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男「皆と楽しく過ごしたい!!」
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○○高校テニス部
男「ふはははー、弱いぞーお前らーふはははー」
パコーン!!スコーン!!
後輩1「はぁ…はぁ…」
後輩2「せ、先輩…そろそろ時間ですよ…!」
男「ん?もうこんな時間か!」
男「うっし!じゃあボール集めて!」
後輩1「男先輩は強いっすね」
男「え?僕?そんなわけないだろ、他のみんなに比べれば僕なんて…」
後輩2「男先輩が弱かったらレギュラーメンバーになんか入ってないっすよ」
男「へへへ、それほどでも…」
"
"
-
女先輩「男くーん!」
男「はいっ!」
女先輩「もう部活終わるでしょ?」
男「あ、はい、多分」
女先輩「じゃあ、ついでに部室の鍵返しててくれない?」
男「はいっ!了解しました!」
後輩1「…女先輩って美人だよなー」ポヤー
後輩2「しかも優しいしなー」ポヤー
男「胸もでかいしなー」ポヤー
女後輩「うっわ、男先輩は女先輩のことそんな風に見てたんですか」
男「ぎゃ!い、いつのまに…!」
女後輩「言っちゃおっかなー女先輩に言っちゃおっかなー」
-
男「や、やめてくださいお願いしますじゃないと僕死んじゃいます」
女後輩「んー…じゃあ先輩明日私の買い物手伝ってください」
男「か、買い物?」
女後輩「はい、ついてきてくれたら言わないですよ」
男「それくらいなら…いいよ」
女後輩「じゃあ約束ですよ!」タッタッタッ
男「……よし!お前ら!僕が鍵返しに行くからついて来い!」
後輩1「えー!」
後輩2「一人で行ったらいいじゃないですかー!」
男「一人じゃ行きたくないんだよ!」
-
後輩1「もー、男先輩ってほんっとにヘタレっすよねー」
男「うるさいっ!」
ー職員室前ー
男「えっと…なんて言って入ればよかったっけ…」
後輩1「ふつーに入ればいいっすよふつーに」
男「ふ、普通…」
後輩2「大丈夫ですって俺たちここに居ますから」
男「わ、分かった行ってくる」
-
後輩1「…先輩って二年生だよな…?」
後輩2「うん」
後輩1「なんで職員室も入れないんだよ」
後輩2「それくらいヘタレなんだよ」
後輩2「そんなことよりさ、ちょっとした噂になってるんだけど、女後輩って男先輩の事好きらしいぜ」
後輩1「えー!うっそー!マジで!?」
後輩2「シーッ!声がでかい!」
後輩1「すまんすまん…じゃあもしかして明日はデート?」
後輩2「そうじゃない?んで、告白すんじゃない?明日」
男「ん?誰が告白するって?」
後輩1「うわっ!びっくりした!」
"
"
-
後輩2「秘密っす」
男「えー!気になる!」
後輩2「ほらほらそんなことよりさっさと帰りましょう」
後輩1「明日ついて行ってみようぜ」ヒソヒソ
後輩2「そうだな」ヒソヒソ
男「なんか言った?」
後輩1「なんもないっすよー」
ー家ー
ガチャ
姉「おかえりんこ!」
男「ただいま」
-
姉「…」
男「…?」
姉「まあいいや、ご飯にする?お風呂にする?そr」
男「ご飯ください」
姉「…貴様はメシ抜きじゃああああああああ!!」
男「え、えぇ…!ぼ、僕が何をしたって言うんだ!」
姉「何もしてないから悪いんだよ!!」
男「えぇ…」
-
ー次の日ー
女後輩「せんぱーい!」
男「おお、おはよー」
女後輩「すいませんちょっと遅れました」
男「全然大丈夫だよ」
女後輩「どのくらい待ちました?」
男「んー?一時間ぐらい」
女後輩「え…」
ー物陰ー
後輩1「…ああゆう時って正直に言っていいんだっけ」
後輩2「いやだめだよ」
-
男「で?どこ行くの?」
女後輩「んー、じゃあまず服屋さんに行きましょう」
男「分かった」
ー物陰ー
後輩1「ん?動き出したよ」
後輩2「よし、行くぞ」
ー街ー
男「おー、街ってすごいね、人がいっぱい居るよ…」
女後輩「先輩って街来たことないんですか?」
男「あんまりね、家から出たくないし」
-
女後輩(カップルが…多い…)
女後輩「せ、先輩」
男「ん?どうした?」
女後輩「今日は…いい天気ですね」
男「え?あ、うん…曇ってるけどね」
女後輩「あ、あの…手…」
男「ん?」
女後輩「手、繋いでくれませんか…?」
男「…え!?手!?僕と?!」
女後輩「先輩以外誰が居るんですか…」
男「え!?な、なんで!?え!?」
女後輩「い、いや…カップルが多いから…」
-
男「だ、だからって…」
女後輩「ダメですか…?」
男「えっ…い、いいよ…(う、上目使いは反則…)」ドキッ
ーちょっと後ろー
後輩2「おおおおおお!!手!手、繋いだぞ!!」ヒソヒソ
後輩1「おっ?おっ?」
ー服屋ー
男「じゃ、じゃあ僕、外にいるから…!」
女後輩「いいですから、一緒にいきましょうよ!」
男「だ、だって!ここ…」
男「し、下着しか置いてないじゃないか!」
-
女後輩「えぇー?いいじゃないですかー」ニヤニヤ
男「ぜ、絶対に入らないぞ!」
女後輩「えー、女先輩に言っちゃいますよー」
男「うっ…」
ー服屋前ー
後輩2「ここって…噂の…」
後輩1「噂?」
後輩2「ここは、一見下着だけ売ってる店に見えるが…奥には…」
後輩1「流石に入れないね…」
-
ー物陰ー
後輩2「お?出てきたぞ!」
女後輩「〜♪」
男「…」カァァァ
後輩1「顔真っ赤!」
後輩2「流石に何も買ってないか…」
女後輩「先輩!お腹すきましたね!」
男「え?あ、うん、そうだね」
女後輩「ご飯にしましょう!」
-
ーレストランー
女後輩「んー…じゃあこれで」
男「え?こんなのでいいの?」
女後輩「大丈夫です、私あんまりお金持ってないんで」
男「いいよいいよ、僕がおごってあげるから」
女後輩「いや、悪いですよ」
男「大丈夫だって、うち、結構金持ちだからさ」
女後輩「じゃあお言葉に甘えて…」
後輩1「グラタン」
後輩2「は?」
後輩1「ぐらたん!」
後輩2「いや奢らねぇよ!」
-
女後輩「先輩!パフェも食べていいですか?」
男「いいよ」
女後輩「やったー!」
後輩1「パフェ!」
後輩2「は?」
後輩1「パフェ!!」
後輩2「グラタン奢ってやったんだから我慢しろよ」
後輩1「パフェェェェェ!!!」バンバン
後輩2「わかった!わかったから!」
後輩1「よっしゃー!」
後輩2「あぁ…今月分の小遣いが…」
-
ー夕方ー
女後輩「今日は楽しかったですね」
男「楽しかったね」
男「じゃあそろそろ帰るかな」
女後輩「あ、あの!…」
男「ん?」
女後輩「あ、あの…私…先輩のことが……好きです!!」
男「え、ええ!!僕が!?」
女後輩「だから…あの…付き合ってくれませんか…?」
男「ぼ、僕なんかよりもっと素敵な人が…」
-
女後輩「…先輩は私のことが嫌いなんですか…?」
男「いやいやいや!嫌いじゃないよ!!」
女後輩「じゃあなんで…」
男「いや、後輩ちゃんはすごく可愛いし、優しいから、僕にはもったいないかなーって…し、しかも!僕と一緒にいても楽しくないよ…?」
女後輩「……馬鹿ですか?先輩は」
男「え!?」
女後輩「私が好きって言ってるんです!しかも先輩は自分のことを下に見すぎです!もっと自分に自身を持ってください!」
男「いや、僕は後輩ちゃんに幸せなって欲しいから…」
女後輩「私は!先輩と一緒にいるだけで幸せです!!」
-
男「ホントにいいの?」
女後輩「はい、いいです」
男「こ、こんな僕でいいなら…」
ー物陰ー
後輩2「うおおおおおおお!!言ったあああああああああ!!!」ガサッ
後輩1「あしたは赤飯じゃああああああああああ!!」ガサガサッ
男、女後輩「…!?」
後輩1、2「あ…」
-
後輩1、2「す、すいませんでしたー!」ドゲザ
女後輩「で?こそこそついてきたと?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
後輩1、2「ヒェーッ!」
後輩1「て、提案してきたのはこいつなんです!」
女後輩「ほぅ…」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
後輩2「こ、こいつだって…!すごく乗り気で…」
女後輩「ふぅん…」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
-
男「ま、まぁ2人も悪気があってついてきたわけじゃないしさ…」
女後輩「で、でも!」
男「許してあげなよ…ね?」
女後輩「む、むぅー…」
後輩1(か、神様だ…!)
後輩2(救世主様…!)
女後輩「いい?次やったら承知しないから!」
後輩1、2「はいっ!!!」
-
ー次の日ー
男「…ふぅ…もうこんなに遅くなっちゃった…」
男「もう皆帰ったんだろうなー…」
男「…あ!部室に教科書置いてたの忘れてた!」
男「…取りに行こう」
ー部室前ー
男(…なんで部室の鍵なかったんだろ…?)
…んんっ……んっ!…
男(…あれ?声が聞こえる…?)
…お、男…くんっ……!!
男(お、女先輩じゃないか??)
男(いや、でも変なしゃべり方だな…?)
-
男(まぁいいや教科書とってさっさと帰ろ)
ガラガラガラ……
女先輩「きゃっ!」ビクッ
男「え!?(あ、あるぇー?こ、ここって男子テニス部の部室じゃなかったっけー?)」
男(…というかなぜ故女先輩は裸なのだろう??女先輩が持っているラケットは僕のではないか?そしてそれを?女先輩の?股?え?股に?…!?)
女先輩「お、男くん…?」
男「あ、失礼しました。(よし、見なかったことにしよう、せめて今日の夜楽しんで忘れよう、そうだ、そうしよう)」
ガラガラガラ…ピシャッ!………
女先輩「ま、まって!男くん!」
-
女先輩「…」
男「…あ、あの…」
女先輩「…なに」
男「あの…ふ、服を来てください!」
女先輩「…いや」
男「え、えぇー…」
女先輩「…」
男「あ、あの!」
女先輩「男くんは壁と喋ってるの?」
男「え?」
女先輩「人と話しをする時は、目を見て話すって小学校の時習わなかった?」
男「!?」
-
女先輩「…」ジー
男「…」キョロ
女先輩「ちゃんと目を見て!」グイッ
男「…(む、胸が…目に入っちゃう…!)」チラッ
女先輩「あ、今見たでしょ!」
男「み、見てないです!」
女先輩「んんー?」ニコニコ
男「…(…や、やばいな…この、顔を押さえられたままじゃ動けないな…)」
つ)゜ε゜;(⊂←こんな感じ
女先輩「…」
男(なんとかして脱出する方法を…)
-
女先輩「…ちゅ」
男「んぐ!?」
女先輩「ちゅ…ちゅる…んふぅ…」
男「ん!…んぐっ…!!ぷはっ!せ、先輩!」
女先輩「ふふふー♪」
男「だ、だめですよ!」
女先輩「えー?なんで?」
男「だ、だって先輩彼氏がいたでしょ!第一僕だって!」
女先輩「いいの、もう別れたから」
男「で、でも!」
女先輩「そんなことより」カチャカチャ…
-
ー事後ー
男「…(あぁ…やってしまった……)」
女先輩「………あの、男くん?」
男「は、はい?」
女先輩「もし……良かったら…私と付き合わない?」
男「…え!」
女先輩「…私……前から男君のことが好きだったの」
男「…!?(女先輩が…僕のことを!?)」
女先輩「あ……ご、ごめんね…迷惑だったよね…」
男「………いいですよ」
女先輩「…………え?」
男「実は僕も好きだったんです」
-
女先輩「じ、じゃあ…!」
男「はい、僕と…付き合ってください」
女先輩「…!!!」
女先輩「………ありがとう!嬉しい!」ダキッ
男「せ、先輩ッ!とりあえず服来てください…!!」
ー帰り道ー
男(い、いやーまさか先輩と付き合っちゃうなんてなー………へへっ…)
男「………………………ああっ!」
男(せ、先輩のことしか考えてなかったから忘れてたけど……)
男(これって二股………!?)
男(……………)ダラダラ
男(………やばいやばいやばいッ!!)
-
ー次の日ー
女先輩「おはよー!男君!」
男「お、おはようございます…!」ダラダラ
女先輩「ん?どうしたの?汗だくだよ?」
男「い、いえ!何も無いですッ!!」ダラダラ
男「え、えっと…では!」ダダダダダ
女先輩「??」
-
ダダダダダ
男「はぁ………はぁ………」
男(な、なんで逃げてきてしまったんだ!余計怪しまれるじゃないか! )
女後輩「あ、先輩じゃないっすか」
男(くぅぅぅ!どうしよう……もしバレたら……)
女後輩「せんぱーい」
男「ぎゃあ!!」
女後輩「?…どうしたんですか?」
男「あ、い、いや!なんでもないよ!!」
女後輩「ん〜?怪しいですね…何か隠してるでしょう」
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男「かかかかか、か、隠してないよ!!なにも!」
女後輩「………先輩嘘下手でしょ…」
男「な、何も無いから!!じゃあね!」ダダタ
女後輩「待ってください」ガシッ
男「ヒエッ……」
女後輩「…で?何を隠してるんですか?」
男「だ、だから何も隠してないって…!」ダラダラ
女後輩「…………」ジー
男「………」ダラダラ
女後輩「……まぁ、いいでしょう」
男「ホッ……」
女後輩「ただし!今週末デートに行きましょう」
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