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僕「気づいたら、異世界で····」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/11(土) 22:33:59 vCQE6SjU

 僕「信じてくれるのかい···こんな話を···」

 エルフ「そりゃ、嘘かもしんないけど····」

 僕「けど?」

 エルフ「アンタがあのゲートから来たなら信じるしかないわね。」

 僕「ゲート?」

 エルフ「円卓の騎士専用魔方陣のこと」

 僕「円卓の騎士って?」

 エルフ「アンタ····本当に···まあいいわ」ハァ~

 エルフ「円卓の騎士はこの世界<ヴェルジャミオガ>の英雄」

 エルフ「かつて、この世界は<戦刃>っていうドラゴンに滅ぼされかけたの」

 エルフ「しかし、それは十三人の騎士たちすなわち円卓の騎士」

 エルフ「彼らがドラゴンを封印したことで防がれたわけよ」


"
"
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/11(土) 22:55:25 vCQE6SjU

 エルフ「そして、アンタがゲートからこの世界に来たということは」

 エルフ「アンタは円卓の騎士に選ばれたってことよ」

 エルフ「手に紋章それがその証よ」

 僕「そんな大役務まるかな···」

 エルフ「大丈夫よ、厳しい審査で選ばれたってことは」

 エルフ「それだけ見込みがあったてことよ」ポン

 僕「ありがとう、それでこれからどうすれば····」

 エルフ「そうね、とりあえず中央のカレル王国を目指しましょう」

 僕「分かった!」

 僕「ところで、僕の継いだ騎士の役目とかあるの」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 06:33:44 5JxZTHg.

 エルフ「アンタが継いだのは<十二>の均衡を保つ騎士」

 エルフ「称号名は<カドゥケウス>」

 僕「十二は他の騎士のこと?」

 エルフ「そのとおりよ」

 エルフ「そして、中央のカレル王国は」

 エルフ「<カドゥケウス>が作った国」

 僕「国をつくるなんて凄い!」

 僕「称号については分かった」

 僕「でも、なんで中央のカレルに行くの?」

 エルフ「それは····」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 11:57:49 4cCchtNs
スレタイ文字化けしてないか?


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 15:26:35 5JxZTHg.

 エルフ「例のドラゴンが復活するからよ」

 僕「!?····どうして?」

 エルフ「詳しくは分からないけど、他の騎士から裏切り者がでたのかも」

 エルフ「なにせ、封印を解けるのも騎士だけだからね」

 僕「そうか、僕の役目って····そういうことか···」

 エルフ「理解したようね」

 エルフ「そう、アンタの役目は···」

 僕「他の騎士に制裁を下すことだろ」

 エルフ「そっ、でカレルに行くのは<継承の儀>をするため」


"
"
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 15:38:05 5JxZTHg.

 僕「<継承の儀>?それいるの?」

 エルフ「いるのって·····いるに決まってるわよ!」イラッ

 エルフ「今のアンタはいわば仮免許」

 エルフ「本来の騎士の力がない以上、他の騎士にも」

 エルフ「ましてや、ドラゴンに勝てないのよ」

 僕「う、うん」

 僕「つまり、それをすれば本来の力が備わると」

 エルフ「そういうこと」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 15:49:19 5JxZTHg.

 エルフ「カレルには3日あれば着くわ」

 エルフ「今日はもう遅いし、近くの森で野宿よ」

 僕「ちょっと待って、あの森」

 僕「看板に<邪怨の森>って書いてあるけど····」

 僕「やめたほうがいいんじゃ···」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 17:08:31 5JxZTHg.

 ???「ビビってんのか、お前」

 僕「エルフさん、急にどうしたの?」

 僕「目も青から、赤になってるし」

 ???「オレはエルフじゃねーよ」

 ???「オレはダルガム、円卓の騎士だ」

 僕「女の騎士もいるんだね·····」

 僕「まさか、こんなに早く他の騎士に会うなんて」

 ダルガム「オレが表で、エルフが裏の人格だが···」

 ダルガム「オレに人格がシフトしたってことは」

 ダルガム「この森に相当な<邪晶>がいるってわけだ」

 僕「<邪晶>って?」

 ダルガム「悪いが、話をする暇はない!」

 ダルガム「くるぞ、敵が!」
 
 そう言われて、前方を見ると····巨大なカニが木を切り倒しこちらに向かってきていた!!


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 18:47:22 5JxZTHg.

 僕「ハィ〜!?あ、あんなのどうすんの」アタフタ

 ダルガム「ヤツはオレが倒す!」

 ダルガム「オマエはここで待ってろ」シュッ、ジャキン

 ダルガム「いくぜ、ハァー!!」タッタッタ

 彼女は腰に着けていたチェーンを一瞬で剣に変え、ヤツに向かう!

 邪晶カニ「グゥゥオアアア」

 ダルガム「チィッ、咆哮で地面が割れたか!」

 ダルガム「だが···悪いなオレには無意味だ!!」バサッ

 僕「背中に翼が生えている!?」

 僕「一体どういうことだ···」

 ダルガム「それはオレが<アルタイル>の称号を継いだからだ!!」バサッバサッ

 ダルガム「さっさと片づけるぜ、秘技<風雅空礼>!」バサッバサッ、ヒューザシュン

 天高く、舞い上がった彼女は一気に敵めがけて急降下した!!


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 19:02:08 5JxZTHg.

 邪晶カニ「グゥゥイジャー!!」ドサバタン

 ダルガム「フゥー、疲れた」

 僕「一瞬で···これが円卓の騎士の力····」

 僕「ん?カニの側にクリアラメの黒い物体が落ちてる···」

 僕「なんだこれは···水晶かな?」

 ダルガム「気をつけろ····それがさっき言ってた<邪晶>だ」


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 19:45:19 5JxZTHg.

 僕「これが?チャッチいプラの塊にしか見えない····」

 ダルガム「邪晶は人の強いマイナスエネルギーが集まりできる。」

 僕「確かに、周りの木全部に藁人形打ち付けてあるし···」ガクブル、ウルウル

 ダルガム「仮にも、円卓の騎士がこれくらいで泣くなよ」

 僕「本当にここで野宿すんの···」

 僕「何か出そう····近くにいるんじゃ···」

???「フフフッ、いるわよ。」フッ

 僕「!?·····今、誰か後ろにいたような····」

 エルフ「気のせいよ、それよりテント早く立てましょうよ」

 僕「はい。ところでもうエルフさんにシフトしたんですね」

 エルフ「ええ、戦闘はしばらくなさそうだし」


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 19:54:51 5JxZTHg.

 ここからは、皆さんから騎士の称号と技名等を募集します。

 締め切りは明日の昼12時までです。

 よろしくお願いいたします。by作者


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 20:08:48 5JxZTHg.

〜募集するもの〜

 ・騎士の称号名(1人)

 ・技名(25個)

·新キャラ(2人)

·十三の騎士の紋章デザイン


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/12(日) 20:59:17 5JxZTHg.
〜15分後〜

 僕「ふぅ〜、何とかテント立て終わった。」

 エルフ「お疲れ、それじゃお休み」

 僕「お休みなさい。」

 僕「さて、寝ようかな。あれ、体が動かない!」

 僕「もしかして······金縛り····」

 ???「フフフ、正解よ」スッ

 僕「···君は···さっきの···」

 ???「私の目的には、君が必要なの」

 ???「ついてきてもらうわ、眠りなさい!」

 僕「(意識が遠のく····)」ドサッバタッ

 ???「これで、私の願いが叶う···待っててね、アルヴェギヤ。」

 彼女が言った言葉の意味は····あとで大きな波乱を呼ぶとは······
僕はこの時、知るよしもなかった。


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/13(月) 08:38:55 9ft7Ze2w

 僕「ハッ、ここはどこだ?···」

 ???「ここは私の家よ」フッ

 僕「···そうだ····僕は誘拐されたんだった····」

 僕「一体何故?君は誰?」

 ???「私の名はルミヤ。円卓の騎士<ガウェイン>の部下よ」

 ルミヤ「君を<ガウェイン>が呼んでるの」

 ルミヤ「カレルの隣の王国<シィルバ>にこいと」

 僕「·····ちょっと待って、僕は先にカレルにいくとエルフさんと約束したんだ····」

 僕「····エルフさんなしで、ルミヤについていくわけには·····」

 ルミヤ「エルフ?ああ、ダルガムね···」

 ルミヤ「彼女ならこのビンに····」カンカン、オーイコッカラダセ

 僕「!?····エルフさんが小さくなってる···!?」

 ダルガム(エルフ)「チィッ、油断したぜ。」

 僕「どうして···?」

 ダルガム(エルフ)「ルミヤの能力は拡大縮小と霧隠れだ」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/13(月) 12:56:42 9ft7Ze2w

 僕「だから····そんなに小さく···」

 僕「もうひとつは霧隠れか····どうりで体が霧みたいになっていたわけだ」

 ルミヤ「あの森はカレルにいくために必ず通ると分かってたからね」
 
 僕「でも、どうしてだい?」

 ルミヤ「<邪怨の森>以外の森は、全て迷宮になってるのよ」

 ルミヤ「一度入ったら、簡単には抜け出せない」

 僕「それでか····カラクリは分かった···」

 ガルダム「それで、眠っていたオレを縮小し仕上げか」

 ガルダム「で、狙いは何だ」

 ルミヤ「もちろん、<戦刃>の復活よ!!」

 僕・ガルダム「!!!」

 ガルダム「·····<ガウェイン>のヤロウ裏切りやがったか····」

 ガルダム「答えろ!裏切り者は他にいるのか!」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/13(月) 15:55:36 9ft7Ze2w

 ルミヤ「····答えると思う?··」シュッジャキン

 ルミヤ「···残念だけど···ガルダム···消えてもらうわよ····」ボゥバァン!

ガルダム「ガァァア!!!」ヒュィーン

 ルミヤの黒い炎がガルダムを吹っ飛ばした!

 僕「ガルダムゥゥ!!」

 ルミヤ「翼は展開できないし、<炎刃の谷>に落ちた以上終わりよ」

 僕「···よくもッ···許さんぞォォォ!!!」キューイン、バシュン!

 ルミヤ「··覚醒したようね···」

 僕「···フゥゥオオオゥウ!!!」バサッ、ジャキン

 覚醒した彼はルミヤへ攻撃を仕掛けた!


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/13(月) 16:52:07 9ft7Ze2w

 僕「ジィアッリャ!」ザシュン

 ルミヤ「早いわね···ならこれはどう?」パシッ

 ルミヤ「··黒炎斬丁!」ビュンバーン!

 炎の斬撃が彼を襲う!

 僕「グゥアラアァァ!」ピィユン、バチバチ

 僕「グゥゥオオオガアアァァ!!!」バチバチ、ボゥビィゴーン


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/13(月) 17:14:00 9ft7Ze2w

〜とある宮殿〜
 
 ???(1)「····どうやら、覚醒したようだ···」

 ???(2)「彼が善と悪どちらにつくのか····」

 ???(3)「いずれにせよ···我らには····」

 ???(3)「····彼の力が必要だ····」

 ???(1)「····ガウェイン···頼んだぞ」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/13(月) 17:49:31 9ft7Ze2w

 彼の放った雷弾はルミヤの斬撃を吸収し、彼女にむかう!

 ルミヤ「グゥッ···まさか、十三番目がこれほどとはね···」

 僕「ハアハア、どうだ···」ゼェゼェ

 ルミヤ「私に膝をつかせるなんて····」

 僕「ガルダムの仇、とらせてもらうよ!」

 キィン!

 ???(4)「おっと···悪いね···彼女を殺させるわけにはいかないんだよ!」カァキィン

 僕「手に紋章····まさか!」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/13(月) 20:17:24 9ft7Ze2w

 ???「俺の名は<バリガウル>、円卓の騎士!」

 僕「ルミヤの仲間か····」

 バリガウル「ルミヤ、一旦退くぞ」

 ルミヤ「仕方ないわね····」ブゥンヒュン

 僕「逃げたのか····ガルダム、仇は必ず取るよ···」

〜炎刃の谷〜

 ガルダム「いてぇ···ルミヤの奴、手加減しろっての····芝居で本気とか···」

 ガルダム「だけど、これでアイツは<覚醒>できたみたいだな····」

 ガルダム「これでオレの役目は一旦終わりか···」


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/15(水) 20:37:49 b2KQyzr2

 僕「さて、家は半壊してるけど····」バキッギシッ

 僕「····一晩過ごすには十分かな····」ガサゴソ

 僕「ふぁ〜あ、さっきの戦いで疲れた···寝よ···」スタスタ

 僕「え〜と毛布は····あった···」

 僕「···これで寝れる···zzz···」


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/15(水) 20:49:21 b2KQyzr2

 ???「見つけた···我が主!」

〜翌朝〜

 僕「···メリーさんの羊、メェメェ、羊···zzz···」

???「起きてください!我が主!」ユサユサ

 僕「···うーん、誰だい···もう少し寝たいんだけど···」

???「ダメです。起きてください。」ガバッ

 僕「あ〜毛布···寒い····」


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/15(水) 21:00:35 b2KQyzr2

 ???「まったく、円卓の騎士である自覚をもってください」

 僕「あのあなたは誰ですか?」

 ???「これは失礼しました、今日から私は僕様につかえさていただきます」

 ???「メイドです。よろしくお願いいたします。」ピシッ

 僕「よろしく、メイドさん」


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/26(日) 20:43:30 038ioLh.
〜15分後〜

 僕「カレルにいく準備は整った!」

 メイド「では、参りましょう」

 僕「ところでメイドさんって、誰に頼まれたの?」

 メイド「ガルダム様から新しい騎士の世話をと···」

僕「なるほどね、ガルダムが···」

 メイド「すいません····気を悪くされましたか···」

 僕「いや、いいんだ···さっ行こう!」スタスタ


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/27(月) 20:46:25 K9yroqso

メイド「あっ、待ってくださいよ!」

メイド「先にこれを渡しておきます」チャリン

僕「···鈴?熊よけに?」

メイド「違います!それは鎧です!」

僕「鎧って、これがか?」

メイド「鎧は邪晶を贄にして進化します」

メイド「そして、邪晶を取り込むほど自由にその形を
    変えることができるのです」

メイド「主様の場合、鈴が最初の形態なのです」


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/10/29(水) 19:04:09 vzTR.cM6
僕「ふ〜ん、覚えとくよ」

メイド「では、改めて出発です」

〜2日後、カレル王国〜

僕「やっと着いた!それにしても····」

ザワザワ  

僕「なんだか、注目されてるような····」

メイド「当然です。騎士がきたのですから」

メイド「さぁ、神殿に行きましょう」

僕「そうだね」

???(5)「遂にきたか···<カドゥケウス>···我が友よ!」

僕「ハッ!」クルッ

僕「気のせいかな···」

〜神殿〜

神官「ようこそ、<カドゥケウス>様!早速ですが儀式を
    行いましょう」

僕「はい、お願いします!」


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/02(日) 15:13:09 9zRysqI2
 神官「では、手を祭壇の紋章にかざしてくだされ」

 僕「紋章からの力が···」ピカッ、バシュ!

 僕「····流れ込んでくる!」

 神官「うまくいったようですな」

 僕「ありがとうございます、これで他の騎士と闘える!」


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/02(日) 15:38:01 9zRysqI2
 神官「そうですか、ならば···お相手しましょうか?」

僕「···神官さん、あなたはまさか!」ザッ

 神官「我は<ジャヴェル>!我が友よ、かかってこい!」

 僕「これで、騎士は三人目か·····」

僕「あなたは味方なのか?<ジャヴェル>」

 ジャヴェル「···騎士は君を除いて十二、そして今は····」

 ジャヴェル「<シュトルフ>派と<ガウェイン>派に分かれている」

 ジャヴェル「前者は国民の幸せ、後者は更なる利益を得るために」

 ジャヴェル「それぞれ協力しあってきた···しかし!」


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/02(日) 20:47:28 9zRysqI2
 ジャヴェル「<ガウェイン>は裏切った···」

 ジャヴェル「<戦刃>をめぐり、二つの派閥は対立している」

 ジャヴェル「だが、封印を解くには六人以上の騎士と···」

 ジャヴェル「<カドゥケウス>の力が必要だ····ちなみに我はガウェインの敵だ」

 僕「···少なくとも、敵ではないようです」

 僕「ガルダムの仇をとるためにも協力します!」

 ジャヴェル「よろしく頼む!」スッ

 僕「はい!」ガシッ

 僕「あの他の騎士について聞きたいんですけど···」

ジャヴェル「そうか、良いだろう」

 僕「他の騎士はどんな力があるんですか」

 ジャヴェル「神速の<ガウェイン>、飛翔の<アルタイル>
       雷電の<バリガウル>、爆炎の<ジャヴェル>···」

ジャヴェル「····悪いが我が知っているのはこれくらいだ」

 ジャヴェル「なにせ、騎士は能力をめったに使わんからな」


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/02(日) 22:02:46 9zRysqI2
 僕「あのじゃあ、僕の能力は····」

 ジャヴェル「······十二の騎士の能力全てと戦いの中で敵が使った技を使える····」

 ジャヴェル「ただし、それは<戦刃>と等しい力····」

 ジャヴェル「暴走すれば····君自身が第二の<戦刃>になるだろう」

 僕「肝に命じておきます」


32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/03(月) 12:56:54 Q7ZjZJY6
 ジャヴェル「話は終わりだ····どうする、刃を交えてみるかね?」

 僕「いえ···今日はここに着くまで疲れました···」

 僕「それは後日お願いします。」

 ジャヴェル「ならば、今日はこの教会に泊まるとよい」

 僕「ありがとうございます!」


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/03(月) 18:53:06 Q7ZjZJY6
〜夕食〜

 僕「うまそう····」ジュルリ

 メイド「そうですね···私もそう思います···」ゴクッ

 僕「コンソメスープにサラダ、ステーキまで····」ジュルリ

 メイド「どれも美味しいそうです····」ゴクリッ

 僕「いただきます!」パクッ 

 メイド「いただきます···」パクリッ

 僕「このスープ、コクがあってウマイ!」

 メイド「こちらのステーキは柔らかで、岩塩がほどよく効いています!」

 コック長「喜んでいただき、光栄です。」


34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/03(月) 20:52:16 Q7ZjZJY6
 コック長「食材は全て市場から仕入れた一級品のみを使用しております。」

 僕「スープのおかわりくださいッ!」

 メイド「私もステーキお願いします!」

 コック長「はい、よろこんで」ニコッ

〜数分後〜

 僕「ごちそうさま!はぁ〜おいしかった!」

 メイド「お風呂の準備ができましたよ」

 僕「···いつのまに···」

〜風呂〜

 僕「ふぅー、温かい····でも···」チラッ

 メイド「どうなさいましたか?」

 僕「何でいるの···は、早く出てよ!」

 メイド「お背中お流しいたします」


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/07(金) 22:07:48 gh3n.J3s
僕「いいからッ!」

メイド「そうおっしゃらず、これもメイドの務めです」

僕「うーん·····じゃあ、背中流すのだけお願いするよ」スチャ

メイド「では、失礼いたします」ゴシゴシ

メイド「加減はこれくらいでよろしいですか?」ゴシゴシ

僕「うん、ちょうどいいよ···ところで」

僕「···メイドさんは<円卓の騎士>が正義の味方だと思う?」

メイド「人にはそれぞれの正義があり、騎士の皆様も」ゴシゴシ

メイド「それぞれの正義を掲げて戦っています」ゴシゴシ

メイド「なので<純粋>な正義の味方ではないと思いますよ」ゴシゴシ

僕「そうだよね····純粋な正義ではないよね···」

僕「実は今、迷ってるんだ····<ガウェイン派>の騎士達と戦うか」


36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/07(金) 22:24:18 gh3n.J3s
僕「ジャヴェルさんの話では、彼らも昔は人々のために」

僕「戦っていた····それを聞いて本当に彼らを討つべきなのか」

僕「分からなくなったんだよ···」

メイド「そうですか···」ゴシゴシ

僕「そりゃ、ダルガムの仇をとりたいのも本当だし····」

僕「昔のように彼らとの関係を戻したいとも思うんだ···」

僕「けど結論が出せてないんだ·····」

メイド「焦る必要はないですよ、主様」ゴシゴシ


37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/09(日) 21:56:33 gcgQRSkk
メイド「時間をかけてゆっくり決めればいいんです」ゴシゴシ

メイド「他の騎士全員に会われた訳ではないのですし」ゴシゴシ

僕「そうだね···ありがとうメイドさん!」

メイド「いえいえ、これも務めですので」ゴシゴシ

メイド「洗い流します」キュキュ ジャー

メイド「(<戦刃>の復活はともかく、真の敵はこの世界だけでなく)」ジャー

メイド「(平行世界にまで暗躍しています····急がねばなりません···)」ジャー

メイド「(主様の真の力を目覚めさせなければ···)」


38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/14(金) 22:14:36 iDSzmfb.
〜その頃、シィルバ王国〜

ガウェイン「全員揃ったようだな、では会議を始める」

ガウェイン「ルミヤ、新入りはどうなっている?」

ルミヤ「一段階目の覚醒はしたようです」

ガウェイン「そうか···ヴァリル、平行世界で例の組織は?」

ヴァリル「人工生命の研究を進めているそれと····」

ヴァリル「三人の騎士が洗脳されて傀儡にされた」

ガウェイン「まさか!調査に向かった三人が···これは厳しいな」

ガウェイン「私達の戦力は騎士8人に対し、向こうは···」

ルミヤ「洗脳された騎士と<魔神将>、さらに、<オメガポーン>
    厄介ですね····どうなさいますか?」

ガウェイン「ヴァリル、奴らの工場をすべて根絶やしにしてくれ」

ガウェイン「バリガウル、君には<カルディア>を探して欲しい」

ガウェイン「ルミヤ、君もヴァリルに同行してくれ」


39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/14(金) 23:20:51 iDSzmfb.
ガウェイン「私は新入りの覚醒を急いで最終段階に運ぶ」

ルミヤ、ヴァリル、バリガウル「了解!」ピシッ

ガウェイン「健闘を祈る!解散!」

こうして、僕の知らないところで彼らの闘いが始まった····

〜一方、平行世界のとある研究所〜

???「やったぞ!成功だ!遂に、私の夢が叶う···」プシュー、ウィーン

部下A「先輩、やりましたね!」パチパチ

???「ああ、後はこのパーツを付けるだけだ···」

部下B「歴史的瞬間に立ち会えるなんて···最高です!」パチパチ

???(赤)「待て、そこまでだ···俺兄博士!
     貴様らには裏切りの容疑がかかっている····」ガチャ、バタン

俺兄「何!?バカな···何故裏切ると言えるんだ!?」

???(赤)「人工生命体の暴走····そして、我々が掴んだ証拠の数々
      これら、全てを見てもそんなことが言えるか?」

俺兄博士「フッ、嘘の容疑で捕まえるか····だが遅かったな!パーツはない!」ベリッ

部下C「それに本物の博士はもう逃げた!暴走はあんたらが起こした
    そうなんだろ?バジリスクのお姉さん?」


40 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/15(土) 00:25:19 fHdSnP3c
バジリスク「チィッ、まあいい····博士はこのプロトタイプに
      任せるとしよう····」プシュー、ウィーン

バジリスク「目覚めよ···プロトタイプ!」ピポバ、プロトキドウシマス

プロト「···パーツ····私のパーツ····どこ···」キュイ、ウィーン

バジリスク「貴様のパーツは博士が持っている」

プロト「····博士?····私の生みの親?····」キュイ、ウィーン

バジリスク「そうだ、俺兄博士だ」

プロト「···私····博士追う····承知した···」キュイ、ウィーン、ヒュゥン

バジリスク「テレポートか···これで」

バジリスク「後の邪魔者は···騎士達とあの二人か···」

バジリスク「我々の敵は全て排除する···」


41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/15(土) 00:44:17 5XIeV1NA
支援


42 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/15(土) 10:24:20 fHdSnP3c
〜翌日、教会にて〜

ピチュンピチュン

僕「···朝か···起きよう···」ポヨン

僕「ん?これは····って、ええ!?メイドさん」ポヨン

メイド「····おはようございます、主様···」

僕「何で添い寝してるの····びっくりだよ!!」

メイド「嫌でしたか····それとも····照れていらっしゃる?」ズィ

僕「近いよッ!?」サッサッ

メイド「そう身構えないでください···」

コンコン、シツレイスルゾカチャバタン

ジャヴェル「朝飯だ···ってスマン、邪魔したな···」カチャバタン


43 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/15(土) 12:28:53 fHdSnP3c
僕「誤解だよッ、待ってジャヴェルさん!」

ジャヴェル「何だ違うのか····着替えて早く飯食え
      そのあと、騎士としての仕事が待っている」

ジャヴェル「要件は以上だ」ガチャバタン

僕「仕事····邪晶の回収か」スタスタ

メイド「正式な騎士になって初の仕事ですね!」

僕「うん、気合い入れて頑張るよ!」グッ

僕「さぁ、飯食いに行こうか」スタスタ

メイド「そうですね」スタスタ

ガチャバタン


44 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/15(土) 14:16:43 fHdSnP3c
〜その頃、炎刃の谷〜

ダルガム「早いとこ<カドゥケウス>達に合流しないと····」カツカツ

ダルガム「····いつまでついて来る気だ···姿をみせな!」ジャキン

???「拙者でござる····<アルタイル>殿」キラーン

ダルガム「アンタは<エクラヴィア>!」

ダルガム「宮殿のジジイどもを守ってるんじゃなかったのか?」

エクラヴィア「口の悪さは変わらずでござるね····」

エクラヴィア「天神官様達が貴女の救出と
       <炎刃>の討伐をしろと言われたのでござる」

ダルガム「成る程な····なら、オレも····」

エクラヴィア「貴女には別の命令が下ったでござるよ」

エクラヴィア「拙者も円卓の騎士である以上簡単に
            死にはしないでござるよ」


45 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/15(土) 14:50:01 fHdSnP3c
エクラヴィア「だから、安心されよ」ポンッ!

ダルガム「気は乗らねぇがしゃーないか····
     オレの任務は何だ?ジジイのお守りか?」

エクラヴィア「·····洗脳された騎士を解放することでござるよ····」

ダルガム「!?敵の傀儡にされたのか!?····厄介だな···」

エクラヴィア「やってくれますか?」スッ

ダルガム「ああ、いいぜ」パシッ


46 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/15(土) 22:16:01 fHdSnP3c
〜一方、教会では〜

僕「ジャヴェルさん、仕事って何ですか?」

ジャヴェル「君の仕事は<炎刃>の討伐だ」

僕「<炎刃>ってドラゴンなんですか!?」

ジャヴェル「····かつて<戦刃>を封印するときに····」

ジャヴェル「····十三の騎士は全ての力を解放した····」

ジャヴェル「その力は<戦刃>と共鳴し<四聖龍>を生み出した」

僕「····その一体が····」

僕「·····まさか、暴走したというんですか····」

ジャヴェル「····邪晶を食い過ぎたのだ···だが
        悪い知らせだけではないぞ」

ジャヴェル「····邪晶を鎧に食わせれば一気にレベルアップだ!」

僕「····はい、そうですね····じゃあ失礼します····」ガチャバタン

ジャヴェル「····(ダルガムのことを思い出したか)」


47 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 09:42:44 CsySyRxw
〜一方、炎刃の谷〜

ダルガム「(···もう少しで地上だな···)」バサッバサッ

ダルガム「(····<炎刃>を倒しにアイツも来るだろう··)」バサッバサッ

ダルガム「(···まぁ、メイドも付いてるから大丈夫のはず···)」バサッバサッ

ダルガム「(··この世界を頼むぞ、<カドゥケウス>!!)」バサッバサッ


48 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 10:01:44 CsySyRxw
〜一方、エクラヴィアvs炎刃〜

炎刃「グギャルアアア!!」バリバリ キラキラ ピューンピューン

炎刃の腹部からは大量の邪晶が飛び出している!

エクラヴィア「やはり···邪晶を取り込み過ぎたでござるか」スゥ ブゥンダーン メキメキ

エクラヴィア「拙者がこの戦斧で成敗致す!」ブォブォバーン

彼は戦斧を地面に深く突き刺した! 

エクラヴィア「···<石火巌断>!」ガーバシュバシュギュン!

地面の土、周辺の岩石が吸い寄せられるように炎刃を包んでいく····


49 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 11:04:14 CsySyRxw
やがて炎刃を閉じ込める檻へと変わる····

炎刃「ギャオオオン!」ガンガン!

エクラヴィア「····無駄でござるよ···その檻は拙者の戦斧でなければ
     破壊できぬ(だが·····長くは持たないでござる)」

エクラヴィア「(檻が維持できるのは1時間だけ、それ以上は····)」

エクラヴィア「(急ぐでござるよ、カドゥケウス!)」


50 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 12:15:59 CsySyRxw
〜一方、三神官の宮殿〜

ガチャ ギィー バタン

ガウェイン「<氷刃>と<巌刃>さらに<風刃>も暴走しています
      私は新入りのことで手一杯なのですが····」

天神官A「既に<エクラヴィア>と<アルヴェジス>、<デフティロ>
    を足止めに向かわせておる。案ずることはない」

天神官B「それに<四聖龍>をカドゥケウスに討たせなければ
     意味がないのだ。分かっておるな?」


51 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 12:58:02 CsySyRxw
ガウェイン「承知しております、しかし···」

天神官C「言わんとしていることは分かっておる。が、これも
     騎士の仕事····命に変えても国を守ることなのだ」

ガウェイン「····そのために騎士が死ぬことは誇りだろうと」

ガウェイン「私には理解できない話です····では失礼します」ヒュン

天神官B「何処へ行く···仲間を助けるつもりか?
     そのために我らの命に背くつもりか?答えろ!」ガタッバンッ

ガウェイン「·····あくまでも円卓の騎士は己の正義を掲げ戦うもの
      それに反するなら命令だろうと関係ない!!」

天神官A·B·C「············」

ギィー バタン···


52 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 15:39:27 CsySyRxw
〜教会〜

ガチャ ギィー バタン

僕「·····戻ったよ·····」

メイド「主様?どうかなされたのですか?」

僕「·····いや、何でもないよ····」

僕「ところで·····今日の仕事、メイドさんは
      ついてこないでくれないかい?」

メイド「それは主様の命でも聞けません!!」

僕「どうして····そこまでして僕についてきてくれるんだ」

メイド「·····無礼なのは承知ですが主様のためなんて思ってはおりません····
             ただ、私がこの世界を守るためにできることが」

メイド「主様にお仕えすることだっただけです···」

メイド「主様、今の貴方には騎士としての信念が欠けていると思います」ピシッ


53 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 16:05:17 CsySyRxw
メイド「騎士ならば揺るぎない信念をお持ちください!!」

僕「·····そうか、きっとダルガムも信念のために····」

僕「やっと心がスッキリしたよ!
  ありがとう、メイドさん!!」

メイド「いえいえ、そんな///」

メイド「真っ直ぐな目で言われると恥ずかしいです····///」


54 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 16:22:54 CsySyRxw
〜一方、平行世界で組織は〜

プシュ-、コポコポキシュ、ウィーン

バジリスク「····遅いぞ、ガルムなにをしているのだ····」イラッイラッ

コンコン、シツレイシマス ガチャ

バジリスク「何のようだ····戦闘員よ」

戦闘員「それがですね····」コソコソ

バジリスク「·····ガルムが裏切っただと····」

バジリスク「おのれぇ!」バンッ

バジリスク「····組織を裏切った報いは必ず!!」バリン

バジリスク「····何をしている····早くガルムを追え!!」ピキピキ

戦闘員「ひぃー!!わ、わかりました」カチャ バタン


55 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 17:19:15 CsySyRxw
〜お知らせ〜

来週から更新は毎週水曜土曜日曜とさせていただきます。


56 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 17:48:57 CsySyRxw

〜第一章完結〜

次回予告

僕「そうか····いままでの戦いは前哨戦に過ぎなかったんだな」

ガウェイン「グォ!?まさか····裏切り者は君だったのか····ピーよ」

???「····全ての世界を我が手に!」

続く


57 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 18:57:20 CsySyRxw
〜第二章〜「零の断罪、影の策略」

デフティロ「ゼヤァ!」キンキン カチカチ!

巌刃「バォウジャアアアア!」ドドドバリン!

アルヴェジス「いくぞ···<重葉影候>」バババピュピュピュン!

氷刃「リュイジャポウウウウ!」フゥゥゥガチン!

ガウェイン「····<瞬武帝払>····」タッタッタ ジジジジバヒューン!

風刃「ピャアルルウウウ!」バサッ フゥーピュウー!


58 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 19:06:16 CsySyRxw

偵察隊「こちら、偵察隊です。本部に連絡····
   四人の騎士が<四聖龍>と交戦中···」

シシュム「バジリスク様、どうなさいますか?」

バジリスク「一人残らず捕獲せよ!」

シシュム「御意····すぐに捕獲隊を出します」


59 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 19:30:04 CsySyRxw
現在の騎士

カドゥケウス(僕)、ガウェイン、アルタイル(ダルガム)、アルヴェギス

バリガウル、ジャヴェル、エクラヴィア、デフティロ


60 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 20:03:23 CsySyRxw
現在の敵陣

<魔神将>五人、洗脳騎士3人

プロト(少女型零式オメガポーン)、オメガポーン(少女型拾式)

裏切り者???


61 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 20:22:57 CsySyRxw
〜一方、教会〜

僕「さぁ出発だぁ!」

メイド「行きましょう!」

僕「<炎刃の谷>は五分あれば着くって言ってたけど
   ·····遠いよね?本当は····この力がなければ」バサッ

メイド「はい、翼を展開出来れば軽いものですよ」バサッ

僕「······メイドさん!?翼····生えてるよね!?···」バサッ

メイド「·········私は魔族<ガルーダ>ですから········」バサッバサッ

僕「ええええええ!?知らなかった·····」バサッバサッ

僕「何で黙ってたの」バサッバサッ

メイド「····今話すべきではありません。
    それより見えてきましたよ·····」


62 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 20:51:32 CsySyRxw
メイド「主様、鎧を装着してください」バサッバサッ

僕「鎧よ僕に力を!」リンリン パァア ドゥイー ガチャンキシュン バサッバサッ

〜炎刃の谷〜

ピキピキ バリン!

エクラヴィア「檻の限界が来ているでござる····」

炎刃「ギャロオオオン!」ガンガン 

エクラヴィア「残り十分でござる·····拙者もここまでか····」

???「いいや、まだ終わりじゃない!」バサッバサッ

エクラヴィア「<カドゥケウス>来てくれたでござるか!」

僕「加勢するよ····」バサッバサッバサッ ヒューン

僕「·····<風雅空礼>!」ザシュン

炎刃「グオオオオン!」パシッ バーン 

僕「グワァ!!」ヒュー ドサン パラパラ···


63 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 21:16:43 CsySyRxw
僕「痛いな····なら···」バサッバサッ

僕「····<黒炎斬丁>!オウリャアアア!!!····」ボォボォボォ バフゥー!

炎刃「グオオオオン!」プシュウゥゥ キラキラピューン

僕「·····狙いどおり·····<邪晶>ゲット!!」バサッバサッ

僕「鎧よ次なる姿を見せたまえ!」ピィーン ジャショウニンショウシマシタ

僕「しゃ、喋った!?」レベルアップ ブレイクパラディン! ピカァ

僕「眩しい···」


64 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 21:27:20 CsySyRxw
メイド「····あの白い姿は···遂に覚醒は第二段階というわけですか」

エクラヴィア「あれが伝説の鎧<ペンデュラム>でござるか····」

僕「これがレベルアップした鎧···何だか勝てる気がする····!」バサッバサッ

僕「いくよ、ウオオオオ!!!」バサッバサッバサッ ビュウーン


65 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 21:41:11 CsySyRxw
炎刃「グオオオオン!」ボォ-ン ボォ-ン ボォ-ン

バサッバサッバサッ ビュウーン

僕「火の玉で攻撃か·····ならこっちは···」バサッバサッバサッ 

僕「·····<冷滅風雅斬丁>!!!」バサッバサッ フゥーキィーンジャキジャキン

炎刃「グオルアアアアア!!!!」ズシャン! カチコチ····バキーン

僕「ふぅー····終り」バサッバサッ シュタッ


66 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 21:50:27 zEOOpUx.
iphone6plus case
ケース
http://www.aao.org/careers/iphone6sale.html


67 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 22:20:38 CsySyRxw
〜一方、三騎士vs三体のドラゴン〜

ガウェイン「ハァハァ、どうにか一ヶ所に封じ込めれたな」

デフティロ「封印は10時間後には消えるだろう···」

アルヴェギス「我輩たちが食い止めている間に
       襲撃がなければいいのだが·····」

ガウェイン「····早く、来い新入りよ····」

巌刃·風刃·氷刃「·····ZZZ·····」


68 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/16(日) 22:45:37 CsySyRxw
〜一方、平行世界のとある町〜

プロト「····パーツ····どこ···私のパーツ····」キュイ、ウィーン

???「探しモノはこれかい?」キラン

プロト「····博士····パーツ····」キュイ、ウィーン

俺兄「久しぶりだね····零式····」

プロト「···博士···帰ろう···私と···研究所に···」キュイ、ウィーン

俺兄「それは出来ない····君の為にも世界の為にも····」

俺兄「·····分かってくれ···」

プロト「····理解不能···博士····強制連行する!」キュイ、ウィーン


69 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/17(月) 16:27:54 za8/nwOY
俺兄「·····やはり聞いてくれないのか····」

プロト「·····博士····パーツ····どっちも大事····でも····」キュイ、ウィーン

プロト「組織の命令····絶対!」キュイ、ウィーン

俺兄「········気がすすまないが····」ピカン、コードヲニュウリョクシテクダサイ

俺兄「パーツを奪われるわけにわいかない!コードALPHA14!!」ピポン、ニンショウシマシタ

プロト「博士····それは····<ゼローブ>なの?」キュイ、ウィーン

俺兄「今日のために準備していた·····零式いや、プロト···君
     を奴の呪縛から解き放つために!!!」ウィーンピュガキン スタンバイ アルファ!! 

プロト「·····そう····私のために····でも、博士は私に勝てない!!」キュイ、ウィーン

プロト「······コードOMEGA14!······」ニンショウシマシタ、キドウシマス


70 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/17(月) 17:51:46 za8/nwOY
プロト「容赦しない····博士···パーツ····手に入れる!!」キュイ、ウィーガキュン

俺兄「始めようか···」タッタッタ

プロト「··········」ボォービューン

〜一方、炎刃の谷

僕「何とか勝てた····」

メイド「お疲れ様です」

エクラヴィア「····カドゥケウス殿、お見事でござった!」

僕「いいや·····危なかったよ」ポタポタ···

メイド「あ、主様お背中に傷が····!!」

僕「吹っ飛ばされたときか····手当てしてくれる?」ポタポタ····

メイド「はい、すぐに!」

エクラヴィア「(····計画どおりでござるな···<アルヴェギス>····)」ニヤリ


71 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/17(月) 22:00:01 za8/nwOY
〜一方、組織では〜

コポコポウィーンプシュ-

バジリスク「戦況はどうなっている」

シシュム「現在、三騎士と捕獲隊が交戦中。並びにプロトが博士と交戦中です。」 

バジリスク「手こずっているな······<三銃士>を呼べ」

シシュム「御意····すぐ連れてきます」ピューン

ジィー~····

バジリスク「!?」クルッ

バジリスク「気のせいか····。」

シュタ、サッサッサ、チラッ

???(ル)「気づいていないようね·····」

???(ヴァ)「この工場にまさか幹部がいるとはな」

〜一方、平行世界のとある家〜

俺(平穏)「組織の工場を破壊するか····賢明な判断だな」

バリガウル「<カルディア>、アンタいままで何してたんだ二十年前なにがあった?」


72 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/18(火) 17:04:36 epjgB.TI
俺(平穏)「俺は組織の暗躍を知り、独自に調査をすすめていた····」

俺(平穏)「ある日のことだ····奴らのアジトで俺は仲間の
     中に裏切り者がいることに気づいた···」

俺(平穏)「が、<魔将軍>の不意打ちで俺は封印され捕まった」

バリガウル「·····おい、裏切り者ってまさか···!?」

俺「····<アルヴェギヤ>の兄である<アルヴェジス>だ!」ピカァ ゴロゴロ

俺「奴の狙いは只一つ、二つの世界を支配し
  <戦刃>を超える力を手に入れることだ!!」


73 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/18(火) 19:08:50 epjgB.TI
バリガウル「そうか····奴の能力は吸収···組織の研究でさらに力を高める気か!」

バリガウル「チィッ、戦況は最悪だ!!」バンッ

俺(平穏)「焦るな···まだ<カドゥケウス>がいる!」

俺(平穏)「俺の分離の能力を彼にコピーさせればいい···」

〜一方、平行世界のとある町〜

俺兄「ハァァァ!!」ブゥンブゥン キィン

プロト「タァァァ!!」ビューン バキュン バボーォォォン

プロトの放つ光弾を俺兄はサーベルで斬り、プロトに向かう!


74 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/18(火) 22:52:53 epjgB.TI
俺兄「···コードALPHA24!···」ニンショウシマシタ、ウィングテンカイ···バボー

プロト「····無駄···ミサイルで撃ち落とす!」ウィーンプシュ、ガシャン···

プロト「ロックオン、全方位ミサイル発射!」ウィーン、バヒュバヒュバヒュン!

俺兄「(流石は最新の<ゼローブ>····桁違いの性能だ)」ボォー

ビィボカーン!ボカーン!ボカーン!ボカーン!ボカーン!

シュープスプス····

俺兄「(しかし、こちらの方はオリジナルの改良版····)」ボォー

俺兄「破壊力では劣るが····強度は申し分無しだ!」ボォー


75 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/18(火) 23:19:29 epjgB.TI
プロト「···流石は博士···コードOMEGA24···さらに
         コードOMEGAPLOT!!」ニンショウ···オーケー

バーニア、シュツリョク ビューンボォー 

オメガプロト、ハツドウシマス····

俺兄「手に紋章···そうか、<カルディア>の細胞を
      持つプロトの力が解放されたのか····」ボォー

俺兄「髪が白から赤に変わっていく···」ボォー


76 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/19(水) 17:51:47 wF.rSCIk
プロト「···博士、終わりよ!」ジュウテンカンリョウ、ハツドウシマス!

プロト「<零ノ終輝>!!!」バキュン ゴゴゴ ジャキン ブゥン

ザシュザシュ バーン!!!

彼女はテレポートで距離を詰め、技を放つ!

俺兄「グォォ!!」ドゴーン パラパラ···

プロト「·······」バボー、シュタ···スタスタ

俺兄「ハァハァ·····流石だな····」

プロト「さぁ、帰ろう····博士···」オメガカイジョ···キュイ、ウィーン

俺兄「まだだ····言っただろ、君を救うとね····」

プロト「勝機はない···諦めて···」キュイ、ウィーン

俺兄「いいや···」グィ、ギュウ

プロト「!?何のつもり···」キュイ、ウィーン


77 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/19(水) 17:59:53 wF.rSCIk
<ゼローブ>···円卓の騎士の鎧のデータを元に作られたパワードスーツ。
       開発者は俺兄博士で現在所持しているのは
       プロトを始めとする<オメガポーン>逹である。

<オメガポーン>·······少女の姿をしている人工生命体。
          プロトのみ、<カルディア>の細胞を与えられている。
          モデルの人物は<魔神将>のガルーダである。


78 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/19(水) 21:56:57 wF.rSCIk
俺兄「····<ゼローブ>の力は何も攻撃だけに使うのではない」ギュウ

プロト「何を言うの····それより離して///」カァァ

俺兄「(今だ、首についているチェーンを!!)」ギュウ バリンッ

プロト「しまった····」ドサ バタン

俺兄「これで、バジリスクからの洗脳は解けるはずだ」

俺兄「···さて、プロトを家に運ぶか···」

俺兄「(刺客はプロトだけではないはずだ·······
   急いで<カドゥケウス>に会わなければ!)」


79 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/20(木) 17:58:33 3MhgkTpg
〜一方、三騎士は〜

バキバキ ゴーン··· 

???「終わりではないぞ、三騎士よ!!」シュタ

ガウェイン「お前は···!?」

???「我が名はφベル!<三銃士>だ!!」

デフティロ「····<ケフェウス>···敵に回るとは!!」

アルヴェジス「····(計画通りだな)」ニヤリ

〜一方、僕は〜

僕「グワァ!····」ヒューバゴーン

???「どうした、<カドゥケウス>よ····この程度か?」ジャキン、スゥーカチャ···

メイド「<ガゼリオル>····重力を操る騎士!!」」

???「···ガゼリオル?違うな俺様は<三銃士>···Δレイルだ!!!」


80 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/20(木) 20:28:10 3MhgkTpg
〜一方、組織〜

バジリスク「お前には<カルディア>の始末を命ずる····行け
<Σディム>よ!」ピシッ

Σディム「はっ、仰せのままに!」

バジリスクにより洗脳された円卓の騎士····<三銃士>が
刺客として、彼らの前に立ちはだかる!

果たして彼らは<三銃士>に勝つことが出来るのか?

ダルガム「····<シュトルフ>いや、Σディムか····」バサッ、ヒラリ

バジリスク「鼠が紛れこんでいたようだな····やれ、Σディム」

Σディム「覚悟せよ!」ジャキン、ピョーン キィン

ダルガム「おっと、危ねぇな····」バサッ、キィン


81 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/20(木) 21:39:38 3MhgkTpg
〜僕vsΔレイル〜

エクラヴィア「加勢するでござる····<残疾禍廉>!」シュー、シュー、バーン

Δレイル「ふぅん、ハァー!!」バチバチ···カァキン

Δレイルは技を跳ね返した!

エクラヴィア「うわあああ!!!」ヒューン、ズドン

僕「今度は僕が相手だ···<風雅空礼>!」バサッバサッ、キィン···ピューンザシュ

Δレイル「····遅い··」パシッ、グィ、ドーン

僕「クッ····なら···<黒炎斬丁>」ジャキン、ボォボォボォウ!!


82 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/21(金) 20:34:58 IU5FL97c
斬撃は炎となり、Δレイルに向かう!

僕はΔレイルと距離ととる

僕「····(効いてないか)」バサッバサッ

Δレイル「無駄だ····この技も見切った!」

メイド「では、私がお相手しましょう····」

僕「メイドさん!?」

メイド「ご心配なく、勝ちますので。」

Δレイル「騎士ではない者が我に勝つだと····フッ、ありえん!」

メイド「私の力は騎士以上ですよ?」バシュ、ピカァ···ガルゥ

僕「何だ····オーラがさっきとは違う!」


83 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/21(金) 22:31:22 IU5FL97c
エクラヴィア「(予想外の展開でござる····これでは台無しでござる)」ギリィ

Δレイル「ほう、中々の闘気だ····いいだろう」スチャ カァージャキン

Δレイル「お手並み拝見だ····<Δストレンジ>!!」フォフォ、ギャリン!

メイド「········」パシッ、ポロポロ····

僕「ナイフを素手で粉々に!?」パチクリ

メイド「···良いパフォーマンスでしたですが···!」バシュ、ギュイギュイ、バーン!

僕「メイドさんの翼から闘気が!」


84 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/22(土) 12:15:46 QxuTFoek
メイド「<魔神将>の一人であった私には効きません!」ボォボォボォウ!

Δレイル「何!?貴様がバジリスク様と同じだと····!?」

僕「(<魔神将>····何のことだ?)」

エクラヴィア「(メイド殿が魔神将であったとは····)」

Δレイル「···バカな!····<魔神将>に貴様のような奴はいないはずだ!」ジャキン、タッタッタキィン

メイド「残念ながら····‘元’魔神将ですので···」タッタッタ パシッ、バシャーン!

Δレイル「グフゥ····強い!」ガクッ

Δレイルは水溜まりに投げ飛ばされた。

メイドはさらに追撃を仕掛ける!

メイド「行きますよ!」タッタッタ、フォン、バサッバサッ ピキィン!

僕「拳に闘気が溜まっていく···」

エクラヴィア「(····いかんでござる、Δレイルが負けてしまう!
       こうなれば····奥の手を使うしかないでござる)」スーギャリジャキン、カシャン! 

メイド「<闘供隼歪>!」バサッバサッ、ヒューンバシュ、ズドォドォドォドォン!

拳の突きがΔレイルに飛んでダメージをあたえる!


85 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/22(土) 12:48:17 QxuTFoek
<風雅空礼>····敵の真上から急降下し、剣で突く。

<黒炎斬丁>····斬撃を炎として敵にめがけ飛ばす。

<重葉影候>····葉の形をした刺を全方位に投げる。

<瞬武帝払>····槍による突きとなぎはらいのスピードコンボ。


86 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/22(土) 13:13:43 QxuTFoek
<三銃士>·····φベル、Δレイル、Σディムの三人からなる。
       洗脳された円卓の騎士たちである。

<魔神将>····バジリスク、アルラウネ、メデューサ、ガルム、麒麟の
       5人の魔族王により構成される敵の部隊。

<ペンデュラム>·····十三人目の騎士<カドゥケウス>が持つ鎧
          唯一、邪晶をとりこむとき言葉を発する。
          製作者は<エクス>。


87 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/22(土) 15:46:58 QxuTFoek
エクラヴィア「そこまででござる!メイド殿!」キィン

メイド「どうゆうつもりですか·····」バサッバサッ、シュタ

Δレイル「エクラヴィア····何故庇う?」

エクラヴィア「····拙者もそなたと同じでござる!」

僕「·····何でだよ····どうしてッ!」

エクラヴィア「·····己の正義のためでござる····そのためなら···!」ジャキン、タッタッタ

エクラヴィア「····仲間さえも····殺す!」ザシュ···ポタポタ

メイド「主様ぁぁぁぁ!!!」タッタッタ

エクラヴィアの突然の攻撃を僕はかわせなかった。

僕「···許さないぞ····お前を····」ガクッ、バタン···


88 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/22(土) 22:08:18 QxuTFoek
〜一方、ダルガムは〜

ダルガム「はぁぁ!」バサッバサッ バシュジャキン!

Σディム「ぬぉぉ!」シャキィン、ズバーン!

ダルガム「<風雅空礼>····決めるぜ!」バサッバサッバサッ、ヒュ-

Σディム「<Σファング>!!!!」ガォン、バァァァーン

激しい死闘を繰り広げる両者···だが

ダルガム「うわぁぁぁあ!!」ヒュー、ズドーーン····

Σディムの力はダルガムを上回っていた。


89 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 09:56:23 0bwciA6c
Σディム「·······終わりだ」ジャキン、カチャンカチャン

ダルガム「畜生····!!(<シュトルフ>の能力は氷漠····攻撃で
     体温が奪われちまう····凍死は避けねぇと····)」

ダルガム「(氷ついて翼は展開できねぇ····なら)」

Σディム「死ねぇぇ!!」ブゥン…ズバーン

ダルガム「グゥ····いってぇな·····けど、これで動きは封じた!」ポタポタ···

Σディム「は、離せっ!」ドガドガッ

ダルガム「嫌だね····洗脳を解くチャンスを逃すかよ!」ピカァ、バシュン、ピィーン!

バジリスク「あのオーラは鷲····」

ダルガム「奥義<風雅天浄>!!」ピィーンピィーン、ゴゴゴキラーン、ピカァ!!!

辺り一面が眩しい光に包まれる!


90 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 13:56:10 0bwciA6c
ダルガム「····力を全て使ったぜ···ウッ···」バタン···

Σディム「·····ありがとう、ダルガム····」ボソッ

バジリスク「何も怒らなかったようだな····止めをさせ、Σディムよ」

Σディム「断る!」

バジリスク「貴様····組織に逆らうつもりか!」

Σディム「····俺は三銃士ではない···」

Σディム「俺は円卓の騎士!<シュトルフ>だ!」

バジリスク「バカな····!?洗脳が解けたというのか!?」


91 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 17:25:49 0bwciA6c
〜一方、三騎士vsφベル〜

ガウェイン「···<瞬武帝払>!···」タッタッタ、キィン!

デフティロ「<凱削蛾林>!」タッタッタ、ザシュザシュ!

二人は技をφベルに放つ!

φベル「グゥゥ····」ジャリィィィィ····

ガウェイン「止めだ!」ピキィン

???「<重葉影候>!!」ピュピュピュン、ザシュザシュザシュ!

ガウェイン「グォ!?·····アルヴェジス····君は···」ドサッバタン

デフティロ「何故だ·····アルヴェジス!」クルッ、ジャキン、カキィンカキィン

アルヴェジス「君達には犠牲になってもらうよ·····私の正義のためにね!!」

デフティロ「貴様ぁぁぁ!許さんぞぉぉぉぉ!」ジャキン、タッタッタ、ズバーン

アルヴェジス「フン、φベル後は任せたぞ·····」ピュフゥーン····

φベル「はい、分かりました」

デフティロ「逃がすか!!」キィン

φベル「ここは通さんぞ、デフティロ!」キィン


92 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 18:47:01 0bwciA6c
メイド「主様、主様!目を開けてください·····」ユサユサ

僕「·········」

メイド「許さないですわ、エクラヴィア!!!」ギロッ バシュブゥン

エクラヴィア「ならば、来い!!」

メイド「··闘供隼歪ぃぃぃぃぃ!!!!····」タッタッタッタ、バゴーン!

Δレイル「ゴハァ!?·····お前、俺様を盾に····」ドサッバタン···

エクラヴィア「近くにいた·····お主が悪いでござる」ニヤリ

メイド「仲間ではないのですか!?やはり、卑怯者ですね
     エクラヴィア!」バシュブゥン、ドゴーン 

バリンバリン ズシャーン

エクラヴィア「おっと······逃げはしないでござるよ、メイド殿」

メイド「なら、次で地獄に送ってあげますわ」ポキポキ ニコリ


93 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 20:02:24 0bwciA6c
エクラヴィア「おお、怖い怖い····」タッタッタ、ピュンザシュザシュ

メイド「覚悟してくださいませ!」ボォウ、ドガシャーン パラパラ···

エクラヴィア「悪いでござるが····拙者に拳は届かんでござるよ」ヒュンヒュンヒュン

メイド「早いですね····ですが!」グゥウイン····ギュイギュイン

エクラヴィア「!?あれは時空の渦!まさか、メイド殿が!?」

メイド「そうです。あなたを葬るために!
    <空間移植>···‘元’魔神将である私だから使える技」

メイド「さぁ、その存在を消してあげます!」

エクラヴィア「うわぁぁ·····いずれ····帰ってくるでござるよ!」ヒューコォー····シュルシュル、スポン!

時空の渦はエクラヴィアを吸い込み消えた···

メイド「主様····勝ちましたよ」ウルウル

僕「········」

メイド「こんなにも早く····別れがくるなんて···」ウルウル

僕「······死んでないけど···」パチリ、ヌィット

メイド「あ、ああ主様ぁぁぁ!」ギュッ

メイド「良かった····本当に良かった····」ポロポロ····


94 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 22:07:18 0bwciA6c
僕「ありがとう、メイドさん」

メイド「ところで、傷は大丈夫ですか?」チラッ

僕「傷なら平気だよ····ほら」

メイド「傷がふさがっていますわ···!」

メイド「確かに腹部を刺されたはず····これは一体」

僕「ジャヴェルさんに聞いたことがある····
  <カドゥケウス>は呪われた騎士だと」

僕「遥か昔、<戦刃>を封印した後····当時の<カドゥケウス>は
  ある女と出会い、恋に落ちる···しかし」

僕「<カドゥケウス>は小さな子供を野盗から守り死んでしまう」

僕「女はその事実を受け入れられず、ある魔術師に彼の蘇生を依頼した」

僕「その魔術師の名は<デウス>····デウスは女にこう言った···」

僕「術を使えば、彼は蘇る。しかし···それは彼が永遠の命を持ち
  永劫に苦しむことになる。と」


95 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 22:33:39 0bwciA6c
僕「女は言った。それならば私も彼と苦しみをわかつために永遠の命をください。と」

僕「デウスはその願いを聞き入れなかった。何故なら···」

僕「それは<カドゥケウス>の称号自体を呪うことになるからだ。」

僕「彼は称号を自分の名として生きていた。彼の本名は誰も知らずにいた。
  つまり、彼がだけが不死になるだけでなく、その称号を受け継ぎし者もそうなる。」

僕「が、諦めきれない女はこう言った。ならば、私も死にましょう。
  死んでこの命を彼に与えましょう。と」

僕「デウスは女の心に迷いがないことを悟った。デウスは迷った挙げ句
  とうとう女の願いを叶えてしまった。こうして、」

僕「禁忌の術を使い彼は蘇る。そして、称号に呪いがかけられた。」


96 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/23(日) 22:49:57 0bwciA6c
僕「<カドゥケウス>とその恋人に一度でもなった女は
  不老不死の力で永劫の時をさまよい、苦しむという呪いが」

僕「そういうことらしいよ、だから死ぬことはないよ」

メイド「それでも····私は主様に傷ついて欲しくありません····」ギュウ ポロポロ····

僕「本当にメイドさんは優しいな····」ポンポン

Δレイル「おい、俺様を忘れているな····貴様ら!」イラッイラッ

メイド「Δレイル!」

僕「ん?メイドさん····倒したんじゃなかったの?」キョトン


97 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/24(月) 09:32:03 34XH.6Wg
Δレイル「貴様らを血祭りに上げてやる!!」ジャキン、キュイン ザシュン

Δレイル「<吽骸一貫>!」ブワァンブワァン、ギュイーン

僕「うぉ···体が思い!」ズシリズシリ ガクッ

メイド「<ガゼリオル>の能力は····重力を25分間だけ
            自由に操れることです、主様」ズシリズシリ、ジャリィィィ···

僕「そうか、それで·····」ズシリズシリズシリ、ガクッ

僕「(鎧を身に付けている今の状況では重みを増していて動けない)」 

僕「(かといって、鎧を脱げば防御が出来ない···どうする···)」

僕「(重力に縛られずに動くことができれば····いいのに···)」


98 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/24(月) 10:40:08 34XH.6Wg
僕「(<黒炎斬丁>の炎をどうにか奴に飛ばせれば····)」

僕「(·····‘あの技’をやるしかない)」

僕「フォォォウ!」ガチャ バーン

Δレイル「何!?鎧と剣を捨てた!?無駄なことを···」

Δレイル「スピードを上げたところで重力に逆らえん!」グゥイン

僕「いいや、これでいいんだ···」ズシリズシリズシリズシリ バシュンバシュン、バーン


99 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/24(月) 10:50:28 34XH.6Wg
僕「ハァ〜セイッ!」ドガーン バリバリ ボォボォボォン!

僕の突きが大地を割っていき、炎を舞い上げていく!

僕「<岩鉄斬丁>!!」

メイド「(あの技はジャヴェル様が伝授したもの···流石です。)」

舞い上がる炎はΔレイルを焼く!

Δレイル「グワァァァァァァァ!!!」ジュージュー プシュプシュ


100 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/24(月) 11:45:17 34XH.6Wg
Δレイル「いずれ、この借りは帰すぞ···」ヒュウン···

メイド「やりましたね、主様!」

僕「ハァハァ······」グッ

〜一方、天神官の宮殿〜

天神官a「順調に‘彼’は強くなっているようだな」

天神官b「我々の計画も第二フェーズに移行する時か···」

天神官c「<吼零の騎士>も動いている···<エクス>め···」

天神官a「···<デウス>と<マキナ>はどうなっている?シシュムよ、答えろ·········」

シシュム「はい、<マキナ>は組織の第六支部にて捕らえております。
     <デウス>についてはまだ発見できておりません。」


101 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/24(月) 18:41:45 34XH.6Wg
天神官a「早急に<デウス>を探せ、シシュムよ」

シシュム「はっ、では失礼します·······」ギィーバタン····

天神官b「まずいことになったな」

天神官c「行方をくらませているとは」

天神官a「<デウス・エクス・マキナ>······三人の魔術師
     は<吼零の騎士>を率いて秩序を守る者·····」

天神官b「もし、<円卓の騎士>に裏切り者がでたことを
     知られれば、我々神官の処分は重いだろう」

天神官c「奴らに気づかれる前に手を打たねば!」

天神官a「安心せい····切り札はこちらにもある····」スチャ キラーン

天神官b「邪晶で何をするのだ?」

天神官a「フフッ、それはだな·····」コソコソ···


102 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/24(月) 20:29:26 34XH.6Wg
〜一方、教会〜

ガチャ、ギィーバタン

僕「ただいま、ジャヴェルさん」

ジャヴェル「どうやら、かなりの連戦だったようだな」ジロッ

ジャヴェル「おや、メイド·····担架に乗せている男はもしや····」

メイド「はい、<ガゼリオル>様です。」

ジャヴェル「そうか、組織もいよいよ···」

僕「あの、組織って何のことですか?」キョトン

メイド「主様には謝らなければなりません。実は
    隠していたことがあるのです。」


103 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/24(月) 21:41:59 34XH.6Wg
僕「ええええええ!?ダルガムが生きてるの!?」

メイド「はい、全ては主様の覚醒を促すために」

僕「そんな全部仕込みだったのか····でも、ダルガムが生きてて良かった····」ホッ

僕「で、肝心の敵がその組織なのは····本当だよね?」ジィー

ジャヴェル「ああ、もう嘘はない。組織は二つの世界で暗躍している。」

メイド「これからの戦いはより過酷なものになります。」

僕「そうか、いままでの戦いは前哨戦だったんだな」

僕「気合い入れて頑張ることにするよ!」

僕「んじゃ、今日の仕事も終わったし····自室に行くとしようかな」

ジャヴェル「スマンが····仕事はまだあるぞ」サッ


104 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/24(月) 21:57:47 34XH.6Wg
僕「緊急連絡書?何が書かれて·····」チラッ

僕「アルヴェジス·····裏切り····逃走·····ガウェイン重症····至急来い!」

僕「また、裏切り者が!?それに重症って」

ジャヴェル「ついさっき届いた·····アルヴェジスは我が追う····君は
       ガウェイン達のいる<三刃の山>に迎え!」

僕「了解したよ····行くよ!メイドさん!」タッタッタ、ギィーバタン

メイド「はい!」ギィーバタン

一方、組織の第一支部〜

アルラウネ「やったわ····フフッ、新たな<オメガポーン>の誕生よ!!」

プシュー、カチャン パチリ ピチャピチャ

???「私は誰···」

アルラウネ「貴女はペルチェ、革命をもたらす為に生まれた者よ!」


105 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/24(月) 22:17:20 34XH.6Wg
ペルチェ「私が革命を起こす······できるのかな····」

アルラウネ「大丈夫、できるわ!」グッ

ペルチェ「ありがとう、えっと····名前は····」

アルラウネ「アルラウネ、みんなからは“ラウネ”って呼ばれてるわ」

ペルチェ「改めて、ラウネ····ありがとう」

アルラウネ「大したことじゃないわよ·····」

カチャバタン

???(1)「ラウネさん、完成したんですね!」

???(2)「あら、可愛い娘じゃない」

アルラウネ「二人とも来てたの····」

ペルチェ「?」


106 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/26(水) 21:57:36 GiGXNgV.
アルラウネ「紹介するわ、私の仲間よ」

???(1)「初めまして、私は麒麟です。仲良くしましょうね、ペルチェちゃん!」

???(2)「私はメデューサよ····よろしくね···ペルチェ」

ペルチェ「こちらこそ、よろしく」

アルラウネ「さて、挨拶は終わりよ。本題に入りましょうか···」

麒麟「ペルチェちゃんには俺兄博士の抹殺をしてもらうよ」

ペルチェ「俺兄博士?誰なの?」

メデューサ「俺兄博士は貴女達<オメガポーン>の研究をしていた人よ」

ペルチェ「何故殺すの?」

アルラウネ「彼が組織を裏切り、組織の機密情報を持ち去ったからよ
        ·····放っておけば彼は私達の大きな障害に成りうるわ」

ペルチェ「納得した···私は組織のために博士を殺す!
          それで、博士は何処にいるの?」

メデューサ「まあ、焦らないで····仕事はもう一つあるわ」


107 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/26(水) 22:18:03 GiGXNgV.
メデューサ「円卓の騎士<カドゥケウス>と<カルディア>を始末すること」

ペルチェ「円卓の騎士?」

麒麟「<円卓の騎士>は全部で十三人いるの中でも
   カドゥケウスとカルディアは私達の計画に邪魔な者よ」

ペルチェ「オーケー·····仕事は分かった」

アルラウネ「それじゃ、これを渡しておくわ····」チャリン···

ペルチェ「このメダルは?」

アルラウネ「外見はメダルだけど、展開すれば鎧になるわ」

ペルチェ「どういう仕組み!?」

アルラウネ「それは“企業秘密”よ」


108 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/26(水) 22:56:31 GiGXNgV.
アルラウネ「鎧に博士、円卓の騎士についての情報は記憶されてるから
      それを頼りにして仕事をすればいいわ。」

ペルチェ「了解したわ····では、仕事にいってくる。」

麒麟「頑張ってね、ペルチェちゃん!」

メデューサ「貴女の活躍に期待してるわ」

アルラウネ「ペルチェ、ファイトよ!」

ペルチェ「じゃあね····みんな」ヒュン···

新たに誕生した人工生命体、ペルチェ····

彼女の進む道は如何なるものか。

彼女とその仲間を待つ運命とは?


109 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/27(木) 21:30:57 FymoIv.A
〜第二章完結〜

次回予告

プロト「····博士····殺させない!」

ペルチェ「守りきれるかしら?」

僕「これが鎧の究極形態····!!」

???「我こそは誇り高き、<吼零の騎士>!!」

俺兄「弟よ····さらばだ!」

エクス「さて、どうでるか···<カルディア>」


110 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/27(木) 21:58:05 FymoIv.A
〜第三章「血の慟哭、戦の鳴動」〜

φベル「<φスパイラル>!!」ビュン コォー バァァァ!

デフティロ「<凱削蛾林>!!!」タッタッタ ザシュザシュ ズドォー!

バチバチ バァン!!

φベル「ムウゥゥゥ·····」ジャリィィィ····

デフティロ「ハアハア·····どうだ····」ガクッ

デフティロ「(三刃を閉じ込めた結界はあと、二時間で消える····)」

デフティロ「(急いで、ケリをつけなければ···!)」

φベル「なかなかの技だな···ならば!」バァン ギュイギュイン···

φベル「我はこの技で貴様を迎え撃つ!」ギュイギュイン ゴォォォォ バゴォォォン!

φベル「<φトルネード>!!!」


111 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/27(木) 22:18:56 FymoIv.A
デフティロ「まずい、逃げ場がない···!」

???「セイヤァァァ!!」ジャキン ザシュザシュザシュ!

フゥーシュウ····

φベル「竜巻を消し去っただと!?」

デフティロ「お前は<カドゥケウス>!!」

僕「待たせてゴメン···さぁ、反撃といこうか!!」スチャ チャリリン パァァ····ガシュン

デフティロ「鎧の力は“半分”か···まあいい、手伝え!」ジャキン

僕「メイドさんは<ガウェイン>の治療をお願いします!」タッタッタ

メイド「了解しました、主様」


112 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/28(金) 22:20:36 OeqGAa0.
〜一方、ペルチェは〜

ペルチェ「この町に博士が····」スタスタ

???「待ちなさいよ!」ボォーン、シュタ

ペルチェ「···貴女はガルム···」

ガルム「博士は殺させないわよ····ペルチェ!」ガチャン キューウィーン····

ガルム「充填完了!」バキュン バキュン バキュン!

ヒュウン ヒュウン ヒュウン

ペルチェ「·········」キィン キィン キィン

ペルチェ「アーマー展開!」ピィン パァァ ガチャン ガチャン!

ナイフで弾丸を弾き、彼女はメダルを頭上に投げ、鎧を装着する!


113 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/28(金) 22:40:12 OeqGAa0.
ガルム「<ゼローブ>···!」ザッ

ペルチェ「<ゼローブ>の力を見せてあげる!」

ペルチェ「コードOMEGA24!<デュランダル>召喚!」パァァ ギュ、ジャキン

ガルム「武器を召喚!?少し見ないうちに<ゼローブ>も進化したようね···」

ペルチェ「<Ωデストロイ>!」ジャキン ザシュザシュザシュ ピュピュピュン!

Ωデストロイとは、デュランダルによる攻撃と鎧であるゼローブから
射出されるミサイルのコンビネーションである!


114 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/29(土) 15:18:59 ZYZ6sGak
ガルム「グゥゥゥ····」ジャリィィィ····

ガルム「(博士が真実を知っている以上、退くわけにはいかない!)」

ガルム「(最新型の<ゼローブ>がこれほどの火力とはね····)」

ガルム「(でも、<Ωデストロイ>には隙があるわ)」ジィ ドゥーガチャンガシュン 

ガルム「(5秒だけどね···それも加速さえできれば勝てるわ···)」パシュンパシュン

ガルム「充填完了!<γアクセル>!!」ピュイン バァン!

ペルチェ「自分に弾丸を撃った!?どういうこと!?」

ガルム「ハァハァ···(やっぱ、反動は大きいわね···)」

ペルチェ「何だ、自滅か····ならいっそ····葬ってあげるわ!」ドゥー バシューー

ペルチェ「<Ωデストロイ>!!」 ピュピュピュン ザシュザシュザシュ!

ガルム「···今ね!」ブゥン ブゥン ブゥン


115 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/29(土) 17:42:51 ZYZ6sGak
バババーン····

ペルチェ「速い!ミサイルを避けるなんて····!!」

ガルム「最後よ····<γヴァリアント>!!!」パァァ ガチャンガシュン ウィーン バーン!

ペルチェ「ウワァァ!!!」ジャリィィィ···パラパラ···

ペルチェ「一旦引き上げるわ···次は必ず殺す!」ヒュウン

ガルム「さてと、それじゃ···博士の家に行きましょうか」スタスタ···


116 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/29(土) 21:34:55 ZYZ6sGak
ピンポーン 

ガチャ···

俺(乙4)「どちら様ですか?」

ガルム「私は俺兄博士に用があるんだけど···」

俺(乙4)「アンタは組織の追っ手か···」ザッ

ガルム「別に殺そうとか思ってないし、ただ情報をくれればいいのよ」

俺(乙4)「情報?まさか、<プロト>の····」

ガルム「<プロト>?違う違う···」


117 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/30(日) 09:02:30 DhsfWRvw
俺(乙4)「いずれにせよ、兄さんに会わせるわけには···」

ダレガキタノ?キニナル···

俺(乙4)「おいっ、出てきちゃダメだ!」

ガチャ ジィー····

ガルム「この娘が<プロト>?」

プロト「あなたは···ガルム?」

俺(乙4)「え、知ってるの!?」アセアセ

プロト「この女···組織の<魔神将>···」

ガルム「よく知ってるわね····零式ちゃん···」

俺(乙4)「えっと、知り合い?」

ガルム「いいえ、噂程度でしかお互いに知らないはずよ?」

プロト「同じく····鎧からの情報···」

俺(乙4)「あのさ、鎧やら魔神将やら分からないことだらけなんだが······」


118 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/30(日) 12:42:01 DhsfWRvw
ガルム「鎧<ゼローブ>も博士が研究したものよ」

プロト「<魔神将>は····組織の幹部であり部隊····」

俺(乙4)「なるほど、アンタはその幹部ってことか?」

ガルム「正確には“元”幹部よ····」

俺(乙4)「アンタも組織を裏切ったのか?」

ガルム「まあ、そうね····」

プロト「ダメ···信用しちゃ···」

俺(乙4)「分かってるけど·····どうも敵には思えないな····」

俺(乙4)「とりあえず、話だけは聞く···上がっていって」

ガルム「ありがとう、お邪魔します」ガチャ バタン···

ジィー コソコソ

???「見つけたわ、裏切り者!」


119 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/30(日) 13:05:53 DhsfWRvw
〜一方、ダルガムは〜

シュトルフ「洗脳はダルガムの力で解けた·····長い間、よくも
      操ってくれたな····お礼をしてやるぞ、バジリスク!」パキパキ キィーン

バジリスク「フンッ、もはや貴様は用済み····手加減なしだ
               騎士風情が頭にのるなよ!」メキメキ ガシュン

ブゥンブゥン シンニュウシャ ハッケン シンニュウシャ ハッケン

バジリスク「チィッ、こんな時に···誰だ!」

戦闘員「どうやら、例の二人のようです」

バジリスク「おのれぇぇ····どいつもこいつも····!!」イラッイラッ

シュトルフ「頭を冷やせよ、湯気が出てるぜ?」

バジリスク「この怒りは貴様にぶつけてやる!!」イラッイラッ

バジリスク「戦闘員ども、例の二人を殺せ!」イラッイラッ

戦闘員達「御意、バジリスク様!」ピュー、ダッダッダ····

シュトルフ「いくぞ、ハァァァァア!」 ピュウン ブゥンブゥンジャキン

バジリスク「その剣···へし折ってやる!」タッタッタ ボムゥ ドガーン


120 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/30(日) 14:30:56 DhsfWRvw
ポワワァーン

ダルガム「俺は死んだのか····」

???「そうだ、君は死んだのだよ」

ダルガム「アンタは<デウス>!!」

デウス「君にチャンスをあげよう····この女を始末して欲しい」サッ

デウス「そうすれば、君は蘇ることができる」

ダルガム「何だと!?俺にソイツを殺せるはずが·····!」

デウス「出来ぬなら、君は消える」

ダルガム「それでも、俺は····」

デウス「君は本当にあの女が仲間であると?
    そんなものは“マヤカシ”だ!」ガンッ


121 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/30(日) 17:32:30 DhsfWRvw
デウス「君は知らない、あの女の目的を····」

ダルガム「何言ってるんだ!アイツが俺を騙すわけない!」

デウス「そうかな?では、これはどうかな····」パァァ

ダルガム「これは未来のビジョン···あれはカドゥケウスそれにカルディア····」

ダルガム「“俺”以外の騎士が全員揃っている····あの龍は戦刃か?」


122 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/30(日) 22:27:03 DhsfWRvw
ダルガム「······これは<戦刃>ではない!?それにこの波動は」

デウス「分かったかね?何故始末しなければならんのか····」

ダルガム「···アイツが<戦刃>いや···<彗刃>になるのか···」

デウス「今のままではな、だが始末すれば話は違う。」

ダルガム「それにしても、何で俺を選んだんだよ?」

デウス「今の君は魂のみの存在···本来の肉体はすでにない」

デウス「だが、あの女の持つ<円環の結晶>さえあれば話は別だ」

ダルガム「<円環の結晶>で蘇ることができるか·····」

デウス「それに、歴史をかえても<戦刃>は必ず現れる
    倒すには十三人の騎士を揃える必要がある。」

デウス「そして、君だけが···我々が信頼している唯一の騎士だからだ」


123 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/30(日) 22:38:35 DhsfWRvw
ダルガム「ハッ、よく言うぜ····話は分かったけど、俺は
         アイツを殺すことは絶対にしない!」

デウス「美しき友情かね····甘い!騎士とは余計な情をすて戦いに
            身を投じる者だ!君の甘さは必要ない!」

ダルガム「アンタは変わらず高潔なこだわりもってんな
       忘れちゃいないか?俺は<円卓の騎士>」

ダルガム「自分の正義は自分で決める!じゃあな····」クルッ、スタスタ

デウス「(愚か者め、何が待っているのかも知らずに·····)」

デウス「フンッ、所詮は<円卓の騎士>か···」


124 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/11/30(日) 22:53:49 DhsfWRvw
〜一方、三刃の山〜

僕&デフティロ「ウォォォッ!」ガキンガキン

φベル「ヌゥン!」ガチュンガチュン

ピクッ パチリ

メイド「目が覚めましたか、<ガウェイン>様」

ガウェイン「私も新入りに加勢してやらないと····ウッ!」ズキズキ

メイド「傷はまだ完全に癒えていないのですよ」

ガウェイン「チィッ、<三刃>を閉じ込めた檻はあと三十分で崩れる···
何もできないというのはダメなのだ!せめて、何か····そうだ!」


125 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/02(火) 22:33:46 mq/gGQhg
ガウェイン「メイドさん、頼みがある····これを新入りに渡してくれ···」サッ

メイド「邪晶·····こんなにたくさん、よろしいんですか?
    ご自身の鎧を強化に使わなくても?」

ガウェイン「無意味だ···ドラゴンから取り出した物は
            <カドゥケウス>しか扱うことが出来ない」

メイド「<戦刃>に最も近い存在だからですか···分かりました
    主様に渡しに行ってきます。」バサッ

ガウェイン「頼むぞ!」


126 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/05(金) 15:21:18 Zg2WYWtM
僕「···黒炎斬丁ぉぉぉぉ!!」タッタッタ ボムゥ シュパーシュパボオン!

φベル「······ぬるい炎だな····<φアブゾーブ>!」ゴォゴォゴ·····ブワァン

僕「そんな!?炎が吸収されただと!?」

φベル「我のバリアはあらゆるエネルギーを吸収するのだ!
    さぁ、くらえ····デフティロ!」バシュバシュ

デフティロ「黒炎を何倍にも増幅して返すだと!?····グゥ!」ズキズキ、ガクッ ポタポタ

僕「デフティロさん!!」

デフティロ「済まない新入り····どうやら、傷が深いみたいだ····」ドサッ、バタン····


127 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/05(金) 21:47:00 Zg2WYWtM
φベル「さぁ、残るは<カドゥケウス>貴様だけだぞ····」カツカツ

僕「クッ····なら、<岩鉄斬丁>だ!」ドゴーン 

φベル「大地を割るか、フンッ····無意味だな」ブワァン

僕「バリアの範囲を広げている!?」ピキピキ····ピタッ

僕「そんなッ、これも効かないだと!!」

φベル「いったはずだ····あらゆるエネルギーを吸収すると。」

φベル「もう打つ手がないようだな、今度は我の番だ····」

φベル「<φフュージョン>!」パァァ バチバチ ピキィン!ドゴーン バキバキ ブクブク バシャーン!!

僕「黒炎斬丁と岩鉄斬丁をミックスだと!!?ムグゥゥゥゥ·····」ジャリィィィ····シュー、プスプス

僕「ハァハァ····グッ!!」ポタポタ···ガクッ

φベル「骨が折れ、酷い火傷····辛いだろう···今楽にしてやる!」タッ ジャキン ザシュン···ポタポタ

メイド「·····間に合いました」ポタポタ···

僕「メイドさん!!(僕のために····!!)」グッ

φベル「ほう····我の剣を素手で受け止めるとはな。」タッ ボムゥ シュタ


128 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/05(金) 23:43:41 Zg2WYWtM
メイド「主様····これを貴方に渡しに来ました···邪晶です。」スッ キラーン

僕「ありがとう、メイドさん····デフティロさんの手当ても頼むよ!」ダンッ

僕「鎧よ騎士に新たな力をぉぉぉぉぉ!!!」ジャショウ、ニンショウシマシタ ブレイクパラディン····

アルティメット!····パァァ、ガシュンガシュンガシュン!!!キランキランキラン···

φベル「ほう、鎧を纏ったか····来い!カドゥケウスよ!」ジャキン ダンッ


129 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/06(土) 08:52:06 1eDwWPpE
僕「ハァァァァァァァ!!!」ダンッ ザシュ ザシュン!

φベル「<φアブゾーブ>!!」ブワァン

僕「ハァァァァ!」バチバチ バリン····

φベル「バリアを破壊だと!?まさか、鎧の力か!」

僕「一気に決める!ハァァァァ····」ダンッ 

φベル「頭にのるな····φフュージョォォォォォォン!!!!」ドワン ドゴーン バシャーン!

僕「フォォォォォォウ!!!」タッタッタ 

φベル「バカな!黒炎の中を走り抜けただとぉぉぉ!」ザッ

僕「いくぞ!·····鎧よ、騎士に大いなる力を!!」カァァ ブレイクパラディン···キラキラキラキラ

φベル「何だ····鎧が黒く変わるだと!」

デフティロ「あ、あれは····黒炎の鎧!」

メイド「<ペンデュラム>(鎧)がまた一つ進化を遂げましたか·····」

僕「·····<玄焔斬鳴>!!フゥン!」ザシュザシュザシュザシュザシュ ザキューン!!ボォボォボォボォボォウ、ヒュヒュヒュヒュヒュヒュン

φベル「無数の黒炎を飛ばしたところで、無意味だ!」


130 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/06(土) 10:17:59 1eDwWPpE
ゴォゴォゴォ····キィン

φベル「何!?グハァ!!」ジュープスプス ポタポタ····

φベル「炎がバリアをすり抜けただと·····」

僕「玄焔····この炎はエネルギーではないからだよ。」スタスタ

僕「僕の“思念”·····さ。」ガチャンガチャン

僕「φベル、貴方のいうエネルギーとは物理的なものだろう?」ガチャンガチャン

僕「僕のいうエネルギーとは精神的なものなんだよ···」ガチャンガチャン

φベル「····人の意思を力に····フッ、ハッハッハ!!見事だな····“新入り”よ」ガクッ

僕「!!まさか、最初から記憶が戻っていたのか!!」


131 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/06(土) 23:02:55 1eDwWPpE
φベル「我はずっと、奴らに従うふりをしていたのだ·····首領の正体を掴むために
           そして、いつか来るであろうこの時に備えていたのだ。」

φベル「貴様が我の敵として、対峙する時をな·····我との戦いを通して
    貴様は新たな鎧の力に覚醒した···究極の力はもう少しで手にするだろう。」

僕「φベル····いや、<ケフェウス>さん·····究極の力とは何なんですか?」

ケフェウス「····“龍”の力を手にすることだ····」

僕「·······<戦刃>に近い存在だからですか···でも、暴走するんじゃ···」

ケフェウス「いや、暴走の前に龍の力に到達したのは初代だけなのだ。」

僕「なら、なんで僕が到達できると?」

ケフェウス「貴様は····<円環の結晶>から初代<カドゥケウス>
が生み出したホムンクルスだからな····特別なのだ。」

僕「!?な、何を言うんですか!?僕が人間じゃないだと····嘘だ!
  確かに僕はゲートを通って···この世界に来たんだ!!」


132 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/07(日) 16:54:11 rfjA/hYg
ケフェウス「····嘘ではない···事実だ、この古文書に書いてある···」スッ

僕「そんな····僕は····人間だと思っていたのに····」ヘナヘナ、バタム

メイド「主様·········」

デフティロ「(いずれは知るだろうと思っていたが····やはり、事実を受け入れられないか)」

僕「僕はいままで·····元の世界に帰るために戦ってきたのに····
    僕のいた世界は始めからここだったっていうのか·····」ギリィ····

僕「じゃあ····僕は何のために·····強くなってたんだ····
  何のために·······騎士として戦ってきたんだ········」

僕「<戦刃>を倒すためだけに生まれ、倒したら用済か
     ·····ハッハッ···僕なんてそんなもんだよ····」

メイド「そんなことはありませんッ!!!主様は誰よりも優しいお人ではありませんかッ!!」


133 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/07(日) 18:58:09 rfjA/hYg
メイド「生まれた事情なんてどうでもいいんじゃないですかッ!!
    貴方という騎士は今ここにいて、人として戦っているッ!
    それだけで、十分じゃないですかッ!!」

僕「僕には····そんな感じで思えないんだ····けど····ありがとう、メイドさん!
  ·····立ち直るために少しだけ時間が欲しいんだ。三人とも、先に帰ってくれないか?」

デフティロ「何を言う、<三刃>を閉じ込めている結界は·····!」

メイド「主様、私も残ります!」

僕「<三刃>と戦うことで、今のモヤモヤが晴れる気がするんだ····
     頼むッ!三人ともここは僕に任せてくれないかッ!」

ケフェウス「·····いいだろう。」

デフティロ「オイッ!?ケフェウス!?」

メイド「主様に何かあったらどうするんですか!」

ケフェウス「····この程度で敗北するようでは“円卓の騎士”とは言えん····
     それに、己がいく道は己が切り開くものだ········」

ケフェウス「新入りは己の宿命を知り、逃げずに再び剣をとった·····
             我らにそれを止める資格などないのだ!」

メイド「·····分かりましたわ、主様のためになら認めましょう!」

デフティロ「ハァー、しゃあないな·····新入り···必ず勝てよ!」


134 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/07(日) 21:47:23 rfjA/hYg
〜一方、ジャヴェルは〜

ジャヴェル「<アルヴェジス>!見つけたぞ!」ザッ

アルヴェジス「やはり、追っ手はお前か<ジャヴェル>よ」ジャキィン

ジャヴェル「待て、我は戦いに来た訳ではない····君の“真意”を問うために来たのだ!」

ジャヴェル「我は君が組織と手を組む男だとは思えないのだ····
本当の君は正義の為に戦う円卓の騎士のはずだ!」

アルヴェジス「·····それはかつての話····今の俺は組織の幹部だ!」ダンッ キィン

ジャヴェル「嘘をつくな!君は意味もなく悪に加担などしないッ!!」キィン ジリジリ

アルヴェジス「····良いことを教えてやろう····裏切り者は
       円卓の騎士だけではない····天神官のジジィどももだ!」ジリジリ

ジャヴェル「何ッ!?天神官様たちが!?」

アルヴェジス「<吼零の騎士>に刃向かうために裏切ったんだ·····
       封印されし邪晶の姫<ベファルーワズ>を組織に渡してなッ!」

ジャヴェル「<ベファルーワズ>様をだとッ!!(<ベファルーワズ>様はあることを
      きっかけに、邪晶を永久に生み出す呪いをかけられた姫だ。その力
      を悪用させない為に自らの封印を<エクス>に頼み、眠りについた····)」

ジャヴェル「天神官様まで、裏切るとは····だが」ボォボォボォ····シュゥシュゥ

アルヴェジス「この炎はッ!!」バッ


135 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/08(月) 13:31:00 58wPC/Jk
ジャヴェル「····それでも、君は違うはずだ、<アルヴェジス>!」ボォボォボォウ

アルヴェジス「フンッ····(今はまだ真意を告げるときではないのだ····)」シュタ

アルヴェジス「<烈火亡骸>か····ならば、俺も本気でいくぞッ!」ダンッ

〜一方、組織の第五支部では〜

アルラウネ「····この棺桶に眠っているのが····<ベファルーワズ>」カンカン

アルラウネ「····研究にはちょうどいいわね····」カンカン

メデューサ「しかし、棺桶の封印はどうやって解くつもりだ?」

麒麟「もしかして····マキナちゃんの力を利用するんですか?」


136 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/08(月) 14:53:32 58wPC/Jk
アルラウネ「<マキナ>の力を使う·····そう」

アルラウネ「<マキナ>の血で封印を解くのよ」

アルラウネ「でも、肝心の血は封印と解くには足りないし····
<マキナ>は第六支部を脱走しようとしてるわ」スチャ ピーピー

メデューサ「それで、私たちに捕まえろと?」

麒麟「第六支部にはバジリスクさんもいるし大丈夫じゃ····」

アルラウネ「残念ながら、バジリスクは<シュトルフ>と交戦中なのよ
          ·······私は研究で忙しいし······お願い二人とも!」

メデューサ「仕方ないわね····行くわよ、麒麟!」

麒麟「えええぇ····私のんびりしたかったのに···」


137 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/08(月) 16:11:28 58wPC/Jk
〜一方、ガルムは〜

ガルム「····私はただ東京消滅の真実を知りたいだけよ」

俺(乙4)「兄さんが何か知っていると?プロトは何か知らないのか?」

プロト「私はその頃····水槽にいたから····」

俺(乙4)「·······兄さんに会わせるしかないのか····」

プロト「私は断固反対ッ!」グイグイ

俺(乙4)「うーん····でもなぁ····」  ピンポーン 

俺(乙4)「誰が来たんだよ····君は····誰?ってドワァ!?」グイ バタン!

プロト「俺ッ!!」タッタッタ ガチャ

ガルム「貴女はペルチェ····!!」

ペルチェ「この男は預かったわ····帰して欲しければ」スチャ  ピュン パシッ

ガルム「ここに来い?」ジィ

ペルチェ「····博士を連れてね····ではまた」ヒュウン····

プロト「···急いで助けなければ!」

ガルム「····プロト、博士は今どこにいるの?」


138 : いぬのたまご :2014/12/10(水) 17:30:51 jLprG3hk
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139 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/10(水) 21:15:02 EUHOQ/jQ
プロト「博士なら、この町の研究所にいるはず····」

ガルム「何の研究をしてるのよ?」

プロト「·····それは分からないけど····<カドゥケス>がどうとか····」

ガルム「<カドケゥス>·····聞き覚えがある名ね···」

ガルム「急いで博士の所へいくわよ、プロト!」

プロト「了解ッ!」

〜一方、僕は〜

僕「気合い入れていくよッ!!」ダンッ    ゴゴゴゴバリーン····

三刃を閉じ込めていた結界が破られた!

氷刃「ギュイガグォオオオオオオッ!!!」

僕「どうやら、<氷刃>が一番目みたいだね·····」バサッバサッ

氷刃「ギュイガグォオオガアアアアアア!!!」ブォーン カチカチ····バリーンバリーンバリーン!

氷刃の凍てつく息は瞬時に当たり一面を凍結させていく。

僕「グムゥ····(何て、冷気だッ!このままでは体温が奪われてしまう!)」


140 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/11(木) 20:32:56 BtKqAOKI
僕「(····体温の低下を防がないと·····)」

僕「ここは、<黒炎斬丁>だな····!」ジャキィン ザシュザシュザシュ ボォボォボォ

僕「····よし、周りの枯れ枝が燃えてきた····(···しばらくは体温低下を防げるはず)」

僕「····いくぞッ!!」バサバサッ キィン!

僕「<風雅影卍>!!!」ヒュウン ピキィン ブゥンブゥブン!

氷刃「ギュイガグォオオガアアアアアア!!!」コォコォコォー カチンカチン!!

〜一方、ジャヴェルは〜

ジャヴェル「····ま、待てッ!<アルヴェジス>!」フラフラ···

アルヴェジス「フンッ、貴様の相手をしている暇はない····」ヒュウン

ジャヴェル「···ハァハァ···急がねば····」ズシャン···

???「傷が浅くて良かったな····<ジャヴェル>」ユラユラ

ジャヴェル「<アルタイル>····今の名はダルガムだったな····
          それにしてもその姿はまさか········!!」

ダルガム「ああ、オレは死んだ····今じゃただの“亡霊”さ」ユラユラ

ジャヴェル「·····今度は“本当”に死んでしまったというのか····」


141 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/12(金) 16:33:03 VhGVBnVo
ダルガム「<シュトルフ>の洗脳を解くためにな·····」ユラユラ

ジャヴェル「死してなお、我に何の用がある?」

ジャヴェル「君はもう安らかに眠ってもいいはずだ····」

ダルガム「····どうやら、十三の騎士全員の力が必要になるらしいからな·····」

ジャヴェル「だが、今のままでは·····」

ダルガム「そう、全ての騎士を揃えるのは不可能だな·····
それでも、全員の力がなければならん理由がある!」ユラユラ

ダルガム「未来で<彗刃>が出現するのをオレは知ったんだ····」ユラユラ

ジャヴェル「<アルヴェジス>の言ったことは事実であったか·····」


142 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/12(金) 17:58:46 VhGVBnVo
ダルガム「オレがお前に会いにきたのは····これをわたすためだ」キラーン

ジャヴェル「それはメダルか?」

ダルガム「そう、これはメダルだ····そして、
これを<カルディア>に渡して欲しい····」ユラユラ

ジャヴェル「<カルディア>がどこにいるか分かるのか?」

ダルガム「····ヤツは組織の旧工場にいくはずだ····」ユラユラ

ダルガム「オレが手助けできるのはこれくらいだ····あとは
         自力でなんとか頑張ってもらいたい····」


143 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/13(土) 06:45:08 Y0VmIJTM
ジャヴェル「····君はどうするんだ?」

ジャヴェル「···魂だけの存在では戦うことはできないはずだ」

ダルガム「····<円環の結晶>を持つ男を探すさ···」ユラユラ

ジャヴェル「<円環の結晶>で蘇るか····そんなことができるのか?」

ダルガム「<デウス>からの情報だ間違いない···」ユラユラ

ダルガム「<デウス>によれば···それを持つ男は
        現在組織から隠れて生活しているみてぇだ。」ユラユラ

ダルガム「オレはソイツに会って蘇る!」ユラユラ


144 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 09:12:04 auhrnZj2
ジャヴェル「····そうか、健闘を祈るぞ!」

ダルガム「ああ、じゃあな····っとその前にいい忘れたことがあった」ユラユラ

ジャヴェル「<カルディア>も世界の支配を!?」

ダルガム「たぶん、<彗刃>が原因だろう···
説得を頼むぜ!ではまた····」ユラユラ フッ

ジャヴェル「問題は山積みだな···さて、まずは
<カルディア>に会うとしよう」スタスタ···


145 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 09:22:22 auhrnZj2
〜一方、僕は〜

氷刃「ギュイガグォオオ····」ズシャン!

シュタ タッタッタ···ダンッ!

僕「ウオオオオオォォ!!」ジャキィン

巌刃「グブルウウウウウゥゥゥゥ!!」ドゴーンドゴーンドゴーン!!!

バキバキバキバキ···ヒュヒュヒュヒュン

巌刃は地面を岩石を投げとばす!!

僕「フゥン!」ピュンピュンピュン ダンッ バサッ 

僕「<玄焔斬鉄>!!!」シュパシュパシュパシュパ 

ザシュザシュザシュン ボォボォボォン!!


146 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 09:38:14 auhrnZj2
巌刃「グブルウウウウゥゥゥゥ····」ズシャン···

風刃「ファボォォォォォォ!!」バサバサッ ビュンビュンビュン!!

僕「うわぁ!!!」ヒュー、ドゴーン···パラパラ···

風刃「ファボォォォォォォ!!!」バサバサッ ビュンビュンビュン!!

再度、竜巻が彼を襲う!

僕「ウオオオオオオア!!!」ジャキィン シュー バシン!

僕「φアブゾーブゥゥゥゥゥゥッ!!」コォー ヒュウヒュウスーゥン····

僕「····ハァハァ、グッ···!」ズキズキ ガクッ


147 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 11:19:09 auhrnZj2
風刃「ファボォォォォォォ!!」ズシンズシン···

氷刃「ギュイガグォオオオオオオ!!」ズシンズシン···

巌刃「グブルウウウウウゥゥゥゥ!!」ズシンズシン···

僕「負けるもんかあああああッ!」ジャキィン タッタッタ バサッ

僕「フウオォォォォウ!!!」タッタッタ

氷刃「ギュイガグォオオオオオオ!!!」ヒューヒューカチンカチンカチン!

巌刃「グブルウウウウウゥゥゥゥゥ!!!」ドゴーンドゴーンドゴーンバキバキバキバキ!

風刃「ファボォォォォォォォォォォォォ!!!」バシン ビュビュビューン!

僕「ドリャアアアアアア!!」ザシュザシュザシュ ヒュヒュヒュン ダンッ タッタッタ

バリーンバリーンバリーン···ポロポロポロ タッタッタ ジャキィン


148 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 11:33:24 auhrnZj2
ビュゥイン グルグルグルグル ピキィン!

僕「····<玄焔斬卍>····!!!」グルグルグルグル キュイーン ザクザクザクザクザクザク ズバーン!

クルクルクル シュタ·······スゥーカチャン!

氷刃「ギュイガグォオオオオオオアアア····」ズシャン シュー キラーン···

風刃「ファボォォォォォォオオオオン······」ズシャン シュー キラーン···

巌刃「グブルゥゥゥゥゥゥウウウウイン·····」ズシャン シュー キラーン···

カツカツ···ピタッ、ヒョイ キラーン

僕「<邪晶>だけが残ったのか·····」

僕「····生きてるってことが少しだけ分かった気がするよ···」クルッ、カツカツ····

僕「(···僕は何のために生きるのか····)」バサバサッ····ヒラリ···


149 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 13:14:05 auhrnZj2
僕「(···“四聖龍”には心がなかった。ただそれだけで···)」バサバサッ

僕「心が彼らにもあったなら·····わかりあえたかもしれない····」バサバサッ

ジィー、キュイーン

シシュム「また一つ強くなったか····<彗刃>復活は近いな···」フッ

〜一方、メイド達は〜

ケフェウス「組織は平行世界で<戦刃>を復活させるつもりだ···」

ガウェイン「円卓の騎士を全員揃えることが出来ていないのが現状だ······」

デフティロ「何とかして他の騎士と連絡がつけられればな···」

ガゼリオル「それならば···大丈夫だ···」スチャ

ガゼリオル「<シュトルフ>は洗脳される前に支部の地図を俺に託した」

ガゼリオル「支部を減らすことも<シュトルフ>を見つけることも出来るぜ!」

メイド「···となると問題は三人だけですね」

ガウェイン「<アルヴェジス>、<エクラヴィア>そして···<カルディア>か」

ケフェウス「···それは我に任せて欲しい!」


150 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 19:49:57 auhrnZj2
ガウェイン「どうするんだ?」

ケフェウス「···<カルディア>と<エクラヴィア>は今、平行世界で
       組織が起こした“東京消滅”について調べている·····」

ケフェウス「実は十年前···我はその三人と既に会っていたのだ」

ケフェウス「···その時、<戦刃>の復活を聞いた我らは約束を交わした···」

ケフェウス「<戦刃>の復活が近くなったら···“ここ”に集まろうと」パラッ

ケフェウス「···騎士を揃えるために」

ケフェウス「···日時は明後日の午後2時だ····」

ガウェイン「そうか、ならばいくしかあるまい!!」

デフティロ「ああ、我らの力を結集するために」

ガゼリオル「····待て、この世界の守りはどうする」

メイド「それならばご心配なく···来なさい、ゼムルフォ!」チリーンチリーン

ゼムルフォ「お呼びですか?」キュイ、ウィーン

ガゼリオル「その娘は····誰だ?<オメガポーン>なのか?」

ゼムルフォ「私はガムルフォ···メイド様の下でメイドをしているものです。」キュイ、ウィーン


151 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 20:01:45 auhrnZj2
ゼムルフォ「私は<オメガポーン>などではありません···」キュイ、ウィーン

メイド「彼女は元々、<オメガポーン>を作るために
           組織に囚われていたのです。」

ゼムルフォ「だから、<オメガポーン>と私の顔が同じなのです···」キュイ、ウィーン

ガウェイン「それで、何故彼女を呼んだ?」

メイド「彼女が<吼零の騎士>であるからです!」

ガウェイン「何···!?信用出来るのか?」

ゼムルフォ「···私達の使命はあなた方とは違います···」

ゼムルフォ「ただ、世界を守る思いは同じだから···」

メイド「···どうか、彼女に任せてくれないでしょうか」


152 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 21:15:45 auhrnZj2
メイド「お願いしますッ!」ペコリ

ガウェイン「分かった···この世界を頼む!」

ゼムルフォ「はい、全力で守ります!」

〜一方、組織の第六支部では〜

バジリスク「<ψバルカン>!」ズダダダダダダダ ヒュヒュヒュヒュン

シュトルフ「セイヤアアアア!!!」タッタッタ ザシュザシュザシュ

シュトルフ「<残輝帝払>!!!」ブヒュウゥゥゥ カチコチカチコチ ジャキィン ズドーン!!

バジリスク「グウウウウウワアアア!!」バチバチ···カチコチ

バジリスク「(右腕が凍りつくとは···凄まじい冷気だ···!)」ムクリッ パッパッ···カツカツ

シュトルフ「さぁ、止めだ···!!」ジャキィン!

バジリスク「フンッ···どうやら、時間切れのようだ···」

ゴゴゴ···パラパラ···コロコロ

シュトルフ「な、何だこの揺れは!?」


153 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/14(日) 21:26:21 auhrnZj2
バジリスク「フフフッ····あと三十分でこの支部は崩壊する!!」

バジリスク「貴様もここで死ぬのだ!」

シュトルフ「早く逃げなければ····」クルッ、タッタッタ···

バジリスク「···無駄だ···既に通路は閉鎖済み···」ガクッ····バタリ···

バジリスク「どうやら、私もここまでのようだ····」

???「いいや、まだ死なせないよ···<バジリスク>···」カツカツ

バジリスク「シシュムか···死なせないとはどういうことだ···」

シシュム「君も連れていく···偉大な<彗刃>の復活に必要だからね····」


154 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/15(月) 17:47:28 L4AGapWM
〜一方、組織の第一支部では〜

首領「何やら騒がしいな····」

首領「第六支部はどうなっている?」

フェンリル「ハッ···支部は崩壊しました」

首領「···そうか、支部が減ったか···おのれぇ!」ガンッ


155 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/15(月) 22:19:55 L4AGapWM
首領「····忌々しい連中だ···!」

首領「フェンリルよ···騎士どもを即刻始末しろッ!」バンッ

フェンリル「承知しました···」ヒュゥン···

首領「·····余の計画を邪魔するものは全て消す!」

〜一方、組織の第五支部では〜

アルラウネ「ルンルン♪♪ララララッと····」ピポパピポプシュー···

アルラウネ「あと少しで·····新たな<ゼローブ>の完成よ♪」ピポパピオ···

???「待て···!そこまでだ···」ジャキィン ブゥン!

アルラウネ「わわわわッ!?危ないわねッ!誰よッ!」ザッ

バリガウル「円卓の騎士<バリガウル>···君を滅しに来たッ!」ジャキィン スタスタ···

アルラウネ「よくここが分かったわね···」シュルシュル···バチンバチン!

彼女は背中から鋭い刺のついた蔦を伸ばす!

バリガウル「···ルミヤとヴァリルのおかげだ···」ジャキィン バチュウンバチュウン···

彼は剣に電気を集中させていく···


156 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/16(火) 16:47:30 j9CNTir2
バリガウル「既に俺様の仲間が他の支部を襲撃しているはずだ····」バチュウンバチュウン····

アルラウネ「無駄ね···<オメガポーン>に勝てるとでも?」シュルシュルシュル

バリガウル「····だからこそだ、君を倒し<オメガポーン>のコントロールを解除する!」

アルラウネ「···倒されるのはアナタの方よッ!」シュルシュルシュルシュル バチンバチンバチン!

バリガウル「ハァァァァッ!!」ザシュザシュザシュ ドサッドサッ····

アルラウネ「ッ!···蔦を焼き切るなんて····!」ポタポタ····

バリガウル「俺様は電気を扱えるんでな····」バチュウンバチュウン···

バリガウル「さぁ·····次は蔦ではなく君を焼き切るぞ····」バチュウンバチュウン···

アルラウネ「···か弱い乙女を殺す気?怖いわね···」シュルシュルシュル


157 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/16(火) 22:19:12 j9CNTir2
〜一方、第四支部では〜

サッサッサ···チラッチラッ···タッタッタ

ルミヤ「忍びこめたわねッ!」タッタッタ

ヴァリル「だが、<オメガポーン>をここでは大量動員している
               油断していると命はないぞ······」タッタッタ

ルミヤ「ええ、彼女達は強いからね···でも、負けないわッ!」タッタッタ

ヴァリル「···その気力が果たしてもつだろうか···」タッタッタ

ルミヤ「ネガティブなこと言わないッ!」タッタッタ

ヴァリル「君はポジティブ過ぎだと思うがな···」タッタッタ

シンニュウシャアリ!、シンニュウシャアリ! タダイマ チュウオウセイギョシツヘ、イドウチュウ···

タダチニ、ホカクセヨ···ホカクセヨ···ホカクセヨ···


158 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/17(水) 21:59:12 GPHNLxdE
ルミヤ「···激闘の予感ねッ!」タッタッタ

ヴァリル「頭痛がする····帰りたい···」タッタッタ

ルミヤ「骨のある相手と戦えるのよ···ワクワクしてきたわッ!」タッタッタ

ヴァリル「私は不満でしょうがないが·····」タッタッタ

〜一方、第三支部では〜

ジャヴェル「···いくぞッ!<カルディア>!」ダンッ 

俺(平穏)「おうッ!暴れてやるぜッ!」ダンッ

戦闘員達「ゲルガーッ!」ダッダッダ···

ジャヴェル「フンッ!」ボォボォボォ···スパースパースパン!

戦闘員達「ゲェエエ····」ドサッドサッ

俺(平穏)「<弾辰閃蛇>ッ!」ジャキィン ピカァ!ギャリリリン!ザシュザシュザシュ!

戦闘員達「ギャアアアアアッ!」ドゴーン、ドサッドサッ···


159 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/17(水) 22:17:35 GPHNLxdE
ジャヴェル「···雑魚は片付いたが···」ザッ

俺(平穏)「····<オメガポーン>を率いた奴がくるとはッ!」ザッ

フェンリル「フフフッ···円卓の騎士よ、ここで貴様らは死ぬのだッ!」ジャリン···

フェンリル「首領様の側近であるこの“フェンリル”によってなぁ!」ジャリン···

フェンリル「さぁ、行けッ!<オメガポーン>よッ!」ジャリン···

オメガポーン達「了解しました···対象を殲滅します···」ヒュンヒュンヒュン シュタシュタシュタ!

ジャヴェル「···まずいな、<ゼローブ>を纏っている···!」ジャキィン···ボォボォボォ···

俺(平穏)「···<ゼローブ>のエネルギー源を断ち切ればいい···」ジャキィン···ジャララララン···

ジャヴェル「···バックパックを破壊するのは骨が折れる!···」ダンッ ボォボォボォ···

俺(平穏)「俺がサポートする···お前は背後をッ!」ジャララララン···ブゥンブゥンブゥン!

俺(平穏)はスネークソードを振り回し攻撃をする。


160 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/18(木) 17:13:12 6TChe2XE
オメガポーン達「···攻撃開始···コードψ3124···」バシュン バシュン バシュン

ジャヴェル「分身だとッ!?」ザシュザシュザシュ···

俺(平穏)「この数で分身されるとは···!」ジャララララン スパーンスパースパン···

フェンリル「終わりだな···ハッハッハッ!」

〜第三章完結〜

次回予告

僕「これが究極の力“ドラグーン”か···」バシュンバシュン!

俺(平穏)「円卓の騎士として···俺は戦うッ!」スゥー、ジャキィン

ダルガム「ようやく、お出ましか···<戦刃>!」バサッバサッ

首領「遂に余の悲願が叶うのだッ!」

フェンリル「このときがきたか···私も真の姿を見せようッ!」ジャリン···バーン!

シシュム「偉大な<彗刃>様が降臨なされる···!!」ヒュンヒュンヒュン、シュタ···

続く


161 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/18(木) 22:50:45 6TChe2XE
〜第四章〜「彗の龍神、鎧の龍人」

俺兄「···ペルチェ、私達の仲間にならないか?」

ペルチェ「···それは出来ないわ···」

ガルム「仲間を裏切れないから?」

ペルチェ「···“首領”様に駒としか思われてなくても、私はラウネ達を
         見捨てまで“首領”様の支配から逃れるのは嫌ッ!」

プロト「···貴女は優しいのね···」キュイ、ウィーン

ガルム「ハァ−···なら彼女達も支配から解き放つならいいわよね?」

ペルチェ「····それならかまわない····」コクリッ···

俺兄「よしっ決まりだなッ!急いで、第一支部に向かうぞッ!」

ガルム「ええ、そうね···(···ガルーダの姉御も<カドゥケウス>
                とともに向かっているはず)」

ガルム「待っててね、姉御···」グッ

プロト「···博士、<ゼローブ>はどうするの?装備がないと戦えないよ···」キュイ、ウィーン

俺兄「それなら、ペルチェの<ゼローブ>を解析して既に新規作成済みだ」ドヤァ···

プロト「流石、博士···仕事が早い···」キュイ、ウィーン


162 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/19(金) 21:09:42 MSHt6MYU
〜一方、僕は〜

僕「僕たちが向かうのは第一支部?」

メイド「はい、<ガゼリオル>様が地図を···」

ガウェイン「首領を倒し奴らの計画を阻止するのだ。」

僕「でも、僕はまだ“ドラグーン”になったことは···」

ケフェウス「それならば、“円環の結晶”をもう一つ手にすればいい···」

僕「···“円環の結晶”って僕の心臓になっている部分だよね?」

ケフェウス「ああ、そして、君の鎧<ペンデュラム>
          を制御するために組み込まれたものだ」

僕「そんな“レアモノ”がどこにあるんだよ···」

ゼムルフォ「私···知ってます···今は俺兄博士が所持しているそうです。」

メイド「流石は<吼零の騎士>ね」

ゼムルフォ「恐らく、彼も第一支部に向かうのでは?」


163 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/20(土) 10:15:56 6ARIw2IE
デフティロ「何故そんなことが分かる?」

ゼムルフォ「私の細胞を元にして生まれた···<オメガポーン>
        その最初の個体が博士がそこに向かうと教えてくれました」

デフティロ「そうか···君の分身だからこそ、テレパシーで話せたのか」

ガウェイン「で、彼らはいつ第一支部に乗り込む?」

ゼムルフォ「明日の午前2時だそうです。」

ガゼリオル「六時間後か···今のうちに準備をしとかねぇとなッ!」パシッ

僕「じゃあ、今のうちに食事は済ませておこうよ」

メイド「コック長にお願いしましょう···」チリーンチリーン···

コック長「お呼びでしょうか。」

メイド「食事を作って欲しいの···急いで」

コック長「はい、分かりました。」クルッ、タッタッタッ···


164 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/20(土) 10:39:36 6ARIw2IE
〜一方、第六支部では〜

ゴゴゴズシャーン!

シュトルフ「ハァハァ···間一髪だった···」

相棒「ああ、そうだな···」

私「あのぉ···<アルヴェギヤ>さんは敵なんですか?」

相棒「分からない···ただ以前の奴とは明らかに様子が違った···」

シュトルフ「<エクラヴィア>、お前アイツに会ったのか?」

相棒「ああ、この娘を···<マキナ>を助けるときに襲ってきた」

シュトルフ「その娘が<マキナ>だと···!」チラッ

私「あのぉ···そんなに重要人物なんですか、私って···」

シュトルフ「君は長い間、空白の席だった三賢者の一人
         <マキナ>の力を受け継いだんだよ」

私「どうして、私···何ですかッ!こんな力があるから···
私は組織に捕まり、酷い仕打ちを····」ブルブル

私「もう嫌なんですよッ!こんな力入りませんッ!」バンッ

相棒「東京を元に戻せるかもしれないのにか?」


165 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/20(土) 16:13:12 6ARIw2IE
私「そんなことできるわけない···」

相棒「いいや、できるさ···<マキナ>の力なら」

シュトルフ「<エクラヴィア>よ、東京は消滅したのではないのか?」

相棒「厳密にはこの世界から切り離されたんだ···人も建物も」

私「切り離された?どういうことよッ!?」

相棒「奴らの行った実験で生み出されたのは“ブラックホール”だ」

私「···そうなのね···確かにあの日、空に渦があったわ」

シュトルフ「だが、だとしてもどうやって制御出来たんだ?」

相棒「恐らく、“円環の結晶”で制御を行ったんだろう」

私「私の力で助けられる···友達も他の人達も?」


166 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/20(土) 23:24:14 6ARIw2IE
相棒「<マキナ>の力は···宇宙のあらゆる事象を司る···
そのなかの一つが“ホワイトホール”だ···」

シュトルフ「“ブラックホール”で吸収された物はいつか、“ホワイトホール”
   からでてくるといわれているが実在していたのか?」

相棒「<マキナ>が到達した魔導の真理だ···実在している。」

〜一方、第五支部では〜

アルラウネ「···か弱い乙女を殺す気?···怖いわね···」シュルシュル···キラーン!

バリガウル「邪晶を取り出してなにを?」バチュウンバチュウン···

アルラウネ「フフフッ···食べるのよ!これほどの力なら···
                アナタに勝てるかも···!」シュルシュル、ジャキィン!

バリガウル「邪晶を取り込み、花を咲かせたところで···」ダンッ、バチュウンバチュウン!

バリガウル「強くなるものかぁぁぁぁぁぁ!」ザシュザシュザシュ、ジュージュージュー

〜一方、第四支部では〜

ルミヤ「ここが“中央制御室”ね···」ガチャ···バタン

麒麟「あっ、敵ですよッ!メデューサさん!」ワクワク

メデューサ「はしゃぐと怪我するわよ?麒麟···」

ヴァリル「何だこの女達は?魔族のようだが···」


167 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/21(日) 20:03:33 VO6FnufY
メデューサ「私達は<魔神将>···」

麒麟「この支部は私達が守りますッ!」

ルミヤ「<魔神将>···フフフッ、骨がありそうね···!」スゥーカチャ ジャキィン

ヴァリル「···ハァ···面倒な敵だな···」ジャキィン

メデューサ「開戦といきましょうか!」シュルシュル シャーシャー!

麒麟「殺っちゃいますよ〜」ピカァ ブゥン ズシャーン パラパラ···

メデューサは頭の蛇を解放し、麒麟は戦斧を召喚し臨戦する。


168 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/23(火) 10:32:52 18u8fPrc
〜一方、第三支部では〜

フェンリル「終わりだな···ハッハッハ!」

オメガポーン達「対象抹殺します···」ウィーン、ズダダダダダダダダ!

ピューンピューンピューン、キィンキィンキィン···パラパラ···

ジャヴェル「グゥ、手強い!」ポタポタ···

俺(平穏)「ジャヴェルッ!これをッ!」ブゥン、ヒューズシン キラーン!

ジャヴェル「これは“邪晶”···しかも特大サイズ!」

俺(平穏)「鎧を強化するんだッ!」

フェンリル「させるか···<オメガポーン>やれッ!」

オメガポーン達「対象を確認···破壊しますッ!」ガチャ ズダダダダダダダダ!

俺(平穏)「かかったな···!それは爆竹だッ!」タッタッタ···

バチバチバチバチバチ モワーンモワーンモワーン

フェンリル「オノレェ!奴らを逃がすなッ!」


169 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/23(火) 10:58:32 18u8fPrc
ジャヴェル「君···よくもあんな量の爆竹を我の前で···」タッタッタ···

俺(平穏)「わ、悪かったよッ!···だが、あのままじゃ負けただろ?」タッタッタ···

ジャヴェル「ああ、そうだな···ありがとう」タッタッタ···

俺(平穏)「で、これからどうする?」タッタッタ···

ジャヴェル「とりあえず、<バリガウル>と合流しよう」タッタッタ···

〜一方、第一支部の地上ゲートでは〜

僕「黒炎斬丁ぉぉぉぉぉッ!」ボォボォボォ···

ガウェイン「···<瞬武帝払>···!」ダンッ、タッタッタ ザシュザシュザシュ!

戦闘員達「ゲェルガアアア····」ボカーンボカーン バタッバタッバタッバタッ····

デフティロ「あらかた、片付いたな···」ジャキン

ガゼリオル「だが、強敵が来たようだぜ···!」ザッ

ヒュゥンヒュゥンヒュゥン!

オメガポーン達「対象を確認しました···殲滅します!」キュイ、ウィーン

僕「この娘達が<オメガポーン>···」ジャキィン

ケフェウス「油断するなよ、“新入り”···」ダンッ、タッタッタ···


170 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/23(火) 21:11:36 18u8fPrc
モワーンモワーンモワーン···

プロト「博士、あっちで戦闘が始まってる···」キュイ、ウィーン

俺兄博士「そうか、<円卓の騎士>がすでに来ているのか」

ガルム「急ぐわよッ!」

ヒュゥンヒュゥン

???「おっと、ここを通すわけにはいかないね!」

???「君達のもつ“円環の結晶”を渡してもらうよッ!」

俺兄「お前は誰だッ!」

シシュム「僕は“シシュム”···偉大な<彗刃>様の配下···」

ペルチェ「貴方はバジリスクの部下じゃなかったの?」

シシュム「僕は<彗刃>様のために働くのみ···バジリスクなどに
               忠誠を誓った覚えはないよッ!」

ガルム「じゃあ、何でアンタは“円環の結晶”を狙ってるのよ···」

シシュム「愚問だね···勿論、<彗刃>様のためさッ!」スゥーカチャ、ジャキィン


171 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/23(火) 21:46:52 18u8fPrc
俺兄「やるしかないな···」ザッ

シシュム「フフフッ···気をつけなよ···もう一人いるから···」

ガルム「この気配は···まさかッ!」

???「裏切り者はここで死ねッ!」ガチャ、ズダダダダダダダダ!

プロト「危ないッ!ガルムッ!」

ガルム「ウッ!グハァ!グァァァァ!」バキュンバキュンバキュン!

ガルム「ウゥゥゥ···バジリスクッ!」ポタポタ···

バジリスク「久しぶりだな···ガルムよ」シュタ···

ガルム「何でよ?···アンタはコイツに利用されてたんじゃないかッ!」

バジリスク「あくまでも私の目的を果たすために···協力しているだけだ」

ガルム「何ですって···目的って何よ!」ゼェゼェ···

バジリスク「知る必要はないッ!貴様達はここで死ぬ!」

ガチャ···ウィーン、ズダダダダダダダダ!


172 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/23(火) 22:24:43 18u8fPrc
〜一方、第二支部では〜

天神官a「どうやら、他の支部は攻撃を受けているようだ」

天神官b「我々も巻き添えをくらうやもしれんな···」

天神官c「再び、騎士側につくとするか」

???「やっぱ、オメェラは嫌いだなッ!」ジャキィン、タッタッタ!

天神官a「お前はダルガム!」

天神官b「貴様···また、我々の邪魔を!」

天神官c「許さんぞぉ!小娘が!」

ダルガム「ハンッ···よくいうぜ、手のひらコロコロ返すくせによぉ!」ジャキィン ザシュ!

天神官c「グワァ!」バタリ···


173 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 08:50:34 KAcCWtO6
ダルガム「一人残らず地獄に送ってやるッ!」ダンッ、ザシュザシュ!

天神官b「ヒィィィィ!」タッタッタ···

天神官b「儂はまだ死にたくないッ!」タッタッタ···

ダルガム「死にたくないだと?命乞いか···みっともねぇなぁ!」ジャキィン、タッタッタ···

バーン!

ダルガム「グワァ!···バリア····!」ジャリィ···

天神官a「ダルガムよ、貴様と遊んでいる暇はないのだ···」ヒュゥン···

天神官b「この借りはか、必ず返すぞぉぉぉ·····」ヒュゥン···


174 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 09:12:12 KAcCWtO6
ダルガム「チィッ、逃げられたか···」ジャキィン スゥーカチャ

ダルガム「奴らは第二支部で何をしていたんだ···」カツカツ···

ブゥーンブゥーン···ケイコクケイコク、サンジュプンゴニバクハシマス

ダルガム「天神官のジジィども···余計なことしやがって···!」タッタッタ···

ピィ、ボカーン!ボカーン!

ダルガム「もう火の気が···三十分じゃなさそうだ···」タッタッタ···

ピュゥイン!バボガァァァァン!

ダルガム「グハァァァァァ!!」ヒュー、バリーン!


175 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 09:12:48 KAcCWtO6
ダルガム「チィッ、逃げられたか···」ジャキィン スゥーカチャ

ダルガム「奴らは第二支部で何をしていたんだ···」カツカツ···

ブゥーンブゥーン···ケイコクケイコク、サンジュプンゴニバクハシマス

ダルガム「天神官のジジィども···余計なことしやがって···!」タッタッタ···

ピィ、ボカーン!ボカーン!

ダルガム「もう火の気が···三十分じゃなさそうだ···」タッタッタ···

ピュゥイン!バボガァァァァン!

ダルガム「グハァァァァァ!!」ヒュー、バリーン!


176 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 09:33:32 KAcCWtO6
〜第五支部〜

バリガウル「ダァァァァァ!」ザシュザシュザシュ!

アルラウネ「<μヴェノム>ッ!」ブシャーブシャー!

バリガウル「グウゥ···!?毒だと···」ガクッ···バタリ···

アルラウネ「<μヴェノム>は細胞を徐々に侵食し破壊する」

アルラウネ「貴方の命はもって10日ほど···残りわずかの命だけど···」シュルシュル、ジャキィン!

アルラウネ「私が今、楽にしてあげるわよ!」シュルシュル、ジャキィン グサグサグサッ!

バリガウル「グハァァァァァ!····簡単に死ぬかよ···!」ポタポタ···ムクリッ···

アルラウネ「あら、まだ戦う気?」シュルシュルシュル···

バリガウル「当然だ···仲間のピンチを見過ごせるかよッ!」ジャキィン、バチュンバチュン!

アルラウネ「良い根性ね···でも、私は倒せないわッ!」シュルシュルシュル、ジャキィン!

バリガウル「(···毒を抜く前に多分、俺様は死ぬ···)」ジャキィン、バチュンバチュン

バリガウル「(···その前に、システムの制御だけは破壊してやるッ!)」タッタッタ···


177 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 09:49:25 KAcCWtO6
〜第四支部〜

ルミヤ「いくわよ、タァァァァァァ!」スパーンスパーンスパーン!

麒麟「よっと、えええいッ!」ズドン···パラパラ···ブゥン!

ルミヤ「ふぅん、やるわねッ!」ジャキィン、キィン

麒麟「貴女こそ···お強いですッ!」ブゥン、キィン

キィンキィンキィンキィン!

ヴァリル「あちらはやけに楽しそうだな···」ジャキィン

メデューサ「もしかして、派手に戦いたい?」シャーシャー

ヴァリル「いいや···ボクは静かなほうがいい···」ダンッ、タッタッタ···

メデューサ「···敵でなければ、貴女とは友達になれたかもッ!···」シャーシャー、グワァン!

ヴァリル「そりゃどうもぉぉぉぉ!」ザキュンザキュンザキュン!

ボトボト···ボトボト···

ヴァリル「蛇の丸焼きの···完成だ」スゥーカチャ、スパーンスパーンスパーン!

メデューサ「私の髪をよくもッ···許さないわよッ···!」ギロッ!ピカーン


178 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 12:14:24 KAcCWtO6
〜第一支部地上ゲート〜

僕「ウォォォォォォォォォ!」タッタッタ、ザシュザシュ

オメガポーンA「········」ドゴーン···キューイン、バボォ-ビュウン!

僕「背中のバーニアで飛んでいるッ!?」

ケフェウス「まずいな···<ゼローブ>を纏われれば空中戦ができるのは」

ケフェウス「新入りとメイドさんだけだ···」

ガウェイン「もう、遅いようだ···!」ギリィ···

オメガポーンB「バーニア出力全開····」バボォ···

オメガポーン達「バーニア出力します····」バボォ···

僕「皆さんは背中のブースターを狙ってくださいッ!」ダンッ、バサバサッ···

メイド「皆様、この弓をお受け取りください···
              サポート頼みましたよッ!」バサッバサッ···


179 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 13:15:59 KAcCWtO6
パシッ パシッ パシッ パシッ

ケフェウス「弓か···久しぶりに使う···」キューイン ビュゥ

ガゼリオル「やってやるぜッ!」キューイン ビュゥ

デフティロ「狙いは正確かつ慎重にな」キューイン ビュゥ

ガウェイン「新入り···頼んだぞッ!」キューイン ビュゥ

グサグサグサッ ヒュー ズシャン ヒュー ズシャン

〜一方、俺兄博士達は〜

俺兄「ガルム、君は休んでいろ···」

ガルム「私はまだ、戦えるッ!···ウッ!」ズキズキッ···ポタポタ···

俺兄「その傷では無理だ···プロト、手当てしてやってくれ···」

プロト「博士···私も戦うッ!」キュイ、ウィーン

俺兄「駄目だッ!傷の治療をできるのはこの中で君だけだ
          君以外にガルムを救うことはできないッ!」

ペルチェ「プロト、博士は私が守るから···安心して···」

プロト「なら···約束して博士、無事に帰ってくると···」スッ

俺兄「ああ、約束するッ!」グッ、タッタッタ···


180 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 13:36:58 KAcCWtO6
シシュム「相談は済んだかい?」

俺兄「お前らは私達が倒すッ!」

バジリスク「フンッ、人間が魔族に勝てるものかッ!」

ペルチェ「それはどうかしら?」

俺兄「<ゼローブ>があれば話は違うッ!」ピィーン、キラーン!

俺兄「コードALPHA1256ッ!」パァー···コードニンショウ···アーマーオン!

ガチャン、プシュー ウィーン!

ペルチェ「私もッ!」ピィーン、キラーン!

ペルチェ「コードOMEGA1469ッ!」ニンショウ···アーマーテンカイ!

ドゥイーン、ギュルォォン!

シシュム「流石は<ゼローブ>の開発者···俺兄博士だ」

バジリスク「シシュム、ここは我に任せろ···」

シシュム「じゃあ僕は···<カドゥケウス>と遊んでくるよ」ヒュゥン···


181 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/24(水) 16:35:03 KAcCWtO6
〜第三支部〜

フェンリル「オノレェ···どこに消えたッ!」プルルルル···

フェンリル「ムッ、誰だ···」ピッ···

フェンリル「何ッ〜!?第一支部が攻撃を受けているだとッ!!」

フェンリル「首領様が心配だ···一旦戻るか···」ヒュゥン···

ジィー、タッタッタ···コソコソ

ジャヴェル「仲間が戦っているようだな」タッタッタ···

俺(平穏)「俺達は第五支部に急ぐぞッ!」タッタッタ···

ジャヴェル「ああ、<バリガウル>が無事だといいが···」タッタッタ···

ジャヴェル「第五支部には魔神将の一人“アルラウネ”がいる」タッタッタ···

俺(平穏)「成る程、そりゃ確かにヤバそうだ」タッタッタ···


182 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/25(木) 15:36:32 UpkTeui6
〜第五支部〜

バリガウル「ウォォォォォッ!」バチュウン、バチュウン!

シュルシュルシュルシュルシュル、ジャキン、ブゥン!

バリガウル「雷電冥装ッ!」バチチュウン、ビリビリビリッ!

アルラウネ「フンッ、効かないわよッ!」ブワァン、キィンキィンキィン···

バリガウル「狙いはお前じゃない···」ガクッ、バタン···

バチィィィン···プスプス···

アルラウネ「制御装置を捨て身で破壊するなんて···」

アルラウネ「ああぁ···これじゃ、台無しねッ!」シュルシュル、ジャキン、グワァン!

スパーンスパーンスパーン!ボトボトボト···ブシャァァ!

アルラウネ「ギャアアアアアアッ!腕がアアアアアアッ!」

???「<バリガウル>、大丈夫か?」

バリガウル「助けに来たのか···ダルガm···」ガクッ···

ダルガム「おいっ!しっかりしろッ!バリガウルゥゥゥゥゥゥゥッ!」


183 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/25(木) 17:02:01 UpkTeui6
アルラウネ「フハッ····死んだのッ、無様ねぇッ···」ヨロヨロ···

ダルガム「<バリガウル>の仇はオレがとるッ!」ジャキィン···ダンッ、バサッバサッ!

ダルガム「<風雅空礼>ッ!」ヒューザシュン!

アルラウネ「ギャアアアアアアアアアアアア!!!」ブシャァァァァァァァァ···バタン···

ダルガム「<バリガウル>、必ず蘇らせてやる···」スゥーカチャ、ダンッ、バサッバサッ···

バサッバサッバサッバサッ···

〜第四支部〜

ヴァリル「···蛇の執着心が強いというのは···」クルッ

ヴァリル「本当らしいね···」ジャキィン

ゴゴゴゴゴゴ···

メデューサ「よくもよくもよくもッ···私の髪をォォォォォォッ!」ギロリ···

ヴァリル「完全にオカンムリだね」

メデューサ「潰すッ!骨も残らないように·····細かくッ!」シャーシャーシャー!


184 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/25(木) 23:20:27 UpkTeui6
ヴァリル「そんなに怒ると···髪に良くないよッ!」ジャキィン···タッタッタ、ブゥン!

メデューサ「二度同じ手は通じないわよ···!」シャーピカーン!

ヴァリル「この光はッ·····!!」カチンカチンカチンカチン!

ズドン!ゴロッ···

ヴァリル「腕が石に···!」ズシン···ガクッ···

メデューサ「これで、ご自慢の剣術も使えないわねぇぇぇッ!」ドガッドガッ!

ヴァリル「グゥゥ、ゴハァ!」ビチャビチャ···

メデューサ「髪の怨みを思い知れッ!」ドガッドガッ!

ヴァリル「グハァ、ダハァァァァ!」ビチャビチャ···

メデューサ「簡単には殺さないわ···」ドガッドガッ!

ヴァリル「グハァ、ゴハァァァァァァァ!!」ビチャビチャ···

メデューサ「フフフッ、次で終わりよ···」シャーシャーシャー、グワァン!


185 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/26(金) 09:25:10 2VWlFPlM
スパーンスパーンスパーン!

ボォボォボォ!ジュージュー···プスプス···

メデューサ「この炎は···」

シュタ···

ルミヤ「そう、私よ」ボォボォボォ···

メデューサ「まさかッ!貴女は麒麟が···」クルッ···

ルミヤ「彼女なら···」

麒麟「······zzz···メリーさんの···羊···zzz···」ムニャ···

メデューサ「ね、寝ている!」

ルミヤ「だから···貴女の相手はこの私よ···」ジャキィン

メデューサ「フフフッ···いいわ、二人まとめて···」ピカァーン!

メデューサ「石に変えてやるわッ!」シャーシャーシャー、グワァングワァングワァン···

ルミヤ「···いくわよ···」ダンッ、タッタッタ···


186 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/26(金) 15:43:20 2VWlFPlM
〜第一支部地上ゲート〜

僕「ハァァァァアッ!」ザシュザシュ!

オメガポーンA「·········」パシッ、グワァン!

僕「ウワアアアアアッ!!」ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン···

ヒュー···ドゴーン!

メイド「主様ッ!···よくもッ!」キィ

メイド「タァァッ!!」バサッバサッ···ビュン!

バボォォォ···キィン!

オメガポーンB「········」キュイー···ビィィィィィィッ!

メイド「キャアアアアアアアアアッ!」ビリビリ···

ヒュー···ドゴーン!モクモク···

僕「メイドさん···大丈夫···?」フラフラ···

メイド「ええ···なんとか····」ヨロヨロ···

僕「あの二体の強さは異常だね···」

メイド「···今の私達では勝てないのでしょうか···」


187 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/26(金) 16:00:05 2VWlFPlM
僕「いいや、まだ希望はあるッ!」キラーン

メイド「それは“邪晶”···」

僕「今こそ···“第二の進化”だと思うんだ···」キラーン

僕「メイドさんは、休んでて···」ザッ

僕「鎧よ、騎士に新たなる力をッ!」ピカァーン···ジャショウ、ニンショウシマシタ···

ブレイクパラディン!クリムゾン!パァァ···シュン···

メイド「それが···“クリムゾン”···ですか···」

僕「装飾は赤が基調か···」ガチュンガチュン···

僕「うん、悪くないッ!···それじゃ、倒してくるよ···」ビュゥ、バサッバサッ···

メイド「···ご武運を···」


188 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/26(金) 16:20:01 2VWlFPlM
僕「“リベンジ”といくかな···」バサッバサッ

オメガポーンA「····標的再確認···」ウィーン···バボォォォ···

オメガポーンB「抹殺します····」ウィーン···バボォォォ···

???「待て···」

オメガポーンA·B「·······」ピタッ

僕「オメガポーンが止まったッ!?」バサッバサッ···

僕「アンタは誰だッ!」バサッバサッ···

シシュム「僕は“シシュム”···偉大な<彗刃>様の配下···」

シシュム「<カドゥケウス>···進化した君と一対一で勝負がしたい···」

シシュム「そのために、その娘達には眠ってもらったのさ」

僕「···随分な自信だね···」バサッバサッ···

シシュム「その娘達ではどうせ君には
         勝てないと思っただけさッ!」ジャキィン、ビュゥ···

僕「フッ···そう···」ジャキィン、ビュゥ···


189 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/26(金) 22:48:37 2VWlFPlM
〜異世界·ヴェルジャミオガ〜

ヒュゥン···ヒュゥン···

天神官a「始めるぞ···」

天神官b「だが、天神官cは死んだが···」

天神官a「我々の計画に支障はない」ガサゴソ···キラーン

???「見つけたぜ···ジジィどもッ!」バサッバサッ···シュタ···

天神官b「ダ、ダルガムッ!!」スッスッ···

天神官a「生きておったか···」

ダルガム「“オレ”だけじゃない···」

カツカツ···ジャキィン

天神官a「お前達は···!!」

ジャヴェル「天神官様···覚悟なされよ···」ジャキィン、ボォボォボォ···

俺(平穏)「アンタらの計画とやらはここで終わるッ!」ジャキィン

ゼムルフォ「私は<吼零の騎士>として···あなた方を斬るッ!」スゥーカチャ、ジャキィン


190 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/26(金) 23:08:35 2VWlFPlM
天神官a「円卓の騎士が三人に、吼零の騎士が一人か···」

天神官b「ど、どうするんじゃッ!これでは計画が···」アセアセ···

天神官a「···言ったはずだ···計画に支障はないと」

ダルガム「なぁにゴタゴタ言ってやがんだぁぁぁッ!!」ジャキィン、タッタッタ···

キィン!グワァン···

ダルガム「また、バリアか···」ザァァァ···

俺(平穏)「あのバリアを破らないと」

ゼムルフォ「私、考えがありますッ!」

ジャヴェル「ほう···聞こうか···」

ゼムルフォ「えっとですね········」コソコソ···

ダルガム「···分かったぜ」

俺(平穏)「了解だ···」

ジャヴェル「タイミングを外せばチャンスはないが···」

ジャヴェル「何もしないよりましだ」

ゼムルフォ「では、5秒後に···」


191 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/26(金) 23:24:16 2VWlFPlM
ゼムルフォ「カウントダウン5秒前···5···4···3···2···1···0···」

ゼムルフォ「今ですッ!」ジャキィン、ブゥンブゥンブゥン!

ゼムルフォはトマホークを天高く、投げ飛ばした!

ジャヴェル「ハァァァァァ···」タッタッタ、ダンッ···

ジャヴェル「<烈火亡骸>ッ!」ボォボォボォ!

ブゥンブゥンブゥン···バチバチバチバチッ···

ジャヴェルがトマホークに炎を纏わせる!

俺(平穏)「お次はこれだッ!」タッタッタ、ジャキィン ザシュ ボォボォボォウ!

俺(平穏)「<蒼炎斬滅>ッ!」

ブゥンブゥンブゥン···バシュバシュバシュボォ···

更に、トマホークに蒼い炎が加わる!

ダルガム「仕上げだ···」タッタッタ、バサッバサッ···


192 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/27(土) 16:53:43 5XHpulLE
ダルガム「·····風雅旋風ッ!」バサッバサッ、ジャキィンジャキィン ブビュゥー!

ブゥンブゥンブゥンブゥン バシュバシュバシュボォボォボォ

トマホークは旋風により、更に回転する!

ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン バシュバシュバシュボォボォボォゥ

キィン、バリバリ····ピキピキ···

天神官b「バリアにひびが···」

天神官a「···········」

ブゥンブゥンブゥンブゥン、バボォォォゥゥゥゥ···キュイン、ピカァーン···バリーンバリーンバリーン!

天神官b「バリアが割れた···!!」

シュタ、シュタ、シュタ···

俺(平穏)「ハァハァ·····よし···」

ジャヴェル「···やった···」

ダルガム「ゼムルフォ、お前の言ったとおりだな···」

ゼムルフォ「いえいえ···皆さんが協力してくれたおかげです」


193 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/27(土) 17:16:31 5XHpulLE
〜一方、俺兄博士達は〜

バジリスク「<ψバルカン・ネオ>ッ!」ガチャ···キュイン

ズダダダダダ···ピュゥンピュゥン!

俺兄「····コードALPHA1257····」ニンショウシマシタ···カソクシマス···

ドゥウウィーン、プシュ-······ビュゥビュゥビュゥウン···

ビュゥビュゥビュゥウン···

バジリスク「チィッ···ちょこまかと···」ズダダダダダ···

タッタッタ···バボォォォゥゥゥゥ···

バジリスク「!!この音は···後ろか···!」クルッ、ズダダダダダ···

ペルチェ「遅いわよッ!」バボォォォゥゥゥゥ、ジャキィン

キィンキィンキィンキィンキィン···ポロポロ···

ペルチェ「<双ノ一閃>ッ!」スパーン!····バボォォォゥゥゥゥ···シュタ···

バジリスク「ウワァァァッ!!!」バチバチ···

バジリスク「グゥ···まだ負けんぞ···」フラフラ···


194 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/27(土) 17:33:04 5XHpulLE
バジリスク「我にはまだ···」ガサゴソ···

バジリスク「果たすべき目的があるのだ」キラーン

俺兄「“邪晶”で何を···」

バジリスク「フフフフッ···こうするのだ···」パクッ!ゴォクン!

ペルチェ「“邪晶”を食べた!?」

バジリスク「これで···我は······」ピキピキ···

俺「まさか···進化するのかッ!」

バジリスク「···みなぎる···素晴らしい力だッ!ハッハッハ···!」バリバリ···

バジリスク「フヌゥゥゥゥゥアアアアッ!!」ピカァーン!

俺兄「ウワァァァッ!」ヒュー、ドゴーン···

ペルチェ「キャアアアッ!」ヒュー、ドゴーン···


195 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/27(土) 21:32:54 5XHpulLE
俺兄「グッ····なんて力だ···」

バジリスク「フフフッ···驚くのはまだ早い···」ピカァーン!

モクモク···ヴァーン

バジリスク(キマイラ)「グゥゥゥゥゥ···ガァオオオンッ!」ズシン!

ペルチェ「あの姿はッ!?」

俺兄「···“キマイラ”か···」

バジリスク(キマイラ)「フフフッ···この姿になるのは···久しぶりだ」

バジリスク(キマイラ)「なにせ、自我を失いかねんからな···」

バジリスク(キマイラ)「だが進化した我はもうそれを克服した····」

俺兄「···私は美女の姿の方が好きだけどね···」

ペルチェ「そんなこといってる場合じゃないッ!」

俺兄「···分かってるさ···(<ゼローブ>の装甲がどれだけもつか···)」

俺兄「ペルチェ、出来るだけ鎧の損傷はないように···」ジャキィン

ペルチェ「了解よ」ジャキィン


196 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/27(土) 22:11:09 5XHpulLE
〜第一支部地上ゲート〜

ガウェイン「“新入り”に任せている間に」

ケフェウス「ああ、基地の内部に入る」

デフティロ「···誰か来たようだ」

カツカツ···ピタッ···

フェンリル「···ネズミども、ここは通さんぞ」ジャリン···

ガゼリオル「お前は“フェンリル”ッ!」

ケフェウス「···厄介な相手が来たものだ」

フェンリル「貴様ら二人と会うのは久しぶりだったな···」ジャリン···

フェンリル「“元三銃士”の貴様らは裏切り者···我の手で葬ってやる」ジャリン···

フェンリル「偉大な我が主君、<彗刃>の名のもとにッ!」ジャリン···バーン!

フェンリルの腕に巻かれていた鎖が弾けとんだ!

ガウェイン「とてつもない闘気を感じる····!」スゥ-カチャ、ジャキィン

デフティロ「“新入り”が戦っている“シシュム”と
実力は恐らく···同じかそれ以上だろう」スゥ-カチャ、ジャキィン


197 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/27(土) 22:50:52 5XHpulLE
〜その頃、相棒達は〜

シュトルフ「<エクラヴィア>よ、これから何処へ向かう?」

相棒「そうだな···まずは、<エクス>様と<デウス>様のもとへ」

私「誰何ですか?」

相棒「<マキナ>様···そして、<エクス>様と<デウス>様」

相棒「“デウス・エクス・マキナ”·····合わせてこう呼ぶ···」

相棒「彼らはいずれも異世界ヴェルジャミオガ
         において魔導を極めし者達だ」

相棒「···しかし、その強大な力故に世界に破滅をもたらす存在になった」

相棒「彼らは自らを虚無の世界に封じ、世界の破滅を防いだんだ」

私「え、じゃあ···私もいつか世界に破滅を···」

シュトルフ「いいや···君は大丈夫だろう」

シュトルフ「···あくまでも力の使い方で変わる話だからな」

私「何故、二人に会いに?」

相棒「<彗刃>に勝つための知恵を借りにいくのさ」


198 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/28(日) 09:17:40 6GYItPxE
私「彼らにどうやって会いに?」

シュトルフ「君の力を使う···」

私「私一人が会いに行けばいいんじゃ···」

シュトルフ「“虚無の世界”には···危険な“魔獣”もいるからな」

私「えええっ!?“魔獣”!?」

相棒「まあ、一応は封印されてるけどな···」

私「な、なぁんだ······」ホッ···

シュトルフ「···運が悪ければ“魔獣”と戦えるかもな···」ボソッ···

私「フラグ立てないでくださいッ!」

〜第四支部〜

ピカァーンピカァーンピカァーン!

メデューサ「石になれッ!」ピカァーン!

ルミヤ「よっ、ほっ、さっと···」ヒュゥンヒュゥンヒュゥン

ルミヤ「貴女の光なんて当たらないけど?」タッタッタ···

メデューサ「バカな···!光速の光を避けるなんて···!」


199 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/28(日) 09:40:01 6GYItPxE
ルミヤ「ハァァァァ···」スゥ-カチャ、ジャキィン···

タッタッタ、ダンッ!

ルミヤ「<黒炎版蠍>!」ジャキィン、ザシュザシュ!ボォボォボォウ!

メデューサ「ギャアアアアアアアアアアア!!!」ジュープスプス···

ボカァーンボカァーンボカァーン!

メデューサ「······私が···負けr···」ガクッ···バタン···

シュゥー、サラサラ···

ヴァリル「···砂に変わった···」

パァァァ···

ヴァリル「腕が戻っている···」

ルミヤ「良かった···元に戻ったのね」

ルミヤ「今のうちに“制御装置”を破壊するわよ」

ヴァリル「···そうはいかないらしい」チラッ···

ヒュゥンヒュゥンヒュゥンヒュゥンヒュゥン!

オメガポーン達「対象を確認···抹殺します···」キュイ、ウィーン


200 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/28(日) 10:20:24 6GYItPxE
〜第一支部地上ゲート〜

僕「ドウリャアアアアッ!」ジャキィン、ブゥン···ザシュ!ブシャァァァァ!

シシュム「フハハハ···やっぱり君は面白い!」シュー···

シシュム「次は僕のターンだ···スゥー·····ハァー····」ヒュゥン···

シシュム「<χテンペスト>···!」ヒュゥン···バンバンバンバンッ!

キィンキィンキィンキィン!

僕「(···凄まじい威力だ···!)」キィンキィンキィン···

僕「(···対抗するにはやっぱり···“アレ”しかない)」キィンキィンキィン···

シシュム「どうした···反撃してごらんよッ!」バンバンバンバンッ!

僕「········」キィンキィンキィン···

シシュム「だんまりか···なら、止めを指すッ!」ヒュゥーバシュン!···

カランカラン···フッ···

シシュム「何ッ!?鎧だけだとッ!」

シシュム「何処へ消えた!」クルッ、クルッ···

モクモク···モワァッン···僕「ここだよ···」フワァンフワァン···


201 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/28(日) 19:41:43 6GYItPxE
シシュム「体が霧にだとッ!?」

僕「“ルミヤ”の技を使っただけさ···」モワァッン···ピカァーン···バサッバサッ!

シシュム「そうか···君は見た技を完璧に使えるんだったね」

僕「あなたの技も既に見切った···
もう通じませんよッ!」バサッバサッ···

シシュム「···ご心配なく、僕の技はまだまだあるからね···」

シシュム「どちらが先に倒れるか···
           気力の勝負といこうかッ!」ジャキィン

僕「臨むところだッ!」

シシュム「<χスライス>ッ!」シャキーン、ブゥン···

ビュゥン、ブゥンブゥンブゥンブゥン!

僕「<黒炎斬丁>ッ!」ジャキィン、ザシュザシュ···

ザシュザシュ···ボォボォボォウ!

ブゥンバチバチ、ボォゥバチバチ

ボカァーンボカァーンボカァーン!···モクモクモク


202 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/28(日) 19:55:59 6GYItPxE
バサッ、ビュゥーン···ジャキィン

僕「フォォォォォォォォウッ!」ビュゥーン···

僕「<風雅空礼>ッ!」ビュゥーン、ヒュゥー···

シシュム「<χウイング>ッ!」コォォォォ···バヒュゥゥゥン

僕「ドリャアアアッ!!」ヒュゥー···

シシュム「ハァァァ·····フゥンッ!」バシュゥゥゥーン

ピカァーン···シュンボカァーンボカァーンボカァーンボカァーン!

僕「ウワッ!」ボカァーン!ヒュゥー···ドゴーン···

シシュム「グッ!」ボカァーン!ヒュゥー···ドゴーン···

僕「まだ···終わりじゃない···」フラフラ···

シシュム「僕も···気力はある···」フラフラ···

僕「次で最後だ···」フラフラ···ジャキィン

シシュム「そうだね···」フラフラ···ジャキィン


203 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/28(日) 20:10:41 6GYItPxE
僕「ハァァァ······」ダンッ、タッタッタ···

シシュム「ウォォォ······」ダンッ、タッタッタ···

ボムゥ、ジャキィン!

僕「玄焔斬帝ッッッッッッッ!」ジャキィン、ボォボォボォウ!

シシュム「χブレーカァァァァァァァッ!」ジャキィン、バリーンバリーンバリーン!

スパーンスパーンスパーンッ!

僕「グワァァァァッ!!」ブシャァァァァ···

シシュム「グムゥゥゥゥゥッ!!」ブシャァァァァ···

僕「···どうやら···引き分け···みたいだ···」ガクッ、ポタポタ···

シシュム「いずれ···決着はつける···必ずね···」ガクッ、ポタポタ···ヒュゥン···

僕「ハァハァ···少し休まないt···」バタリ···


204 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/29(月) 10:32:58 N6njPSBA
ピシャラァン、ピィ···

オメガポーンA「···行動再開します···」

オメガポーンB「···対象を再確認···抹殺します···」ガチャ、キューイン···

僕「······」

メイド「主様は私がお守りしますッ!」バサッバサッ···

〜第四支部〜

麒麟「····ん〜···ハッ···!」パチリ···

麒麟「私いつの間に寝たんだろう···」

ルミヤ「やっと、お目覚め?」

ヴァリル「おい···オメガポーン5体を倒し終わったのに···」チラッ···

ヴァリル「また強敵か···頭痛がする···」

麒麟「そんな···メデューサさん···死んじゃったの···」ポロポロ···

ピチャン、ピチャン···

麒麟「···メデューサさんを殺したあなた方を許さないッ!」ギロッ!

ルミヤ「素直に倒されるわけにはいかないのよ」ジャキィン


205 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/29(月) 15:00:08 N6njPSBA
〜異世界·ヴェルジャミオガ〜

ダルガム「もうバリアはねぇ···」ジャキィン

ジャヴェル「おとなしく、降伏してください」ジャキィン

天神官a「それはできぬ相談じゃな···」

天神官b「我々には野望があるのだ」

天神官a「この世界を手にするという野望がなぁッ!」

俺(平穏)「ハッ···それができるとでも?」ジャキィン

ゼムルフォ「逃げ場はありません···諦めてくださいッ!」ジャキィン

天神官a「フッ···逃げ場がないなら作ればよい···!」キラーン···

天神官b「我々の力を思い知れ····!」キラーン···

パクッ···ゴクゥン、パクッ、ゴクゥン···ピカァーン!

俺(平穏)「これは·····!!」

ジャヴェル「“邪晶”で進化を···!?」


206 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/29(月) 15:12:55 N6njPSBA
天神官a(虎)「虎になったか···鷹のほうが良い···」

天神官b(鷹)「ムゥ···儂は虎のほうが良かったな···」

ダルガム「···思ってたよりも、弱そうだな···」

ゼムルフォ「確かにこれは···拍子抜けですね」

俺(平穏)「ああ、そうだな···」

ジャヴェル「いや、油断すると危ないかもしれん···」

天神官a「クククッ、その通り···!」バシュゥゥゥーン···

天神官b「内包している力は格段に上がっておる!」バシュゥゥゥーン···

俺(平穏)「へぇー、そうかぁ?」

ダルガム「試してやりゃいいッ!」ダンッ、バサッ···

ゼムルフォ「あ、ちょっとッ!」

ジャヴェル「せっかちな奴だ···」


207 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/29(月) 15:50:08 N6njPSBA
〜その頃、虚無の部屋では〜

デウス「“カドウケゥス”は順調に強くなっているな」

デウス「“円卓の騎士”、“吼零の騎士”そして、我々···三賢者」

エクス「役者は揃った···後は···時を待つのみッ!」

エクス「さて、どう動く“カルディア”よ?」

〜第一支部地上ゲート〜

ガウェイン「ゴハァッ!」ヒュゥー、ドゴーン···

ケフェウス「グゥゥッ!」ヒュゥー、ドゴーン···

デフティロ「グァァッ!」ヒュゥー、ドゴーン···

ガゼリオル「グフゥゥッ!」ヒュゥー、ドゴーン···

フェンリル「どうしたぁぁ···この程度か?」

ガウェイン「何て強さだッ···!」

ケフェウス「···我らの技が全て通用せんとは···!!」

デフティロ「どうする···このままじゃ···!」

ガゼリオル「確実に負けるッ!」


208 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/29(月) 16:05:55 N6njPSBA
フェンリル「降参かぁぁ?」

ガウェイン「いや、違うな···!」ジャキィン···

ケフェウス「我らの“使命”のために···!」ジャキィン···

デフティロ「···信じる“正義”だ」ジャキィン···

ガゼリオル「俺達の信念は···曲げるわけにはいかない!」ジャキィン···

フェンリル「フッハハハハハッ····使命?正義?」

フェンリル「それで力の差を埋めると?」

フェンリル「愚かな騎士どもだッ!」

ガウェイン「いくぞッ!」ダンッ、タッタッタ···

ケフェウス「派手に決めるッ!」ダンッ、タッタッタ···

デフティロ「この命、天に預けたッ!」ダンッ、タッタッタ···

ガゼリオル「これで···新入りに自慢できるッ!」ダンッ、タッタッタ···


209 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/30(火) 09:11:13 OVB09uD.
〜一方、俺兄博士達は〜

バジリスク(キマイラ)「ハッハッハ!死ねぇッ!」シャキーン、ピュピュピュン

ヒュヒュヒュン···ズサズサズサ···

ペルチェ「(ヤマアラシの能力ね····)」タッタッタ···

俺兄「(あの針に当たったら···まずいッ!)」タッタッタ···

バジリスク(キマイラ)「全方位の攻撃を避けられるか?」シャキーン、ピュピュピュン

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュン···

俺兄「コードALPHAッ!」ニンショウシマシタ···アルファキドウ···

ブゥーン、ビュガチャ···プシュー、キュイウィーン···

俺兄「···リフレクトシールドッ!」グワァングワァングワァン···

キィンキィンキィンキィンキィンキィンッ···クルックルックルックルックルッ···

ビュビュビュビュビューン···

バジリスク(キマイラ)「針を跳ね返しただと···!」


210 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/30(火) 15:15:44 OVB09uD.
ズサズサズサッ!

バジリスク(キマイラ)「グフゥゥッ····」ポタポタ···

ペルチェ「モラッタァァァッ!」バボォォォ···

ペルチェ「<双ノ一閃>ッ!」ジャキン、ビュゥーン···

バジリスク(キマイラ)「何ッ!···とでも?」クルッ、ズシンズシン···

バジリスク(キマイラ)「<ψデストラクト>ッ!」ゴォゴォゴー····バシュゥーン!

ペルチェ「キャアアアアアアッ!!」ドカーン!

ポタポタ···

ペルチェ「私が負けるなんて、そんn···」バタン···

俺兄「ペルチェッ!····クッ、何て力だ···!」ザッ

バジリスク(キマイラ)「さぁ、博士よ···次はお前だ」ズシンズシンズシン···

バキュバキュバキューン!

ポロポロポロ···ガチャ···バキュバキュバキューン!


211 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/30(火) 15:30:07 OVB09uD.
バジリスク(キマイラ)「この弾丸は···ガルム···」クルッ、ズシン···

ガルム「私はまだ死なない···」ガチャ、ガシュン···

ガルム「博士、あんたはペルチェ達と先に行って···」スタスタ····

俺兄「···分かった、頼んだぞッ!」クルッ、タッタッタ···

ガルム「因縁の対決と行きましょうか···」タッタッタ···

バジリスク(キマイラ)「よかろう、決着をつけてやるッ!」ズシンズシンズシン···

〜異世界·ヴェルジャミオガ〜

ダルガム「<風雅空礼>ッ!」ヒュー···

天神官a(虎)「小娘ッ!いきがるなよッ!」ガォーン

天神官b(鷹)「我らの力見せてやるッ!」ピューン

天神官a・b「ハァァァァァァッ···行くぞッ!」ピカァ-ン


212 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/30(火) 22:56:59 OVB09uD.
天神官a(虎)「刃獄···」

天神官b(鷹)「···外輪ッ!」

天神官a・b「ハァァァァァァッ!」バチバチ···

ダルガム「グフゥゥ···!!」ドゴォゴォーン···ズシャン···

ジャヴェル「やはり、簡単には倒せないか···」ジャキン、ボォボォボォウ···

俺(平穏)「こりゃ···骨が折れるぜッ!」タッタッタ···ジャキン

ゼムルフォ「サポートは任せてください···」タッタッタ···ブゥン、カァーン···

パラパラ···ムクリ···

ダルガム「クソッ·····翼が顕現できねぇ···」ポタポタ···

ダルガム「···しゃあねぇ···あいつらに任せるk···」ガクッ、バタッ···


213 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/31(水) 10:08:02 RJxUvJJU
〜第一支部地上ゲート〜

僕「···ウーン···」ムニャ···パチリ

僕「傷は癒えているようだ···」

僕「ハッ、そうだ···戦況は···」チラッ···

メイド「···お目覚めですか、主様」ヌッ···

僕「わぁッ!···ビックリした···」

メイド「主様も加勢されたほうがいいかと」ポタポタ···

僕「メイドさん、その怪我は···!」

メイド「大したことはありません···」ポタポタ···

メイド「私の心配はいいです···早く、
       他の騎士に加勢してください····」ポタポタ···

僕「傷ついた仲間を置いて戦えないよッ!」

僕「(けど、僕には治癒の技は使えない···)」

僕「どうすれば·····」


214 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/31(水) 10:22:18 RJxUvJJU
ポンッ···

???(1)「彼女の傷は私達が治す···」

???(2)「アンタは加勢に行きなさいッ!」

僕「あなた方は一体···」

???(1)「私は俺兄···君達を助けに来た」

???(2)「私はペルチェよ」

???(3)「···プロト···です···」キュイ、ウィーン

僕「もしかして、あなた方が組織を裏切った···」

メイド「らしいですね···ゼムルフォの言っていた」

プロト「······」コクリッ···

ペルチェ「プロト、あんたはホント人見知りね···」


215 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/31(水) 10:31:32 RJxUvJJU
俺兄「合流できてなによりだ」

俺兄「やっと、コレを君に渡せる···」キラキラ···ピィーン

パシッ

僕「これが···“円環の結晶”ですか」ジィ···

俺兄「君の助けになるはずさ···さっ、ボヤッとせず」

俺兄「加勢に行きなさいッ!」

僕「はい、ありがとうございますッ!」クルッ、ピョンピョンピョーン···

______

____

__

ガウェイン「···········」

ケフェウス「···········」

デフティロ「···········」

ガゼリオル「···········」

フェンリル「フゥゥゥ····今止めを指してやるぞッ!」ジャキン、ビュゥーン!


216 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/31(水) 14:39:55 RJxUvJJU
キィン!

シュタ···ジャリィ···

フェンリル「<カドゥケウス>か···邪魔だ」

僕「ガウェインさんたちは死なせない···」ジャキィン···

フェンリル「ほう、ならば我を倒してみろぉぉぉぉッ!」ダンッ、ヒュゥン···

僕「鎧よ、騎士に力をッ!」ブレイクパラディン!クリムゾン!

ガチャガチャ···ガシュゥン···ダンッ、クルクルクルッ···

僕「···玄焔····卍斬ッ!」クルクルクルッ、ザシュンザシュンザシュン···

ヒュヒュヒュー、ボォボォボォウ···

フェンリル「焔など···フゥゥゥンッ!」グワァングワァングワァン!

ジュゥージュゥー、プスプス···

僕「焔をいなしている····!」

フェンリル「貴様の焔はヌルイな···我が真の焔をみせてやる」


217 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/31(水) 20:39:56 RJxUvJJU
〜第四支部〜

麒麟「てぇぇぇえいッ!」ブゥンブゥン···バキィーンバキィーン!

ルミヤ「戦斧を振り回すだけで···!」ピョォン···

ヴァリル「···侮れないねッ!」ピョォン···

麒麟「スキありですッ!」ブゥンブゥンブゥン···

麒麟「とりゃぁぁぁぁッ!」ブゥンブゥンブゥン···ヒュゥー

麒麟「<堕蓮暴秋>ッ!」バゴォォォォン!

キキュィイーン!

麒麟のオーラが二人に向かう!

ルミヤ・ヴァリル「キャアアアアアアアアッ!」ドカーン、ドカーン····

カツカツ···

麒麟「·····終わりですッ!」ブゥン!

ピロロロロロロロ···ピロロロロロロロ···


218 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/31(水) 20:54:36 RJxUvJJU
麒麟「何ですか···こんなときに···」ピッ

麒麟「もしもし?」

???『初めまして、麒麟···』

麒麟「あなたは誰···何のようですか?」

ガルーダ『私は“ガルーダ”···君に組織を抜けて貰いたいんだ』

麒麟「私が組織を裏切る理由はないです···切りますよ」

ガルーダ『待て···今の君は死んだ仲間を救いたいんじゃないのか?』

麒麟「!!何故それを!」

ガルーダ『私は元“魔神将”だからね···
       元仲間が死んだことぐらいすぐに感じ取れるさ·····』

ガルーダ『君に提案なんだが···死んだ仲間を蘇らせるかわり···』

ガルーダ『組織を裏切って貰いたい···』


219 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/31(水) 21:13:57 RJxUvJJU
ガルーダ『君が完全に裏切った証拠として···』

ガルーダ『そこにいる二人を見逃してくれ』

ガルーダ『そうすれば、死んだ仲間をまず一人蘇らせてやろう』

麒麟「チィッ····分かりましたよ」

麒麟「そこのお二人さん···見逃しますから」

麒麟「早くここから立ち去ってくださいッ!」

ルミヤ「なっ···!」

ヴァリル「ルミヤ、逃げるぞ···」ヒュゥン···

ルミヤ「···仕方ないわね」ヒュゥン···

ガルーダ『こちらから確認した···
約束どおりまず一人蘇らせてやろう···』

サラァサラァ···シュゥゥ···

麒麟「メデューサの砂が···!?」


220 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/31(水) 22:23:21 RJxUvJJU
〜虚無の世界〜

バリガウル「·····ウッ、ここは····」パチリ···

エクス「今度は君が死んだのか」

デウス「これで二回目の騎士死亡だな」

バリガウル「そうだった···俺様はアルラウネとの戦いで···」ユラユラ···

バリガウル「頼むッ!俺様を生き返らせてくれッ!」ユラユラ···

エクス「無理な相談だな···死者を蘇らせる力は我々にはない」

デウス「“円環の結晶”はもうここにないからな···」

バリガウル「だったら、持ってる奴を···」ユラユラ···

エクス「無駄なことだ···もうお前は蘇らない」

デウス「いくら、“円環の結晶”といえど限度がある」

エクス「今は“円環の結晶”全てがその限度を過ぎてしまった···」

バリガウル「だが、俺様は···!」ユラユラ···

エクス「気持ちは分かるがもうどうにもならんことだ」

エクス「···諦めることだな···<バリガウル>よ」クルッ···スタスタ···


221 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/12/31(水) 22:35:07 RJxUvJJU
デウス「·····」クルッ、スタスタ···

スタスタ···スタスタ···

エクス「やはり、こうなる運命か···何度繰り返しても」

デウス「<彗刃>を倒す騎士は十三人揃わない···」

デウス「<カルディア>や<エクラヴィア>は
      ある程度時間に干渉をしているから問題ないが」

エクス「リセットして記憶がない騎士は問題があるな」

エクス「<彗刃>に滅ぼされた未来を変えるために
     数百回も時間のリセットをしてきたが」

デウス「···今回も世界は滅ぼされるようだな」

???『諦めてはいけませんよ···お二人とも』

エクス「<マキナ>か···」

デウス「時空の狭間にお前はいつまでいるつもりだ···」

デウス「もう戻ってきたらどうだ···
     我々が干渉しても歴史は変えられんからな」


222 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/02(金) 20:32:06 9bmZhQOk
エクス「我々の力をもってしても···」

デウス「運命に抗うことはできんのだ」

マキナ「それでも···私は諦めません···」

マキナ「“カドゥケウス”がいる限りは···絶対にッ!」

エクス「そこまで言うなら···どこまで騎士     
        が戦えるか試すことにしよう」

デウス「結果がどうなるか···期待しているぞ」

マキナ「ありがとう···」フッ···

エクス「我々は観測に戻るとしよう···」スタスタ···

デウス「···戦況はどうなっていることやら」スタスタ···

〜ガルムvsバジリスク〜

ガルム「ウオラァァァァァッ!」バキュンバキュンバキュン···

キィゥンキィゥン···ポロポロン···

バジリスク(キマイラ)「貴様の銃はこの程度か?」ズシン···


223 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/04(日) 23:41:36 VkXN4KeY
バジリスク(キマイラ)「ただの鉄屑に過ぎんなッ!」ズシン···

ガルム「···そう?よく弾丸をみなさいよ」ニヤリ···

プシュ-プシュ-···バチバチ、バァァァァァァァァン!

バジリスク(キマイラ)「結界を我の周りにはったのか···!」

ガルム「···じっくりいたぶるわよッ!」タッタッタ···ガチャガシュン···ダンッ

ガルム「···Δストレンジッ!」バキュンバキュンバキュン!

ヒュヒュヒュン、グワァングワァングワァン!


224 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/06(火) 20:09:50 Zk77xuuo
弾丸の軌道が変わる···そして

ビュゥゥン···ビュゥゥン···

バジリスク(キマイラ)「弾丸が結界内で跳ねている···!」ビッビッ···ポタポタ···

ガルム「その大きさじゃ···避けることはムリよ」

ビッビッ···ポタポタ···

バジリスク(キマイラ)「ムゥゥゥ···こしゃくな···」ビッビッ···ポタポタ···

バジリスク(キマイラ)「(···この姿ではダメージは確実···だが、
            結界は破壊できなくなる···)」

バジリスク(キマイラ)「···よく考えた手だな」

ガルム「当然よッ!···私の怨みは深いからねッ!」ガチャガシュン···

〜第一支部地上ゲート〜

フェンリル「貴様の焔はヌルイな···我が真の焔を見せてやる」

フェンリル「<πプロミネンス>·····ダァァッ···デイヤァッ!」タッタッタ、ボォォォウ!


225 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/07(水) 16:11:21 G.3YlJtk
ボォォォウ···バシュゥン···ヒュヒュヒュゥーン!

巨大な焔の弾が僕に向かう!

僕「(···避けないと···)」ヒュゥン···ヒュゥン···ヒュゥン···

フェンリル「貴様が焔を避けるなど不可能だッ!」

ボォォォウ、ヒュゥン···ヒュゥン···ヒュゥン!

僕「なッ!?焔が瞬間移動についてくる!?」ヒュゥン···ヒュゥン···ヒュゥン···

フェンリル「我の制御がある限りは
         焔は貴様を燃やすまで消えん!」

僕「何だと!(···まずい、体力が切れれば···どうする)」ヒュゥン···ヒュゥン···ヒュゥン

フェンリル「早く諦めろ···そのほうが身の為だ」


226 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/08(木) 22:25:11 es0Q2RRE
僕「(···状況を打開するには···“ドラグーン”
      になるしかないのか?)」ヒュゥン···ヒュゥン···ヒュゥン···

僕「(でも、それは<戦刃>に
      近い存在になるということ)」

僕「(暴走すれば危険だ···ここには
      ガウェインさん達もいるし···)」

僕「(だとしたら···あの技しかない···!)」

〜異世界・ヴェルジャミオガ〜

天神官a(虎)「邪魔者は排除するッ!」ジャキン、スパーン!

俺(平穏)「邪魔者はアンタだッ!」ジャキィン、ザシュ!


227 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/09(金) 17:19:14 lAD34mEA
ジャヴェル「神官殿···倒させてもらうッ···!」ジャキィン、ボォォォウ!

天神官b(鷹)「今の儂は倒せぬわッ!」バサッバサッ···ビュゥゥン!

キィンキィン···ピカァンピカァン···

ゼムルフォ「実力はほぼ互角みたいですね···」

ダルガム「このままじゃ···共倒れだろ···
      オレもすぐ戦いに·····ウッ!」ズキズキ!

ゼムルフォ「さっきの技で傷は深いはずです···ダルガムさんは
        傷が癒えるまで安静にしてください」

ダルガム「なら、オマエが代わりに戦ってくれるか?」

ゼムルフォ「ええ、もちろんッ!」

ダルガム「それなら···この剣を貸しておくぜ···」スッ、ジャキィン···

ゼムルフォ「ありがとうございますッ!」ギュ、ジャキィン···

ダルガム「早くアイツらの加勢を···」ピシッ

ゼムルフォ「承りました···」ダンッ、タッタッタ···


228 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/09(金) 22:44:54 lAD34mEA
〜第一支部地上ゲート〜

ヒュゥンヒュゥンヒュゥン···ピタッ

僕「·····」

フェンリル「ようやく、止まったか···ならばッ!」

フェンリル「貴様に死をプレゼントだッ!」パチン···

指が弾かれると同時に焔が彼に向かう···。

ボォォォウ、シュパァァァン!

僕「···フゥー···(まだだ···焔をギリギリまで惹き付けて···)」

ボォォォウ···ビュゥゥン···ビュゥゥン···

僕「(今だッ!)···ハァァァァァッ!」パァン!カランカラン···

彼は鎧を勢い良く飛ばした!

焔を吸い込み、鎧は彼を守る···その動きは生物のように
しなやかで道具だとは思えなかった···!


229 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/10(土) 17:45:02 xRqGmp7w
フェンリル「バカなッ!?鎧がしなやかに
         動くだと!あ、ありえんッ!」

僕「普通はね···でも、貴方は焔を
       しなやかに動かせるはずだよ?」

フェンリル「!!···そうか、我の<πプロミネンス>を真似て!」

僕「そう···極限の焔を身体から放出させて
     鎧に焔を纏わせれば···同じだよ」

フェンリル「我としたことが···だが、鎧が焔を吸収するだけで
       貴様が我に攻撃をすることは不可能だな!」パチン!

ボォボォボォ···

フェンリルは再び、焔を作り出す···。

フェンリル「貴様が焔を吸収できようと関係ないッ!」

フェンリル「我は無限に焔を作り出す···!」バシュゥバシュゥ···

僕「(···敵は恐らく、焔を吸収できる
      時間制限に気づいている)」

フェンリル「(···鎧の焔を制御するということは並みの
       集中力ではない···一瞬でも集中が切れれば)」

フェンリル「(鎧を纏っていない奴の死は“確実”···!)」


230 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/10(土) 23:06:27 xRqGmp7w
〜第五支部〜

パチリ···ギィバタン!

アルラウネ「ハァ····ハァ····」ポタポタ···

???「お目覚めですか···“アルラウネ”···」

アルラウネ「貴女は···<ベファルーワズ>!」ポタポタ···

ベファルーワズ「よく生きていましたね」

アルラウネ「それはコッチの台詞よ···何で貴女が蘇ったのよ!」ポタポタ···

ベファルーワズ「親切な“魔神将”が蘇生させてくれましたから」ニコッ

アルラウネ「そんな能力を持つ奴はいないわよ!?」

ベファルーワズ「あれれっ···?おかしいですね···」

アルラウネ「何て名乗ってたのソイツは」

ベファルーワズ「確か、“ガルーダ”とかいってました」


231 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/11(日) 09:27:49 J9qRv4ig
アルラウネ「“ガルーダ”ッ!?嘘····!」

ベファルーワズ「何を驚いてるんですか?」

アルラウネ「(···彼女はもうとっくに死んだはず!)」

アルラウネ「(いや···誰かが演じてるだけかも····)」

ベファルーワズ「(····本物の“ガルーダ”、約束は守りましたよ)」

〜第四支部〜

麒麟「メデューサの砂が····!?」

サァァッ····バシュゥバシュゥ!

メデューサ「······」ガクッ、バタン·····

麒麟「メ、メデューサさんッ!」

ガルーダ『約束どおり、蘇らせた····』

麒麟「あ、ありがとうございます···」

ガルーダ『···では、また····』

プツッ、ツーツー···


232 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/11(日) 21:12:34 J9qRv4ig
〜ガルムvsバジリスク〜

ビッ、ビッ、ビッ···ポタポタ···

バジリスク(キマイラ)「グフゥゥゥッ!」ポタポタ···

ガルム「そろそろ終わりよッ!」バキュバキュバキューン!

ビュゥゥン!ズタズタズタズタッ、ビッ、バシュゥゥン!

バジリスク(キマイラ)「グワァァァァッ!!!!」

バジリスクの血が勢いよく飛び散る···。

シュゥゥゥッ、ガクッ···

バジリスク「ゴハァッ····」ビチャビチャ···

カツカツ···カツカツ···ピタッ···

ガルム「·······」

バジリスク「···悔いはない···止めを指せばいい···」

ガルム「···ハァ···別に殺すつもりはないわ···
     私のポリシーは“目には目”をだからね···」

ガルム「ガルーダの姉御が生きてる以上はアンタを
      殺しはしない·····それだけだから」クルッ、カツカツ···


233 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/13(火) 16:55:06 XQyYMpdg
バジリスク「·····相変わらずか、ガルムよ」

バジリスク「我を生かしたことを必ず後悔するだろう···」

〜異世界・ヴェルジャミオガ〜

ジャヴェル「トリャアアアアアッ!」ピキィン!バシュゥゥーン···

ボォボォボォウ···ザシュン!

ジャヴェル「烈火···炙業ッ!」

ボォボォボォウ、ジュージュージュー!

プスプス···モクモク···

天神官a(虎)「効くものかァァァァッ!」シュゥゥゥッ!

傷がわずか数秒で治っていく···。

進化を遂げた神官達は魔法なしで
傷を自然回復できるようだ···。


234 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/13(火) 22:18:39 XQyYMpdg
俺(平穏)「(···再生する前にダメージが
         大きければいいはずだが···)」

俺(平穏)「(今の力では、少々不利かもな···!)」ジャキィン···

天神官b(鷹)「クワァッハッハッハッ!
       どうした?傷もつかんぞ?」バサッバサッ···

〜僕vsフェンリル〜

僕「ダァァァァァァァッ!」

シュゥゥゥッ···ボォボォボォウ···

フェンリル「それそれッ!」ヒュヒュヒュゥ···ボォウ!

バシュゥゥーン、バァァァン!

ケフェウス「彼は“ドラグーン”による暴走を恐れている···」

ガウェイン「そうか···新入りは俺達に気遣いを···」

デフティロ「ッたく···お人好しだな···」

ガゼリオル「ああ、仲間を守ることを
        優先するんだからな···」


235 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/14(水) 22:14:19 TevzxuD6
\オーイ、シンイリッ!/

僕「はい?」

\オレタチハダイジョウブダ!/

僕「いや、でもッ!」

バサッバサッ···

メイド「主様、お気になさらず···
    敵を倒すことに集中してくださいッ!」バサッバサッ···

僕「みんな・・・分かったよッ!」スッ、キラァーン···

僕「(···意識を円環の結晶に集中させる···)」バシュゥゥ···

僕「(なるのは···ドラゴンじゃなくて、“龍騎士”だ···)」ジィジィ···

バシュゥゥーン、バァァァン、バォォォォウ!

フェンリル「それが“ドラグーン”か···」

僕「そうさッ!・・・フェンリル、これで終わりだよッ!」ジャキィン!


236 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/15(木) 17:15:02 6j102I1o
〜第四章完結〜

次回予告

ガルーダ「これでよかろう・・・」

メイド「ええ、ありがとう」

ベファルーワズ「最終準備にとりかかりましょう・・・」

僕「騎士が···消えるのかッ!?」

首領「全ては余の思惑通りッ!」ニヤッ···

アルヴェジス「ここまでは順調だな・・・あとは」ジャキィン···

アルヴェギヤ「···“カドゥケウス”···待っていろ···」

???「世界を我が手にッ!」


237 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/15(木) 19:01:18 fRrwHXyE
なにこれリアル黒歴史ノート?


238 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/18(日) 22:32:16 1Zu1Ww4g
〜第五章『彗刃と龍神』〜

僕「これで終わりだよッ!」ジャキィン!

バサッバサッ···ビュゥーンビュゥーンビュゥーン···

フェンリル「(···目視できんッ!恐るべきスピードだ···)」クルッ···

ビュゥーンビュゥーンビュゥーン···

僕「(···まだだ、もっと加速して···)」ビュゥーン···

ビュゥーンビュゥーンビュゥーン···バシュオゥーン!

バシュオゥーンバシュオゥーンバシュオゥーン···ピカァン!

僕「(···フェンリルを叩き落とすッ!)」バシュオゥーン···

バシュオゥーンバシュオゥーン、ビュゥゥゥーン!

フェンリル「(超加速による激突か···!)」

僕「ハァァァァァァァァァッ!!!」ザシュン!

フェンリル「グハァァァァァァッ!!」カァ···キランキラン···ピカァン···バボカァァァーン!


239 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/20(火) 17:06:29 pGBCh2es
ビュゥゥゥーン···バサッバサッ···

僕「終わりだよ···」クルッ···

バチバチ···

フェンリル「オノレェェェェェェッ!!」バブォカァァァーン!

バサッバサッ···シュタ···

僕「(···“ドラグーン”の力が結晶に戻っていく···)」シュゥ···

シュゥ···キラン···

\オーイ、シンイリィッ!/

タッタッタ···


240 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/01/24(土) 23:22:00 pooW5ND.
_______

____

__

ピロロロロロ···ピロロロロロ···

ガルム「もしもし?」

メイド『久しぶり、ガルム···』

ガルム「!姉御なの!?」

メイド『・・・頼みがあるの・・・
    今すぐ、ジャヴェル達と合流して・・・』

ガルム「え、なんで?」

メイド『天神官が・・・』

ガルム「分かった···姉御が言うならッ!」

メイド『頼んだわ・・・』

ガルム「あっ、待ってッ!···」

プッ、ツーツー···

ガルム「帰ってきたら、問い詰めてやるッ!」


241 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/01(日) 07:08:20 /V76IhZQ
メイド「(ここまでは···エクラヴィアとの打ち合わせどおり)」

メイド「(···後は“マキナ”を連れてきてもらえれば)」

メイド「主様、ここからは別行動にしてもらえないでしょうか?」

僕「いいけど・・・大丈夫なの?」

メイド「はい、ご心配なくッ!」

僕「ウ〜ン・・・ウ〜ン・・・」

僕「分かったよ・・・メイドさん、気をつけてね・・・」

メイド「ありがとうございますッ!では・・・」バサッ···バサッバサッ···

僕「ハァー···」

ガウェイン「彼女なら心配いらんさッ!」ポン···

ガウェイン「組織を倒しにいくぞ、“カドゥケウス”」タッタッタ···

僕「そうですね···(メイドさん、何処にいくんだろう?)」タッタッタ···


242 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/08(日) 22:03:00 g4EyPaqE
バサバサッ···

メイド「(···さて···)」スチャ、フッ···

メイド「(···“アイツら”は予定どおり、動いてるかしらね···)」バサッ···

________

_____

__


3ヶ月前・・・

メイド「お願い···協力して···」

???(赤)「ガルーダさん···そこまでして何故?」

???(蛇)「···君は消えるんだぞ!それでもなのかッ!」

メイド「覚悟はできてるわ···それに···」

メイド「私が消えれば、歴史は元どおりに···」

メイド「“彗刃”は···この世界から抹消されるんだから···」


243 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/25(水) 08:50:45 MoV7Gx7k
・・・時間には常に分岐点が存在する。

未来に現れるのが“戦刃”か“彗刃”なのか・・・

それを決める分岐点は“彼女”の存在だった。

“彼女”は歴史を歪ませるだろう

自分の友を救うために・・・。

友を救うには巨大な歪みが生じなければならない。

だから、“彼女”は自分の消滅を望んだ・・・。


244 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/26(木) 17:34:29 .Be5sVnU
孤児「それで、彼女はどうなったんですか?」

戦士「続きはまた明日だ・・・」バタン···

孤児「ええぇ・・・続きしりたいぃ・・・」

戦士「楽しみはとっておけ・・・じゃあな・・・」キィ、バタン···

戦士「(ガルーダ、約束は果たせそうだ・・・)」カツカツ···

戦士「(忘れられない・・・君との約束・・・)」カツカツ···

今、私がいるのは過去の世界・・・彼女は孤児だった。

彼女は戦いとは無縁のごく普通の少女・・・。

未来の彼女は私にこう言った。

「自分の運命を変えてくれ」と・・・。


245 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/26(木) 18:48:25 .Be5sVnU
現代・・・

首領「・・・来たか」クルッ···

僕「首領、お前の野望もここまでだッ!」

首領「お仲間はどうした?」ニヤッ···

僕「何ッ!?」クルッ···

ガウェイン達「」カチカチ···

僕「一体、何がッ!」

首領「時を止めたのだよ・・・」

僕「なら、お前を倒して救うだけだッ!」

首領「フフフッ・・・無駄だな・・・」


246 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/27(金) 21:21:02 Rs7WfCOM
首領「君の身体は限界を迎えたからな」

僕「グォッ・・・!!」ザキュシュゥ···!

ピトピト···ガクッ···バタリ···

僕「そんな・・・不死身の僕がなんで・・・ゴハァ!」ピトピト···

首領「不死身?そんなことを誰が言った?」

首領「・・・悪いがそれは余の広めた嘘に過ぎん」

僕「グッ・・・ゲホゲホッ!」ポタポタ···

首領「時間切れだな、“カドゥケウス”」

首領「見ていろ・・・お仲間が無惨に死ぬ様をな・・・」バチバチ···

首領「ヌゥゥゥゥゥンッ!」バシュバシカシュン!

僕「ヤメロオオオオオオウッ!!!」

グシャン···サラァサラァッ···シュゥゥゥゥッ···

僕「ウワアアアアアアアアアアッ!!!」


247 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/01(水) 11:08:45 T3R0pYxI
無抵抗のまま、彼らは灰とかしたのだ・・・。

僕「・・・許さないッ」ポトポト···

僕「お前だけは・・・絶対に許さないッ!」グッ···ギリィ···

首領「ほう・・・いい目だな・・・」

僕「ハアアアアアアアアッ!!!」ダンッ!···タッタッタ···

僕「ドリャアッ!ドリャアッ!」ザシュンザキュジャン···

首領「・・・」ヒョイヒョイ···

僕「ドオリャアアッ!!」バシュンバシュン···

首領「・・・」バシッ、バシッ、バシッ···

僕「(何故だッ!?攻撃が当たらないッ!)」ギリィ···ジャリリリィ···

僕「(クソッ!・・・押されているッ!)」ジャリリリィ···

首領「・・・どうした?」ドガァドガァ···

首領「この“程度”か?」ドガァァン!

僕「ゴハァッ!!」ブシャァァァァッ···ドゴーン!


248 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/04(土) 18:58:08 0PgIJsSY
僕「グッ・・・」ピトピト···

カツカツ···カツカツ···

首領「・・・終わりだ」ブンッ!

僕「グァァアアアアアアアアッ!!!」ブシャブシャァァァァ···

僕「」ドサン···タラタラ···

首領「あっけないものだな・・・」スゥー···カチャ···


249 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/04(土) 19:40:14 0PgIJsSY
シシュム「おめでとうございます・・・」パチパチ···

天神官a「これで、我々は世界の覇者に・・・!」パチパチ···

天神官b「素晴らしいッ!」パチパチ···

首領「いまこそ、彗刃復活の時だッ!」

部下一同「偉大なる我が組織に栄光をッ!」ピシッ···

かくして、円卓の騎士はほぼ抹殺された。

彗刃復活はもはや止められない・・・。

残された者達はどうするのだろうか?

バタン···

孤児「騎士は死んじゃったんですか?」

戦士「大丈夫さ・・・意思を継ぐ者がいる・・・」ナデナデ···

孤児「気になるゥゥ・・・続き知りたいッ!」

戦士「それは・・・また明日だ・・・」


250 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/04(土) 19:59:48 0PgIJsSY
ギィ···バタン···

戦士「(昔話をすると古傷が痛むな・・・)」ズキズキ···

戦士「(首領に倒された後か・・・懐かしいな)」ズキズキ···

円卓の騎士は死後、“虚無の世界”へと飛ばされる。

魂は永遠に安らぎを与えられることはない。

修羅となり、そこで永遠に戦い続けるのだ・・・。

戦士「(あの奇跡が起こらなければ・・・)」

戦士「(・・・私も修羅になっただろう)」

カツカツ···カツカツ···


251 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/05(日) 11:13:41 0CJvIy4E

_______

_____

__

パチリ···

僕「ここは・・・」

カツカツ···

「お目覚めか」

僕「ここはどこなんですか・・・僕にはまだやるべきことが・・・」

「やるべきこと?・・・プッ、クッハッハッハ!」

僕「な、何が可笑しいッ!」

「死人に何が出来る?」

僕「死人?僕は生きているッ!」

「自分の身体はよくみろ・・・」


252 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/11(土) 12:48:41 x/v872X.
スゥ、カッ、スゥ、カッ···

僕「これはッ!?(身体が透明に···!!)」

「理解したか···オマエは“死んだ”のだ···」

僕「それじゃ・・・世界はどうなる・・・」

「世界は滅び···新たな世界が誕生するのさ···」

僕「クッ・・・あのとき···勝ってさえいれば···」

「・・・」

僕「僕は···どうしたらいい···」クシャクシャ···

「そんなに・・・世界を救いたいのか?」

僕「出来ることなら···けど···」


253 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/14(火) 17:26:53 m.qefeR2
僕「・・・方法はあるのか?」

「簡単だな・・・オマエが蘇ればいいだけだ」

「かつての仲間を葬ることで・・・!」スゥッ···

僕「何ッ!?どういう意味だッ!」

「こういうことさッ!!」スゥッ、パチン!

ブワァーン···ガチャン···ガチャン···

僕「嘘だろ・・・」

指をならし、魔法陣から現れた騎士は・・・

ガチャン···ガチャン···

ガウェイン「・・・」ガチャン、ピタッ···


254 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/17(金) 21:55:23 7CjyQNtE
僕の目に映るのは死んだガウェインさんだった・・・。

『運命は残酷なもの』だとこのとき、僕は悟った。

・・・姿なき声の主は本気で彼らを殺せと言う。

僕はまだ、彼らを殺す覚悟がないと言った。

すると、姿なき声の主は言う。

「なら、君は此処で消えるんだね?」パチン!

指を弾く音と同時に『ガウェインさんだった者』は

活動を開始した・・・!

ガチャン、ガチャン、ガチャン···


255 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/17(金) 22:22:48 7CjyQNtE
ガチャン、ブゥーン、パシッ···

ガチャン、ガジャンガジャンガジャン!

槍を手に持ち、彼は僕に向かってくる。

ガジャンガジャンガジャン···

その姿は野生の虎のようだ。

生前からの鋭い眼光は変わらず、魂の欠片は感じない。

野生の虎なのだと・・・。

今の彼らを・・・そして世界を救うには・・・

『答えは一つしかない』

とうとう、僕は決心が着いた。

ガジャンガジャンガジャンガジャン!ブゥーン、バスゥゥゥン!!

僕「彼らを倒すッ!一人残らず・・・!!」ジャリィ···ポタポタ···

僕「フゥンッ!」バキバキ···カランカラン···

槍をへし折り、彼の態勢は崩れる。


256 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/04/17(金) 23:10:05 7CjyQNtE
僕「ダァァァッ!」ドガシャァッ!

拳が直撃し、彼の身体は灰に・・・。

サラサラ···ガチャン、ガチャン···サァァ···

僕「ハァハァ···足が肉身を得ていく・・・!」パァァ···

「おめでとう、君は足を手に入れたんだよ」パチパチ!

僕「そうか、彼らを葬ることで肉体が戻るのか!」

「君が倒さなければならない騎士は
 あと、10人・・・精々、頑張ってね♪」スゥッ···

そういうと、声の主は消えた。

バタン···

戦士「今日はここまでだ・・・」

戦士「・・・んじゃな、また明日・・・」ガチャ···フリフリ···

孤児「おじさん、ありがとーッ!!」フリフリ···

ガチャ、バタン···カツカツ、カツカツ···


257 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/04(月) 21:42:18 taJvalFA

________

_____

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死んでから、どれくらいたったのか・・・。

僕はただ、無我夢中で他の騎士を葬り続けていた。

・・・罪悪感を感じていないわけではなかった。

しかし、もう一度生きたいという思いに逆らうことは出来なかった。

僕には・・・分からない・・・自分が“正義”であれるのか。

答えはまだ、見つからない・・・。


258 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/05(火) 10:09:17 4amqkW4U
皮肉にも最後の二人は・・・

ダルガム「グォォオォオォオオオオン···」バサバサッ···

ジャヴェル「フゥゥゥヌァァァァ!」ボゥボゥ···

かつての友と師匠であった。

僕「(二人が敵か・・・それでも・・・)」

僕「斬るッ!斬ることでしか道は拓けないッ!」ジャキ···

僕「ウオオオォォォォッ!」タッタッタ、ズバァン!

ジャヴェル「ヌァァァ···グレンムソウ···」バチバチ、ビューンビューン!

ドシュドシュドシュ!カァンカァンカァン···

僕「(攻撃の隙がないッ!)」ズバァ、ズバァ···

ジャヴェル「ヌァァァァァァァァァッ!」バシュボガバシュボガ!

ドカーンドカーン!!

僕「グァァァァアアアッ!」

ガクッ···ドサッ、ジュウウウウウッ···

僕「ウッ、グッ・・・」


259 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/05(火) 22:54:56 4amqkW4U
バサバサッ、ピキィーン···

ダルガム「···フウガ···クウレイィィィィィ···」ズゥンズゥン!

ダルガム「グオオオオオオオンッ!」ブゥッ、ビュビュフビュビュゥーン

僕「ウワアアアァァァァァッ!」ヒュゥーン···

ドサッ!バキバキッ···タラタラァッ···

僕「ゴハァ···ハァハァ···」


260 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/14(木) 22:39:28 corRapzE
二人は本来の力を存分に発揮している。

だが、負けられない・・・。

決して負けないッ!

鮮血を吐き、意識が朦朧としながらも、

彼は“希望”を捨てない。

僕「僕は・・・」ポタポタ···ヨロヨロ···

僕「この命を懸けて、アンタらを倒すッ!」ジャキ!

彼は微かに残る闘志と力で再び、彼等に挑む。


261 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/16(土) 16:20:07 0a9N/Hl6
僕「ウオオオオオオオオッ!!」ダンッ、タタタタタタ···

ジャヴェル「グオオオオオオオンンン!」ボシュボシュボシュッ!

ヒュゥーバーン!ヒュゥーバーン!ヒュゥーバーン!

僕「こんな炎・・・効くかァァァッ!」タタタタタ···

ジジジジッ···プスプス···

僕「ダアアアアアアッ!!」ジャキ、ザシュン!

ジャヴェル「グゥゥゥゥッ···」シュゥ、サラサラァ···

僕「残りは・・・」チラッ···

バサバサッ、ヒラリヒラリ···


262 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/21(木) 20:57:02 9eOwHqNU
僕「・・・一人・・・」

ダルガム「グオオオオオオオンンン!」ガッ、ズシュゥバサュ···

ダルガム「フウガ···クウレイィィィィィィッ!」ビュウゥゥゥゥゥーン!

僕「(せめて、安らかに眠れ・・・)」タタタタタタタタタタ···

僕「(さよなら、ダルガムッ!)」ブンブンブンブン···

僕「風雅・・・」フォオフォオフォフォウ···ビュウゥゥゥゥゥグルグルグルグル···

ダルガム「グオオオオオオオンンン」ビュウゥゥゥゥゥーン!

僕「・・・旋滅ッ!」グルグルグルグルグルグル!!!!

剣を回転させ、斬撃を飛ばすこの技は・・・

彼が嘗ての友に捧げた花であった。

スパーンスパスパスパーン!

ダルガム「グァァァァァァッ···」シュュュュュウウウウ····サラサラ···

ギュゥ···グッ···ピトン···ポロポロ···

僕「みんなの死は・・・」ポロポロ···

僕「無駄にはしないッ!」グッ···ギュゥ···


263 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/22(金) 21:05:58 m2S4Hlzg
かくして、散っていった仲間の闘志を胸に

彼は戦うこと・・・生きることを誓うのであった。

バタン···

戦士「さて、いよいよ終盤戦だ。」

孤児「彼は犠牲の上に生かされたんですね・・・」

孤児「(なんか、私と似てる···)」

孤児「おじさん、この人って実在したんですか?」

戦士「・・・さあな・・・だが・・・」


264 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/23(土) 16:21:19 IxRTKNLI
戦士「彼の生き様から、学べるものがある。」

戦士「それは・・・“生命の在り方”だろうな。」

孤児「“生命の在り方”?」

孤児「どういう意味ですか・・・」

戦士「いずれ、分かるさ。じゃあな・・・」

ギィ···バタン···


265 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/23(土) 23:08:36 IxRTKNLI
ピチュン···ピチュン···

孤児「フワァー···よく寝た···」ゴシゴシ···

孤児「今日も、野菜の収穫しなきゃ・・・」

孤児「頑張るぞッ!」

ピンポーン···

孤児「こんな朝早くに誰だろ?」スタスタ···

ガチャ···

孤児「どちら様ですか?」

バジリスク「我はバジリスク・・・君をスカウトしにきた。」

これが、彼女とバジリスクの出会いだった。


266 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/05/28(木) 20:55:35 yJJgTB86
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_____

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かつて、一度だけ、円卓の騎士達が世界の覇権をかけて互いに争い

血で血を洗う大きな戦争を起こした。

彼女の故郷はその戦地となり、死者は数えきれないほどであった。

そして、彼女は騎士を怨み、復讐を誓うのである。

・・・未来の分岐点は彼女が復讐をするかどうかである。


267 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/07/12(日) 23:17:12 2Yl1aA.M

・・・予想される未来は3つだ。

一:戦刃が“誰か”と融合して、彗刃となり世界が滅ぶ。

二:戦刃が過去へ行き、世界が滅ぶ。

三:戦刃が死んだ者を世に放ち、世界が滅ぶ。

時間を何千回戻そうと、上のうちどれかの未来が訪れるのだ。

だけど、オレは諦めない・・・希望はまだある・・・。


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