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女騎士「私が守ってやる!!」
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上から順番
少年「ボクが、勇者に選ばれたんですか?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444045514/
少年「神様に祈りましょう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444276145/
少年「恋をしました」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1444541374/
少年「ボクは、君を守りたいんです」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1445428616/
女騎士「両親の日記」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1446271771/
女騎士「どうか、正しい判断を」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1447115764/
女騎士「私は、アイツになりたいんだ」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1448584663/
の、続き。
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別スレでたてるのか
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たておつ
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毎回新スレ立てる意味とは
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乙乙
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気になりすぎて最近眠れない
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城壁国家エジンベア 外
白騎士「国全てが高く積まれ築かれた特集材質の壁に囲まれ、上空には魔法結界が張られている……」
白騎士「まるで鳥籠ね。こんな鳥籠の中に居る事が幸せだと、飼い慣らされた鳥は信じてる」
白騎士「こうやって目の前まで敵がやって来ているのに、兵士の一人も外へ出て来ないのが、頭まで鳥になっている証拠」
白騎士「城門を閉じるだけで守れると思ってるの? こんな壁なんて、せいぜい人間どもの貧相な魔法や、大砲ぐらいを防ぐのが精一杯よ!!」
白騎士「アルミラージ!! デスジャッカル!! キラーエイプ!! ごうけつぐま!! 各部隊は突入の準備をしておきなさい!!」
白騎士「私が……壁に風穴を空けるわ!!」
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白騎士「左手から五発……」スッ
白騎士「右手から五発……」スッ
白騎士「合わせて十発のメラゾーマを、一度に纏めて叩き込みます!!」
白騎士「崩落せよっ、フィンガーフレアボムズ!!!」バッ
ドゴォォォォォォォン!!!
白騎士「……」
白騎士「よしっ、突破口は開いた!! 各部隊、突撃しなさい!!」
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白騎士「……」
白騎士(こんな事をしちゃって……)
魔王「状況はどうだシロよ?」スタッ
白騎士「ま、魔王様!?」クルッ
白騎士「はい。たった今、全軍に突撃の号令を掛けた所です。『あの条件』についても問題なく」ペコリ
魔王「そうか……」
魔王「それでシロよ」
白騎士「なんでしょう?」
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魔王「溜まってる?」
白騎士「……」
魔王「……」
白騎士「はい?」
魔王「前にシた時、シロがイヤだイヤだって言ってたから、誘わないようにしてたんだけど」
魔王「クロが、最近シロがそわそわしてるって……」
白騎士「……」
白騎士「な、なっ、なっ……」プルプルプルプル
-
魔王「勘違いかも知れないし、だから、もう一回だけ聞くよ?」
魔王「シロ、溜まってる?」
白騎士「うぅっ……」プルプルプルプル
魔王「溜まってないの?」
白騎士「あんな恥ずかしい格好、私にさせるからじゃないですか!?」キッ
白騎士「なんで外でするんですかっ!? なんで裸にならせるんですかぁっ!?」
魔王「なんでって、シロは外の方がいいんでしょ?」
白騎士「良く有りませんっ!!!」
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魔王「そうなの?」
白騎士「そうですっ!! もっと、こう、普通に」モジモジ
魔王「普通って?」
白騎士「それは……」モジモジモジモジ
ドゴォォォォォォォン!!!
白騎士「っ!? どうやら、慌てて兵が出て来たようですわ」チラッ
魔王「ここも、戦いが始まったね……」
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── エジンベア強襲 ──
この日、大国で在ったエジンベアは魔王軍により攻め込まれ、シンボルの巨大な城は破壊された。
ついに動き出した魔王に世界中の人々は震え、そして立ち向かうべく、より一層の協力体制を築いて行く……
誰しもが傍観者では無い。誰しもが当事者で。誰しもが魔王軍と戦う意思を持つ。
希望で有る勇者を筆頭に、そんな世界へと変わり始めていた……
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第八話
女騎士「私が守ってやる!!」
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ポルトガ 正門より数キロ地点の平原
女騎士「僧侶、何をボーッとしている!? 早く補助魔法を!!」
僧侶「えっ、あっ、ひゃ、ひゃい!!」ビクッ
黒騎士「補助魔法など掛けさせるものか!!」ダッ
武闘家(チッ。ゴツい鎧を着てる割に早えぇじゃねぇか!!)
武闘家「狙われてるぞ僧侶!! 避けろ!!」
黒騎士「そうは行かん、掴まえた!!」ガシッ
僧侶「っ!? くうぅっ……」
黒騎士「……」
-
黒騎士「しっかりしろ、怪しまれるぞ?」ヒソヒソ
僧侶「っ!?」
黒騎士「分かったら、俺を適当な攻撃魔法で振り払え」ヒソヒソ
僧侶「……」
僧侶「わたくしに、触れないでくださいまし!! バギッ!!」バッ
黒騎士「おっと」サッ
黒騎士「危ない危ない、攻撃魔法も使えたか」スタッ
僧侶「勇者さま、すみません。敵のプレッシャーに気圧されてしまいました……ですが、もう大丈夫です!!」
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おやすみなさい
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乙!
-
魔王さんたち敵の面前で痴話喧嘩とかw
状況がそろってきたなあ
乙
-
乙乙
-
黒騎士(とは、言ったが……)
黒騎士「キラーアーマー部隊、俺が勇者とやる!! 他の奴らを相手しておけ!!」
武闘家「チッ」スッ
僧侶「くっ……」
女騎士「……」
黒騎士「……」
黒騎士「少し、遊ぼうか?」ニヤリ
女騎士「私が、遊んでやろう」ニヤリ
-
女騎士(僧侶とは距離が離れたか)チラッ
女騎士(だが、コイツも補助魔法を掛けた形跡は無い。ならば!!)
黒騎士「勇者と魔王。敵同士がこうして出会ったんだ……」
女騎士「この闘い、是非など問わず!!」
黒騎士「お前の力、俺に見せてみな!!」ジャキッ
女騎士(剣を逆手に握り直した? どこかで……)
女騎士(いや、今はっ!!)
女騎士「良いだろう。勇者のみが扱える、最大の剣技を以て貴様を倒してやる!!」ジャキッ
-
女騎士「……」
黒騎士「……」
女騎士「フッ!!」ダッ
黒騎士「行くぞ!!」ダッ
女騎士「ギガッ、スラァァァッシュ!!!」
黒騎士「ストラッシュ!!!」
ガキィィィィィィィン!!!
女騎士「……」スタッ
黒騎士「……」スタッ
-
女騎士「互角か、だが次の一撃で……」
黒騎士「互角?」
女騎士「ん?」バキィィン
女騎士「ッ!? 私の剣が、折れたっ!!?」ビクッ
黒騎士「おいおい。まさかとは思うが、武器の差だとか勘違いするなよ?」
黒騎士「違うのは剣の……腕の差だ」ニヤリ
女騎士「くっ……」ジリッ
黒騎士「まだ魔法が使えるだろ? もっとお前の力を見せろ」
-
女騎士「……」
女騎士「ふっ」クスッ
女騎士「ふふっ」
女騎士「あははははははははははははっ!!! はぁーあ……」
黒騎士「なんだぁ?」
女騎士「色々と繋がったよ。だが、そうだな。悪い事は言わん」
女騎士「私に剣で勝った事を手土産に、ここは引け。もしくは……」
女騎士「ここに跪いて降伏しろ。そうすれば、命だけは助けてやろう」ニコリ
-
女騎士「そうでなければ」
女騎士「この勇者最大の魔法が、貴様を葬る事になる」
黒騎士「……」
黒騎士「ぬかせ」
女騎士「どれ、カウントダウンをしてやろう。それまでに決めるんだな」スッ
黒騎士(両腕を左右に広げて構えた? ライデイン?)ジィーッ
女騎士「さん。にー。いち……」
黒騎士(左手から放つか? それとも右手か? はたまた両手を合わせるか? 何の魔法だろうと……さぁ、来い勇者ッ!!!)ギロッ
-
武闘家「ゼロだ……」
黒騎士「何ッ、後ろっ!?」クルッ
武闘家「遅せぇ!! 正拳突きぃッ!!」ドゴォッ
黒騎士「ぐうっ!? だが、この鎧の上からではダメージは……」
黒騎士(なんだ、体がっ、揺れっ!?)
黒騎士「ガハァッ!!?」フラフラッ
武闘家「おめぇ、仲間に俺みたいな武闘家は居ないだろ?」
武闘家「そして、ただ単に『鍛えた体を武器として戦う』。そんな認識しか無ぇ」
-
黒騎士「キラーアーマーはどうした?」
武闘家「戦ってるよ……」
武闘家「俺がマヌーサで作り出した幻影とな」ニヤリ
黒騎士「マヌーサ? その程度の魔法でっ」
武闘家「ああ、俺が使えるのはその程度の魔法だ。オメェには効かねぇんだろうよ」
武闘家「けどな、アイツらにはてきめんだったぜ?」ニヤリ
武闘家「昔から武闘家が苦手なのは、スライム系とゴムみてぇな軟体系だけって決まってんだ!!」
黒騎士「……」
-
僧侶「勇者さま、お待たせしましたっ」タタッ
女騎士「おお、僧侶も来たか」
黒騎士「成る程、確かに俺の知識不足だったようだ。しかし、もう油断は無いぞ?」
武闘家(チッ。ほしふるうでわを装備して、全力で短勁を打ち込んだってのに……復帰するのが早いんだよ!!)ジリッ
僧侶「バイキルト!! スクルト!! ピオリム!!」バッ
僧侶(黒騎士さん!! まだ戦うつもりですか!?)
黒騎士「……」
黒騎士「流石に分が悪いか。ここは引こう。サラバだ勇者よ!! ルーラ!!」バッ
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_人人 人人_
> 突然の死 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
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僧侶「あ」
武闘家「逃げやがったか」
女騎士「3対1なら正攻法でも勝てるが、それ以外は邪道な戦法で奇襲を掛けるしか無さそうだな」
武闘家「チッ」
女騎士「確かに強い相手だった……だが、確実に勝てる方法を二つ思い付いたよ」
僧侶「それは?」
女騎士「ひみつだ」ニコリ
武闘家「張ったおすぞテメェ……」
-
女騎士「ん? 押し倒してみろイクジナシが」
武闘家「ああっ!?」キッ
僧侶「お、お二人共、ケンカはっ」アセアセ
女騎士「分かってるよ……まずは、まだ幻影と戦っている魔物を殲滅する」
女騎士「合わせろ武闘家!! イオを連続で叩き込むぞ!!」スッ
武闘家「応よっ!!」スッ
女騎士「イオ!! イオ!! イオ!! だだだだだだだだだだぁぁっ!!!」ズドドドドドッ
武闘家「イオッ、まとめて喰らいやがれッ!! オラオラオラオラオラァッ!!!」ズドドドドドッ
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僧侶「……」
僧侶(取り敢えず、バレなくて良かったですね。これからは気を付けないと)
僧侶(……)
僧侶(わたくしは、このパーティーに居てよろしいのでしょうか?)
僧侶(わたくしは、わたくしはっ……)
僧侶「くっ!!」フルフル
僧侶(今さら考えようとっ)ギリッ
僧侶「勇者さまっ、わたくしも手伝います!!」
-
数日後 カジノの街より西 平原
女騎士「それで、次の街へはどのぐらい掛かるんだ?」チラッ
僧侶「はい、早ければ三日ほどで」
女騎士「三日……ずいぶんと掛かるな」
武闘家「チッ。オメェが馬車代をカジノでスるからじゃねぇか」
僧侶「まぁまぁ。一応、この近くにダークエルフが住むと言われる森が在りますが……」
女騎士「よし。そこで風呂を借りよう」ポンッ
僧侶「ですがっ、わたくしも森へは入った事が有りませんし、ダークエルフは人嫌いとの噂も」
女騎士「心配するな。私はサキュバスだぞ? イザとなったら、体で落としてやる」ペロッ
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おやすみなさい
-
乙です
おやすみなさい
-
乙!
-
武闘家「……」
武闘家「すっきりしねぇな……」
女騎士「なんだ、スッキリさせてやろうか?」チラッ
武闘家「ちげぇよ!! このクソビッチが!!」
女騎士「もっと言ってくれ!! 興奮する!!」
武闘家「チッ。だからよ……あの街のこった」
僧侶「……」
女騎士「ああ、あれか……」
-
僧侶「カジノは、何とか残して貰えましたね」
女騎士「低レートの国営化になってしまったがな……まぁ、遊んだり息抜きにはちょうど良いだろう」
僧侶「ですが、あの魔物達は……」
女騎士「オーナーがどうにかして押したのか、それとも魔物達が自分で押したのか」
武闘家「恐らく、あのオーナーをブッ殺す事を生き甲斐にしてたんじゃねぇか?」
女騎士「ふむ。オーナーを殺し、生きる目的を無くして押したか……それとも」
女騎士「二度と見せ物の為に戦わされる魔物が現れないよう、カジノを破壊したかったか」
僧侶「破壊されたのはカジノの一部でしたが、モンスター闘技場は終わるみたいですし、これで……少しは救われると良いのです」
-
>>39
×僧侶「破壊されたのはカジノの一部でしたが、モンスター闘技場は終わるみたいですし、これで……少しは救われると良いのです」
○僧侶「破壊されたのはカジノの一部でしたが、モンスター闘技場は終わるみたいですし、これで……少しは救われると良いのですが」
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武闘家「しっかし、あの爆発に巻き込まれなかったのが奇跡だな?」ニヤリ
女騎士「ふっ、私は勇者だぞ? 何度だって奇跡を起こして見せるさ」ニヤリ
僧侶「……」
僧侶(わたくしがフバーハを掛けていたのですが、言わない方が良いのでしょうか?)
女騎士「で、だ。肝心のダークエルフの森へはどのぐらい掛かるんだ?」
僧侶「あっ、えっと……あそこの山の麓(ふもと)に広がるのがそうです」キョロキョロ
武闘家「ほぉ、かなりデケェな」
女騎士「ではっ、いざダークエルフの森へ!! 出発!!」ビシィッ
-
ダークエルフの森 湖の畔
──どうだピサロよ? 力を手に入れる決心は着いたか?
ピサロ(湖に浮かぶ赤い水晶。俺だけがその水晶を見れて、俺だけがその水晶から発せられる声を聞ける)
ピサロ(フッ。仲間に覗かれたら、まるで俺は頭のオカシイ奴か)クスッ
ピサロ「もう一度聞く。『進化の秘法』とやらを使えば、巨大な力を手にする事ができるんだな?」
ピサロ「義理の妹を、人間や魔王から……守れるんだな?」
-
──無論だ。お前は全てを超越する最強の力を手に出来る。
ピサロ「……」
ピサロ(人間とダークエルフの間に産まれた義理の妹……ハーフ)
ピサロ(人間からは化け物と恐れられ、ダークエルフからは半端者と蔑まれ、友と呼べるのは森の動物達のみ)ギリッ
ピサロ「もう少しだけ考えさせてくれ。そう言えば、あんたの名前は何て言うんだ?」
──我が名は、エスターク。力を与える者だ。
ピサロ「そうか、エスターク」
ピサロ(俺は力を手に入れ……魔王から、人間からっ、そして妹を蔑む同族から!! 全てから妹を守る!!)
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ダークエルフの森 入り口
女騎士「ここがダークエルフの森か?」キョロキョロ
僧侶「はい。そうだと思われます」コクリ
ハーフ「止まれっ!!」
武闘家「んっ?」チラッ
ハーフ「お前らは人間だな? この森に何の用だ!!」ギロッ
女騎士「おお、これはまた可愛らしい」
-
ハーフ「うがああああっ!! 用が無いなら出て行ってよね!!」
ハーフ「アウルベア!! ケルベロス!! キメラ!!」
アウルベア「ゴアアアアアッ!!」ドシン ドシン
ケルベロス「グルルルルルルッ!!」
キメラ「クワァァッ!!」バサッ バサッ
女騎士「ふむ。魔物使いか?」
ハーフ「魔物じゃない!! 友達だっ!!」キッ
武闘家「友達だっつーならヤメさせろ。ケガさせるだけだぜ?」
-
女騎士「まぁ待て武闘家。話せば分かってくれるだろ?」チラッ
女騎士「ダークエルフの少女よ、私達は旅をしているのだ」
女騎士「しかし、ここ二日ほど野宿でな。一晩だけ、フカフカのベッドを貸して貰えないだろうか?」
ハーフ「……」
ハーフ「それだけか?」
女騎士「ああ。明日には出て行くさ」コクリ
僧侶「わたくしからも、どうかお願いいたします」ペコリ
ハーフ「分かった。着いて来て……でも、変な真似はしないでよね」
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ダークエルフの森 集落より離れた場所の一軒家
ハーフ「ただいま、にぃにぃ」ガチャッ
ピサロ「お帰りハーフ……」ニコリ
ピサロ「……」
ピサロ「おや、そちらの方々は?」ジロッ
ハーフ「旅をしててね、野宿が続いてるから、一晩だけ泊めて欲しいんだって……ダメかな?」
女騎士「ダメなら、せめて風呂だけでも頼みたい。礼なら、私と僧侶が体でする」
僧侶「だから、何でわたくしも交ぜるんですかっ!!?」ビクッ
武闘家「俺も、薪割りぐらいならするぜ?」
-
女騎士「安心しろ。ダークエルフが人間嫌いなのは知っている。怪しい素振りをしたら遠慮なく切り掛かって来い」
女騎士「それに私は……純粋な人間じゃない。人間とサキュバスのハーフだ」
ハーフ「っ……」ピクッ
女騎士「それだけで、安心する理由にはならないか?」ニコリ
ピサロ「分かりました。ここで会ったのも何かの縁。どうぞ客室を使ってください」
ピサロ「だが……」
ピサロ「俺の妹に少しでも危害を加えてみろ、その時はっ!!」ギロッ
女騎士「ああ、肝に命じて置こう」
-
数十分後 同所の庭
僧侶「らららー──────♪♪」
ハーフ「よっ、はっ、ほっ。へへんっ♪」タッ タッ タッ
武闘家「へー、アイツ歌がうめぇじゃねぇか」ジィーッ
女騎士「それにあの子は踊りが上手いな。初めて聞く歌なのに、実に良く合わせている」ジィーッ
ケルベロス「ワンワンッ!!」タタッ
キメラ「クワワァ!!」バサッ バサッ
ピサロ「友達も一緒に駆け回って、とても楽しそうだ」ニコリ
女騎士「ふっ、そうだな」
-
女騎士「……」
ピサロ「……」
女騎士「彼女、確かに褐色の肌をしていて、エルフ特有の耳をしているが」
女騎士「どうも私には、人間に思えてしまう。もしかして」チラッ
ピサロ「そう。あの子は、俺の義理の妹。そして、人間とダークエルフのハーフだ」コクリ
女騎士「そうか……それを本人は?」
ピサロ「知ってるよ。いや、知らせるつもりは無かったが」
女騎士「そこまでで良い。容易に想像は付く。人間嫌いの種族が、その人間との間に産まれた子を好ましく思う筈がないからな」
-
ピサロ「恨んでは居ないさ。立派な母だったし、前父を早くに無くしてからも、一人で俺を育ててくれた」
ピサロ「その母が好きになったのが、たまたま人間だっただけの事」
ピサロ「実際、父も立派だった。名の有る賢者だったみたいだぞ?」
女騎士「ほぉ……ならば、名前に聞き覚えが有るかも知れんな」
ピサロ「だが、その父も死んだよ。病死だ」
女騎士「……」
ピサロ(だから俺が、俺がっ、残った家族をっ、義理の妹を守らなくてはならないんだ!!)ギリッ
武闘家「……」
-
ピサロ(頼れるのは……)
ピサロ(頼れるのは、自分しか居ないんだから!!)
── ×年前 ──
ピサロ『長老!! 森の奥へ行く許可を下さい!! このままでは、父が病気で死んでしまいます!!』
長老『ならぬっ!! 世界樹はこの森の御神体!! その葉は、ダークエルフのみに与えられるべきのだ』
ピサロ『父は、人間の盗賊団を森から追い払ってくれました!! 種族は違えど仲間です!!』
Dエルフ『自作自演で我らの信頼を得ようとして、お前の父が呼んだんじゃないのか?』
-
ピサロ『くっ、貴様ァァッ!! 武器を向けられただけで震えていた奴の言う事か!!?』
長老『何と言おうが許可は出来ぬ!! 森の外へ出て、人間の薬でも与えるのだな』
ピサロ『頼むよ皆、仲間だろっ!? 誰か協力してくれよ!!』
ピサロ『長老!! お願いします!! 長老ぉぉぉっ!!!』
──────
ピサロ(その為には力だ……)
ピサロ(力さえ有ればっ、俺は父を救えた!! 母も自殺なんてしなかった!! 力さえ、力さえ有ればっ!!)
-
おやすみ。
-
口調が不安定すぎ
キャラぶれすぎ
-
乙!
-
乙乙
-
夜 同所の庭
僧侶「今宵は、月が綺麗ですね」
ハーフ「そうだろっ? よっと。ここから見上げる月が一番綺麗なんだ!!」ゴロン
ハーフ「芝生にこうやって寝転がってさ? 友達とお喋りするのが、私の幸せさー」
キメラ「クワッ」コクリ
僧侶「ふふっ。では、わたくしもこれでお友達ですねっ」ゴロン
ハーフ「へっ?」キョトン
僧侶「おや、違うのですか? わたくしはてっきり……」
ハーフ「ううん、私も嬉しいぞ!!」ニコリ
-
ハーフ「名前は、えっと……」
僧侶「僧侶です」
ハーフ「そっか。よろしくねっ、僧侶」
僧侶「はい、こちらこそ」ニコリ
ハーフ「あ、でも……」
僧侶「どうか致しましたか?」
ハーフ「明日には、出て行っちゃうんだろ?」チラッ
僧侶「そうですね……恐らく、そうなるでしょう」コクリ
-
ハーフ「……」
僧侶「……」
僧侶「良ければ、勇者さまに頼んでみましょうか?」
ハーフ「勇者、さま?」
僧侶「おや、言っておりませんでしたか?」
ハーフ「き、聞いてないぞっ!!」アセアセ
僧侶「共に居た女性が、魔王を倒す旅をしている勇者さまです」
ハーフ「そう、なのか……」
-
僧侶「お願いすれば、後何日かは滞在出来るやも知れません」
僧侶(代わりに、どんな要求をされるのかも分かりませんが……)
ハーフ「……」
ハーフ「あのさぁ僧侶ー? 私も、勇者様の仲間になれないかなぁ?」
僧侶「それは」
ハーフ「私が魔王を倒せば、きっと皆も私を認めてくれると思うんだ」
ハーフ「友達は居るし、にぃにぃは優しいけど……同じダークエルフの友達も欲しいぞ」
ハーフ「仲間外れは、もうイヤだっ……」ギュッ
-
ケルベロス「ワウゥッ……」スリスリ
僧侶「……」
僧侶「旅は遊びでは有りません。死ぬかも知れないのですよ?」
ハーフ「覚悟してるぞ!! それに、今はまだ大きな魔法は使えないけど、賢者だった親の血も引いてるんだ!!」
ハーフ「きっと私だって、凄い魔法を使えるようになると思う!!」
ハーフ「それじゃ、ダメ、か?」チラッ
僧侶「……」
僧侶「了解しました。勇者さまに聞いてみましょう。それと、大切な結論は急ぐものでは有りませんよ? 今夜一晩、ゆっくりと考えてみてくださいまし」ニコッ
-
同時刻 一軒家の客室
武闘家「ベッドが二つに、ソファーが一つか」
女騎士「武闘家? お前は私と僧侶と、どっちと同じベッドで……」
女騎士「いや、私と僧侶が同じベッドで……」
武闘家「アホか。俺がソファーで寝るから、オメェと僧侶はベッドで寝ろ」
女騎士「ん? それだとベッドが一つ余るぞ?」
武闘家「オメェと僧侶は、別々のベッドで寝ろっつってんだ!!」
女騎士「なんだ、そう言う事か」
武闘家「チッ……」プイッ
-
女騎士「まぁ、冗談はさておき」
武闘家「冗談には聞こえなかったけどな」
女騎士「……」
女騎士「感じるか?」チラッ
武闘家「……」
武闘家「森に入った頃かどうか、詳しくは分かんねぇが」
武闘家「少なくとも今は、『ヤバい警笛』が俺の中で鳴りまくってるぜ?」
女騎士「私は、この家に近付いてからだな。これ程の邪悪な空気……鎧の上からでも、肌にビリビリと伝わって来る」
-
女騎士「最初は、この辺りの場所に何か有るかとも思ったが」
女騎士「発信源は間違いなく、あのハーフエルフの兄だな」
武闘家「悪い奴には見えねぇが、明日、ここを出発するまでは要注意って事か?」
女騎士「私達に何もしないのなら、今はそれで良いさ……」
女騎士「しかし、僧侶は気付いてなかったな?」
武闘家「ああ、気付いてる様子はねぇ。むしろ、だいぶリラックスしてたと思うぜ? 唄なんか歌えたぐらいだからな」
女騎士「やはりそうか」
女騎士(僧侶ほどの力が有れば、この邪悪さは感じ取れる筈。神経が図太いのか、それとも、慣れているから、気付かないのか……)
-
女騎士「……」
女騎士「仲間だと、信じてるぞ僧侶?」ボソッ
女騎士「よし、今日はもう休もう。そして、明日は早くここを出るぞ?」
武闘家「それがいいな」コクリ
トントンッ
僧侶「ただいま戻りました」ガチャッ
女騎士「ん、僧侶か?」チラッ
僧侶「……」
僧侶「あの、勇者さま、お願いが……」
-
ダークエルフの森 湖の畔
──どうやら、決心が着いたようだなピサロ?
ピサロ「ああ、決まったよ」コクリ
ピサロ「さぁエスターク!! 俺に力をっ!! 『進化の秘法』を!!」
──この力は、自ら望んだ者にしか与える事ができぬ。よかろうピサロ!! 進化の秘法を受けとれい!!
そしてたった今から、エルフも、人も、魔物をも超越した存在になるのだ!!!
ピサロ(俺がダークエルフで無くなってしまうとしても、妹さえっ、家族さえ守れるならっ!!)ギリッ
ピサロ「ぐおおおおおおおおおおおおッ!!! 俺に力をぉぉぉぉぉぉオオ!!!」ドクンッ
-
おやすみ
-
乙乙
-
乙!
-
IVの話なのか
-
待ってる
-
飽きちゃったのか?
-
人少ないから目立てないししょうがないね
-
ただの冬眠だろ
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翌日早朝 ダークエルフの里
Dエルフ「たっ、大変です長老!!」タタッ
長老「どうした? 騒がしいぞ?」
Dエルフ「この森の御神体で在る世界樹が……」ブルブル
長老「なにっ!? 世界樹がどうかしたのか!?」
Dエルフ「葉が全て腐り落ち……それだけでは有りません!!」
Dエルフ「定期巡回していた班のメンバーも全員……」ギリッ
ピサロ「おっと、口の過ぎる男は嫌われるぞ?」スタッ
長老「ピサロか?」チラッ
-
Dエルフ「ピサロッ!! キサマァァァァッ!!!」ジャキッ
ピサロ「俺に剣を向けるか……」
ピサロ「ベギラゴンッ!!」バッ
Dエルフ「なっ、まさか!!?」
ドゴォォォォォン!!!
Dエルフ「ぐああああああああ!!!」ボォォッ
長老「なんとっ!? 森に火を放つとは、気でも狂ったかピサロ!!」
ピサロ「家族を助けぬお前らも、妹を傷付けるこの森も要らん!!」キッ
ピサロ「今より俺が大陸の覇者となり、全てを妹の望む世界に造り変える!!」
-
>>71
少年編→ドラクエ3 女騎士編→ドラクエ4 だと思ってた
-
乙!
-
同時刻 一軒家の客室
僧侶「勇者さま、昨日のお願いなのですが……」
女騎士「答えは変わらないぞ? この旅に連れて行く事は出来ないな」
ハーフ「うぅっ……泊めて上げたのにぃ」プルプル
僧侶「武闘家さんからもどうかっ!!」
武闘家「有名な賢者の血を引き継いでる、ってのは信じてもいい」
武闘家「だが、その血が覚醒すんのはいつだ? 一ヶ月後か? 一年後か?」
武闘家「明日にでも賢者に目覚めるってんなら、喜んで推薦するがな」チラッ
女騎士「そう言う事だ。残念だが、黒騎士……あの敵と戦った後では、誰かを守りながらは戦えない」コクリ
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女騎士「そんな余裕なんて、無くなったさ」ギリッ
僧侶「勇者さま」
ハーフ「……」
ハーフ「もう良いよ僧侶。これからも……」
バリーーン!!
キメラ「クワァァッ!!」バサバサッ
ハーフ「うわっ!? どうして窓ガラスを割って入ってくるんだ!!」ビクッ
キメラ「クワワッ、クワァァッ!!」
ハーフ「っ!? そんなっ、ウソだっ!!!」
-
武闘家「あ?」チラッ
女騎士「さぁ、全くわからない」
僧侶「あの、お友達はなんと?」
ハーフ「っ……」ギリッ
ハーフ「にぃにぃが、森を、燃やしてるって」
武闘家「マジかよ……」
女騎士「くっ、やはりあの不穏な空気は本物だったか!!」
僧侶「皆さん!! 早く参りましょう!!」タタッ
-
燃え盛るダークエルフの里
長老「おの、れ……ピサ、ロ」ドサァッ
ピサロ「……」
ピサロ「最後まで抵抗できたのが、この老体とはな」
ピサロ「しかし、これで我ら兄妹以外のダークエルフは全て滅ぼした」ニヤリ
ピサロ「くくくっ……」
ピサロ「フハハハハハハハハハハッ!!!」
ピサロ「震えろ人間!! 震えろ魔王!! これよりこのピサロが世界を粛正する!!」
ピサロ「妹と俺が幸せに暮らせる世界を造り上げるのだ!!!」
-
ピサロ「森を燃やし尽くす炎は、初めの一歩を飾る狼煙に相応しい」
ピサロ「ああ、燃やしてやる。村も、街も、国も……」
ピサロ「俺の……ホノオで!! セカイを!! チジョウを!!」ドクンッ
ピサロ(素晴らしい。これが、シンカのヒホウ。体からチカラが溢れだしそうだ)ドクンッ ドクンッ
ピサロ「グオオオオオオオオオオオッッ!!!」
ハーフ「ヤメてにぃにぃ!!」ダッ
ピサロ「……」
ピサロ「来たか、イモウトよ……」チラッ
-
おやすみなさい
-
おやすみなさい
-
おやすみなさい。そして乙
-
ハーフ「どうしてこんな事をするんだ!?」
ピサロ「お前の為だ。決まっているだろ?」
ハーフ「っ……こんなの、望んでないよっ!!」フルフル
ピサロ「弱く孤独な妹を守るのは、兄の務め」
ハーフ「孤独だなんて……」
ピサロ「思った事が無いとは言わせんぞ?」
ピサロ「フッ。化け物を拾って来たと思ったら、それを友達だなんだと」
ハーフ「きっ!! にぃにぃ……今のは取り消して」ジロッ
-
ピサロ「同じダークエルフに馴染めないから、化け物に友人関係を求めていたんだよ!!」
ハーフ「にぃにぃ……いつも、そう思ってたの? 笑ってくれてたのは、嘘だったの!?」
ピサロ「いや、嘘じゃない。お前が孤独から救われるなら、化け物を友とするのも良しとした」
ピサロ「だが、そこまでだ。他のダークエルフからは更に疎まれ、森の見回りも押し付けられ、余計に孤立した!!」
ハーフ「……」
ピサロ「あの化け物どもは、我らダークエルフよりも遥かに寿命が短いぞ? 死んだらどうするつもりだ?」
ハーフ「っ……」
ピサロ「だがっ、だが、だが、だがだが、だがだがだがだがだがッ!!!」
-
ピサロ「すべてっ、すべて、すべて、全て全て全て全て全てッ!! 全て安心しろ!!」
ピサロ「この兄が、お前を孤独へ追いやった森を燃やしてやった!! この兄が、他のダークエルフを皆殺しにしてやった!!」ニヤリ
ハーフ「うっ、うっ、うぅっ……」ブルブル
ピサロ「さぁ、こちらへ来い。この兄の手を取れ。これから二人で、新しい世界を作ろう?」ニコリ
アウルベア「ゴアァァァァァァッ!!」ドシン ドシン
ケルベロス「グルルルゥッ!!」ダダッ
キメラ「クワァァァッ!!」バサバサッ
ハーフ「っ!? みんな……き、来ちゃダメだ!! 逃げてっ!!」
-
出てくる魔法は殆ど、ドラクエシリーズか、それに慣例する漫画から抜粋
-
ピサロ「今までご苦労……」
ピサロ「しかし、これからの世界に、貴様ら化け物の居場所は無い。死ね」スッ
ピサロ「ベギラゴンッ!!!」バッ
ハーフ「ヤメてええええええええええ!!!」
ドゴォォォォン!!!
ハーフ「あっ、ぁ、ああっ……」
ピサロ「……」
ハーフ「うわああああああああああ!!!」ガクンッ
ピサロ「これで、お前を理解できるのは俺だけになったな」
-
武闘家「今の音、こっちか!?」タタッ
女騎士「置いて行くな!! どこを走ってるんだか……ん!?」
僧侶「なっ!? これはっ」ビクッ
ハーフ「ぐすっ、うぅっ……そうりょぉ」ポロポロ
女騎士「……」
女騎士(獣の焼けた匂い。そうか、ピサロと言う男……)チラッ
ピサロ「ぐはははははははははっ!!」
武闘家「チッ。ヤロウ」
-
乙!
-
乙
フィンガーフレアボムズ
ダイの大冒険だな
-
ピサロ「もはや誰も、この俺を止める事は出来ぬっ!!」
武闘家「勇者、コイツを止めるぞ!?」チラッ
女騎士「……」
武闘家「オイ、聞いてんのか!?」
女騎士「戦おうにも、剣は黒騎士に折られてしまって無いんだが?」
武闘家「クソがっ!! 何で代えを買っとかねぇんだ!!」
ピサロ「剣が有ったとて無理だな。ダークエルフ族に伝わる……この、『天空の剣』を前にしては」ジャキッ
ピサロ「どんな名匠が造った武器もナマクラよ」ニヤリ
-
僧侶「お待ちください!! 貴方様は、妹を幸せにしたいのでは無いのですか!?」
ピサロ「その為にっ、世界を作り替えると言っている」
僧侶「わたくしにはそう思えません!! 現にこうして泣いているでは有りませんか!? 望んでなどいないでは有りませんか!?」
ピサロ「……」
ピサロ「全ては、妹の為だ……弱い妹を、強い兄が守る。それのどこが間違いだ!?」ギロッ
ハーフ「ぐすっ。よわい、から? 私が、よわい、から……こんなこと」ビクッ
僧侶「だからとて、こんなやり方はっ、あまりにも……」フルフル
ピサロ「心配するな。すぐにダークエルフや化け物どもと同じ場所へ送ってやる」
-
乙!
-
おれのちんぽもまんぽ!
-
女騎士「ふむ。立っているだけでも、燃え盛る炎の熱で汗が溢れて来る」
ピサロ「この炎は、森を完全に燃やし尽くすまで収まらんよ」
女騎士「ふっ。どうやら、魔法にも自信が有るようだな? しかし、魔法なら私も自信が有るぞ?」ニヤリ
ピサロ「魔法で勝負……と行きたい所だが、貴様、マホカンタを張っているな? とんだペテン師よ」
女騎士「おやっ?」
武闘家「おい、バレてんじゃねぇか」
ピサロ「安全に、切り殺させて貰う……行くぞっ!!」ダッ
武闘家「チッ。悪りぃが、手加減できねぇぞ!!」ダッ
-
僧侶「こうなっては……致し方ありません。そしてわたくしは、勇者さまの仲間」ギリッ
ハーフ「へっ?」
僧侶「貴女の兄を、ピサロを。ここで、殺します!! 武闘家さん、いま援護をっ」タタッ
ハーフ「や、ヤメてっ、僧侶!! にぃにぃ!! ヤメて!!!」
僧侶「スクルト!! ピオリム!!」
女騎士「ルカニ!! ボミオス!!」
ピサロ「フハハハハハハッ!! 効かん、効かんっ、効かん効かん効かんッ!!」ブォン
武闘家「っんだよ、耐性持ちかっ!?」サッ
-
ハーフ「どうしてっ」フラフラッ
ハーフ「こうなるんだぁ……」ガクンッ
ハーフ(私が弱いから? 私が弱いから、にぃにぃが壊れちゃったの?)
ハーフ(私が弱いから、友達の皆が……うぅっ、アウルベア、ケルベロス、キメラ。ダークエルフのみんなぁ。ごめんなさい、ごめんなさいっ)ポロポロ
ハーフ(そして今度は、僧侶と、にぃにぃまで……そんなの、そんなのっ、ヤだっ!!)
ハーフ(今度こそ、今度こそ守るんだ!! 私の……ううん、弱虫じゃない、自分の手で!!)スクッ
ハーフ(だからお願い。心の奥で鍵を掛けている賢者の血よ……お願いだっ、目覚めて欲しいっ!! もう誰も、失いたくないっ!!)ドクンッドクンッ
ハーフ「うああああああああああああああっ!!!」
-
女騎士「んっ!?」チラッ
ピサロ「なんだ、この懐かしい感覚……まさかっ!!?」ビクッ
ピサロ「妹よ、お前は」
ハーフ「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ」
ハーフ「にぃにぃ、賢者って呼んで」
賢者「これからの自分は、弱虫だった以前の自分とは別人だぞっ!!」キッ
僧侶「賢者……」
ピサロ「ついに、覚醒してしまったか」
-
賢者「まずは、森の炎を消さないとね」
賢者「右手からマヒャド、左手からバギクロス……」スッ
賢者「合体ッ!!」
賢者「氷刃嵐舞、マヒアロス!!!」バッ
ブォォォォォッ!!!
ピサロ「ぐっ!?」
僧侶「なんとっ!?」ビクッ
賢者「……」
女騎士「森を焼いていた炎が、一瞬で消し飛んだ……」
-
よくわかんなくなってきた
-
劣化番なろうの話みたいになってきた
-
ハーフエルフがじぶ、響ちゃんみたいでかわいいぞ
-
ロト紋か、懐かしい
賢者どころか賢王レベルじゃん
-
乙乙
-
血が覚醒というより魂が覚醒したような印象をうけるな
-
賢者「自分はもう、にぃにぃに守って貰わなくても平気だぞ!!」キッ
ピサロ「……」
賢者「だからっ……」
ピサロ「……」
賢者「自分と、やり直そっ? この森を復活さする方法が、きっと有る筈さぁ!!」
ピサロ「賢者……」
賢者「ねっ、にぃにぃ?」ニコリ
ピサロ「そうか。そんな提案を出来るとは、本当に強くなったんだな」ニコリ
-
武闘家「チッ。んだよ……」
女騎士「ふむ、あっさり解決しそうだな」
ピサロ「……」
ピサロ「世界樹だ」ボソッ
賢者「世界樹?」
ピサロ「この森に在る世界樹の木を探せ」
ピサロ「妹の、賢者の魔法で火災は食い止められた。ならば世界樹も残っている可能性が有る」
ピサロ「あの木の生命力は計り知れない。葉の一枚でも存在すれば、またそれが木になり大量の葉を付けるだろう」
-
ピサロ「そして、世界樹の木が有れば、俺が殺したダークエルフも甦る」
女騎士「……」
ピサロ「肉体は滅びようと、魂がまだ現世をさまよって居るのならな」
女騎士(死んでも、生き返る……か)
僧侶「……」
僧侶「随分と、簡単に心変わり為されたようですが?」
ピサロ「ん? 裏が有ると、そう疑うか?」チラッ
僧侶「はい」コクリ
-
ピサロ「……」
ピサロ「勇者、この天空の剣を受け取れ。もはや俺には不要な物だ」スッ
女騎士「くれるなら貰うが、後で返せと言うなよ?」
ピサロ「言わん。俺の代わりに魔王を倒してくれ。俺には、やる事ができた」
女騎士「では、遠慮なく……」パシッ
女騎士「おおっ、見た目よりだいぶ軽いなコレは」
賢者「にぃにぃ……」
ピサロ「さっきのは、ビックリするぐらい凄い魔法だったぞ?」
-
ピサロ「お前も、これからは好きに生きろ。世界樹を探せとは言ったが、やはりそれは俺がやる」
ピサロ「世界樹を甦らせ、森を甦らせ、ダークエルフを甦らせる……それが俺の仕事だ」ニコリ
賢者「……」コクリ
賢者「ツラくなったら言って? いつでも自分が手伝うから」
賢者「これからは、自分がにぃにぃを助けてあげるぞっ」ニコリ
ピサロ「妹よ……」
僧侶「勇者さま? これなら彼女を仲間に」
女騎士「そうだな。これで……」
-
──使えん。貴様に『進化の秘法』を授けたのは、家族ごっこをする為では無い。
ピサロ「っ!?」ビクッ
賢者「にぃにぃ?」
──どぉれ、真の力を引き出してやろう。
ピサロ「がッ!? エス、ターク……」
賢者「にぃにぃ!? にぃにぃ!!」ユサユサ
──さぁ!! 地を焼き、海を涸れさせ、人を喰らう存在として目覚めるのだ!!
ピサロ「離れろ賢者!!」ドンッ
賢者「きゃっ!?」ドサッ
-
──死の災厄、デスピサロよ!!
ピサロ「グオオオオオオオオオオッッ!!!」メキメキメキッ
賢者「っ!? にぃにぃ!!!」
武闘家「チッ。なんだ!? 体が巨大化してってんぞ!!」
僧侶「それだけでは有りません!! あのゴーレムの様な異形の姿はっ!?」
女騎士「くっ……」ジャキッ
デスピサロ「我が名ハ、デスピサロ。このヨを、死で埋めツクス存在」
-
なんだこの唐突に釈然としない展開
-
乙!
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ピンサロって空目してしまう俺はもうあかん
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賢者「そんなっ、嘘だぞ……嘘だっ!!」フルフル
僧侶「しっかりなさいまし、今はっ」
武闘家「何やってんだ!? 来るぞっ!!」
デスピサロ「『かがやくいき』……ゴアアアアアッ!!」ブォォッ
賢者「っ!? あ、こっちに」ピクッ
賢者「にぃにぃ……」
女騎士「簡単に諦めるな馬鹿者っ!! フバーハ!!」バッ
僧侶「フバーハ!! 貴女はもう、独りでは無いのですよ?」バッ
-
女騎士(しかしっ、どれだけブレスを吐き続けるんだコイツは!? 二人で障壁を張っているのに、このままでは押し切られるっ)ギリッ
女騎士「武闘家ッ、何とかしろっ!!!」
武闘家「わぁーってるよ!!」ダッ
武闘家「デスピサロとか言ったな? テメェのデカい口の中に、特大のチョコレートをぶち込んでやんぜ!!」バッ
武闘家「イオラッ!!!」ドゴォォン
デスピサロ「グウッ!? フハハハハハハッ!! 効かぬ!! 効カヌ!!」
賢者「あっ、あっ、ああっ……」ブルブル
僧侶「っ、仕方有りませんね」
-
僧侶「フッ!!」バチィーン
賢者「いっ!?」ドサァッ
僧侶「……」
賢者「僧侶?」ヒリヒリ
僧侶「後でわたくしにやり返して結構ですから、どうか、どうか今は……共に戦ってくださいまし」ペコリ
賢者「……」
僧侶「貴女の力が、必要なのです」
賢者「分かった……自分も、戦うぞ僧侶!!」スクッ
-
武闘家「ばくれつけん!! オラオラオラオラオラァッ!!」ズドドドドッ
女騎士「ギガ、スラァァッシュ!!」ザシュゥゥッ
デスピサロ「ヌグォッ!?」フラフラッ
武闘家「どうだ、この野郎!?」
デスピサロ「ククッ、痛みすら心地よい」ニヤリ
デスピサロ「ドウシタ? ソンナモのでは、進化のヒホウの腕試しにもなるぞ?」
女騎士「くっ、切った場所が、即座に回復して行くっ……」
武闘家「どうするよ? 一撃で葬り去るしかねぇってか?」
-
デスピサロ「グハハハハハハハハッ!!!」ドシーン
賢者「……」
賢者(だけど、自分の魔法が通用するの? ルーラで逃げた方が……)
ピサロ『妹よ、強くなったのでは無いのか?』
賢者(っ!? にぃにぃの声が聞こえる!?)キョロキョロ
ピサロ『これ以上、大切な者を失いたくないのならば戦え』
賢者(でもっ、それじゃにぃにぃは?)
ピサロ『アレは、俺で在って俺では無い。俺の弱い心が招いた怪物だ』
-
ピサロ『愚かな俺の考えと行動。そして、甘い誘惑に抗え無かった……それも俺の弱さ』
ピサロ『賢者よ。お前が倒せ。元の肉体も魂も消え、ただの破壊神となった兄を!!』
賢者(だけど、何の魔法を使えば……)
ピサロ『分かる筈だ。賢者の血に目覚めたのなら、俺が教えなくとも、知っている筈だ』
賢者「……」
賢者(あっ……)
ピサロ『その魔法ならば、きっと倒せる。頼んだぞ……我が最愛の妹、賢者よ!!』
賢者(うんっ。自分、やってみるさ!!)コクリ
-
賢者「勇者、武闘家、僧侶、自分がアイツを倒すからっ、少し時間を稼いで!!」
女騎士「……」チラッ
女騎士「何をするかは聞かん。だが、信じていいんだな?」
賢者「……」コクリ
女騎士「よしっ!! 武闘家、僧侶、ここからは……」
黒騎士「っと、それじゃあ倒せんぜ?」スタッ
武闘家「なっ!? テメェ!!」
僧侶「黒騎士……」
-
なるんかい
-
女騎士「どう言うつもりだ?」
黒騎士「こっちにも事情が有ってな? 手を貸してやると言ってるんだ」
武闘家「誰がテメェの力なんか借りっかつーんだ!!」キッ
黒騎士「まぁ聞け。普通に攻撃しては回復される。それを防ぐには、奴の体内に有る『進化の秘法』を壊さなくてはならん」
黒騎士「そうで無くては、例え魔法で灰に出来たとて復活する」
武闘家「チッ」
女騎士「……」
女騎士「どうすればいい?」
-
黒騎士「奴を化け物に変えた進化の秘法は表裏一体。右肩と左肩に、それぞれ一つずつ存在する」
女騎士「つまり、肩から腕を切り飛ばせば良いのか?」
黒騎士「ああ。ただし、一瞬の違いも無く、全くの同時にな?」
黒騎士「片方ずつ切ったとて再生する」
武闘家「つってもよ? タイミングは合わせられんのか?」
黒騎士「同時に切りかかっていれば、何十、何百と繰り返してる内に合う事もあるだろう?」
女騎士「……」
僧侶「勇者さま、どうするにしても決断をっ!! また敵の攻撃が来ます!!」
-
女騎士「何十も何百も要らん……」
黒騎士「なに?」ピクッ
女騎士「モシャス!!」シュン
剣士「一度のチャンスで仕留める」スタッ
黒騎士「……」
黒騎士「貴様……」
剣士「なぁに、俺達は同じ技を使えるんだ。だったらタイミングも合う筈さ。だろ?」チラッ
黒騎士「いいだろう。構えてみせろ」ジャキッ
-
剣士「……」ジャキッ
黒騎士(剣を逆手に握り直した……やはり外見通りコイツは)
デスピサロ「『しゃくねつのほのお』!! 燃えツキヨ、ゴアアアアアアアッ!!!」ボォォォッ
僧侶「わたくしが防ぎます!! フバーハ!!」バッ
武闘家「一人で無茶するんじゃねぇ!! もういっちょフバーハ!!」バッ
武闘家「うおっ、あっちぃ!! チッ。さっさとしやがれカカシども!! こっちが焼き豚になんぞ!!」
剣士「いち、にの、さんで掛かるか?」チラッ
黒騎士「それに合わせよう」コクリ
-
剣士「……」
黒騎士「……」
剣士「いち」
黒騎士「にの」
剣士「さん!!」ダッ
黒騎士「さん!!」ダッ
剣士「ストラッシュ!!!」
黒騎士「ストラッシュ!!!」
-
ザシュゥゥゥッ!!!
デスピサロ「グオオオオオオオオオッ!!? 腕がァァァッ!!!」ズバァァッ
武闘家「おっしゃ!!」
僧侶「賢者、魔法の準備は!?」チラッ
賢者「もう大丈夫さ!! トドメは自分に任せてくれ!!」コクリ
剣士「モシャス」シュン
女騎士「っと」スタッ
黒騎士「……」
黒騎士「元には戻らないんだ、手加減なんぞするなよ?」
-
賢者「手加減……なんてしない!!」
賢者「はあああああああああああ!!」ゴゴゴゴゴッ
武闘家「っ!?」
女騎士「これは、凄まじい魔力の高まりだな……」
賢者「行くぞ。賢者だけが扱える究極魔法……その名を」
賢者(さよならにぃにぃ。見ててくれ!! これが、今の自分に出来る全力全開だッ!!)
デスピサロ「こうナッタラ、キサマらも道連れにシテヤル!! メガン……」バチバチッ
賢者「マダンテッ!!!」バッ
-
同時刻 無名の孤島 洞窟内
エスターク「……」
エスターク「愚か者が、あんなガキどもにやられおって!!」ギリッ
エスターク「これでは、秘法の研究にすらなんではないか」
エスターク「仕方無い。また、優秀な実験台を探すとするかのぉ」
白騎士「残念だけど、その研究は諦めて貰うわ!!」ザッ
エスターク「っ!? キサマ……どうやってここへ!?」クルッ
エスターク「デスタムーアはどうした!? あの魔神に、近付く者を殺せと命じていた筈だぞ!!」
魔王「フッ。この地上には相応しくない醜体なのでな、似合う地獄へと送り返して置いた」ザッ
-
エスターク「……」
魔王「辞世の句が有れば、聞き届けるが?」ニヤリ
エスターク「おのれ……」プルプル
エスターク「おのれぇぇぇぇぇぇぇええ!!!」
魔王「今さらだが、名乗るか?」
エスターク「その必要は無い!! まとめて死ねい、メラゾーマッ!!!」バッ
魔王「そうか……」
魔王「ジゴデインッ!!!」バッ
-
数日後 ロマリアの宿屋の一室
武闘家「この街で集めた情報を整理すっと、街の近くに空へと架かる橋が現れ、それが天空城ってとこに繋がってるらしい」
女騎士「イコール、それが魔王城とは限らないがな。慎重に判断しないと、長い日数をここで足踏みする事になる」
賢者「それで、どうするんだ? 自分はどっちでもいいぞ?」
僧侶「おや? ふふっ。賢者はこの旅が楽しんでいるようですね?」クスッ
賢者「うんっ♪ 今まで森の中に居たからなっ」ニコリ
賢者「悲しい別れもたくさん有ったけど、だから皆の分も楽しんで生きたいんだ!!」
僧侶「……」
僧侶「それがよろしいかと」ニコリ
-
※この後にレズセックス入るけど、苦手な人は飛ばしてね
おやすみなさい
-
デスタムーアがエスタークの小間使い扱いで辛い
乙
-
otu
-
世界樹担当のお兄ちゃん死んじゃったけどダークエルフは復活させなくて良いの?
-
乙!
-
なんか迷走してんなあ
女勇者が全ての失敗だったと思うわ
-
女騎士「僧侶、教えてくれないか?」チラッ
僧侶「はい?」
女騎士「雲海に浮かぶ天空城が、魔王城かどうかだよ。前勇者と共に、行ったんだろ?」
僧侶「そうですね……」
僧侶「答えを申し上げるならば、天空城こそ魔王城で間違いございません」コクリ
武闘家「……」
僧侶「しかし、ここに架かる虹の橋は途中で消える偽物」
僧侶「本物は、更に西の地に……」
-
女騎士「なるほど」
武闘家「だが、クライマックスは近付いて来やがったな」ニヤリ
女騎士「では、真面目な話はこの辺りで終わりにしよう」スクッ
武闘家「解散か?」
女騎士「いや、新たな仲間の……賢者の歓迎会だ」ニコリ
賢者「歓迎会?」
武闘家「つっても、晩飯はもう食ったろ?」
女騎士「何を言ってるんだお前は? 飲んで食うだけが歓迎の作法では無いだろう?」
-
女騎士「なぁ、賢者?」クスッ
賢者「へっ?」キョトン
武闘家(嫌な予感が……)
僧侶(イヤな予感が……)
武闘家「まっ、俺はパスだ。自分の部屋に戻っから、やるんならオメェらだけでやれ」ガチャッ
女騎士「おい待てっ!! いつまで童貞で居るつもりだ!?」
武闘家「はいはい、じゃーオヤスミ」バタンッ
女騎士「くっ……」
-
乙!
-
僧侶「……」
賢者「ん? ん?」キョロキョロ
女騎士「ふむ。女だけになってしまったが、仕方あるまい」
女騎士「賢者には、私の真の姿を見せてやろう!!」
賢者「おおっ!? なんか凄そうだぞ、どうなるんだ?」ワクワク
女騎士「ふふっ。夜は長い……ゆっくりと」
僧侶「ゆっ、勇者さまっ!! お待ちくださいまし!!」ガシッ
女騎士「なんだ僧侶? 止めるのか?」
-
僧侶「いえ、いきなりは刺激が強すぎるかと」
女騎士「そう言われてもな、いつまで隠して置けるものでも……」
僧侶「で、ですから今宵はっ、わたくしが口頭にて伝えます故」アセアセ
女騎士「ふむ……そうか? なら、後日にしよう」
僧侶「はい。ここはわたくしと賢者の相部屋。今日中に伝えて置きましょう」コクリ
女騎士「と、言う訳だ。おやすみ、僧侶、賢者」ガチャッ
賢者「えっ、なんだか分かんないけど……オヤスミさ勇者!!」
僧侶「おやすみなさいませ」ペコリ
-
賢者「……」
僧侶「……」
賢者「二人に、なったね?」チラッ
僧侶「そうですね賢者」コクリ
賢者「勇者の話って、楽に聞いてても良いのか?」
僧侶「どうぞ、ベッドへ腰掛けてください」
賢者「へへーん。おおっ、ふかふかー!!」ボフッ
僧侶「わたくしも隣へ……」ボフッ
-
賢者「さぁ、話を聞かせて欲しいぞ僧侶」
僧侶「それは……」
── 勇者の体を説明中 ──
僧侶「と、言う訳です」
賢者「……」
賢者「うあぁっ……ホ、ホントなのか?」ブルッ
僧侶「はい」コクリ
僧侶「そして、わたくしが賢者と相部屋を希望した理由でも有ります」
賢者「へっ?」
-
僧侶「貴女がもし嫌悪感を抱いたのなら、ここから逃げなさいと……」
僧侶「そう、促す為です」
賢者「……」
僧侶「今日は帰って頂きましたが、勇者さまの状態次第では、貴女も相手をせねばなりませんよ?」
僧侶「ですから……」
賢者「ねぇ?」
僧侶「っ……なんでしょう?」
賢者「僧侶は、イヤなのか?」
-
僧侶「嫌?」
賢者「うん。勇者と、その……イヤなのにしてるの?」コクリ
僧侶「ふふっ、優しいのですね賢者は?」クスッ
賢者「なっ!? 自分は僧侶を心配して!! その……友達、だから」
僧侶「……」
僧侶「本当に嫌ならば、勇者さまとて共に旅など致しませんよ?」
賢者「ん、そうなのか?」
僧侶「それに、わたくしの体は……幾重にも汚れておりますから」ニコリ
-
僧侶「それで、如何なさいますか?」
賢者「……」
賢者「ここで逃げたって、どこに行けばいいのさ?」
賢者「森も焼けちゃって……にぃにぃも、仲間も、友達も、みぃんな死んじゃったんだぞ?」
賢者「世界樹だって、燃え尽きて無くなってたんだ。自分の行き先なんて……」ブルブルッ
僧侶「……」
僧侶「賢者が望むのならば、わたくしがかつて住んでいた信仰の街に掛け合って、住居を用意して頂く事も可能ですが?」
賢者「ありがとね僧侶。でも自分は……これ以上、逃げたくない!!」
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ピサロからデスピサロになったとこで、タイトル回収有ったんだけど忘れてた…
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僧侶「……」
賢者「……」
僧侶「それ程の強い覚悟が有るのなら、わたくしの言動は不粋でしたね」
僧侶「これからも友として、仲間として、よろしくお願いいたします」ペコリ
賢者「おー!! 任せてくれー!!」
賢者「あ、でも……」
賢者「経験ないから、勇者と何をすればいいのか分かんないぞ!!」
賢者「どうすればいいんだ僧侶!? 自分に教えてくれー!!」ガシッ
-
僧侶「教えてくれと申されましても……」ビクッ
賢者「なんでだ? いっつもやってるんだろ?」
僧侶「そっ、そっ、そのように頻繁には致しておりません!!」ビクッ
賢者「おっ? 分かったぞ!! 僧侶はヘタクソだから、教えられないんだな?」ニヤリ
僧侶「わ、わたくしは下手では有りません!!」ガシッ
僧侶「取り消しなさい!! 取り消すのです賢者!!」ユサユサユサユサ
賢者「うあー、じゃー、なんでさー」
僧侶「ぐっ、良いでしょう。そこまで言われたらこちらも引けません。勇者さまの前に、わたくしがお相手致します!!」
-
乙!
-
おっとー
予想外の僧侶賢者とな
楽しみ
-
宿の貸し切り天然露天風呂
賢者「わーっ、広いなー!! こんなの自分、初めてさ!!」タタッ
僧侶「これ、走ってはいけませんよ?」
僧侶(最初は体を清めるのだと、ここへ誘いましたが……)
僧侶(いいえっ、考えていても仕方ありません!! わたくしが何とかしなくては!!)グッ
賢者「湯船に飛び込んでも良いのか?」
僧侶「まずは体を清めるのです。賢者、こちらへ……わたくしの前で座ってくださいまし」クイックイッ
賢者「おー!! この椅子? の上?」
僧侶「はい。お風呂用の椅子ですので、遠慮なく」コクリ
-
賢者「へへーっ♪ それじゃ僧侶、お願いねっ」ペタン
僧侶「わたくしにお任せなさい。背中から洗いますよ?」ニコリ
僧侶(体用の洗剤を濡らしたタオルに付け……)ピュッピュッ
僧侶(賢者の体を洗っている間に、次の展開をっ)
僧侶「……」
僧侶「いざっ!!」スッ
僧侶「どうです? 痛くは有りませんか?」ゴシゴシッ
賢者「ううん。気持ちいいぞっ♪」
-
乙!
-
賢者「あっ、髪は邪魔じゃないか?」
僧侶「はい。きちんと上でまとめられていますよ?」ゴシゴシッ
賢者「そっか」
僧侶「……」グシュグシュ ゴシゴシッ
僧侶「耳……」
賢者「へっ?」
僧侶「ふふっ。先ほどから可愛らしく動いておりますね」クスッ
賢者「うぅっ……自分もエルフ族だから耳が長いしな。背中を誰かに洗って貰うのも久し振りだし、どうしたって動いちゃうぞ」ピコピコ
-
僧侶「さようですか……」
賢者「うんっ」コクリ
僧侶「……」ゴシゴシッ
賢者「……」
僧侶「はむっ……」パクッ
賢者「ひゃっ!?」ビクッ
賢者「なっ、なにするんだ僧侶ぉっ。自分の耳は、食べ物じゃないぞっ」ピクピクッ
僧侶「んっ、ちゅっ……エルフ族の弱点は、この長い耳だと聞いております。はむはむっ」モゴモゴ
-
乙!
-
インフルでダウンしてました。明日か明後日に復帰します
-
お大事に!
-
賢者「うあぁっ、ヤメてぇぇっ……」
僧侶「ふむ? っ、ぷはぁっ……ふふっ、そうですね。まずは体を洗いませんと」クスッ
僧侶「次は、腕を持ち上げて洗います故、暴れてはなりませんよ?」グイッ
賢者「へっ?」
僧侶「参りますっ!!」ゴシゴシッ
賢者「んんっ!? ぎゃははははははははっ!! じ、自分、腋は弱っ……ひっ、ひいぃっ、あははははははっ!!!」クネクネッ
僧侶「我慢なさい賢者!! 反対の腕も洗います」ゴシゴシッ
賢者「んにゃぁぁぁっ!! くくくくっ、ヤメてヤメてっ、いひぃっ!! 死んじゃうぞっ、死んじゃうぅっ!!」ジタバタ
-
僧侶「はい、終わりましたよ?」
賢者「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」クテン
僧侶「僧侶? こちらへ向き直って下さいまし」
賢者「まっ、前は自分でやるぞ!!」アセアセ
僧侶「どうか、遠慮なさらず」ガシッ
賢者「遠慮なんかしてなっ……うああぁっ!? 回さないでくれぇ!!」クルンッ
僧侶「では、洗いますねっ?」ニコリ
賢者「うぅっ……僧侶が女の子でも、やっぱりおっぱい見られるの、恥ずかしいぞ」プルンッ
-
乙!
-
>>173
×僧侶「僧侶? こちらへ向き直って下さいまし」
○僧侶「賢者? こちらへ向き直って下さいまし」
-
僧侶「わたくし相手で縮こまって居ては、勇者さまと共に湯浴びなどできませんよ?」
賢者「ゆ、勇者って、そんなに凄いのか?」
僧侶「それはもう。自身の胸でわたくしの背中を……いえ、やめておきましょう」クスッ
賢者「えっ、なにそれ気になるっ!?」
僧侶「ふふっ、駄目ですよ。それよりも今は……」スッ
僧侶「賢者の胸を洗いませんと」ムニュムニュッ
賢者「んっ!?」ピクンッ
賢者「ぁっ、あ、あっ、あっ。なんか、くすぐった……」
-
僧侶「優しく」スリスリ
僧侶「優しくっ……」スリスリッ ゴシュゴシュ
賢者「はぁっ」
賢者「自分のおっぱい、泡で隠れちゃったぞ」
僧侶「こんなものでしょうか?」
僧侶(ええと……次は、どう致しましょう? 太ももなどを洗った方が)
賢者「ねぇ僧侶?」ニコリ
僧侶「はい?」チラッ
-
賢者「おりゃー!!」ムギュゥッ
僧侶「きゃあっ!!」ビクッ
賢者「へへーん、自分ばっかり泡だらけだからなっ!! 僧侶にもお裾分けだぞっ」スリスリッ
僧侶「だからとてっ、急に抱き付かないで下さいましっ!!」
賢者「……」
賢者「っ?」スリスリッ ムニュムニュッ
賢者「あっ……」
僧侶「今度は何ですか?」
-
賢者「自分、気付いたんだけどさ……」
賢者「こうやって、んっ……僧侶と、泡だらけのおっぱいを擦り合わせてると」ムニュムニュ グニュグニュ
賢者「んんっ、ふんん!! なんだか、気持ちいいんだ……」
僧侶「……」
僧侶(本当に知らぬのですね)
賢者「僧侶は、気持ちよく無いのか? 自分だけ?」
僧侶「いいえ。わたくしも心地よいですよ?」
賢者「そっか……よかった」ニコリ
-
天然のエロ娘か賢者
もっとやれ、乙
-
乙!
-
乙乙
-
僧侶(とは言え、女同士でここから先は……わたくしも勇者さまと一度しか有りません)
僧侶(あの時の事を、思い出さなくては……)
女騎士『ふむ。お互いにこれだけ濡れていれば良いか?』
女騎士『これは貝合わせと言ってな? クリトリスの皮を剥いた敏感なアソコを、ぐちゅぐちゅと擦り合わせたり吸い付かせ合ったりするのだ』
僧侶「……」
僧侶(わたくしは、何と言う事をしたのでしょうか?)
賢者「僧侶? どうかしたのか?」
僧侶「い、いえっ」フルフル
-
僧侶「……」
僧侶(このままで居ても、仕方有りませんね)
僧侶「賢者? 力を抜いていて下さい」スッ
賢者「んん?」
僧侶(まずは指先で、ココへ刺激を与える所から……)スリスリッ
賢者「おおっ!? 僧侶もそこ触るのなー?」ピクッ
賢者「んー。自分でも触ったりするけど、何かヌルヌルして来ちゃうから止めちゃうぞ?」
僧侶「おやっ……」クスッ
-
僧侶「一人でもなさるのですか?」クニュクニュ
賢者「んっ……うんっ。だって、ここ触るとっ、暖かくなるんだ」
賢者「僧侶は、してないのか?」
僧侶「ひゃい!?」ビクッ
賢者「もしかして、自分が変なの?」ウルウル
僧侶「わ、わたくしもしておりますよっ!! たまに……」アセアセ
賢者「そっかぁ!! 僧侶と一緒で安心したぞっ!!」ムギュゥッ
僧侶「あはっ、ははっ、は……」
-
乙!
-
賢者「……」
賢者「んっ……」ブルッ
賢者「なぁ? ヌルヌル、して来た?」
僧侶「そうですね、濡れておりますよ? だいぶ、感じ易い体質なのでは?」クチュクチュ
賢者「んんっ!?」ビクッ
賢者「そん、なの……自分じゃわかんないぞ」
僧侶(後は、このまま導いて差し上げれば宜しいでしょうか?)
僧侶「どうぞ。わたくしの指を感じてくださいまし」クリクリ スリスリ
-
賢者「っ……」ギュッ
賢者「ゆ、勇者もっ、はぁぁっ……同じこと、するんだろ?」
僧侶「いえ、勇者さまはもっと……」
賢者「えっ!? もっと凄いことするのかっ!?」
賢者「ど、どうするんだ僧侶ぉ!! 僧侶もできるんなら、教えて欲しいぞっ!!」
僧侶「あっ、あの……わたくしにはその真似事しか」アセアセ
賢者「それでもいいから……自分にしてくれぇ。そうじゃないと、ビックリして逃げちゃうかもしれないから」
僧侶「……」
-
僧侶(やはり、アレをせねばならないようですね……)
僧侶(わたくしに、上手くできるでしょうか?)
賢者「そうりょぉっ……」ウルウル
僧侶「畏まりました。何処までやれるかは知れませんが、出来うる限り真似てみましょう」コクリ
賢者「おーっ!! で、どうするんだ?」
僧侶「まずは、わたくしと向かい合いましょう。お互いにギリギリまで近付いて座るのです」ペタン
賢者「お尻を床に着けるんだよね? 足は?」ペタン
僧侶「そうですね……左足を伸ばして相手の体の横へ。右足は膝を曲げて立て、相手の伸ばした左足を跨ぐようにします」
-
賢者「……」ジィーッ
賢者「あっ、わかったぞ!! これでヌルヌルしたとこを『くっつけっこ』するんだなっ!!」
僧侶「まぁ、そうなのですが……」
賢者「違うのか?」
僧侶「……」
僧侶「くっ……」
僧侶(ここで、わたくしが恥ずかしがっては!!)プルプルッ
賢者「早く教えてくれぇ僧侶ぉ!!」ワクワク
-
乙!
-
乙乙
-
僧侶「……」
賢者「……」
僧侶「ココですっ!!」ビシッ
賢者「ココ?」チラッ
僧侶「クリトリスですっ!!」
賢者「へぇー、そんな名前なのかぁ」
僧侶「ココの皮を剥きなさいっ!!」
賢者「へっ?」
-
僧侶「剥くのですっ!!」
賢者「……」
賢者「ムリムリムリムリムリっ!!」フルフルッ
僧侶「無理では有りません!!」
賢者「うああああっ、絶対に無理だぞっ!! 死んじゃう死んじゃう!!」フルフルッ
僧侶「死にませんっ!!」
賢者「ってゆーか、その……剥けるの?」
僧侶「……」コクリ
-
賢者「うぅっ」
賢者「やっぱり、怖っ……」
僧侶「わたくしも致します故」
僧侶「二人でなら、怖くないでしょう? ねっ?」ニコッ
賢者「……」
賢者「うん」コクリ
僧侶「ならば、わたくしの真似をして下さいまし」
賢者「お、おーっ!! わかったぞ!!」
-
僧侶「すぅぅっ」
僧侶「はぁぁっ……」
僧侶「……」
僧侶「いざっ!!」スッ
僧侶(ですが、幾ら同性とは言え、目の前でするのは……)
僧侶(くっ、もはや引けません)フルフル
僧侶「よく、見てくださいね?」
僧侶「コレが、んんっ、わたくしの、クリトリスです……」クリクリッ
-
賢者「へぇー、僧侶、生えてないんだな?」
僧侶「貴女もいずれ、勇者さまに剃られますよ……」ボソッ
賢者「ん?」
賢者「じゃあ、自分も……」スッ
賢者「ココ、でっ、っ、んっ、いいん、だよねっ?」クリクリッ
賢者「この尖ってるとこを、ふっ、んっ……剥けば、いいのか?」スリスリスリスリッ
僧侶「はい……このようにっ」
僧侶「ふんんっ!?」グリンッ
-
乙!
-
僧侶「はぁっ、はぁっ、はぁっ……わかり、ましたか?」ピクッ ピクッ
賢者「っ……わ、わかった」ゴクリ
賢者「……」
賢者(やっぱり怖いけど、一気にっ!!)
賢者「んぎぃぃっ!!?」グリュッ
賢者「っ、ふぅっ、ふぅっ……むい、たぞ?」ピクッ ピクッ
賢者(少し、ヒリヒリする……)
僧侶「敏感な部分だと言う事は、はぁぁっ。おわかり頂けましたね?」
-
僧侶「後はっ、ふぅっ、ふぅっ、賢者のその敏感な部分に、わたくしのヌルヌルする部分を……」
僧侶「擦りつけるっ!!」ヌチュヌチュッ
賢者「っ、ん゙あああああああっ!?」ビクンッ
僧侶「くんっ!?」ビクッ
賢者「あっ、ああっ……自分のに、ちゅーって、吸い付いて、来るっ」
僧侶「賢者も、腰を突き出しなさい。お互いにここを擦り合わせ、快楽をっ、貪るのですっ!!」クチュッ グチュッ
賢者「うんっ……」
賢者「こ、こうか? ん、んっ、んっんっん……」ヌチュヌチュッ クチュクチュッ
-
僧侶「あんっ!! っ、はぁぁっ……上手、ですよ?」ビクンッ
僧侶「わたくしも、ふっ、負けていられませんねっ!!」クチュクチュ クチュクチュッ
賢者「うああっ、僧侶ぉっ!! 僧侶ぉっ!!」グチュグチュッ グチュリ
賢者「んんっ、うんんっ、うんんっ!!」ビクッ ビクッ
賢者「僧侶っ、僧侶に、キスしたいんだ……して、いい?」
僧侶「……」
僧侶「んっ……」チュッ
賢者「んあっ、んんっ、僧侶ぉっ……」チュウッ
-
乙乙
-
賢者「もっと、もっと、っ、ん、ぢゅちゅっ!!」ニュルニュルッ
僧侶「ん゙んっ!?」ビクッ
僧侶(賢者の舌が、わたくしの口の中まで入って来て、わたくしのっ、わたくしのっ)
僧侶「ふえぇっ……」
僧侶(わたくしの舌に絡み付いてっ、口の外まで引っ張り出されてしまうっ!?)ビクビクッ
賢者「ぢゅるるっ!! ちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ!! あはっ♪ 僧侶ぉっ♪♪」
僧侶(いけません、このままではっ!! アソコの動きも、一層に激しくっ!!)グチュグチュグチュッ
僧侶「くひぃぃっ!?」
-
賢者「んっ、んっ、んっ!!」ヌチュッ グチュッ
僧侶(せめて、舌だけでも離さなくては……どこか、どこか賢者の弱い所をっ)
僧侶(耳は舐めれない。抱き締め合ったこの体制。となれば、残るは、胸か……)スッ
僧侶(お尻っ!!)グヂュグヂュッ
賢者「っっ!!?」ビクッ
賢者「ぁ、あ、あっ……な、何するんだ僧侶ぉっ!! 自分のお尻にっ、い゙ぃっ、指を入れないでくれぇぇっ!!」プルプルッ
僧侶「はぁっ、はぁっ、はぁっ……そうは言っても、簡単にわたくしの指を呑み込んでしまいましたよ?」クスッ
僧侶「ほらっ、このまま……イッてしまいなさい!!」ヌチュッ ヌチュッ ヌチュッ
-
賢者「ん゙ん゙んんんっ!!?」ビクビクッ
賢者(あぁっ……前も、お尻も、気持ちいいぞっ。この気持ちいいの、僧侶にも知って欲しい)スッ
僧侶「へっ!?」
僧侶(わたくしのお尻に、賢者の手が宛がわれた感触が……まさかっ!?)
僧侶「おっ、おヤメめなさい賢者!! ヤメるのですっ!!」フルフル
賢者「僧侶、僧侶も、感じて?」ニコリ
賢者「僧侶ぉっ!!」グチュグチュッ
僧侶「ん゙ぎぃぃぃぃぃっ!!?」ビクンッ
-
http://urx.red/rNME
-
賢者「すごいなぁ……薬指に、中指。二本も入っちゃうぞ?」クチュゥッ
僧侶「くっ、賢者もっ……フッ!!」ヌヂュッ
賢者「あ゙あ゙ああっ、ぐあっ、んっ、ああっ!!」
僧侶「二本、入りましたね?」クチュクチュ
賢者「うあぁっ……僧侶ぉっ、自分っ、自分っ、何かキちゃうっ」
賢者「ぐすっ、ひっく、うぅっ……もう、ダメだぁっ」ポロポロッ
僧侶「わた、くしも……そろそろ限界です。一緒に、参りましょう?」
賢者「うんっ、うんっ!!」コクリ
-
僧侶「ではっ」
僧侶「どうせ誰も見てはいません。後は一心不乱にっ……」
僧侶「擦り合わせるのですっ!!」グチュグチュ ヌチュヌチュ
賢者「うあ゙ーーーっ、僧侶ぉっ!!」グチュグチュグチュグチュ
僧侶「ん、んっ、んんっ、んんっ!!」ニュチュッ
賢者「あっ、あっ、あっ、あっ!!」グチュグチュッ
僧侶「あ゙あ゙ああああああっ!!!」ビクビクンッ
賢者「ん゙ん゙んんんんんんっ!!!」ビクビクンッ
-
僧侶「っ、ん……」ギュッ
賢者「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ、ふぅぅっ……」ギュウッ
僧侶「……」
賢者「……」
女騎士「すまん。私も風呂に入りたいのだが、もう良いか?」
僧侶「ひゃいっ!? ゆ、勇者さまっ!!?」ビクッ
賢者「おー、勇者か?」チラッ
女騎士「途中から見てたが、随分と楽しそうだったな? 次は、私も交ざろう」ニコリ
-
×年前 魔王城 玉座の間
魔王「ほぉ、恐れを知らず……この魔王の前に現れたか勇者よ?」ニヤリ
少年「初めまして」
魔王「……」
少年「……」
魔王「どうした? 掛かって来んのか勇者?」
少年「その前に聞きたいんですけど、なぜ復活しているのに、地上へ攻めないんですか?」
魔王「フッ。攻める? 必要あるまい?」
魔王「愚かな人間どもは、お互いに争い殺し合っている。わざわざ我が軍が攻めずとも、やがては滅びる種族よ」
-
何とか今日中に終わらせたい
-
http://urx.red/rNMm
-
少年「……」
少年「そうですか……」
少年「これから、攻め込む予定も有りませんか?」
魔王「人間なんぞを相手にして何になる? いつの世も、この魔王を楽しませるのは勇者のみ!!」
魔王「しかし……」チラッ
魔王「勇者ロトの復活を待っていれば、ここに来たのがこんなガキとはな」
少年「……」
少年「すみません」ペコリ
-
魔王「まぁいい……」
魔王「ロトが再び産まれるまでの暇潰しだ。ガキとは言え勇者ならば、多少の力は有るのだろう?」ニヤリ
少年「……」
魔王「だが、ハンデが必要だな」
少年「ハンデ?」
魔王「当然だろう? ガキと普通に戦ったとて結果は見えている」
魔王「さぁ、ハンデを言え。出来る限り譲歩をしてやるぞ?」
少年「確かに……ボクと貴方じゃ、普通に戦うにはハンデが必要ですね」
-
魔王「その通り。この魔王と渡り合えるのは、ロトのみよ!!」ニヤリ
少年「じゃあ……」ジャキッ
少年「……」ガリガリッ
魔王(剣の切っ先で、床に傷を付け始めた?)
魔王「何をしている勇者?」
少年「……」ガリッ
少年「ボクを中心に、だいたい半径一メートルぐらいで円を描きました」
魔王「だから、それがどうした?」
-
少年「だから? わからないですか?」
魔王「……」
少年「このボクが……」
少年「この円から出ずに戦ってやると言ってるんだ」
少年「ハンデだよ、魔王……」
少年「欲しいんでしょ? ハンデが?」クスッ
魔王「っ!?」
魔王「人間のガキが、虚仮にするかっ!!」ギリッ
-
少年「……」
魔王「……」
魔王「良いだろう。こちらも、玉座に座ったまま相手をしてやる」スッ
魔王「灰になれ……メラゾーマッ!!!」ドゴォォッ
少年「……」
魔王(動かない? まさかっ!?)ビクッ
少年「……」ガキィィン
魔王「マホカンタッ!? 事前に唱えていたか!!?」
-
魔王「ぐッ!!」ダッ
少年「あれっ、避けちゃったんですか?」
少年「でも、座ってた椅子……燃えちゃいましたね?」クスッ
魔王「……」
魔王「ゴパァッ!! 『しゃくねつのほのお』!!」ボォォウッ
少年「フバーハッ!!」バッ
少年「……」
魔王「ならば、ならばならばっ、この爪で切り裂くのみよっ!!」ジャキィッ
-
魔王(しかし何故だ? この者からは仕掛けて来ぬ……)
魔王(それどころか、殺気すら感じないではないか)
魔王「勇者よ、何をしている?」
少年「えっ? 何って、時間稼ぎですけど?」
魔王「時間稼ぎだと?」
少年「あ、言い忘れてました……」
少年「ボク」
少年「貴方の娘を、人質に取ってるんで」
-
魔王「……」
少年「今頃仲間が、完全に拘束してると思いますよ?」
少年「ボクの合図一つで……分かりますよね?」クスッ
少年「双子の水晶で見てみますか?」
魔王「もういい……」
魔王「何が望みだ?」ガクンッ
少年「そうですね」
少年「じゃあ、選んでください」
-
少年「娘と共に、元居た世界へ帰るか」
少年「魔王軍の全権をボクに委ね、ボクのもとに下るか」
少年「それとも、ボクと戦いますか?」
魔王「……」
少年「どれでも良いですよ?」
少年「ボクが……新しい魔王になるんで」
魔王「魔王になったとて、どうする?」
少年「そんなの、決まってるじゃないですか」ニコリ
-
現在 魔王城 玉座の間
黒騎士「おい、寝るんなら部屋へ戻れ」ユサユサ
魔王「んっ……寝てたんだね?」パチッ
黒騎士「白騎士はどうした?」
魔王「んーっ。疲れたから寝るって」
黒騎士「ああ、あの後に白騎士んとこ行ったんだったな?」
魔王「うん……」ウツラウツラ
黒騎士「ほれっ。報告も有るから、もうちょい頑張れ」
魔王「……」
-
魔王「グハハハハッ!! その成果をこの魔王に報告せよクロ!!」ビシッ
黒騎士「スイッチの切り替えは早いんだな……」
黒騎士「っと。エスタークに、よりしろとなったデスピサロも倒した」
黒騎士「これで、次の魔王を狙うような奴は全て倒したって事だ」
魔王「……」
魔王「モンスターの軍勢は?」
黒騎士「全部バラ撒いて来たよ。これでもう、人間同士が争ってる隙は完全に無い筈だ」
魔王「そう……」
-
黒騎士「今の勇者も、俺の正体に恐らく気付いてる」
黒騎士「もしかすると、アンタの正体にも……」
魔王「……」
魔王「頃合いだね」
魔王「ここまで、来れるかな?」
黒騎士「必ず来るさ。相当に強いぜ?」コクリ
魔王「そっか……」
魔王「楽しみだよ」クスッ
-
おわり
-
乙
やっとこの展開にたどり着いたね
-
乙
次も期待
-
乙!!
-
すごい長いのに、ここまで付き合ってくれる人が居て、安心した…
あんがとねっ!
最近書いたの
コナン「連続殺人事件!?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1457093688/
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楽しみ。続き早よオナシャス
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乙乙
-
乙です
続きクソ楽しみ
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次の
魔王「震えろ人間!! 地上はこの魔王の物となる!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1457948822/
これまでのスレはほぼ落ちたけど、あやめさんでまとめられてました
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