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女「今日も可愛いなぁー」
-
男「…………」ボケー
女「ねぇ、男くん」
男「は、はい…?」
女「これ、私が作ったクッキーなんだけど」
女「良かったら食べて、味の感想もらっても良いかな?」スッ
男「…わかりました」パク
女「ど、どうかな…?」ドキドキ
男「あんまり美味しくないですね」ニコ
女(可愛い!)
"
"
-
幼馴染「男、そこは美味しいって言いなさいよ…」
男「あっ、ごめんなさい」アセアセ
女「ううん、気にしないで」ニコ
幼馴染「そこは気にしないとダメでしょ!」
男「…………」ボケー
-
男「……」ボケー
男「……」
男「……zzz」
妹「いやいやお兄ちゃん! 女さんと話しているのに寝ちゃだめでしょ!?」
男「……? ごめん、僕寝てた?」
女「ううん、大丈夫。ちょっとだけだし、可愛かったから」
-
女「男くん、昨日は寝るの遅かったの?」
男「そんなことないですよ」
姉「この子ってば、昼間にぼーっとしすぎて夜寝られなかったのよ」
男「よくあることですよね?」
女「うんうん! わたしも男くんのこと考えてたら朝だったことあるよ」
男「僕も女さんのことを考えていたら眠っちゃったことがあります」
男「お揃いですね」ニコ
女「ふふ、やった!」
女「……あれ?」
-
女「そういえばね、今日英語で課題出されたでしょ?」
男「そうなんですか?」
おっさん「なんでお前が知らないんだよ」
女「そうなんです」
女「なので、男くんと一緒にやりたいなあって」
男「……」ボケー
女「どうかな?」
男「……」ボケー
"
"
-
女「えっと、ごめん、男くんのカバン開けるよ? プリント出すからね?」
男「……え? あ、はい」
女「ほら、男くん、シャーペン持てる?」
男「こうですよね」
女教師「おい男。持ち方が逆だ。それじゃ消すことしかできないぞ」
女「えーと、ほら、こうだよ? 持って?」
男「なるほど、こう持つものでしたか」
男「ありがとうございます、勉強になりました」ニコッ
女(お持ち帰りしたい)
-
女「えーっと……This is a pen.」
ボブ「ボクはボブだよ」
男「そうですね」
男「……」ボケー
女「あ、ダメだよ男くん! 宿題やらなきゃ!」
-
女「もしかして、疲れちゃった? もう休む?」
許嫁「始めたばかりですよ? どれだけ甘やかすんですか……」
男「いえ、大丈夫ですよ。女さんが間違えた問題、直さないとですし」
女「え、あれ? 間違えてた?」
男「その、一番上なんですけど」
男「womanと書かなきゃなのに、we manになってます」
女「あ、ほんとだー。ありがとうね男くん」
男「……」ボケー
-
女「ふふ、危うく自分の名前を書く問題を間違えるところだったな」
女「男くん、こんなにわたしのことを見ててくれるなんて」ウットリ
女母「うちの娘が盲目すぎて怖いわー」
男「……」ボケー
女「よしっ。わたしが男くんの文も宿題やろう!」
女「えーっと、書き書き」
男「あ、女さん。そこの和訳、こいつはペンですじゃないです、これはペンですですよ」
男「ですです……」///
女「変な言葉づかい可愛い」
-
猫「その学力で宿題を肩代わりしようとするあたり、人間ってお気楽だにゃー」
女「よし、わたしの分は終わりっ」
男「ちなみに女さん。この宿題、提出は今日でしたよ」ニコ
女「え、そうだったの?」
男「もう回収されちゃってます」
女「そんなどうしよう……」
男「……」ボケー
猫「どうして男も宿題提出してにゃーのかにゃー」
-
女「うーん。きっと何とかなるよね!」
大統領「何とかなるよう、法を整備しなおせばいいのだ」
女「なるほど、名案だね!」
女「男くん! 一緒にこの国を変えよう?」
男「……」ボケー
-
女「うー、ひどい……立候補しようとしたら、追い出されちゃった」
男「……」ボケー
女「何が悪かったんだろ。お金がないことかな。まだ12歳だからかな」
女「それとも、選挙期間じゃないから?」
男(影)「全部じゃねえかな」
男「……」ボケー
女「でもこれくらいじゃ挫けないんだからっ」
男「……」ボケー
男「あ、報われない努力をする女さんって素敵ですよ」ニコ
女「男くん……!」パァァ
女「うん、わたしがんばるね!」
男「……」ボケー
-
女「よーし! 立候補に必要なこと勉強してこなきゃ!」
女「男くん、今日は帰るね?」
男家「また明日なー」
男「……」ボケー
男「……」ボケー
男「あ、女さん」
男「さっきの英語、今日が提出期限っていうの、僕の間違いですよ?」
男「あれ、いない……」
男「……」ボケー
-
教壇「英語の宿題を集めるぞー」
教壇「出さないやつはオシオキだべー」
女「え、そんなっ? 宿題は昨日集めたはずじゃ!?」
男「……」ボケー
女「どうしよう男くん?」
男「……」ボケー
女「あれ……男くんの机の上にあるこれ、わたしの宿題だ」
女「男くん……! わたしの忘れ物を持ってきてくれたんだっ」
女「ありがとう、これ提出してくる」
女「また何かでお礼するね?」
男「……」ボケー
男「……」ボケー
男「……あれ? 僕がもってきた宿題、どこにいったんだろう」
-
時間「おう時計、そろそろ掃除の時間だから針を動かせや」
時計「うーっす」
九時 → 一五時
女「男くん、掃除の時間だよ? 一緒にがんばろうね」
男「……」ボケー
女「男くんはホウキとチリトリと雑巾、どれがいい?」
男「……」ボケー
女「わかった、雑巾だね! 持ってくるよっ」
-
女「はい男くん。お掃除はじめようね?」
雑巾「いやっ、また汚す気でしょう!? エロ同人みたいに!!」
男「……」ボケー
男「……!」クワッ
男「うおおお!!」
雑巾「いやああ! わたし、汚れちゃうっ」
男「うおおお!!」
雑巾「うぅ……わたし、汚れちゃったよぉ……」
男「……」ボケー
女「変な男くん可愛い」
-
女「男くん。今日も個人的に調理実習をやってクッキー作ったんだ」
女「食べてくれる?」
男「あ、はい。いただきます」
心臓「どきどき」
女「おいしい?」
男「まずいですね」ニコッ
男「うっ……」バタリ
女「いやーっ! 男くーんっ!」
男「……」
-
男「……」
男「……?」
男「ここは……」
保険医「ではこちらの契約書にサインを」
女「はいはい」カキカキ
女「よかった男くん! 目を覚ましたんだねっ」
男「僕はいったい……」
女「わたしの作ったクッキーにね、テトロドトキシンが入ってたみたいなの」
女「よかったー、男くんが無事で」
男「……」ボケー
男「……?」フグー?
-
女「元気になったよね? それじゃ帰ろうか」
男「はい」ニコッ
俺「おう、気をつけて帰るんやでー」
女「そういえば男くん。今日は数学の宿題が出たけど、また一緒にやろう?」
男「……」ボケー
女「うんわかった。それじゃ、また男くんの家だね」
-
女「えーっと……」
女「n を 2 以上の自然数とする。 x1 , … , xn , y1 , … , yn は x1 > x2 > … > xn , y1 > y2 > … > yn を満たす実数とする。 z1 , … , zn は y1 , … , yn を任意の並べ替えたものとするとき、」ブツブツ
男「……」ボケー
「はいお茶。勉強がんばってね」
女「あ、ありがとうございます」
「いーえー。何かあったら呼んでくださいね」
男「……」ボケー
女「ごくごく。このお茶おいしいね」
男「……?」
男「今の誰ですか?」
女「え?」
男「え?」
-
女「んーっ! 今日も勉強がんばっちゃったっ」
男「……」ボケー
女「そうだ、男くんの宿題もやってあげないと」
女「あれ? 3の3乗はいくつか……?」
女「わたしのと問題が違う」
男「女さんがやっていたの、大学生用の課題でしたよ?」
女「そうだったの!?」
女「あは、わたしったらうっかりしちゃった」
男「すごく女さんらしいですね」ニコッ
他人「しまったわ、会話に入り損ねた」
-
女「んー……宿題もやったし、お茶を飲んだら眠くなってきちゃった」
男「……zzz」
女「あ、男くん、も……? えへへー、お揃いだぁ」
女「睡魔って魔王みたいなものだもんねー」
勇者「魔王はどこにいる!?」
女「押入れー」
勇者「覚悟しろ魔王!」
女「んっ……男くんのふともも、枕にしていいよね……?」
女「おやすみ……zzz」
王「おお勇者よ! 寝てしまうとは情けない!」
-
そしてわたしは夢を見た。世界の不条理を煮凝りにしたような、誰もが救われず全員が敗者であり、滅びと救いが等価値である世界だ。
万物の王たる悪意は不毛な大地を席巻し、陽光と水を失って久しい草花は、痩せた大地からわずかな栄養を奪い取ることで生きている。
終焉はいずこか。救世主はどこにありや。そんな嘆きが遠くから聞こえる。
わたしはそんな世界の中、麗しいおみあしで各地を歩き回り、むにゃむにゃと旅をする。
やがてあーだこーだがあって男くんを見つけたわたしは、男くんを抱きしめながらぐーすかぴー。
-
女「んぁぁ……おとこくん、かぁいい……」
女「……んにゃ? あれ、わたし寝てた?」
男「寝てましたよ」
女「お、男くん!? わたしの寝顔、見た!?」
男「ええ。とっても間抜けな顔でした」ニコッ
女「そんなー、照れるよー」
老婆「ふぇっふぇ。若いっていいもんじゃのう」
女「そうだ、今何時かな?」
男「……」ボケー
-
神「おうキサマ、クビにすんぞ」
時間「おうこら時計! 仕事せーや!」
時計「う、うっす! 俺がんばるっす!」
一五時 → 二〇時
女「大変! もうこんな時間だ! クラスのみんなに噂されちゃうよっ」
男「そうですね」ニコッ
女「男くんはそれでもいいの?」
男「……」ボケー
女「わかった! わたし、クラスのみんなに噂を流すね!」
-
女「それじゃあ帰るね! おやすみなさい男くん!」
男「……」ボケー
男「……」ボケー
ストーカー「おやすみなさい男様」
男「おやすみ」
-
女「男くんおはよう」
男「……」ボケー
女「昨日はよく眠れた?」
男「……」ボケー
女「わたし、家に帰ったら怒られちゃった」
女「ちゃんと男くんの家で寝てましたって言ったのに」
女「ひどいと思わない?」
男「えっと……? ごめんなさい、最初からお願いします」
女「わかった」
女「ねぇ、男くん」
男「は、はい…?」
女「これ、私が作ったクッキーなんだけど」
女「良かったら食べて、味の感想もらっても良いかな?」スッ
幼女「>>1にもどっちゃってるよ!」
-
女「そういえば男くん、聞いた?」
男「聞きました」
女「そうだよね♪」
男「……」ボケー
女(可愛い)
女「そういえば男くん、聞いた?」
男「聞きたいです」
女「そう? 実はね、最近このあたりって不審者が多いみたいだよ」
女「こうして話している時に」
ネラー「ちくわ大明神」
女「意味不明なことを言い残していくんだって」
男「……」ボケー
女「一緒に気を付けようね?」
男「あ、はい。今日はいい天気ですよ」
-
男「女さん」
女「……」ボケー
男「女さん」
女「……」ボケー
女「って、あれ? 男くん?」
男「そうです」
女「びっくりした。男くんがわたしに話しかけてくるなんて」
男「急ぎの用事だったんです」
女「うん、何?」
男「スカート、落としましたよ?」
女「あ、ほんとだっ。だからおまたがすーすーしてたんだ!」
パンツ「イヤンイヤン」
-
女「おかげでパンツちゃんに恥をかかせないですんだよ」
女「ありがとね男くん」
男「……」ボケー
女「――――わたしね。そんな優しい男くんのことが、」
伝説の樹「お、出番か?」
女「卒業する頃にね」
伝説の樹「おっけー」
-
女「男くん大変!」
男「……」ボケー
女「今日は一つも宿題ないんだって!」
男「……」ボケー
女「男くんの家に行く用事がなくなっちゃう……わたし、宿題もらってくる!」
男「……」ボケー
男「……?」
男「……!」
腹話術「ちょっと待てやめろ!」
女「みんなー! 先生から宿題もらってきたよー!」
男「……」ガクッ
-
女「うぅ、どうしてだろ……みんなに怒られちゃった」
男「……」プンプン
女「ねえ男くん。わたし、何かいけないことしたかなあ?」
男「……」プンプン
女「可愛い……じゃなくて。男くん、もしかして怒ってる?」
男「……」プンプン
女「ご、ごめんね? わたし、ダメな子だったよね?」
男「…………」
女「男くんが大事にしてた千円札ね……? 百円玉に崩してきたの、わたしなの」
男「!」
男「女さんなんて……嫌いですっ」
女「がーん!?」
修羅場「よっしゃあ出番だ!」
-
ほのぼの「あぁ!? ひっこんでろ!」ゲシゲシ
男「……」ボケー
女「ぐす、ぐす……男くんに嫌われちゃった……」
男「あ、そうだ女さん」
女「なに?」
男「近所の自販機が壊れてて、千円札が使えなかったんです」
男「夜、どうしてもペットボトルが必要になった時、おかげで助かりました」
男「ありがとうございます」ニコ
女「そうだったんだっ。男くんの役に立てて嬉しいな」
女「……あれ? じゃあなんでさっき、嫌いって言われたんだろ?」
男「……」ボケー
-
女「はっ。あれはきっと、わたしが好きって言ってあげないから、つい照れ隠しに言っちゃったんだ!」
女「そうだよね男くん?」
男「……」ボケー
女「よし、わたし勇気を出さなきゃっ」
男「……」ボケー
女「男くん! わたし、ずっと前から」
男友「男のことが好きだったんだ!」
女「 」
男「……そうなの?」
男「うん、僕も好きだよ?(友達として)」
女「 」
-
女「 」
女「 」
女「……だ、だめっ。そんな結末は認めないんだから!」
女「誰か、わたしに協力して!」
過去「わたしに任せて!」
女「ありがとう!」
-
女「ここは一〇年前……男くんがまだ二歳の時だね」
女「よくわからないけど、きっとそう!」
女「うーん、ここで何をすればいいかな」
ミニ男「きゃっきゃ」
女「はうっ、あれは二歳の男くん!」
女「かわいいよぉ、お持ち帰りしたいよぉ」
女「よし誘拐しよう!」
女「おかしいな、捕まっちゃった」
女「でもこれできっと未来が変わったはず!」
運命「え、そうなの?」
-
女「現在に戻ってきたよ男くん!」
男「え? はい」ニコッ
女「やっぱり今の男くんが一番だなぁ」
女「そういえば男くん、さっき告白された?」
男「……」ボケー
女「やっぱり! ちゃんと断った?」
独身「おかしいなー、中学生なら体で誘惑できるって聞いたのに」
男「そう聞いてますよ?」
女「よかったー、ちゃんと未来を変えられたねっ」
男「……」ボケー
-
女「そうだ男くん。今度またクッキー作っていくね?」
男「あ、今回は僕が作りました」
女「え、本当に?」
男「……」///
女「ありがとう! じゃあ、宿題やりながら一緒に食べよう?」
男「はい」ニコッ
女「……」ボーッ
男「今日も可愛いなぁ」
完
-
>>9
修正
女「よしっ。わたしが男くんの文も宿題やろう!」
→女「よしっ。わたしが男くんのぶんも宿題やろう!」
-
なんかよくわからんかったけど乙
-
つまりどういうことなんだ?
"
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