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王様「おお勇者よ!魔王を倒してきてくれ!」少女「は?」

1 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/08(木) 20:45:28 ID:cNfu98mE


ここは、のどかな草原。

暖かい日向の下に、花が咲き、蝶が舞い、小鳥がさえずり……

そんな、見ていて心が癒される場所。




などではなく

薄暗く、小汚く、不気味で、
動物たちの鳴き声が至る所から聞こえてくる…

そんな場所に彼女は住んでいた。

97 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 17:01:26 ID:.hlTxElw



ーキュリー大陸・海岸ー

船長「お待たせしました」

船長「ここが、隣の大陸。『キュリー大陸』です」


勇者「キュリー大陸……」

少女「なんか、ジメジメしてるね」

船長「ここは、我々の国の周辺よりも強力な魔物が住んでいるようです」

船長「どうかお気をつけてくだされ」

勇者「はい。ここまで、ありがとうございました」

98 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 18:20:21 ID:.hlTxElw



少女「……でー、どうするのー」

勇者「とりあえず、魔物に滅ぼされた国まで行ってみるか。何か手がかりがあるかもしんねーからな」

少女「場所わかるの?」

勇者「……正直、知らねえ。この大陸には来たこともねえ」

少女「……」

少女「どうするの?」

勇者「どうすっか……」

99 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 18:25:31 ID:.hlTxElw





少女「船長に聞けばいいんじゃない?」

勇者「あっ」





〜〜〜〜

船長「それでしたら、ここから西に進んでいけば国があるので、そこだと思いますよ」

勇者「ここからどれくらいですかね」

船長「少し遠いですが、4日程で着くと思います」

少女「げ」

勇者「そうですか。ありがとうございます」

船長「いえいえ」

100 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 18:26:06 ID:.hlTxElw






少女「船長に聞けばいいんじゃない?」

勇者「あっ」





〜〜〜〜

船長「それでしたら、ここから西に進んでいけば国があるので、そこだと思いますよ」

勇者「ここからどれくらいですかね」

船長「少し遠いですが、4日程で着くと思います」

少女「げ」

勇者「そうですか。ありがとうございます」

船長「いえいえ」

101 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 18:30:59 ID:.hlTxElw
連投ミス




少女「あー、また歩くんだね」

勇者「お前、その魔力で浮いたりできねーのか?」

少女「……ハァ…」チラッ

勇者「だからその『分かってねーなコイツ』みたいな顔やめろ!」

少女「魔力は万能じゃないんだよ」

勇者「…そーなのか?」

少女「そこら辺にいる、ぐんたいアリでも分かるよ」

勇者「てめえ」

102 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 18:39:07 ID:.hlTxElw




少女「あ」

勇者「どうした?今度こそ宝箱か?」

少女「死体」

勇者「……死体…?」




女性「」




勇者「……っ!!」ダッ!

少女「……」トテトテ…

103 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 18:55:54 ID:.hlTxElw



勇者「おいっ!大丈夫かっ!」ユサユサ

女性「」

勇者「……」

少女「もう手遅れみたいだね」

勇者「なんでこんな所で……」






女性「お恵みをォオオオォッッ!!!!」ガバァッ!!!

勇者「うわあああぁっっ!!!!??」ガシッ!

104 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 19:58:36 ID:.hlTxElw
女性「食べ物をっ!!何かっ!食せるものをっっ!!お恵みくださいいぃぃぃいいいい!!!!!」ズリッ!……ズリッ!

勇者「こ……恐えよ!!!心臓止まるかと思ったわ!驚かすな!!」

少女「生きてたんだー?」

女性「ギリギリ生きてますがもう死にます!!食べ物を!!食べ物をっ!!あなたを食べていいですか!?」

勇者「ダメに決まってんだろ!?ま、待ってろ、今何か……」

女性「ああ!目の前にステーキが!」ガブッ

勇者「痛ぇっ!!」

女性「……あまり美味しくないですね」ガブガブ

勇者「何噛みついてんだ!?痛え!!離せ!!」ジタバタ

少女「これが……ばいおはざーど…」

105 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 20:11:41 ID:.hlTxElw



モグモグバクバクゴキュゴキュ……




……ゴクンッ…





少女「食料が全部…」

女性「……ふぅ、落ち着きました」

勇者「……そりゃ良かった…」



勇者「で、何でこんなところに?」

女性「……」

女性「……実は…」

106 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/13(火) 20:26:45 ID:.hlTxElw
女性「記憶喪失でして……」

女性「…分からないんです」

勇者「……記憶喪失?」

少女「何も覚えてないの?」

女性「はい……気づいたらここにいて、歩き回っていたら空腹で倒れてしまい……」

少女「なるほど」

女性「本当に死ぬところでした!助けていただき感謝してます!!」

勇者「…ま、何はともあれ死んでなくて良かったぜ」

女性「あのまま通りすぎてたら、あなたを呪っていたところでした!!」

勇者「!!?」

107 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 00:57:00 ID:yLnuUXNs


勇者「……で、アンタはこの後どうするんだ?」

女性「……どうしましょうか…私が誰であるのかすら分からないですし……」

勇者「家とか……友人とか……何かしら覚えてないか?」

女性「……そうですね…」




女性「魚よりは肉派だったと思います」

勇者「その情報いるか?」

108 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 01:02:06 ID:yLnuUXNs
勇者「弱ったな……家の場所も分からねえんじゃ、送ることすらできねーし…」

少女「運試しのバシルーラ」

勇者「9割くらいの確率で関係無いとこに着くだろ」



女性「…そういえば、お二人は何故こんなところに?」

勇者「…ああ、自己紹介してなかったな」

少女「わたしは勇者だよ。こっちも勇者だよ」

勇者「ややこしい紹介すんな!」

女性「ダ…ダブル勇者!!?」

勇者「アンタは何に驚いてんだ!?」

109 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 01:05:12 ID:yLnuUXNs


女性「お二人をダブル勇者と見込んで、お願いがあります!」

勇者「その呼び名やめろ」

少女「なんだね、いってみたまえ」

勇者「なんだその態度」



女性「私を、お二人の旅に同行させてください!」

少女「おっけー」

女性「ありがとうございます!」

勇者「即決ッ!!?」

110 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 01:10:12 ID:yLnuUXNs
勇者「大体、オレらの旅に同行するって……何のために?」

女性「お二人と色々な国をまわっていれば、記憶が戻っていくかもしれないと思って……」

女性「それに、私の故郷も見つかるかもしれませんし」

少女「ぐっどあいでぃあ、だよね」

勇者「……まあ、お前がいいならいいけどな。ここに置いてくこともできねえし」

女性「精一杯食料整理係を務めさせていただきます!」

勇者「お前は食料には触れるな!!」

111 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 18:34:49 ID:zPTPUZmM



少女「なんて呼ぼっか?」

女性「名前を覚えてないので、『女性』とでも呼んでください」

勇者「……なんか変な感じしねえか?『おい、女性』…とかって」

女性「でもそれを言ったら『少女』とか『勇者』だって」

少女「名前じゃなくて見た目だよね」

勇者「そりゃそうだけどよ……」

112 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 18:38:01 ID:zPTPUZmM
少女「じゃあ、わたしが考えてあげる」

女性「本当ですか?」

勇者「……嫌な予感しかしねえんだが…」




少女「記憶喪失ということで……」

女性「はい」

勇者「……」







少女「ごんべ」

ごんべ(女性)「待ってください」

113 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 18:45:39 ID:zPTPUZmM
ごんべ(女性)「理由を教えてください!」

少女「名無しの」

ごんべ(女性)「まだ『名無し』のほうが良かったです!!」

少女「じゃあ『なし』で」

なし(女性)「色々とおかしいです!!」

勇者「…見事に予感が当たったな……」

114 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 19:40:45 ID:zPTPUZmM


勇者「…『姫』とかはどうだ?」

姫(女性)「姫、ですか?」

勇者「高級そうなドレス着てるし…アンタ、結構高貴な身分だったんじゃねーの?」

姫「分かりませんが……姫と呼ばれて悪い気はしませんね!それでお願いします!」

少女「……」

勇者「自分の案が採用されなかったからって俺を睨むな」

115 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 19:50:12 ID:zPTPUZmM



恐ろしい魔物を撃退し、その先で記憶喪失の女性と出会った二人……



この出会いは、必然かもしれないし、ただの偶然かもしれない



ただ、



この三人の出会いが、後に世界の運命を大きく左右するとは



このときは誰にも分からなかった

116 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/14(水) 20:02:41 ID:zPTPUZmM
ーーーーーーーー



『………』



『…必ず……』



『……やり遂げてみせる…』



『……オレ一人で…』



『………………オレ一人だけの力で……必ず……』




『……』



ーーーーーーーー

117 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/15(木) 07:37:16 ID:9LQkucN6



ーテント内ー

勇者「……」

少女「何ボーっとしてるの?」

勇者「んっ?…別になんでもねーよ」

姫「あやしいですね。エロいことでも考えてたんじゃないでしょうか」

勇者「それはねえよ!!」

姫「わっ、私に魅力がないってことですか!この人最低です!!」

少女「ろくでなしー」

勇者「どうすりゃいいんだよ!?」

118 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/16(金) 16:32:32 ID:d6kITars
少女「おなかすいた」

勇者「急だな」

姫「じゃあ私が何かつくりますよ」

勇者「アンタ料理できんのか?」

姫「多分、つくれる気がします」





姫「全部つまみ食いしちゃうかもしれませんけど」

勇者「座ってていい。オレがつくる」

119 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/16(金) 22:33:38 ID:d6kITars


勇者「完成…っと」コトッ

少女「あんこじゃない…」

勇者「文句言うな!」


姫「これ、なんて料理ですか?」

勇者「ああ、『シチュー』だ。食ったことないのか?」

少女「あるよ」

勇者「お前に聞いてねえよ……」

姫「そうですね……初めて食べる気がしますね。いただきますっ」モグモグ

少女「いただきあむ…」モグモグ

勇者「言いながら口に入れんな」


姫「…美味しいですね!」

勇者「一応、王宮のコックから料理を学んだからな」

少女「親のスネかじって生活してる方がラクなのに」

勇者「それじゃ意味ねーよ。オレの人生じゃねえ」

120 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/16(金) 22:40:36 ID:d6kITars
〜夜〜



少女「ねみぃ」

勇者「んじゃ、ライト消すか」

姫「魔物は大丈夫なんですか?」

勇者「ああ、心配いらねーよ。この中に魔物は入ってこれない。多分な」

姫「そうなんですか!安心して寝られますね!」

少女「ここにケダモノが」

勇者「誰がケダモノだこら」

121 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/16(金) 22:45:25 ID:d6kITars
勇者「…ライト消すぞー。んじゃ、おやすみ」カチッ

少女「おやs…」zzZ……

姫「おやすみなさい……」




姫「…………」

122 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/16(金) 22:48:30 ID:d6kITars



『……早くこっちにきやがれ…!』


『……殴られてえのか…!?』


『……黙って言うこと聞いてりゃいいんだ………!』




『……嫌…です……』


『……やめてください…』


『……やめて………』




『……助けて………』








姫「…………っ!!」ガバッ!!

123 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/16(金) 22:52:33 ID:d6kITars
姫「……ハァ……ハァ…」


姫「…………」

姫(……今のは…)

姫(……私の…記憶…?)


姫(…………)


姫(………わからない…)

姫(……)





姫(………ただの…夢……ですよね…)

姫(…………)

124 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/16(金) 23:00:36 ID:d6kITars



〜次の日の朝〜

勇者「んじゃ、今日もとにかく歩くぞ」

少女「つまんないね」

勇者「仕方ねーだろ……」


姫「……」

勇者「……ん?姫、どーした?」

姫「……やっぱり、私…」


姫「……私が…ついていっても、迷惑じゃないでしょうか…」

勇者「……急にどうしたんだよ…?昨日まではオレらが『来んな』っつっても来る勢いだったろ?」

姫「……」

勇者「……姫…?」



少女「迷惑じゃないよー。ぜんぜん」

姫「……本当…ですか?」

少女「迷惑なのはあいつだよー」

勇者「ああ"!!?」

125 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/17(土) 08:09:28 ID:UtoIGBMc
少女「適当に旅してるだけだから」

少女「いてもいなくても一緒だよ」

姫「……」

勇者「……どのみち、アンタは記憶を失ってる…」

勇者「そんなやつ、こんな危なっかしいとこに置いてけねーよ」

姫「………ありがとうございます…!」

126 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/17(土) 08:23:50 ID:UtoIGBMc



勇者「んじゃ、さっさと西の国をめざすぞ」

少女「おぶってよ」

勇者「ふざけんな」

姫「西の国が、私の故郷だといいんですけど…」

勇者「…いや、下手したらそこは滅んでる。そこじゃないほうがいいかもな」

姫「そうなんですか…」

127 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/17(土) 08:33:38 ID:UtoIGBMc
こうして、3人は


道行く敵をなぎはらいながら


数日間、西の国に向けて歩き続け……




ーキュリー大陸・シルル国ー

勇者「……ここか」

姫「……酷い有り様ですね」

勇者「…ほとんどガレキの山だな。人が住んでる気配なんて、ほとんど感じねえ」

少女「……」

128 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/21(水) 16:01:11 ID:9tk1dDuE
姫「一応、お城はギリギリ原型をとどめてるみたいですね」

勇者「とりあえず城に誰かいないか確かめに行こう」

少女「行ってらっしゃーい」

勇者「お前も行くんだよ!」




勇者「足の踏み場もねえ…」ガシャガシャ

姫「うっかり転んだらガラスで八つ裂きですね」ガシャガシャ

勇者「…少女、押したりすんじゃねーぞ?」ガシャガシャ

少女「ほい」ドーンッ

勇者「」ドガッシャーーンッ!!

129 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/26(月) 18:09:01 ID:fBkkgnZ2
姫「大丈夫ですか?血、凄い出てますけど」

勇者「少女てめえ!!言ったそばから……!!」ドクドク

少女「『フリ』かと思って」

勇者「ちげえよッ!!」ドクドク




姫「……あ、やっと門まで着きましたね」

勇者「開いててよかったぜ。ここまで来て引き返すなんてバカみてーだしな」

少女「閉まっててもこわせるよ?」

勇者「魔物かお前は」

130 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/27(火) 19:25:20 ID:yROuoeHM


ーシルル国・城内ー
勇者「中は、普通に歩けるみたいだな」

少女「誰もいないんじゃないのー?」

姫「確かに、人影は見辺りませんね…」

勇者「…この国から何か、魔王への情報が得られると思ってたんだがなぁ……」

少女「やくたたず」

勇者「しばくぞ」

131 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/31(土) 20:28:45 ID:7us.Y9EU
少女「どーするのー、このあと」

勇者「……仕方ねえ、引き返すか…」



姫「あ!この城、地下室もあるみたいですよ!!」

勇者「地下室?」

少女「興味を惹かれるひびきだね」

勇者「そうか、地下室か……。そこに避難してるのかもしんねえな」

姫「行ってみましょう!」

132 ◆UO0HO7RAyE :2015/10/31(土) 20:35:24 ID:7us.Y9EU
ーシルル城・地下室ー

勇者「……暗ぇな…」

少女「暗いね」

姫「暗いですね」

勇者「……」

勇者「……分かったよ…オレがランプ出せばいいんだろ…」ガサガサ


勇者「よし」カチッ

少女「おー、明るくなった」

姫「すごいですねー」パチパチ

勇者「……お前らにもランプ渡しただろ…。出すのが面倒くせえからって…!」

少女「はて、なんのことやら?」

勇者「てめぇ……」

133 名無しの権兵衛殿 :2015/10/31(土) 21:43:40 ID:7us.Y9EU
少女「…あ、人がいるねー」

勇者「どこだ?」

姫「あ、あそこに……」



石像「」

姫「!!」

勇者「なっ……!?」

少女「……」

勇者「……造り物…じゃねえよな……」

姫「……っ!…奥にも、たくさんあります…」

少女「めでゅーさの呪い?」

勇者「……分かんねえ…見たことも聞いたこともねえ……人が石になるなんて……」

134 ◆UO0HO7RAyE :2015/11/15(日) 22:21:46 ID:zruFQzWg


少女「……ん、奥にもでっかい石像がー…」

石像『』

姫「……少し大きすぎませんか?」

勇者「……まて、嫌な予感がする…」

石像『……』



ゴゴゴゴゴ…


石像『……ウ"ンッ!!』ドスンッ!!


勇者「…っ!」

姫「せ、石像が…!!」

少女「…うごいた……」

135 ◆UO0HO7RAyE :2015/11/20(金) 22:11:59 ID:vnRBO66w


勇者「…『うごくせきぞう』と呼ばれる魔物を聞いたことがあるが……」


石像「……」ドスンッ


勇者「…アイツのことか……!」

姫「もしかしたら、あの魔物を倒せば皆さんが元に戻るかもしれませんね?」

勇者「そうだな…物は試しだ!」ダッ!!


勇者「真っ二つになりやがれッ!!」ブンッ!!

石像「……」ガキンッ!!

勇者「……っく!固ぇ…!!」

136 ◆UO0HO7RAyE :2015/11/25(水) 00:45:50 ID:PBRVkB6I
少女「めらー」ボワッ


石像「……」ブンッ!!


少女「…かきけされちゃった」

勇者「…MPケチってんじゃねえ……」


石像「……」ドスンッ!

勇者「…くっ…ジリ貧だな…」ガンッ!

少女「石に魔法効くのー?」

勇者「知るか!とにかく、つえーの撃て!!」

少女「いおぐらんでっ」

石像「……!」

勇者「あ、おい、俺まで巻きこまr」



チュドーーーンッッ!!!



少女「……」

姫「……」


少女「……あーめん…」

姫「…勇者さん…あなたのことは忘れません……」

勇者「生きてるわッ!!」ガラガラッ…

少女「あ、すごいねー」

姫「ですね」

勇者「魔王よりお前らのが怖ーよ!!」

137 ◆UO0HO7RAyE :2015/12/03(木) 22:41:23 ID:WrcgcLc.
少女「石像壊れたー?」

姫「多分、そう思います」

勇者「……にしても、ひでえ損壊だな……よくオレ生きてたな…」



姫「…あ!向こうで石になってた人たちが…!」

勇者「!」


男性「……オレは…一体?」

男性2「あれ…?なんか記憶があまり無いな…ここどこだ?」

女性「……?ここは…」


姫「…救えたんですね?」

勇者「ああ」

勇者「……アイツのお陰でな」チラッ…



少女「そろそろあんこ食べたいなー…」

138 ◆UO0HO7RAyE :2015/12/07(月) 22:03:43 ID:N4pXcW8o
勇者「よし、とりあえず……」


勇者「皆さん!もしかしたら壁が崩れてくるかもしれないので、念のため外に避難してください!!」


男性「く、崩れる?」

女性「崩れてくるの!?壁が!?」


勇者「落ち着いてください!念のためです!!見た感じ崩れなさそうだけど、念のためですから!落ち着いて避難してください!!」

少女「みんなドタバタしてるねー」

少女「よけいなこと言うからー」

勇者「うるせぇ……」

139 ◆UO0HO7RAyE :2015/12/16(水) 22:40:46 ID:IjBACbFs


ーシルル国・広場ー
姫「みなさーん、こっちが安全ですよー!こっちですー!」

少女「……ふわぁ…」ムニャムニャ…

勇者「アクビしてねーで、お前も誘導しろ」

少女「えー、みんな自力で逃げられないの?」

勇者「お年寄りとか子供もいんだからよ」

少女「わたし子供だけど逃げられるよ」ドヤ

勇者「……」

140 名無しの権兵衛殿 :2015/12/27(日) 05:03:59 ID:4PiqYNuI
https://dl.dropboxusercontent.com/u/150482979/2.swf

141 名無しの権兵衛殿 :2016/02/13(土) 21:57:21 ID:BQ5HFHHg



キュリー国王女「勇者さん。お久しぶりです」

勇者「…!王女様ですよね?良かった生きてて……」

少女「おーじょさま?」

姫「わっ、この国の王女様ですか!はじめまして!」


王女「皆さん、石になっていた私たちを助けて頂き、本当に感謝します」

王女「…見た通り、この惨状なので何もお返しは出来ませんが……」

少女「あんこは無しか……」

勇者「お前は黙っとけ」

142 名無しの権兵衛殿 :2016/02/15(月) 13:14:36 ID:2jgr6sLI
ミス
×キュリー国王女

○シルル国王女



勇者「この国は、なんでこんなことに…?」

王女「石になっていたので、どのくらい時間が経っているのかはわかりませんが…」

王女「今から少し前、この国に一人の召喚師が訪ねてきたのです」

勇者「召喚師が?」

王女「はい…。その者がある取り引きをしに来たのです」

勇者「取り引き……」

姫「一体何を要求してきたんですか?」

143 ◆UO0HO7RAyE :2016/03/11(金) 21:30:17 ID:C6/knbJw
王女「『毎月貢ぎ物を寄越せ。さもなくば、この国を滅ぼす』…と」

姫「……ヒドイ人ですね!」

少女「外道だー、鬼畜だー」


勇者「だが…召喚師ってのは魔術を極めた者だけがなれたはず……」

勇者「その仙人みたいな存在が、なぜそんな要求を……」

王女「…分かりません……。ですが、あの者は私たちを……この国を、とても恨んでいました…」

勇者「…………」





勇者「よし、そいつ探してきます」

王女「……え?」

姫「!」

少女「え"っ…」

144 ◆UO0HO7RAyE :2016/03/11(金) 21:45:41 ID:C6/knbJw
勇者「そいつが召喚術使って、こんなことになったんですよね?」

王女「…はい。貢ぎ物の量が尋常ではなく……少し待ってほしいと言ったのですが、聞いてもらえなくて……」


勇者「捕まえて、連れてきて、理由を聞き出します」

王女「…いえ、あなた方にこれ以上迷惑は……」

勇者「いいんです。これは俺の好き勝手でやらしてもらいますから」



勇者「どんな理由があろうと……国を……人を滅ぼしていいなんてこと、ない」

王女「……勇者さん…」

姫「…そうです!こんなに大勢の人を傷つけて…!!」

姫「これじゃ、やってることは魔物と変わりありません!」

145 ◆UO0HO7RAyE :2016/03/12(土) 11:41:33 ID:vW8rUtHo
勇者「召喚師が、大体どの辺りにいるか分かりますか?」

王女「ここから南の洞窟で過ごしていたようですが…私たちが石になる前のことなので、今はいるかどうか……」

勇者「…なるほど」




<シルル国周辺・草原>
勇者「じゃ、洞窟に行ってみるか」

少女「ほっといていいんじゃないかなー?もう助けたんだし」

勇者「…まあ、これに至っては俺のおせっかいだ。付き合ってくれ」

少女「え…ロリコン……」

姫「…死罪ですね……」

勇者「そっちの付き合ってくれじゃねえよ!!」

146 ◆UO0HO7RAyE :2016/03/25(金) 15:06:34 ID:f7u6VNq6


<サンヨウ洞窟周辺>
勇者「…おかしいな…王女の話によるとここら辺にあるはずなんだが…」

姫「辺り一面草と砂ですよ?」

少女「うへぇー……殺風景」ポスン

勇者「おい座んな、立てコラ」

少女「この年頃の女の子の歩ける限界は、こんなもんだよ」

勇者「…まあ、そうだろうが……」


姫「あっ、じゃあ私がおんぶしてあげますよ!」

少女「えー?いいのー?ホントにー?」

勇者「やめとけ。甘やかすと常時おんぶすることになるぞ」

少女「チッ…」ジロッ

勇者「舌打ちしたな?」


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