジョルジュが縁から這い上がり、そのまま縁に立った。
  _
(* ゚∀゚)「どうだドクオ!!この状況をどう思う!?お前は満身創痍!対して、俺は、ダメージはあるがまだ戦えるぞ!!」
  _
(* ゚∀゚)「お前は負けて死ぬッ!俺は勝って【NIRVANA】を立て直す。今度はもっと強い組織にッ!!!」
  _
(* ゚∀゚) 「帝王はこの俺だッ!!以前変わりなくッ!!」
  _
(* ゚д ゚) 「この街の頂点に立つのは常に1人ッ!!」

ジョルジュは勝利を確信し、空に向かって、指1本真っ直ぐ突き立てた。

490 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:14:05 ID:x9O10pbc0
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三ニニ/ ̄ヽ三三三三ニニ>'´`ヽニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三三三/    \三三三三,'    仆三三三三三三三三三三三三ニニ,r、_,ニニ三三三三三三三
三三三三三三ニ,     〃三三ニニ/   '´三三三ニ-、三三三三三三三三三三{ x=z /三三三三三三ニニニ
三三三三三三{     /三三三ニ/ /ニニニニ才   寸三三三三三三三三ニ//⌒Y´三三三三三三三ニニ
三三三三三ニr'     '三三三三/ イ三三ニニ>´   ,イ三三三三/ r-、___/三三三三三三三ニニニニニニ
三三三三三三Y    '三三ニニ/<三三三/  x<三三三三>´r<三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三三三ニニ|   7三三三三三三三ニ{_x<三三三三三ニニy {三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ
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三三三三三三i   L_三三三三三三三三三三三三三三三三三三}  /三三三三三三三三三三三三三ニニ
三三三三三三!      ̄ ̄¨`ー--≧三三三三三三三三三三ニ/,r-<三三三三三三三三三三三三三三ニニ
三三三三三ニj  __       /三三三三三三三三三三三i/__イi三三三三三三三三三三三三三三三ニニ
三三三三三ニ! 7三三ニx____/三三三三三三三三三ニニ//三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ
三三三三三ニ! {三三三三三三三三三三三三三三三三//三三三>-t三三三三三三三三三ニニニニニニニ
三三三三ニニL_j三三三三三三三三三三三三三三三//三三三ニ!   \三三三三三三三三三ニニニニニ
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三√ r<三三三少´      Y三三三三三三三三三三三ニニ
三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニ/ /三三三三/        {三三三三三三三三三ニニニニ
三三三三三Y{三三三三三三三三三三三ニ/ /三三三三三廴        l三三三三三三三三三三ニニニ
三三三三三j|三三三三三三三イ三ニニ/ /三三三三三三三三z_    _j三三三三三三三三三三ニニニ
三三三三ニ7Z三三/{三三三/イ三ニ/ /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三ニi|三ニ {三才  |ニ/|_j! {> ´ 〃三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三7|7       `′'´     /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ
三三j L/              ∠ィ三>'ィ三三ニ/ ̄ ̄``ー--ニニ三三三三三三三三三三三三ニニニニニニ
三川                    <三三三<              ̄ ̄`ー=三三三三三三三ニニニニ
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;';';';';'>x               ト、三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニ
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491 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:15:21 ID:x9O10pbc0

  _
(;メ ∀ )〜°シューープス……プス…

『落雷』が突き立てられたジョルジュの指に落ち、その衝撃はジョルジュの全身を貫いた。
  _
(;メ ∀ )「嗚呼、MAD Landsよ……お前も俺を否定するのか……?」

ジョルジュは意識を失い、ゆっくりと後向きに倒れた。屋上の縁から離れ、真っ逆さまに死へ向かって落ちていった。

492 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:15:50 ID:x9O10pbc0
(; A )……フラッ……

ドクオも集中の糸が切れ、意識を手放すように気絶してしまった。

後に残るのは、しとしとと降る雨の音だけだった。

>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

493 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:17:51 ID:x9O10pbc0
スタンドデータベース


      (´ワ ゚ ∀ ゚血´)


スタンド名:キングギドラ
本体:長岡ジョルジュ
  _
( ゚∀゚)

破壊力:A スピード:B 持続力:A
精密動作性:B 射程範囲:D 成長性:E
ジョルジュ以外のスタンド能力を無効化する能力。
能力には射程範囲があり、射程範囲内であれば、どんなスタンドでも能力を無効化する。元ネタは有名なHIPHOPグループ。

494 ◆6K3IPcAnTw:2025/01/22(水) 23:20:32 ID:x9O10pbc0


   MAD Landsのようです、次回最終回ッ!!!

495名無しさん:2025/01/23(木) 00:58:01 ID:xya5Khw20
最高です!

496名無しさん:2025/01/24(金) 19:46:07 ID:oq4QbT.Y0

強さでは最後までジョルジュの方が上だったか
そのジョルジュがドクオを認めていたってのが良かった
でもドクオが切れちゃいけないナニカが切れちゃったのはまずい気がするけど……大丈夫だろうか?

497名無しさん:2025/02/05(水) 21:18:51 ID:xFn1tZC20


498名無しさん:2025/02/06(木) 19:34:09 ID:zT1egnJs0
乙乙

499 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:10:34 ID:Aw3iuXJU0
>>495様 ありがとうございます!嬉しいです!

>>496様 ありがとうございます!
戦闘においてジョルジュは最強といっても過言ではないでしょう。
そして、そのジョルジュに固執されていたドクオもまた傑物でありました。
そんなジョルジュも最後はMAD Landsという町に倒されるという展開を
描きたかったのです。

>>497様 ありがとうございます!

>>498様 ありがとうございます!

お待たせしました!最終話を投下します!

500 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:11:30 ID:Aw3iuXJU0
スタンドデータベース

      ミ#Ф益Ф彡

スタンド名:RYKEY DADDY DIRTY
本体:空条ドクオ('A`)

破壊力:A スピード:B 持続力:A
精密動作性:A 射程範囲:B 成長性:E

精密機器・機械等を自身の支配下に置くことができる。スタンドが直接触れば、1、2秒で。
直接触ることができなくても1分間目視すれば、意のままに操ることができる。

元ネタはラッパー『RYKEY DADDY DIRTY』

501 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:12:44 ID:Aw3iuXJU0
(*;-_-)「ハァッ!ハァッ!イ、イクッ!!」

ブルッ(*;-_-)びゅる♡びゅるびゅるびゅるるる☆

(((从; ∀从)))
  _
( ゚∀゚)「お!ははは!ハデにイッたな!!」
  _
( ゚∀゚)「おめでとうヒッキー!これで正式に幹部!六龍天の仲間入りだ!!」
  _
( ^∀^)「歓迎するぞ!!」

502 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:14:06 ID:Aw3iuXJU0
从 ゚∀从「…………」

私は、ジョルジュと他の幹部がヒッキーを祝福している時、周りに散らばっている濡れたティッシュや使用済のコンドームを集めて捨てていた。

私は、これと同じ。

ジョルジュは最後まで私のことを見ようともしなかった。

ーーージョルジュの死から8日後ーーー

ーーーBARスカーレットーーー

从 ゚∀从
つ◎と …キュ……キュ……

从 ゚∀从「いらっしゃい」

「………」

「……水割りを……1番安い銘柄でいいので」

从 ゚∀从「かしこまりました」

503 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:15:10 ID:Aw3iuXJU0
有線からは流行りのJ-POPが流れている。
今の曲はテンポが早すぎるせいで、歌詞を字幕で見ないと何を言っているか分からない。

私は、音楽を聞き流しながら、いつもの様に水割りを作る。

从 ゚∀从「どうぞ」

…グピ………!

「美味いッ……しかし、こんなに高い酒は頼んでいないが……」

504 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:16:27 ID:Aw3iuXJU0
从 ゚∀从「いいんですよ」

从 ゚∀从「実は今日で店を閉めるんです。時間的にも看板おろそうなって思っていましたし、だから、貴方が最後のお客さんです」

从^∀从「これも何かの縁。どうせ処分しますので遠慮しないで呑んでください。私の奢りです」

今日の私は良く喋ると思った。
ここに来る客は私の影に見えるジョルジュを恐れ、あまり話しかけてこないからだ。

これほど話したのはいつぶりだっけ?

ーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー

505 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:17:23 ID:Aw3iuXJU0
  _
( ゚∀゚)「ハイン。紹介するよ。新しく【NIRVANA】に入ったメンバーた。おい、挨拶しろ」

('A`)「……ども……」
  _
( ゚∀゚)(;メ'A`)。:::・゚::::・゚::・。 ブベラ
 と彡パチーン
  _
( ゚∀゚)「挨拶の仕方はこの前教えただろう?なんだ、その気の抜けたやつは?あ?やり直しだバカ野郎っ!!」

(;'A`)「す、すいません、」
  _
( ゚∀゚)(;メ'A`)。:::・゚::::・゚::・。 ブベラ
 と彡パチーン
  _
( ゚∀゚)「申し訳ございませんでしたっだろうが!!熱出るほど叩いてやろうか?あ?」

506 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:18:02 ID:Aw3iuXJU0
从; ゚∀从「もうやめなよ、ジョルジュ。可哀想だよ」

(*'A`)「……や、優しい……」
  _
( ゚∀゚)「……ハイン、何だお前?俺のやり方に文句あんのか?『盃』は言葉を喋らんもんだぜ?」

从; ゚∀从

从; -∀从「申し訳ございません」

从; ゚∀从「君、名前は?」

(*'A`)「………ドクオ。空条ドクオ……」

507 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:19:31 ID:Aw3iuXJU0
ーーーーーーーーーーーーーーー

(*'A`)「……こんちは、また来ました……」

ーーーーーーーーーーーーーーー

(*'A`)「ハインさん!こんちは!今日はこんなことがあったンですよ」

ーーーーーーーーーーーーーーー

(*'A`)「好きな物!バーボンですかね!……ホットミルクなんて飲まないっすよ!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

508 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:20:20 ID:Aw3iuXJU0
(*'∀`)「こ、こんちは!」

从 ゚∀从「ドクオじゃーん!ここ、座んなよ」

ドクオは私と出会った時から何かと理由をつけて、店にやってきた。

ドクオの私に向ける好意には気づいていた。
だけど、何も言わなかった。私は『盃』。
ドクオが真実を知った時、私から離れていくと思ったからだ。

从 ゚∀从「ニコニコして楽しそうだね?いいことあった?」

(*'∀`)「えへへ。そうっすか?」

从 ゚∀从「何飲む?」

(*'A`)「この店で1番高いお酒をください!!」

从 ゚∀从「いつものホットミルクな」

509 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:26:59 ID:Aw3iuXJU0
(*'A`)「俺、明日の仕事で結構稼げそうなんスよ」

ピクッ从 ゚∀从

从 ゚∀从「………危ない仕事?」

(;'A`)「あ!いや!全然、簡単っスよ。俺強いし!!」

从 ゚∀从「…………」

从 ゚∀从(おそらく強盗(タタキ)だろう。ジョルジュはこんな少年にも平気で危ない仕事を振る……)

从 ゚∀从「あんまり危ないことしちゃダメだぞ」

从  ゚-从「ドクオの命は一つだけ。誰にも奪われるなよ。」

(*'A`)「………はい……」

510 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:27:45 ID:Aw3iuXJU0
ーーーーーーーーーーーーーーー
  _
( ゚∀゚)「ドクオとワカッテマスを幹部にする」

从; ゚∀从「…………え……?」
  _
( ゚∀゚)「ん?驚くことか?【業(カルマ)】、【VoodooChild】の戦いで成果も上げているし、六龍天の席が2つも空いてしまった。順当な判断だと思うが、」

从; ゚∀从「……そんな……2人とも未成年じゃあないですか…」
  _
( ゚∀゚)「俺が初めて人を殺したのは9歳の頃だ。それに比べたら2人は全然大人さ」
  _
( ゚∀゚)「近々、2人と『盃』を交わす。お前もそのつもりでいる様に」
  _
( ^∀^)「特にワカッテマスは性欲が強いからな!腰ガッタガタになるんじゃあないぞ?」

从; ∀从「…………ッ……」

511 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:28:46 ID:Aw3iuXJU0
ドチュ!ドチュ!ドチュ((*<○><○>))ズルルル♡

从; ∀从……ウッ…ッ……

(* ・∀・)y-〜° 「フフフッ!ハハハハハッ!!こいつマジ気合いの入ったファックしやがるッ!!気に入ったぜ!!ハハハハハ!!!!!」

彡(メ)(メ)ダラダラダラ

°〜-と(-_-)

N| "゚'` {"゚`lリ「………」
  _
( ゚∀゚)「みんな一回はヤッたのか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「ワカッテマスで最後だ」

(;'A`)「ジョルジュさん、これは………」

512 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:29:46 ID:Aw3iuXJU0
从; ∀从(………ドクオ……?)

从; ∀从(嫌っ!見ないで!!)

Σ(; ゚A ゚)!!!

((((从; ∀从))))ウッ……ウッ……

( <♡><♡>)「オッ♡ヤベェ♡ハインさんのマ○コ気持ちよすぎてすぐイッちゃいます!!」

( <♡><♡>)「熟女の穴の様に粘っこく絡みついてくるのに僕のチン○を18歳の膣壁の様に押し返してくるぅ♡バンジーガムみたいでエッチだねぇ♡♡」

( <♡><♡>)「イグ♡イグ♡イグ♡イグ♡♡イグゥ♡♡♡」

( <♡><♡>)ビュルルルルルルルル♡♡♡

( <°><°>)グルン……

………ドサッ………

513 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:30:32 ID:Aw3iuXJU0
  _
( ゚∀゚)「あれ?気絶した?」

N| "゚'` {"゚`lリ「もうゴム無いぞ」
  _
( ゚∀゚)「みんなで使い切ったん?しゃあねぇな」
  _
( ゚∀゚)「ドクオ、特別に中に出していいぞ」

从; ∀从!!!

(-_-)!!「なんで?(; A )「ジョルジュさん!!何なんスかこれッ!!?」
  _
( ゚∀゚)「言ったはずだぜ?盃を交わすって」
  _
( ゚∀゚)「女の身体を盃に。同じ女を抱くことでNIRVANAの絆を繋ぐ」
  _
( ゚∀゚)「六龍天の幹部が入れ替わる度に俺の女であるハインを抱く。誰にでも許されることじゃあない特別な儀式」

514 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:31:27 ID:Aw3iuXJU0
  _
( ゚∀゚)「お前も幹部になるなら、ハインを抱け。それに、」
  _
( ^∀^)「好きなんだろ?ハインのこと。ちょうど良かったじゃあねぇか。なぁ?童貞奪って貰えよ」

从; ∀从(……ああ、この人は本当に……)

从; ∀从(私のことを道具としか見ていないのね……)

从; ∀从フラフラ

(;'A`)「……ハインさん……」

从; ∀从「だ、大丈夫だよ、ドクオ。私に任せて」

そう言って私は、ドクオの唇を自身の唇で塞いだ。

515 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:32:41 ID:Aw3iuXJU0
( A )

('A`)パチ

从 ∀从「……起きた?」

('A`)「………」

从 ∀从「……もしかして、もう一回シたい?」

(('A`))フルフル

从 ∀从「……じゃあ、今日はもう帰りな。仕事があるんでしょ」

('A`)「ジョルジュさんは、ハインさんのこと愛してないと思います。全然、大切に想ってないっスよ!」

(;'A`)「本当に大切なら、こんな真似させませんよ!!」

516 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:34:07 ID:Aw3iuXJU0
从 ∀从(そんなこと分かっているわ。でも、どうしたらいいの…)

从 ∀从「……そう、かもね……でも、もう分かんないよ」

(;'A`)「……別れようとは思わないんですか?」

从 ∀从「それは無理」

从 ∀从「ジョルジュはきっと私を手放すことはない。逃げても必ず追いかけてきて、私を必ず殺すと思う」

从 ∀从「あの人は裏切りを許さないから」

(;'A`)「……ハインさん……」

从 ∀从「……ドクオには知られたくなかった。ごめんね。こんな女で」

517 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:34:38 ID:Aw3iuXJU0
('A`)「………何がっすか?」

('A;)ポロッ

(;A;)「俺はハインさんを愛しています!!俺だったら、俺だったら、絶対にッ!!」

(;A;)

(;A;)

(;A;)「俺がハインさんを救います」

从 ∀从

从 д从「……今日はもう帰って……」

518 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:37:55 ID:Aw3iuXJU0
ドクオは、服を着て、足早にNIRVANAのアジトである部屋から出て行った。

从;д从「ふっ……あ…うわああああああッ!!」

从;д从「……ドクオォッ!!ドクオォオオオオオ………!!」

从;д从「助けてぇ……もう嫌ぁ……」

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー

519 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:38:24 ID:Aw3iuXJU0
「この町も平和になりそうだ」

从 ゚∀从「……そうですね」

「【業(カルマ)】、【杉浦組】、【NIRVANA】という三組織のボスの死と組織の壊滅。【VoodooChild】のボスも特殊詐欺で逮捕された」

「残った下っ端達も次々と警察に逮捕されているそうだ」

「半グレ達は居なくなる。きっと、MAD Landsは他の町と変わらない平和な町になるだろう」

从 ゚∀从

从 ゚∀从「貴方は【内藤ホライゾン】ですか?」

520 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:39:39 ID:Aw3iuXJU0
「………」

「いや、違う。しかし、私は彼がどうしたか知っている」

「【内藤ホライゾン】はもう町から出て行った」

男はグラスに残っていた酒を煽る様に飲み干した。

「【内藤ホライゾン】は不条理の象徴だ。たが、不条理は時として変革をもたらすきっかけとなる」

「蝶の羽ばたきがハリケーンを産む様に彼にとって日常の一部がこの町を支配する半グレ達を壊滅に追いやった」

从 ゚∀从「……【内藤ホライゾン】は戻ってくるの?」

「………それは分からない……」

521 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:40:24 ID:Aw3iuXJU0
「【内藤ホライゾン】は退屈を嫌う。そして、常に新しい道を模索している。」

「だが、この町が滅ばない限り、【内藤ホライゾン】は再び現れる。この町に人が集まり、再び面白くなったら、きっと、」

从 ゚∀从「…………」

「この店も今日で終わりなんだろ?」

「君はこれから何処に行くんだい?」

从 ゚∀从「私?……私の行き先はもう決まっています」

522 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:47:14 ID:Aw3iuXJU0
ーーーーーーー2日後ーーーーーー

('A`)「アロハOh!yeah!!アロハOh!yeah!!」

(*#'A`)「イッーロハ!イッーロハ!!Oh!yeah!!!!」

从 ゚∀从「何してんの?」

(*'A`)「ハインさん!何って挨拶の練習ですよ!アロハOh!yeah!!」

从 ゚∀从「テンション高え〜〜〜」

(*'A`)「ハワイについたら、まずは観光しましょうよ〜〜ハワイ島とか〜〜オアフ島とかでチキンブリトーとか食べて〜〜〜」

(*'A`)「あ、金のことは心配しないでください。【NIRVANA】所属の時に稼いだ金がありますので!!」

523 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:48:10 ID:Aw3iuXJU0
('A`)「観光が終わったら、住む家とか簡単なアルバイト先も探しましょうか?実は目をつけているところがあるんですよ」

从 ゚∀从「目をつけているところ?」

('A`)白 スマッスマッ
「カリヒ地区に『アイコアイコ』って言うファショッンブティックがあるんですよ。見てくださいよコレ!服のデザインめちゃセンス良くないですか!?」

从 ゚∀从「ほぉーー確かに。マジイカしてる。」

(*'A`)「そうでしょ!!」

从 ゚∀从「…………」

从 ゚∀从「ねえ、ドクオ」

('A`)「はい」

524 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:48:54 ID:Aw3iuXJU0
从 ゚∀从「私は『汚れた女』なの。自らは確かに望んでいなかったけど、何人もの幹部が私を抱いた」

从 ゚∀从「私は、アナタの隣に立つにはふさわしくないかもしれない。それでも私と一緒にいたいの?」

('A`)「ハインさん」

('A`)「貴女は汚れてなんかいない。むしろ、そーいう意味で駄目なのは俺の方です」

('∀`)「何たって結構な数の半グレを殺してきましたからね。もしもあるなら、俺は当然地獄逝き〜〜〜♪」

从 ゚∀从「…………」

525 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:49:56 ID:Aw3iuXJU0
('A`)「いつか巡り巡って、その報いを受けるのでしょう。だが、それは今じゃあない」

('A`)「誓います!俺は絶対に貴女を1人にしません!酷いことをさせません!」

('A`)「俺は絶対に貴女より先に死にません!」

(*'A`)「俺とずっと居てください」

(*'A`)「それでも尚、一緒にいるのが憚れるなら、俺のために居てください」

526 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:50:45 ID:Aw3iuXJU0



(*'A`)「俺はもう貴女がそばにいない世界は考えられない」


.

527 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:53:39 ID:Aw3iuXJU0
:::从 ∀从::::

:::从。∀从::::

ハインの言葉は嗚咽混じりで普通なら聞き取る事はできない。

だが、ドクオは彼女の言葉を心で理解していた。


『ありがとう』。


:::从。∀从::::(ありがとうドクオ………本当に……本当に……)


『ありがとう』。それしか言う言葉が見つからない。


(*;A`)

(つA`)))

(*'A`)「さあ、ハインさん行きましょう。」

528 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:54:21 ID:Aw3iuXJU0




    #Last.出発(DEPARTURE)



.

529 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 00:55:27 ID:Aw3iuXJU0



     MAD Landsのようです

        【完結】


.

530 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 01:14:49 ID:Aw3iuXJU0
<あとがき>

春寒の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

>>1です。

この度は『MAD Landsのようです』に最後迄お付き合い頂き、誠にありがとうございました。

本作品は2023年11月に投稿を開始し、約1年3か月間の連載となりました。長期に渡り連載を続けてこられたのは有難いことであり、ひとえに応援してくれる皆様のおかげです。

531 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 01:16:39 ID:Aw3iuXJU0
思えば2017年『ジョルジュ・マリン・ウォーのようです』からジョジョ2次創作のブーン系小説を投稿してきました。ジョジョとブーン系小説が好きで始めてみましたが、ここまで続くとは思ってもみませんでした。

ブーン系を続けるにあたって、ずっと心残りだったのは、『ジョルジュ・マリン・ウォーのようです』でも『スターダスト・オーシャンのようです』でもドクオとハインは死別してしまう展開だったため、本作品でようやく結ばれたことは私にとっても、ある種の清算が終わった様な感じが致します。

532 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 01:17:52 ID:Aw3iuXJU0
さて、新作のお話ですが、実は完全に未定です。と言いますか、書きたいことは全て書き尽くしたという気持ちです。

よって、しばらくはネタのインプットの旅に出ようと思います。ファイナルに投下したいって思えるようなストーリーが出来上がりましたら、きっと、ここへ戻ります。

533 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 01:19:12 ID:Aw3iuXJU0
最後になります。

「リ゚▽゚ リ<l茜ちゃんのようやで@ボイロ実況」の茜ちゃん様。

本作品が更新される度、動画内でご紹介頂き、誠にありがとうございます。暖かい感想に励まされ、また、ご指摘等、大変参考になりました。

534 ◆6K3IPcAnTw:2025/02/14(金) 01:19:54 ID:Aw3iuXJU0
そして、本作品を閲覧頂き、感想レスも投下頂いた方々。先述の通り、この作品が続いたのは皆様の応援のおかげです。

本当にありがとうございました!

最後迄、お付き合い頂き感謝申し上げます!

いずれまた、何処かでお会いしましょう!

ブーン系小説よッ!永遠なれッ!!!

535名無しさん:2025/02/14(金) 01:30:03 ID:j0p4PYlY0
ハッピーエンド


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