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小説書く場所

276零月:2017/12/02(土) 13:11:53 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
拾話「白い夜」

麗条「...お前は...!」
白夜「どうも麗条君、僕は「白夜時雨」。待っていたよ?」

麗条は鋭い目をし、肩に深々と刺さった槍を抜く。
槍は黒い粒子となって麗条の手から静かに消えていった。

美鈴「麗条さん!その怪我じゃ!」
麗条「美鈴...お前はあのメイドを連れてここから早急に出て屋月の手助けをしてこい。」
美鈴「麗条さんは...?」
麗条「俺はこいつと会談しなければならないようだ。」
美鈴「ですが...!」
麗条「美鈴!...俺は大丈夫だ。」
美鈴「!...分かりました。必ず戻ってきます...」

美鈴はその場で倒れていた咲夜を担いで、ここから出ようとするも

白夜「通させないよ、君も僕の獲物―――――」
麗条「【乱夜...櫻舞。】」

無数の斬撃が白夜に襲い掛かるが、バックステップで回避する。
その間に美鈴と咲夜はこの広間から出ていく。

麗条「お前の相手はこの俺だ。邪魔はさせない...」
白夜「おや、右肩を貫いたのに右腕で刀を振るなんて頑張るねぇ?」
麗条「そんな攻撃が俺に効くとでも?」
白夜「...ハハッ、昔から変わらないね麗条君は!でも変わったといえば、盲目になった事かな?」
麗条「黙れ醜い裏切り者が。【滝落とし】...!」

麗条が杖刀の底を地面に強く打ち付けると、具現化した無数の刀が空中に現れる。
白夜に無数の刀が目にもとまらぬスピードで襲い掛かってくる。

白夜「おっとまずいね。【月下流泉】」

刀を具現化し、流れるように素早く斬る。無数の刀は粒子となって消えていく。

白夜「【静流】。」

麗条の背後を素早く取り刀を振るうが、麗条は仕込み杖から咄嗟に刀を抜き出し受け止める。

白夜「...強くなったね?もしかして僕の所為かな?」
麗条「お前のくだらん行為が招いた結果だ。」

力強く刀を押し出し、白夜を遠く突き飛ばす。

白夜「...アッハハハ!麗条君は本当に面白いねぇ、最高だよ!」
麗条「...」

to be continued...


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