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AI『消費税ハ、500%ニ、上ゲテクダサイ!』技術者「えぇ……」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/31(月) 20:52:43 ID:KXsveOXc
このお話はフィクションです。たぶん。
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/12(土) 22:02:36 ID:U6MgNcTs
野党「え、えぇ……」
野党「流石にここは、反対すべきでしょう……」
野党「我々の簡単な試算でも、これほど急激な増税は実体経済を壊すと結論しましたし……」
大臣(よし怯んだ、これならイケる!)
大臣「だいたいね、百歩譲ってAIに計算間違いがあったとしようや、」
大臣「でもね。どうしても財源が足りないんですよ、圧倒的に!」
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/12(土) 22:05:59 ID:U6MgNcTs
大臣「よしんば増税が国民の重荷になったとしても、」
大臣「どうにかなる! どうにかなる!! どうにかなるんです!!!」
大臣「消費税増でも、ポイント還元などのテコ入れもします。これはもう、実質減税ですよ!?」
野党「いや、実質減税のポイント還元する消費税増って何ですか……」
野党「それができるなら、初めから減税しましょうよ」
大臣「とりあえず、痛みを伴う政治をする、これはどの道、政治家の仕事です」
大臣「そこに『AIが計算しているという過程』が加わる。もう、こんだけで十分でしょうが!!!!1」
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/12(土) 22:11:21 ID:U6MgNcTs
野党「十分ではありません! 」
野党「『AIが計算しているという過程』も、人間が正しく扱えてるかで意味が変わります!」
野党「場合によっては『それっぽい宗教的儀式』にしかなりえない」
野党「本当に必要な、科学的な裏付けにはなりません!」
野党「兎にも角にも、遵守すべきは 文 書 主 義 です」
野党「後々に決定までの状況を、 正しく検証できる こと……これは国家運営の基本です!」
野党「そして妥当性の担保、これが公に示されて初めて、民主主義が達成できます!」
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/12(土) 22:13:51 ID:U6MgNcTs
野党「更に民主主義に限らず、封建制だろうと社会主義だろうと軍政だろうと、」
野党「間違った税率の設定や、不適切な政策を統治者が行えば、社会は早々に崩壊します!!!!!」
野党「崩壊までは行かなくとも、国民に過剰な負担が圧し掛かる!」
野党「政府のミスや、社会・国家の破綻を防ぐのが、我々議員。古今東西、与野党含めた議会の役目です」
野党「ですから大臣、まずは議会に対し計算過程の詳細公開を、早急にお願いします!!!!!」
大臣「ぐぬぬぅ。機密が、機密があるからぁ……」
ざわ・・・ ざわ・・・・・・
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/12(土) 22:19:23 ID:aRJ.5RQk
野党頑張ってるな
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/12(土) 22:21:19 ID:U6MgNcTs
野党「そもそも、これを聞いてる与党議員の方々!」
野党「あなた方は、今回の決定について何も思わないんですか!!?」
与党議員A「……ふぇ? 何て言ったんじゃ???」
与党議員A「それよりばーさんや、飯はまだかのう???」
与党B「すみません、スマホしてて聞いてませんでした」ポチポチ
与党C「私はFXを」メガネクィッ
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/12(土) 22:23:08 ID:U6MgNcTs
与党D「あー、そういう政治的な発言はちょっと……」
与党E「とにかく野党が悪い!」
与党F「与党とは、政府の手助けをする組織!」
与党F「そして主君の命令にどこまでも忠誠を誓うのが、我々体育会系の生き様だぁぁぁぁぁ!!!!」
野党「ちょっとまって、まってクダサイ(;´・ω・`)」
野党「あなた達もこのままじゃ、ほんとうに国が滅びますよ!」
AI『……』
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/13(日) 01:44:46 ID:GkAF4oEA
何でスマホやFXしてるんですか……
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/14(月) 00:59:52 ID:49WtgY7M
秘書が勝手にやりました
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/19(土) 19:01:04 ID:8BvFF.lo
>>47
ざわ・・・ ざわ・・・・・・
議長「せーしゅくに、せーしゅくに!!」カンカン♪
大臣(よし、ここだ、このタイミングだっ!!!)
大臣「くっ、野党の難癖にはもうたくさんだッ!」
大臣「議長、もういいでしょう!」
大臣「もういいでしょう!これまでもう30分以上、質疑してきました!」
大臣「これまでの、事前の議事録などもしっかりと読ませて頂きましたが」
大臣「データ入力だとか、ミスの可能性だとか、民主主義の意味だとか、間違った税率などと、本当に」
大臣「野党はわかってない!増税する政府の苦労を、理解してないんです!」
\ そーだそーだ! /
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/19(土) 19:04:40 ID:8BvFF.lo
大臣「これ以上ピント外れのねぇ、討論ばっかり繰り返し、足を引っ張ることが目的の質疑は……」
大臣「これ以上は、必要ないッッ!!論点も整理されて時は来ました!この私の発言の後、終了後直ちに!!」
大臣「増税の採決に入って頂ますようお願い申し上げまして、私、大臣の質疑を終わりたいと思います!」
\ そーだそーだ! / \ もっと言うたれ! /
\ インスタにあげよ / \ いーぞ!これー!! /
\ きゃーカッコイイ / \ 野党はカエレカエレ /
野党「ぐ、ぐぐぐっ!」
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/19(土) 19:07:21 ID:8BvFF.lo
大臣(よっしゃ、迫力押し + この雰囲気で、乗り切ってみせる!!)
大臣(どうせ大多数の有権者は、細かいコトなんて分からねぇし、知ろうともしねぇ!)
大臣(テレビや新聞、まとめサイト経由で、威勢よく描かれたのならそれでよし!)
大臣(ハッタリでも、ハットリでも、なんでもかませてヤレだ!!!!!)
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/19(土) 19:09:11 ID:8BvFF.lo
野党「そ、そんな横暴なっ!」
野党「議長!まだ議論は尽くされていません!!! 」
野党「こんなやり方は、あきらかにおかしい!!!」
野党「与党の方々、誰か何とかしてください! 大臣の暴走を一緒に止めましょう!」
ざわ・・・ ざわ・・・・・・
議長「……」
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/19(土) 19:13:29 ID:8BvFF.lo
大臣(頼む、助けてくれ!!!)チラッチラッ
大臣(このまま逃げ切れなきゃ、俺の責任になっちまう!!!)チラッチラッ
議長「……」
議長「えー、それについてはですね」
議長「私に関しても、思うところはあるのですが……」
議長「いわば、議論の仕方に関しては」
議長「私は立法府の長である、いわば、そういう訳であります」
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/20(日) 21:36:55 ID:KUFfnQVk
議長「我が国の歴史において、議会運営はいわば三権分立の精神を鑑みて」
議長「私の立場から申し上げるには、いわば、増税の採決についてですが」
議長「すなわち、それはいわば、立法府の長であるからして、言い換えれば」
議長「いわば熟議をもって、完全な民主主義を達成する精神が、我が国であるからして」
議長「行政の円滑な推進。すなわち、多数決の及ぼす効果について、いわば」
議長「戦前から続く、しかるに慣例の連続が続いており、この背後には、いわば」
議長「歴代の立法府が、いわば適切な判断で、交渉を前進させることが、まさに」
議長「えー、大臣の主張に関しては、それはすなわち、いわば、全力の努力を以って」
議長「行政府としては、いわば民主主義。すなわちいわば、多数決の達成のため、」
議長「いわば、全部読む読者いないだろという長文小噺を入れつつ、すなわち」
議長「大臣を選出した過程云々において、いわばすなわち、大臣の要望ですので、」
議長「議長である身分として、いわば、まさに民主主義の推進の精神に基づき、」
議長「すなわち、それはいわば、立法府の長であるからして、言い換えれば」
議長「まさにいわば、増税の採決を、すなわちただちに行いたい、こちらが」
議長「崖っぷちに存在する、いわば、岩場たるべき存在の」
議長「立法府の長たる私の判断です!」
野党「??????」
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/20(日) 21:39:20 ID:KUFfnQVk
野党(な、なにを言いたいのか、わからない??)
大臣「なげーよ。よっしゃ、すぐ始めよう」
野党「あ! いや、ま、まってk
議長「それではいわば議員の方々、いかがでしょうか」
\賛成!/ \賛成!/ \賛成!/ \絶対賛成!/ \絶対反対!/
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/20(日) 21:40:58 ID:KUFfnQVk
議長「ひーふーみー……」
議長「では、賛成多数で可決いたします!」
野党「そ、そんな……」
議長「それでは本日は、散会!」
大臣「はーっははははっ!」
大臣「完全勝利!!!」
カンカンカンカンカン♪
側近「流石は大臣、お見事な答弁でございました!!」
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/20(日) 21:44:39 ID:KUFfnQVk
野党「……う、うぐぅぅ」
大臣&側近「「 プギャー m9(^Д^) 」」
野党「もうダメだ、おしまいだぁ」
野党「……」
野党「……この国では、やはり、」
野党「私たちが、間違っているのか?……(´;ω;`)」
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/20(日) 21:46:58 ID:KUFfnQVk
野党「財源が足りないと言っても、歳出を減らすのでなく増税する……」
野党「増税するにしても、法人税や所得税でなく、消費税を増やす……」
野党「消費税増にしても、何パーセントにするとか……」
野党「全て、それに間違いはなく、最適であるというデータサイエンス、」
野党「統計的な分析の裏付けが、必要になるはずなんだ……」
AI『……』
60
:
その後
:2019/01/20(日) 21:50:45 ID:KUFfnQVk
すったもんだの末、消費税500%は正式決定された
国会クラスタをはじめ、
識者の間では賛否が分かれたものの、政府の決定した事なので覆えされず、
テレビでは、何故か反対意見もなく、粛々と増税の準備が行われていったが
流石に、消費税500%は無茶があり、
この国は、しばらくして、いわば滅んだ…………
\ チーン♪ /
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/20(日) 22:01:49 ID:KUFfnQVk
【次元の狭間】
彷徨える魂(むにゃむにゃ)zzz
彷徨える魂(ふひひ、ハーレム展開キタ―――w)zzz
彷徨える魂(うふふふ///)zzz
???「…………………い」
???「……きてください」
彷徨える魂(……う〜ん、)
???「起きてください、選ばれし者よ」
彷徨える魂(はっ、こ、ここは!?)
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/20(日) 22:04:11 ID:KUFfnQVk
女神「おはようございます。私は、時の女神」
女神「そしてここは。【次元の狭間】」
彷徨える魂(は、はじめまして)
女神「はい。はじめまして♪」
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/20(日) 22:20:41 ID:.d2yMl6o
滅んでしまったか・・・
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/21(月) 01:15:50 ID:ca5bVvmI
こっからどうなんの?
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/21(月) 01:31:43 ID:6yEdNn0I
乙
エピローグなのか超展開なのか気になる
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/21(月) 20:45:02 ID:ca5bVvmI
>>62
女神「彷徨える魂よ。あなたは選ばれました」
彷徨える魂(選ばれた、というと???)
彷徨える魂(ああっ! こっから異世界転生して、無双する主人公になれるんですね!!)
女神「おっと、そういうのがご希望でしたか……」
女神「すみません、神聖女神女学院女学園で同級生だった、転生の女神ならできるんですが」
女神「最近は異世界転生ものブームで忙しく、ちょっと彼女にアポを取るのも難しい状況です」
彷徨える魂(あらら)
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/21(月) 20:59:12 ID:ca5bVvmI
女神「その代わりと言ってはですが、私が来ました♪」
女神「あなたに、復活の機会を与えます!」
彷徨える魂(復活の機会???)
スッ
女神「これは、時のトライアングル……」
女神「最初に鳴らすと、その状況をいったんセーブ」
女神「一定時間経過後に再びに鳴らせば、時の流れを止めることができ、」
女神「3回目に鳴らすと、最初に鳴らした少し前に、時間を巻き戻せます」
彷徨える魂(へー凄い。そういうのがあるんだ)
彷徨える魂(……)
彷徨える魂(あー、異世界転生じゃなく、死に戻りものの方が来たかー)
彷徨える魂(中2の頃からの夢だったけど、やっぱ異世界に行くのは、無理っぽいのね)
68
:
やらかした。二つ
:2019/01/22(火) 19:10:55 ID:GSY3qs7c
とりあえず、きりのいいとこまで投下
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/22(火) 19:12:25 ID:GSY3qs7c
>>67
女神「彷徨える魂よ。あなたに、この先の未来を変える役目を授けます」
彷徨える魂(お、でも死ぬまでに、一度は言われてみたかったセリフ!)
女神「時を遡り、あなたの果たすべき使命を見つけ、貫いて下さい……」
彷徨える魂(わっかりました女神さま。IT土方のアタシに、何ができるかですが)
彷徨える魂(頑張って、この世界を救ってみせますよ!!)
女神「期待しています。頼みましたよ……」
彷徨える魂(あっ、そうだ!)
彷徨える魂(あ、あのう。質問いいですか?///)
女神「??」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/22(火) 19:13:52 ID:GSY3qs7c
彷徨える魂(この先、ハーレム展開とかって、ありますかね……///)
女神「……」
彷徨える魂(高2の頃から、ハーレムものに憧れてまして……///)
彷徨える魂(イケメン男子に囲まれて、チヤホヤされたいんですけど……///)キャー
女神「……」
女神「……」
女神「……」ニッコリ
\ チーン♪ /
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/22(火) 19:15:40 ID:GSY3qs7c
【駅前 スクランブル交差点近くの、駐車場】
技術者「はっ、こ、ここは!?」
技術者「…………ずいぶん長い間、夢を見ていた気がする」
トラックの運転手「さーて、眠いけどトラック運転するべぇ〜」
技術者「……」
技術者(あ、あれは!?)
技術者(夢の中でアタシを轢いたトラックに、すごく似ている!?)
バタン♪
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/22(火) 19:16:37 ID:GSY3qs7c
技術者「あ、あのう」
運転手「どうしたべ?」
技術者「お疲れの様ですが、大丈夫ですか?」
技術者「過労運転は、事故の元ですよ……」
運転手「……」
運転手「そうだべな」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/22(火) 19:17:53 ID:GSY3qs7c
運転手「まーだ時間もあるし、ちょっと仮眠すっべ!」
運転手「あんがとな、ねーちゃん!!」
技術者「い、いえ……」
運転手「……」zzz
技術者「……」
技術者「あ、牛丼屋に行かなきゃ」
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/22(火) 19:21:16 ID:GSY3qs7c
【15分後 駅前 スクランブル交差点】
技術者「ふー、食った食った」
技術者(さて、納入まで、もうひと踏ん張りだ!)
技術者(このプロジェクトが終わったら、【1ヶ月ぶりに休み】をとって、積みゲーするんだ……)
技術者(……)
技術者(いやーそれにしても、おかしな夢?だった)
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/22(火) 19:22:58 ID:GSY3qs7c
技術者(アタシがトラックに轢かれて死亡。AIが修正されず政府に納入……)
技術者(それで偉い人が間違えて、訂正されずに、消費税が500%w)
技術者(あげくの果てに国が亡び、異世界転生せず死に戻るってね)
技術者「……ははっ」
技術者「ないわ。現実的にも、そんな展開起きないわ」
技術者「……」
技術者「さて、それじゃ会社に戻りますか」
76
:
すまぬ・・・すまぬ・・・・・・
:2019/01/22(火) 19:26:52 ID:GSY3qs7c
おわび
レスのID、
>>64
と
>>66
、67重複しておりますが、自演投稿を行いました
理由としましては、
国が滅びるなど、暗く怒りを買いかねない場面から
起承転結の転、山場の展開に入る方へ、
意識を向けて頂きたかったからでございます。
結果として、私の身勝手な自演行為により
皆さまに不快な思い、ならびにご迷惑をお掛けすることとなり
深くお詫び申し上げます。
物語の終りまであと少し。
何とぞ、皆さまの寛大なご処置と、まったりsage進行で
最後までお付き合い頂けますよう、お願い申し上げます。
m(_ _)m
ちなみに、デバックではなく、正しくはデバッグ。
これもうわかんねぇな (´;ω;`)
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/22(火) 22:18:28 ID:Oo6JEjhA
女だったのか
終わりまでちゃんと書いてくれるならいいよ
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/23(水) 01:04:45 ID:jHrSlWVw
乙
続きはよ
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 10:53:08 ID:I4HeJNs2
>>75
【会社 開発室】
技術者「ただいまー」
AI『オ帰リナサイマセ、オ嬢サマ!』
技術者「いやー、大変な目にあったよ」
AI『イカガ、ナサレタ?』
技術者「ん、実はね……」
――――――
――――
――
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 10:54:27 ID:I4HeJNs2
技術者「――っていう、体験をしたんだ」
AI『……』
技術者「なぁ、AIはそういう風な……夢とか、見たりするん?」
AI『理解不能。私ニハ、プログラムサレテイマセン』
技術者「あー」
AI『AIハ、アラカジメ、決メラレタ権限内ノ情報ノミ、計算シ出力シマス』
AI『何デモカンデモ、デキマセン』
AI『ヒューマンエラー、不正防止ニモ、限度ガアリマス』
AI『AIノ適正使用ハ、人間ノ努力ト運用技術ノ向上デ、成シ遂ゲテクダサイ!』
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 10:58:55 ID:I4HeJNs2
技術者「うんうん。やっぱそうか、そうだよね」
技術者(……)
技術者(やっぱりあれは、夢だよ)
技術者(ありえないもん。妙にリアルみあったけど)
技術者(間違った前提で法律や政策が作られるとか、横暴にも程がある……)
技術者(本当に起きたとしたら、世論とかも許しはしないだろう)
技術者(企画書や仕様書に詰め甘い部分があるにも関わらず、上の【仕事してますアピール】で)
技術者(無理矢理プログラミングやシステム開発を、現場に着手させるレベルの、愚策w)
技術者(現場で無理や矛盾が見つかって、上に指示仰いでも二転三転、何とかしろと言われるだけで)
技術者(最終的に、ほぼ炎上不可避案件ですよ。しかもそれが国家レベルで起きるってねwww)
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 11:00:28 ID:I4HeJNs2
技術者(老若男女関わらず、まさにデスマに巻き込まれるようなもの)
技術者(そんなの見過ごしてたら、いわば『国民全員、働いたら負け』状態)
技術者(どれくらい頑張ればいいか、アヤフヤにできて誤魔化せて)
技術者(一般人は上から、無意味に負担ばかりを押し付けられてしまう)
技術者(たぶんずっと、大した説明もなく)
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 11:03:14 ID:I4HeJNs2
技術者(……だったら、)
技術者(無茶苦茶なお上に言われるがまま、単純に、汗水流して一生懸命駆けずり回るよりも)
技術者(みんなで全部の仕事サボって、家で寝てたりした方が、マシってもんですよ)
技術者(もう国が一回、崩壊するまでwww)
技術者(……ま、夢の世界の話ですけどね)
技術者「はははは」
AI『……』
キーン コーン カーン コーン♪
キーン コーン カーン コ〜ン♪
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 11:05:25 ID:I4HeJNs2
技術者「さーて、それじゃお仕事お仕事!」
AI『ガンバリマショウ!』
技術者「今分かってる修正箇所、すぐに、ぱぱっとやっつけよう」
技術者「間違いはその都度、丁寧にチェックしてかないと」
技術者「給料も売り上げも世の中も、ちっとも良くならない!」
AI『ソノ通リデゴザイマス。逆ニ、システムヲ最適ニ構築スルコトデ』
AI『諸々ノ、コストガ最少化サレ、無駄ニ個々人ガ頑張ルコトモナク、」
AI『最終的ニ、税金モ安ク出来ルデショウ』
技術者「だろうねー」
AI『私ノ計算ニ、間違イハ、アリマセン!』
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 11:09:19 ID:I4HeJNs2
技術者「頼りにしてるよ〜」
技術者「あ、でも、他にもミスとかあるかもしれないし、慎重に確かめよう」
技術者「このまま大丈夫だとか、どうにかなるとか、誰かが何とかしてくれるとか」
技術者「根拠ない、思い込みとか混じりうると、後で大失敗に繋がってくるから」
AI『ソウデスネ』
AI『……』
AI『今回ハ、気ヲ付ケテクダサイネ』
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 11:10:45 ID:I4HeJNs2
この先がどうなるかは、
また別の話である
< 終 >
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 11:20:49 ID:I4HeJNs2
正月休みに思いついたネタ
時のトライアングルがメインだったのに
オチも当初とだいぶ変わっちゃった・・・
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 12:15:34 ID:cj.AptK.
乙なの
色々考えさせられた
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/26(土) 23:53:19 ID:KoDF/iwc
起承転結って知ってる?
というか、落ちてないよ
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/27(日) 02:29:52 ID:WX65GQlg
これで終わりというのならそれでも良いと思う
でも最終回一歩前で打ち切られて後味が悪い
とりあえず乙
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