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愛知県立呪術高等専門学校のようです
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ーーーー2018年11月ーーーー
ーーー名古屋市中区仲ノ町公園周辺ーーー
⌒*リ´・-・リ「ねぇねぇお兄ちゃん。もぅ終電無いし、私と遊ばない?」
⌒*リ´・ー・リ「1○歳のJ○のおマン○だよ?ホ別で大4なんだけど、どう?」
⌒*リ´^-^リ「OK。じゃあ行こ。」
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ーーーーコンビニ内ーーーー
コンビニ店員「いらっしゃ………ッ!!?」
「…………お会計を御願いするっぽ」
コンビニ店員「…………あ……し、失礼しました。」
半グレA「もぅ我慢出来ねーッ!!リリの奴また断りも無く客を取ってやがるッ!!」
半グレB「やっぱ母親が肉便器なら娘の頭も悪いらしいな」
半グレA「すぐだっ!!見つけ次第リリを詰めるぞッ!!」
「………………………」
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ーーー仲ノ町公園ーーー
⌒*リ´>-<リ「きゃっ!!!」
半グレA「テメー!!ナメてのかァ!!アァアン!!」
半グレB「前に言ったよな?ここで商売したいなら銭を入れろって。」
半グレB「毎月20万。あとは月の売り上げの半分を寄越せってよぉー」
⌒*リ#・-・リ「ざけんなッ!!なんで私が稼いだ金をあんた達に払わなきゃいけないのよッ!!このチンピラ!!」
半グレB「………どうやら、口の聞き方から話さなきゃな。相棒、事務所に連れて行こう。」
半グレA「オラァ!相棒がキレちまったよ!テメー死んだぞ?マン○ぶっ壊してやっからよぉ!!!」
⌒*リ#>-<リ「くそッ離せよッ!!」
「あの、なんていうかですね………」
半グレA「アアッ!!?」
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┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(*‘ω‘ *)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
.
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(*‘ω‘ *)「彼女は私の友人だっぽ、これから2人でパジャマパーティーをする予定なんですっぽ」
(*‘ω‘ *)「だから彼女を離して貰わないと困る」
半グレB「…………………」
半グレB「なんだァテメェ?」
半グレA「おいコラ、マヌケぇ。やろうっ……て……のか………」
薄暗がりで分からなかったが、雲が晴れ、月明かりのおかげで姿がはっきりと見えた。
彼女?の身長はゆうに2mを超えており、腹筋はバキバキに割れて、服の上からでもはっきり分かるほど、筋肉が隆起していた。
服。紺のチューブトップブラを身につけ、トレンチコートを羽織るという奇妙なスタイルだった。
持ち物。近くのコンビニで買ったのか、左手にスミノフアイスを持っている。
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半グレの男はその出で立ちに気圧されていたが、すぐに自身を奮い立たせ、大声で捲し立て始めた。
半グレA「ウォラァ!!どっか消えろぉ!!!ぶっ殺┣゙ゴォ!!!!
半グレは最後まで喋らせては貰えない。彼女に顔面を殴打されたからだ。
身体は吹き飛ばされ、2、3回バウンドして地に伏せた。
鼻と歯が折れ、歯茎も傷ついたのか大きな血溜まりが広がっていく。
(*°ω‘ *)「図に乗るなよ『人間』。」
半グレB「くそッ!!!」
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もう1人の半グレは拳銃を取り出して、銃口を向けた。
(*‘ω‘ *)「ケッ!撃ってみるっぽ。」
(*‘ω‘ *)「だが覚悟がいるっぽ。撃鉄を起こした瞬間、てめーの指をへし折る。」
(*°ω° *)「マッチ棒みたいになッ!!」
半グレB「この距離でか?脳天ぶっ飛ばしてやるぜ!!!」カチリ
ぽ ぽ
ぽ ぽ
ぽ (*°ω° *) ぽ
ぽ
ぽ ぽ
.
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⌒*リ;・-・リ(何あれ?女の人の身体と瓶が『青白く光ってる』?)
(*‘ω‘ *)「ぽ」┣゙ン!!
半グレB べキィ!!
半グレB「ぎゃああああああ!!!」
どんなマジックを使ったかは分からない。触りもしないでスミノフアイスの蓋をブッ飛ばしたのだ!
そして、その栓は圧倒的パワーで半グレの指をグシャグシャにしながら、完全にへし折り肉をはじき飛ばしたッ!!
(*‘ω‘ *)「失せろ。次に悪さをしてるとこを見たら、組織ごと潰してやるからな。」
半グレの2人は這々の体でその場から去った。
血生臭い制裁の後には2人しか残っていない。
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⌒*リ;・-・リ(え?なに?あ、ありがとうって言わなきゃ………、でも、この人何なの?)
恐怖と混乱の中で思考が無茶苦茶になっていた私は咄嗟に言葉が出た。
⌒*リ;・-・リ「さっきの光は何?」
(*‘ω‘ *)
(*‘ω‘ *)「何でだっぽ?『何で見る事が出来るっぽ?』」
女の人は真剣に私の顔を見た。長い沈黙の後、女の人は口を開いた。
(*‘ω‘ *)「とりあえずファミレスか、どっかに行こうっぽ。女子会しようぜ。」
⌒*リ´・-・リ(あ、やっぱり女の人なんだ。筋肉盛り過ぎで分かんなかったけど………)
⌒*リ´・-・リ「貴女に助けてもらったもんね。私はリリ。名前を聞かせてよ。」
(*‘ω‘ *)「ぽっぽ。」
(*‘ω‘ *)『呪術師のぽっぽ』
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愛知県立呪術高等専門学校のようです
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#1 呪術師のぽっぽ その①
ーーーー錦通り付近のファミレスーーー
⌒*リ´・-・リ「ーーーっぐらいかな?」
(*‘ω‘ *)「…………なるほどっぽ」
私はこのぽっぽと名乗る女性に半ば強引に24時間営業のお店に連れてこられていた。
そして、すげぇ細かく私の『仕事内容』について聞いてきた。
援交。パパ活。私の仕事は身体を売ってお金を貰う。
どんな場所、どんな時、『どんな客と寝たのか?』
その中で私が最近1番『気持ち悪い客』に当たった話をした。
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(*‘ω‘ *)「結論から言うっぽ。君は『呪われている』」
⌒*リ;・-・リ「は?呪い?何言ってんの?」
(*‘ω‘ *)「日本国内での怪死者・行方不明者は年間1万人を超えると言われている。」
(*‘ω‘ *)「その多くは辛酸、後悔、恥辱などの負のエネルギー。そこから生まれる『呪い』が原因だっぽ」
(*‘ω‘ *)「君は呪われている。だから君から呪術の残穢を感じるし、」
(*‘ω‘ *)(:;∩;)ズズズ
「私の呪力も見る事が出来るっぽ」
⌒*リ;・-・リ「ちょっと!やめてよ。」
⌒*リ;・-・リ「………もしかして私ヤバイの?」
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(*‘ω‘ *)「……大丈夫だっぽ。今のところ害は無いみたいだっぽ。呪いは術式(モノ)によって前フリ無しで殺しにかかるモンもあるからっぽ」
(*‘ω‘ *)「明日、私が原因を取り除きに行ってくるっぽ」
(*‘ω‘ *)「あと、あんまり、こーゆー事をするのは辞めるっぽ」
⌒*リ´・-・リ「こーゆー事?」
(*‘ω‘ *)「援助交際の事だっぽ」
⌒*リ´・-・リ「………半グレから、そして呪いから助けてくれる。その事には深く感謝しているわ。呪いについては半信半疑だけど。」
⌒*リ#・-・リ「でも私の仕事についてとやかく言われる筋合いは無いわ」
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(*‘ω‘ *)「………さっきの半グレが会話しているところを聞いたんだが、君の母親と関係があるのか?」
(*‘ω‘ *)「生活で困っているなら自治体とかに相談⌒*リ#・-・リ「やめろやめろ!!」
⌒*リ#・-・リ「何?何なのッ!!そんな安っぽいセリフは要らないわッ!!!」
⌒*リ#・-・リ「私のママもこの辺で立ちんぼをしているわ。生活だってクソ貧乏よッ!!!」
⌒*リ#・-・リ「だけどママは『私がウリをするのを反対したッ!!』でも、私はそれで生きている」
⌒*リ´・ー・リ「誰でも無い。『私自身が選んだの』。だから、このやり方に後悔は無いわ」
(*‘ω‘ *)
(*-ω- *)「すまんかったっぽ。」
(*‘ω‘ *)「だが、せめて、さっきの話のようなヤバイ客には気をつけて欲しいっぽ」
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『闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え』
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突如として、ファミレスの外が全てを覆い隠す『帳』で閉じられた。
他の客もいつのまにか姿が見えなくなっている。
⌒*リ;・-・リ「ちょ!なんかヤバイんだけどッ!!これもアタシ関係!?」
「変だな?呪力の無い奴は入って来れないのに………」
(//‰ ゚)「1匹オマケがついてんなぁ。まあ死体が一つ増えるだけだが。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ (//‰ ゚)ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
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(//‰ ゚)「準一級呪術師のぽっぽ氏とお見受けする。別にテメーに恨みはねーが『呪殺』させてもらう。」
(//‰ ゚)「身に覚えぐらいはあるだろう?」
((*°′ω°*))「いや!無いッ!(ムロツヨシ風)」
(//‰ ゚)「ふっ。まあいい。私の名は横堀。」
白い梵字模様の布で顔を隠した女は釘の刺さった藁人形と金槌を取り出した。
その藁人形は何処と無くぽっぽに似ている。
∩グググ
( //‰ ゚)「さあ、私と一緒に…………」
(//‰ ゚)「遊ぼうぜッ!!!」
⊂((彡ガァアン
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金槌を振り下ろし、人形に刺さった釘を叩く。
人形から強烈な冷光が放たれ、呪力はぽっぽに向かって疾る。
エネルギーが霧散しないように、また確実に獲物を殺す為に、形あるヴィジョンに変化していく。
【 ◎ д ◎】φKILLLLLLLLLLLLLLLLL!!!!
その像は土気色の肌で下半身が蛇の骨。
1メートル半の槍のような釘をぽっぽに突き刺してきた。
バシュウ!
(*‘ω‘ *)==つメ)д ◎】。:::・゚
⊂((彡。:::・゚:::つФ
。:::・゚::: д ◎アアア………
(//‰ ゚)「…………」
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(*‘ω‘ *)「………終わりか?」
(//‰ ゚)「ククク………そう急くなよ」
(//‰ ゚)「弾はまだまだあるんだぜ」ガァアン
【 ◎ д ◎】φ【 ◎ д ◎】φ【 ◎ д ◎】φ
WRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR!!!!
(#*‘ω‘ *)「うっぜえ……すり潰してやるっぽ」
:;( ∩ );:::( つ )::
ぽっぽは改めて呪力を拳に込める。
先ほどヴィジョンを破壊したのは、この呪力だ。術という技ではなく、純粋に力をぶつける。
拳闘の様に顔面、胴体(特に肝臓にあたる部分)を殴り祓う。
ヴィジョンの戦闘力は高くなく、次々と壊していった。だが、戦いは簡単には終わらない。
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⌒*リ;・-・リ(あれ?なんか倒すのが遅くなっている?)
最初に変化に気づいたのはリリだった。最初は一撃でカタがついたのに、今は『力が拮抗しているようだった』
(//‰ ゚)(式神型類感呪術【藁の兵隊】。その術式は『式神を倒した相手の呪力・術式を学習し、次世代に引き継ぐ』)
(//‰ ゚)(お前も気づいているだろ?倒せば倒す程、式神が強くなるのを。もう遅いけどな)
ガンガン【#◎W◎】ー>:;( ∩ );(*‘ω‘ *;)ガンガン
(//‰ ゚)(さて駄目押しだ。)
「きゃぁあああ」
(*‘ω‘ *)!!?
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タスケテェ リ・д・`リ*⌒========( ●( (工))
天井にへばりついていた蛙型の式神が長い舌を伸ばし、リリの首を吊る
すぐにぽっぽは駆け寄り、舌をブチ切った
「背ヲ向ケタナ?」【 ◎ w (;*‘ω‘ *)
3体の式神が死角から襲う。釘は3方向よりぽっぽの身体を刺し貫いた。
(*//‰ ゚)「ーーーアアアーーーーイ、イイよぉーー」
(*//‰ ゚)「呪殺して獲物が死んだ時がたまらなく好きだ」
(*//‰ ゚)「立ってられない程のエクスタシィを感じる。この快楽の為に人殺しをおこなっている」
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【 ◎ W(* ω *)Ф【◎ д ◎ 】
がぶっ………ブチィ………
【 ◎ 。:::(* 皿 *)Ф【◎ д ◎ ;】
即死したと思われていたぽっぽは急に動いて、式神の喉を食い千切った。
そのまま咀嚼して呑み込む。
:::::::(* ω *#)::::::::「オオオオオオオオオオオオ!!!」
(//‰ ゚)!!(呪力が跳ね上がっていく!?)
周りに居た式神と衣服を吹き飛ばす。
彼女の肌には幾何学的な刺青が浮かび上がり、骨格を変えていく。顔も猛禽類のような形になり、明らかに変身をしていた。
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┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙FU ゚∋゚CK┣゙┣゙┣゙┣゙
,
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FU ゚∋゚CK「我が呪術は細胞変質型感染呪術。その術式は呪詛返しの能力。特に呪殺レベルの攻撃には倍にして返す。」
(;//‰ ゚)(術式の開示!!この展開は不味いッ!!)
FU ゚∋゚CK「そして、この呪術には、」
ボウギョシナイト(;//‰ ゚)FU ゚∋゚CK「射程距離がある。」
会稽呪法『我璽厰赧(がししょうたん)』
.
-
FU ゚∋゚CK無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァアア!!!!
┣゙ゴ ̄ ̄ ̄ ̄Z_____ン
呪力が込められた拳を連打する。拳撃の一つ一つがダンプカーと同じレベルの威力を持つ。
やがて、その拳は帳ごと店の壁を突き破った。
FU ゚∋゚CK「…………………」
(*‘ω‘ *)シュンシュンシュンシュン
⌒*リ;´・-・リ「ちょっと!おっぱい見えてる!!コート着てコート!!」
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横堀が倒した為なのか、店を覆う帳は晴れていた。
いつのまにか夜が明けており、光が店内に差し込む。
ザワザワ………
「何?ガス爆発?」
「映画の撮影じゃない?」
「あのタッパのデカい人、露出凄くねぇ?」
(*‘ω‘ *)「ふむ、そろそろ出るっぽ。人目についてきたしな。」
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……………びちゃ………びちゃ………
。:::‰ ゚)「糞………痛え……」
「『呪詛封じの手鏡』か。それのおかげで死を免れたのか?それとも、それを使ってもダメージを防ぎきれなかったのか?」
。:::‰ ゚)「てめぇ、ふざけんなよ?なんで術式の事を言わなかった!?」
。:::‰ ゚)「あんなの『特級』レベルだ。冗談でしか聞いた事ないぜ………」
「だが『ぽっぽの実力はわかった。今回はそれで良しとしよう。』」
。:::‰ ゚)「………お前、私を当て馬にしたのか?」
「『人を呪わば穴二つ』。お前も呪詛師なら自分の墓穴の用意は出来てるハズだ。」
。:::‰ ゚)「じゃあ私は死ぬんだな。いいぜ。」
。:::‰ ゚)「だが、タダじゃ死なない。お前を道連れにしてや「御託が長い」
-
.
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⌒*リ´・-・リ「………いっちゃうの?」
(*‘ω‘ *)「ぽ。リリに呪いをかけた奴をシバきに行くだけっぽ」
そう言って、ぽっぽはリリに背を向け、歩き始めた。
(((*リ´・-・リ)))
⌒*リ´>-<リ「ぽっぽーッ!!」
(* *)
(* *)ノシ
ぽっぽは黙って手を振り、栄の雑踏に消えていった
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
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ブーン系小説創作版(ファイナル)の皆様、こんにちわ。
平素は大変お世話になっております。>>1でございます。
この度は本スレ「愛知県立呪術高等専門学校のようです」をご観覧頂き誠にありがとうございます。
また性懲りもなくスレ立てをさせて頂きました。原作、原案は以下の通りです。
・呪術廻戦
・ジョジョの奇妙な冒険 第2部 戦闘潮流
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また過去作は以下の通りです。
『化け物(フリークス)は馬鹿みたいに踊るようです』<現行>(ファイナル板)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1514193075/l50
『ジョルジュ・マリン・ウォーのようです』<完結>(小説板2)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/16305/1489911287/
『ようこそ夕闇列島へ!のようです』<完結>(小説板2)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/16305/1514540938/l50
皆様、最後までお付き合い頂ければ幸いです。宜しくお願いします。
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絶倫やなぁおつおつ
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あんたの作品全部好きだわ
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ファンです。>>7あたりで貴方の作品だと気づきました。
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俺もその辺で気付いた
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乙
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乙!
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さあ、皆んなで先生を呼ぼうね!せーの!
シュールせんせーーーーい!
lw´‐ _‐ノv「うるせぇ。二日酔いの頭に響くだろ」
ゴォ ̄ ̄ ̄ ̄lw´‐ _‐ノv_____ン
lw´‐ _‐ノv「この物語は2018年現在週刊少年ジャンプで連載中の『呪術○戦』をオマージュしている」
lw´‐ _‐ノv「オマージュと言えば聞こえはいいが、要はパクリだ。だが作らないと脳が圧迫して死ぬからな仕方ないな。」
lw´‐ _‐ノv「また呪術○戦には無い>>1独自の解釈を入れている。今回はそれについて説明をさせてもらう。」
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lw´‐ _‐ノv「まず、物語に出てくる呪術は大まかに2つ。『類感呪術』と『感染呪術』だ」
lw´‐ _‐ノv「これは文化人類学者のジェームズ・フレイザーさんが定義した人類学における呪術の性質を表している。」
lw´‐ _‐ノv「類感呪術とは『類似したもの同士は互いに影響しあう』という発想に基づいた呪術だ。」
lw´‐ _‐ノv「例として丑の刻参りの藁人形やてるてる坊主をイメージして欲しい。人間を模した人形を攻撃すれば対象にも同じダメージを与えるとか、太陽に似たてるてる坊主を吊るして本物の太陽を呼ぶとか。」
lw´‐ _‐ノv「よう似たもん同士は影響するんだ。シンパシーみたいなもんだ。」
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lw´‐ _‐ノv「続いて感染呪術だ。この呪術は『一度接触したもの、あるいは一つのものであった同士は遠隔地においても相互に作用する』という発想に基づいている。」
lw´‐ _‐ノv「戦場に行く兵士が恋人の髪の毛をお守りに持っていく話は聞いたことない?武器に薬を付けると傷が治る武器軟膏の話は?要は触れた物は遠く離れても呪いが通じるって話だ。」
lw´‐ _‐ノv「また本家の描写にもある通り、能力を相手に説明して威力を底上げする事がある。」
lw´‐ _‐ノv「まあ、他にもあるが追々説明してやる。」
lw´‐ _‐ノv「じゃあ行こうか」
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#2 呪術師のぽっぽ その②
ーーー名古屋市中区・大須観音ーーー
名古屋の中でも1番サブカルチャーを扱っている。
楽器店やアニメショップ、同人専門店などのアニメ・漫画のジャンルの店舗が軒を連ねており、夏になったらコスプレサミットで大いに盛り上がる。そんな街。
(*‘ω‘ *)「このビルかっぽ………」
呪術師のぽっぽは大須観音にある雑居ビルの前に立っていた。昨日聞いたリリの話を頭の中で思い返してみる
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⌒*リ´・-・リ「部屋に入ったら先にお金を貰ったの。10万くらい」
⌒*リ´・-・リ「服を全部脱いで裸になったら、今度は皿を出してきて、油?みたいなのを注いで『これを舐めろ』って言われたの」
⌒*リ´・-・リ「気持ち悪いと思ったよ。何入ってるか分かんないしさー。でも前金で10万貰ったし、終わったらまた10万くれるって言うし。」
⌒*リ´・-・リ「舐めたよ。しかも猫がミルク飲んでる姿分かる?あんな感じで舐めろって言って………まあ、やったけど」
⌒*リ´・-・リ
⌒*リ ;・-・リ「え?もしかしてヤバイ?」
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(*‘ω‘ *)「ヤバイよ」
(*‘ω‘ *)「早いとこケリつけた方いいっぽ。『リリの身に危険が及ぶ前に』」
(*‘ω‘ *)カツ…….カツ…….カツ………
ぽっぽは雑居ビルの中に入り、階段を上っていく
(*‘ω‘ *)(……感じる。雑多に呪力が入り混じってるっぽ)
(*‘ω‘ *)(その中でも微かに毛色の違う残穢を感じるっぽ。さて、これはどう判断する?)
(*‘ω‘ *)(①油断して残穢を消し忘れた②侵入者をおびき寄せる罠)
(*‘ω‘ *)「……………………」
ぽっぽは残穢の後を追いかけていく。
そして、とある部屋の前に辿り付き、ドアを開けた。
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(#ヽ°血°)ウガー (ヽ○魚○)きゃっきゃっ
(#ヽ°血°) (ワ 蕈Ф)きゃっきゃっ
(*‘ω‘ *)「あちゃー②の方だったかっぽ」
…………びゅるびゅるびゅるびゅる…………
(* ^Д^)ハァハァ
(* ^Д^)「よし新入り。床にブチ撒けたザー汁を残さず舐めろ」
新入りと呼ばれた全裸の女性は四つん這いになり床の上の精液を舌で取り始めた。
男はそれを見て口角を上げる。
居室内には、数名の全裸の女性が立っている。
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(* ^Д^)「今回は若い子が入ったから、まだもう1回ぐらい出来そうだな。迷うなぁ」
(* ^Д^)「膣内(ナカ)に挿れるか?また舐めとらすか?この娘舐めとるのが結構ウマイんだよなァア」………ダ
( ^Д^)ムダムダムダ
(; ^Д^)「なんだ?なんか聞こえるぞ?声か?」ムダムダムダムダムダムダムダ
壁|
.
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ドゴオオオオン!!!
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
。:::・゚::::・゚::・。血°) ⊂(*‘ω‘ *)つ蕈 。:::・゚::::・゚::・。
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
(*‘ω‘ *)無駄ァ!
⊂((彡 \\。:::・゚つ:蕈。:つ。::ベチャ
(; ^Д^)「なっ!、おまっ!」
(*‘ω‘ *)「こんな雑魚じゃあ私を殺すことなんて出来ないっぽ」
(*‘ω‘ *)「ジジイとババァのファックの方がまだ気合い入ってるっぽ」
(; ^Д^)「雑魚かぁ……2級の呪霊(ノロイ)を用意したんだけどなぁ」
-
女性はこんな騒ぎでも一心不乱に床を舐めていた
不意に女性が少しだけ顔を上げ、顔を見る事が出来た
ゴ ゴ ゴ ⌒*リ´ °ν°リペロペロ ゴ ゴ ゴ ゴ
(*‘ω‘ *)
(#*‘ω°*)「おいテメェ、殺してやろうか?」
(; ^Д^)「へ、やれるモンならやってみろよ。俺の術式が分からない以上、下手に手を出せないだろ」
(*‘ω‘ *)「操作型感染呪術」
(; ^Д^)!!!?
-
(*‘ω‘ *)「お前の呪力が込められた液体を体内に取り込ませ操るんだろっぽ?シンプルだが強力な洗脳」
(*‘ω‘ *)「それがお前の術式っぽ」
(; ^Д^)「構え!」
⌒*リ´ °- °リ
\⊂(ビッ
リリとその他女性達が刃物を持ち出し、己の首元に向けた
(; ^Д^)「もし俺に手を出すなら、女達は喉を掻っ切る」
(*‘ω‘ *)「…………」
(*‘ω‘ *)「わかったっぽ。危害は加えないっぽ」
(; ^Д^)!!
(; ^Д^)(言ってみるもんだな。だが、ここで油断するのは三流のする事。)
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男は机から器と油の入った瓶を取り出し、器に並々と油を注いだ。
器を置き、ぽっぽに声を掛けた。
( ^Д^)「この液体を飲め呪術師」
( ^Д^)「テメェが引き上げても仲間を連れられたり、寝込みを襲われたら堪らんからな。」
(*‘ω‘ *)「……………」
( ^Д^)「早く飲め。お友達の喉の風通しを良くしてやろうか?」
(*‘ω‘ *)
(*‘ω‘ *)「30分後、テメェは無様に慌てふためく」
⊃皿⊂
(*‘□‘ *)ゴキュゴキュゴキュゴキュ
∩ ∩
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油を飲み終えたぽっぽはすぐに他の女性達と同じように虚ろな表情を浮かべ、その場に立ち尽くした。
( ^Д^)「良し。どうやら術式が効いたな」
『(*‘ω‘ *)『30分後、テメェは無様に慌てふためく」』
(; ^Д^)「なんだ?何で『30分後』なんだ?どっからそんな具体的な数字が出てくる?」
(; ^Д^)「なんか焦げ臭いな?」
このビルの管理及びオーナーはこの男である。
男は部屋の隅にあるディスプレイから防犯カメラの映像を確認した。
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Σ(; ^Д^)「うっそ!火事じゃあねーか!」
映像を巻き戻しして見ると、20分前の映像には、ぽっぽが液体をブチまけて火を付ける姿を確認出来た。
(; ^Д^)「無茶苦茶だ。イかれている。かくなる上は…。」
(; ^Д^)「全員服を着ろ!緊急避難だ!!」
.
ーーーー雑居ビル・外ーーー
(; ^Д^)「この建物はもう捨てる!次の住まいが見つかったら、連絡する。それまでココでの生活を忘れて日常に戻れ!」
(; ^Д^)(ほとぼりが冷めるまでどっかに隠れなきゃな………。)
( ^Д^)「法子!」
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髪をアップし眼鏡を掛けた女性が男の前に進んだ。どことなくキャリアウーマンの出で立ちだ。
( ^Д^)「お前は……お前だけは俺から離れる事は許さない。」
( ^Д^)「お前は俺とついてこい。付き従う影のように。従順な奴隷の様に俺の機嫌を伺え。」
(* ^ー^)「またお前と2人だけの世界を始めよう。」
「いいや。お前はここで終わりだっぽ」
.
-
次の瞬間、男は倒され鮮やかに組み敷かれた。
(*‘ω‘ *)「お前の術式に囚われる事も想定して放火したが、特に必要無かったっぽ」
(*‘ω‘ *)「私には『お前の術式は効かない』」
ぽっぽは男の体に跨り、俗に言うマウントポジションの体勢を取った。
(; ^Д^)「術式が効かないだと!?どーゆー事………ッ!!」
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ザアアアアアアアアアアアアアアアアア
。:::・゚::::・゚::・。 ::・゚::::・゚::・ 。:::・゚::::・゚::・。
。:::・゚::::・。 <●>。:::。::<●>。:::・゚::::・゚
。:::・゚::::・゚::。(*‘ω‘ *)。:::・゚::::・゚::・。
。:::・゚::::・゚::・。 。:::。:::・゚::::・゚::・。 。:::・゚::
ァァァァァァァァァァァァァァァァァ………
.
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(; °Д °)「ヒイイイイイイイイッ!!!何なんだよお前!!!」
(; ^Д^)『お前の中には何が居るッ!?』
ぽっぽは問いには答えず男の耳を握り、ゆっくりと力を込める。
(;^Д °)「痛いッ!!痛い!耳が千切れるッ!!!」
(*‘ω‘ *)「チャンスをやろう。選ばせてやる。向かうべき2つの道を」
(*‘ω‘ *)「1つはリスペクト芳一先輩みたいに耳をぶち切ってやるっぽ」
(*‘ω‘ *)「もう1つは『私達の仲間になる事』。」
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(; ^Д^)!?
(*‘ω‘ *)「『私達』はこの愛知県に『呪術高専』を作るつもりだ。その為には多くの呪術師を雇用したい」
(*‘ω‘ *)「お前は変態クソ野郎だが、最後は女性達を逃した。イイ奴だっぽ」
(*‘ω‘ *)「だからチャンスをやるっぽ。」
(*‘ω‘ *)「如何?」みりみりみりみりみりみり
(; ^Д^)「わかったッ!!仲間になる!!仲間になるから手を離してッ!!!」
(*‘ω‘ *)「ベネ(よし)。あんたの名前を聞かせてくれっぽ」
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(; ^Д^)「……溥儀 儞一郎(ふぎ やいちろう)……」
(*‘ω‘ *)「長い。覚えにくい。書きにくい。」
(*‘ω‘ *)「縮めて、『プギャー』。お前は今日からプギャーだっぽ」
(; ^Д^)「なんでもいいけどよぉー」
(*‘ω‘ *)「私の名前は………」
建物は燃え上がり、サイレンの音が近づいてくる。
炎の灯りが逆光となり、彼女の表情は影で見えなかった。
「呪術師のぽっぽ」
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
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乙
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そういやここ数年ジャンプ読んでないな乙
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おt
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#3 化け物のモララー
ーーー名古屋市千種区・ラブホテル子作りーーー
ばちゅばちゅと汚らしい水音が部屋に響く。
この部屋ではネットで出会った中年のオッさんと未成年の少女が淫等に耽っている。
( ・∀・)ジーっ
部屋の隅で黒いスーツを着た男が立っていた。
この空間で明らかに異質なのに2人は全然気付かない
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男はベットまで近づき、結合部をじっくりと観察する。
ストロークの度に飛び散る愛液が顔にかかっても平気なようである。
( ・∀・)「不思議やなァ……。こいつらには生殖の目的なんか無い。避妊具を着けてるからな」
( ・∀・)「かと言ってコミュニケーションを深める手段でも無い。こいつらお互いの名前も聞いてへんからな」
( ^∀^)「おもろいわ……。特にこのオッさんが。こいつの嫁さん、ガキ孕んどるからの。」
( ・∀・)「さてオッさん。オドレはどんな顔(ツラ)見せてくれるんや?」
-
名古屋市中区。地下鉄東山線伏見駅より徒歩10分ぐらい。
とあるマンションにその場所がある。
(*‘ω‘ *)「ここが当面の事務所だっぽ。ここで依頼を受けて仕事をこなしていくっぽ」
(; ^Д^)「……お前ここがどんな場所か知ってる?有名な風俗マンションじゃんか」
(*‘ω‘ *)「家賃が安いんだっぽ」
(; ^Д^)「えええー?」
(*‘ω‘ *)「プギャー。お前には事務処理関係を行なってもらう。主に総務・経理関連の担当だっぽ」
(; ^Д^)「簡単に言うけど、割と大変なんだぞその業務は。」
(*‘ω‘ *)「出来るだろっぽ?内勤得意そうな顔をしてるっぽ」
( ^Д^)「どんな顔だよ………」
-
( ^Д^)=3
「………俺は昔、不動産流通の会社に勤務していた。経理を担当し、その後、人事・総務をやってきた。」
( ^Д^)「同じ会社で一個下の上司が居た。美人でスタイルも最高だが、パワハラの酷いクソ女だった。俺はいっつもイジメられてた」
( ^Д^)「俺は上司を好き放題にしたくて、必死に呪術を覚えた。」
(* ^Д^)「法子。俺が最初に奴隷にした女で1番強く洗脳している女。アイツが床のザー汁を舐める姿が1番……」
(*‘ω‘ *)「お前気持ち悪いな。片耳引きちぎってやろうか?」ギチチチチチチチチ……
(; ^Д^)「痛いっ!!痛い!もうすでにやってるじゃないか!!」ミリッ
(; °Д °)「今みりって言った!!ちょ!一回離してッ!!!」
-
(*‘ω‘ *)「ふんっ」パッ
(*‘ω‘ *)「ちょっと事務用品とか掃除道具を買ってくるっぽ。留守番よろしくっぽ」
(; ^Д^)「痛たたたた……ああ、行ってらっしゃい…………」
==================
(*‘ω‘ *)「買い物がてらブラブラしてたら、千種まで来てしまった。そろそろ帰ろうか」
ふと、ぽっぽは上を見上げた。
たまたま、ラブホテル子作りの前に彼女は居た。
そして、客室の窓から何かが飛び出し、地面に直撃した。
-
血液をぶち撒け、手足が歪に折れているそれは汚らしい中年男性だ。
無残な死体からは想像もつかないような清らかな光がゆらりと出てきた。光は昇り、客室へと戻っていく。
( ・∀・)「うししっ。『魂』を手に入れたで。このペースで今日はあと2、3人やな」
黒スーツの男は魂を両手で覆うと消えてしまった。いや、キチンと収納したという表現が正しい。
「お前、何者だっぽ?」
次の瞬間、破られた客室の窓から入ったぽっぽは黒スーツの男の顔面を呪力の篭った拳で殴った
(; ∀・)「グォっ!」
(*‘ω‘ *)「君逃げなさい!そして警察を呼べっぽ」
ぽっぽは半裸の少女に声を掛けた。少女はすぐに逃げた。
これで気兼ねなく戦闘に移れる。
-
(*‘ω‘ *)「…………………」
(*‘ω‘ *)「呪霊(ノロイ)………?」
(*‘ω‘ *)(いや、違うっぽ。呪力を全く感じないっぽ)
( ・∀・)(この女………)
(*‘ω‘ *)「お前誰だっぽ?下に落ちた男性はお前のせいか?」
( ・∀・)「おいおい勘弁してーや。あのオッさんは勝手に飛んで死んだんやで?」
(*‘ω‘ *)「男性の身体から光の玉が出てきた。お前がそれを手に入れてるのを見たっぽ」
( ・∀・)「……ほな言い訳はでけへんな。お前をぶっ飛ばしてトンズラこくわ」
( ・∀・)✧つ)))ズズズ
男の拳が青白い冷光に包まれる。
-
(*‘ω‘ *)(おかしいぞコイツ。ここまで呪術に似た事をやってるのに、この瞬間にも呪力を感じない)
(*‘ω‘ *)(こちらの攻撃は通じるのか?どちらにしても、アイツの手に触れるはヤバそうだっぽ)
一気に距離を詰め、最小限の動きで男の顔面を狙う。
ガッ!ガッ!( ・∀※)。:::・゚::::・゚::・。
(ふむふむ。痛いな。あまり打ち込まれるとコレ死ぬわ。アカンわ。じゃあどうする?)
男は右手を伸ばし、ぽっぽの側頭部に触れる。
-
((;*‘ω‘ *)(ぽっ!ヤバい!大丈夫か!触れられただけみたいだが…………)
( ・∀・)「甘いわ自分。もう『掴んだで』」
( ゚∀ ゚)(剥撃【はくげき】)
(*‘ω ;) )ギュゥゥウおおおおお
「お!?おおおおおおおおおッ!!?」
( ・∀・)「どや痛いやろ?『お前の魂を無理矢理剥がしてるからの』。この痛みは例えようが無いからなー」
( ・∀・)!!?
-
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(* ω <●>川┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
.
-
(* ω <●>川「無礼ナ………私ヲ誰ダト心得ル?私ニ触ルナ………」
(* ω <●>川「コロスゾッ!!!!」
。:::⊂((彡ズォオン!!
先程のぽっぽの攻撃とは比べ物にならない程の威力が男を襲う。
それは殺意と呪力の嵐。客室も巻き添えで破壊された。
( ・∀。:::・゚::::・゚::・。
「………………お前……」
(# ・∀。:::・゚::::・゚::・。
『全然混ざっとらんやんか!!!』
(* ω <●>川「……………………」
( ・∀。:::・゚::::・゚::・。
「………まえええわ………なおれー」
-
( ・∀・)+ボコボコボコン
先程まで左半身が吹き飛ばされていた男は肉が泡立ち、成形し、あっという間に肉体はおろか衣服も直していた。
(* ω *)ぎゅむぎゅむぎゅむ
(;*‘ω‘ *)「…テメェ………私に何をしたっぽ!?」
( ・∀・)「別にええやろ………そや、お宅さんに俺の名前を教えたるわ」
( ・∀・)「俺はモララー。『良心の呵責』を利用して『魂を奪う化け物』」
.
-
( ・∀・)「呪霊とはちゃうで。人間とは種類は別やけど、れっきとした『生物』や。」
(*‘ω‘ *)「……生物………?」
( ・∀・)「騒ぎも大きくなってきたみたいやし、帰るわ」
(;*‘ω‘ *)「待てっぽ!逃すと思ってんのかッ!!」
( ・∀・)「ははっ。逃げるわ」
モララーの掌から一際強烈な冷光が放たれ、目が眩んでしまった。
光が消え、目が慣れた時にはモララーはぽっぽの前から姿を消していた。
-
ーーーー名古屋市某所ーーーー
( ・∀・)(ふーむ、俺の予想よりも『混ざり』が悪いな。上手いこと封印してんのか、混ざりを拒否してんのか?)
( ・∀・)(たぶん後者なんやろけど………)
( ・∀・)(どっちにしてもチンタラし過ぎや。しゃあない。)
( ・∀・)(アシストしたるわ………(笑))
(;*‘ω‘ *)(くそっ。私の手には負えないっぽ。早速手を借りるのは嫌だが仕方ない。)
(;*‘ω‘ *)(『シュール』に手伝って貰うっぽ)
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
-
乙う
-
#4 愛知県立呪術高等専門学校のようです 第一幕
\\\
(⌒\ ゴッゴッ
\ ヾlw´‐_‐ノv
(mJ ⌒\
ノ ∩ / /
( ||
`/\丿 |( )「御慈悲をっ!御慈悲をーーーーーッ!!」
(_へ_ノヽ__ノ
(;*‘ω‘ *)「ちょ!何やってんだお前らァ!」
lw´‐ _‐ノv「何やってんのかは私が聞きたいぜこのアマぁ………」
lw´‐ _‐ノv「何だこいつ?お前が連れてきたのか?」
-
ボッコボコ(; ´Д(メ)ボッコボコ
lw´‐ _‐ノv「こいつ、風俗嬢と一発イタしてたんだわ。」
( ^Д(メ)「気持ち良かったです」
lw´‐ _‐ノv「驚いたよ。だが事情を聞いてな、女の子を返して、こいつにヤキ入れてたんだわ」
(#*‘∋゚CKズズズズ
「プギャー、お前ふざけんなよ………。職場だぞ?倫理観ねぇのか?『シュール』の代わりにシバいてやろうかっぽ?」
( ^Д(メ)「やめてください死んでしまいます」
-
( ^Д^)「シュールさん?変わったお名前ですね?ぽっぽ姐さんのお知り合い?」
lw´‐ _‐ノv「素直 朱里(すなお しゅり)。字名はシュール。一級呪術師。」
lw´‐ _‐ノv「都立呪術高専からやって来た。カタギの世界で言う所の人事異動って奴だ。」
lw´‐ _‐ノv「そして、暫定の『校長』だ。」
(; ^Д^)「校長?」
(*‘ω‘ *)「言っただろっぽ。私達は愛知県に呪術高専を作るつもりだと。渉外や他の呪術高専とのコネクション役をやってもらうっぽ」
lw´‐ _‐ノv「言い方カッコいいけど、基本的にお前が無茶をした後の後始末だからな?ビルは燃やすし、飛び降り現場には居合わせるし……。」
(*‘ω‘ *)「ぽ。シュール、それについて手を貸し( ^Д^)「ちなみにぃいーー」
-
( ^Д^)「そちらの隅っこにいるマダムはどちら様?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴJ( 'ー`)し ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
.
lw´‐ _‐ノv「もちろん呪術高専には『学生』がいる。そいつはここの『1年生』だよ」
( ^Д^)「学生ェ?見た所結構歳イッたオバさんじゃん(笑)冗談キツイぜ」
J( 'ー`)し
J( ^ー^)し「……………ボソ」
( ^炎^)ボシュウウウ
突如として、プギャーの口から炎が吹き出た。
紅色の炎は彼の口腔粘膜を景気良く焼いていく。
-
( °* °)「あっづっっっ〜〜〜〜!!!!」
J( 'ー`)し「私の名は野狐。私の目的はこの世から全ての呪霊(のろい)を祓う(ころす)事。」
J( 'ー`)し「呪術師のぽっぽ。貴女の事は聞いている。」
J( 'ー`)し「貴女の過去や貴女の『中のモノ』の事もね。」
ゴッ J( 'ー)し(ω‘ * ) ゴッ
J( 'ー`)し「呪霊は殺す。アンタも殺してやる」
-
(*‘ω‘ *)「………………」
(*‘ω‘ *)「寝不足か?毛穴開いているっぽ」
J(#'ー`)しピキピキピキピキ
lw;´‐ _‐ノv「やめろ!喧嘩をするな!」
lw´‐ _‐ノv「まずはこの4人から始めるんだ。」
lw´‐ _‐ノv「愛知県立呪術高等専門学校を、な。」
lw´‐ _‐ノv「さしあたって私達に解決して欲しい事がある方を連れてきた。別室で待たせているから、全員来い。」
-
ーーーーー愛知県犬山市ーーーー
爪'ー`)「…………あーーー見ろよーーー。バニーコスの白菜が葉巻を吸って話しかけてくるんだ。」
爪'ー`)「歯ァクセー歯が臭ぇーはくせえー」
(´°_ゝ°`)「ンハハハハハハハハハハハッ!!!何だそれ!どーゆー状況だよ!!!」
ζ(゚∀ ゚*ζ「草w」
寂れた日本家屋に複数の影が蠢く
馬鹿騒ぎをしている3人の男女の他にも水炊きパイプの様なもので一心不乱に煙を吸っている。
この陰惨な場所で不釣り合いなウーハーの爆音が響き渡る
-
ζ(゚∀ ゚*ζ「見て見て!パンツめっちゃ濡れてる!」
(´°_ゝ°`)「ひーーーーーーーーっ!」バンバン
( ・∀・)「まいど!モララーだす」
馬鹿騒ぎをしている中、ヌルリとモララーが入ってきた
ζ(゚ー゚*ζ「兄貴!お帰りなさい」
(´°_ゝ°`)「ハハハハハ!モララー!頼むよ!お薬切れそうなんだわ!『魂はあるか?』」
( ・∀・)「それがでんな、今日はボウズなんですわ」
(´ _ゝ `)彡ビュン
( ・∀。:::・゚::::・゚::・。 バァ ̄ ̄ ̄ ̄Z_____ン
-
ゴ ゴ ゴ (´・_ゝ・`)ゴ ゴ ゴ ゴ
「モララー。化け物のモララー。ナメてんのか?」
(´・_ゝ・`)「薬が切れそうなんだわ。アレが無いと毎日がハッピーになれないだろ?」
(´・_ゝ・`)「収穫ゼロとか……。納得の出来る言い訳を聞かせてくれるんだろうな」
( ・∀・)ボコンボコン
( ・∀・)「それがでんな、邪魔が入ったんですわ」
( ・∀・)「呪術師。聞いたことありますやろ?目ぇつけられたんですわ」
(´・_ゝ・`)「じゃあ、そいつの魂を剥がしてこいよ。お前なら余裕だろ?」
( ・∀・)「これが結構強いんっすわ。このままやと魂集めも難しいでっしゃろな」
(#´・_ゝ・`)「は?なら俺達でソイツ殺してやるよ、しょべぇ人間の分際で。俺達は、」
-
J( 'ー`)し「妖怪?」
(*‘ω‘ *)「聞きましたよ。バックベアードにカチコミされたんですよね?指輪は見つかりそうですか?」
( <●> )「このロリコン共めっ!」
(*‘ω‘ *)白「プギャー、今の顔もっかい撮らせて」
(´<_` )「それは貴方達が勝手に呼んでいるだけだ。私達は古くから、この国にいる『生物』だ。」
(´<_` )「某は二龍松の弟者。貴女方呪術師の皆さんに御願いしたい事がございます」
(´<_` ;)「我々の仲間を『あの男』から解放してほしい。」
J( 'ー`)し「あの男?」
(´<_` )「男の名はモララー。人間の魂を奪う事が出来る化け物。」
(*‘ω‘ *)!!!
(´<_`; )「あの男のせいで……我々の仲間はおかしくなってしまった。あの男は化け物だ………」
-
(´・_ゝ・`)「はーうざ。じゃあ今日はもうお開きかなー」
( ・∀・)「何言うてまんねん。今から『薬』作りますがな」
爪'ー`)「今日は収穫ゼロじゃあねーのか?」
( ・∀・)「そうだす。でも、こーゆー時の為にいくつかストックがあるんですわ。」
( ・∀・)「皆さん、俺の為に人肌脱いでくれるんですから。今日は奢らせて下さいや」
(*´・_ゝ・`)「でかしたぞ!モララー!!」
( ・∀・)「炙りにします?それとも直に注射しますか?」
(*´・_ゝ・`)「直だ!直!早く早く!」
-
モララーは魂を取り出すと、その掌で圧縮を始めた。
魂は絞られ、透明な液体が予め用意されていた器に満たされる。
モララーは医療用の注射器を3本取り出し、液体を吸いあげた。
( ・∀・)「ほな、どうぞ」
各々が注射器を貰い、躊躇いもなく血管に針を入れ、液体を流し込む。
-
(*´°_ゝ°`)「キッタァーーーーーーーー!コレコレコレコレ!!!!」
( ・∀・)「これは上物でっせ。自分の運転ミスで事故って妹を死なせた姉の魂だす。」
(*´°_ゝ°`)「おっ♡おっ♡やっべ♡」
(*´°_ゝ°`)「『迷い家』!ケツ貸せよ!!」
ζ(゚∀°*ζ「アヒャヒャヒャ。わたしにはデレって名前があるんですぅ!!」
(*´°_ゝ°`)「うっせえ!挿入れるぞ!」
ζ(//ー//*ζ「ひぃん♡」
-
男は無理矢理ショーツを脱がすと、慣れた感じで一物を挿入れた。
腰を打ちつける度にデレと呼ばれた少女?の小さな股間のブツが愛らしく揺れる。
(*´°qゝ°`)「あーーー♡キメセクさいこぅー……」
( ・∀・)「………………」
( ・∀・)(人の魂は加工すると液体や結晶の粉にする事が出来る。人に対しては猛毒やが、彼ら『生物』にとって『麻薬』のような効果がある。それこそ多幸感や性感の上昇など。)
-
( ・∀・)(俺の目的は『ぽっぽの魂』。こいつらをぶつけて、アイツの魂の『混ざり』を加速させてやる)
( ・∀・)「皆さん、今日はパーチーにしまひょ。魂のストックはまだまだありますさかいなぁー」
爆音のウーハーに負けないくらいの歓声が蠢く影から響き渡る
(● ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾「YO!YO!どらっぐぱーちー!イェエェエエエエエイ!!!!」
壁|; ´_ゝ`)「…………………」
(; ´_ゝ`)(弟者!こっちの状況はマズイぞ!呪術師を狙うと言っているぞ!)
( ・∀・)「…………なんか視線を感じるなぁ?」
Σ(; ´_ゝ`)
-
lw´‐ _‐ノv「弟者さんとぽっぽの話を総合的に分析すると、相当な数の人が被害を受けている。」
lw´‐ _‐ノv「呪術高専としても看過は出来ない。化け物のモララーの討伐。まずは奴の技の分析と対応策を練らないと、」
(´<_` ;)「そんな時間はないかもしれません。塒にいる兄者から念話で連絡が来ました。」
(´<_` ;)「呪術師のぽっぽさん。貴女を襲撃すると言っている」
(*‘ω‘ *)「シュール。私は一度モララーと会敵している。だから逆襲される可能性も全然あるっぽ」
J( 'ー`)し「………なら決まりね」
J( 'ー`)し「『今から』、モララーの塒に行き、奴を殺す。場所は教えてくれるんでしょ?」
(´<_`; )「も、もちろんです」
-
(* °∀°)「俺達は自由だ。歌にもあるやろ」ベリイ
(* °∀°)「おばけにゃ学校も試験も病院もなんにもない!!」バリイィ
(* °∀°)「あるのはクソみたい長い時間と暇つぶしだけや。無限とも言える時間をレストランのお冷みたいに消費出来る!!」パリパリ
(* °∀°)「この喧嘩も悠久の時に現れる刹那の快楽!さあ楽しもうやないか!」ビリィ
愛知県立呪術高等専門学校のようです 第一幕
『怪士(バケモノ)達の狂想曲』
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
-
おつ!
-
乙!
-
#5 【松葉の火呪】
それは花の花弁を一枚一枚毟り取るのに似ている。
どちらも儚く、滅ぶ寸前は一際綺麗だ。
。:::・゚_ゝ。::ハァ……ハァ……
。:::・゚_ゝ。::「私にこんな事をしても居場所は伝えた!!弟者が連れてくる呪術師がッ!モララー!お前を倒してやる!!」
( ・∀・)「はあ。そっすか。ふーん」
(´・_ゝ・`)「ちょうど良い。こいつの話だと、そのぽっぽとか云う呪術師も居るんだろ?探す手間が省けたじゃねーか」
( ・∀・)「伏見やったっけ。高速を使うたら30分ぐらいで来れまっせ。」
-
。:::・゚_ゝ。::「『馬憑き』!目を覚ませ!魂を喰らってからの君はおかしくなるばっかりだ!」
(´・_ゝ・`)「別にイカれてねーな。俺やおとら狐は昔から『人間に寄生する化け物』だった。だから他の奴よりも魂がキくだけの話だ」
(´・_ゝ・`)「…………?おとら狐はどうした?」
( ・∀・)「凄いスピードで行きはりましたよ。」
(´・_ゝ・`)「出たよ早漏野朗。普段ダウナーの癖に、こんな時だけ早いなぁ。」
(´・_ゝ・`)「モララー、こいつどうするんだ?」
(* ・∀・)「魂が欲しいですわ。俺も久しぶりにキメたいなと思います。」
(* ・∀・)「特に自分に待ち受ける運命に絶望している奴の魂は深みとコクが段違いですから」
。:::・゚_ゝ。::「………よせ……やめろ……」
( ・∀・)【剥撃】
⊂((彡バシュ
-
ーーーー名古屋高速・小牧線ーーーー
(´<_` ;)「…………兄者が死にました………」
(´<_` ;)「私達、二龍松は松に擬態し、長い時を生きてきた生物です。100を超えた時に兄者との意識を共有する事が出来るようになった。」
(´<_` ;)「過ぎ行く年月を数えるのをやめるくらい私達は一緒だった。」
( <_ ;)「…………兄者…………」
J( 'ー`)し「ところで頭がバグっているアンタのお仲間。もし襲ってきたら反撃していいの?」
(;*‘ω‘ *)「お前マジか………。場の空気読めねーのかっぽ?」
lw´‐ _‐ノv「だが重要だ。我々も犠牲を出すわけにはいかないからな。」
-
(´<_` ;)「…………………」
(´<_` )「もちろんです。もう彼らは元に戻れない。貴女方の方針で大丈夫です。」
lw´‐ _‐ノv「………あと30分ぐらいで犬山市に着く。心の準備はしておけ」
現在、ぽっぽ達は名古屋高速小牧線を走行中である。
運転はシュール。助手席にプギャー。
後部座席右側から野狐、弟者、ぽっぽの順番で座っている。
バリィ ̄ ̄ ̄ ̄Z_____ン!!!!
唐突に後部座席の窓が砕けた。外から腕が伸び、誰かの胸倉を掴み、外に引きづり出す。
(; ^Д^)「ちょおおおお!!マジかマジか!?誰?大丈夫か!?誰が拉致られたッ!?」
-
2体の人影は高速道路を走る車の天井に乗った。
お互い他者に気配を悟られず、静かに対峙する。
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙爪'ー`)y-
J( 'ー`)し┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
爪'ー`)y-「弟者ではないな。モララーが言っていた呪術師か?」
J( 'ー`)し「どっちも間違いよ。私はこれからモララーと邪魔する奴をブチ殺しに来たのよ。」
爪'ー`)y-「ふーん………」
その男は口から煙を吐き、煙草を捨て、紫色の長髪を束ねた。
-
爪'ー`)「自己紹介をしよう。僕(やつがれ)は『おとら狐』。生まれは尾張、長篠の合戦の頃。人の姿をした人とは違う化け物。」
爪'ー`)「君の予定を伝えよう。君はこれからグズグズの肉片になって道路にばら撒かれる」
ズズ::::::⊂(爪'ー`)つ;::::::::ズズズズ【毒狐の残滓】
J( 'ー`)し「やる気って訳?茄子みたいな髪の色にしやがって、オシャレのつもり?勘違いよそれ。」
爪'ー`)「地毛に決まってんだろ。目が悪いのか?これだから老害は………。」
-
(;*‘ω‘ *)「シュール!早く車を止めろっぽ。助けないと」
lw´‐ _‐ノv「いや逆だ。野狐には敵の足止めをしてもらう。向こうが単独なら明らかに精鋭。足止めするだけで戦力を分散できる。」
lw´‐ _‐ノv「野狐は強い。あいつの術式は呪力放出型類感呪術。この中の誰よりも戦闘に特化した力を使う」
-
腰に提げている小鞄から松葉の葉を取り出す。
右手と左手。両方の手で握り、呪力を込める。
J( 'ー`)しつ【松葉の火呪】
ボボボホボボボボボボボホボボボボ
( 火 ) ( 火 )
( 火 ) ( 火 )
( 火 ) J( '∀`)しつ( 火 )
( 火 ) ( 火 )
( 火 ) ( 火 ) ( 火 )
ボボボホボボボボボボボホボボボボ
野狐の握り拳から紅い火球が飛び出て、彼女の周りを漂う。
J( 'д`)しつ【松葉の火呪・焔色火球】!
紅い火球はピンポイントで狐に向かっていく。
弾けるような炸裂音と炎が吹き上がる。
-
白煙が風によって流されると、そこには、
爪'ー`)ビチャビチャ
狐にはなんのダメージも負っていない。
狐の身体は何かの液体で滴っており、車の6割が溶けて、車内がドロドロの液体で満たされていた。
爪'ー`)「かわいそうになー。この車に乗っていた家族は仲良くスープになっちゃった。」
爪'ー`)「僕(やつがれ)は身体の至るところから猛毒の水を出すことが出来る。金属は腐り、細胞を溶解する程強力な物だ。」
爪'∀`)「お前の攻撃のせいでこうなったのだ。哀れな名もなき家族に謝罪をするんだ」
J(# 'д`)し「よくもぬけぬけとド外道がーーーーーーーッ!!!」
火球は先程よりも威力と速度が増し、車もろとも爆破した。
爪'∀`)「当たらねーよバァーーカ!」
-
毒の体液を噴射しホバリングのように宙を走る。
狐から放たれる毒液は弧を描き、野狐を襲う。
J(; 'ー`):;∩「ちっ!【松葉の火呪】!防御しろッ!!」
炎に触れ蒸発し、肺が腐りそうな臭いを出す。
狐はさらに毒液の雫として野狐に射出する。
散弾銃の様に撃ち込まれる毒の弾丸は野狐が乗っていた車ごとを破壊していく。
J(; ー )し「くっ…………」
爪*'∀`)「ほらほらほらほらほらぁ!!お前が大人しく死なないから、どんどん無関係な人間が死ぬぞぉ!!!」
-
野狐は意に貸さず、隣を走るトラックに飛び乗った。狐は直ぐに後を追い掛ける。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ J(; ー)し(ー`爪ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ジリジリと距離を詰め、お互いの間合いがおよそ1メートルになった。
爪'ー`)「覚悟は決まったかい?この距離だと互いの技は必中になる。あとはどれだけ必殺かだけだ。」
爪'ー`)「抜きな。どちらが早いかと云うヤツだぜ。」
J(# 'ー`)つ【松葉の火呪・薙の鞭】ッ!
⊂(('ー`爪【毒狐の残滓・混沌弾】!
紅い炎の鞭はおとら狐の左眼を吹き飛ばし、毒の弾丸は野狐の左脚を撃ち抜いた。
-
J(; ー )し「ガァアアアアアッ!!」
爪※ー`)「長篠の時を思い出すなぁ。だが、あん時ほどの痛みは無いぜ。アンタはどうだ?」
爪※ー`)「僕(やつがれ)の毒は撃たれて終わりじゃあないぞ。お前の脚から毒は広がり肉をズタズタにする」
爪※ー`)「苦しいだろ?もうすぐお前は死ぬ。肉が溶けてゲロみたいになるまで鑑賞させてもらうよ」
爪※ー`)y- シュボッ
J(; ー )し「フフフ………アハハハハ………」
爪※ー`)y-「………何が面白いんだ?」
-
J(; ー )し「アンタの予定を伝えてあげる。これからボロボロの肉片になって道路にばら撒かれる」
J(; 'ー`)し「この時を待っていた!アンタが油断する時をッ!『煙草に火をつける』瞬間を!」
J( 'ー`)m9【松葉の火呪】!
爪;※ー`)y-「な、何をッ!!」
J( ゚ー ゚)m9【大発火】!
野狐の指先から紅い閃光が迸る。閃光は煙草の火種に引火し、巨大な炎となって逆噴射し、おとら狐に襲い掛かる!
炎炎炎д°ボボボホボボボボ
「オオオオオオオオオオオッ!!!」
炎は狐を包み込み、ボロボロと崩れて、トラックから落ちていった。
-
J(; 'ー`)し「大発火成功。小さな火種を強化し襲い掛かる凶器として使役する術式よ」
J(; ー )し「ぐっ………。早く解毒しないと。」
J(; ー )し『脱水症状で動けなくなるけど致し方ない』
「僕(やつがれ)はまだ倒れてないぞ」
アハハハハハハハハハハハハh
爪%∀; ー`)し!!!!!
-
爪%∀; ー`)し『僕(やつがれ)はッ!人間に寄生する化け物ッ!!悠久の間、宿主を変えて悪事を働いてきた生物ッ!!』
爪%∀; ー`)し『老害と言ふて悪かった!アンタは強い!!だから僕(やつがれ)が身体を使ってやるから安心しろ!!』
爪%∀; ー`)し「あーそう。でもアンタの予定に変更は無いわ」
爪%∀; ー`)つ◎【松葉の火呪・白炎解呪】
-
ーーーーーーー愛知県犬山市ーーーーー
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
。:::・゚::::・゚::・。 。:::・゚::::・゚::・。 。:::・゚::::・゚::・。
。:::・゚::::・゚::・。(ω‘ * ) lw´‐ _‐ノv。:::・゚::::・゚::・。
。:::・゚::::・゚::・。 。:::・゚::::・゚::・。 。:::・゚::::・゚::・。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
(*‘ω‘ *)「…………これで全部かっぽ?」
lw´‐ _‐ノv「知らんな。だが襲ってこないあたりザコは一掃出来たみたいだ。」
(*‘ω‘ *)「これ全部、モララーに薬漬けにされた生物かっぽ?」
(* ω *)「胸糞悪いっぽ」
lw´‐ _‐ノv「……………危ねえ!」
-
lw;´‐ _‐ノvつ=====3(*‘ω‘ *;)ドン!
ちょうど、ぽっぽが居た所の畳が大きく抉れた。
シュールが気づかなければ、ぽっぽは大怪我を負っいたかもしれない。
だが、しかし、その行為は裏目に出る。
(*‘ω‘ *;)|||障子|||
|||障(*‘ω‘。:::子|||「ウオオオオオオオオオ」
ぽっぽの真後ろに現れた障子が開き、ぽっぽは中に吸い込まれた。
「これで分散は出来たな。え?離れ離れにしてやったって意味だぜ
-
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙(´・_ゝ・`)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
.
(´・_ゝ・`)「俺は馬憑き。命に取り憑き、命を祟り、命に嫌われている化け物」
lw´‐ _‐ノv「米津玄師かよ」
(´^_ゝ^`)「お前、俺のハッピーシュガーライフを邪魔しようとしてんだって?」
(´^_ゝ^`)「ボゴボコにしてお前の魂でガンギまりしてやるよ。」
lw´‐ _‐ノv「そうかい。じゃあ私は呪術師としてお前を祓う(ころす)。」
ゴ ゴ ゴ ゴlw´‐ _‐ノv【Mr.ピーン】( ○ゞ○)ゴ ゴ ゴ ゴ
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
-
('A`;削除)
-
トリップは忘れよう、いいね?
-
∧_∧
(´・ω・) いやどす
ハ∨/~ヽ
ノ[三ノ |
(L|く_ノ
|* |
ハ、__|
""~""""""~""~""~""
-
駄目です
-
#6 シュールと【Mr.ピーン】
lw´‐ _‐ノvつ///ギュッ!
シュールはもう一度、『2本の手斧』の柄を握り直した。
(´・_ゝ・`)シュッ
lw´‐ _‐ノvギャン!ギャンッ!!
⊂彡
馬憑きから『何か』がシュールに向かって飛んでくる。
『何か』と表現しているのは、その攻撃自体が【見えない】からだ。
不可視。だが、質量を持った何か。
シュールはそれを正確に弾いている。
-
(´・_ゝ・`)「俺の攻撃は簡単に防がれるモンじゃあないんだけどな。お前なんなんだ?」
lw´‐ _‐ノv「こっちこそ聞きたい。お前の攻撃から呪力の残穢を感じる。呪霊(ノロイ)や呪術師でもない生物のくせして何故だ?」
(´・_ゝ・`)
(´^_ゝ^`)「教えなーーーい」ベロベロバアァ
lw#´‐ _‐ノvピキッ
(´・_ゝ・`)「テメーに技が通じない以上、【透明にする事】の意味が無いナァ。」
(´・_ゝ・`)「喜べ。『俺を曝け出す』のはお前が初めてだ!」
-
その瞬間、馬憑きの下半身が盛り上がりを見せた。
肉が縦横に伸び、馬憑きの視線は自然と高くなる。横に盛り上がった肉は徐々に形を為し、8本の強靭な脚に変化する。
足先は蹄であり、その大きさは象の足の程もある。踏みつけられたり、蹴られたりした場合、タダでは済まないだろう。
もう彼の顔には人の面影は無く、醜悪な馬の面に変貌を遂げていた。
馬と蜘蛛を掛け合わせた化け物。それが馬憑きの正体だった。
((´●|皿|●`))「ぶっしゅうううううううううう!!」
((´●|皿|●`))「姿を偽らない分、テメエをブチ殺すのにパワーを使えるぜェエエエエエ!!」
-
((#●|皿|●`))「死ねええ!!」
馬憑きは蜘蛛の前脚の蹄を伸ばし、鎌を振るうように蹄を叩きつけた…………。
はずだった。
┣゙オオオ((;●|皿|●`))二二二二Dオオオンン!
((;●|皿|●`))「何?う、『動かない』……?」
馬憑きの前脚の関節部分が『曲がらなくなった』
鉄の棒で固定されたみたいに関節が稼働しない。
動かす事が出来ずに伸びきった状態になっている。
-
lw´‐ _‐ノv【Mr.ピーン】( ○ゞ○)
┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙( ○ゞ○)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
.
lw´‐ _‐ノv「【Mr.ピーン】は式神型類感呪術。その術式は『曲がったものを真っ直ぐに』する。ただのそれだけ。以上。終わり。」
((;●|皿|●`))「何だ?その意味の分からない能力はッ!!?」
lw´‐ _‐ノvつ///ズァ!
シュールは手斧に呪力を流し、馬憑きの硬直した脚をブチ斬った。
((;●|皿|●`))「ゴアアアアアアア!!!」
-
lw´‐ _‐ノv「私はな、馬憑き。【Mr.ピーン】の術式で動きを拘束して、ゆっくり祓うのが好きなんだ。」
lw´‐ _‐ノv「じっくり慎重に。蟻の脚を毟るように、貴様の脚を叩っ斬ってやる。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ(# ○ゞ○)ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
残りの7本の脚の関節可動域が術式によって固定されていく。
胴体に針を刺され、標本になった蜘蛛のように、馬憑きはその場に留められた。
lw´‐ _‐ノv「自ら命を絶ってもいいぞ?」
lw´° _°ノv「2本目!行ってみよう」
-
ζ(゚ー゚*ζ「……………………」
その空間は。壁は全面障子であり床は全面畳である。
きっと、どこを開いても、障子と畳しかない空間が続いているのだろう。
なぜなら、それがその化け物の能力だからだ。
( ・∀・)「自分はイチゴに練乳とかかけるタイプ?俺は断然かける派なんやけどな。」
モララーは練乳をかけたイチゴが入っている器を片手に、独り話し始める。
-
( ・∀・)「イチゴに練乳かける派閥も一枚岩とちゃうねん。そのまま浸して食べるのんとぐちゃぐちゃに潰して食う奴。」
( ・∀・)「俺はぐちゃぐちゃ党の党首や。果肉とミルクが混ざんのが好っきゃねん。」
( ・∀・)「お前もやろ?子供をぐちゃぐちゃにすんの好きやもんな?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
。:::・゚::::・゚::・。 *。:::‘ω。:::・゚::::・゚:‘ *)
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
.
-
畳の上には八つ裂きにされたぽっぽの肉体が打ち捨てられていた。
千切られたばかりなのか、細切れの肉片や内臓が光沢を放っている。
( ・∀・)「そうやったよな?【八尺】」
「………………ワ…………」
オォ ̄ ̄ ̄ ̄Z_____オオッ!!!
ギュルルルルFU # ∋゚CKルルルルルッ!!!
咆哮と共に肉片は巻き込み、巻き上げられ、肉体を創造していく。
-
FU# ゚∋゚CK「私をッ!!その名前で呼ぶんじゃあないッ!!!」
FU# ゚∋゚CK「私はぽっぽ。呪術師のぽっぽだッ!!!」
FU# ゚∋゚CK「女!!まずは貴様から倍返しだッ!!」
ζ(゚ー゚*ζ「ちゃんと名前で呼んで下さい」
ζ(゚ー゚*ζ「私はデレ。この『迷い家』の主。何処彼方から現れ、何処彼方へ去る化け物」
-
ζ(゚ー゚*ζ「この迷い家にいる以上、貴女は迷い家の規則の支配下にあります。」
ζ(゚ー゚*ζ「今回、貴女に課せられた規則は『モララーの兄貴との戦闘に勝利する事』」
( ・∀・)「オラ、ワクワクして来たぞ!!」
( ・∀・)「前の時より魂が混ざっているな。俺と戦い、さらに魂の混ざりを加速させる」
( ・∀・)「お前の魂は俺の物だ」
(# ・∀・)「俺と戦えッ!!!」
FU # ゚∋゚CK「オオオオオオオオオッ!!!!」
-
メ。:::|皿|※`)「……………ぐ………ァ」
lw´‐ _‐ノv「無様だな。人間に手を出さなきゃ良かったのによ。」
lw´‐ _‐ノv「お前が消費した人間の分、苦しんで死ね」
メ。:::|皿|※`)「………ふ…………フフフ………」
lw´‐ _‐ノv「…………何がおかしい?」
メ。:::|皿|※`)「俺はよぉ、永く永く生きてきた。俺やおとら狐は人間に寄生して生きる生物だ。」
メ。:::|皿|※`)「色んな人間に取り憑いて、色んな初めてを経験した。最後に取り憑いたのは名のある坊主でな、お前の云う呪力を持つ人間だった」
-
lw;´‐ _‐ノv「…………………」
嫌な汗が頬を伝う。
馬憑きに呪力の残穢を感じた理由は判明したが、問題は何故このタイミングでそんな事を言い出したのか?
メ。:::|皿|※`)「マジのガチで『死を実感するのは初めてだ』。初めて女の身体を知った男子って顔つきや雰囲気がガラリと変わるよな?」
メ。:::|皿|※`)『今なら俺にも出来そうだ』
lw;´‐ _‐ノv「!!!クソッ!!逃げ………」
メ。:::|皿|※`)「もう遅いんだよ」
-
メ。:::|皿|※`)人【領域展開】
.
-
…………8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞………
…………8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞………
8∞8∞8∞8∞8∞ 8∞8∞8∞8∞8∞
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
【夢幻昏倒催眠術・黒祠牢】
lw;´‐ _‐ノv (´※|皿|。:::メ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
8∞8∞8∞8∞8∞ 8∞8∞8∞8∞8∞
………8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞………
………8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞………
メ。:::|皿|※`)「第2ラウンドだ」
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
-
ん乙!
Mr.ピーンのネーミングにどれだけの意味が込められているんだろ
-
待ってる
-
#7 領域展開
「朱里。背筋を伸ばしなさい。そんな丸まった姿勢の子は素直家の人間ではありません」
呪術師の大家『禪院家』。その分家である素直家の後継として私は育てられた。
一般的な教養から呪術師としての教育を徹底的に叩き込まれた。
母は私の立ち振る舞いを厳しく矯正した。素直家の人間として恥ずかしくないように。
母はいつも猫背気味の私に背筋を伸ばせと叱った。
母はいつも私を叱った。母が私に声をかけるのは、私を叱る時だけだ。
背筋を伸ばせ。曲がったものを真っ直ぐにしろ。
術式【Mr.ピーン】は私に縛られた『呪い』のヴィジョンだ。
-
…………8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞………
…………8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞………
8∞8∞8∞8∞8∞ 8∞8∞8∞8∞8∞
lw´ _ ノv (´※|皿|。:::メ
8∞8∞8∞8∞8∞ 8∞8∞8∞8∞8∞
………8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞………
………8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞8∞………
領域展開は術者の心の中にある生得領域を術式を付与して呪力で周囲に構築したもの。
呪術の極致・奥義であり、環境要員による術者の能力上昇及び領域内で発動・付与された術式は対象に必ず的中すると言ったメリットがある。
馬憑きの領域展開【夢幻昏倒催眠術・黒祠牢】は【対象者に催眠をかけ、睡眠の間に生気を吸い取る】術式である。
-
(´※|皿|。:::メ「よし。術は成功した。あとはこいつの生気を吸い続け、ダメージを回復する」
lw´ _ ノv「………………………」
素直 朱里は素直家の操り人形だった。
私の意思より素直家の後継としての進路が重要だった。
でも、もっと救いようがないのは、素直 朱里はその状況について何も思わなかったことだ。
母は私を上手く『教育』した。
母は私の幸せの為に『教育』する。
母もまたそのように『教育』された。
そのまた母も。そのまた母も。母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も母も『教育』されている。
素直家は呪われている。素直 朱里は呪われている。
-
『シュールっ!!』
………………………。
『シュールっ!!!』
……………ひょっとして私の事を言っているのか?
私は素直 朱里。素直家の後継だ。
『そんなガラスみたいな目ン玉で凄んでも怖くは無いっぽ。』
『喜べ。私がアンタのごっとふぁーざーになってやるっぽ』
-
何だ?何で、そんな無意味な事をするんだ?
『何故?今日はアイスクリーム屋で1つおまけを貰ったっぽ。いつも2段だけど、3段にしてもらっぽ。幸せだ。だからやる』
…………たった、それだけなのか?
『そうだ。私達は今この瞬間っ!!!』
『全身全霊で自由なんだっぽ』
lw´ _ ノv
lw´ _ ノv『…………ナナオ……』
-
サァアアアアアアアア…………
lw´‐ _‐ノv (´※|皿|。:::メ
(´※|皿|。:::メ(領域展開が解除された………)
(´※|皿|。:::メ「何故だ?何故お前は夢から醒める事が出来たんだ?」
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv「私はーーー。私が立っているところにいる。それ以外のどこでもない。ただのそれだけだ。」
lw´‐ _‐ノv「最期に言い残すことは?」
(´※|皿|。:::メ「………。雌ガキとマ○コしてぇ」
……………………ザシュウッ!!!…………
.
-
FU; ゚∋゚CKハァ………ハァ………
( ・∀・)「全然足りひんぞ?え?俺を倒すって言うてへんかったか?」
FU; ゚∋゚CK「まだまだァ!!!」
ぽっぽの拳がモララーに攻撃する。それを捌き、モララーはぽっぽの魂を剥いでいく。
いや、それだけじゃあない。
モララーは剥いだ魂を再びぽっぽに戻していく。
-
( ・∀・)「お前には2つの魂が宿っている。人間である『ハトムラ ナナオ』の魂と特級仮想怨霊【八尺】の魂が。」
( ・∀・)「人の魂を怨霊に。怨霊の魂を人の魂へ。剥がして、付与して、練り上げる」
( ・∀・)「ほら、綺麗な魂や。境目がどんどん曖昧になっていくやろ」
FU;<●>∋゚CKギュゥウウウウウウウ!!
FU;<●>∋゚CK「殺ス!!オ前ォ殺シテヤル!!!」
( ・∀・)「ハッハ!めっちゃオモロいやんけお前!!」
-
( ・∀・)(混ざった一瞬、魂はッ!!絶対に無防備になる。その隙に剥劇で肉体から魂を剥がしてやる)
川;<●>∋゚;CK「……………グアアアッ……」
川;<●>∋゚;CK「私ハ………自分自身ガ……『許セナイ』………」
( ・∀・)
( ・∀・)「は?今なんて言うた?」
川;<●>∋゚CK「『取リ返シノツカナイ事』ヲシタ。決シテ、アナガエルモノジャアナイ。ダカラ、」
私ハ私ヲ呪イ続ケル
.
-
(; ・∀・)「不味いッ!!防御をッ!!」
川<●>∋゚CKメ ・∀・)。:::・゚::::・゚::・。
(::⊂:)彡バァアアアアン!!!
その【力】は打撃との誤差0.000001秒に呪力が衝突する際に【空間の歪み】が生まれる事により発生する。
威力は通常の攻撃の2.5乗。
空間の歪みが生まれた時、呪力は【黒く閃く】
 ̄ ̄ ̄ ̄黒閃_____
川<●>∋゚CK==(:つ::);メ∀ )
=====(:つ::)。:::・゚::::。:::)┣゙ン!!!
-
公的な記録では黒閃の最大連続成功数は4回ではある。
そして、ぽっぽは、
( メ∀ )(…………ぐぉ……もう『10回以上』叩かれている。)
川<●>∋゚CK
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!
「無駄ァ!!!」
川#<●>∋゚CK。:::・゚::::・゚::・。メ∀ )
(::::⊂::::)彡
バァ ̄ ̄。:::・゚::::・゚::・。 ∀ 。:::・゚_____ン
.
-
モララーの身体は爆散し、素っ首だけが畳の上に転がった。
川#<●>∋゚CK「トドメだッ!!!」
その時、ぽっぽの身体は強い力で引っ張りあげられ、上へ上へと昇っていき、モララーとの距離は開くばかり。
川#<●>∋゚CK「何ノマネだッ!?」
ζ(゚ー゚*ζ「迷い家のルールです。」
ζ(゚ー゚*ζ「モララーの兄貴との戦闘に勝利すれば、あなたは迷い家から解放される。そして、その条件を満たした」
川#<●>∋゚CK「フザケルナ!!マダ殺シテナイッ!!」
川#<●><●>CK「オオオオオオオオオオオ!!!ガアアアアアアアアアアア!!!」
-
ζ(゚ー゚*ζ「どうやら怨霊の魂の侵食が激しいみたいですね。殺し足りないならどうぞ。」
ζ(゚ー゚*ζ「外で好きなだけ鏖殺して下さい」
ぽっぽの肉体は変化をしながら、幾千の障子の扉を昇っていく。
川<●><●>CK「コ、コロス………ミナゴロシッ!!!」
…………………ちゃん………
]
川<●><●>CK「……………?」
-
………っぽちゃん………
……ぽっぽちゃ……………
………ぽっぽちゃん…………
川*д川「ぽっぽちゃん!」
川<○><○>CK「サ………ダ………コ…………」
薄れゆく意識の中で最後の障子が開け放たれ、ぽっぽは宙に飛び出した。
.
-
.
-
【愛知県犬山市A-17事件についての報告書】
報告者 溥儀 儞一郎
平成31年4月17日、愛知県犬山市にて『化け物』と呼称する未確認生物を確認。
民間人への被害が多数確認された為、県立呪術高専が対応。
今回の任務で多数の未確認生物の殺害を行う。
また主犯格と思われる未確認生物:呼称『化け物のモララー』及び『迷い家のデレ』は逃走。目下捜索中の事。
以下、高専側の被害を下記の通り報告。
素直 朱里校長……生存
野狐……生存。但し重度の脱水症状の為、緊急入院。
ぽっぽ……意識不明の重体。現在、名古屋大学医学部附属病院にて集中治療中。
追記 :素直 朱里
4月26日 準一級呪術師 ぽっぽの意識が回復する。
>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>
-
読んでるぞい
-
#8 鳩村 七緒(ハトムラ ナナオ)と山村 貞子(ヤマムラ サダコ)
(*‘ω‘ *)「それでね、大塚明夫のハンバーガーを咀嚼する演技がいいんだっぽ。アレを見てると、マジでハンバーガーを食べたくなるっぽ」
川*д川「わぁ、パルプフィクションだよね?それ絶対うまいやつ〜〜〜〜〜〜」
川д川「ハンバーガーかぁ、最近食べてないなぁ」
(*‘ω‘ *)「ふっふっふ。そう言うと思って、作ってきたっぽ」
川*д川「作った?本当!?」
(*‘ω‘ *)「触ってみて。映画と同じようにバンズをヒビ割れさせてみたんだ。」
-
川*д川「すっごい!リアルじゃん!」
川〜川ムグムグ
川д川「美味いっ!!!」
(*‘ω‘ *)「スプライトもあるぞ」
(*‘ω‘ *)「こいつでハンバーガーを流し込みな」
川*3川ズズズズチュウウウウ
(*‘ω‘ *)
(*^ω^*)
-
一方、その頃、プギャーとシュールは伏見の近くにある『五城』で食事を取ろうとしていた。
lw´‐ _‐ノv「ランチとは言え、お前とサシで食事を取るなんてな。え?プギャー。」
( ^Д^)「まあまあ仲良くしましょうよ。同じ職場の仲間なんですから。」
lw´‐ _‐ノv「お前、私に聞きたいことがあるんだろ?」
( ^Д^)「………まあ、クソみたいな腹芸をしても無意味みたいですね。」
( ^Д^)「『ぽっぽは何者なんですか?』」
lw´‐ _‐ノv
-
( ^Д^)「あいつの中には一体何がいるんですか?ぽっぽが持つ呪力は桁外れに強い」
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv「ぽっぽは子供の時のあだ名だそうだ。本名は鳩村 七緒(はとむら ななお)と言う。」
lw´‐ _‐ノv「あの子は普通の17歳の女子高生だった。ほんのちょっぴり呪霊が見える事以外にはな。たが、それだけだ」
lw´‐ _‐ノv「ぽっぽが住む地域には【八尺】という化け物が居た。少年少女の肉体と魂を貪り殺す特級クラスの呪霊だ。」
-
lw´‐ _‐ノv「ある日の事だ。八尺は下校途中の鳩村 七緒と友人の山村 貞子(やまむら さだこ)を襲った。」
lw´‐ _‐ノv「普通なら2人とも八尺に呪殺されていた。ただ、そうはならなかった。」
lw´‐ _‐ノv「調べてわかった事だが、ぽっぽの先祖は特殊な術式を持つ呪術師だ。術式の内容は【己の肉体を器として呪霊や呪力を封印する】事だ」
店員「お待たせしましたぁ。味噌煮込み定食です」
( ^Д^)「いやあ、やっぱ名古屋と言えば味噌煮込みうどんですね。熱々でうまそうーー」
lw´‐ _‐ノvズルズル
lw;´‐ _‐ノv「なぁ、これ生煮えじゃあない?やたら硬いんだが?」
( ^Д^)「このお店はこれがいいんですよ。だんだんヤミツキになりますから」
-
lw´‐ _‐ノvズルズル
( ^〜^)ズルズル
( ^Д^)「それで?ぽっぽはどうなったんですか?無事に封印は出来たんですか?」
lw´‐ _‐ノv「それに関してはなんとも言えないな。まして前例が無いし。ふとしたきっかけで封印が漏れる可能性がある。」
lw´‐ _‐ノv「確実なのは、ぽっぽが八尺を封印した時に『事故が起こった』」
( ^Д^)「事故?」
-
川*д川「ふふふ。やっぱり、ぽっぽちゃんは面白いわーー」
(*‘ω‘ *)「せやろ?スベらない話にも全然出れると思うんだよね」
川*д川「うふふふ。」
川д川「ねぇ、ぽっぽちゃん。」
(*‘ω‘ *)「うん?」
川д川「ぽっぽちゃんって将来の夢とかある?」
(*‘ω‘ *)
(*‘ω‘ *)「………いや、あまり考えてないっぽ」
-
川*д川「私ね、私はね、あるんだ。将来の夢」
川*д川「私の夢は好きな人と結婚して、子供が出来て、ささやかに幸せに暮らす事」
川*д川「夢の中でね、好きな人と私の子供達は凄く幸せそうに笑っていてね、その中にはね。」
川*д川「ぽっぽちゃんも居るんだ。私の一番の親友だから。みんな幸せに笑っているんだ。」
(*; ω *)「……………………」
川д川「………ちょっと普通だったかな?」
(*‘ω‘ *)「いや、そんな事は無いっぽ。素敵な夢っぽ」
川*д川「本当!?」
-
lw´‐ _‐ノv「特級仮想怨霊『八尺』の魂はすぐには封印出来なかった。一時的に呪霊が受肉した状態となり、その場で暴れまわった」
lw´‐ _‐ノv「そして、その場で一番被害を受けたのは、すぐそばに居た山村 貞子だ。」
(; ^Д^)「マジっすか。被害ってどれくらい………?」
lw´‐ _‐ノv「重傷だよ。そして病院に入院していた。だが今は…………。」
-
川д川「それじゃあ病院に帰るね。」
(*‘ω‘ *)「ぽ。送っていかなくて大丈夫か?」
川д川「ううん。大丈夫。すぐ近くだから。」
ぽっぽは山村 貞子を見送った。彼女が遠く見えなくなるまで、彼女の背中を見つめつづけた。
(*‘ω‘ *)
(*‘ω‘ *)「私は自分自身が許せない」
(*‘ω‘ *)「取り返しのつかない事をした。決してあながえるものじゃあない。私は、」
(*‘ω‘ *)「私を呪い続ける」
-
lw´‐ _‐ノv「プギャー。お前とぽっぽが出会う少し前だ。病院から連絡があった。」
lw´‐ _‐ノv「………治療の甲斐なく、山村 貞子は亡くなった。」
(; ^Д^)「そんなッ!!」
(; ^Д^)「………ぽっぽにはそれを言ったんですか?」
lw;´ _ ノv「………………」
lw;´ _ ノv「言ってない」
(; ^Д^)「は?」
-
lw;´‐ _‐ノv「都立高専が駆けつけた時、貞子は既に大怪我を負い、八尺はぽっぽの術式で力がちょうど弱まったところだった。」
lw´‐ _‐ノv「周辺の破壊は凄まじかった。上層部はぽっぽを秘匿処刑しようとしたが、特級呪術師の五条が救ってくれた」
( ^Д^)「五条って無下限呪術を使う最強の呪術師ですよね?呪術師(オレタチ)の業界じゃあ知らぬ奴は居ない人ですよ」
lw´‐ _‐ノv「あの人は今の呪術界を変えようとしてくれている。あの人がぽっぽの呪術師としての価値を見出してくれた」
lw´‐ _‐ノv「だがよ、もし、ぽっぽが貞子の死を知ったら、何が起きるか分からない。それだけ、ぽっぽにとって貞子は大切な人間だ」
lw;´‐ _‐ノv「あいつは不安定だ。たまに『何も無い空間に向かって話している事がある』。夢でも見ているのか?それとも中に居る呪霊が見せる幻覚なのか?」
lw;´‐ _‐ノv「最悪の場合、八尺は解放され、再び世に放たれるだろう。その時に想定される被害者数は想像したくないぜ」
(; ^Д^)
lw´‐ _‐ノv「………そろそろ事務所に戻ろうか。美味かったよ、うどん。また来ような」
-
2人は店を出た。
オフィス街を足早に歩く人達を横目に事務所まで、ゆっくりと歩いていく。
lw´‐ _‐ノv「本当はな………」
lw;´‐ _‐ノv「怖いんだ。八尺が復活することじゃあない。ぽっぽが真実を知ってしまうのが………」
lw;´‐ _‐ノv「大切な友達が傷つくのがイヤなんだ。私は自分自身が情けない。狡いヤツさ。」
( ^Д^)
( ^Д^)「俺はアンタを卑怯モンだとは思わないよ。」
-
lw´‐ _‐ノv白 とぅるるるるるるるる
そ( ^Д^)(どーゆー着信音なの?)
lw´‐ _‐ノv「はい、シュール。あー、お疲れ。は?あー、うん。はい。はい。は?は?分かった。すぐ向かうわ。」
( ^Д^)(余談だけど、人が電話で話しているところを見ると相槌しか打ってないんだよね)
lw´‐ _‐ノv「お前、事務所の鍵閉めた?ぽっぽが中に入れないってさ。」
-
( ^Д^)「ありゃ、もう帰って来たんスか?今日遅くなるって言ってたんですけど。不用心だと思って一応閉めておきました。」
lw´‐ _‐ノv「それで事務所横の階段でカップルがヤッているから気まずいんだってさ。」
(* ^Д^)「マァァァァジすか?そりゃ早く帰らないと!!早く!終わる前にッ!!」
lw´‐ _‐ノv「お前のそーゆーとこマジで引くわ。」
lw´‐ _‐ノv
lw´‐ _‐ノv(ガチムチのおっさんのカップルなんだが、黙っておくか。)
-
愛知県立呪術高等専門学校のようです 第一幕
『怪士(バケモノ)達の狂想曲』【終幕】
.
-
お世話になります。>>1でございます。
平素は『愛知県立呪術専門学校のようです』を閲覧いただき誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら本作品は諸事情により、しばらくの間、『更新停止』となります。
閲覧されていた方に深くお詫び申し上げます。
再開時期は未定です。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
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