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274名無しさん:2017/07/28(金) 21:40:36 HOST:210-138-0-226.lan-do.ne.jp
玖話「時を止めしメイド」

?「また一人...一人...散りゆく...」

謎の少年が椅子に座りながら赤い花びらを一枚ずつ千切りながら歌う。
そこには横たわっているあるメイドの姿があった。

咲夜「...美鈴は...」
?「さぁね。今頃僕の兵がそいつに倒されているか、捕まえたか、或いは...」
咲夜「...ッ!」
?「所詮、僕相手にその程度だったメイドは今ここに横たわっているしね。」

―――――――――――――――

美鈴「くっ...敵が多すぎる!」
屋月「...美鈴と躯は先に行け。後から追う。」
美鈴「だがしかし!」
麗条「行こう紅美鈴。屋月の想いを無駄にすることはできないんでな。」
美鈴「...!」

屋月が攻撃し、美鈴の周りの敵は全て屋月にターゲットされた。

屋月「さぁ早く!」
美鈴「無事で...!」

美鈴と麗条が続く廊下を走り、門扉を開けると広い所に出た。
横たわっているメイドの姿がある。

美鈴「咲夜さん!」
咲夜「美鈴...?」

麗条「...美鈴!危ない!」

美鈴は咄嗟に咲夜を守り、飛んでくる武器に目を瞑った。

ドスッという音が聞こえ、美鈴が目を開けると槍が肩に突き刺さった麗条の姿があった。

美鈴「躯さんッ...!!」
麗条「...フフ、こんなもん大したことじゃないさ...」

ポタポタと落ちる血の音が広間に響き渡る。
そこに一人の声が聞こえた。

?「あぁ、とんだ邪魔者が入ったみたいだね。」

奥の方からゆっくりと歩いてくる少年の姿。
その姿を見た麗条は強張った表情をする。

麗条「...!!お前は...ッ!」

To Be Continued...


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