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(@^ω^) ビート・イット!!のようです。
1
:
◆f7fJEvGVN6
:2017/08/19(土) 02:04:04 ID:eNrzMpqU0
(@^ω^) ビート・イット!!のようです。
第一話
391
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/03(水) 23:00:49 ID:iwKSCnME0
急いで大岩の方へ向かうと、答えはすぐにわかった。
(@;^ω^) (………あっ)
里の皆で崩れた大岩の片づけをしていた。
cr炎ro 「お!?ようやく起きやがったのかあ!!!!」
鋏をぶんぶんと振りながら、ジョーが近づいて来る。
*cr炎ro 「お前ら!!!!やったなあ!!!!」
(@;^ω^) 「わ!?えっ!!?」
【*○I○】 「やったぜ兄貴!!!!」
*cr炎ro 「ああ!!!!本当によくやってくれた!!!!!!」
*cr炎ro 「師匠としても鼻が高えぜ!!!」
392
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/03(水) 23:08:24 ID:iwKSCnME0
ジョーとカブト丸はなぜこんなに喜んでいるんだろう。
色んな事が起こり過ぎて、脳の処理が追い付いていない。
体格差がある相手に組みつかれたら、こうなるのか……。
対策しておく必要があるかもしれない……なんて余計なことを考えていた。
cr炎ro 「だが、本当によくやったな」
cr炎ro 「かつて、大岩を貫通させた奴は数人いた」
cr炎ro 「けど真っ二つにぶった切った奴なんて、一人もいなかったぜ!!?」
ジョーは今、何と言ったのだろう。
(@^ω^) (大岩をぶった切った………。)
(@^ω^)マジデ?
393
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/03(水) 23:09:44 ID:iwKSCnME0
(@^ω^) 「え?誰が切ったんだお?」
【*○I○】 「オレ達に決まってんだろ!!?」
(@;゚ω゚)そ 「マジで!!!?」
cr炎ro 「ああ、お前の額の辺りから、でっけえ角みてえなのが出てよ」
cr炎ro 「それでノイジーの幻影ごと大岩をぶった切ったんだ!」
(@;^ω^) 「そんなことが……」
(@^ω^) 「てか、なんで知ってるんだお?」
あの幻影は、周囲に被害が無さそうな場所に、長がテキトーなタイミングで出現させている。
どこで戦うことになるのか、誰も知らないはずなのに。
394
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/03(水) 23:10:49 ID:iwKSCnME0
cr炎ro 「ああ……それはな」
cr炎ro 「実は、お前らの戦いの一部始終、里中の皆が見てたんだよ」
(@;^ω^) 「え?」
cr炎ro 「長達が『個性』で皆の頭の中に、映像を送ってたんだよ」
cr炎ro 「小さな里の唯一の娯楽みたいなもんだ」
(@^ω^) (人間……いや、虫不信になりそうだお)
【○I○】 (……ちょっとわかるわ)
(@^ω^) 「そっか」
cr炎ro 「……いや、伝統なんだよ」
(@^ω^) 「うん、仕方ないお」
cr炎ro 「ごめんて」
(@^ω^) 「…済んだことはもういいお」
cr炎ro 「…おう、ほんとごめんな」
395
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/03(水) 23:11:15 ID:iwKSCnME0
cr炎ro 「とりあえず、これで長達からの課題は全部クリアだ」
cr炎ro 「後の期間は、お前らなりのやり方で技を磨きな」
(@^ω^) 「割とぶん投げる感じだお」
【○I○】 「マジかよ」
cr炎ro 「オレも修行に付き合ってやりてえのは山々なんだがよぅ……」
;cr炎ro 「里がこんな状況なんでな」
【;○I○】 「……まずは復興が優先だよなあ」
396
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/03(水) 23:13:52 ID:iwKSCnME0
cr炎ro 「それにお前らが飲んだ秘薬は、効果が人それぞれ過ぎてよ」
cr炎ro 「その効果に関しちゃあ、オレも専門外なんだ」
【○I○】 「あれ?……兄貴の家の近所にいた姉ちゃんがたしか専門家だったよな?」
cr炎ro 「あいつは人里に降りた後、キュウリで腹を下して死んじまったよ」
cr炎ro 「資料も7年前の大火で焼失しちまったしな」
(@^ω^) 「…長達も知らないのかお?」
cr炎ro 「長達は知らねえはずだ。スタンドアローンにしてたからこそ、これまで秘密にできてたわけだしな」
(@^ω^) 「しかたないお」
【○I○】 「後は色々やってみるか」
cr炎ro 「頑張れよ!お前らならきっとあの力をモノにできるぜ」
―――――大会の日まで、再び激しい修行が始まった。
397
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/03(水) 23:17:06 ID:iwKSCnME0
久しぶり過ぎて、色々忘れていました。
以前よりも、更に拙い文章になっているかもしれません。
ただ、ばっちり完結させます。
398
:
名無しさん
:2020/06/04(木) 02:44:12 ID:MBx4Rn460
え゛っ待ち望んでた・・・・・・乙
399
:
名無しさん
:2020/06/04(木) 13:55:58 ID:ft5Kn7vQ0
ビートイットだー!!
400
:
名無しさん
:2020/06/04(木) 22:05:52 ID:mTU.vj1k0
いやいやいやいやいや待ってたぞ乙!乙!!!!!
401
:
名無しさん
:2020/06/06(土) 14:30:41 ID:eeh3H1CA0
エッ!?!?更新してる!!!!!!ありがとう!!!!!!!!!
402
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:29:06 ID:GGk7J/rg0
―――――そして一ヵ月が過ぎた。
.
403
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:30:33 ID:GGk7J/rg0
(@^ω^) ビート・イット!!のようです。Яeboot
第11話
404
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:31:27 ID:GGk7J/rg0
ミセ*゚ー゚)リ 「さあ!今日もやってきました!ビートルの時間です!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「マスター達にとって一年の計は、今日にありと言っても過言ではない一大イベント!!!!」
ミセ*>Д<)リ 「『G-1 創作杯』が開催されるとあって、特設闘技場内は異様なまでの緊張感と熱気に包まれています!!」
ミセ*゚―゚)リ 「昨年はランク外にいた『ルーキー』が、『鬼神』や『金色夜叉』、『白い悪魔』といった上位ランカー達を抑え優勝するという快挙を成し遂げました」
ミセ*>Д<)リ 「…果たして今大会では、どんなドラマが生まれるのでしょうか!!!?」
ミセ*>Д<)リ 「実況は私、5年3組のミセリ!!!そして解説は〜…!」
(゚、゚トソン 「どうも5年3組のトソンです」
(-、-トソン ペコリ
ミセ*゚―゚)リ 「今大会の壮絶な予選を通過し、本戦へと出場する16名の選手の皆さん。まずは本戦出場おめでとうございます!!」
(゚、゚トソン 「今大会は参加者が過去最多で、ノービスの方々も含めて、120名を超えました」
(゚、゚トソン 「その中で厳しい予選を勝ち残り、本戦に出場できたのは、揃いも揃って猛者ばかり」
(゚、゚トソン 「まさに創作小学校ドリームマッチと言えますね」
405
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:31:57 ID:GGk7J/rg0
ミセ*゚―゚)リ 「今大会は一般的なトーナメント……ではなく、荒巻校長が今大会を盛り上げるべく、先生方と……お天気祭り?をしながら考案したという『くじ引きトーナメント』を採用しています」
(-、-トソン 「……お天気祭りと言えば聞こえはいいですが、ただの酒盛りです」
ミセ;*゚ー゚)リ 「まあまあ、トソンちゃん。先生達だって頑張ってるんだから、お酒を飲むくらい……」
(゚、゚トソン 「………がん…ばってる?」
ミセ;*゚ー゚)リ 「ト、トソンちゃん?」
( 、 トソン 「私、知ってるんですよ」
ミセ;*゚ー゚)リ 「…え?」
(゚、゚トソン 「私達が鬼のように熱い暑い教室で、頑張ってる時に……」
(゚、゚トソン 「校長先生がクーラーの効いた部屋で、アイs…!!」
ミセ*>ー<)リ 「はい!!ストップストップ!!」
(゚、゚トソン モ、モガァ
( 、 ;トソン 「わかりました。やめます」
406
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:33:47 ID:GGk7J/rg0
―――――特設闘技場・来賓席
/ ,' 3 「…野郎、タブー中のタブーに触れやがった」
( ,'3 ) 「校長…口が悪いですよ」
/ ,' 3 「む、たしかに」
( ,'3 ) 「まあ、生徒達が熱い中頑張っているのに、校長室だけエアコンを解禁して、涼んでいるのはどうかと思いますがね」
/ ,' 3そギクッ
/;,' 3 「わし…トイレ行ってくる」
( ,'3 )そ
/;,' 3 ソソクサ
( ,'3 ) 「……まったくもう」
407
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:34:26 ID:GGk7J/rg0
(゚、゚トソン 「それでは気を取り直して」
(゚、゚トソン 「私とミセリがそれぞれくじを引いて、出た番号のエントリー№を持つ選手同士が対戦することになります」
ミセ*゚ー゚)リ 「…まあ、対戦相手がランダムなトーナメントだよね?」
(゚、゚トソン 「そうそう」
ミセ*゚―゚)リ 「……猛者達を蹴散らし『蟲帝』ジョルジュ選手と対戦するのは果たして誰なのでしょうか!!?」
ミセ*゚ー゚)リ 「そして栄光を勝ち得るのは!!?……それでは早速、選手達を紹介していきましょう!!」
(゚、゚*トソン 「審判のタカラ君は今日のために二ヵ月間、山に籠って想像を絶する修行をしていたそうです。」
(゚、゚トソン 「その結果、彼の背中に浮き出た鬼の貌も緊張からか、なんだか哭きそうです!」
ミセ *>∀<)リ 「そいじゃあタカラくん!!よっろしくぅう!!!」
d( ,,^Д^)bグッ 「お任せあれ!!!!」
( ,,^Д^) 「パワー!!!!」
につ
( ;;^∀^) ハッ
につ
( ,,^Д^) 「Lady’s&Gentlemen!!さっそく選手達を紹介していくぜ!!!!」
408
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:34:54 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「まずはこいつらだぁ!!野良試合では百戦錬磨!!当日になるとなぜかインフルエンザや感染性胃腸炎といった病魔に苦しめられ、これまで大会には一切出場したことがありません!!!!」
( ,,^Д^) 「生徒の間では創作小学校最強とも呼び声高いコンビがついに悲願の本戦初出場だぁぁぁああああ!!!!エントリー№1『無冠の帝王』ぐるんぱ&ヒッキー!!!!」
ミセ*゚―゚)リ 「ついに特設闘技場内で、ぐるんぱ&ヒッキーを見られる日が来ましたね!!」
(゚、゚トソン 「ぐるんぱは、エレファスゾウカブトという種類です。大きくずんぐりとした体形が特徴で体重と体全体のサイズであれば、かのヘラクレスオオカブトにも勝ると言われています」
(゚、゚トソン「彼は力持ちで、優しく穏やかな性格をしていて、ヒッキー君とも非常に仲良しです。……マスターとの強い絆が窺い知れますね」
(゚、゚トソン「ぐるんぱという名前はヒッキー選手が大好きだった絵本に出てくる象の名前が由来なんだとか」
ミセ*゚∀゚)リ 「あっ!!私もその絵本大好きだよ!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「今日はヒッキー君の体調もよさそうだよ!!楽しみだね!トソンちゃん!!」
(゚、゚トソン 「ええ、試合内容が楽しみなコンビですね!」
409
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:36:38 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「その輝きはまさに太陽の如し、マスターは本校1のイケメン!!ですがその人気は決してマスターの顔の良さだけが理由ではありません!!」
( ,,^Д^) 「…その騎士道精神に基づいた華麗なるファイトスタイルは見るものを魅了します!!!!」
( ,,^Д^) 「…悔しいことに老若男女問わずにファンが多いぞ!!エントリー№2『聖騎士』ジャック&モララーだああああああ!!!!」
ミセ*゚―゚)リ 「今回も来ました!!ジャック&モララー!!場内には割れんばかりの黄色い声援が響いています!!」
(゚、゚トソン 「ジャックはオウゴンオニクワガタという種類です。黄金色に輝く体と他種のオスに比べて短いアゴが特徴の個体ですね」
ミセ*゚ー゚)リ 「なんかぐにっと曲がってて面白い形だよね」
(゚、゚トソン 「元々は挟む力が弱いの種類なのですが、彼らはその攻撃面の弱さを卓越した防御テクニックを活かした交叉法を主とした戦い方をすることで補っています」
ミセ*゚ー゚)リ 「トソンちゃん」
(゚、゚トソン 「なんですか?ミセリ」
ミセ*゚ー゚)リ 「交叉法ってなあに?」
(゚、゚トソン 「後の先を取ることと言うとわかりやすいでしょうか?」
ミセ*゚〜゚)リ 「ん〜?後の先って、とどのつまりは後なんじゃない?」
(゚、゚;トソン 「とどのつまりを知っていて、なんで理解できないんですか」
(゚、゚トソン 「まあ、カウンターみたいなものです」
ミセ*゚ー゚)リ 「そっか〜。なるほどね!」
(゚、゚トソン 「彼らの堅実なファイトスタイルには年々磨きがかかり、今期は絶好調です。今日に合わせてかなり仕上げてきていますね」
410
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:37:24 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「圧倒的な実力とタフネスで、常に真っ正面から殴り合う漢らしいファイトスタイルは数々のドラマを生み出してきました!!」
( ,,^Д^) 「避けぬ!下がらぬ!背は向けぬ!!その底知れぬ体力と規格外のサイズ、そして圧倒的な攻撃力からこの異名がつけられました!!」
( ,,^Д^) 「紅の瞳に映るのは、頂点の輝きだ!!エントリー№3『片角の魔王』くわやん&ロマネスクぅぅぅううう!!!!」
ミセ*゚―゚)リ 「……なんという威圧感でしょうか!?他の選手達より一回りも二回りも大きく見えますね!!」
(゚、゚トソン 「くわやんはエフラスミヤマクワガタという種類です。彼は同種の中でもかなり赤味が強い個体で、その赤い体色の正体は敵の返り血とも噂されています」
(゚、゚トソン 「実際は、兄貴肌の気のいい人で下級生達にも人気です。先日はミセリの『やっぱり体が赤いってことは他のクワガタの三倍速いんですか!!?』というアホな質問に『いや、俺はライデンの方だからよ!』と笑顔で優しく返していました」
ミセ*゚ー゚)リ 「もー…またその話する〜」
( 、 *トソン (ムスッとしてるミセリもかわいいですね)
Σ(゚、゚トソン ハッ
(゚、゚トソン 「ちなみにロマネスク選手は無類の甘党で、自室はかわいいぬいぐるみが並んでいるとの情報です」
411
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:38:14 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「次はこの二人ぃ!!可憐で可愛らしい外見ですが侮ることなかれ!!」
( ,,^Д^) 「胸に秘めしは地獄の業火!!!!何度倒れても立ち上がり喰らいつく超攻撃型のファイトスタイルもあって人気急上昇中!!」
( ,,^Д^) 「メラメラと燃え滾るその闘志は、果たして帝に届くのか!!!?エントリー№4『炎鬼』アトラ&ツンデレだあああぁぁぁ!!!!」
ミセ*゚―゚)リ 「今期一番の注目株の登場です!!実は私もツンちゃんファンクラブに入っていたりしますが、実況はしっかりフェアにやっていきたいと思います!!」
( 、 #)トソン 「…ミセリには私がいるじゃないですか」
ミセ*゚―゚)リ 「…え?なんて…?」
(-、‐トソン 「ふぅ……」
(゚、゚トソン 「アトラはアトラスオオカブトという種類です。非常に気性が荒く、攻撃的な性格をした個体が多かったりするのですが、彼…いえ、彼女自身は乙女心にも理解があり、非常に繊細な心遣いのできる方です」
(゚、゚トソン 「そんな彼女がツン選手からパソコンを借りて運営している手芸と詩のブログは非常に人気があります。ツン選手自身もかなり器用で、多趣味なことから、実はツン選手がアトラ名義でやってるんじゃ…という噂もあります。」
(゚、゚トソン 「そんなところも彼女の魅力の一つなんだとか……」
( 、#トソン 「…誰ですか?私が書いた放送原稿とコレを入れ替えたりしたのは?」
(゚Д゚#トソン 「出てきなさい!!」
ミセ;゚―゚)リ 「…わ、わたしじゃないよ…?」
(^、^#トソン 「……別に怒ってませんよ?」
(゚、゚トソン 「ただし…この件は後で追及させてもらいますからね?」
ミセ;゚―゚)リ 「……ひ、ひえぇぇ」
412
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:38:40 ID:GGk7J/rg0
( ,;^Д^) (………ミセリちゃん…ごめん!)
( ,,^Д^) 「意外性で言うならこの男を忘れちゃあいけない!!ノービスに落ちるかどうかの瀬戸際にあった遅咲きの才能は、見事に開花しました!!!!」
( ,,^Д^) 「瞬く間に勝利を重ね、そのランクは一気に9位まで上昇!!非常に素早く地上、空中においても速さで右の出る者はいません!!!!」
( ,,^Д^) 「スロー再生でも追いきれぬその速さは、まさに幻の如く!!対戦相手に影すら踏ませずノックダウンした試合動画は今なお再生回数が伸び続け、そのコンボ数が議論されています」
( ,,^Д^) 「視認不可能の不可避の連撃が相手を砕く!!!!エントリー№5『無影』ポチ&ドクオだああああ!!!!」
ミセ*゚―゚)リ 「この一ヵ月足らずで、なんと97位から9位という驚異的なまでの急成長を見せましたこのコンビ!!今大会の注目のダークホースです!!」
(゚、゚トソン 「ポチは角的にカブトムシっぽいとの情報なのですが、映像はその素早さ故に移らず、写真はブレッブレという状態でして……」
(゚、゚トソン 「現在はカメラマン達の間で彼を綺麗に取ることができれば、カメラマンとして大成するという都市伝説にまでなっています」
(゚、゚トソン 「非常に謎の多い選手です。……今大会ではその秘密のベールを暴く者は現れるのでしょうか?」
413
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:41:06 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「その甘いルックスと紳士的で物腰柔らかな態度からは想像もつかぬ、残虐で芸術性が高いファイトスタイルは一部で熱狂的なファンがいます!!」
(#,,^Д^) 「僕の方が絶対にいい筋肉してますけどね!!!!」
( ,,^Д^) 「前大会で披露したその『個性』は非常に強力!!その後は棄権者が続出し、なかなか試合でお目にかかることはできませんでした!!」
( ,,^Д^) 「そのため彼が出る試合のチケットの価格が高騰し、ファンの女性達による『オサム狩り』というチケットを強奪する行為が校内で問題になりました!!」
( ,,^Д^) 「今日もその力をもって闘技場を真っ赤に染め上げるのか!!?エントリー№6『真祖』ヴラド&オサムだあああああ!!!!」
ミセ*゚―゚)リ 「なかなかお目にかかれないコンビが登場しました!!ファンの皆さん!!この機会をお見逃しなく!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「……でも無理やり最前列の席を取ったりするようなマナー違反はしないようにお願いしますね!!」
( 、 *トソン 「ktkr!!!!はぁぁぁ………オサム様ぁぁ…!……ムリ!…ムリムリムリムリムリ!!…やばいやばいやばいやばい!!!!…あぁぁ……尊い…!!」
ミセ ゚-゚)リ 「……むぅ〜…」
Σ(゚、゚トソン 「…ミッ、ミセリ!?……違いますよ!?違うんですよ!!?……こ、これには訳があって!!!!」
ミセ ゚―゚)リ 「…早く解説したら?」
(゚、゚;トソン 「……え、えぇ〜、と…です…ね。ヴラドはギラファノコギリクワガタという種類です。…あ、あの、あ…っと、え〜……長くて大きいアゴが特徴です」
(゚、゚;トソン 「その『個性』はまさに吸血鬼そのものです。っと、です…ねグロテスクなものが苦手な方はご注意ください」
(-、-;トソン 「……あの、ミセリ?…すみませんでした。」
ミセ*゚―゚)リ 「わかればよろしい!」
(゚、゚*トソン 「ミ、ミセリ!!」
414
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:42:03 ID:GGk7J/rg0
( ,,*^Д^) (…はぁ〜……ムリ…尊い)
( ,,^Д^) 「ついに時は来た!!!!私達は君を待っていた!!前々回大会から忽然と姿を消していた元チャンピオン!!」
( ,,^Д^) 「その実力は歴代の『蟲帝』達の中でも随一と言われています!!……そう言えば………私が山籠もりしていた…しろg〜……なんだったっけな?山の一番奥の洞窟の中で見かけたような?」
( ,,^Д^) 「その美しく輝く白銀の頭髪と陶器のような白い肌が印象的な彼は、その悪魔的なまでの美しさと圧倒的すぎる戦闘力から『白い悪魔』と呼ばれているぞ!!」
( ,,^Д^) 「ギアなしでどんな虫とも心を通わせてしまうという伝説のチャンピオンが闘技場に殴り込みだああああ!!!!エントリー№7『白い悪魔』ゼロ&ハイン!!!!!!」
ミセ*゚―゚)リ 「創作小学校と言えばこの選手です!!この選手無くしてビートルを語ることはできません!!!!」
(゚、゚*トソン 「…ついに闘技場で再び、彼を見ることができますね!…果たしてどこまで成長しているのか……全く予想が付きませんね」
(゚、゚トソン 「ゼロはグラントシロカブトという種類です。その『個性』は氷と雪を操るという、まさに虫たちにとって脅威と言えるものです」
(゚、゚トソン 「………果たして彼を打ち破る者は現れるのでしょうか?」
415
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:42:31 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「お次はルーキーの登場だ!!!!」
( ,,^Д^) 「初心者にも関わらず、まさに破竹の勢いの快進撃を見せました!!!!」
( ,,^Д^) 「その『個性』はなんとも特殊な固有結界を創るというもの!!」
( ,,^Д^) 「はたして、どこまで勝ち進むことができるのでしょうか!?決勝トーナメントじゃビギナーズラックは通用しないぜ!!!?」
( ,,^Д^) 「戦いたいからここに来た!!!!エントリー№8『無垢』ベルボス&モナーだああああ!!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「でましたね!!ベルボス&モナー」
(゚、゚トソン 「今期は、このコンビを筆頭に、急激に実力をつけた方が多いですね」
ミセ*゚ー゚)リ 「たしかに〜。皆頑張ったんだね」
(゚、゚トソン 「ベルボスはオオツノメンガタカブトという種類です。バットやこん棒のような形状の角が特徴的ですね」
(゚、゚トソン 「その『個性』は非常に特殊で、モナー選手の世界に対戦相手を引きずり込むというものです」
ミセ*゚ー゚)リ 「モナー君の世界?」
(゚、゚トソン 「まあ、見ればわかりますよ」
(-、-;トソン (能力の規模や詳細が不明過ぎて、解説者泣かせなんですよね)
ミセ*゚ー゚)リ 「今日も勝利の風は吹くのでしょうか!?」
416
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:43:03 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「風といったらこいつを忘れちゃいけないぞ!!!!」
( ,,^Д^) 「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!!悪を倒せとオレを呼ぶ!!」
( ,,^Д^) 「胸に宿すは正義の心!!真っ赤に燃える!!」
( ,,^Д^) 「赤いマフラーは正義の証!!エントリー№9『半熟ヒーロー』ほんごう&エクストだあああああ!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「エクスト君って、いっつもお掃除とか手伝ってくれて優しいんだよね」
(゚、゚トソン 「あ〜…。荷物も持ってくれたりしますしね」
ミセ*゚ー゚)リ 「暑苦しいけどいい人だよね」
(゚、゚トソン 「ええまあ。」
(゚、゚トソン 「ほんごうはトノサマバッタです。近年は甲虫主体となりつつあるビートル界においてバッタと組む選手は非常に稀です」
ミセ*゚ー゚)リ 「たしかにね。頑張ってほしいなあ」
(゚、゚トソン 「今後のビートルの可能性を広げていくコンビとして注目していきたいところです」
(゚、゚トソン 「その『個性』はこれまた特殊。通称『ヒーローハート』と呼ばれるものです」
(゚、゚トソン 「ヒーローっぽい状況になるとパワーアップしたり…まあ、、とにかく謎が多い能力です」
(゚、゚トソン
ミセ*゚ー゚)リ (あ…トソンちゃんが遠い目をしてる)
417
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:43:35 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) (…頑張れ!トソンちゃん)
( ,,^Д^) 「いよいよこいつらのお出ましだぁ!!!!」
( ,,^Д^) 「数々のライバルを沈めてきたその凶悪な『個性』は非常に強力です」
( ,,^Д^) 「オサムファンクラブ会員№2の彼女は、その一声で千人を超えるファンが動くと言われています!!!!」
( ,,^Д^) 「血に飢えたその視線は、今日も獲物を求めて煌々としています!!エントリー№10『狂信者』ヴァン&ワタナベ!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「ワタナベちゃん、今日も白と黒のフリフリでかわいい服だね」
(゚、゚トソン 「今回のファッションはコウモリをイメージしているんだそうです。似合ってますね」
(゚、゚トソン (ちなみに、会員№1は私です!!このトソンです!!)
( 、 *トソン フンス (へっへーん!!)
ミセ*゚ー゚)リ (トソンちゃん。なんか得意げだなあ)
(゚、゚トソン 「ヴァンは、ギラファノコギリクワガタです。なんと『個性』を二つ持っているという非常にレアな個体です」
(゚、゚トソン 「『個性』は再生と自分が受けたダメージを相手にも与えるというものです」
ミセ*;-〜-)リ 「いっつも痛そうで心配なんだよね」
(゚、゚トソン 「たしかに。グロテスクなものが苦手な方は要注意です」
418
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:44:01 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「さて、お次は謎のベールに包まれたこの選手!!」
( ,,^Д^) 「今年、初参加にも関らず無敗のまま一気に予選を勝ち上がりました」
( ,,^Д^) 「負けたらマスクを脱いでもいいと自信たっぷりにいう彼は、これまでそのマスクを剥ぎに来た多くの選手を返り討ちにしました!!」
( ,,^Д^) 「オールドスタイルのその戦術は、果たして現代のビートル・トップランカー達にどこまで通用するのでしょうか!!!!」
( ,,^Д^) 「エントリー№11『マスクマン』バルケン&ジャスティスカイザーだあぁぁぁぁああああ!!!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「おー!!バルケン&ジャスティスカイザー!」
(゚、゚トソン 「彼らは本戦まで挙がってくるだろうと思っていました」
ミセ*゚ー゚)リ 「戦い方が地味なんて言われるけど、私はこんなビートルも好きだな」
(゚、゚トソン 「バルケンは創作原産のカブトムシです。『個性』はオールドファッション。相手の『個性』を無効化するというものです」
(゚、゚トソン 「相手の『個性』を封じ込めることで、強制的に虫相撲の形に持ち込みます」
(゚、゚トソン 「今大会、注目すべき選手の一人です」
419
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:46:44 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「お次は我がマッスルメイトの一人!!その鍛え上げた肩は大きくたくましいぞ!!!!」
(#,,^Д^) 「いよっ!!!!腹筋ちぎりパン!!!!」
( ,,^Д^) 「肩にダンプカーでも乗せてんのかい!!!!?」
(#,,^Д^) 「そこまで絞るには眠れない夜もあったろう!!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「タカラくーん」
( ,,^Д^)そ
( ,,^Д^) 「相棒と共に鍛え上げたその肉体は、今日もキレッキレだぁ!!!!!!」
( ,,^Д^) 「エントリー№12『鉄人』バルク&ギコ!!!!!!」
420
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:47:09 ID:GGk7J/rg0
ミセ*゚ー゚)リ 「タカラくん、とっても嬉しそうだねえ」
(゚、゚*トソン 「…お〜、これはなかなかのキレですよ」
(゚、゚*トソン 「ギコ選手は脚までしっかりと鍛えられていますね。いいバランスです」
ミセ*゚ー゚)リ 「タカラくんとギコくんが並んで歩いてると廊下が狭く見えるよね」
(゚、゚*トソン 「ええ眼福です」
(゚、゚*トソン 「…あの腹斜筋で大根をすりおろしたい」
ミセ*゚ー゚)リ 「トソンちゃ―ん?」
(゚、゚トソン 「あ、はいはい」
(゚、゚トソン 「バルクはヘラクレスオオカブトです。『個性』は硬化」
(゚、゚トソン 「自らだけでなく、周囲の環境の硬さまで自在に操ります。単純ですが非常に強力ですよ」
(゚、゚トソン 「ちなみにギコ選手は、絵を描くのが趣味だそうで、先日のコンクールでは銀賞を受賞しています」
421
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:47:36 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「ここで、トリックスターのお出ましだぁ!!!!」
( ,,^Д^) 「敵も観客も欺くその個性は、まさに一級品!!」
( ,,^Д^) 「穏やかな笑顔の裏に、渦巻く戦術と狂気は計り知れません!!!!」
( ,,^Д^) 「一体、我々にどんなショーを見せてくれるのでしょう!!??」
( ,,^Д^) 「エントリー№13『道化』ロキ&フォックス!!!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「きました。前回大会三位入賞の実力者です!!」
(゚、゚トソン 「やはり今回も上がってきましたか」
ミセ*゚ー゚)リ 「今回こそはと優勝を望む声も多いのではないでしょうか?」
(゚、゚トソン 「そうですね」
(゚、゚トソン 「ロキはニジイロクワガタという種類です。やや緑がかった玉虫のような体色と短めのアゴが特徴ですね」
(゚、゚トソン 「『個性』は実体を持つ幻影を生み出すというものです」
(゚、゚トソン 「『個性』の強さとフォックス選手の戦術が合わさり、まさに鬼に金棒といったところです」
ミセ*゚ー゚)リ 「試合が楽しみですね!」
422
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:49:01 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「先日の試合での怪我も完治し、調整もばっちりとのことです!!!」
( ,,^Д^) 「突き進む光の矢は『蟲帝』を打ち倒し、雪辱を果たすことができるのでしょうか!!!!」
( ,,^Д^) 「エントリー№14『雷光』トール&ショボン!!!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「無事に復帰できて本当に良かったです!」
(゚、゚トソン 「名選手が引退することなく復活したというのは、本当に嬉しいことですね」
(゚、゚トソン 「トールはちょっとややこしいですがネプチューンオオカブトです」
ミセ*゚ー゚)リ 「ややこしいかなあ?」
(゚、゚トソン 「今度、一緒にお勉強しましょうね?」
ミセ*゚ー゚)リ 「うん」
(゚、゚トソン 「『個性』は雷です」
ミセ*゚ー゚)リ 「なんかザクっとしてない?」
(゚、゚トソン 「仕方ないんです。雷に変化したり、雷で物を創り出したり、雷を纏ったり……」
(;、;トソン 「ザクっと…ザクっというしかないじゃない!!」
ミセ;*゚Д゚)リ 「あ、ご…ごめんね!!?」
(゚、゚トソン 「なーんちゃって」
(゚、゚トソン 「さあ、次に行きましょうか」
423
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:49:30 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「そのファイトスタイルは、本人の性格とは真逆の超攻撃型!!!!!」
( ,,^Д^) 「計算されつくした怒涛の連続攻撃は、正に彼女の二つ名の如く相手を飲み込みます!!!!」
( ,,^Д^) 「雨の日の野良試合では負け知らずの彼女が、この闘技場でどのような戦いを見せてくれるのか!!!!?」
( ,,^Д^) 「エントリー№15『濁流』アープ&クールゥゥゥウウウ!!!!!!」
ミセ*゚ー゚)リ 「クールちゃん、気合十分ですね」
(゚、゚トソン 「前回大会では、ハイン選手と初戦から当たったことで惜敗を喫した彼女ですが、今大会では何やら秘策があるそうですよ」
(゚、゚トソン 「アープはクラヴィゲールタテヅノカブトという種類です。胸角の先端が菱形のヘラ状に広がっているのが特徴です」
(゚、゚トソン 「また、サーベルのような頭角を用いた戦闘方法も得意としています」
ミセ*゚ー゚)リ 「…秘策、楽しみですね」
ミセ*゚ー゚)リ 「…こっそり訊いたら、教えてくれないかな」
(゚、゚トソン 「秘策の意味がなくなるじゃないですか……」
ミセ*>〜゚)リ テヘ
424
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:50:03 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「前回の公式試合にて、まさかの敗戦。学校から姿を消していたあの男が返ってきました」
( ,,^Д^) 「伝説となった相棒の『ノイジービート』を喪い、それでもなお足を止めなかったのは自身のプライド故か…亡き相棒にその勇姿を見せるためなのか…!!!!」
( ,,^Д^) 「……全身の傷が修行の激しさを物語っています!!!!!」
( ,,^Д^) 「一度全てを失った男は果たして再び、栄光を掴むことができるのか!!!!?」
( ,,^Д^)そ
( ;;^Д^) 「…………おいおい?本当にこれ読めって?」
( ∵)о=ニニフミセ;;゚―゚)リ(゚、゚;トソン 「ちょ!ちょっと!!?なんなんですか!!!?あなた!!!?」
( *^ν^)‘e’) 「「おいおいww早くしろよーwwwwww」」
( #;^Д^) 「…チッ!小物が……好き勝手しやがって…」
( ,,^Д^) 「……ランキング100位のびりっけつエントリー№16『おもらし帝』カブト丸&ブーン!!!!」
ミセ;゚―゚)リ 「な、な、なんだったんでしょうか……」
(-、-;トソン 「すみませんお騒がせいたしました。えー…カブト丸は創作原産のカブトムシになります」
(゚、゚トソン 「新たな相棒と共に闘技場に舞い戻った元『蟲帝』は一体どのようなファイトを見せるのか………期待ですね」
425
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 01:52:48 ID:GGk7J/rg0
( ,,^Д^) 「以上の16名が戦い、決勝まで進んだ者に『蟲帝』への挑戦権が与えられます!」
ミセ*゚ー゚)リ 「皆!!!!頑張ってね!!!!」
(゚、゚トソン 「今回は誰が『蟲帝』と対戦するのでしょう」
(゚、゚トソン 「非常に楽しみですね!」
ミセ*゚ー゚)リ 「というわけで、さっそくくじを引いていくよ〜!!」
(゚、゚トソン 「よーし!!引いちゃいますよ!!」
426
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/16(火) 02:06:03 ID:GGk7J/rg0
o川*゚ー゚)o 「やあ!!みんな久しぶり!!」
o川*>ー<)o 「かわいいかわいいキューちゃんだよ!!」
o川*゚ー゚)o 「本当は全部の組み合わせを見せてあげたいところなんだけど…」
o川*゚ー゚)o 「私の力も残り少なくなってきててさ」
o川* ー )o 「………難しいみたいなんだよね」
o川*゚ー゚)o 「あっ!ごめんね」
o川*゚ー゚)o 「この世界では、皆の選択がすっごく大事になってくるみたい」
o川*゚ー゚)o 「……少しだけ、少しだけキューちゃんに力を貸してくれると嬉しいな!!」
1回戦 第1試合
>>428
第2試合
>>429
第3試合
>>430
第4試合
>>431
第5試合
>>432
第6試合
>>433
第7試合
>>434
第8試合
>>435
o川*゚ー゚)o 「見たい組み合わせを書いてね」
o川*゚ー゚)o 「○○対××みたいな感じで、選手名を書いてくれると嬉しいな!!」
427
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:16:55 ID:DHa5.wV.0
慣れない、安価などするものではなかったです。
ええ。
428
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:17:20 ID:DHa5.wV.0
(@^ω^) ビート・イット!!のようです。Яeboot
第12話
429
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:18:00 ID:DHa5.wV.0
――――――特設闘技場・控室
.
430
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:19:17 ID:DHa5.wV.0
創作の夏は暑い。
額から垂れる汗が、また地面に吸い込まれた。
控室にあるのは、相当に年季の入った扇風機くらいだ。
こんな時にはゼロの『個性』が少し羨ましくも感じる。
目の前には、ノリノリでラジオ体操をしているカブト丸。
動きのキレを見るに、調子は良さそうだ。
( ^ω^) (関節の作り的に無理がないかお?)
431
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:19:57 ID:DHa5.wV.0
ボクも雨象の里から帰ってきてからは、ゆっくり休むことができた。
体調も良い。今朝も、納豆でご飯を三杯は食べた。
( ^ω^) (不思議と緊張はないお)
【○I○】 (ブーン?マジか?)
【*○I○】 (流石!!試合慣れしてやがるぜ!)
カブト丸は、横曲げの運動をしながら、こちらを茶化すように言った。
あれでいて、緊張してソワソワしているのだろう。
なんたって今日の試合が、カブト丸の観客の前で行う初めての試合なのだから。
( ^ω^) 「頭の中の独り言に、勝手に割り込んで来るのは君の悪い癖だと思うお?」
【○I○】 「いいじゃねえか〜…」
432
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:20:25 ID:DHa5.wV.0
【○I○】 「お前、試合前になった途端に全然話さないから、オレも暇なんだよ〜」
【○I○】 「さっきっから、何してんのさ?」
( ^ω^) 「場内にバリアが張られるその瞬間まで、鼓動とあそこにある蛇口の水滴の音を数えるっていうか…自分とリンクさせていくっていうか……」
このルーティーンは、少しでも『蟲帝』らしく振る舞いたいと思って考えたものだ。
改めて説明をすると、なんだがこっ恥ずかしい気分になってきた。
これが、シャキンさんが言っていた黒歴史とかいうやつなのだろうか。
( ^ω^) 「まあ、とにかくノイジーがいた頃からのルーティーンなんだお」
【○I○】 「なるほど、ようは精神統一してたってわけか…」
【;○I○】 「……邪魔して悪かったよ」
わざとらしく前胸背板を落として見せる相棒。こいつめ。
ちょっと恥ずかしかったから、仕返ししてやろう。
433
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:20:51 ID:DHa5.wV.0
( ^ω^) 「いや、いいお。逆に良い感じに緊張も解れた感じがするし」
( ^ω^) 「さ、そんじゃ僕らもウォーミングアップといきますかお?」
にこやかにそう告げた。
心は静かに、波一つ立てず。
であれば、その波紋を読むこともかなわぬっつってね。
【*○I○】 「おっ!型でもやっとくか!?」
( ^ω^) 「お!…ついでに長の教えの復習とルールの確認もしながらやるお!」
カブト丸は一切気が付いていないようだ。
イケる。
434
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:21:20 ID:DHa5.wV.0
【○I○】 「へっへっへwwルールなら、もうバッチリここに入ってるぜ?」
会話をしながら、身体を解すようにプラプラと振る。
脱力した右腕。俄かに重みを感じる。
( ^ω^) 「おっおっおっwwほんとかどうか確かめてやるお!」
バッ( #゚ω゚)つ三Σ【○I○;】
間合いもタイミングも完璧だった。
【;○I○】 「あっぶねえ!!?」
リードストレートをカブト丸は、脛節で逸らす。
【;○I○】 「お、おい!不意打ちはダメだろ!!?」
(#^ω^) 「何のためのテレパシーだお?」
435
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:22:18 ID:DHa5.wV.0
ちっ!外したか。
だけど次は外さない。
左右の足を素早く入れ替えながら、間合いを詰める。
( ^ω^) 「今の君なら、僕の動作を瞬時にトレースする位、寝ててもできるお?」
そう言うのと同時に、左足でサイドキックを連発。
【;○I○】 「うぉっ!!はっ!?とっ!!」
上段、中段、下段と散らしながら蹴ったが、カブト丸は防ぎきった。やりよる。
でも、これは布石だ。
436
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:22:48 ID:DHa5.wV.0
( ^ω^) (ここだ!!)
軸足を切り替え、跳びながら上段回し蹴りを放つ。
【;○I○】 「うおお!?」
カブト丸は上体を反らして、避けた。
この上段の回し蹴りはフェイント。
本命は、跳び後ろ回し蹴りだ!!
( #゚ω゚) 「殺ったぁぁぁああああ!!!」
たしかな手応えがあった。
蹴りが中胸腹板を貫く。
カブト丸は、そのまま控室の奥の方まで飛んでいき、段ボールの山に激突した。
437
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:23:15 ID:DHa5.wV.0
(;^ω^) (仕返しにしては…ちょっとやり過ぎたかもしれないお)
段ボールの山はピクリとも動かない。
ボクが様子を見に行こうと、一歩踏み出した瞬間、視界が急激に反転した。
( ;゚ω゚)ガクン
よく見ると室内の埃を媒介にした手がボクの足をガッチリ掴んでいる。
(;^ω^) (やば!!?)
段ボールの山が爆発して、カブト丸が躍り出る。
そのままの勢いで、ボクに突進してきた。
頭角が腹筋に衝突する。
同時に念力の手が解け、僕は控室の壁に叩きつけられた。
438
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:24:00 ID:DHa5.wV.0
【○I○】 「どおりで思考が読めねえなと思ったらよお」
【#○I○】 「覚悟しろよお!!!?相棒!!!!」
カブト丸は、一切の躊躇なく全力で念力の拳を振るう。
攻撃はやや単調だが、拳のサイズが大きいため、避けるのも難しい。
( ;゚ω゚) 「はっ!!?おまっ!!?普通は生身の人間相手に念力の手とか使わねえお!?」
【#○I○】 「うるせえ!!せいぜい避けろ!!」
ブーン達が控え室でアップを始めた頃、闘技場の方では第一回戦の抽選が行われていた。
439
:
◆HJSTJA2nos
:2020/06/29(月) 00:40:08 ID:DHa5.wV.0
今日は、ここまでです。
試合の抽選に関しては、書いてもらえれば反映していきます。
440
:
名無しさん
:2020/06/29(月) 03:17:38 ID:/TXNqoNg0
オツ
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