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( ^ω^)文戟のブーンのようです[4ページ目]
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とある雑居ビルの一階、青い看板のコンビニエンスストアが占拠している脇の、更に脇。
薄ぼけたガラス戸の奥には更に薄ぼけた印象の階段がひっそりと存在している。
暗く、急勾配の階段を上った先の二階、三階へと続く階段との間の、踊り場とも廊下とも言い難い、薄暗く狭い空間。
そこにはアルミにはめ込まれた曇り硝子に、ボロボロに掠れた白文字で『株式会社 平成ドラゴン術』と書かれたドアだけがあった。
そのドアの中、くたびれた事務所内。
玄関の直上の蛍光灯は切れており、薄暗い。
更に目の前の衝立は何故か角が欠けて木材の乾いた断面が露わになっている。
足元を見れば、緑色のつぶれたスリッパに、玄関ドア同様に煤けた文字で株式会社平成ドラゴン術の文字が刻まれている。
それだけでなく、緑色の安っぽい合皮は剥がれ、破れ、中のスポンジが露出していた。
ドアを開けて一秒でこのザマであれば、来客者は入って直ぐに踵を帰したくなるであろう。
これだけでも、この事務所の主が如何に経営に悩んでいるかを示している。
そんな残念と無念を掛け合わせたような室内。
だが意外な事に、更に意外な事に、更に更に意外な事に。
この室内では、現在社員面接が行われていた。
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