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大和の自由な小説
188
:
大和
:2017/03/05(日) 19:35:42 HOST:210-138-0-041.lan-do.ne.jp
俺何やってんだろう
『戻される声』
金剛「ひぐっ・・・えぅっ・・・」ポロポロ
黒曜「・・・・・・・・・ぐすっ」ギュッ
大和「ありがとう・・・ありがとうな・・・」
あぁ、俺はこれほどまで許されていいのだろうか。元居た世界に戻っていいのだろうか。
もう許されない。もう戻れない。もう、愛されない。そう思っていたのに。
冷たい海底から温かい大空まで連れ戻された。二度と触れることのできない温かさに。
もう、いいのかな。
[そんなわけないであろう]
大和「ッ!!!!」
[全く、調子のいい奴だな。封印されたからといって完全に我の力が消えるという訳でもないのに]
大和「誰だ・・・てめぇ・・・・・・!!」
[誰だと?おかしいことを言う。お前のに付いている眼にも、お前に流れている血にもしっかりと刻み込まれているだろう]
大和「お前は・・・っ!!」
[お前も良く知る]
[化け物だよ]
大和「っ!!金剛、黒曜。俺から離れろ」
金剛「えっ・・・」
大和「早く離れろ・・・」
黒曜「大和様・・・・・・」
大和「いいから早く離れてくれ!!!!!!」ブンッ
ゴオォッ!!!
黒曜「ぁ・・・」
手を振りほどこうとしたとき、炎のようなもの―――いや、炎“そのもの”が出た。何も燃えなかったのが不幸中の幸いか。
大和「っ・・・!いいから少し独りにさせてくれ・・・・・・」
金剛「大和さん・・・」
黒曜「・・・・・・申し訳ございませんでした」
ガチャ バタン
大和「クソっ・・・いったい何なんだよ・・・・・・!」
戻れると思ったのに。帰れると思ったのに。
また、あの“化け物”に壊された。
得体のしれない能力[チカラ]にまた壊された。
もういっそのこと。
生きて人と繋がり、離れる辛さを味わうぐらいなら。ぬか喜びして悲しくなるだけなら。
俺が消えてしまえば―――――――――――
「よぉ、そのチカラ・・・使い方、教えてやっか?」
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