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男「皆と楽しく過ごしたい!!」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 00:46:32 gx9GvR4Q
○○高校テニス部

男「ふはははー、弱いぞーお前らーふはははー」

パコーン!!スコーン!!

後輩1「はぁ…はぁ…」

後輩2「せ、先輩…そろそろ時間ですよ…!」

男「ん?もうこんな時間か!」

男「うっし!じゃあボール集めて!」



後輩1「男先輩は強いっすね」

男「え?僕?そんなわけないだろ、他のみんなに比べれば僕なんて…」

後輩2「男先輩が弱かったらレギュラーメンバーになんか入ってないっすよ」

男「へへへ、それほどでも…」


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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 00:58:46 gx9GvR4Q
女先輩「男くーん!」

男「はいっ!」

女先輩「もう部活終わるでしょ?」

男「あ、はい、多分」

女先輩「じゃあ、ついでに部室の鍵返しててくれない?」

男「はいっ!了解しました!」

後輩1「…女先輩って美人だよなー」ポヤー

後輩2「しかも優しいしなー」ポヤー

男「胸もでかいしなー」ポヤー

女後輩「うっわ、男先輩は女先輩のことそんな風に見てたんですか」

男「ぎゃ!い、いつのまに…!」

女後輩「言っちゃおっかなー女先輩に言っちゃおっかなー」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 01:10:32 gx9GvR4Q
男「や、やめてくださいお願いしますじゃないと僕死んじゃいます」

女後輩「んー…じゃあ先輩明日私の買い物手伝ってください」

男「か、買い物?」

女後輩「はい、ついてきてくれたら言わないですよ」

男「それくらいなら…いいよ」

女後輩「じゃあ約束ですよ!」タッタッタッ

男「……よし!お前ら!僕が鍵返しに行くからついて来い!」

後輩1「えー!」

後輩2「一人で行ったらいいじゃないですかー!」

男「一人じゃ行きたくないんだよ!」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 01:18:30 gx9GvR4Q
後輩1「もー、男先輩ってほんっとにヘタレっすよねー」

男「うるさいっ!」

ー職員室前ー

男「えっと…なんて言って入ればよかったっけ…」

後輩1「ふつーに入ればいいっすよふつーに」

男「ふ、普通…」

後輩2「大丈夫ですって俺たちここに居ますから」

男「わ、分かった行ってくる」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 01:28:55 gx9GvR4Q
後輩1「…先輩って二年生だよな…?」

後輩2「うん」

後輩1「なんで職員室も入れないんだよ」

後輩2「それくらいヘタレなんだよ」

後輩2「そんなことよりさ、ちょっとした噂になってるんだけど、女後輩って男先輩の事好きらしいぜ」

後輩1「えー!うっそー!マジで!?」

後輩2「シーッ!声がでかい!」

後輩1「すまんすまん…じゃあもしかして明日はデート?」

後輩2「そうじゃない?んで、告白すんじゃない?明日」

男「ん?誰が告白するって?」

後輩1「うわっ!びっくりした!」


"
"
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 01:35:19 gx9GvR4Q
後輩2「秘密っす」

男「えー!気になる!」

後輩2「ほらほらそんなことよりさっさと帰りましょう」

後輩1「明日ついて行ってみようぜ」ヒソヒソ

後輩2「そうだな」ヒソヒソ

男「なんか言った?」

後輩1「なんもないっすよー」

ー家ー

ガチャ

姉「おかえりんこ!」

男「ただいま」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 02:22:51 gx9GvR4Q
姉「…」

男「…?」

姉「まあいいや、ご飯にする?お風呂にする?そr」

男「ご飯ください」

姉「…貴様はメシ抜きじゃああああああああ!!」

男「え、えぇ…!ぼ、僕が何をしたって言うんだ!」

姉「何もしてないから悪いんだよ!!」

男「えぇ…」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 10:17:13 gx9GvR4Q
ー次の日ー

女後輩「せんぱーい!」

男「おお、おはよー」

女後輩「すいませんちょっと遅れました」

男「全然大丈夫だよ」

女後輩「どのくらい待ちました?」

男「んー?一時間ぐらい」

女後輩「え…」

ー物陰ー

後輩1「…ああゆう時って正直に言っていいんだっけ」

後輩2「いやだめだよ」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 10:30:22 gx9GvR4Q
男「で?どこ行くの?」

女後輩「んー、じゃあまず服屋さんに行きましょう」

男「分かった」

ー物陰ー

後輩1「ん?動き出したよ」

後輩2「よし、行くぞ」

ー街ー

男「おー、街ってすごいね、人がいっぱい居るよ…」

女後輩「先輩って街来たことないんですか?」

男「あんまりね、家から出たくないし」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 11:18:00 gx9GvR4Q
女後輩(カップルが…多い…)

女後輩「せ、先輩」

男「ん?どうした?」

女後輩「今日は…いい天気ですね」

男「え?あ、うん…曇ってるけどね」

女後輩「あ、あの…手…」

男「ん?」

女後輩「手、繋いでくれませんか…?」

男「…え!?手!?僕と?!」

女後輩「先輩以外誰が居るんですか…」

男「え!?な、なんで!?え!?」

女後輩「い、いや…カップルが多いから…」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 11:57:38 gx9GvR4Q
男「だ、だからって…」

女後輩「ダメですか…?」

男「えっ…い、いいよ…(う、上目使いは反則…)」ドキッ

ーちょっと後ろー

後輩2「おおおおおお!!手!手、繋いだぞ!!」ヒソヒソ

後輩1「おっ?おっ?」

ー服屋ー

男「じゃ、じゃあ僕、外にいるから…!」

女後輩「いいですから、一緒にいきましょうよ!」

男「だ、だって!ここ…」

男「し、下着しか置いてないじゃないか!」


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 12:31:25 gx9GvR4Q
女後輩「えぇー?いいじゃないですかー」ニヤニヤ

男「ぜ、絶対に入らないぞ!」

女後輩「えー、女先輩に言っちゃいますよー」

男「うっ…」

ー服屋前ー

後輩2「ここって…噂の…」

後輩1「噂?」

後輩2「ここは、一見下着だけ売ってる店に見えるが…奥には…」

後輩1「流石に入れないね…」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 13:09:45 gx9GvR4Q
ー物陰ー

後輩2「お?出てきたぞ!」


女後輩「〜♪」

男「…」カァァァ


後輩1「顔真っ赤!」

後輩2「流石に何も買ってないか…」


女後輩「先輩!お腹すきましたね!」

男「え?あ、うん、そうだね」

女後輩「ご飯にしましょう!」


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 15:50:06 gx9GvR4Q
ーレストランー

女後輩「んー…じゃあこれで」

男「え?こんなのでいいの?」

女後輩「大丈夫です、私あんまりお金持ってないんで」

男「いいよいいよ、僕がおごってあげるから」

女後輩「いや、悪いですよ」

男「大丈夫だって、うち、結構金持ちだからさ」

女後輩「じゃあお言葉に甘えて…」


後輩1「グラタン」

後輩2「は?」

後輩1「ぐらたん!」

後輩2「いや奢らねぇよ!」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 15:57:11 gx9GvR4Q
女後輩「先輩!パフェも食べていいですか?」

男「いいよ」

女後輩「やったー!」


後輩1「パフェ!」

後輩2「は?」

後輩1「パフェ!!」

後輩2「グラタン奢ってやったんだから我慢しろよ」

後輩1「パフェェェェェ!!!」バンバン

後輩2「わかった!わかったから!」

後輩1「よっしゃー!」

後輩2「あぁ…今月分の小遣いが…」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 18:10:35 gx9GvR4Q
ー夕方ー

女後輩「今日は楽しかったですね」

男「楽しかったね」

男「じゃあそろそろ帰るかな」

女後輩「あ、あの!…」

男「ん?」

女後輩「あ、あの…私…先輩のことが……好きです!!」


男「え、ええ!!僕が!?」

女後輩「だから…あの…付き合ってくれませんか…?」

男「ぼ、僕なんかよりもっと素敵な人が…」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 19:25:31 gx9GvR4Q
女後輩「…先輩は私のことが嫌いなんですか…?」

男「いやいやいや!嫌いじゃないよ!!」

女後輩「じゃあなんで…」

男「いや、後輩ちゃんはすごく可愛いし、優しいから、僕にはもったいないかなーって…し、しかも!僕と一緒にいても楽しくないよ…?」

女後輩「……馬鹿ですか?先輩は」

男「え!?」

女後輩「私が好きって言ってるんです!しかも先輩は自分のことを下に見すぎです!もっと自分に自身を持ってください!」

男「いや、僕は後輩ちゃんに幸せなって欲しいから…」

女後輩「私は!先輩と一緒にいるだけで幸せです!!」


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 19:51:28 gx9GvR4Q
男「ホントにいいの?」

女後輩「はい、いいです」

男「こ、こんな僕でいいなら…」

ー物陰ー

後輩2「うおおおおおおお!!言ったあああああああああ!!!」ガサッ

後輩1「あしたは赤飯じゃああああああああああ!!」ガサガサッ

男、女後輩「…!?」

後輩1、2「あ…」


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 20:30:55 gx9GvR4Q
後輩1、2「す、すいませんでしたー!」ドゲザ

女後輩「で?こそこそついてきたと?」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

後輩1、2「ヒェーッ!」

後輩1「て、提案してきたのはこいつなんです!」

女後輩「ほぅ…」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

後輩2「こ、こいつだって…!すごく乗り気で…」

女後輩「ふぅん…」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/05(日) 21:11:25 gx9GvR4Q
男「ま、まぁ2人も悪気があってついてきたわけじゃないしさ…」

女後輩「で、でも!」

男「許してあげなよ…ね?」

女後輩「む、むぅー…」

後輩1(か、神様だ…!)

後輩2(救世主様…!)

女後輩「いい?次やったら承知しないから!」

後輩1、2「はいっ!!!」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/06(月) 20:03:04 YxZ/otrM
ー次の日ー

男「…ふぅ…もうこんなに遅くなっちゃった…」

男「もう皆帰ったんだろうなー…」

男「…あ!部室に教科書置いてたの忘れてた!」

男「…取りに行こう」

ー部室前ー

男(…なんで部室の鍵なかったんだろ…?)

…んんっ……んっ!…

男(…あれ?声が聞こえる…?)

…お、男…くんっ……!!

男(お、女先輩じゃないか??)

男(いや、でも変なしゃべり方だな…?)


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/06(月) 20:16:47 YxZ/otrM
男(まぁいいや教科書とってさっさと帰ろ)

ガラガラガラ……

女先輩「きゃっ!」ビクッ

男「え!?(あ、あるぇー?こ、ここって男子テニス部の部室じゃなかったっけー?)」

男(…というかなぜ故女先輩は裸なのだろう??女先輩が持っているラケットは僕のではないか?そしてそれを?女先輩の?股?え?股に?…!?)

女先輩「お、男くん…?」

男「あ、失礼しました。(よし、見なかったことにしよう、せめて今日の夜楽しんで忘れよう、そうだ、そうしよう)」

ガラガラガラ…ピシャッ!………

女先輩「ま、まって!男くん!」


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/06(月) 20:50:41 YxZ/otrM
女先輩「…」

男「…あ、あの…」

女先輩「…なに」

男「あの…ふ、服を来てください!」

女先輩「…いや」

男「え、えぇー…」

女先輩「…」

男「あ、あの!」

女先輩「男くんは壁と喋ってるの?」

男「え?」

女先輩「人と話しをする時は、目を見て話すって小学校の時習わなかった?」

男「!?」


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/06(月) 21:17:18 YxZ/otrM
女先輩「…」ジー

男「…」キョロ

女先輩「ちゃんと目を見て!」グイッ

男「…(む、胸が…目に入っちゃう…!)」チラッ

女先輩「あ、今見たでしょ!」

男「み、見てないです!」

女先輩「んんー?」ニコニコ

男「…(…や、やばいな…この、顔を押さえられたままじゃ動けないな…)」

つ)゜ε゜;(⊂←こんな感じ

女先輩「…」

男(なんとかして脱出する方法を…)


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/06(月) 22:00:38 YxZ/otrM
女先輩「…ちゅ」

男「んぐ!?」

女先輩「ちゅ…ちゅる…んふぅ…」

男「ん!…んぐっ…!!ぷはっ!せ、先輩!」

女先輩「ふふふー♪」

男「だ、だめですよ!」

女先輩「えー?なんで?」

男「だ、だって先輩彼氏がいたでしょ!第一僕だって!」

女先輩「いいの、もう別れたから」

男「で、でも!」

女先輩「そんなことより」カチャカチャ…


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/22(水) 00:37:47 Z0pPK4Rk
ー事後ー

男「…(あぁ…やってしまった……)」

女先輩「………あの、男くん?」

男「は、はい?」

女先輩「もし……良かったら…私と付き合わない?」

男「…え!」

女先輩「…私……前から男君のことが好きだったの」

男「…!?(女先輩が…僕のことを!?)」

女先輩「あ……ご、ごめんね…迷惑だったよね…」

男「………いいですよ」

女先輩「…………え?」

男「実は僕も好きだったんです」


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/22(水) 00:46:59 Z0pPK4Rk
女先輩「じ、じゃあ…!」

男「はい、僕と…付き合ってください」

女先輩「…!!!」

女先輩「………ありがとう!嬉しい!」ダキッ

男「せ、先輩ッ!とりあえず服来てください…!!」

ー帰り道ー

男(い、いやーまさか先輩と付き合っちゃうなんてなー………へへっ…)

男「………………………ああっ!」

男(せ、先輩のことしか考えてなかったから忘れてたけど……)

男(これって二股………!?)

男(……………)ダラダラ

男(………やばいやばいやばいッ!!)


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/22(水) 00:59:38 Z0pPK4Rk
ー次の日ー

女先輩「おはよー!男君!」

男「お、おはようございます…!」ダラダラ

女先輩「ん?どうしたの?汗だくだよ?」

男「い、いえ!何も無いですッ!!」ダラダラ

男「え、えっと…では!」ダダダダダ

女先輩「??」


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/22(水) 01:23:24 Z0pPK4Rk
ダダダダダ

男「はぁ………はぁ………」

男(な、なんで逃げてきてしまったんだ!余計怪しまれるじゃないか! )

女後輩「あ、先輩じゃないっすか」

男(くぅぅぅ!どうしよう……もしバレたら……)

女後輩「せんぱーい」

男「ぎゃあ!!」

女後輩「?…どうしたんですか?」

男「あ、い、いや!なんでもないよ!!」

女後輩「ん〜?怪しいですね…何か隠してるでしょう」


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/23(木) 01:08:46 cUgzF7Lc
男「かかかかか、か、隠してないよ!!なにも!」

女後輩「………先輩嘘下手でしょ…」

男「な、何も無いから!!じゃあね!」ダダタ

女後輩「待ってください」ガシッ

男「ヒエッ……」

女後輩「…で?何を隠してるんですか?」

男「だ、だから何も隠してないって…!」ダラダラ

女後輩「…………」ジー

男「………」ダラダラ

女後輩「……まぁ、いいでしょう」

男「ホッ……」

女後輩「ただし!今週末デートに行きましょう」


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